JP7219630B2 - 料金収受機、料金収受システム、料金収受方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、機械設備の運用情報と保守情報とを取得するシステムが開示されている。
このため、特許文献1に開示されたシステムは、各情報の提供先を区別できないことがある。
したがって、料金収受機は、料金収受処理に関する情報の提供先を区別し、例えば、適切な開示先へ開示できる。
このため、料金収受機は、料金収受処理に関する情報のうち、運用情報を料金収受機の運用先に提供し、料金収受処理に関する情報のうち、保守情報を料金収受機の保守先に提供できる。
このため、料金収受処理に対する運用先の速やかな対応が可能となる。
このため、料金収受機は、運用情報と保守情報との間のセキュリティを高めることができる。
したがって、料金収受システムは、料金収受処理に関する情報の提供先を区別できる。
したがって、料金収受方法は、料金収受処理に関する情報の提供先を区別できる。
したがって、料金収受機のコンピュータは、料金収受処理に関する情報の提供先を区別できる。
一実施形態に係る料金収受システムについて図を参照しながら説明する。
図1は、一実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す図である。
また、料金収受システム2は、サーバとして、運用サーバ20と、保守サーバ30と、をさらに備えてもよい。
路側装置1は、例えば、高速道路等の有料道路の入口料金所に設置される。
ただし、有料道路の料金体系によっては、路側装置1は、出口料金所に設置されてもよいし、チェックバリア(本線料金所)に設置されてもよい。
運用サーバ20は、例えば、道路事業者の事務所に設置される。
保守サーバ30は、例えば、保守・点検事業者の事務所に設置される。
路側装置1は、車種判別装置11と、発進制御機12と、退出側車両検知器13と、をさらに備えてもよい。
車種判別装置11は、アイランドI上に設置されている。
車種判別装置11は、料金収受機10よりも上流側(-X方向側)に設けられ、車線Lに進入した車両Aの車長、車高、車軸数、軸重、ナンバープレート情報等を検出するセンサ群である。
図1に示すように、車種判別装置11は、進入側車両検知器11Aと、ナンバープレート認識装置11Bとを備える。
その他、車種判別装置11は、踏板、車高検知器、車長検知器等のセンサ群を有してなる。
例えば、車種区分は、“軽自動車/二輪車”、“普通車”、“中型車”、“大型車”及び“特大車”の5分類とされる。
車種判別装置11は、特定した車種区分を料金収受機10に送信する。これにより、料金収受機10は、車両Aの車種区分に応じた料金を収受できる。
本実施形態に係る進入側車両検知器11Aは、一般によく知られている透過式車両検知器とされるが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。すなわち、他の実施形態に係る進入側車両検知器11Aは、反射式車両検知器であってもよい。
特に車両Aの進入する方向を+X方向、料金収受機10の正面が車線L側を向く方向を+Y方向、上方向を+Z方向ともいう。
ナンバープレート認識装置11Bは、取得した撮影画像に対し所定の画像解析処理を施し、撮影されたナンバープレートのナンバープレート情報、すなわち、当該ナンバープレートに刻印された車両番号及び分類番号、当該ナンバープレートの大きさ、色などを取得する。
退出側車両検知器13は、アイランドI上に設置されている。
退出側車両検知器13は、車線Lの最も下流側(+X方向側)に設置され、車両Aの、車線Lからの退出を検知する。
退出側車両検知器13は、車両Aの車線Lからの退出を検知すると、車両Aが発進した旨を料金収受機10に通知する。
本実施形態に係る退出側車両検知器13もまた、一般によく知られている透過式車両検知器とされるが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。すなわち、他の実施形態に係る退出側車両検知器13は、反射式車両検知器であってもよい。
発進制御機12は、アイランドI上に設置されている。
発進制御機12は、開閉バー122を備える。
発進制御機12は、料金収受機10よりも車線Lの下流側(+X方向側)に設けられ、開閉バー122の昇降動作に基づく車線Lの開放及び閉塞を行う。
発進制御機12は、退出側車両検知器13によって車両Aの退出が検知された場合に、次に進入した車両に備え、車線Lを閉塞するように制御される。
発進制御機12は、料金収受機10を通じた料金収受処理が完了した場合に、車線Lを開放するように制御される。
料金収受機10は、有料道路の利用者から利用料金を収受するための機器設備である。
料金収受機10は、車種判別装置11よりも下流側(+X方向側)であって、かつ、退出側車両検知器13よりも上流側(-X方向側)におけるアイランドI上の所定位置に設置される。
料金収受機10は、第一ネットワークNW1を介して運用サーバ20と接続されている。
料金収受機10は、第二ネットワークNW2を介して保守サーバ30と接続されている。
図1に示すように、料金収受機10は、+Y方向を向く面に、料金収受用パネル10Aを備える。
料金収受用パネル10Aは、到来した車両Aに搭乗する搭乗者から料金収受処理に係る各種操作を受け付けるための操作パネルである。
例えば、呼出ボタンは、車両Aに搭乗する利用者が料金所事務所に待機する収受員に問い合わせるために用いられる。例えば、車種判別装置11によって車種区分が一意に特定されなかった場合(「車種不明」なる判別結果となった場合)、通行料金が確定しないため料金収受処理が開始されない。この場合、利用者は、呼出ボタンを押下して収受員による応対を求める。利用者と収受員とは、カメラ、ディスプレイ、スピーカ、マイク等により互いに意思疎通を図ることができる。
すなわち、CPU100は、所定のプログラムに基づいて動作することで、取得部1001、参照処理部1002、及び送信部1003としての機能を発揮する。
取得部1001が取得する情報W0は、料金収受機10が、車種判別装置11、発進制御機12、及び退出側車両検知器13から取得する情報であってもよい。
また、取得部1001が取得する情報W0は、料金収受機10内で取得される情報であってもよい。
さらに、取得部1001が取得する情報W0は、料金収受機10が、車種判別装置11、発進制御機12、及び退出側車両検知器13以外から取得する情報であってもよい。
例えば、取得部1001が取得する情報W0は、料金収受機10内及び料金収受機10外から取得した情報のうち、少なくとも2つの情報を、料金収受機10内で処理した情報であってもよい。
図3に示す情報W0は、入口料金所、本線料金所、及び出口料金所の各料金所に設置される料金収受機10のうち、いずれの料金収受機10からも取得される共通情報である。
図4に示す情報W0は、入口料金所に設置される料金収受機10から取得される入口情報である。
図5に示す情報W0は、チェックバリアに設置される料金収受機10から取得される経路情報である。
図6に示す情報W0は、出口料金所に設置される料金収受機10から取得される出口情報である。
例えば、送信先情報W3は、取得部1001が情報W0を取得する前に予め規定され、取得部1001が情報W0を取得する前にメモリ101に格納されている。
送信先情報W3は、情報W0の各種類と、各情報W0の送信先と、が関連付けられている情報である。
取得部1001が各情報W0を取得すると、参照処理部1002は、送信先情報W3を参照して、取得された情報W0の種類から、各情報W0の送信先を決定する。
情報W0のうち、運用系の種類に属する情報は、運用情報W1である。
情報W0のうち、保守系の種類に属する情報は、保守情報W2である。
例えば、送信先情報W3に示される運用情報W1の送信先が運用系であり、送信先情報W3に示される保守情報W2の送信先が運用系とは異なる保守系である。
すなわち、送信先情報W3に示される運用情報W1の送信先と、送信先情報W3に示される保守情報W2の送信先とが、異なっている。
その際、運用情報W1が、料金情報、及び通過台数情報のうち、少なくともいずれか一つの情報を含んでもよい。
その際、保守情報W2が、機器状態情報、及び異常発生情報のうち、少なくともいずれか一つの情報を含んでもよい。
すなわち、運用情報W1の送信先を、運用系に関連付け、保守情報W2の送信先を、保守系に関連付ける情報が、送信先情報W3として、メモリ101に格納されている。
これにより、取得部1001が運用情報W1を取得すると、参照処理部1002は、送信先情報W3を参照して、送信先を運用系に決定する。
また、取得部1001が保守情報W2を取得すると、参照処理部1002は、送信先情報W3を参照して、送信先を保守系に決定する。
図3において、運用系に〇が示される情報記録時刻、運用情報サマリ、及び異常情報サマリの各情報は、運用情報W1である。
図3において、保守系に〇が示される情報記録時刻、機器別状態コード、及び消耗品状態の各情報は、保守情報W2である。
図4~図6の各情報W0についても同様に、運用系に〇が示される各情報は、運用情報W1であり、保守系に〇が示される各情報は、保守情報W2である。
また、図3~図6は、情報W0を、運用情報W1と、保守情報W2とに区別するルールの一例を示すものであり、情報W0は、これ以外のルールで運用情報W1と、保守情報W2とに区別されてもよい。
本実施形態では、送信部1003は、参照処理部1002が決定した送信先へ、取得部1001が取得した各情報W0を送信する。
例えば、取得部1001が運用情報W1を取得すると、送信部1003は、参照処理部1002が決定した送信先が運用系か否か判定する。送信先が運用系であると判定する場合、送信部1003は、運用系へ、取得部1001が取得した運用情報W1を送信する。送信先が運用系でないと判定する場合、送信部1003は、運用系へ、取得部1001が取得した運用情報W1を送信しない。
また、取得部1001が保守情報W2を取得すると、送信部1003は、参照処理部1002が決定した送信先が保守系か否か判定する。送信先が保守系であると判定する場合、送信部1003は、保守系へ、取得部1001が取得した保守情報W2を送信する。送信先が保守系でないと判定する場合、送信部1003は、保守系へ、取得部1001が取得した保守情報W2を送信しない。
送信部1003は、保守情報W2より運用情報W1を優先して送信してもよい。
例えば、運用情報W1と保守情報W2とを同時に受信した場合、課金運用をタイムリーに行う機能を維持するために、送信部1003は、運用情報W1を送信し終えてから保守情報W2を送信することとしてもよい。
送信部1003は、運用情報W1より保守情報W2を優先して送信してもよい。
例えば、運用情報W1と保守情報W2とを同時に受信した場合、保守の誤りを防ぐために、送信部1003は、保守情報W2を送信し終えてから運用情報W1を送信することとしてもよい。
さらに、送信部1003は、優先度の低い情報のデータを圧縮して送信してもよい。
例えば、運用系へ運用情報W1を送信する場合、送信部1003は、第一端子108から運用情報W1を出力させる。
これにより、送信部1003は、第一端子108及び第一ネットワークNW1を順に中継し、運用サーバ20へ運用情報W1を送信することができる。
例えば、保守系へ保守情報W2を送信する場合、送信部1003は、第二端子109から保守情報W2を出力させる。
これにより、送信部1003は、第二端子109及び第二ネットワークNW2を順に中継し、保守サーバ30へ保守情報W2を送信することができる。
2又は保守サーバ30へ、取得部1001が取得した保守情報W2を送信する。
これにより、送信部1003は、運用情報W1を、第一ネットワークNW1に送信可能であって、保守情報W2を、第一ネットワークNW1と分離されている第二ネットワークNW2に送信可能となる。
例えば、第一ネットワークNW1は第二ネットワークNW2にアクセスできず、第二ネットワークNW2は第一ネットワークNW1にアクセスできないように構成とする。
すなわち、運用サーバ20を道路事業者が管理し、保守サーバ30を保守・点検事業者が管理する場合、料金収受システム2は、道路事業者は第一ネットワークNW1にのみアクセスでき、保守・点検事業者は第二ネットワークNW2にのみアクセスできるように構成されている。
料金収受機10の動作について説明する。
料金収受機10の動作は、本実施形態の料金収受方法に相当する。
ST01の実施に続いて、参照処理部1002は、情報W0の種類に関連して、事前に規定された送信先情報W3を参照する(ST02:送信先情報を参照するステップ)。
ST02の実施に続いて、送信部1003は、参照された送信先情報W3に示される送信先に、取得した情報W0を送信し(ST03:送信するステップ)、ST01に戻る。
送信部1003は、取得した情報W0に関し、参照処理部1002が決定した送信先が運用系か否か判定する(ST31)。
例えば、送信部1003は、第一端子108から運用情報W1を出力させる。
例えば、送信部1003は、第二端子109から保守情報W2を出力させる。
本実施形態によれば、料金収受機10は、取得される情報W0に応じて、送信先を区別して情報W0を送信できる。
したがって、料金収受機10は、料金収受処理に関する情報W0の提供先を区別し、例えば、適切な開示先へ開示できる。
特許文献1に開示されたシステムでは、複数の端末装置からアクセス可能なサーバに、運用情報と保守情報とが一緒に格納されているため、セキュリティ上の扱いに応じて情報の開示先を変えることができないことがある。このため、開示すべきでない情報にアクセスされてしまうことがある。
これに対し、料金収受機10は、取得される情報W0に応じて、送信先を区別して情報W0を送信できる。このため、例えば、セキュリティ上の扱いに応じて情報の開示先を変えることができ、開示すべきでない情報にアクセスされてしまうことを防ぐことができる。
このため、料金収受機10は、料金収受処理に関する情報W0のうち、運用情報W1を料金収受機10の運用先に提供し、料金収受処理に関する情報W0のうち、保守情報W2を料金収受機10の保守先に提供できる。
その際、料金収受機10の機器メーカは、上述の構成を実現する立場上、料金収受機10のうち、情報を峻別(又は区別)するメカニズムにのみアクセスし、料金収受機10の保守及び点検を行ってもよい。
なお、機器メーカと保守・点検事業者は、同じ業者であってもよい。
このため、料金収受処理に対する運用先の速やかな対応が可能となる。
例えば、料金収受機10がブラックリストに挙げられるクレジットカード等を読み取った場合、道路事業者の迅速な対応が必要となる。
このような場合、保守情報W2より運用情報W1が優先して運用サーバ20に提供されれば、ブラックリストに挙げられるクレジットカード等に対し、道路事業者は、迅速な対応が可能となる。
このため、料金収受機10は、運用情報W1と保守情報W2との間のセキュリティを高めることができる。
さらに、運用情報W1の処理と保守情報W2の処理のうち、一方の処理に不適合が生じても、他方の処理への影響を抑制することができる。
道路事業者はメンテナンス時や仕様変更時(情報取扱作業)の際、都度、機器メーカに保守及び保全に関する情報を開示している。
言い方を変えると、料金収受データのような事業上の機密を外部に晒さざるを得ない仕組みになっている。
このため、以下のような問題が生じる可能性がある。
・定期点検のような、保守作業時に料金収受データが削除できてしまう。
・クレジットカードID等の秘匿性の高い情報、ナンバープレート情報のような個人情報にアクセスできる経路をさらしている。
・アクセスするルートが開いている状態であるため、コンピュータウィルスに対して脆弱なシステム構成になっている。
このため、以下のような効果が期待できる。
保守情報W2の処理に関する不適合が生じても、第一ネットワークNW1には直接的な影響が及びにくい。このため、不適合の影響が限定的である。
例えば、保守系(第二ネットワークNW2、保守サーバ30等)が故障等により使えない状態であっても、送信部1003は、保守系の故障等にかかわらず、運用系(第一ネットワークNW1、運用サーバ20等)に運用情報W1を送信することができる。
例えば、運用情報W1は保護する価値が高く、保守情報W2は保護する価値が低い場合、運用情報W1へのアクセスが制限されることで、料金収受機10は、運用情報W1へのアクセスを、運用情報W1にアクセスできる権限を持つ者や、運用情報W1にアクセスできる機器に制約できる。このため、セキュリティ耐性が向上する。
極端には、料金収受システム2における通信が1対1通信とされれば、論理的なセキュリティ対策は不要となる。
本実施形態によれば、料金収受システム2は、保守サーバ30から運用情報W1に直接アクセスできないように構成されている。このため、保守員の習熟度不足により、運用情報W1を消去してしまうようなミスが生じにくくなる。
さらに、保守員の習熟度が要求されないため、保守員の教育コストを下げることができ、保守・点検事業に掛かるコストを下げることができる。
例えば、保守サーバ30を機器メーカの事務所に設置すれば、機器メーカは、保守情報W2に自由にアクセスできる一方、運用情報W1にアクセスできない。
他方、道路事業者は、運用情報W1に自由にアクセスできる一方、保守情報W2にアクセスすることはできない。このため、道路事業者にとって、料金収受機10の保守情報W2を管理する負担が抑制される。
したがって、料金収受機10のサブスクリプション化が可能となる。
なお、料金収受機10のサブスクリプション化とは、「モノの利用者は、モノを買い取るのではなく、モノの利用権を購入し、利用した期間に応じて料金を支払う方式」で料金収受機10を販売することである。
すなわち、サブスクリプション化において、料金収受機10の所有権は、例えば、機器メーカに帰属し、道路事業者は、料金収受機10の保守・点検をする必要がない。
さらに、料金収受機10を含む路側装置1のサブスクリプション化も可能である。
例えば、第二ネットワークNW2、及び第一ネットワークNW1のうち、少なくともいずれか一つをVPN(Virtual Private Network)とすることにより、各ネットワークが分離されてもよい。
例えば、第二ネットワークNW2、及び第一ネットワークNW1のうち、少なくともいずれか一つを専用回線とすることにより、各ネットワークが分離されてもよい。
例えば、送信部1003は、取得した情報W0を料金収受機10に格納しておいて、各サーバからの要求がある度に、情報W0の送信先を区別して、各サーバへ送信してもよい。
例えば、送信部1003は、各サーバからの要求を待たずに、情報W0を取得する度に、情報W0の送信先を区別して、各サーバへ送信してもよい。
変形例として、チェックバリアでは、入口情報が残っているため、チェックバリアにおいて、送信部1003は、入口情報と経路情報を併せて送信してもよい。さらに、チェックバリアを2回以上通過する場合、チェックバリアにおいて、送信部1003は、複数のチェックバリアの経路情報を併せて送信してもよい。
他の変形例として、出口料金所では、入口情報が残っているため、出口料金所において、送信部1003は、入口情報と出口情報を併せて送信してもよい。
これにより、運用サーバ20のデータベースから運用情報W1を取り出し、保守サーバ30のデータベースから運用情報W1を取り出すことができる。
変形例として、各サーバのデータベースから任意の情報を統計化して取り出すことができてもよい。これにより、同じ情報に基づく情報W0であっても、各サーバで異なる情報W0を取り出すことができる。
例えば、入口時刻、入口路線番号、入口料金所番号、入口車線番号、入口軸情報を用いて情報分析することにより、運用情報W1として、運用サーバ20のデータベースから、ある時刻に通過した車両Aの特定情報を取り出すことができる。
他方、入口時刻を期間として、踏板の使用回数を求め、保守情報W2として、保守サーバ30のデータベースから、踏板の劣化予測を取り出すことができる。
変形例として、料金収受機10は第一端子108を備えなくてもよく、送信部1003は、第一端子108を介さず、運用系として第一ネットワークNW1に、運用情報W1を送信してもよい。
他の変形例として、送信部1003は、第一端子108及び第一ネットワークNW1を介さず、運用系として運用サーバ20に、運用情報W1を送信してもよい。
変形例として、料金収受機10は第二端子109を備えなくてもよく、送信部1003は、第二端子109を介さず、保守系として第二ネットワークNW2に、保守情報W2を送信してもよい。
他の変形例として、送信部1003は、第二端子109及び第二ネットワークNW2を介さず、保守系として保守サーバ30に、保守情報W2を送信してもよい。
記憶/再生装置102は、CD-ROM、DVD、フラッシュメモリ等の外部メディアへデータ等を記憶したり、外部メディアのデータ等を再生したりするための装置である。
IO I/F103は、料金収受機10と他の装置との間で情報等の入出力を行うためのインタフェースである。
通信I/F104は、インターネット、専用通信回線等の通信回線を介して、他の装置との間で通信を行うインタフェースである。
2 料金収受システム
10 料金収受機
10A 料金収受用パネル
11 車種判別装置
11A 進入側車両検知器
11B ナンバープレート認識装置
12 発進制御機
13 退出側車両検知器
20 運用サーバ
30 保守サーバ
100 CPU
101 メモリ
102 記憶/再生装置
103 IO I/F
104 通信I/F
108 第一端子
109 第二端子
122 開閉バー
1001 取得部
1002 参照処理部
1003 送信部
A 車両
I アイランド
L 車線
NW1 第一ネットワーク
NW2 第二ネットワーク
W0 情報
W1 運用情報
W2 保守情報
W3 送信先情報
Claims (8)
- 料金収受処理に関する情報を取得する取得部と、
前記取得した情報の種類に関連して、事前に規定された送信先情報を参照する参照処理部と、
前記送信先情報に示される送信先に前記取得した情報を送信する送信部と、
を備え、
前記料金収受処理に関する情報が、運用情報又は保守情報であって、
前記送信先情報に示される前記運用情報の送信先が運用系であり、
前記送信先情報に示される前記保守情報の送信先が前記運用系とは異なる保守系である
料金収受機。 - 前記運用情報が、料金情報、及び通過台数情報のうち、少なくともいずれか一つの情報を含む請求項1に記載の料金収受機。
- 前記保守情報が、機器状態情報、及び異常発生情報のうち、少なくともいずれか一つの情報を含む請求項1又は2に記載の料金収受機。
- 前記送信部が、前記保守情報より前記運用情報を優先して送信する
請求項1から3のいずれか一項に記載の料金収受機。 - 前記送信部が、
前記運用情報を、第一ネットワークに送信可能であって、
前記保守情報を、前記第一ネットワークと分離されている第二ネットワークに送信可能である
請求項1から4のいずれか一項に記載の料金収受機。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の料金収受機と、
前記送信先に関連するサーバと、
を備える料金収受システム。 - 料金収受機が、料金収受処理に関する情報を取得するステップと、
前記料金収受機が、前記取得した情報の種類に関連して、事前に規定された送信先情報を参照するステップと、
前記料金収受機が、前記送信先情報に示される送信先に前記取得した情報を送信するステップと、
を含み、
前記料金収受処理に関する情報が、運用情報又は保守情報であって、
前記送信先情報に示される前記運用情報の送信先が運用系であり、
前記送信先情報に示される前記保守情報の送信先が前記運用系とは異なる保守系である
料金収受方法。 - 料金収受機のコンピュータに、
料金収受処理に関する情報を取得するステップと、
前記取得した情報の種類に関連して、事前に規定された送信先情報を参照するステップと、
前記送信先情報に示される送信先に前記取得した情報を送信するステップと、
を実行させ、
前記料金収受処理に関する情報が、運用情報又は保守情報であって、
前記送信先情報に示される前記運用情報の送信先が運用系であり、
前記送信先情報に示される前記保守情報の送信先が前記運用系とは異なる保守系である
プログラム。
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