JP7218192B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成装置に関し、特に、入力音声と、画像形成装置に対する準備操作に基づいて、所定の対応付けられた処理を実行する画像形成装置に関する。
従来から、画像形成装置が利用されているが、近年、書類の印刷機能や複製機能に加えて、書類の読取(スキャン)機能や、ファクシミリ機能、ネットワーク接続機能なども有する多機能な複合機が利用されている。
特に、スキャナで読み取った画像データ、パソコン等で作成された情報、サーバなどから取得した情報、USBメモリに記憶されている情報などが、ユーザの指定した用紙に印刷される。さらに、取得したこれらの情報を、用紙に印刷するだけでなく、USBメモリなどの外部の記憶媒体に保存したり、ファクシミリへ送信したり、パソコンやサーバに転送したりする機能を有するものもある。
このような多機能の中で所望の機能を実行する前に、ユーザは、その実行したい機能に対応して予め記憶されていた設定情報を読み出すか、あるいは、その機能をユーザが意図したように実行するために、設定項目ごとに所望の設定内容を選択する入力操作を行う場合がある。
また、音声を入力することにより、予め記憶された設定内容を読み出すことも行われている。
たとえば、特許文献1には、設定項目及び設定値の組合せにより設定された複数のジョブメモリを、予め記憶しておき、音声により入力された指示内容を音声認識し、認識した音声内容から生成した設定項目及び設定値の組合せと記憶されている各ジョブメモリとの類似度を評価し、類似度が一定以上のジョブメモリを抽出して、類似度の高いものから順番に複数のジョブメモリを表示し、表示された複数のジョブメモリのうち、ユーザが、1つのジョブメモリを選択することによって、ユーザの目的にあったジョブメモリを選択することが可能な情報処理装置が開示されている。
特開2018-46416号公報
しかし、上記した従来の技術では、音声を入力することにより、予め記憶された設定内容を読み出して表示させることができるが、読み出された設定内容でどのような処理を行わせるかは、ユーザが、所定の入力操作を行う必要があった。
また、たとえば、画像のコピーを行う場合、原稿台に載置された原稿のコピーを行う場合もあれば、接続したUSBメモリに記憶された画像データのコピーを行う場合、ユーザのパソコンやサーバから画像形成装置に転送しておいた画像データのコピーを行う場合などがあり、ユーザは、画像形成装置において、それぞれのコピーに対応した入力操作を行う必要があった。
また、画像形成装置が上記のような3種類のコピー機能を有している場合、ユーザが、単に、「コピー」とか、「印刷」というような曖昧な音声を入力しただけでは、上記の3種類のコピーのうち、どのコピー機能を実行するのかが不明確である場合があり、ユーザは、音声を入力しただけでは、所望のコピー機能を実行できず、所望のコピーに対応した入力操作を行う必要があった。
この入力操作は、画像形成装置が多機能になればなるほど、複雑で面倒な操作となり、所望の機能を実行できるようになるまでに時間がかかり、ユーザの操作負担が非常に大きかった。
また、たとえば、コピーすべき原稿が原稿台に載置されていない状態で、「コピー」というようにユーザが発話した原稿のコピーを実行させる音声が認識されたために、コピーが実行されると、無意味なコピー処理が実行されてしまう。
そこで、この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、ユーザによる音声入力と準備作業に対応した処理を容易に実行することができ、同じ音声が入力された場合でも、準備作業によって所望の異なる処理が実行でき、画像形成装置を利用するユーザの入力作業の容易化と時間短縮を図り、ユーザの入力操作の負担を軽減することのできる画像形成装置を提供することを課題とする。
この発明は、音声を入力する音声入力部と、前記入力された音声を認識する音声認識部と、前記認識された音声から、所定のキーワードを取得するキーワード取得部と、ユーザが所望の機能を実行するために行う準備作業の状態を検出する準備作業検出部と、前記取得されたキーワードと、前記検出された準備作業の状態とに対応して、実行すべき処理を選択する処理選択部と、前記選択された処理を実行する処理実行部とを備えたことを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
また、前記認識された音声から取得されるキーワードと、ユーザによって行われる準備作業の状態と、実行すべき処理とを対応付けた処理選択情報を予め記憶した記憶部をさらに備え、前記処理選択部が、前記処理選択情報を利用して、前記キーワード取得部によって取得されたキーワードに一致するキーワードと、前記準備作業検出部によって検出された準備作業の状態に一致する準備作業の状態とに対応付けられた実行すべき処理を選択することを特徴とする。
また、表示部と、所定の情報を入力し前記入力された情報から画像情報を形成して出力する画像形成機能を実行する画像処理部をさらに備え、前記選択される実行すべき処理には、所定の情報を前記表示部に表示すること、画像処理部が前記入力された情報から画像情報を形成し、形成された画像情報を印刷すること、形成された画像情報を外部記憶装置に保存すること、および、形成された画像情報を他の情報処理装置に送信することが含まれることを特徴とする。
また、前記記憶部に、ファイル情報が記憶されている場合、前記選択される実行すべき処理には、前記画像処理部によって、前記記憶されているファイル情報を印刷すること、前記ファイル情報を外部記憶装置に保存すること、および、前記ファイル情報を他の情報処理装置に送信することが含まれることを特徴とする。
また、原稿を載置する載置台と、外部記憶装置を接続する接続端子とをさらに備え、前記準備作業検出部には、前記原稿が載置台に載置されたか否かを検出する原稿検出部と、前記外部記憶装置が接続端子に接続されたか否かを検出する外部メモリ検出部とが含まれ、前記準備作業の状態には、前記載置台に載置される原稿の有無と、前記接続端子に接続される外部記憶装置の有無とが含まれることを特徴とする。
また、前記載置台に載置される原稿の有無と、前記接続端子に接続される外部記憶装置の有無に基づいて、前記処理選択部によって選択される実行すべき処理が異なることを特徴とする。
また、前記キーワード取得部によって、印刷することを意味するキーワードが取得された場合において、前記載置台に原稿が載置されていることが検出された場合、前記処理選択部が、実行すべき処理として、載置された原稿を印刷するか否かを問い合わせるメッセージを表示する処理と、原稿を印刷することが選択された場合にその原稿を印刷する処理を選択することを特徴とする。
また、前記キーワード取得部によって、印刷することを意味するキーワードが取得された場合において、前記載置台に原稿が載置されていることと、前記接続端子に外部記憶装置が接続されていることが検出された場合、前記処理選択部が、実行すべき処理として、載置された原稿を印刷することと、載置された原稿を読み取って外部記憶装置に保存することのどちらをするかを問い合わせるメッセージを表示する処理と、原稿を印刷または保存することが選択された場合にその原稿を印刷または保存する処理を選択することを特徴とする。
また、前記キーワード取得部によって、保存することを意味するキーワードが取得された場合において、前記載置台に原稿が載置されていることと、前記接続端子に外部記憶装置が接続されていることが検出された場合、前記処理選択部が、実行すべき処理として、載置された原稿を読み取って外部記憶装置に保存する処理を選択することを特徴とする。
また、この発明は、画像形成装置の処理実行方法であって、音声を入力するステップと、前記入力された音声を認識するステップと、前記認識された音声から、所定のキーワードを取得するステップと、ユーザが所望の機能を実行するために画像形成装置に対して行う準備作業の状態を検出するステップと、前記取得されたキーワードと、前記検出された準備作業の状態とに対応して、実行すべき処理を選択するステップと、前記選択された処理を実行するステップとからなることを特徴とする画像形成装置の処理実行方法を提供するものである。
また、この発明は、画像形成装置の処理実行方法であって、画像形成装置に、認識音声から取得されるキーワードと、ユーザによって行われる準備作業の状態と、実行すべき処理とを対応付けた処理選択情報を予め記憶し、音声を入力するステップと、前記入力された音声を認識するステップと、前記認識された音声から、画像形成装置に予め記憶されている予約単語に一致するキーワードを取得するステップと、ユーザが所望の機能を実行するために画像形成装置に対して行う準備作業の状態を検出するステップと、前記処理選択情報の中に、前記取得されたキーワードに一致するキーワードと、前記検出された準備作業の状態に一致する準備作業の状態とが存在する場合に、一致したキーワードと一致した準備作業の状態とに対応付けられた実行すべき処理を、前記処理選択情報の中から選択するステップと、前記選択された処理を実行するステップとからなることを特徴とする画像形成装置の処理実行方法を提供するものである。
この発明によれば、入力された音声を認識する音声認識部と、認識された音声から、所定のキーワードを取得するキーワード取得部と、ユーザが所望の機能を実行するために行う準備作業の状態を検出する準備作業検出部と、取得されたキーワードと、検出された準備作業の状態とに対応して、実行すべき処理を選択する処理選択部と、選択された処理を実行する処理実行部とを備えているので、画像形成装置を利用するユーザの入力作業の容易化と時間短縮を図り、ユーザの入力操作の負担を軽減することができる。
この発明の画像形成装置の一実施例の構成ブロック図である。 この発明の画像形成装置の記憶部に記憶される情報の一実施例の説明図である。 この発明の画像形成装置の記憶部に記憶される処理選択情報の一実施例の説明図である。 この発明の画像形成装置の記憶部に記憶される処理選択情報の一実施例の説明図である。 この発明において、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージの一実施例の説明図である。 この発明において、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージの一実施例の説明図である。 この発明において、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージの一実施例の説明図である。 この発明において、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージの一実施例の説明図である。 この発明において、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージの一実施例の説明図である。 この発明において、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージの一実施例の説明図である。 この発明において、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージの一実施例の説明図である。 この発明において、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージの一実施例の説明図である。 この発明において、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージの一実施例の説明図である。 この発明において、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージの一実施例の説明図である。 この発明において、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージの一実施例の説明図である。 この発明において、入力音声と準備作業に対応して実行すべき処理を選択して実行する処理の一実施例のフローチャートである。
以下、図面を使用して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施例の記載によって、この発明が限定されるものではない。
この発明の画像形成装置は、画像形成装置本来の機能に加え、特に、音声入力機能と、音声認識機能を有し、ユーザが、所定のキーワードを含む音声を画像形成装置に対して発話することにより、所望の機能を実行させる。
また、音声入力をするとき又は所望の機能を実行させる前段階において、ユーザが行った準備作業の状況によって、その状況に適した異なる表示や処理を実行する。
以下に示すこの発明の実施形態は、画像形成装置に関するものであるが、画像形成装置の他にも、パソコン、携帯端末、情報通信装置、家電機器などの情報処理装置においても、適用することができる。
<画像形成装置の構成>
図1に、この発明の画像形成装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
画像形成装置(以下、MFP:Multifunction Peripheral、複合機とも呼ぶ)1は、画像データを処理する装置であり、たとえば、複写機能、印刷機能、原稿読取機能(スキャン機能)、原稿編集機能、FAX機能、通信機能などを備えた電子機器である。
図1において、この発明の画像形成装置(MFP)1は、主として、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、画像処理部15、音声入力部21、音声認識部22、キーワード取得部23、準備作業検出部30、処理選択部26、処理実行部27、記憶部50を備える。
また、準備作業検出部30は、原稿検出部24と、外部メモリ検出部25からなる。
制御部11は、操作部や音声認識部などの各構成要素の動作を制御する部分であり、主として、CPU、ROM、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
CPUは、ROM等に予め格納された制御プログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させて、この発明の表示機能、音声認識機能、処理選択機能などを実行する。
また、上記構成要素のうち、音声認識部22、キーワード取得部23、処理選択部26は、CPUが、所定のプログラムに基づいてそれぞれの処理を実行する機能ブロックである。
操作部12は、画像形成装置の利用者が所定の入力操作をするための入力装置である。
たとえば、文字などの情報の入力や、機能の選択入力をする部分であり、キーボード、マウス、タッチパネルなどが用いられる。
また、たとえば、コピーなどを実行しようとするユーザは、操作部12によって、コピーする枚数等の設定項目を入力し、あるいは、表示部に表示されるメッセージを確認して、タッチパネル等を利用して所定の入力操作をすることによって、コピーに必要な設定項目を選択入力する。
表示部13は、情報を表示する部分であり、各機能の実行に必要な情報や、機能の実行の結果などを、利用者に知らせるために表示する。たとえば、LCD、有機ELディスプレイなどが用いられ、操作部12としてタッチパネルが用いられる場合は、表示部とタッチパネルとが重ね合わせて配置される。
表示部13には、たとえば、画像形成装置の印刷機能や、原稿読取機能等を実行するのに必要な情報や設定項目、ユーザに対する問合せメッセージ、現在の動作状態を示す情報などが、文字、記号、画像、アイコン等を用いて、表示される。
通信部14は、ネットワークを介して、サーバやユーザ所有のパソコンなど、他の情報通信機器と通信をする部分である。
たとえば、ネットワークに接続されたユーザ所有のパソコンから、画像データを受信する。また、画像形成装置で生成された画像データを、サーバに送信する。
ネットワークとしては、LAN、インターネットなどのWAN、その他の専用回線などが利用され、通信形態は、有線通信と無線通信のどちらでもよい。
画像処理部15は、画像形成装置本来の機能を実行する部分であり、所定の情報を入力し、入力された情報から画像情報を形成して出力する画像形成機能を実行する。
画像処理部15は、主に、所定の画像情報を入力する画像入力部、入力された画像データを印刷等することのできる情報に変換したり印刷情報を形成したりする画像形成部、形成された印刷情報等を印刷用紙等に出力する画像出力部などからなる。
画像入力部は、画像情報を画像形成装置に入力する部分であり、たとえば、画像や文字図形等が記載された原稿などの情報を入力する。
画像入力部としては、情報が印刷された原稿を読み取るスキャナ(読取装置)を用いる。
また、画像形成装置には、読み取る原稿を載置する載置台が備えられ、載置台の所定の読み取り領域内に、原稿を載置する。
たとえば、印刷画像が記載された原稿が載置台に載置された場合、その原稿をスキャナで読み取り、印刷画像の電子データを、記憶部50に記憶する。
原稿を読み取ること以外に、画像情報を入力する方法は種々の方法がある。
たとえば、USBメモリやハードディスクなどの外部の記憶装置を接続するインタフェースが、画像入力部に該当する。
入力したい印刷画像などの電子データファイルを、USBメモリなどの外部の記憶装置に保存しておき、USBメモリ等をUSB端子などの入力インタフェースに接続し、操作部12で所定の入力操作を行うことによって、USBメモリ等に保存された所望の電子データファイルを読み出して、記憶部50に、電子データとして記憶してもよい。
また、インターネットなどのネットワークを介して、印刷画像を予め記憶したパソコンなどの情報処理装置やサーバに接続して、データ通信によって、印刷画像などを受信してもよい。さらに、通信機能を有するカメラで、印刷画像が記載された用紙を撮影し、無線通信によってカメラと接続し、撮影された印刷画像を受信してもよい。
また、画像形成装置は、画像情報の入力に関して、読み取る原稿が載置台に載置されたことを検出する光学センサや、USBメモリ等の外部記憶装置が画像形成装置に接続されたことを検出する機構を有する。
画像形成部は、たとえば、画像データを記録用紙に印刷する場合、一般的に、帯電、露光、現像、転写、クリーニング、除電、及び定着の各工程を連続的に実施して、画像データを記録用紙に形成する。
現像工程では、トナーカートリッジからトナーを現像装置に補給し、帯電した感光体ドラムの表面に形成された静電潜像が現像され、静電潜像に対応したトナー像が形成される。
感光体ドラムの表面に形成されたトナー像は転写装置によって記録用紙上に転写され、その後、定着装置によって加熱されることにより記録用紙上に定着させられる。
画像出力部は、形成された画像データを出力する部分であり、たとえば、プリンタに相当し、所定の印刷用紙(紙媒体)に、編集後の印刷画像を、印刷して出力する。
ただし、画像データの出力は、印刷に限るものではなく、USBメモリなどの外部の記憶装置への画像データの記憶や、インターネットなどのネットワークを介して他の情報処理装置やサーバへの画像データの送信でもよい。
画像出力処理は、後述する処理実行部27によって行われる処理の1つである。
音声入力部21は、音声を入力する部分であり、マイクに相当する。
ユーザは、実行したい処理を、マイクに向かって発話する。
たとえば、後述するように、コピーをしたい場合は、ユーザは、「コピー」、「印刷」、「プリント」、「コピーして」、「セットした原稿をコピー」、「USBメモリのデータを印刷したい」というように、マイクに向かって発話する。
マイク21から入力された音声は、入力音声データ51として、記憶部50に記憶される。
マイク21は、画像形成装置を利用するユーザが発話した場合に、その発話音声を入力できる位置、たとえば、載置台や操作部12の近傍に取り付ければよい。
音声認識部22は、入力された音声を認識し、入力音声に相当する文字情報を取得する部分である。
音声入力部21によって入力された入力音声データ51を分析し、入力音声の特徴を抽出して、入力音声を、対応する文字に変換する。
たとえば、「コピーして」という入力音声データ51が入力された場合は、「コピーして」という文字情報が取得される。
取得された文字情報(認識された音声)は、認識音声情報52として、記憶部50に記憶される。
音声認識処理は、現在利用されている認識技術を利用すればよい。
キーワード取得部23は、認識された音声である認識音声情報52から、所定のキーワードを取得する部分である。
たとえば、画像形成装置を利用する場合に、発話される可能性の高い複数の単語(予約単語)を記憶部50に予め記憶しておき、認識音声情報52の中に、予約単語に一致することばが含まれている場合、その予約単語を、キーワードとして取得する。
認識音声情報から取得されたキーワードを、音声キーワードとも呼ぶ。
予約単語として、「コピー」が予め記憶されており、認識音声情報52が、たとえば、「コピーして」という文字情報であった場合、「コピー」というキーワードが取得される。
あるいは、予約単語として、「コピー」、「セット」、および「原稿」が予め記憶されており、
認識音声情報52が、「セットした原稿をコピー」という文字情報であった場合、「コピー」、「セット」、および「原稿」という3つのキーワードが取得される。
認識音声から取得したキーワードは、画像形成装置で実行すべき処理や、表示部に表示すべきメッセージを特定するために利用される。
準備作業検出部30は、画像形成装置において、ユーザが所望の機能を実行するために、画像形成装置に対して行う準備作業の状態を検出する部分である。
準備作業検出部30には、主に、原稿検出部24と、外部メモリ検出部25とが含まれる。
たとえば、ユーザが、画像形成装置のコピー機能を実行しようとする場合、通常、原稿を載置台に載置する操作を行うが、この原稿を載置台に載置する操作が、準備作業に相当する。この場合、準備作業の状態には、載置台に載置される原稿の有無、すなわち、原稿を載置台に載置している状態(原稿有り)と、原稿を載置台に載置していない状態(原稿無し)があり、いずれかの状態を検出する。
このような原稿の有無の検出は、原稿検出部24によって行われる。
また、画像形成装置が、USBメモリなどの外部記憶装置を接続する接続端子を有している場合があるが、外部記憶装置に画像データを保存したり、外部記憶装置に記憶されている画像データを印刷したりする場合がある。
このように、ユーザが、外部記憶装置に対して、画像データの保存や印刷を実行しようとする場合、外部記憶装置を接続端子に接続する操作を行うが、この外部記憶装置を接続端子に接続する操作が、準備作業に相当する。
この場合、準備作業の状態には、接続端子に接続される外部記憶装置の有無、すなわち、外部記憶装置を接続端子に接続している状態(接続有り)と、外部記憶装置を接続端子に接続していない状態(接続無し)があり、いずれかの状態を検出する。
このような外部記憶装置の接続の有無の検出は、外部メモリ検出部25によって行われる。
原稿検出部24は、読み取る原稿の有無を検出する部分であり、情報が記載された原稿が、載置台に載置されたか否かを検出する。
たとえば、原稿検出部24は、発光素子と受光素子からなる光センサであり、透明なガラスを有する載置台を挟んで、載置台の上方に発光素子を配置し、載置台の下方に受光素子を配置して、原稿を載置しないときに、発光素子から出射された光が、原稿を載置するガラス面を透過して受光素子に受光されるように、複数の光センサを設置する。
原稿が載置台に載置された場合は、原稿によって光が遮光され、光が受光素子に受光されないことで、載置台に原稿が載置されている状態であることを検出する。
一方、光が受光素子に受光されている場合は、載置台に、原稿が載置されていない状態であることが検出される。
原稿の検出の有無は、キーワードと同様に、画像形成装置で実行すべき処理や、表示部に表示すべきメッセージを特定するために利用される。
このように、ユーザが原稿を載置台に載置する操作は、ユーザが画像形成装置を利用する場合に行う画像形成装置に対する準備作業に相当する。
外部メモリ検出部25は、情報を記憶する装置(外部記憶装置、または外部メモリと呼ぶ)が画像形成装置の接続端子に接続されたか否かを検出する部分である。
この検出をするために、画像形成装置は、外部記憶装置を接続する接続端子を備えているものとする。
ここで、外部メモリとは、所定の入出力インタフェースを持つ記憶装置であり、たとえば、USBインタフェースに対応した接続端子(USB接続端子)を持つUSBメモリ、ハードディスクなどの記憶装置が、外部メモリに相当する。
画像形成装置も、USBインタフェースに対応した接続端子を持つ場合に、USBメモリを画像形成装置に接続でき、USBメモリに対して、情報の読み書きができる。
USBメモリを画像形成装置に接続した場合、USBインタフェースに所定の電気信号が流れることにより、USBメモリが接続されたことが検出される。一方、この電気信号が流れないことを検出することにより、USBメモリが接続されていない状態であることが検出される。
USBメモリが接続された状態を、USBメモリ有りと呼び、USBメモリが接続されていない状態を、USBメモリ無しと呼ぶ。
外部メモリの検出の有無は、キーワードと同様に、画像形成装置で実行すべき処理や、表示部に表示すべきメッセージを特定するために利用される。
このように、ユーザが外部メモリを画像形成装置の接続端子に接続する操作は、ユーザが画像形成装置を利用する場合に行う画像形成装置に対する準備作業に相当する。
以下の実施例では、画像形成装置に対する準備作業としては、主として、原稿を載置台に載置する操作と、外部メモリであるUSBメモリを画像形成装置のUSB接続端子に接続する操作とがあるものとして説明する。
ただし、画像形成装置に対する準備作業は、この2つの操作に限るものではなく、たとえば、サーバから画像データを受信する操作、画像データを送信する宛先を入力する操作などが、画像形成装置に対する準備作業に相当する。
処理選択部26は、画像形成装置において、次に実行すべき処理を選択する部分である。
ここでは、取得されたキーワードと、検出された画像形成装置に対する準備作業の状態とに対応して、実行すべき処理を選択する。
また、特に、後述するように、記憶部50に予め記憶された処理選択情報55を利用して、キーワード取得部23によって取得されたキーワードに一致するキーワードと、準備作業検出部30によって検出された画像形成装置に対する準備作業の状態(たとえば、原稿の有無、USBメモリの有無)に一致する準備作業の状態とに対応付けられた実行すべき処理を選択する。
この発明では、たとえば、載置台に載置される原稿の有無と、接続端子に接続される外部記憶装置(USBメモリ)の有無に基づいて、処理選択部26によって選択される実行すべき処理が異なる。
処理選択部26によって選択される実行すべき処理には、所定の情報を表示部に表示すること、画像処理部が入力された情報から画像情報を形成し、形成された画像情報を印刷すること、形成された画像情報を外部記憶装置に保存すること、および、形成された画像情報を他の情報処理装置に送信することなどが含まれる。
また、記憶部50に、ファイル情報が記憶されている場合、選択される実行すべき処理には、画像処理部15によって、記憶されているファイル情報を印刷すること、ファイル情報を外部記憶装置に保存すること、および、ファイル情報を他の情報処理装置に送信することなどが含まれる。
このファイル情報は、たとえば、サーバやユーザ所有のパソコンから送信されてきたドキュメントファイリングされたデータである。
たとえば、取得されたキーワードに、「コピー」、「セット」、「原稿」が含まれており、原稿が載置台に載置されている場合は、原稿のコピー処理が、実行すべき処理として選択される。
あるいは、取得されたキーワードに、「コピー」だけが含まれており、原稿が載置台に載置されている場合は、所定のメッセージを表示する処理が、実行すべき処理として選択される。
あるいは、キーワード取得部23によって、印刷することを意味するキーワード(たとえば、コピー、プリント、印刷)が取得された場合において、載置台に原稿が載置されていることが検出された場合、処理選択部26が、実行すべき処理として、載置された原稿を印刷するか否かを問い合わせるメッセージを表示する処理と、その後、原稿を印刷することが選択された場合にその原稿を印刷する処理を選択する。
この選択処理は、後述する図3のNo.2に相当する。
また、キーワード取得部23によって、印刷することを意味するキーワードが取得された場合において、載置台に原稿が載置されていることと、接続端子に外部記憶装置が接続されていることが検出された場合、処理選択部26が、実行すべき処理として、載置された原稿を印刷することと、載置された原稿を読み取って外部記憶装置に保存することのどちらをするかを問い合わせるメッセージを表示する処理と、原稿を印刷または保存することが選択された場合にその原稿を印刷または保存する処理を選択する。
この選択処理は、後述する図3のNo.1に相当する。
また、キーワード取得部23によって、保存することを意味するキーワードが取得された場合において、載置台に原稿が載置されていることと、接続端子に外部記憶装置が接続されていることが検出された場合、処理選択部26が、実行すべき処理として、載置された原稿を読み取って外部記憶装置に保存する処理を選択する。
この選択処理は、後述する図4のNo.1に相当する。
処理実行部27は、画像形成装置が有する所定の機能を実行する部分である。特に、この発明では、上記した処理選択部26によって選択された処理を実行する。
たとえば、画像形成装置を利用しに来たユーザが、コピー機能を実行させる所定の操作をした場合に、コピー機能を実行する。
あるいは、原稿を読み取り保存させるための所定の操作をした場合に、原稿をスキャンする機能と保存機能を実行する。
また、上記のように、メッセージを表示する処理や原稿を印刷する処理など、処理選択部26によって選択された処理を実行する。
記憶部50は、この発明の画像処理装置の各機能を実行するために必要な情報やプログラムを記憶する部分であり、ROM、RAM、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子、HDD、SSDなどの記憶装置、その他の記憶媒体が用いられる。
記憶部50には、たとえば、入力音声データ51、認識音声情報52、取得キーワード53、表示画面情報54、処理選択情報55などが記憶される。
入力音声データ51は、音声入力部(マイク)21によって入力された音声である。
マイクから入力されたアナログデータのまま記憶してもよいが、音声認識をするために、デジタル化した音声データを記憶することが望ましい。
図2に、記憶部50に記憶される情報の一実施例の説明図を示す。
図2(a)は、ユーザが画像形成装置を利用する場合に、発話される可能性のある入力音声データ51の一実施例を示したものである。ただし、これら以外の文章が、発話される可能性もある。
図2(a)では、「コピー」、「保存」というように、単純で曖昧な音声もあり、「セットした原稿を3部コピーして」というように、比較的処理内容が明確な音声もある。
たとえば、「コピー」というような音声が入力された場合、すなわち、ユーザが実行したい処理が曖昧な場合は、まず、ユーザに問い合わせるメッセージを表示させる処理を行い、ユーザがその問合せに対する選択入力を行った後に、ユーザが意図した処理を行わせるようにする。
一方、「セットした原稿を3部コピーして」というように、ユーザが意図した処理が明確な音声の場合は、ユーザに問い合わせるメッセージを表示させることなく、ユーザが意図した処理を実行する。
認識音声情報52は、音声認識部22によって、認識された音声(認識音声)であり、入力された音声を、文字情報に変換した情報である。
音声認識が正確に実施された場合は、入力音声データ51と、認識された音声とは、同じ内容であり、図2(a)は、認識音声情報52でもある。
取得キーワード53は、認識音声に含まれるキーワードであって、キーワード取得部23によって取得されたキーワードである。
キーワードは、上記したように、記憶部50に予め記憶された予約単語に一致する単語である。
図2(b)に、取得キーワード53の一実施例を示す。
これらの取得キーワードは、記憶部50に予め記憶された予約単語でもある。
予約単語は、図2(b)に示すものに限るものではなく、必要に応じて、ユーザや管理担当者が、発話される可能性のある単語を、記憶部50に追加記憶してもよい。
また、図2では、入力音声データ51、認識音声情報52、取得キーワード53、予約単語として、日本語の文章や単語を示しているが、日本語に限るものではなく、英語などの外国語の音声を入力し、認識し、外国語の予約単語を記憶し、外国語のキーワードを取得するようにしてもよい。
表示画面情報54は、表示部13に表示される定型的な情報内容を予め記憶したものである。
たとえば、取得されたキーワードと、画像形成装置に対する準備作業に対応付けられた処理として、ユーザに問い合わせる表示をすることが選択された場合に、表示部13の表示画面に表示すべき内容が、表示画面情報54に相当する。
後述する図5などに、ユーザに問合わせをするために、表示部13の表示画面に表示すべき表示画面情報54に相当する問合せメッセージの一実施例を示す。
処理選択情報55は、入力音声から取得されるキーワードと、ユーザによって行われる画像形成装置に対する準備作業の状態と、画像形成装置で実行すべき処理とを対応付けて予め記憶した情報である。
この処理選択情報55を利用して、処理選択部26が、次に実行すべき処理を選択する。
図3と図4に、記憶部50に記憶される処理選択情報55の一実施例の説明図を示す。
図3と図4において、画像形成装置の操作状態が、画像形成装置に対する準備作業に相当し、ここでは、操作状態として、原稿の有無と、USBメモリの有無を示している。
図3と図4の音声キーワードが、入力音声から取得されたキーワードに相当する。
また、実行すべき処理内容として、表示と、その他の処理とを分けて示している。
図3と図4において、取得されたキーワードと画像形成装置に対する準備作業との組合せが、処理選択情報55に存在する場合、その組合せに対応付けられた実行すべき処理内容が、次に実行すべき処理として選択される。
図3に示したように、取得された音声キーワードが1つであり、画像形成装置の操作状態を考慮しても、表示以外の実行すべき処理が特定できない場合や、ユーザに問い合わせたほうがよい場合は、所定の問合せメッセージを表示させる表示処理が選択される。
ユーザが、表示された問合せメッセージを確認し、所定の入力操作が行われて、実行すべき処理が確定した場合に、実行すべき処理内容の「処理」欄に記載された処理が実行される。
図4では、取得されたキーワードと画像形成装置に対する準備作業との組合せが、処理選択情報55に存在する場合、その組合せに対応付けられた実行すべき処理内容として、表示がなく、表示以外の処理が選択される場合を示している。
ここでは、図4に示したキーワードが音声入力され、図4に示した操作状態であれば、問合せメッセージを表示することなく、対応する処理が実行される。
<選択される表示と処理の実施例>
ここでは、図3と図4に示した処理選択情報55を利用して、取得されたキーワード(音声キーワード)と画像形成装置に対する準備作業(画像形成装置の操作状態)に基づいて、選択される表示と処理の実施例について、説明する。
画像形成装置の操作状態は、上記したように、原稿の有無と、USBメモリの有無であるが、これらに限るものではない。
(実施例1)
図3の処理選択情報55において、NO.1では、音声キーワードが「コピー」であり、画像形成装置の操作状態が、原稿有りでUSBメモリ有りの場合、実行すべき処理内容として、問合せメッセージ01を表示させ、その後、コピー処理または保存処理のいずれかを実行することが選択される。
音声キーワードが「コピー」である場合とは、図2(a)に示したように、入力音声データ(認識音声情報)が、たとえば、「コピー」、「コピーしたい」というような発話であり、発話内容に、「コピー」という単語が含まれる場合に相当する。
操作状態が「原稿有り」の場合、原稿検出部24によって、原稿が載置台に載置されていることが検出された状態であることを意味する。
また、操作状態が「USBメモリ有り」の場合、外部メモリ検出部25によって、USBメモリがUSB接続端子に接続されていることが検出された状態であることを意味する。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図3の処理選択情報55のNO.1に相当するので、問合せメッセージ01を表示させる。
図5に、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージ01の一実施例を示す。
図5では、認識音声のキーワードが、「コピー」であり、原稿の有無が、「原稿有り」であり、USBメモリ有りの有無が、「USBメモリ有り」である場合、図5に示すような問合せメッセージ01が、表示画面に表示されることを示している。
この場合、ユーザが意図している処理は、コピーであることが明確であるが、原稿が載置されていて、さらに、USBメモリが接続されている状態なので、原稿をコピーするだけなのか、あるいは、原稿を読み取った後に読み取った原稿の画像データをUSBメモリに保存するのかが不明である。
そこで、どちらの処理を行えばよいのかを確定するために、たとえば、図5のような問合せメッセージ01を表示させる。
図5の問合せメッセージ01では、「セットされている原稿をコピーしますか?」と、「原稿をスキャンしてUSBメモリに保存しますか?」という文章を表示している。また、処理の選択肢として、原稿のコピーを意味する「コピー」と、読み取った原稿の画像データをUSBメモリに保存することを意味する「保存」と、処理を中止することを意味する「キャンセル」とを表示している。
ユーザが、この問合せメッセージ01を確認して、3つの選択肢のうち、いずれかの処理を選択する入力をした場合、実行すべき処理が確定される。
「コピー」が選択された場合、原稿のコピー、すなわち、原稿をスキャンして所定の用紙に印刷する処理が実行される。
「保存」が選択された場合、原稿のUSBメモリへの保存、すなわち、原稿をスキャンして読み取った画像データを、USBメモリに保存する処理が実行される。
このように、入力された音声が曖昧なものであっても、その音声に含まれるキーワードと、原稿の載置とUSBメモリの接続というユーザの行った操作状態に基づいて、対応する適切な問合せメッセージを表示させるので、ユーザは、音声入力を含む入力操作をやり直すことなく、表示された選択肢の中から、処理を選択する操作をするだけで、ユーザの意図した処理を実行させることができ、ユーザの入力操作にかかる負担を軽減できる。
(実施例2)
図3の処理選択情報55において、NO.2では、音声キーワードが「コピー」であり、画像形成装置の操作状態が、原稿有りでUSBメモリ無しの場合、実行すべき処理内容として、問合せメッセージ02を表示させ、その後、コピー処理を実行することが選択される。
操作状態が「原稿有り」なので、原稿が載置台に載置されていることが検出された状態である。
また、操作状態が「USBメモリ無し」の場合、外部メモリ検出部25によって、USBメモリがUSB接続端子に接続されていないことが検出された状態であることを意味する。
すなわち、原稿が載置台に載置され、USBメモリが接続されていない状態で、ユーザが、「コピー」を含む音声を発話した場合に相当する。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図3の処理選択情報55のNO.2に相当するので、問合せメッセージ02を表示させる。
図6に、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージ02の一実施例を示す。
図6では、認識音声のキーワードが、「コピー」であり、原稿の有無が、「原稿有り」であり、USBメモリ有りの有無が、「USBメモリ無し」である場合、図6に示すような問合せメッセージ02が、表示画面に表示されることを示している。
この場合、ユーザが意図している処理は、コピーであることが明確であり、原稿が載置されていて、さらに、USBメモリが接続されていない状態なので、ユーザは、載置された原稿をコピーしようとしている可能性が高い。
そこで、原稿をコピーしようとしているのか否かをユーザに確認するために、たとえば、図6のような問合せメッセージ02を表示させる。
図6の問合せメッセージ02では、「セットされている原稿をコピーしますか?」という文章を表示している。また、処理の選択肢として、原稿のコピーを実行させることを意味する「はい」と、原稿のコピーを実行しないことを意味する「いいえ」を表示している。
ユーザが、この問合せメッセージ02を確認して、2つの選択肢のうち、いずれかの処理を選択する入力をした場合、実行すべき処理が確定される。
「はい」が選択された場合、原稿のコピー、すなわち、原稿をスキャンして所定の用紙に印刷する処理が実行される。
「いいえ」が選択された場合、原稿のコピーは行わずに、たとえば、画像形成装置の初期画面や、音声入力を待機していることを示す画面などに切り替える。
このように、入力された音声が曖昧なものであっても、その音声に含まれるキーワードと、原稿の載置とUSBメモリの未接続というユーザの行った操作状態に基づいて、対応する適切な問合せメッセージを表示させるので、ユーザは、音声入力を含む入力操作をやり直すことなく、表示された選択肢の中から、処理を選択する操作をするだけで、ユーザの意図した処理を実行させることができ、ユーザの入力操作にかかる負担を軽減できる。
(実施例3)
図3の処理選択情報55において、NO.3では、音声キーワードが「コピー」であり、画像形成装置の操作状態が、原稿無しでUSBメモリ有りの場合、実行すべき処理内容として、問合せメッセージ03を表示させ、その後、印刷処理または保存処理のいずれかを実行することが選択される。
操作状態が「原稿無し」なので、原稿が載置台に載置されていないことが検出された状態である。
また、操作状態が「USBメモリ有り」なので、USBメモリがUSB接続端子に接続されていることが検出された状態である。
すなわち、原稿が載置台に載置されておらず、USBメモリが接続されている状態で、ユーザが、「コピー」を含む音声を発話した場合に相当する。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図3の処理選択情報55のNO.3に相当するので、問合せメッセージ03を表示させる。
ただし、ここでは、サーバやパソコンから送信された情報(ドキュメントファイリングデータ)が、記憶部50に予め記憶されているものとする。
図7に、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージ03の一実施例を示す。
図7では、認識音声のキーワードが、「コピー」であり、原稿の有無が、「原稿無し」であり、USBメモリ有りの有無が、「USBメモリ有り」である場合、図7に示すような問合せメッセージ03が、表示画面に表示されることを示している。
この場合、ユーザが意図している処理は、コピーであることが明確であり、原稿が載置されていないが、USBメモリが接続されている状態で、ドキュメントファイリングデータが記憶部50に記憶されているので、ユーザは、記憶部50に記憶されているドキュメントファイリングデータを印刷するか、あるいは、ドキュメントファイリングデータをUSBメモリに保存しようとしている可能性が高い。しかし、ユーザが、印刷と保存のどちらの処理を実行させることを意図しているのかが不明である。
そこで、どちらの処理を行えばよいのかを確定するために、たとえば、図7のような問合せメッセージ03を表示させる。
図7の問合せメッセージ03では、「ドキュメントファイリングしたデータを印刷しますか?」という文章と、「それとも、USBメモリに保存しますか?」という文章とを表示している。
また、処理の選択肢として、データの印刷を実行させることを意味する「印刷」と、データをUSBメモリに保存することを意味する「保存」と、処理を中止することを意味する「キャンセル」とを表示している。
ユーザが、この問合せメッセージ03を確認して、3つの選択肢のうち、いずれかの処理を選択する入力をした場合、実行すべき処理が確定される。
「印刷」が選択された場合、ドキュメントファイリングデータを所定の用紙に印刷する処理が実行される。
「保存」が選択された場合、ドキュメントファイリングデータを、USBメモリに保存する処理が実行される。
また、認識音声のキーワードが、「コピー」であり、原稿の有無が、「原稿無し」であり、USBメモリ有りの有無が、「USBメモリ有り」である場合であって、ドキュメントファイリングデータが記憶部50に記憶されていない場合、認識音声は「コピー」であるが、ユーザは、「コピー」を印刷の意味で使用していたとすれば、USBメモリに保存されているデータを印刷しようとしている可能性がある。
この場合、たとえば、図15に示すように、「USBメモリに保存されたデータを印刷しますか?」という文章と、「印刷する場合は、データを選択してください。」という文章とからなる問合せメッセージ11を表示し、さらに、処理の選択肢として、印刷するデータを選択させることを意味する「データ選択」と、処理を中止することを意味する「いいえ」とを表示する。
「データ選択」が選択入力された場合は、USBメモリに保存されたデータの名称を読み出してデータの名称を一覧表示させ、ユーザが印刷するデータを選択した場合には、そのデータをUSBメモリから読み出して印刷を実行すればよい。
(実施例4)
図3の処理選択情報55において、NO.4では、音声キーワードが「コピー」であり、画像形成装置の操作状態が、原稿無しでUSBメモリ無しの場合、実行すべき処理内容として、問合せメッセージ04を表示させ、その後、印刷処理を実行することが選択される。
操作状態が「原稿無し」なので、原稿が載置台に載置されていないことが検出された状態である。
また、操作状態が「USBメモリ無し」なので、USBメモリがUSB接続端子に接続されていないことが検出された状態である。
すなわち、原稿が載置台に載置されておらず、USBメモリが接続されていない状態で、ユーザが、「コピー」を含む音声を発話した場合に相当する。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図3の処理選択情報55のNO.4に相当するので、問合せメッセージ04を表示させる。
ただし、ここでは、サーバやパソコンから送信された情報(ドキュメントファイリングデータ)が、記憶部50に予め記憶されているものとする。
図8に、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージ04の一実施例を示す。
図8では、認識音声のキーワードが、「コピー」であり、原稿の有無が、「原稿無し」であり、USBメモリ有りの有無が、「USBメモリ無し」である場合、図8に示すような問合せメッセージ04が、表示画面に表示されることを示している。
この場合、ユーザが意図している処理は、コピーであることが明確であり、原稿が載置されておらず、USBメモリが接続されていない状態で、ドキュメントファイリングデータが記憶部50に記憶されているので、ユーザは、記憶部50に記憶されているドキュメントファイリングデータを印刷しようとしている可能性が高い。
そこで、ドキュメントファイリングデータを印刷しようとしているのか否かをユーザに確認するために、たとえば、図8のような問合せメッセージ04を表示させる。
図8の問合せメッセージ04では、「ドキュメントファイリングしたデータを印刷しますか?」という文章を表示している。また、処理の選択肢として、データの印刷を実行させることを意味する「はい」と、データの印刷を実行しないことを意味する「いいえ」を表示している。
ユーザが、この問合せメッセージ04を確認して、2つの選択肢のうち、いずれかの処理を選択する入力をした場合、実行すべき処理が確定される。
「はい」が選択された場合、ドキュメントファイリングしたデータを、所定の用紙に印刷する処理が実行される。
「いいえ」が選択された場合、データの印刷は行わずに、たとえば、画像形成装置の初期画面や、音声入力を待機していることを示す画面などに切り替える。
(実施例5)
図3の処理選択情報55において、NO.5では、音声キーワードが「保存」であり、画像形成装置の操作状態が、原稿有りでUSBメモリ有りの場合、実行すべき処理内容として、問合せメッセージ05を表示させ、その後、スキャン処理と保存処理を実行することが選択される。
音声キーワードが「保存」である場合とは、図2(a)に示したように、入力音声データ(認識音声情報)が、たとえば、「保存」、「保存して」というような発話であり、発話内容に、「保存」という単語が含まれる場合に相当する。
操作状態が「原稿有り」の場合、原稿が載置台に載置されていることが検出された状態である。
また、操作状態が「USBメモリ有り」の場合、USBメモリがUSB接続端子に接続されていることが検出された状態である。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図3の処理選択情報55のNO.5に相当するので、問合せメッセージ05を表示させる。
図9に、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージ05の一実施例を示す。
図9では、認識音声のキーワードが、「保存」であり、原稿の有無が、「原稿有り」であり、USBメモリ有りの有無が、「USBメモリ有り」である場合、図9に示すような問合せメッセージ05が、表示画面に表示されることを示している。
この場合、ユーザが意図している処理は、保存であることが明確であり、原稿が載置されていて、さらに、USBメモリが接続されている状態なので、原稿を読み取った後に読み取った原稿の画像データをUSBメモリに保存することを意図している可能性が高い。
そこで、原稿の画像データをUSBメモリに保存する処理を行うのか否かをユーザに確認するために、たとえば、図9のような問合せメッセージ05を表示させる。
図9の問合せメッセージ05では、「セットされている原稿をUSBメモリに保存してもよいですか?」という文章を表示している。
また、処理の選択肢として、読み取った原稿の画像データをUSBメモリに保存することを意味する「はい」と、処理を中止することを意味する「いいえ」とを表示している。
ユーザが、この問合せメッセージ05を確認して、2つの選択肢のうち、いずれかの処理を選択する入力をした場合、実行すべき処理が確定される。
「はい」が選択された場合、原稿のUSBメモリへの保存、すなわち、原稿をスキャンして読み取った画像データを、USBメモリに保存する処理が実行される。
「いいえ」が選択された場合、処理が中止され、USBメモリへの保存は行わずに、たとえば、画像形成装置の初期画面や、音声入力を待機していることを示す画面などに切り替える。
(実施例6)
図3の処理選択情報55において、NO.6では、音声キーワードが「保存」であり、画像形成装置の操作状態が、原稿有りでUSBメモリ無しの場合、実行すべき処理内容として、問合せメッセージ06を表示させ、その後、スキャン処理と保存処理を実行することが選択される。
操作状態が「原稿有り」の場合、原稿が載置台に載置されていることが検出された状態である。
また、操作状態が「USBメモリ無し」の場合、USBメモリがUSB接続端子に接続されていないことが検出された状態である。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図3の処理選択情報55のNO.6に相当するので、問合せメッセージ06を表示させる。
図10に、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージ06の一実施例を示す。
図10では、認識音声のキーワードが、「保存」であり、原稿の有無が、「原稿有り」であり、USBメモリ有りの有無が、「USBメモリ無し」である場合、図10に示すような問合せメッセージ06が、表示画面に表示されることを示している。
この場合、ユーザが意図している処理は、保存であることが明確であり、原稿が載置されているが、USBメモリが接続されていない状態なので、原稿を読み取った後に読み取った原稿の画像データをどこに保存するのかが不明である。
たとえば、画像形成装置の記憶部に保存するのか、USBメモリに保存するのか、あるいは、サーバに保存するのかが不明である。
そこで、原稿の画像データの保存先をユーザに確認するために、たとえば、図10のような問合せメッセージ06を表示させる。
図10の問合せメッセージ06では、「セットされている原稿の保存先を選択しますか?」という文章を表示している。
また、処理の選択肢として、保存先を選択することを意味する「保存先の選択」と、処理を中止することを意味する「いいえ」とを表示している。
ユーザが、この問合せメッセージ06を確認して、2つの選択肢のうち、いずれかの処理を選択する入力をした場合、実行すべき処理が確定される。
「保存先の選択」が選択された場合、さらに、保存先を選択するための画面を表示して、ユーザに、保存先を選択する入力、あるいは、保存先を設定する入力をしてもらい、保存先が確定された後、原稿をスキャンし、読み取った原稿の画像データを、確定された保存先に保存する処理が実行される。
「いいえ」が選択された場合、処理が中止され、原稿のスキャンと保存は行わずに、たとえば、画像形成装置の初期画面や、音声入力を待機していることを示す画面などに切り替える。
(実施例7)
図3の処理選択情報55において、NO.7では、音声キーワードが「保存」であり、画像形成装置の操作状態が、原稿無しでUSBメモリ有りの場合、実行すべき処理内容として、問合せメッセージ07を表示させ、その後、スキャン処理と保存処理を実行することが選択される。
操作状態が「原稿無し」の場合、原稿が載置台に載置されていないことが検出された状態である。
また、操作状態が「USBメモリ有り」の場合、USBメモリがUSB接続端子に接続されていることが検出された状態である。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図3の処理選択情報55のNO.7に相当するので、問合せメッセージ07を表示させる。
図11に、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージ07の一実施例を示す。
図11では、認識音声のキーワードが、「保存」であり、原稿の有無が、「原稿無し」であり、USBメモリ有りの有無が、「USBメモリ有り」である場合、図11に示すような問合せメッセージ07が、表示画面に表示されることを示している。
この場合、ユーザが意図している処理は、保存であることが明確であるが、原稿が載置されておらず、USBメモリが接続されている状態なので、保存する原稿がないために保存処理を実行することができず、原稿をUSBメモリに保存することをユーザが意図している可能性があるが、「保存」という音声だけでは、実行すべき処理が確定できない。
そこで、原稿が載置されていないことをユーザに注意喚起し、原稿を載置した後画像データをUSBメモリに保存すべきか否かをユーザに確認するために、たとえば、図11のような問合せメッセージ07を表示させる。
図11の問合せメッセージ07では、「原稿がセットされていませんので、原稿をセットしてください。」という文章と、「原稿をセットした後、原稿をUSBメモリに保存してもよいですか?」という文章を表示している。
また、処理の選択肢として、保存してもよいことを意味する「はい」と、処理を中止することを意味する「いいえ」とを表示している。
ユーザが、この問合せメッセージ07を確認して、2つの選択肢のうち、いずれかの処理を選択する入力をした場合、実行すべき処理が確定される。
「はい」が選択された場合、ユーザは、原稿を載置台に載置する操作をする。
あるいは、ユーザは、原稿を載置台に載置した後に、「はい」を選択する入力操作をする。
画像形成装置では、「はい」が選択されたことと、原稿を載置台に載置されたことが検出された場合、原稿をスキャンし、読み取った原稿の画像データをUSBメモリに保存する処理が実行される。
「いいえ」が選択された場合、処理が中止され、原稿のスキャンと保存は行わずに、たとえば、画像形成装置の初期画面や、音声入力を待機していることを示す画面などに切り替える。
(実施例8)
図3の処理選択情報55において、NO.8では、音声キーワードが「保存」であり、画像形成装置の操作状態が、原稿無しでUSBメモリ無しの場合、実行すべき処理内容として、問合せメッセージ08を表示させ、その後、スキャン処理と保存処理を実行することが選択される。
操作状態が「原稿無し」の場合、原稿が載置台に載置されていないことが検出された状態である。
また、操作状態が「USBメモリ無し」の場合、USBメモリがUSB接続端子に接続されていないことが検出された状態である。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図3の処理選択情報55のNO.8に相当するので、問合せメッセージ08を表示させる。
図12に、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージ08の一実施例を示す。
図12では、認識音声のキーワードが、「保存」であり、原稿の有無が、「原稿無し」であり、USBメモリ有りの有無が、「USBメモリ無し」である場合、図12に示すような問合せメッセージ08が、表示画面に表示されることを示している。
この場合、ユーザが意図している処理は、保存であることが明確であるが、原稿が載置されておらず、USBメモリも接続されていない状態なので、保存する原稿がないために保存処理を実行することができず、原稿をどこに保存するのかも不明である。
そこで、原稿が載置されていないことをユーザに注意喚起し、原稿を載置した後画像データをどこに保存すべきなのかをユーザに確認するために、たとえば、図12のような問合せメッセージ08を表示させる。
図12の問合せメッセージ08では、「原稿がセットされていませんので、原稿をセットしてください。」という文章と、「原稿をセットした後、原稿の保存先を選択しますか?」という文章を表示している。
また、処理の選択肢として、保存先を選択するための「保存先の選択」と、処理を中止することを意味する「いいえ」とを表示している。
ユーザが、この問合せメッセージ08を確認して、2つの選択肢のうち、いずれかの処理を選択する入力をした場合、実行すべき処理が確定される。
「保存先の選択」が選択された場合、ユーザは、原稿を載置台に載置する操作をする。
あるいは、ユーザは、原稿を載置台に載置した後に、「保存先の選択」を選択する入力操作をする。
画像形成装置では、「保存先の選択」が選択されたことと、原稿を載置台に載置されたことが検出された場合、保存先を選択するための画面を表示して、ユーザに、保存先を選択する入力、あるいは、保存先を設定する入力をしてもらい、保存先が確定された後、原稿をスキャンし、読み取った原稿の画像データを、確定された保存先に保存する処理が実行される。
「いいえ」が選択された場合、処理が中止され、原稿のスキャンと保存は行わずに、たとえば、画像形成装置の初期画面や、音声入力を待機していることを示す画面などに切り替える。
(実施例9)
図3の処理選択情報55において、NO.9では、音声キーワードが「スキャン」であり、画像形成装置の操作状態が、原稿有りでUSBメモリ有りの場合、実行すべき処理内容として、実施例5と同様に、問合せメッセージ05を表示させ、その後、スキャン処理と保存処理を実行することが選択される。
音声キーワードが「スキャン」である場合とは、図2(a)に示したように、入力音声データ(認識音声情報)が、たとえば、「スキャン」、「スキャンしたい」というような発話であり、発話内容に、「スキャン」という単語が含まれる場合に相当する。
操作状態が「原稿有り」の場合、原稿が載置台に載置されていることが検出された状態である。
また、操作状態が「USBメモリ有り」の場合、USBメモリがUSB接続端子に接続されていることが検出された状態である。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図3の処理選択情報55のNO.9に相当するので、問合せメッセージ05を表示させる。
この場合、ユーザが意図している処理は、スキャンであることが明確であり、原稿が載置されていて、さらに、USBメモリが接続されている状態なので、原稿をスキャンした後に読み取った原稿の画像データをUSBメモリに保存することを意図している可能性が高い。
すなわち、実施例9では、実施例5の認識音声のキーワードが「保存」であり、原稿の有無が「原稿有り」であり、USBメモリ有りの有無が「USBメモリ有り」である場合とほぼ同様の処理をすることを、ユーザが意図している可能性が高い。
そこで、原稿の画像データをUSBメモリに保存する処理を行うのか否かをユーザに確認するために、実施例5と同様に、たとえば、図9のような問合せメッセージ05を表示させる。
さらに、ユーザが、この問合せメッセージ05を確認して、2つの選択肢のうち、いずれかの処理を選択する入力をした場合、実行すべき処理が確定される。
「はい」が選択された場合、原稿をスキャンして読み取った画像データを、USBメモリに保存する処理が実行される。
「いいえ」が選択された場合、処理が中止され、画像形成装置の初期画面や、音声入力を待機していることを示す画面などに切り替える。
(実施例10)
図3の処理選択情報55において、NO.10では、音声キーワードが「スキャン」であり、画像形成装置の操作状態が、原稿有りでUSBメモリ無しの場合、実行すべき処理内容として、実施例6と同様に、問合せメッセージ06を表示させ、その後、スキャン処理と保存処理を実行することが選択される。
操作状態が「原稿有り」の場合、原稿が載置台に載置されていることが検出された状態である。
また、操作状態が「USBメモリ無し」の場合、USBメモリがUSB接続端子に接続されていないことが検出された状態である。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図3の処理選択情報55のNO.10に相当するので、問合せメッセージ06を表示させる。
この場合、ユーザが意図している処理は、スキャンであることが明確であり、原稿が載置されているが、USBメモリが接続されていない状態なので、原稿をスキャンした後に読み取った原稿の画像データをどこに保存するのかが不明である。
たとえば、画像形成装置の記憶部に保存するのか、USBメモリに保存するのか、あるいは、サーバに保存するのかが不明である。
すなわち、実施例10では、実施例6の認識音声のキーワードが「保存」であり、原稿の有無が「原稿有り」であり、USBメモリ有りの有無が「USBメモリ無し」である場合とほぼ同様の処理をすることを、ユーザが意図している可能性が高い。
そこで、原稿の画像データの保存先をユーザに確認するために、実施例6と同様に、たとえば、図10のような問合せメッセージ06を表示させる。
さらに、ユーザが、この問合せメッセージ06を確認して、2つの選択肢のうち、いずれかの処理を選択する入力をした場合、実行すべき処理が確定される。
「保存先の選択」が選択された場合、さらに、保存先を選択するための画面を表示して、ユーザに、保存先を選択する入力、あるいは、保存先を設定する入力をしてもらい、保存先が確定された後、原稿をスキャンし、読み取った原稿の画像データを、確定された保存先に保存する処理が実行される。
「いいえ」が選択された場合、処理が中止され、たとえば、画像形成装置の初期画面や、音声入力を待機していることを示す画面などに切り替える。
(実施例11)
図3の処理選択情報55において、NO.11では、音声キーワードが「ファックス」であり、画像形成装置の操作状態が、原稿有りでUSBメモリ無しの場合、実行すべき処理内容として、問合せメッセージ09を表示させ、その後、ファックス処理を実行することが選択される。
操作状態が「原稿有り」の場合、原稿が載置台に載置されていることが検出された状態である。
また、操作状態が「USBメモリ無し」の場合、USBメモリがUSB接続端子に接続されていないことが検出された状態である。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図3の処理選択情報55のNO.11に相当するので、問合せメッセージ09を表示させる。
図13に、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージ09の一実施例を示す。
図13では、認識音声のキーワードが、「ファックス」であり、原稿の有無が、「原稿有り」であり、USBメモリ有りの有無が、「USBメモリ無し」である場合、図13に示すような問合せメッセージ09が、表示画面に表示されることを示している。
この場合、ユーザが意図している処理は、ファックスであることが明確であり、原稿が載置されている状態なので、原稿をスキャンした後に読み取った原稿の画像データをファックス送信することを意図しているが、どこにファックスするのかが不明である。
すなわち、ファックスする宛先が不明である。
そこで、原稿をファックスする宛先をユーザに確認するために、たとえば、図13のような問合せメッセージ09を表示させる。
図13の問合せメッセージ09では、「セットされている原稿をファックスする宛先を選択しますか?」という文章を表示している。
また、処理の選択肢として、宛先を選択することを意味する「宛先の選択」と、処理を中止することを意味する「いいえ」とを表示している。
ユーザが、この問合せメッセージ09を確認して、2つの選択肢のうち、いずれかの処理を選択する入力をした場合、実行すべき処理が確定される。
「宛先の選択」が選択された場合、さらに、ファックスする宛先を選択するための画面を表示して、ユーザに、宛先を選択する入力、あるいは、宛先を設定する入力をしてもらい、宛先が確定された後、原稿をスキャンし、読み取った原稿の画像データを、確定された宛先にファックスする処理が実行される。
「いいえ」が選択された場合、処理が中止され、原稿のファックスは行わずに、たとえば、画像形成装置の初期画面や、音声入力を待機していることを示す画面などに切り替える。
(実施例12)
図3の処理選択情報55において、NO.12では、音声キーワードが「ファックス」であり、画像形成装置の操作状態が、原稿無しでUSBメモリ無しの場合、実行すべき処理内容として、問合せメッセージ10を表示させ、その後、ファックス処理を実行することが選択される。
操作状態が「原稿無し」の場合、原稿が載置台に載置されていないことが検出された状態である。
また、操作状態が「USBメモリ無し」の場合、USBメモリがUSB接続端子に接続されていないことが検出された状態である。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図3の処理選択情報55のNO.12に相当するので、問合せメッセージ10を表示させる。
図14に、認識音声のキーワードと準備作業とに対応して、表示画面に表示される問合せメッセージ10の一実施例を示す。
図14では、認識音声のキーワードが、「ファックス」であり、原稿の有無が、「原稿無し」であり、USBメモリ有りの有無が、「USBメモリ無し」である場合、図14に示すような問合せメッセージ10が、表示画面に表示されることを示している。
この場合、ユーザが意図している処理は、ファックスであることが明確であるが、原稿が載置されておらず、USBメモリも接続されていない状態なので、ファックスする原稿がないためにファックス処理を実行することができず、原稿をどこにファックス送信するのかも不明である。
そこで、原稿が載置されていないことをユーザに注意喚起し、原稿を載置した後画像データをどこにファックスすべきなのかをユーザに確認するために、たとえば、図14のような問合せメッセージ10を表示させる。
図14の問合せメッセージ10では、「原稿がセットされていませんので、原稿をセットしてください。」という文章と、「原稿をセットした後、原稿をファックスする宛先を選択しますか?」という文章を表示している。
また、処理の選択肢として、宛先を選択するための「宛先の選択」と、処理を中止することを意味する「いいえ」とを表示している。
ユーザが、この問合せメッセージ10を確認して、2つの選択肢のうち、いずれかの処理を選択する入力をした場合、実行すべき処理が確定される。
「宛先の選択」が選択された場合、ユーザは、原稿を載置台に載置する操作をする。
あるいは、ユーザは、原稿を載置台に載置した後に、「宛先の選択」を選択する入力操作をする。
画像形成装置では、「宛先の選択」が選択されたことと、原稿を載置台に載置されたことが検出された場合、宛先を選択するための画面を表示して、ユーザに、宛先を選択する入力、あるいは、宛先を設定する入力をしてもらい、宛先が確定された後、原稿をスキャンし、読み取った原稿の画像データを、確定された宛先にファックスする処理が実行される。
「いいえ」が選択された場合、処理が中止され、原稿のファックスは行わずに、たとえば、画像形成装置の初期画面や、音声入力を待機していることを示す画面などに切り替える。
(実施例13)
図4の処理選択情報55において、NO.1では、音声キーワードが「保存」であり、画像形成装置の操作状態が、原稿有りでUSBメモリ有りの場合、実行すべき処理内容として、メッセージの表示はせずに、スキャン処理と保存処理を実行することが選択されることを示している。
この音声キーワード「保存」と、画像形成装置の操作状態(原稿有り、USBメモリ有り)は、上記した実施例5と同じ条件である、
実施例5では、原稿をUSBメモリに保存するか否かを確認するメッセージを表示させて、ユーザに確認を求めた。
ただし、ユーザが、原稿を載置台に載置して、USBメモリをUSB接続端子に接続した後、「保存」ということばを発話した場合、確認するメッセージを表示させるまでもなく、原稿をUSBメモリに保存する処理をすることを意図している可能性がかなり高いとも言える。
そこで、実施例13のように、実行すべき処理内容として、メッセージの表示はせずに、スキャン処理と保存処理を実行してもよい。
実施例5のように、確認するメッセージを表示させた後に保存処理等を実行するか、あるいは、実施例13のように、確認するメッセージを表示させないで保存処理等を実行するかについては、事前に、ユーザや画像形成装置の管理担当者が、予め設定しておけばよい。
実施例13の場合は、音声キーワードとして「保存」が取得され、画像形成装置の操作状態として、原稿有りとUSBメモリ有りが検出された状態で、載置された原稿をスキャンする処理と、原稿をスキャンして読み取った画像データを、USBメモリに保存する処理が実行される。
このように、入力された音声が曖昧なものであっても、その音声に含まれるキーワードと、原稿の載置とUSBメモリの接続というユーザの行った操作状態に基づいて、メッセージを表示することなく、対応する適切な処理が実行されるので、ユーザは、音声入力と、原稿をUSBメモリに保存させるときに通常行う操作(原稿の載置、USBメモリの接続)を行うだけで、迅速に、ユーザの意図した処理を実行させることができ、ユーザの入力作業の容易化と時間短縮を図り、ユーザの入力操作にかかる負担を軽減できる。
また、図4の処理選択情報55のNO.2では、音声キーワードが「スキャン」であり、画像形成装置の操作状態が、原稿有りでUSBメモリ有りの場合、実行すべき処理内容として、メッセージの表示はせずに、スキャン処理と保存処理を実行することが選択されることを示している。
この音声キーワード「スキャン」と、画像形成装置の操作状態(原稿有り、USBメモリ有り)は、上記した実施例9と同じ条件である、
実施例9では、原稿をUSBメモリに保存するか否かを確認するメッセージを表示させて、ユーザに確認を求めた。
ただし、ユーザが、原稿を載置台に載置して、USBメモリをUSB接続端子に接続した後、「スキャン」ということばを発話した場合、確認するメッセージを表示させるまでもなく、原稿をスキャンした後、スキャンした原稿の画像データをUSBメモリに保存する処理をすることを意図している可能性がかなり高いとも言える。
そこで、図4の処理選択情報55のNO.2でも、図4の処理選択情報55のNO.1と同様に、実行すべき処理内容として、メッセージの表示はせずに、スキャン処理と保存処理を実行してもよい。
この場合も、実施例9のように表示させた後に保存処理等を実行するか、あるいは、実施例13のように表示をさせないで保存処理等を実行するかについては、事前に、ユーザや画像形成装置の管理担当者が、予め設定しておけばよい。
図4の処理選択情報55のNO.2の場合は、音声キーワードとして「スキャン」が取得され、画像形成装置の操作状態として、原稿有りとUSBメモリ有りが検出された状態で、載置された原稿をスキャンする処理と、原稿をスキャンして読み取った画像データを、USBメモリに保存する処理が実行される。
(実施例14)
図4の処理選択情報55において、NO.3では、取得した音声キーワードに、「セット」、「原稿」、「コピー」の3つのキーワードが含まれている場合を示している。
さらに、画像形成装置の操作状態が、原稿有りでUSBメモリ無しの場合で、実行すべき処理内容として、メッセージの表示はせずに、コピー処理を実行することが選択されることを示している。
操作状態が「原稿有り」なので、原稿が載置台に載置されていることが検出された状態である。
また、操作状態が「USBメモリ無し」なので、USBメモリがUSB接続端子に接続されていないことが検出された状態である。
すなわち、原稿が載置台に載置され、USBメモリが接続されていない状態で、ユーザが、「セット」、「原稿」、「コピー」の3つのキーワードを含む音声を発話した場合に相当する。
たとえば、図2(a)に示したように、「セットした原稿をコピー」、あるいは、「セットした原稿を3部コピーして」というような発話がされた場合に相当する。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図4の処理選択情報55のNO.3に相当するので、問合せメッセージを表示することなく、コピー処理を実行する。
たとえば、「セットした原稿をコピー」というように発話された場合に、原稿が載置台に載置されていることが検出され、USBメモリが接続されていないことも検出された場合は、載置台に載置されている原稿をコピーすることが、ユーザが意図している処理である可能性がかなり高いので、確認するメッセージを表示させるまでもなく、原稿のコピー処理を実行してもよいと考えられる。
そこで、原稿をコピーしようとしているのか否かをユーザに確認することなく、載置台に載置されている原稿のコピーを実行する。
すなわち、実施例14の場合は、音声キーワードとして「セット」、「原稿」、「コピー」の3つのキーワードが取得され、画像形成装置の操作状態として、原稿有りとUSBメモリ無しが検出された状態で、載置された原稿を所定の用紙にコピーする処理が実行される。
このように、入力された音声が比較的明確な処理を示すものである場合、その音声に含まれるキーワードと、原稿の載置とUSBメモリを接続しないというユーザの行った操作状態に基づいて、メッセージを表示することなく、対応する適切な処理が実行されるので、ユーザは、音声入力と、原稿をコピーさせるときに通常行う操作(原稿の載置)を行うだけで、迅速に、ユーザの意図した処理を実行させることができ、ユーザの入力作業の容易化と時間短縮を図り、ユーザの入力操作にかかる負担を軽減できる。
また、図4の処理選択情報55のNO.4では、取得した音声キーワードに、「セット」、「原稿」、「印刷」の3つのキーワードが含まれており、画像形成装置の操作状態が、原稿有りでUSBメモリ無しの場合には、実行すべき処理内容として、メッセージの表示はせずに、コピー処理を実行することが選択されることを示している。
この図4のNO.4では、「印刷」のキーワードが含まれていることが、「コピー」のキーワードが含まれている図4のNO.3と異なる点である。
この場合も、原稿が載置台に載置されていることが検出され、USBメモリがUSB接続端子に接続されていないことが検出された状態であるので、「印刷」と発話されているが、ユーザは、「印刷」ということばを「コピー」の意味で使用し、載置台に載置されている原稿をコピーすることが、ユーザが意図している処理である可能性がかなり高い。
したがって、確認するメッセージを表示させるまでもなく、原稿のコピー処理を実行してもよいと考えられる。
そこで、原稿をコピーしようとしているのか否かをユーザに確認することなく、載置台に載置されている原稿のコピーを実行する。
すなわち、図4の処理選択情報55のNO.4の場合も、音声キーワードとして「セット」、「原稿」、「印刷」の3つのキーワードが取得され、画像形成装置の操作状態として、原稿有りとUSBメモリ無しが検出された状態で、載置された原稿を所定の用紙にコピーする処理が実行される。
(実施例15)
図4の処理選択情報55において、NO.5では、取得した音声キーワードに、「セット」、「原稿」、「コピー」の3つのキーワードが含まれている場合を示している。
さらに、画像形成装置の操作状態が、原稿有りでUSBメモリ有りの場合で、実行すべき処理内容として、メッセージの表示はせずに、コピー処理と保存処理を実行することが選択されることを示している。
操作状態が「原稿有り」なので、原稿が載置台に載置されていることが検出された状態である。
また、操作状態が「USBメモリ有り」なので、USBメモリがUSB接続端子に接続されていることが検出された状態である。
すなわち、原稿が載置台に載置され、USBメモリが接続されている状態で、ユーザが、「セット」、「原稿」、「コピー」の3つのキーワードを含む音声を発話した場合に相当する。
たとえば、図2(a)に示したように、「セットした原稿をコピー」、あるいは、「セットした原稿を3部コピーして」というような発話がされた場合に相当する。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図4の処理選択情報55のNO.5に相当するので、問合せメッセージを表示することなく、載置された原稿のコピー処理を実行し、かつ、載置された原稿をUSBメモリに保存する処理を実行する。
たとえば、「セットした原稿をコピー」というように発話された場合に、原稿が載置台に載置されていることが検出され、USBメモリが接続されていることも検出された場合は、載置台に載置されている原稿をコピーすることが、ユーザが意図した処理である可能性がかなり高く、さらに、載置されている原稿をUSBメモリに保存することも意図した処理である可能性があるので、確認するメッセージを表示させるまでもなく、原稿のコピー処理と、原稿のUSBメモリへの保存処理を実行してもよいと考えられる。
そこで、原稿のコピーとUSBメモリへの保存をしようとしているのか否かをユーザに確認することなく、載置台に載置されている原稿のコピーと、原稿をUSBメモリに保存する処理を実行する。
すなわち、実施例15の場合は、音声キーワードとして「セット」、「原稿」、「コピー」の3つのキーワードが取得され、画像形成装置の操作状態として、原稿有りとUSBメモリ有りが検出された状態で、載置された原稿を所定の用紙にコピーする処理と、載置された原稿をスキャンしてUSBメモリに保存する処理が実行される。
このように、入力された音声が比較的明確な処理を示すものである場合、その音声に含まれるキーワードと、原稿の載置とUSBメモリの接続というユーザの行った操作状態に基づいて、メッセージを表示することなく、対応する適切な処理が実行されるので、ユーザは、音声入力と、原稿のコピーとUSBメモリに保存させるときに通常行う操作(原稿の載置、USBメモリの接続)を行うだけで、迅速に、ユーザの意図した処理を実行させることができ、ユーザの入力作業の容易化と時間短縮を図り、ユーザの入力操作にかかる負担を軽減できる。
(実施例16)
図4の処理選択情報55において、NO.6では、取得した音声キーワードに、「セット」、「原稿」、「保存」の3つのキーワードが含まれている場合を示している。
さらに、画像形成装置の操作状態が、原稿有りでUSBメモリ有りの場合で、実行すべき処理内容として、メッセージの表示はせずに、スキャン処理と保存処理を実行することが選択されることを示している。
操作状態が「原稿有り」なので、原稿が載置台に載置されていることが検出された状態である。
また、操作状態が「USBメモリ有り」なので、USBメモリがUSB接続端子に接続されていることが検出された状態である。
すなわち、原稿が載置台に載置され、USBメモリが接続されている状態で、ユーザが、「セット」、「原稿」、「保存」の3つのキーワードを含む音声を発話した場合に相当する。
たとえば、図2(a)に示したように、「セットした原稿を保存」というような発話がされた場合に相当する。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図4の処理選択情報55のNO.6に相当するので、問合せメッセージを表示することなく、載置された原稿のスキャン処理を実行し、かつ、載置された原稿をUSBメモリに保存する処理を実行する。
たとえば、「セットした原稿を保存」というように発話された場合に、原稿が載置台に載置されていることが検出され、USBメモリが接続されていることも検出された場合は、載置台に載置されている原稿をUSBメモリに保存することが、ユーザが意図した処理である可能性がかなり高いので、確認するメッセージを表示させるまでもなく、原稿のスキャン処理と、原稿のUSBメモリへの保存処理を実行してもよいと考えられる。
そこで、原稿のUSBメモリへの保存をしようとしているのか否かをユーザに確認することなく、載置台に載置されている原稿のスキャン処理と、原稿をUSBメモリに保存する処理を実行する。
すなわち、実施例16の場合は、音声キーワードとして「セット」、「原稿」、「保存」の3つのキーワードが取得され、画像形成装置の操作状態として、原稿有りとUSBメモリ有りが検出された状態で、載置された原稿を所定の用紙にスキャンする処理と、載置された原稿をUSBメモリに保存する処理が実行される。
また、図4の処理選択情報55のNO.7では、取得した音声キーワードに、「セット」、「原稿」、「スキャン」の3つのキーワードが含まれ、さらに、画像形成装置の操作状態が、原稿有りでUSBメモリ有りの場合においては、実行すべき処理内容として、メッセージの表示はせずに、スキャン処理と保存処理を実行することが選択されることを示している。
この図4のNO.7では、「スキャン」のキーワードが含まれていることが、「保存」のキーワードが含まれている図4のNO.6と異なる点である。
この場合も、原稿が載置台に載置されていることが検出され、USBメモリがUSB接続端子に接続されていることが検出された状態であるので、「スキャン」と発話されているが、ユーザは、「スキャン」ということばを「保存」の意味で使用し、載置台に載置されている原稿をUSBメモリに保存することが、ユーザが意図している処理である可能性がかなり高い。
したがって、確認するメッセージを表示させるまでもなく、原稿をスキャンした後USBメモリに保存する処理を実行してもよいと考えられる。
そこで、原稿をUSBメモリに保存しようとしているのか否かをユーザに確認することなく、載置台に載置されている原稿のスキャンとUSBメモリへの保存処理を実行する。
すなわち、図4の処理選択情報55のNO.7の場合も、音声キーワードとして「セット」、「原稿」、「スキャン」の3つのキーワードが取得され、画像形成装置の操作状態として、原稿有りとUSBメモリ有りが検出された状態で、載置された原稿を所定の用紙にスキャンする処理と、載置された原稿をUSBメモリに保存する処理が実行される。
(実施例17)
図4の処理選択情報55において、NO.8では、取得した音声キーワードに、「USBメモリ」と「印刷」の2つのキーワードが含まれている場合を示している。
さらに、画像形成装置の操作状態が、原稿無しでUSBメモリ有りの場合で、実行すべき処理内容として、メッセージの表示はせずに、印刷処理を実行することが選択されることを示している。
操作状態が「原稿無し」なので、原稿が載置台に載置されていないことが検出された状態である。
また、操作状態が「USBメモリ有り」なので、USBメモリがUSB接続端子に接続されていることが検出された状態である。
すなわち、原稿が載置台に載置されず、USBメモリが接続されている状態で、ユーザが、「USBメモリ」、「印刷」の2つのキーワードを含む音声を発話した場合に相当する。
たとえば、図2(a)に示したように、「USBメモリのデータを印刷して」というような発話がされた場合に相当する。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図4の処理選択情報55のNO.8に相当するので、問合せメッセージを表示することなく、USBメモリのデータを読み出して、印刷処理を実行する。
たとえば、「USBメモリのデータを印刷して」というように発話された場合に、原稿が載置台に載置されていないことが検出され、USBメモリが接続されていることが検出された場合は、USBメモリに保存されているデータを印刷するすることが、ユーザが意図した処理である可能性がかなり高いので、確認するメッセージを表示させるまでもなく、USBメモリからデータを読み出して、そのデータを印刷する処理を実行してもよいと考えられる。
ただし、USBメモリには、多数のデータが保存されている場合もあるが、確認するメッセージを表示させずにデータの印刷を行うのは、USBメモリに1つのデータだけが保存されている場合に限定してもよい。
そこで、USBメモリのデータを印刷しようとしているのか否かをユーザに確認することなく、USBメモリに保存されていたデータを印刷する処理を実行する。
すなわち、実施例17の場合は、音声キーワードとして「USBメモリ」、「印刷」の2つのキーワードが取得され、画像形成装置の操作状態として、原稿無しとUSBメモリ有りが検出された状態で、USBメモリに保存されていたデータを読み出して、所定の用紙に印刷する処理が実行される。
ただし、USBメモリに複数のデータが保存されている場合は、ユーザに印刷するデータを選択させるメッセージを表示することが好ましい。
(実施例18)
図4の処理選択情報55において、NO.9では、取得した音声キーワードに、「ドキュメント」と、「印刷」の2つのキーワードが含まれている場合を示している。
さらに、画像形成装置の操作状態が、原稿無しでUSBメモリ無しの場合で、実行すべき処理内容として、メッセージの表示はせずに、印刷処理を実行することが選択されることを示している。
操作状態が「原稿無し」なので、原稿が載置台に載置されていないことが検出された状態である。
また、操作状態が「USBメモリ無し」なので、USBメモリがUSB接続端子に接続されていないことが検出された状態である。
すなわち、原稿が載置台に載置されず、USBメモリが接続されていない状態で、ユーザが、「ドキュメント」、「印刷」の2つのキーワードを含む音声を発話した場合に相当する。
たとえば、図2(a)に示したように、「ドキュメントファイリングのデータを印刷して」というような発話がされた場合に相当する。
このような音声キーワードと操作状態の条件が満たされている場合、図4の処理選択情報55のNO.9に相当するので、問合せメッセージを表示することなく、ドキュメントファイリングされたデータを読み出して、印刷処理を実行する。
ただし、画像形成装置の記憶部50に、ドキュメントファイリングされた1つのデータが記憶されている場合に、印刷処理を実行する。
ドキュメントファイリングされたデータが複数存在する場合や、ドキュメントファイリングされたデータがない場合は、ユーザに、どのデータを印刷するのかを問い合わせるメッセージや、ドキュメントファイリングされたデータがないことを知らせるメッセージを表示することが好ましい。
たとえば、「ドキュメントファイリングのデータを印刷して」というように発話された場合に、原稿が載置台に載置されていないことが検出され、USBメモリが接続されていないことが検出された場合は、記憶部50にドキュメントファイリングされたデータが保存されていて、そのドキュメントファイリングされたデータを印刷することが、ユーザが意図した処理である可能性がかなり高いので、確認するメッセージを表示させるまでもなく、ドキュメントファイリングされたデータを読み出して、そのデータを印刷する処理を実行してもよいと考えられる。
そこで、ドキュメントファイリングされたデータを印刷しようとしているのか否かをユーザに確認することなく、ドキュメントファイリングされたデータを印刷する処理を実行する。
すなわち、実施例18の場合は、音声キーワードとして「ドキュメント」、「印刷」の2つのキーワードが取得され、画像形成装置の操作状態として、原稿無しとUSBメモリ無しが検出された状態で、記憶部50からドキュメントファイリングされたデータを読み出して、所定の用紙に印刷する処理が実行される。
ただし、ドキュメントファイリングされたデータが複数存在する場合であっても、ユーザが画像形成装置を利用するときに、ユーザ認証を要求して、ドキュメントファイリングされたデータも、ユーザごとに管理して記憶する場合には、ユーザ認証に成功したユーザのドキュメントファイリングデータのみを印刷するか、あるいは、ユーザ認証に成功したユーザのドキュメントファイリングデータのみの一覧を表示させて、ユーザに印刷するデータを選択させるメッセージを表示させることが好ましい。
なお、上記に多数の実施例を示したが、これらに限るものではなく、他の音声キーワードと画像形成装置の操作状態との組合せによって、種々の実行すべき処理を選択することが可能である。
たとえば、実施例18では、音声キーワードとして「ドキュメント」、「印刷」の2つのキーワードが取得され、画像形成装置の操作状態として、原稿無しとUSBメモリ無しが検出された状態を示したが、音声キーワードとして「ドキュメント」、「保存」の2つのキーワードが取得され、画像形成装置の操作状態として、原稿無しであるが、USBメモリが接続端子に接続されている状態の場合(USBメモリ有り)では、実行すべき処理として、記憶部50からドキュメントファイリングされたデータを読み出して、USBメモリに保存する処理を選択するようにしてもよい。
<画像形成装置において実行すべき処理の選択と実行の説明>
図16に、入力音声と準備作業に対応して実行すべき処理を選択して実行する処理の一実施例のフローチャートを示す。
ここでは、入力された音声データを取得した場合に、音声認識をして、認識された認識音声情報からキーワードを取得し、準備作業に相当する特定操作の操作状態を確認した後、記憶部に予め記憶された処理選択情報55を利用して、キーワードと特定操作の有無に対応した処理を選択して、選択された処理を実行するフローチャートを説明する。
実行すべき処理として表示が選択された場合は、所定の問合せメッセージを表示した後、ユーザが入力操作をすることによって確定した処理を実行する。
また、準備作業に相当する特定操作の操作状態として、ここでも、原稿の有無と、USBメモリの有無のチェックを行うものとする。
図16のステップS1において、制御部11が、音声入力部(マイク)21から、音声が入力されるか否かをチェックする。
ステップS2において、音声が入力された場合、ステップS3に進み、そうでない場合は、ステップS1に戻る。
ステップS3において、入力された音声(入力音声データ51)を取得し、記憶する。
ステップS4において、音声認識部22が、入力音声データ51を解析し、音声認識を行い、音声を文字に変換した認識音声情報52を取得し、記憶する。
ステップS5において、キーワード取得部23が、認識音声情報52から、キーワードを取得し、記憶する。
たとえば、上記したように、予め記憶された予約単語に一致する単語が、認識音声情報52に含まれている場合、その予約単語を、取得キーワード53として記憶する。
ステップS6において、準備作業に相当する特定操作の有無をチェックする。
たとえば、原稿の有無と、USBメモリの有無のチェックを行う。
原稿が載置台に載置されている場合は、原稿検出有りであり、原稿が載置台に載置されていない場合は、原稿検出無しである。
USBメモリが、USB接続端子に接続されている場合は、USBメモリ検出有りであり、USBメモリが、USB接続端子に接続されていない場合は、USBメモリ検出無しである。
ステップS7において、原稿検出有りの場合、ステップS8に進み、そうでない場合は、ステップS9に進む。
ステップS8において、USBメモリ検出有りの場合、ステップS10に進み、そうでない場合は、ステップS11に進む。
ステップS9において、USBメモリ検出有りの場合、ステップS12に進み、そうでない場合は、ステップS13に進む。
ステップS10からステップS13では、処理選択情報55を利用して、取得されたキーワードと、特定操作の有無に対応した処理を選択する。
ステップS10は、原稿検出有りとUSBメモリ検出有りの場合であり、処理選択情報55を利用して、取得されたキーワードと、原稿検出有りと、USBメモリ検出有りに対応付けられた処理を選択する。
ステップS11は、原稿検出有りとUSBメモリ検出無しの場合であり、処理選択情報55を利用して、取得されたキーワードと、原稿検出有りと、USBメモリ検出無しに対応付けられた処理を選択する。
ステップS12は、原稿検出無しとUSBメモリ検出有りの場合であり、処理選択情報55を利用して、取得されたキーワードと、原稿検出無しと、USBメモリ検出有りに対応付けられた処理を選択する。
ステップS13は、原稿検出無しとUSBメモリ検出無しの場合であり、処理選択情報55を利用して、取得されたキーワードと、原稿検出無しと、USBメモリ検出無しに対応付けられた処理を選択する。
ステップS10からステップS13のいずれかの選択処理をした後、ステップS14に進む。
なお、図16のフローチャートには示していないが、処理選択情報55に、対応付けられた処理が設定されていない場合は、ユーザが実行したい処理が不明であるので、たとえば、入力された音声に対応した処理が不明であることや、音声入力をやり直すべきことを、表示画面に表示して、ユーザに再度音声を入力してもらうか、所望の処理を実行させるための入力操作をしてもらうようにしてもよい。
ステップS14において、ステップS10からステップS13のいずれかの選択処理で、表示が選択されている場合、処理選択情報55の表示に対応付けられている問合せメッセージを、表示画面に表示させる。
表示された問合せメッセージを確認したユーザが、その後の処理を選択する入力操作をした場合、選択された処理を実行して、処理を終了する。
あるいは、ステップS10からステップS13のいずれかの選択処理で、表示が選択されておらず、処理選択情報55の実行すべき処理内容として、表示以外の処理が選択されている場合は、その選択された処理を実行して、処理を終了する。
この発明では、以上のように、ユーザによる音声入力と、ユーザの準備作業に相当する特定操作に対応して、適切な異なる処理を容易に実行させることができる。
特に、同じ音声が入力された場合であっても、ユーザの準備作業が異なれば、異なる処理を実行させることができる。
また、音声入力と、画像形成装置を利用するユーザが画像形成装置に対して通常行う操作、たとえば、原稿を載置台に置く操作やUSBメモリを接続する操作をすることによって、ユーザが意図した処理を実行できるので、多機能な画像形成装置において操作部12を用いた複雑な入力操作を簡略化することができ、ユーザの入力作業の容易化と時間短縮をすることができ、ユーザの入力作業の負担を軽減することができる。
1 画像形成装置(MFP)、
11 制御部、
12 操作部、
13 表示部、
14 通信部、
15 画像処理部、
21 音声入力部、
22 音声認識部、
23 キーワード取得部、
24 原稿検出部、
25 外部メモリ検出部、
26 処理選択部、
27 処理実行部、
30 準備作業検出部
50 記憶部、
51 入力音声データ、
52 認識音声情報、
53 取得キーワード、
54 表示画面情報、
55 処理選択情報

Claims (8)

  1. 音声を入力する音声入力部と、
    前記入力された音声を認識する音声認識部と、
    前記認識された音声から、所定のキーワードを取得するキーワード取得部と、
    ユーザが所望の機能を実行するために行う準備作業の状態を検出する準備作業検出部と、
    前記取得されたキーワードと、前記検出された準備作業の状態とに対応して、実行すべき処理を選択する処理選択部と、
    前記選択された処理を実行する処理実行部と、
    サーバもしくは情報処理装置から画像形成装置に送信された画像データを記憶する記憶部と、
    原稿を載置する載置台と、
    外部記憶装置を接続する接続端子と備え
    前記準備作業検出部には、前記原稿が載置台に載置されたか否かを検出する原稿検出部と、前記外部記憶装置が接続端子に接続されたか否かを検出する外部メモリ検出部とが含まれ、
    前記準備作業の状態には、前記載置台に載置される原稿の有無と、前記接続端子に接続される外部記憶装置の有無とが含まれ、
    前記キーワード取得部によって、印刷することを意味するキーワードが取得された場合において、
    前記載置台に原稿が載置されていることと、前記接続端子に外部記憶装置が接続されていることが検出された場合、前記処理選択部が、実行すべき処理として、載置された原稿を印刷することと、載置された原稿を読み取って外部記憶装置に保存することのどちらをするかを問い合わせるメッセージを表示する処理と、原稿を印刷または保存することが選択された場合にその原稿を印刷または保存する処理を選択し、
    前記載置台に原稿が載置されていないことと、前記接続端子に外部記憶装置が接続されていることが検出された場合、前記処理選択部が、実行すべき処理として、前記記憶部に記憶されている前記画像データを印刷するか、あるいは、前記画像データを前記外部記憶装置に保存することのどちらをするかを問い合わせるメッセージを表示する処理と、原稿を印刷または保存することが選択された場合にその原稿を印刷または保存する処理を選択することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記認識された音声から取得されるキーワードと、ユーザによって行われる準備作業の状態と、実行すべき処理とを対応付けた処理選択情報を予め前記記憶部に記憶し、
    前記処理選択部が、前記処理選択情報を利用して、前記キーワード取得部によって取得されたキーワードに一致するキーワードと、前記準備作業検出部によって検出された準備作業の状態に一致する準備作業の状態とに対応付けられた実行すべき処理を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 表示部と、所定の情報を入力し前記入力された情報から画像情報を形成して出力する画像形成機能を実行する画像処理部をさらに備え、
    前記選択される実行すべき処理には、所定の情報を前記表示部に表示すること、画像処理部が前記入力された情報から画像情報を形成し、形成された画像情報を印刷すること、形成された画像情報を外部記憶装置に保存すること、および、形成された画像情報を他の情報処理装置に送信することが含まれることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶部に、ファイル情報が記憶されている場合、
    前記選択される実行すべき処理には、前記画像処理部によって、前記記憶されているファイル情報を印刷すること、前記ファイル情報を外部記憶装置に保存すること、および、前記ファイル情報を他の情報処理装置に送信することが含まれることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. ユーザによって入力され認識された音声から取得されたキーワードからは、ユーザが実行させたい処理が曖昧な場合は、前記処理選択部は、ユーザに実行する処理を問い合わせるメッセージを表示させる処理を行い、ユーザによってその問い合わせメッセージに対する処理の選択入力が行われた後に、ユーザが意図した処理を選択し、
    取得されたキーワードからユーザが実行させたい処理が明確な場合は、前記処理選択部は、問い合わせメッセージを表示させることなく、予め設定されたユーザが意図した処理を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記載置台に載置される原稿の有無と、前記接続端子に接続される外部記憶装置の有無に基づいて、前記処理選択部によって選択される実行すべき処理が異なることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置の処理実行方法であって、
    画像形成装置の制御部が、
    サーバもしくは情報処理装置から画像形成装置に送信された画像データを記憶する記憶ステップと、
    音声を入力する音声入力ステップと、
    前記入力された音声を認識する音声認識ステップと、
    前記認識された音声から、所定のキーワードを取得するキーワード取得ステップと、
    ユーザが所望の機能を実行するために画像形成装置に対して行う準備作業の状態を検出する準備作業検出ステップと、
    前記取得されたキーワードと、前記検出された準備作業の状態とに対応して、実行すべき処理を選択する処理選択ステップと、
    前記選択された処理を実行する処理実行ステップとを実行させ、
    前記準備作業検出ステップには、原稿を載置する載置台に原稿が載置されたか否かを検出する原稿検出ステップと、外部記憶装置を接続する接続端子に外部記憶装置が接続されたか否かを検出する外部メモリ検出ステップとが含まれ、
    前記準備作業の状態には、前記載置台に載置される原稿の有無と、前記接続端子に接続される外部記憶装置の有無とが含まれ、
    前記キーワード取得ステップにおいて、印刷することを意味するキーワードが取得された場合において、
    前記原稿検出ステップで載置台に原稿が載置されていることと、前記外部メモリ検出ステップで接続端子に外部記憶装置が接続されていることが検出された場合、前記処理選択ステップにおいて、実行すべき処理として、載置された原稿を印刷することと、載置された原稿を読み取って外部記憶装置に保存することのどちらをするかを問い合わせるメッセージを表示する処理と、原稿を印刷または保存することが選択された場合にその原稿を印刷または保存する処理を選択し、
    前記原稿検出ステップで載置台に原稿が載置されていないことと、前記外部メモリ検出ステップで接続端子に外部記憶装置が接続されていることが検出された場合、前記処理選択ステップにおいて、実行すべき処理として、前記記憶部に記憶されている前記画像データを印刷するか、あるいは、前記画像データを前記外部記憶装置に保存することのどちらをするかを問い合わせるメッセージを表示する処理と、原稿を印刷または保存することが選択された場合にその原稿を印刷または保存する処理を選択することを特徴とする画像形成装置の処理実行方法。
  8. 画像形成装置の処理実行方法であって、
    画像形成装置に、認識音声から取得されるキーワードと、ユーザによって行われる準備作業の状態と、実行すべき処理とを対応付けた処理選択情報を予め記憶し、
    前記キーワード取得ステップが、前記認識された音声から、画像形成装置に予め記憶されている予約単語に一致するキーワードを取得
    前記処理選択ステップが、前記処理選択情報の中に、前記取得されたキーワードに一致するキーワードと、前記検出された準備作業の状態に一致する準備作業の状態とが存在する場合に、一致したキーワードと一致した準備作業の状態とに対応付けられた実行すべき処理を、前記処理選択情報の中から選択することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置の処理実行方法。
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