JP7217053B1 - グラビア印刷版及び印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】グラビア印刷の製版方式として、レーザー製版方式を採用した場合でもカラー印刷及びグラデーション印刷並びに文字及び線画印刷ともに品質良好な印刷を可能とするグラビア印刷版及び印刷方法を提供する。【解決手段】シアン(C)の版のスクリーン角度を25度~35度若しくは-55度~-65度又は55度~65度若しくは-25度~-35度に設定し、マゼンダ(M)の版のスクリーン角度を55度~65度若しくは-25度~-35度又は25度~35度若しくは-55度~-65度に設定し、イエロー(Y)及び墨(K)の版のスクリーン角度を、それぞれ-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定する。【選択図】 図2

Description

本発明は、グラビア印刷版及び印刷方法に関し、具体的には、グラビア印刷版のスクリーン角度を所定の範囲に設定したグラビア印刷版及び該グラビア印刷版を用いた印刷方法に関する。
グラビア印刷の製版方式は、大別すると電子彫刻製版とレーザー製版が存在している。
電子彫刻製版は、ハイライト部(色の薄い部分)の印刷安定性及び再現性が良好であるためカラー印刷及びグラデーション印刷に適している。しかしながら、文字及び線画の品質に関しては、ベタ部(各色の100%で色の最も濃い部分)の深度を変更、網点を分割できないフルセル構造のため、色の濃い印刷並びに文字及び線画の印刷には不向きである。
これに対し、レーザー製版は、腐食秒数を増やすことで、深度を深くすることが可能であるため、色の濃い印刷に適しており、また1つの網点を分割することが出来るハーフセルのため、文字及び線画の品質は良好なものとすることができる。
例えば、食品のパッケージ等の透明フィルムへの印刷においては、文字及び線画印刷の品質よりもカラー印刷及びグラデーション印刷の品質が重視される傾向があり、その結果、電子彫刻製版の方がレーザー製版よりも優位な製版方式と見られる傾向がある。
特許文献1は、凹状のセルが配列された凹版面を有し、前記各セルの開口形状は、一の方向に対して45°を除きかつ30°より大きく60°より小さい角度範囲で延設された4辺からなる同一の菱形で構成されているグラビア印刷版を開示している。
特許文献1は、印刷版のセルの開口形状を所定の菱形に形成するものであるが、印刷版のスクリーン角度を調整するものではない。
特開2011-011532号公報
本発明は、グラビア印刷の製版方式として、レーザー製版方式を採用した場合でもカラー印刷及びグラデーション印刷のモワレ防止並びに文字印刷及び線画印刷ともに品質良好な印刷を可能とするグラビア印刷版及び印刷方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様のグラビア印刷版は、表面に、土手によって区画されたセルが形成されたグラビア印刷版であって、スクリーン角度が-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定されていることを特徴とする。
本発明の第2の態様のグラビア印刷版は、表面に、土手によって区画されたセルが形成されたグラビア印刷版であって、それぞれ、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)及び墨(K)を印刷するための複数の版を含み、前記シアン(C)の版のスクリーン角度が25度~35度若しくは-55度~-65度又は55度~65度若しくは-25度~-35度に設定され、前記マゼンダ(M)の版のスクリーン角度が55度~65度若しくは-25度~-35度又は25度~35度若しくは-55度~-65度に設定され、前記イエロー(Y)及び前記墨(K)の版のスクリーン角度が、それぞれ-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定されていることを特徴とする。
本発明の第3の態様のグラビア印刷版は、前記墨(K)の版が、文字を印刷するための網点データと、文字以外を印刷するための網点データを合成して作成されたものであることを特徴とする。
本発明の第4の態様のグラビア印刷版は、表面に、土手によって区画されたセルが形成されたグラビア印刷版であって、それぞれ、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)及び墨(K)を印刷するための複数の版を含み、前記シアン(C)の版のスクリーン角度が25度~35度若しくは-55度~-65度又は55度~65度若しくは-25度~-35度に設定され、前記マゼンダ(M)の版のスクリーン角度が55度~65度若しくは-25度~-35度又は25度~35度若しくは-55度~-65度に設定され、前記イエロー(Y)の版のスクリーン角度が-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定され、前記墨(K)の版が、文字を印刷するための網点データと、文字以外を印刷するための網点データを合成して作成されたものであり、前記墨(K)の版の前記文字を印刷するための網点データのスクリーン角度が40度~50度に設定され、前記墨(K)の版の前記文字以外を印刷するための網点データのスクリーン角度が-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定されていることを特徴とする。
本発明の第5の態様の印刷方法は、表面に、土手によって区画されたセルが形成されたグラビア印刷版を用いる印刷方法であって、シアン(C)を印刷するための版のスクリーン角度を25度~35度若しくは-55度~-65度又は55度~65度若しくは-25度~-35度に設定する工程と、マゼンダ(M)を印刷するための版のスクリーン角度を55度~65度若しくは-25度~-35度又は25度~35度若しくは-55度~-65度に設定する工程と、イエロー(Y)を印刷するための版のスクリーン角度を-5度~5度、85度~95度又は-85度~-90度に設定する工程と、墨(K)を印刷するための版のスクリーン角度を-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定する工程を含むことを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、グラビア印刷版のスクリーン角度を-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定したことから、グラビア印刷の製版方式として、レーザー製版方式を採用した場合であっても、該グラビア印刷版を使用して印刷した場合でも、印刷物のベタ部に泳ぎや筋が発生することを防止することが可能となる。
本発明の第2の態様によれば、グラビア印刷版のスクリーン角度について、それぞれシアン(C)の版のスクリーン角度を25度~35度若しくは-55度~-65度又は55度~65度若しくは-25度~-35度に設定し、マゼンダ(M)の版のスクリーン角度を55度~65度若しくは-25度~-35度又は25度~35度若しくは-55度~-65度に設定し、イエロー(Y)及び墨(K)の版のスクリーン角度を、それぞれ-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定したことから、グラビア印刷の製版方式として、レーザー製版方式を採用した場合において、該グラビア印刷版を使用して印刷した場合でも、印刷物にモワレが発生することを防止することが可能となる。
本発明の第3の態様によれば、墨(K)の版が、文字を印刷するための網点データと、文字以外を印刷するための網点データを合成して作成されたものであることから、文字印刷の品質の低下を防止することが可能となる。
本発明の第4の態様によれば、墨(K)の版の文字を印刷するための網点データのスクリーン角度が40度~50度に設定され、墨(K)の版の文字以外を印刷するための網点データのスクリーン角度が-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定されていることから、文字印刷の品質の低下をより有効に防止することが可能となる。
本発明の第5の態様によれば、シアン(C)を印刷するための版のスクリーン角度を25度~35度若しくは-55度~-65度又は55度~65度若しくは-25度~-35度に設定し、マゼンダ(M)を印刷するための版のスクリーン角度を55度~65度若しくは-25度~-35度又は25度~35度若しくは-55度~-65度に設定し、イエロー(Y)を印刷するための版のスクリーン角度を-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定し、墨(K)を印刷するための版のスクリーン角度を-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定することから、グラビア印刷の製版方式として、レーザー製版方式を採用した場合において、印刷物にモワレが発生することを防止することが可能となる。
グラビア印刷の工程を概略的に示す図である。 シリンダ周側面に形成されたグラビア印刷版を平面的に示す図である。 シリンダ周側面に形成されたグラビア印刷版を平面的に示した場合の断面図である。 スクリーン角度を各種角度に設定したグラビア印刷版を示す図である。 スクリーン角度を各種角度に設定したグラビア印刷版における泳ぎ・筋の発生状況を示す図である。 スクリーン角度を各種角度に設定したグラビア印刷版におけるモワレの発生状況を示す図である。
グラビア印刷のレーザー製版は、概略、次のように行われる。
図1は、グラビア印刷方法を説明するための概略図であるが、同図に示す円柱状のシリンダ1(版胴)の周側面に施された銅メッキ表面に感光材をコーティングし、インキが入るセルを形成する部分をレーザーで露光し、感光材の材質を変化させ、シリンダ1の周側面を展開して平面的に示した図2A及びその断面図2Bに示すように、現像され露出した銅部分を腐食液で腐食させてシリンダ1の表面に凹部であるセル2及びセル2の周囲にセル2を区画する土手3を形成させるものである。
レーザー製版を用いたグラビア印刷は、概略、次のように行われる。
図1に示すように、シリンダ1の一部が、インキが溜められたインキパン4に浸漬される位置においてセル2内にインキが充填され、シリンダ1の回転により土手3に付着したインキをドクターブレード5で掻き取り、さらにシリンダ1が回転して、シリンダ1と圧着ローラー6との間に挟み込まれた被印刷物Sにセル2内のインキが転移し、被印刷物Sに転移したインキを乾燥させ、次の色ユニットにおいて同様の処理が行われるものである。
ところで、こうした印刷物のベタ部に、不規則な濃淡が発生する「泳ぎ」や斜線状の縞模様の「筋」が発生するという問題がある。
また、カラー印刷においては、印刷物に幾何学模様の干渉縞である「モワレ」が発生するという問題がある。
このような問題現象に対しては、セル2の深度とグラビア印刷版のスクリーン角度を調整することで、これらの問題現象を防止することが考えられるが、本発明は、主としてグラビア印刷版のスクリーン角度を調整することにより、これらの問題現象の発生を防止しようとするものである。
図1及び図2Aにおける矢印は被印刷物の送り方向を示しているが、スクリーン角度とは、被印刷物の送り方向に対して傾けられたセル2の角度、具体的には、被印刷物の送り方向を90度、被印刷物の送り方向に対して垂直方向を0度とした場合のセル2が傾けられた角度である。図3Aは0度、90度又は-90度、図3Bは15度、図3Cは30度又は-60度、図3Dは45度、図3Eは60度又は-30度及び図3Fは75度に、それぞれスクリーン角度を設定した場合のグラビア印刷版を示している。
ベタ部の良好な印刷品質という観点では、一般的に、スクリーン角度は、30度又は60度に設定することが最も望ましく、次いで15度又は75度、45度という順序で考えられている。
図4Bに示すように、スクリーン角度を30度若しくは-60度、又は60度若しくは-30度に設定した場合のベタ部分は、多少の濃淡があるものの比較的に良好な印刷品質を呈している。また、図4Cに示すように、スクリーン角度を15度又は75度に設定した場合は、土手に沿って細かい濃淡があり筋が発生している。また、図4Dに示すように、スクリーン角度を45度に設定した場合は、大量の濃淡があり泳ぎが発生している。
なお、スクリーン角度を0度、90度又は-90度に設定することは、従来より、タブーとされてきた。その理由は、もしスクリーン角度を0度、90度又は-90度に設定した場合、図1及び図2Aに示すように、土手3がドクターブレード5と直角に接するため、印刷品質を低下させる要因になると考えられていたためである。
しかしながら、本発明の第一の態様では、グラビア印刷版のスクリーン角度を-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度の範囲に設定し、好ましくは0度、90度又は-90度に設定するものである。このようなスクリーン角度の設定を行っても、ベタ部の印刷品質を低下させるものではなく、むしろ、図4Aに示すように、泳ぎも筋も発生することのない均一状態のベタ部の印刷を可能とするものであることが確認できた。
次に、カラー印刷について、2色の版を重ねる場合、図5Aに示すように、両者のスクリーン角度の差が30度(シアン(C)30度、イエロー(Y)60度)に設定したときが最もモワレが発生しない。
また、2色の版を重ねる場合、両者のスクリーン角度を同じ角度に設定すると、網点の微妙な重なり具合で色の変化が激しく、印刷品質に悪影響を及ぼすため、一般的には避けるべきであるとされている。
そのため、従来、一般的にスクリーン角度については、シアン(C)の版を15度、マゼンダ(M)の版を75度、イエロー(Y)の版を30度及び墨(K)の版を45度に設定してカラー印刷が行われていた。
しかしながら、前記一般的なスクリーン角度においては、シアン(C)の版が15度及びイエロー(Y)の版が30度であるため、シアン(C)及びイエロー(Y)(両者が重なり色は緑色となる)のスクリーン角度の差は15度となり、図5Bに示すように緑部分に15度モワレが発生してしまうという問題がある。
ここで、イエロー(Y)については、シアン(C)及びマゼンダ(M)と比較して、視感度が低く濃度差を感じにくいという特性がある。また、例えば、食品のパッケージへの印刷の場合、イエロー(Y)は濃い方が好まれる傾向があり、濃い部分が多く、ベタ部のように網点が潰れる可能性が高く、したがってモワレが発生しにくいという事情もある。
また、墨(K)については、影の濃い部分に使用されるため、他の色の方が濃く、墨(K)の方が淡いことから、モワレがほとんど発生しないという事情がある。
上述したようなイエロー(Y)及び墨(K)の特殊な特性及び事情から、両者の版(Y及びK)のスクリーン角度を、従来、印刷品質に悪影響を及ぼすとされた同じ角度に設定しても、印刷品質に悪影響はない。
そこで、本発明では、まず、泳ぎ、筋及びモワレ発生防止の観点から、シアン(C)の版のスクリーン角度を25度~35度若しくは-55度~-65度又は55度~65度若しくは-25度~-35度、及びマゼンダ(M)版のスクリーン角度を55度~65度若しくは-25度~-35度又は25度~35度若しくは-55度~-65度の範囲に設定し、好ましくは、シアン(C)の版のスクリーン角度を30度若しくは-60度又は60度若しくは-30度、及びマゼンダ(M)のスクリーン角度を60度若しくは-30度又は30度若しくは-60度に設定し、両者の版のスクリーン角度の差を30度としている。
さらに、泳ぎ、筋及びモワレ発生防止の観点から、イエロー(Y)の版及び墨(K)の版のスクリーン角度をそれぞれ-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度の範囲に設定し、好ましくは、イエロー(Y)の版及び墨(K)の版のスクリーン角度を同じ角度で0度、90度又は-90度に設定することとしている。
以上より、本発明の第二の態様では、シアン(C)の版のスクリーン角度を25度~35度若しくは-55度~-65度又は55度~65度若しくは-25度~-35度、マゼンダ(M)の版のスクリーン角度を55度~65度若しくは-25度~-35度又は25度~35度若しくは-55度~-65度、並びにイエロー(Y)及び墨(K)の版のスクリーン角度をそれぞれ-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定し、好ましくは、シアン(C)の版のスクリーン角度を30度若しくは-60度又は60度若しくは-30度、マゼンダ(M)の版のスクリーン角度を60度若しくは-30度又は30度若しくは-60度、並びにイエロー(Y)及び墨(K)の版のスクリーン角度をそれぞれ0度、90度又は-90度に設定することとしている。
このようなスクリーン角度の組み合わせによれば、図5Cに示すように、カラー印刷において問題となる泳ぎ、筋及びモワレの発生を防止することが可能となる。
もっとも、本発明の第二の態様の各版のスクリーン角度の組み合わせであっても、墨(K)に関しては、文字部分の印刷に使用されることが多く、墨(K)版のスクリーン角度を-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度、好ましくは0度、90度又は-90度に設定した場合、土手3のがたつきが文字部分の印刷品質にやや悪影響を及ぼす可能性もある。
そこで、本発明の第二の態様では、好ましくは、墨(K)の版は、製版作業前の画像処理工程で文字部分とその他の絵柄部分を別版として色分けを行い、製版作業時の網点データを作成するにあたり、文字を印刷するための網点データと文字以外を印刷するための網点データを別々に作成したうえで、両者をOR操作で合成して作成されたものであることが望ましい。このように、墨(K)版について、まずは文字印刷用網点データと文字以外印刷用網点データを分版して作成してから、両者を合成することにより、上述した文字部分の印刷品質の悪影響を低減し文字印刷の品質を向上させることが可能となる。
ここで、網点データとは、グラビア印刷版に形成するセル2のスクリーン線数(大きさで1インチに網点が何個並んでいるかで、線数が大きいほど、網点は小さくなる)、形状と濃淡(レーザー製版方式は、正方形の相似形で濃淡を表す網点Dot%)、スクリーン角度(配列パターン網点が並んでいる角度)等に関する情報を含む電子データである。
本発明の第二の態様は、より好ましくは、墨(K)の版の文字を印刷するための網点データのスクリーン角度を40度~50度に設定し、墨(K)の版の文字以外の絵柄を印刷するための網点データのスクリーン角度を-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定し、さらにより好ましくは、墨(K)の版の文字を印刷するための網点データのスクリーン角度を45度に設定し、墨(K)の版の文字以外を印刷するための網点データのスクリーン角度を0度、90度又は-90度に設定する。このように、墨(K)版について、網点データを文字部分用と文字部分以外用に分版し、且つ分版したそれぞれのスクリーン角度を上述のように設定し、両者を合成することで、文字印刷の品質をより一層向上させることが可能となる。
より具体的には、通常、カラー印刷におけるスクリーン線数(line/inch)は、175線であるところ、前記文字印刷用の網点データでは、高スクリーン線数、例えば、200線~400線とすることが望ましく、さらにより具体的には、250線や350線とすることがより一層望ましい。このようなスクリーン線数とすることにより、さらにより一層文字印刷の品質を向上させることが可能となる。
本発明のグラビア印刷方法は、表面に、土手によって区画されたセルが形成されたグラビア印刷版を用いる印刷方法であって、シアン(C)を印刷するための版のスクリーン角度を25度~35度若しくは-55度~-65度又は55度~65度若しくは-25度~-35度に設定する工程と、マゼンダ(M)を印刷するための版のスクリーン角度を55度~65度若しくは-25度~-35度又は25度~35度若しくは-55度~-65度に設定する工程と、イエロー(Y)を印刷するための版のスクリーン角度を-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定する工程と、墨(K)を印刷するための版のスクリーン角度を-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定する工程を含むことを特徴とするものであるが、その他の工程については、通常のグラビア印刷方法のそれらを採用することができる。
1 シリンダ
2 セル
3 土手
4 インキパン
5 ドクターブレード
6 圧着ローラー
S 被印刷物

Claims (4)

  1. 表面に、土手によって区画されたセルが形成されたグラビア印刷版であって、
    それぞれ、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)及び墨(K)を印刷するための複数の版を含み、
    前記シアン(C)の版のスクリーン角度が25度~35度に設定される場合には、前記マゼンダ(M)の版のスクリーン角度が55度~65度に設定され、
    前記シアン(C)の版のスクリーン角度が-55度~-65度に設定される場合には、前記マゼンダ(M)の版のスクリーン角度が-25度~-35度に設定され、
    前記シアン(C)の版のスクリーン角度が55度~65度に設定される場合には、前記マゼンダ(M)の版のスクリーン角度が25度~35度に設定され、
    前記シアン(C)の版のスクリーン角度が-25度~-35度に設定される場合には、前記マゼンダ(M)の版のスクリーン角度が-55度~-65度に設定され、
    前記シアン(C)の版のスクリーン角度及び前記マゼンダ(M)の版のスクリーン角度が、前記各場合のいずれかの角度に設定され、かつ、
    前記イエロー(Y)及び前記墨(K)の版のスクリーン角度が、それぞれ-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定されていることを特徴とするグラビア印刷版。
  2. 表面に、土手によって区画されたセルが形成されたグラビア印刷版であって、
    それぞれ、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)及び墨(K)を印刷するための複数の版を含み、
    前記シアン(C)の版のスクリーン角度が30度に設定される場合には、前記マゼンダ(M)の版のスクリーン角度が60度に設定され、
    前記シアン(C)の版のスクリーン角度が-60度に設定される場合には、前記マゼンダ(M)の版のスクリーン角度が-30度に設定され、
    前記シアン(C)の版のスクリーン角度が60度に設定される場合には、前記マゼンダ(M)の版のスクリーン角度が30度に設定され、
    前記シアン(C)の版のスクリーン角度が-30度に設定される場合には、前記マゼンダ(M)の版のスクリーン角度が-60度に設定され、
    前記シアン(C)の版のスクリーン角度及び前記マゼンダ(M)の版のスクリーン角度が、前記各場合のいずれかの角度に設定され、かつ、
    前記イエロー(Y)及び前記墨(K)の版のスクリーン角度が、それぞれ-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定されていることを特徴とするグラビア印刷版。
  3. 前記イエロー(Y)及び前記墨(K)の版のスクリーン角度が同じ角度に設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のグラビア印刷版。
  4. 表面に、土手によって区画されたセルが形成されたグラビア印刷版を用いる印刷方法であって、
    シアン(C)を印刷するための版のスクリーン角度を25度~35度に設定する場合には、マゼンダ(M)を印刷するための版のスクリーン角度を55度~65度に設定し、
    シアン(C)を印刷するための版のスクリーン角度を-55度~-65度に設定する場合には、マゼンダ(M)を印刷するための版のスクリーン角度を-25度~-35度に設定し、
    シアン(C)を印刷するための版のスクリーン角度を55度~65度に設定する場合には、マゼンダ(M)を印刷するための版のスクリーン角度を25度~35度に設定し、
    シアン(C)を印刷するための版のスクリーン角度を-25度~-35度に設定する場合には、マゼンダ(M)を印刷するための版のスクリーン角度を-55度~-65度に設定する工程であり、
    前記シアン(C)を印刷するための版のスクリーン角度及び前記マゼンダ(M)を印刷するための版のスクリーン角度を、前記各場合のいずれかの角度に設定する工程と、かつ、
    イエロー(Y)を印刷するための版のスクリーン角度を-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定する工程と、
    墨(K)を印刷するための版のスクリーン角度を-5度~5度、85度~90度又は-85度~-90度に設定する工程を含む印刷方法。
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