JP7208232B2 - クロック分配システム - Google Patents

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Description

本発明は、一般にコンピュータシステムに関し、具体的にはクロック分配システムに関する。
論理機能を実現する典型的な回路は、クロックに基づいて動作し、データを同期させ、および/または論理機能の時間ベースのフローを提供することができる。相補型金属酸化物半導体(CMOS)技術に基づく回路は、所与の論理回路またはゲートがデータを処理または他の論理機能に対して転送するために、1つまたは複数の入力でデータを取り込むタイミングを示すクロックを実装することができる。したがって、所与のクロックは、回路内の様々なデバイスにクロック信号を提供して、必要なタイミング情報を提供し、データ転送およびタイミング機能を実質的に同期させることができる。逆量子論理(RQL:reciprocalquantum logic)回路など他のタイプの回路が、クロック信号を実装することができる。RQL回路は、例えば実質的に安定した周波数を有する正弦波信号として提供されるクロックに基づいてタイミング情報を実現することができる。
一実施形態は、クロック分配システムを含む。システムは、正弦波クロック信号を伝搬する少なくとも1つの共振器スパインと、少なくとも1つの共振器スパインに導電的に結合され、定在波共振器として構成された少なくとも1つの共振器リブとを含む。システムは、少なくとも1つのトランス結合線も含む。少なくとも1つのトランス結合線の各々は、関連する回路に導電的に結合され、少なくとも1つの共振器リブへの複数の誘導結合を有し、加算的な態様で、複数の誘導結合の各々を介して正弦波クロックに対応するクロック電流を誘導的に生成して関連する回路に機能を提供する。
別の実施形態は、クロック分配システムを含む。システムは、正弦波クロック信号を伝搬する少なくとも1つの共振器スパインと、少なくとも1つの共振器スパインに導電的に結合され、定在波共振器として構成された少なくとも1つの共振器リブとを含む。システムは、少なくとも1つのトランス結合線をさらに含む。少なくとも1つのトランス結合線の各々は、関連する回路に導電的に結合され、複数の屈曲部を含み、複数の誘導結合部分を形成する。複数の誘導結合部分の各々は、少なくとも1つの共振器リブに誘導的に結合されて、正弦波クロック信号に対応するクロック電流を誘導的に生成して関連する回路に機能を提供することができる。
別の実施形態は、クロック分配システムを含む。システムは、正弦波クロック信号を伝搬する少なくとも1つの共振器スパインと、少なくとも1つの共振器スパインに導電的に結合され、定在波共振器として構成された少なくとも1つの共振器リブとを含む。少なくとも1つの共振器リブの各々は、複数の屈曲部を含み、複数の平行部分を提供する。システムは、少なくとも1つのトランス結合線をさらに含む。少なくとも1つのトランス結合線の各々は、関連する回路に導電的に結合され得る。少なくとも1つのトランス結合線の各々は、少なくとも1つの共振器リブの複数の平行部分に誘導的に結合され、正弦波クロック信号に対応するクロック電流を誘導的に生成して関連する回路に機能を提供することができる。
クロック分配システムの例を示す図である。 共振器システムの例を示す図である。 共振器システムの例および電流のグラフを示す図である。 共振器システムの別の例および電流のグラフを示す図である。 共振器システムのさらに別の例および電流のグラフを示す図である。 共振器システムの別の例を示す図である。 共振器システムの別の例を示す図である。 共振器システムの別の例を示す図である。 共振器システムの別の例を示す図である。 共振器システムの別の例を示す図である。 共振器システムの別の例を示す図である。 共振器システムの別の例を示す図である。 共振器システムの別の例を示す図である。 共振器システムの別の例を示す図である。 共振器システムの別の例を示す図である。 図15の共振器システムの別の例を示す図である。
本発明は、一般にコンピュータシステムに関し、具体的にはクロック分配システムに関する。本明細書で説明されるように、クロック分配システムは、共振器「スパイン」および「リブ」構成として配置されている。本明細書で説明されるように、共振器に関する「スパイン」という用語は、正弦波クロック信号(例えば、同相または直交位相クロック信号)を伝搬するように構成された導体を表す。共振器に関する「リブ」という用語は、スパインに導電的に結合され、正弦波クロック信号を伝搬する定在波共振器として構成される導体を表す。クロック分配システムは、複数の共振器リブを含むことができ、複数の共振器リブは、各々が同じ共振器スパインに導電的に結合され、したがって、各々が共振器スパインからの正弦波クロック信号を別々に伝搬することができる。
加えて、クロック分配システムは、関連する回路に導電的に結合された少なくとも1つのトランス結合線を含む。トランス結合線(複数可)は、複数の誘導結合を介して共振器リブ(複数可)に誘導的に結合され、正弦波クロック信号に対応するクロック電流を誘導的に生成して関連する回路に機能を提供する。本明細書で説明されるように、共振器リブおよびスパインの多数の異なる構成、したがって、トランス結合線(複数可)の共振器リブ(複数可)への誘導結合を提供するための多数の異なる方法が存在する。本明細書で説明される異なる構成の各々において、トランス結合線の共振器リブ(複数可)への誘導結合は、同じ共振器リブ(複数可)に誘導的に結合された異なるトランス結合線に対するトランス結合線における誘導クロック電流の不均一性を軽減する方法で提供される。
図1は、クロック分配システム10の例を示す。クロック分配システム10は、逆量子論理(RQL)回路設計などの様々なアプリケーションで実装され得る。例えば、クロック分配システム10は、集積回路(IC)チップに、またはその一部として実装され得る。
クロック分配システム10は、少なくとも1つの共振器システム12を含む。共振器システム12(複数可)は、本明細書で説明されるように、クロック分配システム10が実装されるICチップにわたって分配され得る、それぞれの1つまたは複数の回路14の各々にクロック信号CLKを提供するように構成され得る。図1の例では、共振器システム12(複数可)の各々は、少なくとも1つの共振器スパイン16および少なくとも1つの共振器リブ18を含む。共振器リブ18(複数可)は、各々、共振器スパイン16(複数可)のうちの所与の1つに導電的に結合されている。したがって、(例えば、ローカル発振器から)共振器スパイン16(複数可)に提供されたクロック信号CLKは、それぞれの共振器リブ18(複数可)の各々を伝搬するように提供され得る。
図1の例では、共振器システム12は、少なくとも1つのトランス結合線20も含む。トランス結合線20(複数可)の各々は、共振器リブ18(複数可)のうちの1つまたは複数に誘導的に結合されて、回路14(複数可)のうちの関連する1つにクロック電流ICLKを誘導的に提供することができる。特に、トランス結合線20(複数可)は、複数の誘導結合を介してそれぞれの共振器リブ18(複数可)に誘導的に結合され、正弦波クロック信号に対応するクロック電流ICLKを誘導的に生成して関連する回路14(複数可)に機能(例えば、タイミング機能および/または電力分配機能)を提供する。本明細書で説明されるように、共振器リブ18(複数可)およびスパイン16(複数可)の多数の異なる構成、したがって、トランス結合線20(複数可)の共振器リブ18(複数可)への誘導結合を提供するための多数の異なる方法が存在し得る。本明細書で説明される異なる構成の各々において、トランス結合線20(複数可)のうちの所与の1つの共振器リブ18(複数可)への誘導結合は、同じ共振器リブ18(複数可)に同様に誘導的に結合されたトランス結合線20(複数可)のうちの異なる1つに対するトランス結合線20(複数可)のうちの所与の1つにおける誘導クロック電流ICLKの不均一性を軽減する方法で提供される。
図2は、共振器システム50の例を示す。共振器システム50は、図1の例における共振器システム12(複数可)のうちの1つに対応することができる。したがって、図2の例の以下の説明において、図1の例が参照される。
共振器システム50は、クロック信号CLKを提供するように構成された信号源52を含む。信号源52は、クロック信号CLKを伝搬するための導体として構成された共振器スパイン54に結合されている。図2の例では、共振器システム50は、同様にクロック信号CLKを伝搬するために共振器スパイン54に導電的に結合された複数の共振器リブ56を含む。一例として、共振器リブ56の各々は、定在波共振器として構成されることが可能であり、それにより、共振器リブ56の各々は、クロック信号CLKの波長に関連する所定の長さにほぼ等しい物理長を有することができる。例えば、共振器リブ56の各々は、クロック信号CLKの波長λの約4分の1(すなわち、λ/4)に等しい、共振器スパイン54への導電性結合から、低電圧レール(例えば、接地)に結合された端部までの全長「L」を有することができる。したがって、共振器リブ56の定在波共振器構成に基づいて、クロック信号CLKは、接地端で最大であり、導電結合端で最小の大きさを有することができる。
図2の例では、複数のN個の回路58は、各々、それぞれのトランス結合線60を介して共振器リブ56のうちの1つに誘導的に結合されるものとして示されている。それぞれの回路58の共振器リブ56への誘導結合は、各それぞれのトランス結合線60に関連する複数の誘導結合62を介して提供される。図2の例では、複数の誘導結合62は、共振器リブ56の一対の平行部分64を提供して、共振器リブ56の接地端を共振器スパイン54の近位になるように配置するための(例えば、丸みを帯びたまたは角度のある)複数の屈曲部を含む共振器リブ56に基づいて提供されている。本明細書で説明されるように、誘導結合62の各々は、トランス結合線60のそれぞれの誘導結合部分と共振器リブ56の一部(例えば、共振器リブ56の平行部分64のうちの1つに沿った延長部)との間にある。したがって、トランス結合線60は、共振器リブ56と協働して、誘導結合62の各々においてトランスを形成し、それにより、誘導結合62の各々は、それぞれの回路58に供給されるそれぞれのクロック電流ICLK1~ICLKNの一部として誘導されるクロック信号CLKの一部を提供する。したがって、誘導結合62は、クロック信号CLKに対応するクロック電流ICLKを、平行部分64の各々に関して加算的な態様で回路58に誘導的に供給する。共振器リブ56の屈曲部に基づき、クロック電流ICLKの誘導生成の加算的な態様は、クロック電流ICLK1~ICLKNの各々が回路58に対してほぼ均一であるようにすることができる。
図3は、共振器システム100の例およびクロック電流ICLKのグラフ102を示す。共振器システム100は、図2の例における共振器スパイン54の一部および共振器リブ56のうちの1つに対応し得る。特に、図3の例では、共振器システム100は、共振器スパイン106に導電的に結合され、共振器スパイン106への導電性結合とは反対側の接地端を含む共振器リブ104を含む。共振器リブ104は、屈曲部を含むものとして、および点線108によって示されるように長さ「L」まで完全に延ばされるものとして示されている。したがって、長さ「L」は、共振器リブ104が線状の曲がらない態様で完全に延ばされた場合の共振器リブ104の全長を表す。
グラフ102は、クロック電流ICLKの振幅を、共振器リブ104の長さ「L」の関数として示している。グラフ102の長さ「L」は、点線108によって示される完全に伸ばされた線状の共振器リブ104の長さ「L」に直接対応する。したがって、グラフ102の長さ「L」は、共振器リブ104の共振器スパイン106への導電性結合から、共振器リブ104の長さに沿って接地端まで延びる。図3の例に示されるように、クロック電流ICLKは、長さ「L」に沿って左から右に、したがって、共振器リブ104の共振器スパイン106への導電性結合から、共振器リブ104の長さに沿って接地端まで増加する。特に、クロック電流ICLKは、共振器リブ104の共振器スパイン106への導電性結合において、左側のほぼゼロアンペアから接地端の振幅IPKまで増加する。クロック電流ICLKの振幅のゼロから振幅IPKへの増加は、線形ではない可能性があるが、代わりに正弦波的な増加であり得る。一例として、電流の振幅と所与の共振器リブの長さに沿った位置との関係は、ほぼ正弦波的であり、リブが接地されているところで最大振幅に達する。したがって、グラフ102は、クロック電流ICLKが共振器リブ104の長さに沿って不均一であることを示している。
図4は、共振器システム150の別の例およびクロック電流ICLKのグラフ152を示す。共振器システム150は、図2の例における共振器スパイン54の一部および共振器リブ56のうちの1つに対応し得る。特に、図4の例では、共振器システム150は、共振器スパイン156に導電的に結合され、共振器スパイン156への導電性結合とは反対側の接地端を含む共振器リブ154を含む。共振器リブ154は、屈曲部を含むものとして、および点線158によって示されるように長さ「L」まで完全に延ばされるものとして示されている。したがって、長さ「L」は、共振器リブ154が線状の曲がらない態様で完全に延ばされた場合の共振器リブ154の全長を表す。したがって、図4の例では、共振器システム150は、図3の例における共振器システム100と実質的に類似している。しかしながら、共振器システム150は、共振器スパイン156に導電的に結合された共振器リブ154の端部に結合された、キャパシタCとして示される容量性負荷をさらに含む。
グラフ152は、クロック電流ICLKの振幅を、共振器リブ154の長さ「L」の関数として示している。グラフ152の長さ「L」は、点線158によって示される完全に伸ばされた線状の共振器リブ154の長さ「L」に直接対応する。したがって、グラフ152の長さ「L」は、キャパシタC近傍の、共振器リブ154の共振器スパイン156への導電性結合から、共振器リブ154の長さに沿って接地端まで延びる。図4の例に示されるように、クロック電流ICLKは、長さ「L」に沿って左から右に、したがって、共振器リブ154の共振器スパイン156への導電性結合から、共振器リブ154の長さに沿って接地端まで増加する。特に、クロック電流ICLKは、キャパシタC近傍の左側の振幅ICLから接地端の振幅IPKまで増加する。クロック電流ICLKの振幅の、振幅ICLから振幅IPKへの増加は、線形ではない可能性があるが、代わりに、指数的な(例えば、ルート指数的な)増加であり得る。したがって、図4の例では、クロック電流ICLKは、長さ「L」に沿った図3の例におけるクロック電流ICLKの変動ほどには長さ「L」に沿って変動しない。
前述のように、共振器リブの屈曲部に基づいて、クロック電流ICLKの誘導生成の加算的な態様は、クロック電流ICLKの各々が共振器リブに沿って配置された回路に対してほぼ均一であるようにすることができる。図5~図18は、共振器システムの異なる構成の複数の例を示す。異なる構成の各々において、トランス結合線の各々の関連する回路および反対側の接地端は、簡略化のために示されていない。しかしながら、図5~図18の以下の例の各々において、トランス結合線の各々は、関連する回路に関連する機能を容易にするために関連する回路に提供されるクロック電流ICLKを誘導的に生成するように構成されている。
図5は、共振器システム200のさらに別の例およびクロック電流ICLKのグラフ202を示す。共振器システム200は、図2の例における共振器スパイン54の一部および共振器リブ56のうちの1つに対応し得る。特に、図5の例では、共振器システム200は、共振器スパイン206に導電的に結合され、共振器スパイン206への導電性結合とは反対側の接地端を含む共振器リブ204を含む。共振器リブ204は、屈曲部を含み、共振器スパイン206に導電的に結合された第1の平行部分208と、接地端を有する第2の平行部分210とを含むように配置されるものとして示されている。
共振器システム200は、第1の平行部分208への第1の誘導結合214および第2の平行部分210への第2の誘導結合216を介して共振器リブ204に誘導的に結合されるように示されているトランス結合線212も示す。一例として、トランス結合線212は、前述のように、一端で接地され、反対側の端で関連する回路(図示せず)に結合され得る。図5の例では、平行部分208および210は、各々、トランス結合線212の厚さよりも大きな厚さを有するものとして示されている。トランス結合線212ならびに平行部分208および210の厚さは、図5の例において必ずしも一定の縮尺であることを意図されていないことを理解されたい。一例として、平行部分208および210は、トランス結合線212の厚さの約125%である厚さを有し得る。しかしながら、本明細書でより詳細に示されるように、トランス結合線212ならびに平行部分208および210の相対的な厚さは、トランス結合線212と平行部分208および210との間の誘導結合の数および位置に基づいて変化し得る。
グラフ202は、クロック電流ICLKの振幅を、共振器リブ204の長さ「L/2」の関数として示している。グラフ202の長さ「L/2」は、完全に伸ばされた場合、共振器リブ204の長さ「L」のほぼ半分に直接対応する。したがって、グラフ202の長さ「L/2」は、共振器リブ204の共振器スパイン206への導電性結合から、屈曲部近傍の共振器リブ204の長さのほぼ半分に沿って、そして再び共振器リブ204の長さに沿って屈曲部近傍から接地端まで(右から左に)延びる。図2~図4の例で説明したのと同様に、クロック電流ICLKは、共振器リブ204の長さに沿って増加する。図5の例に示されるように、クロック電流ICLKは、点線218によって示されるように、長さ「L/2」に沿って左から右に、第1の平行部分208に沿って、したがって、共振器リブ204の共振器スパイン206への導電性結合から、共振器リブ204の長さに沿って、ほぼ屈曲部まで増加する。特に、クロック電流ICLKは、共振器リブ204の共振器スパイン206への導電性結合において、左側のほぼゼロアンペアから、点線218に沿って、ほぼ屈曲部(例えば、共振器リブ204の長さのほぼ半分)での振幅IHLFまで増加する。クロック電流ICLKは、破線220によって示されるように、長さ「L/2」に沿って、右から左に、第2の平行部分210に沿って、したがってほぼ屈曲部から接地端まで増加する。特に、クロック電流ICLKは、屈曲部近傍である右側の振幅IHLFから、破線220に沿って接地端近傍の振幅IPKまで増加する。
グラフ202は、それぞれの平行部分208および210の長さに沿ったクロック電流ICLKの合計を表す、実線222として示される合計電流の振幅も提供する。特に、合計電流222は、おおよそ振幅IPKから、長さ「L/2」の長さのほぼ半分(すなわち、共振器リブ204の全長「L」のほぼ四分の一)における最大振幅IMAXまで振幅が変化する。しかしながら、クロック電流ICLKは、平行部分208および210の各々の長さ「L/2」にわたって変動し、そのような変動は、平行部分208および210について反対方向に増加するので、合計電流222は、振幅IPKと振幅IMAXとの間の振幅の小さな変動(例えば、約8~20%の振幅変動)を有し得る。
前述のように、それぞれの複数の誘導結合214および216を介したクロック電流ICLKの誘導生成の加算的な態様は、クロック電流ICLKが、共振器リブ204の長さ「L/2」に沿ったトランス結合線212の位置に対してほぼ均一になるようにすることができる。図5の例では、第1の誘導結合214は、総クロック電流ICLKの一部として(例えば、点線218上の)振幅Iを提供でき、第2の誘導結合216は、総クロック電流ICLKの一部として(例えば、破線220上の)振幅Iを提供できる。したがって、振幅IとIとの合計は、合計電流222上の振幅Iであり、その結果、振幅Iは、トランス結合線212の共振器リブ204への誘導結合に基づく(すなわち、誘導結合214および216を介した)クロック信号CLKに対応するクロック電流ICLKの総振幅に対応する。したがって、トランス結合線212の横方向の位置を共振器リブ204の長さ「L/2」に沿ってシフトすると、合計電流222の振幅、したがって、クロック電流ICLKの振幅に小さな変化が生じる。結果として、共振器リブ204の長さ「L/2」に沿って配置された複数のトランス結合線212は、それぞれの関連する回路に提供されるクロック電流ICLKの振幅に関してほぼ均一であり得る。したがって、クロック信号CLKは、トランス結合線212の共振器リブ204への複数の誘導結合に基づいて、それぞれのクロック電流ICLKの不均一性を実質的に軽減する方法で、関連するICチップにわたりそれぞれの回路に分配され得る。
前述のように、共振器リブ(複数可)および共振器スパイン(複数可)の多数の異なる構成、ならびにトランス結合線(複数可)がそれぞれの共振器リブ(複数可)に誘導結合される方法があり得る。図6は、共振器システム250の別の例を示す。共振器システム250は、図2の例における共振器スパイン54の一部および共振器リブ56のうちの1つに対応し得る。特に、図6の例では、共振器システム250は、共振器スパイン256に導電的に結合され、共振器スパイン256への導電性結合とは反対側の接地端を含む共振器リブ254を含む。共振器リブ254は、屈曲部を含み、共振器スパイン256に導電的に結合された第1の平行部分258と、接地端を有する第2の平行部分260とを含むように配置されるものとして示されている。
共振器システム250は、複数の誘導結合を介して共振器リブ254に誘導的に結合されるものとして示されている第1のトランス結合線262も示す。特に、第1のトランス結合線262は、第1のトランス結合線262の対向する端部の間に螺旋として配置されている。したがって、図6の例では、第1のトランス結合線262の誘導結合部分のうちの2つは、各々、それぞれの共振器リブ254の同じ部分に並列に誘導的に結合されている。特に、第1のトランス結合線262は、共振器リブ254への4つの別個の誘導結合を含む。したがって、誘導結合のうちの2つは、共振器リブ254の第1の平行部分258の一部に沿って平行に配置され、誘導結合のうちの別の2つは、共振器リブ254の第2の平行部分260の一部に沿って平行に配置されている。その結果、4つの誘導結合の各々が、トランス結合線262のそれぞれの4つの誘導結合部分を介して提供され、加算的な態様で(例えば、4つの誘導結合部分からのクロック電流ICLKへの寄与の合計を介して)クロック電流ICLKを誘導的に生成する。トランス結合線262の誘導結合部分は、平行部分258および260の長さ「L/2」に沿ってほぼ同じ距離で配置されている。したがって、共振器リブ254の長さ「L/2」に沿って配置された複数のトランス結合線262は、それぞれの関連する回路に提供されるクロック電流ICLKの振幅に関してほぼ均一であり得る。
共振器システム250は、複数の誘導結合を介して共振器リブ254に誘導的に結合されるものとして示されている第2のトランス結合線264も示す。特に、第2のトランス結合線264は、実質的に囲まれた長方形(例えば、「ループ」)として配置され、その結果、第2のトランス結合線264の端部のそれぞれの対に近接して各々結合されている第2のトランス結合線264の誘導結合部分の対は、共振器リブ254の平行部分のうちの同じものに誘導的に結合されている。したがって、図6の例では、第2のトランス結合線264の誘導結合部分のうちの1つは、第1の平行部分258に誘導的に結合され、第2のトランス結合線264の他の2つの誘導結合部分は、共振器リブ254の第2の平行部分260に沿って結合されている。特に、第2のトランス結合線264は、共振器リブ254への3つの別個の誘導結合を含む。その結果、3つの誘導結合の各々が、第2のトランス結合線264のそれぞれの3つの誘導結合部分を介して提供され、加算的な態様で(例えば、3つの誘導結合部分からのクロック電流ICLKへの寄与の合計を介して)クロック電流ICLKを誘導的に生成する。第2のトランス結合線264の誘導結合部分は、平行部分258および260の長さ「L/2」に沿ってほぼ同じ距離で配置されている。さらに、第2の平行部分260に誘導的に結合されたトランス結合線264の誘導結合部分の合計長さは、第1の平行部分258に誘導的に結合された誘導結合部分の長さにほぼ等しく、平行部分258および260への誘導結合に関してほぼ等しい相互インダクタンスを提供する。したがって、共振器リブ254の長さ「L/2」に沿って配置された複数のトランス結合線264は、それぞれの関連する回路に提供されるクロック電流ICLKの振幅に関してほぼ均一であり得る。
図7は、共振器システム300の別の例を示す。共振器システム300は、図2の例における共振器スパイン54の一部および共振器リブ56のうちの2つに対応し得る。特に、図7の例では、共振器システム300は、共振器スパイン306に導電的に結合され、共振器スパイン306への導電性結合の反対側の接地端を含む第1の共振器リブ302を含み、さらに、共振器スパイン306に導電的に結合され、共振器スパイン306への導電性結合の反対側の接地端を同様に含む第2の共振器リブ304を含む。第1の共振器リブ302は、屈曲部を含み、共振器スパイン306に導電的に結合された第1の平行部分308と、接地端を有する第2の平行部分310とを含むように配置されるものとして示されている。同様に、第2の共振器リブ304は、屈曲部を含み、共振器スパイン306に導電的に結合された第1の平行部分312と、接地端を有する第2の平行部分314とを含むように配置されるものとして示されている。したがって、第1の共振器リブ302および第2の共振器リブ304は、互いに対しほぼ同一に配置されている。
共振器システム300は、複数の誘導結合を介して共振器リブ302および304の各々に誘導的に結合されるものとして示されているトランス結合線316も示す。特に、トランス結合線316は、第1の平行部分308への第1の誘導結合および第2の平行部分310への第2の誘導結合を介して、第1の共振器リブ302に誘導的に結合されている。トランス結合線316は、第1の平行部分312への第3の誘導結合および第2の平行部分314への第4の誘導結合を介して、第2の共振器リブ304にも誘導的に結合されている。その結果、4つの誘導結合の各々が、トランス結合線316のそれぞれの4つの誘導結合部分を介して提供され、加算的な態様で(例えば、4つの誘導結合部分からのクロック電流ICLKへの寄与の合計を介して)クロック電流ICLKを誘導的に生成する。トランス結合線316の誘導結合部分は、平行部分308および310ならびに平行部分312および314の長さ「L/2」に沿ってほぼ同じ距離で配置されている。したがって、共振器リブ302および304の長さ「L/2」に沿って配置された複数のトランス結合線316は、それぞれの関連する回路に提供されるクロック電流ICLKの振幅に関してほぼ均一であり得る。
図8は、共振器システム350の別の例を示す。共振器システム350は、図2の例における共振器スパイン54の一部および共振器リブ56のうちの2つに対応し得る。特に、図8の例では、共振器システム350は、第1の共振器スパイン356に導電的に結合され、第1の共振器スパイン356への導電性結合の反対側の接地端を含む第1の共振器リブ352を含み、さらに、第2の共振器スパイン358に導電的に結合され、第2の共振器スパイン358への導電性結合の反対側の接地端を同様に含む第2の共振器リブ354を含む。第1共振器スパイン356および第2の共振器スパイン358の各々は、それぞれの信号源360からのクロック信号CLKを伝搬するものとして示されている。一例として、信号源360は、同じ信号源に相当するものであってよく、または各々がクロック信号CLKを提供する異なる信号源であってもよい。別の例として、第1の共振器スパイン356および第2の共振器スパイン358は、クロック信号CLKを伝搬する同じ共振器スパインに相当するものであり得る。
第1の共振器リブ352は、屈曲部を含み、共振器スパイン356に導電的に結合された第1の平行部分362と、接地端を有する第2の平行部分364とを含むように配置されるものとして示されている。同様に、第2の共振器リブ354は、屈曲部を含み、共振器スパイン356に導電的に結合された第1の平行部分366と、接地端を有する第2の平行部分368とを含むように配置されるものとして示されている。したがって、第1の共振器リブ352および第2の共振器リブ354は、互いに対しほぼ同一に配置されている。しかしながら、図8の例では、第1の共振器リブ352および第2の共振器リブ354は、互いに逆平行配置で配置されるものとして示されており、第1の共振器リブ352および第2の共振器リブ354は、共振器スパイン356および358のうちのそれぞれ1つへの結合からそれぞれの接地端への向きに関して互いに反対に配置されている。
共振器システム350は、複数の誘導結合を介して共振器リブ352および354の各々に誘導的に結合されるものとして示されているトランス結合線370も示す。特に、トランス結合線370は、第1の平行部分362への第1の誘導結合および第2の平行部分364への第2の誘導結合を介して、第1の共振器リブ352に誘導的に結合されている。トランス結合線370は、第1の平行部分366への第3の誘導結合および第2の平行部分368への第4の誘導結合を介して、第2の共振器リブ354にも誘導的に結合されている。その結果、4つの誘導結合の各々が、トランス結合線370のそれぞれの4つの誘導結合部分を介して提供され、加算的な態様で(例えば、4つの誘導結合部分からのクロック電流ICLKへの寄与の合計を介して)クロック電流ICLKを誘導的に生成する。さらに、第1の共振器リブ352および第2の共振器リブ354の逆平行の向きに基づいて、トランス結合線370は、図7の例におけるトランス結合線316と同じ交互の向きを有し、加算的な態様でクロック電流ICLKをやはり誘導的に生成することができる。トランス結合線370の誘導結合部分は、平行部分362および364ならびに平行部分366および368の長さ「L/2」に沿ってほぼ同じ距離で配置されている。したがって、共振器リブ352および354の長さ「L/2」に沿って配置された複数のトランス結合線370は、それぞれの関連する回路に提供されるクロック電流ICLKの振幅に関してほぼ均一であり得る。
図9は、共振器システム400の別の例を示す。共振器システム400は、図2の例における共振器スパイン54の一部および共振器リブ56のうちの2つに対応し得る。図9の例における共振器システム400は、図8の例の共振器システム350と実質的に同様に配置されている。特に、共振器システム400は、第1の共振器スパイン406に導電的に結合された第1の共振器リブ402と、第2の共振器スパイン408に導電的に結合された第2の共振器リブ404とを含む。第1の共振器リブ402および第2の共振器リブ404の各々は、屈曲部を含み、その結果、第1の共振器リブ402は、第1の平行部分412および第2の平行部分414を含み、第2の共振器リブ404は、第1の平行部分416および第2の平行部分418を含む。したがって、第1の共振器リブ402および第2の共振器リブ404は、互いに対しほぼ同一に配置されているが、図8の例で前述したのと同様に、互いに逆平行に配置されている。
共振器システム400は、複数の誘導結合を介して共振器リブ402および404の各々に誘導的に結合されるものとして示されている、第1のトランス結合線420および第2のトランス結合線422も示す。特に、トランス結合線420および422は、第1の平行部分412への第1の誘導結合および第2の平行部分414への第2の誘導結合を介して、第1の共振器リブ402に誘導的に結合されている。トランス結合線420および422は、第1の平行部分416への第3の誘導結合および第2の平行部分418への第4の誘導結合を介して、第2の共振器リブ404にも誘導的に結合されている。しかしながら、トランス結合線420および422は、トランス結合線420および422の誘導結合部分に関して不均一な長さを有するものとして示されている。
特に、図9の例では、それぞれの共振器リブ402および404の第2の平行部分414および418に結合されたトランス結合線420および422の誘導結合部分は、それぞれの共振器リブ402および404の第2の平行部分414および418に結合されたトランス結合線420の誘導結合部分よりも長い。加えて、トランス結合線420および422は、互いに対して反対(例えば、鏡像)配置で示されている。結果として、それぞれのより長い誘導結合部分のより大きなインダクタンスは、クロック電流ICLKのより大きな振幅をもたらすことができる。したがって、共振器システム400は、トランス結合線の誘導結合部分の長さが、クロック電流ICLKの所望の振幅を提供しながら、それでもなお、トランス結合線を介してそれぞれの関連回路に提供されるクロック電流ICLKの振幅に関して実質的な均一性を提供するように設計され得ることを示す。
さらに、一例として、トランス結合線420および422の誘導結合部分のいくつかに関して(例えば、第1の平行部分412および416に関して)より短い長さを提供することは、幾何学的な利点を提供し得る。一例として、トランス結合線420および422の結合は、共振器リブへの逆位相AC結合と対で提供され得る。したがって、図9の例では、トランス結合線420および422は、鏡像配置で配置されている。したがって、トランス結合線420および422の応答は、互いに対して180度位相がずれている。トランス結合線420および422は、他のレイアウト特徴も共有することができる。加えて、トランス結合線420および422の長さが短いほど、それぞれの第1の平行部分412および416の誘導結合が減少し得るが、それぞれの第1の平行部分は、それぞれの第2の平行部分414および418に比べてより少ない量の電流を伝導する。したがって、誘導結合損失は小さく、逆相のトランス結合線420および422の製造の容易さによって補償することができる。
図10は、共振器システム450の別の例を示す。共振器システム450は、図2の例における共振器スパイン54の一部および共振器リブ56のうちの2つに対応し得る。図10の例における共振器システム450は、図8の例の共振器システム350と実質的に同様に配置されている。特に、共振器システム450は、第1の共振器スパイン456に導電的に結合された第1の共振器リブ452と、第2の共振器スパイン458に導電的に結合された第2の共振器リブ454とを含む。しかしながら、第1の共振器リブ452および第2の共振器リブ454は、屈曲部を含まず、代わりに、線状延長構成を有するものとして示されている。したがって、第1の共振器リブ452および第2の共振器リブ454は、それぞれの平行部分に対応する。図8および図9の例で示されたのと同様に、第1の共振器リブ452および第2の共振器リブ454は、互いに対して逆平行に配置されている。
共振器システム450は、それぞれの誘導結合を介して共振器リブ452および454の各々に誘導的に結合されるものとして示されているトランス結合線460も示す。特に、トランス結合線460は、第1の誘導結合を介して第1の共振器リブ452に誘導的に結合され、第2の誘導結合を介して第2の共振器リブ454に誘導的に結合されている。図8の例で前述したのと同様に、第1の共振器リブ452および第2の共振器リブ454の逆平行の向きに基づいて、トランス結合線460は、図5の例におけるトランス結合線212と同じ交互の向きを有し、加算的な態様でクロック電流ICLKを誘導的に生成することができる。トランス結合線460の誘導結合部分は、第1の共振器リブ452および第2の共振器リブ454の反対の向き(すなわち、左から)の長さ「L/2」に沿ってほぼ同じ距離で配置されている。したがって、共振器リブ452および454の反対の向きの長さ「L/2」に沿って配置された複数のトランス結合線460は、それぞれの関連する回路に提供されるクロック電流ICLKの振幅に関してほぼ均一であり得る。
図11は、共振器システム500の別の例を示す。共振器システム500は、図2の例における共振器スパイン54の一部および共振器リブ56のうちの2つに対応し得る。図11の例における共振器システム500は、図8の例の共振器システム350と実質的に同様に配置されている。特に、共振器システム500は、第1の共振器スパイン506に導電的に結合された第1の共振器リブ502と、第2の共振器スパイン508に導電的に結合された第2の共振器リブ504とを含む。第1の共振器リブ502および第2の共振器リブ504の各々は、屈曲部を含み、その結果、第1の共振器リブ502は、第1の平行部分512および第2の平行部分514を含み、第2の共振器リブ504は、第1の平行部分516および第2の平行部分518を含む。しかしながら、図11の例では、第1の共振器リブ502および第2の共振器リブ504は、互いに対して交互配置された逆平行構成で配置されている。特に、第2の共振器リブ504の第2の平行部分518は、第1の共振器リブ502の平行部分512および514の間に配置され、第1の共振器リブ502の第2の平行部分514は、第2の共振器リブ504の平行部分516および518の間に配置されている。
共振器システム500は、複数の誘導結合を介して共振器リブ502および504の各々に誘導的に結合されるものとして示されているトランス結合線520も示す。特に、トランス結合線520は、第1の平行部分512への第1の誘導結合および第2の平行部分514への第2の誘導結合を介して、第1の共振器リブ502に誘導的に結合されている。トランス結合線520は、第1の平行部分516への第3の誘導結合および第2の平行部分518への第4の誘導結合を介して、第2の共振器リブ504にも誘導的に結合されている。さらに、第1の共振器リブ502および第2の共振器リブ504の逆平行の向きに基づいて、トランス結合線520は、図7の例におけるトランス結合線316と同じ交互の向きを有し、加算的な態様でクロック電流ICLKを誘導的に生成することができる。図11の例では、トランス結合線520の誘導結合部分は、平行部分512および514ならびに平行部分516および518の長さ「L/2」に沿って同じ距離に配置されない。しかしながら、トランス結合線520の誘導結合部分は、平行部分512および514ならびに平行部分516および518の長さ「L/2」に沿って類似の距離に配置され、平行部分512および514の相対的長さは、トランス結合線520の誘導結合部分の長さよりもかなり長いものであり得る(例えば、共振器リブの平行部分の数ミリメートルに対して、誘導結合部分は約5~25μm)。したがって、共振器リブ502および504の長さ「L/2」に沿って配置された複数のトランス結合線520は、それぞれの関連する回路に提供されるクロック電流ICLKの振幅に関して実質的な均一性を有することができる。
図12は、共振器システム550の別の例を示す。共振器システム550は、図2の例における共振器スパイン54の一部および共振器リブ56のうちの2つに対応し得る。図12の例における共振器システム550は、図11の例の共振器システム350と実質的に同様に配置されている。特に、共振器システム550は、第1の共振器スパイン556に導電的に結合された第1の共振器リブ552と、第2の共振器スパイン558に導電的に結合された第2の共振器リブ554とを含む。第1の共振器リブ552および第2の共振器リブ554の各々は、屈曲部を含み、その結果、第1の共振器リブ552は、第1の平行部分562および第2の平行部分564を含み、第2の共振器リブ554は、第1の平行部分566および第2の平行部分568を含む。加えて、図11の例と同様に、第1の共振器リブ552および第2の共振器リブ554は、互いに対して交互配置された逆平行構成で配置されている。
共振器システム550は、複数の誘導結合を介して共振器リブ552および554の各々に誘導的に結合されるものとして示されているトランス結合線570も示す。しかしながら、トランス結合線570は、共振器リブ552および554よりもピッチが厚い誘導結合部分を有するものとして示されている。特に、図12の例では、トランス結合線570は、第2の共振器リブ554の第1の平行部分566および第1の共振器リブ552の第2の平行部分564の両方に誘導的に結合された第1の誘導結合部分572を含む。トランス結合線570は、第1の共振器リブ552の第1の平行部分562および第2の共振器リブ554の第2の平行部分568の両方に誘導的に結合された第2の誘導結合部分574を含む。したがって、誘導結合部分572および574の各々は、共振器リブ552および554の各々に誘導的に結合されている。図12の例は、誘導結合部分572および574のピッチが共振器リブ552および554よりも厚いことを示しているが、誘導結合部分572および574ならびに共振器リブ552および554の相対的ピッチ厚さは、誘導結合部分572および574の単一のものに複数の共振器リブ誘導結合を提供するために、互いに相対的に変化し得ることを理解されたい。例えば、誘導結合部分572および574は、ICチップの同じ層上の共振器リブ552および554と交互配置され得る。
さらに、第1の共振器リブ552および第2の共振器リブ554の逆平行の向きに基づいて、トランス結合線570の誘導結合部分572および574は、交互の向きを有し、加算的な態様でクロック電流ICLKを誘導的に生成することができる。トランス結合線570の誘導結合部分は、平行部分562および564ならびに平行部分566および568の長さ「L/2」に沿って類似の距離で配置されている。したがって、共振器リブ552および554の長さ「L/2」に沿って配置された複数のトランス結合線570は、それぞれの関連する回路に提供されるクロック電流ICLKの振幅に関してほぼ均一であり得る。
図13は、共振器システム600の別の例を示す。共振器システム600は、図2の例における共振器スパイン54の一部および共振器リブ56のうちの2つに対応し得る。特に、図13の例では、共振器システム600は、第1の共振器スパイン606に導電的に結合され、第1の共振器スパイン606への導電性結合の反対側の接地端を含む第1の共振器リブ602を含み、さらに、第2の共振器スパイン608に導電的に結合され、第2の共振器スパイン608への導電性結合の反対側の接地端を同様に含む第2の共振器リブ604を含む。第1の共振器スパイン606および第2の共振器スパイン608の各々は、それぞれの信号源610からのクロック信号CLKを伝搬するものとして示されている。
第1の共振器リブ602および第2の共振器リブ604の各々は、2つを超える数の平行部分を有するように配置される屈曲部を含むものとして示されている。特に、図13の例では、第1の共振器リブ602および第2の共振器リブ604の各々は、4つの別個の平行部分を含み、第1の平行部分はそれぞれの共振器スパイン606および608に導電的に結合され、第4の平行部分は接地端を有する。したがって、第1の共振器リブ602および第2の共振器リブ604は、互いに対してほぼ同一に配置され、互いに対して鏡像である。
共振器システム600は、共振器リブ602に誘導的に結合されるものとして示されている第1のトランス結合線620と、共振器リブ604に誘導的に結合されるものとして示されている第2のトランス結合線622も示す。特に、トランス結合線620および622は、各々、それぞれの第1の共振器リブ602および第2の共振器リブ604の4つの平行部分の各々に誘導的に結合されている。結果として、それぞれのトランス結合線620および622の各々の4つの誘導結合の各々は、トランス結合線620および622のそれぞれの4つの誘導結合部分を介して提供され、加算的な態様で(例えば、4つの誘導結合部分からのクロック電流ICLKへの寄与の合計を介して)クロック電流ICLKを誘導的に生成する。トランス結合線620および622の誘導結合部分は、それぞれの共振器リブ602および604の4つの平行部分の長さに沿ってほぼ同じ距離で配置されている。したがって、共振器リブ602および604の各々の長さに沿って配置された複数のトランス結合線620は、それぞれの関連する回路に提供されるクロック電流ICLKの振幅に関してほぼ均一であり得る。
図13の例は、したがって、所与の共振器リブが、クロック信号CLKを介してクロック電流ICLKを誘導的に生成することを容易にするために2つを超える数の平行部分を有することができることを示している。一例として、平行部分の数を増やすと、所与の1つまたは複数の共振器リブ620および622に誘導的に結合されたトランス結合線620の各々を介して誘導的に生成されるクロック電流ICLKにさらなる均一性をもたらすことができる。別の例として、所与の共振器システムの共振器スパインは、同相クロック信号および直交位相クロック信号などの別個のクロック信号を提供するように構成され得る。その結果、クロック電流ICLKの複数の位相シフトが、トランス結合線の共振器リブへの異なる誘導結合の組み合わせに基づいて提供され得る。
図14は、共振器システム650の別の例を示す。共振器システム650は、図2の例における共振器スパイン54の一部および共振器リブ56のうちの2つに対応し得る。特に、図14の例では、共振器システム650は、第1の共振器スパイン656に導電的に結合され、第1の共振器スパイン656への導電性結合とは反対側の接地端を含む第1の共振器リブ652を含む。第1の共振器スパイン656は、信号源660を介して同相クロック信号CLK_Iを伝搬するように構成されている。共振器システム650は、第2の共振器スパイン658に導電的に結合され、同様に第2の共振器スパイン658への導電性結合とは反対側の接地端を含む第2の共振器リブ654も含む。第2の共振器スパイン658は、信号源662を介して直交位相クロック信号CLK_Qを伝搬するように構成されている。したがって、クロック信号CLK_IおよびCLK_Qは、互いに対して90°の位相シフトを有することができる。図14の例では、共振器リブ652および654の各々は、8つの平行部分を有する単一の共振器リブとして示されているが、本明細書に記載の原理は、同じ共振器スパインに結合されたより少ない平行部分を有する複数の共振器リブにも同様に適用できることを理解されたい(例えば、図13の例に示されるものと同様の4つの平行部分の2つの共振器リブ、または図7または図8の例に示されるものと同様の2つの平行部分の4つの共振器リブ、または図10の例に示されるものと同様の8つの線状延長共振器リブなど)。
第1の共振器リブ652および第2の共振器リブ654の各々は、2つを超える数の平行部分を有するように配置される屈曲部を含むものとして示されている。特に、図14の例では、第1の共振器リブ652および第2の共振器リブ654の各々は、8つの別個の平行部分を含み、第1の平行部分はそれぞれの共振器スパイン656および658に導電的に結合され、第8の平行部分は接地端を有する。したがって、第1の共振器リブ652および第2の共振器リブ654は、互いに対してほぼ同一に配置されている。
共振器システム650は、異なるクロック電流ICLKを提供するために、共振器リブ652および654との異なる誘導結合配置で各々が配置された複数のトランス結合線も示す。一例として、第1のトランス結合線670は、共振器リブ652の平行部分の各々に誘導的に結合されるものとして示され、共振器リブ654の平行部分のうちの1つには、わずかに誘導的に結合されている。図14の例では、トランス結合線670の第2の共振器リブ654の第8の平行部分への誘導結合は、概して672で示される、2つのほぼ等しい長さの反対向きの誘導結合部分を介している。トランス結合線670の反対向きの誘導結合部分の対に基づいて、第2の共振器リブ654の第8の平行部分に関する誘導結合の、クロック電流ICLKの誘導生成への寄与が実質的にキャンセルされる。換言すれば、トランス結合線670の誘導結合部分の向きがほぼ等しく、かつ反対であるため、クロック電流ICLKに対するクロック信号CLK_Qの正味の誘導的に提供される寄与は存在しない。その結果、第1のトランス結合線670は、同相クロック信号CLK_Iに対して約0°の位相シフトを有するクロック電流ICLKを提供することができる。この例における第2の共振器リブ654への誘導結合は、図14の例におけるトランス結合線の各々が、トランス結合線の共振器リブ652および654への誘導結合に関してほぼ等しい相互インダクタンスを有するように提供され得、それぞれのトランス結合線の各々に関連するクロック電流ICLKのおおよその均一性を維持する。
共振器システム650は、共振器リブ652の平行部分の各々に誘導的に結合され、(例えば、誘導結合部分の様々な長さに沿って)共振器リブ654の第1および第2の平行部分に誘導的に結合される第2のトランス結合線672も示す。その結果、第2のトランス結合線672は、同相クロック信号CLK_Iの大きな成分と直交位相クロック信号CLK_Qの小さな成分とを有するそれぞれのクロック電流ICLKを誘導的に生成する。結果として、直交位相クロック信号CLK_Qの誘導結合の寄与は、同相クロック信号CLK_Iに対するそれぞれのクロック電流ICLKの位相シフトを提供し得る。一例として、第2のトランス結合線672は、同相クロック信号CLK_Iに対して約9°の位相シフトを有し得る。
したがって、図14の例では、トランス結合線は、第1の共振器リブ652の平行部分のサブセットおよび第2の共振器リブ654のサブセットに誘導的に結合されて、同相クロック信号CLK_Iの位相および直交位相クロック信号CLK_Qの位相に対する位相シフトでクロック電流ICLKを誘導的に生成するものとして示されている。特に、追加のトランス結合線は、トランス結合線674、トランス結合線676、トランス結合線678、およびトランス結合線680として示され、これらは各々、第1の共振器リブ652に順により少なく誘導的に結合され、第2の共振器リブ654に順により多く誘導的に結合されている。その結果、トランス結合線674は、同相クロック信号CLK_Iに対して約18°の位相シフトを有し、トランス結合線676は、同相クロック信号CLK_Iに対して約27°の位相シフトを有し、トランス結合線678は、同相クロック信号CLK_Iに対して約36°の位相シフトを有し、トランス結合線680は、同相クロック信号CLK_Iに対して約45°の位相シフトを有することができる(共振器リブ652および654の両方へのほぼ等しい結合に基づく)。したがって、共振器リブ652および654の平行部分のサブセットへの誘導結合の組み合わせは、クロック信号CLK_IおよびCLK_Qに対して所望の位相シフトを有するクロック電流ICLKを誘導的に生成することができる。トランス結合線の全長を共振器リブ652および654にわたって分散した結果、トランス結合線の長さ、ひいてはトランス結合線の相互インダクタンスは、トランス結合線の位相から実質的に独立したままである。
図5~図14の例では、トランス結合線の共振器リブへの誘導結合が、トランス結合線が共振器リブの前景に配置されるものとして、図示されている。一例として、トランス結合線は、ICチップの別個の製造層上のそれぞれのICチップ上に形成することができ、その結果、誘導結合は、共振器リブが形成されている層の上にトランス結合線が形成される層のオーバーレイに基づくことができる。別の例として、誘導結合は、図15および図16の例に示されるように、複数の異なる層にわたって生じ得る。
図15は、共振器システム700の別の例を示す。共振器システム700は、クロック分配システム10が含まれるICチップの一部に対応することができる。共振器システム700は、3つの製造層、第1のトランス層(「トランス層1(TRANSFORMERLAYER 1)」)702、クロック分配層(「クロック分配層(CLOCK DISTRUBITION LAYER)」)704、および第2のトランス層(「トランス層2(TRANSFORMERLAYER 2)」)706を含む。図15の例では、層702、層704、および層706は、デカルト座標系708によって提供されるように、Y軸に沿ったスタックで示されている。一例として、クロック分配層704は、デカルト座標系708によって提供される平面XZ層において、本明細書に記載のものと同様の、共振器スパインおよび共振器リブを形成するために製造中にパターニングされる導電性部分を含むことができる。同様に、トランス層702および706の各々は、デカルト座標系708によって提供される平面XZ層の関連する回路(図示せず)にクロック電流ICLKを提供するトランス結合線を形成するために製造中にパターニングされる導電性部分を含むことができる。
一例として、層702、層704、および層706は、それぞれの層702、層704、および層706の間にギャップを含むように配置され、したがって、それぞれの層702、層704、および層706の一部は、非導電的に結合され得る。しかしながら、クロック分配層704のトランス層702および706の各々への近接性は、その間の点線710によって示されるように、クロック分配層704とそれぞれのトランス層702および706との間に誘導結合を提供するようなものであり得る。したがって、クロック分配層704に関連する共振器リブの所与の1つは、トランス層702および706の各々に関連するトランス結合線に誘導的に結合され得る。図15の例では、共振器システム700は、Y軸に沿って延び、トランス層702および706の少なくとも一部を導電的に結合する導電性ビア712をさらに含む。したがって、本明細書でより詳細に説明されるように、ビア712は、トランス層702および706の両方を占める単一のトランス結合線の一部を形成することができ、したがって所与の共振器リブの対向する面、または共振器リブの平行部分にさえ誘導的に結合される。
図16は、図15の例の共振器システム700の別の例示的なダイアグラム750を示す。ダイアグラム750は、図15の例における共振器システム700に対応することができ、これは、共振器システム700に対して直交する方向から見た図であり、したがって、デカルト座標系752の-Y軸で見るように示されることができる。ダイアグラム750は、1つまたは複数の共振器リブに関連する第1の平行部分754および第2の平行部分756を示す。一例として、平行部分754および756は、クロック信号CLKの伝播に関して互いに反対の向きであってよく、同じ共振器リブの一部であってよく、または別個の共振器リブであってよい。したがって、図15の例では、平行部分754および756は、クロック分配層704を占めることができる。
ダイアグラム750は、ビア760を含むトランス結合線758も示している。図16の例では、ビア760は、図15の例で前述したのと同様に、それぞれのトランス層702および706を占めるトランス結合線758の2つの部分を導電的に結合することができる。特に、図16の例では、トランス結合線758は、第2の平行部分756の上方に一端762から、したがって第1のトランス層702内に、そして第2の平行部分756に沿って-X方向に延びる。したがって、トランス結合線762は、第2の平行部分756の長さに沿って第2の平行部分756に誘導的に結合され得る。次に、トランス結合線762は、-Z方向に第1の平行部分754に交差し、第1のトランス層702内でX方向に第1の平行部分754に沿って延びる。したがって、トランス結合線762は、第1の平行部分754の長さに沿って第1の平行部分754に誘導的に結合され得る。
第1の平行部分754に沿った距離の約半分で、トランス結合線758は、ビア760まで延び、クロック分配層704から第1のトランス層702の下方の第2のトランス層706まで下がる。次に、トランス結合線762(点線で示される)は、第1の平行部分754の下まで延び、第1のトランス層702内のX方向に第1の平行部分754に沿って延びる。したがって、トランス結合線762は、第1の平行部分754の残りの長さに沿って第1の平行部分754に誘導的に結合され得る。次に、トランス結合線762は、Z方向に第2の平行部分756に交差し、-X方向に第2の平行部分756に沿って延びる。次に、トランス結合線762は、Z方向に沿って、第2の平行部分756の下方に、したがって第2のトランス層702内の第2の端部764まで延びる。
したがって、ダイアグラム750は、同じ共振器リブ(複数可)上の複数の誘導結合を介した、およびICチップの別個の層を通じた、所与の共振器リブへの単一のトランス結合線の誘導結合の例を示す。ダイアグラム750は、ICチップの複数の製造層に関して直交するビアを実装して、所与のトランス結合線の三次元延長を提供する一例を示しているが、多くの異なる配置が、クロック分配層704の共振器リブの対向する面上の誘導結合を提供できる可能性があることを理解されたい。結果として、共振器システム700は、クロック電流ICLKの生成に均一性を提供し、最適化された空間制約を提供する様々な異なる方法が、所与のクロック分配システム10を製造する際に実装され得ることを示す。
上記で説明したのは、本発明の例である。もちろん、本発明を説明する目的で構成要素または方法の考えられるすべての組み合わせを説明することは不可能であるが、当業者は、本発明の多くのさらなる組み合わせおよび置換が可能であることを認識するであろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲を含む、本出願の範囲内に含まれるそのようなすべての変更、修正、および変形を包含することが意図されている。さらに、開示またはクレームが「1つの(a, an)」、「第1の(a first)」、「もう一つの(another)」要素、またはそれらの均等物を記載する場合、1つまたは複数のそのような要素を含むと解釈されるべきであり、2つ以上のそのような要素を必要とも除外もしない。本明細書で使用される場合、「含む(includes, including)」という用語は、限定することなく含むことを意味する。「基づく(based on)」という用語は、少なくとも部分的に基づくことを意味する。
以下に、本開示に含まれる技術思想を付記として記載する。
[付記1]
クロック分配システムであって、
正弦波クロック信号を伝搬する少なくとも1つの共振器スパインと、
前記少なくとも1つの共振器スパインに導電的に結合され、定在波共振器として構成された少なくとも1つの共振器リブと、
少なくとも1つのトランス結合線と
を備え、前記少なくとも1つのトランス結合線の各々は、関連する回路に導電的に結合され、前記少なくとも1つの共振器リブへの複数の誘導結合を有し、加算的な態様で、前記複数の誘導結合の各々を介して前記正弦波クロック信号に対応するクロック電流を誘導的に生成して前記関連する回路に機能を提供する、システム。
[付記2]
前記少なくとも1つの共振器リブの各々は、複数の屈曲部を含み、前記少なくとも1つの共振器リブの各々の複数の平行部分を提供し、前記少なくとも1つのトランス結合線の複数の誘導結合部分の各々において少なくとも前記複数の平行部分のサブセットへの前記複数の誘導結合を容易にする、付記1に記載のシステム。
[付記3]
前記複数の屈曲部は、2つの平行部分よりも多い前記複数の平行部分を提供するように構成されている、付記2に記載のシステム。
[付記4]
前記少なくとも1つのトランス結合線は、それぞれの一対の端部の各々に結合されている、それぞれの少なくとも1つのトランス結合線の前記複数の誘導結合部分のうちの一対が、それぞれの少なくとも1つの共振器リブの複数の平行部分のうちの同じ1つに誘導的に結合されるように、実質的に囲まれたループとして構成されている、付記2に記載のシステム。
[付記5]
前記少なくとも1つのトランス結合線は、それぞれの少なくとも1つのトランス結合線の複数の誘導結合部分のうちの少なくとも2つが、少なくとも1つの共振器リブにおいて前記複数の平行部分のうちの1つに並列に誘導的に結合されるように、螺旋として構成されている、付記2に記載のシステム。
[付記6]
前記少なくとも1つの共振器リブは、複数の共振器リブを含み、前記少なくとも1つのトランス結合線の各々は、前記複数の共振器リブの各々に誘導的に結合されている、付記1に記載のシステム。
[付記7]
前記少なくとも1つの共振器スパインは、複数の共振器スパインを含み、前記複数の共振器リブの各々は、前記複数の共振器スパインのそれぞれ1つに導電的に結合されている、付記6に記載のシステム。
[付記8]
前記複数の共振器リブの各々は、前記複数の共振器スパインのそれぞれ1つと低電圧レールとの間の線状延長部として構成され、それにより、前記複数の共振器リブの各々は、少なくとも1つの逆平行対の共振器リブとして配置され、前記少なくとも1つのトランス結合線の各々は、前記少なくとも1つの逆平行対の共振器リブに誘導的に結合されている、付記7に記載のシステム。
[付記9]
前記複数の共振器リブの各々は、互いに対して交互配置された逆平行構成で配置された複数の屈曲部を含み、前記少なくとも1つのトランス結合線の各々は、前記複数の共振器リブの各々について前記複数の誘導結合を含む、付記7に記載のシステム。
[付記10]
前記少なくとも1つのトランス結合線は、複数の誘導結合部分を含み、前記誘導結合部分の各々は、前記交互配置された逆平行構成における前記複数の共振器リブの各々の部分に誘導的に結合されている、付記9に記載のシステム。
[付記11]
前記少なくとも1つの共振器リブの各々は、それぞれの前記少なくとも1つの共振器リブの前記少なくとも1つの共振器スパインへの結合の近位にある誘導性負荷を含む、付記1に記載のシステム。
[付記12]
前記少なくとも1つの共振器スパインは、同相クロック信号を伝搬する同相共振器スパインと、直交位相クロック信号を伝搬する直交位相共振器スパインとを含み、前記同相共振器スパインは、少なくとも1つの同相共振器リブを含み、前記直交位相共振器スパインは、少なくとも1つの直交位相共振器リブを含む、付記1に記載のシステム。
[付記13]
前記少なくとも1つのトランス結合線は、前記少なくとも1つの同相共振器リブのサブセットおよび前記少なくとも1つの直交位相共振器リブのサブセットに誘導的に結合され、前記同相クロック信号の位相および前記直交位相クロック信号の位相に対する位相シフトで前記クロック電流を誘導的に生成する、付記12に記載のシステム。
[付記14]
付記1に記載のクロック分配システムを備える集積回路(IC)チップであって、前記少なくとも1つの共振器リブは、平行部分において前記ICチップのクロック分配層に配置されており、前記ICチップは、前記ICチップのクロック分配層の上方に配置された第1のトランス層、および前記ICチップのクロック分配層の下方に配置された第2のトランス層のうちの少なくとも1つを備え、前記少なくとも1つのトランス結合線は、
前記少なくとも1つの共振器リブの第1の面を介して前記少なくとも1つの共振器リブに誘導的に結合された前記第1のトランス層に関連する第1の部分と、
前記第1の面の反対側の前記少なくとも1つの共振器リブの第2の面を介して前記少なくとも1つの共振器リブに誘導的に結合された前記第2のトランス層に関連する第2の部分と
を含み、それぞれの前記少なくとも1つのトランス結合線の前記第1の部分および前記第2の部分は、少なくとも1つの導電性ビアによって導電的に結合されている、ICチップ。
[付記15]
クロック分配システムであって、
正弦波クロック信号を伝搬する少なくとも1つの共振器スパインと、
前記少なくとも1つの共振器スパインに導電的に結合され、定在波共振器として構成された少なくとも1つの共振器リブと、
少なくとも1つのトランス結合線と
を備え、前記少なくとも1つのトランス結合線の各々は、関連する回路に導電的に結合され、複数の誘導結合部分を形成するための複数の屈曲部を含み、前記複数の誘導結合部分の各々は、前記少なくとも1つの共振器リブに誘導的に結合され、前記正弦波クロック信号に対応するクロック電流を誘導的に生成して前記関連する回路に機能を提供する、システム。
[付記16]
前記少なくとも1つの共振器リブの各々は、複数の屈曲部を含み、前記少なくとも1つのトランス結合線の複数の誘導結合部分の各々においてそれぞれの前記少なくとも1つの共振器リブへの複数の誘導結合を容易にする、付記15に記載のシステム。
[付記17]
前記少なくとも1つの共振器リブは、複数の共振器リブを含み、前記少なくとも1つのトランス結合線の各々は、前記複数の共振器リブの各々に誘導的に結合されている、付記15に記載のシステム。
[付記18]
前記少なくとも1つの共振器スパインは、複数の共振器スパインを含み、前記複数の共振器リブの各々は、前記複数の共振器スパインのそれぞれ1つに導電的に結合されている、付記17に記載のシステム。
[付記19]
前記複数の共振器リブの各々は、前記複数の共振器スパインのそれぞれ1つと低電圧レールとの間の線状延長部として構成され、それにより、前記複数の共振器リブの各々は、少なくとも1つの逆平行対の共振器リブとして配置され、前記少なくとも1つのトランス結合線の各々は、前記少なくとも1つの逆平行対の共振器リブに誘導的に結合されている、付記18に記載のシステム。
[付記20]
前記複数の共振器リブの各々は、互いに対して交互配置された逆平行構成で配置された複数の屈曲部を含み、前記少なくとも1つのトランス結合線の各々は、前記複数の共振器リブの各々について前記複数の誘導結合を含む、付記18に記載のシステム。
[付記21]
前記少なくとも1つの共振器スパインは、同相クロック信号を伝搬する同相共振器スパインと、直交位相クロック信号を伝搬する直交位相共振器スパインとを含み、前記同相共振器スパインは、少なくとも1つの同相共振器リブを含み、前記直交位相共振器スパインは、少なくとも1つの直交位相共振器リブを含む、付記15に記載のシステム。
[付記22]
前記少なくとも1つのトランス結合線は、前記少なくとも1つの同相共振器リブのサブセットおよび前記少なくとも1つの直交位相共振器リブのサブセットに誘導的に結合され、前記同相クロック信号の位相および前記直交位相クロック信号の位相に対する位相シフトで前記クロック電流を誘導的に生成する、付記21に記載のシステム。
[付記23]
付記15に記載のクロック分配システムを備える集積回路(IC)チップであって、前記少なくとも1つの共振器リブは、平行部分において前記ICチップのクロック分配層に配置されており、前記ICチップは、前記ICチップのクロック分配層の上方に配置された第1のトランス層、および前記ICチップのクロック分配層の下方に配置された第2のトランス層のうちの少なくとも1つを備え、前記少なくとも1つのトランス結合線は、
前記少なくとも1つの共振器リブの第1の面を介して前記少なくとも1つの共振器リブに誘導的に結合された前記第1のトランス層に関連する第1の部分と、
前記第1の面の反対側の前記少なくとも1つの共振器リブの第2の面を介して前記少なくとも1つの共振器リブに誘導的に結合された前記第2のトランス層に関連する第2の部分と
を含み、それぞれの前記少なくとも1つのトランス結合線の前記第1の部分および前記第2の部分は、少なくとも1つの導電性ビアによって導電的に結合されている、ICチップ。
[付記24]
クロック分配システムであって、
正弦波クロック信号を伝搬する少なくとも1つの共振器スパインと、
前記少なくとも1つの共振器スパインに導電的に結合され、定在波共振器として構成された少なくとも1つの共振器リブであって、前記少なくとも1つの共振器リブの各々は、複数の屈曲部を含み、複数の平行部分を提供する、少なくとも1つの共振器リブと、
少なくとも1つのトランス結合線と
を備え、前記少なくとも1つのトランス結合線の各々は、関連する回路に導電的に結合され、前記少なくとも1つのトランス結合線の各々は、前記少なくとも1つの共振器リブの前記複数の平行部分に誘導的に結合され、前記正弦波クロック信号に対応するクロック電流を誘導的に生成して前記関連する回路に機能を提供する、システム。
[付記25]
前記複数の屈曲部は、互いに対して交互配置された逆平行構成で配置されている、付記24に記載のシステム。
[付記26]
前記少なくとも1つの共振器スパインは、同相クロック信号を伝搬する同相共振器スパインと、直交位相クロック信号を伝搬する直交位相共振器スパインとを含み、前記同相共振器スパインは、複数の同相平行部分を含み、前記直交位相共振器スパインは、複数の直交位相平行部分を含む、付記24に記載のシステム。
[付記27]
前記少なくとも1つのトランス結合線は、前記複数の同相平行部分のサブセットおよび前記複数の直交位相平行部分のサブセットに誘導的に結合され、前記同相クロック信号の位相および前記直交位相クロック信号の位相に対する位相シフトで前記クロック電流を誘導的に生成する、付記26に記載のシステム。
[付記28]
付記24に記載のクロック分配システムを備える集積回路(IC)チップであって、前記少なくとも1つの共振器リブは、平行部分において前記ICチップのクロック分配層に配置されており、前記ICチップは、前記ICチップのクロック分配層の上方に配置された第1のトランス層、および前記ICチップのクロック分配層の下方に配置された第2のトランス層のうちの少なくとも1つを備え、前記少なくとも1つのトランス結合線は、
前記少なくとも1つの共振器リブの第1の面を介して前記少なくとも1つの共振器リブに誘導的に結合された前記第1のトランス層に関連する第1の部分と、
前記第1の面の反対側の前記少なくとも1つの共振器リブの第2の面を介して前記少なくとも1つの共振器リブに誘導的に結合された前記第2のトランス層に関連する第2の部分と
を含み、それぞれの前記少なくとも1つのトランス結合線の前記第1の部分および前記第2の部分は、少なくとも1つの導電性ビアによって導電的に結合されている、ICチップ。

Claims (13)

  1. クロック分配システムであって、
    正弦波クロック信号を伝搬する少なくとも1つの共振器スパインと、
    前記少なくとも1つの共振器スパインに導電的に結合され、定在波共振器として構成された少なくとも1つの共振器リブと、
    複数のトランス結合線と
    を備え、前記複数のトランス結合線の各々は、関連する回路に導電的に結合され、前記少なくとも1つの共振器リブへの複数の誘導結合を有し、加算的な態様で、前記複数の誘導結合の各々を介して前記正弦波クロック信号に対応するクロック電流を誘導的に生成して前記関連する回路に機能を提供
    前記少なくとも1つの共振器リブの各々は、前記少なくとも1つの共振器リブの各々の複数の平行部分を提供するための複数の屈曲部を含んでおり、前記複数の平行部分の個々のサブセットにおける前記複数のトランス結合線の個々の複数の誘導結合を介して複数の回路に対してほぼ均一な複数のクロック電流が、加算的な態様で誘導的に生成されるようになっている、システム。
  2. 前記複数の屈曲部は、2つの平行部分よりも多い前記複数の平行部分を提供するように構成されている、請求項に記載のシステム。
  3. 前記複数のトランス結合線の各々は、それぞれの一対の端部の各々に結合されている、前記複数のトランス結合線の各々の前記複数の誘導結合部分のうちの一対が、それぞれの少なくとも1つの共振器リブの複数の平行部分のうちの同じ1つに誘導的に結合されるように、実質的に囲まれたループとして構成されている、請求項に記載のシステム。
  4. 前記複数のトランス結合線の各々は、前記複数のトランス結合線の各々の複数の誘導結合部分のうちの少なくとも2つが、少なくとも1つの共振器リブにおいて前記複数の平行部分のうちの1つに並列に誘導的に結合されるように、螺旋として構成されている、請求項に記載のシステム。
  5. 前記少なくとも1つの共振器リブは、複数の共振器リブを含み、前記複数のトランス結合線の各々は、前記複数の共振器リブの各々に誘導的に結合されている、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記少なくとも1つの共振器スパインは、複数の共振器スパインを含み、前記複数の共振器リブの各々は、前記複数の共振器スパインのそれぞれ1つに導電的に結合されている、請求項に記載のシステム。
  7. 前記複数の共振器リブの各々は、前記複数の共振器スパインのそれぞれ1つと低電圧レールとの間の線状延長部として構成され、それにより、前記複数の共振器リブの各々は、少なくとも1つの逆平行対の共振器リブとして配置され、前記複数のトランス結合線の各々は、前記少なくとも1つの逆平行対の共振器リブに誘導的に結合されている、請求項に記載のシステム。
  8. 前記複数の共振器リブの各々は、互いに対して交互配置された逆平行構成で配置された複数の屈曲部を含み、前記複数のトランス結合線の各々は、前記複数の共振器リブの各々について前記複数の誘導結合を含む、請求項に記載のシステム。
  9. 前記複数のトランス結合線の各々は、複数の誘導結合部分を含み、前記誘導結合部分の各々は、前記交互配置された逆平行構成における前記複数の共振器リブの各々の部分に誘導的に結合されている、請求項に記載のシステム。
  10. 前記少なくとも1つの共振器リブの各々は、それぞれの前記少なくとも1つの共振器リブの前記少なくとも1つの共振器スパインへの結合の近位にある容量性負荷を含む、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記少なくとも1つの共振器スパインは、同相クロック信号を伝搬する同相共振器スパインと、直交位相クロック信号を伝搬する直交位相共振器スパインとを含み、前記同相共振器スパインは、少なくとも1つの同相共振器リブを含み、前記直交位相共振器スパインは、少なくとも1つの直交位相共振器リブを含む、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記複数のトランス結合線の各々は、前記少なくとも1つの同相共振器リブのサブセットおよび前記少なくとも1つの直交位相共振器リブのサブセットに誘導的に結合され、前記同相クロック信号の位相および前記直交位相クロック信号の位相に対する位相シフトで前記クロック電流を誘導的に生成する、請求項11に記載のシステム。
  13. 請求項1に記載のクロック分配システムを備える集積回路(IC)チップであって、前記少なくとも1つの共振器リブは、平行部分において前記ICチップのクロック分配層に配置されており、前記ICチップは、前記ICチップのクロック分配層の上方に配置された第1のトランス層、および前記ICチップのクロック分配層の下方に配置された第2のトランス層を備え、前記複数のトランス結合線の各々は、
    前記少なくとも1つの共振器リブの第1の面を介して前記少なくとも1つの共振器リブに誘導的に結合された前記第1のトランス層に関連する第1の部分と、
    前記第1の面の反対側の前記少なくとも1つの共振器リブの第2の面を介して前記少なくとも1つの共振器リブに誘導的に結合された前記第2のトランス層に関連する第2の部分と
    を含み、それぞれの前記複数のトランス結合線の各々の前記第1の部分および前記第2の部分は、少なくとも1つの導電性ビアによって導電的に結合されている、ICチップ。
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