JP7218519B2 - 物性データ予測方法及び物性データ予測装置 - Google Patents
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Description
従来より、複数のゴム材料、充填材、及びオイル等を試行錯誤により配合して加硫ゴム組成物を試作して物性データを計測することが行われている。このため、加硫ゴム組成物の配合情報と物性データとを紐付けたデータが多数蓄積されている。この蓄積データを活用して、コンピュータに機械学習させて、物性データを予測することができる。
この結果、精度よく特性データを予測させることができない、といった問題があった。
加硫ゴム組成物に用いる複数の原材料を、設定された配合比率で配合し、設定された加工条件で加工することにより作製される複数の加硫ゴム組成物に関する物性データを学習用出力データとし、前記加硫ゴム組成物における前記原材料それぞれの識別名称と、前記原材料それぞれの配合比率と、前記加工条件のそれぞれの情報と、を学習用入力データとする学習データを用いて、前記物性データをコンピュータ内の予測モジュールに機械学習させるステップと、
予測対象加硫ゴム組成物の加硫前の未加硫ゴム組成物を構成する構成原材料の名称と、該構成原材料の配合比率と、前記予測対象加硫ゴム組成物を作製するための加工における加工条件と、を用いて、前記予測対象加硫ゴム組成物の物性データを前記予測モジュールに予測させるステップと、
前記予測モジュールによる機械学習をさせるステップの前に、前記学習用入力データとして用いる、前記原材料の配合比率及び前記加工条件の項目のうち、水準を振ったサンプル数が所定数より少ない項目の前記学習用入力データと、対応する前記物性データとの間の関係を回帰分析によって補間することにより、前記予測モジュールに機械学習させるための前記学習データを増やす前処理を行わせるステップと、
を備える。
前記分類処理では、前記化学組成物の組成比率を前記材料特性として用いて、前記構成原材料の名称を前記識別名称の1つに分類する、ことが好ましい。
前記分類処理では、前記形状パラメータを前記材料特性として用いて、前記構成原材料の名称を、前記学習データに用いた前記原材料の前記識別名称の1つに分類する、ことが好ましい。
前記分類処理では、前記結合様式の比率を前記材料特性として用いて、前記構成原材料の名称を、前記学習データに用いた前記原材料の前記識別名称の1つに分類する、ことが好ましい。
加硫ゴム組成物に用いる複数の原材料を、設定された配合比率で配合し、設定された加工条件で加工することにより作製される、複数の加硫ゴム組成物の物性データを学習用出力データとし、前記原材料それぞれの識別名称と、前記原材料それぞれの配合比率と、前記加工条件のそれぞれの情報と、を学習用入力データとする学習データを用いて、前記物性データを機械学習する予測部と、
予測対象加硫ゴム組成物の加硫前の未加硫ゴム組成物を構成する構成原材料の名称と、該構成原材料の配合比率と、前記予測対象加硫ゴム組成物を作製するための加工における加工条件と、を用いて、前記予測対象加硫ゴム組成物の物性データを前記予測部に予測させるデータ操作部と、を備える。
前記データ操作部は、前記学習用入力データとして用いる、前記原材料の配合比率及び前記加工条件の項目のうち、サンプル数が所定数より少ない項目の前記学習用入力データと、対応する前記物性データとの間の関係を回帰分析によって補間することにより、前記予測部に機械学習させるための前記学習データを増やす前処理を行うように構成されている。
図1(a)は、コンピュータの予測モジュールに機械学習をさせるフローの一例を示す図であり、図1(b)は、機械学習した予測モジュールを用いて、物性データを予測するフローの一例を示す図である。コンピュータは、メモリから呼び出したプログラムを起動することにより、前処理モジュールと予測モジュールを少なくとも形成する。
例えば、取得したデータにおいて、ある原材料の配合比率の水準数、あるいは加工条件の水準数(加工温度や加工時間等のバリエーション数)がたまたま少ない場合もある。この場合、前処理モジュールは、水準数を増やす前処理を行う。前処理では、配合比率あるいは加工条件が物性データに影響を与えるものであるか否かを、例えば、分散分析等を用いて行う。原材料の配合比率あるいは加工条件が物性データに影響を与えるパラメータであることが確認されると、予測モジュールは、回帰分析を行う。回帰分析の処理では、単回帰分析あるいは重回帰分析が行われる。
こうして、前処理モジュールは、サンプル数が所定数より少ない項目の学習用入力データと、対応する物性データとの間の関係を回帰分析によって補間することにより、学習データの数を増やす。
こうして、予測モジュールは、機械学習が完了する。
まず、前処理モジュールは、予測対象加硫ゴム組成物の加硫前の未加硫ゴム組成物を構成する構成原材料の名称と、この構成原材料の配合比率と、予測対象加硫ゴム組成物を作製するための加工における加工条件の入力を受ける(ステップS20)。
入力を受けた前処理モジュールは、前処理をすることなく、予測対象加硫ゴム組成物の加硫前の未加硫ゴム組成物を構成する構成原材料の名称と、この構成原材料の配合比率と、予測対象加硫ゴム組成物を作製するための加工における加工条件とを、予測モジュールに入力する。
予測モジュールは、入力された名称と、配合比率と、加工条件とを用いて、予測対象加硫ゴム組成物の物性データを予測する(ステップS24)。
補間することにより、予測モジュールに機械学習させるための学習データを増やす前処理を前処理モジュールは行うので、サンプル数の少ない項目に関する学習データのサンプル数を増やすことができる。このため、加硫ゴム組成物の物性データを、コンピュータに予測させる際に、精度よく加硫ゴム組成物の物性データ(特性データ)を予測させることができる。
学習用入力データとして、サンプル数が少ないか否かを判定する際の所定数は、例えば、100~300の範囲の数であることが好ましい。例えば、ある原材料の配合比率に関して、バリエーション数が40程度しかない場合、サンプル数が少ないと判断して、バリエーション数が例えば150になるように、線形回帰式あるいは高次多項式により、配合比率のサンプルを増やす。この場合、他の項目の水準(例えば、加工条件)は変更させず一定にすることが好ましい。また、物性データの値が、例えば、原材料の配合比率と加工条件の加工温度の組み合わせのように、複数の項目の組み合わせにおける水準に依存する場合、単回帰分析による回帰式に代えて、重回帰分析による回帰式を用いることもできる。
このような回帰分析の処理内容は、例えば、オペレータの入力指示によって実行される。
図2は、回帰式と加工温度と物性データの関係の一例を示す図である。図2では、学習用入力データである加工温度と物性データの値を示す点P1~P3を通る回帰式Aが示されている。前処理では、回帰式Aを用いて、図2に示す白丸で示す点の加工温度と物性データの値の組み合わせを、学習データのサンプルとして増やす。
例えば、原材料に含まれる同じ化学組成物を略同じ組成比率で含んでいても、原料メーカーが異なれば構成原材料の名称も互いに異なる取り扱いをすると、原材料の名称の数は極めて膨大になる。これでは、精度の高い、効率のよい機械学習を予測モジュールにさせることはできない。このため、前処理モジュールでは、構成原材料の材料特性に基づいて、1つの名称に纏める。この場合、前処理モジュールは、図1(a)に示すステップS12の前処理において、回帰分析によりサンプル数を増やす処理の他に、上記分類処理を行うことが好ましい。
例えば、構成原材料の名称は、構成原材料における結合様式の比率と、学習データに用いた原材料における結合様式の比率との間の相関係数に基づいて、識別名称の1つに分類される、ことが好ましい。上記構成原材料の名称は、この構成材料と原材料との間の上記相関係数が所定値以上である原材料の識別名称の1つに分類される。このように相関係数を用いて分類することにより、精度のよい分類ができ、ひいては、加硫ゴム組成物の物性データ(特性データ)を予測することを、効率よくかつ精度よく行なうことができる。構成原材料の名称は、構成原材料における上記相関係数が予め定めた閾値を越える原材料の識別名称に分類されることが好ましい。
また、原材料の物性データがある程度近似する場合、同一の原材料とすることも好ましい。例えば、同一とできるか否かの判断は、比べる複数の物性値間の相関係数を算出し、その相関係数が所定値以上の場合、同一原材料とすることができる。
予測部102は、複数の加硫ゴム組成物の物性データを学習用出力データとし、原材料それぞれの識別名称と、原材料それぞれの配合比率と、加工条件のそれぞれの情報と、を学習用入力データとする学習データを用いて、物性データを機械学習するように構成される。加硫ゴム組成物は、加硫ゴム組成物に用いる複数の原材料を、設定された配合比率で配合し、設定された加工条件で加工することにより作製される。予測部102は、コンピュータ内に形成される予測モジュールである。
前処理部104aは、予測部102に機械学習をさせる際に、学習用入力データとして用いる、原材料の配合比率及び加工条件の項目のうち、サンプル数が所定数より少ない項目の学習用入力データと、対応する物性データとの間の関係を回帰分析によって補間することにより、予測部102に機械学習させる学習データを増やす前処理を行うように構成されている。前処理部104aは、前処理において上記分類処理を行ってもよい。
入力部104bは、前処理部104aが作成した学習データを予測部102に入力するように構成される。入力部104bは、コンピュータ内に形成される入力モジュールである。
以下、より具体的な例を挙げて説明する。
前処理の例1は、オリジナルの学習用入力データとして用いる、原材料の配合比率の水準を振ったサンプル数(配合の組み合わせの数)が少ない項目が配合剤I(下記表1参照)であり、200個の学習用入力データのうち、配合剤I以外の原材料の配合比率が同じ条件の下、配合剤Iの配合比率を振った組み合わせが4つしかない例である。下記表1にこの配合の組み合わせとして配合1~4の例を示す。このような配合の組み合わせによって実際の加硫ゴム組成物を作製する場合、以下のようにして加硫ゴム組成物を作製した。
加硫促進剤等の加硫系配合剤以外の配合剤とゴム材料を1.7リットルの密閉式バンバリーミキサーを用いて150℃付近に温度を上げてから、5分間混合した後に放出し、室温まで冷却してマスターバッチを得た。この混合を2回繰り返した。さらに、上記バンバリーミキサーを用いて、最終的に得られたマスターバッチに硫黄および加硫促進剤を混合し、未加硫ゴム組成物を得た。得られた未加硫ゴム組成物を所定の金型中で、140℃~190℃、で10分~90分間プレス加硫して加硫ゴム試験片を調製した。
図5(a)は、配合剤Iの配合比率に対するtanδ(60℃)のオリジナルの学習データのプロットと回帰直線の例を示し、図5(b)は、配合剤Iの配合比率に対するゴム硬度のオリジナルの学習データのプロットと回帰直線の例を示す図である。図5(a),(b)において、オリジナルの学習データは、“■”あるいは“●”で示されている。
さらに、図5(a),(b)には、回帰直線上に位置する新規データが“〇”(「回帰分析から導いたデータ」)で示されている。この新規なデータが、学習データに追加される。図5(a),(b)では、15個の新規データが示されているが、新規データの個数を100個新設した。すなわち、学習用入力データとして用いる、配合剤Iの配合比率の学習用入力データと、対応するゴム硬度及びtanδ(60℃)との間の関係を回帰分析によって補間することにより、学習データの数を増やした。
前処理の例2は、オリジナルの学習用入力データとして用いる、原材料の配合比率の水準を振ったサンプル数(配合の組み合わせの数)が少ない項目が配合剤Iと配合剤M(下記表2参照)であり、200個の学習用入力データのうち、配合剤Iと配合剤M以外の原材料の配合比率が同じ条件の下、配合剤Iと配合剤Mの配合比率を振った組み合わせが4つしかない例である。下記表3にこの配合の組み合わせとして配合5~8の例を示す。このような配合の組み合わせによって実際の加硫ゴム組成物を作製する場合、以下のようにして加硫ゴム組成物を作製した。
加硫促進剤等の加硫系配合剤以外の配合剤とゴム材料を1.7リットルの密閉式バンバリーミキサーを用いて150℃付近に温度を上げてから、5分間混合した後に放出し、室温まで冷却してマスターバッチを得た。さらに、上記バンバリーミキサーを用いて、最終的に得られたマスターバッチに硫黄および加硫促進剤を混合し、未加硫ゴム組成物を得た。得られた未加硫ゴム組成物を所定の金型中で、140℃~190℃、で10分~90分間プレス加硫して加硫ゴム試験片を調製した。
図6(a)は、配合剤I及び配合剤Mの配合比率の線形加算和(a・(配合剤Iの配合比率)+b・(配合剤Mの配合比率):a、bは定数)に対するtanδ(60℃)のオリジナルの学習データのプロットと回帰直線の例を示し、図6(b)は、配合剤I及び配合剤Mの配合比率の線形加算和(c・(配合剤Iの配合比率)+d・(配合剤Mの配合比率):c、dは定数)に対するゴム硬度のオリジナルの学習データのプロットと回帰直線の例を示す図である。図6(a),(b)において、オリジナルの学習データは、“■”あるいは“●”で示されている。
さらに、図6(a),(b)には、回帰直線上に位置する新規データが“〇”(「回帰分析から導いたデータ」)で示されている。この新規なデータが、学習データに追加される。図6(a),(b)では、15個の新規データが示されているが、新規データの個数を100個新設した。すなわち、学習用入力データとして用いる、配合剤Iの配合比率と配合率Mの配合比率の学習用入力データと、対応するゴム硬度及びtanδ(60℃)との間の関係を回帰分析によって補間することにより、学習データの数を増やした。ここで、回帰直線は、配合剤I及び配合剤Mの配合比率の線形加算和で表されるため、配合剤Iの配合比率及び配合剤Mの配合比率の線形加算和が、図6(a),(b)に示す新規データの線形加算和の値になるように、オリジナルの学習用入力データの配合剤Iの配合比率及び配合剤Mの配合比率の、最大値及び最小値の範囲内で、配合剤Iの配合比率の値及び配合剤Mの配合比率の値を適宜設定した。
これより、前処理の効果は明らかである。
102 予測部
104 データ操作部
104a 前処理部
104b 入力部
Claims (9)
- 予め設定された複数の原材料を組み合わせて配合した未加硫ゴム組成物から作製される加硫ゴム組成物の物性データを、コンピュータに予測させる物性データ予測方法であって、
加硫ゴム組成物に用いる複数の原材料を、設定された配合比率で配合し、設定された加工条件で加工することにより作製される複数の加硫ゴム組成物に関する物性データを学習用出力データとし、前記加硫ゴム組成物における前記原材料それぞれの識別名称と、前記原材料それぞれの配合比率と、前記加工条件のそれぞれの情報と、を学習用入力データとする学習データを用いて、前記物性データをコンピュータ内の予測モジュールに機械学習させるステップと、
予測対象加硫ゴム組成物の加硫前の未加硫ゴム組成物を構成する構成原材料の名称と、該構成原材料の配合比率と、前記予測対象加硫ゴム組成物を作製するための加工における加工条件と、を用いて、前記予測対象加硫ゴム組成物の物性データを前記予測モジュールに予測させるステップと、
前記予測モジュールによる機械学習をさせるステップの前に、前記学習用入力データとして用いる、前記原材料の配合比率及び前記加工条件の項目のうち、水準を振ったサンプル数が所定数より少ない項目であり、且つ前記物性データに影響を与える前記学習用入力データと、対応する前記物性データとの間の関係を回帰分析によって補間することにより、前記予測モジュールに機械学習させるための前記学習データを増やす前処理を行わせるステップと、
を備えることを特徴とする物性データ予測方法。 - 前記前処理で行う回帰分析は、線形回帰式あるいは高次多項式による回帰式を用いて行う、請求項1に記載の物性データ予測方法。
- 前記所定数は、100~300の範囲の値である、請求項1または2に記載の物性データ予測方法。
- 前記前処理は、前記構成原材料の名称を、前記構成原材料の材料特性に基づいて、コンピュータに前記学習用入力データとして用いた前記識別名称の1つに分類する分類処理を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の物性データ予測方法。
- 前記学習データに用いた前記原材料及び前記予測対象加硫ゴム組成物における前記構成原材料は、複数の化学組成物の混合物であり、
前記分類処理では、前記化学組成物の組成比率を前記材料特性として用いて、前記構成原材料の名称を前記識別名称の1つに分類する、請求項4に記載の物性データ予測方法。 - 前記構成原材料の名称は、前記化学組成物の前記組成比率と、前記学習データに用いた前記原材料における前記化学組成物の組成比率との間の相関係数に基づいて前記識別名称の1つに分類される、請求項5に記載の物性データ予測方法。
- 前記学習データに用いた前記原材料及び前記構成原材料は、形状パラメータによって形状が特定される材料を含み、
前記分類処理では、前記形状パラメータを前記材料特性として用いて、前記構成原材料の名称を、前記学習データに用いた前記原材料の前記識別名称の1つに分類する、請求項4~6のいずれか1項に記載の物性データ予測方法。 - 前記学習データに用いた前記原材料及び前記構成原材料は、結合様式及び該結合様式の比率が異なるポリマーである複数の合成ゴムを含み、
前記分類処理では、前記結合様式の比率を前記材料特性として用いて、前記構成原材料の名称を、前記学習データに用いた前記原材料の前記識別名称の1つに分類する、請求項4~7のいずれか1項に記載の物性データ予測方法。 - 予め設定された複数の原材料を組み合わせて配合した未加硫ゴム組成物から作製される加硫ゴム組成物の物性データを予測する物性データ予測装置であって、
加硫ゴム組成物に用いる複数の原材料を、設定された配合比率で配合し、設定された加工条件で加工することにより作製される、複数の加硫ゴム組成物の物性データを学習用出力データとし、前記原材料それぞれの識別名称と、前記原材料それぞれの配合比率と、前記加工条件のそれぞれの情報と、を学習用入力データとする学習データを用いて、前記物性データを機械学習する予測部と、
予測対象加硫ゴム組成物の加硫前の未加硫ゴム組成物を構成する構成原材料の名称と、該構成原材料の配合比率と、前記予測対象加硫ゴム組成物を作製するための加工における加工条件と、を用いて、前記予測対象加硫ゴム組成物の物性データを前記予測部に予測させるデータ操作部と、を備え、
前記データ操作部は、前記学習用入力データとして用いる、前記原材料の配合比率及び前記加工条件の項目のうち、サンプル数が所定数より少ない項目であり、且つ前記物性データに影響を与える前記学習用入力データと、対応する前記物性データとの間の関係を回帰分析によって補間することにより、前記予測部に機械学習させるための前記学習データを増やす前処理を行うように構成されている、
ことを特徴とする物性データ予測装置。
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