JP7207138B2 - 生体情報計測システムおよび生体情報計測用プログラム - Google Patents

生体情報計測システムおよび生体情報計測用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、生体情報計測システムおよび生体情報計測用プログラムに関する。
従来、脳磁図(MEG:Magneto Encephalo Graph)を測定する脳磁計においては、ヒトの脳神経活動に伴って発生する微弱な生体磁場を計測及び解析する。このような脳磁計は、内部に多数の磁気センサを備えるデュワーを備えている。脳磁計においては、デュワーと被検者の頭部との位置関係を定めることが重要なものとなっている。
そこで、特許文献1には、デュワーに3次元の磁場を発生する発生器を、被検者に受信器を取り付け、被検者座標系と上記磁場による3次元座標系との関係を求める技術が開示されている。また、特許文献2には、デュワー及び撮像可能なフレームにそれぞれ3次元磁場発生器及び受信器を有し、被検者頭部にフレームを装着することで、被検者及びデュワーの位置関係を定める技術が開示されている。また、特許文献3には、被検者及びデュワーに発光源を装着し、ポジションセンサにより被検者と磁気センサの相対位置関係を定める技術が開示されている。また、特許文献4には、被検者及びデュワーに向けてスリット光を照射し、スリット光の投影線をTVカメラで撮像することによって被検体とデュワーの3次元表面形状を得て、被検者頭部と磁気センサの位置関係を定める技術が開示されている。また、特許文献5には、デュワー及び生体に備えられた指標点を含むステレオ画像から生体及び磁気センサの相対位置関係を検出する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、脳神経活動の計測中に頭部の動きによって磁場受信器が外れてしまうことや、磁場発生器から発せられる磁場は脳神経活動の計測にとって望ましくない影響を及ぼす恐れがあるため、脳神経活動の計測中に頭部の位置及び姿勢を同時測定することは困難であった。特許文献2に開示されている技術では、頭部の動きでフレームがずれてしまう。また、被検者毎に頭部形状が異なるため、個別に準備するのは容易ではない。仮に被検者の頭部形状に合わせて伸縮するフレームであったとしても、頭部が締め付けられている不快感は避けられず、脳神経活動への妨害信号となりかねない。特許文献3に開示されている技術では、磁気発生器及び磁気受信器を装着する技術と同様に、頭部の動きによって発光源が外れてしまい得るため、脳神経活動の計測中にリアルタイムにデュワーと被検者の位置関係を定めることは困難であった。特許文献4に開示されている技術では、レーザー光が被検者の目に入る危険性を伴う。また、レーザー光は皮膚表面で散乱されるために投影線の幅が広がってしまい、正確に被検者の頭部の3次元形状を測定することは困難であった。特許文献5には、脳神経活動の計測中に被検者頭部が動いてもデュワーと被検者頭部の位置関係を定めることが可能な技術が開示されている。しかしながら、この特許では被検者とデュワーの位置関係がステレオカメラにより定められ、デュワーが可動して次々と計測点を走査するため、頭部全体の脳神経活動を同時に計測することが困難であった。
ここで、デュワーをヘルメット型にすることで、被検者の頭部とデュワーの位置関係をリアルタイムに定めつつ、頭部全体の脳神経活動を同時に計測することが可能となるが、この場合には、被検者の頭部がデュワーの陰に隠れてしまうためにステレオカメラのカメラ間の距離を狭めなければならない。すると、ステレオカメラの計測原理上、被検者頭部及びデュワーの奥行方向の計測誤差が大きくなり、位置合わせ精度が低下するという問題が生じてしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、頭部の位置補正用の画像を1つの撮像部で取得することを可能とすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、生体信号検出用の多数のセンサが配置され、被検者の頭部を覆うデュワーと、前記センサで検出した生体信号に基づいて脳神経活動を計測する計測部と、前記被検者に関連して設定された少なくとも3点以上の基準点と前記デュワーを含む画像とを取得する一の撮像部と、複数の前記基準点と前記デュワーの位置関係データとにより、前記被検者の基準点と前記センサとの位置関係を決定し、前記撮像部による異なる時刻に取得された前記画像に基づいて、前記基準点と前記センサとの前記位置関係を再決定する位置関係決定部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、頭部の位置補正用の画像を1つの撮像部で取得することを可能とすることができる、という効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態にかかる生体情報計測システムのシステム構成の一例を示す図である。 図2は、情報処置装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、被検者の頭部を例示的に示す図である。 図4は、頭部基準点の設定位置を例示的に示す図である。 図5は、頭部基準点にシールを装着した例を示す図である。 図6は、ステレオカメラを用いた奥行方向の距離の計測手法を説明する図である。 図7は、1台のカメラを用いた奥行方向の距離の計測手法を説明する図である。 図8は、情報処置装置の機能を説明する図である。 図9は、情報処置装置における処理を概略的に示す図である。 図10は、第2の実施の形態にかかる情報処置装置における処理を概略的に示す図である。 図11は、第3の実施の形態にかかる情報処置装置における処理を概略的に示す図である。
以下に添付図面を参照して、生体情報計測システムおよび生体情報計測用プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる生体情報計測システム100のシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように、生体情報計測システム100は、生体情報計測装置4と、MRI(Magnetic Resonance Imaging)画像を撮像するMRI装置7と、を備えている。生体情報計測装置4は、脳機能測定装置3と、画像取得装置5と、情報処置装置6とを備えている。
脳機能測定装置3は、脳磁図(MEG:Magneto-encephalography)信号と脳波図(EEG:Electro-encephalography)信号とを測定する脳磁計である。測定対象である被検者10は、頭に脳波測定用の電極(またはセンサ)を付けた状態で脳機能測定装置3のデュワー2に頭部を入れる。デュワー2は、被検者10の頭部のほぼ全域を取り囲むヘルメット型のセンサ収納型デュワーである。デュワー2は、液体ヘリウムを用いた極低温環境の保持容器であり、デュワー2の内側には脳磁測定用の多数の磁気センサ1が配置されている。脳機能測定装置3は、電極からの脳波信号と、磁気センサ1からの脳磁信号とを収集する。脳機能測定装置3は、収集された生体信号を情報処置装置6に出力する。
なお、一般的に、磁気センサ1を内蔵するデュワー2とは磁気シールドルーム内に配置されているが、図示の便宜上、磁気シールドルームを省略している。
情報処置装置6は、複数の磁気センサ1からの脳磁信号の波形と、複数の電極からの脳波信号の波形とを、同じ時間軸上に同期させて表示する。脳波信号は、神経細胞の電気的な活動(シナプス伝達の際にニューロンの樹状突起で起きるイオン電荷の流れ)を電極間の電位差として表すものである。脳磁信号は、脳の電気活動により生じた微小な磁場変動を表わす。脳磁場は、高感度の超伝導量子干渉計(SQUID)センサで検知される。
また、情報処置装置6は、MRI装置7で撮像した被検者10の頭部の断層像(MRI画像)を入力する。MRI装置7による撮影は脳機能測定装置3による磁気計測の前でも後でもよく、得られた画像データはオンラインあるいはオフラインで情報処置装置6に送られる。
なお、被検者の頭部の断層像を撮像する断層像撮像装置としては、MRI装置7に限るものではなく、X線CT(Computed Tomography)装置などであってもよい。
以下に、情報処置装置6について、さらに説明する。図2は、情報処置装置6のハードウェア構成の一例を示す図である。
情報処置装置6は、それぞれバス29で相互に接続されている入力装置21、出力装置22、ドライブ装置23、生体情報計測プログラムを記憶する補助記憶装置24、メモリ装置25、演算処理装置26及びインターフェース装置27を備える。
入力装置21は、各種の情報の入力を行うための装置であり、例えばキーボードやポインティングデバイス等により実現される。出力装置22は、各種の情報の出力を行うためものであり、例えばディスプレイ等により実現される。インターフェース装置27は、LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
生体情報計測プログラムは、情報処置装置6を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。生体情報計測プログラムは例えば記憶媒体28の配布やネットワークからのダウンロード等によって提供される。生体情報計測プログラムを記録した記憶媒体28は、CD-ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記憶媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記憶媒体を用いることができる。
また、生体情報計測プログラムは、生体情報計測プログラムを記録した記憶媒体28がドライブ装置23にセットされると、記憶媒体28からドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた生体情報計測プログラムは、インターフェース装置27を介して補助記憶装置24にインストールされる。
補助記憶装置24は、インストールされた生体情報計測プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置25は、情報処置装置6の起動時に補助記憶装置24から生体情報計測プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置26はメモリ装置25に格納された生体情報計測プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
ここで、図3は被検者10の頭部を例示的に示す図である。図3に示すように、測定対象である被検者10の頭部には、少なくとも3点以上のマーカコイル(磁気発生器)が貼り付けられる。本実施の形態においては、マーカコイル(磁気発生器)M1,M2,M3が貼り付けられる。
加えて、被検者10の頭部には、少なくとも3点以上の基準点である頭部基準点が設定される。図4は、頭部基準点の設定位置を例示的に示す図である。図4に示すように、頭部基準点は、上顎骨、前頭骨、鼻骨、頬骨または側頭骨と接する皮膚上のいずれかに設けられていることが望ましい。これらの位置は、後述する画像取得装置5で撮影可能な頭皮上であり、かつ、咀嚼などの頭部の動きに対して影響を受けにくく、安定して画像中から頭部基準点を抽出することができる位置である。
頭部基準点は、被検者10の頭部の特徴点であってもよい。一例として、目尻や眉毛、鼻根点、頬や顎の輪郭、耳などが考えられる。この場合、被検者10の頭部に頭部基準点を示すものを物理的に装着せずとも実施可能であり、被検者10の負荷軽減や装着作業工数の削減ができる。
油性ペン等で被検者10の頭部の特徴点に印をつけて、頭部基準点として用いてもよい。この場合、画像中の被検者10の頭部の特徴点の抽出精度が向上する。
また、頭部基準点には、寸法の既知なシールを印として装着してもよい。ここで、図5は頭部基準点にシールを装着した例を示す図である。図5に示すように、頭部基準点にシールSを装着した場合、画像中で被検者10の頭部の頭部基準点を抽出しやすくなるだけでなく、画像中のアスペクト比から被検者10の頭部の曲率や画像奥行方向の情報をより詳細に取得することができ、デュワー2の磁気センサ1と被検者10の頭部の位置関係の精度が向上する。これらの工夫により脳神経活動を生じた脳部位の推定精度が向上する。
本実施の形態においては、図3に示すように、被検者10の頭部の鼻の下と両頬に、頭部基準点としてシールS1,S2,S3が装着される。
なお、上述したマーカコイルM1,M2,M3が、頭部基準点を兼ねるものであってもよい。
情報処置装置6は、脳機能測定装置3による測定の際に、磁気センサ1で検出したマーカコイルから発生する磁場に基づき、デュワー2の3次元空間内でのマーカコイルの位置を算出する。そして、情報処置装置6は、予め有している磁気センサ1の3次元配置データ(磁気センサ1が配置されている位置を示すデータ)により、3次元空間内での被検者10の頭部と磁気センサ1との位置関係を決定する。磁気センサ1の3次元配置データは、磁気センサ1の位置及び姿勢に関連したデュワーの構造データ(位置関係データ)とする。これにより、頭部基準点の位置をそれぞれの座標系で得ることができるので、座標系間の変換行列を求めることができる。
加えて、情報処置装置6は、画像取得装置5を利用して、被検者10の脳と磁気センサ1の位置関係を正しく測定するようにしている。
なお、生体情報計測システム100では、被検者10の脳の神経活動から発せられる信号を磁気センサ1により検出するものとしたが、OPAM(光ポッピング原子磁気センサ)などであってもよい。また、生体情報計測システム100では、被検者10の脳の神経活動から発せられる信号を磁気センサ1により検出するものとしたが、これに限定されない。生体情報計測システム100では、脳の神経活動から発せられる信号を検出するためのセンサを有していれば良く、且つ、被検者10の生体機能を正確に計測するため、低侵襲であるか、さらに好ましくは非侵襲であると良い。このようなセンサの例として磁気センサ以外に、脳波計測センサ(電位センサ)、光トポグラフィ(近赤外光センサ)などがある。
また、本実施の形態の磁気センサ1は、これらセンサを複数種類含んでいても構わない。ただし、その場合、1つのセンサの動作が他のセンサによる計測に影響を与えないことが必要である。とくに、センサの1つとして磁気センサを用いる場合、生体と磁気センサが非接触であっても生体から発せられる信号を取得できるという特徴があるため、センサの装着状態が計測結果に影響を与えない。したがって、磁気センサ1は、本発明の実施例として好適である。
画像取得装置5は、画像の撮像部として、カメラ51(図7参照)を備えている。なお、カメラ51は、デュワーと基準点とを含む範囲の画像を撮影できれば良い。また、カメラ51の構成に関して、例えば、単眼のカメラを少なくとも1台備えていれば良い。画像取得装置5は、脳機能測定装置3による脳磁図等の測定中に、頭部基準点(シールS1,S2,S3)とデュワー2を含む画像を取得する。詳細は後述するが、情報処置装置6は、画像中のデュワー2や頭部基準点(シールS1,S2,S3)等から、被検者10の頭部と磁気センサ1の位置関係を定めることができる。そのため、情報処置装置6は、脳機能測定装置3による脳磁図等の測定中に被検者10の頭部が動いてしまったとしても、再度位置関係を定めることができる。本実施の形態によれば、被検者10の頭部とデュワー2の位置関係をリアルタイムに定めつつ、頭部全体の脳神経活動を同時に計測することが可能となる。
次に、画像取得装置5が備えるカメラ51による奥行方向の距離の計測手法について説明する。
まず、1台のカメラでの奥行方向の距離を計測する手法についての説明に先立ち、ステレオカメラ(2台のカメラ)を用いた奥行方向の距離を計測する手法について説明する。
ステレオカメラは2台のカメラを用いて対象画像を取得し、得られた2枚の画像同士に写る特徴点の視差から奥行方向の距離を計測する。
ここで、図6はステレオカメラを用いた奥行方向の距離の計測手法を説明する図である。図6に示すように、2台のカメラ101,102は、基線長bで配置される。また、距離計測対象の点Pとカメラ101,102との距離は、Zである。また、カメラ101,102の焦点距離は、fである。
距離計測対象の点Pの3次元座標は、左のカメラ101の座標系を原点とした場合には(Px1、Py1、Pz1)であり、右のカメラ102の座標系を原点とした場合には(Pxr、Pyr、Pzr)である。
左右のカメラ101,102の座標系は、x軸方向に基線長bだけ平行移動したものであるので、下記式(1)で表すことができる。
Pxr=Px1-b
Pyr=Py1
Pzr=Pz1
・・・・・(1)
距離計測対象の点Pが撮像される点は、左のカメラ101の画像の座標上で(X1、Y1)、右の102の画像の座標上で(Xr、Yr)とすると、三角形の相似により下記式(2),(3)が成立する。
X1=f・Px1/Pz1 ・・・(2)
Xr=f・Pxr/Pzr ・・・(3)
式(1),(2),(3)より、距離計測対象の点Pの3次元座標に関するパラメータを消去すると、距離計測対象の点Pとカメラ101,102との距離Zは、下記式(4)で表すことができる。
Z=f・b/(X1-Xr) ・・・(4)
よって、2台のカメラ101,102から距離計測対象の点Pまでの奥行方向の距離Zは、焦点距離fと基線長bと視差(X1-Xr)で表すことができる。すなわち、取得した2枚の画像中の点Pの視差を検出することで、距離計測対象の点Pとカメラ101,102との距離Zが得られる。
次に、ステレオカメラの距離計測誤差について説明する。
画像上の視差の真値dxと実測値dx´の間に微小な読み取り誤差△dxが存在しているものとすると、
dx=dx´+△dx
である。
2台のカメラ101,102から距離計測対象の点Pまでの距離の真値をZ、画像から読み取った視差から算出した101,102から距離計測対象の点Pまでの距離をZ´とすると、奥行方向の距離計測誤差△Zは、式(4)より下記式(5)で表される。
△Z=Z´-Z
=f・b/dx´-f・b/dx
=f・b/dx´-f・b/(dx´+△dx)
=(f・b/dx´(dx´+△dx))・Δdx
=(f・b/dx´)・(f・b/(dx´+△dx))・(△dx/(f・b))
=Z・Z´・(△dx/(f・b))
=(Z/(f・b))・△dx ・・・(5)
よって、ステレオ画像によって得られる奥行方向の距離計測誤差△Zは、2台のカメラ101,102から距離計測対象の点Pまでの距離Zの2乗に比例し、基線長bに反比例する。
次に、ステレオカメラの奥行方向の距離の分解能について説明する。
画像の最小の分解能は、1ピクセルである。距離計測対象の点Pが左右の画像でそれぞれ±1ピクセルの誤差があるとすると、ピクセルサイズを(px、py)として、
X1´=X1+px、Xr´=Xr-px
である。よって、ピクセルの読み取り誤差を含む視差から算出した点P´と2台のカメラ101,102との距離Z´´は、式(4)より、
Z´´=f・b/((X1+px)-(Xr-px))
=f・b/(X1-Xr+2px)
である。すなわち、画像の読み取り誤差の大きさ|Z´´-Z|は、
|Z´´-Z|=|f・b/(X1-Xr+2px)-f・b(X1-Xr)|
である。
これは、式(5)において、
dx´=X1-Xr、△dx=-2px
としたものであるから、式(5)より下記式(6)で表される。
|△Z|=|(Z/(f・b))・(-2px)| ・・・(6)
次に、本実施の形態の画像取得装置5が備えるカメラ51で奥行方向の距離を計測する手法について説明する。
ここで、図7は画像取得装置5が備えるカメラ51を用いた奥行方向の距離の計測手法を説明する図である。図7に示すように、デュワー2の表面上に距離計測対象の点Pdを、被検者10の頭部表面上に距離計測対象の点Phを設ける。図7に示すように、カメラ51の焦点距離は、fである。
カメラ51の座標系を原点とした場合、距離計測対象の点Pdの3次元座標は(Xd、Yd、Zdc)であり、距離計測対象の点Phの3次元座標は(Xh、Yh、Zhc)である。また、距離計測対象の点Pd及び距離計測対象の点Phが撮像される点は、画像中の座標でPd(xd、yd)、Ph(xh、yh)とする。三角形の相似により、距離計測対象の点Pdとカメラ51との距離Zdcと、距離計測対象の点Phとカメラ51との距離Zhcは、下記式(7),(8)で表される。
Zdc=(Xd/xd)・f ・・・(7)
Zhc=(Xh/xh)・f ・・・(8)
ここで、Xdは、カメラ51の座標系とデュワー2の座標系とのなす角が求まれば、デュワー2の3次元形状データにより既知の値である。カメラ51の座標系とデュワー2の座標系とのなす角は、デュワー2の3次元形状データから抽出された少なくとも3点の位置関係を画像中で検出することによって計算可能な値である。
同様に、Xhは、カメラ51の座標系と被検者10の頭部の座標系とのなす角が求まれば、被検者10の頭部の3次元形状データにより既知の値である。カメラ51の座標系と被検者10の頭部の座標系とのなす角は、被検者10の頭部の3次元形状データから抽出された少なくとも3点の位置関係を画像中で検出することによって計算可能な値である。
つまり、式(7),(8)において、Xd及びXhは既知の値であり、画像中からxd及びxhを検出することにより、距離計測対象の点Phとカメラ51との距離Zhcと、距離計測対象の点Pdとカメラ51との距離Zdcとを算出することができる。
次に、画像取得装置5が備えるカメラ51を用いて奥行方向の距離計測誤差について説明する。
画像上における被検者10の頭部表面上の距離計測対象の点Phのx座標の真値xdと実測値xd´との間に、微小な読み取り誤差△xdが存在しているものとすると、
xd=xd′+Δxd
である。
また、カメラ51からデュワー2の表面上の距離計測対象の点Pdまでの距離の真値をZdc、画像から読み取ったカメラ51から距離計測対象の点Pdまでの距離をZdc′とすると、奥行方向の距離計測誤差ΔZdcは式(7)より、
ΔZdc=Zdc′-Zdc
=(Xd/xd′)・f-(Xd/xd)・f
=f・Xd/xd′-f・Xd/(xd′+Δxd)
である。これは式(5)において、bをXd、dx′をxd′、ΔdxをΔxdとしたものであるから、下記式(9)で表される。
ΔZdc≒(Zdc/(f・Xd))・Δxd ・・・(9)
よって、画像取得装置5によって得られる奥行方向の距離計測誤差ΔZdcは、カメラ51からデュワー2の表面上の距離計測対象の点Pdまでの距離の2乗に比例し、デュワー2の3次元座標系におけるx座標に反比例する。
次に、画像取得装置5が備えるカメラ51の奥行方向の距離の分解能について説明する。
前述したステレオカメラではカメラが2台あるため、1台あたりの読み取り誤差は1ピクセルでも、2台では最大で2ピクセルの読み取り誤差が生じることになる。これに対し、カメラ1台では読み取り誤差は、最大でも1ピクセルの誤差である。
画像取得装置5が備えるカメラ51の場合、分解能は式(9)のΔxdをピクセルサイズpxとしたものである。よって、式(9)より、奥行方向の距離計測誤差ΔZdcは、下記式(10)で表すことができる。
ΔZdc≒(Zdc/(f・Xd))・px ・・・(10)
具体的な数値に基づいて、ステレオカメラと1台のカメラにおける奥行方向の距離計測誤差ΔZdcおよび分解能を比較する。
ここでは、カメラと距離計測対象物との距離は、Z=900mmとする。また、デュワー2及び被検者10の頭部が画像に含まれるよう、被写体の水平方向の幅200mmの範囲を画像で取得する条件で考える。
また、カメラのイメージセンサを1/3型(水平方向4.8mm×垂直方向3.6mm)、画素数を約200万画素(1920×1080)とすると、1ピクセルの幅は2.5μmとなる。したがって、距離計測対象物からZ=900mm離れた位置から水平方向200mmの画像を取得するとき、焦点距離f=21.6mmとなる。
以上の条件で、ステレオカメラの基線長を50mm、視差の読み取り誤差を±1ピクセルとすると、距離計測誤差ΔZは、式(5)より、
ΔZ≒(Z2/(f・b))・Δdx
≒4mm
である。
また、分解能は、式(6)より、
|ΔZ|≒|(Z/(f・b))・(-2px)|
≒4mm
である。
なお、ステレオカメラではさらに2枚の画像から同一の特徴点を探索する過程で視差にマッチング誤差が生じるため、さらに距離計測誤差および分解能が低下する。
一方で、画像取得装置5が備えるカメラ51での距離計測誤差ΔZdcは、デュワー2の表面上のXd=50mmの点Pdにおいて、式(9)より、
ΔZdc≒(Zdc/(f・Xd))・Δxd
≒2mm
である。
また、分解能は、式(10)より、
ΔZdc≒(Zdc/(f・Xd))・px
≒2mm
である。
以上により、画像取得装置5が備えるカメラ51であっても、デュワー2及び被検者10の3次元形状データを備えることで、奥行方向の距離を精度よく検出することができる。
次に、本実施の形態の情報処置装置6の機能のうち、特徴的な機能について説明する。図8は、情報処置装置6の機能を説明する図である。
情報処置装置6は、計測部61と、位置関係決定手段である位置関係決定部62と、を有する。
計測部61と、位置関係決定部62とは、演算処理装置26が、補助記憶装置24やメモリ装置25等に格納された生体情報計測プログラムを読み出して実行することで実現される。
計測部61は、刺激に応じて磁気センサ1で検出した生体信号(脳磁信号)に基づいて脳神経活動を計測する。
位置関係決定部62は、複数の頭部基準点とデュワー2との位置関係を対応付け、磁気センサ1の位置及び姿勢に関連したデュワーの構造データにより、3次元空間内での被検者10の頭部の頭部基準点と磁気センサ1との位置関係を決定する。本実施の形態においては、デュワーの構造データは、磁気センサ1の3次元配置データである。
また、位置関係決定部62は、カメラ51(撮像部)により、異なる時刻に撮像された画像に基づいて被検者10の頭部の位置変化を検出し、被検者10の基準点と磁気センサ1との位置関係を再決定する。より詳細には、位置関係決定部62は、マーカコイルにより発せられた磁場を検出する磁気センサ1の検出値および磁気センサ1の3次元配置データに基づいて、被検者10の頭部の頭部基準点と磁気センサ1との位置関係を決定する。なお、基準点の位置は、デュワーにより近い被検者の頭部(例えば、被検者の顔面)がより好適である。
まず、情報処置装置6におけるデュワー2と頭部基準点(シールS1,S2,S3)との位置関係の決定処理について説明する。
ここで、図9は情報処置装置6における処理を概略的に示す図である。図9に示すように、情報処置装置6の位置関係決定部62は、まず、頭部基準点(シールS1,S2,S3)とデュワー2を含む画像Aを画像取得装置5から取得し、画像A中でのデュワー2と頭部基準点(シールS1,S2,S3)の位置関係を算出する。
次に、情報処置装置6の位置関係決定部62は、3次元空間内でのデュワー2の形状と頭部基準点(シールS1,S2,S3)との関係が、前述の位置関係になるような頭部基準点を算出する。
そして、情報処置装置6の位置関係決定部62は、予め有している磁気センサ1の3次元配置データにより、3次元空間内での頭部基準点(シールS1,S2,S3)と磁気センサ1との位置関係を決定する。
被検者10の頭部に対する磁気計測は、この直後に行われる。
次いで、情報処置装置6における相対位置変化量取得処理について説明する。情報処置装置6の位置関係決定部62は、脳機能測定装置3による脳磁図等の測定中に、測定時の時のデュワー2および被検者10の頭部の計測方向・位置に基づく相対位置変化量を取得する。
相対位置変化量取得に関しては、まず、情報処置装置6の位置関係決定部62は、磁気センサ1で検出したマーカコイルM1,M2,M3から発せられる磁場を取得すると同時に、被検者10の頭部基準点(シールS1,S2,S3)及びマーカコイル(磁気発生器)M1,M2,M3を含む画像Aを画像取得装置5から取得する。被検者が小児の場合、マーカコイルなどの装着を嫌がる傾向があるが、この点について、本発明では、マーカコイルで位置計測した後は、マーカコイルを外してもよい。
次に、情報処置装置6の位置関係決定部62は、上記とは異なる時刻において頭部基準点(シールS1,S2,S3)を含む画像Aを取得し、先に取得した画像Aとの頭部基準点(シールS1,S2,S3)との位置変化、すなわち被検者10の頭部の位置変化を検出する。
これにより、情報処置装置6は、被検者10が動いたとしてもその動いた後の被検者1の頭部の位置変化が検出されているため、デュワー2の3次元空間内での被検者10の頭部の位置関係を正確に定めることができる。
このように本実施の形態によれば、頭部の位置補正用の画像を1つの撮像部で取得することを可能とすることができる。また、画像奥行方向の位置定義精度の低下を招くことなく、被検者の頭部とデュワーとの位置関係をリアルタイムに高精度で定めつつ、頭部全体の脳神経活動を同時に計測することができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、デュワーの構造データとして、デュワー2の形状及び磁気センサ1の3次元配置データを用いる点が、第1の実施の形態と異なる。以下、第2の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態と異なる箇所について説明する。
第1の実施の形態の情報処置装置6は、デュワーの構造データとして磁気センサ1の3次元配置データを用い、マーカコイルにより発せられた磁場を検出する磁気センサ1の検出値に基づき被検者10の頭部及び磁気センサ1の位置関係を決定するようにした。
これに対して、本実施の形態の情報処置装置6は、デュワーの構造データとして、デュワー2の形状及び磁気センサ1の3次元配置データを用い、被検者10の頭部及び磁気センサ1の位置関係を決定する。
ここで、図10は第2の実施の形態にかかる情報処置装置6における処理を概略的に示す図である。まず、情報処置装置6におけるデュワー2と頭部基準点(シールS1,S2,S3)との位置関係の決定処理について説明する。
図10に示すように、情報処置装置6の位置関係決定部62は、まず、頭部基準点(シールS1,S2,S3)とデュワー2を含む画像Aを画像取得装置5から取得し、画像A中でのデュワー2と頭部基準点(シールS1,S2,S3)の位置関係を算出する。
次に、情報処置装置6の位置関係決定部62は、3次元空間内でのデュワー2の形状と頭部基準点(シールS1,S2,S3)との関係が、前述の位置関係になるような頭部基準点を算出する。
そして、情報処置装置6の位置関係決定部62は、予め有しているデュワー2の形状および磁気センサ1の3次元配置データにより、3次元空間内での頭部基準点(シールS1,S2,S3)と磁気センサ1との位置関係を決定する。
さらに、情報処置装置6の位置関係決定部62は、異なる二刻間での頭部基準点(シールS1,S2,S3)の位置変化により、磁気センサ1と頭部基準点(シールS1,S2,S3)の相対位置変化量を算出する。
このように本実施の形態によれば、予め被検者10の頭部の頭部基準点の3次元空間内での相対位置関係データ及びデュワー2の形状を有しておくことにより、脳神経活動計測中に取得される画像に基づき、画像奥行方向の位置定義精度の低下を招くことなく、被検者の頭部とデュワーとの位置関係をリアルタイムに高精度で定めつつ、頭部全体の脳神経活動を同時に計測することができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は、画像取得装置5がデュワー2と被検者10の頭部基準点とを含む3次元形状画像を取得する点が、第1の実施の形態および第2の実施の形態と異なる。以下、第3の実施の形態の説明では、第1の実施の形態または第2の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態または第2の実施の形態と異なる箇所について説明する。
第1の実施の形態の画像取得装置5は、被検者10の頭部の2次元画像を撮像するものであった。これに対して、本実施の形態の画像取得装置5は、デュワー2と被検者10の頭部基準点とを含む3次元形状画像を取得できるものである。
ここで、図11は第3の実施の形態にかかる情報処置装置6における処理を概略的に示す図である。図11に示すように、情報処置装置6は、まず、画像取得装置5からデュワー2と被検者10の頭部の頭部基準点を含む3次元形状画像Bを取得する。
次に、情報処置装置6の位置関係決定部62は、画像取得装置5により取得される被検者10の3次元頭部形状データ及び3次元のデュワー2の形状データを含む画像に基づいて、被検者10の3次元頭部形状データ中の複数の頭部基準点(シールS1,S2,S3)とデュワー2との位置関係を対応付ける。
そして、情報処置装置6の位置関係決定部62は、デュワーの構造データとしての予め有しているデュワー2の形状と磁気センサ1の3次元配置データにより、3次元空間内での頭部基準点(シールS1,S2,S3)と磁気センサ1の位置関係を決定する。
さらに、情報処置装置6の位置関係決定部62は、撮像部による異なる時刻に取得された画像での頭部基準点(シールS1,S2,S3)の位置変化により、磁気センサ1と頭部基準点(シールS1,S2,S3)の相対位置変化量を算出する。
これにより、デュワー2の3次元空間内での頭部の位置関係を定めることができる。
1 センサ
2 デュワー
4 生体情報計測装置
7 断層像撮像装置
51 撮像装置
61 計測部
62 位置関係決定部
100 生体情報計測システム
M1,M2,M3 磁気発生器
特開平3-251226号公報 特開平4-303417号公報 特開平4-226631号公報 特開平4-109930号公報 特開平4-109932号公報

Claims (8)

  1. 生体信号検出用の多数のセンサが配置され、被検者の頭部を覆うデュワーと、
    前記センサで検出した生体信号に基づいて脳神経活動を計測する計測部と、
    前記被検者に関連して設定された少なくとも3点以上の基準点と前記デュワーを含む画像とを取得する一の撮像部と、
    複数の前記基準点と前記デュワーの位置関係データとにより、前記被検者の基準点と前記センサとの位置関係を決定し、前記撮像部による異なる時刻に取得された前記画像に基づいて、前記基準点と前記センサとの前記位置関係を再決定する位置関係決定部と、
    を備えることを特徴とする生体情報計測システム。
  2. 前記被検者に少なくとも3つ設けられた磁気発生器を備え、
    前記デュワーの位置関係データは、前記センサが配置されている位置を示すデータであり、
    前記位置関係決定部は、前記磁気発生器により発せられた磁場を検出する前記センサの検出値および前記センサが配置されている位置を示すデータに基づいて、前記被検者の基準点と前記センサとの位置関係を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の生体情報計測システム。
  3. 前記デュワーの位置関係データは、前記デュワーの形状と前記センサが配置されている位置を示すデータであり、
    前記位置関係決定部は、前記画像に基づいて複数の前記基準点と前記デュワーとの位置関係を対応付け、前記デュワーの形状と前記センサが配置されている位置を示すデータにより、3次元空間内での前記被検者の基準点と前記センサとの位置関係を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の生体情報計測システム。
  4. 前記一の撮像部は、3次元形状画像を取得可能であり、
    前記デュワーの位置関係データは、前記デュワーの形状と前記センサが配置されている位置を示すデータであり、
    前記位置関係決定部は、前記一の撮像部により取得される前記被検者の3次元頭部形状データ及び3次元の前記デュワーの形状データを含む画像に基づいて、前記被検者の3次元頭部形状データ中の複数の前記基準点と前記デュワーとの位置関係を対応付け、前記デュワーの形状と前記センサが配置されている位置を示すデータにより、3次元空間内での前記被検者の基準点と前記センサとの位置関係を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の生体情報計測システム。
  5. 前記基準点は、前記被検者の頭部の特徴点である、
    ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の生体情報計測システム。
  6. 前記基準点は、前記一の撮像部で撮影可能な既知の寸法を有する印を備える、
    ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の生体情報計測システム。
  7. 前記基準点は、上顎骨、前頭骨、鼻骨、頬骨または側頭骨と接する皮膚上のいずれかに備えられている、
    ことを特徴とする請求項1ないし6の何れか一項に記載の生体情報計測システム。
  8. 生体信号検出用の多数のセンサが配置され、被検者の頭部を覆うデュワーと、前記センサで検出した生体信号に基づいて脳神経活動を計測する計測部と、前記計測部に関連して設定された少なくとも3点以上の基準点と前記デュワーを含む画像とを取得する一の撮像部と、を備える生体情報計測システムを制御するコンピュータを、
    複数の前記基準点と前記デュワーの位置関係データとにより、前記被検者の基準点と前記センサとの位置関係を決定し、前記撮像部による異なる時刻に取得された前記画像に基づいて、前記基準点と前記センサとの前記位置関係を再決定する位置関係決定手段として機能させるための生体情報計測用プログラム。
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