JP7207656B2 - 半導体モジュールの製造方法、及び半導体モジュール - Google Patents

半導体モジュールの製造方法、及び半導体モジュール Download PDF

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Description

本発明は、半導体モジュールの製造方法、及び半導体モジュールに関する。
特許文献1には、高周波回路に関する技術が記載されている。この高周波回路では、導電性のベースプレートと、入力/出力マッチング回路を構成する基板と、分配/合波回路を構成する基板とが、半導体素子を挟んでベース上に搭載されている。但し、各基板とベースとの接続方式については、何らも記載されていない。
特許文献2には、高周波半導体チップを備える半導体装置に関する技術が記載されている。この半導体装置は、導体ベースプレートと、導体ベースプレート上に配置された高周波半導体チップとを備える。そして、高周波半導体チップ及び入/出力整合回路がベース上に搭載されている。高周波半導体チップ及び入/出力整合回路とベースとの接合方法に関し、従来より用いられているAuSn半田に代えて、焼結型Agペーストを用いることを提案している。
特開2011-239338号公報 特開2012-146910号公報
金属製のベース及びベースの周囲に設けられた絶縁性の側壁を有するパッケージに、半導体素子を搭載する構成が知られている。例えば高周波増幅装置の場合、トランジスタを内蔵する半導体増幅素子、入力整合回路を含む基板、出力整合回路を含む基板、分岐回路を含む基板、及び合波回路を含む基板をパッケージ内に搭載する必要がある。従来より、これらの各部品はAuSn半田を介してパッケージのベース上に接合される。その際、部品をベースに沿った方向に擦りつつ往復させる、いわゆるスクラブと呼ばれる動作を行うことにより、AuSn半田に含まれる気泡(ボイド)を排除する。
近年のパッケージの小型化に伴い、パッケージ内部の部品搭載空間が狭められ、スクラブのための空間が制限されつつある。特に、パッケージ内に搭載される複数の部品のうち最後に搭載される部品については、スクラブのための空間が極めて小さくなってしまう。例えば高周波増幅装置の場合、分岐回路を含む基板及び合波回路を含む基板が側壁に最も近いので、これらの基板が最初にベース上に搭載される。次いで、入力整合回路を含む基板及び出力整合回路を含む基板がベース上に搭載され、最後に、半導体増幅素子がベース上に搭載される。従って、半導体増幅素子のスクラブのための空間が極めて小さくなり、半導体増幅素子とベースとの間のAuSn半田に気泡が残存するおそれがある。半導体増幅素子とベースとの間のAuSn半田に気泡が残存すると、半導体増幅素子において生じた熱がベースへ伝わりにくくなり、半導体増幅素子の温度が高くなって例えば信頼性の低下といった様々な影響が生じる。
そこで、本開示は、スクラブのための空間が極めて小さい場合であっても半導体素子の放熱性の低下を抑制することができる半導体モジュールの製造方法、及び半導体モジュールを提供することを目的とする。
一実施形態に係る半導体モジュールの製造方法は、金属製のベース及びベースの周囲に設けられた絶縁性の側壁を有するパッケージを用意する第1工程と、第1の部品グループに属する部品を、側壁に囲まれておりベース上において所定方向に並ぶ一対の第1領域上に配置する第2工程と、第2工程ののちに、第2の部品グループに属する部品を、ベース上において一対の第1領域に挟まれており所定方向に並ぶ一対の第2領域上に配置する第3工程と、第3工程ののちに、ベース上において一対の第2領域に挟まれており一対の第2領域に隣接する素子搭載領域上に半導体素子を配置する第4工程と、を含む。第2工程では、AuSn共晶半田を間に挟んで第1の部品グループに属する部品をベース上に配置し、第3工程では、Agを含む焼結型導電ペーストを間に挟んで第2の部品グループに属する部品をベース上に配置し、第4工程では、Agを含む焼結型導電ペーストを間に挟んで半導体素子をベース上に配置する。
一実施形態に係る半導体モジュールは、高周波信号を入力し、該高周波信号を増幅して出力する半導体モジュールであって、金属製のベース、及びベースの周囲に設けられた絶縁性の側壁を有するパッケージと、ベース上において側壁に囲まれた素子搭載領域に配置された半導体増幅素子と、側壁に囲まれておりベース上において所定方向に素子搭載領域を挟む一対の第2領域のうち一方に配置された、半導体増幅素子に対する入力整合回路を含む基板と、一対の第2領域のうち他方に配置された、半導体増幅素子に対する出力整合回路を含む基板と、側壁に囲まれておりベース上において所定方向に一対の第2領域を挟む一対の第1領域のうち一方に配置された、入力整合回路に対する分岐回路を含む基板と、一対の第1領域のうち他方に配置された、出力整合回路に対する合波回路を含む基板と、を備える。分岐回路を含む基板、及び合波回路を含む基板は、AuSn共晶半田を介してベースに接合されている。入力整合回路を含む基板、出力整合回路を含む基板、及び半導体増幅素子は、焼結されたAgを含む金属を介してベースに接合されている。
本開示によれば、スクラブのための空間が極めて小さい場合であっても半導体素子の放熱性の低下を抑制することができる半導体モジュールの製造方法、及び半導体モジュールを提供することが可能となる。
図1は、一実施形態に係る半導体モジュール1の構成を示す平面図である。 図2は、半導体モジュール1の要部を拡大して示す平面図である。 図3は、図2に示すIII-III線に沿った断面図である。 図4は、ベース31及び側壁32のみを示す平面図である。 図5は、半導体モジュール1の作製方法を示すフローチャートである。 図6は、AuSn共晶半田22を薄く延ばした様子を示す平面図である。 図7は、分岐回路基板6,7及び合波回路基板10,11を、溶融したAuSn共晶半田22を間に挟みつつベース31上の所定位置に配置する工程を示す図である。 図8は、焼結型導電ペースト23を塗布した様子を示す平面図である。 図9は、入力整合回路基板8及び出力整合回路基板9を、焼結型導電ペースト23を間に挟みつつベース31上の所定位置に配置する工程を示す図である。 図10は、焼結型導電ペースト23を間に挟みつつベース31上に半導体増幅素子5を配置する工程を示す図である。 図11の(a)は、一変形例として、工程S5における焼結型導電ペースト23及びAuSn共晶半田22の様子を拡大して示す断面図である。図11の(b)は、一変形例に係る半導体モジュールの一部を拡大して示す断面図である。
本開示の半導体モジュールの製造方法、及び半導体モジュールの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、一実施形態に係る半導体モジュール1の構成を示す平面図である。図2は、半導体モジュール1の要部を拡大して示す平面図である。図3は、図2に示すIII-III線に沿った断面図である。なお、図1及び図2では、理解の容易の為、パッケージ3のリッド(蓋)33の図示が省略されている。本実施形態に係る半導体モジュール1は、高周波信号を入力し、該高周波信号を増幅して出力する。図1~図3に示すように、半導体モジュール1は、パッケージ3、2つの半導体増幅素子5、分岐回路基板6,7、入力整合回路基板8、出力整合回路基板9、及び合波回路基板10,11を備える。
パッケージ3は、金属製のベース31と、ベース31の周囲に設けられた絶縁性の側壁32と、リッド33(図3を参照)とを有する。ベース31は、板状の部材であって、方向D1を長手方向とする略長方形状といった平面形状を有する。方向D1において対向する一対の端辺31a,31bには、半導体モジュール1をネジ止めによって固定するための半円形のネジ受け31cがそれぞれ2カ所ずつ形成されている。ベース31は、基準電位に規定された導電性のマウント部材にネジ止めによって固定されることにより、基準電位に規定される。
側壁32は、略長方形の環状といった閉じた平面形状を有し、例えば多層セラミック材で構成されている。側壁32は、ベース31の板面31d上に該板面31dの法線方向を高さ方向として固着されている。側壁32は、ベース31上において、半導体増幅素子5及び基板6~11を収容するための空間36を区画する。図3に示すように、側壁32の上面(ベース31とは反対側の面)は、リッド33によって覆われ、これにより空間36は気密に封止される。リッド33は、例えばセラミック製または金属製である。側壁32は、方向D1において互いに対向する部分32a,32bと、方向D1と交差する(例えば直交する)方向D2において互いに対向する部分32c,32dとを含む。部分32a,32bは方向D2に沿って延在し、部分32c,32dは方向D1に沿って延在している。
側壁32には、一つの入力端子34と、一つの出力端子35とが設けられている。入力端子34及び出力端子35は、セラミック材の層上に設けられた金属膜からなり、それぞれ方向D2に沿って伸びている。入力端子34は、方向D1における側壁32の部分32cの中央部を方向D2に沿って貫通し、その一部はパッケージの外側に露出している。パッケージの外側に露出した入力端子34の端部には、方向D2に沿って延びる図示しないリードが導電接合される。入力端子34は、高周波信号を半導体モジュール1の外部から該リードを介して入力する。入力端子34に入力される高周波信号は、マルチキャリア伝送方式に基づく信号であって、キャリア信号の周波数が互いに異なる複数の信号を重畳してなる。キャリア信号の周波数帯域は、例えば500MHz以下である。出力端子35は、方向D1における側壁32の部分32dの中央部を方向D2に沿って貫通し、その一部はパッケージの外側に露出している。パッケージの外側に露出した出力端子35の端部には、方向D2に沿って延びる図示しない別のリードが導電接合される。出力端子35は、増幅後の高周波信号を、該別のリードを介して半導体モジュール1の外部へ出力する。
図4は、ベース31及び側壁32のみを示す平面図である。図4に示すように、ベース31は、素子搭載領域311及び領域312~315を、側壁32に囲まれた板面31d内に有する。素子搭載領域311及び領域312~315は、方向D1を長手方向とする領域である。素子搭載領域311は、方向D1及びD2の双方において、側壁32に囲まれた板面31dの領域の略中央に設けられている。素子搭載領域311には半導体増幅素子5が搭載される。領域312,313は、本実施形態における一対の第1領域の例である。領域312には分岐回路基板6,7が配置され、領域313には合波回路基板10,11が配置される。領域314,315は、本実施形態における一対の第2領域の例である。領域314には入力整合回路基板8が配置され、領域315には出力整合回路基板9が配置される。
領域314及び315は、ベース31上において所定方向(方向D2)に並んでおり、該方向に素子搭載領域311を挟んでいる。領域314及び315と素子搭載領域311との間には他の部品を搭載するための領域が設けられておらず、領域314及び315と素子搭載領域311とは互いに隣接している。また、領域312及び313は、ベース31上において所定方向(方向D2)に並んでおり、該方向に素子搭載領域311、領域314及び315を挟んでいる。領域312と領域314との間には他の部品を搭載するための領域が設けられておらず、領域312と領域314とは互いに隣接している。同様に、領域313と領域315との間には他の部品を搭載するための領域が設けられておらず、領域313と領域315とは互いに隣接している。なお、ここでいう隣接とは、互いに当接している態様に限らず、僅かな隙間を空けて互いに離間している態様も含む。
言い換えると、ベース31上において、上記の各領域は、領域312、314、311、315、及び313の順に、一列に隣接して並んでいる。従って、方向D2において、領域312,313が側壁32に最も近く、素子搭載領域311が側壁32から最も遠い。
再び図3を参照する。半導体増幅素子5は、焼結されたAgを含む金属21を介してベース31に導電接合され、これによりベース31に固定されている。半導体増幅素子5と隣接する入力整合回路基板8及び出力整合回路基板9もまた、焼結されたAgを含む金属21を介してベース31に導電接合され、これによりベース31に固定されている。金属21は、Agを含む焼結型導電ペーストが加熱されて溶剤が気化し、焼結したものである。一方、側壁32に近い分岐回路基板6,7及び合波回路基板10,11は、AuSn共晶はんだ22を介してベース31に導電接合され、これによりベース31に固定されている。言い換えると、半導体増幅素子5、入力整合回路基板8、及び出力整合回路基板9とベース31との間には焼結されたAgを含む金属21が介在しており、分岐回路基板6,7及び合波回路基板10,11とベース31との間にはAuSn共晶はんだ22が介在している。
なお、Agを含む焼結型導電ペーストは、樹脂中に粒状のAg(更に、必要に応じて他の粒状金属)が混入してなるものであって、加熱により焼結し、金属化する。組成上、焼結型導電ペーストは一般の導電ペーストと次の点で相違する。すなわち、一般的な従来の銀ペーストはフィラーとして組成比率80~90%でマイクロメートルサイズの粒径のAgとエポキシ樹脂等の硬化剤で構成される。これに対して、焼結型導電ペーストは、マイクロメートルサイズの粒径のAgと更に粒径の小さいAgもしくは他の金属を混合した構成を有する。Ag、もしくはAgと他の金属との合計の組成比率が一般の銀ペーストより高く、マイクロメートルサイズの粒径のAgに対し、更に粒径の小さいAgもしくは他の金属が組成において支配的である。
ここで、図2を参照しつつ、本実施形態の半導体モジュール1の内部構成について詳細に説明する。前述したように、半導体モジュール1は、2つの半導体増幅素子5を備える。1つの半導体増幅素子5あたりの出力は例えば30Wであり、全体の出力は例えば60Wである。各半導体増幅素子5は、トランジスタを内蔵する。トランジスタは例えば電界効果トランジスタ(FET)である。各半導体増幅素子5は、複数のゲートフィンガ、複数のソースフィンガ、及び複数のドレインフィンガを有する。方向D1において、ソースフィンガとドレインフィンガとは交互に並んでおり、各ソースフィンガとドレインフィンガとの間にゲートフィンガが配置されている。各半導体増幅素子5の入力端子34側の端辺にはゲートパッド(信号入力端)及びソースパッドが交互に並んでおり、各半導体増幅素子5の出力端子35側の端辺にはドレインパッド(信号出力端)が並んでいる。各ソースパッドは、半導体増幅素子5を厚さ方向に貫通するビアホール及び金属21(図3を参照)を介してベース31と電気的に接続され、基準電位とされている。各半導体増幅素子5は、各ゲートパッドに入力された高周波信号を増幅し、増幅後の高周波信号を各ドレインパッドから出力する。
半導体増幅素子5の半導体部分は、例えばGaAs基板を備えるGaAs系化合物半導体からなる。半導体増幅素子5の方向D1の長さは例えば1mmであり、方向D2の長さは例えば6mmである。半導体増幅素子5の厚さは例えば0.1mmである。
分岐回路基板6,7は、方向D2に沿って入力端子34及び半導体増幅素子5と並んで配置され、入力端子34と半導体増幅素子5との間に位置する。分岐回路基板6は、セラミック製の基板61と、基板61の主面上に設けられた分岐回路62とを有する。同様に、分岐回路基板7は、セラミック製の基板71と、基板71の主面上に設けられた分岐回路72とを有する。一例では、基板61,71はAl23(アルミナ)製である。基板61,71の平面形状は例えば長方形であり、一方の長辺は入力端子34と対向しており、他方の長辺は入力整合回路基板8を介して半導体増幅素子5と対向している。基板61の長辺の長さは例えば7.8mmであり、短辺の長さは例えば2.0mmである。基板71の長辺の長さは例えば12.5mmであり、短辺の長さは例えば3.8mmである。基板61,71の厚さは例えば0.3~0.5mm程度である。基板61,71の裏面には図示しない金属膜が固着しており、該金属膜がAuSn共晶はんだ22を介してベース31と接合される。基板71の一方の短辺は側壁32の部分32aの近傍に位置しており、基板71の他方の短辺は側壁32の部分32bの近傍に位置している。すなわち、基板71は、方向D1において側壁32の一端近傍から他端近傍にわたって延在している。
分岐回路62及び72は、入力整合回路基板8の入力整合回路に対する分岐回路である。分岐回路62は、基板61の主面上に設けられた配線パターン63を含む。配線パターン63は、ボンディングワイヤ2aを介して入力端子34と電気的に接続されている。配線パターン63は、ボンディングワイヤ2aとの接続点を起点として二方に分岐する。分岐回路72は、基板71の主面上に設けられた2つの配線パターン73を含む。各配線パターン73は、配線パターン63の分岐した2つの端部それぞれと、ボンディングワイヤ2bを介して電気的に接続されている。各配線パターン73は、ボンディングワイヤ2bとの接続点を起点として分岐を繰り返し、最終的にそれぞれ4個の金属パッド73aに至る。計8個の金属パッド73aは、基板71の半導体増幅素子5側の長辺に沿って並んで配列されている。互いに隣り合う金属パッド73a同士は、膜抵抗74を介して互いに接続されており、ウィルキンソン型カプラを構成する。これにより、半導体増幅素子5の複数のゲートパッド間のアイソレーションを確保しつつ、入力端子34から見た、半導体増幅素子5の入力インピーダンスの整合を図っている。膜抵抗74の抵抗値は例えば50Ωである。
入力整合回路基板8は、方向D2において分岐回路基板7と半導体増幅素子5との間に配置されている。入力整合回路基板8は、半導体増幅素子5に対する入力整合回路(入力マッチング回路)を含む。入力整合回路基板8は、例えばダイキャパシタであり、誘電体基板の主面上に複数の金属パッド(不図示)を有する。金属パッドの数は、例えば金属パッド73aと同数とされる。複数の金属パッドは、方向D1に沿って一列に配列されている。各金属パッドは、複数本のボンディングワイヤ2cを介して、対応する金属パッド73aと電気的に接続されるとともに、複数本のボンディングワイヤ2dを介して、半導体増幅素子5の対応するゲートパッドと電気的に接続されている。ボンディングワイヤ2cの本数は1つの金属パッドにつき例えば6本(計48本)であり、ボンディングワイヤ2dの本数は1つの金属パッドにつき例えば4本(計32本)である。入力整合回路基板8の裏面には図示しない金属膜が固着しており、該金属膜が金属21を介してベース31と接合される。
入力整合回路基板8においては、ボンディングワイヤ2c及び2dによるインダクタンス成分と、これらのインダクタンス成分の間のノード(金属パッド)と基準電位(ベース31)との間のキャパシタンスとによって、T型フィルタ回路が構成される。入力整合回路基板8は、このT型フィルタ回路によってインピーダンス変換を行う。通常、半導体増幅素子5においてゲートパッドからトランジスタ内部を見込んだインピーダンスは、伝送線の特性インピーダンス(例えば50Ω)と異なる。入力整合回路基板8は、このインピーダンスを、T型フィルタ回路により入力端子34からパッケージ3内部を見込んだ50Ωに変換する。
入力整合回路基板8の誘電体基板は、例えばAlNからなる。入力整合回路基板8の方向D1の長さは例えば5.4mmであり、方向D2の長さは例えば2.0mmである。入力整合回路基板8の厚さは例えば0.2~0.3mm程度である。入力整合回路基板8のダイキャパシタの容量は、例えば1つの金属パッドにつき30pFである。
出力整合回路基板9は、方向D2において半導体増幅素子5と合波回路基板10,11との間に配置されている。出力整合回路基板9は、半導体増幅素子5に対する出力整合回路(出力マッチング回路)を含む。出力整合回路基板9は、入力整合回路基板8と同様に、例えば平行平板型キャパシタ(ダイキャパシタ)であり、誘電体基板の主面上に複数の金属パッド(不図示)を有する。金属パッドの数は、例えば入力整合回路基板8の金属パッドと同数とされる。複数の金属パッドは、方向D1に沿って一列に配列されている。各金属パッドは、ボンディングワイヤ2eを介して、半導体増幅素子5の対応するドレインパッドと電気的に接続されるとともに、ボンディングワイヤ2fを介して、合波回路基板10の対応する金属パッド103a(後述)と電気的に接続されている。ボンディングワイヤ2eの本数は1つの金属パッドにつき例えば4本(計32本)であり、ボンディングワイヤ2fの本数は1つの金属パッドにつき例えば6本(計48本)である。出力整合回路基板9の裏面には図示しない金属膜が固着しており、該金属膜が金属21を介してベース31と接合される。
出力整合回路基板9においても、ボンディングワイヤ2e及び2fによるインダクタンス成分と、これらのインダクタンス成分の間のノード(金属パッド)と基準電位(ベース31)との間のキャパシタンスとによって、T型フィルタ回路が構成される。出力整合回路基板9は、このT型フィルタ回路によってインピーダンス変換を行う。通常、半導体増幅素子5においてドレインパッドからトランジスタ内部を見込んだインピーダンスは、伝送線の特性インピーダンス(例えば50Ω)と異なり、大概は50Ωより小さい値である。出力整合回路基板9は、このインピーダンスを、T型フィルタ回路により出力端子35からパッケージ3内部を見込んだ50Ωに変換する。
出力整合回路基板9の誘電体基板は、例えばAlNからなる。出力整合回路基板9の方向D1の長さは例えば5.4mmであり、方向D2の長さは例えば2.0mmである。出力整合回路基板9の厚さは例えば0.2~0.3mm程度である。出力整合回路基板9のダイキャパシタの容量は、例えば1つの金属パッドにつき20pFである。
合波回路基板10,11は、方向D2に沿って半導体増幅素子5及び出力端子35と並んで配置され、半導体増幅素子5と出力端子35との間に位置する。合波回路基板10は、セラミック製の基板101と、基板101の主面上に設けられた合波回路102とを有する。同様に、合波回路基板11は、セラミック製の基板111と、基板111の主面上に設けられた合波回路112とを有する。一例では、基板101,111はAl23(アルミナ)製である。基板101,111の平面形状は例えば長方形であり、一方の長辺は出力整合回路基板9を介して半導体増幅素子5と対向しており、他方の長辺は出力端子35と対向している。基板101の長辺の長さは例えば12.5mmであり、短辺の長さは例えば4.5mmである。基板111の長辺の長さは例えば7.8mmであり、短辺の長さは例えば2.0mmである。基板101,111の厚さは例えば0.3~0.5mm程度である。基板101,111の裏面には図示しない金属膜が固着しており、該金属膜がAuSn共晶はんだ22を介してベース31と接合される。基板101の一方の短辺は側壁32の部分32aの近傍に位置しており、基板101の他方の短辺は側壁32の部分32bの近傍に位置している。すなわち、基板101は、方向D1において側壁32の一端近傍から他端近傍にわたって延在している。
合波回路102及び112は、出力整合回路基板9の出力整合回路に対する合波回路である。すなわち、合波回路102及び112は、半導体増幅素子5の複数のドレインパッドから出力される信号を合波して一の出力信号とする。合波回路102は、基板101の主面上に設けられた2つの配線パターン103を含む。各配線パターン103は、それぞれ4つの金属パッド103aを含む。4つの金属パッド103aは、合波回路基板10の半導体増幅素子5側の長辺に沿って並んで配列されている。互いに隣り合う金属パッド103a同士は、膜抵抗104を介して互いに接続されており、ウィルキンソン型カプラを構成する。これにより、半導体増幅素子5の複数のドレインパッド間のアイソレーションを確保しつつ、出力端子35から見た、半導体増幅素子5の出力インピーダンスの整合を図っている。膜抵抗104の抵抗値は例えば50Ωである。各金属パッド103aは、ボンディングワイヤ2fを介して、出力整合回路基板9の対応する金属パッドと電気的に接続されている。
各配線パターン103は、4つの金属パッド103aから結合を繰り返しつつ、最終的にボンディングワイヤ2gとの接続点に至る。各配線パターン103は、ボンディングワイヤ2gを介して、合波回路112の配線パターン113が有する2つの端部それぞれと電気的に接続されている。配線パターン113の中央部は、ボンディングワイヤ2hを介して出力端子35と電気的に接続されている。
以上の構成を備える本実施形態の半導体モジュール1を作製する方法について説明する。図5は、半導体モジュール1の作製方法を示すフローチャートである。まず、ベース31及び側壁32を有するパッケージ3を用意する(準備工程S1、本実施形態における第1工程)。次に、300℃程度まで昇温可能なヒータステージ上にパッケージ3を載置したのち、パッケージ3を加熱しながら、図4に示したベース31の領域312,313上に球状のAuSnペレットを配置し、溶融したAuSn共晶半田22を薄く延ばす(半田塗布工程S2)。図6は、AuSn共晶半田22を薄く延ばした様子を示す平面図である。
そして、図7に示すように、領域312,313上に配置される部品グループ(第1の部品グループ)に属する部品(具体的には、分岐回路基板6,7及び合波回路基板10,11)を、溶融したAuSn共晶半田22を間に挟みつつ、ベース31上の所定位置に配置する(第1の基板配置工程S3、本実施形態における第2工程)。具体的には、分岐回路基板6を側壁32の部分32cに当てて分岐回路基板6の角度を決定した後、当該部分32cに対して僅かに隙間をあけて分岐回路基板6を配置する。続いて、分岐回路基板7を分岐回路基板6に当てて分岐回路基板7の角度を決定した後、分岐回路基板6に対して僅かに隙間をあけて分岐回路基板7を配置する。同様に、合波回路基板11を側壁32の部分32dに当てて合波回路基板11の角度を決定した後、当該部分32dに対して僅かに隙間をあけて合波回路基板11を配置する。続いて、合波回路基板10を合波回路基板11に当てて合波回路基板10の角度を決定した後、合波回路基板11に対して僅かに隙間をあけて合波回路基板10を配置する。側壁32とベース31との接続部には、両者を固定する蝋材がはみ出しているので、側壁32に対して分岐回路基板6及び合波回路基板11を僅かに隙間をあけて配置することにより、蝋材による分岐回路基板6及び合波回路基板11の浮き上がりを防止できる。
なお、この工程S3では、上述した一連の作業を、N2ブローを行いつつN2雰囲気下にて行う。また、部品をベース31に沿った方向に擦りつつ往復させる、いわゆるスクラブと呼ばれる動作を行うことにより、AuSn共晶半田22に含まれる気泡(ボイド)を排除する。その後、パッケージ3を室温に戻す。AuSn共晶半田22が固化することにより、分岐回路基板6,7及び合波回路基板10,11がベース31に接合する(接合工程S4)。
続いて、図4に示したベース31の領域314,315上に、Agを含む焼結型導電ペースト23を室温にて塗布する(Agペースト塗布工程S5)。このとき同時に、素子搭載領域311上に、焼結型導電ペースト23を塗布してもよい。但し、複数の領域にわたってまとめて塗布するのではなく、個々の領域毎に区画して塗布する。図8は、焼結型導電ペースト23を塗布した様子を示す平面図である。そして、図9に示すように、領域314,315上に配置される部品グループ(第2の部品グループ)に属する部品(具体的には、入力整合回路基板8及び出力整合回路基板9)を、焼結型導電ペースト23を間に挟みつつ、ベース31上の所定位置に配置する(第2の基板配置工程S6、本実施形態における第3工程)。このとき、前述した分岐回路基板7および合波回路基板10と同様にして入力整合回路基板8及び出力整合回路基板9の位置及び角度を調整する。なお、領域314,315上に配置される部品グループについては、スクラブは実施しない。
続いて、図10に示すように、焼結型導電ペースト23を間に挟みつつ、素子搭載領域311上に半導体増幅素子5を配置する(素子配置工程S7、本実施形態における第4工程)。このとき、前述した分岐回路基板7および合波回路基板10と同様にして半導体増幅素子5の位置及び角度を調整する。なお、半導体増幅素子5についても、スクラブは実施しない。また、工程S6またはS7において、ゲート端子に接続されるフィルタを更に搭載してもよい。
その後、加熱処理を行う(例えばN2雰囲気下で200℃、1時間)。これにより、焼結型導電ペースト23の溶剤が揮発し、Agを含む金属が焼結して金属21となる。半導体増幅素子5、入力整合回路基板8、及び出力整合回路基板9は、金属21を介してベース31に接合する(焼結工程S8)。その後、ボンディングワイヤ2a~2hを接合するとともに、他の電子部品の実装を行う(工程S9)。最後に、リッド33を側壁32に被せてパッケージ3を封止する(工程S10)。以上の工程を経て、本実施形態の半導体モジュール1が完成する。なお、一旦焼結したAgの融点は純銀に近い900℃程度にまで上昇するので、ボンディングワイヤ2a~2hを接合する工程S9、及びパッケージ3を封止する工程S10において高温にさらされても金属21は劣化しない。
以上の構成を備える本実施形態の半導体モジュール1およびその製造方法によって得られる効果について説明する。前述したように、従来、半導体モジュールのパッケージに収容される各部品はAuSn共晶半田を介してベース上に固定されていた。その際、スクラブを行うことにより、AuSn共晶半田に含まれる気泡を排除することが望ましいが、近年のパッケージの小型化に伴い、パッケージ内部の部品搭載空間が狭められ、スクラブのための空間が制限されている。
例えば本実施形態のような半導体モジュールの場合、分岐回路基板6,7及び合波回路基板10,11が側壁32に最も近いので、これらの基板6,7,10,11が最初にベース31上に搭載される。次いで、入力整合回路基板8及び出力整合回路基板9がベース31上に搭載され、最後に、半導体増幅素子5がベース31上に搭載される。従って、AuSn共晶半田を用いて半導体増幅素子5をベース31に接合する場合、半導体増幅素子5のスクラブのための空間が極めて小さくなり、半導体増幅素子5とベース31との間のAuSn共晶半田に気泡が残存するおそれがある。半導体増幅素子5とベース31との間のAuSn共晶半田に気泡が残存すると、半導体増幅素子5において生じた熱がベース31へ伝わりにくくなり、半導体増幅素子5の温度が高くなって例えば信頼性の低下といった様々な影響が生じる。
そこで、本実施形態による半導体モジュール1の製造方法では、Agを含む焼結型導電ペースト23を用いて半導体増幅素子5をベース31に接合している。AuSnの熱伝導度はせいぜい57(W/m・K)であるのに対し、焼結型Agペーストを焼結してなるAg焼結体の熱伝導度は175~200(W/m・K)であり、AuSnに対して3倍以上の熱伝導度を有する。従って、Ag焼結体である金属21に気泡が生じたとしても十分な熱伝導性を確保することができ、半導体増幅素子5の過度な温度上昇を抑制して、信頼性低下等の影響を低減できる。すなわち、本実施形態によれば、スクラブのための空間が極めて小さい場合であっても、半導体増幅素子5の放熱性の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、側壁32に近い領域312,313に搭載される分岐回路基板6,7及び合波回路基板10,11を、AuSn共晶半田を用いてベース31に接合している。これらの基板6,7,10,11はベース31上において最初に配置されるので、スクラブのための十分な空間を確保することができる。従って、上述した気泡の問題が生じにくいので、AuSn共晶半田を用いても問題ない。また、一般的にAuSn共晶半田は焼結型導電ペーストよりも安価であるため、半導体モジュール1の製造コストの上昇を抑えることができる。
また、本実施形態では、半導体増幅素子5だけでなく、半導体増幅素子5に隣接して配置される入力整合回路基板8及び出力整合回路基板9もまた、Agを含む焼結型導電ペースト23を用いてベース31に接合している。仮に、AuSn共晶半田を用いて入力整合回路基板8及び出力整合回路基板9をベース31に接合すると、スクラブの際にAuSn共晶半田が素子搭載領域311にまで拡がってしまう。そして、この拡がったAuSn共晶半田上に焼結型導電ペースト23を塗布すると、塗布厚さが均一にならず、また、焼結型導電ペースト23とベース31との間にAuSn共晶半田が存在することとなり、半導体増幅素子5からベース31への放熱性に影響を及ぼす。これに対し、本実施形態のように焼結型導電ペースト23を用いて入力整合回路基板8及び出力整合回路基板9をベース31に接合すれば、半導体増幅素子5とベース31との間からAuSn共晶半田を確実に排除でき、半導体増幅素子5の放熱性を確保することができる。
(変形例)
図11の(a)は、上記実施形態の一変形例として、工程S5における焼結型導電ペースト23及びAuSn共晶半田22の様子を拡大して示す断面図である。また、図11の(b)は、一変形例に係る半導体モジュールの一部を拡大して示す断面図である。図11の(a)に示すように、本変形例の工程S5では、焼結型導電ペースト23が、前工程において塗布されたAuSn共晶半田22と重なる部位23aを有する。また、図11の(b)に示すように、本変形例の半導体モジュールでは、Agを含む金属21が、AuSn共晶半田22と重なる部位21aを有する。当該重なる部位21a,23aは、素子搭載領域311の外側、例えば領域314,315に位置する。このような場合であっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
本発明による半導体モジュールの製造方法、及び半導体モジュールは、上述した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では、半導体増幅素子5、分岐回路基板6,7、入力整合回路基板8、出力整合回路基板9、及び合波回路基板10,11を備える半導体モジュール1に本発明を適用しているが、本発明はこれに限らず、半導体素子と、半導体素子と隣接して配置される複数の部品とを備える半導体モジュールに適用可能である。
1…半導体モジュール、2a~2f…ボンディングワイヤ、3…パッケージ、5…半導体増幅素子、6,7…分岐回路基板、8…入力整合回路基板、9…出力整合回路基板、10,11…合波回路基板、21…Agを含む金属、22…AuSn共晶半田、23…焼結型導電ペースト、31…ベース、32…側壁、31a,31b…端辺、31c…ネジ受け、31d…板面、33…リッド、34…入力端子、35…出力端子、36…空間、61,71…基板、62,72…分岐回路、63,73…配線パターン、73a…金属パッド、74…膜抵抗、101,111…基板、102,112…合波回路、103,113…配線パターン、103a…金属パッド、104…膜抵抗、311…素子搭載領域、312~315…領域。

Claims (6)

  1. 金属製のベース及び前記ベースの周囲に設けられた絶縁性の側壁を有するパッケージを用意する第1工程と、
    第1の部品グループに属する部品を、前記側壁に囲まれており前記ベース上において所定方向に並ぶ一対の第1領域上に配置する第2工程と、
    前記第2工程ののちに、第2の部品グループに属する部品を、前記ベース上において前記一対の第1領域に挟まれており前記所定方向に並ぶ一対の第2領域上に配置する第3工程と、
    前記第3工程ののちに、前記ベース上において前記一対の第2領域に挟まれており前記一対の第2領域に隣接する素子搭載領域上に半導体素子を配置する第4工程と、
    を含み、
    前記第2工程では、AuSn共晶半田を間に挟んで前記第1の部品グループに属する部品を前記ベース上に配置し、
    前記第3工程では、Agを含む焼結型導電ペーストを間に挟んで前記第2の部品グループに属する部品を前記ベース上に配置し、
    前記第4工程では、Agを含む焼結型導電ペーストを間に挟んで前記半導体素子を前記ベース上に配置する、半導体モジュールの製造方法。
  2. 前記第3工程において、前記焼結型導電ペーストは、前記第2工程において塗布された前記AuSn共晶半田と重なる部位を有し、当該重なる部位は、前記素子搭載領域の外側に位置する、請求項1に記載の半導体モジュールの製造方法。
  3. 前記第3工程において、前記半導体素子に対する入力整合回路を含む基板を前記一対の第2領域のうち一方に配置し、前記半導体素子に対する出力整合回路を含む基板を前記一対の第2領域のうち他方に配置する、請求項1または請求項2に記載の半導体モジュールの製造方法。
  4. 前記第2工程において、前記入力整合回路に対する分岐回路を含む基板を前記一対の第1領域のうち一方に配置し、前記出力整合回路に対する合波回路を含む基板を前記一対の第1領域のうち他方に配置する、請求項3に記載の半導体モジュールの製造方法。
  5. 高周波信号を入力し、該高周波信号を増幅して出力する半導体モジュールであって、
    金属製のベース、及び前記ベースの周囲に設けられた絶縁性の側壁を有するパッケージと、
    前記ベース上において前記側壁に囲まれた素子搭載領域に配置された半導体増幅素子と、
    前記側壁に囲まれており前記ベース上において所定方向に前記素子搭載領域を挟む一対の第2領域のうち一方に配置された、前記半導体増幅素子に対する入力整合回路を含む基板と、
    前記一対の第2領域のうち他方に配置された、前記半導体増幅素子に対する出力整合回路を含む基板と、
    前記側壁に囲まれており前記ベース上において前記所定方向に前記一対の第2領域を挟む一対の第1領域のうち一方に配置された、前記入力整合回路に対する分岐回路を含む基板と、
    前記一対の第1領域のうち他方に配置された、前記出力整合回路に対する合波回路を含む基板と、
    を備え、
    前記分岐回路を含む基板、及び前記合波回路を含む基板は、AuSn共晶半田を介して前記ベースに接合されており、
    前記入力整合回路を含む基板、前記出力整合回路を含む基板、及び前記半導体増幅素子は、焼結されたAgを含む金属を介して前記ベースに接合されている、半導体モジュール。
  6. 前記Agを含む金属は、前記AuSn共晶半田と重なる部位を有し、当該重なる部位は、前記素子搭載領域の外側に位置する、請求項5に記載の半導体モジュール。
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