JP7219976B2 - 雨樋構造および雨樋カバー - Google Patents

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Description

本願は、雨樋への導水の確実性が高く、様々な雨樋サイズに対応できる汎用性も高く、施工性のよい雨樋構造および雨樋カバーを提供することを目的とする。
従来技術について、図で説明する。
図7は、特開2020-7880号公報にて公開されている軒先支持材、及びそれを用いた軒先構造に関する技術である。図7に示した先行技術では、軒先構造におけるカバー材3が、内部に降雪が堆積したり、落ち葉等が侵入、堆積したり、鳥類等が巣作りすることを防止する部材であって、その表面(化粧面31)には雨水を内部へ導く導水口311として複数の小径のスリット孔が形成され、その軒先端には略コ字状に形成された係合部32が、前記軒樋2の軒先端221と係合して取り付けられる。
特開2020-7880号公報
図7に示した先行技術では、スリット孔が形成されているが、屋根上を流下してきた雨水が減速されないので、雨樋の外側まで導水されてしまうことがあった。
図7に示した先行技術では、軒樋に合わせたサイズのカバー材が必要であった。たとえば、大きい軒樋であれば大きいカバー材、小さい軒樋であれば小さいカバー材が必要であった。そのため、カバー材に汎用性がなく、量産効果が得にくかった。
図7に示した先行技術では、スリット孔の形成されている方向、軒先端のみに略コ字状に形成された係合部があるため、カバー材の取付方向が一方向に決められている。カバー材は長尺材であるため、軒棟の向きを合わせる必要があることで施工性が低下していた。さらに、カバー材を取り付けるのにビスを用いるので、手間・コストがかかり、そのビスが錆の原因となり、雨樋の短寿命化にもつながっていた。
本願の雨樋構造は、雨樋カバーが長手方向である両端部が折り下げられて形成された折下部を有している。複数のその雨樋カバーが、雨樋上において屋根の流れ方向に並べられて取り付けられる。
本願の雨樋構造は、上記に加え、下段の雨樋カバーの水上側の折下部上に、上段の雨樋カバーの水下側の折下部が位置する。
本願の雨樋カバーは、上記の雨樋構造で用いられ、長手方向である両端部が折り下げられて形成された折下部を有している。複数のその雨樋カバーは、雨樋上において屋根の流れ方向に所定間隔をあけて並べられて取り付けられる。
本願の雨樋カバーは、上記の構成に加え、短手方向の断面形状が略左右線対称である。
本願の雨樋カバーは、長手方向である両端部が折り下げられて形成された両方の折下部に、取付部材への嵌合部が形成されている。
本願の雨樋構造および雨樋カバーは、軒棟方向で隣り合う雨樋カバーの折下部同士が所定間隔をあけて対向している。そのため、流下してきた雨水が水下側の雨樋カバーの水上側折下部に当たり、減速される。その結果、雨樋に雨樋カバー同士の間から適切に導水され、雨樋の外側まで導水されにくい。
本願の雨樋構造および雨樋カバーは、複数の雨樋カバーが、雨樋上において屋根の流れ方向に所定間隔をあけて並べられて取り付けられる。そのため、大きい軒樋であれば雨樋カバーの枚数を増やし、小さい雨樋であれば雨樋カバーの枚数を減らすことで対応できる。その結果、カバー材の汎用性が高く、量産効果が得やすい。
本願の雨樋構造および雨樋カバーは、短手方向の断面形状が略左右線対称にもできる。そのため、本願の雨樋カバーは、雨樋上に取り付ける際、軒棟方向を問わない。その結果、雨樋カバーが長尺材であっても、軒棟の向きを合わせる必要がなく、施工性が高い。さらに、本願の雨樋カバーは、長手方向である両端部が折り下げられて形成された両方の折下部に、取付部材への嵌合部が形成されている。そのため、本願の雨樋カバーを雨樋上に取り付ける際、ビスを用いる必要がないので、手間・コストがかからない。それに加え、ビスを用いないため、錆の原因となるものがなく、雨樋の長寿命化につながる。
本願の雨樋構造の実施例を示す説明図である。 本願の雨樋カバーの実施例を示す説明図である。 本願の雨樋カバーの実施例を示す説明図である。 本願の雨樋構造の実施例を示す説明図である。 本願の雨樋構造の実施例を示す説明図である。 本願の雨樋構造の実施例を示す説明図である。 従来技術の説明図である。
本願の雨樋カバーおよび雨樋構造について、図1から図6までにより説明する。図1は、本願の雨樋構造の実施例を示す斜視図である。図2は、図1に示した本願の雨樋構造に用いられる雨樋カバーの実施例の斜視図である。図3は、図2に示した本願の雨樋構造に用いられる雨樋カバーの実施例の側面拡大図である。図4は、図1~図3を用いた本願の雨樋構造の実施例の側面拡大図である。図5は、様々な幅の雨樋カバーを用いた本願の雨樋構造の実施例を示す斜視図である。図6は、図4とは異なる実施例の側面拡大図である。
本実施例の雨樋カバーCは、軒樋である雨樋A上に取り付けられる。本実施例の雨樋カバーCは、雨樋A内に落ち葉や雪などが入り込みにくいように取り付けるものである。本実施例の雨樋カバーCは、長尺部材であって、雨樋Aと略平行である向きで組み合わせられる。
本実施例の雨樋カバーCは、長手方向である両端部が折り下げられて形成された折下部C1・C1を有する。本実施例では、折下部C1・C1が、外側に向かってゆるい下り傾斜を形成するようにやや下方に折り曲げられ、さらにその外側で内向きになるよう折り曲げられている。このように折下部C1・C1は、複数の折り曲げ(折り下げ)で構成されていてもよい。
本実施例の雨樋カバーCは、短手方向の断面形状が略左右線対称である。すなわち、短手方向の左右略中央における高さ方向の直線を軸とする略左右線対称の断面形状である。この断面形状において、軸となる部分が最も高い位置となり、折下部C1・C1によって左右(軒棟方向)両方の最も外側となる部分に向かってゆるやかな下り坂状になっている。このような断面形状であることによって、水上側の折下部C1で受けた雨水を水下側の折下部C1へとスムーズに導水される構造になっている。
また、本実施例の雨樋カバーCは、短手方向の断面形状が略左右線対称であるために、軒棟方向どちら向きであっても取り付けることができる。そのため、施工性が高い。
本実施例の雨樋構造では、複数の雨樋カバーC・C・Cが雨樋A上において屋根の流れ方向に所定間隔をあけて並べられて取り付けられる。このような構成によって、水上側の雨樋カバーCuと水下側の雨樋カバーCdの間から、雨樋Aに雨水が導水される。したがって、所定間隔は落ち葉や雪等が入りにくく、雨水が入りやすい程度であることが望ましい。
本実施例の雨樋カバーCは、長手方向である両端部が折り下げられた折下部C1・C1が形成されていることによって、水上側の雨樋カバーCuの水下側折下部C1によって導水された雨水は、水下側の雨樋カバーCdの水上側折下部C1にあたることによって、流下スピードが減速される。その結果、軒棟方向で隣り合う雨樋カバーC・C同士の隙間から雨樋Aへと落水しやすい構造となっている。
本実施例の雨樋構造では、雨樋カバーCが雨樋A上において屋根の流れ方向に所定間隔をあけて並べられて取り付けられるが、雨樋カバーCを並べる枚数は任意である。図1では3枚であるが、2枚であっても、4枚であっても複数枚であればよい。そのため、大きい雨樋Aの場合は、雨樋カバーCの枚数を増やせばよいので、同一サイズの雨樋カバーCで様々なサイズの雨樋Aに取り付けることができる。
また、本実施例の雨樋構造において、組み合わされる雨樋カバーCは、軒棟方向の寸法も任意である。すなわち、図5に示すように軒棟方向において隣り合う雨樋カバーC・C同士が同一幅寸法である必要はなく、狭いものと広いものを組み合わせてもよい。さらに、断面形状が異なってもよい。そのため、建物の意匠に合わせて、雨樋構造および雨樋カバーCを様々なデザインにすることができる。
本実施例の雨樋カバーCのように、折下部C1・C1に、取付部材Tへの嵌合部C11・C11が形成されていてもよい。本実施例では、折下部C1・C1の外側端部で内側に折り曲げられて、嵌合部C11・C11が形成されている。
本実施例の雨樋構造では、雨樋カバーCが取付部材Tの被嵌合部T1・T1に嵌合されて取り付けられる。被嵌合部T1・T1は、雨樋A上において一定間隔で形成されており、複数の雨樋カバーCが取り付けられたときに、それら同士の所定間隔があくようになっている。この場合、被嵌合部T1・T1が形成されている間隔をもとにした整数倍の寸法であれば、幅の広い雨樋カバーCを取り付けることもできる。
本実施例の雨樋構造および雨樋カバーCで用いられる取付部材Tは、雨樋カバーCを取り付けるための専用部材でもよいし、雨樋Aの吊り金具等を取付金具Tとして兼用してもよい。なお、本実施例では、雨樋カバーCが嵌合によって取り付けられることが望ましいが、先行技術と同じように、ビス等の止着具によって取り付けられてもよい。
本実施例の雨樋カバーCは、先行技術のようなスリット孔を形成するのに比べ、錆びたり、傷んだりしやすい切片が極めて少なくなる。そのため、長期間にわたり使用することができ、メンテナンスコストを低く抑えることができる。
本願の雨樋カバーCは、先行技術のようなスリット孔を形成してもよい。スリット孔を形成させることで、雨樋Aに雨水をさらに導水しやすくなる。スリット孔の水上側の切片を雨樋A側に折り下げて導水されやすい構成にしてもよい。また、スリット孔は千鳥配置に形成されると効果が向上する。雨水がスリット孔上を必ず通過する構成となるので、雨樋の外側まで導水されにくくなる。
図6は、図4とは異なる屋根構造の実施例である。本実施例は、下段の雨樋カバーCdの水上側の折下部C1上に、上段の雨樋カバーCuの水下側の折下部C1が位置する雨樋構造である。このような構造にすることで、折下部C1・C1同士の間から雨樋Aに導水できる効果を得ながら、下段の雨樋カバーCdを上段の雨樋カバーCuが上から押さえて外れにくくする効果も得られる。さらに本実施例では、最上段の雨樋カバーCuの水上側は、軒先に取り付けられた雨押えによって上から押さえられるように構成され、ほかの雨樋カバーCd同様、外れにくくなっている。その結果、風荷重の影響を受けやすい軒先部を高強度で破壊されにくい構成にすることができる。
C 雨樋カバー
Cu 雨樋カバー(水上側)
Cd 雨樋カバー(水下側)
C1 折下部
C11 嵌合部
A 雨樋
T 取付部材
T1 被嵌合部

Claims (2)

  1. 雨樋カバーは、長手方向に延在するとともに短手方向の両端部が折り下げられて形成された折下部を有し、両方の前記折下部に、吊り金具への嵌合部が形成されており、前記吊り金具は、上部に複数の雨樋カバーが嵌合される被嵌合部が形成されており、複数の前記雨樋カバーが、前記吊り金具に取り付けられた軒樋である雨樋上において屋根の流れ方向に並べられて前記嵌合部が前記被嵌合部に嵌合されて取り付けられる雨樋構造。
  2. 請求項1の雨樋構造で用いられる雨樋カバーであって、該雨樋カバーは、スリット孔が形成されており、長手方向に延在するとともに短手方向の両端部が折り下げられて形成された両方の前記折下部に、吊り金具への嵌合部が形成され、前記吊り金具上に嵌合されて取り付けられる雨樋カバー。
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