JP7220622B2 - 除湿装置および除湿方法 - Google Patents

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Description

本発明は、気体に含まれる水分を除去する除湿装置および除湿方法に関する。
従来、水電解槽で発生させた水素に含まれる水分を除去するための除湿装置が知られている。この種の除湿装置では、特許文献1に記載のように、水分を吸着可能な吸着剤を収容した除湿器を並列に複数配置し、水素の供給先を交互に切り替えて、1つの除湿器で水素を乾燥しつつ、別の除湿器で除湿性能が低下した吸着剤を加熱乾燥させて再生する。
上述した吸着剤の再生には、吸着剤から放出される水分を同伴・除去するための再生ガスが使用される。この再生ガスとしては、除湿器の切り替え時におけるガス純度の低下を抑制するために、除湿後の乾燥水素(乾燥ガス)が使用される。
特開2013-249488号公報
しかしながら、上述のような従来技術では、吸着剤の再生に使用した再生ガスは大気へ放出される。そのため、再生ガスとして使用した分だけ乾燥水素が減少し、乾燥水素の生産効率が低下するという課題がある。
本発明の一態様は、吸着剤の再生に伴う乾燥ガスの生産効率の低下を抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る除湿装置は、水分を吸着可能な吸着剤を収容し、湿潤ガス供給ラインから供給される湿潤ガスを除湿して乾燥ガスを流出させる第1除湿器および第2除湿器と、前記第1除湿器へ前記湿潤ガスを供給して除湿した後、該湿潤ガスの供給先を前記第1除湿器から前記第2除湿器へ切り替えると共に、該第2除湿器から流出した前記乾燥ガスの一部を前記第1除湿器に収容された前記吸着剤を再生する再生ガスとして前記第1除湿器へ供給するライン切替機構と、前記第1除湿器から流出される、前記吸着剤の再生に使用した前記再生ガスを昇圧する昇圧部とを備え、前記昇圧部によって昇圧された前記再生ガスを、前記湿潤ガス供給ラインへ供給する。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る除湿方法は、水分を吸着可能な吸着剤を収容した第1除湿器および第2除湿器のうちの前記第1除湿器へ、湿潤ガス供給ラインから供給される湿潤ガスを供給し、該湿潤ガスを除湿した乾燥ガスを流出させる吸着工程と、前記第1除湿器へ前記湿潤ガスを供給して除湿した後、該湿潤ガスの供給先を前記第1除湿器から前記第2除湿器へ切り替えると共に、該第2除湿器から流出した前記乾燥ガスの一部を前記第1除湿器に収容された前記吸着剤を再生する再生ガスとして前記第1除湿器へ供給する再生工程とを含み、前記再生工程にて、前記第1除湿器から流出される、前記吸着剤の再生に使用した前記再生ガスを昇圧し、昇圧した前記再生ガスを、前記湿潤ガス供給ラインへ供給する。
本発明の一態様によれば、吸着剤の再生に使用した再生ガスを乾燥ガスの製造に再利用することができる。したがって、吸着剤の再生に伴う乾燥ガスの生産効率の低下を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る除湿装置を備えた水素発生装置を示す概略図である。 上記除湿装置が実施する吸着工程の動作例を示す概略図である。 上記除湿装置が実施する加熱再生工程の動作例を示す概略図である。 上記除湿装置が実施する冷却再生工程の動作例を示す概略図である。 上記除湿装置が実施する昇圧工程の動作例を示す概略図である。 上記除湿装置が実施する並列工程の動作例を示す概略図である。 上記除湿装置が実施する切替工程の動作例を示す概略図である。 上記除湿装置が実施する再生水素タンクを利用した昇圧工程のステップ1の動作例を示す概略図である。 上記再生水素タンクを利用した昇圧工程のステップ2の動作例を示す概略図である。 上記再生水素タンクを利用した昇圧工程のステップ3の動作例を示す概略図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1~図10を参照して説明する。本実施形態では、本発明に係る除湿装置を備えた水素発生装置の一例について説明する。
(水素発生装置の概要)
本実施形態に係る水素発生装置は、水電解槽で発生させた水素および酸素のうち水素を除湿装置へ供給して除湿することにより得られる乾燥水素を製品ガスとして製造する装置である。製造した乾燥水素は、燃料電池その他のエネルギー源等として利用される。本実施形態に係る水素発生装置は、後述するように、吸着剤の再生に使用した再生水素を外部へ排出することなく再利用することにより、吸着剤の再生に伴う乾燥水素の生産効率の低下を抑制する。
(水素発生装置の構成)
図1は、本実施形態に係る水素発生装置1を示す概略図である。図1に示すように、水素発生装置1は、水電解槽2、純水タンク3、酸素気液分離器4、水素気液分離器5および除湿装置6を含む。
水電解槽2は、水を電気分解して水素と酸素とを発生させる。水電解槽2には、該水電解槽2に純水を供給するための純水タンク3が接続される。また、水電解槽2は、酸素気液分離器4と水素気液分離器5とに接続される。水の電気分解によって生じた酸素は、電気分解されずに残った水と共に気液混合水の状態で、水電解槽2から酸素気液分離器4へ供給される。一方、水の電気分解によって生じた水素は、電解反応により固体高分子膜を陰極側へ透過してくる水と共に気液混合水の状態で、水電解槽2から水素気液分離器5へ供給される。
酸素気液分離器4は、水電解槽2から供給される酸素を含んだ気液混合水を、酸素と水とに気液分離する。気液分離後の水は純水タンク3へ供給され、純水として再利用される。一方、気液分離後の酸素は大気へ放出される。酸素を大気へ放出するためのライン(配管)には、該ライン内部の酸素圧力を検出するための酸素圧力計P1が配置される。
水素気液分離器5は、水電解槽2から供給される水素を含んだ気液混合水を、水素と水とに気液分離する。気液分離後の水は純水タンク3へ供給され、純水として再利用される。一方、気液分離後の水素は、水分を多く含んだ湿潤水素(湿潤ガス)である。そのため、気液分離後の湿潤水素は、湿潤水素供給ライン(湿潤ガス供給ライン)L1を介して除湿装置6へ供給され、水分が除去される。
湿潤水素供給ラインL1には、該ライン内部の湿潤水素の圧力を検出するための湿潤水素圧力計P2が配置される。また、該湿潤水素圧力計P2の下流側で湿潤水素供給ラインL1から分枝したラインには、湿潤水素排気弁V1が配置される。湿潤水素排気弁V1は、湿潤水素圧力計P2によって検出される湿潤水素の圧力が異常に高くなった場合、湿潤水素を大気へ放出させる。また、装置停止時等に装置の脱圧を行う場合や、装置運用上の調整、例えば水電解槽2の酸素側と水素側との圧力調整等においても、湿潤水素排気弁V1を開いて湿潤水素を大気へ放出させる。
除湿装置6は、湿潤水素供給ラインL1から供給される湿潤水素を除湿して、乾燥水素(乾燥ガス)を生成する。除湿装置6は、熱交換器61、第1除湿器62、第2除湿器63、再生水素タンク(再生ガスタンク)64、昇圧部65およびリキッドドレイナ(分離器)66を含む。
熱交換器61は、湿潤水素供給ラインL1の途中に配置される。水素気液分離器5が発生させた湿潤水素は、まず熱交換器61により冷却され、水分がある程度除去された後、第1除湿器62または第2除湿器63へ供給される。これにより、第1除湿器62または第2除湿器63における除湿効果を高めることができる。
第1除湿器62および第2除湿器63は、例えば、合成ゼオライト粒子、シリカゲル粒子、活性アルミナ粒子等の水分を吸着可能な吸着剤を収容した吸着塔である。本実施形態では2台の除湿器を備えるが、除湿器の数は3台以上であってよい。
第1除湿器62は、上流側から湿潤水素が供給され、該湿潤水素を除湿した乾燥水素を下流側から流出させる。また、第2除湿器63は、上流側から湿潤水素が供給され、該湿潤水素を除湿した乾燥水素を下流側から流出させる。
第1除湿器62と第2除湿器63とは並列配置され、湿潤水素を交互に除湿する。即ち、除湿装置6は、湿潤水素供給ラインL1から供給される湿潤水素の供給先を、第1除湿器62と第2除湿器63とに切り替え可能になっている。本実施形態では、湿潤水素供給ラインL1からの湿潤水素は、第1自動弁XV61を経て、第1除湿器62の上流側へ供給される。一方、湿潤水素供給ラインL1からの湿潤水素は、第2自動弁XV62を経て、第2除湿器63の上流側へ供給される。
第1除湿器62および第2除湿器63から流出した除湿後の乾燥水素は、乾燥水素供給ラインL2へ流入する。本実施形態では、第1除湿器62の下流側から流出した乾燥水素は、第1逆止弁CV61を経て、乾燥水素供給ラインL2へ流入する。一方、第2除湿器63の下流側から流出した乾燥水素は、第2逆止弁CV62を経て、乾燥水素供給ラインL2へ流入する。
この乾燥水素供給ラインL2には、上流側から、露点温度計T1、製品ガス供給弁V61が配置される。また、露点温度計T1の上流側で乾燥水素供給ラインL2から分枝したラインには、乾燥水素排気弁V62が配置される。露点温度計T1によって検出される乾燥水素の露点温度が、製品ガスの品質基準となる所定の基準露点温度以下(例えば、大気圧露点温度-66℃以下)である場合、該乾燥水素は、製品ガス供給弁V61を経て製品ガスとして装置外部へ供給される。一方、露点温度計T1によって検出される乾燥水素の露点温度が上記基準露点温度より高い場合、該乾燥水素は、製品ガスとしての品質基準を満たさないため、製品ガスとして供給できない。従来、このような製品ガスの品質基準を満たさない乾燥水素は、大気へ放出されていた。これに対し、除湿装置6では、製品ガスの品質基準を満たさない乾燥水素を大気へ放出することなく、後述する再生水素タンク64へ供給する。これにより、製品ガスの基準を満たさない乾燥水素を湿潤水素供給ラインL1へ戻して再利用することができる。
なお、第1除湿器62および第2除湿器63には、それぞれヒータ62a・63aが内蔵される。第1除湿器62および第2除湿器63は、これらのヒータ62a・63aによって水分を吸着した吸着剤を加熱することによって、吸着剤から水分を離脱させて該吸着剤を再生する。
例えば、除湿装置6は、湿潤水素供給ラインL1からの湿潤水素を第1除湿器62へ供給して除湿した後、第1除湿器62から第2除湿器63へ湿潤水素の供給先を切り替え、該第2除湿器63で湿潤水素の除湿を継続する。また、除湿装置6は、第2除湿器63で湿潤水素の除湿を継続しつつ、第1除湿器62に収容される吸着剤を再生する。
具体的には、第1除湿器62に収容される吸着剤をヒータ62aによって加熱すると共に、第2除湿器63から流出した乾燥水素の一部を、上記吸着剤を再生するための再生ガス(以下、再生水素と称することがある。)として使用する。即ち、除湿装置6は、内蔵されたヒータ62aによって第1除湿器62の吸着剤を加熱しつつ、第1除湿器62の下流側から再生水素を導入して、吸着剤から離脱させた水分を再生水素に同伴させることで吸着剤を再生する。
この再生水素は、乾燥水素供給ラインL2に接続された再生水素供給ラインL3を介して第1除湿器62または第2除湿器63へ供給される。再生水素供給ラインL3には、上流側から減圧弁V63および流量調整弁V64が配置される。第1除湿器62へ再生水素を供給する場合、乾燥水素供給ラインL2を流れる乾燥水素の一部が、減圧弁V63、流量調整弁V64および第3逆止弁CV63を経て、第1除湿器62の下流側へ流入する。一方、第2除湿器63へ再生水素を供給する場合、乾燥水素供給ラインL2を流れる乾燥水素の一部が、減圧弁V63、流量調整弁V64および第4逆止弁CV64を経て、第2除湿器63の下流側へ流入する。水分を同伴させて湿潤状態となった使用後の再生水素は、第1除湿器62または第2除湿器63の上流側から流出し、再生水素回収ラインL4を介して再生水素タンク64へ供給される。
再生水素タンク64は、第1除湿器62および第2除湿器63から供給される使用後の再生水素を貯留する。この再生水素タンク64を配置することにより、昇圧部65による急激な圧力変動や流量変動等を回避することができると共に、適切なタイミングで昇圧部65によって再生ガスを昇圧することができる。再生水素タンク64には、該再生水素タンク64の内部圧力を検出するための再生水素圧力計P61が配置される。再生水素タンク64は、乾燥水素回収弁V65が配置された乾燥水素回収ラインL5を介して乾燥水素供給ラインL2に接続されており、乾燥水素が基準露点温度を満たさない場合において、乾燥水素供給ラインL2から乾燥水素が供給される。
この再生水素タンク64は、再生水素排気弁V66が配置されたラインと接続される。再生水素排気弁V66は、例えば再生水素圧力計P61によって検出される再生水素タンク64の内部圧力が異常に高くなった場合、再生水素を大気へ放出させる。
なお、再生水素タンク64の容量を大きくすることで、再生水素タンク64の圧力低下速度が小さくなる。そのため、昇圧部65の運転時間が長くなり、昇圧部65の発停頻度を抑えることができる。また、再生水素タンク64の容量が充分にあれば、装置停止時の脱圧や、差圧調整のための乾燥水素を該再生水素タンク64に受け入れることが可能となり、装置運用上の乾燥水素の排気量を低減することができる。
昇圧部65は、使用後の再生水素を昇圧する。昇圧部65によって昇圧された昇圧再生水素は、昇圧再生水素供給ラインL6を流れて湿潤水素供給ラインL1へ供給される。昇圧部65は、例えばコンプレッサ、ファン等で構成される。
この昇圧部65の吐出圧を、湿潤水素供給ラインL1を流れる湿潤水素の圧力よりも大きくすることにより、再生水素を湿潤水素供給ラインL1へ流入させることができる。昇圧部65の吐出圧を例えば0.8MPag以上とすることで、再生水素を湿潤水素供給ラインL1へ流入させることができる。
昇圧再生水素供給ラインL6は、熱交換器61の上流側に接続される。昇圧再生水素供給ラインL6を介して湿潤水素供給ラインL1へ流入した昇圧再生水素は、水素気液分離器5からの湿潤水素と混合され、熱交換器61により冷却された後、第1除湿器62または第2除湿器63へ供給される。これにより、吸着剤の再生に使用した再生水素を、乾燥水素の製造に再利用することができる。
リキッドドレイナ66は、熱交換器61と水素気液分離器5との間に配置され、熱交換器61で生じた凝縮水のみを水素気液分離器5へ供給する。例えば、水電解槽2における水の電気分解が停止した場合、水素気液分離器5の内部圧力が低くなる。そのため、昇圧部65で昇圧された昇圧再生水素が、凝縮水と共に気液混合状態となって熱交換器61から水素気液分離器5へ流れ込む可能性がある。そこで、熱交換器61と水素気液分離器5との間にリキッドドレイナ66を配置することにより、熱交換器61の上流側が加圧されて昇圧再生水素がリキッドドレイナ66に流入したとしても、凝縮液のみを分離して水素気液分離器5へ供給することができる。
なお、リキッドドレイナ66としては、内部にフロートを有し、気体と液体との比重差を利用して気液分離を行うフロート式のリキッドドレイナ等を好適に用いることができる。
さらに、湿潤水素供給ラインL1には、昇圧再生水素供給ラインL6の接続点と水素気液分離器5との間に湿潤水素逆止弁(逆止弁)V67が配置される。水電解槽2の内部は、固体高分子膜を介して酸素側と水素側とに分かれている。仮に片側の圧力が異常に高くなった場合、上記固体高分子膜が破損する等して水電解槽2に不具合が生じる。特に水電解槽2が停止中は、酸素圧力(酸素圧力計P1)および水素圧力(湿潤水素圧力計P2)は低くなる。このような場合、昇圧部65によって昇圧された昇圧再生水素によって水電解槽2が加圧されて破損しないように湿潤水素逆止弁V67が配置される。これにより、水電解槽2が停止中であっても、吸着剤の再生を継続することが可能となる。
(除湿装置の動作例)
次に、図2~図7を参照しつつ、除湿装置6の動作例(除湿方法)を説明する。本実施形態に係る除湿装置6は、吸着工程、再生工程、冷却工程および塔切替工程を実施する。
図2は、除湿装置6が実施する吸着工程の動作例を示す概略図である。図2では、第1除湿器62が除湿運転中であり、第2除湿器63が運転停止中である状態を示している。
図2に示すように、吸着工程では、湿潤水素供給ラインL1を流れる湿潤水素A1は、まず熱交換器61により冷却されて水分がある程度除去された後、第1除湿器62へ供給される。吸着工程では、第1自動弁XV61が開き、第2自動弁XV62、第3自動弁XV63および第4自動弁XV64が閉じる。これにより、湿潤水素A1は、第1自動弁XV61を経て熱交換器61の上流側へ流入する。第1除湿器62の上流側から流入した湿潤水素A1は、第1除湿器62に収容された吸着剤によって除湿される。除湿後の乾燥水素A2は、第1除湿器62の下流側から流出し、第1逆止弁CV61を経て乾燥水素供給ラインL2へ流入する。
乾燥水素供給ラインL2へ流入した乾燥水素A2は、露点温度計T1によって露点温度が検出され、所定の基準露点温度以下である場合、製品ガス供給弁V61を経て製品ガスとして装置外部へ供給される。
次の再生工程では、除湿装置6は、第1除湿器62の吸着剤に十分に水分を吸着させた後、湿潤水素A1の供給先を第2除湿器63へ切り替えて第2除湿器63で除湿工程を継続しつつ、第1除湿器62に収容された吸着剤を再生する再生工程を実施する。この再生工程は、加熱再生工程および冷却再生工程を含む。
図3は、除湿装置6が実施する加熱再生工程の動作例を示す概略図である。図3では、第1除湿器62が加熱再生運転中であり、第2除湿器63が除湿運転中である状態を示している。
図3に示すように、加熱再生工程では、湿潤水素A1が第2除湿器63の上流側へ供給されると共に、第2除湿器63の下流側から流出した乾燥水素A2の一部が再生水素A3として第1除湿器62の下流側へ供給されるようにラインを切り替える。このラインの切り替えは、第1自動弁XV61、第2自動弁XV62、第3自動弁XV63、第4自動弁XV64、減圧弁V63および流量調整弁V64の開閉を制御することにより行われる(ライン切替機構)。そして、第1除湿器62に内蔵されたヒータ62aをONにして第1除湿器62の吸着剤を加熱しつつ、第1除湿器62の下流側から供給された再生水素A3を流通させることにより、吸着剤を乾燥させる。
具体的には、加熱再生工程では、第2自動弁XV62および第3自動弁XV63が開き、第1自動弁XV61および第4自動弁XV64が閉じる。これにより、湿潤水素A1は、第2自動弁XV62を経て第2除湿器63の上流側から流入する。除湿後の乾燥水素A2は、第2除湿器63の下流側から流出し、第2逆止弁CV62を経て乾燥水素供給ラインL2へ流入する。また、加熱再生工程では、減圧弁V63および流量調整弁V64が開く。これにより、乾燥水素供給ラインL2へ流入した乾燥水素A2の一部が再生水素供給ラインL3へ流れ込み、減圧されて第1除湿器62の下流側へ流入する。再生水素A3を減圧することにより、吸着剤の除湿効果を高めることができる。
このように、加熱再生工程では、第1除湿器62の下流側へ再生水素A3を供給し、内蔵されたヒータ62aによって第1除湿器62の吸着剤を150℃~200℃に加熱しつつ、吸着剤の水分を再生水素A3に同伴させる。これにより、吸着剤を効率的に乾燥させて再生することができる。
続く冷却再生工程では、加熱再生工程により高温になった吸着剤を再生水素A3によって冷却する。図4は、除湿装置6が実施する冷却再生工程の動作例を示す概略図である。図4では、第1除湿器62が冷却再生運転中であり、第2除湿器63が除湿運転中である状態を示している。
図4に示すように、冷却再生工程では、第1除湿器62に内蔵されたヒータ62aをOFFにして、第1除湿器62に再生水素A3を流通させ続ける。これにより、第1除湿器62の内部は、再生水素A3によって冷却される。
上述した再生工程では、水分を同伴させて湿潤状態となった使用後の再生水素A4は、第1除湿器62の上流側から流出し、再生水素回収ラインL4を介して再生水素タンク64へ供給される。そして、再生水素タンク64へ供給された再生水素A4は昇圧部65へ供給される。昇圧部65によって昇圧された昇圧再生水素A5は、昇圧再生水素供給ラインL6を通って湿潤水素供給ラインL1へ供給され、湿潤水素A1と共に、熱交換器61および第2自動弁XV62を経て第2除湿器63の上流側へ供給される。これにより、第1除湿器62の吸着剤の再生に使用された再生水素A4を、乾燥水素A2の製造に再利用することができる。
なお、再生水素タンク64の内部圧力の変動が大きい場合、再生水素A3の流量変動が大きくなる。そのため、昇圧部65は、再生水素タンク64の内部圧力が所定の第1基準圧力値(例えば、0.07MPag)以上になったときに稼働を開始し、再生水素タンク64の内部圧力が所定の第2基準圧力値(例えば、0.03MPag)以下になったときに稼働を停止することが好ましい。これにより、上記再生水素タンク64の内部圧力の変動に起因する再生運転の動作不良を回避することができる。
また、昇圧部65が異常を起こした場合、再生水素タンク64の再生水素A4を十分に吸い込むことができなくなり、再生水素タンク64の圧力が上昇する。そこで、再生水素圧力計P61によって検出される再生水素タンク64の内部圧力が0.1MPag(通常運転時、再生水素タンク64の圧力は0.07~0.03MPag)より高くなった場合、再生水素排気弁V66を開いて、再生水素A4を大気へ放出することが好ましい。これにより、昇圧部65の吸い込み不足が発生した場合であっても、再生工程を継続することができる。
次の塔切替工程では、再生工程を完了した第1除湿器62と、除湿工程を実施した第2除湿器63との運転を切り替える。この塔切替工程は、昇圧工程、並列工程および切替工程を含む。
図5は、除湿装置6が実施する昇圧工程の動作例を示す概略図である。図5では、第1除湿器62が昇圧運転中、第2除湿器63が吸着運転中である状態を示している。
図5に示すように、昇圧工程では、第2自動弁XV62が開き、第1自動弁XV61、第3自動弁XV63および第4自動弁XV64が閉じる。また、再生水素供給ラインL3を介して再生水素A3が第1除湿器62の下流側へ供給されるように減圧弁V63および流量調整弁V64が開く。このとき、第3自動弁XV63が閉じているため、第1除湿器62の内部圧力が上昇し、第1除湿器62と第2除湿器63との圧力差が小さくなる。そのため、第1除湿器62の急激な加圧による吸着剤の流動を防止することができる。
図6は、除湿装置6が実施する並列工程の動作例を示す概略図である。図6では、第1除湿器62および第2除湿器63が吸着運転中である状態を示している。並列工程では、第1除湿器62と第2除湿器63との双方を一時的に吸着運転させる。
図6に示すように、並列工程では、第1自動弁XV61および第2自動弁XV62が開き、第3自動弁XV63および第4自動弁XV64が閉じる。これにより、湿潤水素A1が第1除湿器62および第2除湿器63へ供給される。
図7は、除湿装置6が実施する切替工程の動作例を示す概略図である。図7では、第1除湿器62が吸着運転中であり、第2除湿器63が再生運転中である状態を示している。切替工程では、湿潤水素A1の供給先を第1除湿器62のみへ切り替える。
図7に示すように、切替工程では、第1自動弁XV61および第4自動弁XV64が開き、第2自動弁XV62および第3自動弁XV63が閉じる。これにより、湿潤水素A1は、第1自動弁XV61を経て、第1除湿器62の上流側へ流入する。除湿後の乾燥水素A2は、第1除湿器62の下流側から流出し、第1逆止弁CV61を経て乾燥水素供給ラインL2へ流入する。
また、切替工程では、減圧弁V63および流量調整弁V64が開く。これにより、乾燥水素供給ラインL2へ流入した乾燥水素A2の一部が、再生水素A3として第2除湿器63の下流側から流入し、第2除湿器63において上述した再生工程が実施される。
なお、本実施形態では、水電解槽で発生させた水素および酸素のうち水素を除湿装置へ供給して除湿する構成について説明した。しかし、除湿装置によって除湿する湿潤ガス(被処理ガス)の種類は水素に限定されない。湿潤ガスは、水分を含むものであればよく、酸素その他のガス(気体)であってよい。
(昇圧工程の変形例)
除湿装置6は再生水素タンク64を備えているため、この再生水素タンク64を利用して以下のように昇圧工程を実施してもよい。この再生水素タンク64を利用した昇圧工程はステップ1~3を含む。
図8は、除湿装置6が実施する再生水素タンク64を利用した昇圧工程のステップ1の動作例を示す概略図であり、図9は、上記昇圧工程のステップ2の動作例を示す概略図であり、図10は、上記昇圧工程のステップ3の動作例を示す概略図である。
再生水素タンク64を利用した昇圧工程のステップ1では、図8に示すように、第2自動弁XV62が開き、第1自動弁XV61、第3自動弁XV63および第4自動弁XV64が閉じる。また、再生水素供給ラインL3を介して再生水素A3が第1除湿器62の下流側へ供給されるように減圧弁V63および流量調整弁V64が開く。これにより、第1除湿器62の内部圧力を減圧弁V63の設定圧力に近い圧力まで上昇させる。
続くステップ2では、図9に示すように、乾燥水素回収弁V65が開き、再生水素タンク64へ乾燥水素A2を供給して、再生水素タンク64の内部圧力を上昇させる。
続くステップ3では、一定時間が経過して再生水素タンク64の内部圧力を十分に上昇させた後、図10に示すように、第3自動弁XV63が開き、第1除湿器62へ乾燥水素A2を供給して第1除湿器62の内部圧力をさらに上昇させる。そして、十分な時間が経過して再生水素タンク64と第1除湿器62との内部圧力がほぼ等しくなった後、第3自動弁XV63を閉じる。このようにして第1除湿器62の内部圧力を上昇させることによって、第1除湿器62と第2除湿器63との圧力差が小さくなる。なお、第1除湿器62へ乾燥水素A2を供給する間、乾燥水素回収弁V65を開いたままにして連続的に乾燥水素A2を再生水素タンク64へ供給してもよく、乾燥水素回収弁V65を閉じて回分的に乾燥水素A2を再生水素タンク64へ供給するように操作してもよい。
上述した再生水素タンク64を利用した昇圧工程を実施することによって、第1除湿器62と第2除湿器63との圧力差を好適に小さくすることができる。これにより、次の並列工程(図6参照)において第1自動弁XV61を開き、第1除湿器62および第2除湿器63へ湿潤水素A1を供給する際に、第1除湿器62の急激な加圧による吸着剤の流動を防止することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
(まとめ)
本発明の態様1に係る除湿装置は、水分を吸着可能な吸着剤を収容し、湿潤ガス供給ラインから供給される湿潤ガスを除湿して乾燥ガスを流出させる第1除湿器および第2除湿器と、前記第1除湿器へ前記湿潤ガスを供給して除湿した後、該湿潤ガスの供給先を前記第1除湿器から前記第2除湿器へ切り替えると共に、該第2除湿器から流出した前記乾燥ガスの一部を前記第1除湿器に収容された前記吸着剤を再生する再生ガスとして前記第1除湿器へ供給するライン切替機構と、前記第1除湿器から流出される、前記吸着剤の再生に使用した前記再生ガスを昇圧する昇圧部とを備え、前記昇圧部によって昇圧された前記再生ガスを、前記湿潤ガス供給ラインへ供給する。
上記の構成では、吸着剤の再生に使用した再生ガスは昇圧部によって昇圧され湿潤ガス供給ラインへ戻される。そのため、吸着剤の再生に使用した再生ガスを、従来のように大気へ放出することなく、乾燥ガスの製造に再利用することができる。したがって、吸着剤の再生に伴う乾燥ガスの生産効率の低下を抑制することができる。
また、本発明の態様2に係る除湿装置は、前記態様1において、前記第1除湿器と前記昇圧部との間に配置され、前記第1除湿器から流出される前記再生ガスを貯留する再生ガスタンクをさらに備える。
上記の構成によれば、吸着剤の再生に使用した再生ガスが再生ガスタンクに貯留されるため、適切なタイミングで昇圧部によって再生ガスを昇圧し、湿潤ガス供給ラインへ供給することができる。
また、本発明の態様3に係る除湿装置は、前記態様2において、前記再生ガスタンクの内部圧力を検出する圧力計をさらに備え、前記圧力計によって検出される前記再生ガスタンクの内部圧力が所定の基準圧力値以上の場合、前記昇圧部は、前記再生ガスを昇圧する。
上記の構成によれば、再生ガスタンクの内部圧力が所定の基準圧力値以上の場合に昇圧部の稼働を開始させるため、昇圧部の上流側と下流側との圧力差に起因する昇圧部の動作不良を回避することができる。
本発明の態様4に係る除湿装置は、前記態様2または3において、前記乾燥ガスの露点温度を検出する露点温度計をさらに備え、前記露点温度計が検出した露点温度が所定の基準露点温度より高い場合、前記乾燥ガスを前記再生ガスタンクへ供給する。
上記の構成では、例えば製品ガスとしての品質基準を満たさない乾燥ガスは、再生ガスタンクへ供給される。したがって、上記製品ガスとしての品質基準を満たさない乾燥ガスを、従来のように大気へ放出することなく、乾燥ガスの製造に再利用することができる。
本発明の態様5に係る除湿装置は、前記態様1から4において、前記湿潤ガス供給ラインに配置された逆止弁と、前記逆止弁よりも下流側に配置された熱交換器とをさらに備え、前記昇圧部によって昇圧された前記再生ガスを、前記逆止弁と前記熱交換器との間に供給する。
上記の構成では、昇圧された再生ガスを逆止弁の下流側へ供給するため、昇圧された再生ガスが湿潤ガス供給ラインを逆流することを抑制することができる。また、昇圧された再生ガスを熱交換器の上流側へ供給するため、湿潤水素供給ラインへ戻された再生ガスは、湿潤水素と共に、熱交換器によって冷却されて水分がある程度除去された後、第1除湿器62または第2除湿器63へ供給される。したがって、第1除湿器62または第2除湿器63における除湿効果を高めることができる。
本発明の態様6に係る除湿装置は、前記態様5において、前記熱交換器に接続され、該熱交換器で生じた凝縮水と前記昇圧部によって昇圧された前記再生ガスとを含む気液混合水を気液分離する分離器をさらに備える。
昇圧された再生ガスを熱交換器の上流側へ供給した場合、熱交換器の上流側が加圧され、熱交換器で生じた凝縮水と共に昇圧された再生ガスが熱交換器から流出する場合がある。上記の構成によれば、熱交換器で生じた凝縮水と昇圧された再生ガスとの気液混合水から凝縮水を適切に分離することができる。
本発明の態様7に係る除湿方法は、水分を吸着可能な吸着剤を収容した第1除湿器および第2除湿器のうちの前記第1除湿器へ、湿潤ガス供給ラインから供給される湿潤ガスを供給し、該湿潤ガスを除湿した乾燥ガスを流出させる吸着工程と、前記第1除湿器へ前記湿潤ガスを供給して除湿した後、該湿潤ガスの供給先を前記第1除湿器から前記第2除湿器へ切り替えると共に、該第2除湿器から流出した前記乾燥ガスの一部を前記第1除湿器に収容された前記吸着剤を再生する再生ガスとして前記第1除湿器へ供給する再生工程とを含み、前記再生工程にて、前記第1除湿器から流出される、前記吸着剤の再生に使用した前記再生ガスを昇圧し、昇圧した前記再生ガスを、前記湿潤ガス供給ラインへ供給する。
上記の方法では、吸着剤の再生に使用した再生ガスは昇圧され湿潤ガス供給ラインへ戻される。そのため、吸着剤の再生に使用した再生ガスを、従来のように大気へ放出することなく、乾燥ガスの製造に再利用することができる。したがって、吸着剤の再生に伴う乾燥ガスの生産効率の低下を抑制することができる。
1:水素発生装置
2:水電解槽
6:除湿装置
61:熱交換器
62:第1除湿器
63:第2除湿器
64:再生水素タンク(再生ガスタンク)
65:昇圧部
66:リキッドドレイナ(分離器)
A1:湿潤水素(湿潤ガス)
A2:乾燥水素(乾燥ガス)
L1:湿潤水素供給ライン(湿潤ガス供給ライン)
P61:再生水素圧力計(圧力計)
T1:露点温度計
V67:湿潤水素逆止弁(逆止弁)

Claims (5)

  1. 水分を吸着可能な吸着剤を収容し、湿潤ガス供給ラインから供給される湿潤ガスを除湿して乾燥ガスを流出させる第1除湿器および第2除湿器と、
    前記第1除湿器へ前記湿潤ガスを供給して除湿した後、該湿潤ガスの供給先を前記第1除湿器から前記第2除湿器へ切り替えると共に、該第2除湿器から流出した前記乾燥ガスの一部を前記第1除湿器に収容された前記吸着剤を再生する再生ガスとして前記第1除湿器へ供給するライン切替機構と、
    前記第1除湿器から流出される、前記吸着剤の再生に使用した前記再生ガスを昇圧する昇圧部と
    前記湿潤ガス供給ラインに配置された逆止弁と、
    前記逆止弁よりも下流側に配置された熱交換器とを備え、
    前記昇圧部によって昇圧された前記再生ガスを、前記逆止弁と前記熱交換器との間に供給し、
    前記熱交換器に接続され、該熱交換器で生じた凝縮水と前記昇圧部によって昇圧された前記再生ガスとを含む気液混合水を気液分離する分離器をさらに備える除湿装置。
  2. 水分を吸着可能な吸着剤を収容し、湿潤ガス供給ラインから供給される湿潤ガスを除湿して乾燥ガスを流出させる第1除湿器および第2除湿器と、
    前記第1除湿器へ前記湿潤ガスを供給して除湿した後、該湿潤ガスの供給先を前記第1除湿器から前記第2除湿器へ切り替えると共に、該第2除湿器から流出した前記乾燥ガスの一部を前記第1除湿器に収容された前記吸着剤を再生する再生ガスとして前記第1除湿器へ供給するライン切替機構と、
    前記第1除湿器から流出される、前記吸着剤の再生に使用した前記再生ガスを昇圧する昇圧部とを備え、
    前記昇圧部によって昇圧された前記再生ガスを、前記湿潤ガス供給ラインへ供給し、
    前記第1除湿器と前記昇圧部との間に配置され、前記第1除湿器から流出される前記再生ガスを貯留する再生ガスタンクと、
    前記乾燥ガスの露点温度を検出する露点温度計とをさらに備え、
    前記露点温度計が検出した露点温度が所定の基準露点温度より高い場合、前記乾燥ガスを前記再生ガスタンクへ供給する除湿装置。
  3. 前記再生ガスタンクの内部圧力を検出する圧力計をさらに備え、
    前記圧力計によって検出される前記再生ガスタンクの内部圧力が所定の基準圧力値以上の場合、前記昇圧部は、前記再生ガスを昇圧する請求項2に記載の除湿装置。
  4. 水分を吸着可能な吸着剤を収容した第1除湿器および第2除湿器のうちの前記第1除湿器へ、湿潤ガス供給ラインから供給される湿潤ガスを供給し、該湿潤ガスを除湿した乾燥ガスを流出させる吸着工程と、
    前記第1除湿器へ前記湿潤ガスを供給して除湿した後、該湿潤ガスの供給先を前記第1除湿器から前記第2除湿器へ切り替えると共に、該第2除湿器から流出した前記乾燥ガスの一部を前記第1除湿器に収容された前記吸着剤を再生する再生ガスとして前記第1除湿器へ供給する再生工程とを含み、
    前記再生工程にて、
    前記第1除湿器から流出される、前記吸着剤の再生に使用した前記再生ガスを昇圧し、
    昇圧した前記再生ガスを、前記湿潤ガス供給ラインに配置された逆止弁と前記逆止弁よりも下流側に配置された熱交換器との間に供給し、
    前記熱交換器に接続された分離器によって、該熱交換器で生じた凝縮水と昇圧した前記再生ガスとを含む気液混合水を気液分離する除湿方法。
  5. 水分を吸着可能な吸着剤を収容した第1除湿器および第2除湿器のうちの前記第1除湿器へ、湿潤ガス供給ラインから供給される湿潤ガスを供給し、該湿潤ガスを除湿した乾燥ガスを流出させる吸着工程と、
    前記第1除湿器へ前記湿潤ガスを供給して除湿した後、該湿潤ガスの供給先を前記第1除湿器から前記第2除湿器へ切り替えると共に、該第2除湿器から流出した前記乾燥ガスの一部を前記第1除湿器に収容された前記吸着剤を再生する再生ガスとして前記第1除湿器へ供給する再生工程とを含み、
    前記再生工程にて、
    前記第1除湿器から流出される、前記吸着剤の再生に使用した前記再生ガスを再生ガスタンクに貯留し、
    前記再生ガスタンクから流出される前記再生ガスを昇圧し、
    昇圧した前記再生ガスを、前記湿潤ガス供給ラインへ供給し、
    前記乾燥ガスの露点温度を露点温度計によって検出する検出工程をさらに含み、
    前記検出工程にて、前記露点温度計が検出した露点温度が所定の基準露点温度より高い場合、前記乾燥ガスを前記再生ガスタンクへ供給する除湿方法。
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