JP7211486B2 - ワイヤレス給電システム - Google Patents

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Description

本発明は、送電装置から受電装置に電磁界結合によってワイヤレスで電力を給電するワイヤレス給電システムに関する。
特許文献1に記載の無接点電力伝送システムは、送電装置、および、受電装置を備える。送電装置は、送電制御回路を備え、受電装置は、受電制御回路を備える。
受電制御回路は、バッテリの満充電状態を検出すると、満充電コマンドを送電制御回路に送信する。送電制御回路は、満充電コマンドを受信すると、通常送電を停止して、間欠送電を行う。
また、受電制御回路は、バッテリの再充電必要状態を検出すると、再充電コマンドを送電制御回路に送信する。送電制御回路は、再充電コマンドを受信すると、間欠送電を停止して、通常送電を行う。
特開2008-178195号公報
特許文献1に記載のワイヤレス給電システムでは、受電制御回路は、コマンドを送信制御回路に送信するための無線送信回路が必要である。送電制御回路は、コマンドを受信するための無線受信回路が必要である。送電装置や受電装置において、無線送信回路や無線受信回路を備えると、システムは複雑になり、大型化する。また、送電や受電での高周波電力と、無線送信や無線受信での無線信号が干渉して、電力変換制御が誤動作し、システムが破壊してしまう場合がある。
このため、送電装置や受電装置において、無線送信回路や無線受信回路を備える必要が無く、シンプルで小型、また、信頼性が高く、消費電力の少ないワイヤレス給電システムが必要となっている。
したがって、本発明の目的は、送電装置や受電装置において、シンプルで小型、また、信頼性が高く、消費電力の少ないワイヤレス給電システムを提供することにある。
本発明のワイヤレス給電システムは、送電装置、および、受電装置を備える。送電装置は、送電電力変換回路、送電共振回路、および、送電制御回路を備える。送電電力変換回路は、送電直流電源を高周波電力に変換する。送電共振回路は、送電電力変換回路を構成する送電コイルを含む。送電制御回路は、送電電力変換回路を制御する。受電装置は、受電共振回路、受電電力変換回路、および、バッテリを備える。受電共振回路は、受電コイルを含み送電共振回路に対して電磁界結合可能な構成である。受電電力変換回路は、受電共振回路で受電した高周波電力を受電直流電源に変換する。バッテリは、受電直流電源によって充電される。
受電装置は、さらに、充電状態検出回路、受電制御回路、および、共鳴変調回路を備える。充電状態検出回路は、バッテリの充電状態を検出する。受電制御回路は、充電状態検出回路を備え、充電状態検出回路で検出したバッテリの充電状態に応じて、送電停止信号を生成する。共鳴変調回路は、送電停止信号によって送電共振回路から受電共振回路をみた入力インピーダンスを変えることで共振条件を変化させる。
送電装置は、電気変量検出回路を備える。電気変量検出回路は、共振条件の変化による送電直流電源から供給される電気変量を検出する。送電制御回路は、電気変量検出回路で検出した電気変量から、送電停止信号を復調し、送電電力変換回路における高周波電力の供給する動作を所定時間停止する。
この構成では、受電装置は、バッテリの充電が必要なくなると、給電経路を介して、共振条件を変化させることで、送電停止を通知する。送電装置は、共振条件の変化から送電停止を検出し、送電を停止する。これにより、送電装置は、バッテリの充電が必要なくなれば、動作を停止し、消費電力は低減する。また、送電装置および受電装置は、ともに送電停止用の回路を別途必要としないので、送電装置および受電装置の回路構成の簡素化、および、省電力化が実現される。
この発明によれば、シンプルで小型、また、信頼性が高く、消費電力が少ないワイヤレス給電システムを提供することが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係るワイヤレス給電システムの送電装置20の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係るワイヤレス給電システムの受電装置30の構成を示す図である。 図3は、共振条件の変化による送電直流電流の変化の一例を示すグラフである。 図4は、バッテリ電圧の遷移の位置例を示すグラフである。 図5は、ワイヤレス給電システムで実行する給電制御の第1態様を示すタイムチャートである。 図6は、送電装置20で実行する制御の第1態様を示すフローチャートである。 図7は、受電装置30で実行する制御の第1態様を示すフローチャートである。 図8は、ワイヤレス給電システムで実行する給電制御の第2態様を示すタイムチャートである。 図9は、送電装置20で実行する制御の第2態様を示すフローチャートである。 図10は、ワイヤレス給電システムで実行する給電制御の第3態様を示すタイムチャートである。 図11は、受電装置30で実行する制御の第3態様を示すフローチャートである。 図12は、ワイヤレス給電システムで実行する給電制御の第4態様を示すタイムチャートである。 図13は、受電装置30で実行する制御の第4態様を示すフローチャートである。 図14は、第5態様における送電開始時の制御の一例を示す。 図15は、第5態様における送電停止の制御の一例を示す。 図16は、第5態様における送電停止から送電開始までの制御の一例を示す。 図17は、送電装置20で実行する制御の第5態様を示すフローチャートである。 図18は、受電装置30で実行する制御の第5態様を示すフローチャートである。 図19(A)は、受電装置30Aの他の実施態様を示す図であり、図19(B)は、受電装置30Bの他の実施態様を示す図である。
本発明の実施形態に係るワイヤレス給電システムについて、図を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係るワイヤレス給電システムの送電装置20の構成を示す図である。図2は、本発明の実施形態に係るワイヤレス給電システムの受電装置30の構成を示す図である。
(回路構成)
本発明の実施形態に係るワイヤレス給電システムは、送電装置20および受電装置30を備える。
(送電装置20の回路構成)
図1に示すように、送電装置20は、送電制御回路21、および、送電電力変換回路22を備える。送電制御回路21は、MPU211、検出用素子212、および、差動アンプ213を備える。検出用素子212と差動アンプ213とによって、電気変量検出回路が構成される。
MPU211には、直流電源200が接続されている。MPU211は、直流電源200によって電力供給されている。なお、MPU211は、図示していないLDOを介して、直流電源200から電力供給されている。
検出用素子212は、抵抗素子である。検出用素子212の一方端は、直流電源200に接続する。検出用素子212の他方端は、送電電力変換回路22におけるスイッチ素子Q1のドレインに接続する。
差動アンプ213の非反転入力端子は、検出用素子212の一方端に接続し、差動アンプ213の反転入力端子は、検出用素子212の他方端に接続する。差動アンプ213の出力端子は、MPU211に接続する。
送電電力変換回路22は、スイッチ制御部221、スイッチ素子Q1、スイッチ素子Q2、および、送電共振回路23を備える。送電共振回路23は、送電コイル231、および、共振用キャパシタ232を備える。
スイッチ制御部221は、直流電源200によって電力供給されている。スイッチ制御部221は、MPU211に接続する。スイッチ制御部221は、スイッチ素子Q1のゲートおよびスイッチ素子Q2のゲートに接続する。
スイッチ素子Q1のドレインは、検出用素子212を介して、直流電源200の正極に接続する。スイッチ素子Q1のソースは、スイッチ素子Q2のドレインに接続する。スイッチ素子Q2のソースは、直流電源200の負極に接続する。
送電コイル231と共振用キャパシタ232とは、直列に接続する。この直列回路は、スイッチ素子Q2に並列に接続する。より具体的には、送電コイル231は、スイッチ素子Q2のドレインとスイッチ素子Q1のソースとの接続点に接続する。共振用キャパシタ232は、スイッチ素子Q2のソースに接続する。
(受電装置30の回路構成)
図2に示すように、受電装置30は、受電共振回路31、受電電力変換回路32、共鳴変調回路33、断続受電検出回路34、受電制御部35、充電回路36、および、バッテリ37を備える。なお、断続受電検出回路34は、必要に応じて省略することも可能である。
受電共振回路31は、受電コイル311および共振用キャパシタ312を備える。共振用キャパシタ312は、受電コイル311に対して並列に接続する。
受電電力変換回路32は、ダイオードD1、ダイオードD2、ダイオードD3、および、ダイオードD4を備える。ダイオードD1とダイオードD2とは、直列に接続する。ダイオードD3とダイオードD4とは、直列に接続する。ダイオードD1およびダイオードD2の直列回路と、ダイオードD3およびダイオードD4の直列回路とは、並列に接続する。より具体的には、ダイオードD1のアノードとダイオードD2のカソードは接続し、この接続点は、受電コイル311の一方端に接続する。ダイオードD3のアノードとダイオードD4のカソードは接続し、この接続点は、受電コイル311の他方端に接続する。ダイオードD1のカソードとダイオードD3のカソードは接続し、この接続点は、受電制御部35および充電回路36に接続する。ダイオードD2のアノードおよびダイオードD4のアノードは、基準電位に接続する。
共鳴変調回路33は、スイッチ素子Qr2およびスイッチ素子Qr4を備える。スイッチ素子Qr2は、ダイオードD2に並列に接続する。スイッチ素子Qr4は、ダイオードD4に並列に接続する。スイッチ素子Qr2のゲートおよびスイッチ素子Qr4のゲートは、受電制御部35に接続する。共鳴変調回路33が、本発明の「受電共鳴変調回路」に対応する。
断続受電検出回路34は、ダイオードD5、キャパシタ342、および、抵抗343を備える。ダイオードD5のアノードは、ダイオードD3とダイオードD4との接続点に接続する。ダイオードD5のカソードは、受電制御部35に接続する。キャパシタ342は、ダイオードD5のカソードと基準電位との間に接続する。抵抗343は、キャパシタ342に並列に接続する。
受電制御部35は、充電回路36に接続する。充電回路36は、バッテリ37に接続する。
(給電制御の概略)
送電装置20および受電装置30は、概略的には、次に示すように送電制御を行う。なお、送電装置20で行う送電制御の詳細は、後述する。
(通常(初期)の充電制御)
MPU211は、送電装置20の電源がオンされると、スイッチ制御部221に駆動信号を出力する。
スイッチ制御部221は、MPU211からの駆動信号を受けて、例えばPWM制御等によって、スイッチ素子Q1、および、スイッチ素子Q2のオン/オフを制御する。これにより、送電電力変換回路22は、直流電源200から供給される送電直流電源を高周波電力に変換し、送電共振回路23に供給される。なお、この高周波電力の周波数は、送電共振回路23の共振周波数と関係する。
送電コイル231と受電コイル311とは、高周波電力(高周波電流)によって電磁界共鳴現象を発生させる。これにより、受電コイル311は、高周波電流を生成する。
受電電力変換回路32は、高周波電流を整流して、受電直流電源を生じ、受電制御部35および充電回路36に出力する。充電回路36は、受電直流電源によって、バッテリ37を充電する。
(送電停止制御)
受電制御部35は、バッテリ37の充電電圧(バッテリ電圧)を取得する。受電制御部35は、バッテリ電圧(充電状態)に応じて、送電停止信号を生成する。より具体的には、受電制御部35は、バッテリ電圧VBATが満充電電圧VF以上であれば、送電停止信号を生成する。送電停止信号は、スイッチ素子Qr2およびスイッチ素子Qr4のオン/オフの制御を行う信号である。受電制御部35は、送電停止信号をスイッチ素子Qr2およびスイッチ素子Qr4に出力する。
スイッチ素子Qr2およびスイッチ素子Qr4は、送電停止信号に応じて、オン/オフ制御される。これにより、送電共振回路23から受電共振回路31をみた入力インピーダンスは変化し、共振条件が変化する。
図3は、共振条件の変化による送電直流電流の変化の一例を示すグラフである。図3に示すように、共振条件の変化によって、送電装置20の直流電流(送電直流電流)は急激に変化する。共振条件の変化は、上述のように、送電停止信号に基づいている。したがって、送電直流電流の急激な変化を検出することによって、送電停止信号は、復調される。
送電直流電流が変化すると、検出用素子212の両端電圧は変化する。これにより、差動アンプ213の出力は、変化する。したがって、MPU211は、差動アンプ213の出力の変化を検出することで、送電直流電流の変化を検出し、送電停止信号を検出する。例えば、MPU211は、図3に示すように、送電直流電流(差動アンプ213の出力)を離散的にサンプリングし、隣り合う送電直流電流の差(差動アンプ213の出力電圧の差)ΔIを検出する。MPU211は、送電直流電流の差ΔIが閾値を超えない場合にデータ「0」を検出し、送電直流電流の差ΔIが閾値を超える場合にデータ「1」を検出する。そして、MPU211は、例えば、データ「0」とデータ「1」との組合せによって、送電停止信号を復調する。なお、実際には、MPU211は、差動アンプ213の出力によって、送電停止信号を検出する。
MPU211は、送電停止信号を復調し、送電停止を検出すると、スイッチ制御部221への駆動信号の出力を停止する。これにより、送電電力変換回路22は、送電共振回路23への高周波電力の供給を停止する。この結果、送電装置20は、受電装置30への給電を停止する。また、この際、MPU211は、省電力モードになり、例えば、後述の送電開始信号の検出のみを行う。
(送電開始制御)
受電制御部35は、バッテリ37の充電電圧(バッテリ電圧)を取得する。受電制御部35は、バッテリ電圧(充電状態)に応じて、送電開始信号を生成する。より具体的には、受電制御部35は、バッテリ電圧VBATが充電開始電圧VRよりも低ければ、送電開始信号を生成する。充電開始電圧VRは、詳細は後述するが、状況に応じて適宜設定される。送電開始信号は、スイッチ素子Qr2およびスイッチ素子Qr4のオン/オフの制御を行う信号である。送電開始信号は、送電停止信号と異なるパターンの信号である。受電制御部35は、送電開始信号をスイッチ素子Qr2およびスイッチ素子Qr4に出力する。
スイッチ素子Qr2およびスイッチ素子Qr4は、送電開始信号に応じて、オン/オフ制御される。これにより、送電共振回路23から受電共振回路31をみた入力インピーダンスは変化し、共振条件が変化する。
上述のように、共振条件の変化によって、送電装置20の直流電流(送電直流電流)は急激に変化する。そして、MPU211は、差動アンプ213の出力の変化を検出することで、送電直流電流の変化を検出し、送電開始信号を検出する。
MPU211は、送電開始信号を復調し、送電開始を検出すると、スイッチ制御部221への駆動信号の出力を開始する。これにより、送電電力変換回路22は、送電共振回路23への高周波電力の供給を開始する。この結果、送電装置20は、受電装置30への給電を開始する。
このように、本実施形態の構成を用いることによって、送電装置20および受電装置30は、無線送信回路や無線受信回路を備える必要がなく、バッテリ37の充電および充電の停止を行うことができる。したがって、本発明のワイヤレス給電システムは、シンプルな構成で小型であり、信頼性が高く、消費電力を少なくできる。
以上の説明では、通常送電、送電停止、送電開始の概略的な一態様を示した。以下では、本発明のワイヤレス給電システムによって実現される各種の制御について、一態様毎に詳細に説明する。なお、図4は、バッテリ電圧の遷移の位置例を示すグラフである。図4は、以下の各態様の説明において適宜引用する。
(給電制御の第1態様)
図5は、ワイヤレス給電システムで実行する給電制御の第1態様を示すタイムチャートである。図5に示す第1態様は、受電装置30のバッテリ37への満充電が完了するまでの制御の一例を示す。
送電装置20は電源オン状態にあり、送電装置20と受電装置30とは、送電コイル231と受電コイル311とが磁気共鳴可能な状態に配置されている。この状態において、送電装置20は、送電を開始する。受電装置30は、受電直流電源によって、受電制御部35に電力を供給する。これとともに、受電制御部35は、充電回路36を介して、バッテリ37への充電を開始する。
バッテリ37が満充電状態になると、受電制御部35は、満充電を検出し、送電停止信号を生成する。すなわち、受電制御部35は、バッテリ電圧VBATが満充電電圧VF以上になったことを検出すると、送電停止信号を生成する。受電装置30と送電装置20とは、共鳴変調を用いて、受電装置30から送電装置20に送電停止信号を伝搬する。
送電装置20は、MPU211によって送電停止を復調すると、受電装置30への送電を停止する。この後、送電装置20と受電装置30とは、スリープ状態となる。例えば、送電装置20は、送電停止の復調機能のみを行い、受電装置30は、充電に関する全ての機能を停止する。
このような構成および制御を行うことで、送電装置20および受電装置30の消費電力は、さらに低減される。
この給電制御の第1態様では、送電装置20は、例えば、次に示すフローを実行すればよい。図6は、送電装置20で実行する制御の第1態様を示すフローチャートである。
送電装置20は、送電を開始する(S101)。送電装置20は、送電停止を復調しなければ(S102:NO)、所定時間の経過後(S103)、再度、送電停止の復調の有無を確認する。送電装置20は、送電停止の復調が行われるまで、この制御を繰り返す。
送電装置20は、送電停止を復調すると(S102:YES)、送電を停止する(S104)。
また、この給電制御の第1態様では、受電装置30は、例えば、次に示すフローを実行すればよい。図7は、受電装置30で実行する制御の第1態様を示すフローチャートである。
受電装置30は、満充電を検出しなければ(S201:NO)、所定時間の経過後(S202)、再度、満充電を確認する。
受電装置30は、満充電を検出すれば(S201:YES)、送電停止信号を生成し、送電停止を示す共鳴変調を実現させる(S203)。
(給電制御の第2態様)
図8は、ワイヤレス給電システムで実行する給電制御の第2態様を示すタイムチャートである。図8に示す第2態様は、送電装置20による送電の再開時の制御の一例を示す。
送電装置20は、例えば満充電の検出後、所定の時間間隔T2で、短期間送電を行う。受電装置30の受電制御部35は、短期間送電によって起動する。受電制御部35は、バッテリ37の満充電を検出すると送電停止信号を生成する。具体的には、受電制御部35は、バッテリ電圧VBATが充電再開用の閾値未満になっていなければ(充電再開用の閾値以上を維持していれば)、送電停止信号を生成する。充電再開用の閾値は、例えば、満充電電圧VFであってもよく、充電開始電圧VRであってもよい。充電開始電圧VRは、満充電電圧VFよりも低電圧であり、適宜設定可能である。
送電装置20は、MPU211によって送電停止を復調する毎に、受電装置30への継続的な送電の停止を継続する。言い換えれば、送電装置20は、間欠的に、短期間送電を繰り返す。
受電装置30の受電制御部35は、バッテリ37の充電が必要であることを検出すると、送電停止信号の生成を停止する。具体的には、受電制御部35は、バッテリ電圧VBATが充電再開用の閾値未満になったことを検出すると、送電停止信号の生成を停止する。
送電装置20のMPU211は、送電停止を復調できなくなると、受電装置30への継続的な送電を開始する。
このような構成および制御を行うことによって、ワイヤレス給電システムは、バッテリ37の満充電状態を検出し続けることができ、バッテリ37が満充電状態でなくなると、満充電状態になるように、バッテリ37を自動で充電できる。この際、送電装置20は、バッテリ37への充電が必要な時にのみ、継続的な送電を行うことできる。したがって、送電装置20の消費電力は、抑えられる。また、受電装置30も、満充電の検出のための最小限の時間だけ動作すればよい。したがって、受電装置30の消費電力は、抑えられる。
また、充電再開用の閾値を満充電電圧VFに設定すれば、ワイヤレス給電システムは、受電装置30のバッテリ電圧VBATを満充電状態に維持し続けることができる。また、充電再開用の閾値を充電開始電圧VRに設定すれば、ワイヤレス給電システムは、受電装置30のバッテリ電圧VBATを所望の電圧以上で維持できる。そして、充電再開用の閾値を充電開始電圧VRに設定すれば、充電再開用の閾値を満充電電圧VFに設定する場合よりも、ワイヤレス給電システムは、充電の頻度を少なくできる。
この給電制御の第2態様では、送電装置20は、例えば、次に示すフローを実行すればよい。図9は、送電装置20で実行する制御の第2態様を示すフローチャートである。図9に示すフローチャートは、ステップS104までは図6と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。なお、受電装置30は、上述の図7に示す制御を実行すればよい。
送電装置20は、送電停止を行って(S104)、時間間隔T2で設定される所定時間の経過を待ち(S111)、短期間送電を実行する(S112)。短期間送電とは、受電制御部35によるバッテリ37の充電電圧の検出および送電停止信号の生成が可能な電力を供給する送電である。
送電装置20は、MPU211によって送電停止を復調できれば(S113:YES)、再度時間間隔T2で設定される所定時間の経過を待ち(S111)、短期間送電を実行する(S112)。送電装置20は、MPU211によって送電停止を復調できなくなるまで、この制御を繰り返す。
送電装置20は、MPU211によって送電停止を復調できなくなると(S113:NO)、送電を再開(開始)する(S114)。すなわち、送電装置20は、受電装置30に対して、バッテリ37を充電するための継続的な送電を再開(開始)する。
(給電制御の第3態様)
図10は、ワイヤレス給電システムで実行する給電制御の第3態様を示すタイムチャートである。図10に示す第3態様は、受電装置30による送電停止信号の生成の繰り返し制御の一例を示す。
送電装置20からの継続的な送電によってバッテリ37が満充電になると、受電制御部35は、満充電を検出して送電停止信号を生成する。受電装置30と送電装置20とは、共鳴変調を用いて、受電装置30から送電装置20に送電停止信号を伝搬する。この際、送電装置20は、共鳴変調による送電停止の検出が可能な時間長(短時間)だけ送電を行う。送電装置20は、MPU211によって送電停止を復調すると、受電装置30への送電を停止する。
受電装置30の受電制御部35は、満充電の検出後、所定の時間間隔T3毎に、送電停止信号を生成する。送電装置20は、MPU211によって送電停止を復調する毎に、受電装置30への継続的な送電の停止を継続する。
この構成によって、受電装置30は、バッテリ37の満充電後に、バッテリ37の充電の必要が無いことを、周期的に送電装置20に通知できる。そして、この際、受電装置30および送電装置20は、送信停止信号の伝搬に必要な電力のみで動作することが可能である。したがって、受電装置30および送電装置20の不要な電力消費は、抑えられる。
この給電制御の第3態様では、受電装置30は、例えば、次に示すフローを実行すればよい。図11は、受電装置で実行する制御の第3態様を示すフローチャートである。図11に示すフローチャートは、ステップS203までは図7と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。なお、送電装置20は、図9に示す制御を実行すればよい。
受電装置30は、バッテリ37の満充電の検出によって、送電停止を示す共鳴変調を実現させると(S203)、所定時間の経過を待つ(S211)。そして、受電装置30は、所定時間の経過後に(S211)、送電停止を示す共鳴変調を実現させる(S203)。以降、受電装置30は、これらの制御を繰り返す。
(給電制御の第4態様)
図12は、ワイヤレス給電システムで実行する給電制御の第4態様を示すタイムチャートである。図12に示す第4態様は、受電装置30による送電停止信号の生成の繰り返し制御の一例を示す。
上述の給電制御の第3態様と同様に、受電装置30の受電制御部35は、満充電の検出後、所定の時間間隔T4毎に、送電停止信号を生成する。送電装置20は、MPU211によって送電停止を復調する毎に、受電装置30への継続的な送電の停止を継続する。
受電装置30の受電制御部35は、満充電の検出による最初の送電停止信号の生成から閾値時間T40が経過すると、送電停止信号の生成を停止する。送電装置20は、MPU211によって送電停止の復調ができなくなると、受電装置30への継続的な送電を開始(再開)する。
このような構成および制御によって、ワイヤレス給電システムは、バッテリ37の満充電後であって閾値時間T40後に、自動でバッテリ37への充電を再開できる。そして、バッテリ37への充電が再開されるまでの期間は、受電装置30および送電装置20は、送信停止信号の伝搬に必要な電力のみで動作することが可能である。したがって、受電装置30および送電装置20の不要な電力消費は、抑えられる。
この給電制御の第4態様では、受電装置30は、例えば、次に示すフローを実行すればよい。図13は、受電装置で実行する制御の第4態様を示すフローチャートである。図13に示すフローチャートは、ステップS203までは図7と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。なお、送電装置20は、図9に示す制御を実行すればよい。
受電装置30は、バッテリ37の満充電の検出によって、送電停止を示す共鳴変調を実現させると(S203)、所定時間の経過を待つ(S211)。そして、受電装置30は、所定時間の経過後(S211)であって、閾値時間の経過前であれば(S212:NO)、送電停止を示す共鳴変調を実現させる(S203)。受電装置30は、閾値時間が経過するまでは、これらの制御を繰り返す。
受電装置30は、閾値時間が経過すると(S212;YES)、送信停止の変調を停止する(S213)。これにより、送電装置20によるバッテリ37の充電のための送電が再開するので、受電装置30は、満充電の検出に戻る(S201)。
(給電制御の第5態様)
図14、図15、図16は、ワイヤレス給電システムで実行する給電制御の第5態様を示すタイムチャートである。
(第5態様における充電開始の制御)
図14は、第5態様における送電開始時の制御の一例を示す。この制御は、例えば、未充電状態とバッテリ37の充電の初期状態における制御である。この制御は、例えば、図4の最初の満充電までの期間における制御である。
図14に示すように、送電装置20は電源オン状態にあり、送電装置20と受電装置30とは、送電コイル231と受電コイル311とが磁気共鳴可能な状態に配置されている。この状態において、送電装置20は、送電を開始する。受電装置30は、受電直流電源によって、受電制御部35に電力を供給する。受電制御部35は、送電開始信号を生成する。これとともに、受電制御部35は、充電回路36を介して、バッテリ37への充電を開始する。
送電装置20のMPU211は、送電開始を復調すると、送電を継続的に行う。
受電制御部35は、充電中に、所定の時間間隔T51毎に、送電開始信号を生成する。送電装置20のMPU211は、送電開始を復調し続ける間、送電を継続的に行う。
(第5態様における充電停止の制御)
図15は、第5態様における送電停止の制御の一例を示す。この制御は、例えば、バッテリ37が既に満充電状態にあり、一度、送電停止を行った後に行われる制御である。この制御は、例えば、図4の期間TMRにおける制御である。
図15に示すように、バッテリ37の満充電後であって送電停止後、送電装置20のMPU211は、断続制御付きの短期間送電を行う。断続制御とは、短期間送電における途中に、送電を一時的に停止する制御である。
受電装置30の受電制御部35は、短期間送電に断続部分が含まれることを検出する。受電制御部35は、断続受電検出回路34の出力電圧の変化によって、短期間送電における断続部分を検出する。
受電制御部35は、バッテリ電圧VBATと充電開始電圧VRとを比較する。受電制御部35は、短期間送電における断続部分を検出し、バッテリ電圧VBATが充電開始電圧VR以上であれば、送電停止信号を生成する。
送電装置20のMPU211は、送電停止を復調すると、短期間送電を停止する。
この後、MPU211は、所定の時間間隔T52毎に、断続制御付きの短期間送電を行う。そして、MPU211は、送電停止を復調する間、断続制御付きの短期間送電を繰り返し行う。
(第5態様における受電装置30の取り去りから再配置における制御)
図16は、第5態様における送電停止から送電開始までの制御の一例を示す。この制御は、例えば、受電装置30のバッテリ37の満充電後で、受電装置30を受電位置から取り去り、再度、受電位置に配置した時に行われる制御である。
図16に示すように、上述の図15に示した場合と同様に、バッテリ37の満充電後であって送電停止後、送電装置20のMPU211は、断続制御付きの短期間送電を行う(期間TMRの制御)。
受電装置30の受電制御部35は、短期間送電における断続部分を検出し、バッテリ電圧VBATが充電開始電圧VR以上であれば、送電停止信号を生成する。送電装置20のMPU211は、送電停止を復調すると、短期間送電を停止する。
受電装置30が取り去られても、送電装置のMPU211は、所定の時間間隔T52で、断続制御付きの短期間送電を行う。受電装置30が取り去れている場合、送電停止信号は生成されない。したがって、MPU211は、送電停止を復調できない。MPU211は、送電停止を復調できないと、断続制御付きの短時間送信を停止する。そして、MPU211は、断続制御を行わない短時間送信に切り替える。
受電装置30が再配置されると、受電装置30の受電制御部35は、送電装置20からの電力供給を受け、上述の図14に示した場合と同様に、送信開始信号を生成する。送電装置20のMPU211は、送電開始を復調すると、継続的な送電を行う。そして、受電装置30の充電回路36は、バッテリ37の充電を開始する。以降、受電制御部35は、バッテリ電圧VBATが満充電電圧VF以上になることを検出するまで、受電と充電を継続する(期間TMFの制御)。
このような構成および制御によって、ワイヤレス給電システムは、受電装置30が満充電後に受電位置に配置されたままの状態であるのか、受電装置30がいったん取り去られ再配置された状態であるのかを、確実に検出できる。そして、送電装置20は、それぞれの状態に応じた送電制御を行うことができる。したがって、送電装置20の不要な電力消費は、抑えられる。
この給電制御の第5態様では、送電装置20は、例えば、次に示すフローを実行すればよい。図17は、送電装置20で実行する制御の第5態様を示すフローチャートである。
送電装置20は、短期間送電を行う(S121)。送電装置20は、送電開始を復調しなければ(S122:NO)、短期間送電を繰り返す。
送電装置20は、送電開始を復調すれば(S122:YES)、継続的な送電を開始する(S101)。送電装置20は、継続的な送電中に、送電停止を復調しなければ(S102:NO)、所定時間の経過後(S103)、送電停止の復調を確認する。ここで、送電停止が復調できなければ、送電を継続する。
送電装置20は、送電停止の復調後(S102:YES)、所定時間の経過を待って(S131)、断続制御付きの短期間送電(短期間(断続)送電)を行う(S132)。送電装置20は、送電停止を復調すれば(S133:YES)、所定時間の経過を待って(S131)、再度、断続制御付きの短期間送電を行う(S132)。送電装置20は、送電停止を復調できなければ(S133:NO)、断続制御付きの短期間送電を停止する。そして、送電装置20は、所定時間の経過後に(S134)、短期間送電を行う(S121)。
この給電制御の第5態様では、受電装置30は、例えば、次に示すフローを実行すればよい。図18は、受電装置30で実行する制御の第5態様を示すフローチャートである。
受電装置30は、断続制御付きの短期間送電を検出すると(S221:YES)、バッテリ電圧VBATが満充電電圧VF以上であるかどうかを検出する。受電装置30は、バッテリ電圧VBATが満充電電圧VF以上であれば(S222:YES)、送電停止の変調を行う(S223)。受電装置30は、バッテリ電圧VBATが満充電電圧VF未満であれば(S222:NO)、所定時間の経過後(S224)、断続制御付きの短期間送電の検出を行う(S221)。
受電装置30は、断続制御付きの短期間送電を検出しなければ(S221:NO)、バッテリ電圧VBATが充電開始電圧VR以上であるかどうかを検出する。受電装置30は、バッテリ電圧VBATが充電開始電圧VR以上であれば(S225:YES)、送電停止の変調を行う(S223)。受電装置30は、バッテリ電圧VBATが充電開始電圧VR未満であれば(S225:NO)、所定時間の経過後(S226)、断続制御付きの短期間送電の検出を行う(S221)。
(受電装置の他の実施態様)
上述の受電装置30は、回路的に、共鳴変調回路33を、受電電力変換回路32内に配置している。しかしながら、受電装置は、共鳴変調回路を、受電共振回路内に配置することもできる。図19(A)は、受電装置30Aの他の実施態様を示す図であり、図19(B)は、受電装置30Bの他の実施態様を示す図である。
図19(A)に示すように、受電装置30Aは、受電共振回路31A、整流回路32A、共鳴変調回路33A、受電制御部35、充電回路36、および、バッテリ37を備える。
受電共振回路31Aは、受電コイル311、共振用キャパシタ312、および、共振用キャパシタ313を備える。共振用キャパシタ312および共振用キャパシタ313は、それぞれに、受電コイル311に並列に接続している。共鳴変調回路33Aは、スイッチ素子Qr3を備える。スイッチ素子Qr3は、共振用キャパシタ312に直列に接続している。
この構成では、スイッチ素子Qr3のオン/オフによって、共振用キャパシタ312の受電コイル311に対する接続態様が変化する。これにより、受電装置30Aは、共鳴変調を実現できる。
図19(B)に示すように、受電装置30Bは、受電共振回路31B、整流回路32B、共鳴変調回路33B、受電制御部35、充電回路36、および、バッテリ37を備える。
受電共振回路31Bは、受電コイル311、共振用キャパシタ312、および、共振用キャパシタ314を備える。共振用キャパシタ312は、受電コイル311に並列に接続している。共振用キャパシタ314は、受電コイル311の一方端に直列に接続している。共鳴変調回路33Bは、スイッチ素子Qr3を備える。スイッチ素子Qr3は、共振用キャパシタ312に直列に接続している。
この構成では、スイッチ素子Qr3のオン/オフによって、共振用キャパシタ312の受電コイル311に対する接続態様が変化する。これにより、受電装置30Bは、共鳴変調を実現できる。
なお、図19(A)に示す整流回路32A、図19(B)に示す整流回路32Bは、受電電力変換回路に相当し、例えば、半波整流回路、倍電圧整流回路、および、全波整流回路のいずれかによって実現できる。
20:送電装置
21:送電制御回路
22:送電電力変換回路
23:送電共振回路
30、30A、30B:受電装置
31、31A、31B:受電共振回路
32:受電電力変換回路
32A、32B:整流回路
33、33A、33B:共鳴変調回路
34:断続受電検出回路
35:受電制御部
36:充電回路
37:バッテリ
200:直流電源
211:MPU
212:検出用素子
213:差動アンプ
221:スイッチ制御部
231:送電コイル
232:共振用キャパシタ
311:受電コイル
312、313、314:共振用キャパシタ
342:キャパシタ
343:抵抗
D1、D2、D3、D4、D5:ダイオード
Q1、Q2、Qr2、Qr3、Qr4:スイッチ素子
VBAT:バッテリ電圧
VF:満充電電圧
VR:充電開始電圧

Claims (6)

  1. 送電直流電源を高周波電力に変換する送電電力変換回路、前記送電電力変換回路を構成する送電コイルを含む送電共振回路、および、前記送電電力変換回路を制御する送電制御回路を備える送電装置と、
    受電コイルを含み前記送電共振回路に対して電磁界結合可能な受電共振回路、前記受電共振回路で受電した前記高周波電力を受電直流電源に変換する受電電力変換回路、および、前記受電直流電源によって充電されるバッテリを備える受電装置と、
    を備えるワイヤレス給電システムであって、
    前記受電装置は、
    前記バッテリの充電状態を検出する充電状態検出回路を備え、前記充電状態検出回路で検出した前記バッテリの充電状態に応じて、送電停止信号を生成する受電制御回路と、
    前記送電停止信号に応じて前記送電共振回路から前記受電共振回路をみた入力インピーダンスを変えることで共振条件を変化させる受電共鳴変調回路と、
    を備え、
    前記送電装置は、
    前記共振条件の変化による前記送電直流電源から供給される電気変量を検出する電気変量検出回路を備え、
    前記送電制御回路は、前記電気変量検出回路で検出した前記電気変量から、前記送電停止信号を復調し、前記送電電力変換回路における前記高周波電力を供給する動作を所定時間停止し、
    前記受電制御回路は、前記送電停止信号の生成開始後であって、前記バッテリの充電が必要であると検出するまでの期間は、前記高周波電力を受けた際に、前記送電停止信号の生成を継続する、
    ワイヤレス給電システム。
  2. 前記受電装置の受電制御回路は、
    前記バッテリの満充電状態の検出中には、前記送電停止信号の生成に基づく前記受電共鳴変調回路の動作を所定時間間隔で実行し、
    前記送電装置の前記送電制御回路は、
    前記送電停止信号の復調を継続する期間において、前記高周波電力を供給する動作の停止を継続する、
    請求項1に記載のワイヤレス給電システム。
  3. 前記充電が必要であると検出するまでの期間は、前記送電停止信号の生成開始後であって、前記受電直流電源の電圧が充電再開を判断する閾値以上となる期間である、
    請求項1または請求項2に記載のワイヤレス給電システム。
  4. 前記受電装置の受電制御回路は、前記送電停止信号の生成開始後であって、前記受電直流電源の電圧が充電再開を判断する閾値未満になったことを検出すると、前記高周波電力を受けた際に、前記送電停止信号の生成を停止する、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のワイヤレス給電システム。
  5. 前記送電装置は、
    前記送電停止信号の復調後、前記高周波電力を間欠的に供給し、
    前記受電装置は、
    前記間欠的に供給された前記高周波電力を受けて、前記送電停止信号を生成する、
    請求項3に記載のワイヤレス給電システム。
  6. 前記送電装置は、
    前記高周波電力の間欠的な供給動作の継続中に、前記送電停止信号を所定回数復調できなければ、前記高周波電力を継続的に供給する、
    請求項5に記載のワイヤレス給電システム。
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