JP5206488B2 - 監視システム、監視装置、監視方法、および、プログラム - Google Patents

監視システム、監視装置、監視方法、および、プログラム Download PDF

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本発明は、監視対象となる装置の情報を監視・収集する監視システム、監視装置、監視方法、および、プログラムに関する。
従来より、監視システムは、監視対象となる装置(例えば、サーバ等)の状態を監視・収集するシステムとして広く用いられている。この監視システムの主な目的は、サーバ等の稼働状態を監視し、アラート(異常状態の検出)やロギング(状態の記録)等を行うことである。
以下、図15を参照して、従来の監視システムの概要を説明する。この図15は、従来の監視システムの構成の一例を示す構成図である。
図示するように、従来の監視システムは、監視を行う監視装置100と、複数の監視対象200とから構成される。なお、各監視対象200は、例えば、サーバ等からなる。
監視装置100は、各監視対象200に対し、以下のように、ポーリング監視を行う。
まず、監視装置100は、監視対象200にアクセスして、認証を経た後に接続を確立しログインする。例えば、SSH(Secure Shell)で監視対象200にログインする。
次に、監視装置100は、確立した接続を介して監視対象200から情報を収集する。例えば、SSHでさまざまなコマンドを実行することにより所望の情報を収集する。
情報を収集を終えると、監視装置100は、監視対象200への接続を切断しログアウトする。
この動作を、監視装置100は、各監視対象200に対して繰り返す。
このような従来の監視システムでは、各監視対象200に対して、監視を行う度に、ログイン、ログアウトを行う必要があるため、負荷が大きなものとなっていた。特に、ログイン時の認証負荷(ログイン負荷)が大きく、問題視されていた。
しかも、多くの監視対象200を監視する大規模な監視システムともなると、各監視対象200への切り替えが頻発するため、ログイン負荷等が累積し、全体の監視に長時間を要してしまう。
その結果、各監視対象200への監視実行周期がそれぞれ長くなり、素早いアラートや、きめ細かいロギングなどに対応できず、十分な精度の監視ができないという問題が生じていた。
なお、このようなログイン負荷等を軽減し、高速な監視を行える発明も開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1の発明では、監視対象毎に接続を用意し、ログインした接続をそれぞれ維持したまま監視を行っている。つまり、各監視対象へ最初にログインすると、それ以降は、ログイン処理を伴わずにポーリング監視を行えるため、ログイン負荷がなく、高速な監視を行える。
つまり、監視対象に対して短い周期の監視が可能となり、十分な精度でアラートやロギングが行われる。
特開2000−137888号公報(第3−4頁、第1図)
しかしながら、上述した特許文献1の発明のように、接続を維持し続けたまま監視する手法では、接続毎にそれぞれ、ソケットやメモリ等のリソース(つまり、監視リソース)が必要となる。
そのため、監視対象の数が多くなると、その分、大量の監視リソースが必要となるため、大規模な監視システムともなると、リソースの制限等により、監視が行えなくなる場合もあった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、大量の監視リソースを消費することなく、十分な精度にて監視(アラートやロギング等)を行うことのできる監視システム、監視装置、監視方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る監視システムは、
監視対象装置と、監視装置とからなる監視システムであって、
前記監視対象装置における情報の変動傾向に基づいて、前記監視対象装置を監視する周期を示す監視周期を決定する周期決定手段を、前記各監視対象装置若しくは前記監視装置が備え、
前記周期決定手段により決定された監視周期に基づいて、前記監視対象装置への接続方式を選定する接続選定手段と、
前記周期決定手段により決定された監視周期に、前記接続選定手段により選定された接続方式にて監視を行う監視実行手段と、を前記監視装置が備える、
ことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る監視装置は、
複数の監視対象装置についての設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、
前記設定情報記憶手段に記憶された設定情報に基づいて、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定手段と、
前記周期決定手段により決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定手段と、
前記周期決定手段により決定された監視周期に、前記接続選定手段により選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行う監視実行手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係る監視装置は、
複数の監視対象装置にアクセスして監視情報を収集する監視実行手段と、
前記監視実行手段が収集した監視情報を記憶する監視情報記憶手段と、
前記監視情報記憶手段に記憶された監視情報の変動を解析して、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定手段と、
前記周期決定手段により決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定手段と、を備え、
前記監視実行手段は、前記周期決定手段により決定された監視周期に、前記接続選定手段により選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行い監視情報を収集する、
ことを特徴とする。
本発明の第4の観点に係る監視装置は、
複数の監視対象装置にアクセスして監視情報を収集する監視実行手段と、
前記監視実行手段が収集した監視情報を記憶する監視情報記憶手段と、
前記監視情報記憶手段に記憶された監視情報から、将来の監視情報の変動を予測する変動予測手段と、
前記変動予測手段による予測結果を解析して、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定手段と、
前記周期決定手段により決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定手段と、を備え、
前記監視実行手段は、前記周期決定手段により決定された監視周期に、前記接続選定手段により選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行い監視情報を収集する、
ことを特徴とする。
本発明の第5の観点に係る監視システムは、
複数の監視対象装置と、当該各監視対象装置を監視する監視装置とからなる監視システムであって、
前記各監視対象装置は、
自己の情報を収集する情報収集手段と、
前記情報収集手段が収集した情報を記憶する収集情報記憶手段と、
前記収集情報記憶手段に記憶された情報から、将来の情報の変動を予測する変動予測手段と、
前記変動予測手段による予測結果を解析して、自己に対する監視周期を決定する周期決定手段と、を備え、
前記監視装置は、
前記各監視対象装置にアクセスして、前記周期決定手段が決定した監視周期を含む情報を収集する監視実行手段と、
前記監視実行手段により収集された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定手段と、を備え、
前記監視実行手段は、前記周期決定手段が決定した監視周期に、前記接続選定手段により選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行い情報を収集する、
ことを特徴とする。
本発明の第6の観点に係る監視方法は、
監視対象装置における情報の変動傾向に基づいて、監視対象装置を監視する周期を示す監視周期を決定する周期決定ステップと、
前記周期決定ステップにより決定された監視周期に基づいて、監視対象装置への接続方式を選定する接続選定ステップと、
前記周期決定ステップにより決定された監視周期に、前記接続選定ステップにより選定された接続方式にて監視を行う監視実行ステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明の第7の観点に係る監視方法は、
複数の監視対象装置についての設定情報を記憶する記憶部を備えた監視装置における監視方法であって、
前記記憶部に記憶された設定情報に基づいて、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定ステップと、
前記周期決定ステップにより決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定ステップと、
前記周期決定ステップにより決定された監視周期に、前記接続選定ステップにより選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行う監視実行ステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明の第8の観点に係る監視方法は、
記憶部を備えた監視装置における監視方法であって、
複数の監視対象装置にアクセスして監視情報を収集する監視実行ステップと、
前記監視実行ステップにより収集された監視情報を前記記憶部に格納する監視情報格納ステップと、
前記記憶部に記憶された監視情報の変動を解析して、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定ステップと、
前記周期決定ステップにより決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定ステップと、を備え、
前記監視実行ステップは、前記周期決定ステップにより決定された監視周期に、前記接続選定ステップにより選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行い監視情報を収集する、
ことを特徴とする。
本発明の第9の観点に係る監視方法は、
記憶部を備えた監視装置における監視方法であって、
複数の監視対象装置にアクセスして監視情報を収集する監視実行ステップと、
前記監視実行ステップにより収集された監視情報を前記記憶部に格納する監視情報格納ステップと、
前記記憶部に記憶された監視情報から、将来の監視情報の変動を予測する変動予測ステップと、
前記変動予測ステップによる予測結果を解析して、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定ステップと、
前記周期決定ステップにより決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定ステップと、を備え、
前記監視実行ステップは、前記周期決定ステップにより決定された監視周期に、前記接続選定ステップにより選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行い監視情報を収集する、
ことを特徴とする。
本発明の第10の観点に係る監視方法は、
それぞれ記憶部を備えた複数の監視対象装置と、当該各監視対象装置を監視する監視装置とからなるシステムにおける監視方法であって、
前記各監視対象装置は、
自己の情報を収集する情報収集ステップと、
前記情報収集ステップにて収集された情報を前記記憶部に格納する収集情報格納ステップと、
前記記憶部に記憶された情報から、将来の情報の変動を予測する変動予測ステップと、
前記変動予測ステップによる予測結果を解析して、自己に対する監視周期を決定する周期決定ステップと、を備え、
前記監視装置は、
前記各監視対象装置にアクセスして、前記周期決定ステップが決定した監視周期を含む情報を収集する監視実行ステップと、
前記監視実行ステップにより収集された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定ステップと、を備え、
前記監視実行ステップは、前記周期決定ステップが決定した監視周期に、前記接続選定ステップにより選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行い情報を収集する、
ことを特徴とする。
本発明の第11の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
監視対象装置における情報の変動傾向に基づいて、監視対象装置を監視する周期を示す監視周期を決定する周期決定部、
前記周期決定部により決定された監視周期に基づいて、監視対象装置への接続方式を選定する接続選定部、
前記周期決定部により決定された監視周期に、前記接続選定部により選定された接続方式にて監視を行う監視実行部、
として機能させることを特徴とする。
本発明の第12の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
複数の監視対象装置についての設定情報を記憶する設定情報記憶部、
前記設定情報記憶部に記憶された設定情報に基づいて、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定部、
前記周期決定部により決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定部、
前記周期決定部により決定された監視周期に、前記接続選定部により選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行う監視実行部、
として機能させることを特徴とする。
本発明の第13の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
複数の監視対象装置にアクセスして監視情報を収集する監視実行部、
前記監視実行部が収集した監視情報を記憶する監視情報記憶部、
前記監視情報記憶部に記憶された監視情報の変動を解析して、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定部、
前記周期決定部により決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定部、として機能させ、
前記監視実行部は、前記周期決定部により決定された監視周期に、前記接続選定部により選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行い監視情報を収集する、
ように機能させることを特徴とする。
本発明の第14の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
複数の監視対象装置にアクセスして監視情報を収集する監視実行部、
前記監視実行部が収集した監視情報を記憶する監視情報記憶部、
前記監視情報記憶部に記憶された監視情報から、将来の監視情報の変動を予測する変動予測部、
前記変動予測部による予測結果を解析して、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定部、
前記周期決定部により決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定部、として機能させ、
前記監視実行部は、前記周期決定部により決定された監視周期に、前記接続選定部により選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行い監視情報を収集する、
ように機能させることを特徴とする。
本発明の第15の観点に係るプログラムは、
複数の監視対象コンピュータを、
自己の情報を収集する情報収集部、
前記情報収集部が収集した情報を記憶する収集情報記憶部、
前記収集情報記憶部に記憶された情報から、将来の情報の変動を予測する変動予測部、
前記変動予測部による予測結果を解析して、自己に対する監視周期を決定する周期決定部、として機能させ、
前記各監視対象コンピュータを監視する監視コンピュータを、
前記各監視対象コンピュータにアクセスして、前記周期決定部が決定した監視周期を含む情報を収集する監視実行部、
前記監視実行部により収集された監視周期に基づいて、各監視対象コンピュータへの接続方式を選定する接続選定部、として機能させ、
前記監視実行部は、前記周期決定部が決定した監視周期に、前記接続選定部により選定された接続方式にて、各監視対象コンピュータの監視を行い情報を収集する、
ように機能させることを特徴とする。
本発明によれば、大量の監視リソースを消費することなく、十分な精度にて監視を行うことができる。
(a)〜(c)共に、本発明の作用をより具体的に説明するための模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る監視システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る監視装置の動作を示す流れ図である。 設定情報記憶手段に記憶される設定情報を説明するための模式図である。 監視実行手段の動作を示す流れ図である。 本発明の第2の実施形態に係る監視システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る監視装置の動作を示す流れ図である。 (a)〜(c)共に、監視周期を決定する原理を説明するための模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る監視システムの構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る監視装置の動作を示す流れ図である。 最小二乗法による予測手法の原理を説明するための模式図である。 本発明の第4の実施形態に係る監視システムの構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る監視対象の動作を示す流れ図である。 第4の実施形態に係る監視装置の動作を示す流れ図である。 従来の監視システムの構成を示すブロック図である。
最初に、本発明の作用について説明する。
本発明は、すべての監視対象を常に短い周期でこまめに監視することなく、異常が発生しそうな時(アラートのため)や、状態が変動しそうな時(ロギングのため)にだけ、短い周期で監視を行う。これにより、監視の目的である素早いアラートやきめ細かいロギングが可能となり、十分な精度の監視を行うことができる。
すなわち、監視対象における情報の変動に基づいて適切な監視周期を決定し、この監視周期から適切な接続方式を選定する。つまり、監視対象の状況に応じて、低速かつ低リソース消費である毎回接続による監視と、高速かつ高リソース消費である接続維持による監視とを動的に切り替える。これにより、十分な精度の監視と、低リソースとを両立させる。
このような作用について、以下、図1を参照して具体的に説明する。なお、監視対象の状態(監視情報)が、図1(a)のグラフで示すように変動する場合を一例として説明する。
従来の監視システムでは、図1(b)に示すように、常に短い周期(グラフ下の縦線にて示す間隔)で監視を行っていた。つまり、短周期監視を行っており、図中の太線のグラフで示すようにロギングを行い、また、アラート閾値を超えた際にアラートを行うことができる。それでも、従来の監視システムでは、常に接続維持で短周期監視を行うため、大量の監視リソースが必要となっていた。
これに対して、本願発明では、図1(c)に示すように、監視情報の変動に応じて動的に周期を変えて監視している。つまり、変動が激しくない期間T1では、長い周期で監視を行い(長周期監視)、変動が激しい期間T2では、短い周期で監視を行っている。
しかも、本願発明では、期間T1のように長周期監視を行う際には、リソース消費が少ない毎回接続で監視を行い、また、期間T2のように短周期監視を行う際には、リソース消費が大きい接続維持で監視を行う。これにより、総リソース消費量を、従来の監視システムよりも低く抑えることができる。
また、本願発明でも、図1(c)の太線のグラフで示すようにロギングを行っているが、この形状は、図1(b)の形状とほぼ同じであり、従来の監視システムと同等のロギングが行える。更に、本願発明では、図1(c)の期間T2の変動が激しい場合に、従来の監視システムよりもきめ細かいロギングを行うことも可能である。
また、監視情報がアラート閾値を超えた際に、従来の監視システムと同様に素早くアラートを行うことができる。
続いて、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、以下では、監視装置と複数の監視対象とからなる簡略化された監視システムを、実施形態として説明するが、監視装置と各監視対象との間には、所定のネットワーク環境が介在しているものとする。つまり、監視装置と各監視対象は、インターネット、専用回線、若しくは、LAN等のネットワーク環境(有線・無線を問わない)を介して通信可能となっている。
また、監視対象の装置として、サーバ等を一例として説明するが、これに限られず、各種の情報処理装置に対しても同様に監視対象とすることができる。
すなわち、以下の実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素または全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
まず、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る監視システムの構成を示すブロック図である。図示するように、本発明の第1の実施形態に係る監視システムは、複数の監視対象80と、各監視対象80に対しポーリング監視を行う監視装置10とからなる。
なお、各監視対象80は、一例として、所定の処理をそれぞれ実行するために稼働しているサーバ等である。
監視装置10は、監視実行手段11と、設定情報記憶手段12と、周期決定手段13と、接続選定手段14とを備えて構成される。
なお、監視装置10は、例えば、演算部(一例として、CPU等)、記憶部(一例として、RAM,ROM,ハードディスク等)、及び、通信部(一例として、NIC等)を有するコンピュータ等からなる。そして、記憶部に記憶されたプログラム等に基づいて動作する演算部や、演算部に制御される通信部が、これら監視実行手段11、設定情報記憶手段12、周期決定手段13、及び、接続選定手段14として機能する。
監視実行手段11は、後述する決定された監視周期(監視を行う周期)に、後述する選定された接続方式(対象への接続方法)にて監視対象80にアクセスし、情報を収集する。
設定情報記憶手段12は、監視周期の決定に必要な情報を記憶する。
周期決定手段13は、設定情報記憶手段12に記憶された情報を元に、適切な監視周期を決定する。
接続選定手段14は、周期決定手段13が決定した監視周期を元に、適切な接続方式を選定する。
このような構成の監視システム(監視装置10)の動作について、図3等を参照して説明する。この図3は、本発明の第1の実施形態に係る監視装置10の動作を示す流れ図である。
図3に示すように、まず、周期決定手段13は、設定情報記憶手段12から必要な情報を読み出し、その情報に基づき、各監視対象80について適切な監視周期を決定する(ステップS101)。
具体的に、周期決定手段13は、図4に示すような設定情報に基づいて、監視周期を決定する。この設定情報は、設定情報記憶手段12に記憶される情報の一例である。
図4の設定情報には、一例として、監視対象ID、時刻、及び、監視周期の情報が含まれている。これらは、各監視対象80について、時刻に応じた監視周期を定めるための情報であり、例えば、実際の監視対象80における時刻に応じた状態(情報)の変動等が、適宜解析されて得られたものである。なお、このような設定情報は、事前に静的に定められたものだけに限られず、監視対象80のリアルタイムの状態等から動的に変更(更新)されるものであってもよい。
このような設定情報を用いて、周期決定手段13は、監視対象80(監視対象ID)についての、現在時刻に対応する監視周期を読み取り、その監視周期を監視対象80の適切な監視周期として決定する。
なお、本実施形態では、図4に示すような時刻と監視周期との対応からなる設定情報を用いているが、これに限定されるものではなく、他の内容の設定情報であってもよい。例えば、特定の条件と監視周期との対応からなる設定情報を用いる場合にも適宜適用可能である。つまり、あるイベントが発生した場合に短周期と定めたり、特定の監視対象80を常に短周期等と定めるような設定情報が、設定情報記憶手段12に記憶されていてもよい。
図3に戻って、接続選定手段14は、周期決定手段13が決定した監視周期を元に、接続方式を選定する(ステップS102)。例えば、接続選定手段14は、低速だが低リソース消費である毎回接続、又は、高速だが高リソース消費である接続維持のどちらかを、接続方式として選択する。
基本的に、監視周期が短ければ接続維持が適しており、逆に、監視周期が長ければ毎回接続が適している。そのため、接続選定手段14は、ある周期を閾値として定めており、決定された監視周期が閾値より短ければ接続維持を選定し、逆に、監視周期が閾値より長ければ毎回接続を選定する。
なお、このような接続方式の選定手法は、一例であり、これに限定されるものではない。この他にも、例えば、接続選定手段14は、全監視対象80のうち、決定された監視周期の短い順に特定数までを接続維持と選定し、残りを毎回接続と選定してもよい。これは、接続維持で消費されるリソースを一定以下に抑えるためである。
また、これらの他にも、過去に一定回数以上連続して接続維持が続いた状況において、1回程度毎回接続となる条件となっても、接続選定手段14は、接続維持と選定してもよい。これは、接続維持が長く続いた場合、1回程度の毎回接続の条件はノイズと考えられ、次回以降、再び接続維持が続く可能性が高いためである。
更に、特定の監視対象80に対しては、例外として、常に接続維持、あるいは、常に毎回接続と選定するようにしてもよい。これは、特定の監視対象80において、適した接続方式が固定的に定められている場合があるためである。
最後に、監視実行手段11は、決定された監視周期に、選定された接続方式にて監視を行い、情報を収集する(ステップS103)。つまり、対象の監視対象80に対して、決定された監視周期に、選定された接続方式によりアクセスし、情報を収集する。
この監視実行手段11の詳細な動作の一例について、図5を参照してより詳細に説明する。図5は、監視実行手段11の動作を示す流れ図である。この動作は、一例として、監視周期毎に実行される。
図5に示すように、まず、監視実行手段11は、選定された監視の接続方式が、接続維持であるか、又は、毎回接続であるかを判別する(ステップS111)。
接続維持による監視である場合、監視実行手段11は、監視対象80への接続が既に維持されているかどうかを判別する(ステップS112)。
ここで、接続が既に維持されていれば(ステップS112;Yes)、監視実行手段11は、監視対象80への接続を流用する(ステップS113)。
一方、接続が維持されていなければ(ステップS112;No)、監視実行手段11は、監視対象80に新たに接続を確立する(ステップS114)。
次に、監視実行手段11は、その接続を用いて監視対象80にアクセスし、情報を収集し、記録する(ステップS115)。
最後に、監視実行手段11は、その接続を維持する(ステップS116)。
また、上述したステップS111の判別が、毎回接続による監視である場合に、監視実行手段11は、監視対象80への接続が既に維持されているかどうかを判別する(ステップS117)。
ここでも、接続が既に維持されていれば(ステップS117;Yes)、監視実行手段11は、監視対象80への接続を流用する(ステップS118)。
一方、接続が維持されていなければ(ステップS117;No)、監視実行手段11は、監視対象80に新たに接続を確立する(ステップS119)。
次に、監視実行手段11は、その接続を用いて監視対象80にアクセスし、情報を収集し、記録する(ステップS120)。
最後に、監視実行手段11は、その接続を切断する(ステップS121)。
監視装置10は、これら図3,図5の動作を繰り返し、各監視対象80にアクセスして情報を収集する。
すなわち、このように動作することで、監視装置10は、記憶された設定情報に基づき、各監視対象80に適した監視周期に、その監視周期に応じた接続方式にて監視を行う。つまり、各監視対象80に適した監視周期に、高速だが高リソース消費である接続維持による監視と、低速だが低リソース消費である毎回接続による監視とを切り替えながら監視を行う。
なお、本実施形態において、アクセスとはSSH等を用いて監視対象80に直接ログインすることを想定しているが、コネクション型プロトコルであれば、これに限定されるものではない。
例えば、各監視対象80上に監視エージェントが存在するような構成であり、その監視エージェントを介してアクセスするような場合でも適宜適用可能である。
また、本実施形態においては、監視を行う度に、監視周期の決定、及び、接続方式の選定を行っているが、毎回これらの決定等を行わず、以前に決定等した結果を流用してもよい。
また、本実施形態では、監視装置10が、どのようにして監視を行うかについて、より分かり易く説明している。そのために、監視結果を用いてアラート、及び、ロギングを行う手段についての説明を省略しているが、監視装置10には、このような手段も含まれている。
このように、本発明の第1の実施形態に係る監視システムは、設定情報に基づいて、各監視対象80に適した監視周期に、その監視周期に応じた適切な速度及びリソース消費の接続方式にて、監視を行うことができる。
このため、常に短い周期で監視する従来の監視システムよりも低リソースで、かつ、アラートやロギングにも十分な精度で監視を行うことが可能となる。
この結果、大量の監視リソースを消費することなく、十分な精度にて監視を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る監視システムの構成を示すブロック図である。図示するように、本発明の第2の実施形態に係る監視システムは、複数の監視対象80と、各監視対象80に対しポーリング監視を行う監視装置20とからなる。なお、各監視対象80は、上述した第1の実施形態と同様に、サーバ等である。
監視装置20は、監視実行手段21と、監視情報記憶手段22と、周期決定手段23と、接続選定手段24とを備えて構成される。
なお、監視装置20も、上述した監視装置10(第1の実施形態)と同様に、演算部、記憶部、及び、通信部を有するコンピュータ等からなる。そして、記憶部に記憶されたプログラム等に基づいて動作する演算部や、演算部に制御される通信部が、これら監視実行手段21、監視情報記憶手段22、周期決定手段23、及び、接続選定手段24として機能する。
監視実行手段21は、決定された監視周期に、選定された接続方式にて監視対象80にアクセスし、情報を収集する。
監視情報記憶手段22は、監視実行手段21が収集した情報を記憶する。
周期決定手段23は、監視情報記憶手段22に記憶された情報の変動を解析して、適切な監視周期を決定する。
接続選定手段24は、周期決定手段23が決定した監視周期を元に、適切な接続方式を選定する。
このような構成の監視システム(監視装置20)の動作を、図7等を参照して説明する。この図7は、本発明の第2の実施形態に係る監視装置20の動作を示す流れ図である。
図7に示すように、まず、監視実行手段21は、標準設定で監視対象80を監視し、情報を収集し、記録する(ステップS201)。つまり、標準の監視周期、接続方式にて監視対象80にアクセスし、情報を収集して監視情報記憶手段22に格納する。以降、このようにして監視情報記憶手段22に格納された情報を監視情報と呼ぶ。
この監視情報は、監視対象80の稼働状態等を表すための情報であり、一例として、サーバを制御するCPUの使用率、メモリ(物理メモリやカーネルメモリ等)の使用率、プロセスやタスク数、及び、エラー発生数といった情報である。なお、監視情報は、これらに限られず、監視対象80の処理内容等に応じて適宜変更可能である。
また、標準の監視周期、接続方式は、事前に定められているものとする。
次に、周期決定手段23は、監視情報の変動傾向を分析し、監視周期を決定する(ステップS202)。つまり、監視情報記憶手段22に記憶された監視情報の変動を解析して、監視対象80に適切な監視周期を決定する。
具体的に、周期決定手段23は、監視情報の変動が、例えば、図8に示すようなパターンに当てはまるか等を考慮して適切な監視周期を決定する。
なお、監視の目的としてアラートとロギングが挙げられる。アラートは、監視情報がアラート閾値を超えるか否かが重要であり、また、ロギングは、監視情報の変動を欠落なく記録することが重要である。このため、本実施形態では、監視情報の変動が、図8(a)〜(c)に示す3つのパターンに当てはまるか等を考慮して、きめ細かい監視、すなわち監視周期を短くする等を決定するものとする。
以下、この図8を参照して、監視周期を決定する原理をより詳細に説明する。
図8(a)は、グラフ811,812により、監視情報が平均してアラート閾値に近いかどうかを示している。
まず、グラフ811の平均値は、アラート閾値に近く、このような場合、アラート閾値を超える可能性が高い。
一方、グラフ812の平均値は、アラート閾値から遠く(値が低く)、相対的な変動傾向がグラフ811と同じであれば、アラート閾値を超える可能性が低い。
よって、周期決定手段23は、監視情報の平均値を求め、この平均値とアラート閾値との差が少ないほど短周期と決定し、逆に、差が大きいほど長周期と決定する。
図8(b)は、グラフ821,822により、監視情報の変動が激しいかどうかを示している。
まず、グラフ821は、平均値はアラート閾値より遠い(値が低い)ものの、変動が激しい。すなわち、分散値が大きいため、アラート閾値を超える可能性が高い。また、変動が激しい場合には、こまめにロギングする必要性も高い。なぜなら、サンプリング定理に従い、こまめに監視しないと、変動の情報が欠落するおそれがあるためである。
一方、グラフ822は、平均値はグラフ821よりもアラート閾値に近いものの、変動が少ない。すなわち分散値が小さいため、アラート閾値を超える可能性が低い。また、変動が少ないため、こまめにロギングしなくても問題は少ない。
よって、周期決定手段23は、監視情報の分散値を求め、この分散値が大きいほど短周期と決定し、逆に、分散値が小さいほど長周期と決定する。
図8(c)は、グラフ831,832により、監視情報にパルス的な変動があるかどうかを示している。
グラフ831は、グラフ832と比較して、平均値、分散値ともにほぼ同じであるものの、パルス的な変動が発生しており、その分アラート閾値を超える可能性が高い。また、変動が激しい場合と同様の理由からこまめにロギングする必要性も高い。
一方、グラフ832は、パルス的な変動が発生しておらず、アラート閾値を超える可能性が低い。
なお、パルス的な変動は瞬間であるため、平均値、分散値にはほとんど影響せず、故に、平均値、分散値の違いからでは検出できない。そこで、監視情報の最大値もしくは最低値と、平均値のとの差分の絶対値である最大振幅値でパルスの有無を判定する。
例えば、周期決定手段23は、以下の数式1により最大振幅値を求め、この最大振幅値が大きいほど短周期と決定し、逆に、最大振幅値が小さいほど長周期と決定する。
[数1]
H_max = |(Max or Min) − Ave|
H_max:最大振幅値
Max:監視情報の最大値
Min:監視情報の最小値
Ave:監視情報の平均値
なお、これらのような監視周期の決定手法は、一例であり、これらに限定されるものではない。
図7に戻って、接続選定手段24は、周期決定手段23が決定した監視周期を元に、接続方式を選定する(ステップS203)。つまり、低速だが低リソース消費である毎回接続、又は、高速だが高リソース消費である接続維持のどちらかを、接続方式として選択する。
この接続選定手段24の動作は、上述した接続選定手段14(第1の実施形態)の動作と同様であるため、詳細な説明を省略する。
最後に、監視実行手段21は、決定された監視周期に、選定された接続方式にて監視を行い、情報を収集する(ステップS204)。つまり、対象の監視対象80に対して、決定された監視周期に、選定された接続方式によりアクセスして情報を収集する。
この監視実行手段21の動作も、収集した情報を監視情報記憶手段22に格納する以外は、上述した監視実行手段11(第1の実施形態)の動作と同様であるため、詳細な説明を省略する。
そして、監視装置20は、ステップS202に処理を戻し、上述したステップS202〜S204の処理を実行する。
監視装置20は、このような図7の動作を繰り返し、各監視対象80にアクセスして情報を収集する。
すなわち、このように動作することで、監視装置20は、各監視対象80の現在の情報に基づき、自動的に各監視対象80に適した監視周期に、その監視周期に応じた接続方式にて監視を行う。つまり、各監視対象80に適した監視周期に、高速だが高リソース消費である接続維持による監視と、低速だが低リソース消費である毎回接続による監視とを切り替えながら監視を行う。
従って、本実施形態では、監視によって収集した各監視対象80の情報に基づき、自動的にそれぞれの監視対象80に適した監視周期を決定することを更に特徴としている。
このように、本発明の第2の実施形態に係る監視システムは、上述した第1の実施形態で得られる効果に加え、事前に選定情報を設定することなく、自動的に各監視対象に適した監視周期に、その周期に応じた適切な速度及びリソース消費の接続方式にて、監視を行うことができる。
次に、本発明の実施の第3の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る監視システムの構成を示すブロック図である。図示するように、本発明の第3の実施形態に係る監視システムは、複数の監視対象80と、各監視対象80に対しポーリング監視を行う監視装置30とからなる。なお、各監視対象80は、上述した実施形態と同様に、サーバ等である。
監視装置30は、監視実行手段31と、監視情報記憶手段32と、変動予測手段33と、周期決定手段34と、接続選定手段35とを備えて構成される。
なお、監視装置30も、上述した実施形態と同様に、演算部、記憶部、及び、通信部を有するコンピュータ等からなる。そして、記憶部に記憶されたプログラム等に基づいて動作する演算部や、演算部に制御される通信部が、これら監視実行手段31、監視情報記憶手段32、変動予測手段33、周期決定手段34、及び、接続選定手段35として機能する。
監視実行手段31は、決定された監視周期に、選定された接続方式にて監視対象80にアクセスし、情報を収集する。
監視情報記憶手段32は、監視実行手段31が収集した監視情報を記憶する。
変動予測手段33は、監視情報記憶手段32に記憶された監視情報から、監視対象80における将来の変動を予測する。
周期決定手段34は、変動予測手段33が予測した変動を解析して適切な監視周期を決定する。
接続選定手段35は、周期決定手段34が決定した監視周期を元に、適切な接続方式を選定する。
このような構成の監視システム(監視装置30)の動作を、図10等を参照して説明する。この図10は、本発明の第3の実施形態に係る監視装置30の動作を示す流れ図である。
図10に示すように、まず、監視実行手段31は、標準設定で監視対象80を監視し、情報を収集し、記録する(ステップS301)。つまり、標準の監視周期、接続方式にて監視対象80にアクセスし、監視情報を収集して監視情報記憶手段32に格納する。
なお、標準の監視周期、接続方式は、事前に定められているものとする。
次に、変動予測手段33は、監視情報記憶手段32に記憶された監視情報から、将来の変動を予測する(ステップS302)。
なお、監視情報は時系列データであり、このような時系列データの予測方法として、例えば、最小二乗法や移動平均法等が挙げられる。そのため、変動予測手段33は、最小二乗法や移動平均法等による予測方法を用いて、監視情報の将来の値を予測する。
一例として、変動予測手段33が最小二乗法により、監視情報の将来の値を予測する場合について、図11を参照して説明する。図11は、最小二乗法による予測手法の原理を説明するための模式図である。
図11に示すように、最小二乗法では、時系列データの過去のn個の値をサンプルとし、それらサンプルの傾向を特定の近似関数f(t)で近似し、時系列データが今後もこの近似関数に近い振る舞いをすると仮定して将来(時刻tx)の値f(tx)を予測する。
この近似関数f(t)は、f(t)と各サンプルの値の差の二乗和が最小となる様に決定する。
従って、変動予測手段33は、監視情報記憶手段32に記憶された過去n個の監視情報をサンプルとし、それらサンプルを近似関数で近似して、監視情報の将来の値を予測する。
なお、このような最小二乗法による予測手法は、一例であり、これに限定されるものではない。つまり、変動予測手段33は、他に移動平均法等による予測手法によって、監視情報の将来の値を予測してもよい。
図10に戻って、周期決定手段34は、変動予測手段33が予測した監視情報の変動傾向を分析し、監視周期を決定する(ステップS303)。つまり、監視情報の変動を解析して、監視対象80に適切な監視周期を決定する。
この周期決定手段34の動作は、解析対象が予測された監視情報である点以外は、上述した周期決定手段23(第2の実施形態)の動作と同様であるため、詳細な説明を省略する。
次に、接続選定手段35は、周期決定手段34が決定した監視周期を元に、接続方式を選定する(ステップS304)。つまり、低速だが低リソース消費である毎回接続、又は、高速だが高リソース消費である接続維持のどちらかを、接続方式として選択する。
この接続選定手段35の動作も、上述した接続選定手段14等の動作と同様であるため、詳細な説明を省略する。
最後に、監視実行手段31は、決定された監視周期に、選定された接続方式にて監視を行い、情報を収集する(ステップS305)。つまり、対象の監視対象80に対して、決定された監視周期に、選定された接続方式によりアクセスして情報を収集する。
この監視実行手段31の動作も、上述した監視実行手段21(第2の実施形態)の動作と同様であるため、詳細な説明を省略する。
そして、監視装置30は、ステップS302に処理を戻し、上述したステップS302〜S305の処理を実行する。
監視装置30は、このような図10の動作を繰り返し、各監視対象80にアクセスして情報を収集する。
すなわち、このように動作することで、監視装置30は、各監視対象80の将来の情報の変動を予測し、その予測値に基づき、自動的に各監視対象80に適した監視周期に、その周期に応じた接続方式にて監視を行う。つまり、各監視対象80に適した監視周期に、高速だが高リソース消費である接続維持による監視と、低速だが低リソース消費である毎回接続による監視とを切り替えながら監視を行う。
従って、本実施形態では、現状の監視情報の変動ではなく、将来の監視情報の変動を見越して、自動的に各監視対象に適した監視周期を決定することを更に特徴としている。
このように、本発明の第3の実施形態に係る監視システムは、上述した第2の実施形態で得られる効果に加え、将来の変動に予め適した監視を行えるため、アラートやロギングに必要な変動情報を取りこぼす可能性を少なくすることができる。
次に、本発明の実施の第4の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図12は、本発明の第4の実施形態に係る監視システムの構成を示すブロック図である。図示するように、本発明の第4の実施形態に係る監視システムは、複数の監視対象90と、各監視対象90に対しポーリング監視を行う監視装置40とからなる。
監視対象90は、情報収集手段91と、収集情報記憶手段92と、変動予測手段93と、周期決定手段94とを備えて構成される。
なお、監視対象90は、例えば、演算部、記憶部、及び、通信部を有するサーバ等からなる。そして、記憶部に記憶されたプログラム等に基づいて動作する演算部や、演算部に制御される通信部が、これら情報収集手段91、収集情報記憶手段92、変動予測手段93、及び、周期決定手段94として機能する。
情報収集手段91は、監視対象90(自己)内の情報を収集する。
収集情報記憶手段92は、情報収集手段91が収集した情報を記憶する。
変動予測手段93は、収集情報記憶手段92に記憶された情報から、監視対象90(自己)における将来の変動を予測する。
周期決定手段94は、変動予測手段93により予測された変動を解析して適切な監視周期を決定する。
一方、監視装置40は、監視実行手段41と、接続選定手段42とを備えて構成される。
なお、監視装置40も、上述した実施形態と同様に、演算部、記憶部、及び、通信部を有するコンピュータ等からなる。そして、記憶部に記憶されたプログラム等に基づいて動作する演算部や、演算部に制御される通信部が、これら監視実行手段41、及び、接続選定手段42として機能する。
監視実行手段41は、決定された監視周期に、選定された接続方式にて監視対象90にアクセスし、情報を収集する。
接続選定手段42は、監視対象90の周期決定手段94が決定した監視周期を元に、適切な接続方式を選定する。
このような構成の監視システムにおける各監視対象90及び監視装置40の動作を、図面を参照して説明する。
最初に、図13等を参照して、各監視対象90の動作を説明する。図13は、本発明の第4の実施形態に係る各監視対象90の動作を示す流れ図である。
図13に示すように、まず、情報収集手段91は、監視対象90(自己)における内部の情報を収集し、記録する(ステップS401)。つまり、収集した情報を収集情報記憶手段92に格納する。
以降、このようにして収集情報記憶手段92に記憶された情報を収集情報と呼ぶ。なお、この収集情報は、後述するように、監視装置40の監視実行手段41が収集する情報と同等である。
次に、変動予測手段93は、収集情報記憶手段92に記憶された収集情報から、将来の変動を予測する(ステップS402)。
なお、変動予測手段93の動作は、解析対象が収集情報である点以外は、上述した変動予測手段33(第3の実施形態)の動作と同様であるため、詳細な説明を省略する。
次に、周期決定手段94は、変動予測手段93が予測した収集情報の変動傾向を分析し、監視周期を決定する(ステップS403)。つまり、収集情報の変動を解析して、監視対象90(自己)に適切な監視周期を決定する。
なお、周期決定手段94の動作も、解析対象が収集情報である点以外は、上述した周期決定手段34(第3の実施形態)の動作と同等であるため、詳細な説明を省略する。
そして、監視対象90は、ステップS401に処理を戻し、上述したステップS401〜S403の処理を実行する。
各監視対象90は、このような図13の動作をそれぞれ行い、自己における将来の情報の変動を予測し、その予測値に基づき、自動的に自己に適した監視周期を決定する。
続いて、図14等を参照して、監視装置40の動作を説明する。図14は、本発明の第4の実施形態に係る監視装置40の動作を示す流れ図である。
図14に示すように、まず、監視実行手段41は、標準設定で監視対象90を監視し、情報を収集する。その際、監視周期も収集する(ステップS411)。つまり、標準の監視周期、接続方式にて監視対象90にアクセスし、監視対象90の周期決定手段94が決定した監視周期を含めた情報を収集する。
次に、接続選定手段42は、収集した監視周期を元に、接続方式を選定する(ステップS412)。つまり、低速だが低リソース消費である毎回接続、又は、高速だが高リソース消費である接続維持のどちらかを、接続方式として選択する。
なお、接続選定手段42の動作は、上述した接続選定手段14等の動作と同様であるため、詳細な説明を省略する。
最後に、監視実行手段41は、決定された監視周期に、選定された接続方式にて監視を行い、情報を収集する。その際、監視周期も収集する(ステップS413)。つまり、対象の監視対象90に対して、決定された監視周期に、選定された接続方式によりアクセスして、監視周期を含めた情報を収集する。
なお、監視実行手段41の動作も、同時に監視周期を収集する以外は、上述した監視実行手段21等の動作と同様であるため、詳細な説明を省略する。
監視装置40は、このような図14の動作を繰り返し、各監視対象90にアクセスして監視周期を含む情報を収集する。
すなわち、このように動作することで、監視装置40は、監視対象90毎に分散して予測された、将来の情報の変動に適した監視周期を収集し、その監視周期に応じた接続方式にて監視を行う。つまり、各監視対象90に適した監視周期に、高速だが高リソース消費である接続維持による監視と、低速だが低リソース消費である毎回接続による監視とを切り替えながら監視を行う。
すなわち、本実施形態では、監視周期の決定を各監視対象90にて行わせ、負荷を分散させることを更に特徴としている。
なお、本実施形態では、接続方式の選定を監視装置40で行っているが、これは複数の監視対象90の監視周期を鑑みて統合的な接続選定を行う必要がある場合に対応したものである。
そのため、統合的な接続選定を行わない、例えば、単一の監視周期に対して閾値で接続選定を行う場合等では、このような接続選定も各監視対象90に分散させてもよい。
また、本実施形態では、監視対象90において、変動予測手段93が将来の収集情報の変動を予測し、この予測結果を周期決定手段94が解析して監視周期を決定する場合について説明したが、変動予測を行う構成を省いてもよい。
すなわち、周期決定手段94が、上述した第2の実施形態のように、収集情報記憶手段92に記憶された収集情報の変動を解析して、監視対象90(自己)の監視周期を決定してもよい。
このように、本発明の第4の実施形態に係る監視システムは、上述した第3の実施形態で得られる効果に加え、監視対象側に処理を分散でき、監視装置側に負荷が集中しないため、より大規模な監視を行うことができる。
また、監視対象内での情報収集は、監視装置側からのポーリングに比べて遥かに負荷が少ないため、より細かく行うことができる。このため、より高精度な変動予測、及び、周期決定が可能となり、より効率の良い監視を行うことができる。
[他の実施形態]
上述したように、本発明の各実施形態についてそれぞれ説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、各種の付加や変更も可能である。
例えば、上述した実施形態では、監視対象毎に、監視周期及び接続方式をまとめて定める場合について説明したが、同じ監視対象でも監視する情報に応じて監視周期と接続方式とをそれぞれ個別に決定し、また選定してもかまわない。
また、各種決定・選定手法は、静的に1つに限られることなく、閾値等のパラメータや決定・選定手法そのものを、監視する情報や、状況に応じて動的に変更してもよい。
また、本発明の実施形態における監視システムを実現する各構成要素は、その機能をハードウェア的に実現することはもちろん、コンピュータとプログラムとで実現することも可能である。
プログラムは、例えば、磁気ディスクや半導体メモリ等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータを前述した各実施形態における構成要素として機能させる。
本発明は、大量の監視リソースを消費することなく、十分な精度にて監視(アラートやロギング等)を行うことのできる監視システム、監視装置、監視方法、および、プログラムに利用できる。
10,20,30,40 監視装置
11,21,31,41 監視実行手段
12 設定情報記憶手段
13,23,34,94 周期決定手段
14,24,35,42 接続選定手段
22,32 監視情報記憶手段
33,93 変動予測手段
80,90 監視対象
91 情報収集手段
92 収集情報記憶手段

Claims (26)

  1. 監視対象装置と、監視装置とからなる監視システムであって、
    前記監視対象装置における情報の変動傾向に基づいて、前記監視対象装置を監視する周期を示す監視周期を決定する周期決定手段を、前記各監視対象装置若しくは前記監視装置が備え、
    前記周期決定手段により決定された監視周期に基づいて、前記監視対象装置への接続方式を選定する接続選定手段と、
    前記周期決定手段により決定された監視周期に、前記接続選定手段により選定された接続方式にて監視を行う監視実行手段と、を前記監視装置が備える、
    ことを特徴とする監視システム。
  2. 複数の監視対象装置についての設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、
    前記設定情報記憶手段に記憶された設定情報に基づいて、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定手段と、
    前記周期決定手段により決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定手段と、
    前記周期決定手段により決定された監視周期に、前記接続選定手段により選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行う監視実行手段と、
    を備えることを特徴とする監視装置。
  3. 複数の監視対象装置にアクセスして監視情報を収集する監視実行手段と、
    前記監視実行手段が収集した監視情報を記憶する監視情報記憶手段と、
    前記監視情報記憶手段に記憶された監視情報の変動を解析して、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定手段と、
    前記周期決定手段により決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定手段と、を備え、
    前記監視実行手段は、前記周期決定手段により決定された監視周期に、前記接続選定手段により選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行い監視情報を収集する、
    ことを特徴とする監視装置。
  4. 複数の監視対象装置にアクセスして監視情報を収集する監視実行手段と、
    前記監視実行手段が収集した監視情報を記憶する監視情報記憶手段と、
    前記監視情報記憶手段に記憶された監視情報から、将来の監視情報の変動を予測する変動予測手段と、
    前記変動予測手段による予測結果を解析して、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定手段と、
    前記周期決定手段により決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定手段と、を備え、
    前記監視実行手段は、前記周期決定手段により決定された監視周期に、前記接続選定手段により選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行い監視情報を収集する、
    ことを特徴とする監視装置。
  5. 複数の監視対象装置と、当該各監視対象装置を監視する監視装置とからなる監視システムであって、
    前記各監視対象装置は、
    自己の情報を収集する情報収集手段と、
    前記情報収集手段が収集した情報を記憶する収集情報記憶手段と、
    前記収集情報記憶手段に記憶された情報から、将来の情報の変動を予測する変動予測手段と、
    前記変動予測手段による予測結果を解析して、自己に対する監視周期を決定する周期決定手段と、を備え、
    前記監視装置は、
    前記各監視対象装置にアクセスして、前記周期決定手段が決定した監視周期を含む情報を収集する監視実行手段と、
    前記監視実行手段により収集された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定手段と、を備え、
    前記監視実行手段は、前記周期決定手段が決定した監視周期に、前記接続選定手段により選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行い情報を収集する、
    ことを特徴とする監視システム。
  6. 前記接続選定手段は、決定された監視周期に基づいて、接続維持又は毎回接続の何れかの接続方式を選定する、
    ことを特徴とする請求項1又は5に記載の監視システム。
  7. 前記接続選定手段は、決定された監視周期に基づいて、接続維持又は毎回接続の何れかの接続方式を選定する、
    ことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の監視装置。
  8. 前記周期決定手段は、情報の平均値、分散値、若しくは、最大振幅値に基づいて、監視周期を決定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の監視装置。
  9. 前記変動予測手段は、最小二乗法若しくは移動平均法により、将来の情報の変動を予測する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の監視装置。
  10. 前記変動予測手段は、最小二乗法若しくは移動平均法により、将来の情報の変動を予測する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の監視システム。
  11. 監視対象装置における情報の変動傾向に基づいて、監視対象装置を監視する周期を示す監視周期を決定する周期決定ステップと、
    前記周期決定ステップにより決定された監視周期に基づいて、監視対象装置への接続方式を選定する接続選定ステップと、
    前記周期決定ステップにより決定された監視周期に、前記接続選定ステップにより選定された接続方式にて監視を行う監視実行ステップと、
    を備えることを特徴とする監視方法。
  12. 複数の監視対象装置についての設定情報を記憶する記憶部を備えた監視装置における監視方法であって、
    前記記憶部に記憶された設定情報に基づいて、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定ステップと、
    前記周期決定ステップにより決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定ステップと、
    前記周期決定ステップにより決定された監視周期に、前記接続選定ステップにより選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行う監視実行ステップと、
    を備えることを特徴とする監視方法。
  13. 記憶部を備えた監視装置における監視方法であって、
    複数の監視対象装置にアクセスして監視情報を収集する監視実行ステップと、
    前記監視実行ステップにより収集された監視情報を前記記憶部に格納する監視情報格納ステップと、
    前記記憶部に記憶された監視情報の変動を解析して、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定ステップと、
    前記周期決定ステップにより決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定ステップと、を備え、
    前記監視実行ステップは、前記周期決定ステップにより決定された監視周期に、前記接続選定ステップにより選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行い監視情報を収集する、
    ことを特徴とする監視方法。
  14. 記憶部を備えた監視装置における監視方法であって、
    複数の監視対象装置にアクセスして監視情報を収集する監視実行ステップと、
    前記監視実行ステップにより収集された監視情報を前記記憶部に格納する監視情報格納ステップと、
    前記記憶部に記憶された監視情報から、将来の監視情報の変動を予測する変動予測ステップと、
    前記変動予測ステップによる予測結果を解析して、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定ステップと、
    前記周期決定ステップにより決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定ステップと、を備え、
    前記監視実行ステップは、前記周期決定ステップにより決定された監視周期に、前記接続選定ステップにより選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行い監視情報を収集する、
    ことを特徴とする監視方法。
  15. それぞれ記憶部を備えた複数の監視対象装置と、当該各監視対象装置を監視する監視装置とからなるシステムにおける監視方法であって、
    前記各監視対象装置は、
    自己の情報を収集する情報収集ステップと、
    前記情報収集ステップにて収集された情報を前記記憶部に格納する収集情報格納ステップと、
    前記記憶部に記憶された情報から、将来の情報の変動を予測する変動予測ステップと、
    前記変動予測ステップによる予測結果を解析して、自己に対する監視周期を決定する周期決定ステップと、を備え、
    前記監視装置は、
    前記各監視対象装置にアクセスして、前記周期決定ステップが決定した監視周期を含む情報を収集する監視実行ステップと、
    前記監視実行ステップにより収集された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定ステップと、を備え、
    前記監視実行ステップは、前記周期決定ステップが決定した監視周期に、前記接続選定ステップにより選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行い情報を収集する、
    ことを特徴とする監視方法。
  16. 前記接続選定ステップは、決定された監視周期に基づいて、接続維持又は毎回接続の何れかの接続方式を選定する、
    ことを特徴とする請求項11乃至15の何れか1項に記載の監視方法。
  17. 前記周期決定ステップは、情報の平均値、分散値、若しくは、最大振幅値に基づいて、監視周期を決定する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の監視方法。
  18. 前記変動予測ステップは、最小二乗法若しくは移動平均法により、将来の情報の変動を予測する、
    ことを特徴とする請求項14又は15に記載の監視方法。
  19. コンピュータを、
    監視対象装置における情報の変動傾向に基づいて、監視対象装置を監視する周期を示す監視周期を決定する周期決定部、
    前記周期決定部により決定された監視周期に基づいて、監視対象装置への接続方式を選定する接続選定部、
    前記周期決定部により決定された監視周期に、前記接続選定部により選定された接続方式にて監視を行う監視実行部、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  20. コンピュータを、
    複数の監視対象装置についての設定情報を記憶する設定情報記憶部、
    前記設定情報記憶部に記憶された設定情報に基づいて、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定部、
    前記周期決定部により決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定部、
    前記周期決定部により決定された監視周期に、前記接続選定部により選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行う監視実行部、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  21. コンピュータを、
    複数の監視対象装置にアクセスして監視情報を収集する監視実行部、
    前記監視実行部が収集した監視情報を記憶する監視情報記憶部、
    前記監視情報記憶部に記憶された監視情報の変動を解析して、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定部、
    前記周期決定部により決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定部、として機能させ、
    前記監視実行部は、前記周期決定部により決定された監視周期に、前記接続選定部により選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行い監視情報を収集する、
    ように機能させることを特徴とするプログラム。
  22. コンピュータを、
    複数の監視対象装置にアクセスして監視情報を収集する監視実行部、
    前記監視実行部が収集した監視情報を記憶する監視情報記憶部、
    前記監視情報記憶部に記憶された監視情報から、将来の監視情報の変動を予測する変動予測部、
    前記変動予測部による予測結果を解析して、各監視対象装置についての監視周期を決定する周期決定部、
    前記周期決定部により決定された監視周期に基づいて、各監視対象装置への接続方式を選定する接続選定部、として機能させ、
    前記監視実行部は、前記周期決定部により決定された監視周期に、前記接続選定部により選定された接続方式にて、各監視対象装置の監視を行い監視情報を収集する、
    ように機能させることを特徴とするプログラム。
  23. 複数の監視対象コンピュータを、
    自己の情報を収集する情報収集部、
    前記情報収集部が収集した情報を記憶する収集情報記憶部、
    前記収集情報記憶部に記憶された情報から、将来の情報の変動を予測する変動予測部、
    前記変動予測部による予測結果を解析して、自己に対する監視周期を決定する周期決定部、として機能させ、
    前記各監視対象コンピュータを監視する監視コンピュータを、
    前記各監視対象コンピュータにアクセスして、前記周期決定部が決定した監視周期を含む情報を収集する監視実行部、
    前記監視実行部により収集された監視周期に基づいて、各監視対象コンピュータへの接続方式を選定する接続選定部、として機能させ、
    前記監視実行部は、前記周期決定部が決定した監視周期に、前記接続選定部により選定された接続方式にて、各監視対象コンピュータの監視を行い情報を収集する、
    ように機能させることを特徴とするプログラム。
  24. 前記接続選定部は、決定された監視周期に基づいて、接続維持又は毎回接続の何れかの接続方式を選定する、
    ことを特徴とする請求項19乃至23の何れか1項に記載のプログラム。
  25. 前記周期決定部は、情報の平均値、分散値、若しくは、最大振幅値に基づいて、監視周期を決定する、
    ことを特徴とする請求項21に記載のプログラム。
  26. 前記変動予測部は、最小二乗法若しくは移動平均法により、将来の情報の変動を予測する、
    ことを特徴とする請求項22又は23に記載のプログラム。
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