JP7205674B1 - 遊離MgOを含有するスラグを利用した硬化体及び硬化体の製造方法 - Google Patents

遊離MgOを含有するスラグを利用した硬化体及び硬化体の製造方法 Download PDF

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Abstract

製鋼スラグなどの遊離MgOを含有するスラグを利用した硬化体であって、遊離MgOによる水和反応による体積膨張を抑えた上で、硬化体の強度不足を解決することのできる硬化体を提供する。本発明に係る遊離MgOを含有するスラグを利用した硬化体は、遊離MgOを含有するスラグを材料として含む混合物に水が加えられて混練され、その後、混練された前記混合物が固化することで製造される硬化体であって、前記硬化体において、遊離MgOを含有するスラグの単位量が2000kg/m3以下、単位アルミナセメント量が75kg/m3以上200kg/m3以下、単位高炉スラグ微粉末量が330kg/m3以上530kg/m3以下、単位ホウ素含有物質量がB2O3換算で0.5kg/m3以上4.0kg/m3以下である。

Description

本発明は、製鋼スラグなどの遊離MgOを含有するスラグを材料として利用して製造される硬化体及びこの硬化体の製造方法に関する。
製鋼工程では、耐火物に含まれるMgOが精錬中にスラグに溶解して、耐火物が溶損することを防ぐために、スラグに飽和溶解度以上のMgOを添加する操業が行われることがある。このような精錬で発生するスラグ中には、精錬中に未反応のまま残留したMgO、及び、スラグが冷却される過程で晶出したMgOが存在する。このような未反応のMgO及び晶出したMgOを遊離MgOという。
製鋼スラグを活用する試みとして、例えば、特許文献1に開示されているような、製鋼スラグを利用した水和硬化体がある。特許文献1に記載の水和硬化体は、水和反応を生ずる未反応のCaOを含有した製鋼スラグを含有する骨材と、潜在水硬性を有するシリカ含有物質を50重量%以上含有した、水和反応によって硬化する結合材と、を有しており、水を加えて混練した後に硬化されている。
しかし、遊離MgOを含む製鋼スラグは、長期にわたって遊離MgOの水和反応が進行し、膨張する性質があるため、硬化体の膨張ひび割れの懸念があり、水和硬化体の材料としての活用は困難である。ここで、遊離MgOの水和反応とは、製鋼スラグ中の遊離MgOが雨水や海水などの水分と接触してMg(OH)を生成する反応(MgO+HO→Mg(OH))であり、この反応によって体積が膨張する。
耐火物の分野では、例えば、特許文献2に開示されているような、耐火物表面にホウ酸などの結晶被膜を形成するMgOの水和抑制方法が周知である。特許文献2には、塩基性耐火煉瓦の表面に硫酸塩、ホウ酸、ホウ酸塩の中の1種または2種以上の結晶被膜を形成する塩基性耐火煉瓦の消化防止方法において、塩基性耐火煉瓦を、水の重量をa(g)、飽和溶解度をb(g)、溶質の重量をc(g)とした場合、100c/(a×b)によって示される式の値が0.2以上1.0以下の値を有する水溶液に含浸するか、もしくは、塩基性耐火煉瓦に上記水溶液を塗布したのち、この水溶液を乾燥させてなる、塩基性耐火煉瓦の消化防止方法が開示されている。
特許第3582263号公報 特開平8-169783号公報
しかしながら、上記の従来技術に基づき、遊離MgOを含む製鋼スラグを材料として、遊離MgOの水和膨張を抑えるために、Bを含有させたスラグ硬化体を試作したところ、得られた硬化体の28日後の圧縮強度は20N/mmに満たず、セメント・コンクリートの代替としての使用に耐えられるものではなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、製鋼スラグなどの遊離MgOを含有するスラグを利用した硬化体であって、遊離MgOによる水和反応による体積膨張を抑えた上で、硬化体の強度不足を解決することのできる硬化体を提供することであり、また、この硬化体の製造方法を提供することである。
上記課題を解決するための本発明の要旨は以下のとおりである。
[1]遊離MgOを含有するスラグを利用した硬化体であって、前記硬化体において、遊離MgOを含有するスラグの単位量が2000kg/m以下、単位アルミナセメント量が75kg/m以上200kg/m以下、単位高炉スラグ微粉末量が330kg/m以上530kg/m以下、単位ホウ素含有物質量がB換算で0.5kg/m以上4.0kg/m以下であることを特徴とする、遊離MgOを含有するスラグを利用した硬化体。
[2]遊離MgOを含有するスラグを材料として利用した硬化体の製造方法であって、遊離MgOを含有するスラグの単位量を2000kg/m以下、単位アルミナセメント量を75kg/m以上200kg/m以下、単位高炉スラグ微粉末量を330kg/m以上530kg/m以下、単位ホウ素含有物質量をB換算で0.5kg/m以上4.0kg/m以下として混合物を形成し、形成した混合物に水を加えて混練し、その後、混練した混合物を固化させることを特徴とする、遊離MgOを含有するスラグを利用した硬化体の製造方法。
[3]遊離MgOを含有するスラグを材料として利用した硬化体の製造方法であって、遊離MgOを含有するスラグをホウ素含有物質が溶解した溶液に浸漬させる、または、遊離MgOを含有するスラグにホウ素含有物質が溶解した溶液を吹き付けて、遊離MgOを含有するスラグの表面にB換算で0.10質量%以上のホウ素含有物質を予め付着させ、予めホウ素含有物質を付着させた、前記遊離MgOを含有するスラグの単位量を2000kg/m以下、且つ、当該スラグの表面に付着したホウ素含有物質の単位量をB換算で0.5kg/m以上4.0kg/m以下、単位アルミナセメント量を75kg/m以上200kg/m以下、単位高炉スラグ微粉末量を330kg/m以上530kg/m以下として混合物を形成し、形成した混合物に水を加えて混練し、その後、混練した混合物を固化させることを特徴とする、遊離MgOを含有するスラグを利用した硬化体の製造方法。
本発明によれば、硬化体を製造する際に、製鋼スラグなどの遊離MgOを含有するスラグを材料として使用した場合であっても、遊離MgOによる水和膨張に起因する膨張ひび割れが発生せず、且つ、セメント・コンクリートの代替として十分な強度を有する硬化体が得られる。
以下、本実施形態の一例を説明する。
本実施形態に係る、遊離MgOを含有するスラグを利用した硬化体(以下、「スラグ硬化体」とも記す)は、遊離MgOを含有するスラグを材料として含む混合物に水が加えられて混練され、その後、混練された混合物が固化することで製造される硬化体である。当該硬化体において、遊離MgOを含有するスラグの単位量が2000kg/m以下、単位アルミナセメント量が75kg/m以上200kg/m以下、単位高炉スラグ微粉末量が330kg/m以上530kg/m以下、単位ホウ素含有物質量がB換算で0.5kg/m以上4.0kg/m以下である。必要に応じて、遊離MgOを含有しないスラグや天然骨材を材料として用いることができる。天然骨材とは、例えば、「砂利や砂」である。
本実施形態に係るスラグ硬化体の特徴は、硬化体1mあたりB換算で0.5kg/m以上4.0kg/m以下のホウ素含有物質を含有することである。ホウ素含有物質を、遊離MgOを含有するスラグに添加することで、スラグ中の遊離MgOの表面に硼酸または硼酸塩の結晶被膜が形成される。この結晶被膜により、遊離MgOの表面と、空気中などの雰囲気中の水分との接触が遮断される。つまり、硼酸または硼酸塩の結晶被膜が水分吸着防止材として機能し、遊離MgOの水和が抑制され、遊離MgOによる水和膨張に起因する、スラグ硬化体の膨張ひび割れが防止される。
本実施形態に係るスラグ硬化体では、遊離MgOの水和膨張を抑制するための単位ホウ素含有物質量を、B換算で0.5kg/m以上4.0kg/m以下とする。これは、単位ホウ素含有物質量が、B換算で0.5kg/m未満では水和膨張抑制効果が小さく、一方、B換算で4.0kg/mより大きいと、硬化体が固化しないことを、本発明者らが見出したからである。
ホウ素含有物質としては、ホウ素が水に溶解するものであればよく、特に限定しないが、例えば、酸性酸化物である三酸化二ホウ素(B)やホウ酸(HBO)、ホウ砂(Na(OH)・8HO)などの酸化ホウ素及びホウ素化合物を使用することができる。
本実施形態に係るスラグ硬化体の特徴の他の一つは、結合材としてアルミナセメントを用いることである。アルミナセメントを用いる理由は、(1)ホウ素含有物質によって形成される遊離MgOの表面の硼酸または硼酸塩の結晶被膜を破壊せず、スラグ硬化体中の遊離MgOの膨張を抑制できること、(2)ホウ素含有物質を含むスラグ硬化体においても、セメント・コンクリートの代替として十分な強度を得ることができることによる。
ホウ素含有物質を添加したスラグ硬化体においては、遊離MgOの表面にホウ酸マグネシウムによる結晶被膜が形成されると考えられる。
一般的にスラグ硬化体に用いられる結合材である高炉スラグ微粉末と普通ポルトランドセメントとの組み合わせでは、普通ポルトランドセメントのpH(水素イオン濃度指数)が約12.7と高いことから、ホウ酸マグネシウムの結晶被膜が溶解し、遊離MgOの膨張抑制効果が小さくなる。加えて、ホウ素含有物質中のBはセメントの凝結遅延剤であり、且つ酸性を示すために、高炉スラグ微粉末の潜在水硬性の発現に必要なアルカリの供給を妨げ、スラグ硬化体の硬化遅延や強度の低下を引き起こす。
このために、本実施形態に係るスラグ硬化体では、結合材として、pHが普通ポルトランドセメントに比べて低く、水和速度が速いことから凝結遅延を抑えることができるアルミナセメントを使用する。
本実施形態に係るスラグ硬化体では、スラグ硬化体中のアルミナセメントを、スラグ硬化体1mあたり75kg/m以上200kg/m以下とする。これは、単位アルミナセメント量が75kg/m未満では、材齢28日の圧縮強度が20N/mm以下となり、セメント・コンクリートの代替としての利用が困難となるからである。ここで、材齢とは、スラグ硬化体を打設してからの経過日数である。一方、アルミナセメントはコストが高いことから、200kg/mを超えて配合すると、経済性が低下する。したがって、単位アルミナセメント量は200kg/m以下とする。
本実施形態に係るスラグ硬化体を製造する際に使用するアルミナセメントとしては、例えば、デンカ株式会社製ハイアルミナセントHなどがある。
本実施形態に係るスラグ硬化体では、高炉スラグ微粉末をスラグ硬化体1mあたり330kg/m以上530kg/m以下配合する。これは、単位高炉スラグ微粉末量を、この範囲に限定することによって、アルミナセメントから供給されるアルカリイオンの量と、潜在水硬性を有する高炉スラグ微粉末中の反応性SiOの量との量的バランスが適正となり、十分な強度を持つ硬化体が得られるためである。
本実施形態に係るスラグ硬化体を製造する際に使用する高炉スラグ微粉末は、高炉水砕スラグを粉砕したものである。高炉スラグ微粉末は、その粒径が約0.1mm以下で、ブレーン法による比表面積が約3000cm/g以上のものが好ましい。また、ブレーン法による比表面積が4000cm/g以上の高炉スラグ微粉末を用いると、活性がより高くなり、より一層好ましい。
本実施形態に係るスラグ硬化体を製造する際に使用する、遊離MgOを含有するスラグとは、X線回折でペリクレースのピークが確認されるスラグのことである。このようなスラグとしては、特に、高クロム溶融鉄合金を溶製する際に発生するスラグを用いることが好ましい。ここで、高クロム溶融鉄合金とは、クロム含有溶銑や、ステンレス鋼に代表される高クロム溶鋼(通常、クロム含有量5質量%以上)、及び、この高クロム溶鋼を製造するためのクロム含有母溶湯(例えば、電気炉などで溶製される、クロム濃度が5質量%以上、炭素濃度が1質量%以上2質量%以下の溶融鉄合金)などが挙げられる。
クロム含有溶銑は、通常、電気炉や鉄浴式溶融還元炉、シャフト炉式の溶融還元炉などにおいて、クロム鉱石の溶融還元によって溶製される。高クロム溶鋼は、電気炉、転炉、AOD炉などの一次精錬炉と、VOD炉、RH真空脱ガス装置、取鍋精錬炉などの二次精錬炉とを経て溶製される。また、高クロム溶鋼を製造するためのクロム含有母溶湯は、主として電気炉や転炉で溶製される。
これらの製錬炉及精錬炉のうち、クロム鉱石を溶融還元する溶融還元炉では、炉体耐火物の保護のために、スラグの飽和溶解度以上にMgOをスラグに添加する操業が行われているので、発生するスラグ(クロム製錬スラグ)には遊離MgOが含まれている。このようなスラグは本実施形態に係るスラグ硬化体を製造する際に好適である。
転炉にて上吹きランスなどから炉内の溶銑に純酸素を供給し、通常溶銑の脱炭精錬を行う際に発生するスラグ(「転炉脱炭スラグ」という)も、遊離MgOの含有量はクロム製錬スラグに比較して低いものの、本実施形態に係るスラグ硬化体を製造する際に、遊離MgOを含有するスラグとして使用することができる。
ところで、スラグ硬化体は、高炉スラグ微粉末、アルミナセメント、水からなるペースト分が、スラグなどの骨材の間隙を埋め、接着することで強度が発現する。本実施形態に係るスラグ硬化体では、遊離MgOを含有するスラグの単位量をスラグ硬化体1mあたり2000kg/m以下に規定する。これは、遊離MgOを含有するスラグの単位量が2000kg/mを超えると、スラグ硬化体中の単位高炉スラグ微粉末量、単位アルミナセメント量、単位水量が少なくなるため、骨材の接着力が低下し、スラグ硬化体の強度が低くなるからである。
一方、本実施形態に係るスラグ硬化体では、遊離MgOを含有するスラグの単位量の下限値を規定していない。これは、遊離MgOを含有するスラグは、スラグ硬化体において骨材として機能しているが、必要に応じて、遊離MgOを含有しないスラグや天然骨材も材料として用いることができるので、技術的に遊離MgOを含有するスラグの単位量の下限値を規定する必要がないからである。しかしながら、あまりにも少ないスラグの単位量では、スラグの有効活用が促進されないことから、遊離MgOを含有するスラグの単位量をスラグ硬化体1mあたり300kg/m以上とすることが好ましく、これにより遊離MgOを含有するスラグを有効活用できる。
また、本実施形態に係るスラグ硬化体では、高性能減水剤を配合することが好ましい。スラグ硬化体を製造する際に、混練時の水分添加量を少なくすることで、スラグ硬化体の強度を上昇させることができる。しかし、混練時の水分添加量を少なくすると、材料を分散できなくなる。高性能減水剤は、水分添加量を少なくしつつ材料を分散させるために用いるものである。高性能減水剤としては、例えば、ポリカルボン酸系の高性能減水剤を利用することができる。一般的に、高性能減水剤の使用量は、単位高炉スラグ微粉末量と単位アルミナセメント量との合計の0.3質量%以上0.5質量%以下が好ましい。
次いで、本実施形態に係るスラグ硬化体の製造方法について説明する。本実施形態に係るスラグ硬化体の製造方法には、2つの製造方法がある。
スラグ硬化体の製造方法の1つは、遊離MgOを含有するスラグの単位量を2000kg/m以下、単位アルミナセメント量を75kg/m以上200kg/m以下、単位高炉スラグ微粉末量を330kg/m以上530kg/m以下、単位ホウ素含有物質量をB換算で0.5kg/m以上4.0kg/m以下として混合物を形成し、形成した混合物に水を加えて混練し、その後、混練した混合物を固化させる方法である。
この場合に、必要に応じて遊離MgOを含有しないスラグや天然骨材を材料として用いることができる。また、適宜の量の高性能減水剤を使用することができる。
スラグ硬化体の製造方法の他の1つは、遊離MgOを含有するスラグをホウ素含有物質が溶解した溶液に浸漬させる。または、遊離MgOを含有するスラグにホウ素含有物質が溶解した霧状の溶液を吹き付けて、遊離MgOを含有するスラグの表面にB換算で0.10質量%以上のホウ素含有物質を予め付着させる。次いで、予めホウ素含有物質を付着させた、遊離MgOを含有するスラグの単位量を2000kg/m以下、且つ、当該スラグの表面に付着したホウ素含有物質の単位量をB換算で0.5kg/m以上4.0kg/m以下、単位アルミナセメント量を75kg/m以上200kg/m以下、単位高炉スラグ微粉末量を330kg/m以上530kg/m以下として混合物を形成する。こうして形成した混合物に水を加えて混練し、その後、混練した混合物を固化させる方法である。遊離MgOを含有するスラグの表面にB換算で0.10質量%以上のホウ素含有物質を予め付着させる理由は、ホウ素含有物質の含有量がB換算で0.10質量%未満では、水和膨張抑制効果が不十分であるからである。
この場合に、必要に応じて遊離MgOを含有しないスラグや天然骨材を材料として用いることができる。また、適宜の量の高性能減水剤を使用することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、スラグ硬化体を製造する際に、製鋼スラグなどの遊離MgOを含有するスラグを材料として使用した場合であっても、遊離MgOによる水和膨張に起因する膨張ひび割れが発生せず、且つ、セメント・コンクリートの代替として十分な強度を有するスラグ硬化体が得られる。
以下、本実施例について説明する。本実施例では、表1に示す組成の3種類のスラグ(スラグA~C)を用いて、スラグ硬化体を作製した。尚、表1において、「CaO/SiO」は、スラグ中のSiO濃度(質量%)に対するCaO濃度(質量%)の比(「塩基度」という)を表し、「MgO」及び「遊離MgO」は、スラグ中のMgO濃度(質量%)及び遊離MgO濃度(質量%)をそれぞれ表す。
Figure 0007205674000001

表1に示すスラグに、アルミナセメント、高炉スラグ微粉末、天然骨材(粗骨材)、ホウ素含有物質、高性能減水剤及び水を、それぞれ上述した本発明の範囲内の単位量で配合し、硬化体を製造した(本発明例)。本発明例では、B換算の単位ホウ素含有物質量を0.5kg/m、1.5kg/m、3.5kg/m、4.0kg/mとし、それぞれに対して単位アルミナセメント量を75kg/m、83kg/m、90kg/m、100kg/m、110kg/m、180kg/m、200kg/mとした。また、比較のために、単位アルミナセメント量が本発明の範囲を外れる硬化体、ホウ素含有物質を配合しない硬化体、及び、B換算の単位ホウ素含有物質量を4.5kg/mとする硬化体も製造(比較例)した。本実施例では、ホウ素含有物質として試薬の三酸化二ホウ素(B)を使用し、スラグ硬化体の製造に使用する水に溶解させた。
硬化体は強度測定用と膨張判定用との二種類を製造した。強度測定用の硬化体は、硬化後に脱枠し、材齢28日まで20℃で水中養生した時点で、JIS A1108に準じて圧縮強度を測定した。膨張判定用の硬化体は、硬化後に脱枠し、材齢14日まで20℃で水中養生した。養生後、80℃の水に浸漬させた。浸漬してから45日後に硬化体を観察し、大きな割れの有無を確認した。圧縮強度は20N/mm以上を合格とした。膨張判定は、割れが確認されなかったものを「合格」、割れが確認されたものを「不合格」とした。圧縮強度及び膨張判定の欄が「測定不可」とは、固化しない、または、水和膨張して硬化体が形成されないことを示す。
スラグAを用いて製造した供試体の配合表並びに圧縮強度及び膨張判定の結果を表2に示す。
Figure 0007205674000002

ホウ素を添加していない比較例1~8では、45日経過後に割れが確認され、遊離MgOが膨張していることが確認された。単位ホウ素含有物質量をB換算で4.5kg/mとした比較例9~15では、供試体は硬化せず、圧縮強度の測定及び膨張判定は行うことができなかった。
これに対し、単位ホウ素含有物質量をB換算で0.5kg/m以上4.0kg/m以下の範囲内とした本発明例1~28では、割れはなく、健全な状態であることが確認された。
また、単位アルミナセメント量が44kg/mの比較例1では、圧縮強度が20N/mmに満たなかったが、単位アルミナセメント量が75kg/m以上である本発明例1~28では圧縮強度が20N/mmを超え、通常のコンクリートと同等以上の強度が得られることが確認できた。
スラグBを用いて製造した供試体の配合表並びに圧縮強度及び膨張判定の結果を表3に示す。
Figure 0007205674000003

ホウ素を添加していない比較例16~23では、45日経過後に割れが確認され、遊離MgOが膨張していることが確認された。単位ホウ素含有物質量をB換算で4.5kg/mとした比較例24~30では、供試体は硬化せず、圧縮強度の測定及び膨張判定は行うことができなかった。
これに対し、単位ホウ素含有物質量をB換算で0.5kg/m以上4.0kg/m以下の範囲内とした本発明例29~56では、割れはなく、健全な状態であることが確認された。
また、単位アルミナセメント量が44kg/mの比較例16では、圧縮強度が20N/mmに満たなかったが、単位アルミナセメント量を75kg/m以上とした本発明例29~56では、圧縮強度が20N/mmを超え、通常のコンクリートと同等以上の強度が得られることが確認できた。
スラグCを用いて製造した供試体の配合表並びに圧縮強度及び膨張判定の結果を表4に示す。
Figure 0007205674000004

スラグCの単位量が2000kg/m以下であるものの、ホウ素を添加していない比較例31~38では、45日経過後に割れが確認され、遊離MgOが膨張していることが確認された。スラグCの単位量が2000kg/m以下であるものの、単位ホウ素含有物質量をB換算で4.5kg/mとした比較例39~44では、供試体は硬化せず、圧縮強度の測定及び膨張判定は行うことができなかった。
スラグCの単位量を2379kg/mとした比較例45では、水、高炉スラグ微粉末、アルミナセメントからなるペースト分が不足していたため供試体の強度が小さく、圧縮強度が20N/mmに満たなかった。
これに対して、スラグCの単位量を2000kg/m以下とし、且つ、単位ホウ素含有物質量をB換算で0.5kg/m以上4.0kg/m以下の範囲とした本発明例57~80では、割れはなく、健全な状態であることが確認された。
また、単位アルミナセメント量が44kg/mの比較例31、35では、圧縮強度が20N/mmに満たなかったが、単位アルミナセメント量を75kg/m以上とした本発明例57~80では、圧縮強度が20N/mmを超え、通常のコンクリートと同等以上の強度が得られることが確認できた。
表1に示す3種類のスラグ(スラグA~C)とホウ素含有物質とを接触させ、スラグ表面にホウ素含有物質を予め付着させたスラグを用いて硬化体を製造する試験を行った。ホウ素含有物質としては、試薬の三酸化二ホウ素(B)を使用し、この三酸化二ホウ素の試薬を50倍の質量の水に溶解させて水溶液(ホウ酸水溶液)とし、この水溶液を霧状にしてスラグに吹き付け、スラグ表面にホウ素含有物質(ホウ酸)を付着させた。その後、スラグを乾燥させて、硬化体の材料として使用した。
予めB換算で0.10質量%以上のホウ素含有物質を付着させたスラグに、アルミナセメント、高炉スラグ微粉末、天然骨材(粗骨材)、高性能減水剤及び水を、それぞれ上述した本発明の範囲内の単位量で配合し、硬化体を製造した(本発明例)。また、比較のために、スラグ表面のホウ素含有物質の付着量が本発明の範囲外の硬化体も製造した(比較例)。
また、硬化体は強度測定用と膨張判定用との二種類を製造し、製造した硬化体について、上述の実施例1と同一の条件で圧縮強度測定及び膨張判定を行った。
スラグAを用いて製造した供試体の配合表並びに圧縮強度及び膨張判定の結果を表5に示す。
Figure 0007205674000005

単位アルミナセメント量を75kg/m以上200kg/m以下とし、スラグ表面に付着させるホウ素含有物質をB換算でスラグの0.10質量%以上とし、且つ、単位スラグ量と付着したホウ素含有物質のB換算の質量割合との積から計算される硬化体中のB換算の単位ホウ素含有物質量(硬化体中のB換算の単位ホウ素含有物質量(kg/m)=単位スラグ量(kg/m)×ホウ素含有物質付着量のB換算の質量割合(質量%)/100)を0.5kg/m以上4.0kg/m以下とした本発明例81~101では、圧縮強度が20N/mm以上であり、80℃の水に浸漬して45日後にも、硬化体は健全な状態を保ったままであることが確認された。
一方、スラグ表面に付着させるホウ素含有物質をB換算でスラグの0.05質量%とした比較例45~51では、単位スラグ量と付着したホウ素含有物質のB換算の質量割合との積から計算される硬化体中のB換算の単位ホウ素含有物質量が0.5kg/m以上にならず、膨張判定において、45日経過後に割れが確認され、遊離MgOが膨張していることが確認された。
スラグBを用いて製造した供試体の配合表並びに圧縮強度及び膨張判定の結果を表6に示す。
Figure 0007205674000006

単位アルミナセメント量を75kg/m以上200kg/m以下とし、スラグ表面に付着させるホウ素含有物質をB換算でスラグの0.10質量%以上とし、且つ、単位スラグ量と付着したホウ素含有物質のB換算の質量割合との積から計算される硬化体中のB換算の単位ホウ素含有物質量を0.5kg/m以上4.0kg/m以下とした本発明例102~122では、圧縮強度が20N/mm以上であり、且つ、80℃の水に浸漬して45日後にも、硬化体は健全な状態を保ったままであることが確認された。
一方、スラグ表面に付着させるホウ素含有物質をB換算でスラグの0.05質量%とした比較例52~58では、単位スラグ量と付着したホウ素含有物質のB換算の質量割合との積から計算される硬化体中のB換算の単位ホウ素含有物質量が0.5kg/m以上にならず、膨張判定において、45日経過後に割れが確認され、遊離MgOが膨張していることが確認された。
スラグCを用いて製造した供試体の配合表並びに圧縮強度及び膨張判定の結果を表7に示す。
Figure 0007205674000007

単位アルミナセメント量を75kg/m以上200kg/m以下とし、スラグ表面に付着させるホウ素含有物質をB換算でスラグの0.10質量%以上とし、且つ、単位スラグ量と付着したホウ素含有物質のB換算の質量割合との積から計算される硬化体中のB換算の単位ホウ素含有物質量を0.5kg/m以上4.0kg/m以下とした本発明例123~131では、圧縮強度が20N/mm以上であり、80℃の水に浸漬して45日後にも硬化体は健全な状態を保ったままであることが確認された。
一方、スラグ表面に付着させるホウ素含有物質がB換算でスラグの0.10質量%以上であるものの、単位スラグ量と付着したホウ素含有物質のB換算の質量割合との積から計算される硬化体中のB換算の単位ホウ素含有物質量が、4.0kg/mを超える比較例59~61では、供試体は固化しなかった。また、スラグCの単位量を2379kg/mとした比較例62は、ペースト分の不足から硬化体の圧縮強度が小さく、20N/mmに満たなかった。

Claims (3)

  1. 遊離MgOを含有するスラグを利用した硬化体であって、
    前記硬化体において、遊離MgOを含有するスラグの単位量が300kg/m 以上2000kg/m以下、単位アルミナセメント量が75kg/m以上200kg/m以下、単位高炉スラグ微粉末量が330kg/m以上530kg/m以下、単位ホウ素含有物質量がB換算で0.5kg/m以上4.0kg/m以下であることを特徴とする、
    遊離MgOを含有するスラグを利用した硬化体。
  2. 遊離MgOを含有するスラグを材料として利用した硬化体の製造方法であって、
    遊離MgOを含有するスラグの単位量を300kg/m 以上2000kg/m以下、単位アルミナセメント量を75kg/m以上200kg/m以下、単位高炉スラグ微粉末量を330kg/m以上530kg/m以下、単位ホウ素含有物質量をB換算で0.5kg/m以上4.0kg/m以下として混合物を形成し、
    形成した混合物に水を加えて混練し、その後、混練した混合物を固化させることを特徴とする、遊離MgOを含有するスラグを利用した硬化体の製造方法。
  3. 遊離MgOを含有するスラグを材料として利用した硬化体の製造方法であって、
    遊離MgOを含有するスラグをホウ素含有物質が溶解した溶液に浸漬させる、または、遊離MgOを含有するスラグにホウ素含有物質が溶解した溶液を吹き付けて、遊離MgOを含有するスラグの表面にB換算で0.10質量%以上のホウ素含有物質を予め付着させ、
    予めホウ素含有物質を付着させた、前記遊離MgOを含有するスラグの単位量を300kg/m 以上2000kg/m以下、且つ、当該スラグの表面に付着したホウ素含有物質の単位量をB換算で0.5kg/m以上4.0kg/m以下、単位アルミナセメント量を75kg/m以上200kg/m以下、単位高炉スラグ微粉末量を330kg/m以上530kg/m以下として混合物を形成し、
    形成した混合物に水を加えて混練し、その後、混練した混合物を固化させることを特徴とする、遊離MgOを含有するスラグを利用した硬化体の製造方法。
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