JP7211005B2 - 地形推定プログラム、地形推定方法、及び、地形推定装置 - Google Patents

地形推定プログラム、地形推定方法、及び、地形推定装置 Download PDF

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Description

本発明は、地形推定プログラム、地形推定方法、及び、地形推定装置に関する。
無人航空機または車両に搭載したレーザを使用して、シーンの三次元測定を行い、取得される測定点に基づいて三次元モデルを生成する技術が存在する。しかしながら、測定点をそのまま使用して三次元モデルを生成すると、建物、及び樹木などの非地形オブジェクトが含まれてしまい、地形の適切な三次元モデルを生成することは困難である。
地形の適切な三次元モデルを生成するために、上空から測定を行うことで取得した測定点にプログレッシブモルフォロジカルフィルタ(以下、PMFともいう。)を適用する技術が存在する。PMFは、測定点の高さ情報を使用して、シーンから非地形オブジェクトを除去することで、地形を推定する。
特開2017-198581号公報
Zhangら、「A Progressive Morphological Filter for Removing Nonground Measurements From Airborne LIDAR Data」、IEEE TRANSACTIONS ON GEOSCIENCE AND REMOTE SENSING、2003年4月、VOL.41, NO.4、頁872~882 Kazhdanら、Poisson Surface Reconstruction、Eurographics, Symposium on Geometry Processing、2006年 「LandXML1.2に準じた3次元設計データ交換標準の運用ガイドライン(案)」、[online]、[平成30年10月23日検索]、インターネット(URL:http://www.nilim.go.jp/lab/qbg/bunya/cals/information/files/h30_basedLandXML1.2.v1.2_guidline.pdf)
上記技術は、上空から測定を行うことで取得した測定点、即ち、上方が開放されたシーンの下方の地形への適用には適している。しかしながら、上方及び側方の少なくとも何れかが閉じたシーン、即ち、上方及び側方の少なくとも何れかに地形が存在するシーンへの適用には適していない。
本発明は、1つの側面として、下方に存在する地形に加え、上方及び側方の少なくとも何れかに存在する地形も適切に推定することを可能とすることを目的とする。
1つの実施形態では、向きが異なる複数の分類ベクトルを用いて、シーンの三次元測定で取得され、かつ各々が測定情報を含む複数の測定点を、各々が複数の分類ベクトルの各々に対応する複数の分割点群に分類する。複数の分割点群の各々にプログレッシブモルフォロジカルフィルタを適用することで、三次元測定で取得される複数の測定点から非地形オブジェクトに対応する測定点を除去してシーンの地形を推定する。分類した複数の分割点群毎に、分割点群に対応する分類ベクトルと交差する面を基準面として、基準面から基準面に対応する分割点群に含まれる測定点の各々までの、測定点の各々の測定情報に基づいて取得される距離を測定点の各々の高さとする。
本発明は、1つの側面として、下方に存在する地形に加え、上方及び側方の少なくとも何れかに存在する地形も適切に推定することを可能とする。
第1実施形態の地形推定装置の要部機能の一例を示すブロック図である。 三次元測定で取得される測定点の各々に対応する法線ベクトルを例示する概念図である。 測定点を分割点群に分類する際に使用される視線ベクトルを例示する概念図である。 測定点を分割点群に分類する際に使用される視線ベクトルを例示する概念図である。 第1実施形態の地形推定処理の一例を説明する概念図である。 第1実施形態の地形推定処理の一例を説明する概念図である。 第1実施形態の地形推定処理の一例を説明する概念図である。 地形推定装置のハードウェアの一例を示すブロック図である。 第1実施形態の地形推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の地形推定装置の要部機能の一例を示すブロック図である。 第2実施形態の地形推定処理の一例を説明する概念図である。 第2実施形態の地形推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の欠損補填処理の流れの一例を示すフローチャートである。 測定されるシーンを例示する概念図である。 図11Aのシーンの測定点を使用して生成した三次元モデルを例示する概念図である。 図11Aのシーンの測定点にPMFを適用した場合に生成される三次元モデルを例示する概念図である。 測定されるシーンを例示する概念図である。 図12Aのシーンの測定点を使用して生成した三次元モデルを例示する概念図である。 図12Aのシーンの測定点にPMFを適用した場合に生成される三次元モデルを例示する概念図である。 三次元測定で取得される測定点を例示する概念図である。 分割点群に分類せずに三次元測定で取得される測定点にPMFを適用した場合に生成される三次元モデルを例示する概念図である。 本実施形態の適用に適しているシーンを例示する概念図である。 本実施形態の適用に適しているシーンを例示する概念図である。 本実施形態の適用に適しているシーンを例示する概念図である。 本実施形態の適用に適しているシーンを例示する概念図である。 本実施形態の適用に適しているシーンを例示する概念図である。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して第1実施形態の一例を詳細に説明する。
図1に例示する地形推定装置10は、点群入力部21、法線ベクトル推定部22、点群分類部23、プログレッシブモルフォロジカルフィルタ(以下、PMF)部24、点群統合部25、三次元モデル生成部26、及び三次元モデル出力部29を含む。法線ベクトル推定部22及び点群分類部23は分類部に相当し、PMF部24及び点群統合部25は推定部に相当する。
点群入力部21は、例えば、三次元測定装置によるシーンの三次元測定で取得される測定点(以下、点ともいう。)を含む点群を入力する。図2の左上に、トンネルのシーンで取得される点群の一例を示す。測定点の各々は、例えば、直交三次元座標値などの測定情報を有している。三次元測定装置は、全方位のシーンを測定可能な既存の装置であってよい。
法線ベクトル推定部22は、点群の各々の点に対応する法線ベクトルを推定する。法線ベクトルは、対象点を含む周囲の複数の点、例えば、10個~20個の点で近似される面と直交し、対象点を始点とし、原点の存在する側に向かうベクトルである。図2の左下に、点群及び点群に対応する法線ベクトルの一例を示す。原点は、図2に例示するトンネルの例では、トンネル内空断面の略中央に設定されているが、本実施形態はこれに限定されない。トンネル内空断面の任意の位置に設定することができる。
図2の左中央は、処理負荷を低減するために、図2の左上の点の数を低減した状態を例示し、図2の左下は、図2の左中央の点群の法線ベクトルを例示する。点の数の低減は、必須ではなく、既存の方法で行うことができる。例えば、第1の所定数の点の内、第2の所定数の点を削除するようにしてもよい。
点群分類部23は、点群に含まれる点を、複数の視線に対応する複数の分割点群に分類する。詳細には、M個(M≧2)の原点を始点とする視線ベクトルv(jは1~Mの整数)を使用して、点群を視線ベクトルvの各々に対応する分割点群Cに分類する。点p(iは1~Lの整数、Lは測定点の数)に対応する法線ベクトルの各々n(p)と、視線ベクトルの逆ベクトル(以下、分類ベクトル)の各々-vとの内積n(p)・(-v)を算出する。内積n(p)・(-v)が最大となる視線ベクトルvに対応する分割点群Cに、点pを分類する。法線ベクトルと分類ベクトルとがなす角が0度に近い程、法線ベクトルと分類ベクトルとの内積が大きくなるためである。
図4の左上及び左下に、視線ベクトルの数Mが2である場合に、分類される2つの分割点群を例示する。図4の左上は、図3Aに例示する視線ベクトルvに対応する分割点群Cに含まれる点を例示し、図4の左下は、図3Aに例示する視線ベクトルvに対応する分割点群Cに含まれる点を例示する。
図5Aの左上、左中央及び左下に、視線ベクトルの数Mが3である場合に、分類される3つの分割点群を例示する。図5Aの左上は、図3Bに例示する視線ベクトルvに対応する分割点群Cに含まれる点を例示し、図5Aの左中央は、視線ベクトルvに対応する分割点群Cに含まれる点を例示する。また、図5Aの左下は、視線ベクトルvに対応する分割点群Cに含まれる点を例示する。
PMF部24は、各々の分割点群にPMFを適用することで、シーンの地形を推定する。PMFの基礎となるモルフォロジカルフィルタは、上空から測定することで取得した測定点の高さ(z座標)を、フィルタが一度に適用される複数の測定点の高さの中で最低の高さに合わせる所定サイズのフィルタ(xy平面上の直線または平面フィルタ)であり、樹木など上部面積が狭い非地形オブジェクトを取り除くことができる。
しかしながら、モルフォロジカルフィルタでは、所定サイズのフィルタより大きい建物などの非地形オブジェクトを取り除くことができない。PMFは、モルフォロジカルフィルタで使用されるフィルタのサイズを徐々に大きくすることで、所定サイズのフィルタより大きい非地形オブジェクトを取り除くことができる。
但し、単に、フィルタのサイズを徐々に大きくすると、例えば、建物と同程度の上部面積を有する地面の隆起まで取り除かれてしまう虞がある。一方、一般に、自然物である地面の隆起の傾斜は、建物などの非地形オブジェクトの側面の傾斜と比較して緩い。したがって、フィルタのサイズを徐々に大きくしていく経過において、地面の隆起は徐々に除去され、一方、建物は一挙に除去される。この特徴を利用して、徐々に除去される地面の隆起は自然物であると判定して実際には除去せず、一挙に除去される建物は非地形オブジェクトであると判定して実際に除去する。
PMF部24は、分割点群の各々にPMFを適用する。但し、PMFを適用する際に、分割点群毎に、分割点群に対応する分類ベクトルと交差する面を基準面として、基準面から当該基準面に対応する分割点群に含まれる測定点の各々までの距離に基づいて取得される距離を測定点の各々の高さとして使用する。即ち、分割点群の各々を上空から見下ろす視線で、分割点群の各々にPMFを適用する。
詳細には、PMF部24は、例えば、視線ベクトルvに対応する分割点群C以外の分割点群を対応する視線ベクトルと視線ベクトルvとが重なるように回転する。PMF部24は、分割点群の各々にPMFを適用した後、視線ベクトルvに対応する分割点群C以外の分割点群を回転前の角度まで逆回転する。
図4の例では、PMF部24は、図3Aの視線ベクトルvに対応する分割点群Cの点群を視線ベクトルvと視線ベクトルvとが重なるように回転する。PMF部24は、分割点群C及び分割点群Cの各々にPMFを適用した後、分割点群Cを回転前の角度まで逆回転する。図4の中央下に、分割点群CにPMFを適用し、非地形オブジェクトNGOが除去された結果を例示し、図4の中央上に、分割点群CにPMFを適用し、非地形オブジェクトNGOが除去された結果を例示する。位置RMで、非地形オブジェクトNGOに対応する点が除去されている。
図5Aの例では、PMF部24は、図3Bの視線ベクトルvに対応する分割点群Cを視線ベクトルvと視線ベクトルvとが重なるように回転する。また、PMF部24は、図3Bの視線ベクトルvに対応する分割点群Cを視線ベクトルvと視線ベクトルvとが重なるように回転する。PMF部24は、分割点群C、C及びCの各々にPMFを適用した後、視線ベクトルvに対応する分割点群C及び視線ベクトルvに対応する分割点群Cの点群を各々回転前の角度まで逆回転する。
図5Aの右上に、分割点群CにPMFを適用し、非地形オブジェクトNGOが除去された結果を例示し、図5Aの右中央に、分割点群CにPMFを適用し、非地形オブジェクトNGOが除去された結果を例示する。また、図5Aの右下に、分割点群CにPMFを適用し、非地形オブジェクトNGOが除去された結果を例示する。
点群統合部25は、分割点群を統合する。図4の右上に図4の中央上の分割点群Cと中央下の分割点群Cを統合した統合点群を例示する。図5Bの上に、図5Aの右上の分割点群C、右中央の分割点群C及び右下の分割点群Cを統合した統合点群を例示する。
三次元モデル生成部26は、統合点群を使用して三次元モデルを生成する。三次元モデルの生成には、既存の手法を適用することができる。例えば、図4の右下に、右上の統合点群を使用して、Poisson Surface Reconstructionで生成されたメッシュを例示する。また、図5Bの下に、上の統合点群を使用して、Poisson Surface Reconstructionで生成されたメッシュを例示する。
三次元モデル出力部29は、生成された三次元モデルを出力装置に出力する。出力装置は、例えば、三次元モデルの情報をファイルとして記憶する外部記憶装置であってもよいし、三次元モデルを可視的に表示するディスプレイであってもよい。
地形推定装置10は、一例として、図6に示すように、CPU(Central Processing Unit)51、一次記憶部52、二次記憶部53、及び、外部インターフェイス54を含む。CPU51は、ハードウェアであるプロセッサの一例である。CPU51、一次記憶部52、二次記憶部53、及び、外部インターフェイス54は、バス59を介して相互に接続されている。
一次記憶部52は、例えば、RAM(Random Access Memory)などの揮発性のメモリである。二次記憶部53は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性のメモリである。
二次記憶部53は、プログラム格納領域53A及びデータ格納領域53Bを含む。プログラム格納領域53Aは、一例として、地形推定プログラムなどのプログラムを記憶している。データ格納領域53Bは、一例として、三次元測定で取得される測定点の情報及び地形推定プログラムを実行している間に生成される中間データなどを記憶する。
CPU51は、プログラム格納領域53Aから地形推定プログラムを読み出して一次記憶部52に展開する。CPU51は、地形推定プログラムをロードして実行することで、図1の点群入力部21、法線ベクトル推定部22、点群分類部23、PMF部24、点群統合部25、三次元モデル生成部26、及び三次元モデル出力部29として動作する。
なお、地形推定プログラムなどのプログラムは、外部サーバに記憶され、ネットワークを介して、一次記憶部52に展開されてもよい。また、地形推定プログラムなどのプログラムは、DVD(Digital Versatile Disc)などの非一時的記録媒体に記憶され、記録媒体読込装置を介して、一次記憶部52に展開されてもよい。
外部インターフェイス54には外部装置が接続され、外部インターフェイス54は、外部装置とCPU51との間の各種情報の送受信を司る。図6では、外部インターフェイス54に、外部記憶装置55A、三次元測定装置55B、及びディスプレイ55Cが接続されている例を示している。
しかしながら、外部記憶装置55A、三次元測定装置55B、及びディスプレイ55Cは、外部インターフェイス54に接続されていなくてもよいし、これらの内、1つまたは2つだけが外部インターフェイス54に接続されていてもよい。また、外部記憶装置55A、三次元測定装置55B、及びディスプレイ55Cの内、何れかまたは全部は、地形推定装置10に内蔵されていてもよいし、ネットワークを介して、地形推定装置10と離隔した位置に配置されていてもよい。
また、地形推定装置10は、専用装置であってもよいし、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、またはタブレットであってもよい。
次に、地形推定処理の作用の概要について説明する。図7は、地形推定処理の流れを例示する。CPU51は、ステップ101で、シーンの三次元測定で取得される測定点の情報を読み込む。CPU51は、ステップ102で、点の各々について、法線ベクトルを推定する。
CPU51は、ステップ103で、点の各々に対応する法線ベクトルと視線ベクトルvの逆ベクトルである分類ベクトル-vとに基づいて、点を複数の分割点群Cに分類する。CPU51は、ステップ104で、複数の分割点群を区別する変数jに1を設定する。CPU51は、ステップ105で、分割点群CにPMFを適用することで、分割点群Cに含まれる点から非地形オブジェクトに対応する点を除去する。
CPU51は、ステップ106で、変数jに1を加算することで、次の分割点群の処理に移行する。CPU51は、ステップ107で、変数jの値が分割点群の数を表すMの値を超えているか否か、即ち、全ての分割点群の処理が終了しているか否か判定する。ステップ107の判定が否定された場合、即ち、まだ処理が終了していない分割点群が存在する場合、CPU51は、ステップ108で、上空から見下ろしているように、分割点群Cへの視線を変更する。
詳細には、対応する視線ベクトルvが、図3A及び図3Bに例示するvと重なるように、例えば、回転行列Rを乗算することで分割点群Cを回転する。CPU51は、ステップ109で、回転した分割点群CにPMFを適用する。CPU51は、ステップ110で、分割点群Cの視線を元に戻す。即ち、ステップ108で使用した回転行列の逆行列R -1を、PMFを適用した分割点群Cに乗算することで、ステップ108で回転した分割点群Cをステップ108の回転と反対方向で、かつ同じ角度だけ逆回転して、元の位置に戻す。
ステップ107の判定が肯定されると、即ち、全ての分割点群の処理が終了していると判定されると、CPU51は、ステップ111で、PMFが適用され、非地形オブジェクトが除去された、複数の分割点群を統合して統合点群を生成する。CPU51は、ステップ112で、統合点群に含まれる点を使用して三次元モデルを生成し、ステップ113で、生成した三次元モデルを出力装置に出力する。ファイルに出力される三次元モデルの情報は、例えば、地形の三次元モデルとして標準化されつつあるLandXMLを生成するための情報として活用可能である。
なお、ステップ103で、図3Aに例示するように、上下2つの分割点群C及びCに分類する場合、分類ベクトルと法線ベクトルとの内積を使用せず、高さ方向の座標であるz座標が正の値であるか、負の値であるかによって、分類するようにしてもよい。即ち、z座標が正の値である点は、図4の左上に例示する分割点群Cに分類し、z座標が負の値である点は、図4の左下に例示する分割点群Cに分類してもよい。
ステップ108及びステップ110では、分割点群を回転及び逆回転している。これにより、ステップ109でPMFを適用する際に、分類した複数の分割点群毎に、分割点群に対応する分類ベクトルと交差する面を基準面として、基準面から当該基準面に対応する分割点群に含まれる点の各々までの距離を点の各々の高さとしている。即ち、分割点群に対する視線の各々を、分割点群の各々を上空から見下ろす視線に変更して、PMFを適用している。
しかしながら、回転及び逆回転を行う代わりに、例えば、視線ベクトルまたは分類ベクトルに交差する基準面に相当する平面を仮定し、対応する分割点群の点から当該平面までの距離を算出して、PMFを適用する際に、当該算出した距離を高さとしてもよい。これによっても、分割点群の各々に対する視線を、分割点群の各々を上空から見下ろす視線に変更して、PMFを適用することができる。
なお、視線ベクトルの数が2または3である例について説明したが、視線ベクトルの向き及び数は、適宜、設定することができる。視線ベクトル、即ち、分類ベクトルの数を増やし、分割点群の数、即ち、測定点の分類数を増やすことで、測定点の各々を適切な視線に対応する分割点群に分類することが可能となるため、非地形オブジェクトの除去性能を向上させることができる。
全ての視線ベクトルは、2つの視線ベクトルが形成する平面上に存在しなくてもよく、例えば、全方位4π[sr]において、等角度間隔で設定してもよい。また、図3A及び図3Bに例示する下向きのベクトルvは、鉛直下向きでなくともよい。例えば、広範囲に傾斜している地形では、当該傾斜面がxy平面に沿うように座標軸を設定し、当該xy平面に直交するz軸に沿って、当該xy平面に向かうように視線ベクトルvを設定する。ここで、設定した視線ベクトルvを上空から見下ろす視線に対応するベクトルとすることができる。
本実施形態では、測定点を複数の視線ベクトルの各々に対応する複数の分割点群に分類し、複数の分割点群の各々に対する視線を上空から見下ろす視線に変更してPMFを適用し、その後、複数の分割点群を統合する。これにより、図4の右下及び図5Bの下に例示するように、非地形オブジェクトが除去され、かつ、下方に存在する地形に加え、上方及び側方に存在する地形も適切に推定された三次元モデルを取得することができる。ここで、下方とは、例えば、視線ベクトルvの向きとして設定される向きであり、側方に存在する地形とは、上方及び下方をつなぐ軸を仮定した場合、当該軸の周囲360°の方向に存在する地形である。
本実施形態は、例えば、掘削作業中のトンネルのシーンに適用することができる。掘削作業中のトンネルには、例えば、重機、人、ダクトなどの非地形オブジェクトが存在するが、掘削中のトンネルの地形を測定するために、これらの現実の非地形オブジェクトを物理的に除去することは、時間及び経費を増大することとなり、実用上適切ではない。一方、非地形オブジェクトが存在する状態でシーンを測定し、本実施形態を適用して、シーンから非地形オブジェクトを除去した地形を推定することは、時間及び経費を低減することができ、実用上極めて有用である。
山岳トンネルの掘削作業は、例えば、削孔、装薬、発破、ズリ出し、コソク、アタリ取り、一次吹付け、鋼製支保工建込み、二次吹付け、及び、ロックボルトのサイクルが、1m~1.2m毎に昼夜連続して繰り返される。ズリ出し後に切羽面を測定し、発破掘削による進行長の確認と、アタリ取り、余掘量の確認を行う。ズリ出し後、掘削作業の通常サイクルに支障のないよう、例えば、作業段取り替えの間に、本実施形態を適用することで、測定されたシーンから適切な地形を推定することができるため、掘削作業を妨げることがない。また、推定された地形の情報を掘削作業に即時活用することができる。従って、掘削作業の時間及び費用を低減することが可能となる。
本実施形態では、向きが異なる複数の分類ベクトルを用いて、シーンの三次元測定で取得され、かつ各々が測定情報を含む複数の測定点を、各々が複数の分類ベクトルの各々に対応する複数の分割点群に分類する。複数の分割点群の各々にプログレッシブモルフォロジカルフィルタを適用することで、三次元測定で取得される複数の測定点から非地形オブジェクトに対応する測定点を除去してシーンの地形を推定する。分類した複数の分割点群毎に、分割点群に対応する分類ベクトルと交差する面を基準面として、基準面から基準面に対応する分割点群に含まれる測定点の各々までの、測定点の各々の測定情報に基づいて取得される距離を測定点の各々の高さとする。
本実施形態では、これにより、下方に存在する地形に加え、上方及び側方の少なくとも何れかに存在する地形も適切に推定することを可能とする。
[第2実施形態]
以下、図面を参照して第2実施形態の一例を詳細に説明する。第1実施形態と同様の構成及び作用については、説明を省略する。
図8に、第2実施形態の地形推定装置10を例示する。第2実施形態の地形推定装置10は、マーキング部27及び補填部28を有する点で、第1実施形態の地形推定装置10と相違する。
マーキング部27は、三次元モデルの欠損部分にマーキングを行う。欠損部分とは、図7のステップ109でPMFを適用した結果、非地形オブジェクトに対応する点が除去されることで、三次元モデルの要素に対応する点が欠損した部分である。図7のステップ109でPMFを適用することで、非地形オブジェクトに対応する点が除去され、図9の左下にRMで例示するように、非地形オブジェクトの接地面に対応する点が欠損した部分が生じる。
図9の左上に例示するように、欠損した部分の点は、既存の技術、例えば、Poisson Surface Reconstructionを適用することで補間され、三次元モデルが生成される。マーキング部27は、図9の中央上に例示するように、三次元モデルで、要素に対応する点が欠損している部分にマーキングMDを付加する。マーキングMDは、例えば、特定の色による可視のマーキングであってもよいし、タグ情報などの情報による不可視のマーキングであってもよい。
図8の補填部28は、第1時点の三次元測定で取得される測定点を使用して生成される第1の三次元モデルの欠損部分を、第2時点の三次元測定で取得される測定点を使用して生成される第2の三次元モデルを使用して補填する。例えば、掘削作業中は、工程を遅延させないように、現実の非地形オブジェクトを物理的に除去せず、非地形オブジェクトを除去する地形推定処理を行うことで、掘削作業を妨げないようにする。一方、掘削作業終了後などに、現実の非地形オブジェクトを物理的に除去した後、欠損部分を補填することで、より実際の地形に近似する、正確な地形推定の情報を維持することができる。
次に、第2実施形態の地形推定処理の作用の概要について説明する。図10Aは、地形推定処理の流れを例示する。図10Aの地形推定処理は、ステップ113の欠損補填処理を含む点で、図7の地形推定処理と相違する。
図10Bに、図10Aのステップ113の欠損補填処理の詳細を例示する。CPU51は、ステップ121で、ステップ112で生成された三次元モデルに欠損部分があるか否か判定する。詳細には、三次元モデルを構成する要素s(kは1~Qの整数、Qは要素の数)の各々と分割点群Cの各々に含まれる点の各々との最小距離を算出し、最小距離が所定の閾値dth以下である場合、当該要素sは欠損部分に対応しないと判断する。
一方、最小距離が所定の閾値dthを超える場合、当該要素sは欠損部分に対応すると判断する。所定の閾値dthは、例えば、10cmであってよい。当該要素sは、三次元モデル生成時に補間によって生成された要素であると推定されるためである。三次元モデルは、例えば、メッシュであってよく、要素は、例えば、ポリゴンであってよい。
CPU51は、ステップ122で、図9の中央上に例示するように、当該欠損部分にマーキングMDを付加する。CPU51は、ステップ123で、欠損部分を含む三次元モデル、即ち、マーキングMDを含む三次元モデルが既に存在するか否か判定する。即ち、ステップ112で生成された三次元モデルと同一のシーンの三次元測定で取得された測定点に対応し、かつ、マーキングMDを含む三次元モデルが、例えば、ファイルとして、既に保存されているか否か判定する。ファイルは、例えば、図6のデータ格納領域53Bまたは外部記憶装置55Aに保存されているファイルの中から検索されてもよい。
ステップ123の判定が否定された場合、CPU51は、欠損補填処理を終了する。ステップ123の判定が肯定された場合、CPU51は、ステップ124で、欠損部分を含む第1の三次元モデルに相当する三次元モデルを読み込む。CPU51は、ステップ125で、ステップ112で生成された第2の三次元モデルに対応する三次元モデルの欠損部分を示すマーキング部分MDに対応する、第1の三次元モデルの欠損部分ではない要素が存在するか否か判定する。欠損部分ではない要素とは、マーキングMDが付加されていない要素である。
ステップ125の判定が否定された場合、CPU51は、欠損補填処理を終了する。ステップ125の判定が肯定された場合、CPU51は、ステップ126で、ステップ112で生成された三次元モデルの欠損部分をステップ124で読み込んだ三次元モデルの欠損部分ではない要素で補填して、欠損補填処理を終了する。CPU51は、図10Aのステップ114で、ステップ112で生成された三次元モデル、ステップ122でマーキングMDが付加された三次元モデル、ステップ126で欠損部分の補填が行われた三次元モデルの何れか、または全てを出力装置に出力する。即ち、これらの三次元モデルを、例えば、外部記憶装置55Aに記憶するか、または、ディスプレイ55Cに表示する。
なお、欠損部分は、ステップ103で測定点を分割点群に分類する際に、何れの分割点群にも含まれない測定点に対応する部分であってもよい。即ち、分類ベクトルと当該測定点の法線ベクトルとのなす角が所定角度以上であることで、三次元モデルの要素に対応する点が欠損した部分であってもよい。例えば、掘削作業中は、分割点群の数を抑制することで処理速度を向上させ、一方、掘削作業終了後などに、分割点群の数を増大することで、より実際の地形に近似する、正確な地形推定の情報を維持することができる。
本実施形態では、向きが異なる複数の分類ベクトルを用いて、シーンの三次元測定で取得され、かつ各々が測定情報を含む複数の測定点を、各々が複数の分類ベクトルの各々に対応する複数の分割点群に分類する。複数の分割点群の各々にプログレッシブモルフォロジカルフィルタを適用することで、三次元測定で取得される複数の測定点から非地形オブジェクトに対応する測定点を除去してシーンの地形を推定する。分類した複数の分割点群毎に、分割点群に対応する分類ベクトルと交差する面を基準面として、基準面から基準面に対応する分割点群に含まれる測定点の各々までの、測定点の各々の測定情報に基づいて取得される距離を測定点の各々の高さとする。
本実施形態では、これにより、下方に存在する地形に加え、上方及び側方の少なくとも何れかに存在する地形も適切に推定することを可能とする。
本実施形態では、統合点群において、三次元モデルに含まれる要素に対応する点が欠損している欠損部分に対応する要素にマーキングを付加する。また、本実施形態では、第1の三次元モデルの欠損部分を、前記第1の三次元モデルに対応するシーンと同様のシーンの三次元測定で取得される複数の測定点に対応する第2の三次元モデルに含まれる要素を使用して補填する。
このように、例えば、掘削作業終了後など、現実の非地形オブジェクトが物理的に除去された後に、三次元測定される測定点を使用して生成される三次元モデルの要素を使用して、例えば、掘削作業中に生成した三次元モデルの欠損部分を補填する。これにより、より正確な地形推定情報を維持することができる。
図7、図10A及び図10Bのフローチャートは一例であり、ステップの順序は適宜変更することが可能である。
[関連技術との比較]
図11Bに、図11Aのシーンを上空から測定することで取得された測定点を使用して生成した三次元モデルを例示する。図11Cは、測定点を本実施形態のように分割点群に分類することなく、図11Aのシーンを上空から測定することで取得された測定点にPMFを適用し、非地形オブジェクトに対応する測定点が除去された測定点を使用して生成した三次元モデルを例示する。
図12Bに、図12Aのシーンを上空から測定することで取得された測定点を使用して生成した三次元モデルを例示する。図12Cは、測定点を本実施形態のように分割点群に分類することなく、図12Aのシーンを上空から測定することで取得された測定点にPMFを適用し、非地形オブジェクトに対応する測定点が除去された測定点を使用して生成した三次元モデルを例示する。
PMFを適用していない図11B及び図12Bの三次元モデルでは、非地形オブジェクトが除去されていないが、PMFを適用した図11C及び図12Cの三次元モデルでは、非地形オブジェクトが除去されている。PMFは、シーンを上空から測定した測定点に適用することを前提としている。したがって、図11C及び図12Cに例示するように、図11A及び図12Aのように、上方に地形が存在しないシーンからは、適切に非地形オブジェクトが除去されている三次元モデルが生成される。
一方、図13Aに例示するシーンに、測定点を本実施形態のように分割点群に分類することなくPMFを適用すると、図13Bに例示するように、下方の地形BTについては、適切に非地形オブジェクトNGOを除去した三次元モデルを生成することができる。しかしながら、シーンの上方の地形TP及び側方の地形SDについては、非地形オブジェクトNGOと共に除去されてしまい、適切な三次元モデルを取得することができない。また、測定点にPMFを適用せず、三次元モデルを生成すると、図2の右中央に例示するように、三次元モデルに非地形オブジェクトNGOが残存してしまう。
一方、測定点を分割点群に分類し、分割点群の各々に対する視線を、分割点群の各々を上空から見下ろす視線に変更して、各々の分割点群にPMFを適用する本実施形態は、図14Aに例示するトンネルに適用することができる。また、本実施形態は、トンネルだけでなく、図14Bに例示する洞窟、図14Cに例示する縦坑、図14Dに例示するオーバーハングなどの上方及び側方の少なくとも何れかに地形が存在するシーンにも適用可能である。
さらに、本実施形態は、図14Eに例示する上方及び側方に地形が存在しないシーンにも適用可能である。本実施形態は、例えば、視線ベクトルを全方位4π[sr]に等角度間隔で設定することで、これらの様々なシーンに対応可能である。例えば、図14Eに例示するシーンでは、下向きの視線ベクトルに対応して分類される分割点群に、測定点の殆どが含まれるだけであるため、適用するシーンによって処理の流れを変えなくてもよい。
以上の各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
向きが異なる複数の分類ベクトルを用いて、シーンの三次元測定で取得され、かつ各々が測定情報を含む複数の測定点を、各々が前記複数の分類ベクトルの各々に対応する複数の分割点群に分類し、
分類した前記複数の分割点群毎に、分割点群に対応する分類ベクトルと交差する面を基準面として、前記基準面から前記基準面に対応する分割点群に含まれる測定点の各々までの距離であって、前記測定点の各々の測定情報に基づいて取得される距離を前記測定点の各々の高さとして、前記複数の分割点群の各々にプログレッシブモルフォロジカルフィルタを適用することで、前記三次元測定で取得される前記複数の測定点から非地形オブジェクトに対応する測定点を除去して前記シーンの地形を推定する、
地形推定処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記2)
前記複数の測定点の各々を、前記複数の分類ベクトルの各々と当該測定点から推定される法線ベクトルとの内積が最大となる、前記複数の分類ベクトルの内の1つに対応する分割点群に分類する、
付記1のプログラム。
(付記3)
前記プログレッシブモルフォロジカルフィルタを適用した前記複数の分割点群を統合した統合点群を用いて三次元モデルを生成し、
生成した三次元モデルを表示装置で表示するか、もしくは、記憶媒体に保存する、
付記1または付記2のプログラム。
(付記4)
前記統合点群において、前記三次元モデルに含まれる要素に対応する測定点が欠損している欠損部分に対応する前記要素にマーキングを付加する、
付記3のプログラム。
(付記5)
第1の三次元モデルの欠損部分を、前記第1の三次元モデルに対応するシーンと同様のシーンの三次元測定で取得される複数の測定点に対応する第2の三次元モデルに含まれる要素を使用して補填する、
付記4のプログラム。
(付記6)
コンピュータが、
向きが異なる複数の分類ベクトルを用いて、シーンの三次元測定で取得され、かつ各々が測定情報を含む複数の測定点を、各々が前記複数の分類ベクトルの各々に対応する複数の分割点群に分類し、
分類した前記複数の分割点群毎に、分割点群に対応する分類ベクトルと交差する面を基準面として、前記基準面から前記基準面に対応する分割点群に含まれる測定点の各々までの距離であって、前記測定点の各々の測定情報に基づいて取得される距離を前記測定点の各々の高さとして、前記複数の分割点群の各々にプログレッシブモルフォロジカルフィルタを適用することで、前記三次元測定で取得される前記複数の測定点から非地形オブジェクトに対応する測定点を除去して前記シーンの地形を推定する、
地形推定方法。
(付記7)
前記複数の測定点の各々を、前記複数の分類ベクトルの各々と当該測定点から推定される法線ベクトルとの内積が最大となる、前記複数の分類ベクトルの内の1つに対応する分割点群に分類する、
付記6の地形推定方法。
(付記8)
前記プログレッシブモルフォロジカルフィルタを適用した前記複数の分割点群を統合した統合点群を用いて三次元モデルを生成し、
生成した三次元モデルを表示装置で表示するか、もしくは、記憶媒体に保存する、
付記6または付記7の地形推定方法。
(付記9)
前記統合点群において、前記三次元モデルに含まれる要素に対応する測定点が欠損している欠損部分に対応する前記要素にマーキングを付加する、
付記8の地形推定方法。
(付記10)
第1の三次元モデルの欠損部分を、前記第1の三次元モデルに対応するシーンと同様のシーンの三次元測定で取得される複数の測定点に対応する第2の三次元モデルに含まれる要素を使用して補填する、
付記9の地形推定方法。
(付記11)
向きが異なる複数の分類ベクトルを用いて、シーンの三次元測定で取得され、かつ各々が測定情報を含む複数の測定点を、各々が前記複数の分類ベクトルの各々に対応する複数の分割点群に分類する分類部と、
分類した前記複数の分割点群毎に、分割点群に対応する分類ベクトルと交差する面を基準面として、前記基準面から前記基準面に対応する分割点群に含まれる測定点の各々までの距離であって、前記測定点の各々の測定情報に基づいて取得される距離を前記測定点の各々の高さとして、前記複数の分割点群の各々にプログレッシブモルフォロジカルフィルタを適用することで、前記三次元測定で取得される前記複数の測定点から非地形オブジェクトに対応する測定点を除去して前記シーンの地形を推定する推定部と、
を含む、地形推定装置。
(付記12)
前記分類部は、前記複数の測定点の各々を、前記複数の分類ベクトルの各々と当該測定点から推定される法線ベクトルとの内積が最大となる、前記複数の分類ベクトルの内の1つに対応する分割点群に分類する、
付記11の地形推定装置。
(付記13)
前記プログレッシブモルフォロジカルフィルタを適用した前記複数の分割点群を統合した統合点群を用いて三次元モデルを生成する三次元モデル生成部と、
生成した三次元モデルを表示装置で表示するか、もしくは、記憶媒体に保存する三次元モデル出力部と、
をさらに含む、付記11または付記12の地形推定装置。
(付記14)
前記統合点群において、前記三次元モデルに含まれる要素に対応する測定点が欠損している欠損部分に対応する前記要素にマーキングを付加するマーキング部、
をさらに含む、付記13の地形推定装置。
(付記15)
第1の三次元モデルの欠損部分を、前記第1の三次元モデルに対応するシーンと同様のシーンの三次元測定で取得される複数の測定点に対応する第2の三次元モデルに含まれる要素を使用して補填する補填部、
をさらに含む、付記14の地形推定装置。
10 地形推定装置
23 点群分類部
24 PMF部
25 点群統合部
26 三次元モデル生成部
27 マーキング部
28 補填部
29 三次元モデル出力部
51 CPU
52 一次記憶部
53 二次記憶部
55A 外部記憶装置
55C ディスプレイ

Claims (7)

  1. 向きが異なる複数の分類ベクトルを用いて、シーンの三次元測定で取得され、かつ各々が測定情報を含む複数の測定点を、各々が前記複数の分類ベクトルの各々に対応する複数の分割点群に分類し、
    分類した前記複数の分割点群毎に、分割点群に対応する分類ベクトルと交差する面を基準面として、前記基準面から前記基準面に対応する分割点群に含まれる測定点の各々までの距離であって、前記測定点の各々の測定情報に基づいて取得される距離を前記測定点の各々の高さ方向の座標値として、前記複数の分割点群の各々の三次元座標値にプログレッシブモルフォロジカルフィルタを適用することで、前記三次元測定で取得される前記複数の測定点から、推定対象である地形の面上に存在し、当該地形ではない非地形オブジェクトに対応する測定点を除去して前記シーンの地形を推定する、
    地形推定処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  2. 前記複数の測定点の各々を、前記複数の分類ベクトルの各々と当該測定点から推定される法線ベクトルとの内積が最大となる、前記複数の分類ベクトルの内の1つに対応する分割点群に分類する、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記プログレッシブモルフォロジカルフィルタを適用した前記複数の分割点群を統合した統合点群を用いて三次元モデルを生成し、
    生成した三次元モデルを表示装置で表示するか、もしくは、記憶媒体に保存する、
    請求項1または請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記統合点群において、前記三次元モデルに含まれる要素に対応する測定点が欠損している欠損部分に対応する前記要素にマーキングを付加する、
    請求項3に記載のプログラム。
  5. 第1の三次元モデルの欠損部分を、前記第1の三次元モデルに対応するシーンと同様のシーンの三次元測定で取得される複数の測定点に対応する第2の三次元モデルに含まれる要素を使用して補填する、
    請求項4に記載のプログラム。
  6. コンピュータが、
    向きが異なる複数の分類ベクトルを用いて、シーンの三次元測定で取得され、かつ各々が測定情報を含む複数の測定点を、各々が前記複数の分類ベクトルの各々に対応する複数の分割点群に分類し、
    分類した前記複数の分割点群毎に、分割点群に対応する分類ベクトルと交差する面を基準面として、前記基準面から前記基準面に対応する分割点群に含まれる測定点の各々までの距離であって、前記測定点の各々の測定情報に基づいて取得される距離を前記測定点の各々の高さ方向の座標値として、前記複数の分割点群の各々の三次元座標値にプログレッシブモルフォロジカルフィルタを適用することで、前記三次元測定で取得される前記複数の測定点から、推定対象である地形の面上に存在し、当該地形ではない非地形オブジェクトに対応する測定点を除去して前記シーンの地形を推定する、
    地形推定方法。
  7. 向きが異なる複数の分類ベクトルを用いて、シーンの三次元測定で取得され、かつ各々が測定情報を含む複数の測定点を、各々が前記複数の分類ベクトルの各々に対応する複数の分割点群に分類する分類部と、
    分類した前記複数の分割点群毎に、分割点群に対応する分類ベクトルと交差する面を基準面として、前記基準面から前記基準面に対応する分割点群に含まれる測定点の各々までの距離であって、前記測定点の各々の測定情報に基づいて取得される距離を前記測定点の各々の高さ方向の座標値として、前記複数の分割点群の各々の三次元座標値にプログレッシブモルフォロジカルフィルタを適用することで、前記三次元測定で取得される前記複数の測定点から、推定対象である地形の面上に存在し、当該地形ではない非地形オブジェクトに対応する測定点を除去して前記シーンの地形を推定する推定部と、
    を含む、地形推定装置。
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