JP7210677B1 - 非水硬性セメント組成物及びセメント系材料 - Google Patents

非水硬性セメント組成物及びセメント系材料 Download PDF

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Abstract

【課題】炭酸(塩)化養生する際に非水硬性化合物の炭酸(塩)化反応を促進することが可能で、これによりCO2吸収量を向上、かつ使用水量を低減させて、コンクリート製品等を得る上でのトータルCO2排出量は削減させることが可能な非水硬性セメント組成物及びコンクリート組成物を提供する。【解決手段】γ-2CaO・SiO2、3CaO・2SiO2、α-CaO・SiO2、及びカルシウムマグネシウムシリケートからなる群から選ばれる1種又は2種以上の非水硬性化合物を含む非水硬性セメント組成物であって、前記非水硬性セメント組成物中にLiを含有し、該Liの含有率が酸化物換算で0.001~1.0質量%である非水硬性セメント組成物である。【選択図】なし

Description

本発明は、土木分野、建築分野等で用いられる非水硬性セメント組成物及びセメント系材料に関する。
コンクリートは原材料としてセメントを多量に使用するため、CO排出量の大きい材料であるとされる。これは主として、セメントの生産過程で、炉の燃焼エネルギーを得るために化石燃料を多量に使用することに加え、石灰石の脱炭酸反応(CaCO→CaO+CO)が生じることによる。コンクリートとしてのCO排出量を低減することは地球温暖化対策の一環として重要なテーマとなっている。
コンクリート製品を製造する際に排出されるCOのトータル量を低減するためには、セメント代替として産業副産物(高炉スラグ微粉末、フライアッシュなど)を多量に配合させることによりセメント使用量を削減することが有効であり、種々研究が進められている。
一方で、γ-CS(γ-2CaO・SiO;ビーライトγ相とも呼ばれる)のような非水硬性化合物を混和材として配合したコンクリートを強制的に炭酸(塩)化養生させることにより、CO吸収から表層部を緻密化した耐久性の高いコンクリート製品を得る技術が知られている(例えば特許文献1)。γ-CSは水和反応せず、COと反応してCaCOとSiOに富むゲルを生成する。これらの生成物はセメントマトリクス中の空隙を埋め、コンクリート製品表層部の耐久性を飛躍的に向上させる。この場合、炭酸(塩)化養生でコンクリートに吸収されたCOの分だけコンクリート製品を得る上でのトータルCO排出量は削減されることになる。
特開2006-182583号公報
しかし、今後の益々注目されるカーボンニュートラルへの取組みを考慮すると、γ-CSを単に配合しただけの材料では、CO吸収性が未だ十分でない場合があり、炭酸(塩)化をより促進できるような材料が必要とされる。
以上から本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、炭酸(塩)化養生する際に非水硬性化合物の炭酸(塩)化反応を促進することが可能で、これによりCO吸収量を向上、かつ使用水量を低減させて、コンクリート製品等を得る上でのトータルCO排出量は削減させることが可能な非水硬性セメント組成物及びセメント系材料を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記のような問題を解決するために鋭意研究を行った結果、所定の割合でLiを含有する非水硬性化合物とともに熱処理プロセスを経て得られ、Liを含む非水硬性セメント組成物が上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、下記のとおりである。
[1] γ-2CaO・SiO、3CaO・2SiO、α-CaO・SiO、及びカルシウムマグネシウムシリケートからなる群から選ばれる1種又は2種以上の非水硬性化合物を含む非水硬性セメント組成物であって、前記非水硬性セメント組成物中にLiを含有し、該Liの含有率が酸化物換算で0.001~1.0質量%である非水硬性セメント組成物。
[2] 化学成分として、非水硬性セメント組成物100質量部中、LiOを0.001~1.0質量部、CaOを45~70質量部、SiOを30~55質量部、Alを0~10質量部含む[1]に記載の非水硬性セメント組成物。
[3] 前記非水硬性セメント組成物中の硫黄の含有率が酸化物換算で1.0質量%以下である[1]又は[2]に記載の非水硬性セメント組成物。
[4] 前記非水硬性化合物の含有率が70質量%以上である[1]~[3]のいずれかに記載の非水硬性セメント組成物。
[5] 前記非水硬性化合物がγ-2CaO・SiOである[1]~[4]のいずれかに記載の非水硬性セメント組成物。
[6] 前記非水硬性化合物のCaO原料に副生消石灰を用いてなる[1]~[5]のいずれかに記載の非水硬性セメント組成物。
[7] [1]~[6]のいずれかに記載の非水硬性セメント組成物を含むセメント系材料。
本発明によれば、炭酸(塩)化養生する際に非水硬性化合物の炭酸(塩)化反応を促進することが可能で、これによりCO吸収量を向上、かつ使用水量を低減させて、コンクリート製品等を得る上でのトータルCO排出量は削減させることが可能な非水硬性セメント組成物及びセメント系材料を提供することができる。
以下、本発明の実施形態(本実施形態)について詳細に説明する。なお、本明細書で使用する部や%は特に規定のない限り質量基準である。
[非水硬性セメント組成物]
本実施形態に係る非水硬性セメント組成物は、γ-2CaO・SiO、3CaO・2SiO、α-CaO・SiO、及びカルシウムマグネシウムシリケートからなる群から選ばれる1種又は2種以上の非水硬性化合物を含む。そして、非水硬性セメント組成物中にLiを含有し、そのLiの含有率が酸化物(LiO)換算で0.001~1.0質量%である。
この所定量のLiにより、非水硬性セメント組成物におけるC-S-H(ケイ酸カルシウム水和物)の炭酸化のうち、炭酸カルシウムの1種であるバテライトの生成が促進されると推定され、炭酸(塩)化養生によってより緻密な硬化状態が得られやすくなると考えられる。
ここで、「非水硬性セメント組成物中にLiを含有」しているとは、当該組成物における非水硬性化合物中に化学組成としてLiOを含む(ICP発光分光分析で存在を確認できる)が、X線回折測定ではLiOが同定されない(LiOの明確なピークが見られない)状態をいい、単に、非水硬性化合物とLi化合物とが物理的に混合された状態ではないことをいう。このような状態は、それぞれの原料を混合して1,000℃以上の高温での熱処理をすることで得られる。
本実施形態に係る非水硬性セメント組成物は、通常の水硬性セメント組成物(例えば、ポルトランドセメントのような通常のセメントを主成分とする組成物等)のように水を添加することで硬化するものではなく、例えばCOのような気体の存在により硬化するもので、非水硬性炭酸ガス硬化型セメント組成物若しくは単に炭酸ガス硬化型セメント組成物ということができる。非水硬性セメント組成物であることで、水と反応することがほとんどないため、水によるCOの吸収阻害が生じにくくなり、よりCOの吸収が大きくなってCO排出削減効果を発揮させることができる。
以下、各成分等について説明する。
(γ-2CaO・SiO
γ-2CaO・SiOとは、2CaO・SiOで表される化合物のうちで、低温相として知られるものであり、高温相であるα-2CaO・SiOやα’-2CaO・SiO、β-2CaO・SiOとは全く異なるものである。これらはいずれも、2CaO・SiOで表されるが、結晶構造や密度は異なっている。
(3CaO・2SiO
3CaO・2SiOとは、偽ケイ灰石にCaOを含有する鉱物でランキナイトと呼ばれる。水和活性は無く化学的に安定な鉱物であるが、炭酸(塩)化促進効果が大きい。
(α-CaO・SiO
α-CaO・SiO(α型ワラストナイト)とは、CaO・SiOで表される化合物のうちで、高温相として知られるものであり、低温相であるβ-CaO・SiOとは全く異なるものである。これらはいずれも、CaO・SiOで表されるが、結晶構造や密度は異なっている。
天然に産出するワラストナイトは低温相のβ-CaO・SiOである。β-CaO・SiOは針状結晶を有し、ワラストナイト繊維等のような無機繊維質物質として利用されてはいるが、本実施形態に係るα-CaO・SiOのような炭酸(塩)化促進効果はない。
(カルシムマグネシウムシリケート)
カルシムマグネシウムシリケートとは、CaO-MgO-SiO系化合物を総称するものであるが、本実施形態では、3CaO・MgO・2SiO(CMS)で表されるメルヴィナイト(Merwinite)であることが好ましく、メルヴィナイトによれば大きい炭酸(塩)化促進効果が達成される。
上記のような非水硬性化合物は1種でも2種以上でもよいが、非水硬性セメント組成物中のLiの含有率は酸化物換算で0.001~1.0%であり、0.005~1.0%であることが好ましく、0.010~0.90%であることがより好ましく、0.015~0.80%であることがさらに好ましい。Liの含有率が酸化物換算で0.001%未満であると炭酸化促進効果が得られない。1.0%を超えるとコストが高くなってしまう。酸化物換算のLiの含有率は、実施例に記載の方法にて測定することができる。
上記の非水硬性化合物の中でも、特にγ-2CaO・SiOは、製造時にダスティングと呼ばれる粉化現象をともなうため他化合物に比べて粉砕に要するエネルギーが少ないこと、長期にわたって炭酸(塩)化促進効果が大きい点で好ましい。
本実施形態に係る非水硬性化合物は、CaO原料、SiO原料、MgO原料及びLi原料を所定のモル比で配合して熱処理することによって得られる。CaO原料としては、例えば、石灰石などの炭酸カルシウム、消石灰などの水酸化カルシウム、アセチレン副生消石灰などの副生消石灰、廃コンクリート塊から発生する微粉末、レディーミクストコンクリート工場及びコンクリート製品工場で発生するコンクリートスラッジ(脱水ケーキ)、焼却灰(石炭灰、木質バイオマス、都市ゴミ焼却灰、下水汚泥焼却灰など)、鉄鋼スラグ(転炉スラグ、電気炉スラグなど)などが挙げられる。SiO原料としては、例えば、ケイ石や粘土、さらには、シリカフュームやフライアッシュに代表されるような産業副産物として発生する様々なシリカ質ダストなどが挙げられる。MgO原料としては、例えば、水酸化マグネシウムや塩基性炭酸カルシウム、ドロマイトなどを挙げることができる。また、Li原料としては、炭酸リチウムなどを挙げることができる。なお、CaO原料、SiO原料、MgO原料にLiが含まれる場合は、Li原料を新たに加える必要はない。熱処理時の非エネルギー由来CO排出量の削減からも、副生消石灰、廃コンクリート塊から発生する微粉末、コンクリートスラッジ、都市ゴミ焼却灰や下水汚泥焼却灰など、CaOを含む産業副産物から選ばれる1種又は2種以上を利用できる。中でも他の産業副産物に比べて不純物量が少ない副生消石灰の使用がさらに好ましい。
副生消石灰としては、カルシウムカーバイド法によるアセチレンガスの製造工程で副生される副生消石灰(アセチレンガス製造方法の違いで、湿式品と乾式品がある)、カルシウムカーバイド電気炉の湿式集塵工程で捕獲されるダスト中に含まれる副生消石灰といったアセチレン副生消石灰等が挙げられる。副生消石灰は、例えば、水酸化カルシウムが65~95%(好ましくは、70~90%)で、その他に、炭酸カルシウムを1~10%、酸化鉄を0.1~6.0%(好ましくは、0.1~3.0%)含む。これらの割合は蛍光X線測定、及び示差熱重量分析(TG-DTA)で求まる質量減量分(Ca(OH):405℃~515℃付近、CaCO:650℃~765℃付近)にて確認することができる。レーザー回折・散乱法で測定する体積平均粒子径は、50~100μm程度である。さらに、JIS K 0068「化学製品の水分測定方法」中、乾燥減量法で測定される水分率は、10%以下であることが好ましい。また、CaS、A1、及びCaC・CaSなどイオウ化合物を含んでもよいが、2%以下であることが好ましい。
既述の1,000℃以上の高温での熱処理は、特に限定されるものではないが、例えば、ロータリーキルンや電気炉などによって行うことができる。その熱処理温度は、一義的に定められるものではないが、通常、1,000~1,800℃程度の範囲で行われ、1,200~1,600℃程度の範囲で行われることが多い。
本実施形態は、既述の非水硬性化合物を含む産業副産物を用いることもできる。この際には不純物が共存する。このような産業副産物として、製鋼スラグ等が挙げられる。
CaO原料、SiO原料、MgO原料には不純物を含む場合があるが、本発明の効果を阻害しない範囲内では特に問題とはならない。不純物の具体例としては、例えば、Al、Fe、TiO、MnO、NaO、KO、S、P、F、B、塩素などが挙げられる。また、共存する化合物としては、遊離酸化カルシウム、水酸化カルシウム、カルシウムアルミネート、カルシウムアルミノシリケート、カルシウムフェライトやカルシウムアルミノフェライト、カルシウムフォスフェート、カルシウムボレート、マグネシウムシリケート、リューサイト(KO、NaO)・Al・SiO、スピネルMgO・Al、マグネタイトFe、前述のCaS、A1、及びCaC・CaSなどイオウ化合物などが挙げられる。
これらの不純物のうち、非水硬性セメント組成物中のS(硫黄)の含有率は酸化物(SO)換算で1.0%以下であることが好ましく、0.7%以下であることがより好ましく、さらに0.5%以下であることが好ましい。1.0%以下であることで、十分な炭酸(塩)化促進効果が得られ、また、凝結や硬化性状を適切な範囲にすることができる。酸化物(SO)換算でのSの含有率は、蛍光X線測定により測定することができる。なお、非水硬性セメント組成物中のS(硫黄)は、酸化物換算で2%程度であれば存在していてもよい。
本実施形態において、非水硬性セメント組成物中の非水硬性化合物の含有率(複数種含む場合は合計量に占める含有率)は65%以上であることが好ましく、70%以上であることがより好ましく、75%以上であることがさらに好ましく、なかでも、80%以上が好ましく、85%以上がさらに好ましく、90%以上がよりさらに好ましい。当該非水硬性セメント組成物が、水硬性を示さない範囲(圧縮強度で10N/mm以下)で水硬性セメントを含有していてもよい。水硬性セメントとしては、例えば、ポルトランドセメントや混合セメント等が挙げられる。ポルトランドセメントとしては、例えば、普通、早強、超早強、低熱及び中庸熱等の各種ポルトランドセメントが挙げられる。混合セメントとしては、例えば、フライアッシュ、高炉スラグ、シリカフューム又は石灰石微粉末等がポルトランドセメントと混合された各種の混合セメントが挙げられる。また、上記水硬性セメントに添加される各種の混和材料が含まれていてもよい。
なお、非水硬性セメント組成物中の非水硬性化合物の含有率が100%の場合は、当該非水硬性化合物が非水硬性セメント組成物となる。
また、γ-2CaO・SiO等の非水硬性化合物は、非水硬性セメント組成物が、水硬性を示さない範囲で水硬性化合物(例えば、2CaO・SiO等)が混在していることも可能であり、最大35%まで混在可能である。
非水硬性化合物におけるγ-2CaO・SiOの含有率は、35%以上が好ましく、45%以上がより好ましい。また、γ-2CaO・SiOの含有率の上限値は特に限定されない。製鋼スラグの中では、γ-2CaO・SiO含有率が多い電気炉還元期スラグ又はステンレススラグが好ましい。
また、本実施形態においてはその効果をより発現しやすくする観点から、化学成分として、非水硬性セメント組成物100部中、LiOを0.001~1.0部、CaOを45~70部、SiOを30~55部、Alを0~10部含むことが好ましい。LiOの含有量は後述の実施例に記載の方法により測定することができる。また、CaO、SiO、Alは蛍光X線により測定することができる。
化学成分としては、非水硬性セメント組成物100部中、LiOは0.002~0.5部、CaOは60~70部、SiOは30~45部、Alは0.5~5部含むことがより好ましい。
さらに、化学成分として、非水硬性セメント組成物100部中、LiO、CaO、SiO、及びAlの合計は、90部以上であることが好ましく、95~100部であることがより好ましい。
本非水硬性セメント組成物の非水硬性化合物を定量する方法として、粉末X線回折法によるリートベルト法等が挙げられる。
本実施形態に係る非水硬性化合物のブレーン比表面積は特に限定されるものではないが、1,500cm/g以上が好ましく、また上限は8,000cm/g以下が好ましい。なかでも、2,000~6,000cm/gがより好ましく、4,000~6,000cm/gが最も好ましい。ブレーン比表面積が2,000cm/g以上であることで、良好な材料分離抵抗性が得られ、炭酸(塩)化促進効果が十分になる。また、8,000cm/g以下であることで粉砕する際の粉砕動力が大きくならず経済的であり、また、風化が抑制され品質の経時的な劣化を抑えることができる。
本実施形態の非水硬性セメント組成物の粒度は、使用する目的・用途に依存するため特に限定されるものではないが、通常、ブレーン比表面積で2,500~8,000cm/gが好ましく、3,000~6,000cm/gがより好ましい。2,500cm/g以上であることで強度発現性が十分に得られ、8,000cm/g以下であることで作業性を良好にすることができる。
本実施形態の非水硬性セメント組成物はそれぞれの材料を施工時に混合して作製してもよいし、あらかじめ一部あるいは全部を混合しておいても差し支えない。混合装置としては、既存のいかなる装置も使用可能であり、例えば、傾胴ミキサ、オムニミキサ、ヘンシェルミキサ、V型ミキサ、及びナウタミキサ等の使用が可能である。
本実施形態の非水硬性セメント組成物の炭酸化は、例えば、非水硬性セメント組成物と水とを混合してスラリーとし、これを型枠に注入して締め固める。その後、20~150℃の範囲で、1時間~80時間、大気圧~周囲の大気圧よりも4気圧ほど高い気圧の範囲で、相対湿度1%以上、CO濃度が5~100体積%の範囲の蒸気下で養生することにより行うことができる。
[セメント系材料]
本実施形態に係るセメント系材料は、本発明の非水硬性セメント組成物を含む。なお、本実施形態でいうセメント系材料とは、既述の非水硬性セメント組成物を用いたモルタル、コンクリートといった材料をいう。
非水硬性セメント組成物の使用量は特に限定されるものではないが、通常、セメント系材料100部中1~100部が好ましく、3~90部がより好ましい。3~30部であることで非水硬性セメント組成物による炭酸化効果が発揮されやすくなる。
本実施形態のセメント系材料に対する水の使用量は具体的には、セメント系材料の合計100部に対して水の量は0~60部が好ましい。なお、3部以上であることで充分な成形性が得られ、60部以下であることで強度発現性及び炭酸(塩)化促進効果を十分にすることができる。
本実施形態のセメント系材料では、非水硬性セメント組成物の他に、使用態様に応じて、砂や砂利などの骨材、高炉水砕スラグ微粉末、高炉徐冷スラグ粉末、石灰石微粉末、フライアッシュ、及びシリカフューム、火山灰など天然ポゾラン等の混和材料、膨張材、急硬材、減水剤、AE減水剤、高性能減水剤、高性能AE減水剤、消泡剤、増粘剤、防錆剤、防凍剤、収縮低減剤、ポリマー、凝結調整剤、ベントナイト等の粘土鉱物、並びに、ハイドロタルサイト等のアニオン交換体等の添加剤等、通常のセメント材料に用いられる公知公用の添加剤や混和材を1種又は2種以上、本発明の目的を実質的に阻害しない範囲で使用することが可能である。
本実施形態のセメント系材料はそれぞれの材料を施工時に混合して作製してもよいし、あらかじめ一部あるいは全部を混合しておいても差し支えない。また、各材料及び水の混合方法も特に限定されるものではなく、それぞれの材料を施工時に混合しても良いし、あらかじめ一部を、あるいは全部を混合しておいても差し支えない。また、材料の一部を水と混合した後に残りの材料を混合しても良い。
混合装置としては、既存のいかなる装置も使用可能であり、例えば、傾胴ミキサ、オムニミキサ、ヘンシェルミキサ、V型ミキサ、及びナウタミキサ等の使用が可能である。
得られたセメント系材料の混合粉末は、必要に応じて、分散剤、バインダー、水、有機溶剤等を添加した後、乾式プレス成形法、湿式プレス成形法、泥しょう鋳込成形法、押出成形法、ドクターブレード法等の所望形状のコンクリートを成形するに好適ないろいろの成形方法に供される。
また、炭酸化方法としては、非水硬性セメント組成物の炭酸化方法と同様である。
以下、実施例及び比較例を用いて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を逸脱しない限り、下記の実施例に限定されるものではない。
[実験例1]
(1)非水硬性化合物、水硬性化合物の作製
下記のようにして非水硬性化合物A~D、F、G、及び水硬性化合物Eを作製した。
非水硬性化合物A:Li含有γ-2CaO・SiO。試薬1級の炭酸カルシウムと試薬1級の二酸化ケイ素とをモル比2:1で混合し、さらに混合物に対してLiの含有量が酸化物(LiO)換算で0.1%(内割置換)となるように試薬1級の炭酸リチウムを混合し、1,400℃で2時間熱処理し、室温まで放置して、ブレーン比表面積が4,000cm/gの非水硬性化合物Aを作製した。
非水硬性化合物B:Li含有3CaO・2SiO。試薬1級の炭酸カルシウムと試薬1級の二酸化ケイ素とをモル比3:2で混合し、さらに混合物に対してLiの含有量が酸化物(LiO)換算で0.1%(内割置換)となるように試薬1級の炭酸リチウムを混合し、1,400℃で2時間熱処理し、室温まで放置して、ブレーン比表面積が4,000cm/gの非水硬性化合物Bを作製した。
非水硬性化合物C:Li含有α-CaO・SiO。試薬1級の炭酸カルシウムと試薬1級の二酸化ケイ素とを1:1のモル比で混合し、さらに混合物に対してLiの含有量が酸化物(LiO)換算で0.1%(内割置換)となるように試薬1級の炭酸リチウムを混合し、1,500℃で2時間熱処理し、室温まで放置して、ブレーン比表面積が4,000cm/gの非水硬性化合物Cを作製した。
非水硬性化合物D:Li含有3CaO・MgO・2SiO。試薬1級の炭酸カルシウムと試薬1級の酸化マグネシウムと試薬1級の二酸化ケイ素とを3:1:2のモル比で混合し、さらに混合物に対してLiの含有量が酸化物(LiO)換算で0.1%(内割置換)となるように試薬1級の炭酸リチウムを混合し、1,400℃で2時間熱処理し、室温まで放置して、ブレーン比表面積が4,000cm/gの非水硬性化合物Dを作製した。
水硬性化合物E:β-2CaO・SiO。試薬1級の炭酸カルシウムと試薬1級の二酸化ケイ素とをモル比2:1で混合し、1,400℃で2時間熱処理し、室温まで放置して、粉砕してXRDでγ-2CaO・SiOのピークが確認されなくなるまで同様の熱処理を繰り返した。β-2CaO・SiOのみのピークが確認された後、ブレーン比表面積が4,000cm/gの水硬性化合物Eを作製した。
非水硬性化合物F:γ-2CaO・SiO。試薬1級の炭酸カルシウムと試薬1級の二酸化ケイ素とをモル比2:1で混合し、1,400℃で2時間熱処理し、室温まで放置して、ブレーン比表面積が4,000cm/gの非水硬性化合物Fを作製した。
非水硬性化合物G:LiO+γ-2CaO・SiO。試薬1級の炭酸カルシウムと試薬1級の二酸化ケイ素とをモル比2:1で混合し、1,400℃で2時間熱処理し、室温まで放置して、ブレーン比表面積が4,000cm/gのγ-2CaO・SiOを作製した。
また、試薬1級の炭酸リチウムを1,400℃で2時間熱処理し、室温まで放置してLiO粉末を作製した。
LiOが0.10%(内割置換)となるようにLiO粉末(試薬1級の炭酸リチウムを1,400℃で2時間熱処理したもの)をγ-2CaO・SiOに対して内割混合して、非水硬性化合物Gを作製した。
なお、各非水硬性化合物及び水硬性化合物における酸化物換算のLi含有量は、ICP発光分光分析装置(日立ハイテクサイエンス社製、VISTA-PRO)によって測定した。そして、SPEX社XSTC-22 ICP用混合液を希釈して用いた絶対検量線法から、仕込み量と同量のLi含有量であることを確認している。なお、測定条件は下記のとおりである。
・Li測定波長:670.783nm
・BG補正:フィッティングカーブ法
・検量線用標準溶液:SPEX社XSTC-22 ICP用混合液を希釈して使用
検量線範囲:0-5mg/L(0mg/L,0.1mg/L,0.5mg/L,1mg/L,5mg/Lの5点検量線)
・絶対検量線法で定量
(2)非水硬性化合物からなる非水硬性セメント組成物及び水硬性化合物からなる水硬性組成物の炭酸化反応率評価
各組成物5gを蒸発皿に秤量し、JIS A 1153に準じて7日間、炭酸化養生(室温20℃、相対湿度60%、5%-CO濃度)した。7日間の炭酸化養生後、示差熱重量分析(NETZSCH社製、2020SA型)を用いて、試料重量50±2mg、室温から1,000℃まで昇温速度10℃/分、窒素フロー環境下で熱重量分析(TG)を行った。CaCO生成量(炭酸化反応率)は、TG曲線における650℃~765℃付近の減量分をCaCOの脱炭酸による減量として各試料の炭酸化反応率を次式より算出した。結果を表1に示す。
炭酸化反応率(%)=[ΔmCaCO3/(m-m1,000)]×100.09/44.01×100
ここに、ΔmCaCO3:炭酸カルシウムの脱炭酸量(mg)、m:測定に用いた試料量(mg)、m1,000:1,000℃までの質量減少量(mg)
(3)XRD測定によるバテライト量の測定
粉末X線回折(リガク社製、SmartLab)によって測定した。各組成物に酸化アルミニウムや酸化マグネシウム等の内部標準物質を所定量添加し、めのう乳鉢で充分混合したのち、粉末X線回折測定を実施した。測定結果を定量ソフトで解析し、バテライト含有量を求めた。定量ソフトには、リガク社製の「SmartlabStudio II」を用いた。結果を表1に示す。
Figure 0007210677000001
[実験例2]
実験例1の非水硬性化合物Aと非水硬性化合物Cの各作製において、混合物に対してLiの含有率が酸化物(LiO)換算で0.0005%、0.002%、0.006%、0.10%、0.15%、0.8%、0.9%、1.0%、1.1%(それぞれ内割置換)となるように試薬1級の炭酸リチウムを混合した以外は実験1の非水硬性セメントA及び非水硬性セメントCの作製と同様にして、非水硬性化合物A-1~A-7、非水硬性化合物C-1~C-7を作製した。各非水硬性化合物について実験例1と同様な評価を行った。結果を表2に示す。
Figure 0007210677000002
[実験例3]
実験例1の非水硬性化合物A、非水硬性化合物Cの作製において、硫黄の含有率が酸化物換算で0.5%、0.8%、1.0%、1.5%となるように試薬1級の硫酸カルシウム2水和物を混合した以外は実験1の非水硬性化合物Aの作製と同様にして、非水硬性化合物A-8~A-11、非水硬性化合物C-8~C-11を作製し、それぞれからなる非水硬性セメント組成物を作製した。各非水硬性セメント組成物について実験例1と同様な評価を行った。結果を表3に示す。
Figure 0007210677000003
[実験例4]
非水硬性化合物A又は非水硬性化合物A-1、あるいは非水硬性化合物C又は非水硬性化合物C-1を、水/非水硬性化合物比が30%、非水硬性化合物と砂の比率が1:3(質量比)となるように、JISR 5201に準じてモルタル(セメント系材料)を作製した。作製後、モルタルを約3分間手混合した後、26MPaで直径5cm、高さ10cmのシリンダーに圧縮成型した。圧縮成型後、炭酸化前に圧縮成型体を相対湿度80%の容器に2時間入れた。その後、温度40℃、相対湿度50%、CO濃度20%の環境下で表4に示す各材齢まで促進炭酸化養生を行い、圧縮強度、長さ変化率を測定した。結果を下記表4に示す。また、非水硬性化合物の代わりに水硬性化合物としての普通ポルトランドセメントを用い、水/水硬性化合物比を50%とした以外は上記と同様にした例の結果も表4に示す。
なお、各材料の概要は下記のとおりである。
・水:水道水
・砂:JIS標準砂
<評価方法>
圧縮強度:JIS R 5201「セメントの物理試験方法」に準じて炭酸化材齢1日、3、7、28日の圧縮強度を測定。
長さ変化率:JIS A 6202「コンクリート用膨張材」附属書Bに準拠して、材齢28日目の長さ変化率を測定した。ただし、供試体は打設から1日後に脱型、以降7日まで水中養生をした後に気温20℃、相対湿度60%の環境下で保管した。
Figure 0007210677000004
[実験例5]
実験例4において、非水硬性セメントA又は非水硬性セメントA-1、あるいは非水硬性セメントC又は非水硬性セメントC-1各100部に対して早強セメントを、それぞれを下記表5に示す割合となるように混合してセメント系材料とし、水/セメント系材料比が50%、セメント系材料と砂の比率が1:3(質量比)となるように、JISR 5201に準じてモルタル供試体を作製した。材齢1日で脱型後、温度20℃、相対湿度50%、CO濃度20%の環境下で各材齢までそれぞれを、促進炭酸化養生を行った以外は実験例4と同様にして、圧縮強度(炭酸化材齢7日後)を測定した。結果を下記表5に示す。
圧縮強度:JIS R 5201「セメントの物理試験方法」に準じて圧縮強度を測定。
Figure 0007210677000005
本発明は、特に土木分野、建築分野等で用いられるセメント系材料に好適に使用できる。

Claims (5)

  1. γ-2CaO・SiO、3CaO・2SiO、α-CaO・SiO、及びカルシウムマグネシウムシリケートからなる群から選ばれる1種又は2種以上の非水硬性化合物からなる非水硬性炭酸ガス硬化型セメント組成物であって、前記非水硬性炭酸ガス硬化型セメント組成物中にLiを含有し、該Liの含有率が酸化物換算で0.001~1.0質量%である非水硬性炭酸ガス硬化型セメント組成物。
  2. 化学成分として、非水硬性炭酸ガス硬化型セメント組成物100質量部中、LiOを0.001~1.0質量部、CaOを45~70質量部、SiOを30~55質量部、Alを0~10質量部含む請求項1に記載の非水硬性炭酸ガス硬化型セメント組成物。
  3. 蛍光X線測定による、前記非水硬性炭酸ガス硬化型セメント組成物中の硫黄の含有率がSO換算で1.0質量%以下である請求項1又は2に記載の非水硬性炭酸ガス硬化型セメント組成物。
  4. 前記非水硬性化合物がγ-2CaO・SiOである請求項1~3のいずれか1項に記載の非水硬性炭酸ガス硬化型セメント組成物。
  5. 前記非水硬性化合物のCaO原料に副生消石灰を用いてなる請求項1~4のいずれか1項に記載の非水硬性炭酸ガス硬化型セメント組成物。
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