JP7207618B1 - 放散ブリーダー - Google Patents

放散ブリーダー Download PDF

Info

Publication number
JP7207618B1
JP7207618B1 JP2022549126A JP2022549126A JP7207618B1 JP 7207618 B1 JP7207618 B1 JP 7207618B1 JP 2022549126 A JP2022549126 A JP 2022549126A JP 2022549126 A JP2022549126 A JP 2022549126A JP 7207618 B1 JP7207618 B1 JP 7207618B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
bleeder
pipe
gas
coke oven
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022549126A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022255108A1 (ja
JPWO2022255108A5 (ja
Inventor
聡志 川畑
知之 川島
保 高橋
俊一 亀崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Publication of JPWO2022255108A1 publication Critical patent/JPWO2022255108A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7207618B1 publication Critical patent/JP7207618B1/ja
Publication of JPWO2022255108A5 publication Critical patent/JPWO2022255108A5/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G7/00Incinerators or other apparatus for consuming industrial waste, e.g. chemicals
    • F23G7/06Incinerators or other apparatus for consuming industrial waste, e.g. chemicals of waste gases or noxious gases, e.g. exhaust gases
    • F23G7/08Incinerators or other apparatus for consuming industrial waste, e.g. chemicals of waste gases or noxious gases, e.g. exhaust gases using flares, e.g. in stacks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Coke Industry (AREA)

Abstract

放散ブリーダーの改造コストを抑えながら、可燃性ガスを含むコークス炉放散ガスの燃焼を促進し、未燃状態のコークス炉放散ガスの放散量を削減できる放散ブリーダーを提供する。コークス炉放散ガスを燃焼させて大気中へ放出する放散ブリーダー1であって、コークス炉放散ガス17を流通させるブリーダー管3と、ブリーダー管3の上端側3Aに設けられ、内径がブリーダー管3の外径よりも大きく、下端側2Aがブリーダー管3の上端側3Aを内包するフード2と、ブリーダー管3の周方向に沿って設けられ、ブリーダー管3とフード2との間隙5から、燃焼を促進させる燃焼促進ガス8をフード2へ吹込む吹込管4と、フード2の内壁に配置された着火装置6と、を有し、フード2は、吹込管4が配置された周方向の位置に対して、フード2の中心軸線Oを挟んで対向する位置に切欠部7を有する放散ブリーダー1。

Description

本発明は、コークス炉放散ガスの燃焼を促進し、未燃状態のコークス炉放散ガスの放散量を削減できる放散ブリーダーに関する。
製鉄所及び石油化学工場等では、各種の燃焼プロセスにおける不完全燃焼による副産物として、メタン、一酸化炭素、水素等の可燃性ガスが排出される。これらの可燃性ガスを無害化するために、燃焼させてから大気中へ放散する時に不完全燃焼が起こると黒煙(煤)が発生する。よって、可燃性ガスを大気中へ放散する際には、これら可燃性ガスを完全燃焼させてから放散する必要がある。
可燃性ガスの放散時に用いられる装置として放散ブリーダーがある。従来の放散ブリーダーは、上部の開放端部において大気に通ずるフードと、フードの開放端部とは反対側の下端側に内包され、可燃性ガスの発生源に通ずるブリーダー管と、からなる二重管構造を備える。そして、ブリーダー管に可燃性ガスを圧送し、これによりフード内で生じた負圧で、フードとブリーダー管との間の間隙から酸素を含んだガス(例えば空気)がフードの内側に取り込まれ、これらのガスが混合し、着火装置によって着火され可燃性ガスの燃焼が行われる。
このような放散ブリーダーに関する技術を開示した文献として、特許文献1には、外管に設けられた空気通路(52、92)のサイズ、数及び間隔等を調節することで、外管から取り込まれる空気量を調節し、燃焼効率を向上させる(特許文献1の[0091]及び図3等参照)技術が開示されている。
また、特許文献2には、ブリーダー管に空気を通し、ブリーダー管と外管との間隙から可燃性ガスを取り込ませることで、燃焼効率を向上させる技術が開示されている。
特開2010-236856号公報 特開2010-286230号公報
しかしながら、フードにおける上述のような負圧による空気の取り込みのみでは、ガスの混合・攪拌が十分でなく、可燃性ガスを完全に燃焼させることが難しく、多量の未燃状態の可燃性ガスが大気中へ放散されるという問題がある。
そして、特許文献1に開示された技術では、外管からの空気取り込み量を制御するための部品やシステム等を新たに設ける必要があり、装置の構成や運転方法が複雑になってしまうという問題がある。特に放散ブリーダーの外管について大幅な改造を施す必要がある。
また、特許文献2に開示された技術を従来の一般的な放散ブリーダーに適用するためには、ブリーダー管に可燃性ガスを通して外管に空気を取り込ませるという、従来のガスの流れとは異なる流れにしなければならず、設備全体の改造を余儀なくされるという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、放散ブリーダーの改造コストを抑えながら、可燃性ガスを含むコークス炉放散ガスの燃焼を促進し、未燃状態のコークス炉放散ガスの放散量を削減できる放散ブリーダーを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の要旨構成は以下のとおりである。
[1]コークス炉放散ガスを燃焼させて大気中へ放出する放散ブリーダーであって、前記コークス炉放散ガスを流通させるブリーダー管と、前記ブリーダー管の上端側に設けられ、内径が前記ブリーダー管の外径よりも大きく、下端側が前記ブリーダー管の前記上端側を内包するフードと、前記ブリーダー管の周方向に沿って設けられ、前記ブリーダー管と前記フードとの間隙から、燃焼を促進させる燃焼促進ガスを前記フードへ吹込む吹込管と、前記フードの内壁に配置された着火装置と、を有し、前記フードは、前記吹込管が配置された周方向の位置に対して、前記フードの中心軸線を挟んで対向する位置に切欠部を有する放散ブリーダー。
[2]前記切欠部は、前記吹込管が配置された位置に対して前記中心軸線を挟んで対向する位置を起点とし、前記フードの周方向の両方向に向けて各々1°以上70°以下の範囲であって、前記切欠部の最下部が前記着火装置よりも上側の位置に設けられる[1]に記載の放散ブリーダー。
[3]前記吹込管は、該吹込管から噴出される前記燃焼促進ガスの噴流が前記ブリーダー管の外壁に斜め下方より衝突するように、前記ブリーダー管の管軸線に対して傾斜配置される[1]または[2]に記載の放散ブリーダー。
[4]前記吹込管は、該吹込管の吹込軸線が前記ブリーダー管の前記管軸線に対して10°以上30°以下の角度となるように傾斜配置される[3]に記載の放散ブリーダー。
本発明により、放散ブリーダーの改造コストを抑えながら、可燃性ガスを含むコークス炉放散ガスの燃焼を促進し、未燃状態のコークス炉放散ガスの放散量を削減できる。
コークス炉を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る放散ブリーダーの構成の一例を示す模式図である。 吹込管の配置による放散ブリーダー内の噴流の状態を説明する図である。 本発明の実施形態に係る放散ブリーダーの吹込管とフードの切欠部との位置関係を説明する図である。 本発明の実施形態に係る放散ブリーダーの切欠部の切欠角度と煤発生量比との関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る放散ブリーダーの切欠部の切欠角度に対する酸素濃度及び圧力の分布を示す図である。 本発明の実施形態に係る放散ブリーダーのフードに設ける切欠部の形状の一例を示す図である。 ブリーダー管に対する吹込管の傾斜配置の違いによる吹込管から噴出される燃焼促進ガスの噴流の状態の違いを説明する図である。 ブリーダー管とフードとの間隙から吹込管よりフードへと吹込まれた燃焼促進ガスの噴流の状態を鉛直方向の速度分布として示す図である。 放散ブリーダー内部およびその周辺部のガス(コークス炉放散ガス、燃焼促進ガス、燃焼ガス、大気)の流れの鉛直方向の速度分布と対応する鉛直方向の高さ位置における煤の発生量(体積)の分布示す図である。 実施例に係る放散ブリーダーのシミュレーション条件を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を通じて説明する。
図1を用いてコークス炉の概要について説明する。コークス炉11では、炭化室12と燃焼室13とが交互に配置される。燃焼室13では、燃焼ガスの燃焼によって熱が発生する。炭化室12では、隣接する燃焼室13で発生した熱により石炭が乾留される。石炭の乾留の過程では、可燃性ガスの一種であるコークス炉ガスと呼ばれる可燃性ガスが発生する。コークス炉ガスの主な成分としては、H、CO、及びその他の各種炭化水素ガスが挙げられる。なお、図1では炭化室12と燃焼室13とを2つずつのみ示しているが、実際にはこれら炭化室12と燃焼室13との組み合わせは図の奥へと向かって多数設けられている。
それぞれの炭化室12の上部には、上昇してきたコークス炉ガス16を集める上昇管14と、複数の炭化室12から上昇管14を介して吸い上げられたコークス炉ガス16を集約するドライメーンと呼ばれる集気管15とが設けられる。放散ブリーダー1は、集気管15に接続される。複数の炭化室12で発生したコークス炉ガス16は、上昇管14及び集気管15を通って、放散ブリーダー1を経由してコークス炉放散ガス17として大気中へ放散される。
工場の通常操業時には、炭化室12で発生するコークス炉ガス16は、ガス吸引設備(図示せず)によって吸引・回収され、各種設備の操業用ガスとして再利用される。一方、工場の停電等のトラブル時には、炭化室12で発生するコークス炉ガス16を十分に回収、再利用することができず、放散ブリーダー1を介してコークス炉放散ガス17として大気中へと放散する必要がある。
次に、図2を用いて本発明に係る放散ブリーダー1について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る放散ブリーダー1の構成の一例を簡易的に示す模式図である。また図面上の上下方向は、本発明に係る放散ブリーダー1の鉛直方向に相当する。図2に示す通り、放散ブリーダー1はフード2、ブリーダー管3、吹込管4および着火装置6を備える。そして、フード2には切欠部7が設けられており、この切欠部7については後述する。
ブリーダー管3は、図示されていない末端部(図の下方の端部)でコークス炉ガスの発生部と集気管15を介して連通し、可燃性ガスを含むコークス炉放散ガス17をフード2に向かって流通させる。図2において、コークス炉放散ガス17は下部から上部へ流れる。フード2は、ブリーダー管3を通じて流通してきたコークス炉放散ガス17を、開放端部(図の上方の端部)から大気中へ放散させる。また、ブリーダー管3の上端側3Aは、内径がブリーダー管3の外径よりも大きいフード2の下端側2Aにおいて、フード2の内側に内包される。
具体的には、フード2の下端側2Aの下端部は、ブリーダー管3の上端側3Aの上端部よりも下側に位置することで、フード2の内側にブリーダー管3が内包される領域が形成される。このフード2の内側にブリーダー管3が内包される領域では、フード2の内壁とブリーダー管3の外壁との間に間隙5が形成される。また、フード2の内壁には、コークス炉放散ガス17に含まれる可燃性ガスを燃焼させる着火装置6が設けられる。
実施形態では、ブリーダー管3とフード2とによって形成される間隙5からフード2の内側へと、コークス炉放散ガス17の燃焼を促進させる燃焼促進ガス8を高速で吹き込む吹込管4が設けられる。吹込管4は、燃焼促進ガス8を圧送することができるように、例えば図示されていないコンプレッサー等に接続されてもよい。また、吹込管4から燃焼促進ガス8を吹き込む際、燃焼促進ガス8だけでなく、燃焼促進ガスの周囲から巻き込まれて間隙5へと流入する随伴ガスの流れが発生する。これにより、燃焼促進ガス8に加えて、多量の随伴ガスがフード2内に取り込まれる。
間隙5に吹き込まれた燃焼促進ガス8及び随伴ガスは、ブリーダー管3の外壁に沿って上昇し、やがてブリーダー管3の内側から送られてくるコークス炉放散ガス17と、フード2の内側において混ざりあい攪拌される。攪拌されたガスを着火装置6で着火させて燃焼させることで、ブリーダー管3の上端側3Aから上方向へ向けて火炎(図示せず)が形成される。そして、吹込管4からの燃焼促進ガス8とともに多量の随伴ガス(特に空気)がフード2の内側に取り込まれ、コークス炉放散ガス17に含まれる可燃性ガスと燃焼促進ガス8及び随伴ガスとの攪拌が十分になされ、可燃性ガスの燃焼が促進される。
吹込管4は、間隙5に燃焼促進ガス8を注入できる位置に設ければよく、例えばブリーダー管3の上端側3Aよりも吹込管4の先端部が下方に位置するように設ければよい。吹込管4は、1組のブリーダー管3とフード2との組み合わせに対して、ブリーダー管3の外壁の周方向の所定の位置に1箇所以上設ければよい。また1箇所に1本以上の複数本の吹込管4を周方向に並べて集中的に配置してもよい。
燃焼促進ガス8は、気体であれば特に制限されないが、フード2内における爆発や不完全燃焼を防ぐために、非可燃性のガスであることが好ましい。非可燃性ガスの中でも、特に、空気、窒素ガス、及び水蒸気の少なくとも1種以上からなるガスが特に好ましい。燃焼促進ガス8として窒素ガスを採用する場合でも、前述したように窒素ガスに随伴してフード2内に取り込まれる空気等の随伴ガスの中に含まれる酸素と可燃性ガスとが反応するので、可燃性ガスの燃焼は促進される。
フード2内に吹き込まれる燃焼促進ガス8と、フード2内へ入るコークス炉放散ガス17との体積比は、1:10~7:10であることが好ましい。体積比が1:10よりも燃焼促進ガス8の割合が小さくなると、ガスの攪拌効果が弱くなりコークス炉放散ガス17に含まれる可燃性ガスの燃焼を十分に行えない可能性がある。また、体積比が7:10よりも燃焼促進ガス8の割合が大きいと、ブリーダー管3の上端側3Aから離れた位置で火炎が発生するリフト(煽火)という現象や、火炎の吹き消えるブローオフという現象が起こる可能性がある。
本発明では、フード2は、吹込管4が配置された周方向の位置に対して、フード2の中心軸線を挟んで対向する位置に、切欠部7を有する。ここで、発明者らが、フード2に切欠部7を設けるに至った理由を説明するために、まず、図3を用いて、図2に示した切欠部7をフード2に設けない場合における、放散ブリーダー内のコークス炉放散ガス及び燃焼促進ガスの噴流の状態について説明する。図3は、吹込管4の配置による放散ブリーダー1内の噴流を簡易的に示す模式図である。
図3に示す通り、フード2とブリーダー管3の間隙5から噴射された燃焼促進ガス8の噴流がフード2の内壁に沿って上昇する際、ブリーダー管3の内側から送られてくるコークス炉放散ガス17がフード2の内壁に向かって引き込まれる現象が生じる(図3中A)。これは、噴流が粘性の効果により周りの流体を引き込むことにより説明され、噴流の近くに、壁面が平行に置かれるとき、噴流と壁との間の流体が引き込みの作用により流れ去って負圧となり、不足する分を埋めるように、噴流が壁に引き寄せられる効果(以下、「コアンダ効果」という。)によるものである。
そして、コークス炉放散ガス17の流れは、吹込管4が配置された周方向の所定の箇所のフード2の内壁側に寄せられながら流路を狭めて偏流となり、次第に流速を早めながら上昇する。
一方、吹込管4が配置された周方向の位置に対してフード2の中心軸線Oを挟んで対向する位置においては、フード2の内側で偏流するコークス炉放散ガス17の流れ(図3中A)に向かって、フード2の開放端部より大気(空気)が引き込まれ(図3中B)、空気とコークス炉放散ガス17が攪拌され、火炎の内側に酸素が供給される。さらに、コークス炉放散ガスの流れがフード2から放出された直後も、同様な火炎の内側への大気(空気)が引き込まれて(図3中C)酸素供給の効果は持続するので、コークス炉放散ガス17の燃焼を促進できる。
また先述した通り、フード2内のコークス炉放散ガス17を吹込管4側のフード2の内壁側に偏流させると(図3中A)、図3に示すように、フード2の内部においてフード2の開放端部から巻き込まれた大気(空気)が充填される空間領域(図3の破線で囲まれた範囲)が発生する。この空間領域は、吹込管4が配置された周方向の位置に対して、フード2の中心軸線Oを挟んで対向する反対側の位置に生じ(図3中D)、コークス炉放散ガスの流れない領域となる。
このため、本発明では図2にて示した通り、フード2に切欠部7を設けている。つまり、図3における空間領域とフード2の内壁とが接するフード2の周壁部の領域を切り欠くことにより、フード2の内部への外部からの大気(空気)の巻き込みが容易となり、大気の巻き込みによるコークス炉放散ガス17との攪拌能力が増強され、コークス炉放散ガス17の燃焼を促進できる。
ここで、吹込管4とフード2の切欠部7との位置関係について、図4を用いて説明する。図4(a)は、フード2とブリーダー管3及び吹込管4とを備える放散ブリーダー1において、フード2に切欠部7を設けた構成を示す。図4(c)は、図4(a)に示す放散ブリーダー1において、フード2に切欠部7を設けない構成を示す。また、図4(b)は、図4(a)における放散ブリーダー1を上面視したフード2とブリーダー管3及び吹込管4との平面的な位置関係を示す。図4(d)は、図4(c)における放散ブリーダーを上面視したフード2とブリーダー管3及び吹込管4との平面的な位置関係を示す。
図4(b)及び(d)に示す通り、ブリーダー管3はフード2の内側に内包される。吹込管4は、フード2とブリーダー管3とにより形成される間隙5にブリーダー管3の周方向に沿って配置される。また、図中のフード2は、点線部と太線部を有しており、太線部はフード2そのものの周壁部を示し、点線部はフード2の周壁部にて切欠部7が設けられた範囲を示す。
図4(b)に示す通り、切欠部7が設けられていることを示す点線部は、フード2の周壁部に沿って弧状に延びている。そして、弧状の中点Gは、フード2の中心軸線Oを挟んで、吹込管4が配置された周方向の位置と対向する位置になる。つまり、フード2は、吹込管4が配置された位置に対して、中心軸線Oを挟んで対向する位置に切欠部7を設けている。
また、切欠部7が設けられていることを示す点線部の範囲は、図4(b)に示す通り、弧状の中点Gを起点として、図中のプラス方向及びマイナス方向の角度、つまりフード2の周方向の両方向に向けて、切欠角度θ分だけフード2の周壁部の周方向に向けた範囲とする。そして、フード2の周方向に設けられる切欠部7の切欠角度θは、フード2の周方向の両方向に向けて各々1°以上70°以下の範囲とすることが好ましく、各々40°以上50°以下とするのがより好ましい。
この切欠角度θの好適範囲に関連して、切欠部7の切欠角度θと煤発生量比との関係について、図5を用いて説明する。
図5(a)は、切欠部7の切欠角度θを45°~165°の範囲で変更したときの煤発生量について、切欠部7を設けない場合(切欠角度θ=0°)の煤発生量を基準として、煤発生量比を表示する。図5(b)は、図5(a)における煤発生量比を拡大して表示したものである。
切欠角度θを45°とすると、切欠部7を設けない場合よりも、煤発生量は18%低減できる。しかし、切欠角度θが90°を超えると煤発生量は切欠部7を設けない場合よりも大幅に増加し、コークス炉放散ガスの完全燃焼を逆に阻害する。そして、図5(b)に示す通り、切欠角度θが45°と90°との間で煤発生量比が1.0となるのは、45°と90°の2点から内挿すると73°である。これより、切欠部7を設けることにより、コークス炉放散ガスの燃焼を促進し、煤の発生を抑えるためには、切欠角度θは煤発生量比が1.0未満となる1°以上70°以下とするのが好ましい。さらに、煤発生量比が0.85未満(煤発生量を15%~18%低減)となる40°以上50°以下とするのがより好ましい。
ここで、切欠部7の切欠角度θを0°(切欠部7を設けない場合)、45°、135°とした場合における燃焼状況について、O濃度分布及び圧力分布を図6に示す。切欠部7の切欠角度θを大きくすると、外部から切欠部7を介して、直接、フード2に空気(大気)を取り込み易くなる一方、空気の巻き込みに必要なフード2の内部の負圧(図6にて圧力の分布を示す図中の四角点線枠内のハッチング箇所を参照)を形成し難くなるため、切欠角度θが135°とした場合は、空気の巻き込み量が減少し、火炎への酸素供給量が低減(図6にてO濃度の分布を示す図中の四角点線枠内のO濃度0.05以下(ハッチング箇所)の領域の大きさを比較参照)する。
フード2の周壁部に切欠部7が設けられる範囲に関し、切欠部7の最下部を着火装置6よりも上側の位置に設けるのが好ましい。切欠部7の最下部が、着火装置6よりも下側に位置すると、着火前にコークス炉放散ガスがフード2の周壁部から漏れてしまい、未燃焼状態で大気中に放出されてしまうからである。
ここで、フード2における切欠部7の形状について、図7を用いて具体的に説明する。図7(a)及び図7(b)は、吹込管4をブリーダー管3の周方向の1箇所に設置した場合の切欠部7の形状の一例を示す。
図7(a)は、フード2の周壁部の高さ方向における切欠部7の最下部が、着火装置6よりも上側となるように、先述した図3の空間領域と接するフード2の周壁部をV字状に切り欠いて、切欠部7を形成した構成である。また図7(b)は、図7(a)とは別の形態であって、フード2の周壁部を矩形に切り欠き、切欠部7を形成したものである。このように、切欠部7の形状は、フード2の周壁部をV字状に切り欠いた形状であっても、矩形に切り欠いた形状であってもよい。
さらに、吹込管4は、配管から噴出される燃焼促進ガス8の噴流が、ブリーダー管3の外壁に斜め下方より衝突するようにブリーダー管3の管軸線に対して傾斜配置されるのが好ましい。
吹込管4の配置構成による噴流の状態について、図8を用いて説明する。図8(a)及び(b)は、ブリーダー管3の管軸線Pに対して吹込管4の吹込軸線Qが同じ方向になるように吹込管4を配置した場合における噴流の状態(以下、「垂直噴射」という。)を示す。図8(c)及び(d)は、ブリーダー管3の管軸線Pに対して吹込管4の吹込軸線Qを傾斜させて、所定の角度(以下、「取付角度α」という。)を設けて吹込管4から噴出される燃焼促進ガス8の噴流がブリーダー管3の外壁に斜め下方より衝突するように、吹込管4を配置した場合における噴流の状態(以下、「衝突噴射」という。)を示す。
図8(a)及び(c)は、放散ブリーダー1におけるフード2とブリーダー管3と吹込管4との配置構成を簡易的に示す斜視図である。図8(b)は、図8(a)中のVV断面におけるフード2とブリーダー管3と吹込管4との位置関係を示す断面図であり、図8(d)は、図8(c)中のWW断面におけるフード2とブリーダー管3と吹込管4との位置関係を示す断面図である。また、図8(a)及び(c)では、吹込管4から噴出された燃焼促進ガス8の噴流を図中の矢印で示し、その燃焼促進ガス8の噴流の断面的な広がり状態について、図8(b)では噴流Rとして、図8(d)では噴流Sとして示す。
図8(a)及び(b)に示す垂直噴射の場合、燃焼促進ガスの噴流は、フード2の上方に向けて吹込管4の吹込軸線Qを中心として僅かに半径方向に広がる。そして、噴流の速度は、吹込管4から噴出した直後の速度をおおよそ保ちつつ、フード2の上方に向けて進んでいく。
これに対し、図8(c)及び(d)に示す衝突噴射の場合には、燃焼促進ガス8の噴流がブリーダー管3の外壁に当たり、噴流の速度は下がって拡散し噴流の範囲が周方向に薄く広がる(図8(d)の噴流S)。そして、噴流の範囲が周方向に広がると、噴流と大気とが接触する面積が増え、燃焼促進ガス8の周囲から巻き込まれて間隙5へと流入する空気等の随伴ガスが増加する。この結果、フード2の内部に巻き込まれる外部からの大気の量が増加し、コークス炉放散ガスの燃焼が促進される。
図9は、ブリーダー管3とフード2との間隙5から吹込管4よりフード2へと吹込まれた燃焼促進ガスの噴流の状態を、鉛直方向の速度分布(上向きを正)として例示したものである。垂直噴射(図9(a)、取付角度が0°)の場合、吹込管4から噴出される燃焼促進ガスの噴流は、吹込管4から噴射された後、吹込管4の吹込軸線Q(不図示)を中心として徐々に半径方向に扇状に広がる噴流となる。これに対し、衝突噴射(図9(b)、取付角度が30°)の場合、燃焼促進ガスの噴流をブリーダー管3の外壁に傾斜させて衝突させることで、ブリーダー管3の外壁の周方向に薄く広がりつつ(図8(d)の噴流Sを参照)、管軸線Pの方向に外壁に沿って上昇する整流化された噴流となる(図8(c)参照)。衝突噴射(図9(b))の場合の、フード2の上方における、速度15m/sの噴流の厚みWbは、垂直噴射(図9(b))の厚みWaよりも薄く(Wb<Wa)、WbはWaの約30%である。このため、衝突噴射とすることで、フード2の内壁に沿って上昇する整流化された噴流によってコアンダ効果を高められ、より多くの空気を巻き込むことができる。
図10に、放散ブリーダーの内部および周辺部のガス(コークス炉放散ガス、燃焼促進ガス、燃焼ガス、大気)の流れの鉛直方向の速度分布(上向きを正)と、これに対応する鉛直方向の高さ位置における煤の発生量(体積)の分布を示す。図10(a)は垂直噴射(取付角度α=0°)によるガスの速度分布を示し、図10(b)は衝突噴射(取付角度α=30°)によるガスの速度分布を示す。また図10(c)は、図10(a)及び(b)の垂直噴射及び衝突噴射を行った際の煤発生状況のグラフを示す。
なお、図10(c)のグラフの縦軸(高さ)は図10(a)及び(b)の鉛直方向の位置と対応しており、横軸はその鉛直方向の各位置における煤の発生量(体積)を示す。また、図10に示すガスの速度分布には、燃焼促進ガスの噴流の速度、コークス炉放散ガスの速度、燃焼ガスおよび大気(空気)の速度が含まれる。
図10(a)の垂直噴射時と比較して、図10(b)の衝突噴射時には、コアンダ効果により、コークス炉放散ガスの流れが吹込管4の配置された側のフード2の内壁面に寄せられながら、大きく偏流する様子を確認できる。そして、図10(c)に示す鉛直方向の高さ位置における煤発生状況によると、フード2を出た直近(図10(c)の高さが4m近辺)で、垂直噴射及び衝突噴射のいずれも煤発生量は最大値を示すものの、衝突噴射における煤発生量は鉛直噴射の約25%に抑えられている。
ここで、吹込管4は、吹込管4の吹込軸線Qがブリーダー管3の管軸線Pに対して10°以上30°以下の角度(取付角度α)となるように傾斜配置するのが好ましい。
吹込管4の取付角度αが10°未満であると、ブリーダー管3の外壁に噴流を衝突させることによる整流化作用を得にくくなるからである。また、吹込管4の取付角度αが30°よりも大きいと、衝突した噴流の鉛直方向の上方へ向かう流れのほかに、鉛直方向の下方へ向かう流れ(バックフロー流)が増加し、ブリーダー管3とフード2との間隙5から取り込まれる随伴ガスの流入を阻害するので、かえってコークス炉放散ガスの完全燃焼を阻害するからである。
以上から、本発明の放散ブリーダー1をコークス炉11に適用することで、停電等のトラブル時においても、炭化室12において発生するコークス炉放散ガスの完全燃焼を促し、COやHO等の害の少ない物質として大気中へ放出することができる。
また、コークス炉11に適用する際、吹込管4から注入する燃焼促進ガスとしては、空気を用いることが好ましい。工場内で水蒸気又は窒素ガスを供給するためには、非常用ボイラや空気分離装置等を稼動させる必要があるのに対し、空気を燃焼促進ガスとして用いることにより、非常時であってもエンジン付きコンプレッサー等により迅速かつ簡便に放散ブリーダー1に燃焼促進ガスを供給することができる。
以下、本実施形態に係る放散ブリーダーを用いた実施例を説明する。
本実施例では、図11に示す通り、高さ10m、横方向3mの寸法の筐体内に、ブリーダー管の内径を100mmとした放散ブリーダーを配置し、筐体内に風速が0.1m/sの空気が流れた状態を再現するとともに、ブリーダー管内において流体の速度を2.5m/sとする可燃性ガスを流通させた状態を再現した条件にて、シミュレーションモデル等を用いて煤発生量(体積)を比較した。
煤の発生予測は、Wenらの提案する核生成、凝集、表面成長、酸化反応から成る煤の発生・成長・消滅を予測する煤核生成モデル(Acetylene inception model、Z. Wen et al,“Combustion and Flame”, 2003, Vol.135, p.323-340)を用いた。
Figure 0007207618000001
表1にシミュレーション結果を示す。推測された煤発生量は、本発明例1を基準(1.0)とする煤発生量比で示す。
従来例1は、吹込管4による燃焼促進ガスの吹込みを行わなかったものである。従来例2は、フード2に切欠部7を設けず、吹込管4の取付角度αを0°として垂直噴射を行ったものである。煤発生量比は、いずれの場合も1.0を上回り、コークス炉放散ガスの燃焼が十分に行われなかった。
本発明例1は、フード2に切欠角度θを本発明の好適範囲(1°~70°)内である1°とする切欠部7を設け、吹込管4の取付角度αを本発明の好適範囲(10°~30°)内である30°として実施したものである。先述した通り、本発明例1は本実施例における煤発生量の基準としたものであり、表1中の煤発生量比は1.00となっており、従来例1及び従来例2に比べ、コークス炉放散ガスの燃焼が十分に行われ、煤発生量比は改善されている。
本発明例2~本発明例5は、吹込管4の取付角度αを本発明の好適範囲(10°~30°)内である30°に固定し、フード2の切欠角度θを本発明の好適範囲(1°~70°)内である、20°,45°,60°,70°と変更したものである。いずれの煤発生量比も1.0未満となり、煤発生量比は本発明例1よりもさらに改善された。
本発明例6~本発明例7は、フード2の切欠角度θを本発明の好適範囲(1°~70°)内である45°に固定し、吹込管4の取付角度αを本発明の好適範囲(10°~30°)内である10°,20°としたものである。煤発生量比はいずれの場合も1.0未満であり、従来例1および従来例2に比べ、コークス炉放散ガスの燃焼が十分に行われ、本発明例1よりもさらに煤発生量比が改善された。
本発明例8~本発明例9は、吹込管4の取付角度αを本発明の好適範囲(10°~30°)内である30°とし、フード2の切欠角度θを本発明の好適範囲(1°~70°)外となる90°,135°として、大きな切欠きを設けたものである。そして、煤発生量比は、従来例1,従来例2に比べ改善しているものの、切欠角度θが大きくなるほど大きくなって1.0を上回り、フードの切欠角度θおよび吹込管4の取付角度αのいずれも本発明の好適範囲内である本発明例1~本発明例7よりもコークス炉放散ガスの燃焼効率が低下した。
本発明例10~本発明例11は、フード2の切欠角度θを本発明の好適範囲(1~70°)内である45°とし、吹込管4の取付角度αを本発明の好適範囲(10°~30°)外となる、5°,40°としたものである。いずれも、煤発生量比は従来例1,従来例2に比べ改善しているものの、1.0を上回り、吹込管4の取付角度αおよびフードの切欠角度θのいずれも本発明の好適範囲内である本発明例1~本発明例7よりもコークス炉放散ガスの燃焼効率は低下した。
1 放散ブリーダー
2 フード
3 ブリーダー管
4 吹込管
5 間隙
6 着火装置
7 切欠部
8 燃焼促進ガス
11 コークス炉
15 集気管
16 コークス炉ガス
17 コークス炉放散ガス
O 中心軸線
P 管軸線
Q 吹込軸線
θ 切欠角度
α 取付角度

Claims (4)

  1. コークス炉放散ガスを燃焼させて大気中へ放出する放散ブリーダーであって、
    前記コークス炉放散ガスを流通させるブリーダー管と、
    前記ブリーダー管の上端側に設けられ、内径が前記ブリーダー管の外径よりも大きく、下端側が前記ブリーダー管の前記上端側を内包するフードと、
    前記ブリーダー管の周方向に沿って設けられ、前記ブリーダー管と前記フードとの間隙から、燃焼を促進させる燃焼促進ガスを、該燃焼促進ガスの噴流が前記ブリーダー管の内側から送られてくる前記コークス炉放散ガスの流れを引き込み偏流させながら前記フードの内壁に沿って上昇するように、前記フードへ吹込む吹込管と、
    前記フードの内壁に配置された着火装置と、を有し、
    前記フードは、前記吹込管が配置され、前記コークス炉放散ガスが前記フードの内壁側に偏流する周方向の位置に対して、前記フードの中心軸線を挟んで対向する位置に、前記コークス炉放散ガスの流れない前記フードの内部における空間領域と前記フードの内壁とが接する前記フードの周壁部の領域を切り欠いた切欠部を有する放散ブリーダー。
  2. 前記切欠部は、前記吹込管が配置された位置に対して前記中心軸線を挟んで対向する位置を起点とし、前記フードの周方向の両方向に向けて各々1°以上70°以下の範囲であって、前記切欠部の最下部が前記着火装置よりも上側の位置に設けられる請求項1に記載の放散ブリーダー。
  3. 前記吹込管は、該吹込管から噴出される前記燃焼促進ガスの噴流が前記ブリーダー管の外壁に斜め下方より衝突するように、前記ブリーダー管の管軸線に対して傾斜配置される請求項1または請求項2に記載の放散ブリーダー。
  4. 前記吹込管は、該吹込管の吹込軸線が前記ブリーダー管の前記管軸線に対して10°以上30°以下の角度となるように傾斜配置される請求項3に記載の放散ブリーダー。
JP2022549126A 2021-06-02 2022-05-19 放散ブリーダー Active JP7207618B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021093186 2021-06-02
JP2021093186 2021-06-02
PCT/JP2022/020757 WO2022255108A1 (ja) 2021-06-02 2022-05-19 放散ブリーダー

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2022255108A1 JPWO2022255108A1 (ja) 2022-12-08
JP7207618B1 true JP7207618B1 (ja) 2023-01-18
JPWO2022255108A5 JPWO2022255108A5 (ja) 2023-05-15

Family

ID=84323132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022549126A Active JP7207618B1 (ja) 2021-06-02 2022-05-19 放散ブリーダー

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP4350215A4 (ja)
JP (1) JP7207618B1 (ja)
BR (1) BR112023023492A2 (ja)
TW (1) TW202307372A (ja)
WO (1) WO2022255108A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4953047U (ja) * 1972-08-24 1974-05-10
JPS55781Y2 (ja) * 1975-09-03 1980-01-10
US5984668A (en) * 1998-08-14 1999-11-16 Landfill Technologies, Inc. Sparking device for promoting avoidance of short-circuiting
JP2017096615A (ja) * 2015-11-18 2017-06-01 Jfeスチール株式会社 放散ブリーダー

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7354265B2 (en) 2004-12-02 2008-04-08 Saudi Arabian Oil Company Flare stack combustion method and apparatus
US20100291492A1 (en) 2009-05-12 2010-11-18 John Zink Company, Llc Air flare apparatus and method

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4953047U (ja) * 1972-08-24 1974-05-10
JPS55781Y2 (ja) * 1975-09-03 1980-01-10
US5984668A (en) * 1998-08-14 1999-11-16 Landfill Technologies, Inc. Sparking device for promoting avoidance of short-circuiting
JP2017096615A (ja) * 2015-11-18 2017-06-01 Jfeスチール株式会社 放散ブリーダー

Also Published As

Publication number Publication date
TW202307372A (zh) 2023-02-16
WO2022255108A1 (ja) 2022-12-08
EP4350215A4 (en) 2024-10-09
EP4350215A1 (en) 2024-04-10
BR112023023492A2 (pt) 2024-01-30
JPWO2022255108A1 (ja) 2022-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5723826B2 (ja) ガスバーナー装置、バーナータイル、ガス先端管、及び燃焼方法
CN111442270A (zh) 一种烟气内循环低氮燃气燃烧器
JP2013195056A (ja) 燃焼器組立体内の逆火を防止するシステムおよび方法
JP2017096615A (ja) 放散ブリーダー
US3982881A (en) Invisible flare burner
KR101879024B1 (ko) 고효율 질소 산화물 저감형 버너 및 이를 갖는 연소 설비
JP7207618B1 (ja) 放散ブリーダー
US1860366A (en) Furnace and method of operating the same
JP3924264B2 (ja) バーナ、燃焼装置及びプラントシステム
JP2001221406A (ja) ボイラとその改造方法
JP5501198B2 (ja) 低NOx・低煤塵燃焼方法およびボイラ燃焼室
CN113883517A (zh) 一种自然进风式低氮燃烧器
CN212719737U (zh) 一种烟气内循环低氮燃烧器
JP4306617B2 (ja) 管状火炎バーナ
JP3454441B2 (ja) 窒素酸化物低発生燃焼方法及び装置
JP2023039516A (ja) コークス炉放散ガスの燃焼方法およびコークス炉放散ブリーダー
WO2023145219A1 (ja) コークス炉放散ガスの燃焼装置、コークス炉放散ガスの燃焼方法およびコークス炉放散ガスの燃焼装置の設計方法
TWI852282B (zh) 焦爐散發氣體的燃燒裝置、焦爐散發氣體的燃燒方法及焦爐散發氣體的燃燒裝置的設計方法
WO2018159106A1 (ja) ボイラ及びボイラを備えた船舶並びにイナートガスの生成方法
CN212657709U (zh) 一种烟气内循环低氮燃气燃烧器
CN218645603U (zh) 一种煤粉锅炉
JP2008133982A (ja) バーナ
JP4070698B2 (ja) 排ガス供給方法とその逆火防止装置
JP2667607B2 (ja) 低noxボイラの構造
KR20010065375A (ko) 산소희박 연소형 3단 연소식 버너

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220913

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220913

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20220913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7207618

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150