JP7202125B2 - 作業機械のデータ収集装置、作業機械のデータ提供システム、および作業機械のデータ収集方法 - Google Patents

作業機械のデータ収集装置、作業機械のデータ提供システム、および作業機械のデータ収集方法 Download PDF

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Description

本発明は、作業機械に搭載されたコンポーネントからデータを収集するデータ収集装置、データ提供システム、およびデータ収集方法に関する。
特許文献1には、作業機械から作業機械に関する情報を収集する技術が開示されている。
特開2014-177816号公報
作業機械に搭載されるコンポーネントは、一般的にCAN(Controller Area Network)に接続される。CANの通信で用いられるデータフレームは、値を格納するための最大8バイトのデータ部を有する。CANのデータフレームは、通常、データ部に複数種類のデータの値を格納して伝送される。データ部に格納される値の内容および格納位置は、データフレームのフォーマットによって定められ、当該フォーマットはコンポーネントの種類および型によって異なる。そのため、特許文献1に記載の技術において、コンポーネントからデータを取得するためには、予めそのコンポーネントにおいて用いられるデータフレームのフォーマットを知っておく必要がある。しかしながら、データの収集対象となる作業機械がどのようなコンポーネントを備えており、またそのコンポーネントがどのようなフォーマットに従って値を格納するのかを予め知っておくことは困難である。
本発明の目的は、作業機械の外部から、当該作業機械に係る所望のデータを容易に取得することができる作業機械のデータ収集装置、作業機械のデータ提供システム、および作業機械のデータ収集方法を提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、データ収集装置は、作業機械に搭載されたコンポーネントからデータを収集するデータ収集装置であって、前記コンポーネントから、車載ネットワークを介して複数の値を格納する単位データを収集する収集部と、収集された前記単位データを所定のフォーマットに変換することで、統一データオブジェクトを生成する変換部と、前記統一データオブジェクトを外部に送信するデータ送信部とを備え、前記変換部は、収集された前記単位データに含まれる複数の値のそれぞれについて、前記値と、前記値に係るデータの種類を示す識別子とを格納する前記統一データオブジェクトを生成する
上記態様のうち少なくとも1つの態様によれば、作業機械の外部から、当該作業機械に係る所望のデータを容易に取得することができる。
第1の実施形態に係るデータ提供システムの構成図である。 統一フォーマットの形式を示す図である。 作業機械の外観を示す斜視図である。 作業機械の制御系統の構成を示すブロック図である。 データの収集および変換の例を示す図である。 収集方法テーブルのデータ構造を示す図である。 処理条件テーブルのデータ構造を示す図である。 収集可能テーブルのデータ構造を示す図である。 データテーブルのデータ構造を示す図である。 第1の実施形態に係るデータサーバの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る定義データベースが記憶する情報の例を示す図である。 第1の実施形態に係るデータ提供システムにおける処理条件の設定方法を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係るデータ提供システムにおけるデータの収集方法を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係るデータ提供システムにおけるデータの送信方法を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係るデータ提供システムにおけるデータの提示方法を示すシーケンス図である。
〈第1の実施形態〉
図1は、第1の実施形態に係るデータ提供システム1の構成図である。
データ提供システム1は、複数の作業機械10に係るデータをユーザによる利用のために提供する。データ提供システム1は、複数の作業機械10と、データサーバ30と、定義データベース50と、ユーザ装置70とを備える。各作業機械10は、当該作業機械10に係るデータを収集し、データサーバ30に送信する。データサーバ30は、複数の作業機械10から収集したデータを記憶し、当該データをユーザ装置70に提供する。定義データベース50は、データサーバ30によるデータの提供の際に必要な情報を記憶する。ユーザ装置70は、作業機械10に収集させるデータの条件を設定し、またデータサーバ30から作業機械10に係るデータを取得する。図1において、作業機械10として油圧ショベルが図示されているが、その他の作業機械でもよく、例えばブルドーザ、ダンプトラック、ホイールローダであってもよい。
作業機械10とデータサーバ30との間、およびデータサーバ30とユーザ装置70との間において、作業機械10に係るデータの通信を行う場合、統一フォーマットに係る単位データを用いた通信がなされる。統一フォーマットは、1種類のデータの値を格納する単位データフォーマットである。作業機械10は、各コンポーネントから収集したCANの単位データに含まれる複数の値を、それぞれ統一フォーマットの単位データに格納してデータサーバ30に送信する。単位データは、データフレーム、パケット、PDU(Protocol Data Unit)とも呼ばれる。
以下、統一フォーマットの形式のデータを、統一データオブジェクトとよぶ。
図2は、統一フォーマットの形式を示す図である。
統一フォーマットは、データの種類を示す識別子と、当該データの値と、コンポーネントが当該データを取得した時刻を示すタイムスタンプとを格納する。1つの統一データオブジェクトには、識別子、値およびタイムスタンプがそれぞれ1つだけ格納される。
《作業機械10の構成》
図3は、作業機械10の外観を示す斜視図である。
作業機械である作業機械10は、油圧により作動する作業機1100と、作業機1100を支持する旋回体1200と、旋回体1200を支持する走行体1300とを備える。
《作業機1100》
作業機1100は、ブーム1110と、アーム1120と、バケット1130と、ブームシリンダ1140と、アームシリンダ1150と、バケットシリンダ1160とを備える。
ブーム1110は、アーム1120およびバケット1130を支える支柱である。ブーム1110の基端部は、旋回体1200の前部にピンを介して取り付けられる。
アーム1120は、ブーム1110とバケット1130とを連結する。アーム1120の基端部は、ブーム1110の先端部にピンを介して取り付けられる。
バケット1130は、土砂などを掘削するための刃を有する容器である。バケット1130の基端部は、アーム1120の先端部にピンを介して取り付けられる。
ブームシリンダ1140は、ブーム1110を作動させるための油圧シリンダである。ブームシリンダ1140の基端部は、旋回体1200に取り付けられる。ブームシリンダ1140の先端部は、ブーム1110に取り付けられる。
アームシリンダ1150は、アーム1120を駆動するための油圧シリンダである。アームシリンダ1150の基端部は、ブーム1110に取り付けられる。アームシリンダ1150の先端部は、アーム1120に取り付けられる。
バケットシリンダ1160は、バケット1130を駆動するための油圧シリンダである。バケットシリンダ1160の基端部は、アーム1120に取り付けられる。バケットシリンダ1160の先端部は、バケット1130に取り付けられる。
《旋回体1200》
旋回体1200には、オペレータが搭乗する運転室1210が備えられる。運転室1210は、旋回体1200の前方かつ作業機1100の左側に備えられる。
運転室1210の内部には、作業機1100を操作するための操作装置1211が設けられる。操作装置1211の操作量に応じて、ブームシリンダ1140、アームシリンダ1150、およびバケットシリンダ1160に作動油が供給され、作業機1100が駆動する。
《コンポーネント》
作業機械10は、位置方位演算器1230、傾斜検出器1240を備える。位置方位演算器1230、傾斜検出器1240は、コンポーネントの一例である。また、作業機械10は、作業機械10に係るデータを収集し、データサーバ30に送信するデータ収集装置11を備える。データ収集装置11は、運転室1210内に設けられている。後述する制御コンポーネント12および拡張コンポーネント14は、同様に運転室1210内に設けられてもよいし、例えば旋回体1200上の運転室1210の外に設けられてもよい。
位置方位演算器1230は、旋回体1200の位置および旋回体1200が向く方位を演算する。位置方位演算器1230は、GNSS(Global Navigation Satellite System)を構成する人工衛星から測位信号を受信する第1受信器1231および第2受信器1232を備える。第1受信器1231および第2受信器1232は、それぞれ旋回体1200の異なる位置に設置される。位置方位演算器1230は、第1受信器1231が受信した測位信号に基づいて、現場座標系における旋回体1200の代表点O(車体座標系の原点)の位置を検出する。
位置方位演算器1230は、第1受信器1231が受信した測位信号と、第2受信器1232が受信した測位信号とを用いて、検出された第1受信器1231の設置位置に対する第2受信器1232の設置位置の関係として、旋回体1200の方位を演算する。
傾斜検出器1240は、旋回体1200の加速度および角速度を計測し、計測結果に基づいて旋回体1200の傾き(例えば、Xm軸に対する回転を表すロール、Ym軸に対する回転を表すピッチ、およびZm軸に対する回転を表すヨー)を検出する。傾斜検出器1240は、例えば運転室1210の下面に設置される。傾斜検出器1240は、例えば、慣性計測装置であるIMU(Inertial Measurement Unit)を用いることができる。
図4は、作業機械10の制御系統の構成を示すブロック図である。
データ収集装置11は、物理的に分かれた第1基板100と第2基板200とを備える。第1基板100は、リアルタイムOS(Operating System)を稼働させるコンピュータを構成する。第2基板200は、汎用OSを稼働させるコンピュータを構成する。
第1基板100は、第1プロセッサ110、第1メインメモリ130、第1ストレージ150、第1インタフェース170を備える。第1プロセッサ110は、第1ストレージ150からプログラムを読み出して第1メインメモリ130に展開し、当該プログラムに従って所定の処理を実行する。第1インタフェース170は、第1ネットワークN1を介して作業機械10を制御するための複数の制御コンポーネント12と接続される。制御コンポーネント12の例としては、エンジン関連の各種データをセンサにより取得しエンジン関連を制御するエンジン制御コンポーネント、作業機1100の動作を制御する油圧機器関連の各種データをセンサにより取得し当該油圧機器を制御する油圧制御コンポーネント、作業機械10の各種センサからデータを取得し図示しないモニタの表示制御を行うモニタ制御コンポーネント、外部のサーバ等と通信を行うための通信機器を制御し、作業機械の各種センサからデータを取得する通信コンポーネント等が挙げられる。第1ネットワークN1は、例えばCANである。また第1インタフェース170は、作業機械10の状態量を検出するセンサ13が接続される。制御コンポーネント12およびセンサ13は、作業機械10に搭載されるコンポーネントの一例である。第1ネットワークN1に接続される制御コンポーネント12により、作業機械10の基本的な動作制御が行われる。
第2基板200は、第2プロセッサ210、第2メインメモリ230、第2ストレージ250、第2インタフェース270を備える。第2プロセッサ210は、第2ストレージ250からプログラムを読み出して第2メインメモリ230に展開し、当該プログラムに従って所定の処理を実行する。第2インタフェース270は、第2ネットワークN2を介して作業機械10の機能を拡張するための複数の拡張コンポーネント14と接続される。拡張コンポーネント14の例としては、カメラで撮像した画像に対して所定の画像処理を行い表示制御をする画像表示コンポーネント、施工現場の設計面と作業機械10との位置関係などをオペレータにガイダンスするためのガイダンスモニタを表示制御するマシンガイダンスコンポーネント、作業機1100により掘削した土量を計測するためのペイロードコンポーネント等が挙げられる。第2ネットワークN2は、例えばCANまたはEthernet(登録商標)である。拡張コンポーネント14は、作業機械10に搭載されるコンポーネントの一例である。第2ネットワークN2に接続される拡張コンポーネント14により、作業機械10およびオペレータに拡張的な情報の提供が行われる。
第1インタフェース170と第2インタフェース270は、互いに通信可能に接続される。
第1ストレージ150または第2ストレージ250に記憶されるプログラムは、第1基板100または第2基板200に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、第1ストレージ150または第2ストレージ250に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、第1基板100または第2基板200は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、第1基板100または第2基板200によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。
第1ストレージ150および第2ストレージ250の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。第1ストレージ150および第2ストレージ250は、バス線に直接接続された内部メディアであってもよいし、第1インタフェース170または通信回線を介してデータ収集装置11に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってデータ収集装置11に配信され、第1プロセッサ110または第2プロセッサ210が当該プログラムを実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において第1ストレージ150および第2ストレージ250は、一時的でない有形の記憶媒体である。
第1プロセッサ110は、第1ストレージ150が記憶するプログラムの実行により、収集指示入力部111、収集部112、変換部113、およびデータ出力部114として機能する。
収集指示入力部111は、第2基板200からデータの収集方法(Collection method)を含む収集指示の入力を受け付ける。当該収集方法は、制御コンポーネント12またはセンサ13が生成するCANフォーマットに係る単位データのデータ部において収集対象の値が格納される領域を特定するための情報である。
図5は、データの収集および変換の例を示す図である。単位データPは、ヘッダ部Hとデータ部Dとを有する。ヘッダ部Hとは、単位データPに関する各種情報が格納されており、例えば単位データPの種別が格納されている。単位データPの種別によって、当該単位データPのデータ部Dに格納されるデータの収集方法が特定される。単位データPの種別として、例えばJ1939のID番号:1といったものがある。値とは、データ部Dに割り当てられる所定のデータ値であり、データ部Dの所定領域に格納される。値は、データ部Dの先頭から値の始点までのビット数を示すオフセットと、値のサイズを示すデータ長とによって特定される。図5に示す例では、単位データPのデータ部Dには、3つの値C1、C2、C3が割り当てられる。値C1は、オフセットO1およびデータ長L1によって特定される。値C2は、オフセットO2およびデータ長L2によって特定される。値C3は、オフセットO3およびデータ長L3によって特定される。値C1には、例えばエンジン回転数が、値C2には、例えばエンジントルクが、値C3には、例えばエンジン水温が格納される。なお、データ部Dにおける値の割り当ては図5に示すものに限られない。例えば値の数は2つ以下または4つ以上であってもよいし、各値の内容が異なるものであってもよい。
制御コンポーネント12およびセンサ13の種類および型によって、CANを介した通信において扱う単位データのフォーマットが異なる。単位データのフォーマットの例としては、SAE J1939などが挙げられる。単位データのフォーマットは任意に設計者によってルールを定められてもよい。また、CANの単位データには、最大8バイトのデータ部に複数の値が設定され、所定の格納領域に格納される。そのため、同じ種類のデータの値であっても、単位データのフォーマットによって、データ部に格納される値の位置およびサイズが異なる可能性がある。
そのため、収集方法は、フォーマットの種類、オフセットの値およびデータ長の値を含む。
収集部112は、収集指示入力部111に入力された収集指示に含まれる収集方法に従って制御コンポーネント12またはセンサ13からデータを収集する。具体的には、収集部112は、収集方法に基づいて、ヘッダ部から単位データの種別を特定した後に、収集対象の値が格納される格納領域を特定し、制御コンポーネント12またはセンサ13から送信される単位データから、特定した格納領域に格納された値を収集する。
変換部113は、収集部112が収集したデータを統一フォーマットのデータに変換することで、統一データオブジェクトを生成する。具体的には、変換部113は、図5に示すように、CANデータの単位データPから収集された複数の値のそれぞれについて、収集された値と当該値に係るデータの種類を示す識別子とを格納する統一データオブジェクトを生成する。図5に示す例では、変換部113は、値C1に基づいて統一データオブジェクトU1を生成し、値C2に基づいて統一データオブジェクトU2を生成し、値C3に基づいて統一データオブジェクトU3を生成する。統一データオブジェクトU1には、値C1のデータの種別を示す識別子I1、当該値C1の取得時刻を示すタイムスタンプT1が含まれる。統一データオブジェクトU2には、値C2のデータの種別を示す識別子I2、当該値C2の取得時刻を示すタイムスタンプT2が含まれる。統一データオブジェクトU3には、値C3のデータの種別を示す識別子I3、当該値C3の取得時刻を示すタイムスタンプT3が含まれる。
第1プロセッサ110は、所定の単位データのフォーマットのルールを収集方法テーブルから参照することで、当該単位データの中から1つの値を抽出し、当該値の統一データフォーマットにおける識別子とタイムスタンプを付与して1つの統一データフォーマットに変換する。そうすることにより、1つの任意のデータ値に対して1つの識別子を紐づけて統一データフォーマットとしてデータ管理を行うことで、容易にデータを活用することが可能になる。
データ出力部114は、変換部113が生成した統一データオブジェクトを第2基板200に出力する。
第2プロセッサ210は、第2ストレージ250が記憶するプログラムの実行により、処理条件受信部211、収集判定部212、収集方法特定部213、収集指示出力部214、データ取得部215、収集部216、変換部217、データ登録部218、収集可能リスト通知部219、データ送信部220として機能する。また、第2ストレージ250には、収集方法テーブル251、処理条件テーブル252、収集可能テーブル253、およびデータテーブル254の記憶領域が確保される。
図6は、収集方法テーブル251のデータ構造を示す図である。収集方法テーブル251は、予め、各コンポーネント(制御コンポーネント12、センサ13、および拡張コンポーネント14)のそれぞれについて、当該コンポーネントから取得可能なデータの種類を示す識別子と、当該データの収集方法とを関連付けて記憶する。データの収集方法は、例えば単位データの種別、単位データのデータ部に割り当てられた値のオフセット、値のデータ長などを含む。
なお、データの種類として、各コンポーネントがセンサから取得するデータに限られず、例えば各コンポーネントが異常を検知した異常データ、作業機械10の周囲に存在する人を含む障害物を検知した障害物データ、作業機械10に設置した図示しないカメラにより撮像した画像データ、作業機械10の外部における外気温データや湿度データを含む外部環境データ、作業機械10の周囲の現況地形の計測結果である現況地形データを含めてもよい。
図7は、処理条件テーブル252のデータ構造を示す図である。処理条件テーブル252は、データ収集装置11が収集すべきデータの種類を示す識別子と、当該データの配信方式と、収集周期、送信周期とを関連付けて記憶する。データの配信方式は、例えばコンポーネントがデータリクエストを受けることによってデータを配信するPULL方式と、コンポーネントが自発的にデータを配信するPUSH方式とが挙げられる。PUSH方式には、コンポーネントが所定周期ごとにデータを配信する方式と、所定のイベントの発生時にデータを配信する方式とが含まれる。収集周期は、配信方式がPULLである場合に規定される条件である。つまり、データ収集装置11は、収集周期に係るタイミングでコンポーネントにデータリクエストを送信する。なお、他の実施形態においては、処理条件テーブル252においてさらにデータの加工条件を規定してもよい。この場合、処理条件テーブル252は、識別子に関連付けて、さらに図示しない加工条件を記憶してよい。
図8は、収集可能テーブル253のデータ構造を示す図である。収集可能テーブル253は、作業機械10に搭載された複数のコンポーネントにおいて収集することができるすべてのデータに係る識別子を記憶する。収集可能テーブル253は、収集方法テーブル251の各コンポーネントに関連付けられたすべての識別子をマージしたものと等価である。収集可能テーブル253は、さらに当該データの初期値、最小値、最大値、収集周期などを記憶してもよい。
図9は、データテーブル254のデータ構造を示す図である。データテーブル254は、データ収集装置11が収集したデータを格納する。データテーブル254は、ローデータテーブル254Aと、時系列データテーブル254Bとを備える。ローデータテーブル254Aは、収集された統一データオブジェクトそのものを格納する。つまり、ローデータテーブル254Aは、データの識別子と、当該データの値と、タイムスタンプとを関連付けて記憶する。PULL形式のデータの収集周期は、処理条件テーブル252において定められるため、すべてのデータが同じ周期で収集されるとは限らない。また、PUSH形式のデータの送信周期は、コンポーネントごとに異なる可能性がある。したがって、ローデータテーブル254Aに記録されるデータのタイムスタンプの値は、複数のデータの間でそろわないことがある。例えば、図9に示すように、ローデータテーブル254Aにおいて、時刻XXXX/XX/XX 00:00:02において、識別子X1および識別子X3に係るデータの値は記録されているが、識別子X4および識別子X9に係るデータの値は記録されていない。
そのため、時系列データテーブル254Bには、一の時刻が指定されたときに、収集対象のすべての識別子に係るデータの値を得ることができるように、タイムスタンプがそろった統一データオブジェクトが格納される。つまり、時系列データテーブル254Bには、収集された統一データオブジェクトと、当該統一データオブジェクトの加工によって生成された統一データオブジェクトとが格納される。
処理条件受信部211は、データサーバ30から、作業機械10に係るデータの収集に係る条件である収集条件(Collection condition)、および送信に係る条件である送信条件を規定する処理条件情報を受信する。収集条件に係る処理条件情報は、例えば収集するデータの種類を表す識別子と、当該データの配信方式と、収集周期とを含む。収集周期は、収集方式がPULLである場合に規定される。送信条件に係る処理条件情報は、送信するデータの種類を表す識別子と、当該データの送信周期とを含む。なお、配信方式を処理条件テーブル252に格納せず、収集方法テーブル251に格納してもよい。
処理条件受信部211は、受信した処理条件情報に基づいて処理条件テーブル252を更新する。
収集判定部212は、所定の処理周期に係るタイミングごとに処理条件テーブル252を参照し、現在のタイミングで収集すべきデータがあるか否かを判定する。収集判定部212は、収集すべきデータがある場合、収集すべきデータの識別子を特定する。
収集方法特定部213は、収集方法テーブル251を参照し、収集判定部212によって特定された各識別子について、データの収集方法を特定する。また収集方法特定部213は、各識別子について、当該識別子に係るデータを生成するコンポーネントが第1基板100に接続されるか第2基板200に接続されるかを特定する。
収集指示出力部214は、収集すべきデータのうち、第1基板100に接続されるコンポーネントすなわち制御コンポーネント12またはセンサ13が生成するデータについて、第1基板100にデータの収集指示を出力する。収集指示には、データの識別子と、収集方法特定部213が特定した収集方法とが含まれる。
データ取得部215は、第1基板100が収集指示に従って収集されたデータを、第1基板100から取得する。つまりデータ取得部215は第1基板100から統一データオブジェクトを取得する。
収集部216は、収集すべきデータのうち、第2基板200に接続されるコンポーネントすなわち拡張コンポーネント14が生成するデータを、収集方法特定部213が特定した収集方法に従って取得する。
変換部217は、収集部216が収集したデータを統一フォーマットのデータに変換することで、統一データオブジェクトを生成する。また変換部217は、統一データオブジェクトを、CAN通信に係るフォーマットに変換する。つまり、変換部217は、複数の統一データオブジェクトに係る値をデータ部に格納したCANの単位データを生成する。
データ登録部218は、データ取得部215が取得した統一データオブジェクトおよび変換部217が変換した統一データオブジェクトを、データテーブル254のローデータテーブル254Aおよび時系列データテーブル254Bに登録する。また、データ登録部218は、当該タイミングにおいて収集しなかった識別子に係る統一データオブジェクトを生成し、時系列データテーブル254Bに登録する。
収集可能リスト通知部219は、収集可能テーブル253が記憶する識別子のリストである収集可能リストを、データサーバ30に通知する。例えば、収集可能リスト通知部219は、収集可能テーブル253が更新されたタイミングで収集可能リストを通知してよい。
データ送信部220は、処理周期に係るタイミングごとに処理条件テーブル252を参照し、現在のタイミングで送信すべき統一データオブジェクトをデータテーブル254から読み出し、データサーバ30に送信する。なお、他の実施形態に係るデータ送信部220は、データサーバ30以外の装置に送信してもよい。例えばデータ送信部220は、データ収集装置11が備える第2基板200と異なる装置に統一データオブジェクトを送信してもよい。すなわちデータ送信部220は、統一データオブジェクトを外部に送信する。
また、データ送信部220は、拡張コンポーネント14の要求に応じて、変換部によって生成された単位データを拡張コンポーネント14に出力する。
《データサーバ30の構成》
図10は、第1の実施形態に係るデータサーバ30の構成を示すブロック図である。
データサーバ30は、プロセッサ310、メインメモリ330、ストレージ350、インタフェース370を備える。プロセッサ310は、ストレージ350からプログラムを読み出してメインメモリ330に展開し、当該プログラムに従って所定の処理を実行する。インタフェース370は、データ収集装置11、定義データベース50およびユーザ装置70と通信可能に接続される。
ストレージ350に記憶されるプログラムは、データサーバ30に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。また、他の実施形態においては、データサーバ30は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLDなどのカスタムLSIを備えてもよい。この場合、データサーバ30によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。
ストレージ350の例としては、HDD、SSD、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ350は、バス線に直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース370または通信回線を介してデータサーバ30に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってデータサーバ30に配信され、プロセッサ310が当該プログラムを実行してもよい。少なくとも1つの実施形態においてストレージ350は、一時的でない有形の記憶媒体である。
プロセッサ310は、ストレージ350が記憶するプログラムの実行により、収集可能リスト受信部311、定義受信部312、収集可能データ提示部313、処理条件受信部314、処理条件送信部315、データ受信部316、データ送信部317として機能する。また、ストレージ350には、収集可能テーブル351、およびデータテーブル352の記憶領域が確保される。
収集可能テーブル351は、複数の作業機械10それぞれにおいて収集することができるすべてのデータに係る識別子を記憶する。つまり、収集可能テーブル351は、作業機械10の機械IDとデータの識別子とを関連付けて記憶する。機械IDは、作業機械の識別情報の一例である。
データテーブル352は、複数の作業機械10それぞれから送信された統一データオブジェクトを記憶する。つまり、収集可能テーブル351は、作業機械10の機械IDと、データの識別子と、当該データの値と、タイムスタンプとを関連付けて記憶する。
収集可能リスト受信部311は、作業機械10のデータ収集装置11から収集可能リストを受信する。収集可能リスト受信部311は、受信した収集可能リストに基づいて収集可能テーブル351を更新する。
定義受信部312は、定義データベース50から、統一データオブジェクトの識別子に係るデータの定義を示す定義情報を受信する。定義情報は、少なくともデータの表示名および説明文を含む。データの表示名は、例えば「エンジン回転数」などの自然言語で表された文字列である。定義情報については後述する。
収集可能データ提示部313は、ユーザ装置70に、収集可能テーブル351が記憶する作業機械10ごとの収集可能なデータのリストを提示する。このとき、収集可能データ提示部313が生成する収集可能なデータのリストには、定義情報に含まれる表示名および説明文が含まれる。これにより、ユーザは、作業機械10が収集可能なデータの意味を理解することができる。より具体的には、収集可能データ提示部313は、ユーザ装置70から作業機械10の機械IDの入力を受け付け、当該作業機械10が収集可能なデータのリストを、処理条件情報の入力フォームとともに、ユーザ装置70に提示する。
処理条件受信部314は、ユーザ装置70から処理条件情報を受信する。ユーザは、収集可能データ提示部313が提示するリストに基づいて、処理条件情報を入力する。入力される処理条件情報は、機械IDに関連付けられる。処理条件受信部314は、入力された処理条件情報が表示名によって定義される場合、定義受信部312が取得した定義情報に基づいて当該表示名を識別子に置換する。
処理条件送信部315は、処理条件受信部314に入力された処理条件情報を、関連付けられた機械IDに係るデータ収集装置11に送信する。
データ受信部316は、データ収集装置11から統一データオブジェクトを受信する。
データ送信部317は、受信した統一データオブジェクトと、当該統一データオブジェクトに係る定義情報とをユーザ装置70に送信する。これにより、ユーザ装置70は、統一データオブジェクトに係るデータを表示する際に、定義情報に含まれる表示名等を併せて表示することができる。このとき、データ送信部317は、統一データオブジェクトに係る識別子を定義情報に含まれる表示名に置換した上でユーザ装置70に送信してもよいし、統一データオブジェクトに表示名および説明文を付加した上でユーザ装置70に送信してもよい。
《定義データベース50》
図11は、第1の実施形態に係る定義データベース50が記憶する情報の例を示す図である。
定義データベース50は、統一フォーマットに係る識別子に関連付けて、当該識別子が付与されるデータの定義情報を記憶する。定義情報は、表示名、説明文、タグ、データ型、サイズ、単位、ゲイン、オフセット、ユーザタイプごとのアクセス権限を含む。表示名および説明文は、ユーザがデータの種類を認識するための名称および説明文である。アクセス権限の例としては、アクセス禁止(--)、読み込み専用(r-)、読み書き可能(rw)が挙げられる。ユーザタイプの例としては、管理者(Admin権限)、ユーザ(User権限)などが挙げられる。その他のユーザタイプとして、開発者、サービス提供者、販売者などを含んでいてもよい。
《処理条件の設定方法》
図12は、第1の実施形態に係るデータ提供システム1における処理条件の設定方法を示すシーケンス図である。
まず、ユーザは、ユーザ装置70を操作し、データサーバ30にアクセスする。このとき、ユーザは、予め設定された自身のアカウントによってデータサーバ30にログインする。アカウントには、予めユーザタイプが割り当てられている。
ユーザ装置70は、データサーバ30に処理条件の設定のリクエストを送信する(ステップS1)。データサーバ30が処理条件の設定のリクエストを受信すると、収集可能データ提示部313は、ユーザ装置70に設定対象の作業機械10の機械IDの入力画面を表示させる(ステップS2)。入力画面は、テキストボックスに機械IDを直接入力させるものであってもよいし、リストボックスから機械IDを選択させるものであってもよい。
ユーザは、表示された入力画面に従って、設定対象の作業機械10の機械IDを入力する。ユーザ装置70は、入力された機械IDをデータサーバ30に送信する(ステップS3)。
収集可能データ提示部313は、ユーザ装置70から機械IDを受信すると、収集可能テーブル351を参照し、受信した機械IDに関連付けられた収集可能リストに含まれる識別子を検索する(ステップS4)。定義受信部312は、検索によって特定された収集可能リスト内の識別子に係る定義情報のリクエストを、定義データベース50に送信する(ステップS5)。定義データベース50は、データサーバ30から受信したリクエストに従って、識別子に関連付けられた定義情報をデータサーバ30に送信する(ステップS6)。収集可能データ提示部313は、受信した定義情報を参照し、検索された識別子から、ログインしているユーザの権限において読み取りができないものを除外する(ステップS7)。収集可能データ提示部313は、受信した定義情報に基づいて、収集可能かつ当該ユーザが読取可能なすべてのデータの表示名および説明文、ならびに当該データを収集するか否か、収集条件および送信条件の入力フォームを含む、処理条件入力画面を生成し、当該処理条件入力画面をユーザ装置70に表示させる(ステップS8)。
ユーザは、ユーザ装置70に表示された処理条件入力画面を参照し、各データに関連付けられた入力フォームに収集の要否を入力する。収集が必要なデータについては、ユーザは、当該データに関連付けられた入力フォームに収集条件および送信条件を入力する。ユーザ装置70は、入力された処理条件情報をデータサーバ30に送信する(ステップS9)。処理条件受信部314がユーザ装置70から処理条件情報を受信すると、処理条件送信部315は、受信した処理条件情報を、ステップS3で送信された機械IDに係るデータ収集装置11へ送信する(ステップS10)。
データ収集装置11の処理条件受信部211は、受信した処理条件情報に基づいて処理条件テーブル252を更新する(ステップS11)。
これにより、ユーザが指定した処理条件を、設定対象の作業機械10に設定することができる。
《データの収集方法》
図13は、第1の実施形態に係るデータ提供システム1におけるデータの収集方法を示すシーケンス図である。
データ収集装置11は、所定の制御周期ごとに図13に示すデータ収集処理を実行する。収集判定部212は、処理条件テーブル252から読み出していない処理条件を1つ読み出す(ステップS31)。収集判定部212は、読み出した処理条件に係る収集方式がPULLであるか否かを判定する(ステップS32)。
収集方式がPULLである場合(ステップS32:YES)、現在の処理タイミングが、読み出した処理条件に係る収集周期に係るタイミングであるか否かを判定する(ステップS33)。現在の処理タイミングが収集周期に係るタイミングでない場合(ステップS33:NO)、当該処理条件に係るデータの収集を行わない。
他方、収集方式がPUSHである場合(ステップS32:NO)、または収集方式がPULLでありかつ現在の処理タイミングが収集周期に係るタイミングである場合(ステップS33:YES)、収集方法特定部213は、収集方法テーブル251を参照し、読み出した処理条件に係る識別子に関連付けられた収集方法を読み出す(ステップS34)。収集方法特定部213は、対象のデータを収集可能なコンポーネントが第2基板200に接続されたコンポーネントであるか否かを判定する(ステップS35)。
対象のコンポーネントが第2基板200に接続されている場合(ステップS35:YES)、収集部216は、ステップS34で読みだした収集方法に従ってコンポーネントからデータを収集する(ステップS36)。具体的には、収集部216は、収集対象のデータがPULL方式で配信されるデータである場合、収集方法に従ってコンポーネントにデータリクエストを送信し、応答として送信された単位データから値を取得する。収集部216は、収集対象のデータがPUSH方式で配信されるデータである場合、ネットワークN2を流れる単位データまたはコンポーネントから直接配信された単位データから収集対象のデータの値を取得する。なお、配信方式がPUSHである場合、当該制御タイミングにおいて必ずしもデータを取得できるとは限らない。収集部216は、データを収集した時刻をタイムスタンプとして特定する(ステップS37)。変換部217は、収集したデータを統一データオブジェクトに変換する(ステップS38)。具体的には、収集部216は、単位データのデータ部のうち、収集方法において規定されたオフセットおよびデータ長によって特定される値のみを抽出することで、統一オブジェクトを生成する。
他方、対象のコンポーネントが第1基板100に接続されている場合(ステップS35:NO)、収集指示出力部214は、収集対象のデータの識別子とステップS34で読みだした収集方法とを含むデータの収集指示を、第1基板100に出力する(ステップS39)。第1基板100の収集指示入力部111が第2基板200から収集指示の入力を受け付けると、収集部112は、受け付けた収集指示に含まれる収集方法に従ってコンポーネントからデータを収集する(ステップS40)。具体的には、収集部112は、収集対象のデータがPULL方式で配信されるデータである場合、収集方法に従ってコンポーネントにデータリクエストを送信し、応答として送信された単位データから値を取得する。収集部112は、収集対象のデータがPUSH方式で配信されるデータである場合、ネットワークN1を流れる単位データまたはコンポーネントから直接配信された単位データから収集対象のデータの値を取得する。なお、配信方式がPUSHである場合、当該制御タイミングにおいて必ずしもデータを取得できるとは限らない。収集部216は、データを収集した時刻をタイムスタンプとして特定する(ステップS41)。変換部113は、収集したデータを統一データオブジェクトに変換する(ステップS42)。データ出力部114は、変換された統一データオブジェクトを、第2基板200に出力する(ステップS43)。
次に、データ登録部218は、ステップS31で読み出した処理条件に係るデータを取得したか否かを判定する(ステップS44)。なお、収集方式がPULLであって、コンポーネントが当該制御タイミングにおいてデータを送信しない場合、および収集方式がPUSHでありかつ現在の処理タイミングが収集周期に係るタイミングでない場合(ステップS33:NO)に、処理条件に係るデータを取得できない。
処理条件に係るデータを取得した場合(ステップS44:YES)、データ登録部218は、収集した統一データオブジェクトを、ローデータテーブル254Aおよび時系列データテーブル254Bに登録する(ステップS45)。他方、処理条件に係るデータを取得していない場合(ステップS44:NO)、データ登録部218は、時系列データテーブル254Bから、最新のタイムスタンプに関連付けられた処理条件に係る統一データオブジェクトを読み出し、タイムスタンプを現在の時刻に書き換えることで、新たな統一データオブジェクトを生成する(ステップS46)。データ登録部218は、生成した統一データオブジェクトを、時系列データテーブル254Bに登録する(ステップS47)。
収集判定部212は、処理条件テーブル252からすべての処理条件を読み出したか否かを判定する(ステップS48)。読み出していない処理条件がある場合(ステップS48:NO)、データ収集装置11は、ステップS31に処理を戻し、次の処理条件を読み出す。他方、すべての処理条件を読み出した場合(ステップS48:YES)、データ収集装置11は、データ収集処理を終了する。
これにより、処理条件に係るデータは指定された周期で収集される。収集されたデータは、データ送信部220によって指定された送信周期ごとにデータサーバ30に送信される。
図14は、第1の実施形態に係るデータ提供システム1におけるデータの送信方法を示すシーケンス図である。
データ収集装置11は、所定の制御周期ごとに図14に示すデータ送信処理を実行する。データ送信部220は、処理条件テーブル252から読み出していない送信条件を1つ読み出す(ステップS51)。データ送信部220は、現在の処理タイミングが、読み出した処理条件に係る送信周期に係るタイミングであるか否かを判定する(ステップS52)。現在の処理タイミングが送信周期に係るタイミングでない場合(ステップS52:NO)、当該処理条件に係るデータの送信を行わない。
他方、現在の処理タイミングが送信周期に係るタイミングである場合(ステップS52:YES)、データ送信部220は、データテーブル254から読み出した処理条件に係る統一データオブジェクトを取得し、データサーバ30に送信する(ステップS53)。このとき、データ送信部220は、識別子を表示名に置換した統一データオブジェクトを送信してもよい。
データサーバ30のデータ受信部316は、データ収集装置11から統一データオブジェクトを受信すると、データテーブル352に受信した統一データオブジェクトを記憶させる(ステップS54)。
データ送信部220は、処理条件テーブル252からすべての処理条件を読み出したか否かを判定する(ステップS55)。読み出していない処理条件がある場合(ステップS55:NO)、データ収集装置11は、ステップS51に処理を戻し、次の処理条件を読み出す。他方、すべての処理条件を読み出した場合(ステップS55:YES)、データ収集装置11は、データ送信処理を終了する。
図15は、第1の実施形態に係るデータ提供システム1におけるデータの提示方法を示すシーケンス図である。
まず、ユーザは、ユーザ装置70を操作し、データサーバ30にアクセスする。このとき、ユーザは、予め設定された自身のアカウントによってデータサーバ30にログインする。アカウントには、予めユーザタイプが割り当てられている。
ユーザ装置70は、データサーバ30にデータ提示のリクエストを送信する(ステップS61)。データサーバ30がデータ提示のリクエストを受信すると、データ送信部317は、ユーザ装置70に提示対象の作業機械10の機械IDの入力画面を表示させる(ステップS62)。入力画面は、テキストボックスに機械IDを直接入力させるものであってもよいし、リストボックスから機械IDを選択させるものであってもよい。入力画面は、複数の機械IDの選択を受け付け可能であってよい。
ユーザは、表示された入力画面に従って、設定対象の作業機械10の機械IDを入力する。ユーザ装置70は、入力された機械IDをデータサーバ30に送信する(ステップS63)。
データ送信部317は、ユーザ装置70から機械IDを受信すると、データテーブル352を参照し、受信した機械IDに関連付けられた統一データオブジェクトを検索する(ステップS64)。つまり、データ送信部317は、実際に収集されたデータを検索する。定義受信部312は、検索によって特定された統一データオブジェクトの識別子に係る定義情報のリクエストを、定義データベース50に送信する(ステップS65)。定義データベース50は、データサーバ30から受信したリクエストに従って、識別子に関連付けられた定義情報をデータサーバ30に送信する(ステップS66)。
データ送信部317は、受信した定義情報を参照し、検索された統一データオブジェクトから、ログインしているユーザの権限において読み取りができないものを除外する(ステップS67)。データ送信部317は、ログインしているユーザの権限において読み取り可能なデータに係る統一データオブジェクトと、当該統一データオブジェクトに係る定義情報とをユーザ装置70に送信する(ステップS68)。ユーザ装置70は、データサーバ30から統一データオブジェクトおよび定義情報を受信すると、受信した統一データオブジェクトおよび定義情報を表示する(ステップS69)。ユーザ装置70は、例えば統一データオブジェクトに含まれる識別子を定義情報に係る表示名に置換して表示してもよい。これにより、ユーザ装置70は、指定した機械IDに係る作業機械10から収集されたデータを取得することができる。
《作用・効果》
このように、第1の実施形態によれば、データ収集装置11は、作業機械10に設けられたコンポーネントから、当該コンポーネントの個別プロトコルに従ってデータを収集し、収集されたデータを統一データオブジェクトに変換し、統一データオブジェクトをデータサーバ30に送信する。これにより、データサーバ30は、収集対象の所望のデータを容易に得ることができる。なお、他の実施形態においては、データ収集装置11は、データサーバ30と異なる外部の装置に統一データオブジェクトを送信してもよい。例えばデータ収集装置11は、第2基板200に接続されたサービスツールへ統一データオブジェクトを送信してもよい。サービスツールとは、サービスマンや販売者が作業のために作業機械10に接続する端末である。サービスツールの例としては、専用端末およびPCが挙げられる。
また、第1の実施形態によれば、データ収集装置11は、物理的に分けられた第1基板100と第2基板200とを備える。そして、第1基板100は収集部112を備え、第2基板200はデータ送信部220を備える。これにより、外部装置から直接的に第1基板100に接続されるコンポーネントへのアクセスがなされることを防ぎつつ、第1基板100に接続されるコンポーネントが取得したデータを外部へ送信することができる。
第1の実施形態に係る第1基板100には、制御コンポーネント12が接続されるため、拡張コンポーネント14によって制御コンポーネント12の動作が阻害されることを防ぐことができる。また、第1基板100と第2基板200とを分けることで、それぞれを異なるOSで動作させることができる。つまり、第1基板100でリアルタイムOSを稼働させ、第2基板200で汎用OSを稼働させることができる。これにより、第1基板100においてリアルタイム性の高いデータ処理を実現することができるとともに、第2基板200において処理能力の高いデータ処理を行うことができる。
また、第1の実施形態に係る第1基板100は、変換部113を備える。これにより、第1基板100および第2基板200は、互いにデータを送受信することができる。これにより第1基板100と第2基板200とを接続する通信回線は、CANに対応する回線である必要がない。つまり、第1の実施形態によれば、第1基板100と第2基板200との間の通信構成を簡略化することができる。また、多くのコンポーネントが生成するデータは、CANに流れているので、リアルタイムOSが稼働する第1基板100でタイムスタンプを付与することにより、時間精度の高いデータを収集することができる。また、他の実施形態においては、第1基板100がデータテーブル254を記憶してもよい。これにより、リアルタイムOSによってデータテーブル254にデータが格納されるので、データ収集装置11は、時間精度の高いデータテーブルを構築することができる。
なお、他の実施形態においては、1つの基板がデータ収集装置11のすべての機能を有していてもよい。また他の実施形態においては、データ収集装置11が3つ以上の基板を備えてもよい。また、他の実施形態においては、データ収集装置11が備える複数の基板の役割は、第1の実施形態と異なるものであってもよい。
また他の実施形態においては、データ収集装置11が、プロセッサ、メモリ、またはストレージを1つだけ備えるものであってもよい。また他の実施形態においては、第1基板100が変換部113を備えず、第2基板200が第1基板100からコンポーネントの個別プロトコルに従ってデータを受信してもよい。
また、第1の実施形態によれば、データ収集装置11は、データの種類と個別プロトコルとを格納する収集方法テーブルを参照して、個別プロトコルを特定する。これにより、データ収集装置11は、容易に指定されたデータを収集するための個別プロトコルを特定することができる。
また、第1の実施形態によれば、データ収集装置11は、統一データオブジェクトを個別プロトコルに係るフォーマットに変換し、個別プロトコルに従って他のコンポーネントへ出力することができる。これにより、データ収集装置11は、統一フォーマットに対応していないコンポーネントにも、収集したデータを出力することができる。なお、他の実施形態に係るデータ収集装置11は、統一データオブジェクトの個別プロトコルに変換して出力する機能を有しなくてもよい。
また、第1の実施形態によれば、データサーバ30は、定義データベースを参照して、データ収集装置11から受信した統一データオブジェクトに係るデータの値と、その表示名とを関連付けて提供する。これにより、データサーバ30は、識別子の値が意味を有しない文字列であったとしても、ユーザにデータの意味を理解させることができる。なお、他の実施形態においては、データサーバ30は、ユーザに表示名を提示しなくてもよい。この場合、ユーザは、識別子が示すデータの種類を別途調べる必要がある。また、他の実施形態においては、識別子の値を、表示名のようなデータの意味を理解できる文字列にすることで、定義情報に基づく表示名の提供を省略してもよい。また、他の実施形態においては、データサーバ30またはユーザ装置70が定義情報を記憶し、これを参照してデータを提供してもよい。
また、第1の実施形態によれば、1つの作業機械10に対して、複数のユーザそれぞれが収集条件などの処理条件を設定することができる。また第1の実施形態によれば、1人の登録者が複数の処理条件を設定することもできる。複数のユーザは異なる権限を有するユーザを含むものであってよい。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、第1の実施形態に係る統一データオブジェクトは、図2に示す統一フォーマットの構造を有するが、これに限られない。例えば他の実施形態においては、統一データオブジェクトがタイムスタンプを有しなくてもよい。また例えば統一データオブジェクトが他の情報を有していてもよい。
また、第1の実施形態に係る処理条件は、収集条件と送信条件とを含むが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る処理条件はデータを加工するための加工条件を含んでもよい。また他の実施形態に係る処理条件は、収集条件のみまたは送信条件のみを含むものであってもよい。
また、第1の実施形態に係るデータ収集装置11は、PUSH方式またはPULL方式によって配信されたデータを収集するが、これに限られない。例えば他の実施形態に係るコンポーネントが内部の記憶装置にデータを記憶させる場合、データ収集装置11は、コンポーネントの記憶装置にアクセスしてデータを読み出すことで収集してもよい。
1…データ提供システム 10…作業機械 11…データ収集装置 100…第1基板 200…第2基板 110…第1プロセッサ 130…第1メインメモリ 150…第1ストレージ 170…第1インタフェース 210…第2プロセッサ 230…第2メインメモリ 250…第2ストレージ 270…第2インタフェース 12…制御コンポーネント 13…センサ 14…拡張コンポーネント N1…第1ネットワーク N2…第2ネットワーク 111…収集指示入力部 112…収集部 113…変換部 114…データ出力部 211…処理条件受信部 212…収集判定部 213…収集方法特定部 214…収集指示出力部 215…データ取得部 216…収集部 217…変換部 218…データ登録部 219…収集可能リスト通知部 220…データ送信部 251…収集方法テーブル 252…処理条件テーブル 253…収集可能テーブル 254…データテーブル 254A…ローデータテーブル 254B…時系列データテーブル 30…データサーバ 310…プロセッサ 330…メインメモリ 350…ストレージ 370…インタフェース 311…収集可能リスト受信部 312…定義受信部 313…収集可能データ提示部 314…処理条件受信部 315…処理条件送信部 316…データ受信部 317…データ送信部 351…収集可能テーブル 352…データテーブル 50…定義データベース 70…ユーザ装置

Claims (9)

  1. 作業機械に搭載されたコンポーネントからデータを収集するデータ収集装置であって、
    前記コンポーネントから、車載ネットワークを介して複数の値を格納する単位データを収集する収集部と、
    収集された前記単位データを所定のフォーマットに変換することで、統一データオブジェクトを生成する変換部と、
    前記統一データオブジェクトを外部に送信するデータ送信部と
    を備え
    前記変換部は、収集された前記単位データに含まれる複数の値のそれぞれについて、前記値と、前記値に係るデータの種類を示す識別子とを格納する前記統一データオブジェクトを生成する
    作業機械のデータ収集装置。
  2. 物理的に分けられた、リアルタイムOSが稼働する第1基板と汎用OSが稼働する第2基板とを備え、
    前記収集部は、前記第1基板に備えられ、
    前記データ送信部は、前記第2基板に備えられる
    請求項1に記載の作業機械のデータ収集装置。
  3. 前記変換部は、前記第1基板に備えられ、
    前記データ送信部は、前記第1基板から取得した前記統一データオブジェクトを、外部に送信する
    請求項2に記載の作業機械のデータ収集装置。
  4. 前記コンポーネントから取得可能なデータの種類と、当該データを取得するための収集方法とを格納する収集方法テーブルを参照して、前記収集方法を特定する収集方法特定部を備える
    請求項1または請求項2に記載の作業機械のデータ収集装置。
  5. 前記変換部は、前記収集方法テーブルに格納されたデータのオフセットおよびデータ長に基づき、前記統一データオブジェクトに変換する、
    請求項4に記載の作業機械のデータ収集装置。
  6. 前記統一データオブジェクトに係るデータを前記作業機械に搭載された他のコンポーネントに出力するデータ出力部を備え、
    前記変換部は、前記統一データオブジェクトを前記車載ネットワークに係るフォーマットのデータに変換し、
    前記データ出力部は、前記車載ネットワークに係るフォーマットのデータを出力する
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の作業機械のデータ収集装置。
  7. 請求項1に記載のデータ収集装置を備える複数の作業機械と、
    前記複数の作業機械のそれぞれが備えるデータ収集装置から前記統一データオブジェクトを受信するデータサーバと
    を備え、
    前記データサーバは、
    前記データ収集装置から前記統一データオブジェクトを受信するデータ受信部と、
    外部から前記作業機械の識別情報を含むデータ提示リクエストを受信し、前記識別情報に対応する作業機械のデータ収集装置から受信した前記統一データオブジェクトを送信するデータ送信部とを備える
    作業機械のデータ提供システム。
  8. 前記統一データオブジェクトは、データの種類を特定する識別子と前記データの値とを含むデータ構造を有し、
    前記データ送信部は、識別子と当該識別子に係るデータの表示名とを関連付けて記憶する定義情報を参照して、受信した前記統一データオブジェクトに係るデータの値と、前記表示名とを関連付けて送信する
    請求項7に記載の作業機械のデータ提供システム。
  9. 作業機械に搭載されたコンポーネントからデータを収集するデータ収集方法であって、
    前記コンポーネントから、車載ネットワークを介して複数の値を格納する単位データを収集するステップと、
    収集された前記単位データに含まれる複数の値のそれぞれについて、前記値と、前記値に係るデータの種類を示す識別子とを格納する所定のフォーマット統一データオブジェクトを生成するステップと、
    前記統一データオブジェクトを外部に送信するステップと
    を備える作業機械のデータ収集方法。
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