JP7207572B2 - エレベータ主索端末構造体、エレベータ装置、及びエレベータ装置の組立方法 - Google Patents

エレベータ主索端末構造体、エレベータ装置、及びエレベータ装置の組立方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7207572B2
JP7207572B2 JP2021565282A JP2021565282A JP7207572B2 JP 7207572 B2 JP7207572 B2 JP 7207572B2 JP 2021565282 A JP2021565282 A JP 2021565282A JP 2021565282 A JP2021565282 A JP 2021565282A JP 7207572 B2 JP7207572 B2 JP 7207572B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main rope
housing member
insert
elevator
terminal structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021565282A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021124545A5 (ja
JPWO2021124545A1 (ja
Inventor
重孝 佐治
治彦 角谷
雅也 瀬良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2021124545A1 publication Critical patent/JPWO2021124545A1/ja
Publication of JPWO2021124545A5 publication Critical patent/JPWO2021124545A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7207572B2 publication Critical patent/JP7207572B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/06Arrangements of ropes or cables
    • B66B7/08Arrangements of ropes or cables for connection to the cars or cages, e.g. couplings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/06Arrangements of ropes or cables
    • B66B7/10Arrangements of ropes or cables for equalising rope or cable tension

Landscapes

  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

本開示は、エレベータ主索端末構造体、エレベータ装置、及びエレベータ装置の組立方法に関するものである。
細長い耐荷重部材の端部を固定するソケットは、独立かつ離間した2つの第1のソケット部材及び2つの第2のソケット部材を備える。第2のソケット部材の互いの間には、耐荷重部材を固定するウエッジが配置される。第1のソケット部材のうち少なくとも一方の第1のソケット部材に強固に固定される。第1のソケットはコネクタ開口部を有し、開口部に配置されるブリッジを介してソケットを支持体に固定する技術が開示されている(特許文献1参照)。
WO2008/027030
しかしながら、特許文献1の技術では、ソケット(以下、「ハウジング」という)内部にアクセスし、耐荷重部材(以下、「主索」という)を固定するウエッジ(以下、「挿入体」という)を着脱するためには、昇降路の壁面等からハウジング全体を取外す必要があり、ハウジング、挿入体、及び主索はいずれも重量が大きく、作業性に課題があった。
本開示は、上述の問題を解決するためになされたもので、ハウジング内部へのアクセスを容易にし、作業性を向上できるエレベータ主索端末構造体、エレベータ装置、及びエレベータ装置の組立方法を提供することを目的とする。
本開示にかかるエレベータ主索端末構造体は、エレベータ装置のかご、釣合おもり、並びに昇降路の壁面及び天井の少なくともいずれかが有する接続部に接続される接続部材と、接続部材を介して接続部と接続される固定ハウジング部材と、固定ハウジング部材に着脱可能に配置される着脱ハウジング部材とを有するハウジングと、固定ハウジング部材に保持され、第1の方向に延伸する主索を第1の方向と直交する方向である第2の方向から挟んで保持する挿入体と、を備え、固定ハウジング部材は、第2の方向に設けられた孔部を有し、接続部材は、固定ハウジング部材の孔部内に配置されるものである。

本開示にかかるエレベータ装置は、昇降路内を昇降方向に移動するかご及び釣合おもりと、駆動綱車を有し、駆動綱車を回転させる駆動力を発生させ、駆動綱車の回転に応じてかご及び釣合おもりを昇降方向へ移動させる巻上機と、駆動綱車に巻き掛けられる主索と、主索の端部に取り付けられ、主索を、かご、釣合おもり、並びに昇降路の壁面及び天井の少なくともいずれかが有する接続部に接続する、本開示に記載のエレベータ主索端末構造体とを備えるものである。
本開示にかかるエレベータ装置の組立方法は、エレベータ装置の組立方法であって、本開示に記載のエレベータ主索端末構造体の挿入体に主索を接触させ、主索及び挿入体を一体化する一体化工程と、エレベータ主索端末構造体のハウジングのうち、着脱ハウジング部材を取り外した状態で、エレベータ装置のかご、釣合おもり、並びに昇降路の壁面及び天井の少なくともいずれかが有する接続部に、エレベータ主索端末構造体の接続部材を介して固定ハウジング部材を接続するハウジング接続工程と、一体化された主索及び挿入体を、ハウジングの主索通し部内に配置する挿入体配置工程と、着脱ハウジング部材を固定ハウジング部材に固定する着脱ハウジング部材固定工程と、張力調整用の機構によって、かご、釣合いおもり、並びに昇降路の壁面及び天井とハウジングとの張力を調整する張力調整工程とを有するものである。
本開示によれば、ハウジング内部へのアクセスを容易にし、作業性を向上できる。
実施の形態1にかかるエレベータ装置を示す構成図。 実施の形態1にかかるエレベータ主索端末構造体の斜視図。 実施の形態1にかかるエレベータ主索端末構造体の概略断面図。 実施の形態1にかかるエレベータ主索端末構造体の側面図。 実施の形態1にかかるハウジング部材の固定方法を示す概略断面図。 実施の形態1にかかるハウジング部材の固定方法を示す概略断面図。 実施の形態1にかかるハウジング部材の固定方法を示す斜視図。 実施の形態1にかかる挿入体の概略断面図。 実施の形態1にかかる挿入体の側面図。 実施の形態2にかかるエレベータ主索端末構造体の斜視図。 実施の形態2にかかるエレベータ主索端末構造体の概略断面図。 実施の形態2にかかる挿入体及び主索の斜視図。 実施の形態3にかかるエレベータ主索端末構造体の斜視図。 実施の形態3にかかるエレベータ主索端末構造体の概略断面図。 実施の形態3にかかる挿入体の斜視図。 実施の形態4にかかるエレベータ主索端末構造体の斜視図。 実施の形態4にかかるエレベータ主索端末構造体の概略断面図。 実施の形態4にかかるハウジングの斜視図。 実施の形態4にかかる挿入体の斜視図。 実施の形態5にかかるエレベータ装置の組立方法を示す工程図。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかるエレベータ装置を示す構成図である。図1において、昇降路500内には、かご501及び釣合おもり502が設けられている。かご501及び釣合おもり502は、昇降路500内を上下方向に移動可能な昇降体である。昇降路500の上部には、機械室503が設けられている。
機械室503には、巻上機504と、そらせ車505とが設けられている。巻上機504は、かご501及び釣合おもり502を移動させる駆動力を発生する駆動装置である。また、巻上機504は、巻上機504の駆動力によって回転する駆動綱車506を有している。そらせ車505は、駆動綱車506から離して配置されている。
そらせ車505及び駆動綱車506には、複数の主索200が巻き掛けられている。かご501及び釣合おもり502は、各主索200によって昇降路500内に吊り下げられている。かご501及び釣合おもり502は、駆動綱車506の回転に応じて昇降路500内を移動する。
各主索200の端部には、エレベータ主索端末構造体100が取り付けられている。エレベータ主索端末構造体100は、接続部300(図1に図示せず)を介して、例えばかご501及び釣合おもり502に接続される。
図1では、エレベータ主索端末構造体100が取り付けられたかご501及び釣合おもり502が、主索200によって1:1ローピング方式で吊り下げられている。かご501及び釣合おもり502の他にも、昇降路500の壁面又は天井等に接続部300を設け、昇降路500の壁面又は天井等とエレベータ主索端末構造体100を接続してもよい。以下、昇降路500の壁面、昇降路500の天井、かご501、又は釣合おもり502を合わせて「エレベータ関連部」という。
図2は、実施の形態1にかかるエレベータ主索端末構造体の斜視図であり、図3は、実施の形態1にかかるエレベータ主索端末構造体の概略断面図である。図4は、実施の形態1にかかるエレベータ主索端末構造体の側面図である。図4は、ハウジング部材2a(後述する)及びハウジング部材2b(後述する)が取り外された状態を示している。図5は、実施の形態1にかかるハウジング部材の固定方法を示す概略断面図である。図4及び図5は、それぞれハウジング部材2d(後述する)側からエレベータ主索端末構造体100を見た図である。エレベータ主索端末構造体100では、断面形状が長方形である主索200を用いた例を示す。断面形状が長方形である主索200とは、例えばベルト状の主索200を指す。長方形とは、扁平形状も含む。以下に詳述するが、挿入体1は主索200の平面部を挟む。
エレベータ主索端末構造体100は、主索200を挟んで保持する挿入体1と、挿入体1を収容するハウジング2と、エレベータ関連部が有する接続部300にハウジング2を接続する接続部材3とを備える。
ここで、図2の接続部材3が延伸する方向をX軸方向、主索200が延伸する方向をY軸方向とし、X軸方向及びY軸方向と直交する方向、すなわち図2のエレベータ主索端末構造体100の奥行き方向をZ軸方向とする。これらは、以下の図面でも同様である。
挿入体1は、図3に示すように、1対の挿入体1a(第一挿入体)及び挿入体1b(第二挿入体)を有し、挿入体1a及び挿入体1bは、主索200の端部を挟んで保持する。挿入体1aは、挿入体面1a1及び挿入体面1a2を有し、挿入体1bは挿入体面1b1及び挿入体面1b2を有する。挿入体面1a2及び挿入体面1b2は、主索200と接している面であり、挿入体面1a1及び挿入体面1b1は、ハウジング2と接している面である。ここで、挿入体面1a2と接している主索200の平面部を主索面200aとし、挿入体面1b2と接している主索200の平面部を主索面200bとする。
ハウジング2は、互いに平行に配置されたハウジング部材2a及びハウジング部材2bと、互いに平行でないハウジング部材2c及びハウジング部材2dとを有する。ハウジング部材2c及びハウジング部材2dは、いずれもハウジング部材2a及びハウジング部材2bに対して垂直に配置される。ハウジング部材2a及びハウジング部材2bの少なくとも一方は、ハウジング部材2c及びハウジング部材2dに着脱可能に配置される。以下、ハウジング部材2a及びハウジング部材2bのような着脱可能なハウジング部材を着脱ハウジング部材、ハウジング部材2c及びハウジング部材2dのような着脱しないハウジング部材を固定ハウジング部材と記す場合がある。
ここで、ハウジング部材2a及びハウジング部材2bの幅方向はX軸方向、厚み方向はZ軸方向である。挿入体1、ハウジング部材2c、ハウジング部材2d、及び主索200の幅方向はZ軸方向、厚み方向はX軸方向である。また、挿入体1、ハウジング2、及び主索200の長手方向はY軸方向である。これらは、以下の図面でも同様である。
ハウジング2は、上述したハウジング部材2a~2dによって囲まれ形成される主索通し部20を有する。主索通し部20には、挿入体1及び挿入体1に保持された主索200が収容される。主索通し部20の中心軸は、Y軸と一致する。主索通し部20は、主索通し部20内部に主索200を通す開口部20aを有する。図3では、開口部20aと反対側も開口しており、以下、開口部20bという。ハウジング部材2c及びハウジング部材2dの距離は、主索通し部20の開口部20bから開口部20aに沿って短くなっている。本実施の形態では、ハウジング部材2c及びハウジング部材2dは、いずれも開口部20a側の端部が主索通し部20の中心軸に近づくように傾斜している。
ここで、挿入体1の形状は、主索通し部20の開口部20bから開口部20aに向かって挿入体面1a1及び挿入体面1a2、挿入体面1b1及び挿入体面1b2がそれぞれ近づくように形成された楔形状である。すなわち、挿入体面1a1及び挿入体面1b1は、開口部20a側が主索通し部20の中心軸に対して近づくように傾斜しており、挿入体面1a1及び挿入体面1b1は、それぞれ傾斜面と言える。また、挿入体面1a1及び挿入体面1b1は、ハウジング部材2c及びハウジング部材2dの傾斜に沿って傾斜しているとも言える。
また、挿入体1の長手方向の長さは、ハウジング部材2c及びハウジング部材2dの長手方向の長さより短い。また、挿入体1の幅は、主索200の幅より広く、且つハウジング部材2c及びハウジング部材2dの幅より小さい。これにより、挿入体1a及び挿入体1bは、互いの間に主索200を保持した状態でハウジング2の主索通し部20内に収容される。
図2に示すように、ハウジング部材2aは、ハウジング部材孔部40a及びハウジング部材孔部40bを有する。また、図4に示すように、ハウジング部材2bは、ハウジング部材孔部40dを有する。図4に図示していないが、ハウジング部材2bは、ハウジング部材孔部40cを有する。以下、ハウジング部材孔部40a~40dを合わせてハウジング部材孔部40と記す場合がある。ハウジング部材孔部40は、ハウジング部材2a及びハウジング部材2bの厚み方向、すなわちZ軸方向に貫通して形成される。
図4に示すように、ハウジング部材2dは、ハウジング部材2a方向に延伸したタブ4c、及びハウジング部材2b方向に延伸したタブ4dを有する。図4に図示していないが、ハウジング部材2cは、ハウジング部材2cの一部がハウジング部材2a方向に延伸したタブ4a、及びハウジング部材2b方向に延伸したタブ4bを有する。タブ4a~4dは、それぞれハウジング部材2a及びハウジング部材2bに垂直に形成されている。以下、タブ4a~4dを合わせてタブ4と記す場合がある。
ハウジング部材2cのタブ4aは、ハウジング部材2aのハウジング部材孔部40aに挿入され、タブ4bは、ハウジング部材2bのハウジング部材孔部40cに挿入される。ハウジング部材2dのタブ4cは、ハウジング部材2aのハウジング部材孔部40bに挿入され、タブ4dは、ハウジング部材2bのハウジング部材孔部40dに挿入される。タブ4の形成位置及びハウジング部材孔部40の形成位置は対応している。さらに、タブ4の断面形状及びハウジング部材孔部40の断面形状も一致している。そのため、タブ4がハウジング部材孔部40に挿入されることにより、ハウジング部材2a~2dは組み立てられる。そして、ハウジング部材2a~2dによって、主索通し部20が形成される。
図2及び図5に示すように、タブ4には、タブ4の延伸方向に延びるねじ穴41が形成される。タブ4をハウジング部材孔部40に挿入し、タブ4に形成されたねじ穴41にボルト42を差し込む。タブ4の直径よりも直径が大きい頭部42aを有するボルト42をねじ穴41に差し込むことにより、ハウジング部材2aはハウジング部材2c及びハウジング部材2dに固定される。ボルト42を緩めて取り外すだけで、ハウジング部材2aをハウジング部材2c及びハウジング部材2dから取り外すことができる。
図2~4に示すように、ハウジング部材2cには、開口部20b側、且つ挿入体1と接触しない領域に、ハウジング部材2cの厚み方向、すなわちX軸方向に貫通する孔部30cが形成される。ハウジング部材2dにも、ハウジング部材2cと同様に、孔部30dが形成される。すなわち、少なくとも一対の対向する固定ハウジング部材には、接続部材3が配置される孔部30c及び孔部30dが形成される。孔部30c及び孔部30dは、ハウジング部材2に、主索200の長手方向及び着脱ハウジング部材(ハウジング部材2a及びハウジング部材2b)の厚み方向に対して垂直な方向に向けて穿孔され、貫通してもしなくても良い。以下、孔部30c及び孔部30dを合わせて、孔部30と記す場合がある。孔部30には、ハウジング2を接続部300に接続する接続部材3が配置される。接続部材3は、上述したように、X軸方向に延伸する。換言すると、ハウジング部材2c及びハウジング部材2dは、主索200の長手方向及びハウジング部材aの厚み方向に対して垂直な方向に接続部材3を配置するための孔部30を有する。ここで、孔部30が形成されるハウジング部材2c及びハウジング部材2dは、挿入体1の挿入体面のうち、挿入体面1a1及び挿入体面1b1と接触し、挿入体1を保持する。また、ハウジング部材2a~2dによって形成される主索通し部20の内部に挿入体1は配置される。
また、エレベータ関連部が有する接続部300には、接続部材3に対応する孔部301が形成される。すなわち、接続部材3は、孔部30及び孔部301を貫いて配置される。これにより、ハウジング2は接続部材3を介してエレベータ関連部に接続される。孔部30及び孔部301の形状と、接続部材3の断面形状は一致していることが望ましい。例えば、接続部材3が円柱であれば、孔部30及び孔部301は円形である。
図2に示すように、ハウジング部材2aには、ハウジング部材2aを厚み方向、すなわちZ軸方向に貫通するのぞき穴22を形成してもよい。のぞき穴22は、例えば主索200及び主索200を挟む挿入体1に対応する位置に形成すればよい。作業者は、ハウジング部材2aがハウジング部材2c及びハウジング部材2dに固定された状態であっても、のぞき穴22を通してハウジング2内に収容されている挿入体1及び主索200を目視により確認できる。これにより、作業者は、主索200、挿入体1が健全な状態で収容されているかを点検できる。
以上のように、エレベータ主索端末構造体100は、エレベータ装置のかご501、釣合おもり502、並びに昇降路500の壁面及び天井の少なくともいずれかが有する接続部300に接続される接続部材3と、接続部材3を介して接続部300と接続される固定ハウジング部材と、固定ハウジング部材に着脱可能に配置される着脱ハウジング部材とを有するハウジング2と、固定ハウジング部材に保持され、主索200を保持する挿入体1とを備える。
上述の構成により、固定ハウジング部材であるハウジング部材2c及びハウジング部材2dに接続部材3が配置されることによって、着脱ハウジング部材であるハウジング部材2aを固定ハウジング部材から着脱することにより、ハウジング2全体を接続部300から取り外すことなく、ハウジング2内部にアクセスすることができる。
また、対向する固定ハウジング部材によって挿入体1を保持しているため、固定ハウジング部材を接続部300に接続したまま、着脱ハウジング部材を取り外すことができるとともに、挿入体1で主索200を保持したまま挿入体1をハウジング2の主索通し部20から着脱することができる。
よって、エレベータ主索端末構造体100は、着脱ハウジング部材の着脱によって主索200及び挿入体1をハウジング2内に収容又はハウジング2から摘出することが容易となるため、作業性を向上できる。
また、主索200は、主索200と挿入体1aの挿入体面1a2との間に働く摩擦力、及び主索200と挿入体1bの挿入体面1b2との間に働く摩擦力で保持されるため、主索200に張力が作用すると、主索200は挿入体1a及び挿入体1bとともに開口部20aの方向へ移動する。このとき、挿入体1aはハウジング部材2cに沿って移動し、挿入体1bはハウジング2のハウジング部材2dに沿って移動する。これにより、挿入体1aと挿入体1bとの距離は小さくなり、主索200はより強く圧縮される。その結果、主索200を保持する摩擦力がより大きくなるため、主索200にかかる張力が増大しても主索200をハウジング2内に保持し続けることができる。
なお、実施の形態1において、図2及び図5に示すように、タブ4にねじ穴41を形成し、ボルト42によってハウジング部材2aをハウジング部材2c及びハウジング部材2dに固定する例を示したが、これに限られず、別の固定方法を用いてもよい。図6は、実施の形態1にかかるハウジング部材の固定方法を示す概略断面図であり、ハウジング部材2d側からエレベータ主索端末構造体100を見た図である。
図6は、タブ4の長さをハウジング部材2aの厚さより長く形成し、割ピン44によってハウジング部材2aをハウジング部材2c及びハウジング部材2dに固定する固定方法を示す。タブ4は、ハウジング部材2aの厚さより長く形成されるため、タブ4の先端がハウジング部材2aのハウジング部材孔部40からはみ出している。タブ4のはみ出した部分にピン穴43を形成する。ピン穴43は、タブ4の延伸方向に対して垂直な方向、すなわちY軸方向にタブ4を貫通している。タブ4はハウジング部材2aのハウジング部材孔部40に挿入され、ピン穴43は割ピン44に挿入される。割ピン44は、ピン穴43に挿入された後、先端を押し広げられることにより、ハウジング部材2aをハウジング部材2c及びハウジング部材2dに固定できる。
この固定方法により、割ピン44をピン穴43に抜き差しするだけで、ハウジング部材2aをハウジング部材2c及びハウジング部材2dから着脱し、ハウジング2内部にアクセスできるため、作業性を向上できる。
図7は、実施の形態1にかかるハウジング部材の固定方法を示す斜視図である。図7では、線材45、例えば鋼線が、ハウジング2を周回するようにハウジング2に巻き付けられている。
この固定方法により、ハウジング部材2a及びハウジング部材2bがハウジング部材2c及びハウジング部材2dから外れることを抑制できる。さらに、タブ4にねじ穴41又はピン穴43等を設ける必要がなく、ハウジング溝47は平面的な加工により形成できるため、ハウジング2を製造するコスト及び手間を低減できる。また、図7に示すように、ハウジング部材2a及びハウジング部材2bのそれぞれの厚さ方向の面、すなわちZ軸方向の面に、ハウジング部材孔部40に平行なハウジング溝47を形成してもよい。線材45はハウジング溝47を通ってハウジング2に巻き付けられる。これにより、線材45の巻き付け位置がずれることを抑制できる。
このように、ハウジング部材2aをハウジング部材2c及びハウジング部材2dに固定する機構は、図5及び図6に示すように、タブ4に設けてもよいし、図7に示すように、タブ4以外に設けてもよい。
また、実施の形態1において、エレベータ主索端末構造体100は、挿入体1の挿入体面1a2及び挿入体面1b2が近づく方向へ押付力を加える押付部を有してもよい。押付部とは、例えば挿入体1a及び挿入体1bを貫通し配置されるボルト46である。図8は、実施の形態1にかかる挿入体の概略断面図であり、図9は、実施の形態1にかかる挿入体の側面図である。挿入体1aには、挿入体1aの幅方向、すなわちX軸方向を貫通するねじ穴46aが形成されている。挿入体1bには、挿入体1bの幅方向、すなわちX軸方向を貫通する通し穴46bが形成されている。ねじ穴46a及び通し穴46bは、例えば図8及び図9に示すように、挿入体1の長手方向、すなわちY軸方向へ互いに間隔をあけて複数形成される。
ボルト46は、挿入体1bの通し穴46bから挿入体1aのねじ穴46aへ通され、固定される。ボルト46の頭部46cは、挿入体1bの挿入体面1b1と挿入体面1b2との間に配置される。ねじ穴46a及び通し穴46bは、図9に示すように、挿入体1が主索200と接する領域よりも外側に形成される。そのため、ボルト46が主索200を貫通せずに固定される。
ボルト46は、ねじ穴46a及び通し穴46bに締め込まれた状態で、主索200を締め付けている。したがって、挿入体1がハウジング2内に収容されているか否かに関わらず、ボルト46は主索200が挿入体1に挟まれた状態を維持する。これにより、あらかじめ主索200を挿入体1と一体化させた状態にすれば、ロープ据付け作業時にはこれをハウジング2内に挿入するだけでよいため、作業性を向上できる。また、例えばエレベータが急停止し、主索200に圧縮荷重がかかった場合でも、挿入体1と主索200とが一体となった状態を維持できるため、主索200の固定機能を維持できる。
また、実施の形態1において、ハウジング部材2a~2dを別体とした例を示したが、例えばハウジング部材2aを着脱することによってハウジング2内部にアクセスするのであれば、ハウジング部材2b~2dを一体としてもよい。
実施の形態2.
図10は、実施の形態2にかかるエレベータ主索端末構造体の斜視図であり、図11は、実施の形態2にかかるエレベータ主索端末構造体の概略断面図である。図10は、ハウジング部材2aを取り外した図である。図10及び図11において、図2及び図3と同じ符号を付けたものは、同一又は対応する構成を示している。エレベータ主索端末構造体110は、挿入体1aの挿入体面1a1及び挿入体1bの挿入体面1b1に、溝11(後述する)が形成されている点で、エレベータ主索端末構造体100と異なる。エレベータ主索端末構造体130に用いられる主索400の断面形状は、例えば円形である。
ハウジング21は、ハウジング部材21a~21dによって囲まれた主索通し部20を有する。ハウジング部材21a~21dは、ハウジング2のハウジング部材2a~2dにそれぞれ対応する。図10及び図11では、ハウジング部材21b~21dは一体に形成されている。ハウジング部材21aは、ハウジング部材21c及びハウジング部材21dに着脱可能に固定される。ハウジング21では、着脱可能なハウジング部材21aは着脱ハウジング部材、ハウジング部材21b~21dは固定ハウジング部材と言える。ハウジング部材21cは、主索200の長手方向に対して平行、且つハウジング部材21a及びハウジング部材21bに対して垂直に配置される。また、接続部300は、ハウジング部材21cの開口部20b側の端部を挟んで、接続部材3に取り付けられている。
図12は、実施の形態2にかかる挿入体及び主索の斜視図である。挿入体1aの挿入体面1a1及び挿入体1bの挿入体面1b1には、主索400の長手方向、すなわちY軸方向にそれぞれ溝11が形成されている。挿入体1aの挿入体面1a1に形成された溝11を溝11a、挿入体1bの挿入体面1b1に形成された溝11を溝11bとする。溝11の断面形状は、部分円形である。溝11の断面形状の曲率半径は、主索400の断面の外接円の半径と同程度とすればよい。
上述の構成により、溝11を有さない場合と比較して、挿入体1が主索400と接触する面積を増加させることができるため、主索400にかかる面圧を抑制することができ、主索200の損傷を抑制できる。
なお、実施の形態2において、実施の形態1の図8及び図9に示したように、挿入体1の幅方向に貫通するボルト46を配置してもよい。
なお、実施の形態1及び実施の形態2において、挿入体1a及び挿入体1bが同様の形状である例を示したが、挿入体面1a2及び挿入体面1b2によって主索200又は主索400を挟み、主索通し部20に収容される形状であれば、挿入体1a及び挿入体1bが同様の形状でなくてもよい。
実施の形態3.
図13は、実施の形態3にかかるエレベータ主索端末構造体の斜視図であり、図14は、実施の形態3にかかるエレベータ主索端末構造体の概略断面図を示す。図13及び図14において、図2及び図3と同じ符号を付けたものは、同一又は対応する構成を示している。エレベータ主索端末構造体120は、挿入体10(後述する)が1つである点で、エレベータ主索端末構造体100及びエレベータ主索端末構造体110と異なる。エレベータ主索端末構造体120に用いられる主索200の断面形状は、例えば長方形である。接続部300の、ハウジング部材21cの端部を挟む部分を、凹部310とする。
図15は、実施の形態3にかかる挿入体の斜視図である。挿入体10は楔形状であり、断面形状は、例えば涙滴型である。図15に示すように、挿入体10は、挿入体面10a、挿入体面10b、及び円弧部10cを備える。挿入体面10bは、開口部20a側が主索通し部20の中心軸に対して近づくように傾斜しており、傾斜面とも言える。
主索200は、ハウジング2の外部から開口部20aを通って主索通し部20内に達している。主索通し部20内に達した主索200は、挿入体面10aから円弧部10cへ、円弧部10cから挿入体面10bに沿って進行し、主索200の先端は開口部20aの外部へ達する。すなわち、主索200は、挿入体10の外周を沿うように配置される。さらに、主索200は、挿入体10の挿入体面10a及び挿入体面10bに対応する位置で、それぞれハウジング部材21c及びハウジング部材21dと接している。
上述の構成により、1つの挿入体10を用いるため、エレベータ主索端末構造体120の部品点数を削減するとともに、エレベータ主索端末構造体120を小型化することができる。
実施の形態4.
図16は、実施の形態4にかかるエレベータ主索端末構造体の斜視図であり、図17は、実施の形態4にかかるエレベータ主索端末構造体の概略断面図である。図16及び図17において、図13及び図14と同じ符号を付けたものは、同一又は対応する構成を示している。エレベータ主索端末構造体130は、ハウジング部材21cの主索通し部20側の面に溝210cが形成され、ハウジング部材21dの主索通し部20側の面に溝210dが形成されるとともに、挿入体1の主索200と接する部分に溝101が形成される点で、エレベータ主索端末構造体120と異なる。エレベータ主索端末構造体130に用いられる主索400の断面形状は、例えば円形である。
図18は、実施の形態4にかかるハウジングの斜視図である。ハウジング部材21cの主索通し部20側の面には、主索400の長手方向、すなわちY軸方向に溝210cが形成されている。ハウジング部材21dもハウジング部材21cと同様に、主索通し部20側の面に溝210dが形成されている。以下、溝210c及び溝210dを合わせて溝210と記す場合がある。
図19は、実施の形態4にかかる挿入体の斜視図である。挿入体10の挿入体面10a、挿入体面10b、及び円弧部10cに沿って、部分円形の断面形状の溝101が形成されている。溝210及び溝101の断面形状の曲率半径は、それぞれ主索400断面の外接円の半径と同程度とすればよい。溝101の断面形状の曲率半径は、主索400の断面の外接円の半径と同程度とすればよい。
上述の構成により、溝11を有さない場合と比較して、挿入体1が主索400と接触する面積が増加するため、主索400にかかる面圧を抑制することができ、主索400の損傷を抑制できる。
さらに、1つの挿入体10を用いるため、エレベータ主索端末構造体130の部品点数を削減するとともに、エレベータ主索端末構造体130を小型化することができる。
なお、実施の形態4において、溝210及び溝101が形成される例を示したが、いずれか一方に形成されればよい。
なお、実施の形態3及び実施の形態4において、接続部300は、ハウジング部材21cの開口部20b側の端部を挟むように、接続部材3に取り付けられている例を示したが、接続部300の凹部310が、ハウジング部材21c及びハウジング部材21dの開口部20b側の端部のいずれも含むように配置されてもよい。
また、実施の形態3及び実施の形態4において、ハウジング部材21cを、主索200の長手方向に対して平行に配置する例を示したが、ハウジング部材2cのように、傾斜させて配置してもよい。
また、実施の形態3及び実施の形態4において、ハウジング部材21aにのぞき穴22を形成してもよい。この場合、例えば円弧部10c及び円弧部10cに沿って配置される主索200又は主索400に対応する位置にのぞき穴22を形成すればよい。
また、実施の形態3及び実施の形態4において、挿入体面10bのみ傾斜面とする例を示したが、ハウジング部材21cが傾斜している場合、挿入体面10aも傾斜面とする。
なお、実施の形態2~4において、ハウジング部材21b~21dを一体に形成する例を示したが、別体としてもよい。一体とする場合、ハウジング部材21b~21dは、例えばハウジング部材21c及びハウジング部材21dのタブ4をハウジング部材21bのハウジング部材孔部40に挿入した後、溶接して固着してもよいし、一体成型の削り出し又は鋳造によって形成してもよい。
なお、実施の形態1~4において、ハウジング2(21)は、主索200又は主索400が通る開口部20aがあれば、開口部20bはなくてもよい。すなわち、第一端部が開口部であれば、第二端部は開口してなくてもよい。
また、実施の形態1~4において、タブ4を挿入することができれば、ハウジング部材孔部40は、ハウジング部材2a(21a)及びハウジング部材2b(21b)を貫通していなくてもよい。
また、実施の形態1~4において、孔部30は、主索200の長手方向及びハウジング部材aの厚み方向に対して垂直な方向に接続部材3を取り付けることができれば、ハウジング部材2c(21c)及びハウジング部材2d(21d)の厚み方向に貫通していなくてもよい。すなわち、孔部30は、ハウジング部材2c(21c)及びハウジング部材2d(21d)の主索通し部20側の面に形成されるくぼみ部であってもよい。
また、実施の形態1~4において、タブ4は、ハウジング部材2c(21c)及びハウジング部材2d(21d)と一体となっていなくてもよい。例えば、ハウジング部材2c(21c)及びハウジング部材2d(21d)を形成する板と、ハウジング部材2a及びハウジング部材2bに対して垂直に配置された棒材とを組み合わせて形成してもよい。
また、実施の形態1~4において、孔部30及び孔部301を円形とする例を示したが、少なくとも一方が円形であればよい。孔部30及び孔部301の少なくとも一方を円形とすることにより、ハウジング2(21)は、接続部材3の中心軸周り、すなわちX軸周りに回転可能であり、主索200の幅方向の回転に追従できる。これにより、エレベータ据え付け時のアライメントの自由度を確保できるとともに、主索200の取り付け作業時にハウジング2(21)が回転することによって、主索200が幅方向の曲げを受けて損傷するリスクを低減できる。
また、実施の形態1~4において、4つのハウジング部材により四角形状の主索通し部20を形成する例を示したが、少なくとも固定ハウジング部材であるハウジング部材2c(21c)及びハウジング部材2d(21d)と、着脱ハウジング部材であるハウジング部材2a(21a)に対応するハウジング部材があれば、ハウジング部材2b(21b)が円弧状であってもよいし、複数の面を有していてもよい。
実施の形態5.
図20は、実施の形態5にかかるエレベータ装置の組立方法を示す工程図である。以下、エレベータ主索端末構造体100を用いた場合について説明するが、エレベータ主索端末構造体110~130についても同様の工程でエレベータ装置の組立てを行えばよい。
エレベータ主索端末構造体100の挿入体1a及び挿入体1bで主索200を挟む。すなわち、予め挿入体1に主索200を接触させ、主索200及び挿入体1を一体化させる(ステップS1)。着脱可能に形成された着脱ハウジング部材であるハウジング部材2aを固定ハウジング部材から取り外した状態で、エレベータ主索端末構造体100のハウジング2、すなわち、ハウジング部材2a以外のハウジング部材を、エレベータ主索端末構造体100の接続部材3を介して、エレベータ関連部が有する接続部300に接続する(ステップS2)。接続部300は、エレベータ関連部と一体に形成してもよいし、別体として設けてもよい。
ステップS1で一体化された主索200及び挿入体1を、ハウジング2の主索通し部20内に配置する(ステップS3)。ハウジング部材2aを固定ハウジング部材、すなわち、ハウジング部材2c及びハウジング部材2dに固定し(ステップS4)、張力調整用の機構によって、エレベータ関連部とハウジング2との張力を調整する(ステップS5)。主索200を交換する際は、ハウジング部材2aをハウジング部材2c及びハウジング部材2dから取り外し、主索通し部20から挿入体1及び主索200を取り外せばよい。
上述の構成により、ハウジング2内部へのアクセスを容易となるため、エレベータ装置の組立ての作業性を向上できる。
さらに、エレベータ装置の組立て時だけではなく、主索200の交換時、エレベータ主索端末構造体100への注油等のメンテナンス時、又は点検時等の作業性を向上できる。
なお、実施の形態5において、上述した工程は、作業者が主索200の自重を支えたまま行うものであるが、主索200が長大で、作業者が主索200の自重を支えることが困難である場合は、例えば、エレベータ主索端末構造体100が設置される主索200の端部の近傍に、主索200の自重を支持する仮設の主索保持具を設置し、主索200を主索保持部で保持しながら作業を行えばよい。これにより、主索200が自重によって落下することを抑制できるとともに、主索200の交換時等の作業性を向上できる。
なお、本開示は、発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせることや、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1、10 挿入体、2、21 ハウジング、3 接続部材、4 タブ、
11、101、210 溝、20 主索通し部、22 のぞき穴、30、301 孔部、
40 ハウジング部材孔部、41 ねじ穴、42、46 ボルト、43 ピン穴、
44 割ピン、45 線材、47 ハウジング溝、
100、110、120、130 エレベータ主索端末構造体、
200、400 主索、300 接続部、310 凹部、500 昇降路、
501 かご、502 釣合おもり、503 機械室、504 巻上機、
505 そらせ車、506 駆動綱車。

Claims (10)

  1. エレベータ装置のかご、釣合おもり、並びに昇降路の壁面及び天井の少なくともいずれかが有する接続部に接続される接続部材と、
    前記接続部材を介して前記接続部と接続される固定ハウジング部材と、前記固定ハウジング部材に着脱可能に配置される着脱ハウジング部材とを有するハウジングと、
    前記固定ハウジング部材に保持され、第1の方向に延伸する主索を前記第1の方向と直交する方向である第2の方向から挟んで保持する挿入体と、を備え、
    前記固定ハウジング部材は、前記第2の方向に設けられた孔部を有し、
    前記接続部材は、前記固定ハウジング部材の前記孔部内に配置される、
    エレベータ主索端末構造体。
  2. 前記挿入体は、第一挿入体及び第二挿入体を有し、前記主索は前記第一挿入体及び前記第二挿入体に挟まれ保持される、
    請求項1に記載のエレベータ主索端末構造体。
  3. 前記第一挿入体及び前記第二挿入体の前記主索を保持する面が近づく方向へ、押付力を加える押付部を有する、
    請求項2に記載のエレベータ主索端末構造体。
  4. 前記主索は、前記挿入体の外周を沿うように配置される、
    請求項1に記載のエレベータ主索端末構造体。
  5. 前記ハウジングは、前記接続部材の中心軸周りに回転可能である、
    請求項1~4のいずれか一項に記載のエレベータ主索端末構造体。
  6. 前記ハウジングは、前記着脱ハウジング部材及び前記固定ハウジング部材によって囲まれて内部に前記挿入体を配置する主索通し部を有し、
    前記主索通し部は、前記主索を通す開口部を有し、
    前記挿入体は、前記固定ハウジング部材と接触して保持される面のうち、少なくとも一方の開口部側が、前記主索通し部の中心軸に対して近づくように傾斜している、
    請求項1~5のいずれか一項に記載のエレベータ主索端末構造体。
  7. 前記主索の断面形状は扁平形状である、
    請求項1~5のいずれか一項に記載のエレベータ主索端末構造体。
  8. 前記主索の断面形状は円形である、
    請求項1~5のいずれか一項に記載のエレベータ主索端末構造体。
  9. 昇降路内を上下方向に移動するかご及び釣合おもりと、
    駆動綱車を有し、前記駆動綱車を回転させる駆動力を発生させ、前記駆動綱車の回転に応じて前記かご及び前記釣合おもりを移動させる巻上機と、
    前記駆動綱車に巻き掛けられる主索と、
    前記主索の端部に取り付けられ、前記主索を、前記かご、前記釣合おもり、並びに前記昇降路の壁面及び天井の少なくともいずれかが有する接続部に接続する、請求項1~8のいずれか一項に記載のエレベータ主索端末構造体と
    を備えるエレベータ装置。
  10. エレベータ装置の組立方法であって、
    請求項1~8のいずれか一項に記載のエレベータ主索端末構造体の挿入体に主索を接触させ、前記主索及び前記挿入体を一体化する一体化工程と、
    前記エレベータ主索端末構造体のハウジングのうち、着脱ハウジング部材を取り外した状態で、エレベータ装置のかご、釣合おもり、並びに昇降路の壁面及び天井の少なくともいずれかが有する接続部に、前記エレベータ主索端末構造体の接続部材を介して固定ハウジング部材を接続するハウジング接続工程と、
    一体化された前記主索及び前記挿入体を、前記ハウジングの主索通し部内に配置する挿入体配置工程と、
    前記着脱ハウジング部材を前記固定ハウジング部材に固定する着脱ハウジング部材固定工程と、
    張力調整用の機構によって、前記かご、前記釣合いおもり、並びに前記昇降路の壁面及び天井と前記ハウジングとの張力を調整する張力調整工程と
    を有するエレベータ装置の組立方法。
JP2021565282A 2019-12-20 2019-12-20 エレベータ主索端末構造体、エレベータ装置、及びエレベータ装置の組立方法 Active JP7207572B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/050068 WO2021124545A1 (ja) 2019-12-20 2019-12-20 エレベータ主索端末構造体、エレベータ装置、及びエレベータ装置の組立方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2021124545A1 JPWO2021124545A1 (ja) 2021-06-24
JPWO2021124545A5 JPWO2021124545A5 (ja) 2022-03-11
JP7207572B2 true JP7207572B2 (ja) 2023-01-18

Family

ID=76477435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021565282A Active JP7207572B2 (ja) 2019-12-20 2019-12-20 エレベータ主索端末構造体、エレベータ装置、及びエレベータ装置の組立方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7207572B2 (ja)
CN (1) CN114761346A (ja)
WO (1) WO2021124545A1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014129182A (ja) 2012-12-30 2014-07-10 Kone Corp ロープ終端組立体およびエレベータ
JP2014210656A (ja) 2013-04-19 2014-11-13 株式会社日立ビルシステム 昇降機
CN106429721A (zh) 2015-08-07 2017-02-22 通力股份公司 方法、绳索端子装置和电梯
WO2019097709A1 (ja) 2017-11-20 2019-05-23 株式会社日立ビルシステム ロープ端末の締結装置、及びロープ端末の締結方法
JP6522268B1 (ja) 2018-07-20 2019-05-29 三菱電機株式会社 エレベータロープ端末構造体
JP2019085228A (ja) 2017-11-07 2019-06-06 株式会社日立製作所 楔式ロープ止め装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5080201A (en) * 1990-04-02 1992-01-14 Otis Elevator Company Diversion of airflow around an elevator counterweight
JP2003146558A (ja) * 2001-11-14 2003-05-21 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータのロープ端末調整装置
JP2013180868A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Hitachi Ltd 省スペースエレベータ
ES2599259T3 (es) * 2013-10-10 2017-01-31 Kone Corporation Un conjunto de terminal de cable y un ascensor
EP2878563B1 (en) * 2013-11-29 2017-03-22 KONE Corporation A rope terminal assembly and an elevator
US10562740B2 (en) * 2017-09-15 2020-02-18 Otis Elevator Company Elevator load bearing termination assembly for carbon fiber belt
KR20190053466A (ko) * 2017-11-10 2019-05-20 다이텍연구원 탄소섬유강화복합재로 이루어진 엘리베이터 로프의 고정용 클램프

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014129182A (ja) 2012-12-30 2014-07-10 Kone Corp ロープ終端組立体およびエレベータ
JP2014210656A (ja) 2013-04-19 2014-11-13 株式会社日立ビルシステム 昇降機
CN106429721A (zh) 2015-08-07 2017-02-22 通力股份公司 方法、绳索端子装置和电梯
JP2019085228A (ja) 2017-11-07 2019-06-06 株式会社日立製作所 楔式ロープ止め装置
WO2019097709A1 (ja) 2017-11-20 2019-05-23 株式会社日立ビルシステム ロープ端末の締結装置、及びロープ端末の締結方法
JP6522268B1 (ja) 2018-07-20 2019-05-29 三菱電機株式会社 エレベータロープ端末構造体

Also Published As

Publication number Publication date
CN114761346A (zh) 2022-07-15
JPWO2021124545A1 (ja) 2021-06-24
WO2021124545A1 (ja) 2021-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5600435B2 (ja) エレベータの耐荷重終端アッセンブリ
US6854164B2 (en) Termination device for an aramid-based elevator rope
US9950904B2 (en) Hook block and rope hoist
WO2009150866A1 (ja) ロープ端末固定装置
WO2020017025A1 (ja) エレベータロープ端末構造体
US20040154876A1 (en) Apparatus for equalizing tension of main ropes of elevator
JP7207572B2 (ja) エレベータ主索端末構造体、エレベータ装置、及びエレベータ装置の組立方法
CN111372884B (zh) 绳索末端的紧固装置及绳索末端的紧固方法
CA2547247A1 (en) Deflecting module for a lift
WO2011052057A1 (ja) エレベータの主索固定装置
JP6641477B2 (ja) エレベータのロープ把持装置
JP2018070317A (ja) エレベータのガイドレール支持構造及びレールクリップ
JP7296782B2 (ja) 回り止め具
CN114650960B (zh) 带把持用具
CN215950258U (zh) 一种多功能钢索安装夹具
JP7134366B2 (ja) エレベータの釣合おもり装置
JP7487814B1 (ja) 楔式留め装置への索状体取付治具
EP2677196B1 (en) Rope anchoring device
JP6892835B2 (ja) 非常救出用器具及びエレベーター装置
JP4606621B2 (ja) ロープ把持装置
JP2023147306A (ja) ワイヤロープ固定装置
JP3233600B2 (ja) エレベータの乗かご保持装置
CN116946840A (zh) 电梯
JPWO2021124545A5 (ja)
KR20210056640A (ko) 볼트 조립형 벨트 종단 고정 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211216

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211216

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20220427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221219

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7207572

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151