JP7211750B2 - スプリングコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、スプリングコネクタに関する。
スプリングコネクタは、一方の接続対象物としての第1の電子機器(例えば、スマートフォンや業務用無線端末などの移動体通信機器)と、他方の接続対象物としての第2の電子機器(例えば、移動体通信機器の充電用クレードルなど)と、を電気的に接続するために使用される部品である。
スプリングコネクタは、導電性を有する伸縮可能なピン状のコンタクトユニットを、その両端が露出するように保持している。そして、スプリングコネクタは、コンタクトユニットの一端部である第1ピンが第1の電子機器に接続するために開放された状態とされ、コンタクトユニットの他端部である第2ピンが第2の電子機器の回路に接続された状態とされて使用される。一般消費者がスプリングコネクタを眼にする態様は、スプリングコネクタが第2の電子機器に組み込まれた態様である。
第1の電子機器には、スプリングコネクタに接触するための凹凸構造部が用意されている。スプリングコネクタを当該凹凸構造に差し込むようにして第1の電子機器をスプリングコネクタに押し当てると、コンタクトユニットの第1ピンが、当該凹凸構造に設けられた電極に押圧されて電気的な導通が確保された状態となる。これにより、第1の電子機器と第2の電子機器とが電気的に接続される。第1の電子機器のユーザは、第1の電子機器をスプリングコネクタに押し当てるだけで、第1の電子機器を第2の電子機器に電気的に接続することができるため、利便性向上の観点から多くの機器で使用されるに至っている。
そして、別の利便性の観点から、スプリングコネクタには防水性が求められており、メーカも様々な工夫を施してニーズに応えようとしている。
例えば、特許文献1には、コンタクトユニットを組み立てる際に、第1ピンと、中間部材である第1ピンと第2ピンとの間に介在してスプリングを保持する部材との間に、防水用弾性部材を挟持することで、第1ピンと中間部材との間を水密封止する構造が開示されている。
特開2017-174497号公報
スプリングコネクタに対するニーズの1つに小型化がある。小型化を実現する手法の1つに、複数のコンタクトユニットの配置間隔を従来より狭くする手法がある。しかし、コンタクトユニットの配置間隔を狭くすると、浸入した水が介在することでコンタクトユニット間がショートし易くなるという問題が生じる。ここで、本明細書においては理解を容易にするために単に「水」と呼称するが、水を含んだ液体であって水と同様の導電性を有する液体も「水」の意味に含むものとする。これらの液体も性質上「水」と均等に扱うことができるためである。
本発明が解決しようとする課題は、防水性と小型化の両立を図ったスプリングコネクタの技術を提供することである。
上述した課題を解決するための本発明の第1の態様は、第1接続対象に接触するための第1ピンと、第2接続対象に接触するための第2ピンと、前記第1ピンと前記第2ピンとを離間する方向へ付勢する中間部材と、を有する複数のコンタクトユニットと、
前記第1ピンの先端が露出する貫通孔を有するカバーと、前記第2ピンの先端が露出する貫通孔を有するハウジングと、を有し、前記カバーと前記ハウジングとの間に画成される内部空間を貫通するように前記複数のコンタクトユニットを支持するケースと、
前記複数のコンタクトユニットそれぞれに対応する筒状部を有し、前記カバーと前記ハウジングの間に設けられることで前記内部空間を前記第1ピンの側の第1区画と前記第2ピンの側の第2区画とに区画する防水用弾性部材であって、前記筒状部が、対応する前記コンタクトユニットの前記第1ピンの内側と前記中間部材の外側との間に介在することで前記第1ピンと前記中間部材との間を水密封止する防水用弾性部材と、を備え、
前記防水用弾性部材は、隣り合う前記筒状部の間に、隣り合う前記筒状部それぞれに対応する前記コンタクトユニットの前記第1ピン同士が、当該第1ピン同士の間の水の存在により導通することを防止するための水よけ構造部、を有する、スプリングコネクタである。
第1の態様によれば、例えば、第1ピンやその貫通孔を伝って水がケース内に浸入するようなことがあっても、水よけ構造部により、隣り合うコンタクトユニット間に水が介在するのを防ぐことができる。防水性と小型化の両立を図ったスプリングコネクタを実現することが可能となる。
第2の態様は、前記水よけ構造部が、突起部である、第1の態様のスプリングコネクタである。
第2の態様は、突起部により隣り合うコンタクトユニット間に物理的な壁を設けることができるので、スプリングコネクタの使用形態が、第1ピンが上向きとなる姿勢である場合に、第1ピンやその貫通孔を伝って水がケース内に浸入することがあっても、効果的に第1ピン同士の間に水が介在して電気的にショートすることを阻止できる。
第3の態様は、前記突起部が、突起方向から俯瞰した俯瞰視において、隣り合う前記筒状部の配列方向に交差する交差方向の長さが、当該筒状部の当該交差方向の外形寸法以上の長さである、第2の態様のスプリングコネクタである。
第3の態様によれば、突起部を、隣り合う筒状部の配列方向(コンタクトユニットの配列方向に同じ。)に交差する交差方向へ延びる壁とし、更に壁の長さを筒状部の当該交差方向の外形寸法以上とすることで、水の介在によるショートの防止をより確実なものとすることができる。
第4の態様は、前記突起部が、前記第1ピンが前記第1接続対象に未接触の状態において、上端が前記カバーの内側に接触する、第2又は第3の態様のスプリングコネクタである。
第4の態様によれば、突起部の上端とカバーの内側との隙間を無くし、突起部が果たすショート防止の機能をより高めることができる。
第5の態様は、前記水よけ構造部が、溝部である、第1の態様のスプリングコネクタである。
第5の態様によれば、隣り合うコンタクトユニット間に介在し得る水を、溝部で排水することができる。
第6の態様は、前記カバーが、外界と前記第1区画とを連通する連通孔を有する、第1~第5の何れかの態様のスプリングコネクタである。
第6の態様によれば、カバーに外界に通じる孔を設けることで、水よけ構造部により避けられた水が、流出或いは気化して外界に抜けられるようにして、ケース内に残り難くできる。
第7の態様は、前記防水用弾性部材が、前記カバーの貫通孔に向けた凸形状を有する前記筒状部と、前記カバーと前記ハウジングとの間に挟み込まれた裾部と、前記筒状部と前記裾部との間のスロープ部と、を有し、前記第1ピンが前記第1接続対象に押し当てられることで弾性変形し、前記第1区画の区画容積は、前記第1ピンが前記第1接続対象に未接触の未接触状態よりも、前記第1ピンが前記第1接続対象に押し当てられた接続状態の方が大きく、前記連通孔は、前記接続状態から前記未接触状態への状態遷移の際に、前記第1区画内に浸入した水が前記外界へ排出する際の通路となる、第6の態様のスプリングコネクタである。
第7の態様によれば、水よけ構造により避けられた水は、防水用弾性部材のスロープ部を下って裾部に溜まり得る。つまり、水よけ構造により避けられた水を、コンタクトユニットから遠ざけることができる。
一方で、連通孔と防水用弾性部材との相互作用が、ケース内から水を除去する疑似的な排水ポンプとして機能するようになる。具体的には、第1ピンが第1接続対象に押し当てられた接続状態になることで、防水用弾性部材が弾性変形して第1区画の区画容積が増すと、増加した容積分だけケース内の第1区画へ連通孔から空気が流入する。そして、第1接続対象の接続を解除すると、第1区画の区画容積は未接触状態へ戻ろうとするが、その際に、先に連通孔から流入した分の空気が、今度はケース内から外へ押し出される。この空気の押し出しや、弾性変形した防水用弾性部材が元の形状に戻る際の復元作用によって、ケース内にてコンタクトユニットから遠ざけておいた水を、積極的に押し出す作用が生まれ、ケース内から水を除去することが可能になる。
第8の態様は、前記連通孔が、前記スロープ部に対向する位置に設けられている、第7の態様のスプリングコネクタである。
第8の態様によれば、防水用弾性部材のスロープ部を下って裾部に導かれた水のそばに連通孔を設けることになるので、水が連通孔から自然流出し易くなる。
スプリングコネクタの構成を示す斜視外観図。 スプリングコネクタの構成を示す分解図。 コンタクトユニットの配列方向に沿った縦断面における組立状態の断面図。 コンタクトユニットの配列方向に沿った縦断面における分解状態の断面図。 コンタクトユニットの構成例を示す伸縮方向にカットした縦断面図であって、図5(1)がサブアッセンブリ状態の断面図、図5(2)が組立状態の断面図。 防水用弾性部材の構成例を示す斜視外観図。 第1ピンを伝って浸入した水の移動経路の可能性を例示した概念図。 第1接続対象となる第1の電子機器が、第2接続対象となる第2の電子機器に装着され、第1ピン11が第1接続対象の端子と接触した接触状態における縦断面図。 第1の変形例における防水用弾性部材の斜視図。 第2の変形例における防水用弾性部材の斜視図。 第3の変形例における防水用弾性部材の斜視図。 第4の変形例における防水用弾性部材の斜視図。 水よけ構造部を突起部として実現する場合の高さ設定の変形例を説明するための断面拡大図。
以下、実施形態の一例を説明するが、本発明を適用可能な形態が以下の実施形態に限られないことは勿論である。なお、スプリングコネクタの上下左右の方向は、図示した矢印の方向に従って説明する。左右は正面(前面)から見た場合の方向とする。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態のスプリングコネクタの構成を示す斜視外観図である。
図2は、第1実施形態のスプリングコネクタの構成を示す分解図である。
図3は、第1実施形態のスプリングコネクタの構成例を示す断面図であって、コンタクトユニットの配列方向に沿った縦断面における組立状態の断面図である。
図4は、第1実施形態のスプリングコネクタの構成例を示す断面図であって、コンタクトユニットの配列方向に沿った縦断面における分解状態の断面図である。
図1から図4に示すように、第1実施形態のスプリングコネクタ2は、所定の配列パターンで配列された複数のコンタクトユニット10と、コンタクトユニット10を支持するケース30と、ケース30内に設けられた防水用弾性部材50と、を有する。
なお、本実施形態のスプリングコネクタ2では、コンタクトユニット10の数を5本とし、その配列パターンを左右横一列としているが、装備するコンタクトユニット10の数や配置パターンは本実施形態に限定されるものではない。
図5は、コンタクトユニット10の構成例を示す伸縮方向にカットした縦断面図であって、図5(1)がサブアッセンブリ状態の断面図、図5(2)が組立状態の断面図である。
コンタクトユニット10は、第1接続対象に接触するための第1ピン11と、第2接続対象に接触するための第2ピン12と、第1ピン11と第2ピン12とを離間する方向へ付勢する中間部材13と、を有する。
第1ピン11は、導電性の材料(例えば、銅又は銅合金など)により作られ、第1接続対象とされる第1の電子機器(例えば、スマートフォン、携帯電話、ICレコーダーなど、機器の種類は限定されない。)の電極と接触する接触部となる。第1ピン11は、上方から順に、突起状の小径部111と、小径部111の下端部に接続された大径部112と、を有する。小径部111の内側には、小径部111の突起と同心に小径穴部114が凹設され、更に小径穴部114の下端に続いて同心の大径穴部115が凹設されている。
小径部111と大径部112は有段で繋がっており、大径部112の上面が段差面となり、ケース30の内面に接触して第1ピン11が上方へ抜けるのを防ぐ働きをする。
そして、小径穴部114は、第1ピン11と中間部材13との連結に使用される。
第2ピン12は、導電性の材料(例えば、銅又は銅合金など)により作られ、下から順に小径部121と、大径部122と、を有する。
小径部121は、第2接続対象となる第2の電子機器(例えば、第1の電子機器の充電用のクレードルや、第1の電子機器と電気的に接続して通信を行う機器など。機器の種類は問わない。)の電極と接触する接触部となる。
大径部122は、中間部材13に遊嵌される部位である。
中間部材13は、上方から順に、棒状部131と、筒状部132と、筒状部132の内部に保持されるスプリング133と、を有する。棒状部131と筒状部132は、導電性の材料(例えば、銅又は銅合金など)により、一体的に成型されている。スプリング133は、例えばピアノ線やステンレス線材により作られたコイルスプリングである。
棒状部131は、第1ピン11の小径穴部114内に圧入される部位である。組み立て順序としては、防水用弾性部材50の筒状部51に棒状部131を圧入した後、棒状部131および筒状部51を第1ピン11に圧入する。これにより、棒状部131および筒状部51が、第1ピン11の大径穴部115内に圧入され、棒状部131の先端部分が第1ピン11の小径穴部114に圧入される。
筒状部132の上端にはフランジ部134が延設されており、第1ピン11との間で防水用弾性部材50を挟持する際に、防水用弾性部材50の下面に押し当てられてこれを支持する。
コンタクトユニット10は、中間部材13の組み立て、及び、第2ピン12と中間部材13との組み付けにより、図5(1)の状態にサブアッセンブリされる。具体的には、1)筒状部132の中にスプリング133を挿入し、2)筒状部132に第2ピン12の大径部122を挿入し、3)筒状部132の開口端をかしめて第2ピン12を抜け止めする、ことによりサブアッセンブリされてスプリングコネクタ2の組み立てに備える。
サブアッセンブリされると、第2ピン12は、筒状部132の内部で摺動可能な状態でスプリング133により下方に付勢される。つまり、第2ピン12は、中間部材13の筒状部132に対して突出/収納可能で且つ電気的に接続された状態となる。
図3に示すように、ケース30は、絶縁性樹脂により作成されたカバー31及びハウジング32と、金属製のブッシュ33と、を有する。そして、ケース30は、カバー31をハウジング32に被せて組み付けることで内部空間80を画成する。コンタクトユニット10は、この内部空間80を貫通するようにしてケース30に支持される。
カバー31は、下方に開口する段付きの収容空間を形成している。この収容空間は、ハウジング32を収容することができる。そして、収容空間の天井部分には、第1ピン11を挿通させその先端をケース30の上方へ露出させることができる貫通孔311が設けられている。
また、カバー31の左右の外縁には、ブッシュ33の圧入孔312が延設されている。ブッシュ33はスプリングコネクタ2を第2接続対象に取り付ける際に、取り付け用のビス等を挿通するのに用いられる。なお、ブッシュ33はカバー31の製造時にインサート成形されるとしてもよい。
また、カバー31の前面及び背面の段付きより上の部分に、連通孔314が設けられており(図1、図2参照)、前面及び背面の段付きより下の部分に、係合孔313が設けられている。係合孔313は、ハウジング32との組み付け時にハウジング32の係合爪322と係合する。
ハウジング32の左右幅及び前後幅は、カバー31の開口部に向けて下方からハウジング32を挿入可能なサイズに合わせた長さとなっている。ハウジング32の上下方向の長さである高さは、カバー31の収容空間の段付き部分より僅かに短い。そのため、ハウジング32をカバー31の中へ挿入すると、ハウジング32の上面とカバー31の天井との間に、内部空間80が画成される(図3参照)。
そして、ハウジング32は、第2ピン12の先端が露出する上下方向の貫通孔321を有する。貫通孔321は、カバー31とハウジング32とを組み付けると、カバー31の貫通孔311と1対1に対応して、対応する孔同士で上下方向に同心となる位置に設けられている。
また、ハウジング32は、前面と後面とに、カバー31との組み付け時にカバー31の係合孔313と係合する係合爪322を有する。なお、係合爪322を設ける位置は、係合孔313と係合できる位置であれば良く、左右の側面等の他の位置に設けても良い。
図6は、防水用弾性部材50の構成例を示す斜視外観図である。
防水用弾性部材50は、カバー31とハウジング32との間に設けられることで画成される内部空間80を、第1ピン11の側の第1区画81と第2ピン12の側の第2区画82とに区画する非透水性で非導電性の部材である(図3参照)。防水用弾性部材50は、例えば、シリコーンゴム等の弾性材により作成される。
防水用弾性部材50は、下方に開口する箱型であり、バスタブを上下逆さまにしたような形状を有している。具体的には、防水用弾性部材50の上面には、筒状部51と、水よけ構造部52とが設けられている。そして、当該上面の全周部から下方へスロープ部53が形成され、スロープ部53の下端からフランジ状に裾部54が延設されている。
筒状部51は、コンタクトユニット10それぞれに対応して、コンタクトユニット10と同じ数だけ設けられており、カバー31の貫通孔311に向けた凸形状を有する。そして、筒状部51それぞれが、対応するコンタクトユニット10の第1ピン11と中間部材13とに挟持され、第1ピン11の内側と中間部材13の外側との間に介在することで第1ピン11と中間部材13との間を水密封止する(図5(2)参照)。
水よけ構造部52は、隣り合う筒状部51の間に設けられている。具体的には、水よけ構造部52は、壁状の突起部としてデザインされており、突起方向から俯瞰した俯瞰視(スプリングコネクタ2を真上から見下ろすのに相当)において、隣り合う筒状部51の配列方向(コンタクトユニット10の配列方向に同じ。)に交差する交差方向の長さが、筒状部51の当該交差方向の外形寸法以上の長さを有するようにデザインされている。図6において説明すると、水よけ構造部52の前後方向の長さは、筒状部51の前後方向の長さ以上の長さである。また、水よけ構造部52の高さは、第1ピン11が第1接続対象に未接触の状態において、上端がカバー31の内側に接触するように設定されている(図3の部分拡大図を参照)。なお、接触しない高さとしてもよい。
裾部54は、カバー31とハウジング32との組み付け時に、両者の間に挟み込まれることで、カバー31とハウジング32との間の水密パッキンとして機能する。
次に、スプリングコネクタ2の組み立ての流れについて説明する。
先ず、前述のように、コンタクトユニット10の第2ピン12と中間部材13とをサブアッセンブリする(図5(1)参照)。
次に、防水用弾性部材50を挟むようにしてコンタクトユニット10を組み上げ、両者をサブアッセンブリする(図5(2)参照)。具体的には、サブアッセンブリされたコンタクトユニット10の棒状部131を、防水用弾性部材50の筒状部51に差し込んで通す。この時、差し込み方向は、筒状部51の凸方向に合わせる。そして、筒状部51から突き出した状態の棒状部131を、第1ピン11の小径穴部114及び大径穴部115へ圧入する。これにより、筒状部51は、弾性変形して第1ピン11の大径穴部115と、棒状部131との間に充満し、第1ピン11の大径穴部115と棒状部131との間に水密に挟持されることとなる。本実施形態では、5本のコンタクトユニット10を用いるので、同様にして5本とも組み付ける。
次に、サブアッセンブリされたコンタクトユニット10及び防水用弾性部材50を、ハウジングに被せる。この時、各コンタクトユニット10の第2ピン12を、ハウジング32の貫通孔321に挿入する。防水用弾性部材50の裾部54は、ハウジングの32の外縁部に載った状態となる。
次に、コンタクトユニット10が挿入されたハウジング32を、カバー31の中に収容するようにして被せて押し込む。この時、コンタクトユニット10の第1ピン11を、カバー31の貫通孔311に挿入して押し込む。押し込みの過程で、カバー31の収容空間の段付き部分の下面と、ハウジング32の外周部の上面とで、防水用弾性部材50の裾部54が挟持される。そして、押し込み量が十分になると、ハウジング32の係合爪322が、カバー31の係合孔313に嵌入し、カバー31とハウジング32と防水用弾性部材50とが一体的に固定される。これをもって、スプリングコネクタ2の組み立てが完了となる。
次に、水よけ構造部52の作用効果について述べる。
第1ピン11が第1接続対象となる第1の電子機器と接続していない未接触の状態では、スプリングコネクタ2は、図3に示す状態にある。第1ピン11とカバー31の貫通孔311との間には、僅かながら隙間があるので、ここを経由して外部から水が伝って入る可能性は否定できない。
図7は、第1ピン11を伝って浸入した水の移動経路の可能性を例示した概念図である。第1ピン11を伝うようにして、第1ピン11とカバー31の貫通孔311との間を浸入した水は、基本的には経路例K1で示すように、第1ピン11の外面を伝い下り、更に防水用弾性部材50のスロープ部53を下って裾部54付近に至る。
第1ピン11を伝う経路が、経路例K2に示すように、隣のコンタクトユニット10との間であった場合、水よけ構造部52が無い従来のスプリングコネクタでは、この水は隣のコンタクトユニット10との間に介在した状態で残る可能性がある。特に、隣り合うコンタクトユニット10間の間隔を短くすると、水の粘着性が発揮され易い状態になり、隣り合うコンタクトユニット10を繋ぐように付着した状態の水がそのまま残存し、電気的なショートを引き起こしかねない。
浸入した水の量に対してコンタクトユニット10の配置間隔が十分に確保できていれば、コンタクトユニット10間に水が達しても、水を介してショートすることはない。しかし、スプリングコネクタ2を小型化するためにコンタクトユニット10の配置間隔をできるだけ狭く設定すればするほど、浸入した水がほんの僅かでも隣り合うコンタクトユニット10の第1ピン11同士が、当該第1ピン同士の間の水の存在により導通し、ショートし易くなる。
しかし、本実施形態のスプリングコネクタ2は、隣り合うコンタクトユニット10の間に、壁状の水よけ構造部52がある。そのため、経路例K2のように浸入した水は、スロープ部53へ導かれ、下り裾部54の付近へ流れ下ることとなる。浸入した水は、隣り合うコンタクトユニット10の間に介在することなく、隣り合うコンタクトユニット10同士の導通は起きない。
スロープ部53を下り裾部54の付近へ流れ下った水は、第1ピン11から離れた位置に一時的に残留するも、第1接続対象となる第1の電子機器と、第2接続対象となる第2の電子機器との着脱操作に伴った連通孔314を通じた排水促進がなされて、水を介したショートの発生可能性が削減される。
連通孔314を通じた排水促進について述べる。
図8は、第1接続対象となる第1の電子機器(例えば、スマートフォン)が、第2接続対象となる第2の電子機器(例えば、充電クレードル)に装着され、第1ピン11が第1接続対象の端子と接触した接触状態における縦断面図である。
ここで、内部空間80の第1区画81の区画容積に着目する。第1ピン11が第1接続対象となる第1の電子機器T1の電極91に押し当てられた接続状態では、防水用弾性部材50が弾性変形する。この結果、第1区画81の区画容積が、第1ピン11が第1接続対象となる第1の電子機器T1の電極91に未接触の未接触状態(図3参照)における区画容積よりも大きくなる。
そして、カバー31には連通孔314が設けられている。連通孔314は、防水用弾性部材50のスロープ部53に対向する位置であって、連通孔314の下端が裾部54の上面に近接する位置に設けられている(図4参照)。つまり、連通孔314は、防水用弾性部材50の裾部54に近い位置で、外界と第1区画81とを連通する孔となる。よって、第1ピン11が第1接続対象となる第1の電子機器T1の電極91に押し当てられた接続状態になることで、第1区画81の区画容積が増す分の外界の空気が、この連通孔314を通じて流入する。
次に、第1接続対象となる第1の電子機器T1と、第2接続対象となる第2の電子機器T2との接続を解除すると、第1区画81の区画容積は、未接触状態の容積に戻ろうとする。その際に、先に連通孔314から流入した分の空気が、今度はケース30の中から外へ押し出されて排出される。この排出される空気の流れ、或いは、弾性変形していた防水用弾性部材50が元の形状に戻ろうとする力が、ケース30の内側であり、防水用弾性部材50の裾部54付近に流れ下って溜まっていた水を、積極的に連通孔314から押し出すように作用する。つまり、連通孔314と防水用弾性部材50との相互作用が、第1区画81から水を除去する疑似的なポンプとして機能するようになる。
勿論、防水用弾性部材50の裾部54付近に流れ下って溜まっていた水の量が増え、連通孔314の孔の下端に達するに至った場合や、第2接続対象となる第2の電子機器T2が傾けられた場合には、裾部54付近に流れ下って溜まっていた水が連通孔314から自然に排出され得る。
このように、本実施形態のスプリングコネクタ2は、水の介在によるコンタクトユニット間のショートを防止することができ、防水性と小型化の両立を図ることができる。
〔変形例〕
以上、本発明を適用した実施形態の一例について説明したが、本発明を適用可能な形態は上記形態に限定されるものではなく適宜構成要素の追加・省略・変更を施すことができる。
〔第1の変形例〕
例えば、上記実施形態では、水よけ構造部52を突起部として実現した例を示したが、図9に示す防水用弾性部材50Bの水よけ構造部52Bのように、溝部として実現することも可能である。
〔第2の変形例〕
更には、図10に示す防水用弾性部材50Cの水よけ構造部52Cのように、突起部と溝部との両方を用いて実現することも可能である。
〔第3の変形例〕
また、水よけ構造部52を直線的な壁や溝に限らず、曲線を有するデザインとしてもよい。例えば、図11に示すように、水よけ構造部52Dを、弧状の突起部としてデザインし、隣り合うコンタクトユニット10の一方を水よけ構造部52Dにより弧状に囲うような構成としてもよい。この場合も、隣り合う筒状部51の間に水よけ構造部52Dを設けることに変わりない。勿論、水よけ構造部52Dを突起部ではなく溝部で構成することもできる。また、水よけ構造部52Dの外周に、更に溝部を巡らせるようにデザインして、1つの水よけ構造部52Dが突起部と溝部とを有するように構成してもよい。
〔第4の変形例〕
また、上記実施形態では、コンタクトユニット10の配列を直線一列として例示したが、配列パターンは適宜変更可能であり、配列パターンに応じて水よけ構造部52の形状も、上記実施例の形状以外にも適宜設定可能である。
例えば、図12に示す防水用弾性部材50Eのように、1列当たり5つのコンタクトユニット10を2列並べる配列パターンを採用する場合は、左右方向に隣り合うコンタクトユニット10の間のみならず、前後方向に隣り合うコンタクトユニット10の間にも、水よけ構造部52Eを設けるとよい。勿論、水よけ構造部52Eを図12に示すような突起ではなく、溝により実現してもよい。
〔第5の変形例〕
また、上記実施形態では、水よけ構造部52を突起部として実現する際、その高さをケース30の天井内面に当接するように設定する例を示したがこれに限らない。図13に示すように、第1ピン11の小径部111と大径部112との段差よりも上方で、ケース30の天井内面に当接するように設定するとしてもよい。
2…スプリングコネクタ
10…コンタクトユニット
11…第1ピン
12…第2ピン
13…中間部材
30…ケース
31…カバー
32…ハウジング
50…防水用弾性部材
51…筒状部
52(52B,52C,52D,52E,52F)…水よけ構造部
53…スロープ部
54…裾部
80…内部空間
81…第1区画
82…第2区画
311…貫通孔
314…連通孔
T1…第1の電子機器
T2…第2の電子機器

Claims (18)

  1. 第1接続対象に接触するための第1ピンと、第2接続対象に接触するための第2ピンと、前記第1ピンと前記第2ピンとを離間する方向へ付勢する中間部材と、を有する複数のコンタクトユニットと、
    前記第1ピンの先端が露出する貫通孔を有するカバーと、前記第2ピンの先端が露出する貫通孔を有するハウジングと、を有し、前記複数のコンタクトユニットを支持するケースと、
    前記複数のコンタクトユニットそれぞれに対応する筒状部を有し、前記筒状部が、対応する前記コンタクトユニットの前記第1ピンの内側と前記中間部材の外側との間に介在することで前記第1ピンと前記中間部材との間を水密封止する防水用弾性部材と、
    を備え、
    前記防水用弾性部材は、
    隣り合う前記筒状部の間に、隣り合う前記筒状部それぞれに対応する前記コンタクトユニットの前記第1ピン同士が、当該第1ピン同士の間の水の存在により導通することを防止するための非円形状の壁状の突起部を含む水よけ構造部、
    を有する、
    スプリングコネクタ。
  2. 第1接続対象に接触するための第1ピンと、第2接続対象に接触するための第2ピンと、前記第1ピンと前記第2ピンとを離間する方向へ付勢する中間部材と、を有する複数のコンタクトユニットと、
    前記第1ピンの先端が露出する貫通孔を有するカバーと、前記第2ピンの先端が露出する貫通孔を有するハウジングと、を有し、前記複数のコンタクトユニットを支持するケースと、
    前記複数のコンタクトユニットそれぞれに対応する筒状部を有し、前記筒状部が、対応する前記コンタクトユニットの前記第1ピンの内側と前記中間部材の外側との間に介在することで前記第1ピンと前記中間部材との間を水密封止する防水用弾性部材と、
    を備え、
    前記防水用弾性部材は、
    隣り合う前記筒状部の間に壁状の突起部を含む水よけ構造部、
    を有
    前記水よけ構造部は、隣り合う前記筒状部それぞれに対応する前記コンタクトユニットの前記第1ピン同士が当該第1ピン同士の間の水の存在により導通することを防止するとともに、当該水を前記防水用弾性部材の外側に向けて導くための経路を形成する、
    スプリングコネクタ。
  3. 前記水よけ構造部は、隣り合う前記筒状部の配列方向に交差する交差方向の長さが、当該筒状部の当該交差方向の外形寸法以上の長さである、
    請求項1又は2に記載のスプリングコネクタ。
  4. 第1接続対象に接触するための第1ピンと、第2接続対象に接触するための第2ピンと、前記第1ピンと前記第2ピンとを離間する方向へ付勢する中間部材と、を有する複数のコンタクトユニットと、
    前記第1ピンの先端が露出する貫通孔を有するカバーと、前記第2ピンの先端が露出する貫通孔を有するハウジングと、を有し、前記複数のコンタクトユニットを支持するケースと、
    前記複数のコンタクトユニットそれぞれに対応する筒状部を有し、前記カバーと前記ハウジングの間に設けられる防水用弾性部材であって、前記筒状部が、対応する前記コンタクトユニットの前記第1ピンの内側と前記中間部材の外側との間に介在することで前記第1ピンと前記中間部材との間を水密封止する防水用弾性部材と、
    を備え、
    前記防水用弾性部材は、
    隣り合う前記筒状部の配列方向に交差する交差方向の長さ当該筒状部の当該交差方向の外形寸法以上の長さであり、かつ非円形状の壁状の突起部を、隣り合う前記筒状部の間に含む水よけ構造部、
    を有する、
    スプリングコネクタ。
  5. 前記突起部は、前記第1ピンが前記第1接続対象に未接触の状態において、上端が前記カバーの内側に接触する、
    請求項1~の何れか一項に記載のスプリングコネクタ。
  6. 第1接続対象に接触するための第1ピンと、第2接続対象に接触するための第2ピンと、前記第1ピンと前記第2ピンとを離間する方向へ付勢する中間部材と、を有する複数のコンタクトユニットと、
    前記第1ピンの先端が露出する貫通孔を有するカバーと、前記第2ピンの先端が露出する貫通孔を有するハウジングと、を有し、前記複数のコンタクトユニットを支持するケースと、
    前記複数のコンタクトユニットそれぞれに対応する筒状部を有し、前記筒状部が、対応する前記コンタクトユニットの前記第1ピンの内側と前記中間部材の外側との間に介在することで前記第1ピンと前記中間部材との間を水密封止する防水用弾性部材と、
    を備え、
    前記防水用弾性部材は、
    隣り合う前記筒状部の間に、隣り合う前記筒状部それぞれに対応する前記コンタクトユニットの前記第1ピン同士が、当該第1ピン同士の間の水の存在により導通することを防止するための壁状の突起部を含む水よけ構造部、
    を有
    前記突起部は、前記第1ピンが前記第1接続対象に未接触の状態において、上端が前記カバーの内側に接触する、
    スプリングコネクタ。
  7. 前記水よけ構造部は、溝部を含む、
    請求項1~の何れか一項に記載のスプリングコネクタ。
  8. 前記ケースは、前記カバーと前記ハウジングとの間に画成される内部空間を貫通するように前記複数のコンタクトユニットを支持し、
    前記防水用弾性部材は、前記カバーと前記ハウジングの間に設けられることで前記内部空間を前記第1ピンの側の第1区画と前記第2ピンの側の第2区画とに区画する、
    請求項1~の何れか一項に記載のスプリングコネクタ。
  9. 前記カバーは、外界と前記第1区画とを連通する連通孔を有する、
    請求項に記載のスプリングコネクタ。
  10. 前記防水用弾性部材は、前記第1ピンが前記第1接続対象に押し当てられることで弾性変形し、
    前記第1区画の区画容積は、前記第1ピンが前記第1接続対象に未接触の未接触状態よりも、前記第1ピンが前記第1接続対象に押し当てられた接続状態の方が大きい、
    請求項又はに記載のスプリングコネクタ。
  11. 前記防水用弾性部材は、前記第1ピンが前記第1接続対象に押し当てられることで弾性変形し、
    前記第1区画の区画容積は、前記第1ピンが前記第1接続対象に未接触の未接触状態よりも、前記第1ピンが前記第1接続対象に押し当てられた接続状態の方が大き
    前記連通孔は、前記接続状態から前記未接触状態への状態遷移の際に、前記第1区画内に浸入した水が前記外界へ排出する際の通路となる、
    請求項に記載のスプリングコネクタ。
  12. 前記防水用弾性部材は、
    前記カバーの貫通孔に向けた凸形状を有する前記筒状部と、
    前記カバーと前記ハウジングとの間に挟み込まれた裾部と、
    前記筒状部と前記裾部との間のスロープ部と、
    を有し、
    前記浸入した水は、前記スロープ部を下って前記裾部に至り、
    前記連通孔は、前記スロープ部に対向する位置に設けられている、
    請求項11に記載のスプリングコネクタ。
  13. 前記接続状態になることで前記外界の空気が前記連通孔を通じて流入し、前記未接触状態への状態遷移の際に流入した空気が前記連通孔から排出される、
    請求項12に記載のスプリングコネクタ。
  14. 前記連通孔は、前記連通孔の下端が前記裾部の上面に近接する位置に設けられている、
    請求項12又は13に記載のスプリングコネクタ。
  15. 第1接続対象に接触するための第1ピンと、第2接続対象に接触するための第2ピンと、前記第1ピンと前記第2ピンとを離間する方向へ付勢する中間部材と、を有するコンタクトユニットと、
    前記第1ピンの先端が露出する貫通孔を有するカバーと、前記第2ピンの先端が露出する貫通孔を有するハウジングと、を有し、前記コンタクトユニットを支持するケースと、
    前記コンタクトユニットに対応する筒状部を有し、前記カバーと前記ハウジングの間に設けられる防水用弾性部材であって、前記筒状部が、対応する前記コンタクトユニットの前記第1ピンの内側と前記中間部材の外側との間に介在することで前記第1ピンと前記中間部材との間を水密封止する防水用弾性部材と、
    を備え、
    前記防水用弾性部材は、
    前記カバーの貫通孔に向けた凸形状を有する前記筒状部と、
    前記カバーと前記ハウジングとの間に挟み込まれた裾部と、
    前記筒状部と前記裾部との間のスロープ部と、
    を有し、
    前記カバーは、
    前記スロープ部に対向する位置に設けられている連通孔を有し、
    前記連通孔は、前記連通孔の下端が前記裾部の上面に近接する位置に設けられている、
    スプリングコネクタ。
  16. 前記ケースは、前記カバーと前記ハウジングとの間に画成される内部空間を貫通するように前記コンタクトユニットを支持し、
    前記防水用弾性部材は、前記カバーと前記ハウジングの間に設けられることで前記内部空間を前記第1ピンの側の第1区画と前記第2ピンの側の第2区画とに区画し、
    前記連通孔は、外界と前記第1区画とを連通する、
    請求項15に記載のスプリングコネクタ。
  17. 前記防水用弾性部材は、前記第1ピンが前記第1接続対象に押し当てられることで弾性変形し、
    前記第1区画の区画容積は、前記第1ピンが前記第1接続対象に未接触の未接触状態よりも、前記第1ピンが前記第1接続対象に押し当てられた接続状態の方が大きく、
    前記連通孔は、前記接続状態から前記未接触状態への状態遷移の際に、前記第1区画内に浸入した水が前記外界へ排出する際の通路となる、
    請求項16に記載のスプリングコネクタ。
  18. 前記接続状態になることで前記外界の空気が前記連通孔を通じて流入し、前記未接触状態への状態遷移の際に流入した空気が前記連通孔から排出される、
    請求項17に記載のスプリングコネクタ。
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