JP7217879B2 - センサ部材の差込補助装置 - Google Patents

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本発明は、センサ部材の差込補助装置に関し、詳しくは、土壌に差し込んで土壌の状態量を検出するためのセンサ部材を土壌に差し込む際に用いられるセンサ部材の差込補助装置に関する。
土壌に差し込んで土壌の状態量を検出するためのセンサ部材としては、棒状のパイプの表面に静電容量を測定するための電極が形成されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このセンサ部材は、長さが50cm程度となるように形成されており、頂部に取り付けられた制御装置が土壌に埋まらないように土壌に40cm~45cm程度差し込んで用いられる。
特開2017-151042号公報
発明者らは、樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET))により幅が5cm程度、長さが50cm程度、厚みが5mm程度の長板状の板材に電極を印刷したセンサ部材を考案した。このセンサ部材は、土壌を掘り起こすことなく直接差し込みが可能となるように差込端が鋭角になるように形成されている。このセンサ部材や上述のパイプ状のセンサ部材でもセンサ電極と土壌との間に空隙が生じると、センサ感度が低下する。このため、センサ電極と土壌との間に空隙が生じないようにする必要があるが、センサ部材を土壌に差し込む際に差込方向とは異なる方向の力が作用すると、センサ電極と土壌との間に空隙が生じやすくなる。特に長板状のセンサ部材の場合、センサ部材に一時的な湾曲が生じる場合もあり、センサ電極と土壌との間に空隙が生じやすくなる。なお、センサ電極と土壌との間に空隙は、こうしたセンサ部材の差し込み時による場合だけでなく、その後のセンサ部材に作用する外力による振動によっても生じるし、灌水と乾燥による沈着と圧縮とによっても生じる。
本発明のセンサ部材の差込補助装置は、センサ部材のセンサ電極と土壌との間に空隙が生じ難くすることを主目的とする。
本発明のセンサ部材の差込補助装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のセンサ部材の差込補助装置は、
土壌の状態量を検出するためのセンサ電極が表面に取り付けられて棒状または長板状となるように形成されたセンサ部材を土壌に差し込む際に用いられるセンサ部材の差込補助装置であって、
土壌の上面に設置する台座部を有し、
前記台座部には、前記センサ部材を摺動可能に挿入可能な所定長さの差込孔が形成されている、
ことを特徴とする。
この本発明のセンサ部材の差込補助装置では、台座部を土壌の上面に設置し、台座部に形成された所定長さの差込孔にセンサ部材を摺動させながらセンサ部材を土壌に差し込む。この際、センサ部材に差込方向とは異なる力を作用させても差込孔の内側側面からの反力によりその力は打ち消されるから、土壌中のセンサ部材には差込方向のみの力だけが作用する。このため、センサ電極と土壌との間に空隙は生じ難くなる。この結果、センサ電極と土壌との間に空隙が生じることによるセンサ感度の低下を抑制することができる。
こうした本発明のセンサ部材の差込補助装置において、前記差込孔は垂直に対して30度以内の所定角度をもって形成されているものとしてもよい。こうすれば、センサ部材は土壌に所定角度をもって差し込まれる。土壌の乾燥等により収縮が生じても、センサ部材には、センサ部材やこれの頂部に取り付ける制御装置の荷重によりセンサ部材に転倒する方向の力が作用するため、センサ電極と土壌との間に空隙は生じ難くなる。これにより、センサ感度の低下を抑制することができる。
また、本発明のセンサ部材の差込補助装置において、前記台座部の下部には、土壌に差し込まれたときに土壌を前記差込孔側に押圧するスパイクが取り付けられているものとしてもよい。スパイクが土壌を差込孔側に押圧するから、差込孔から差し込まれたセンサ部材と土壌はより密着するようになる。これにより、センサ電極と土壌との間に空隙は生じ難くし、センサ感度の低下を抑制することができる。もとより、センサ部材を差し込む際に台座部が横ずれするのを抑制することができる。
実施形態の差込補助装置20とセンサ部材10と制御装置16との構成の概略を示す説明図である。 図1のA-A平面における差込補助装置20の断面を示す断面図である。 実施形態の差込補助装置20を用いてセンサ部材10を土壌5に差し込んでいる様子の一例を示す説明図である。 土壌センサを土壌に取り付けた後に外力による振動や灌水・乾燥による沈着・圧縮などによりセンサ部材10と土壌との間に空隙が生じたときの様子の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態について説明する。図1は、実施形態の差込補助装置20とセンサ部材10と制御装置16との構成の概略を示す説明図である。
センサ部材10は、樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET))により幅が5cm程度、長さが50cm程度、厚みが5mm程度の長板状の板材に電極12a,12b,13a,13bや図示しない配線などを印刷して構成されている。センサ部10の頂部(図中、上部)は、電極12a,12b,13a,13bからの配線に接続された接続端子を有する雄型のコネクタ14として構成されている。
制御装置16と、図示しないが、マイクロコンピュータを中心として構成されており、図示しないが、電極12a,12b,13a,13bの静電容量に基づいて土壌中の水分量などを検出する制御部と、検出した水分量などを通信網を介して外部のコンピュータに送信する送信装置と、各部に電力を供給するバッテリと、を備える。また、制御装置16の下部には、センサ部材10の頂部に設けられたコネクタ14の接続端子と接続可能な接続端子が取り付けられた雌型のコネクタ18が形成されており、コネクタ18にセンサ部材10のコネクタ14を差し込むことにより、電極12a,12b,13a,13bと制御装置16との電気的な接続を行なうことができる。
差込補助装置20は、樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)など)により形成されており、土壌の表面に設置する台座部22と、センサ部材10を差し込むために台座部22を貫通する差込孔25が形成された差込部24と、台座部22の下部に差込孔25と略平行となるように下方に突出するスパイク部26と、により構成されている。図2は図1のA-A平面における差込補助装置20の断面を示す断面図である。差込孔25は、図1および図2に示すように、センサ部材10を挿入したときに摺動するように、且つ、鉛直に対して30度以下、好ましくは15度以下の所定角度(5度や10度など)の傾斜をもって、長さが7cmとなるように形成されている。
図3は、実施形態の差込補助装置20を用いてセンサ部材10を土壌5に差し込んでいる様子の一例を示す説明図である。まず、差込補助装置20の台座部22の下面が土壌の上面と一致するまでスパイク部26を差し込む(図3(a)参照)。このとき、スパイク部26の傾斜によりスパイク部26の部分の土壌は差込孔25側(図中右側)に押圧される。これにより、センサ部材10の電極12a,12b,13a,13bと土壌との間に空隙が生じるのを抑制することができる。
続いて、センサ部材10を差込補助装置20の差込孔25に挿入し、センサ部材10の頂部のコネクタ14に差込方向の力を加えてセンサ部材10を土壌中に差し込む(図3(b)参照)。このとき、センサ部材10の差込方向とは異なる方向(横方向)の力が作用しても、その力は差込孔25の内面内側からの反力により打ち消され、センサ部材10には差込方向の力だけが作用するようになる。また、この横方向の力が作用しても、スパイク部26により差込補助装置20は横ズレしない。なお、スパイク部26による土壌の差込孔25側への押圧により、センサ部材10と土壌との密着性が高くなり、センサ部材10の電極12a,12b,13a,13bと土壌との間に空隙が生じるのを抑制する。
そして、差込補助装置20を上部に持ち上げて取り外し、土壌に差し込まれたセンサ部材10のコネクタ14を制御装置16のコネクタ18に差し込むように制御装置16と取り付けて、センサ部材10と制御装置16とからなる土壌センサの土壌への取り付けを完了する。
土壌センサを土壌に取り付けた後に外力による振動や灌水・乾燥による沈着・圧縮などによりセンサ部材10と土壌との間に空隙が生じたときの様子の一例を図4に示す。振動などによりセンサ部材10と土壌との間に空隙7が生じても、センサ部材10を鉛直に対して若干の傾斜をもって差し込んでいるから、制御装置16の荷重により、図中白抜き矢印に示すように、センサ部材10に転倒する方向の力が作用するため、電極12a,12b,13a,13bと土壌との間に空隙は生じ難くなる。これにより、センサ感度の低下を抑制することができる。
以上説明した実施形態の差込補助装置20では、センサ部材10を摺動するよう挿入可能な差込孔25を有するから、センサ部材10を差込孔25に挿入して土壌に差し込むことにより、差込方向とは異なる方向(横方向)の力が作用しても、その力は差込孔25の壁面からの反力により打ち消され、センサ部材10には差込方向の力だけが作用するようになる。このため、センサ部材10の差し込み時にセンサ部材10が湾曲するなどして電極12a,12b,13a,13bと土壌との間に空隙は生じるのを抑制することができる。この結果、電極12a,12b,13a,13bと土壌との間に空隙が生じることによるセンサ感度の低下を抑制することができる。
実施形態の差込補助装置20では、差込孔25を鉛直に対して傾斜をもって形成したから、振動などによりセンサ部材10と土壌との間に空隙7が生じても、制御装置16の荷重によりセンサ部材10に転倒する方向の力が作用するため、電極12a,12b,13a,13bと土壌との間に空隙は生じ難くなる。これにより、センサ感度の低下を抑制することができる。
実施形態の差込補助装置20では、土壌を差込孔25側に押圧するスパイク部26を設けることにより、センサ部材10の電極12a,12b,13a,13bと土壌との間に空隙が生じるのを抑制することができる。また、センサ部材10を差し込む際の差込方向とは異なる力が作用しても、差込補助装置20の横ズレを抑制することができる。
実施形態の差込補助装置20では、差込孔25を鉛直に対して傾斜をもって形成した差込孔25は鉛直方向に形成するものとしても構わない。
実施形態の差込補助装置20では、土壌を差込孔25側に押圧するスパイク部26を設けたが、土壌を差込孔25側に押圧しないスパイク部を設けるものとしてもよい。また、スパイク部26は、差込孔25を挟んで一対となるように設けるものとしてもよい。或いは、スパイク部26を設けないものとしても構わない。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、センサ部材の差込補助装置の製造産業などに利用可能である。
5 土壌、7 空隙、10 センサ部材、12a,12b,13a,13b 電極、14 コネクタ、16 制御装置、18 コネクタ、20 差込補助装置、22 台座部、24 差込部、25 差込孔、26 スパイク部。

Claims (2)

  1. 土壌の状態量を検出するためのセンサ電極が表面に取り付けられて長板状となるように形成されたセンサ部材を土壌に差し込む際に用いられるセンサ部材の差込補助装置であって、
    土壌の上面に設置する台座部を有し、
    前記台座部には、前記センサ部材を摺動可能に挿入可能な所定長さで垂直に対して30度以内の所定角度の傾斜をもち且つ前記センサ部材の扁平面が傾斜における上下面となる差込孔が形成されている、
    ことを特徴とするセンサ部材の差込補助装置。
  2. 請求項1記載のセンサ部材の差込補助装置であって、
    前記台座部の下部には、土壌に差し込まれたときに土壌を前記差込孔側に押圧するスパイクが取り付けられている、
    センサ部材の差込補助装置。
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