JP7212542B2 - Lcd表示器及び診断システム - Google Patents

Lcd表示器及び診断システム Download PDF

Info

Publication number
JP7212542B2
JP7212542B2 JP2019025395A JP2019025395A JP7212542B2 JP 7212542 B2 JP7212542 B2 JP 7212542B2 JP 2019025395 A JP2019025395 A JP 2019025395A JP 2019025395 A JP2019025395 A JP 2019025395A JP 7212542 B2 JP7212542 B2 JP 7212542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
lcd display
display
signal
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019025395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019164337A (ja
Inventor
裕哉 水越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Publication of JP2019164337A publication Critical patent/JP2019164337A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7212542B2 publication Critical patent/JP7212542B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

本発明は、LCD表示器及び診断システムに関する。
LCDユニットの表示不良の原因は、LCD表示器の不良、LCD表示器に映像信号を入力するケーブルの不良(嵌合不良を含む)、LCD表示器を制御するメインボードの不良の3つの不良モードに分類できるが、LCDユニットに表示不良が発生した現場では、上記のLCDユニットの不良モードの切り分けができないのが現状である。ケーブル又はメインボードに不良が発生したことに由来して、例えば図12に示すようにLCD表示器の画面に縦線が表示される、画面の半分が表示されない等の表示不良が発生したとしても、LCDユニットの保守時には、ケーブル又はメインボードに不良が発生したことを特定することは出来なかった。
また、例えば、ケーブルをLCD表示器に接続するコネクタの接触不良があるために表示不良となっている場合に、LCD表示器自体に不良があるのではないかとの推測に基づき、LCD表示器のみを取り外してサービスセンターに修理依頼に出しても、表示不良は再現せず、それ以上表示不良の現象を追うことはできなかった。
この点、特許文献1は、LCD表示器を有する情報処理装置であって、LCD表示器とは別体の、LCD表示器での表示を制御する制御部に異常が生じた場合に、表示する画像を異常の種類に応じた画像に切り替える情報処理装置を開示している。
特開2016-218553号公報
しかし、特許文献1に係る技術は、あくまで制御部に生じた異常の種類に応じて表示を切り替えるものであり、異常の原因が、LCD表示器自体にあるのか、ケーブルやメインボードにあるのかを切り分けるものではなかった。
本発明は、LCD表示器に表示不良が発生した場合に、表示不良の原因が、LCD表示器自身の不良にあるのか、あるいは、ケーブル又はメインボードの不良にあるのかを切り分けることが可能なLCD表示器及び診断システムを提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るLCD表示器は、LCD表示器(例えば、後述の「LCD表示器1」)であって、前記LCD表示器に表示不良が発生した場合に表示不良の原因を判定するために用いる不良判定画像を記憶する記憶部(例えば、後述の「記憶部11」)と、入力された画像を表示画面に表示する画像表示部(例えば、後述の「画像表示部13」)と、映像信号が入力されると、前記映像信号を解釈して前記映像信号に基づく画像を生成し、前記画像表示部に出力する画像生成部(例えば、後述の「画像生成部121」)と、入力された映像信号が、予め設定された通常時には入力されない信号パターンを有する不良判定信号に合致したかを検知し、合致した場合には、前記映像信号の前記画像生成部への入力を遮断すると共に、前記記憶部に記憶された前記不良判定画像を読み出して前記画像表示部に出力し、合致しない場合には、前記映像信号を前記画像生成部に入力させる不良判定信号検出部(例えば、後述の「不良判定信号検知部122」)と、を備える。
(2) 本発明に係るLCD表示器は、LCD表示器(例えば、後述の「LCD表示器1A」)であって、入力された画像を表示画面に表示する画像表示部と、映像信号が入力されると、前記映像信号を解釈して前記映像信号に基づく画像を生成し、前記画像表示部に出力する画像生成部(例えば、後述の「画像生成部121」)と、入力された映像信号が、予め設定された通常時には入力されない信号パターンを有する不良判定信号に合致したか否かを検知し、合致した場合には、前記映像信号の前記画像生成部への入力を遮断すると共に、前記LCD表示器の外部に、前記不良判定信号に対応する出力信号を出力し、合致しない場合には、前記映像信号を前記画像生成部に入力させる不良判定画像検出部(例えば、後述の「不良判定信号検知部122a」)と、を備える。
(3) 本発明に係る診断システム(例えば、後述の「診断システム10」)は、(1)に記載のLCD表示器と、制御装置(例えば、後述の「制御装置3」)と、撮影装置(例えば、後述の「撮影装置4」)とを備え、前記制御装置は、前記LCD表示器に前記映像信号が入力された場合に、前記表示画面に表示される画像に係る画像データを記憶する第2記憶部(例えば、後述の「記憶部31」)と、診断指令信号が入力されると、前記LCD表示器に前記映像信号を出力し、前記撮影装置に撮影指令信号を出力する第1判断部(例えば、後述の「第1判断部32」)と、前記映像信号に基づいて前記表示画面に表示された画像であって、前記撮影指令信号が入力された前記撮影装置によって撮影された画像に係る撮影データが前記撮影装置から入力されると、前記画像データと前記撮影データとの照合結果に基づいて、前記撮影装置に対し、前記LCD表示器の診断結果を出力する第2判断部(例えば、後述の「第2判断部33」)と、を備え、前記撮影装置は前記診断結果を表示する。
(4) (3)に記載の診断システム(例えば、後述の「診断システム10A」)は、サーバ(例えば、後述の「サーバ5」)を更に備え、前記第2記憶部は、前記LCD表示器の識別情報を更に記憶し、前記第2判断部は、更に、前記診断結果に紐づく前記識別情報を前記第2記憶部から読み出して、前記診断結果と前記識別情報とを組として前記サーバに出力してもよい。
(5) 本発明に係る診断システム(例えば、後述の「診断システム10B」)は、(1)に記載のLCD表示器と、制御装置(例えば、後述の「制御装置3B」)と、撮影装置(例えば、後述の「撮影装置4B」)と、サーバ(例えば、後述の「サーバ5B」)とを備え、前記制御装置は、診断指令信号が入力されると、前記LCD表示器に前記映像信号を入力し、前記撮影装置に撮影指令信号と前記LCD表示器の識別情報とを出力する第1判断部(例えば、後述の「第1判断部31B」)を備え、前記サーバは、前記LCD表示器に前記映像信号が入力された場合に、前記表示画面に表示される画像に係る画像データを記憶する第2記憶部(例えば、後述の「記憶部51」)と、前記映像信号に基づいて前記表示画面に表示された画像であって、前記撮影指令信号が入力された前記撮影装置によって撮影された画像に係る撮影データ及び前記識別情報が前記撮影装置から入力されると、前記画像データと前記撮影データとの照合結果に基づいて、前記撮影装置に対し、前記LCD表示器の診断結果を出力する第2判断部(例えば、後述の「第2判断部52」)と、前記診断結果と前記識別情報とを組として収集する収集部(例えば、後述の「収集部53」)とを備え、前記撮影装置は前記診断結果を表示する。
本発明によれば、LCD表示器に表示不良が発生した場合に、表示不良の原因が、LCD表示器自身の不良にあるのか、あるいは、ケーブル又はメインボードの不良にあるのかを切り分けることが可能なLCD表示器及び診断システムを提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るLCD表示器の全体構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るLCD表示器に入力される、予め定めた形態の信号自身を映像化した場合の画像の例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るLCD表示器に入力される、予め定めた形態の信号自身を映像化した場合の画像の例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るLCD表示器に対して予め定めた形態の信号が入力された場合に、この信号に対応して表示される画像の例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るLCD表示器に不良がある際に、予め定めた形態の信号が入力された場合に表示される画像の例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るLCD表示器の制御側又はケーブルに不良がある際に、予め定めた形態の信号が入力された場合に表示される画像の例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るLCD表示器の全体構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る診断システムの全体構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る診断システムの全体構成を示す図である。 本発明の変形例1に係るLCD表示器の全体構成を示す図である。 本発明の変形例2に係る診断システムの全体構成を示す図である。 LCDユニットに不良がある際に表示される画面の例を示す図である。
〔1.第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図1~図6に基づいて説明する。図1は、第1実施形態に係るLCD表示器1の全体構成を示す。図2及び図3は、LCD表示器1に対して入力される、予め設定された信号パターンを有する信号を映像化した場合の画像の例を示す。図4は、LCD表示器1に対して予め設定された信号パターンを有する信号が入力された場合に、この信号に対応してLCD表示器1に表示される画像の例を示す。図5は、LCD表示器1自体に不良が存在する際、予め設定された信号パターンを有する信号が入力された場合に表示される画像の例を示す。図6は、LCD表示器1の制御側又はLCD表示器1に信号を入力するケーブルに不良が存在する際、予め設定された信号パターンを有する信号が入力された場合に表示される画像の例を示す。
〔1.1 発明の全体構成〕
図1に示すように、LCD表示器1は、記憶部11とASIC(特定用途向け集積回路)12と画像表示部13を備え、ASIC12は、画像生成部121と不良判定信号検知部122とを備える。
記憶部11は、LCD表示器1に表示不良が発生した場合に表示不良の原因を判定するために用いる不良判定画像を記憶する。不良判定画像の詳細については後述する。
画像生成部121は、LCD表示器1の制御側からケーブル2を介して、映像信号が入力されると、当該映像信号を解釈して当該映像信号に基づく画像を生成し、画像表示部13に出力する。
不良判定信号検知部122は、LCD表示器1の制御側からケーブル2を介してLCD表示器1に入力された映像信号が、予め設定された通常時には入力されない信号パターンを有する不良判定信号(以下、場合により「信号A」とも呼称する)に合致するか否かを検知する。より詳細には、不良判定信号検知部122は、事前に信号Aの信号パターンを記憶しており、LCD表示器1に入力された信号がこの信号パターンを有する信号Aに合致するか否か検知する。更に、不良判定信号検知部122は、LCD表示器1への信号Aの入力を検知した場合には、信号Aの画像生成部121への入力を遮断すると共に、記憶部11から不良判定画像を読み出し、画像表示部13に送信する。
なお、信号Aは、VIDEO信号(映像信号)であって、LCD表示器1の保守員等の作業者の操作によって制御側からケーブル2に入力される。また、信号Aは、予め決められたパターンを有する信号であり、通常時にはケーブル2に入力されることはない。
図2及び図3は、画像生成部121によって信号Aを解釈して映像化した場合の画像の例を示す。信号Aを映像化した場合、図2に示すように、アルファベットの「F」が一面に整列する画像となってもよく、図3に示すように、全体的に黒く、右下のみ白い四角が存在する画像となってもよい。
一方、不良判定画像は、通常時にはLCD表示器1に表示されない画像であって、例えば、一面が赤い画像、具体的にはRGB値が(R:G:B)=(255:0:0)の画像であってもよく、一面が緑の画像、具体的にはRGB値が(R:G:B)=(0:255:0)の画像であってもよく、一面が青い画像、具体的にはRGB値が(R:G:B)=(0:0:255)の画像であってもよい。あるいは、不良判定画像は、図4に示すようなグラデーションの画像であってもよい。
この不良判定画像は、あくまで、不良判定信号検知部122がLCD表示器1への信号Aの入力を検知した場合に、信号Aに対応して記憶部11から読みだす画像であり、例えば図2及び図3に示すような、信号A自体を映像化した画像とは異なるものである。
画像表示部13は、ディスプレイを含み、画像生成部121から入力された画像、又は不良判定信号検知部122から入力された不良判定画像を表示画面に表示する。より詳細には、LCD表示器1に信号Aが入力されたことにより、不良判定信号検知部122から不良判定画像が入力された場合には、画像表示部13は当該不良判定画像に基づく画像をディスプレイに表示する。一方で、LCD表示器1の制御側又はケーブル2に不良があるために、信号Aが信号A’となってLCD表示器1に入力された場合には、画像表示部13は、画像生成部121によって生成された画像に基づく画像をディスプレイに表示する。
なお、上記のディスプレイは、LCD表示器1が画像を表示する画面自体のことである。より詳細には、ディスプレイは、格子状に設置された電極線によって、交点の位置にある液晶分子の向きを変えることにより、液晶の背後に設置された蛍光灯やLED等のバックライトからの光の透過を制御することで、画像を表示する画面である。
第1実施形態に係るLCD表示器1の全体構成は以上の通りである。次に、LCD表示器1の動作について説明する。
〔1.2 発明の動作〕
以下では、説明の便宜上、表示不良の例として、LCD表示器1の画面に縦線が表示されるケースを例示して説明する。
LCD表示器1の表示不良の原因を切り分けるため、保守員の操作により、LCD表示器1の制御側からケーブル2を介して、LCD表示器1に信号Aが入力されると、LCD表示器1の表示不良の原因がLCD表示器1自体にあり、LCD表示器1の制御側又はLCD表示器1に信号を入力するケーブル2にない場合には、信号Aは異なる信号に変換されることなく、信号AのままLCD表示器1に入力される。
不良判定信号検知部122は信号Aの入力を検知し、信号Aの画像生成部121への入力を遮断すると共に、記憶部11から不良判定画像を読み出し、画像表示部13に出力する。
画像表示部13は、不良判定信号検知部122から入力された不良判定画像に基づいて、画像を表示する。
ここで、不良判定画像自体が、例えば図4に示すグラデーションの画像であった場合、LCD表示器1自体が表示不良の原因を有するため、LCD表示器1は図5に示すような、グラデーションと縦線の表示が重なり合った画像を表示する。
保守員等の作業者は、図5の画像を確認することにより、LCD表示器1の表示不良の原因がLCD表示器1自体の不良にあり、LCD表示器1の制御側又はLCD表示器1に信号を入力するケーブル2の不良ではないと特定することが可能となる。
一方、LCD表示器1の表示不良の原因が、LCD表示器1の制御側又はLCD表示器1に信号を入力するケーブル2の不良にある場合には、保守員等の作業者の操作により、LCD表示器1に信号Aを入力しようとしても、LCD表示器1の制御側又はケーブル2において、信号Aが、信号Aとは異なる信号A’に変換され、LCD表示器1には信号A’が入力されてしまう。
不良判定信号検知部122は信号Aの入力を検知することがないため、信号A’の画像生成部121への入力が遮断されることはなく、信号A’は画像生成部121に入力される。
画像生成部121は、信号A’を解釈することにより信号A’に対応する画像を生成し、この画像を画像表示部13に送信する。
画像表示部13は、画像生成部121から受信した画像に基づいて、画像を表示する。
ここで、仮に、画像生成部121が信号A自体を解釈することにより生成される画像が、例えば図2に示すように、アルファベットの「F」が一面に整列する画像であった場合、LCD表示器1の制御側又はケーブル2の不良によって信号Aが信号A’に変換されているため、LCD表示器1は、信号A’に基づいて、例えば図6に示すような、アルファベットの「F」が一面に整列する画像と縦線の表示が重なり合った画像を表示する。
保守員等の作業者は、図6の画像を確認することにより、LCD表示器1の表示不良の原因がLCD表示器1の制御側又はLCD表示器1に信号を入力するケーブル2の不良にあると特定することが可能となる。
なお、表示不良は、LCD表示器1の画面に縦線が表示されるケースに限定されない。例えば、LCD表示器1に表示される画像の全部又は一部が変形するようなケースは、全て表示不良に含まれる。
〔1.3 第1実施形態が奏する効果〕
第1実施形態に係るLCD表示器1に対して、予め設定された通常時には入力されない信号パターンを有する不良判定信号Aが入力されると、表示不良の原因がLCD表示器1の不良にある場合には、記憶部11に格納された不良判定画像が読みだされ、LCD表示器1は不良判定画像に基づく画像を表示する。一方で、表示不良の原因が、LCD表示器1の制御側又はケーブル2の不良にある場合には、不良判定信号Aが異なる信号A’に変換された上でLCD表示器1に入力され、不良判定信号Aとは異なる信号A’を映像化した画像が表示される。
これにより、LCD表示器の保守員等の作業者は、LCD表示器に表示不良が発生した場合に、表示不良の原因が、LCD表示器自体の不良にあるのか、あるいは、LCD表示器を制御するメインボード又はLCD表示器に信号を入力するケーブルの不良にあるのかを、LCD表示器単体で診断することが可能となる。
ひいては、LCD表示器の保守時に、表示不良を解消するために交換する部品の箇所が絞れるので、現場での対応を従来よりも早くすることが可能となる。また、LCD表示器の表示不良の原因を切り分けることにより、LCD表示器の不具合調査において、表示不良の現象を再現できないLCD表示器の割合を現状よりも減らすことが可能となる。
〔2.第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について、図7を参照することにより説明する。図7は、第2実施形態に係るLCD表示器1Aの全体構成を示す。なお、説明の簡略化のため、以下では、LCD表示器1Aが備える構成要素のうち、LCD表示器1が備える構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を用いると共にその説明を省略し、主として、LCD表示器1とは異なる点について説明する。
〔2.1 発明の全体構成〕
図7に示すように、LCD表示器1AはLCD表示器1とは異なり、記憶部11と不良判定信号検知部122は備えず、その代わりに、不良判定信号検知部122aを備える。
不良判定信号検知部122aは、不良判定信号検知部122と同様に、事前に信号Aの信号パターンを記憶しており、この信号パターンを有する信号Aの、LCD表示器1Aへの入力を検知すると共に、信号Aの入力を検知した場合には、信号Aの画像生成部121への入力を遮断し、画像生成部121に入力されないようにするが、不良判定信号検知部122と異なり、信号Aに対するフィードバックとして、信号Aに対応する所定の信号Bを制御側に出力する。
更に、例えば制御側に、信号Bを受信すると点灯するLEDを設置することで、ユーザによって不良判定信号検知部122aからの信号Bの出力を確認することが可能となる。
〔2.2 発明の動作〕
LCD表示器1Aの表示不良の原因を切り分けるため、保守員等の作業者の操作により、LCD表示器1Aの制御側からケーブル2を介して、LCD表示器1Aに信号Aが入力される。LCD表示器1Aの表示不良の原因がLCD表示器1A自体の不良にあり、LCD表示器1Aの制御側又はLCD表示器1Aに信号を入力するケーブル2に不良がない場合には、信号Aは異なる信号に変換されることなく、信号AのままLCD表示器1Aに入力される。
不良判定信号検知部122は信号Aの入力を検知し、信号Aの画像生成部121への入力を遮断すると共に、制御側に、信号Aに対応する信号Bを出力する。保守員は、制御側に設けられたLEDの点灯を確認することにより、LCD表示器1Aの表示不良の原因がLCD表示器1A自体の不良にあり、LCD表示器1Aの制御側又はLCD表示器1Aに信号を入力するケーブル2には不良がないと特定することが可能となる。
一方、LCD表示器1Aの表示不良の原因が、LCD表示器1Aの制御側又はLCD表示器1Aに信号を入力するケーブル2の不良にある場合には、保守員等の作業者の操作により、LCD表示器1Aに信号Aを入力しようとしても、LCD表示器1Aの制御側又はケーブル2において、信号Aが、信号Aとは異なる信号A’に変換され、LCD表示器1Aには信号A’が入力されてしまう。
不良判定信号検知部122は信号Aの入力を検知することがないため、制御側に信号Aに対応する信号Bを出力することがなく、制御側に設けられたLEDは点灯しない。保守員等の作業者は、制御側に設けられたLEDの消灯を確認することにより、LCD表示器1Aの表示不良の原因が、LCD表示器1Aの制御側又はLCD表示器1Aに信号を入力するケーブル2の不良にあると特定することが可能となる。
〔2.3 第2実施形態が奏する効果〕
第2実施形態に係るLCD表示器1Aに対して、予め設定された通常時には入力されない信号パターンを有する不良判定信号である信号Aが入力されると、表示不良の原因が、LCD表示器1A自体の不良にある場合には、不良判定信号検知部122は、制御側に信号Aに対応する信号Bを出力し、制御側のLEDが点灯する。一方で、表示不良の原因が、LCD表示器1の制御側又はケーブル2の不良にある場合には、不良判定信号である信号Aが異なる信号に変換された上でLCD表示器1Aに入力されるため、制御側に信号Bがフィードバック出力されることはなく、制御側のLEDも点灯することはない。
これにより、LCD表示器の保守員等の作業者は、LCD表示器に表示不良が発生した場合に、表示不良の原因がLCD表示器自体にあるのか、あるいは、LCD表示器を制御するメインボード又はLCD表示器に信号を入力するケーブルの不良にあるのかを診断することが可能となる。
更に、第2実施形態において、保守員等の作業者は、制御側に設置されたLEDの点灯・消灯を二値的に確認するのみであるため、場合によっては表示画像の微妙な違いを見分ける必要のある第1実施形態に比較して、より簡便にLCD表示器の表示不良の原因を切り分けることが可能となる。
〔3.第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態について、図8を参照することにより説明する。図8は、第3実施形態に係る診断システム10の全体構成を示す。なお、後述のように、診断システム10は、第1実施形態に係るLCD表示器1を備えるが、説明の簡略化のため、以下では、LCD表示器1が備える構成要素の説明と図示は省略する。
〔3.1 発明の全体構成〕
図8に示すように、診断システム10は、第1実施形態に係るLCD表示器1及びケーブル2に加え、制御装置3と撮影装置4とを備える。
制御装置3は、予め設定された任意の入力インタフェースを介して保守員等の作業者により、診断指令信号が入力されると、LCD表示器1に対してケーブル2を介して上記の信号Aを出力すると共に、撮影装置4に対して、撮影指令信号である信号Cを出力する装置である。更に、制御装置3は、信号Aが入力されたことによってLCD表示器1のディスプレイに表示される画面を、信号Cが入力された撮影装置4によって撮影された画像に係る撮影データを用いて、LCD表示器1に不具合があるか否かを切り分ける装置である。
制御装置3は、記憶部31と、第1判断部32と、第2判断部33とを備える。
記憶部31は、LCD表示器1によって単体で表示される画像データを記憶する。より具体的には、記憶部31は、LCD表示器1に表示不良が発生した場合に表示不良の原因を判定するために用いる不良判定画像と同一の画像に係る画像データを記憶する。不良判定画像は、通常時にはLCD表示器1に表示されない画像であって、例えば、一面が赤い画像、具体的にはRGB値が(R:G:B)=(255:0:0)の画像であってもよく、一面が緑の画像、具体的にはRGB値が(R:G:B)=(0:255:0)の画像であってもよく、一面が青い画像、具体的にはRGB値が(R:G:B)=(0:0:255)の画像であってもよい。あるいは、不良判定画像は、図4に示すようなグラデーションの画像であってもよい。
第1判断部32は、診断指令信号が入力されると、映像信号である信号AをLCD表示器1に、撮影指令信号である信号Cを撮影装置4に出力する。
第2判断部33には、信号Aに基づいてLCD表示器1のディスプレイに表示される画像であって、信号Bが入力された撮影装置4によって撮影された画像に係る撮影データが入力される。また、第2判断部33に対し、撮影装置4からこの撮影データが入力されると、記憶部31に記憶される画像データと撮影データとを照合し、画像データと撮影データとが一致しているか否かを判断する。更に、第2判断部33は、この判断結果に基づいて、撮影装置4に対しLCD表示器1の診断結果を出力する。
撮影装置4は、LCD表示器1のディスプレイを撮影する装置であり、例えばスマートフォンであってもよく、制御装置3に備え付けのカメラであってもよい。
〔3.2 発明の動作〕
以下では、説明の便宜上、表示不良の例として、LCD表示器1の画面に縦線が表示されるケースを例示して説明する。
保守員等の作業者の操作により、制御装置3に診断指令信号が入力されると、LCD表示器1自体にも、ケーブル2にもLCD表示器1の表示不良の原因がない場合には、信号Aは異なる信号に変換されることなく、信号AのままLCD表示器1に入力される。
LCD表示器1の不良判定信号検知部122は、LCD表示器1への信号Aの入力を検知したことにより、信号Aの画像生成部121への入力を遮断すると共に、記憶部11から不良判定画像を読み出し、画像表示部13に送信する。LCD表示器1の画像表示部13は、不良判定信号検知部122から入力された不良判定画像に基づいて、画像を表示する。
ここで、不良判定画像自体が、例えば図4に示すようなグラデーションの画像であった場合、LCD表示器1は当該グラデーションの画像を表示する。
信号Cが入力された撮影装置4によって、LCD表示器1に表示されるグラデーションの画像が撮影され、この撮影データは、制御装置3の第2判断部33に入力される。
第2判断部33は、記憶部31に記憶される、例えば図4に示すグラデーションの画像に係る画像データと、撮影データとを比較し、これらが一致する場合、LCD表示器1自体にもケーブル2にも表示不良の原因はないと診断することが可能となる。
一方で、LCD表示器1自体にLCD表示器1の表示不良の原因があり、LCD表示器1に信号を入力するケーブル2にない場合には、LCD表示器1の画像表示部13は、不良判定信号検知部122から入力された不良判定画像に基づいて、画像を表示するものの、LCD表示器1自体に表示不良の原因があることから、LCD表示器1は、第1実施形態で説明したように、例えば図5に示すグラデーションと縦線の表示が重なり合った画像を表示する。
信号Cが入力された撮影装置4によって、LCD表示器1に表示されるグラデーションと縦線の表示が重なり合った画像が撮影され、この撮影データは、制御装置3の第2判断部33に入力される。
第2判断部33は、記憶部31に記憶される、例えば図4に示すグラデーションの画像に係る画像データと、グラデーションと縦線の表示が重なり合った画像の撮影データとを比較し、これらが一致しない場合、LCD表示器1自体及びケーブル2の少なくとも一方に表示不良の原因が存在すると診断することが可能となる。
なお、LCD表示器1に信号を入力するケーブル2にLCD表示器1の表示不良の原因がある場合には、LCD表示器1に信号Aを入力しようとしても、ケーブル2において、信号Aが、信号Aとは異なる信号A’に変換され、LCD表示器1には信号A’が入力されてしまう。LCD表示器1の不良判定信号検知部122は信号Aの入力を検知することがないため、信号A’の画像生成部121への入力が遮断されることはなく、信号A’は画像生成部121に入力される。
LCD表示器1の画像生成部121は、信号A’を解釈することにより信号A’に対応する画像を生成し、この画像を画像表示部13に送信する。LCD表示器1は、第1実施形態で説明したように、例えば図6に示すアルファベットの「F」が一面に整列する画像と縦線の表示が重なり合った画像を表示する。
信号Cが入力された撮影装置4によって、LCD表示器1に表示されるアルファベットの「F」が一面に整列する画像と縦線の表示が重なり合った画像が撮影され、この撮影データは、制御装置3の第2判断部33に入力される。
第2判断部33は、記憶部31に記憶される、例えば図4に示すグラデーションの画像に係る画像データと、アルファベットの「F」が一面に整列する画像と縦線の表示が重なり合った画像の撮影データとを比較し、これらが一致しないことから、LCD表示器1自体及びケーブル2の少なくとも一方に表示不良の原因が存在すると診断することが可能となる。
第2判断部33は、診断結果を撮影装置4に出力する。撮影装置4は診断結果を受信し、当該診断結果を表示することができる。
そうすることで、保守員等の作業者は、例えば「縦線を見逃した」、「色の変化に気づかなかった」等を回避することができ、判断を誤ることがなくなる。
〔3.3 第3実施形態が奏する効果〕
第3実施形態に係る診断システム10に備わるLCD表示器1に対して、制御装置3から、予め設定された通常時には入力されない信号パターンを有する不良判定信号Aが入力されると、LCD表示器1及びケーブル2のいずれにも、表示不良の原因が存在しない場合には、記憶部11に格納された不良判定画像が読みだされ、LCD表示器1は不良判定画像に基づく画像を表示する。制御装置3(第2判断部33)は、撮影装置4によって撮影されたLCD表示器1のディスプレイの画像が、制御装置3に記憶される不良判定画像と一致することにより、LCD表示器1及びケーブル2のいずれにも、表示不良の原因が存在しないと診断して、診断結果を撮影装置4に返す。
他方、LCD表示器1及びケーブル2の少なくとも一方に表示不良の原因がある場合、制御装置3(第2判断部33)は、撮影装置4によって撮影されたLCD表示器1のディスプレイの画像が、制御装置3に記憶される不良判定画像と一致しないことにより、LCD表示器1及びケーブル2の少なくとも一方に表示不良の原因が存在すると診断して、診断結果を撮影装置4に返す。
これにより、撮影装置4によってLCD表示器1に表示される画像を撮影した撮影データに基づいて、制御装置3(第2判断部33)がLCD表示器1及びケーブル2のいずれかにおける表示不良の原因の存在の有無を診断することが可能となり、保守員等の作業者の目視のみに頼ることなく、例えば縦線を見逃したり、色の変化に気づかなかったりすることによって、保守員等の作業者が判断を誤ることがなくなる。
〔4.第4実施形態〕
以下、本発明の第4実施形態について、図9を参照することにより説明する。図9は、第4実施形態に係る診断システム10Aの全体構成を示す。なお、説明の簡略化のため、以下では、診断システム10Aが備える構成要素のうち、診断システム10が備える構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を用いると共にその説明を省略し、主として、診断システム10とは異なる点について説明する。
〔4.1 発明の全体構成〕
図9に示すように、診断システム10Aは診断システム10とは異なり、制御装置3の代わりに制御装置3Aを備え、更にサーバ5を備える。また、制御装置3Aは、記憶部31Aと、第2判断部33Aと、を備える。
記憶部31Aは、LCD表示器1によって単体で表示される画像データに加え、LCD表示器1の識別情報を記憶する。とりわけ、制御装置3Aを用いて複数台分のLCD表示器1の診断をする場合には、記憶部31Aは、LCD表示器1の台数分の識別情報を記憶する。
第2判断部33Aは、記憶部31に記憶されている画像データと撮影データとを照合し、画像データと撮影データとが一致しているか否かを判断した結果に基づいて、撮影装置4に対し、LCD表示器1及びケーブル2の診断結果を出力する。これに加え、第2判断部33Aは、サーバ5に対しても、LCD表示器1及びケーブル2の診断結果を出力する。
サーバ5に入力されるLCD表示器1及びケーブル2の診断結果データには、診断結果自体に加え、記憶部31Aから読みだした、信号Aの送信先であるLCD表示器1の識別情報、及び診断結果の診断日時が付加される。
サーバ5には、LCD表示器1の識別情報ごとに、LCD表示器1及びケーブル2の診断結果、診断日時が格納される。
なお、サーバ5を実現するために、例えばクラウド上の仮想サーバを適用してもよい。例えばクラウドで共有するFog Computing(Fog Computingはシスコ社の登録商標)を用いてもよい。
〔4.2 第4実施形態が奏する効果〕
第4実施形態に係る診断システム10Aにおいても、第3実施形態に係る診断システム10と同様に、撮影装置4によって撮影されたLCD表示器1のディスプレイの画像が、制御装置3に記憶される不良判定画像と一致する場合には、第2判断部33Aは、LCD表示器1及びケーブル2のいずれにも、表示不良の原因が存在しないと判断する。一方で、撮影装置4によって撮影されたLCD表示器1のディスプレイの画像が、制御装置3Aに記憶される不良判定画像と一致しない場合には、第2判断部33Aは、LCD表示器1及びケーブル2の少なくとも一方に表示不良の原因が存在すると判断する。
これにより、第3実施形態に係る診断システム10と同様、撮影装置4によってLCD表示器1に表示される画像を撮影した撮影データに基づいて、制御装置3A(第2判断部33A)がLCD表示器1及びケーブル2のいずれかにおける表示不良の原因の存在の有無を診断することが可能となり、保守員等の作業者の目視のみに頼ることなく、保守員等の作業者が判断を誤ることがなくなる。
更に、第4実施形態に係る診断システム10Aにおいては、サーバ5に、LCD表示器1の識別情報ごとに、LCD表示器1及びケーブル2の診断結果及び診断日時のデータが格納される。
これにより、サーバ5上にLCD表示器1及びケーブル2の不具合件数が蓄積され、集めたデータをLCD表示器1に係る不具合解析に利用することが可能となる。
また、保守員等の作業者はLCD表示器1のディスプレイを撮影装置4で撮影するだけで、LCD表示器1及びケーブル2の診断結果に係る情報をサーバ5にアップロードできるので、保守員等の作業者のデータ保存に係る手間を省略することが可能となる。
〔5 変形例〕
〔5.1 変形例1〕
上記のように、第1実施形態及び第2実施形態においては、LCD表示器の表示不良の原因が、LCD表示器自体の不良にありLCD表示器の制御側又はLCD表示器のケーブルには無いケースか、LCD表示器の制御側又はLCD表示器のケーブルの不良にあるケースかを特定するものであった。すなわち、LCD表示器の表示不良の原因が、LCD表示器の制御側又はLCD表示器のケーブルの不良にある場合、同時にLCD表示器自体の不良にも表示不良の原因が存在するのか、又は、LCD表示器自体には表示不良の原因が存在せず、LCD表示器の制御側又はLCD表示器のケーブルの不良のみに表示不良の原因が存在するのかを切り分けることが出来なかった。
変形例1においては、LCD表示ユニットとは独立に、LCD表示器1に信号Aを入力することが可能な装置が存在し、LCD表示器の表示不良の原因が、LCD表示器の制御側又はケーブルの不良にある場合に、図10に示すように、保守員等の作業者がこの装置を用いてLCD表示器1に対して直接信号Aを入力する。
仮に、LCD表示器1自身には表示不良の原因が存在しないと共に、不良判定画像自体が、例えば図4に示すグラデーションの画像であった場合、LCD表示器1は、図4に示すグラデーションの画像をそのまま表示する。
一方、LCD表示器1自身にも表示不良の原因が存在する場合には、LCD表示器1は、図5に示すような、グラデーションと縦線の表示が重なり合った画像を表示する。
すなわち、LCD表示器1に直接信号Aを入力し、図4に示すグラデーションの画像がそのまま表示される場合には、表示不良の原因は、LCD表示器1の制御側又はケーブル2の不良にのみ存在し、LCD表示器1には存在しないと特定できる。一方、図5に示す、グラデーションと縦線の表示が重なり合った画像が表示される場合には、表示不良の原因は、LCD表示器1の制御側又はケーブル2と、LCD表示器1自体との双方の不良に存在すると特定できる。
なお、LCD表示器1の表示不良の原因がLCD表示器1自体の不良にはなく、LCD表示器1の制御側又はケーブル2の不良にある場合、ケーブル2を、事前に不良が存在していないことが確認されているケーブルに交換した上で、LCD表示器1を通常使用しても表示不良が発生したら、保守員等の作業者は、LCD表示器1の表示不良の原因が制御側にあると特定することが可能である。一方で、表示不良が発生しない場合には、保守員等の作業者は、LCD表示器1の表示不良の原因が、ケーブル2にあると特定することが可能である。
〔5.2 変形例2〕
図11は、変形例2の全体構成を示す。変形例2に係る診断システム10Bは、第4実施形態に係る診断システム10Aと異なり、制御装置3Bと、撮影装置4Bと、サーバ5Bと、を備える。
第4実施形態に係る診断システム10Aにおいては、制御装置3Aの第2判断部33Aがサーバ5に対し、LCD表示器1の診断結果を出力し、サーバ5には、LCD表示器1の識別情報ごとに、LCD表示器1及びケーブル2の診断結果、診断日時が格納された。
これに対して、変形例2に係る診断システム10Bにおいて、制御装置3Bは第1判断部31Bのみを備え、サーバ5が、記憶部51、第2判断部52、及び収集部53を備える。
制御装置3Bの第1判断部31Bは、制御装置3の第1判断部32と同様に、診断指令信号が入力されると、映像信号である信号AをLCD表示器1に、撮影指令信号である信号Cを撮影装置4Bに出力する。信号CにはLCD表示器1の識別情報が含まれる。
また、撮影装置4Bは、サーバ5Bに対して撮影データを出力する際、撮影データに加えて、LCD表示器1の識別情報を併せて出力する。
サーバ5Bの第2判断部52には、撮影装置4BからLCD表示器1の識別情報が入力されるため、記憶部51は、制御装置3Aの記憶部31Aとは異なり、LCD表示器1の識別情報を記憶する必要はない。
また、第2判断部52は、記憶部51に記憶されている画像データと撮影データとを照合し、画像データと撮影データとが一致しているか否かを判断した結果に基づいて、撮影装置4Bに対し、LCD表示器1及びケーブル2の診断結果を出力する。これに加えて、第2判断部52は、収集部53に対しても、LCD表示器1及びケーブル2の診断結果を出力する。
収集部53に入力されるLCD表示器1及びケーブル2の診断結果データには、診断結果自体に加え、第2判断部52に対して撮影装置4Bから入力された、信号Aの送信先であるLCD表示器1の識別情報、及び診断結果の診断日時が付加される。
以上のように、第4実施形態に係る診断システム10Aにおいて、制御装置3側に備わっていた記憶部31A及び第2判断部33Aを、サーバ5Bの側で記憶部51及び第2判断部52として備えるように変形するようにしてもよい。
そうすることで、撮影装置4Bがサーバ5Bと通信することで、サーバ5Bの側での診断結果の収集と、サーバ5Bから撮影装置4Bへの診断結果のフィードバックが可能となる。また、制御装置3B側で、物理的な構成や回路を簡略化することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 1A LCD表示器
2 ケーブル
3 3A 3B 制御装置
4 4B 撮影装置
5 5B サーバ
10 10A 10B 診断システム
11 記憶部
12 ASIC(特定用途向け集積回路)
13 画像表示部
31 31A 51 記憶部
31B 32 第1判断部
33 33A 52 第2判断部
53 収集部
121 画像生成部
122 122a 不良判定信号検知部

Claims (5)

  1. LCD表示器であって、
    前記LCD表示器に表示不良が発生した場合に表示不良の原因を判定するために用いる不良判定画像を記憶する第1記憶部と、
    入力された画像を表示画面に表示する画像表示部と、
    映像信号が入力されると、前記映像信号を解釈して前記映像信号に基づく画像を生成し、前記画像表示部に出力する画像生成部と、
    入力された映像信号が、予め設定された通常時には入力されない信号パターンを有する不良判定信号に合致したかを検知し、合致した場合には、前記映像信号の前記画像生成部への入力を遮断すると共に、前記第1記憶部に記憶された前記不良判定画像を読み出して前記画像表示部に出力し、合致しない場合には、前記映像信号を前記画像生成部に入力させる不良判定信号検出部と、を備える、LCD表示器。
  2. LCD表示器であって、
    入力された画像を表示画面に表示する画像表示部と、
    映像信号が入力されると、前記映像信号を解釈して前記映像信号に基づく画像を生成し、前記画像表示部に出力する画像生成部と、
    入力された映像信号が、予め設定された通常時には入力されない信号パターンを有する不良判定信号に合致したか否かを検知し、合致した場合には、前記映像信号の前記画像生成部への入力を遮断すると共に、前記LCD表示器の外部に、前記不良判定信号に対応する出力信号を出力し、合致しない場合には、前記映像信号を前記画像生成部に入力させる不良判定画像検出部と、を備える、LCD表示器。
  3. 請求項1に記載のLCD表示器と、
    制御装置と、
    撮影装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記LCD表示器に前記映像信号が入力された場合に、前記表示画面に表示される画像に係る画像データを記憶する第2記憶部と、
    診断指令信号が入力されると、前記LCD表示器に前記映像信号を出力し、前記撮影装置に撮影指令信号を出力する第1判断部と、
    前記映像信号に基づいて前記表示画面に表示された画像であって、前記撮影指令信号が入力された前記撮影装置によって撮影された画像に係る撮影データが、前記撮影装置から入力されると、前記画像データと前記撮影データとの照合結果に基づいて、前記撮影装置に対し、前記LCD表示器の診断結果を出力する第2判断部と、
    を備え、
    前記撮影装置は、表示器と表示機能部とを備え、前記診断結果を表示する診断システム。
  4. サーバを更に備え、
    前記第2記憶部は、前記LCD表示器の識別情報を更に記憶し、
    前記第2判断部は、更に、前記診断結果に紐づく前記識別情報を前記第2記憶部から読み出して、前記診断結果と前記識別情報とを組として前記サーバに出力する、請求項3に記載の診断システム。
  5. 請求項1に記載のLCD表示器と、
    制御装置と、
    撮影装置と、
    サーバと、を備え、
    前記制御装置は、
    診断指令信号が入力されると、前記LCD表示器に前記映像信号を入力し、前記撮影装置に撮影指令信号と前記LCD表示器の識別情報とを出力する第1判断部を備え、
    前記サーバは、
    前記LCD表示器に前記映像信号が入力された場合に、前記表示画面に表示される画像に係る画像データを記憶する第2記憶部と、
    前記映像信号に基づいて前記表示画面に表示された画像であって、前記撮影指令信号が入力された前記撮影装置によって撮影された画像に係る撮影データ及び前記識別情報が前記撮影装置から入力されると、前記画像データと前記撮影データとの照合結果に基づいて、前記撮影装置に対し、前記LCD表示器の診断結果を出力する第2判断部と、
    前記診断結果と前記識別情報とを組として収集する収集部とを備え、
    前記撮影装置は、表示器と表示機能部とを備え、前記診断結果を表示する、診断システム。
JP2019025395A 2018-03-20 2019-02-15 Lcd表示器及び診断システム Active JP7212542B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018052571 2018-03-20
JP2018052571 2018-03-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019164337A JP2019164337A (ja) 2019-09-26
JP7212542B2 true JP7212542B2 (ja) 2023-01-25

Family

ID=68065000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019025395A Active JP7212542B2 (ja) 2018-03-20 2019-02-15 Lcd表示器及び診断システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7212542B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010175888A (ja) 2009-01-30 2010-08-12 Seiko Epson Corp 表示装置
JP2016218553A (ja) 2015-05-15 2016-12-22 キヤノン株式会社 情報処理装置及びその制御方法、プログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2898269B1 (ja) * 1998-03-02 1999-05-31 日本放送協会 映像検査装置、方法および記録媒体
KR20150047964A (ko) * 2013-10-25 2015-05-06 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치 및 그 구동 방법

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010175888A (ja) 2009-01-30 2010-08-12 Seiko Epson Corp 表示装置
JP2016218553A (ja) 2015-05-15 2016-12-22 キヤノン株式会社 情報処理装置及びその制御方法、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019164337A (ja) 2019-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3406760B2 (ja) 監視制御装置
JP2008216334A (ja) 画面表示故障の検知方法と検知装置
KR101350036B1 (ko) 전광판의 이상 여부 판단 장치 및 이를 이용한 전광판의 이상 여부 판단 방법
US20130076899A1 (en) Method and device for detecting an incorrect representation of image data on a display unit
US10145752B2 (en) Management apparatus for measurement equipment
JP2016179904A (ja) エレベータ用停電灯異常検出装置
KR101685950B1 (ko) 자가 고장 진단 기능이 구비된 올인원 녹화 장치
KR102337967B1 (ko) 지능형 네트워크 장애 진단 시스템
JP7212542B2 (ja) Lcd表示器及び診断システム
US7676572B2 (en) Diagnostic information management system
JP6889076B2 (ja) 監視装置
KR101876624B1 (ko) 디스플레이 장치의 표시부 정상상태를 무인 검사하는 방법 및 시스템
WO2017135107A1 (ja) 結線検査作業支援システム
WO2018113344A1 (zh) 一种 vga 接口测试方法、装置及系统
KR101891209B1 (ko) 고장 진단 기능을 갖는 hdmi 매트릭스 라우팅 스위칭 시스템
CN108032878A (zh) 一种列车电子化维护系统和维护方法
KR101641099B1 (ko) 하네스용 비전 검사장치
US20200074772A1 (en) Method of showing explanation about warning light and program for showing explanation about warning light
CN109686157B (zh) 一种兼具复判与考试功能的面板复检系统
CN113709065A (zh) 交换机的面板灯的自动检测方法、系统、设备及存储介质
JP3226701B2 (ja) 画像監視装置及びその自己診断方法
KR20120127044A (ko) 제어봉제어계통 고장진단 장치 및 그 방법
KR101966401B1 (ko) 통합 센서 및 원격 솔루션을 이용한 네트워크 관리 시스템
JP2021097336A (ja) 監視用テレビモニタ装置の故障予兆検知システム
JP7182738B1 (ja) 工場内監視装置及び工場内監視方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7212542

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150