JP7219591B2 - light beam direction control element - Google Patents
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Description
本開示は、光線方向制御素子に関する。 The present disclosure relates to light beam steering elements.
近年、スマートフォン、ATM、航空機エンターテイメント用ディスプレイなどにおいて、利用者以外の者に表示内容を見えにくくするため、視野角制御デバイスが利用されるようになっている。このような視野角制御デバイスには、視野角を制御するための遮光パターンが形成され、当該遮光パターンには遮光材料(例えば、電気泳動粒子や黒色インク)等が注入されている(特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art In recent years, viewing angle control devices have been used in smartphones, ATMs, aircraft entertainment displays, etc., in order to make it difficult for people other than the user to see the display content. In such a viewing angle control device, a light shielding pattern for controlling the viewing angle is formed, and a light shielding material (for example, electrophoretic particles or black ink) or the like is injected into the light shielding pattern (Patent Document 1). reference).
視野角制御デバイスの製造において、遮光材料の注入を高速化することが望まれている。本開示は、遮光材料を高速に注入可能な光線方向制御素子を提供することを目的とする。 In the manufacture of viewing angle control devices, it is desired to speed up the injection of the light shielding material. An object of the present disclosure is to provide a beam direction control element capable of injecting a light shielding material at high speed.
上記課題を解決するために、本開示における一態様は以下の構成を採用する。光線方向制御素子は、第1透明基板と、前記第1透明基板に対向して配置された第2透明基板と、前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に配置された複数の遮光素子と、前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に配置され、前記複数の遮光素子のいずれかに側壁を囲まれた複数の光透過領域と、前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に配置され、前記複数の光透過領域からなる光透過領域パターンの外周を囲み、封止された第1開口部を有する樹脂層と、前記樹脂層の第1開口部を有する面と、前記光透過領域パターンと、に挟まれ、遮光素子が注入された第1バッファ領域と、を含むことを特徴とする。 In order to solve the above problems, one aspect of the present disclosure employs the following configuration. The light direction control element includes a first transparent substrate, a second transparent substrate arranged to face the first transparent substrate, and a plurality of light beam direction control elements arranged between the first transparent substrate and the second transparent substrate. a light-shielding element, a plurality of light-transmitting regions disposed between the first transparent substrate and the second transparent substrate and having sidewalls surrounded by any one of the plurality of light-shielding elements; the first transparent substrate and the a resin layer disposed between the second transparent substrate and surrounding the outer periphery of the light-transmitting region pattern composed of the plurality of light-transmitting regions and having a sealed first opening; and the first opening of the resin layer. and a first buffer region in which a light shielding element is implanted and which is sandwiched between the light transmitting region pattern.
本開示によれば、遮光材料を高速に注入可能な光線方向制御素子を提供することができる。 According to the present disclosure, it is possible to provide a beam direction control element capable of injecting a light shielding material at high speed.
以下、添付図面を参照して実施形態を説明する。本実施形態は本開示を実現するための一例に過ぎず、本開示の技術的範囲を限定するものではないことに注意すべきである。各図において共通の構成については同一の参照符号が付されている。また、図面に描かれた形状は、実際の寸法及び比率とは必ずしも一致しない。 Embodiments will be described below with reference to the accompanying drawings. It should be noted that the present embodiment is merely an example for realizing the present disclosure and does not limit the technical scope of the present disclosure. The same reference numerals are given to the common components in each figure. Also, the shapes depicted in the drawings do not necessarily match the actual dimensions and proportions.
図1は、狭視野モード(狭視野状態)の光線方向制御素子の一例を示す断面図である。図2は、広視野モード(広視野状態)の光線方向制御素子の一例を示す断面図である。 FIG. 1 is a cross-sectional view showing an example of a light beam direction control element in a narrow-field mode (narrow-field state). FIG. 2 is a cross-sectional view showing an example of a beam direction control element in a wide-field mode (wide-field state).
光線方向制御素子11は、第1の透明基板21、透明導電膜31、光透過領域40、電気泳動素子60、第2の透明基板22、及び透明導電膜32、を含む。透明導電膜31は、第1の透明基板21の表面(主面)21aに形成されている。透明導電膜32は、第2の透明基板22の表面(主面)22aに形成されている。第1の透明基板21と第2の透明基板22は、透明導電膜31の主面31aと透明導電膜32の主面32aとが、対向するよう配置されている。
The light
本開示において、また、表示パネル5及び光線方向制御素子11の主面に垂直な方向をZ軸方向、主面内の垂直な2方向をそれぞれX軸方向及びY軸方向と呼ぶ。Z軸方向は、透明基板及び透明導電膜の積層方向である。
In the present disclosure, the direction perpendicular to the principal planes of the
電気泳動素子60は、透明導電膜31の主面31a及び透明導電膜32の主面32aに挟まれるようにして配置されている。電気泳動素子60は、電気泳動粒子61(有色)と分散媒62を含む。また、図1及び図2の例では、電気泳動素子60の上面60aの全体が透明導電膜32に接しており、電気泳動素子60の下面60bの全体が透明導電膜31に接している。
The
透明導電膜31の主面31a上において、光透過領域40と電気泳動素子60が(相互に重なることなく)交互に配置されている。同様に、透明導電膜32の主面32a上において、光透過領域40と電気泳動素子60が(相互に重なることなく)交互に配置されている。
On the
なお、光透過領域40及び分散媒62の各断面については、見やすくするために、ハッチングを省略して図示する。光透過領域40は、透明導電膜31及び透明導電膜32の空隙に配置されている。
Note that cross-sections of the
なお、図1に示す狭視野モードは、各光透過領域40の間隙に配された電気泳動素子60中の電気泳動粒子61が分散媒62内に分散することによって実現される。これにより、図面において下から上に透過する光線の広がりは、第1の透明基板21と第2の透明基板22の間の電気泳動素子60によって制限される。その結果、透過前後で比較すると視野角は狭くなり、狭視野モードとなる。
The narrow-field mode shown in FIG. 1 is realized by dispersing the
これに対して図2に示す広視野モードは、電気泳動粒子61を透明導電膜31の近傍に集中させることにより実現される。例えば、透明導電膜32に対する透明導電膜31の相対電位を、電気泳動粒子61の表面電荷とは逆の極性とすることで、電気泳動粒子61が透明導電膜31の近傍に集められる。これにより、図面において下から上に透過する光線の広がりは、第1の透明基板21と第2の透明基板22の間の電気泳動粒子61によって制限がほとんどされない。その結果、透過前後で比較すると視野角の差はほとんどなくなり、広視野モードとなる。
On the other hand, the wide-field mode shown in FIG. 2 is realized by concentrating the
すなわち、電気泳動粒子61の表面電荷が負電荷(-)の場合には、透明導電膜31を正極とする。また、電気泳動粒子61の表面電荷が正電荷(+)の場合には、透明導電膜31を負極とする。
That is, when the surface charge of the
これ以降では、電気泳動粒子61の表面電荷が負電荷(-)の場合における構成内容を説明する。電気泳動粒子61の表面電荷が正電荷(+)の場合においても、透明導電膜の極性を逆にすることにより、同様に対応可能である。
Hereinafter, the configuration contents in the case where the surface charges of the
透明導電膜31は第1の透明基板21の主面21aを覆うように配置されている。同様に、透明導電膜32は第2の透明基板22の主面22aを覆うように配置されている。但し、透明導電膜31及び透明導電膜32の電気泳動素子60と接しない部分に開口部が設けられていてもよい。つまり、この場合、当該開口部に光透過領域40が配置される。さらに、透明導電膜31の開口部において第1の透明基板21の主面21aと光透過領域40が接し、透明導電膜32の開口部において第2の透明基板22の主面22aと光透過領域40が接する。
The transparent
次に、光線方向制御素子11の構成内容を、図1に基づいて、より詳細に説明する。第1の透明基板21は、例えば、ガラス基板製、PET(Poly Ethylene Terephthalate)製、PC(Poly Carbonate)製、PEN(Poly Ethylene Naphthalate)製、又はCOT(Cyclo Olefin Polymer)製である。第2の透明基板22についても同様である。
Next, the configuration of the beam
透明導電膜31の膜厚は、10[nm]から1000[nm]の範囲内が適当であり、本実施例では50[nm]である。また、透明導電膜31の構成材料としては、ITO(Indium Tin Oxide)、ZnO、又はIGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)又は導電性ナノワイヤ等を採用することができ、本実施例ではITOである。透明導電膜32についても同様である。
The film thickness of the transparent
光透過領域40の高さは、3[μm]~300[μm]の範囲が好適であり、本実施例では、60[μm]である。また、光透過領域40の幅(光透過パターン幅)は、1[μm]~150[μm]の範囲が好適であり、本実施例では、20[μm]である。さらに、光透過領域40の相互間の幅は、0.25[μm]~40[μm]の範囲が好適であり、本実施例では、5[μm]である。
The height of the
各光透過領域40の相互間には、上記の通り、電気泳動粒子61と分散媒62との混合物である電気泳動素子60が配置されている。
The
次いで、各光透過領域40と電気泳動素子60との配置例として、図3乃至図6に示した4つの例を説明する。図3乃至図6は、光線方向制御素子11の平面図の一例である。図3乃至図6においては、透明導電膜32及び第2の透明基板22の図示を省略している。また、図3乃至図6においては後述する樹脂層についても省略している。
Next, four examples shown in FIGS. 3 to 6 will be described as layout examples of the
図3の第1の正方形パターンの構造の例(第1例)は、正方形の光透過領域40が格子配置された平面形状である。また、電気泳動素子60(透明導電膜31~32)が複数の光透過領域40の隙間を埋める。第1例において、光線方向制御素子11は、各光透過領域40の幅に相当する光透過パターン幅41aと光透過パターン幅42aとが等しくなるように形成され、電気泳動素子60の幅(光透過領域40の相互間の幅)に相当する遮光パターン幅41bと遮光パターン幅42bとも等しくなるように形成されている。
An example (first example) of the structure of the first square pattern in FIG. 3 has a planar shape in which square light-transmitting
図4の第2の正方形パターンの構造の例(第2例)は、正方形の光透過領域40が千鳥配置された平面形状である。また、電気泳動素子60(透明導電膜31~32)が複数の光透過領域40の隙間を埋める。光線方向制御素子11は、各光透過領域40の幅に相当する光透過パターン幅41aと光透過パターン幅42aとが等しくなるように形成され、電気泳動素子60の幅(光透過領域40の相互間の幅)に相当する遮光パターン幅41bと遮光パターン幅42bとも等しくなるように形成されている。
An example (second example) of the structure of the second square pattern in FIG. 4 has a planar shape in which square
図5の長方形パターンの構造の例(第3例)は、長方形の光透過領域40が千鳥配置された平面形状である。また、電気泳動素子60(透明導電膜31~32)が複数の光透過領域40の隙間を埋める。第3例において、光線方向制御素子11は、光透過パターン幅41aよりも光透過パターン幅42aの方が長くなるように形成されている。一方で、遮光パターン幅41b、遮光パターン幅42bの長さは、等しくなるように形成されている。
The example (third example) of the structure of the rectangular pattern in FIG. 5 has a planar shape in which rectangular light-transmitting
図6のストライプパターンの構造の例(第4例)は、光透過領域40及び電気泳動素子60(透明導電膜31~32)の平面形状が、ストライプ状を成している。第4例において、光線方向制御素子11は、各光透過領域40による光透過パターン幅41aと、電気泳動素子60の遮光パターン幅41bとが、交互に連続するように配置されている。なおストライプパターンの場合、複数の透明導電膜31~32は、図示しない外部で電気的に接続され、駆動を行う。
In the example (fourth example) of the stripe pattern structure shown in FIG. 6, the plane shape of the
なお、第1例から第4例のいずれの場合にも、光線方向制御素子11の高い透過率を実現するために、遮光パターン幅41bを1としたとき、光透過パターン幅41aとの比は3倍以上(好ましくは4倍以上)である必要がある(遮光パターン幅41b/光透過パターン幅41a≧1/3(好ましくは1/4))。同様に、遮光パターン幅42bを1としたとき、光透過パターン幅42aとの比は3倍以上(好ましくは4倍以上)である必要がある(すなわち、遮光パターン幅42b/光透過パターン幅42a≧1/3(好ましくは1/4)である)。
In any of the first to fourth examples, in order to realize a high transmittance of the light beam
詳細は後述するが、光線方向制御素子11の製造工程において、まず、透明導電膜31が積層された第1の透明基板21上の光透過領域40が形成される。光透過領域40の表面上に透明導電膜32を備えた第2の透明基板22を設置する。そして、光透過領域40からなるパターンの外周を覆うように注入孔を備えた樹脂層が形成される。最後に、樹脂層の注入孔から電気泳動素子60が、例えば、真空注入、又は大気圧下での毛細管現象を用いた注入等によって、注入される。その後、注入孔は封止される。
Although the details will be described later, in the manufacturing process of the light
ここで、図3乃至図6において、電気泳動素子60がまだ注入されていない状態において、開口部63のみから電気泳動素子60が注入される状況を仮定する。図3乃至図6における光線方向制御素子11内における矢印は、当該仮定における電気泳動素子60の注入の流れを示す。
Here, in FIGS. 3 to 6, it is assumed that the
図6の例においては、Y軸方向への電気泳動素子60の注入自体が不可能である。また、図3乃至図5の例において、遮光パターン幅に対し、光透過パターン幅の比が3倍以上あるため、X軸方向への電気泳動素子60の注入速度より、Y軸方向への電気泳動素子60の注入速度が遅い。
In the example of FIG. 6, the injection itself of the
以下、図7を用いて、電気泳動素子60の注入を高速に行うための構成について説明する。図7は、電気泳動素子60が注入される前の光線方向制御素子11の一例を示す平面図である。図7において、透明導電膜32及び第2の透明基板22の図示を省略している。また、図7において、光透過領域40のパターンは前述した第1の正方形パターン(第1例)であるが、他のパターン(例えば、前述した第2例、第3例、又は第4例)であってもよい。また、図7において、矢印は、後述する注入孔から電気泳動素子60が注入された場合における電気泳動素子60の流れを示す。また、図7において、縦方向がX軸方向、横方向がY軸方向である。これらは、後述する、電気泳動素子60が注入される前の光線方向制御素子11の一例を示す他の平面図についても同様である。
A configuration for performing high-speed injection of the
以下、光透過領域40のパターンにおける光透過領域40間の隙間の電気泳動素子60が注入される領域を、電気泳動素子注入領域とも呼ぶ。
Hereinafter, a region in which the
図7の例において、光線方向制御素子11は、光透過領域40からなる第1の正方形パターンの外周を囲む樹脂層80を含む。樹脂層80は、電気泳動素子60を注入するための注入孔81を備える。注入孔81の幅は例えば、1~10[mm]程度であり、好ましくは5[mm]以下である。樹脂層80の構成材料として、例えば、エポキシ樹脂を採用することができる。なお、樹脂層80の注入孔81が設けられた面と、光透過領域40の第1の正方形パターンと、の間には空隙であるバッファ領域90が設けられている。バッファ領域90のX軸方向の幅は、光透過パターン幅41aの10~1000倍程度であることが望ましく、例えば、1~10[mm]程度である。
In the example of FIG. 7 , the light
注入孔81から電気泳動素子60が注入されると、電気泳動素子60はバッファ領域90においてY軸方向に広がる。その後、電気泳動素子60は、電気泳動素子注入領域のバッファ領域90と接する部分から、電気泳動素子注入領域のX軸方向へと広がる。バッファ領域90は、遮光パターン幅と比較して十分に大きい幅を有するため、バッファ領域90における電気泳動素子60がY軸方向に広がる速度は、電気泳動素子注入領域において電気泳動素子60がY軸方向に広がる速度より十分高い。
When the
従って、バッファ領域90が存在しない(即ち樹脂層80の注入孔81を有する面が第1の正方形パターンと接している)場合と比較して、電気泳動素子60の電気泳動素子注入領域全体への注入速度が向上する。
Therefore, compared to the case where the
なお、図7の例では、バッファ領域90は、樹脂層80の注入孔81を備える面全体と接しているが、当該面の一部のみ(但し、バッファ領域90は注入孔81と接している)と接していてもよい。この場合、バッファ領域90のY軸方向の幅は、遮光パターン幅の10倍以上であることが望ましい。また、図7の例では、注入孔81はY軸方向の略中央部に設けられているが、バッファ領域90と接していれば、他の位置に設けられていてもよい。
In the example of FIG. 7, the
なお、電気泳動素子注入領域及びバッファ領域90が、電気泳動素子60で満たされたら、注入孔81は、例えば、樹脂層80と同じ素材で封止される。注入孔81の数及び幅を大きくすれば、電気泳動素子60の注入速度は上がるが、封止工程における不良発生を抑制するために、注入孔81の数が少なく(例えば1個)、かつ幅は前述の通り5[mm]以下であることが好ましい。
After the electrophoresis element injection region and the
なお、本実施例では、狭視野モードと広視野モードとを切り替え可能な光線方向制御素子11について説明したが、光線方向制御素子11は、狭視野モードのみが実現可能なものであってもよい。この場合、例えば、光線方向制御素子11には、電気泳動素子60の代わりに遮光材料として黒色インク等が注入されている。また、光線方向制御素子11は、透明導電膜31及び透明導電膜32を有していなくてもよい。
In this embodiment, the light beam
実施例1との相違点を説明する。図8は、電気泳動素子60が注入される前の光線方向制御素子11の一例を示す平面図である。本実施例において、樹脂層80は、注入孔81を有する面に対向する面において、排気孔82を備える。また、樹脂層80の排気孔82が設けられた面と、光透過領域40の第1の正方形パターンと、の間には空隙であるバッファ領域91が、さらに設けられている。バッファ領域91のX軸方向の幅は、例えば、バッファ領域90と同様に、1~10[mm]程度である。
Differences from the first embodiment will be described. FIG. 8 is a plan view showing an example of the beam
これにより、電気泳動素子60の注入時に電気泳動素子注入領域に空気が残存していた場合であっても、バッファ領域91を経由して排気孔82から排気される。従って、本実施例においては、電気泳動素子注入領域全体に電気泳動素子60を万遍なく注入することができる。なお、電気泳動素子60は、電気泳動素子注入領域の全体へと広がった後、バッファ領域91全体に広がる。
As a result, even if air remains in the electrophoresis element injection area when the
なお、図8の例では、排気孔82は、樹脂層80の注入孔81を有する面に対向する面に設けられているが、注入孔81を有する面以外の他の面に設けられていてもよい。この場合、当該他の面と、光透過領域40の第1の正方形パターンと、の間にバッファ領域91が設けられる。また、排気孔82はY軸方向の略中央部に設けられているが、バッファ領域91と接していれば、他の位置に設けられていてもよい。
In the example of FIG. 8, the
実施例2との相違点を説明する。図9は、電気泳動素子60が注入される前の光線方向制御素子11の一例を示す平面図である。本実施例において、光線方向制御素子11は、樹脂層80の注入孔81及び排気孔82を有しない面と、光透過領域40の第1の正方形パターンと、の間にダム85を有する。ダム85の幅は、光透過パターン幅41aと同等かそれ以上、好ましくは5倍以上である。
Differences from the second embodiment will be described. FIG. 9 is a plan view showing an example of the beam
ダム85の構成材料は、例えば、感光性樹脂等である。ダム85の構成材料は、光透過領域40の構成材料と同じであってもよい。ダム85によって樹脂層80の樹脂がせき止められ、電気泳動素子注入領域への樹脂の侵入を防止することができ、さらに狭額縁化が可能となる。
A constituent material of the
以下、本実施例における光線方向制御素子11の製造方法の各工程を例示する、図10A乃至図10Gに基づいて説明する。まず、図10Aのように、第1の透明基板21の表面(主面)に透明導電膜31を形成(透明導電膜形成工程)する。次いで、図10Bのように、透明導電膜31が形成された第1の透明基板21の主面側に、ネガ型のフォトレジスト膜として透明感光性樹脂層41を積層して形成する(感光性樹脂積層工程)。なお、透明感光性樹脂層41は、後述する透過領域形成工程を経て光透過領域40となる部材である。
10A to 10G illustrating each step of the manufacturing method of the light beam
次に、図10Cのように、マスクパターン71を備えたフォトマスク70を通して、透明感光性樹脂層41に露光光75を照射することにより、透明感光性樹脂層41を露光する(露光光照射工程)。この露光光照射工程に際しては、マスクパターン71の位置が、電気泳動素子60が注入される領域となるように、第1の透明基板21とフォトマスク70に形成された目合わせマーク(図示せず)を利用し、フォトマスク70と第1の透明基板21との位置を調整する制御を行う(位置制御工程)。
Next, as shown in FIG. 10C, the transparent
次いで、露光された透明感光性樹脂層41に対して現像処理を施すことにより、図10Dに示すような、互いに離間した複数の光透過領域40を形成する(透過領域形成工程)。
Then, the exposed transparent
続いて、図10Eのように、第1の透明基板21上、かつ光透過領域40の外側にダム85を形成する(ダム形成工程)。なお、ダム85の構成材料が光透過領域40の構成材料と同じ場合には、位置制御工程及び透過領域形成工程によって、光透過領域40とダム85を同時に形成してもよい。
Subsequently, as shown in FIG. 10E, a
続いて、図10Fのように、光透過領域40の表面上に、透明導電膜32を備えた第2の透明基板22を設置する(透明基板設置工程)。
Subsequently, as shown in FIG. 10F, the second
続いて、図10Gのように、バッファ領域(本実施例においては、バッファ領域90及びバッファ領域91)を確保した上で、ダム85の外周に沿って、樹脂層80を形成する(樹脂層形成工程)。この際、本実施例では、注入孔81と排気孔82に該当する部分には樹脂層80を形成しないようにする。
Subsequently, as shown in FIG. 10G, after securing a buffer region (
そして、図10Hのように、透明導電膜31と光透過領域40と透明導電膜32とで形成された空隙に、電気泳動素子60を充填する(泳動素子充填工程)。
Then, as shown in FIG. 10H, the gap formed by the transparent
この図10A~図10Gに基づく上記説明では、透明基板設置工程に続いて泳動素子充填工程を実行するという方法を示したが、この2つの工程については、順番を逆にしても、同様に光線方向制御素子11を製造することができる。
In the above description based on FIGS. 10A to 10G, the method in which the transparent substrate installation step is followed by the migration element filling step is shown. The
すなわち、図10A乃至図10Eに基づく説明と同様に実施した後、光透過領域40の間に電気泳動素子60を充填する泳動素子充填工程を、透明基板設置工程に先立って実行し、その後に、光透過領域40及び電気泳動素子60の表面上に透明導電膜32を備えた第2の透明基板22を設置する透明基板設置工程を実施してもよい。
10A to 10E, the electrophoresis element filling step of filling the
また、第2の透明基板22の設置に続いて樹脂層80を形成するという方法を示したが、この2つの工程についても、順番を逆にしても、同様に光線方向制御素子11を製造することができる。
In addition, although the method of forming the
すなわち、図10A乃至図10Eの工程を実施した後、図15Aに示すように、ダム85の外側に樹脂層80を形成する樹脂層形成工程を、透明基板設置工程に先立って実行する。その後に、図15Bに示すように、光透過領域40及びダム85及び樹脂層80の表面上に透明導電膜32を備えた第2の透明基板22を設置する透明基板設置工程を実行する。その後に、図15Cのように、透明導電膜31と光透過領域40と透明導電膜32とで形成された空隙に、電気泳動素子60を充填する泳動素子充填工程を実行してもよい。
10A to 10E, a resin layer forming step for forming a
ここで、上記露光に用いる露光光75は、積層方向(透明感光性樹脂層41等を積層する方向)に対する平行光である。また、この露光光75の光源としては、UV光源を用いており、本実施例における上記露光光照射工程では、例えば、波長365[nm]のUV光を露光光75として照射する。
Here, the
この照射に際しての露光量は、100[mJ/cm2]~1000[mJ/cm2]の範囲が好適であり、本実施例では、露光光75の露光量は200[mJ/cm2]である。
The exposure amount for this irradiation is preferably in the range of 100 [mJ/cm 2 ] to 1000 [mJ/cm 2 ], and in this embodiment, the exposure amount of the
なお、露光光照射工程における透明感光性樹脂層41の形成方法としては、例えば、スリットダイコータ、ワイヤコータ、アプリケータ、ドライフィルム転写、スプレイ塗布、又はスクリーン印刷等といった成膜方法のいずれかを用いることができる。こうした成膜方法により、本実施例では、30[μm]~300[μm]の範囲内が妥当である透明感光性樹脂層41の厚さを、60[μm]となるように形成した。
As a method for forming the transparent
また、透明感光性樹脂層41に用いる透明感光性樹脂としては、例えば、化薬マイクロケム(Microchem)社の化学増幅型フォトレジスト(商品名「SU-8」)を採用することができる。この透明感光性樹脂の特徴は、次のとおりである。
As the transparent photosensitive resin used for the transparent
第1の特徴は、紫外線を照射することにより光開始剤が酸を発生し、このプロトン酸を触媒として硬化性モノマーを重合させるエポキシ系(具体的にはビスフェノールAノボラックのグリシジルエーテル誘導体)のネガレジストであるという点にある。第2の特徴は、可視光領域において、非常に透明性の高い特性を有しているという点である。 The first feature is that the photoinitiator generates an acid when irradiated with ultraviolet rays, and the protonic acid is used as a catalyst to polymerize a curable monomer. The point is that it is a resist. The second feature is that it has very high transparency in the visible light region.
第3の特徴としては、透明感光性樹脂に含まれる硬化性モノマーは、硬化前の分子量が比較的小さいため、シクロペンタノンやプロピレングリコールメチルエーテルアセテート(PEGMEA)、ガンマブチルラクトン(GBL)、イソブチルケトン(MIBK)などの溶媒に非常に良く溶けることから、厚膜形成が容易であるという点が挙げられる。 As a third feature, the curable monomer contained in the transparent photosensitive resin has a relatively small molecular weight before curing, so cyclopentanone, propylene glycol methyl ether acetate (PEGMEA), gamma butyl lactone (GBL), isobutyl Since it dissolves very well in solvents such as ketone (MIBK), it is easy to form a thick film.
第4の特徴は、近紫外領域の波長においても光透過性が非常に良いため、厚膜であっても紫外線を透過させるという特徴を有している点である。第5の特徴は、前述したような各特徴を有することから、アスペクト比が3以上の高アスペクト比のパターンを形成できるという点にある。第6の特徴は、硬化性モノマーには官能基が多く存在していることから、硬化後、非常に高密度な架橋となり、熱的にも化学的にも非常に安定であるという点である。このため、パターン形成後の加工も容易となる。 The fourth feature is that it has very good light transmittance even at wavelengths in the near-ultraviolet region, so that even a thick film can transmit ultraviolet rays. A fifth feature is that, since each of the features described above is provided, a pattern with a high aspect ratio of 3 or more can be formed. The sixth feature is that since there are many functional groups in the curable monomer, it becomes a very high-density crosslink after curing, and is very stable both thermally and chemically. . Therefore, processing after pattern formation is also facilitated.
もっとも、本実施例では、透明感光性樹脂層41として前述の化学増幅型フォトレジスト(商品名「SU-8」)を採用したが、これに限られるものではなく、すなわち、同様の特性を有するものであれば、どのような光硬化性材料を用いてもよい。
However, in this embodiment, the above-mentioned chemically amplified photoresist (trade name "SU-8") was used as the transparent
なお、図10Dの透過領域形成工程において、露光後においては、透明感光性樹脂層41に対して現像処理が施される。すなわち、透明感光性樹脂層41に現像を実施し、次に熱アニール(熱アニール処理)を120~150[℃]かつ30~60[分]という条件で実施することにより、透明感光性樹脂層41に、複数に区画された光透過領域40が形成される。例えば、第1の透明基板21がガラス基板である場合には、当該条件は、150[℃]かつ30分であることが望ましい。
In addition, in the transmissive region forming step of FIG. 10D, development processing is performed on the transparent
ここで形成された各光透過領域40相互間のスペース幅(遮光パターン幅)は、上述の通り5[μm]である。また、上記「SU-8」で形成した場合における光透過領域40の屈折率は、1.5~1.6となる。
The space width (light shielding pattern width) between the
なお、図10Fの透明基板設置工程において、光透過領域40の上に、透明導電膜32を備えた第2の透明基板22を配置する。この第2の透明基板22は、接着剤(図示せず)によって第1の透明基板21の外周部で固定する。この固定の際に用いる接着剤は、熱硬化性、UV硬化性のいずれを用いてもよい。
10F, the second
なお、実施例1及び実施例2の光線方向制御素子11の製造方法は、ダム形成工程を含まない点を除いて、前述の製造方法と同様である。即ち、透過領域形成工程に続いて、透明基板設置工程が実行される。さらに樹脂層形成工程では、光透過領域40のパターンの最外周に沿って、樹脂層80が形成される。
The method of manufacturing the light
実施例3との相違点を説明する。図11は、電気泳動素子60が注入される前の光線方向制御素子11の一例を示す平面図である。本実施例において、ダム85は、樹脂層80の注入孔81及び排気孔82を有しない面と、光透過領域40の第1の正方形パターンと、の間のみならず、樹脂層80の注入孔81を有する面とバッファ領域90との間、及び樹脂層80の排気孔82を有する面とバッファ領域90との間にも形成されている。
Differences from the third embodiment will be described. FIG. 11 is a plan view showing an example of the beam
なお、ダム85には、注入孔81及び排気孔82を塞がないよう、開口部が設けられている。このようなダム85の形状により、本実施例の光線方向制御素子11は、狭額縁化の効果をさらに高めることができる。また、併せて、電気泳動素子60の注入速度を高めつつも、バッファ領域90及びバッファ領域91の狭小化を実現することができる。
The
実施例2との相違点を説明する。図12は、電気泳動素子60が注入される前の光線方向制御素子11の一例を示す平面図である。本実施例において、バッファ領域90は、樹脂層80の全ての面と、光透過領域40の第1の正方形パターンと、の間に設けられている。バッファ領域90の、樹脂層80の注入孔81及び排気孔82を有しない面に接する部位のY軸方向の幅は、例えば、1~10[mm]程度である。
Differences from the second embodiment will be described. FIG. 12 is a plan view showing an example of the beam
注入孔81から電気泳動素子60が注入されると、電気泳動素子60は、バッファ領域90の、樹脂層80の注入孔81を有する面と接する部位、においてY軸方向に広がる。その後、電気泳動素子60は、電気泳動素子注入領域のバッファ領域90と接する部分から、電気泳動素子注入領域のX軸方向へと広がる。
When the
さらに、電気泳動素子60は、バッファ領域90の、樹脂層80の注入孔81及び排気孔82を有しない面と接する部位、においてX軸方向に広がる。その後、電気泳動素子60は、当該部位から電気泳動素子注入領域のY軸方向へと広がる。
Furthermore, the
このようなバッファ領域90の形状により、本実施例の光線方向制御11は、電気泳動素子60の注入速度をさらに高めることができる。
With such a shape of the
実施例5との相違点を説明する。図13は、電気泳動素子60が注入される前の光線方向制御素子11の一例を示す平面図である。本実施例において、光線方向制御素子11は、ダム85を有する。ダム85は、樹脂層80の全ての面と、バッファ領域90と、の間に形成されている。なお、ダム85には、注入孔81及び排気孔82を塞がないよう、開口部が設けられている。
Differences from the fifth embodiment will be described. FIG. 13 is a plan view showing an example of the beam
このようにダム85が設けられていることにより、本実施例の光線方向制御素子11は、電気泳動素子60の注入速度を高めつつ、電気泳動素子注入領域への樹脂の侵入を防止することができ、さらに狭額縁化の効果を得られ。また、バッファ領域90の狭小化を実現することができる。
By providing the
実施例1との相違点を説明する。図14は、電気泳動素子60が注入される前の光線方向制御素子11の一例を示す平面図である。本実施例において、バッファ領域90のY軸方向の幅は、注入孔81のY軸方向の幅より大きいものの、樹脂層80の注入孔81を有する面のY軸方向の幅より小さい。
Differences from the first embodiment will be described. FIG. 14 is a plan view showing an example of the beam
また、本実施例において光線方向制御素子11は、樹脂層80の各面と、光透過領域40の第1の正方形パターンと、の間に形成された、ダム85を有する。但し、ダム85には、バッファ領域90及び注入孔81を塞がないよう、開口部が設けられている。
Also, in this embodiment, the beam
本実施例の光線方向制御素子11は、バッファ領域90が設けられているものの、その面積が狭いため、電気泳動素子60の注入速度が向上しつつも、電気泳動素子60で満たされる領域が減少し、さらなる狭額縁化が実現可能となる。また、ダム85によって、樹脂層80の全方向からの樹脂をせき止めることができるため、電気泳動素子注入領域への樹脂の侵入を防止することができる。さらにダム85によって、狭額縁化が実現される。
Although the light beam
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本開示の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。 Although the embodiments of the present disclosure have been described above, the present disclosure is not limited to the above embodiments. A person skilled in the art can easily change, add, or convert each element of the above-described embodiments within the scope of the present disclosure. A part of the configuration of one embodiment can be replaced with the configuration of another embodiment, and it is also possible to add the configuration of another embodiment to the configuration of one embodiment.
実施例1との相違点を説明する。図16は、狭視野モード(狭視野状態)の光線方向制御素子の一例を示す断面図である。実施例1の光線方向制御素子において、透明導電膜31及び透明導電膜32と電気泳動素子60が接している。一方、本実施例の光線方向制御素子11は、第1の透明保護膜100及び第2の透明保護膜101を有する。
Differences from the first embodiment will be described. FIG. 16 is a cross-sectional view showing an example of a light beam direction control element in a narrow-field mode (narrow-field state). In the light direction control element of Example 1, the transparent
第1の透明保護膜100は、透明導電膜31と電気泳動素子60との間に設けられている。第2の透明保護膜101は、透明導電膜32と電気泳動素子60との間に設けられている。具体的には、例えば、第1の透明保護膜100は、透明導電膜31の主面31aを覆うように配置されている。また、第2の透明保護膜101は、透明導電膜32の主面32aを覆うように配置されている。
A first transparent
なお、第1の透明保護膜100は、透明導電膜31の主面31a全体を覆わなくてもよく、主面31aと電気泳動素子60とが接しないように配置されていればよい。具体的には、例えば、第1の透明保護膜100は、主面31a上の領域のうち、電気泳動素子60の上面60aの+Z軸方向上の領域のみに配置される透明保護膜パターンであってもよい。同様に、第2の透明保護膜101は、透明導電膜32の主面32a全体を覆わなくてもよく、主面32aと電気泳動素子60とが接しないように配置されていればよい。具体的には、例えば、第2の透明保護膜101は、主面32a上の領域のうち、電気泳動素子60の下面60bの-Z軸方向上の領域のみに配置される透明保護膜パターンであってもよい。
Note that the first transparent
第1の透明保護膜100の構成材料としては、SiO2、Si3N4等を採用することができ、本実施例ではSiO2である。第2の透明保護膜101につ
いても同様である。本実施例の光線方向制御素子11において、透明導電膜31及び透明導電膜32は、それぞれ第1の透明保護膜100の及び第2の透明保護膜101に覆われているため、透明導電膜31及び透明導電膜32の表面に電気泳動粒子61が付着することがないという効果が得られる。
As a constituent material of the first transparent
11 光線方向制御素子、21 透明基板、22 透明基板、30 導電性遮光膜パターン、31 透明導電膜、32 透明導電膜、40 光透過領域、60 電気泳動素子、61 電気泳動粒子、62 分散媒、80 樹脂層、81 注入孔、82 排気孔、85 ダム、90 バッファ領域、91 バッファ領域、100 第1の透明保護膜、101 第2の透明保護膜
11 light beam
Claims (6)
前記第1透明基板に対向して配置された第2透明基板と、
前記第1透明基板の前記第2透明基板に対向する第1面に形成された第1電極と、
前記第2透明基板の前記第1透明基板に対向する第2面に形成された第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極とに挟まれ、かつ有色電気泳動粒子と分散媒とが注入された遮光パターンと、
前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に配置され、前記遮光パターンに側壁を囲まれた複数の光透過領域と、
前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に配置され、前記複数の光透過領域からなる光透過領域パターンの外周を囲み、封止された第1開口部を有する樹脂層と、
前記樹脂層の第1開口部を有する面と、前記光透過領域パターンと、に挟まれ、前記有色電気泳動粒子及び前記分散媒が注入された第1バッファ領域と、を含むことを特徴とする光線方向制御素子であって、
前記樹脂層は、前記第1開口部を有する面とは異なる面に、封止された第2開口部を有し、
前記光線方向制御素子は、
前記樹脂層の第2開口部を有する面と、前記光透過領域パターンと、に挟まれ、前記有色電気泳動粒子及び前記分散媒が注入された第2バッファ領域と、
前記樹脂層の前記第1開口部及び前記第2開口部を有しない面と、前記光透過領域パターンと、に挟まれた第1ダムと、を含み、
前記第1電極及び/又は前記第2電極の電位を制御して、前記遮光パターンにおける前記有色電気泳動粒子の分散状態/集中状態を制御することを特徴とする光線方向制御素子。 a first transparent substrate;
a second transparent substrate arranged to face the first transparent substrate;
a first electrode formed on a first surface of the first transparent substrate facing the second transparent substrate;
a second electrode formed on a second surface of the second transparent substrate facing the first transparent substrate;
a light shielding pattern sandwiched between the first electrode and the second electrode and into which colored electrophoretic particles and a dispersion medium are injected;
a plurality of light transmission regions disposed between the first transparent substrate and the second transparent substrate and having sidewalls surrounded by the light shielding pattern ;
a resin layer disposed between the first transparent substrate and the second transparent substrate, surrounding an outer periphery of the light-transmitting region pattern composed of the plurality of light-transmitting regions, and having a sealed first opening;
The first buffer region is sandwiched between the surface of the resin layer having the first opening and the light transmission region pattern, and includes a first buffer region into which the colored electrophoretic particles and the dispersion medium are injected. A light beam direction control element for
The resin layer has a sealed second opening on a surface different from the surface having the first opening,
The light direction control element is
a second buffer region sandwiched between the surface of the resin layer having the second opening and the light transmission region pattern, into which the colored electrophoretic particles and the dispersion medium are injected;
a first dam sandwiched between a surface of the resin layer that does not have the first opening and the second opening and the light transmission region pattern;
A light direction control element, wherein the electric potential of the first electrode and/or the second electrode is controlled to control the state of dispersion/concentration of the colored electrophoretic particles in the light shielding pattern.
前記樹脂層の前記第1開口部を有する面と、前記第1バッファ領域とに挟まれた第2ダムと、
前記樹脂層の前記第2開口部を有する面と、前記第2バッファ領域とに挟まれた第3ダムと、を含み、
前記第2ダムは、前記第1開口部と重なる開口部を有し、
前記第3ダムは、前記第2開口部と重なる開口部を有することを特徴とする光線方向制御素子。 A light beam direction control element according to claim 1,
a second dam sandwiched between the surface of the resin layer having the first opening and the first buffer region;
a third dam sandwiched between the surface of the resin layer having the second opening and the second buffer region;
The second dam has an opening that overlaps with the first opening,
The light direction control element , wherein the third dam has an opening that overlaps with the second opening .
前記第1透明基板に対向して配置された第2透明基板と、
前記第1透明基板の前記第2透明基板に対向する第1面に形成された第1電極と、
前記第2透明基板の前記第1透明基板に対向する第2面に形成された第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極とに挟まれ、かつ有色電気泳動粒子と分散媒とが注入された遮光パターンと、
前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に配置され、前記遮光パターンに側壁を囲まれた複数の光透過領域と、
前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に配置され、前記複数の光透過領域からなる光透過領域パターンの外周を囲み、封止された第1開口部を有する樹脂層と、
前記樹脂層の第1開口部を有する面と、前記光透過領域パターンと、に挟まれ、前記有色電気泳動粒子及び前記分散媒が注入された第1バッファ領域と、を含むことを特徴とする光線方向制御素子であって、
前記樹脂層は、前記第1開口部を有する面とは異なる面に、封止された第2開口部を有し、
前記光線方向制御素子は、
前記樹脂層の第2開口部を有する面と、前記光透過領域パターンと、に挟まれ、前記有色電気泳動粒子及び前記分散媒が注入された第2バッファ領域と、
前記樹脂層の前記第1開口部を有する面及び前記第2開口部を有する面とは異なる第1面と、前記光透過領域パターンと、に挟まれ、前記有色電気泳動粒子及び前記分散媒が注入された第3バッファ領域と、
前記樹脂層の前記第1開口部を有する面と、前記第1バッファ領域とに挟まれた第4ダムと、
前記樹脂層の前記第2開口部を有する面と、前記第2バッファ領域とに挟まれた第5ダムと、
前記樹脂層の前記第1面と、前記第3バッファ領域とに挟まれた第6ダムと、を含み、
前記第1電極及び/又は前記第2電極の電位を制御して、前記遮光パターンにおける前記有色電気泳動粒子の分散状態/集中状態を制御することを特徴とする光線方向制御素子。 a first transparent substrate;
a second transparent substrate arranged to face the first transparent substrate;
a first electrode formed on a first surface of the first transparent substrate facing the second transparent substrate;
a second electrode formed on a second surface of the second transparent substrate facing the first transparent substrate;
a light shielding pattern sandwiched between the first electrode and the second electrode and into which colored electrophoretic particles and a dispersion medium are injected;
a plurality of light transmission regions disposed between the first transparent substrate and the second transparent substrate and having sidewalls surrounded by the light shielding pattern;
a resin layer disposed between the first transparent substrate and the second transparent substrate, surrounding an outer periphery of the light-transmitting region pattern composed of the plurality of light-transmitting regions, and having a sealed first opening;
The first buffer region is sandwiched between the surface of the resin layer having the first opening and the light transmission region pattern, and includes a first buffer region into which the colored electrophoretic particles and the dispersion medium are injected. A beam direction control element,
The resin layer has a sealed second opening on a surface different from the surface having the first opening,
The light direction control element is
a second buffer region sandwiched between the surface of the resin layer having the second opening and the light transmission region pattern, into which the colored electrophoretic particles and the dispersion medium are injected;
The colored electrophoretic particles and the dispersion medium are sandwiched between a first surface of the resin layer different from the surface having the first opening and the surface having the second opening, and the light transmission region pattern. an implanted third buffer region;
a fourth dam sandwiched between the surface of the resin layer having the first opening and the first buffer region;
a fifth dam sandwiched between the surface of the resin layer having the second opening and the second buffer region;
a sixth dam sandwiched between the first surface of the resin layer and the third buffer region;
A light direction control element, wherein the electric potential of the first electrode and/or the second electrode is controlled to control the state of dispersion/concentration of the colored electrophoretic particles in the light shielding pattern.
前記樹脂層の前記第1開口部を有する面と、前記光透過領域パターンとに挟まれた第7ダムと、
前記樹脂層の前記第1開口部を有する面とは異なる面と、前記光透過領域パターンとに挟まれた第8ダムと、を含むことを特徴とする光線方向制御素子。 A light beam direction control element according to claim 3,
a seventh dam sandwiched between the surface of the resin layer having the first opening and the light transmission area pattern;
A light beam direction control element, comprising: a surface of the resin layer different from the surface having the first opening, and an eighth dam sandwiched between the light transmission region pattern.
前記光透過領域パターンのパターン幅は、前記遮光パターンのパターン幅の3倍以上であることを特徴とする光線方向制御素子。 The light direction control element according to claim 1 or 3,
The light beam direction control element , wherein the pattern width of the light transmission region pattern is three times or more the pattern width of the light shielding pattern .
前記第1電極と前記遮光パターンとに挟まれた第1の透明保護膜と、
前記第2電極と前記遮光パターンとに挟まれた第2の透明保護膜と、を含むことを特徴とする光線方向制御素子。 The light direction control element according to claim 1 or 3,
a first transparent protective film sandwiched between the first electrode and the light shielding pattern;
and a second transparent protective film interposed between the second electrode and the light shielding pattern .
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