JP2016207069A - Icカード発行用のデータ処理装置、icカードの発行データ生成プログラム、および、icカードの発行データ生成方法 - Google Patents

Icカード発行用のデータ処理装置、icカードの発行データ生成プログラム、および、icカードの発行データ生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 汎用性が高い発行処理が行えるICカード発行用のデータ処理装置を提供する。【解決手段】 実施形態によれば、ICカード発行用のデータ処理装置は、第1の取得部と、第2の取得部と、記憶部と、データ解釈部と、データ変換部と、発行データ生成部と、を有する。記憶部は、個別データの種類ごとのデータ形式を示す複数のフォーマット情報を記憶する。データ解釈部は、記憶部が記憶するフォーマット情報に基づいて第2の取得部が取得する個別データのデータ形式を判別する。データ変換部は、データ解釈部が判別したデータ形式に応じて第2の取得部が取得した個別データを所定のデータ形式に変換する。発行データ生成部は、所定のデータ形式の個別データと第1の取得部が取得した共通データとに基づいてICカードを発行するための発行データを生成する。【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、ICカード発行用のデータ処理装置、ICカードの発行データ生成プログラム、および、ICカードの発行データ生成方法に関する。
近年、各種の取引や認証媒体に用いられる情報記憶媒体を磁気カードからICカードへ移行する手続きが行われている。磁気カードからICカードへ移行する場合、新たなICカードは、既存の磁気カードに記録されている磁気データ(個別データ)とICカードとして動作するための共通データとに基づいて発行される。通常、磁気データは、各運用者が独自に定めたデータ形式で構成される。従来のICカード発行システムは、各運用者が発行するICカードを発行するため、運用者ごとの独自のデータ形式の磁気データにしか対応していない。このため、従来のICカード発行システムは、既存の磁気カードからICカードに移行するためにICカードを発行する場合、特定のデータ形式の磁気データ(個人データ)だけしか扱えず、汎用性が低いという問題がある。
特開2013−25571号公報
上記の課題を解決するために、本発明は、汎用性が高い発行処理が行えるICカード発行用のデータ処理装置、ICカードの発行データ生成プログラム、および、ICカードの発行データ生成方法を提供する。
実施形態によれば、ICカード発行用のデータ処理装置は、第1の取得部と、第2の取得部と、記憶部と、データ解釈部と、データ変換部と、発行データ生成部と、を有する。記憶部は、個別データの種類ごとのデータ形式を示す複数のフォーマット情報を記憶する。データ解釈部は、記憶部が記憶するフォーマット情報に基づいて第2の取得部が取得する個別データのデータ形式を判別する。データ変換部は、データ解釈部が判別したデータ形式に応じて第2の取得部が取得した個別データを所定のデータ形式に変換する。発行データ生成部は、所定のデータ形式の個別データと第1の取得部が取得した共通データとに基づいてICカードを発行するための発行データを生成する。
図1は、実施形態に係るICカード発行システムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係るICカード発行用のデータ処理装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る発行装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係るICカードの構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係る個別データの構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係る発行データ生成アプリケーションの構成例について説明するための図である。 図7は、実施形態に係る発行データ生成処理を説明するためのフローチャートである。
以下、実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施形態に係るICカード発行システムの構成例を概略的に示す図である。
ICカード発行システムは、端末装置(ICカード発行用のデータ処理装置)1、発行装置(ICカード発行装置)2、および、ICカード(携帯可能電子装置)3により構成される。
端末装置1は、ICカード3を運用可能な状態とするための発行処理に必要な発行データを生成する。端末装置1は、例えば、プログラムを実行することによりデータ処理を行うコンピュータで構成する。端末装置1は、1台のコンピュータであっても良いし、複数のコンピュータにより構成しても良い。また、端末装置1と発行装置2とは、一体的に構成する装置であっても良い。
端末装置1は、ICカード発行用のデータ処理プログラムを実行することにより、フォーマット情報D3を参照して、共通データD1及び個別データD2から発行データD4を生成する。
共通データD1は、ICカードとして動作するための情報(ICデータとも称する)である。共通データD1は、発行するICカードの仕様に応じたデータである。共通データD1は、例えば、ICカード3の運用時に使用されるアプリケーション、セキュリティデータ、及び、ICカード3の発行者(運用者)に関する情報などである。また、共通データD1には、ICカード(ICチップ)を初期化するデータも含まれても良い。ここでの初期化とは、アプリケーションの情報などを保存するために、メモリ領域(パーティション)を区切ることを指す。
個別データD2は、発行されるカード毎のデータ(カードホルダーデータ)である。例えば、既存の磁気カード(磁気記録層を有するカード)をICカードに移行する場合、個別データD2は、既存の磁気カードに記憶された情報(磁気データ)であっても良い。個別データD2は、例えば、個人情報、またはカード固有のPINコードなどのICカード3の所有者に関する情報などである。個別データD2は、カードの運用者あるいは運用用途ごとに、独自のファイル形式やデータフォーマット(以下、データ形式と称する)で構成される情報である。本実施形態において、端末装置1には、複数種類のデータ形式の個別データが入力されることを想定する。
フォーマット情報D3は、入力する個別データD2のデータ形成(ファイル形式、フォーマットなど)を判別するための情報である。フォーマット情報D3は、発行データD4を生成する処理(発行データ生成処理)を実行する前に、予め端末装置1に入力される。端末装置1は、各種の個別データD2のデータ形式に対応する複数のフォーマット情報D3(D3a、D3b、…)を保存しておき、発行データ生成処理において参照する。
発行装置(ICカード発行装置)2は、端末装置1からの発行データD4に基づいてICカード(携帯可能電子装置)3に対する発行処理を実行する。例えば、発行装置2は、発行データD4に基づくデータをICカード3内の不揮発性メモリに書き込む。また、発行装置2は、ICカード3の磁気記録層にデータを書き込んだり、ICカード3の基材(本体)にエンボス加工を施したりするようにしても良い。
次に、端末装置1の構成について説明する。
図2は、端末装置1の構成例を示すブロック図である。
端末装置1は、図2に示すように、プロセッサ(CPU)11、ROM12、RAM13、不揮発性メモリ14、操作部15、表示部16、通信I/F17、及び電源部18を備える。プロセッサ11、ROM12、RAM13、不揮発性メモリ14、操作部15、表示部16、及び通信I/F17は、それぞれバスを介して互いに接続される。
プロセッサ11は、端末装置1全体の制御を司る制御部として機能する。プロセッサ11は、例えば、CPUである。プロセッサ11は、ROM12又は不揮発性メモリ14に記憶されている制御プログラム及び制御データに基づいて種々の処理を行う。例えば、プロセッサ11は、ROM12又は不揮発性メモリ14に記憶されているICカードの発行データ生成アプリケーション(発行データ生成アプリケーション)を実行することにより、発行データD4を生成するICカード発行用のデータ処理装置として機能する。
ROM12は、書換え不可な不揮発性のメモリである。ROM12は、例えば、制御用のプログラム及び制御データなどを記憶するプログラムメモリとして機能する。RAM13は、ワーキングメモリとして機能する揮発性のメモリである。RAM13は、例えば、プロセッサ11の処理中のデータなどを一時的に格納する。また、RAM13は、通信I/F17を介して外部の機器と送受信するデータを一時的に格納する。また、RAM13は、プロセッサ11が実行するプログラムを一時的に格納する。
不揮発性メモリ14は、書換え可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ14は、例えば、HDD(ハードディスクドライブ)、あるいはSSD(ソリッドステートドライブ)などで構成する。不揮発性メモリ14は、例えば、制御用のプログラム、制御データ、アプリケーション、及びアプリケーションに用いられるデータなどを記憶する。図2に示す構成例において、不揮発性メモリ14は、後述する発行データ生成アプリケーションを記憶する記憶領域14aと複数種類の個別データのデータ形成を示す複数のフォーマット情報D3(D3a、D3b、…)を記憶する記憶領域14bを有する。記憶領域14bは、複数種類の個別データ(磁気データ)に採用されているデータ形式を示す複数のフォーマット情報D3(D3a、D3b、…)を記憶する。
操作部15は、操作者により入力される操作に基づいて、操作信号を生成するユーザインターフェースである。操作部15は、例えば、キーボード、タッチパネル、テンキ―あるいはポインティングデバイスなどで構成する。操作部15は、生成した操作信号をプロセッサ11に入力する。プロセッサ11は、操作部15により操作者が入力する操作に応じた操作信号に基づいて処理を実行する。
表示部16は、プロセッサ11又はグラフィックコントローラなどの表示処理モジュールからの画像信号に基づいて種々の情報を表示する。表示部16は、例えば、液晶ディスプレイで構成する。操作部15と表示部16とは、タッチパネルを有する表示装置として構成しても良い。
通信I/F17は、ICカード発行システム内の他の機器と通信を行うためのインターフェース装置である。例えば、端末装置1のプロセッサ11は、通信I/F17を介して共通データD1、個別データD2を外部装置から取得する。また、通信部I/F17は、フォーマット情報D3を外部装置から受信しても良い。また、端末装置1のプロセッサ11は、通信I/F17を介して発行データD4を発行装置2へ供給する。
電源部18は、端末装置1の各部に電力を供給する。電源部18は、例えば、商用電源より電力を受け取り、所定の電圧に変換し、端末装置1の各部に供給する。
次に、発行装置2の構成について説明する。
図3は、発行装置2の構成例を示すブロック図である。
発行装置2は、発行データD4に基づいてICカード3を発行する。
発行装置2は、図3に示すように、プロセッサ(CPU)21、ROM22、RAM23、不揮発性メモリ24、通信I/F25、ICリーダライタ26、磁気処理部27、エンボス処理部28、及び電源部29を備える。プロセッサ21、ROM22、RAM23、不揮発性メモリ24、通信I/F25、ICリーダライタ26、磁気処理部27、及びエンボス処理部28は、それぞれバスを介して互いに接続されている。
プロセッサ21は、発行装置2全体の制御を司る制御部として機能する。プロセッサ21は、例えば、CPUである。プロセッサ21は、ROM22又は不揮発性メモリ24に記憶されている制御プログラム及び制御データに基づいて種々の処理を行う。例えば、プロセッサ21は、ROM22又は不揮発性メモリ24に記憶されているICカード発行プログラムを実行することにより、ICカードを発行するICカード発行装置として機能する。
ROM22は、不揮発性のメモリである。ROM22は、例えば、制御用のプログラム及び制御データなどを記憶する。RAM23は、ワーキングメモリとして機能する揮発性のメモリである。RAM23は、プロセッサ21が処理中のデータなどを一時的に格納する。例えば、RAM23は、通信I/F25を介して外部の機器と送受信するデータを一時的に格納する。また、RAM23は、プロセッサ21が実行するプログラムを一時的に格納する。
不揮発性メモリ24は、書換え可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ24は、例えば、HDD(ハードディスクドライブ)、あるいはSSD(ソリッドステートドライブ)などで構成する。不揮発性メモリ24は、例えば、制御用のプログラム、制御データ、アプリケーション、及びアプリケーションに用いられるデータなどを記憶する。
通信I/F25は、ICカード発行システム内の他の機器と通信を行うためのインターフェース装置である。例えば、発行装置2のプロセッサ21は、通信I/F25を介して端末装置1から発行データD4を受け取る。
ICリーダライタ26は、ICカード3内のメモリにデータを書き込んだり、ICカード3内のメモリからデータを読み出したりするモジュール(インターフェース)である。例えば、発行装置2のプロセッサ21は、発行データD4のICチップコーディングデータに基づいてICリーダライタ26によりICカード3の不揮発性メモリにデータを書き込む処理を実行する。
ICリーダライタ26は、接触通信、または非接触通信によりICカード3とデータの送受信を行う。例えば、ICカードが接触通信のインターフェースとして構成される場合、ICリーダライタ26は、ICカード3が装着されるスロットとICカード3が備えるI/Fのコンタクトパターンに接続するための接触端子とを備える。
発行するICカードが接触式のICカードである場合、スロットにICカード3が装着される。この場合、ICリーダライタ26の複数の接触端子は、ICカード3のコンタクトパターンに接続される。これにより、発行装置2とICカード3とは電気的に接続される。ICリーダライタ26は、スロットに装着されるICカード3に対して、電力の供給、クロックの供給、リセット信号の入力、及びデータの送受信などを行う。
また、発行するICカードが非接触式のICカードである場合、ICリーダライタ26は、通信制御部とアンテナとを非接触通信用のインターフェースにより構成する。この場合、ICリーダライタ26は、例えば、通信制御部により、送受信するデータに対して符号化、復号、変調、及び復調などの信号処理を行なう。また、ICリーダライタ26は、符号化及び変調を施したデータをアンテナに供給する。アンテナは、供給されたデータに応じて磁界を発生させる。これにより、ICリーダライタ26は、通信可能範囲に存在する非接触式のICカード3と非接触でデータを送信できる。また、ICリーダライタ26のアンテナは、磁界を検知し、検知した磁界に応じて信号を生成する。ICリーダライタ26の通信制御部は、受信した信号に対して復調及び復号を行う。これにより、ICリーダライタ26は、非接触式のICカード3から送信されたデータを受信できる。
磁気処理部27は、ICカード3が有する磁気記録層に対して情報を書き込む為のモジュールである。発行装置2のプロセッサ21は、磁気処理部27により発行データD4の磁気コーディングデータに基づいてICカード3の磁気記録層に情報を書き込む。
エンボス処理部28は、ICカード3の基材に対してエンボス加工を施す為のモジュールである。発行装置2のプロセッサ21は、エンボス処理部28により発行データD4のエンボスデータに基づいてICカード3の基材にエンボス加工を施す。
電源部29は、発行装置2の各部に電力を供給する。電源部29は、例えば、商用電源より電力を受け取り、所定の電圧に変換し、発行装置2の各部に供給する。
次に、ICカード3の構成について説明する。
図4は、実施形態に係るICカード3の構成例を示すブロック図である。
ICカード3は、携帯可能電子装置である。ICカード3は、図4に示すように、例えば、本体31と本体31内に内蔵されたICモジュール32とを有する。本体31は、プラスチックなどでカード状(例えば矩形状)に形成される。本体31は、ICモジュール32を設置可能な形状であれば、矩形状に限らず如何なる形状であっても良い。ICモジュール32は、本体31に埋め込まれる。ICモジュール32は、ICチップ40と通信部41を含む。ICチップ40と通信部41のインターフェース部とは、互いに接続された状態でICモジュール32を形成する。
ICチップ40は、プロセッサ(CPU)42、ROM43、RAM44、不揮発性メモリ45、コプロセッサ46、電源部47などを備える。また、ICチップ40は、通信部41の一部としての通信制御部を有し、通信部41のインターフェース部に接続する。通信部41、プロセッサ42、ROM43、RAM44、不揮発性メモリ45、コプロセッサ46、電源部47は、バスを介して互いに接続されている。
通信部41は、発行装置2のICリーダライタ26、または他の端末装置(外部機器)のICリーダライタと通信を行うためのインターフェースである。通信部41は、例えばUniversal Asynchronous Receiver Transmitter(UART)などである。
接触式のICカードである場合、通信部41は、発行装置2のICリーダライタ26の接触端子と接触するコンタクトパターンとしてのインターフェース部を有する。コンタクトパターンは、導電性を有する金属などにより構成され、本体31の表面に露出するように形成される接触端子である。即ち、コンタクトパターンは、発行装置2のICリーダライタ26と接触可能に形成される。コンタクトパターンは、金属により形成される面が複数のエリアに区切られて形成される。区切られた各エリアは、それぞれ端子として機能する。通信部41は、コンタクトパターンに接続する通信制御部を有し、コンタクトパターンを介してICリーダライタ26とデータの送受信を行う。
また、ICカードが非接触式のICカードである場合、通信部41は、非接触通信用のユニットとして構成される。非接触通信用の通信部41は、通信制御部とインターフェース部としてのアンテナとを備える。通信部41のアンテナは、例えば、所定の形状で配設される金属線により構成され、ICモジュール32を構成する。非接触通信用の通信部41の通信制御部は、アンテナに接続され、アンテナにより送受信する信号を制御する。
例えば、外部装置(例えば発行装置2及び他の端末装置)へデータを送信する場合、通信部41の通信制御部は、送信するデータの変調(増幅)を行う。例えば、通信制御部は、送信するデータに対して符号化、負荷変調などの信号処理を行う。通信制御部は、信号処理を施したデータとしての出力信号をアンテナに供給する。アンテナは、通信制御部から供給される信号に応じた磁界を発生させる。これにより、ICカード3の通信部41は、非接触通信で、外部装置に対してデータを送信することができる。
また、外部装置(例えば発行装置2及び他の端末装置)からデータを受信する場合、アンテナは、外部装置から送信されるデータを含む電波により発生する誘導電流を通信制御部へ供給する。通信制御部は、アンテナに発生する誘導電流に対して復調、及び復号を行う。通信制御部は、アンテナが受信する信号の解析を行うことにより2値のデータを取得し、解析したデータをプロセッサ42へ送信する。これにより、ICカード3の通信部41は、非接触通信で、外部装置からのデータを受信することができる。
プロセッサ42は、ICカード3全体の制御を司る制御部として機能する。プロセッサ42は、ROM43あるいは不揮発性メモリ45に記憶されている制御プログラム及び制御データに基づいて種々の処理を行う。例えば、発行装置2及び他の端末装置から受信したコマンドに応じて種々の処理を行い、処理結果としてのレスポンスなどのデータの生成を行なう。
ROM43は、予め制御用のプログラム及び制御データなどを記憶する不揮発性のメモリである。ROM43は、製造段階で制御プログラム及び制御データなどを記憶した状態でICカード3内に組み込まれる。即ち、ROM43に記憶される制御プログラム及び制御データは、予めICカード3の仕様に応じて組み込まれる。
RAM44は、ワーキングメモリとして機能する揮発性のメモリである。RAM44は、プロセッサ42の処理中のデータなどを一時的に格納する。例えば、RAM44は、通信部41を介して発行装置2及び他の端末装置から受信したデータを一時的に格納する。またRAM44は、通信部41を介して発行装置2及び他の端末装置に送信するデータを一時的に格納する。またさらに、RAM44は、プロセッサ42が実行するプログラムを一時的に格納する。
不揮発性メモリ45は、例えば、EEPROM(登録商標)などのデータの書き込み及び書換えが可能な不揮発性のメモリを備える。不揮発性メモリ45は、ICカード3の運用用途に応じて制御プログラム及び種々のデータを格納する。
たとえば、不揮発性メモリ45では、プログラムファイル及びデータファイルなどが創成される。創成された各ファイルには、制御プログラム及び種々のデータなどが書き込まれる。プロセッサ42は、不揮発性メモリ45、または、ROM43に記憶されているプログラムを実行することにより、種々の処理を実現することができる。
コプロセッサ46は、暗号処理を行う演算部である。例えば、コプロセッサ46は、発行装置2及び他の端末装置からのコマンドに応じて、暗号化、復号、ハッシュ計算、及び乱数の生成などの処理を行う。例えば、発行装置2及び他の端末装置から相互認証コマンドを受信する場合、コプロセッサ46は、相互認証処理に係る演算処理を実行する。
電源部47は、ICカード3の各部に電力を供給する。ICカード3が接触通信を行う構成を備える場合、電源部47は、通信部41のコンタクトパターンを介して発行装置2のICリーダライタ26から供給される電力をICカード3の各部に供給する。
また、ICカード3が非接触通信を行う構成を備える場合、発行装置2のICリーダライタ26のアンテナから送信される電波、特にキャリア波に基づいて電力を生成する。さらに、電源部47は、動作クロックを生成する。電源部47は、発生させた電力及び動作クロックをICカード3の各部に電力を供給する。ICカード3の各部は、電力の供給を受けた場合、動作可能な状態になる。
次に、個別データD2について説明する。
個別データD2は、個々のICカードに書き込むべき個人情報などを含むカードホルダーデータと呼ばれる情報である。例えば、個別データD2には、カード所有者の氏名及び住所などの個人情報とカードの有効期限及びPAN(Primary Account Number)などのカードの固有情報とが含まれる。また、磁気カードをICカードに置き換えることを想定すれば、個別データD2は、磁気カードの磁気記録部に記憶されていたデータ(磁気データ)としても良い。
個別データD2は、運用者あるいは運用用途ごとに、独自のデータ形式(ファイル形式およびデータフォーマットなど)で構成される情報である。例えば、個別データD2は、利用者(カード所有者)からの申請内容に基づく情報である。個別データD2は、銀行或は信販会社などのICカードの発行主体となる者(運用者)が独自に決めるデータ形式でデータベースに保存される。例えば、個別データD2のファイル形式としては、バイナリ形式、XML形式、CSV形式、テキスト形式などがある。また、個別データD2のデータフォーマットとしては、ファイル形式がバイナリ形式であれば、各種のデータのオフセットとデータ長が決められる。
記憶領域14bに記憶されるフォーマット情報D3は、上述した個別データのデータ形式を示す情報となる。すなわち、フォーマット情報D3は、各個別データについて、ファイル形式を示す情報とデータフォーマットを示す情報とを含む。例えば、バイナリ形式の個別データに対するフォーマット情報D3は、ファイル形式がバイナリ形式であることを示す情報と、データフォーマットとして当該個別データ(バイナリデータ)における各種のデータのオフセットとデータ長とを示す情報とが含まれる。また、XML形式(CSV形式、テキスト形式)の個別データに対するフォーマット情報D3は、ファイル形式がXML形式(CSV形式、テキスト形式)であることを示す情報と当該ファイル形式のデータにおける各種のデータのデータフォーマットを示す情報とが含まれる。
図5は、個別データD2の例を示す図である。
図5に示す例は、個別データD2がバイナリ形式である。図5に示す個別データD2は、バイナリ形式のデータにおいて、「氏名」、「有効期限」、「PAN」などの各種の情報が所定のデータ長分並べられる。
図5に示すような個別データD2は、ファイル形式がバイナリ形式であり、かつ、オフセットおよびデータ長などのデータフォーマットが分かれば、各種のデータを正確に判別できる。図5に示すような個別データD2に対しては、ファイル形式がバイナリ形式であることを示す情報と、個別データ中における各種データのオフセットおよびデータ長などのデータフォーマットを示す情報とを含むフォーマット情報D3を端末装置1の記憶領域14bに予め記憶される。
すなわち、端末装置1が実行する発行データ生成アプリケーション(発行データ生成プログラム)は、フォーマット情報D3を参照して、個別データD2のデータ形式を認識(解釈)することにより、個別データD2に含まれる各種のデータを正確に取得できる。発行データ生成アプリケーションは、個別データD2に含まれる各種のデータを判別(取得)すると、個別データD2を所定のデータ形式に変換し、ICカードの仕様などによって決まる共通データと組み合わせてICカードの発行データを生成する。
例えば、ある代行者が複数のICカードの運用者(依頼元)からICカード発行の業務委託を受ける場合、各々の依頼元から送られる個別データは、それぞれが独自の異なるデータ形式である可能性が考えられる。本実施形態に係る端末装置1は、個別データの種類ごとにデータ形式情報を取得しておき、データ形式情報に基づいて個別データを解釈する。これにより、本実施形態に係る端末装置1は、種々のデータ形式の個別データを取り扱うことができ、複数の依頼元から取得する異なるデータ形式の個別データに対しても発行データの生成が可能となる。
次に、端末装置1における発行データ生成機能について説明する。
端末装置1は、プロセッサ11がICカードの発行データ生成アプリケーション(発行データ生成プログラム)を実行することにより、発行データD4を生成する発行データ生成機能を実現する。
図6は、プロセッサ11が実行する発行データ生成アプリケーションにより実現される各種の機能を示す図である。
図6に示すように、発行データ生成アプリケーションは、共通データ取得部51、個別データ取得部52、個別データ解釈部53、個別データ変換部54、発行データ生成部55、発行データ出力部56などの機能をプロセッサに実行させる。
共通データ取得部51は、端末装置1に入力される共通データD1を取得する機能を実現する。共通データD1は、通信インターフェース17を介して入力される。通信インターフェース17は、ネットワークを介して共通データD1を入力しても良いし、ローカルに接続する機器から入力するようにしても良い。また、共通データD1は、記憶媒体から入力するようにしても良いし、操作者が操作部15としてのユーザインターフェースを用いて入力するようにしても良い。
個別データ取得部52は、端末装置1に入力される個別データD2を取得する機能を実現する。個別データD2は、例えば、通信インターフェース17を介して入力される。また、通信インターフェース17は、ネットワークを介してデータサーバなどの外部装置から個別データD2を入力しても良いし、ローカルに接続する機器から個別データD2を入力するものであっても良い。また、個別データD2は、記憶媒体から入力するようにしても良いし、操作者が操作部15としてのユーザインターフェースを用いて入力するようにしても良い。
個別データ解釈部53は、個別データD2のデータ形式を解釈する機能を実現する。個別データ解釈部53は、不揮発性メモリ14に記憶されているフォーマット情報を参照して、個別データにおける各種の情報を解析(抽出)する。たとえば、個別データD2が図5に示すようなバイナリ形式のデータである場合、個別データ解釈部53は、フォーマット情報に基づいて、個別データ(バイナリデータ)における各種の情報を判別する。
また、フォーマット情報D3は、不揮発性メモリ14の記憶領域14bに予め記憶される。フォーマット情報D3は、入力される個別データD2のデータ形式(ファイル形式およびフォーマットなど)を判別するための情報である。不揮発性メモリ14の記憶領域14bには、対応する個別データの種類数のフォーマット情報D3(D3a、D3b、…)が記憶される。例えば、3種類の個別データに対応する場合、不揮発性メモリ14の記憶領域14bには、3種類のフォーマット情報D3a、D3b、D3cが記憶される。
フォーマット情報D3は、発行処理の前に記憶領域14bに記憶されるものであれば良い。フォーマット情報D3は、適宜、追加することできる。また、不揮発性メモリ14に記憶したフォーマット情報D3は、操作部15としてのユーザインターフェースを用いて編集することもできる。
例えば、フォーマット情報D3は、通信インターフェース17を介して入力されるものであっても良い。通信インターフェース17は、ネットワークを介してフォーマット情報D3を入力しても良いし、ローカルに接続する機器から入力するようにしても良い。また、フォーマット情報D3は、記憶媒体から入力するようにしても良いし、操作者が操作部15としてのユーザインターフェースを用いて入力するようにしても良い。
個別データ変換部54は、所定形式の個別データを生成する機能を実現する。個別データ変換部54は、入力した個別データD2を所定形式の個別データD2´に変換する機能を実現する。個別データ変換部54は、個別データ解釈部53による個別データD2に対する解釈に従って入力した個別データD2を所定形式の個別データD2´に変換する。例えば、個別データ変換部54は、個別データ解釈部53が判別する入力した個別データD2における各種の情報を、所定形式の個別データD2として再構成する。
発行データ生成部55は、発行データD4を生成する機能を実現する。発行データ生成部55は、個別データ変換部54が生成(変換)する所定形式の個別データD2´と共通データ取得部51が取得する共通データとにより発行データを生成する。発行データ生成部55が生成する発行データは、発行装置2によりICカード3を発行する(初期状態のICカードを運用可能な状態のICカードにする)ためのデータである。
発行データD4は、例えば、磁気コーディングデータ、ICチップコーディングデータ、及びエンボスデータなどを備える。磁気コーディングデータは、ICカード3の磁気記録層に情報を記録するデータである。ICチップコーディングデータは、ICカード3の不揮発性メモリに書き込むデータである。エンボスデータは、ICカード3の基材(本体)にエンボス加工するためのデータである。なお、磁気記録層が具備しないICカード3を発行する場合、発行データにおいて、磁気コーディングデータは省略して良い。また、ICカード3にエンボス加工しない場合、発行データにおいて、エンボスデータは省略して良い。
発行データ出力部56は、発行データD4を出力する機能を実現する。発行データ出力部56は、発行データ生成部55が生成した発行データD4を出力する。発行データ出力部56は、通信インターフェース17を介して発行データ生成部55が生成する発行データD4を発行装置2へ出力する。また、発行データ出力部56は、発行データ生成部55が生成する発行データD4をメモリ(不揮発性メモリ14あるいはRAM13)に保持し、発行装置2から要求に応じてメモリに保持している発行データD4を出力するようにしても良い。また、発行データ生成部55は、発行装置2に接続可能な記録装置あるいは発行装置2が読取り可能な記憶媒体に発行データD4を蓄積するようにしても良い。
次に、端末装置1における発行データ生成処理について説明する。
図7は、実施形態に係る端末装置1による発行データ生成処理を説明するためのフローチャートである。
端末装置1のプロセッサ11は、不揮発性メモリ14に記憶されている発行データ生成アプリケーションを実行することにより、発行データ生成処理を行う。例えば、プロセッサ11は、操作員による操作部15への指示に応じて発行データ生成アプリケーションを起動しても良いし、個別データD2あるいは共通データD1の入力に応じて発行データ生成アプリケーションを実行しても良い。
まず、プロセッサ11は、個別データD2を取得する(ステップS1)。個別データD2は、例えば、通信インターフェース17を介して入力される。個別データを取得すると、プロセッサ11は、入力した個別データD2を解釈する(ステップS2)。プロセッサ11は、不揮発性メモリ14の記憶領域14bに記憶されているフォーマット情報D3を参照して、入力した個別データD2を解析する。例えば、プロセッサ11は、記憶領域14bに記憶されている複数のフォーマット情報D3から、入力した個別データD2に対応するフォーマット情報D3を特定する。入力した個別データD2に対応するフォーマット情報D3を特定すると、プロセッサ11は、特定したフォーマット情報D3に基づいて入力した個別データD2における各種の情報を特定する。プロセッサ11は、当該フォーマット情報D3に基づいて入力した個別データD2における各種の情報を特定できた場合に個別データが解釈できたものと判断する。
入力した個別データD2が解釈できなかった場合(ステップS3、NO)、プロセッサ11は、エラー処理を行う(ステップS8)。例えば、プロセッサ11は、エラー処理として、入力した個別データD2が解釈できなかった旨を表示部16に表示しても良い。また、プロセッサ11は、入力した個別データが非対応のデータ形式であることを表示部16に表示するようにしても良い。
入力した個別データD2が解釈できた場合(ステップS3、YES)、プロセッサ11は、入力した個別データD2を所定のデータ形式の個別データD2´に変換する(ステップS4)。所定のデータ形式の個別データD2´は、発行データ生成アプリケーションを実行するプロセッサ11が発行データの生成するための取り扱えるデータ形式であれば良い。例えば、所定のデータ形式の個別データD2´は、フォーマット情報D3に基づく解釈に従って入力した個別データD2から抽出する各種の情報を所定形式に並べたものであっても良い。プロセッサ11は、各フォーマット情報D3(D3a、…)に対応づけた各変換処理によって、入力した個別データD2を所定形式の個別データD2´に変換するようにしても良い。
また、プロセッサ11は、共通データD1を取得する(ステップS5)。共通データD1は、通信インターフェース17を介して入力される。共通データD1は、発行データD4を生成する前であればどの時点で取得しても良い。例えば、プロセッサ11は、個別データD2よりも先に共通データD1を取得しても良いし、個別データD2と同時に(並行して)共通データD1を取得しても良い。また、プロセッサ11は、個別データD2を処理している間に共通データD1を取得しても良いし、入力した個別データD2を所定形式の個別データD2´に変換した後に共通データD1を取得しても良い。
所定のデータ形式の個別データD2´と共通データD1とが得られた後、プロセッサ11は、発行データD4を生成する(ステップS6)。例えば、プロセッサ11は、所定のデータ形式の個別データD2´と共通データD1とを統合することにより発行データD4を生成する。発行データD4は、発行装置2がICカード3を発行するためのデータである。発行データD4は、例えば、磁気コーディングデータ、ICチップコーディングデータ、及びエンボスデータなどを含む。
発行データD4を生成すると、プロセッサ11は、生成した発行データD4を出力する(ステップS7)。例えば、プロセッサ11は、生成した発行データD4を発行装置2へ出力する。また、プロセッサ11は、生成した発行データD4をメモリ(不揮発性メモリ14あるいはRAM13)に保持し、発行装置2から要求に応じて出力するようにしても良い。また、プロセッサ11は、発行装置2に接続可能な外部装置あるいは発行装置2が読取り可能な記憶媒体に発行データD4を記録するようにしても良い。
なお、発行装置2は、上記発行データD4を端末装置1から取得し、取得した発行データD4に基づいてICカード3の発行処理を実行する。発行装置2は、初期状態のICカードに対して発行データD4を記録することで、ICカードの発行処理を実行する。例えば、発行装置2は、ICリーダライタ26により、発行データD4に含まれる初期化情報を元にして、初期状態のICカード3内のメモリ領域を初期化する。また、当該初期化処理が施されたICカード3内のメモリに、発行データD4に含まれるICチップコーディングデータを書き込む。また、発行装置2は、磁気処理部27により、初期状態のICカード3が有する磁気記録層に発行データD4の磁気コーディングデータを書き込む。さらに、発行装置2は、エンボス処理部28により、初期状態のICカード3の基材(本体)に対して発行データD4のエンボスデータに基づく文字や記号をエンボス加工する。
上記したように、実施形態に係る端末装置1は、入力された個別データのデータ形式を解釈し、入力された個別データを所定のデータ形式の個別データに変換し、所定のデータ形式の個別データと共通データとを統合することによりICカードを発行するための発行データを生成するようにしたものである。これにより、端末装置1は、入力された個別データが発行データを生成するために用いられる所定のデータ形式のデータでなくても、個別データを含む発行データを生成できる。
また、端末装置1は、対応可能な個別データ毎の複数のフォーマット情報を記憶部に記憶し、記憶部に記憶したフォーマット情報を参照することにより入力した個別データを解釈する。これにより、端末装置1は、複数種類の個別データを所定形式の個別データに変換する処理を自動化できるため、個別データを所定形式に変換した後に入力する必要がなく、個別データを所定形式に変換する作業を人的に行う必要も無くなる。
なお、上述の各実施の形態で説明した機能は、ハードウエアを用いて構成するに留まらず、ソフトウエアを用いて各機能を記載したプログラムをコンピュータに読み込ませて実現することもできる。また、各機能は、適宜ソフトウエア、ハードウエアのいずれかを選択して構成するものであっても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…端末装置(ICカード発行用のデータ処理装置)、2…発行装置(ICカード発行装置)、3…カード(携帯可能電子装置)、11…プロセッサ、14…不揮発性メモリ、14b…記憶領域、15…操作部、16…表示部、17…通信インターフェース、51…共通データ取得部、52…個別データ取得部、53…個別データ解釈部、54…個別データ変換部、55…発行データ生成部、D1…共通データ、D2…個別データ、D3(D3a、D3b、D3c)…フォーマット情報、D4…発行データ。

Claims (6)

  1. ICカードとして動作するための共通データを取得する第1の取得部と、
    発行するICカードに個別に記録すべき個別データを取得する第2の取得部と、
    複数種類の個別データに対して個別データの種類ごとのデータ形式を示す複数のフォーマット情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部が記憶するフォーマット情報に基づいて前記第2の取得部が取得する個別データのデータ形式を判別するデータ解釈部と、
    前記データ解釈部が判別したデータ形式に応じて前記第2の取得部が取得した個別データを所定のデータ形式に変換するデータ変換部と、
    前記データ変換部が変換した所定のデータ形式の個別データと前記第1の取得部が取得した共通データとに基づいてICカードを発行するための発行データを生成する発行データ生成部と、
    を有するICカード発行用のデータ処理装置。
  2. 前記記憶部が記憶する各フォーマット情報は、データ形式として、ファイル形式とデータフォーマットとを示す、
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記記憶部が記憶する複数のフォーマット情報のうちの少なくとも1つのフォーマット情報は、データ形式として、ファイル形式が、バイナリ形式、XML形式、CSV形式、テキスト形式の何れかである、
    請求項1又は2の何れかに記載のデータ処理装置。
  4. 前記記憶部が記憶する複数のフォーマット情報のうちの少なくとも1つのフォーマット情報は、ファイル形式がバイナリ形式で、データフォーマットが各種データのオフセットとデータ長と示す情報である、
    請求項1乃至3の何れかに記載のデータ処理装置。
  5. コンピュータに、
    ICカードとして動作するための共通データを取得する第1の取得機能と、
    発行するICカードに個別に記録すべき個別データを取得する第2の取得機能と、
    個別データの種類ごとのデータ形式を示す複数のフォーマット情報を記憶する記憶部が記憶する情報に基づいて前記第2の取得機能により取得した個別データのデータ形式を判別するデータ解釈機能と、
    前記データ解釈機能により判別したデータ形式に応じて前記第2の取得機能により取得した個別データを所定のデータ形式に変換するデータ変換機能と、
    前記データ変換機能により変換した所定のデータ形式の個別データと前記第1の取得機能により取得した共通データとに基づいてICカードを発行するための発行データを生成する発行データ生成機能と、
    を実現させるためのICカードの発行データ生成プログラム。
  6. ICカードとして動作するための共通データを取得し、
    発行するICカードに個別に記録すべき個別データを取得し、
    個別データの種類ごとのデータ形式を示す複数のフォーマット情報を記憶する記憶部が記憶する情報に基づいて前記取得した個別データのデータ形式を判別し、
    判別したデータ形式に応じて前記取得した個別データを所定のデータ形式に変換し、
    変換した所定のデータ形式の個別データと前記取得した共通データとに基づいてICカードを発行するための発行データを生成する、
    ICカードの発行データ生成方法。
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