JP7202096B2 - 吐出部材およびそれを用いたエアゾール製品 - Google Patents

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Description

本発明は、エアゾール容器に取り付けられる吐出部材とそれを用いたエアゾール製品に関し、特に渦輪の形成に適した吐出部材とそれを用いたエアゾール製品に関する。
特許文献1には、エアゾール容器に固定された固定部材と、この固定部材に回転可能に取り付けられた外装体と中皿とを備えた吐出部材が開示されている。この吐出部材は、外装体および中皿の回転操作を、エアゾール容器の軸方向の力に変換する変換機構を備えている。具体的には、固定部材に案内突起が設けられ、中皿にこの案内突起に沿って摺動する摺動突起が設けられており、外装体とともに中皿を回転させると、案内突起の外形に沿って中皿が上下動するようになっている。そして、その上下動を利用して、エアゾール容器のバルブを開放して固定部材と中皿との間に生じる拡散室内に内容物を吐出する工程と、拡散室から内容物を外部に押し出す工程とを繰り返すことができるようになっている。なお、内容物は、外部に押し出される際に複数の成形孔を通ることで例えば花を模した形状に成形される。
また、特許文献2には、回転操作を上下動に変換し、エアゾール容器から霧状体を噴射する吐出部材が開示されている。
特開2018-052566号公報 特開2013-244432号公報
ところで、特許文献1の吐出部材は、主に泡状体を吐出するためのものであって、霧状体を吐出するものには適用できない。特許文献2の吐出部材は霧状体を吐出するものであるが、単にノズルから霧状体を噴射するだけであって、霧状体で何か形作るという考えはない。
そこで本発明は、エアゾール容器から噴射された霧状体で渦輪を作ることができる吐出部材の提供を目的とする。
本発明の吐出部材は、エアゾール容器2に取り付けられる吐出部材であって、エアゾール容器2から噴射された霧状体を貯留する貯留空間Sと、霧状体を貯留空間S外に放出するための放出孔11aとを有する貯留部材11と、放出孔11aを通じて貯留空間Sから霧状体を押し出す押出手段Pとを備えており、放出孔11aが略円形であって、貯留空間Sよりも小径とされていることを特徴としている。
また、貯留空間Sに霧状体を噴射する噴射孔14aと放出孔11aとがずれた位置に設けられていることが好ましい。また、押出手段Pが、貯留部材11内に挿入された押出部材12と、押出部材12を放出孔11a側に付勢するバネ13とによって構成されていることが好ましい。
また、貯留部材11を押出部材12に対して相対的に回転させることでバネ13の付勢力に抗して押出部材12を押し付けつつ、さらに回転させることでその押し付けを急に開放するカム機構Cが貯留部材11と押出部材12とで構成されていることが好ましい。
具体的には、カム機構Cが、貯留部材11の内面に設けられた案内溝11bと、押出部材12の外面に設けられ案内溝11bに沿って摺動する突起12dとからなり、案内溝11bが、押出部材12をバネ13の付勢力に抗して押し付ける傾斜部11b1と、その押し付けを急に開放する開放部11b2とを備えていることが好ましい。
押出部材12の押し付けに伴ってエアゾール容器2の噴射操作が行われることが好ましい。
本発明のエアゾール製品は、上記いずれかに記載の吐出部材10と、吐出部材10を装着したエアゾール容器2と、そのエアゾール容器2に充填された内容物とから構成されている。
本発明の吐出部材では、エアゾール容器から噴射された霧状体を貯留空間内に貯留することができ、霧状体を貯留空間から放出するための放出孔が略円形であって、貯留空間よりも小径とされているため、押出手段によって放出孔から霧状体を貯留空間外に押し出すことで、霧状体が渦輪(リング状)となって吐出される。
貯留空間に噴射する噴射孔と放出孔とがずれた位置に設けられている場合は、貯留空間内に霧状体を貯留しやすく、はっきりと視認できる渦輪を形成しやすい。また、押出手段が、貯留部材内に挿入された押出部材と、押出部材を放出孔側に付勢するバネとによって構成されていれば、バネによって霧状体を勢い良く放出することができ、渦輪を作りやすい。また、エアゾール容器内の内容物の圧力が低くても渦輪によって内容物(霧状体)を遠くに届けることができる。
また、貯留部材を押出部材に対して相対的に回転させることでバネの付勢力に抗して押出部材を押し付けつつ、さらに回転させることでその押し付けを急に開放するカム機構が、貯留部材と押出部材とで構成されていれば、貯留部材を回転させるだけで渦輪を吐出することができる。
特にカム機構が、貯留部材の内面に設けられた案内溝と、押出部材の外面に設けられ案内溝に沿って摺動する突起とからなり、案内溝が、押出部材をバネの付勢力に抗して押し付ける傾斜部と、その押し付けを急に開放する開放部とを備えていれば、押出部材の動きが安定し、安定して渦輪を作ることができる。
押出部材の押し付けに伴ってエアゾール容器の噴射操作が行われれば、貯留空間への霧状体の供給と、供給された霧状体の放出とを一連の動作で行うことができる。前記エアゾール容器が定量バルブを備えている場合は、渦輪の大きさや吐出される勢いや拡散状態が安定しやすい。
本発明のエアゾール製品を示す断面図である。 カム機構の模式図である。 貯留部材を回転操作したときの一連の状態を示すエアゾール製品の断面図である。 本発明の異なる実施形態のエアゾール製品を示す断面図である。 定量バルブの模式図であって、図5Aは噴射操作前、図5Bは噴射操作時を示す。
本発明の吐出部材10は、図1に示すように、エアゾール容器2に取り付けて使用するものであって、エアゾール容器2から噴射される霧状体を貯留するための貯留空間Sと、霧状体を貯留空間S外に放出するための放出孔11aとを有する貯留部材11と、放出孔11aを通じて貯留空間Sから霧状体を押し出す押出手段Pとを備えている。
押出手段Pは、貯留部材11内に挿入された押出部材12と、押出部材12を放出孔11a側に付勢するバネ13とによって構成されている。
また、吐出部材10はカム機構Cを備えている。具体的には、貯留部材11を押出部材12に対して相対的に回転させることでバネ13の付勢力に抗して押出部材12を押し付けつつ、さらに回転させることでその押し付けを急に開放するカム機構Cが、貯留部材11と押出部材12とで構成されている。
その他、吐出部材10は、エアゾール容器2内の内容物を霧状に噴射するためのボタン14と、貯留部材11の回転をガイドするガイド部材15とを備えている。そして、この吐出部材10を、内容物が充填されたエアゾール容器2に取り付けることで、エアゾール製品1を構成している。以下、各構成部品について詳細に説明する。
エアゾール容器2は、上端に開口部を有する有底筒状の容器本体3と、容器本体3の開口部を塞ぐように取り付けられるバルブアッセンブリ4とから構成されている。バルブアッセンブリ4は、容器本体3内外を連通/遮断するバルブ機構Bと、バルブ機構Bを容器本体3に取り付けるためのマウンティングカップ4bとから構成されている。バルブ機構Bは、ステム4aと、ステムラバーと、ステム4aとステムラバーを保持するハウジングと、ステム4aを上方に付勢しステムラバーによる閉塞を維持するバネとから構成されている。このバルブ機構Bは、ステム4aを押し下げることで開放され、エアゾール容器2内の内容物を噴射できるようになっている。この実施形態では、容器本体3とマウンティングカップ4bとが金属製であり、容器本体3とマウンティングカップ4bとの係合部にビード部5が形成されている。ただ、樹脂製としても良い。
エアゾール容器2に充填される内容物は、噴射剤と原液である。噴射剤としては、例えばプロパン、ブタン、ペンタンなどの炭素数が3~5の脂肪族炭化水素、ハイドロフルオロオレフィン、ジメチルエーテルなどの液化ガスや、炭酸ガス、窒素などの圧縮ガスなどが挙げられるが、霧状体を形成しやすく渦輪を作りやすい点から液化ガスを用いることが好ましい。原液としては、例えば消臭剤、芳香剤、殺虫剤、防虫剤、殺菌剤などの空間用の有効成分と、エタノールなどのアルコール、水、炭化水素油などの油分などの溶媒とからなるものが挙げられる。特に、内容物中に液化ガスを40~95質量%含有するものが好ましく、渦輪を遠方に届けやすい。また、液化ガスの圧力は0.1~0.4MPa(25℃)と低いものが好ましい。霧状体が貯留空間S内に滞留しやすく、滞留している霧状体は押出手段Pにより渦輪を形成しやすく、遠方に届けやすいためである。但し、これらに限られることは無く、噴射したときに霧状となるものであれば適宜使用可能である。
貯留部材11は上底を有する略円筒状である。そして貯留部材11の内側の略円柱状の空間の一部が貯留空間Sとなっている。放出孔11aは上底の中心に設けられている。放出孔11aは平面視略円形であって、貯留空間Sの外径(すなわち、貯留部材11の内径)よりも小径とされている。具体的には、放出孔11aの径は、貯留空間Sの内径の1/5~2/5とされている。なお、この状態は、放出孔11aの周りに縁が設けられており、貯留空間Sからの出口が縁によって窄められているともいえる。
貯留部材11の内面には、カム機構Cの一部を構成する案内溝11bが設けられている。この案内溝11bは、貯留部材11の肉厚を一部薄くすることで構成されており、その形状は側面視略鋸歯状である。具体的には、図1および図2に示すように、押出部材12をバネ13の付勢力に抗して押し付けるための傾斜部11b1と、その押し付けを急に開放するための開放部11b2とを有している。なお、開放部11b2はバネ13の付勢方向に対して平行に設けられている。具体的には、貯留部材11の中心軸と平行に設けられている。また、案内溝11bは、傾斜部11b1と開放部11b2とを繋ぐ水平部を有している。この水平部は、傾斜部11b1による押出部材12の押し付けを維持するもの(以下、第1水平部11b3)と、傾斜部11b1による押し付けが解除された状態を維持するもの(以下、第2水平部11b4)の2種類がある。案内溝11bは周方向に連続しており、これら傾斜部11b1、開放部11b2、第1水平部11b3、第2水平部11b4は複数設けられている。但し、各1つずつ設けるだけでも良い。
押出部材12は上底を有する略円筒状である。中心(内部)に設けられた略円柱状の空間は、ボタン14を挿入(収容)するための挿入孔12aである。上底(天面)は貯留空間Sを圧縮するための押出部12bである。押出部12bの中心には、後述するボタン14の噴射孔14aと連通する連通孔12b1が設けられている。押出部12bの下方には、バネ13を装着するための装着部12cが設けられている。押出部12bの外径は、貯留部材11の内径(案内溝11bが設けられていない部分の内径)より僅かに小とされている。そのため、押出部材12は貯留部材11内を抵抗無く上下動できる。押出部12bの外周には、カム機構Cの一部を構成する突起12dが設けられている。なお、カム機構Cは、案内溝11bと突起12dとによって構成されている。突起12dは、案内溝11b(特に傾斜部11b1)に沿って摺動しやすいよう、例えば傾斜部11b1と平行な面を備えた側面視略三角形状とされている(図2参照)。装着部12cの外径は、押出部12bの外径よりも小とされている。そして装着部12cの外周にバネ13が外嵌されている。
バネ13としては例えばコイルバネを用いる。ただ、押出部材12を放出孔12a側に付勢できるのであれば、板バネや空気バネなど公知の種々のバネを採用し得る。バネ13の下端は、マウンティングカップ4bの上面と当接している。バネ13による付勢方向は、貯留部材11の中心軸と平行である。
ボタン14は、ステム4aに取り付けられている。このボタン14は略円柱状であって、上端の中心に、内容物を噴射するための噴射孔14aが設けられている。噴射孔14aの下流側には、エアゾール容器2から供給される内容物を霧状に噴射するためのメカニカルブレークアップ機構14bが設けられている。このボタン14は、下部に径外方向に延出されたフランジ部14cを備えている。フランジ部14cの外径は、挿入孔12aの径よりも大とされている。従って、押出部材12が下がってくると、フランジ部14cの上面と、押出部材12(装着部12c)の下端とが当接する。この際、ボタン14の最上面と、押出部材12の上底の下面とが当接しても良い。
ガイド部材15は略円筒状であって、容器本体3の上部をカバーするカバー部15aと、カバー部15aから立ち上がり、貯留部材11の下部を内包する立ち上がり部15bとを備えている。カバー部15aの内面からは径内方向に突出する係止部15cが設けられており、この係止部15cがビード部5下の溝と係合している。立ち上がり部15bの下方からは径内方向に突出する顎部15dが設けられており、貯留部材11を載置できるようになっている。顎部15dの下面はビード部5に当接しており、係止部15cとの間でビード部5を挟み込んだような状態としている。なお、このガイド部材15は必ずしも設ける必要は無い。
上記構成の吐出部材10は、使用していないときは、突起12dが第2水平部11b4に位置している(待機位置:図3のS1参照)。なお、不使用時であっても貯留部材11の内側と押出部材12の上面とで、容量をC1とする貯留空間Sが形成されている。
吐出操作は、貯留部材11を貯留部材11の軸回りに回転させることで行う。貯留部材11を回転させると、図3のS2に示すように、傾斜部11b1に沿って突起12dが徐々に下方に移動する。すなわち、押出部材12がバネ13の付勢力に抗して下方に押し付けられる。このとき、貯留空間Sは押出部材12の下降に伴って徐々にその容量を大きくする。
突起12dが、傾斜部11b1の終点(第1水平部11b3との境界)付近にくると、押出部材12の下端がボタン14のフランジ部14cの上面に当接し、ステム4aが押し下げられてエアゾール容器2から内容物が吐出する。すなわち、エアゾール容器2の噴射操作が行われる。吐出した内容物は、ボタン14内を通って噴射孔14aから貯留空間S内に噴射されるが、この際、霧状体となって貯留空間S内を漂う。なお、この状態において貯留空間Sの容量は最大(C2)となる。内容物の吐出は、突起12dが第1水平部11b3に位置し続ける限り続く(図3のS3参照)。さらに貯留部材11を回転させると、突起12dが第1水平部11b3を越える。すなわち突起12dが開放部11b2に差し掛かり、案内溝11bによる押出部材12の押し付けが急に開放される。この際、押出部材12は圧縮されたバネ13に弾かれるようにして放出孔12a側に移動する。すると、貯留空間Sの容量が急激に減少し(容量C2から容量C1へと戻り)、貯留空間S内を漂っていた霧状体が放出孔11aを介して貯留空間S外へと放出される。勢い良く放出された霧状体は、内側から外側に向かって渦を巻くリング状となる(渦輪を形成する:図3のS4参照)。なお、内容物が噴射孔14aから噴射されるときの容積C2に対する押出部材12により急激に圧縮されて減少したときの容積C1の比(C1/C2)は0.8~0.95であることが好ましい。
突起12dが開放部11b2を通過すると押出部材12は待機位置へと戻る。従って、押出部材12によるボタン14の押し下げも解除され、内容物の吐出は止まる。これにより1回の吐出操作が完了する。案内溝11bは、貯留部材11の内面に連続して設けられていることから、貯留部材11を回転させれば、上記行程を繰り返すことになる。
図4は、本発明の異なる実施形態に係るエアゾール製品を示す断面図である。このエアゾール製品1Aでは、バルブ機構Bとして、1回の吐出操作で一定量噴射できる定量バルブB1を用いている。定量バルブB1は、図5Aに示すように、押出部材12の突起12dが第2水平部11b4に位置するときに、ハウジング4e内と容器本体3内とが連通状態であり、押出部材12の突起12dが第1水平部11b3に位置するときに、ステムラバー4cによるステム孔4a1の閉塞が解放される(ステム孔4a1とハウジング4e内とが連通する)と共にステム4aの下端でハウジング4e内への内容物の供給が遮断されるものが用いられ、押出部材12の回転速度に影響されることなく、一定量の内容物を貯留空間S内に噴射することができる。また、押し下げられたステム4aは、バネ4dによって元の位置に戻ることから、吐出操作がなされる度に、一定量の内容物を噴射することができる。なお、噴射される噴射量は0.01~1mlであることが好ましい。
また、このエアゾール製品1Aでは、噴射孔14aと放出孔11aとがずれた位置に設けられている。具体的には、放出孔11aが貯留部材11の中心軸からずれた位置に設けられており、放出孔11aの中心軸と噴射孔14aの中心軸とがずれている。換言すれば、噴射孔14aの中心軸上に放出孔11aが位置しておらず、霧状体の噴射方向からずれた位置に放出孔11aが設けられている。この場合、霧状体が貯留空間Sで滞留しやすく、また押出部材12により渦輪を形成しやすい。他の構成については、図1に示すエアゾール製品1と同様であることから、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
以上に、この発明の代表的な実施形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施形態では、複数の第1水平部11b3の高さ位置が揃えられていたが、異ならせても良い。具体的には、一部の第1水平部11b3の高さ位置を、エアゾール容器2の噴射操作が行われない位置としても良い。この場合でも、貯留空間Sに霧状体が残っていれば渦輪を放出することができる。また、貯留空間Sに留まる霧状体を有効に使用することができる。また、第1水平部11b3、第2水平部11b4の両方またはいずれか一方を省略しても良い。この場合であってもカム機構Cは成立する。異なる実施形態間での構成の一部の転用は適宜行うことができる。例えば、図1のエアゾール製品1に対して定量バルブB1を用いたり、放出孔11aをずらして設けても良い。また、図4のエアゾール製品1Aにおいて、放出孔11aを中心に設けても良い。突起12dの数は1つでもそれ以上でも良い。突起12dを複数設ける場合、押出部材12の外周において、周方向に等間隔に設けても良い。また、貯留部材11に突起12dを設け、押出部材12に案内溝11bを設けても良い。貯留部材11とガイド部材15との間に、周方向に連続する溝と、この溝に係合する突片とからなる、貯留部材11の抜け止め機構を設けても良い。この場合、貯留部材11の周方向の回転を許容しながらも、ガイド部材15からの貯留部材11の抜けが防止される。
1、1A エアゾール製品
2 エアゾール容器
3 容器本体
4 バルブアッセンブリ
4a ステム
4a1 ステム孔
4b マウンティングカップ
4c ステムラバー
4d バネ
4e ハウジング
5 ビード部
10 吐出部材
11、11A 貯留部材
11a 放出孔
11b 案内溝
11b1 傾斜部
11b2 開放部
11b3 第1水平部
11b4 第2水平部
12 押出部材
12a 挿入孔
12b 押出部
12b1 連通孔
12c 装着部
12d 突起
13 バネ
14 ボタン
14a 噴射孔
14b メカニカルブレークアップ機構
14c フランジ部
15 ガイド部材
15a カバー部
15b 立ち上がり部
15c 係止部
15d 顎部
C カム機構
S 貯留空間
P 押出手段
B バルブ機構
B1 定量バルブ

Claims (7)

  1. エアゾール容器に取り付けられる吐出部材であって、
    エアゾール容器から噴射された霧状体を貯留する貯留空間と、霧状体を貯留空間外に放出するための放出孔とを有する貯留部材と、
    放出孔を通じて貯留空間から霧状体を押し出す押出手段とを備えており、
    前記放出孔が略円形であって、貯留空間よりも小径とされており
    前記貯留空間に霧状体を噴射する噴射孔の中心軸と前記放出孔の中心軸とがずれている、
    吐出部材。
  2. 前記押出手段が、貯留部材内に挿入された押出部材と、押出部材を放出孔側に付勢するバネとによって構成されている、請求項1記載の吐出部材。
  3. 前記貯留部材を押出部材に対して相対的に回転させることでバネの付勢力に抗して押出部材を押し付けつつ、さらに回転させることでその押し付けを開し、圧縮されたバネに弾かれるようにして押圧部材を放出孔側に移動させるカム機構が、貯留部材と押出部材とで構成されている、請求項記載の吐出部材。
  4. 前記カム機構が、貯留部材の内面に設けられた案内溝と、押出部材の外面に設けられ案内溝に沿って摺動する突起とからなり、
    前記案内溝が、押出部材をバネの付勢力に抗して押し付ける傾斜部と、その押し付けを開放する開放部とを備えている、請求項記載の吐出部材。
  5. 前記押出部材の押し付けに伴ってエアゾール容器の噴射操作が行われる、請求項または記載の吐出部材。
  6. 請求項1~のいずれかに記載の吐出部材と、吐出部材を装着したエアゾール容器と、そのエアゾール容器に充填された内容物とからなるエアゾール製品。
  7. 前記エアゾール容器が、定量バルブを備えている、請求項記載のエアゾール製品。
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