JP7212427B1 - 処置具ユニット - Google Patents

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Abstract

処置具ユニットは、駆動ユニットによって駆動される処置部を有する医療用の処置具ユニットであって、駆動ユニットから処置部へ駆動力を伝える伝達機構を有するシャフトと、シャフトと処置部との間に設けられている関節部20と、を備える。伝達機構は、関節部を屈曲させる第1のワイヤと、処置部を動作させる第2のワイヤと、を含む。関節部は、第2のワイヤが貫通する孔h1を有し、第1のワイヤの動きによって屈曲するように構成された樹脂製の屈曲部30と、孔h1の内壁に接するように設けられ、屈曲部30が屈曲した際に該関節部が軸方向に圧縮されることを抑制する樹脂製チューブ32と、を有する。

Description

本発明は、処置具ユニットに関し、例えば、医療用の鉗子のような処置具ユニットに関する。
駆動ユニットによって鉗子などの処置部を駆動する医療用マニピュレータは、術者の手の動きを正確に反映して手術による術者及び患者の負担軽減や、遠隔医療の可能性を高める技術として期待されている。
例えば、特許文献1には、関節部及び術具の操作性を確保しやすい医療用器具の関節部及び医療用器具が開示されている。この医療用器具の関節部は、内部に空間を有する筒状に形成された柔軟性の高い外殻部と、外殻部の内部空間に配置され、外殻部よりも圧縮剛性が高い筒状に形成された芯材チューブと、芯材チューブの内部空間に配置され、内部に術具の操作に用いられるケーブルが挿通されるとともに芯材チューブよりもケーブルに対する摩擦係数が小さな材料から形成された筒状の樹脂チューブと、が設けられている。
特開2020-18835号公報
ところで、ケーブル等の駆動ワイヤに大きな張力が加えられると、屈曲や把持などの動作を操作者の意図通りに行いにくくなるという現象がある。これは、関節部における圧縮方向の剛性が不足する場合に発生するものであり、当該剛性が不足する関節部が、駆動ワイヤの張力によって収縮して潰れてしまうために発生すると考えられる。この問題に対して、特許文献1の関節部では、金属製の芯材チューブを採用することで圧縮方向の剛性を高めている。
しかしながら、金属材料は圧縮剛性は高いものの、鉗子の操作による繰り返しの屈曲動作に対して応力集中や塑性変形によって破断しやすい。特に、関節部が細径で屈曲半径が小さい場合、金属材料では屈曲柔軟性と伸縮剛性を両立し難い。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的の一つは、所望の機械的特性を満たす関節部を実現する新たな技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の処置具ユニットは、駆動ユニットによって駆動される処置部を有する医療用の処置具ユニットであって、駆動ユニットから処置部へ駆動力を伝える伝達機構を有するシャフトと、シャフトと処置部との間に設けられている関節部と、を備える。伝達機構は、関節部を屈曲させる第1のワイヤと、処置部を動作させる第2のワイヤと、を含む。関節部は、第2のワイヤが貫通する貫通孔を有し、第1のワイヤの動きによって屈曲するように構成された樹脂製の屈曲部と、貫通孔の内壁に接するように設けられ、屈曲部が屈曲した際に該関節部が軸方向に圧縮されることを抑制する樹脂製チューブと、を有する。
この態様によると、樹脂製の屈曲部と第1のワイヤにより関節部を所望の方向に屈曲させる柔軟性が得られると供に、屈曲部の貫通孔に樹脂製チューブを設けることで、屈曲部が屈曲された際に関節部が軸方向に圧縮されることを抑制でき、屈曲柔軟性や圧縮剛性といった機械的特性を満たす関節部を実現できる。
関節部は、該関節部が軸方向に圧縮されることを抑制する金属製の筒状部品を備えていない。つまり、関節部は、金属製の部品を備えずに樹脂部品で構成されることで、金属部品であり得る金属疲労による破断や塑性変形が防止される。
屈曲部は、PEEK、PEI、PPSU、PSU、PES及びPOM-Cからなる群より選択された少なくとも1つの樹脂を含んでもよい。屈曲部をこのような樹脂材料にすることで、屈曲部に必要な機械的強度、長期耐熱性及び耐薬品性を得ることができる。
屈曲部は、長さが8~50mmであってもよい。このように曲率半径が非常に小さい屈曲部であっても、樹脂製の材料で構成されることで、精度の高い曲げが可能となる。特に、長さが12mm以下、あるいは長さが10mm以下の屈曲部も実現しやすくなる。
屈曲部は、直径が4~6mmであり、樹脂製チューブは、PTFEからなり、直径が1.8~3.0mm、内径が0.8~1.5mmであり、第2のワイヤは、直径が0.4~1.2mmのステンレスワイヤ又はニッケルチタンワイヤであってもよい。これにより、直径が小さい関節部を実現できる。
屈曲部は、直径が2.5~4mmであり、樹脂製チューブは、PEEKからなり、直径が0.5~1.2mm、内径が0.2~0.6mmであり、第2のワイヤは、直径が0.2~0.6mmのニッケルチタンワイヤであってもよい。これにより、非常に直径が小さい関節部を実現できる。
屈曲部は、シャフトの軸に沿った第1方向に所定の間隔で複数段に配置される円盤体と、隣り合う円盤体の間を連結し、第1方向と直交する第2方向に延在する連結部であって、第1方向にみて隣り合う連結部の延在方向が互いに異なる連結部と、を有してもよい。これにより、屈曲部において屈曲の際に最も応力が高くなる連結部が優れた曲げ特性を有した樹脂製の材料から構成されているため、優れた屈曲性を長期にわたり確保することができる。例えば、屈曲部は、曲げ変形域(曲げ強度/曲げ弾性率)が3.0%以上であって、圧縮強度が50MPa以上であり、曲げ弾性率が10GPa以下の樹脂材料によって形成されているとよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。また、上述した各要素を適宜組み合わせたものも、本件特許出願によって特許による保護を求める発明の範囲に含まれうる。
本発明によれば、所望の機械的特性を満たす新たな関節部を提供できる。
本実施の形態に係る医療用マニピュレータを例示する斜視図である。 本実施の形態に係る医療用マニピュレータの処置部を例示する図である。 本実施の形態に係る関節部の斜視図である。 本実施の形態に係る関節部の平面図である。 本実施の形態に係る関節部の正面図である。 柔軟関節部における応力分布を例示する図である。
以下、本発明を実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一又は同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述される全ての特徴やその組合せは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(医療用マニピュレータの構成)
図1は、本実施の形態に係る医療用マニピュレータを例示する斜視図である。図2は、本実施の形態に係る医療用マニピュレータの処置部を例示する図である。本実施の形態に係る医療用マニピュレータ10は、処置部12が設けられた医療用処置具ユニットと、処置部12を駆動する駆動ユニット14とを備える。駆動ユニット14には、例えば空気圧シリンダが用いられる。本実施の形態では、把持部16を有する処置部12を備える鉗子ユニット100を、医療用処置具ユニットの具体例として説明する。
医療用マニピュレータ10が備える鉗子ユニット100(医療用処置具ユニット)は、駆動ユニット14から処置部12へ駆動力を伝える伝達機構を有するシャフト18と、シャフト18と処置部12との間に設けられている関節部20とを備える。なお、本実施の形態では、シャフト18の軸に沿った方向をX方向(第1方向)、X方向と直交する方向の一つをY方向、X方向及びY方向と直交する方向をZ方向と称することとする。
シャフト18は、伝達機構の一部として複数本のワイヤ19,22,24が内部に挿通されており、駆動ユニット14からの動力を鉗子ユニット100の把持部16に伝える。鉗子ユニット100は、把持部16を開閉動作するためのワイヤ19と、関節部20を屈曲させて把持部16の向きを調整するためのワイヤ22,24とを備える。
把持部16には例えばスライドカム26が設けられており、シャフト18の中央に挿通されたワイヤ19によってスライドカム26を動作させて把持部16の開閉が行われる。例えば、ワイヤ19を引っ張ることで把持部16が閉じ、ワイヤ19を戻すことで把持部16が開くようになる。つまり、伝達機構は、関節部20を屈曲させるワイヤ22,24と、処置部12を動作させるワイヤ19と、を含む。
ワイヤ22,24は、ワイヤ19を中心とした対称の位置に挿通される。ワイヤ22,24の一方を引っ張り、他方を伸ばすことで関節部20が屈曲し、把持部16の向きを変えることができる。なお、図2には示されないが、ワイヤ22,24の組とは別のワイヤの組も設けられており、ワイヤ22,24による関節部20の屈曲方向と直交する方向への屈曲を行うことができるようになっている。これらのワイヤ操作のバランスによって関節部20をX方向にみて360度いずれの方向にも屈曲させることができる。つまり、関節部20は、多自由度の曲げが可能な機構である。
図3は、本実施の形態に係る関節部の斜視図である。図4は、本実施の形態に係る関節部の平面図である。図5は、本実施の形態に係る関節部の正面図である。
関節部20は、屈曲部30と、樹脂製チューブ32と、を有する。屈曲部30は、ワイヤ19が挿入される孔h1が中央を貫通するように形成されており、ワイヤ22,24の動きによって屈曲するように構成された樹脂製の部品である。また、樹脂製チューブ32は、孔h1の内壁28に接するように設けられ、関節部20が屈曲した際に屈曲部30が軸方向(X方向)に圧縮されることを抑制する。
屈曲部30は、X方向に所定の間隔で複数段に配置される円盤体34と、隣り合う円盤体34の間を連結し、X方向と直交する第2方向(YZ平面に沿った方向)に延在する連結部36とを有する。関節部20のX方向の長さL1は約10ミリメートル(mm)、直径D1は約5mmである。1つの円盤体34の厚さT1は約0.4mm、隣り合う円盤体34の間隔G1は約0.5mmである。連結部36の厚さT2は約0.4mmであり、関節部20の中心(X方向にみた中心)を通るように延在(円盤体34の径方向に延在)している。
屈曲部30においては、1つの円盤体34と、当該円盤体34に接続される1つの連結部36との組を1段の構造体STとして、隣り合う構造体STにおける連結部36のそれぞれの延在方向が互いに45度相違するように設けられる。すなわち、X方向にみて、連結部36の延在方向が45度ずつ順にずれるように設置される。このように連結部36が設置されることで、屈曲部30の屈曲の方向性に対する連結部36への応力集中が緩和され、屈曲部30の強度と柔軟性との両立が達成される。
屈曲部30における構造体STの段数は、9段以上12段以下が好ましい。構造体STの段数が9段よりも少ないと屈曲部30を屈曲させる際の柔軟性を確保し難くなり、12段よりも多いと屈曲部30のX方向の圧縮強度(圧縮しにくさ)を確保し難くなる。
図5に示すように、屈曲部30は、X方向にみて前述の孔h1が中央に形成されており、屈曲部30の中央を中心とした所定の円周上にワイヤ22,24などが挿入される複数の孔h2が貫通している。孔h1の直径D2は約1.8mm、孔h2の直径D3は約0.5mmである。
本実施の形態に係る医療用マニピュレータ10で用いられる屈曲部30は、曲げ変形域(曲げ強度/曲げ弾性率)が3.0%以上であって、圧縮強度が50MPa以上であり、曲げ弾性率が10GPa以下の樹脂材料によって形成されている。上記のように、円盤体34及び連結部36の構造体STを複数段設けた屈曲部30を樹脂材料で形成する場合、樹脂材料として上記の特性の範囲内のものを用いることで、屈曲の際に最も応力が高くなる連結部36が優れた曲げ特性を有することになる。したがって、樹脂材料による屈曲部30として優れた屈曲性を長期にわたり確保することができる。
屈曲部30の樹脂材料としては、PEEK(Polyetheretherketone)、PEI(polyetherimide)、PPSU(Polyphenylsulfone)、PSU(Polysulfone)、PES(Polyethersulfone)、POM-C(polyacetal copolymer)よりなる群から選択された少なくとも1つの樹脂が含まれる。本実施の形態に係る屈曲部30に用いられる樹脂材料については後述する。
また、連結部36の延在方向が関節部20の先端側に配置される把持部16の噛み合い面に沿う方向(図1、図2ではY方向)には位置しないことが好ましい。これにより、把持部16の噛み合い面に沿う方向に屈曲しやすくなる。すなわち、把持部16を閉じる際にはワイヤ19が引っ張られており、屈曲部30には圧縮方向に力が加えられる。この状態では、屈曲部30に圧縮方向に力が加わっていない場合に比べて屈曲部30の屈曲に力を要することになる。鉗子ユニット100では把持部16を閉じた状態で噛み合い方向(噛み合い面)に沿って屈曲させる動作が行われる。連結部36の延在方向が噛み合い面に沿う方向に位置しないことで、把持部16を閉じた状態でも噛み合い面に沿った屈曲動作を行いやすくなる。
ここで、本願発明者は、本実施の形態に係る医療用マニピュレータ10の屈曲部30における樹脂材料について様々な検討を行うことで、本願発明を見出した。その検討について以下に示す。
柔軟な関節部20を備えたロボット鉗子(医療用マニピュレータ10の例)は、金属部品との接合部における剛性特性と柔軟性特性との間でのトレードオフ関係の問題を有する。この問題に対して、本願発明者は、優れた耐熱性、化学的安定性、及び機械的強度から医療機器に広く用いられているスーパーエンジニアリングプラスチック(SEP)により屈曲部30を構成することを検討した。
屈曲部30の試作品は、12個の機械加工されたスリットを備えたポリエーテルエーテルケトン(PEEK)部品を用いて設計されており、鉗子ユニット100の曲げ及び把持の動きはワイヤ作動によって実現される。性能評価の結果は、軸方向(X方向)の圧縮力が与えられた場合であってもPEEK製の屈曲部30がその曲げ範囲を維持しうることを示している。
PEEK製の屈曲部30は、30ニュートン(N)の圧縮力に対して耐久性があり、圧縮の程度と圧縮力の関係は線形である。また、PEEK製の屈曲部30は、その曲げの機械的特性が大きくは変化することなく、最大10000回の曲げに耐える。また、本実施の形態に係る屈曲部30は、鉗子ユニット100の把持部16から環境に1.2Nを超える力を出力するのに十分な剛性がある。本願発明者による実験結果は、開発された鉗子ユニット100がロボット手術の基本的な実現可能性能を有していることを示している。
次に、本願発明者が行った屈曲部30の具体的な樹脂材料の検討について詳細に説明する。
(セクション1)
多自由度(DOF)は、ロボット低侵襲手術システムにおいて用いられるロボット鉗子(医療用マニピュレータ10)に必要不可欠である。本検討は、ロボット鉗子(医療用マニピュレータ10)の遠位曲げ接合部(関節部20)の機構に焦点を当てる。
例えば、特に狭い空間で腹腔鏡手術を実行するためには、ロボット鉗子(医療用マニピュレータ10)の関節部において、剛性と柔軟性の両特性を満たす必要がある。したがって、連続体接合部(屈曲部)においては、金属の代わりに別の材料を用いることが期待される。
多くの場合、スーパーエンジニアリングプラスチック(SEP)は、軸方向と曲げ方向の両方において作業負荷に直面する機械部品において用いられる(例えば、ポリアセタール材料で作製された柔軟連結器)。また、SEPは、多くの場合に優れた耐熱性、化学的安定性等を有する。これらの利点により、SEPは絶縁、殺菌、軽量化、及び非磁性等の特殊な環境で用いられる医療機器に適している。
そこで、本検討では、以下の3つの利点により屈曲部30がSEP材料で作製されたロボット鉗子(医療用マニピュレータ10)を提案する。はじめに、SEP接合部は、適度な軸方向剛性を維持しつつ金属接合部よりも曲げに柔軟性がある。第二に、SEP接合部は、その電気絶縁性により電気ナイフ等の医療エネルギ装置に合理的に適用可能である。第三に、大量生産段階での射出成形により低コストでの製造を実現可能である。
ここでは、SEPで構成された関節部を備えたロボット鉗子(医療用マニピュレータ10)の設計及び試作品並びにその実用上の性能評価について説明する。セクション2では、関節部とロボット鉗子(医療用マニピュレータ10)の作動機構について説明する。セクション3では、関節部の実用上の性能評価のために、圧縮剛性試験の実験結果を示す。
(セクション2)材料及び方法
(2-1)ロボット鉗子の設計及び機構
図1に示すように、医療用マニピュレータ10の例であるロボット鉗子(医療用マニピュレータ10)は、主に鉗子ユニット100と駆動ユニット14を備えている。鉗子ユニット100はアクチュエータアダプタ38を介して駆動ユニット14に接続され、アクチュエータアダプタ38は、駆動ユニット14におけるアクチュエータの動きを鉗子ユニット100に伝達し、かつ殺菌部と未殺菌部とを容易に分離することができるように設計されている。
鉗子ユニット100は、シャフト18と、2自由度の曲げが可能な関節部20と、把持部16とを有する。シャフト18の長さは約300mm、シャフト18及び関節部20の直径D1は2.5~6.0mmである。
駆動ユニット14は、それぞれ位置センサ付きの5つの空気圧シリンダを有し、柔軟関節部制御用の2対のワイヤ腱駆動と、把持部制御用の1つのプッシュプル駆動とを行う。空気圧シリンダは一般に優れた出力重量比を有しているので、駆動ユニット14の機構は小型かつ軽量である。また、高い逆操縦性(back-drivability)により、外力の推定が実行可能である。
図2に示すように、関節部20の曲げ部分の長さは10mmと小型である。関節部20の曲げ運動は、4本のステンレス鋼線(7×7撚り線、直径:0.36mm)によって駆動される。なお、図2には4本のステンレス鋼線のうちの2本であるワイヤ22,24が示される。相反ワイヤ(opposite wires)は2本毎に対で動作し、腱駆動機構によって1自由度の曲げ運動を決定する。
把持部16には、市販の把持鉗子(ケンブリッジエンドー製Autonomy Lapro-Angle Instruments)を用いた。開閉運動は、中央のステンレススチールワイヤ(1×7撚り線、直径:0.75mm)からのプッシュプル作動によって決定される。図2にはステンレススチールワイヤとしてワイヤ19が示される。把持部16の根元にあるスライドカム26は、ワイヤ19の直線運動を把持部16の開閉運動に変換する(最大開放角は66°)。
(2-2)SEP材料の選択指針
屈曲部30はSEP材料で作製される。本検討では、次の7つのSEP材料を候補として選択した。すなわち、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)と、ポリフェニレンスルフィド(PPS)と、ポリアセタール共重合体(POM-C)と、ポリエーテルイミド(PEI)と、ポリフェニルスルホン(PPSU)と、ポリスルホン(PSU)と、ポリエーテルスルホン(PES)とである。
全ての候補は、医療材料としての実用に十分な生体適合性を有することが検証されている。また、POM以外の全ての候補は、オートクレーブ殺菌に十分な耐熱性(約130℃)を有しており、またこれらは洗浄用の急性(acute)又はアルカリ性の薬剤に対する耐薬品性も有している。
本検討では、優れた機械的剛性から、PEEKを用いて屈曲部30を製造した。一定の用途に適した特定の利点を有していれば、他の材料を用いてもよい。
PPS及びPEIの機械的剛性は良好であるが、衝撃に対する耐性が低いことが問題である。PPSU、PSU、及びPESは、PEEKよりも柔軟であり良好な成形性を有しているので、屈曲部30の設計を簡素化することにより製造コストを低減することができ、この場合、屈曲部30のスリット部分の数をより少なく、また壁厚を厚くすることができる。また、鉗子ユニット100が繰り返し使うことを想定されていない場合(使い捨ての場合)、屈曲部30の材料としてPOM(通常のエンジニアリングプラスチックとして分類される)を用いることもできる。
ここで、上記の7つの樹脂材料のほか、PTFE及びPPについても検討した。さらに、金属材料としてSUS304についても検討した。樹脂材料としてPTFE及びPPを用いて屈曲部30を構成した場合、圧縮強度が低い(50MPa未満)ため、屈曲部30として強度不足であることが分かった。また、SUS304を用いて屈曲部30を構成した場合、曲げ変形域が低く(3.0%未満)、曲げ弾性率が高い(10GPa超)ため、関節部20として構成する場合にはバネ構造にせざるを得ず、何らかの補強部材が必要となる。
上記の検討結果から、屈曲部30を形成する樹脂材料としては、曲げ変形域(曲げ強度/曲げ弾性率)が3.0%以上であって、圧縮強度が50MPa以上であり、曲げ弾性率が10GPa以下のものが適している。上記の7つの樹脂材料は、これらの要件を全て満たしている。この中でも、PEEK、PEI、PPSU、PSU及びPESが好適であり、最も好適なのはPEEKである。
(2-3)PEEKを用いた屈曲部30の設計
図3乃至図5に示すように、PEEKを用いた屈曲部30では、12個のスリットがくり抜かれて曲げ運動を実現しており、各スリットの厚さT1は0.4mmである。2つのスリットの間(隣り合う円盤体34の隙間)の間隔G1は0.5mmである。2つのスリットの間の接続は、1つ手前のスリットから45°だけ連続してシフトしている。各円盤体34には、直径(D3)が0.5mmの4つの孔h2が同心状に形成されており、各孔h2によって規定される経路を、曲げ運動の駆動を担うワイヤ22,24が通過している。また、直径1.8mmの中央の孔h1によって規定される経路を把持運動の駆動を担うワイヤ19(中央のステンレス鋼ワイヤ)が通過している。
図6は、柔軟関節部における応力分布を例示する図である。図6には、把持力を出力するために30Nの圧縮力が頂部に与えられたときの屈曲部30における応力分布のFEM解析結果が示される。圧縮力は、把持運動のためのワイヤ19の張力から生じる。本実施の形態に係る鉗子ユニット100によると、ワイヤが30Nで引っ張られたとき、把持力は把持部16の中央で7.5Nを超えている。この値は、腹腔鏡手術ではまずまず十分な把持力である。したがって、鉗子ユニット100において、30Nを超える圧縮力を生じさせる必要はない。
解析はSolidworks 2017によって実行された。圧縮された長さは、線形静的力学解析による決定では0.48mmであったことが分かる。幾つかのスポットでの応力は、公称の圧縮強度(105MPa)を超えていた。この結果から、PEEKによって形成された屈曲部30は、把持運動に起因する余分な力による塑性変形を回避するのに十分な耐久性を有することが判明した。
(セクション3)圧縮剛性試験
前述のように、駆動ユニット14によってワイヤ19を引っ張って把持力を生成すると、追加の圧縮力が関節部20に加わる。関節部20が圧縮されると、処置部12の位置制御に誤差をもたらすので、関節部20の圧縮量の評価は重要である。
そこで、屈曲部30を屈曲させるために用いる4つのワイヤ(ワイヤ22,24等)を均一に引っ張るように駆動ユニット14を駆動した状態で、更にワイヤ19を引っ張って屈曲部30に圧縮力を加える。ワイヤ19に加わる力は、2Nずつ30Nまで徐々に増大させた。圧縮力が30Nに増大すると、屈曲部30が0.62mm圧縮されることが判明した。一方、FEM解析の結果は、同じ圧縮荷重で0.48mmの屈曲部30の圧縮を示している。これにより、PEEKで構成された屈曲部30の圧縮変形を近似的に予測することができる。
本願発明者は、屈曲部30における所望の屈曲柔軟性を保持しつつ伸縮剛性を高めて、屈曲部30の圧縮変形を更に抑制する技術として、屈曲部30の孔h1の内壁に接するように樹脂製チューブ32を設けた。
これにより、本実施の形態に係る鉗子ユニット100は、樹脂製の屈曲部30とワイヤ22,24により関節部20を所望の方向に屈曲させる柔軟性が得られると供に、屈曲部30の孔h1に樹脂製チューブ32を設けることで、屈曲部30が屈曲された際に関節部20が軸方向に圧縮されることを抑制できる。その結果、屈曲柔軟性や圧縮剛性といった所望の機械的特性を満たす関節部20を実現できる。
また、本実施の形態に係る関節部20は、該関節部が軸方向に圧縮されることを抑制する金属製の筒状部品を備えていない。つまり、関節部20は、金属製の部品を備えずに樹脂部品である屈曲部30や樹脂製チューブ32で構成されることで、金属部品を関節部に用いた場合にあり得る金属疲労による破断や塑性変形が防止される。
また、本実施の形態に係る屈曲部30は、長さが8~50mmの場合に効果的であり、長さが8~15mmの場合に特に効果的である。このように屈曲した際の曲率半径が非常に小さい屈曲部30であっても、樹脂製の材料で構成されることで、比較的小さな力で精度の高い曲げが可能となる。特に、長さが12mm以下、あるいは長さが10mm以下の屈曲部30も実現しやすくなる。
本実施の形態に係る鉗子ユニット100の一例では、屈曲部30の直径が4~6mmである。また、樹脂製チューブ32はPTFEからなり、直径が1.8~3.0mm、内径が0.8~1.5mmである。また、ワイヤ19は、直径が0.4~1.2mmのステンレスワイヤ(撚り線)又はニッケルチタンワイヤ(超弾性合金)であってもよい。
より具体的には、長さが10.6mm、直径が5.0mm、材質がPEEKからなる屈曲部30の孔h1に、直径2.0mm、内径1.0mmの、材質がPTFEからなる樹脂製チューブ32を挿入した関節部20の場合、屈曲部30が30Nの圧縮力を受けると、屈曲部30が軸方向に0.23mm圧縮されることが判明した。つまり、樹脂製チューブ32を用いることで圧縮量が63%低減された。このように、PTFEの樹脂製チューブ32で屈曲部30の中心軸方向の伸縮剛性を高めることで、鉗子ユニット100の把持部16が動作する際の関節部20の圧縮量を抑えることができる。一方、樹脂製チューブ32は、金属チューブと比較して材料自体が屈曲しやすく、加工によって複雑な形状にする必要がない。加えて、繰り返しの曲げによって金属疲労による破断や塑性変形が起こることもない。これにより、関節部20を大きくしなくても所望の伸縮剛性が得られるため、直径が小さい関節部20を実現できる。
また、鉗子ユニット100の他の例では、屈曲部30の直径が2.5~4mmである。また、樹脂製チューブ32はPEEKからなり、直径が0.5~1.2mm、内径が0.2~0.6mmである。また、ワイヤ19は、直径が0.2~0.6mmのニッケルチタンワイヤ(超弾性合金)であってもよい。これにより、非常に直径が小さい関節部20を実現できる。
以上、本発明を上述の実施の形態を参照して説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、実施の形態の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて実施の形態における組合せや処理の順番を適宜組み替えることや各種の設計変更等の変形を実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
例えば、上述の実施の形態では、処置部12として把持部16を有する鉗子の例を示したが、鉗子以外の処置部12であってもよい。具体的には、超音波メス、レーザメスのような切除具が挙げられる。
本発明は、医療用の処置具ユニットに利用できる。

Claims (7)

  1. 駆動ユニットによって駆動される処置部を有する医療用の処置具ユニットであって、
    前記駆動ユニットから前記処置部へ駆動力を伝える伝達機構を有するシャフトと、
    前記シャフトと前記処置部との間に設けられている関節部と、を備え、
    前記伝達機構は、前記関節部を屈曲させる第1のワイヤと、前記処置部を動作させる第2のワイヤと、を含み、
    前記関節部は、
    前記第2のワイヤが貫通する貫通孔を有し、前記第1のワイヤの動きによって屈曲するように構成された樹脂製の屈曲部と、
    記屈曲部が屈曲した際に屈曲した前記貫通孔の中心に沿った方向に該関節部が圧縮されることを抑制する樹脂製チューブと、を有し、
    前記樹脂製チューブは、前記貫通孔の内壁の全体に接するように設けられていることを特徴とする処置具ユニット。
  2. 前記関節部は、該関節部が軸方向に圧縮されることを抑制する金属製の筒状部品を備えていないことを特徴とする請求項1に記載の処置具ユニット。
  3. 前記屈曲部は、PEEK、PEI、PPSU、PSU、PES及びPOM-Cからなる群より選択された少なくとも1つの樹脂を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の処置具ユニット。
  4. 前記屈曲部は、長さが8~50mmであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の処置具ユニット。
  5. 前記屈曲部は、直径が4~6mmであり、
    前記樹脂製チューブは、PTFEからなり、直径が1.8~3.0mm、内径が0.8~1.5mmであり、
    前記第2のワイヤは、直径が0.4~1.2mmのステンレスワイヤ又はニッケルチタンワイヤであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の処置具ユニット。
  6. 前記屈曲部は、直径が2.5~4mmであり、
    前記樹脂製チューブは、PEEKからなり、直径が0.5~1.2mm、内径が0.2~0.6mmであり、
    前記第2のワイヤは、直径が0.2~0.6mmのニッケルチタンワイヤであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の処置具ユニット。
  7. 前記屈曲部は、
    前記シャフトの軸に沿った第1方向に所定の間隔で複数段に配置される円盤体と、
    隣り合う前記円盤体の間を連結し、前記第1方向と直交する第2方向に延在する連結部であって、前記第1方向にみて隣り合う前記連結部の延在方向が互いに異なる前記連結部と、を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の処置具ユニット。
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