JP7211871B2 - センサ端末および無線センサシステム - Google Patents

センサ端末および無線センサシステム Download PDF

Info

Publication number
JP7211871B2
JP7211871B2 JP2019067443A JP2019067443A JP7211871B2 JP 7211871 B2 JP7211871 B2 JP 7211871B2 JP 2019067443 A JP2019067443 A JP 2019067443A JP 2019067443 A JP2019067443 A JP 2019067443A JP 7211871 B2 JP7211871 B2 JP 7211871B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor terminal
data
processing mode
processing
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019067443A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020166649A (ja
Inventor
司 藤森
真年 森下
康介 大熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2019067443A priority Critical patent/JP7211871B2/ja
Publication of JP2020166649A publication Critical patent/JP2020166649A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7211871B2 publication Critical patent/JP7211871B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

本発明は、センサ端末および無線センサシステムに係り、特に、工場などの生産設備における機器の異常を音により、検知するシステムに用いて好適なセンサ端末および無線センサシステムに関する。
従来より、製造業においては、工場などの生産設備の異常をセンサにより検知し、無線によって、データを収集して解析するシステムが知られている例えば、特許文献1には、センサを有する無線センサ端末の消費電力を抑えるために、外部からのコマンドに基づいて、無線センサ端末抽出する周波数を制御する無線センサシステムが開示されている。
センサが計測する対象は、温度、湿度、振動、電磁波など様々なものが考えられるが、機器が発する音や環境音により、異常を発生する技術が知られている。例えば、特許文献2には、周囲環境センサとして、音響、超音波センサを用いる例が示されている(段落番号0016)。
特開2018-5289号公報 特表2017-531862号公報
上記従来技術の特許文献2では、周囲環境に音を検知して、異常を検出する技術が開示されている。一般に工場などに設置される無線センサシステムにおいては、小型で設置場所を自由に選択できることから、センサを有する端末(以下、「センサ端末」という)は、バッテリで駆動できることが要請される。そのため、低電力において、長時間駆動でき、しかも、データ通信量を抑止することが望ましい。
しかしながら、音を検出するセンサ端末では、音データのデータ量が大きいものになり、それを格納するメモリ量と解析の演算量が大きくなるため、低消費電力にするのは難しい。また、一般に音データは、外乱(ノイズ)に左右されやすく、外乱も環境に異なるという問題がある。
無線センサシステムでは、録音したデータをクラウド上で処理する構成が考えられるが、通信量が大きくなり、センサ端末の長期間動作は困難である。一方、センサ端末で、異常状態を検出する信号解析を行わせるようにすると必然的に、消費電力の大きなプロセッサが必要になる。また、外乱の問題に関しては、フィルタにより外乱を除去する技法が考えられるが、外乱と目的の音が同じ周波数帯域に存在することが多く、単純にフィルタによる外乱を除去するだけでは、対応が難しかった。
本発明の目的は、音により異常を検知するセンサ端末を低電力で動作させ、通信量を低減でき、しかも、外乱に耐性があり、装置に起因する音の変化を効率よく監視することのできる無線センサシステムを提供することにある。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の発明を実施するための形態の説明により明らかにされる。
本発明のセンサ端末の構成は、所定の周波数領域の音データを選択して取得するデータ取得部と、取得部で取得した音データを処理するデータ処理部とを有し、データ処理部は、データ取得部で取得した音データに基づいて、所定の周波数領域のうち、一部の周波数領域の音量を算出する第一の処理モードにおける動作と、データ取得部で取得した音データに基づいて、一部の周波数領域を含み、かつ一部の周波数領域より広い周波数領域の音データを処理する第二の処理モードにおける動作とを行い、第一の処理モードの動作と第二の処理モードにおける動作を切替えて行うようにしたものである。
また、本発明の無線センサシステムの構成は、好ましくは、センサ端末と情報処理装置がネットワークにより接続された無線センサシステムであって、情報処理装置は、センサ端末より出力された測定データを収集して保持し、センサ端末は、所定の周波数領域の音データを選択して取得するデータ取得部と、取得部で取得した音データを処理するデータ処理部と、データを無線により送受信する無線送受信部とを有し、データ処理部は、データ取得部で取得した音データに基づいて、所定の周波数領域のうち、一部の周波数領域の音量を算出する第一の処理モードにおける動作と、データ取得部で取得した音データに基づいて、一部の周波数領域を含み、かつ一部の周波数領域より広い周波数領域の音データを処理する第二の処理モードにおける動作とを行い、第一の処理モードの動作と第二の処理モードにおける動作を切替えて行うようにしたものである。
本発明によれば、音により異常を検知するセンサ端末を低電力で動作させ、通信量を低減でき、しかも、外乱に耐性があり、装置に起因する音の変化を効率よく監視することのできる無線センサシステムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る無線センサシステムの構成図である。 センサ端末のブロック図である。 低電力監視モードと詳細収集モードのモード遷移図である。 監視サーバのハードウェア・ソフトウェア構成図である。 センサ端末における測定時の消費電力を表すグラフである。 測定データテーブルの一例を示す図である。 無線センサシステムの処理を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
以下の説明では、「テーブル」、「リスト」、「キュー」等の表現にて各種情報を説明することがあるが、各種情報は、これら以外のデータ構造で表現されていてもよい。データ構造に依存しないことを示すために「XXテーブル」、「XXリスト」等を「XX情報」と呼ぶことがある。識別情報について説明する際に、「識別情報」、「識別子」、「名」、「ID」、「番号」等の表現を用いるが、これらについてはお互いに置換が可能である。
同一あるいは同様な機能を有する構成要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。ただし、これらの複数の構成要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
また、以下の説明では、プログラムを実行して行う処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサ(例えばCPU、GPU)によって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶資源(例えばメモリ)および/またはインターフェースデバイス(例えば通信ポート)等を用いながら行うため、処理の主体がプロセッサとされてもよい。同様に、プログラムを実行して行う処理の主体が、プロセッサを有するコントローラ、装置、システム、計算機、ノードであってもよい。プログラムを実行して行う処理の主体は、演算部であれば良く、特定の処理を行う専用回路(例えばFPGAやASIC)を含んでいてもよい。
プログラムは、プログラムソースから計算機のような装置にインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバまたは計算機が読み取り可能な記憶メディアであってもよい。プログラムソースがプログラム配布サーバの場合、プログラム配布サーバはプロセッサと配布対象のプログラムを記憶する記憶資源を含み、プログラム配布サーバのプロセッサが配布対象のプログラムを他の計算機に配布してもよい。また、以下の説明において、2以上のプログラムが1つのプログラムとして実現されてもよいし、1つのプログラムが2以上のプログラムとして実現されてもよい。
以下、本発明に係る実施形態を、図1ないし図7を用いて説明する。
先ず、図1ないし図5を用いて本発明の実施形態に係る無線センサシステムの構成と動作の概要について説明する。
無線センサシステムは、監視サーバ200が、ネットワーク201とゲートウェイ(GW:Gateway)202を介して、無線端末と接続された構成であり、図1に示されるように、監視サーバ200、ネットワーク201、ゲートウェイ202、端末(親機)204、端末(子機)205(図2では、205a、205b、205c…と表記)、センサ端末100(図2では、100a、100b、100cと表記)からなる。
監視サーバ200は、計測場所203からセンサが計測した情報を集約し、管理し分析するためのサーバ装置である。ネットワーク201は、計測場所203と監視サーバ200を接続するネットワークである。ネットワーク201は、インターネットのようなグローバルなネットワークでもよいし、構内ネットワークであってもよい。ゲートウェイ202は、異なるネットワークのプロトコルを変換する装置である。端末(親機)204は、無線ネットワークでの子機に制御と指令を行い、計測場所203でセンサから得られた情報を、監視サーバにアップロードする無線端末である。端末(子機)205は、各無線端末間でのデータ中継を行う端末である。センサ端末100は、音センサを有し、計測場所203での音を計測して、他の無線端末に送信する無線端末である。
計測場所203における端末(親機)204、端末(子機)205、センサ端末100は、無線のメッシュネットワークにより相互に接続されている。無線のメッシュネットワークのため、通信ケーブルなどの施設が不要であり、設置の自由性を確保することができる。そして、計測場所203における無線端末が使用する全体の電力量を下げるために、メッシュネットワークにおけるデータ伝送量を少なくすることが要請される。
図1の構成では、ネットワークを介したサーバがデータ収集を行う例を示したが、パソコンのような汎用的な情報処理装置に、無線端末の親機の機能を持たせて、そこで、データ収集と設備の監視、センサ端末100への指示を行うようにしてもよい。
次に、図2を用いてセンサ端末の構成について説明する。
センサ端末100は、図2に示されるように、無線送受信部101、信号処理用マイコン102、信号処理部110、音センサ120、電源回路130からなる。
無線送受信部101は、他の無線装置とデータを送受信する機能部である。信号処理用マイコン102は、信号処理部の制御を行うマイクロプロセッサである。信号処理用マイコン102から、各機能部の電源のオン・オフや、フィルタ定数、アンプの増幅率などのパラメータが操作される。信号処理部110は、音センサ120から入力された信号を処理して出力する機能部である。音センサ120は、例えば、超音波領域に対応した集音能力を有するマイク機器である。電源回路130は、信号処理用マイコン102から操作され、乾電池などのバッテリを電源として、各部の電力を供給する回路である。
信号処理部110は、プリアンプ111、可変アナログフィルタ112、アンプ113、ピークホールド回路114、アナログデジタル変換回路115からなる。
プリアンプ111は、音センサ120から出力される信号の第一段階の電圧増幅を行う回路である。可変アナログフィルタ112は、信号処理用マイコン102の指示にしたがい、特定の周波数領域の信号を通過させるようにしたバンドパスフィルタ回路である。可変アナログフィルタ112は、ダイオード、コンデンサなどで構成された低電力で動作が可能な、いわゆる受動素子(Passive Element)で構成することができる。アンプ113は、可変アナログフィルタ112を通過した信号の第二段階の電圧増幅を行い、ピークホールド回路114かアナログデジタル変換回路115に出力する回路である。ピークホールド回路114は、振動する信号のピーク値を取り出す回路である。ピークホールド回路114は、ダイオード、コンデンサなどで構成された低電力で動作が可能な、いわゆる受動素子で構成することができる。アナログデジタル変換回路115は、アナログの電圧信号をデジタル値に変換して、信号処理用マイコン102に出力する回路である。
なお、プリアンプ111の出力は、詳細収集モード(後述)のときは、可変アナログフィルタ112に出力されず、アナログデジタル変換回路115に直接、出力することもできる。また、信号処理用マイコン102からの制御に従い、アンプ113からの出力は、ピークホールド回路114に出力されず、アナログデジタル変換回路115に直接、出力することもできる。
本実施形態の無線センサシステムによる設備の音による監視においては、特に、超音波領域の音量変化に着目する。音とは、空気の振動であるが、一般には、人間の耳に聞こえる、いわゆる可聴域の振動数は、10Hz~20KHzであり、それ以上の周波数の振動は、超音波と言われている。超音波に着目するのは、第一に、超音波は空気中では減衰大きく、遠くまで伝播しないという特性による。これは、音波の空気中減衰量(1.64[dB/(MHz・cm)])は、周波数に対して線形に依存するため、振動数の高い超音波の減衰量が大きくなるためである。そのため、機器の監視において、センサ端末100の設置場所の近くにある装置のみを対象にできるという利点がある。また、第二に、機器の磨耗等の故障の発生時の異常音には、一般には高い周波数の音が発生することが多いため、設備の監視としては、好適な着目点であるためである。
本実施形態の無線センサシステムにおいては、超音波領域、あるいは監視対象毎に指定した帯域(例えば、可聴域に隣接する20KHz~100KHzの周波数領域)を取り出すフィルタをかけた信号の大きさ(音量)のみを収集する低電力監視モードと、可聴域を含めた広い周波数領域の音データを収集する詳細収集モードの二種類のモードを有するようにする。
この二つのモードは、外部の装置から切替え可能にする。また、センサ端末100の内部で、信号処理用マイコン102が切替えの判断を行うようにしてもよい。また、常時には、低電力監視モードで動作するが、音量変化が無い場合でも、一定時間毎に詳細収集モードでデータを蓄積するようにし、詳細な解析をできるようにしておく。
上述のように、本実施形態のセンサ端末100は、バッテリで駆動するようになっている。そのため、低電力で動作し、センサ端末100を長寿命で動作させることがシステムの安定性、保守性を高めるために重要なファクタになる。本実施形態のセンサ端末100は、常時、低電力監視モードで監視の動作しているため、電池の減りが少なくなり、長寿命の動作が可能となる。
ここで、図3を用いてシステムのモード遷移について説明する。
図3は、低電力監視モードと詳細収集モードのモード遷移図である。
図3に示されるように、低電力監視モードは、外部装置から指示のあったとき、または、検知した音量が閾値を超えたときに、詳細収集モードに遷移する。検知した音量が閾値を超えたときには、装置に異常があったと考えられるからである。また、一定時間経過後、定期的に、低電力監視モードから詳細収集モードに遷移する。
詳細収集モードは、一ショット測定後、結果を外部に送信後に、低電力監視モードに遷移する。
次に、図5を用いてセンサ端末における音の測定と消費電力の関係について説明する。
図5は、センサ端末における測定時の消費電力を表すグラフである。
本実施形態のセンサ端末100では、図2に示したように、ピークホールド回路114を有し、ピークホールド値を測定する。
そのため、高周波領域でも低サンプルレートで測定でき、測定データが少なくなることより、低電力で測定動作することが可能になる。例えば、センサ端末100における動作を約50msecの間欠測定とした場合には、消費エネルギーは、0.99[mJ/回]程度にすることができる。
次に、図4を用いて監視サーバのハードウェア・ソフトウェア構成について説明する。
監視サーバ200は、一般的なサーバ装置で構成することができ、図4に示されるように、CPU(Central Processing Unit)402、主記憶装置404、ネットワークI/F406、表示I/F408、入出力I/F410、補助記憶I/F412が、バスにより結合された形態になっている。
CPU402は、監視サーバ200の各部を制御し、主記憶装置404に必要なプログラムをロードして実行する。
主記憶装置404は、通常、RAMなどの揮発メモリで構成され、CPU402が実行するプログラム、参照するデータが記憶される。
ネットワークI/F406は、ネットワーク201を介して外部装置と接続するためのインタフェースである。
表示I/F408は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置420を接続するためのインタフェースである。
入出力I/F410は、入出力装置を接続するためのインタフェースである。図4の例では、キーボード430とポインティングデバイスのマウス432が接続されている。
補助記憶I/F412は、HDD(Hard Disk Drive)450やSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置を接続するためのインタフェースである。
HDD450は、大容量の記憶容量を有しており、本実施形態を実行するためのプログラムが格納されている。監視サーバ200には、音量トレンド解析プログラム600、計測指示プログラム601、異常判定プログラム602、点検・調査指示プログラム603がインストールされている。
音量トレンド解析プログラム600は、測定データから音量トレンドを解析するプログラムである。音量トレンドとは、一定時間の音量の平均値の推移である。計測指示プログラム601は、センサ端末100に計測の指示、低電力監視モードと詳細収集モードのモード切替えを指示するプログラムである。異常判定プログラム602は、測定データより装置の異常を判定するプログラムである。点検・調査指示プログラムは、装置に異常があると判定されたときに、関連情報を表示し、点検・調査の指示を行うプログラムである。
また、HDD450には、センサ管理情報500と測定データテーブル510を格納する。センサ管理情報500には、図示しないが、無線端末(端末(親機)204、端末(子機)205、センサ端末100)のネットワーク経路情報や無線端末の設置情報を保持する。測定データテーブル510は、センサ端末100による測定データを保持するテーブルである。
次に、図6を用いて測定データテーブルの詳細について説明する。
測定データテーブル510は、図6に示されるように、端末ID510a、時刻510b、音量510cの各フィールドよりなる。
端末ID510aは、センサ端末100を一意的に識別する識別子が格納される。時刻510bは、測定時刻が、「yyyymmddmmss」の形式で格納される。音量510cは、センサ端末100により測定した音量が格納される。
次に、図7を用いて無線センサシステムの処理の詳細について説明する。
なお、図7では、監視サーバ200とセンサ端末100のみ主体として示し、途中の端末(親機)204、端末(子機)205、ゲートウェイ202は、省略している。
センサ端末100は、低電力監視モードにあるとき、超音波(または、特定周波数領域の音)を測定、記録し(S10)、周期的に、音量データを監視サーバ200に送信する(A01)。監視サーバ200は、受信した音量を測定データテーブル510に記録し(S20)、音量トレンドを算出し、その変化を判定する(S22)ことを繰り返す(A02)。
そして、音量トレンドの変化があったとき、または、一定時間経過後に、監視サーバ200は、センサ端末100に対して、詳細計測を指示する(S24、A03)。
センサ端末100は、この指示を受けて、低電力監視モードから、詳細収集モードに移行する。また、センサ端末100において、測定した音の音量が所定の閾値を超えたときにも、詳細収集モードに移行する。
詳細収集モードでは、センサ端末100は、フィルタを通さずに、測定されたデータをサンプリングし、データ解析を行う(S12)。例えば、1秒あたり、100kのサンプルを1024pointにわたり解析する。
そして、センサ端末100は、監視サーバ200に解析結果を送信し(A04)、低電力監視モードに移行する。監視サーバは、そのデータに基づいて、異常判定を行う(S26)。
異常があると判定したとき、または、一定時間経過したときには、監視サーバ200は、設備の点検と調査を指示する(S28)。これにより保守者は、迅速に設備の機器の異常に対応することができる。
以上のように、本実施形態の無線センサシステムによれば、センサ端末を、低電力監視モードと詳細収集モードで切替えて動作させる。低電力監視モードでは、超音波領域のみ測定するために、測定データ量が少なく、センサ端末を低電力で動作せることが可能になる。また、異常があったとき、音量が一定の閾値を超えたときには、詳細収集モードに移行して、計測するため、設備の監視の質も保持することができる。
低電力監視モードでは、超音波を検知するようにしているため、センサ端末の近くにある装置に関連するのみ計測の対象にできるという利点があり、装置の異常音は、高い周波数が発生するので、低電力監視モードでも設備の装置について有効な計測を行うことができる。
したがって、設備の監視の有効性を担保しながら、バッテリで駆動するセンサ端末を長寿命で運用することができ、システムの安定性、保守性を高めることができる。
100…センサ端末
200…監視サーバ
201…ネットワーク
202…ゲートウェイ(GW:Gateway)
204…端末(親機)
205…端末(子機)
101…無線送受信部
102…信号処理用マイコン
110…信号処理部
111…プリアンプ
112…可変アナログフィルタ
113…アンプ
114…ピークホールド回路
115…アナログデジタル変換回路
120…音センサ
130…電源回路

Claims (10)

  1. 設備の機器に対する異常を検知するセンサ端末であって、
    所定の周波数領域の音データを選択して取得するデータ取得部と、
    前記取得部で取得した音データを処理するデータ処理部とを有し、
    前記データ処理部は、
    前記データ取得部で取得した音データに基づいて、前記所定の周波数領域のうち、超音波領域の音量を算出する第一の処理モードにおける動作と、
    前記データ取得部で取得した音データに基づいて、前記超音波領域を含み、かつ前記超音波領域より広い周波数領域の音データを処理する第二の処理モードにおける動作とを行い、
    前記第一の処理モードの動作と前記第二の処理モードにおける動作を切替えて行い、
    前記第一の処理モードの動作時に、前記超音波領域の音量が所定の閾値を超えた場合、前記第一の処理モードから前記第二の処理モードに切り替えることを特徴とするセンサ端末。
  2. 前記センサ端末は、外部からの指令によって、前記第一の処理モードの動作と前記第二の処理モードにおける動作を切替えて行うことを特徴とする請求項1記載のセンサ端末。
  3. 前記データ処理部は、前記第一の処理モードで動作するピークホールド回路を備えることを特徴とする請求項1記載のセンサ端末。
  4. 前記ピークホールド回路は、受動素子であることを特徴とする請求項3記載のセンサ端末。
  5. 前記データ取得部は、前記第一の処理モードで動作する可変フィルタ回路を備えることを特徴とする請求項1記載のセンサ端末。
  6. 前記可変フィルタ回路は、受動素子であることを特徴とする請求項5記載のセンサ端末。
  7. 前記超音波領域は、20KHz~100KHzの周波数領域であることを特徴とする請求項1記載のセンサ端末。
  8. センサ端末と情報処理装置がネットワークにより接続された設備の機器に対する異常を検知する無線センサシステムであって、
    前記情報処理装置は、前記センサ端末より出力された測定データを収集して保持し、
    前記センサ端末は、
    所定の周波数領域の音データを選択して取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部で取得した音データを処理するデータ処理部と、
    データを無線により送受信する無線送受信部とを有し、
    前記データ処理部は、
    前記データ取得部で取得した音データに基づいて、前記所定の周波数領域のうち、超音波領域の音量を算出する第一の処理モードにおける動作と、
    前記データ取得部で取得した音データに基づいて、前記超音波領域を含み、かつ前記超音波領域より広い周波数領域の音データを処理する第二の処理モードにおける動作とを行い、
    前記第一の処理モードの動作と前記第二の処理モードにおける動作を切替えて行い、
    前記情報処理装置は、前記センサ端末より収集した測定結果の判定後、または、一定時間経過後に、前記第一の処理モードから前記第二の処理モードの切り替えを指示することを特徴とする無線センサシステム。
  9. 前記センサ端末と情報処理装置は、メッシュネットワークを介して接続されることを特徴とする請求項8記載の無線センサシステム。
  10. 前記情報処理装置は、前記センサ端末より収集した測定結果から異常があると判定したときに、設備の点検・指示情報を出力することを特徴とする請求項8記載の無線センサシステム。
JP2019067443A 2019-03-29 2019-03-29 センサ端末および無線センサシステム Active JP7211871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019067443A JP7211871B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 センサ端末および無線センサシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019067443A JP7211871B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 センサ端末および無線センサシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020166649A JP2020166649A (ja) 2020-10-08
JP7211871B2 true JP7211871B2 (ja) 2023-01-24

Family

ID=72714119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019067443A Active JP7211871B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 センサ端末および無線センサシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7211871B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4126424B2 (ja) 2001-10-25 2008-07-30 株式会社大一商会 遊技機の図柄表示装置
JP4195396B2 (ja) 2004-01-28 2008-12-10 株式会社東芝 固体撮像装置および撮像回路
JP2011146861A (ja) 2010-01-13 2011-07-28 Fujitsu Ltd フィルタ回路
JP2018179626A (ja) 2017-04-07 2018-11-15 新日本無線株式会社 超音波受信器

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02234298A (ja) * 1989-03-08 1990-09-17 Toshiba Corp 設備故障検出装置
JPH04195396A (ja) * 1990-11-28 1992-07-15 Toshiba Corp 記録計
JPH04126424U (ja) * 1991-04-30 1992-11-18 株式会社サンコーシヤ ピークホールド回路
JPH11271183A (ja) * 1998-03-24 1999-10-05 Osaka Gas Co Ltd 振動データ収集装置
JP5097631B2 (ja) * 2008-07-10 2012-12-12 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 通信制御方法及びセンサネットワークシステム
JP2017045226A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 矢崎エナジーシステム株式会社 無線通信装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4126424B2 (ja) 2001-10-25 2008-07-30 株式会社大一商会 遊技機の図柄表示装置
JP4195396B2 (ja) 2004-01-28 2008-12-10 株式会社東芝 固体撮像装置および撮像回路
JP2011146861A (ja) 2010-01-13 2011-07-28 Fujitsu Ltd フィルタ回路
JP2018179626A (ja) 2017-04-07 2018-11-15 新日本無線株式会社 超音波受信器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020166649A (ja) 2020-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017117089A (ja) センサノード、センサネットワークシステム、および監視方法
US20170160243A1 (en) Device and System for Structural Health Monitoring
CN204931636U (zh) 非接触式生命体征监测装置及睡眠管理系统
CN104749468B (zh) 一种gis故障诊断系统及其方法
US9247367B2 (en) Management system with acoustical measurement for monitoring noise levels
CN105320108A (zh) 工业噪声监视系统
US9903841B2 (en) Wireless measuring system based on cochlea principle for acquiring dynamic response of constructional structure
JP6869147B2 (ja) 計算機及び計算機システム
CN103777623A (zh) 实时控制系统管理
JP2010198414A (ja) 監視システム、監視装置、監視方法、および、プログラム
JP7211871B2 (ja) センサ端末および無線センサシステム
JP7133512B2 (ja) 自動点検システム
Karmakar et al. MedGini: Gini index based sustainable health monitoring system using dew computing
Oletic et al. Towards continuous wheeze detection body sensor node as a core of asthma monitoring system
JP6616251B2 (ja) 無線センサ端末、無線センサシステムおよびセンサデータ収集方法
CN106248134A (zh) 医用气体监测管理设备和系统
JP2020201143A (ja) 自動点検システム
CN214308895U (zh) 一种基于谐振式传感器的隧道本体结构监测系统
JPH02234298A (ja) 設備故障検出装置
JP6989566B2 (ja) 自動点検システム
JP2018018202A (ja) 無線センサ端末、無線センサシステムおよびセンサデータ収集方法
JP6989567B2 (ja) 自動点検システム
JP2024018006A (ja) 無線センサ端末、測定周波数設定方法
WO2021255783A1 (ja) 自動点検システム及び無線子機
CN204667145U (zh) 在监视声学噪声时使用的无线现场设备、用于监视工业过程中的噪声的系统、无线现场设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7211871

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150