JP7205084B2 - 波形表示装置、波形表示方法および波形表示システム - Google Patents

波形表示装置、波形表示方法および波形表示システム Download PDF

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Description

本発明は、波形表示装置、方法およびシステムに関し、詳しくは、測定データの表示の改良に関する。
インターネットに接続可能なIoTデバイスである様々なセンサから、情報を収集してそれらの測定値を把握するために、例えば、特許文献1に示されるようなペーパーレスレコーダ等の波形表示装置が用いられる。波形表示装置は、測定値に基づいて、ディスプレイなどの表示装置に波形を表示する。波形表示装置を用いることで、ユーザは、測定値の時間的変化を視覚的に把握することができる。また、ユーザは、多チャンネル入力が可能な波形表示装置を用いることで、複数のセンサから収集した複数の測定値の時間的変化を1つの画面で把握することができる。
特開2014-085312 特開2003-223699
しかしながら、波形表示装置が取り扱うセンサは、工場やプラントの敷地内等に分散して設置される場合がある。また、波形表示装置が取り扱うセンサは、自動車等の動くものに取り付けられる場合もある。そのような場合であっても、ユーザは、各測定値と結びついた各センサの地理的な位置を、正しく把握する必要がある。そのため、ユーザは、GPS受信機(GPS:Global Positioning System)を使用してGPS衛星に基づいて位置情報を取得し、専用のソフトウェアを使用して地図上に位置を表示して、各センサの地理的な位置を把握していた。しかし、波形表示装置に表示された波形と、各センサの地理的な位置は別々の画面に表示されるため、ユーザは、これらの関連性を正しく把握することが困難であった。さらに、センサが動く場合、波形表示装置に表示された波形のある時刻における測定値と、その測定値を取得した時刻におけるセンサの位置との関連性については、ユーザは両画面上で時刻を照合しつつ把握する煩雑な作業が必要であった。
本開示は、センサの測定値に基づく各波形と、センサの地理的な位置とを関連付けて把握すことを容易にする波形表示装置、波形表示方法および波形表示システムを提供することを目的とする。
本願発明に係る波形表示装置は、
複数のセンサから取得された複数の測定データに基づいて、複数の波形を表示するトレンドグラフを備える波形表示装置において、
前記トレンドグラフと前記複数のセンサの地理的な位置を示す地図情報とを表示する表示部と、前記複数の測定データを、前記複数のセンサのそれぞれの位置に関する複数の位置データと対応付けて記憶する記憶部とを備え、
前記表示部は、前記トレンドグラフの時間軸上を移動できる第1のカーソルと、前記トレンドグラフの時間軸上を移動できる第2のカーソルと、前記複数の波形と前記第1のカーソルとの交点に表示される第1の標識と、
前記複数の波形と前記第2のカーソルとの交点に表示される、前記第1の標識とは異なる第2の標識と前記複数の位置データに基づいて、前記第1の標識に対応する前記地図情報の位置に表示される第3の標識と、前記複数の位置データに基づいて、前記第2の標識に対応する前記地図情報の位置に表示される第4の標識と、を有し
前記第1の標識と前記第3の標識は、前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する第1の標識要素が含まれ、前記第2の標識と前記第4の標識は、前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する第2の標識要素が含まれる、ことを特徴とする。
また、本願発明に係る波形表示装置は、さらに、前記第3の標識と前記第4の標識との間に、前記センサが移動した軌跡が表示されることを特徴とする。
本願発明の波形表示装置は、画面に表示した波形の所定の時刻に表示された2つのカーソルと、それらの時刻における地図上のセンサの位置とを関連付けて表示させる。そのため、センサが広域に分散されて設置されている場合やセンサが移動する場合であっても、ユーザは各波形の所定の時刻におけるセンサの地理的な位置を正しく把握することができる。
本発明の第1の実施形態に係る波形表示システム全体の構成を示す。 本発明の第1の実施形態に係る波形表示装置の画面を示す。 本発明の第1の実施形態に係る波形表示装置の構成を示す。 本発明の第1の実施形態に係る波形表示装置のチャネル情報を示す。 本発明の第1の実施形態に係る波形表示装置の測定値情報を示す。 本発明の第1の実施形態に係る波形表示装置の測定点位置情報を示す。 本発明の第1の実施形態に係る波形表示方法のフローチャートを示す。 本発明の第2の実施形態に係る波形表示システム全体の構成を示す。 本発明の第2の実施形態に係る波形表示装置の画面を示す。 本発明の第2の実施形態に係る波形表示装置のハイライト表示を示す。
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている発明の特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、第1の実施形態に係る波形表示システム100の全体の構成を示す。本実施形態における波形表示システムは、様々な場所からセンサに基づく測定データを収集し、波形を表示するサービスを提供する。図1に示す波形表示システム100の一実施形態は、GPSセンサ101乃至102、センサ103、AP(無線アクセスポイント)104、通信ネットワーク105、サーバ106、波形表示装置107、GPS衛星108から構成されてよい。なお、以降GPSセンサを状況に応じて単にセンサと呼ぶ場合がある。
センサ101乃至103は、ある対象のセンシングデータである測定値を、コンピュータが扱える電気信号に変換するデバイスである。センサ101~103は、例えば、圧力センサ、pHセンサ、振動センサ、温度センサ、流量センサ、腐食センサ、歪センサ、ノイズセンサ、ガスセンサ、電圧センサ、電流センサ、レベルセンサ等である。センサ101~103は、測定値を通信により送信する。測定値を送信するための通信は、例えば、Ethernet(登録商標)、シリアル通信、Wi-Fi(登録商標)が用いられる。また、センサ101~103は、インターネットに接続され、物どうしで情報をやりとりしたり、制御を行うことを想定して開発された、いわゆるIoTデバイスも含まれる。
GPSセンサ101乃至102は、GPS受信機を搭載したGPSセンサである。GPS受信機とは、GPS衛星から受信した電波の到達時間差から位置を求める位置情報取得手段である。また、例えば、GPSセンサ101は有線通信を介して通信ネットワーク105へ接続されてもよい。この場合の有線通信には、例えば、Ethernetが含まれる。GPSセンサ102は、例えば、無線通信によって、AP 104を介して通信ネットワーク105に接続されてもよい。この場合の無線通信には、例えば、Wi-Fiが含まれる。GPSセンサ101乃至102は、稼働中は、測定データを所定の間隔で、または、要求に応じて送信する。それとともに、GPS衛星108から受信した電波に基づいてその位置を求め、求めた位置についての位置データを所定の間隔で、または、要求に応じて送信する。
センサ103は、GPS受信機を搭載していないタイプのセンサである。センサ103は、例えば、有線通信を介して通信ネットワーク105へ接続される。センサ103は、稼働中は、測定データを所定の間隔で、または、要求に応じて送信する。
AP 104は、無線通信を用いた無線センサ102の測定値を、有線通信に変換する無線アクセスポイントである。本実施例においては、無線アクセスポイント104は、無線通信であるWi-Fiを有線通信であるEthernetに変換する。
通信ネットワーク105は、複数地点間で通信ができる網目状の通信回線である。通信ネットワーク105には、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、電話網等が含まれる。
サーバ106は、通信ネットワーク105に接続されている。サーバ106は、GPSセンサ101乃至102、センサ103から送信される測定データ及び位置データを、通信ネットワーク105を介して受信して保存するサービスを提供するコンピュータである。サーバ106に受信された測定データ及び位置データは、例えば、サーバ106に内蔵されている補助記憶装置にファイルとして保存される。なお、GPS受信機を搭載していないセンサ103の位置データは、例えば、手動で作成されてサーバ106に保存されてもよい。
波形表示装置107は、制御部(例えばCPU)を備えた情報処理装置(コンピュータ)であり、内蔵する表示装置あるいは外部に接続された表示装置に、各センサが送信した測定データに基づいて測定値の波形を表示する。波形表示装置107を用いることで、波形表示装置107のユーザは、測定値の時間的変化を視覚的に把握することができる。また、波形表示装置107は、通信ネットワーク105に有線通信または無線通信を介して接続されている。波形表示装置107は、サーバ106が受信して保存した測定データ及び位置データを、通信ネットワーク105を介して取得する。波形表示装置107は、サーバ106に対してそのサービスを利用するクライアントの関係にある。なお、波形表示装置107は、記録計やペーパレスレコーダといった波形表示のための専用の装置であってもよく、デスクトップPC(Personal Computer)、ノートPC、タブレット端末、スマートフォン、または携帯電話が用いられてもよい。なお、図1においては、波形表示装置107は、サーバ106とは別個の装置として例示されているが、この形式に限られず、サーバと一体化して1台のコンピュータで実現されてもよい。また、波形表示装置107において、測定データに基づいて測定値の波形を表示する手段は、ソフトウェアで実現されてもよい。
波形表示システム100が取り扱うセンサは、建物の一室に設置される場合のほか、工場やプラントの敷地内、市や県といった行政区画や地方、国土全体または複数の国、といった広域に分散されて設置される場合も想定される。また、波形表示システム100が取り扱うセンサは、特定の場所に固定される物のほか、自転車、乗用車、搬送車、電車等の車両、人や動物、といった動くものに取り付けられ、時間の経過とともに位置が移動する物も想定される。このように、測定点が広域に分散されている場合や、時間の経過とともに測定点の位置が移動する場合に、波形表示システム100のユーザは、各センサが設置された測定点の地理的な位置を、各測定値と結びつけて正しく把握することが必要となる場合がある。そのため、GPSセンサ101~102のように、GPS受信機を内蔵したセンサが用いられることがある。また、GPS受信機が内蔵されていないセンサは、GPS受信機またはGPS受信機を内蔵した装置の近傍に設置される場合がある。GPS受信機が送信する位置データに基づいて、ユーザは、各センサの地理的な位置を把握することができる。
このような波形表示システム100に用いられる波形表示装置107に対して、従来の波形表示装置は、センサの地理的な位置を示す機能が備わっていなかった。そのため、ユーザは、GPS受信機によって取得された位置データに基づいて地図上にその移動した履歴を表示する別のソフトウェアを使用することにより、センサの地理的な位置を把握していた。しかし、波形表示装置の画面に表示された複数の波形のそれぞれと、別のソフトウェアに表示された地図上の位置との関連性が画面に表示されるわけではない。そのため、ユーザは、その関連性を正しく把握することが困難であった。特に、センサの数を増やして波形表示装置の画面に表示される波形の数が増えた場合はその関連性を誤って把握する可能性が高くなるため注意が必要だった。さらに、動くセンサの場合、波形表示装置の画面に表示された波形のある時刻における測定値と、その測定値を取得した時刻におけるセンサの位置との関連性については、ユーザは画面上で時刻を照合しつつ把握する煩雑な確認作業が必要であった。
そこで、本実施形態に係る波形表示装置は、
画面に表示した波形の所定の時刻に表示された2つのカーソルと、それらの時刻における地図上のセンサの位置とを関連付けて表示する。
そのため、センサが広域に分散されて設置されている場合やセンサが移動する場合であっても、ユーザは各波形の所定の時刻におけるセンサの地理的な位置を正しく把握することができる。
本願の一実施形態に係る波形表示装置は、
複数のセンサから取得された複数の測定データに基づいて、複数の波形を表示するトレンドグラフを備える波形表示装置において、前記トレンドグラフと前記複数のセンサの地理的な位置を示す地図情報とを表示する表示部と、前記複数の測定データを、前記複数のセンサのそれぞれの位置に関する複数の位置データと対応付けて記憶する記憶部とを備え、
前記表示部は、前記トレンドグラフの時間軸上を移動できる第1のカーソルと、前記トレンドグラフの時間軸上を移動できる第2のカーソルと、前記複数の波形と前記第1のカーソルとの交点に表示される第1の標識と、前記複数の波形と前記第2のカーソルとの交点に表示される、前記第1の標識とは異なる第2の標識と前記複数の位置データに基づいて、前記第1の標識に対応する前記地図情報の位置に表示される第3の標識と、前記複数の位置データに基づいて、前記第2の標識に対応する前記地図情報の位置に表示される第4の標識と、を有し
前記第1の標識と前記第3の標識は、前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する第1の標識要素が含まれ、前記第2の標識と前記第4の標識は、前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する第2の標識要素が含まれる、ことを特徴とする。
また、前記記憶部は、前記複数の測定データを測定した時刻と対応付け、前記複数の位置データを取得した時刻と対応付けて記憶し、前記表示部は、前記複数の測定データと前記測定した時刻とに基づいて前記第1の標識および前記第2の標識を生成し、前記複数の位置データと前記取得した時刻とに基づいて前記第3の標識および前記第4の標識を生成することを特徴とし、さらに前記表示部は、前記第1の標識および前記第2の標識と前記第3の標識および前記第4の標識との関係を、前記測定した時刻と前記取得した時刻とを照合することにより求めることを特徴とする。
さらに前記表示部は、前記第3の標識に対応する位置データと前記第4の標識に対応する位置データとが一致する場合に、前記第3の標識と前記第4の標識とを重ねて表示する、または、前記第3の標識および前記第4の標識のいずれか一方を表示することを特徴とする。
そのため、センサが広域に分散されて設置されている場合やセンサが移動する場合であっ ても、共通する目印を含む標識によって、各波形の所定の時刻における各センサの地理的 な位置をユーザは正しく把握することができる。
本願の一実施形態に係る波形表示装置は、
前記第3の標識と前記第4の標識との間に、前記センサが移動した軌跡が表示されることを特徴とする。
そのため、センサが移動する場合であっても、所定の時刻における各波形のセンサの地理的な位置を、地図上の2点間の軌跡によって、他のセンサと区別しつつ、ユーザは正しく把握することができる。
本願の一実施形態に係る波形表示装置は、前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する前第1の標識 要素には、記号である第1のマーカが含まれ、前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する前第2の標識要素には、記号である第2のマーカが含まれ、前記第1のマーカと前記第2のマーカは異なることを特徴とする。
そのため、センサが移動する場合であっても、各波形の移動開始時刻および移動終了時刻におけるセンサの地理的な各位置を、異なるマーカによってユーザは区別して、容易に正しく把握することができる。
本願の一実施形態に係る波形表示装置は、前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する前第1の標識要素には、文字列である第1の文字情報が含まれ、前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する前第2の標識要素には、文字列である第2の文字情報が含まれ、前記第1の文字情報と前記第2の文字情報は異なることを特徴とする。
そのため、センサが広域に分散されて設置されている場合やセンサが移動する場合であっても、センサに特徴的な文字を標識に含ませることが可能となるため、各波形の所定の時刻におけるセンサの地理的な位置を、ユーザは更に容易に正しく把握することができる。
本願の一実施形態に係る波形表示装置は、
前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する前第1の標識要素には、前記第1の標識に対応するセンサの測定値である第1の測定値が含まれ、前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する前第2の標識要素には、前記第2の標識に対応するセンサの測定値である第2の測定値が含まれる、ことを特徴とする。
そのため、センサが広域に分散されて設置されている場合やセンサが移動する場合であっ ても、共通する標識によって、各波形の所定の時刻におけるセンサの地理的な位置をユーザは正しく把握すると同時に、測定値を容易に確認することができる。
本願の一実施形態に係る波形表示装置は、
前記軌跡には、前記センサが移動した向きを示す記号が含まれることを特徴とする。
そのため、センサが移動する場合であっても、ユーザは各波形の移動開始時刻および移動終了時刻におけるセンサの地理的な各位置を把握でき、更にセンサが移動した向きを示す記号(例えば、矢印)によって、センサが移動した向きを、更に容易に正しく把握することができる。
本願の一実施形態に係る波形表示方法は、
複数のセンサから取得された複数の測定データに基づいて、複数の波形をトレンドグラフに表示する波形表示ステップと、
前記トレンドグラフの時間軸上を移動できる第1のカーソルを表示する第1のカーソル表示ステップと、前記トレンドグラフの時間軸上を移動できる第2のカーソルを表示する第2のカーソル表示ステップと、前記波形と前記第1のカーソルとの交点に第1の標識を表示する第1の標識表示ステップと、前記波形と前記第2のカーソルとの交点に、前記第1の標識とは異なる第2の標識を表示する第2の標識表示ステップと、少なくとも前記位置データを表示するための地図を表示する地図表示ステップと、前記センサの地理的な位置に関する位置データに基づいて、前記第1の標識に対応する前記地図上の位置に、第3の標識を表示する第3の標識表示ステップと、前記センサの地理的な位置に関する位置データに基づいて、前記第2の標識に対応する前記地図上の位置に、第4の標識を表示する第4の標識表示ステップと、を備え、
前記第1の標識と前記第3の標識は、前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する第1の標識要素が含まれ、前記第2の標識と前記第4の標識は、前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する第2の標識要素が含まれ、前記複数の測定データは、前記複数のセンサのそれぞれの位置に関する複数の位置データと対応付けられていることを特徴とする
そのため、センサが広域に分散されて設置されている場合やセンサが移動する場合であっても、共通する目印を含む標識によって、各波形の所定の時刻における各センサの地理的な位置をユーザは正しく把握することができる。
本願の一実施形態に係る波形表示方法は、
前記第3の標識と前記第4の標識との間に、前記センサが移動した軌跡を表示する軌跡表示ステップを含むことを特徴とする。
そのため、センサが移動する場合であっても、所定の時刻における各波形のセンサの地理的な位置を、地図上の2点間の軌跡によって、他のセンサと区別しつつ、ユーザは正しく把握することができる。
本願の一実施形態に係る波形表示方法は、
前記第1の標識に所定の操作を加えた場合、前記第3の標識が強調表示される第1の強調表示ステップと、前記第2の標識に所定の操作を加えた場合、前記第4の標識が強調表示される第2の強調表示ステップと、を備えることを特徴とする。
そのため、センサが広域に分散されて設置されている場合や、センサが移動する場合であっても、トレンドグラフ上の標識に対する操作によって地図情報表示上の対応する構成要素が強調されることにより、各波形の所定の時刻における各センサの地理的な位置を、ユーザはより容易に正しく把握することができる。
本願の一実施形態に係る波形表示方法は、
前記第3の標識に所定の操作を加えた場合、前記第1の標識または前記第1の標識に対応する前記波形が強調表示される第3の強調表示ステップと、前記第4の標識に所定の操作を加えた場合、前記第2の標識または前記第2の標識に対応する前記波形が強調表示される第4の強調表示ステップと、を備えることを特徴とする。
そのため、センサが広域に分散されて設置されている場合や、センサが移動する場合であっても、地図情報表示の上の標識に対する操作によって、トレンドグラフ上の対応する構成要素が強調されることにより、各波形の所定の時刻における各センサの地理的な位置を、ユーザはより容易に正しく把握することができる。
本願の一実施形態に係る波形表示方法は、前記第3の標識表示ステップには、前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する前第1の標識要素として、記号である第1のマーカを表示することが含まれ、前記第4の標識表示ステップには、前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する前第2の標識要素として、記号である第2のマーカを表示することが含まれ、前記第1のマーカと前記第2のマーカは異なることを特徴とする。そのため、センサが移動する場合であっても、各波形の移動開始時刻および移動終了時刻におけるセンサの地理的な各位置を、異なるマーカによってユーザは区別して、容易に正しく把握することができる。
本願の一実施形態に係る波形表示方法は、
前記第3の標識表示ステップには、前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する前第1の標識要素として、文字列である第1の文字情報を表示することが含まれ、前記第4の標識表示ステップには、前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する前第2の標識要素として、文字列である第2の文字情報を表示することが含まれ、前記第1の文字情報と前記第2の文字情報は異なることを特徴とする。
そのため、センサが広域に分散されて設置されている場合やセンサが移動する場合であっても、標識にセンサに特徴的な文字を含ませることが可能となることによって、各波形の所定の時刻におけるセンサの地理的な位置を、ユーザは更に容易に正しく把握することができる。
本願の一実施形態に係る波形表示方法は、
前記第3の標識表示ステップには、前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する前第1の標識要素として、前記第1の標識に対応するセンサの測定値である第1の測定値を表示することが含まれ、前記第4の標識表示ステップには、前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する前第2の標識要素として、前記第1の標識に対応するセンサの測定値である第2の測定値を表示することが含まれる、ことを特徴とする。
そのため、センサが広域に分散されて設置されている場合やセンサが移動する場合であっても、共通する標識によって、各波形の所定の時刻におけるセンサの地理的な位置を正しく把握すると同時に、測定値をユーザは容易に確認することができる。
本願の一実施形態に係る波形表示システムは、
測定値を取得する複数のセンサと、前記複数のセンサのそれぞれの地理的な位置を取得する位置情報取得手段と、前記複数のセンサおよび前記位置情報取得手段と通信によって接続された記憶装置と、前記複数のセンサが取得した複数の測定値に基づいて、前記通信を介して前記記憶装置に保存される複数の測定データと、前記位置情報取得手段が取得した前記複数のセンサのそれぞれの地理的な位置に基づいて、前記通信を介して前記記憶装置に保存される複数の位置データと、表示装置と、前記表示装置に表示され、前記複数の測定データに基づいて、複数の波形を表示するためのトレンドグラフと、前記トレンドグラフの時間軸上を移動できる第1のカーソルと、前記トレンドグラフの時間軸上を移動できる第2のカーソルと、前記複数の波形と前記第1のカーソルとの交点に表示される第1の標識と、前記複数の波形と前記第2のカーソルとの交点に表示される前記第1の標識とは異なる第2の標識と、複数の位置データを表示するための地図情報と、前記複数の位置データに基づいて、前記第1の標識に対応する前記地図上の位置に表示される第3の標識と、前記複数の位置データに基づいて、前記第2の標識に対応する前記地図上の位置に表示される第4の標識と、を備え、
前記第1の標識と前記第3の標識は、前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する前記第1の標識要素が含まれ、前記第2の標識と前記第4の標識は、前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する前記第2の標識要素が含まれる、ことを特徴とする。
そのため、センサが広域に分散されて設置されている場合や、センサが移動する場合であっても、ユーザは、各波形の所定の時刻における各センサの地理的な位置を、正しく把握するための、波形表示装置を稼働させることができる。
本願の一実施形態に係る波形表示システムは、
前記複数のセンサが接続され、前記複数のセンサが取得した複数の測定値を保存するための記録計を備えたことを特徴とする。
そのため、波形表示装置に表示された波形を参照することにより、ユーザは、各波形の所定の時刻におけるセンサの地理的な位置を正しく把握しつつ、記録計に保存された更に詳細な測定データを参照することができる。
図2は、本実施形態に係る波形表示装置107の画面2を示す。画面2は、トレンドグラフ200、地図情報250から構成される。
トレンドグラフとは、測定値の時間変化を示すグラフである。トレンドグラフ200は、縦軸209、横軸208、波形201乃至203、カーソル204、205、文字情報216乃至221、マーカ210乃至215、カーソルの時刻表示206、207から構成されてもよい。
縦軸209は、測定値の範囲を示す。縦軸209は、例えば、目盛、単位、軸ラベルを含む。縦軸209は、トレンドグラフに表示される各波形に対応して表示され得る。単位は、センサが測定した測定値の単位を示す。単位は、例えば、温度の単位[℃]、酸性アルカリ性の単位[pH]、圧力の単位[Pa]など、測定値の種類によって定められる。軸ラベルは、ユーザによって定義されたものである。横軸208は、時刻(時間)である。
なお、トレンドグラフ200に表示する波形の態様は、使用したセンサの数や表示の設定等によって定まるものであり、図2の例示に限られない。
カーソル204、205は、トレンドグラフの横軸の所定の時刻を示すものである。カーソル204、205は、ユーザの操作により時間軸上を移動されることができる。ユーザの操作とは、例えば、波形表示装置107が備えるマウス、キーボード、タッチスクリーン等による操作である。カーソルの時刻表示206,207には、カーソル204、205の置かれた位置が示す時刻が表示される。カーソル204、205が移動した場合、カーソルの時刻表示206,207は一緒に更新される。
マーカ210乃至215は、波形201乃至203と、カーソル204、205との交点に表示される記号である。マーカ210乃至215は、カーソル204、205が示す時刻における波形201乃至203と、それに対応するセンサの地図上の位置との関連性を示す標識に含まれる標識要素である。第1のカーソル204と波形201乃至203の交点に表示されるマーカ210、212、214と、第2のカーソル205と波形201乃至203の交点に表示されるマーカ211、213、215とは、異なる記号であってもよい。第1の標識要素であるマーカ210,212,214と、第2の標識要素であるマーカ211、213、215とは、2つのカーソル204、205で示される2つの時刻を区別するために機能し得る。なお、マーカ210、212、214と、マーカ211、213、215は、ユーザによってそれらの記号を予め選択され、設定されてもよい。
文字情報216乃至221は、波形201乃至203と、カーソル204、205との交点に表示される文字列である。文字情報216乃至221は、カーソル204、205が示す時刻における波形201乃至203と、それに対応するセンサの地図上の位置との関連性を示す標識に含まれる標識要素である。文字情報216乃至221は、ユーザにより任意の文字が設定されてもよい。文字情報216乃至221は、波形201乃至203と、それに対応するセンサとの関連性を示すために機能し得る。また、文字情報216、文字情報218、文字情報220に、それぞれ異なる文字列が設定されることによって、波形201乃至203のそれぞれが区別され得る。さらに、文字情報216、文字情報218、文字情報220に、例えば、センサが設置された場所や物を意味する文字列、その他センサの名称等が設定されてもよい。このとき、波形201における文字情報216と文字情報217は同一であってもよい。同様に、波形202における文字情報218と文字情報219は同一であってもよく、波形203における文字情報220と文字情報221は同一であってもよい。それにより、文字情報216乃至221の表示によって、ユーザは、波形201乃至203に対応するセンサの地理的な位置情報を把握し得る。
また、第1の標識要素である文字情報216、218、220には、第1のカーソル204が示す時刻における波形201乃至203の測定値が表示されてもよい。また、第2の標識要素である文字情報217、219、221には、第2のカーソル205が示す時刻における波形201乃至203の測定値が表示されてもよい。この場合、ユーザは、測定値を容易に把握することができる。
ここで、上記で述べたトレンドグラフにおける標識について整理する。波形201について、第1のカーソルに関連付けられる第1の標識は、文字情報216及びマーカ210を第1の標識要素として構成される。波形201について、第2のカーソルに関連付けられる第2の標識は、文字情報217及びマーカ211を第2の標識要素として構成される。
波形202について、第1のカーソルに関連付けられる第1の標識は、文字情報218及びマーカ212を第1の標識要素として構成される。波形202について、第2のカーソルに関連付けられる第2の標識は、文字情報219及びマーカ213を第2の標識要素として構成される。
波形203について、第1のカーソルに関連付けられる第1の標識は、文字情報220及びマーカ214を第1の標識要素として構成される。波形203について、第2のカーソルに関連付けられる第2の標識は、文字情報221及びマーカ215を第2の標識要素として構成される。
地図情報250は、波形201乃至203に対応する各センサの位置を地図上に表示するための画面である。地図情報250により、ユーザは、各波形に対応する各センサの地理的な位置を把握することができる。地図情報250は、背景地図251、マーカ252、254、255、260、文字情報253、256、257、259、軌跡258、時刻範囲表示261から構成されてもよい。
背景地図251は、波形201乃至203に対応する各センサが設置されている領域の地図である。背景地図251は、例えば、ユーザが任意に作成した画像データであってもよい。また、背景地図251は、例えば、インターネット上で提供されている地図データベースがら取得された地図データであってもよい。また、背景地図251は、その地理的な位置を示す情報、例えば、背景地図251上の所定の箇所(例えば四隅)における緯度及び経度が提供されてもよい。
文字情報253、256、257、259は、既に説明した通り、トレンドグラフにおける、波形201乃至203と、カーソル204、205との交点に表示される文字情報216乃至221と共通または同一の文字情報である。すなわち、文字情報253、256、257、259は、カーソル204、205が示す時刻におけるにおける波形201乃至203と、それに対応するセンサの地図上の位置との関連性を示す地図情報における標識に含まれる標識要素である。
トレンドグラフ200における文字情報と共通または同一の文字情報が、地図251の上に表示されることによって、ユーザは、波形201乃至203と、それに対応するセンサの地図上の位置との関連性を把握することができる。
例えば、図2において、地図情報250における文字情報256、257には、「巡回カーゴモータ」の文字を含んで例示されている。これは、トレンドグラフ200における文字情報218、219に含まれる文字と同一である。したがって、第2の波形202に対応するセンサの、地理的な位置は、文字情報256、257が表示されている背景地図251上の位置と関連性があることが把握できる。
同様に、トレンドグラフ200における文字情報216、217に含まれる文字「第二工場 北入口」は、地図情報250における文字情報253に含まれる文字と同一であるため、第1の波形201に対応するセンサの地理的な位置は、文字情報253が表示されている背景地図251上の位置と関連性があることが把握できる。
また、同様に、トレンドグラフ200における文字情報220、221に含まれる文字は、地図情報250における文字情報259に含まれる文字と同一であるため、第3の波形203に対応するセンサの地図251の上の位置は、文字情報259が表示されている位置と関連性があることが把握できる。
また、文字情報253、256、257、259には、測定値が文字により表示され得る。トレンドグラフ200のカーソルの位置に対応する地図情報250中の位置に、測定値が表示されることによって、地図上のセンサの位置とその測定値を、ユーザは容易に把握することができる。
なお、地図上のセンサの位置と測定値を容易に把握するための表示は、測定値の文字による表示以外に、例えば、バーグラフ、測定値に対応した色、その他視覚的なインジケータを用いてもよい。
マーカ252、254、255、260は、既に説明した通り、トレンドグラフにおける、波形201乃至203と、カーソル204、205との交点に表示される記号である。すなわち、マーカ252、254、255、260は、カーソル204、205が示す時刻におけるにおける波形201乃至203と、それに対応するセンサの地図上の位置との関連性を示す地図情報における標識に含まれる標識要素である。トレンドグラフ200におけるマーカと共通または同一の記号が、地図251の上に表示されることによって、カーソル204、205が示す時刻における波形201乃至203と、それに対応するセンサの地図上の位置との関連性を、ユーザは把握することができる。
例えば、図2において、地図情報250におけるマーカ254は、トレンドグラフ200における第1の標識要素に含まれるマーカ210、212、214と同一の記号(白い円)である。一方、マーカ254(白い円)の略同一の位置にある文字情報256は、第2の波形202を示す「巡回カーゴモータ」を含んでいる。したがって、第2の波形202に対応するセンサの、第1のカーソルが示す時刻における背景地図251の上の位置は、第3の標識要素であるマーカ254が表示されている位置であることが把握できる。
同様に、トレンドグラフ200における第2の標識要素である第2の波形のマーカ213は、地図情報250におけるマーカ255と同一の記号であるため、第2の波形202に対応するセンサの、第2のカーソルが示す時刻における背景地図251上の位置は、第4の標識要素であるマーカ255が表示されている位置であることが把握できる。
また、同様に、トレンドグラフ200における第1の波形201のマーカ211と地図情報250におけるマーカ252の記号と同一(黒い円)であるため、第1の波形201に対応するセンサの地図251の上の位置は、マーカ252が表示されている位置であることが把握できる。なお、第1の波形201のマーカ210(白い円)に相当するマーカが地図情報250に表示されていない。それは、第1の波形201に対応するセンサの位置は固定されているため、マーカ210に相当するマーカは、マーカ252の下に隠れているためである。
さらに、同様に、トレンドグラフ200における第3の波形203のマーカ215と地図情報250におけるマーカ260の記号と同一(黒い円)であるため、第3の波形203に対応するセンサの地図251の上の位置は、マーカ260が表示されている位置であることが把握できる。
図2における地図情報250に表示されている文字情報253は第1の波形201に関連するものであることは上述した通りである。この場合、トレンドグラフ200における波形201に関連する文字情報216,217は、2個存在するのに対し、地図情報250に表示されている文字情報253は1個にまとめられている。1個にまとめられているのは、第1の波形に対応するセンサの位置が固定されて1か所になるため、文字情報を2つ表示するにはスペースが少なくなり、波形表示装置107の機能により1個にまとめて表示されたからである。このように、波形表示装置107は、同じ波形に関連性のある複数の文字情報を表示するスペースが狭い場合は1個にまとめて表示する機能を有してもよい。
軌跡258は、動く測定点が移動した痕跡を地図251の上に表示したものである。軌跡258は、波形202に対応するGPSセンサ102が、第1のカーソル204に相当する背景地図251上のマーカ254が示す位置から、第2のカーソル205に相当する背景地図251上のマーカ255が示す位置へ、移動した痕跡である。軌跡258は、GPSセンサ102に搭載されたGPS受信機が取得した位置データに基づいて描画される。そのため、動く測定点であっても、その軌跡を表示することでより容易に正しくGPSセンサ102の地理的な位置情報を把握できる。また、軌跡258は、マーカ254からマーカ255への向きを示す記号(例えば、矢印)で表示される。そのため、GPSセンサ102が移動した向きが容易に把握できる。
また、軌跡258には、所定の間隔で時刻が表示されてもよい。この場合、軌跡に表示された時刻と、トレンドグラフ200の横軸208にあらわされた時刻とを対比することができるため、ユーザは、より詳細に、波形の所定の時刻における測定値と、その時刻におけるセンサの地図上の位置とを関連付けて把握することができる。
ここで、上記で述べた地図情報についての標識について整理する。
波形202について、トレンドグラフの第1のカーソルに関連付けられる第1の標識と結び付けられる第3の標識は、文字情報256、マーカ254を第3の標識要素として構成される。トレンドグラフの文字情報218と地図情報250の文字情報256とは共通しており、また、トレンドグラフのマーカ212と地図情報のマーカ254とは共通しているため、第1の標識と第3の標識は視覚的に結び付く。
波形202について、トレンドグラフの第2のカーソルに関連付けられる第2の標識と結び付けられる第4の標識は、文字情報257、マーカ255を第4の標識要素として構成される。トレンドグラフの文字情報219と地図情報250の文字情報257とは共通しており、また、トレンドグラフのマーカ213と地図情報のマーカ255とは共通しているため、第2の標識と第4の標識は視覚的に結び付く。
なお、上記第1乃至第4の標識は、文字情報218,219,256,257に共通する文字列により波形202と結び付く。また、標識1と標識3は、共通のマーカ212と254によって第1のカーソルと結び付く。さらに、標識2と標識4は、共通のマーカ213と255によって第1のカーソルと結び付く。
波形201について、トレンドグラフの第1のカーソルに関連付けられる第1の標識と結び付けられる第3の標識は、文字情報253、マーカ252を第3の標識要素として構成される。トレンドグラフの文字情報216と地図情報250の文字情報253とは文字列が共通しているため、第1の標識と第3の標識は視覚的に結び付く。ここで、トレンドグラフのマーカ210と地図情報のマーカ252は共通していない。これは、センサが常に同じ位置にあるため、マーカが重なっているためである。この場合、文字情報216、217、253の文字列が共通しており、また、マーカが1個のみ表示されているため動かない測定点であることが認識できるため、第1の標識と第3の標識は結び付く。
波形201について、トレンドグラフの第2のカーソルに関連付けられる第2の標識と結び付けられる第4の標識は、文字情報253、マーカ252を第3の標識、兼、第4の標識要素として構成される。トレンドグラフの文字情報217と地図情報250の文字情報253とは文字列が共通しており、また、トレンドグラフのマーカ211と地図情報のマーカ252とは共通しているため、第2の標識と第4の標識は視覚的に結び付く。
なお、上記第1乃至第4の標識は、文字情報216,217,253に共通する文字列により波形201と結び付く。また、標識1と標識3は、地図情報の1個のマーカ252によって第1のカーソルと結び付く。さらに、標識2と標識4は、共通のマーカ211と252によって第1のカーソルと結び付く。
トレンドグラフ200の上に表示される文字情報216乃至221、および、地図情報250上に表示される文字情報253、256、257、259は、例えば、半透明であってもよい。この場合、波形201乃至203、地図251の構成要素が文字情報の表示の後に隠れた場合であっても視認することができる。
トレンドグラフ200の上に表示される文字情報216乃至221、または、マーカ210乃至215を、所定の操作、例えば、マウスによるダブルクリック等の操作により、地図情報250の上の対応する文字情報253、256、257、259、または、マーカ252、254、255、260を、ハイライト表示してもよい。逆に、地図情報250の上の対応する文字情報253、256、257、259、または、マーカ252、254、255、260を、所定の操作、例えば、マウスによるダブルクリック等の操作により、トレンドグラフ200の上に表示される文字情報216乃至221、または、マーカ210乃至215、または、波形201乃至203、をハイライト表示等してもよい。この場合、センサが広域に分散されて設置されている場合やセンサが移動する場合であっても、ユーザは、カーソル204,205が示す各波形の所定の時刻におけるセンサの地理的な位置を、表示が強調されることにより、より容易に迅速に、正しく把握することができる。なお、ハイライト表示により対応する要素を強調することを例示したが、これに限らず、例えば、ダブルクリック等の操作をした要素と、対応する要素を直線あるいは曲線で結んで関連性を強調してもよい。なお、前記ハイライト表示には、例えば、要素の色を変えること、線の太さや文字の太さをより太くすること、要素の大きさを大きくすること、など様々な方法が含まれる。
トレンドグラフ200の上のカーソル204についての時刻表示206に表示された時刻と、カーソル205についての時刻表示207に表示された時刻は、地図情報250の時刻範囲表示261に表示される。時刻表示261によって、ユーザは、地図情報250の上に表示されるマーカ254、255における時刻、軌跡258の両端における時刻を把握することができる。
図10は、ハイライト表示の例示である。トレンドグラフ上の波形904についての標識である文字情報907を、ユーザが、カーソル910を用いて、ハイライト表示のための操作であるダブルクリックをしたとする。この場合、文字情報907に対応する地図情報950の上の文字情報962及びカーソル952がハイライト表示される。この場合の文字情報962のハイライト表示は、文字情報全体の大きさを通常よりも大きくし、文字の大きさを通常よりも大きくし、枠線の太さを通常よりも太くし、文字の太さを通常よりも太くすることである。また、この場合のカーソル952のハイライト表示は、マーカの大きさを通常の大きさよりも大きくしたことである。
次に、地図情報950の上の文字情報961を、ユーザが、カーソル960を用いて、ハイライト表示のための操作であるダブルクリックをしたとする。この場合、文字情報961に対応するトレンドグラフ900の上の文字情報922、マーカ920、波形901がハイライト表示される。この場合の文字情報922のハイライト表示は、文字情報全体の大きさを通常よりも大きくし、文字の大きさを通常よりも大きくし、枠線の太さを通常よりも太くし、文字の太さを通常よりも太くして行われている。また、この場合のカーソル920のハイライト表示は、マーカの大きさを通常の大きさよりも大きくすることで行われる。さらに、この場合の波形901のハイライト表示は、波形の線の周囲の色を変えることで行われる。
図3は、本実施形態に係る波形表示装置107の内部の構成を示す。波形表示装置107は、通信部301、制御部304、表示部302、入力部303、補助記憶部305、記憶部306で構成される。更に、記憶部306の内部は、波形表示装置107を機能させるソフトウェアが格納されている。
通信部301は、通信ネットワーク105と接続するためのインタフェースである。通信部301は、例えば、Ethernetカードである。通信部301は、通信ネットワーク105を介してサーバ106と通信してよい。そして、通信部301は主に、サーバ106に保存された、センサ101乃至103が取得した測定データ、GPSセンサ101、102が取得した位置データを受信するために用いられる。なお、通信部301は、制御部304に接続されている。通信部301が受信したデータは、制御部301によって制御される。
表示部302は、GUI等を表示するための画面である。表示部302は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRT、などである。なお、表示部302は、制御部304に接続されている。表示部302は、制御部304によって制御される。
入力部303は、波形表示装置107へ情報を入力するためにユーザが操作可能な装置である。入力部303は、例えば、キーボード、マウス、トラックボール、タッチパネル、ペンタブレット等である。なお、入力部303は、制御部304に接続されている。入力部303は、制御部304によって制御される。
制御部304は、例えば、CPU(Central Processing Unit)が含まれる。制御部304は、通信部301が受信した測定データおよび位置データを処理し、トレンドグラフ200及び地図情報250を表示部302に表示させる。なお、制御部304は、記憶部306に記憶されたソフトウェアである表示プログラム310に基づいて動作する。
記憶部306は、制御部304により実行されるプログラムやデータを格納するための記憶装置である。記憶部306は、例えば、揮発性のメモリであるRAM(Random Access Memory)が用いられる。ここで、RAMは、例えば、SRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、または、SDRAM(Synchronous DRAM)である。ところで、記憶部306に記憶されるソフトウェアは、例えば、波形表示装置107に内蔵の補助記憶装置305に予め保存されていてもよい。また、ユーザの操作等により補助記憶装置305に記憶されたプログラムが起動され、記憶部306に展開されてもよい。なお、補助記憶装置305は、不揮発性の記憶装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、SDカード、などが用いられる。
記憶部306は、制御部304に接続されている。記憶部306は、制御部304によって制御される。また、補助記憶部305は、制御部304に接続されている。補助記憶部305は、制御部304によって制御される。
制御部304は、例えば、通信部301が受信したデータを補助記憶部305にファイルとして保存できる。または、制御部304は、例えば、通信部301が受信したデータを記憶部306に保存できる。また、例えば、制御部304は、補助記憶部305に保存されたデータを読みだして、記憶部306に保存できる。例えば、制御部304は、記憶部306に保存されたデータを読みだして、補助記憶部305にファイルとして保存できる。
さらに、制御部304は、例えば、入力部303から入力されたデータを取得できる。また、制御部304は、例えば、表示部302に画面を表示できる。
記憶部306に記憶される波形表示装置107を機能させるためのソフトウェアおよびデータは、表示プログラム310、チャネル構成311、測定値情報312、測定位置情報313、背景地図情報314で構成される。
表示プログラム310は、図2に示す波形表示装置107の画面2を表示するためのソフトウェアである。表示プログラム310は、制御部304によって実行される。表示プログラム310は、ユーザの入力部303への操作、チャネル構成311、測定値情報312、測定位置情報313、背景地図情報314に基づいて、トレンドグラフ200、地図情報250を、表示部302へ表示する。
チャネル構成311は、表示プログラム310が取り扱うセンサを特定するための情報である。チャネル構成311は、ユーザの操作によって、波形表示装置107において取り扱いたいセンサを選択することによって作成されてもよい。チャネル構成311の一例を図4に示す。図4では、3つのセンサを取り扱う場合のチャネル構成を例示している。ここでは、チャネル401として番号1,2,3が割り振られている。また、各チャネルに対して、センサを特定するためのセンサ特定情報402が設定されている。表示プログラム310は、このチャネル構成311に基づいて、必要な測定値情報312、測定位置情報313をサーバ106から取得する。
測定値情報312は、測定データおよび測定値の単位を含む情報である。図5は、測定値情報312の一例である。測定値情報312は、取り扱うセンサごとに存在する。測定値情報312に含まれる測定データは、測定した時刻501とその測定値502から構成される。単位503には、測定値502の単位が記録されている。図5では、温度の単位[℃]が例示されている。測定値情報312に基づいて、トレンドグラフ200に波形が表示される。
測定位置情報313は、位置データを含む情報である。図6は、測定位置情報313の一例である。ここで、測定位置情報313は、取り扱うセンサごとに存在する。また、測定位置情報313に含まれる位置データは、例えば、取得した時刻601と位置を示す緯度602及び経度603から構成される。この測定位置情報313に基づいて、波形表示装置の画面の地図情報250にはセンサの位置を示すマーカが表示される。波形の所定の時刻における測定値と、これに対応する背景地図251上のセンサの位置との関係は、測定値情報312の時刻501と、測定位置情報313の時刻601を照合することにより求める。これにより、トレンドグラフ200の上のマーカに対応する地図情報250の上のマーカの表示位置を求めることができる。なお、GPS受信機が搭載されていないセンサの位置情報については、例えば、ユーザが手動で作成し、サーバ106または波形表示装置107の補助記憶部305に予め保存しておいてもよい。
背景地図情報314は、前述した背景地図251及びその位置情報である。背景地図情報314は、ユーザが予め作成して補助記憶部305に格納されてもよい。
[ソフトウェアの動作]
図7は、表示プログラム310の動作を説明したフローチャートを示す。波形表示装置107に実装された表示プログラム310が図7のフローを実行することにより、センサから収集した測定データ及び位置データに基づいて図2に示す波形表示装置の画面を表示し、更新する。
表示プログラム310は、チャネル構成311に基づいて表示する波形を決定し、必要なセンサの測定値情報312及び測定位置情報313をサーバ106から取得する。そして、表示プログラム310は、表示部302に表示した波形表示装置の画面2のトレンドグラフ200の上に、測定値情報312に基づいて、波形を表示する(S702)。
次に、表示プログラム310は、ユーザによる入力部303への操作に基づいてトレンドグラフ200の上にカーソルを表示させる(S702)。ユーザによる入力部303への操作とは、例えば、キーボードの所定のキーの入力、あるいは、トレンドグラフ200の上へのマウスによるクリックであってもよい。なお、1回目の当該操作で、第1のカーソルが表示され、2回目の操作で、第2のカーソルが表示されてもよい。
そして、表示プログラム310は、トレンドグラフ200に表示された波形と、トレンドグラフ200に表示されたカーソルとの、交点にマーカを表示する(S704)。この場合、第1のカーソルにおけるマーカには第1のカーソルのものとして予め定められた記号を使用する。また、第2のカーソルにおけるマーカには第2のカーソルのものとして予め定められた、第1のカーソルにおけるマーカとは異なる記号を使用する。これにより、第1のマーカと第2のマーカとを、ユーザは区別できる。
さらに、表示プログラム310は、トレンドグラフ200の上に表示したマーカの略同一の場所に文字情報を表示する(S705)。この場合、文字情報として表示する文字列は、チャネル構成311に定義されたチャネルに対して予め設定された文字列である。なお、文字情報には、その文字情報が対応するマーカの示すセンサの測定値を表示してもよい。
次に、表示プログラム310は、地図情報を表示する(S706)。まず、表示プログラム310は、背景地図情報314に基づいて、地図情報250に背景地図251を表示する(S711)。この場合、表示プログラム310は、背景地図情報414に含まれる地図250の位置情報を取得することにより、背景地図251の上の任意の箇所の緯度、経度を認識可能となる。
そして、表示プログラム310は、チャネルループを開始する(S712)。チャネルループとは、チャネル構成311に定義されたチャネルに基づいたループである。
まず、表示プログラム310は、第1のチャネルのマーカを地図情報250の上に表示するためにその位置を求める。すなわち、表示プログラム310は、第1のカーソルが示す時刻と第2のカーソルが示す時刻とにおける第1のチャネルのセンサの緯度、経度を、測定位置情報313に基づいてそれぞれ求める。表示プログラム310は、それらの緯度、経度の値と背景地図情報314に基づいて、地図251の上にマーカを表示する(S713)。第2のチャネル以降のマーカについては、表示プログラム310は、次以降のチャネルループ(S712乃至S716)に従って表示する。
次に、表示プログラム310は、地図情報250に表示した第1のチャネルのマーカの略同一の場所に第1のチャネルの文字情報を表示する(S714)。この場合、文字情報として表示する文字列は、チャネル構成311に定義された第1のチャネルに対して予め設定された文字列である。第2のチャネル以降の文字情報については、表示プログラム310は、次以降のチャネルループに従って表示する。
さらに、表示プログラム310は、地図情報250に表示した第1のチャネルの文字情報に、第1のチャネルの波形の測定値を表示する(S715)。第2のチャネル以降の測定値については、表示プログラム310は、次以降のチャネルループ(S712乃至S716)に従って表示する。
チャネルループ(S712乃至S716)がチャネル構成311に定義された全てのチャネルを実行して終了したら(S717)、表示プログラム310は、カーソルが移動操作されたか否か、判断する(S707)。ここで、カーソルの移動操作とは、例えば、トレンドグラフ200の上に表示されたカーソルをマウスを使ってドラッグすることにより、カーソルの位置を変えることであってよい。そして、表示プログラム310は、カーソルが移動操作されたことを検出したら(S707:Yes)、カーソルの位置を新たな位置に更新して、カーソルを表示(S703)する。
また、カーソルが移動操作されたことを検出せず(S707:No)、トレンド表示の終了操作がされた場合(S708:Yes)、トレンドグラフの表示は終了し(S709)、画面2の表示は終了する。
[第2の実施形態]
図8に第2の実施形態に係る波形表示システム800の構成を示す。図1と同一の構成要素には同一の番号が振られている。
図8の実施形態は、乗用車801の開発における評価向けのシステムを想定している。
ここで、図1との異なる点は、第1に、図1ではセンサが通信ネットワーク105に直接接続されていたが、図8では、センサ802乃至805は全て1台の記録計806に接続され、更に中継器807を介してセルラー通信810により基地局808を通って通信ネットワーク105に接続されている点である。第2に、図1では、センサ101,102にGPS受信機が内蔵されていたが、図8では、センサ802乃至805は全てGPS受信機が搭載されておらず、1台の中継器807にGPS受信機が内蔵されている点である。
センサ802乃至805は、開発対象の乗用車801の評価のためのデータをとるセンサである。センサ802乃至805は、例えば、乗用車801の温度データをとるための温度センサであってもよい。そして、センサ802乃至805は、通信ネットワークを介して記録計806に接続される。通信ネットワークは、例えば、車載ネットワークCAN(Controller Area Network)である。ここで、通信ネットワークは、Ethernet、Wi-fiであってもよい。
記録計806は、センサに基づく測定データをメモリや記録紙に記録する計器である。本実施例において、記録計806は、センサ802乃至805から測定データを収集して記録計806に内蔵されたメモリに記録する。また、記録計806は、収集したセンサに基づく測定データを、通信を介してリアルタイムに送信する。本実施例において、記録計806は、センサ802乃至805の測定データを収集し、例えば、Ethernetを介して中継器807に送信する。なお、本実施形態において、記録計806は、中継器807を介して送信する測定データよりも測定感覚の短いデータを保存し、ユーザが後で詳しい解析をするために使用する。
中継器807は、本実施形態では、いわゆるIoTゲートウェイである。すなわち、ゲートウェイ807は、ネットワークを介して自機に接続されるネットワーク機器、本実施形態では記録計806、から送信されるセンサ802乃至805に基づく測定データを、ネットワーク上のサーバに直接送信する中継装置である。また、中継器807は、記録計806から取得したセンサ802乃至805に基づく測定データを、3G/LTE等の無線通信インタフェースプロトコルであるセルラー通信810を使用して、通信ネットワーク105を介してクラウドサーバ106に送信する。なお、通信ネットワーク105は、本実施形態においては、インターネットが想定される。また、クラウドサーバとは、インターネットに接続され、サービスを提供するサーバのことである。
中継装置807は、GPS受信機を内蔵している。そのため、中継装置807は、そのGPS受信機がGPS衛星108から受信した電波に基づいて得られた位置データを送信することができる。当該位置データは、センサ802乃至805それぞれの地理的な位置として使用される。
サーバ106は、中継器807から送信されるセンサ802乃至805の測定データ、位置データを受信して保存するサービスを提供するコンピュータである。受信した測定データ、位置データは、例えば、サーバ106に内蔵されている補助記憶装置にファイルとして保存される。なお、波形表示装置107は、図1と同じものである。
図9は、波形表示システム800における波形表示装置107の画面9である。画面9は、トレンドグラフ900、地図情報950から構成される。図9に示す実施形態は、乗用車801が、波形表示システム800が稼働した状態、すなわち、センサ802乃至805で測定しいる状態で、乗用車801を走行させた場合の表示画面を示す。

トレンドグラフ900に表示された4つの波形901乃至904は、センサ802乃至805の各測定値情報312に基づいて描画されたものである。各波形の文字情報は、上から、「車外」「運転席」「助手席」「後部座席」が定義されている。
また、時刻8:30:00を示す第1のカーソル905と、波形901乃至904との交点には、白い円の記号のマーカが表示されている。時刻9:44:00を示す第2のカーソル906と、波形901乃至904との交点には、黒い円の記号のマーカが表示されている。
地図情報950の上には、地図951が表示されている。また、地図情報950には、第1のカーソル905が示す時刻8:30:00の白い円のマーカ952が表示される。第2のカーソル906が示す時刻9:44:00の黒い円のマーカ953表示される。よって各時刻における測定点の地図上の測定点の位置が得られる。ところで、使用されたセンサ802乃至805は4個存在する。しかし、測定位置情報313は、中継器807に内蔵された1つのGPS受信機から取得した位置データを使用している。そのため、センサ802乃至805の測定位置情報313は全て同一でありマーカは重なって表示されるため、マーカ952とマーカ903のそれぞれ1つずつ表示される。
マーカ952からマーカ953に向かって、乗用車801が走行した軌跡954が表示される。
以上のことから、第2の実施形態において、センサが時間の経過とともに移動する場合であっても、ユーザは各波形の所定の時刻におけるセンサの地理的な位置を正しく把握することができる。
本発明の実施の形態において、波形表示装置107の機能は、ソフトウェアで実現されることを例示したが、必ずしもソフトウェアである必要はなく、専用のハードウェアで実現されてもよい。例えば、ゲートアレイ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、PLD(Programmable Logic Device)などを使用して実現されてもよい。
本発明の実施の形態において、中継器807は、いわゆるIoTゲートウェイであることを例示した。しかし、必ずしもこのような構成のIoTゲートウェイである必要はなく、例えば、マウス、キーボード、ディスプレイ等の入出力装置を備えたデスクトップPC、サーバ専用マシン、ノートPC、仮想マシン等で実現されてもよい。
本発明の実施の形態において、センサ101,102および中継器807について、GPS受信機が内蔵されたものを採用することによって位置情報が取得可能であることを例示した。しかし、位置情報取得手段として、必ずしもGPS受信機を使用する必要はなく、例えば、無線LANのアクセスポイントを利用した方法で実現されてもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることは当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100、800 波形表示システム
101、102 GPSセンサ
103、802~805 センサ
104 AP
105 通信ネットワーク
108 GPS衛星
200、900 トレンドグラフ
250、950 地図情報
251、951 背景地図(地図)
204、905 第1のカーソル
205、906 第2のカーソル
201~203、901~904 波形
216、218、220、932 文字情報(第1の標識要素)
217、219、221、922 文字情報(第2の標識要素)
210、212、214、930 マーカ(第1の標識要素)
211、213、215、920 マーカ(第2の標識要素)
256、962 文字情報(第3の標識要素)
257、954 文字情報(第4の標識要素)
253、259 文字情報(第3の標識要素、かつ、第4の標識要素)
254、952 マーカ(第3の標識要素)
255、953 マーカ(第4の標識要素)
252、260 マーカ(第3の標識要素、かつ、(第4の標識要素)
301 通信部
302 表示部
303入力部
304 制御部
305 補助記憶部
306 記憶部
310 表示プログラム
311 チャネル構成
312 測定値情報
313 測定位置情報
414 背景地図情報

Claims (18)

  1. 複数のセンサから取得された複数の測定データに基づいて、複数の波形を表示するトレンドグラフを備える波形表示装置において、
    前記トレンドグラフと前記複数のセンサの地理的な位置を示す地図情報とを表示する表示部と、
    前記複数の測定データを、前記複数のセンサのそれぞれの位置に関する複数の位置データと対応付けて記憶する記憶部と
    を備え、
    前記表示部は、
    前記トレンドグラフの時間軸上を移動できる第1のカーソルと、
    前記トレンドグラフの時間軸上を移動できる第2のカーソルと、
    前記複数の波形と前記第1のカーソルとの交点に表示される第1の標識と、
    前記複数の波形と前記第2のカーソルとの交点に表示される、前記第1の標識とは異なる第2の標識と
    前記複数の位置データに基づいて、前記第1の標識に対応する前記地図情報の位置に表示される第3の標識と、
    前記複数の位置データに基づいて、前記第2の標識に対応する前記地図情報の位置に表示される第4の標識と、
    有し
    前記第1の標識と前記第3の標識は、前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する第1の標識要素が含まれ、
    前記第2の標識と前記第4の標識は、前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する第2の標識要素が含まれる、
    ことを特徴とする波形表示装置。
  2. 前記記憶部は、前記複数の測定データを測定した時刻と対応付け、前記複数の位置データを取得した時刻と対応付けて記憶し、
    前記表示部は、前記複数の測定データと前記測定した時刻とに基づいて前記第1の標識および前記第2の標識を生成し、前記複数の位置データと前記取得した時刻とに基づいて前記第3の標識および前記第4の標識を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載された波形表示装置。
  3. 前記記憶部は、前記複数の測定データを測定した時刻と対応付け、前記複数の位置データを取得した時刻と対応付けて記憶し、
    前記表示部は、前記第1の標識および前記第2の標識と前記第3の標識および前記第4の標識との関係を、前記測定した時刻と前記取得した時刻とを照合することにより求める
    ことを特徴とする請求項1乃至2のいずれか一項に記載された波形表示装置。
  4. 前記表示部は、前記第3の標識に対応する位置データと前記第4の標識に対応する位置データとが一致する場合に、前記第3の標識と前記第4の標識とを重ねて表示する、または、前記第3の標識および前記第4の標識のいずれか一方を表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載された波形表示装置。
  5. 前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する前記第1の標識要素には、記号である第1のマーカが含まれ、
    前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する前記第2の標識要素には、記号である第2のマーカが含まれ、
    前記第1のマーカと前記第2のマーカは異なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載された波形表示装置。
  6. 前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する前記第1の標識要素には、文字列である第1の文字情報が含まれ、
    前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する前記第2の標識要素には、文字列である第2の文字情報が含まれ、
    前記第1の文字情報と前記第2の文字情報は共通することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載された波形表示装置。
  7. 前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する前記第1の標識要素には、前記第1の標識に対応するセンサの測定値である第1の測定値が含まれ、
    前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する前記第2の標識要素には、前記第2の標識に対応するセンサの測定値である第2の測定値が含まれる、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載された波形表示装置。
  8. 前記第3の標識と前記第4の標識との間に、前記センサが移動した軌跡が表示されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載された波形表示装置。
  9. 前記軌跡には、前記センサが移動した向きを示す記号が含まれることを特徴とする請求項に記載された波形表示装置。
  10. 複数のセンサから取得された複数の測定データに基づいて、複数の波形をトレンドグラフに表示する波形表示ステップと、
    前記トレンドグラフの時間軸上を移動できる第1のカーソルを表示する第1のカーソル表示ステップと、
    前記トレンドグラフの時間軸上を移動できる第2のカーソルを表示する第2のカーソル表示ステップと、
    前記波形と前記第1のカーソルとの交点に第1の標識を表示する第1の標識表示ステップと、
    前記波形と前記第2のカーソルとの交点に、前記第1の標識とは異なる第2の標識を表示する第2の標識表示ステップと、
    少なくとも前記位置データを表示するための地図を表示する地図表示ステップと、
    前記センサの地理的な位置に関する位置データに基づいて、前記第1の標識に対応する前記地図上の位置に、第3の標識を表示する第3の標識表示ステップと、
    前記センサの地理的な位置に関する位置データに基づいて、前記第2の標識に対応する前記地図上の位置に、第4の標識を表示する第4の標識表示ステップと、
    を備え、
    前記第1の標識と前記第3の標識は、前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する第1の標識要素が含まれ、
    前記第2の標識と前記第4の標識は、前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する第2の標識要素が含まれ、
    前記複数の測定データは、前記複数のセンサのそれぞれの位置に関する複数の位置データと対応付けられている
    ことを特徴とする波形表示方法。
  11. 前記第3の標識と前記第4の標識との間に、前記センサが移動した軌跡を表示する軌跡表示ステップを含むことを特徴とする請求項10に記載された波形表示方法。
  12. 前記第1の標識に所定の操作を加えた場合、前記第3の標識が強調表示される第1の強調表示ステップと、
    前記第2の標識に所定の操作を加えた場合、前記第4の標識が強調表示される第2の強調表示ステップと、
    を備えることを特徴とする請求項10乃至11のいずれか一項に記載された波形表示方法。
  13. 前記第3の標識に所定の操作を加えた場合、前記第1の標識または前記第1の標識に対応する前記波形が強調表示される第3の強調表示ステップと、
    前記第4の標識に所定の操作を加えた場合、前記第2の標識または前記第2の標識に対応する前記波形が強調表示される第4の強調表示ステップと、
    を備えることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか一項に記載された波形表示方法。
  14. 前記第3の標識表示ステップには、前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する前記第1の標識要素として、記号である第1のマーカを表示することが含まれ、
    前記第4の標識表示ステップには、前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する前記第2の標識要素として、記号である第2のマーカを表示することが含まれ、
    前記第1のマーカと前記第2のマーカは異なることを特徴とする請求項10乃至13のいずれか一項に記載された波形表示方法。
  15. 前記第3の標識表示ステップには、前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する前記第1の標識要素として、文字列である第1の文字情報を表示することが含まれ、
    前記第4の標識表示ステップには、前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する前記第2の標識要素として、文字列である第2の文字情報を表示することが含まれ、
    前記第1の文字情報と前記第2の文字情報は共通することを特徴とする請求項10乃至14のいずれか一項に記載された波形表示方法。
  16. 前記第3の標識表示ステップには、前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する前記第1の標識要素として、前記第1の標識に対応するセンサの測定値である第1の測定値を表示することが含まれ、
    前記第4の標識表示ステップには、前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する前記第2の標識要素として、前記第1の標識に対応するセンサの測定値である第2の測定値を表示することが含まれる、
    ことを特徴とする請求項10乃至15のいずれか一項に記載された波形表示方法。
  17. 測定値を取得する複数のセンサと、
    前記複数のセンサのそれぞれの地理的な位置を取得する位置情報取得手段と、
    前記複数のセンサおよび前記位置情報取得手段と通信によって接続された記憶装置と、
    前記複数のセンサが取得した複数の測定値に基づいて、前記通信を介して前記記憶装置に保存される複数の測定データと、
    前記位置情報取得手段が取得した前記複数のセンサのそれぞれの地理的な位置に基づいて、前記通信を介して前記記憶装置に保存される複数の位置データと、
    表示装置と、
    前記表示装置に表示され、前記複数の測定データに基づいて、複数の波形を表示するためのトレンドグラフと、
    前記トレンドグラフの時間軸上を移動できる第1のカーソルと、
    前記トレンドグラフの時間軸上を移動できる第2のカーソルと、
    前記複数の波形と前記第1のカーソルとの交点に表示される第1の標識と、
    前記複数の波形と前記第2のカーソルとの交点に表示される前記第1の標識とは異なる第2の標識と、
    複数の位置データを表示するための地図情報と、
    前記複数の位置データに基づいて、前記第1の標識に対応する前記地図上の位置に表示される第3の標識と、
    前記複数の位置データに基づいて、前記第2の標識に対応する前記地図上の位置に表示される第4の標識と、
    を備え、
    前記第1の標識と前記第3の標識は、前記第1の標識と前記第3の標識とを関連付けて表示するための共通する前記第1の標識要素が含まれ、
    前記第2の標識と前記第4の標識は、前記第2の標識と前記第4の標識とを関連付けて表示するための共通する前記第2の標識要素が含まれる、
    ことを特徴とする波形表示システム。
  18. 前記複数のセンサが接続され、前記複数のセンサが取得した複数の測定値を保存するための記録計を備えたことを特徴とする請求項17に記載された波形表示システム。
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