JP7219403B2 - 空気調和装置の室内機 - Google Patents
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Description
(1)全体構成
図1は、実施形態に係る空気調和装置の室内機100の外形を示す。室内機100は、連絡配管によって室外機と接続されることによって、空気調和装置を構成する。
(2-1)ケーシング10
図1に示すケーシング10は、ファン40及び熱交換器50を収容する。ケーシング10は、実質的に直方体の形状を有する。ケーシング10は、上面11、下面12、第1側面13、第2側面14、第3側面15、及び第4側面16を有する。
図2に示すように、支持部20は、ケーシング10を支持する。支持部20は、部屋の天井Cに固定され、ケーシング10を吊り下げる。
フィルタユニット30は、吸込口17に設けられる。フィルタユニット30は、室内機100が吸い込む空気流A1から、埃、塵、微粒子などを除去する。フィルタユニット30は、フィルタ枠31及びフィルタ材32を有する。フィルタ枠31は、フィルタ材32を固定する。フィルタ材32は、メッシュ状のシートからなり、空気流A1をろ過する。
ファン40は、室内から空気流A1を吸い込むとともに、調和済みの空気流A2を室内に吹き出す。ファン40は、複数のシロッコファンから構成されてもよい。ファン40は、ファンケーシングを有していてもよい。
熱交換器50は、空気を調和するためのものである。空気流が熱交換器50を通過することによって、熱交換器50は冷媒と空気流の間で熱交換を行う。空気調和装置が冷房運転を行う場合、熱交換器50は冷媒の蒸発器又は吸熱器として機能する。空気調和装置が暖房運転を行う場合、熱交換器50は冷媒の凝縮器又は放熱器として機能する。
(3-1)フィルタ枠31
図2に示すように、フィルタ枠31は吸込口17に設けられる。フィルタ枠31の材料は問われないが、例えば樹脂である。フィルタ枠31は、室内機100の構成部品のなかで、空気流A1、A2の最も上流側に位置するものである。
図5に示すように、シート状のフィルタ材32は、第2桟80の凹凸部81に沿うようにフィルタ枠31に固定される。これにより、フィルタ材32は、水平方向に延びる複数の稜線91、及び水平方向に延びる複数の谷線92を有することとなる。ここで、稜線91は表側Fに向かって突出するものであり、谷線92は裏側Bに向かって突出するものである。換言すれば、稜線91は、谷線92と比較して、空気流の上流側に位置する。複数の稜線91と複数の谷線92によって、複数のひだ93が形成される。
(4-1)
空気調和装置の天井吊り下げ型の室内機100において、吸込口17に設けられるフィルタ材32は、空気中の埃などを捕捉する。捕捉された埃は、室内機100が生じさせる振動などによって、ユーザのいる空間へ落下するおそれがある。
フィルタ枠31の第1桟70はフィルタ材32よりも室内機100の外側へ突出する。したがって、フィルタ材32から離れた埃は第1桟70の上に載ることができるので、室内への埃の落下がより効果的に抑制される。
第1桟70が大きな幅を有する。したがって、第1桟70が埃の落下をより効果的に抑制する。
第1桟70が第2桟80よりも大きな幅を有する。したがって、第1桟70が埃の落下をより効果的に抑制する。
第2桟80が所定の幅を確保する。したがって、フィルタ枠31の強度を保つことができる。
複数の第1桟70のうちの隣接する2つの第1桟70A、70Bについて、下側の第1桟70Bの第1外端75と上側の第1桟70Aの第1内端76Aとを通過する平面Qが、水平面Hと60°以下の角度φをなす。これにより、下側の第1桟70Bの第1外端75Bと上側の第1桟70Aの第1内端76Aとの間の水平方向の距離が確保される。したがって、第1桟70が埃の落下をより効果的に抑制する。
複数の谷線92は同一の鉛直面上に整列しない。したがって、室内機100の部品、例えばファン40などの配置に関する自由度を確保できる。
フィルタ材32が形成する斜面は、緩やかに傾斜する。したがって、ひだ83に載る埃の落下が効果的に抑制される。
(5)変形例
上述の実施形態においては、フィルタ枠31は、室内機100の構成部品のなかで、空気流A1、A2の最も上流側に位置するものである。これに代えて、図8に示すように、室内機100’は、フィルタ枠31と比較して上流側に位置するグリル39をさらに備えてもよい。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
11 :上面
12 :下面
13 :第1側面(側面)
14 :第2側面
15 :第3側面
16 :第4側面
17 :吸込口
18 :吹出口
30 :フィルタユニット
31 :フィルタ枠
32 :フィルタ材
40 :ファン
60 :外枠
61 :第1辺材
62 :第2辺材
63 :第3辺材
64 :第4辺材
70、70A、70B:第1桟
75、75B:第1外端
76、76A:第1内端
80 :第2桟
85 :第2外端
86 :第2内端
91、91Y:稜線
92、92X:谷線
92A :第1の谷線
92B :第2の谷線
93 :ひだ
100 :室内機
A1、A2:空気流
C :天井
D1 :第1距離
D2 :第2距離
H :水平面
P :平面
Q :平面
θ :角度
φ :角度
Claims (5)
- 天井(C)から吊り下げられる空気調和装置の室内機(100)であって、
側面(13)を有するケーシング(10)と、
前記ケーシングに収容され、かつ空気流(A1、A2)を発生させるファン(40)と、
前記側面に設けられる吸込口(17)と、
前記吸込口に設けられ、かつ水平方向に延びる複数の第1桟(70)及び鉛直方向に延びる複数の第2桟(80)を有するフィルタ枠(31)と、
水平方向に延びる複数の谷線(92)、及び前記複数の谷線と比較して前記空気流の上流側に位置するとともに水平方向に延びる複数の稜線(91)によって形成される、水平方向に延びる複数のひだ(93)を有し、かつ前記フィルタ枠に固定されるフィルタ材(32)と、
を備え、
前記複数の第1桟の各々は、第1内端(76)及び前記第1内端と比較して前記空気流の上流側に位置する第1外端(75)を有し、
前記第1外端は、前記複数の稜線と比較して、前記空気流の上流側に位置し、
前記第1外端と、前記複数の稜線とは、水平方向に5mm以上離間しており、
前記複数の稜線のうちの1つの前記稜線(91Y)と、前記複数の谷線のうちの、前記1つの前記稜線に最も近い1つの前記谷線(92X)と、を通過する平面(Q)は、水平面(H)と45°以下の角度(φ)をなす、
空気調和装置の室内機。 - 天井(C)から吊り下げられる空気調和装置の室内機(100)であって、
側面(13)を有するケーシング(10)と、
前記ケーシングに収容され、かつ空気流(A1、A2)を発生させるファン(40)と、
前記側面に設けられる吸込口(17)と、
前記吸込口に設けられ、かつ水平方向に延びる複数の第1桟(70)及び鉛直方向に延びる複数の第2桟(80)を有するフィルタ枠(31)と、
水平方向に延びる複数の谷線(92)、及び前記複数の谷線と比較して前記空気流の上流側に位置するとともに水平方向に延びる複数の稜線(91)によって形成される、水平方向に延びる複数のひだ(93)を有し、かつ前記フィルタ枠に固定されるフィルタ材(32)と、
を備え、
前記複数の第1桟の各々は、第1内端(76)及び前記第1内端と比較して前記空気流の上流側に位置する第1外端(75)を有し、
前記第1外端は、前記複数の稜線と比較して、前記空気流の上流側に位置し、
前記複数の第2桟の各々は、第2内端(86)及び前記第2内端と比較して前記空気流の上流側に位置する第2外端(85)を有し、
前記稜線から前記第1外端までの水平方向の第1距離(D1)は、前記稜線から前記第2外端までの水平方向の第2距離(D2)よりも大きい、
空気調和装置の室内機。 - 前記第2距離は、前記第1距離の半分以上である、
請求項2に記載の室内機。 - 天井(C)から吊り下げられる空気調和装置の室内機(100)であって、
側面(13)を有するケーシング(10)と、
前記ケーシングに収容され、かつ空気流(A1、A2)を発生させるファン(40)と、
前記側面に設けられる吸込口(17)と、
前記吸込口に設けられ、かつ水平方向に延びる複数の第1桟(70)及び鉛直方向に延びる複数の第2桟(80)を有するフィルタ枠(31)と、
水平方向に延びる複数の谷線(92)、及び前記複数の谷線と比較して前記空気流の上流側に位置するとともに水平方向に延びる複数の稜線(91)によって形成される、水平方向に延びる複数のひだ(93)を有し、かつ前記フィルタ枠に固定されるフィルタ材(32)と、
を備え、
前記複数の第1桟の各々は、第1内端(76)及び前記第1内端と比較して前記空気流の上流側に位置する第1外端(75)を有し、
前記第1外端は、前記複数の稜線と比較して、前記空気流の上流側に位置し、
前記複数の第1桟のうちの隣接する2つの前記第1桟(70A、70B)について、下側の前記第1桟(70B)の前記第1外端(75B)と上側の前記第1桟(70A)の前記第1内端(76A)とを通過する平面(P)は、水平面(H)と60°以下の角度(θ)をなす、
空気調和装置の室内機。 - 天井(C)から吊り下げられる空気調和装置の室内機(100)であって、
側面(13)を有するケーシング(10)と、
前記ケーシングに収容され、かつ空気流(A1、A2)を発生させるファン(40)と、
前記側面に設けられる吸込口(17)と、
前記吸込口に設けられ、かつ水平方向に延びる複数の第1桟(70)及び鉛直方向に延びる複数の第2桟(80)を有するフィルタ枠(31)と、
水平方向に延びる複数の谷線(92)、及び前記複数の谷線と比較して前記空気流の上流側に位置するとともに水平方向に延びる複数の稜線(91)によって形成される、水平方向に延びる複数のひだ(93)を有し、かつ前記フィルタ枠に固定されるフィルタ材(32)と、
を備え、
前記複数の谷線は、水平方向の位置が互いに異なる第1の谷線(92A)と第2の谷線(92B)とを含み、
前記フィルタ枠は、前記室内機のなかで前記空気流の最も上流側に位置する、
空気調和装置の室内機。
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JP2020038159A JP7219403B2 (ja) | 2020-03-05 | 2020-03-05 | 空気調和装置の室内機 |
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JP2020038159A JP7219403B2 (ja) | 2020-03-05 | 2020-03-05 | 空気調和装置の室内機 |
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JP2011088069A (ja) | 2009-10-22 | 2011-05-06 | Sharp Corp | エアフィルター |
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