JP7206137B2 - 乾燥装置 - Google Patents
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Description
燃焼ガス流路と、前記燃焼ガス流路からの燃焼ガスが供給される乾燥室と、前記乾燥室か
らの乾燥処理済ガスが排気ファンにより送られるガス排出流路とが備えられた乾燥装置で
あって、その特徴構成は、前記燃焼ガス流路にチャンバーが形成され、前記ガス排出流路
に流れる乾燥処理済ガスの一部を前記チャンバーに供給する還流路が形成されると共に、
前記チャンバーが、前記燃焼ガス流路の上流側からの燃焼ガスを受け入れるため当該チャ
ンバーの壁面に形成された供給口と、前記還流路からの乾燥処理済ガスを受け入れるため
当該チャンバーの壁面から延び突出端が当該壁面と対向する壁面へ向けて内部空間に突出するダクトと、当該チャンバーの内部空間のガスを前記燃焼ガス流路の下流側に送り出すため当該チャンバーの壁面に形成された排出口とが形成されており、前記ダクトは、前記排出口から前記内部空間のガスを送り出すように設定された排出方向に対して交差する点にある。
従って、チャンバー内で燃焼ガスと乾燥処理済ガスとを良好に混合させる結果、エネルギーロスを低減しつつ良好な乾燥が可能な乾燥装置が構成された。
前記燃焼ガス流路にチャンバーが形成され、前記ガス排出流路に流れる乾燥処理済ガスの一部を前記チャンバーに供給する還流路が形成されると共に、前記チャンバーが、前記燃焼ガス流路の上流側からの燃焼ガスを受け入れるため当該チャンバーの壁面に形成された供給口と、前記還流路からの乾燥処理済ガスを受け入れるため当該チャンバーの壁面から内部空間に突出するダクトと、当該チャンバーの内部空間のガスを前記燃焼ガス流路の下流側に送り出すため当該チャンバーの壁面に形成された排出口とが形成されており、前記供給口が、前記チャンバーの内部空間に供給される燃焼ガスを前記ダクトの外面に衝突させるように開口位置が設定されている点にある。
乾燥処理済ガスの一部とがチャンバーにおいて混合され、混合された混合ガスが乾燥室に
供給される。そして、チャンバーの内部空間にダクトが突出して形成されているため、チ
ャンバーの内部で流れるガスをダクトに接触させることにより、ガスの流れを乱してガス
の混合を促進し、乾燥室の温度分布の不均一を抑制できる。
特に、例えば、チャンバーの壁面に形成された開口から乾燥処理済ガスをチャンバーの
内部空間に供給する構成(内部空間にダクトを突出させない構成)を想定すると、この想
定の構成では、開口からチャンバーの内部空間に供給される乾燥処理済ガスが最短距離で
排出口から送り出される不都合を招くものである。これに対し、本特徴構成のようにダク
トを介して乾燥処理済ガスを内部空間に供給する構成では、乾燥処理済ガスが短絡的に排
出される不都合を抑制するだけなく、ダクトの開口から排出された乾燥処理済ガスを、チ
ャンバーのうちダクトの開口に対向する壁面に衝突させ、チャンバーの内部空間のガスの
流れを乱すことも可能となる。更に、ダクトが外部からの熱で温度が上昇するため、ダク
トの内部に流れる乾燥処理済ガスの温度上昇を図ることも可能となる。
従って、チャンバー内で燃焼ガスと乾燥処理済ガスとを良好に混合させる結果、エネル
ギーロスを低減しつつ良好な乾燥が可能な乾燥装置が構成された。
これによると、供給口から供給される燃焼ガスをダクトの外面に衝突させることで、燃
焼ガスの流れを乱し、チャンバーの内部空間に拡散させることが可能となる。また、ダク
トに燃焼ガスが衝突することによりダクトの温度を上昇させ、このダクトから排出される
乾燥処理済ガスの温度上昇を図ることも可能となる。これにより、チャンバー内のガスの
温度分布を平均化させることが可能となる。
前記燃焼ガス流路にチャンバーが形成され、前記ガス排出流路に流れる乾燥処理済ガスの一部を前記チャンバーに供給する還流路が形成されると共に、前記チャンバーが、前記燃焼ガス流路の上流側からの燃焼ガスを受け入れるため当該チャンバーの壁面に形成された供給口と、前記還流路からの乾燥処理済ガスを受け入れるため当該チャンバーの壁面から内部空間に突出するダクトと、当該チャンバーの内部空間のガスを前記燃焼ガス流路の下流側に送り出すため当該チャンバーの壁面に形成された排出口とが形成されており、前記排出口が、前記供給口から燃焼ガスが送り出される方向と、前記ダクトから乾燥処理済ガスが送り出される方向との何れに対しても交差する方向に前記内部空間のガスを送り出すように排出方向が設定されている点にある。
乾燥処理済ガスの一部とがチャンバーにおいて混合され、混合された混合ガスが乾燥室に
供給される。そして、チャンバーの内部空間にダクトが突出して形成されているため、チ
ャンバーの内部で流れるガスをダクトに接触させることにより、ガスの流れを乱してガス
の混合を促進し、乾燥室の温度分布の不均一を抑制できる。
特に、例えば、チャンバーの壁面に形成された開口から乾燥処理済ガスをチャンバーの
内部空間に供給する構成(内部空間にダクトを突出させない構成)を想定すると、この想
定の構成では、開口からチャンバーの内部空間に供給される乾燥処理済ガスが最短距離で
排出口から送り出される不都合を招くものである。これに対し、本特徴構成のようにダク
トを介して乾燥処理済ガスを内部空間に供給する構成では、乾燥処理済ガスが短絡的に排
出される不都合を抑制するだけなく、ダクトの開口から排出された乾燥処理済ガスを、チ
ャンバーのうちダクトの開口に対向する壁面に衝突させ、チャンバーの内部空間のガスの
流れを乱すことも可能となる。更に、ダクトが外部からの熱で温度が上昇するため、ダク
トの内部に流れる乾燥処理済ガスの温度上昇を図ることも可能となる。
従って、チャンバー内で燃焼ガスと乾燥処理済ガスとを良好に混合させる結果、エネル
ギーロスを低減しつつ良好な乾燥が可能な乾燥装置が構成された。
これによると、供給口からチャンバー内に供給される燃焼ガスと、ダクトから供給され
る乾燥処理済ガスとの何れも、短絡的に排出口から排出されることがなく、チャンバーの内部空間でのガスの混合を良好に行わせることが可能となる。
〔全体構成〕
図1に示すように、乾燥室Rを内部に有した筐体1を備えると共に、都市ガス等の燃料を燃焼させるバーナ10と、バーナ10からの燃焼ガスを乾燥室Rに供給する燃焼ガス流路11と、燃焼ガス流路11に形成されたチャンバーCと、乾燥室Rの乾燥処理済ガスを排出するガス排出流路12と、このガス排出流路12に備えられた排気ファン13と、ガス排出流路12に送られる乾燥処理済ガスの一部をチャンバーCに供給する還流路15とで乾燥装置Aが構成されている。
この乾燥装置Aでは、チャンバーCより下流側の燃焼ガス流路11に流れるガスの温度を計測する第1温度センサS1と、乾燥室Rから排出された乾燥処理済ガスの温度を計測する第2温度センサS2とを備えると共に、これらの計測信号が入力する制御装置6を備えている。
図1にはチャンバーCの斜視図を示しており、図2の上段には、チャンバーCの横断平面を示し、図2の下段にはチャンバーCの縦断側面を示している。これらの図に示すように、チャンバーCは、耐熱性と断熱性とに優れた材料で成る上壁21と、底壁22と、4つの側壁23とを備えている。本実施形態では、上壁21と、底壁22と、4つの側壁23とが等しいサイズの正方形として形成されている。これにより、上壁21と底壁22とは互いに平行する位置関係で配置され、4つの側壁23のうち互いに対向するもの同士が平行する位置関係となる。
チャンバーCの内部空間において乾燥処理済ガスと燃焼ガスとの混合状態を確認するために第1実験と第2実験とを行っており、これらの実験に用いた温度センサTの配置を図3に示し、実験結果を図4~図6に示している。
このように、ダクト25と、供給口24と、排出口26と、網状体27との配置により、チャンバーCの内部において乾燥処理済ガスと燃焼ガスとの何れもが排出口26に短絡的に流れる不都合を抑制するだけでなく、チャンバーCの内部に乱流を作り出して乾燥処理済ガスと燃焼ガスとの良好な混合が実現する。
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
11 燃焼ガス流路
12 ガス排出流路
13 排気ファン
15 還流路
24 供給口
25 ダクト
26 排出口
A 乾燥装置
C チャンバー
R 乾燥室
Claims (3)
- バーナからの燃焼ガスが送られる燃焼ガス流路と、前記燃焼ガス流路からの燃焼ガスが供給される乾燥室と、前記乾燥室からの乾燥処理済ガスが排気ファンにより送られるガス排出流路とが備えられた乾燥装置であって、
前記燃焼ガス流路にチャンバーが形成され、前記ガス排出流路に流れる乾燥処理済ガスの一部を前記チャンバーに供給する還流路が形成されると共に、
前記チャンバーが、前記燃焼ガス流路の上流側からの燃焼ガスを受け入れるため当該チャンバーの壁面に形成された供給口と、前記還流路からの乾燥処理済ガスを受け入れるため当該チャンバーの壁面から延び突出端が当該壁面と対向する壁面へ向けて内部空間に突出するダクトと、当該チャンバーの内部空間のガスを前記燃焼ガス流路の下流側に送り出すため当該チャンバーの壁面に形成された排出口とが形成されており、
前記ダクトは、前記排出口から前記内部空間のガスを送り出すように設定された排出方向に対して交差する、乾燥装置。 - バーナからの燃焼ガスが送られる燃焼ガス流路と、前記燃焼ガス流路からの燃焼ガスが供給される乾燥室と、前記乾燥室からの乾燥処理済ガスが排気ファンにより送られるガス排出流路とが備えられた乾燥装置であって、
前記燃焼ガス流路にチャンバーが形成され、前記ガス排出流路に流れる乾燥処理済ガスの一部を前記チャンバーに供給する還流路が形成されると共に、
前記チャンバーが、前記燃焼ガス流路の上流側からの燃焼ガスを受け入れるため当該チャンバーの壁面に形成された供給口と、前記還流路からの乾燥処理済ガスを受け入れるため当該チャンバーの壁面から内部空間に突出するダクトと、当該チャンバーの内部空間のガスを前記燃焼ガス流路の下流側に送り出すため当該チャンバーの壁面に形成された排出口とが形成されており、
前記供給口が、前記チャンバーの内部空間に供給される燃焼ガスを前記ダクトの外面に衝突させるように開口位置が設定されている、乾燥装置。 - バーナからの燃焼ガスが送られる燃焼ガス流路と、前記燃焼ガス流路からの燃焼ガスが供給される乾燥室と、前記乾燥室からの乾燥処理済ガスが排気ファンにより送られるガス排出流路とが備えられた乾燥装置であって、
前記燃焼ガス流路にチャンバーが形成され、前記ガス排出流路に流れる乾燥処理済ガスの一部を前記チャンバーに供給する還流路が形成されると共に、
前記チャンバーが、前記燃焼ガス流路の上流側からの燃焼ガスを受け入れるため当該チャンバーの壁面に形成された供給口と、前記還流路からの乾燥処理済ガスを受け入れるため当該チャンバーの壁面から内部空間に突出するダクトと、当該チャンバーの内部空間のガスを前記燃焼ガス流路の下流側に送り出すため当該チャンバーの壁面に形成された排出口とが形成されており、
前記排出口が、前記供給口から燃焼ガスが送り出される方向と、前記ダクトから乾燥処理済ガスが送り出される方向との何れに対しても交差する方向に前記内部空間のガスを送り出すように排出方向が設定されている、乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019050124A JP7206137B2 (ja) | 2019-03-18 | 2019-03-18 | 乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019050124A JP7206137B2 (ja) | 2019-03-18 | 2019-03-18 | 乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020151024A JP2020151024A (ja) | 2020-09-24 |
JP7206137B2 true JP7206137B2 (ja) | 2023-01-17 |
Family
ID=72556482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019050124A Active JP7206137B2 (ja) | 2019-03-18 | 2019-03-18 | 乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7206137B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005140481A (ja) | 2003-11-10 | 2005-06-02 | Osaka Gas Co Ltd | 乾燥装置 |
JP2009533264A (ja) | 2006-04-11 | 2009-09-17 | エアバス ドイチェランド ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 航空機の換気システムにおいて外気と加熱空気を混合する装置およびその使用方法 |
US20130239433A1 (en) | 2012-03-16 | 2013-09-19 | Herbert Kannegiesser Gmbh | Method for drying laundry and dryer |
-
2019
- 2019-03-18 JP JP2019050124A patent/JP7206137B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005140481A (ja) | 2003-11-10 | 2005-06-02 | Osaka Gas Co Ltd | 乾燥装置 |
JP2009533264A (ja) | 2006-04-11 | 2009-09-17 | エアバス ドイチェランド ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 航空機の換気システムにおいて外気と加熱空気を混合する装置およびその使用方法 |
US20130239433A1 (en) | 2012-03-16 | 2013-09-19 | Herbert Kannegiesser Gmbh | Method for drying laundry and dryer |
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