JP7208950B2 - セミトレーラ - Google Patents

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本発明は、トラクタに連結され、けん引されるトレーラに関する。
一般的に、集配場間を結ぶ幹線道路等では、大型トラック,セミトレーラ又はフルトレーラが使われる。さらに、フルトレーラが使用可能な場合にはフルトレーラが使われ、フルトレーラが使用不能又は使用困難な場合にはセミトレーラが使われ、セミトレーラが使用不能又は使用困難な場合には大型トラックが使われる。セミトレーラの方が大型トラックよりも一度に多くの荷物を運べ、フルトレーラの方がセミトレーラよりも一度に多くの荷物を運べるからである。
これに対し、集配場から各エリアの配送拠点までの輸送には、大型トラック又はセミトレーラが主に使われる。配送拠点の多くは規模が小さく、フルトレーラのような大型車両での荷役ができないか、困難だからである。
そのため、フルトレーラを使って集配場まで荷物を運んだ場合には、当該集配場で大型トラック等に荷物を積み替える必要がある。一方、荷台を備えているけん引車(フルトラクタ)でセミトレーラをけん引して集配場まで荷物を運んだ場合には、荷物を積み替える必要がない。集配場でフルトラクタとセミトレーラとを分離し、フルトラクタ(大型トラック)とセミトレーラのそれぞれで集配場から各配送拠点まで荷物を運べばよいからである。この場合、セミトレーラは、荷台を備えていないけん引車(セミトラクタ)によってけん引される。
ここで、セミトラクタは、セミトレーラが備えるキングピンが連結される第5輪カプラを備えているが、フルトラクタは第5輪カプラを備えていない。そこで、フルトラクタでセミトレーラをけん引する際には、第5輪カプラを備えるドリーが用いられる。ドリーは、第5輪カプラの他に、ドローバ,ドローバの前端に設けられたルネットアイ等を備えている。さらに、ドリーが備える第5輪カプラの後方には、一対のガイドが設けられている。
一方、フルトラクタは、ドリーに設けられているルネットアイに連結されるピントルフックを備えている。また、セミトレーラには、ドリーに設けられている一対のガイドの間に挿入されるウェッジを備えている。
セミトレーラとドリーとが連結されると、セミトレーラのキングピンとドリーの第5輪カプラとが回転自在に連結され、かつ、セミトレーラのウェッジがドリーの一対のガイドの間に挿入される。この結果、キングピンと第5輪カプラとの相対回転が抑制され、セミトレーラに対するドリーの回転(旋回)は、ターンテーブルの回転によって実現される。
特開2018-144516号公報
セミトラクタとセミトレーラとは、ドリーを用いることなく直接連結される。よって、セミトラクタとセミトレーラとが連結されるときには、セミトレーラが備えるウェッジは使用されない。そこで、セミトレーラが備えるウェッジは、セミトラクタが備える第5輪カプラとの干渉を避けるために、キングピンの後方に配置されている。しかし、セミトラクタのフレームや泥除けの形状や配置等によっては、これらとウェッジとが干渉してしまうことがあった。この結果、セミトレーラに連結可能なセミトラクタが限定されることがあった。
また、フルトラクタとセミトレーラとをドリーを介して連結する際、セミトレーラが備えるウェッジとドリーが備えるガイドとが干渉し、セミトレーラとドリーとを容易に連結できないことがあった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、トラクタやドリーとの干渉を回避可能なウェッジを有するセミトレーラを提供することである。
本発明のセミトレーラは、セミトラクタ及びドリーの両方に連結可能である。本発明のセミトレーラは、セミトラクタ又はドリーが備えるカプラに連結されるキングピンと、前記キングピンの後方に設けられ、前記ドリーが備える一対のガイドの間に挿入されるウェッジと、前記ウェッジを駆動するアクチュエータと、を有する。前記アクチュエータは、前記ウェッジを作動位置と収納位置とに移動させる。そして、前記ウェッジは、当該セミトレーラと前記セミトラクタとが連結されるときには、前記アクチュエータによって前記収納位置に移動される。前記ウェッジは、当該セミトレーラと前記ドリーとが連結されるときには、前記アクチュエータによって前記作動位置に移動され、一対の前記ガイドの間に挿入される。
本発明の一態様では、当該セミトレーラが前記ドリーに連結されるときには、前記カプラと前記キングピンとが連結された後に、前記ウェッジが前記収納位置から前記作動位置に移動され、一対の前記ガイドの間に挿入される。
本発明の他の一態様では、前記ウェッジは、前記キングピンの後方に回転可能に設けられ、前記アクチュエータは、前記ウェッジを前記作動位置と前記収納位置とに回転させる。
本発明の他の一態様では、前記ウェッジは、前記キングピンの後方に昇降可能に設けられ、前記アクチュエータは、前記ウェッジを前記作動位置と前記収納位置とに昇降させる。
本発明の他の一態様では、前記アクチュエータは、空圧アクチュエータである。
本発明によれば、トラクタやドリーとの干渉を回避可能なウェッジを有するセミトレーラが実現される。
本発明が適用されたセミトレーラの一例を示す側面図である。 (A),(B)は、図1に示されるセミトレーラが備えるウェッジ及び空圧アクチュエータを示す部分拡大図である。 図1に示されるセミトレーラとフルトラクタとの接続態様を示す側面図である。 図1に示されるセミトレーラとフルトラクタとの接続態様を示す他の側面図である。 図1に示されるセミトレーラとセミトラクタとの接続態様を示す側面図である。 図1に示されるセミトレーラとセミトラクタとの接続態様を示す他の側面図である。 (A)は図3,図4に示されているドリーの詳細を示す平面図であり、(B)は側面図である。 ドリーの一対のガイドと、それらガイドの間に挿入されたセミトレーラのウェッジとを示す拡大図である。
以下、本発明のセミトレーラの実施形態の一例について図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示されるように、本実施形態に係るセミトレーラ1は、荷台10と、荷台10の上に設けられた箱体11と、を有している。箱体11は、床板,天井板,前壁板,右壁板,左壁板を備えており、これらは荷台10に固定されている。また、箱体11は、前壁板と対向する2枚の後壁板を備えている。一方の後壁板は、右壁板の後端に回転可能に連結され、他方の後壁板は、左壁板の後端に回転可能に連結されている。これら2枚の後壁板により、箱体11内に荷物を出し入れしたり、人が出入りしたりするための扉が形成されている。つまり、本実施形態に係るセミトレーラ1は、両開きの扉を備えたバンタイプのセミトレーラである。
尚、図1には示されていないが、荷台10は、セミトレーラ1の長手方向(前後方向)に延びる2本のメインフレームと、セミトレーラ1の幅方向(左右方向)に延びる複数本のクロスメンバーと、によって構成されている。それぞれのクロスメンバーは、2本のメインフレームの間に掛け渡されている。メインフレーム及びクロスメンバーは鋼鉄によって形成されており、これらメインフレーム及びクロスメンバーによって荷台10の強度が維持されている。
荷台10の後部には2本の車軸が設けられており、それぞれの車軸の両端に車輪12が装着されている。つまり、セミトレーラ1は二軸タイプである。それぞれの車軸は、重ね板ばね等からなるサスペンションによって支持されている。
荷台10の左右にはサイドガード13及び支持脚14が設けられている。それぞれの支持脚14は、セミトレーラ1の高さ方向(上下方向)に伸縮可能である。支持脚14は、必要に応じて伸長されて接地し、セミトレーラ1の前部を支持する。
図1に示されるように、荷台10の下面前方にはキングピン20が設けられており、キングピン20の近傍には板状のウェッジ30が設けられている。ウェッジ30は、前後方向においてはキングピン20の後方であって、左右方向においてはキングピン20と同じ位置に配置されている。ウェッジ30は前後に回転可能に支持されている。ウェッジ30は、図1には示されていないアクチュエータによって駆動されて、作動位置と収納位置とに移動される。図1に示されているウェッジ30は作動位置にある。ウェッジ30が不図示の収納位置から図示されている作動位置に移動されると、ウェッジ30の荷台下面10aに対する突出長が増大する。一方、ウェッジ30が図示されている作動位置から不図示の収納位置に移動されると、ウェッジ30の荷台下面10aに対する突出長が減少する。
主に図2(A),(B)を参照しながらウェッジ30の構造や動作等についてさらに詳しく説明する。ウェッジ30は、支持ピン30aによってセミトレーラ1の荷台10に回転可能に取り付けられている。ウェッジ30の後方には空圧アクチュエータ31が設けられている。空圧アクチュエータ31は、シリンダ31a及びロッド31bを備えており、ロッド31bの先端はウェッジ30の背面に連結されている。
図2(B)に示されている空圧アクチュエータ31のロッド31bが伸びると、ウェッジ30の下部が前方に押し出される。この結果、ウェッジ30は、支持ピン30aを支点として前方に回転し、図2(A)に示されている作動位置に移動する。一方、図2(A)に示されている空圧アクチュエータ31のロッド31bが縮むと、ウェッジ30の下部が後方に引っ張れる。この結果、ウェッジ30は、支持ピン30aを支点として後方に回転し、図2(B)に示されている収納位置に移動する。尚、空圧アクチュエータ31のロッド31bの伸縮は、運転手やその他の作業者によるエアーバルブの操作によって実現される。エアーバルブには、例えば、SMC株式会社製のハンドバルブ(VH332-03-R)を使用することができる。
図2(A)に示されるように、作動位置に移動したウェッジ30は、荷台下面10aに対して垂直又は略垂直になる。一方、図2(B)に示されるように、収納位置に移動したウェッジ30は、荷台下面10aに対して平行又は略平行になる。また、ウェッジ30が作動位置にあるときの荷台下面10aに対するウェッジ30の突出長(L1)は、ウェッジ30が収納位置にあるときの荷台下面10aに対するウェッジ30の突出長(L2)よりも長い。本実施形態における突出長(L2)は、マイナスである。つまり、ウェッジ30が収納位置にあるとき、当該ウェッジ30の下端は、荷台下面10aよりも上方に位置しており、荷台下面10aから突出しない。
図3,図4に示されるように、セミトレーラ1は、ドリー40に連結することができ、ドリー40を介してフルトラクタ100に連結することができる。また、図5,図6に示されるように、セミトレーラ1は、セミトラクタ200に直接連結することもできる。つまり、セミトレーラ1は、フルトラクタ100及びセミトラクタ200の両方に連結可能である。言い換えれば、セミトレーラ1は、フルトレーラ方式及びセミトレーラ方式の両方の連結方式に対応可能である。
図3,図4に示されているドリー40は、セミトレーラ1に連結・分離可能なコンバータドリーである。図7(A),(B)に示されるように、ドリー40は、略矩形のドリーフレーム41,車軸42,ドローバ43,ターンテーブル44及びカプラ45Aを備えている。車軸42は、ドリーフレーム41に設けられている軸受によって回転自在に支持されている。また、車軸42は、ドリーフレーム41を左右に横断しており、ドリーフレーム41の左右に突出している車軸42の両端部に、車輪46が2つずつ装着されている。尚、カプラ45Aは、一般的に「第5輪カプラ」と呼ばれる。そこで、以下の説明では、カプラ45Aを「第5輪カプラ45A」と呼ぶ場合がある。
ドローバ43は、ドリーフレーム41の前端から前方に向かって延びている。ドローバ43は、図7(A)に示される平面視において略二等辺三角形の外観を呈する。二等辺三角形の底辺に相当するドローバ43の基端は、ドリーフレーム41の前端にセンターボス47によって回転自在に連結されている。二等辺三角形の頂点に相当するドローバ43の先端には、フルトラクタ100が備えるピントルフック101(図3,図4)に連結されるルネットアイ48が設けられている。
図7(A),(B)に示されているターンテーブル44は、ドリーフレーム41の上面中央又は略中央に搭載されており、第5輪カプラ45Aは、ターンテーブル44によって回転自在に支持されている。具体的には、ターンテーブル44及び第5輪カプラ45Aは、図7(B)に模式的に示されている回転軸Xを中心として、ドリーフレーム41に対して回転自在とされている。もっとも、ターンテーブル44には、ジャックナイフ防止装置が組み込まれている。ジャックナイフ防止装置は、ブレーキディスク,ブレーキヘッド及び電気・油圧回路等から構成されるブレーキ装置である。図4に示されている連結状態では、後退時や急制動時等に、フルトラクタ100とセミトレーラ1との間で折れ曲がり現象(ジャックナイフ現象)が発生する恐れがある。ジャックナイフ防止装置は、図7(A),(B)に示されているターンテーブル44の回転を必要に応じて抑制し、ジャックナイフ現象の発生を防止する。ジャックナイフ防止装置の詳細については、例えば、特公昭58-24283号公報に記載されている。
図7(A),(B)に示されるように、第5輪カプラ45Aの後方に一対のガイド49が設けられている。それぞれのガイド49は、第5輪カプラ45Aの左右両側に設けられており、第5輪カプラ45Aの左右の爪と略同方向に延びている。また、一対のガイド49は、キングピン20(図3)が通過可能な隙間Gを介して対向している。尚、隙間Gは、第5輪カプラ45Aの左右の爪の間を経由して第5輪カプラ45Aのジョーに連通している。
再び図3を参照する。既述のとおり、セミトレーラ1は、ドリー40を介してフルトラクタ100に連結される。具体的には、セミトレーラ1に設けられているキングピン20がドリー40に設けられている第5輪カプラ45Aに連結され、フルトラクタ100に設けられているピントルフック101がドリー40に設けられているルネットアイ48に連結される。また、セミトレーラ1に設けられているウェッジ30がドリー40に設けられている一対のガイド49(図7(A))の間に挿入される。
セミトレーラ1とドリー40とが連結されると、セミトレーラ1のキングピン20と、ドリー40の第5輪カプラ45Aとは回転自在に係合する。もっとも、セミトレーラ1側のウェッジ30が、ドリー40側のガイド49(図7(A))の間に嵌っていることにより、キングピン20と第5輪カプラ45Aとの相対回転が抑制される。よって、図4に示されているセミトレーラ1とドリー40との相対回転は、ジャックナイフ防止装置が組み込まれているターンテーブル44(図7(A),(B))の回転によって実現される。
ここで、セミトレーラ1とドリー40とを連結するときには、セミトレーラ1が備えるウェッジ30を収納位置(図2(B))に移動させた状態で、セミトレーラ1のキングピン20と、ドリー40の第5輪カプラ45Aとを連結させる。その後、ウェッジ30を収納位置(図2(B))から作動位置(図2(A))に移動させる。すると、図8に示されるように、セミトレーラ1のウェッジ30がドリー40の一対のガイド49の間に挿入される。尚、図8に示されているウェッジ30を収容位置に移動させると、当該ウェッジ30は、一対のガイド49の間から離脱する。
上記のように、セミトレーラ1に設けられているウェッジ30は、作動位置と収納位置とに移動可能な可動式である。よって、セミトレーラ1とドリー40とを連結するときには、セミトレーラ1が備えるキングピン20とドリー40が備える第5輪カプラ45Aとを連結させた後に、セミトレーラ1が備えるウェッジ30を収納位置から作動位置に移動させることができる。言い換えれば、キングピン20と第5輪カプラ45Aとを連結するときには、ウェッジ30を収納位置に退避させることができる。したがって、セミトレーラ1が備えるウェッジ30とドリー40が備えるガイド49とが干渉し、キングピン20と第5輪カプラ45Aとの連結が阻害されることはない。
尚、ドリー40は、セミトレーラ1のウェッジ30が一対のガイド49の間に挿入されていることを検知する検知手段と、検知手段の検知結果を知らせる報知手段と、を備えていることが好ましい。図8に示されるように、本実施形態におけるドリー40には、検知手段としてのセンサ50と、報知手段としてのブザー(不図示)と、が設けられている。センサ50は、非接触式センサであって、ガイド49の近傍に配置されている。センサ50は、ウェッジ30が一対のガイド49の間に挿入されると、当該ウェッジ30を検知し、検知信号を出力する。ブザーは、検知信号又は検知信号に基づくその他の信号が入力されると、それまで鳴らしていた警報音を停止させる。
次に、セミトレーラ1とセミトラクタ200とを連結する場合について説明する。図5に示されるように、セミトラクタ200は第5輪カプラ45Bを備えている。セミトラクタ200が備える第5輪カプラ45Bは、ドリー40が備える第5輪カプラ45A(図7(A),(B))と同一又は実質的に同一のカプラである。そこで、図5に示されているセミトレーラ1とセミトラクタ200とを連結するときには、セミトレーラ1が備えるウェッジ30を収納位置(図2(B))に移動させた状態で、セミトレーラ1のキングピン20と、セミトラクタ200の第5輪カプラ45Bとを連結させる。尚、図5には、便宜上の理由により、ウェッジ30が示されている。しかし、ウェッジ30が収納位置にあるとき、当該ウェッジ30は荷台下面10aから突出しない(図2(B)参照)。
ここで、セミトラクタ200には、ドリー40が備えるガイド49(図7(A),(B))に相当するガイドその他の部材は設けられていない。そのため、セミトレーラ1とセミトラクタ200とを連結するときには、セミトレーラ1が備えるウェッジ30は使用されない。よって、セミトレーラ1とセミトラクタ200とを連結する場合は、キングピン20と第5輪カプラ45Bとの連結の前後を通じてウェッジ30を収納位置に維持する。この結果、セミトラクタ200のフレームや泥除け等とセミトレーラ1のウェッジ30とが干渉することはない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、ウェッジ30の移動方式は、回転(回動)に限定されず、直動に変更することもできる。例えば、ウェッジ30をキングピン20の後方に昇降可能に設けることもできる。この場合、ウェッジ30の駆動源である空圧アクチュエータ31は、ウェッジ30を作動位置と収納位置とに昇降させる。
ウェッジ30の駆動源であるアクチュエータは、空圧アクチュエータ31に限られず、油圧アクチュエータやソレノイドアクチュエータ等の他のアクチュエータに置換することができる。また、ウェッジ30の位置を検知する検知手段は、非接触型に限られず、リミットスイッチ等の接触型に置換することができる。検知手段の検知結果を知らせる報知手段は、ブザーに限られず、トラクタの運転席やその他の場所に設けられるランプやディスプレイ等に置換することができる。また、検知手段と報知手段の一方又は双方をセミトレーラ1に設けてもよい。
ウェッジ30は、ドリー40が備える一対のガイド49の間に挿入可能な作動位置と、ドリー40やセミトラクタ200と干渉することがない収納位置と、に移動可能であればよい。かかる要求を満たせば、収納位置にあるときの荷台下面10aに対するウェッジ30の突出長(L2)は、マイナスでなくともよい。つまり、ウェッジ30が収納位置にあるとき、当該ウェッジ30が荷台下面10aから突出してもよい。
1 セミトレーラ
10 荷台
10a 荷台下面
11 箱体
12,46 車輪
13 サイドガード
14 支持脚
20 キングピン
21,42 車軸
30 ウェッジ
30a 支持ピン
31 空圧アクチュエータ
31a シリンダ
31b ロッド
40 ドリー
41 ドリーフレーム
43 ドローバ
44 ターンテーブル
45A、45B カプラ(第5輪カプラ)
47 センターボス
48 ルネットアイ
49 ガイド
50 センサ
100 フルトラクタ
101 ピントルフック
200 セミトラクタ
G 隙間
X 回転軸

Claims (3)

  1. セミトラクタ及びドリーの両方に連結可能なセミトレーラであって、
    セミトラクタ又はドリーが備えるカプラに連結されるキングピンと、
    前記キングピンの後方に回転可能に設けられ、前記ドリーが備える一対のガイドの間に挿入されるウェッジと、
    前記ウェッジを駆動するアクチュエータと、を有し、
    前記アクチュエータは、前記ウェッジを作動位置と収納位置とに回転させ、
    前記ウェッジは、当該セミトレーラと前記セミトラクタとが連結されるときには、前記アクチュエータによって前記収納位置に回転され、
    前記ウェッジは、当該セミトレーラと前記ドリーとが連結されるときには、前記アクチュエータによって前記作動位置に回転され、一対の前記ガイドの間に挿入される、セミトレーラ。
  2. 請求項1に記載のセミトレーラにおいて、
    当該セミトレーラと前記ドリーとが連結されるときには、前記カプラと前記キングピンとが連結された後に、前記ウェッジが前記収納位置から前記作動位置に回転され、一対の前記ガイドの間に挿入される、セミトレーラ。
  3. 請求項1又は2に記載のセミトレーラにおいて、
    前記アクチュエータは、空圧アクチュエータである、セミトレーラ。
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