JP7209575B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡 Download PDF

Info

Publication number
JP7209575B2
JP7209575B2 JP2019068546A JP2019068546A JP7209575B2 JP 7209575 B2 JP7209575 B2 JP 7209575B2 JP 2019068546 A JP2019068546 A JP 2019068546A JP 2019068546 A JP2019068546 A JP 2019068546A JP 7209575 B2 JP7209575 B2 JP 7209575B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
water
end opening
diameter portion
endoscope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019068546A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020163006A (ja
Inventor
俊貴 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP2019068546A priority Critical patent/JP7209575B2/ja
Priority to DE112020001613.7T priority patent/DE112020001613T5/de
Priority to CN202080005418.5A priority patent/CN112770663B/zh
Priority to PCT/JP2020/011036 priority patent/WO2020203165A1/ja
Priority to US17/279,397 priority patent/US20210386282A1/en
Publication of JP2020163006A publication Critical patent/JP2020163006A/ja
Priority to JP2022106444A priority patent/JP2022128499A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7209575B2 publication Critical patent/JP7209575B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00091Nozzles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00096Optical elements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00112Connection or coupling means
    • A61B1/00119Tubes or pipes in or with an endoscope
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/12Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements
    • A61B1/126Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements provided with means for cleaning in-use
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes

Description

本発明は、体内に挿入される挿入部の先端に観察光学系を有する内視鏡に関する。
従来から内視鏡においては、体内へ挿入する挿入部の先端に、被検体を撮像するための観察光学系が設けられている。斯かる観察光学系の表面には、粘液、血液および残渣等の汚れが付着し易い。このように、観察光学系に汚れ等が付着していると被検体の明確な画像を撮りにくい。
これに対して、特許文献1の内視鏡及び特許文献2の内視鏡においては、壁又は斜面に洗浄用の流体を噴射して衝突させて流体の幅を広げることについて開示されている。
また、特許文献3の前方視型内視鏡の先端部及び特許文献4の内視鏡の観察窓洗浄ノズルには、洗浄用の流体の噴射の出射口を狭くすることによって、流体の速度を早めることについて開示されている。
特開2003-210388号公報 特開2012-179221号公報 特開2011-15774号公報 特開2007-252559号公報
一方、内視鏡の高画質化、広視野化のニーズが高まり、観察光学系が大型化しつつある。大型の観察光学径の洗浄の為には、洗浄用の流体が高速で且つ広範囲に噴射されることが必要とされる。
しかしながら、上述した特許文献1の内視鏡、特許文献2の内視鏡においては、壁又は斜面に洗浄用の流体を噴射して衝突させて流体の幅を広げており、大型の観察光学系に対して幅を広げようとすると、より大きな傾斜を必要として物理的に対応できない問題、傾斜が急すぎて衝突による流体の速度低減を生じる問題、又は急勾配によって内視鏡の先端部表面から流体が剥離してしまう問題等が発生する。また、特許文献3の前方視型内視鏡の先端部及び特許文献4の内視鏡の観察窓洗浄ノズルにおいては、出射口を狭めて流体の速度を速くしているので、大型の観察光学径に対応して出射口を広くした場合は流体の速度が低減するので、高速及び広範囲の両立問題を解決出来ない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、洗浄用流体を高速で且つ広範囲に噴射することができ、観察光学系の全面を十分に洗浄ができる内視鏡を提供することにある。
本発明に係る内視鏡は、挿入部の先端に設けられた観察光学系と、前記観察光学系側に流体を送る流体管部とを備える内視鏡において、前記流体管部からの流体が一端開口に流入され、前記流体管部よりも小径の小径部と、前記小径部の他端開口を覆う蓋部と、前記他端開口の径方向に該他端開口の縁から離隔して前記蓋部の内側に設けられ、前記小径部からの流体を出射口に案内する案内壁とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、小径部は前記流体管部よりも小径であるので、小径部に流れ込む流体は流速が速くなり、小径部の他端開口から流れ出した後、案内壁によって出射口まで案内される。この際、小径部の他端開口と案内壁との間にて流体の渦が形成され、流体が高速且つ拡散し易い流れとなる。
本発明によれば、洗浄用流体を高速で且つ広範囲に噴射することができ、観察光学系の全面を十分に洗浄ができる。
本発明の実施の形態1に係る内視鏡の外観図である。 本発明の実施の形態1に係る内視鏡の先端部の外観図である。 図2のIII-III線による断面図である。 図2のIV-IV線による断面図である。 図2のV-V線による断面図である。 図5のVI-VI線による断面図である。 本発明の実施の形態1に係る内視鏡の送気送水ノズルにおいて、洗浄用水の流れをシミュレーションした結果を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る内視鏡の送気送水ノズルにおいて、洗浄用水の流れをシミュレーションした結果を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る内視鏡の送気送水ノズルにおいて、洗浄用水の流れをシミュレーションした結果を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る内視鏡の送気送水ノズルを示す斜視図である。 送気送水ノズルを先端部に取り付けた場合の図10のXI-XI線による先端部の断面図である。 図11のXII-XII線による断面図である。 図11のXIII-XIII線による断面図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る内視鏡について、図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る内視鏡10の外観図である。本実施の形態に係る内視鏡10は、挿入部14と、操作部20と、ユニバーサルコード25と、コネクタ部24とを有する。操作部20は、ユーザの操作を受け付けるボタン201および湾曲ノブ21と、略円筒形状のケース205に設けられたチャンネル入口22とを有する。チャンネル入口22には、処置具等を挿入する挿入口を有する鉗子栓23が取り付けられている。
挿入部14は、被検体の体内に挿入される。挿入部14は長尺であり、先端の一端から順に先端部13、湾曲部12および軟性部11を有する。挿入部14は、他端が折止部16を介して操作部20に接続されている。湾曲部12は、湾曲ノブ21の操作に応じて湾曲する。
以後の説明では、挿入部14の長手方向において、操作部20に近い他端側を操作部側と言い、先端部13に近い一端側を先端部側とも言う。
ユニバーサルコード25は長尺であり、一端が操作部20に接続され、他端がコネクタ部24にそれぞれ接続されている。ユニバーサルコード25は、軟性である。コネクタ部24は、図示しない内視鏡用プロセッサ、光源装置、表示装置および送気送水装置等に接続される。操作部20を適宜操作することによって、コネクタ部24を介して送られてきた洗浄用の流体(空気又は水)が、折止部16を介して先端部13に送られる。
図2は、本発明の実施の形態1に係る内視鏡10の先端部13の外観図である。先端部13は断面視円形であり、先端部13の先端面131は平坦面である。先端部13の先端面131には、観察光学系132、送気送水ノズル140、チャンネル出口18、照明光学系133等が設けられている。
また、先端部13は、観察光学系132を介して被検体の像光を取り込んで撮像を行う撮像素子(図示せず)等が収容された円筒状の収容筒19を有しており、収容筒19の縁部から先端部13の先端面131が延設されている。収容筒19、湾曲部12および軟性部11内には、送気送水ノズル140を介して観察光学系132に噴射される空気及び水の管路が形成されている。
先端面131には2つの照明光学系133が隔てて設けられており、観察光学系132は2つの照明光学系133の間に設けられている。観察光学系132は先端面131側が扁平面である。また、先端面131において、送気送水ノズル140、チャンネル出口18が観察光学系132から離隔して設けられている。
送気送水ノズル140は観察光学系132に向けて空気又は水を噴射し、照明光学系133は照射光を射出して被写体を照明する。
図3は、図2のIII-III線による断面図であり、図4は、図2のIV-IV線による断面図であり、図5は、図2のV-V線による断面図であり、図6は、図5のVI-VI線による断面図である。
送気送水ノズル140は、先端面131に沿って、空気又は水を観察光学系132に向けて噴射する(図3及び図6の矢印参照)。送気送水ノズル140は、空気又は水が出射される出射口141を有する。空気及び水は出射口141を介して観察光学系132に向けて出射される。出射口141は略長円形状である。
送気送水ノズル140は大部分が先端面131に設けられた凹部に挿入されて固定される。
送気送水ノズル140は、筒部147と、筒部147の一方の開口端を封じる蓋部148とを有する。蓋部148及び筒部147は一体形成されている。出射口141は送気送水ノズル140において蓋部148側に設けられている。
筒部147の内側には、連結管部142(流体管部)及び小径部144が設けられており、連結管部142及び小径部144の間には縮径部143が形成されている。
連結管部142は、筒部147の長手方向に沿って延びており、コネクタ部24及び折止部16側から送気チューブ及び送水チューブ(図示せず)を介して送られてくる空気又は水を出射口141に送る。連結管部142は、前記送気チューブ及び送水チューブと小径部144とを連結している。連結管部142の一端に流れ込んだ空気又は水は小径部144を介して出射口141に送られる。
連結管部142において下流側の他端(蓋部148側の端)には、縮径部143を介して小径部144が設けられている。小径部144は連結管部142よりも小径である。小径部144に流れ込んだ空気又は水は出射口141を介して出射される。
上述したように、連結管部142よりも下流側であって、小径部144よりも上流側には縮径部143が形成されている。縮径部143は、連結管部142の他端及び小径部144の一端(一端開口144B)を連結している。縮径部143はテーパ状又は漏斗形状である。即ち、縮径部143では、連結管部142から小径部144に向けて徐々に縮径している。従って、縮径部143を経て小径部144に流れ込む空気又は水は圧力が低減して流速が速くなる。
連結管部142、縮径部143及び小径部144は同一軸を中心として設けられている。
蓋部148は所定の厚みを有する円板状であり、連結管部142、縮径部143及び小径部144の並設方向と交差するように設けられている。蓋部148は内部に案内路149が形成されている。案内路149は扁平な直方形状に切り欠いた空洞であり、他端開口144Aから流れ出した空気又は水を出射口141に案内する。即ち、案内路149は、蓋部148の厚み方向と平行である側壁145(案内壁)と、側壁145と直交する天井壁145Cとを含む。案内路149は出射口141を介して外側と連通している。
連結管部142の一端に流れ込んだ空気又は水は、縮径部143、小径部144、案内路149及び出射口141を介して噴射される。図3には空気又は水の流路を破線にて示している。
蓋部148は、小径部144の他端開口144Aを覆うように設けられている。詳しくは、小径部144の下流側端が、蓋部148の中央部にて案内路149に連通している。即ち、小径部144の他端開口144Aは案内路149と連結されている。
側壁145は小径部144の他端開口144AをU字状に取り囲んでおり、他端開口144Aからの空気又は水を出射口141まで案内する(図6参照)。小径部144の他端開口144Aは例えば円形であり、他端開口144Aの径方向に他端開口144Aの縁から離隔した位置に側壁145が形成されている。
即ち、側壁145において互いに対向している側壁145A及び側壁145B(2つの対向部)の対向方向(図4の実線の矢印方向)において、側壁145A及び側壁145B間の寸法は、他端開口144Aの直径よりも長い。また、前記対向方向と交差する交差方向(図3の実線の矢印方向)、即ち、他端開口144A及び出射口141を繋ぐ方向においても側壁145は他端開口144Aの縁から離れて設けられている。従って、案内路149の内側は、他端開口144Aの径方向における断面積が他端開口144Aの面積より大きい空洞を形成している。
更に、他端開口144Aは前記対向方向において、側壁145A及び側壁145Bの間の中間部に設けられている。また、他端開口144Aは前記交差方向において、出射口141よりも側壁145側に設けられている。
また、前記対向方向における側壁145A及び側壁145B間の寸法は、前記対向方向における出射口141の寸法以下である。即ち、前記対向方向において、側壁145A及び側壁145B間の寸法は、出射口141と同一であるか、又は、出射口141に近づくにつれて大きくなるように設けられている。
このような構成を有することから、本実施の形態に係る内視鏡10においては、広い範囲にて高速の空気又は水を観察光学系132に向けて噴射することができる。
上述したように、案内路149内の空洞は、他端開口144Aの径方向における断面積が、他端開口144Aの面積より大きい。つまり、案内路149内では、他端開口144Aより広くなるので、小径部144の経過時に速度が高くなった空気又は水が他端開口144Aから流れ出す際、案内路149内に広がり、連結管部142より速い速度を維持する。また、この際、他端開口144Aの周辺では渦の流れが形成され、他端開口144A周辺では空気又は水が高速且つ拡散し易い流れとなる。
即ち、上述したように、縮径部143では、連結管部142から小径部144に向けて徐々に縮径しているので、縮径部143を経て小径部144に流れ込む空気又は水は流速が速くなる。流速が速くなった空気又は水は、他端開口144Aから流れ出して天井壁145C及び側壁145によって流れが案内され、他端開口144Aの周辺にて渦の流れを形成する。従って、案内路149内で空気又は水が均一に拡散する。従って、空気又は水が出射口141から出射する際、幅方向(図9の矢印方向)に広がり易く、出射時の噴射力を確保できる。
更に、他端開口144Aは前記対向方向において、側壁145A及び側壁145Bの間の中間部に設けられている。即ち、側壁145A及び側壁145B夫々は、他端開口144Aの縁から略等しい距離を離れているので、同じ大きさの渦の流れが形成され、空気又は水の速度を一層均一にできる。
また、上述したように、他端開口144Aは前記交差方向において、出射口141よりも側壁145寄りに設けられている。即ち、前記交差方向において、他端開口144Aから出射口141までは、渦の流れが形成れる領域を含む広い領域である。従って、空気又は水が他端開口144Aの周辺にて渦の流れを形成した後、直ぐに出射口141を介して出射するものでなく、案内路149内をしばらくの間流れる。よって、この際、空気又は水は流れ方向等が整流されてから観察光学系132に向けて出射口141から出射される。従って、空気又は水が出射口141通過後にあらぬ方向に進行することを防止できる。例えば、空気又は水が、先端面131(観察光学系132の面)と直交する方向において先端面131(観察光学系132の面)から遠ざかる方向に進行することを防止できる。
そのうえ、前記対向方向における側壁145A及び側壁145B間の寸法が、前記対向方向における出射口141の寸法以下である。従って、出射口141に向かう空気又は水が側壁145A及び側壁145Bと衝突して速度を落とすことを抑制でき、高速のまま出射口141から出射される。
図7-図9は、本発明の実施の形態1に係る内視鏡10の送気送水ノズル140において、洗浄用水の流れをシミュレーションした結果を示す図である。洗浄用空気の流れも図7-図9のシミュレーション結果と同様であり、詳しい説明を省略する。
図7は、図3の断面図に対してシミュレーションの結果を示したものであり、図8は、図4の断面図に対してシミュレーションの結果を示したものである。図7及び図8においては、洗浄用水の流れ及び大きさをベクトルで示している。即ち、図7及び図8においては、洗浄用水の流れ方向を矢印の方向で示しており、洗浄用水の速度を矢印の長さにて示している。
図7及び図8から解かるように、洗浄用水は、連結管部142から縮径部143を通過する際に速度が高くなって、小径部144に流れ込む。小径部144(他端開口144A)から流れ出した洗浄用水は、他端開口144Aの周辺で渦の流れを形成する。この後、洗浄用水は、速度を落とさず、出射口141に向かって案内路149内を流れるが、この際、整流が行われる。整流された洗浄用水は出射口141から出射されるが、出射の前後において速度の低減は見当たらない。
図9は、他端開口144Aから観察光学系132までの洗浄用水の流れを示す図である。説明の便宜上、蓋部148が透明であるとして、他端開口144A及び蓋部148を二点鎖線にて示している。また、図9においては、洗浄用水の流れを太い実線にて示しているが、作図の便宜上、6本の線のみで表している。
図9から解かるように、他端開口144Aから流れ出した洗浄用水は、他端開口144Aの周辺で渦の流れを形成し、整流された後、出射口141から出射される。出射後、洗浄用水は幅方向(図9の矢印方向)に広がり始め、観察光学系132に到達時には、観察光学系132の面積よりも広い範囲に広がっている。
以上のように、本発明の実施の形態1に係る内視鏡10は、高速で、且つ送気送水ノズル140の出射口141から出射される前後に速度が変化することなく、洗浄用の空気又は水が観察光学系132に噴射される。且つ送気送水ノズル140から噴射された空気又は水は観察光学系132の面積よりも広範囲に広がるので、観察光学系132の全面をキレイに洗浄することができる。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2に係る内視鏡10の送気送水ノズル140Aを示す斜視図である。図10では、送気送水ノズル140Aにおいて先端面131に設けられた凹部に挿入される部分を一点鎖線にて示しており、先端面131を破線にて示している。
本発明の実施の形態2に係る内視鏡10の送気送水ノズル140Aは、先端面131に設けられた凹部に挿入される半円筒部146を有し、半円筒部146の一方の開口端は蓋部148Aによって封じられている。蓋部148A及び半円筒部146は一体形成されている。
蓋部148Aは円板状であり、半円筒部146の長手方向と直交している。蓋部148Aは半円筒部146と略同一の半径を有し、半円筒部146の前記一方の開口端は、蓋部148Aの周縁に沿って設けられている。蓋部148Aの一面の面積は半円筒部146の径方向の断面面積より大きく、半円筒部146の径方向にて、蓋部148Aの一部が半円筒部146からはみ出ている。以下、蓋部148Aの前記一部をはみ出部と言う。
図11は、送気送水ノズル140Aを先端部13に取り付けた場合の図10のXI-XI線による先端部13の断面図であり、図12は、図11のXII-XII線による断面図であり、図13は、図11のXIII-XIII線による断面図である。
実施の形態1と異なり、本実施の形態2においては、連結管部、小径部及び縮径部が先端部13に設けられている。以下、詳しく説明する。
先端部13の内部には、挿入部14の長手方向に沿って延びる連結管部136が設けられている。また、連結管部136の一端には、折止部16側からの空気又は水を連結管部136に送る前記送気チューブ及び前記送水チューブ(図示せず)が接続され、連結管部136と連通している。連結管部136は、前記送気チューブ及び前記送水チューブを介して送られてくる空気又は水を送気送水ノズル140A側に送る。
即ち、前記送気チューブ及び前記送水チューブを介して連結管部136に流れ込んだ空気又は水は、送気送水ノズル140Aに送られる。
連結管部136における下流側の他端には、縮径部135を介して小径部134が設けられている。小径部134は連結管部136よりも小径である。小径部134に流れ込んだ空気又は水は後述する出射口141Aを介して出射される。
上述したように、連結管部136よりも下流側であって、小径部134よりも上流側には縮径部135が形成されている。縮径部135は、連結管部136の他端及び小径部134の一端(一端開口134B)を連結している。縮径部135はテーパ状又は漏斗形状である。即ち、縮径部135では、連結管部136から小径部134に向けて徐々に縮径している。従って、縮径部135を経て小径部134に流れ込む空気又は水は圧力が低減し、流速が速くなる。
小径部134の他端開口134Aは先端面131に開口しており、蓋部148Aは、小径部134の他端開口134Aを覆うように設けられている。
半円筒部146は蓋部148A側の端部を除いて先端部13に埋設されており、半円筒部146の前記端部に蓋部148Aが先端面131と平行に延設されている。即ち、小径部134の他端開口134Aを含む先端面131の所定範囲が蓋部148Aによって覆われており、他端開口134Aから流れ出した空気又は水を出射口141Aに案内する案内路149Aが形成される。換言すれば、小径部134は他端開口134Aを介して案内路149Aと連結されている
即ち、案内路149Aは、蓋部148A、半円筒部146の前記端部と、先端面131とによって形成された空洞である。案内路149Aは、蓋部148の厚み方向と平行であり、半円筒部146の内面である側壁145R(案内壁)と、側壁145Rと直交し、蓋部148Aの内面である天井壁145Cとを含む。
案内路149Aは出射口141Aを介して外側と連通している。出射口141Aは、蓋部148Aの前記はみ出部の縁と、先端面131と、半円筒部146の蓋部148A側端部の縁とで構成されている。出射口141Aは略長円形状である。
連結管部136の一端に流れ込んだ空気又は水は、縮径部135、小径部134、案内路149A及び出射口141A介して噴射される。図11には空気又は水の流路を破線の矢印にて示している。
側壁145Rは小径部134の他端開口134AをU字状に取り囲んでおり、他端開口134Aからの空気又は水を出射口141Aまで案内する(図13参照)。小径部134の他端開口134Aは例えば円形であり、他端開口134Aの径方向に他端開口134Aの縁から離隔した位置に側壁145Rが形成されている。
即ち、案内路149Aの内側は、他端開口134Aの径方向における断面積が、他端開口134Aの面積より大きい空洞を形成している。
また、本発明の実施の形態2に係る内視鏡10は、他端開口134A及び出射口141Aを繋ぐ前記交差方向(図13の実線の矢印方向)において、側壁145Rのうち、出射口141Aと面する部分が湾曲しており、半円状である。即ち、斯かる部分においては、他端開口134Aの縁から側壁145Rまでの間隔が略同一であるので、均一な大きさの空洞が形成される。従って、他端開口134Aから流れ出した空気又は水は、他端開口134Aの周辺でより均一に渦の流れが形成される。
即ち、縮径部135では、連結管部136から小径部134に向けて徐々に縮径しているので、縮径部135を経て小径部134に流れ込む空気又は水は流速が速くなる。流速が速くなった空気又は水は、他端開口134Aから流れ出して天井壁145C及び側壁145Rによって流れが案内され、他端開口134Aの周辺にて渦の流れを形成する。従って、案内路149A内で空気又は水が均一に拡散する。従って、空気又は水が出射口141Aから出射する際、幅方向に広がり易く、出射時の噴射力を確保できる。
案内路149Aの他の構成は、実施の形態1の案内路149と同様であり、詳しい説明を省略する。
このような構成を有することから、本実施の形態2に係る内視鏡10においても、他端開口134Aから流れ出した空気又は水は、他端開口134Aの周辺でより均一に渦の流れを形成した後、整流されてから、出射口141Aから出射される。出射後、空気又は水は幅方向に広がり始め、観察光学系132に到達時には、観察光学系132の面積よりも広い範囲に広がる。
従って、本発明の実施の形態2に係る内視鏡10は、高速で、且つ送気送水ノズル140Aの出射口141Aから出射される前後に速度が変化することなく、洗浄用の空気又は水が観察光学系132に噴射される。且つ送気送水ノズル140から噴射された空気又は水が観察光学系132の全面をキレイに洗浄することができる。
また、本発明の実施の形態2に係る内視鏡10においては、連結管部136、縮径部135及び小径部134を先端部13の内部に設けることによって、送気送水ノズル140Aを簡単な構成にすることができる。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本発明に係る内視鏡10は以上の記載に限定されるものではない。
以上においては、一つの送気送水ノズル140を備える場合について説明したが、空気用のノズルと水用のノズルを夫々設けても良い。
以上の記載においては、送気送水ノズル140,140Aの出射口141,141Aから空気又は水が噴射される場合を例として説明したが、本発明に係る内視鏡10はこれに限定されるものでない。送気送水ノズル140,140Aの出射口141,141Aから空気と水とが混合された状態で出射されるように構成しても良い。
10 内視鏡
14 挿入部
132 観察光学系
134,144 小径部
134B,144B 一端開口
134A,144A 他端開口
135,143 縮径部
136,142 連結管部(流体管部)
140,140A 送気送水ノズル
141,141A 出射口
145、145R 側壁(案内壁)
145A,145B 側壁(対向部)
148,148A 蓋部

Claims (3)

  1. 挿入部の先端に設けられた観察光学系と、前記観察光学系側に流体を送る流体管部とを備える内視鏡において、
    前記流体管部からの流体が一端開口に流入され、前記流体管部よりも小径の小径部と、
    前記小径部の、前記挿入部の先端面と面一をなす他端開口と、
    前記他端開口を覆う蓋部と
    前記他端開口の径方向に該他端開口の縁から離隔して前記蓋部の内側に設けられ、前記小径部からの流体を出射口に案内する案内壁とを備え、
    前記案内壁は、U字状を成し、前記他端開口から離れて前記他端開口を囲み、
    前記他端開口は、
    前記案内壁の対向する2つの対向部の対向方向において前記2つの対向部間の中間部に設けられており、
    前記対向方向と交差する交差方向にて、前記案内壁のうち前記出射口と対向する部分寄りの位置に設けられていることを特徴とする内視鏡。
  2. 前記流体管部と前記小径部との間に設けられ、前記流体管部側から前記小径部側に向けて縮径する縮径部を備えることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記案内壁における対向する2つの対向部の対向方向において、前記2つの対向部間の寸法は前記出射口の寸法以下であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
JP2019068546A 2019-03-29 2019-03-29 内視鏡 Active JP7209575B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019068546A JP7209575B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 内視鏡
DE112020001613.7T DE112020001613T5 (de) 2019-03-29 2020-03-13 Endoskop
CN202080005418.5A CN112770663B (zh) 2019-03-29 2020-03-13 内窥镜
PCT/JP2020/011036 WO2020203165A1 (ja) 2019-03-29 2020-03-13 内視鏡
US17/279,397 US20210386282A1 (en) 2019-03-29 2020-03-13 Endoscope
JP2022106444A JP2022128499A (ja) 2019-03-29 2022-06-30 内視鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019068546A JP7209575B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 内視鏡

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022106444A Division JP2022128499A (ja) 2019-03-29 2022-06-30 内視鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020163006A JP2020163006A (ja) 2020-10-08
JP7209575B2 true JP7209575B2 (ja) 2023-01-20

Family

ID=72668336

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019068546A Active JP7209575B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 内視鏡
JP2022106444A Pending JP2022128499A (ja) 2019-03-29 2022-06-30 内視鏡

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022106444A Pending JP2022128499A (ja) 2019-03-29 2022-06-30 内視鏡

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20210386282A1 (ja)
JP (2) JP7209575B2 (ja)
CN (1) CN112770663B (ja)
DE (1) DE112020001613T5 (ja)
WO (1) WO2020203165A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023248288A1 (ja) * 2022-06-20 2023-12-28 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004290457A (ja) 2003-03-27 2004-10-21 Fuji Photo Optical Co Ltd 内視鏡先端面洗浄用ノズル及び内視鏡
JP2007252559A (ja) 2006-03-23 2007-10-04 Pentax Corp 内視鏡の観察窓洗浄ノズル
JP2011212391A (ja) 2010-04-02 2011-10-27 Hoya Corp 内視鏡装置及び送気送液ノズル
JP2013034498A (ja) 2011-08-03 2013-02-21 Olympus Corp 内視鏡
JP2013128660A (ja) 2011-12-21 2013-07-04 Hoya Corp 内視鏡装置及び送気送液ノズル
JP2013220179A (ja) 2012-04-16 2013-10-28 Hoya Corp 内視鏡

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5871440A (en) * 1995-12-15 1999-02-16 Olympus Optical Co., Ltd. Endoscope
JP3845311B2 (ja) 2002-01-21 2006-11-15 オリンパス株式会社 内視鏡
JP4391956B2 (ja) * 2005-03-15 2009-12-24 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡用挿入部及び内視鏡
JP2007244796A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Fujinon Corp 内視鏡の観察窓洗浄装置
JP5271835B2 (ja) 2009-07-08 2013-08-21 Hoya株式会社 前方視型内視鏡の先端部
JP5261518B2 (ja) 2011-03-01 2013-08-14 富士フイルム株式会社 内視鏡
JP2012254137A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Fujifilm Corp 内視鏡
JP6050211B2 (ja) * 2013-10-08 2016-12-21 富士フイルム株式会社 内視鏡
JP6368276B2 (ja) * 2015-04-24 2018-08-01 富士フイルム株式会社 内視鏡

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004290457A (ja) 2003-03-27 2004-10-21 Fuji Photo Optical Co Ltd 内視鏡先端面洗浄用ノズル及び内視鏡
JP2007252559A (ja) 2006-03-23 2007-10-04 Pentax Corp 内視鏡の観察窓洗浄ノズル
JP2011212391A (ja) 2010-04-02 2011-10-27 Hoya Corp 内視鏡装置及び送気送液ノズル
JP2013034498A (ja) 2011-08-03 2013-02-21 Olympus Corp 内視鏡
JP2013128660A (ja) 2011-12-21 2013-07-04 Hoya Corp 内視鏡装置及び送気送液ノズル
JP2013220179A (ja) 2012-04-16 2013-10-28 Hoya Corp 内視鏡

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022128499A (ja) 2022-09-01
WO2020203165A1 (ja) 2020-10-08
US20210386282A1 (en) 2021-12-16
CN112770663A (zh) 2021-05-07
DE112020001613T5 (de) 2021-12-09
CN112770663B (zh) 2023-12-19
JP2020163006A (ja) 2020-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11064876B2 (en) Endoscope
CN106063697B (zh) 内窥镜
JP7268092B2 (ja) 内視鏡
CN109640784A (zh) 内窥镜和内窥镜系统
JP2022128499A (ja) 内視鏡
CN110267579B (zh) 内窥镜
JP5297901B2 (ja) 内視鏡挿入部の先端部構造
KR20190029337A (ko) 세척기능이 구비된 카테터 및 그 운용방법
JP4488265B2 (ja) 内視鏡
US20230263377A1 (en) Endoscope
JP7439311B2 (ja) 内視鏡
JP2003290139A (ja) 内視鏡の観察窓洗浄用流体供給機構
JP2004041430A (ja) 内視鏡の先端部構造
JP2005006822A (ja) 内視鏡およびその洗浄方法
JP2004201734A (ja) 副送水管路を有する内視鏡の洗浄方法及び洗浄用アダプタ
JP2014012066A (ja) 内視鏡
JP2001286435A (ja) 内視鏡の観察窓洗浄装置
JP2018102383A (ja) 内視鏡用レンズ洗浄シース

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220729

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220729

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220809

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7209575

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150