JP7211971B2 - 電子内視鏡システム - Google Patents

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Description

本発明は、体腔内の生体組織を撮像する電子内視鏡システムに関する。
撮像素子で撮影された体腔内の生体組織の画像や情報を診断及び処置のために用いる電子内視鏡システムが一般的に知られている。電子内視鏡システムを用いた診断及び処置では、生体組織中の特殊な部分を強調した画像を得るために、通常光である白色光とは異なる特定の波長帯域の特殊光が生体組織の照明光として用いられる。例えば、生体組織中の血管の部分を強調した像を得るために、光強度分布を血管の吸光率に対応させて設定した特殊光が用いられる。このような特殊光、すなわち、分光強度特性が白色光と異なる特殊光を用いて、特殊な画像を撮影することが可能な内視鏡システムが知られている(特許文献1)。
上記公知の内視鏡システムの光源装置は、第1の波長帯域の光を射出する第1の光源ユニットと、第2の波長帯域の光を射出する第2の光源ユニットと、第1及び第2の光源ユニットから射出される光の光路を合成する光路合成手段と、各光源ユニットを個別に発光制御する光源制御手段と、から構成される。各光源ユニットが第1のモードで発光駆動されると、各波長帯域の光が第1の強度比で射出され、合成されることにより、通常光となって内視鏡に供給される。また、各光源ユニットが第2のモードで発光駆動されると、各波長帯域の光が、第2の波長帯域の光が相対的に低くなる第2の強度比で射出され、合成されることにより、特定の生体組織に対して吸光度の高い特殊光となって内視鏡に供給される。
国際公開第2017/142097号
上記内視鏡システムでは、診断及び処置のために生体組織を特殊光で照明するとき、生体組織中の血管の像を強調するために、特殊光の波長は血管中の血液の吸光率が高い波長帯域に対応した波長帯域に光強度のピークを合わせた特殊光を設定することが多い。また、上記光源装置では、発光ダイオードが用いられるため、従来のハロゲンランプ等が出射する白色光の一部の波長帯域のみを透過させて得られる特殊光に比べて狭い波長帯域で光強度を強くすることができる。このため、特殊光を用いて、吸光率の高い血液の像を従来より強く強調した撮像画像を表示することができる。このような撮像画像の表示は、生体組織の診断だけでなく、生体組織の処置時にも用いられる。例えば、特殊光を用いて生体組織の血管の集中した病変部、例えば腫瘍部分を探し出し、この腫瘍部分を切除する処置を行う場合もある。腫瘍部分を切除する場合、内視鏡システムの操作部から切除用処置具を挿入し、照明光が出射する照明窓及び撮像被写体の像の光を受け入れる観察窓を備えた先端面から突出させ、内視鏡システムで撮像した画像を見ながら、腫瘍部分に傷をつけてマーキングした後、切除用処置具を用いて腫瘍部分を切除する。
しかし、このとき切除した部分では、血液が多量に流出して照明窓や観察窓に付着する場合がある。観察窓に付着した血液の像は撮像画像に表示されるので、観察窓に付着した血液を、先端面に設けた送気口あるいは送水口から流体(液体あるいは気体)を吐出させて観察窓を洗浄することができる。一方、照明窓に血液が付着した場合、生体組織の照明が急激に暗くなり、あるいは真っ暗になり、モニタ画面に表示される撮像画像が急激に暗くなり、あるいは、急激に真っ暗になって観察や診断ができなくなる場合がある。
さらに、発光ダイオードを用いた強い光強度の特殊光で生体組織を照明する場合、特殊光の一部の光は、血液の吸光率が高い波長帯域に合わせて光強度分布が設定されるため、照明窓に付着した血液は、上記一部の光を吸収して熱になって温まり、照明窓の表面で乾燥し膜として固着する場合がある。血液が固着すると、照明窓に流体を吐出させても表面に固着した膜を洗浄することはできない。このため、照明窓に付着した血液は、固着する前に洗浄することが必要になる。なお、照明窓の表面に固着する物質は、体腔内に流出した血液に限らず、生体組織から分泌する生体物質や、生体外から体腔内に導入され体腔内に残る外部物質の残渣等の体腔内物質もある。
そこで、本発明は、体腔内の生体組織を撮像しながら生体組織を処置する際、体腔内物質が内視鏡の先端面の照明窓に付着し撮像画像が見えなくなり診断や処置が困難になることを抑制できる電子内視鏡システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、体腔内の生体組織を撮像するように構成された電子内視鏡及びプロセッサを備える電子内視鏡システムである。当該電子内視鏡システムは、 波長帯域の異なる複数の光を1つに合成した照明光を出射するように構成された光源部と、
前記電子内視鏡に設けられ、前記照明光で照明された前記生体組織を撮像するように構成された撮像素子と、
前記プロセッサに設けられ、前記撮像素子で撮像された前記生体組織の撮像画像が、前記撮像画像の画素における異なる画像色成分の値同士の比率を用いた判定条件を満足するか否かにより、前記照明光の照明窓に血液が付着した可能性があるか否かを、判定するように構成された判定部と、前記判定の結果に応じて、前記複数の光のうち、前記血液の吸光率が他の光に比べて高い波長帯域を持つ光を光量制御対象光として前記光量制御対象光の光量の、前記照明光全体の光量に対する光量の相対比が低下するように前記光源部を制御するように構成された光量変更部と、を備える制御部と、を備える。
前記判定は、前記撮像素子で撮像された撮像画像が、前記血液の像を含む撮像画像であるか否かを前記比率によって行う判定であり、
前記判定条件に用いる前記比率は、前記撮像素子の感度波長帯域の中で前記血液の光反射率が最も高い波長を含む前記撮像画像の注目画像色成分の値に対する、前記注目画像色成分以外の画像色成分の値の比率であり
記判定条件は、前記撮像画像内において、前記比率が所定の閾値より小さい画素数が、許容限界値として予め定めた数より大きいか否かの条件を含む、ことが好ましい。
また、前記撮像素子は、前記生体組織を時系列で撮像するように構成され、
前記判定条件は、前記撮像画像において、前記比率の時間変化が所定の範囲を超えて大きくなった画素数が、許容限界値として予め定めた数より大きいか否かの条件を含む、ことが好ましい。
また、前記撮像素子は、前記生体組織を時系列で撮像するように構成され、
前記判定条件は、前記撮像画像において、前記比率が所定の閾値より小さい画素数が、予め定めた数より大きい状態が続く継続時間が、許容限界値として予め定めた時間より長いか否かの条件を含む、ことが好ましい。
また、前記撮像素子は、前記生体組織を時系列で撮像するように構成され、
前記判定条件は、前記撮像画像において、前記比率の時間変化が所定の範囲を超えて大きくなった画素数が、予め定めた数より大きい状態が続く継続時間が許容限界値として予め定めた時間より長いか否かの条件を含む、ことが好ましい。
前記光量変更部は、前記光量制御対象光の光量を複数の光量レベルに分けて順次段階的に変更し、
前記判定部は、前記光量制御対象光の変更後の光量に応じて、前記判定条件で用いる前記許容限界値を変更するために、前記光量と前記許容限界値とを対応させた参照テーブルを備える、ことが好ましい。
上述の電子内視鏡システムによれば、体腔内の生体組織を撮像しながら生体組織を処置する際、体腔内物質が内視鏡の先端面の照明窓に付着し撮像画像が見えなくなり診断や処置が困難になることを抑制できる。
一実施形態である電子内視鏡システムの外観斜視図である。 一実施形態である電子内視鏡システムの構成を示すブロック図である。 図2に示す内視鏡システムの光源部の構成を模式的に説明する図である。 一実施形態の電子内視鏡の先端部の先端面の一例を示す図である。 図2に示す電子内視鏡システムで用いる特殊光のスペクトル波形の一例を示図である。 図2に示す電子内視鏡システムで用いる白色光のスペクトル波形の一例を示す図である。 図2に示す電子内視鏡システムのシステムコントローラの構成を説明するブロック図である。 図2に示す電子内視鏡システムの固体撮像素子に設けられる原色色フィルタの透過率のスペクトル波形の一例を示す図である。 血液の吸光率のスペクトル波形を示す図である。 一実施形態の電子内視鏡システムのシステムコントローラの構成の一例を示すブロック図である。 一実施形態の電子内視鏡システムのシステムコントローラの構成の一例を示すブロック図である。
以下、実施形態の電子内視鏡システムについて図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施形態である電子内視鏡システム1の外観斜視図であり、図2は、電子内視鏡システム1の構成を示すブロック図である。図1に示す電子内視鏡システム1は、医療用に特化されたシステムであり、電子内視鏡(以降、電子スコープという)100、プロセッサ200、光源装置300、モニタ400、を主に備える。電子スコープ100、光源装置300、及びモニタ400は、それぞれプロセッサ200に接続される。なお、光源装置300とプロセッサ200とは別体で構成されているが、光源装置300はプロセッサ200内に一体的に設けられて構成されてもよい。
プロセッサ200は、図2に示すように、システムコントローラ21及びタイミングコントローラ22を備えている。システムコントローラ21は、図示されないメモリに記憶された各種プログラムを実行し、電子内視鏡システム1全体を統合的に制御する制御手段であり、ソフトウェアあるいはハードウェアで構成されている。また、システムコントローラ21は、操作パネル24に接続されている。システムコントローラ21は、操作パネル24に入力される術者からの指示に応じて、電子内視鏡システム1の各動作及び各動作のためのパラメータを変更する。術者による入力指示には、例えば電子内視鏡システム1の観察モードの切替指示が含まれる。観察モードには、白色光を照明光として観察する通常観察モード、特殊光を照明光として観察する特殊観察モードがある。
タイミングコントローラ22は、各部の動作のタイミングを調整するクロックパルスを電子内視鏡システム1内の各回路に出力する。
光源装置300は、図2に示すように、光源部310及び集光レンズ350を有する。図3は、光源部310の構成を模式的に説明する図である。図3に示すように、光源部310は、4つの光源ユニット312~315と、3つの光学素子333~335、コリメートレンズ322~325、及び光源駆動回路340、を備える。
光源駆動回路340は、システムコントローラ21の制御信号に従って、光源ユニット312~315が制御された光強度で駆動するための駆動電流を生成し、各光源ユニットに送る。
光源ユニット312~315は、所定の色の波長帯域の光を射出する発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を含む。
コリメートレンズ322~325は、各光源ユニット312~315のぞれぞれの前面の、出射光の光路上に配置され、出射光を平行光にする。
光学素子333~335は、入射光を透過し、あるいは反射する機能を有する。光学素子332~335は、例えばダイクロイックミラーあるいはダイクロイックプリズムが用いられる。光学素子333~335は、入射した光のうち、光学素子333~335それぞれにおいて波長特性として設定される波長帯域の光成分を反射し、残りの波長帯域の光成分は透過させる。光学素子333~335は、光源ユニット312~315のそれぞれの射出する光の波長帯域に応じて設定された波長特性を有することにより、光学素子333~335で設定された波長帯域の光が合波され1つの照明光となる。光源ユニット312は、例えば、赤色の波長帯域(例えば、波長が620~680nm)の光を射出する赤色LEDであり、光源ユニット313は、青色の波長帯域(例えば、波長が430~470nm)の光を射出する青色LED313aと、緑色蛍光体313bとを有している。緑色蛍光体313bは、青色LED313aから射出された青色LED光によって励起され、緑色の波長帯域(例えば、波長が470~600nm)の蛍光を発する。光源ユニット314は、青色の波長帯域(例えば、波長が430~470nm)の光を射出する青色LEDを含む。光源ユニット315は、紫色の波長帯域(例えば、波長が395~435nm)の光を射出する紫色LEDを含む。紫色の波長帯域は、波長415nmを少なくとも含む。
このような光の波長帯域に応じて設定された波長特性を備える光学素子333~335の各位置で、透過光と反射光を合成する。したがって、光源部310では、複数の光源ユニットから射出した光が、所望の波長帯域を有する光に合成されて照明光として光源部310から出射する。光源駆動回路340は、通常観察モードで用いる白色光を照明光とする場合と、特殊観察モードで用いる特殊光を照明光とする場合では、光源ユニット312~315の射出する光の光強度を変更するように構成される。
なお、光源部310は、図3に示すように、光学素子333~335が直列に並んだ構成であるが、この構成に限定されない。4つの光源ユニット312~315から射出される光が1つの照明光になるように合成される限りにおいて、光源ユニット312~315及び光学素子333~335の配置等の構成は、特に限定されない。
このように、照明光は、複数の光を光成分として合成した合成光である。
図2に示すように、光源部310から出射した照明光Lは、集光レンズ350により、複数の光ファイバの束によって構成された後述するLCB(Light Carrying Bundle)11の入射端面に集光されてLCB11内に入射される。
電子スコープ100は、図1に示すように、接続部50と、操作部52と、挿入部54と、接続部50と操作部52とを接続するケーブル51と、を主に有する。挿入部54は、操作部52と挿入部50の先端部56とを接続する可撓管58を備える。可撓管58の内部には、LCB11、水や空気等の流体を送る送気送水管、処置具導入管、及び信号線等が設けられている。処置具導入管は、生体組織を処置する(例えば、切断除去する)ための処置具を操作部52から挿入し先端部56から突出させて生体組織を処置するために処置具を通す管である。信号線は、後述する固体撮像素子14からの撮像画像信号を送信する伝送線及びプロセッサ200からの制御信号を固体撮像素子14に送信する制御線を含む。
電子スコープ100の、操作部52の先端側の部分は、人体内部に挿入するために可撓性を有する挿入部54となっている。挿入部54の先端近傍には、挿入部54の基端に連結された屈曲部60が設けられ、屈曲部60は、操作部52における遠隔操作に応じて屈曲する。屈曲部60の屈曲機構は、一般的な内視鏡に組み込まれている周知の機構である。屈曲構造は、操作部52に設けられた湾曲操作ノブの回転操作に連動した操作ワイヤの牽引によって屈曲部60を屈曲させるものである。屈曲部60の先端には、固体撮像素子14を備えた先端部56が設けられている。
電子スコープ100の先端部56には、接続部50から先端部56にかけての略全長に渡って配置されたLCB11の照明光出射端がある。
先端部56には、図2に示されるように、LCB11の照明光出射端の前方に配光レンズが設けられ、配光レンズの生体組織側の前面は照明光を出射する照明窓12となっている。また、先端部56には、生体組織の像を結像する対物レンズが設けられ、対物レンズの生体組織側の前面は、生体組織の像の光を受け入れる観察窓13となっている。さらに、先端部56には、結像した像を受光する固体撮像素子14、及び固体撮像素子14から出力した画像信号を増幅する図示されないアンプ等が設けられている。
LCB11内に入射した照明光は、LCB11内を伝播し、LCB11の照明光出射端から出射し、配光レンズで構成される照明窓12を介して生体組織の被写体に照明光として照明する。照明窓12から出射した照明光の、被写体からの戻り光は、対物レンズで構成される観察窓13を介して固体撮像素子14の受光面上で光学像を結ぶ。
なお、光源装置300の光源部310は、コンパクトな構成である場合、電子スコープ100の先端部56に内臓されてもよい。この場合、照明光を光源部310から先端部56に導光するLCB11及び集光レンズ350は不要である。
図4は、先端部56の先端面57の一例を示す図である。先端面57には、LCB11の先端の前方に設けられた配光レンズで構成された照明窓12が2つ設けられ、さらに、照明窓12の間に挟まれるように、対物レンズで構成された観察窓13が設けられている。また、先端面57には、処置具を先端面57から突出させる処置具用開口62、及び、照明窓12及び観察窓13を洗浄するための流体を吐出させる送気送水ポート64(流体吐出ポート)を備える。送気送水ポート64は、可撓管58内の送気送水管を介して操作部52に接続された流体送出機構(図10参照)から流体の供給を受けて、流体を吐出させる部分である。送気送水ポート64には、具体的には、3つの吐出ノズルがあり、吐出ノズルは、2つの照明窓12と1つの観察窓13のそれぞれに、水、空気を吹き付けて洗浄するように構成されている。
また、図4に示す先端面57に代えて、送気送水ポート64が、空気を吐出する送気ポートと水を吐出する送水ポートとが別べつに設けられてもよい。
固体撮像素子14は、ベイヤ型画素配置を有する単板式カラー撮像素子である。固体撮像素子14は、受光面上の各画素で結像した光学像を光量に応じた電荷として蓄積して、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の画像信号を生成して出力する。なお、固体撮像素子14は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、あるいは、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサである。あるいは、上記イメージセンサ以外の撮像装置であってもよい。固体撮像素子14の撮像画像の画像色成分における波長帯域を定める色フィルタが、固体撮像素子14の各受光位置の前方に設けられている。色フィルタは、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の原色系フィルタが用いられる。固体撮像素子14は、タイミングコントローラ22から送信されるクロックパルスに従ったタイミングで生体組織を繰り返し撮像する。すなわち、固体撮像素子14は、生体組織を時系列に撮像するように構成される。言い換えると固体撮像素子14は、生体組織の動画を得るように構成される。
電子スコープ100の接続部50内には、図2に示すようにドライバ信号処理回路15及びメモリ16が備えられている。ドライバ信号処理回路15には、生体組織の画像信号がフレーム周期で固体撮像素子14から入力される。フレーム周期は、例えば、1/30秒である。ドライバ信号処理回路15は、固体撮像素子14から入力される画像信号に対して所定の処理を施してプロセッサ200の前段信号処理回路26に出力する。
ドライバ信号処理回路15はまた、メモリ16にアクセスして電子スコープ100の固有情報を読み出す。メモリ16に記録される電子スコープ100の固有情報には、例えば、固体撮像素子14の画素数や感度、動作可能なフレームレート、型番等が含まれる。ドライバ信号処理回路15は、メモリ16から読み出された固有情報をシステムコントローラ21に出力する。
システムコントローラ21は、電子スコープ100の固有情報に基づいて各種演算を行い、制御信号を生成する。システムコントローラ21は、生成された制御信号を用いて、プロセッサ200に接続されている電子スコープ100に適した処理がなされるようにプロセッサ200内の各種回路の動作やタイミングを制御する。
タイミングコントローラ22は、システムコントローラ21によるタイミング制御に従って、ドライバ信号処理回路15にクロックパルスを供給する。ドライバ信号処理回路15は、タイミングコントローラ22から供給されるクロックパルスに従って、固体撮像素子14を、プロセッサ200側で処理される映像のフレームレートに同期したタイミングで駆動制御する。
前段信号処理回路26は、ドライバ信号処理回路15から1フレーム周期で入力される撮像画像の画像信号に対してデモザイク処理、マトリックス演算、ゲイン調整、色バランス処理等の所定の画像処理を施して、画像メモリ27に出力する。
画像メモリ27は、前段信号処理回路26から入力される画像信号をバッファし、タイミングコントローラ22によるタイミング制御に従い、後段信号処理回路28に出力する。
後段信号処理回路28は、画像メモリ27から入力される画像信号を処理してモニタ表示用の画面データを生成し、生成されたモニタ表示用の画面データを所定のビデオフォーマット信号に変換する。変換されたビデオフォーマット信号は、モニタ400に出力される。これにより、電子スコープ100で時系列で撮像された生体組織体の動画がモニタ400の表示画面に表示される。
電子内視鏡システム1は、生体組織の観察のために、通常観察モードと特殊観察モードを含む複数の観察モードを有している。各観察モードは、観察する生体組織に応じて手動又は自動で切り替えられる。例えば、生体組織を白色光で照明して観察したい場合は、例えば操作パネル24を通した入力指示により、観察モードが通常観察モードに切り替えられる。白色光は、可視光帯域においてフラットな分光強度分布を有する光の他に、分光強度分布はフラットではなく、複数の波長帯域の光が混色されている擬似白色光を含む。また、生体組織を特殊光で照明することによって血管等の特定の生体組織が強調された撮影画像を得たい場合は、例えば操作パネル24を通した入力指示により、観察モードが特殊観察モードに切り替えられる。
図5は、特殊観察モードで用いる特殊光のスペクトル波形の一例を示す図である。図6は、通常観察モードで用いる白色光、具体的には、擬似白色光のスペクトル波形の一例を示す図である。図5,6に示すように、395~435nmの波長帯域を有する紫色の光Lvと、430~470nmの波長帯域を有する青色の光Lbと、470~600nmの波長帯域を有する緑色の光Lgと、620~680nmの波長帯域を有する赤色の光Lrが合成して得られる照明光である。図5に一例として示す特殊光は、紫色の光Lvの光強度が、他の光の光強度に比べて圧倒的に強い。これにより、血管に含まれる410~420nmに大きな吸光率を有し、特に415nmで最大の吸光率を有する血液(ヘモグロビン)を強調することができ、すなわち、血管の像を強調することができる。
一方、図6に一例として示す擬似白色光では、紫色の光Lvの光強度は、上記特殊光における紫色の光Lvの光強度に比べて低く、その代わり、青色の光Lbの光強度が高く、上記特殊光における青色の光Lbの光強度に比べて高くなっている。図6に示すスペクトル波形の光は、固体撮像素子14が、固体撮像素子14に設けられる色フィルタを透過した光を受光したときに得られる赤色、緑色、及び青色の信号レベルが略同一になるように、各光の光強度が調整されている。
このような特殊光あるいは擬似白色光は、光源ユニット312~315の射出する光の単位時間あたりの光量を調整することにより変更することができる。単位時間あたりの光量の調整は、例えば、光強度の調整、あるいは、照明光がパルス点灯の場合は、照射時間の調整により行われる。
このような電子スコープ100を用いて体腔内の生体組織を撮像して生体組織を観察し、処置するとき、体腔内物質が照明窓12に付着して固着する場合がある。以下の説明では、血液を体腔内物質の代表例として説明する。
例えば、電子内視鏡システム1を用いて、体腔内の血管が集中する腫瘍部分の位置を見つけ出して観察して処置具を用いて腫瘍部分を処置するとき、特殊光を照明光とする特殊観察モードが用いられる。特殊観察モードでは、生体組織の正常部と病変部(腫瘍部分)を区別できる特殊光を照明光とする。このとき、生体組織を例えば切除等の処置をするので血液が体腔内に流出して先端部56の先端面57に付着し易い。先端面57の観察窓13に付着した血液は、撮像画像に反映されるため、血液の付着の有無の判断は可能である。観察窓13に血液が付着していることが確認されると、直ぐに送気送水ポート64から水や空気等の流体を吐出させて表面を洗浄し血液を取り除くことができる。しかし、照明窓12に血液が付着した場合、血液の付着は確認され難いため、血液が照明窓12の表面で凝固し凝着するまで放置される場合がある。一旦、血液が凝着すると、送気送水ポート64から水や空気等の流体を吐出させて照明窓12の表面を洗浄しても、凝着した血液を取り除くことはできない。特に、特殊観察モードで用いる特殊光は、血液の吸光が最も高い波長帯域を有する紫色の光Lvの光強度を擬似白色光における紫色の光Lvの光強度を高くしている場合が多いので、照明窓12に付着した血液は、紫色の光Lvを吸収して、観察窓13に付着した血液よりも早期に凝固し易い。このため、照明窓12に付着する可能性が高い場合、照明窓12に血液が付着した可能性が高いことを早期に判定して、照明窓12の表面を洗浄することが好ましい。
電子内視鏡システム1は、照明窓12の表面に血液が付着しても早期に血液を取り除くことができるようにするために、照明窓12に血液が付着する可能性が高い場合を早期に判定することができる構成を備える。すなわち、電子内視鏡システム1は、体腔内の生体組織を撮像しながら生体組織を処置する際、体腔内物質である血液が先端面57の照明窓12に付着し固着することで撮像画像が不良になることを抑制する構成を備える。
図7は、プロセッサ200のシステムコントローラ21の構成を説明する図である。
図7に示すように、システムコントローラ(制御部)21は、電子内視鏡システム1の各部分の動作を制御管理する制御信号を生成し各部分に送信するシステム動作制御部21Aの他に、判定部21B及び光量変更部21Cを備える。
判定部21Bは、固体撮像素子14で所定の時間間隔で繰り返し撮像された生体組織の撮像画像の画像色成分が、設定された判定条件を満足するか否かの判定を行う部分である。判定条件は、撮像画像の各画素における異なる画像色成分の値同士の比率を用いた条件である。具体的には、判定部21Bは、体腔内の生体組織とは別の体腔内物質の像を含む撮像画像、例えば血液の像が含まれている撮像画像について上記判定をするために、判定条件に用いる上記比率として、撮像画像の注目画像色成分の値に対する、注目画像色成分以外の画像色成分の値の比率を算出して判定を行う。ここで、撮像画像の注目画像色成分とは、固体撮像素子14の感度波長帯域の中で血液(体腔内物質)の光反射率が最も高い波長を含む撮像画像の画像色成分である。光反射率が最も高い波長を含む撮像画像の注目画像色成分とは、血液の場合、赤色の光成分を最もよく反射するので、注目画像色成分は、固体撮像素子14で撮像された画像の赤色の画像色成分である。
図8は、固体撮像素子14の各受光位置の前面に設けられる原色色フィルタの透過率のスペクトル波形の一例を示す図である。図8に示す色フィルタの透過率のスペクトル波形において、透過率が0より大きい波長帯域が、固体撮像素子14における感度波長帯域である。このように、判定部21Bは、撮像画像の注目画像色成分の値と、それ以外の画像色成分の値の比率を算出する。この場合、注目画像色成分は、図8に示すRで示された波長帯域の赤色の色成分Rである。したがって、青色の色成分の値をDbとし、緑色の色成分の値をDgとし、注目画像色成分である赤色の色成分の値をDrとしたとき、判定部21Bで算出する比率は、Db/Drあるいは、Dg/Drである。このように、同じ画素中の画像色成分の比率を用いるのは、画素毎に異なる輝度の影響をなくすためである。したがって、Db/Drあるいは、Dg/Drに代えて、同じ画素におけるDrと輝度成分の値の比率を用いることもできる。
このような比率を用いて、撮像画像の画像色成分が判定条件を満足するか否かを判定部21Bは判定する。判定条件は、例えば、撮像画像内に、Db/DrあるいはDg/Drの値が閾値以下となる画素数が多い場合、すなわち、撮像画像中に血液の像が多い場合、被写体である生体組織上に血液が流出して、照明窓12に血液が付着した可能性が高い、と判定するための条件である。このような判定条件については後述する。
光量変更部21Cは、判定部21Bにおける判定の結果に応じて、光源装置300が出射する複数の光のうち一部の光の単位時間当たりの光量を変更する、例えば光量を低減するように光源装置300を制御する。一実施形態では、光強度を低下することで光の単位時間当たりの光量を低下させる。別の一実施形態では、光量を低下させる場合、光強度を一定にしたまま、固体撮像素子14が光電変換による撮像を行っている期間を外して、光の出射を一定の期間連続的にあるいは断続的にオフにすることにより、光の単位時間当たりの光量を変更する(低下させる)。具体的には、光量変更部21Cは、体腔内物質の吸光が低減するように、体腔内物質の吸光率に応じて定められる照明光の光成分を光量制御対象光として光量を変更する。より具体的には、光量変更部21Cは、光源装置300が出射する光の中で、血液の吸光率が所定の値よりも高い光、例えば最も高い光を光量制御対象光として、光量制御対象光の光量を変更するように光源駆動回路340の動作を制御する。
図9は、血液の吸光率のスペクトル波形を示す図である。図9に示すように、410~420nmの範囲、特に415nmで血液の吸光率が最大になる。このため、光強度を低下する光量制御対象光は、光源ユニット315が出射する紫色の光Lvとなる。
このように、判定部21Bにより判定した結果に応じて、光量変更部21Cは、体腔内物質の吸光が低減するように、体腔内物質の吸光率に応じて定められる照明光の光成分を光量制御対象光として光量を変更する。また、一実施に形態によれば、光量変更部21Cは、光量制御対象光として照明光Lのうち光量を低減する第1光成分と、光量を低減しない第2光成分とに分けて前記第1光成分の光量を低減するように構成される。この場合、第1光成分を吸光する体腔内物質の吸光率は、第2光成分を吸光する体腔内物質の吸光率より大きい、ことが好ましい。
また、一実施形態によれば、光量制御対象光は、例えば、体腔内物質の吸光率が所定値よりも高い光成分であることが好ましく、より好ましくは、吸光率が最大となる光成分である。言い換えると、光量制御対象光の波長は、体腔内物質の吸光率が最大となる波長を含むことが好ましい。
光量制御対象光の光強度は、例えば、図5に示す点線のように、擬似白色光における紫色の光Lvの光強度のレベルまで低下させなくてもよく、また、図6に示す擬似白色光における紫色の光Lvの光強度まで低下させてもよい。
なお、光量変更部21Cは、光強度の低下に代えて、照明光全体の光量に対する光量制御対象光の光量の相対比の低下を行ってもよい。
判定部21Bが、照明窓12に血液が付着した可能性が高いと判定する判定条件は、一実施形態によれば、撮像画像において、上述の比率Db/Drあるいは、Dg/Drが所定の閾値より小さい画素数が、許容限界値として予め定めた数より大きいか否かの条件Aを含むことが好ましい。撮像画像において、上記比率が所定の閾値より小さい画素数、例えば血液の像の画素数が多い場合、照明窓12に血液が付着した可能性が高いといえる。このような血液の像の画素数の上記許容限界値として、撮像画像の全画素に占める血液の像の画素の数の、予め定めた許容占有率の上限と、撮像画像の全画素の数とを乗算したものを用いてもよいし、撮像画像中の中心位置付近の特定の領域(例えば、撮像画像の画像サイズよりも小さく、撮像画像の中心位置を含む矩形または円形の領域)内の画素の数と、この特定の領域に占める血液の像の画素の数の、予め定めた許容占有率の上限とを乗算したものを用いてもよい。
また、一実施形態によれば、判定条件は、時系列で得られた撮像画像において、上述の比率の時間変化が所定の範囲を超えて大きくなった画素数が、許容限界値として予め定めた数より大きいか否かの条件Bを含むことが好ましい。比率の時間変化とは、例えば、時系列で得られた動画の撮像画像のうち、撮像時間が隣り合う2つの撮像画像における上記比率を、2つの撮像画像の撮像時間の差で割ったものである。撮像画像において、血液が生体組織に流出した場合、上述の比率の時間変化(時間変化が負の場合、時間変化の絶対値をいう)が所定の範囲を超えて大きくなる(比率の変化が大きくなる)ので、このような画素数が多い場合、生体組織上に血液が流出したことを意味し、照明窓12に血液が付着した可能性が高いといえる。このように生体組織の像から血液の像に変化した画素数の上記許容限界値として、撮像画像の全画素に占める血液の像に変化する画素の数の、予め定めた許容占有率の上限と、撮像画像の全画素の数とを乗算したものを用いてもよいし、撮像画像中の中心位置付近の特定の領域(例えば、撮像画像の画像サイズよりも小さく、撮像画像の中心位置を含む矩形または円形の領域)内の画素の数と、この特定の領域に占める血液の像に変化する画素の数の、予め定めた許容占有率の上限とを乗算したものを用いてもよい。判定条件は、条件Aと条件Bを同時に含むことも好ましい。
この場合、条件A、あるいは条件B、あるいは条件A及び条件Bにおける画素数が予め定めた数より大きい場合、光量変更部21Cは、光量制御対象光の光量を低くするように光源装置300を制御することも好ましい。
また、一実施形態によれば、判定条件は、時系列で得られた撮像画像において、上述の比率が所定の閾値より小さい画素数が、予め定めた数より大きい状態が続く継続時間が許容限界値として予め定めた時間より長いか否かの条件Cを含むことが好ましい。撮像画像において、比率が所定の閾値より小さい画素数が予め定めた時間継続して存在する、例えば、血液の像が予め定めた時間継続して存在する場合、照明窓12に血液が付着した可能性が高いといえる。
一実施形態によれば、判定条件は、時系列で得られた撮像画像において、上述の比率の時間変化が所定の範囲を超えて大きくなった画素数が、予め定めた数より大きい状態が続く継続時間が許容限界値として予め定めた時間より長いか否かの条件Dを含むことが好ましい。比率の時間変化が所定の範囲を超えて大きくなった画素数、例えば、生体組織の像から血液の像に急激に変化した画素数が予め定めた時間継続して存在する、例えば、血液の像が急激に増えて予め定めた時間継続して存在する場合、体腔内に血液が流出して照明窓12に血液が付着した可能性が高いといえる。
判定部21Bは、判定条件として上述の条件A~Dの少なくとも2つ以上の条件を組み合わせたものを用いて判定してもよい。
一実施形態によれば、条件A、Bを満足し、かつ条件C,Dを満足する場合、光量制御部21Bは、光量制御対象光の光量を低くするように光源装置300を制御することが好ましい。
一実施形態によれば、光量変更部21Bは、光量制御対象光の単位時間当たりの光量を複数の光量レベルに分けて順次段階的に変更してもよい。この場合、例えば、光量制御対象光の光強度を複数の強度レベルに分けて順次段階的に変更する場合、判定部21Bは、光量制御対象光の変更後の光強度(光量)に応じて、判定条件で用いる、上述の条件A~Dの許容限界値、すなわち予め定めた数あるいは上述の予め定めた時間を変更するための参照テーブルを備えることが好ましい。参照テーブルは、光量制御対象光の光強度と、判定条件で用いる上述の許容限界値とを対応させて記憶した情報である。光量制御対象光の光強度を段階的に下げた場合、光量制御対象光の強度レベルが高いときに、許容限界値として用いる上述の予め定めた数あるいは上述の予め定めた時間は、光量制御対象光の強度レベルが低いときに用いる許容限界値と異なる。精度の高い判定をする点から、許容限界値は光量制御対象光の強度レベルに応じて変更することが好ましい。
図10は、一実施形態のシステムコントローラ21の構成の一例を示す図である。一実施形態によれば、電子スコープ100の操作部52は、送気送水ポート64から空気や水(流体)を吐出させるために空気や水を供給する流体送出機構70(例えば、シリンジポンプ等)と接続される。流体送出機構は、空気や水を供給する管を通して操作部52に接続されている。この場合、システムコントローラ21は、システム動作制御部21A、判定部21B、光量変更部21Cの他に、流体送出機構の動作の制御を行う流体動作制御部21Dを備えることが好ましい。光量変更部21Cが光量制御対象光の光量を変更する時に、流体動作制御部21Dは、流体送出機構70の動作の制御を行うことが、早期に付着した血液を取り除く点から好ましい。
図11は、さらに他の一実施形態のシステムコントローラ21の構成の一例を示す図である。一実施形態によれば、システムコントローラ(制御部)21は、システム動作制御部21A、判定部21B、光量変更部21Cの他に、撮像画像の輝度成分の平均値の低下に応じて、光源装置300が出射する照明光全体の光量が増加するように(光量が波長帯域全体で一律に増加するように)光源装置300の光源駆動回路340を制御する自動光量調整部21Eを備えてもよい。自動光量調整部21Eは、通常、被写体である生体組織と先端面57との間の距離(撮像距離)の長短によって撮像画像の輝度が変動することを抑えるために用いられる。しかし、自動光量調整部21Eは、判定部21Bにおける判定の際にも有効に用いることができる。すなわち、判定部21Bは、上記判定条件を用いた判定に加えて、さらに、増加した照明光全体の光量(単位時間当たりの光量)が予め定めた量を超えたか否かを判定し、増加した照明光全体の光量が予め定めた量を超えた場合に、光量制御対象光の光量を変更するように光源装置300を制御することが好ましい。血液が照明窓12に付着した場合、照明光Lの一部を吸収して照明光が急激に暗くなるので、自動光量調整部21Eは、照明光の明るさが一定となるように光量を増加する。しかし、この自動光量調整部21Eが照明光の光量を上げても、撮像画像の輝度成分の平均値の向上が十分でなく、依然として平均値が小さい場合、照明窓12に血液が付着した可能性が高い。この場合、照明光全体の光量は、通常に比べて大きくなる。したがって、上述の判定条件を満足し、かつ照明光における増加した照明光全体の光量が予め定めた量、例えば、血液が照明窓12に付着していない場合に上昇する光量の上限を超えた場合に、光量制御対象光の光量を変更するように光源装置300を制御することが、照明窓12に血液が付着したことをより確実に判定して、血液が照明窓12へ固着することを抑制することができる点から好ましい。
自動光量調整部21Eは、光源装置300の射出する現在の照明光Lの光量の情報を、自動光量調整部21Eが光源駆動回路340に送る制御信号から取得することができる。
さらに、他の一実施形態では、図11に示すシステムコントローラ21に、図10に示す流体動作制御部21Dを設けてもよい。この場合、判定部21Bが、照明光における増加した照明光全体の光量が予め定めた量を超えたか否かを判定する前に、流体動作制御部21Dが送気送水ポート64から空気や水(流体)を吐出させる動作の制御を行うことが好ましい。判定部21Bにおける照明光の光量の判定の前に照明窓12を洗浄するので、洗浄した照明窓12を判定の対象とすることができる。
図2に示すように、プロセッサ200は、撮像画像を画像処理する前段処理回路26(画像処理部)を備える。前段処理回路26は、撮像画像の画像信号のゲイン調整を行う。この場合、前段処理回路26は、光量制御対象光の光量の変更後に固体撮像素子14で撮像した撮像画像中の、光量制御対象光の波長帯域を含む波長帯域の画像色成分、すなわち、注目画像色成分に対するゲイン調整量を光量制御対象光の光量の変化量に応じて変更することが好ましい。上述の例では、光量制御対象光は紫色の光Lvであり、この紫色の光Lvは、図8に示すように、青色(B)の波長帯域に含まれるので、青色の画像色成分のゲインを、紫色の光Lvの光量の変化量に応じて変更する。具体的には、紫色の光Lvの光量を低くする場合、紫色の光Lvの光量を低くするほど、青色の画像色成分の値を増加するためのゲインを高くする。
これにより、光量制御対象光の光量を低下させた場合でも、モニタ400に表示される撮像画像の色バランスは、光量の変更の前後で維持され、術者は、生体組織の撮像画像をストレス無く観察することができる。
一実施形態によれば、図5、8に示すように、青色(B)の波長帯域には、光源ユニット314から出射される青色の光Lbの波長帯域も含まれる。このため、紫色の光Lvの光量を低下させた場合、青色の光Lbの光量を増加させて、光量の変化前後の、モニタ400に表示される撮像画像の色バランスを維持することも好ましい。すなわち、撮像画像の画像色成分の1つである画像色成分A(例えば、青色の画像色成分)は、光源装置300から出射する複数の光のうち、光量制御対象光(例えば、紫色の光Lv)の波長帯域の他に、少なくとも1つの別の光(例えば、青色の光Lb)の波長帯域を画像色成分Aの波長帯域として含む。このとき、光量変更部21Cは、光量制御対象光(例えば、紫色の光Lv)の光量を変更した(例えば低下させた)とき、画像色成分A(青色の画像色成分)の値の変化を抑制するために、別の光(例えば、青色の光Lb)の単位時間当たりの光量を変更する(増加させる)、ことが好ましい。このような実施形態は、上述のゲイン調整量の変更と組み合わせて行ってもよい。これにより、光量制御対象光の光量を低下させた場合でも、モニタ400に表示される撮像画像の色バランスは、光量の変更の前後で維持され、術者は生体組織の撮像画像をストレス無く観察することができる。
また、システムコントローラ21(制御部)は、撮像画像の画像色成分が判定条件を満足する場合、照明光を生体組織に向けて照明する照明窓12に血液が付着した可能性がある旨の情報を報知するために、図11に示すように、モニタ400に上記情報を送信する報知制御部21Fを備えることも好ましい。これにより、術者は、照明窓12の洗浄をマニュアルで早期に行うことができる。このため、照明窓12に血液が固着することを抑制することができる。また、報知制御部21Fは、特殊観察モードによる体腔内の観察を続行して行える旨の情報をモニタ400が報知させるように送信することも好ましい。
この場合、照明窓12に血液が付着した可能性がある旨の情報の報知から所定時間が経過した後、例えば、10秒経過後、光量変更部21Cは、光量制御対象光の光量の変更を行うことが好ましい。術者に対して情報を送信して事前に報知することで、術者は撮像画像の色変化が生じるかもしれない心構えができ、安定した観察、診断、あるいは処置を続けることができる。
照明窓12の洗浄により、血液が取り除かれた場合、例えば、撮像画像の輝度成分の平均値が回復した場合、光量制御対象光の光強度を元の光強度に戻してもよい。
上述の実施形態では、体腔内物質として、体腔内に流出した血液を対象に説明したが、体腔内物質は、生体組織から分泌する生体物質、及び生体外から体腔内に導入され体腔内に残る外部物質(食物)の残渣等の体腔内物質を含む。この場合、光量制御対象光は紫色の光に限定されず、体腔内物質の吸光率に応じて変わる。また、体腔内物質の反射特性に応じて、判定条件に用いる撮像画像の注目画像色成分の種類も変わる。
なお、光量変更部21Cは、上述したように、判定部21Bにより判定した結果に応じて、体腔内物質の吸光が低減するように、体腔内物質の吸光率に応じて照明光の少なくとも1つの光成分を光量制御対象光として光量を変更するように構成される。具体的には、体腔内物質の吸光率の高い光の光量が低下するように構成される。しかし、光量制御対象光は、吸光率が低い光の光量を大きくしてもよい。
以上、本発明の電子内視鏡システムについて詳細に説明したが、本発明の電子内視鏡システムは上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
1 電子内視鏡システム
11 LCB(Light Carrying Bundle)
12 照明窓
13 観察窓
14 固体撮像素子
15 ドライバ信号処理回路
21 システムコントローラ
21A システム動作制御部
21B 判定部
21C 光量変更部
21D 流体動作制御部
21E 自動光量調整部
21F 報知制御部
22 タイミングコントローラ
23,16 メモリ
24 操作パネル
26 前段信号処理回路
27 画像メモリ
28 後段信号処理回路
50 コネクタ部
51 ケーブル
52 操作部
54 挿入部
56 先端部
57 先端面
58 可撓管
60 屈曲部
62 処置具用開口
64 送気送水ポート
70 流体送出機構
100 電子スコープ
200 プロセッサ
300 光源装置
310 光源部
312,313,314,315 光源ユニット
322,323,324,325 コリメートレンズ
333,334,335 光学素子
340 光源駆動回路
350 集光レンズ

Claims (5)

  1. 体腔内の生体組織を撮像するように構成された電子内視鏡及びプロセッサを備える電子内視鏡システムであって、
    波長帯域の異なる複数の光を1つに合成した照明光を出射するように構成された光源部と、
    前記電子内視鏡に設けられ、前記照明光で照明された前記生体組織を撮像するように構成された撮像素子と、
    前記プロセッサに設けられ、前記撮像素子で撮像された前記生体組織の撮像画像が、前記撮像画像の画素における異なる画像色成分の値同士の比率を用いた判定条件を満足するか否かにより、前記照明光の照明窓に血液が付着した可能性があるか否かを、判定するように構成された判定部と、前記判定の結果に応じて、前記複数の光のうち、前記血液の吸光率が他の光に比べて高い波長帯域を持つ光を光量制御対象光として前記光量制御対象光の光量の、前記照明光全体の光量に対する光量の相対比が低下するように前記光源部を制御するように構成された光量変更部と、を備える制御部と、を備え、
    前記判定は、前記撮像素子で撮像された撮像画像が、前記血液の像を含む撮像画像であるか否かを前記比率によって行う判定であり、
    前記判定条件に用いる前記比率は、前記撮像素子の感度波長帯域の中で前記血液の光反射率が最も高い波長を含む前記撮像画像の注目画像色成分の値に対する、前記注目画像色成分以外の画像色成分の値の比率であり、
    前記判定条件は、前記撮像画像内において、前記比率が所定の閾値より小さい画素数が、許容限界値として予め定めた数より大きいか否かの条件を含む、電子内視鏡システム。
  2. 体腔内の生体組織を撮像するように構成された電子内視鏡及びプロセッサを備える電子内視鏡システムであって、
    波長帯域の異なる複数の光を1つに合成した照明光を出射するように構成された光源部と、
    前記電子内視鏡に設けられ、前記照明光で照明された前記生体組織を撮像するように構成された撮像素子と、
    前記プロセッサに設けられ、前記撮像素子で撮像された前記生体組織の撮像画像が、前記撮像画像の画素における異なる画像色成分の値同士の比率を用いた判定条件を満足するか否かにより、前記照明光の照明窓に血液が付着した可能性があるか否かを、判定するように構成された判定部と、前記判定の結果に応じて、前記複数の光のうち、前記血液の吸光率が他の光に比べて高い波長帯域を持つ光を光量制御対象光として前記光量制御対象光の光量の、前記照明光全体の光量に対する光量の相対比が低下するように前記光源部を制御するように構成された光量変更部と、を備える制御部と、を備え、
    前記判定は、前記撮像素子で撮像された撮像画像が、前記血液の像を含む撮像画像であるか否かを前記比率によって行う判定であり、
    前記判定条件に用いる前記比率は、前記撮像素子の感度波長帯域の中で前記血液の光反射率が最も高い波長を含む前記撮像画像の注目画像色成分の値に対する、前記注目画像色成分以外の画像色成分の値の比率であり、
    前記撮像素子は、前記生体組織を時系列で撮像するように構成され、
    前記判定条件は、前記撮像画像において、前記比率の時間変化が所定の範囲を超えて大きくなった画素数が、許容限界値として予め定めた数より大きいか否かの条件を含む、電子内視鏡システム。
  3. 体腔内の生体組織を撮像するように構成された電子内視鏡及びプロセッサを備える電子内視鏡システムであって、
    波長帯域の異なる複数の光を1つに合成した照明光を出射するように構成された光源部と、
    前記電子内視鏡に設けられ、前記照明光で照明された前記生体組織を撮像するように構成された撮像素子と、
    前記プロセッサに設けられ、前記撮像素子で撮像された前記生体組織の撮像画像が、前記撮像画像の画素における異なる画像色成分の値同士の比率を用いた判定条件を満足するか否かにより、前記照明光の照明窓に血液が付着した可能性があるか否かを、判定するように構成された判定部と、前記判定の結果に応じて、前記複数の光のうち、前記血液の吸光率が他の光に比べて高い波長帯域を持つ光を光量制御対象光として前記光量制御対象光の光量の、前記照明光全体の光量に対する光量の相対比が低下するように前記光源部を制御するように構成された光量変更部と、を備える制御部と、を備え、
    前記判定は、前記撮像素子で撮像された撮像画像が、前記血液の像を含む撮像画像であるか否かを前記比率によって行う判定であり、
    前記判定条件に用いる前記比率は、前記撮像素子の感度波長帯域の中で前記血液の光反射率が最も高い波長を含む前記撮像画像の注目画像色成分の値に対する、前記注目画像色成分以外の画像色成分の値の比率であり、
    前記撮像素子は、前記生体組織を時系列で撮像するように構成され、
    前記判定条件は、前記撮像画像において、前記比率が所定の閾値より小さい画素数が、予め定めた数より大きい状態が続く継続時間が、許容限界値として予め定めた時間より長いか否かの条件を含む、電子内視鏡システム。
  4. 体腔内の生体組織を撮像するように構成された電子内視鏡及びプロセッサを備える電子内視鏡システムであって、
    波長帯域の異なる複数の光を1つに合成した照明光を出射するように構成された光源部と、
    前記電子内視鏡に設けられ、前記照明光で照明された前記生体組織を撮像するように構成された撮像素子と、
    前記プロセッサに設けられ、前記撮像素子で撮像された前記生体組織の撮像画像が、前記撮像画像の画素における異なる画像色成分の値同士の比率を用いた判定条件を満足するか否かにより、前記照明光の照明窓に血液が付着した可能性があるか否かを、判定するように構成された判定部と、前記判定の結果に応じて、前記複数の光のうち、前記血液の吸光率が他の光に比べて高い波長帯域を持つ光を光量制御対象光として前記光量制御対象光の光量の、前記照明光全体の光量に対する光量の相対比が低下するように前記光源部を制御するように構成された光量変更部と、を備える制御部と、を備え、
    前記判定は、前記撮像素子で撮像された撮像画像が、前記血液の像を含む撮像画像であるか否かを前記比率によって行う判定であり、
    前記判定条件に用いる前記比率は、前記撮像素子の感度波長帯域の中で前記血液の光反射率が最も高い波長を含む前記撮像画像の注目画像色成分の値に対する、前記注目画像色成分以外の画像色成分の値の比率であり、
    前記撮像素子は、前記生体組織を時系列で撮像するように構成され、
    前記判定条件は、前記撮像画像において、前記比率の時間変化が所定の範囲を超えて大きくなった画素数が、予め定めた数より大きい状態が続く継続時間が許容限界値として予め定めた時間より長いか否かの条件を含む、電子内視鏡システム。
  5. 前記光量変更部は、前記光量制御対象光の光量を複数の光量レベルに分けて順次段階的に変更し、
    前記判定部は、前記光量制御対象光の変更後の光量に応じて、前記判定条件で用いる前記許容限界値を変更するために、前記光量と前記許容限界値とを対応させた参照テーブルを備える、請求項のいずれか1項に記載の電子内視鏡システム。
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