JP7201942B2 - 検出器及び真円度測定機 - Google Patents

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Description

本発明は検出器及び真円度測定機に係り、特に被測定物に対する姿勢変更を行わずに2方向の変位を測定する検出器及び真円度測定機に関する。
真円度測定機は、被測定物の内外径方向の変位を測定する真円度測定と上下方向の変位を測定する平面度測定との、2方向の測定ニーズがある。このため、被測定物に対する検出器の姿勢を変更することで、2方向の測定を行っていた。しかしながら、姿勢変更のためにはユーザによる操作、又は自動変更機構が必要であるという問題があり、姿勢変更を行わずに2方向を精度よく測定可能な検出器が要望されている。
一方、姿勢変更を行わずに複数方向の変位を測定する検出器として、測定する自由度分だけ平行リンク機構を重ねた検出器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような検出器は、平行リンクを重ねるため、構造が複雑であった。また、変位センサが自由度数分、例えば2方向なら2つ必要であった。さらに、測定する複数方向の自由度が分離していないため、誤差が発生しやすいという問題点があった。例えば、上下方向と左右方向との測定が可能な検出器においては、上下方向の変位を内外径方向のリンクの変位で吸収できてしまう。
このような問題点に対し、特許文献2には、測定対象物と接触する接触子をLVDT(Linear Variable Differential Transformer)センサのコアとコイルとのそれぞれに取り付け、2つの接触子により検出器の姿勢を変えることなく2方向の測定を実施する検出器が提案されている。
実開昭64-50303号公報 特許第4884376号公報
しかしながら、特許文献2に記載の検出器では、2箇所の接触点を有するため、測定姿勢に制限があるという問題点があった。また、2箇所の接触点を有するため、検出器の校正が複雑であるという問題点があった。さらに、2つの可動部を接続する軸受部を通して、測定しない側の部材が回転してしまい、測定精度分離が困難という問題点もあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、姿勢変更を行うことなく2方向の変位を精度よく測定する検出器及び真円度測定機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために検出器の一の態様は、それぞれ第1長さの第1リンク部材及び第2リンク部材が対向し、それぞれ第2長さの第3リンク部材及び第4リンク部材が対向する四節平行リンクと、第1リンク部材と平行な方向に伸延する測定子であって、一端が第1リンク部材又は第4リンク部材に支持され、他端に接触子を保持する測定子と、第2リンク部材を第1方向に平行にして固定する第1固定部と、第3リンク部材を第1方向に直交する第2方向に平行に固定する第2固定部と、を有し、第2リンク部材又は第3リンク部材を固定するリンク固定機構と、第1リンク部材、第2リンク部材、第3リンク部材、及び第4リンク部材のうちの対向する一対のリンク部材の一方に設けられた第1部品と他方に設けられた第2部品との相対位置の変位量を検出する変位センサであって、第2リンク部材を固定した場合に第1方向の変位量を検出し、第3リンク部材を固定した場合に第2方向の変位量を検出する変位センサと、を備えた検出器である。
本態様によれば、第1長さの第1リンク部材及び第2リンク部材が対向し、それぞれ第2長さの第3リンク部材及び第4リンク部材が対向する四節平行リンクの第2リンク部材を第1方向に平行な方向に固定した場合に第1方向の変位量を検出し、第3リンク部材を第2方向に平行な方向に固定した場合に第2方向の変位量を検出するようにしたので、姿勢変更を行うことなく2方向の変位を精度よく測定することができる。
変位センサはコア及びコイルを有するLVDT(Linear Variable Differential Transformer)センサであり、LVDTセンサは、コア及びコイルのうちの一方が第1部品であり、他方が第2部品であることが好ましい。これにより、適切に変位量を検出することができる。
一端が第1リンク部材又は測定子に接続され、他端がレバーに接続されたバネを有し、第2リンク部材を固定した場合にレバーを第1方向に向け、第3リンク部材を固定した場合にレバーを第2方向に向けることで接触子に測定力を付与する測定力付与機構を備えることが好ましい。これにより、適切に2方向の変位量を検出することができる。
第2長さは、第1長さと測定子の長さとの和に等しいことが好ましい。これにより、2方向の測定感度を等しくすることができる。
上記目的を達成するために真円度測定機の一の態様は、それぞれ第1長さの第1リンク部材及び第2リンク部材が対向し、それぞれ第2長さの第3リンク部材及び第4リンク部材が対向する四節平行リンクと、第1リンク部材と平行な方向に伸延する測定子であって、一端が第1リンク部材又は第4リンク部材に支持され、他端に接触子を保持する測定子と、第2リンク部材を第1方向に平行にして固定する第1固定部と、第3リンク部材を第1方向に直交する第2方向に平行に固定する第2固定部と、を有し、第2リンク部材又は第3リンク部材を固定するリンク固定機構と、第1リンク部材、第2リンク部材、第3リンク部材、及び第4リンク部材のうちの対向する一対のリンク部材の一方に設けられた第1部品と他方に設けられた第2部品との相対位置の変位量を検出する変位センサであって、第2リンク部材を固定した場合に第1方向の変位量を検出し、第3リンク部材を固定した場合に第2方向の変位量を検出する変位センサと、を備えた検出器と、測定対象物が載置され、回転軸を中心に測定対象物を回転させる回転ステージと、を備え、第1方向及び第2方向は、一方が回転ステージの回転軸と平行な方向であり他方が回転軸と垂直な方向である真円度測定機である。
本態様によれば、姿勢変更を行うことなく回転ステージの回転軸と平行な方向及び垂直な方向の2方向の変位を精度よく測定することができる。
第1方向の変位量を検出する際の変位センサの第1校正値及び第2方向の変位量を検出する際の変位センサの第2校正値を記憶する記憶部と、第2リンク部材を固定した場合には第1校正値を、第3リンク部材を固定した場合には第2校正値を適用して変位センサの出力値を校正する校正部と、を備えることが好ましい。これにより、2方向の変位量を適切に検出することができる。
本発明によれば、姿勢変更を行うことなく2方向の変位を精度よく測定することができる。
真円度測定機の全体構成を示す図 真円度測定機による測定の様子を示す概略図 検出器の内部構成を示す斜視図 検出器の内部構成を示す側面図 測定力付与機構を説明するための検出器の概略図 リンク固定機構を説明するための検出器の概略図 検出器の作用を説明するための図 検出器の作用を説明するための図 検出器の内部構成を示す斜視図 検出器の作用を説明するための図 検出器の作用を説明するための図 真円度測定機の電気的構成を示すブロック図
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施形態について詳説する。
<真円度測定機の構成>
図1は、真円度測定機10の全体構成を示す斜視図である。図1に示すように、真円度測定機10は、本体ベース12上に測定対象物となるワークWを載置する回転ステージ14が設けられている。回転ステージ14は、X方向微動つまみ(不図示)及びY方向微動つまみ(不図示)によって±X方向及び±Y方向に微動送りがされ、X方向傾斜つまみ(不図示)及びY方向傾斜つまみ(不図示)によって±X方向及び±Y方向に傾斜が調整されるようになっている。
なお、±X方向、±Y方向、及び±Z方向は互いに直交する方向であり、±X方向は水平方向(後述するアーム20の移動方向)、±Y方向は±X方向に直交する水平方向、±Z方向は鉛直方向(後述するキャリッジ18の移動方向)である。
本体ベース12の内部には、回転ステージ14に連結されるモータ(不図示)が備えられている。回転ステージ14は、このモータにより±Z方向に平行な回転軸を中心に回転する。
回転ステージ14の上面には、ワークWが載置される。図1に示すワークWは、一定の外径を有する円筒形状を有している。ワークWは、その中心軸が回転ステージ14の回転軸と同軸上となるように載置される。回転ステージ14に載置されたワークWは、回転ステージ14とともに回転軸を中心に回転する。
また、本体ベース12上には、±Z方向に延びるコラム16が立設される。コラム16には、キャリッジ18が±Z方向に移動自在に支持されている。キャリッジ18は、モータ(不図示)の駆動により±Z方向に移動する。
キャリッジ18には、アーム20が±X方向に移動自在に支持されている。アーム20は、モータ(不図示)の駆動により±X方向に移動する。
アーム20の先端には検出器ホルダ22が設けられている。検出器ホルダ22には、検出器24が着脱可能に取り付けられる。検出器24は、略±Z方向に延びるスタイラス26を有している。スタイラス26の先端には接触子28(図2参照)が設けられている。
検出器24は、接触子28の変位を示す電気信号を出力する。検出器24の詳細については後述する。
キャリッジ18の±Z方向の移動及びアーム20の±X方向の移動により、検出器24の±Z方向及び±X方向の位置を変更することができる。
このように構成された真円度測定機10において、回転ステージ14を回転することで、ワークWと検出器24とを相対的に移動させる。そして、検出器24の検出結果に基づいて、ワークWの表面性状を測定することができる。
図2は、真円度測定機10による測定の様子を示す概略図である。図2のF2Aに示すように、回転ステージ14とともに回転するワークWの側面に接触子28を接触させることで、ワークWの真円度を測定することができる。また、図2のF2Bに示すように、回転ステージ14とともに回転するワークWの上面に接触子28を接触させることで、ワークWの上面の平面度を測定することができる。
図2に示すように、真円度測定機10は、検出器24の姿勢を変更することなく、内外径方向の真円度測定と上下方向の平面度測定との、2方向の測定を行うことができる。
<第1の実施形態>
〔検出器の構成〕
図3は、第1の実施形態に係る検出器24の内部構成を示す斜視図である。また、図4は、検出器24の内部構成を示す側面図であり、一部を透視した図である。
図3及び図4に示すように、検出器24は、前述したスタイラス26、接触子28の他、四節平行リンク30、変位センサ60、及び測定力付与機構80等を備えて構成される。
四節平行リンク30は、第1リンクメンバー32、第2リンクメンバー34、第3リンクメンバー36、第4リンクメンバー38、連結部40、連結部42、連結部44、及び連結部46を備えている。また、四節平行リンク30は、連結部44において平行リンク支持部48によって支持される。
第1リンクメンバー32(第1リンク部材の一例)は、スタイラス26を保持している。スタイラス26は、第1リンクメンバー32と平行な方向に伸延するように保持される。四節平行リンク30から接触子28まで、ここでは連結部42から接触子28までを測定子27と呼ぶ。なお、スタイラス26は、第1リンクメンバー32に保持される構成に限定されず、第1リンクメンバー32と平行な方向に伸延して第1リンクメンバー32又は第4リンクメンバー38に保持されていればよい。
第1リンクメンバー32の一端には、連結部40によって第3リンクメンバー36(第3リンク部材の一例)の一端が揺動自在に連結されている。また、第1リンクメンバー32の他端には、連結部42によって第4リンクメンバー38(第4リンク部材の一例)の一端が揺動自在に連結されている。
第2リンクメンバー34(第2リンク部材の一例)の一端には、連結部44によって第3リンクメンバー36の他端が揺動自在に連結されている。また、第2リンクメンバー34の他端には、連結部46によって第4リンクメンバー38の他端が揺動自在に連結されている。
このように構成された四節平行リンク30によって、接触子28が2次元平面内を移動可能となる。
ここで、第1リンクメンバー32及び第2リンクメンバー34の長さ(有効リンク長)は、それぞれ第1長さLである。即ち、第1リンクメンバー32の連結部40と連結部42との距離をL、第2リンクメンバー34の連結部44と連結部46との距離をLとすると、以下の式1が成り立つ。
=L=L …(式1)
また、第3リンクメンバー36及び第4リンクメンバー38の長さ(有効リンク長)は、それぞれ第2長さLである。即ち、第3リンクメンバー36の連結部40と連結部44との距離をL、第4リンクメンバー38の連結部42と連結部46との距離をLとすると、以下の式2が成り立つ。
=L=L …(式2)
このように、対向するリンクメンバーの長さ(有効リンク長)を等しく構成することにより、四節平行リンク30は、第1リンクメンバー32、第2リンクメンバー34、第3リンクメンバー36、及び第4リンクメンバー38のうちの1つのリンクメンバーを固定すると、固定したリンクメンバーに対向するリンクメンバーが、固定したリンクメンバーとの平行を維持した状態で円弧運動をする(平行リンク動作)。
四節平行リンク30は、第2リンクメンバー34及び第3リンクメンバー36をそれぞれ独立に固定するリンク固定機構50(図6参照)を備えている。リンク固定機構50の詳細については後述する。
変位センサ60は、第1リンクメンバー32、第2リンクメンバー34、第3リンクメンバー36、及び第4リンクメンバー38のうちの対向する一対のリンクメンバーの一方に設けられた第1部品と他方に設けられた第2部品との相対位置の変位量を検出する。ここでは、変位センサ60は、ボビン62及びコア64(図7参照)を備えたLVDT(Linear Variable Differential Transformer)センサである。ボビン62及びコア64のうちの一方が第1部品に相当し、他方が第2部品に相当する。
ボビン62は、空洞部を有する円筒形状を有している。ボビン62にはコイル(不図示)が巻回されている。ボビン62は、空洞部を第3リンクメンバー36に平行にした状態で、第3リンクメンバー36に設けられたボビン支持部66に支持される。
コア64は、円柱形状を有している。コア64は、円柱の軸を第4リンクメンバー38に平行にした状態でボビン62の空洞部に挿通され、第4リンクメンバー38に設けられたコア支持部68に支持される。なお、第3リンクメンバー36にコア支持部68を設けてコア64を支持し、第4リンクメンバー38にボビン支持部66を設けてボビン62を支持してもよい。
測定力付与機構80は、測定力付与ダイヤル82、及び測定力付与ダイヤル82を回転自在に支持する測定力付与ダイヤル支持部84を備えている。測定力付与ダイヤル支持部84は、平行リンク支持部48に支持されている。測定力付与機構80は、第1リンクメンバー32を付勢して接触子28に測定力を付与する。
なお、平行リンク支持部48は、支持部49によって±Z方向を軸に回転可能に支持される。これにより、検出器24は、±X方向の変位の検出と±Y方向の変位の検出を切り替えることができる。
〔測定力付与機構の構成〕
図5は、測定力付与機構80を説明するための検出器24の概略図である。図5では、測定力付与ダイヤル82、及び測定力付与ダイヤル支持部84の図示は省略している。また、図5では、±X方向及び±Y方向を区別せず水平方向を±R方向と表記している。
図5に示すように、測定力付与機構80は、測定力付与レバー86、及び測定力付与バネ88を備えている。
測定力付与ダイヤル82の回転軸(不図示)は、測定力付与ダイヤル支持部84を貫通して、測定力付与レバー86の軸支側86Aを軸支している。測定力付与レバー86は、測定力付与ダイヤル82の回転に伴って軸支側86Aを中心に非軸支側86Bが円弧を描いて回転する。
第1リンクメンバー32のRZ平面視において測定力付与ダイヤル82の回転軸と重なる位置にはバネ固定部(不図示)が設けられ、測定力付与バネ88の一端が接続される。また、測定力付与バネ88の他端は、測定力付与レバー86の非軸支側86Bに接続される。したがって、測定力付与バネ88は、バネ力により第1リンクメンバー32を測定力付与レバー86の非軸支側86Bの方向に付勢する。この付勢力は、スタイラス26を介して接触子28に測定力として付与される。
例えば、図5のF5Aに示すように、測定力付与レバー86の非軸支側86Bを-R方向に向けると、第1リンクメンバー32は-R方向に付勢され、接触子28には-R方向に測定力が付与される。これにより、図2のF2Aに示したように、ワークWの真円度を測定することができる。
また、図5のF5Bに示すように、測定力付与レバー86の非軸支側86Bを-Z方向に向けると、接触子28には-Z方向に測定力が付与される。これにより、図2のF2Bに示したように、ワークWの上面の平面度を測定することができる。
また、図5のF5Cに示すように、測定力付与レバー86の非軸支側86Bを+R方向に向けると、接触子28には+R方向に測定力が付与される。これにより、円筒形状のワークWの内径の真円度を測定することができる。
測定力付与機構80は、第1リンクメンバー32と平行リンク支持部48(図3参照)との間に+Z方向にバネ力が作用する自重キャンセルバネ90を備えている。自重キャンセルバネ90は、そのバネ力により、-Z方向に測定力を付与する際の第1リンクメンバー32の自重の影響を排除する。したがって、-Z方向に付与する測定力には第1リンクメンバー32の自重が加わることがなく、-Z方向に付与する測定力と±R方向に付与する測定力との差を小さくすることができる。
〔リンク固定機構の構成〕
図6は、リンク固定機構50を説明するための検出器24の概略図である。検出器24は、図2のF2Aに示すようにワークWの側面に接触子28を接触させて真円度を測定する場合には、第3リンクメンバー36を±R方向(第2方向の一例)に平行にして固定する。また、図2のF2Bに示すようにワークWの上面に接触子28を接触させて平面度を測定する場合には、第2リンクメンバー34を±Z方向(第1方向の一例)に平行にして固定する。
図6に示すように、リンク固定機構50は、第2リンクメンバー固定用ピン52、及び第3リンクメンバー固定用ピン54を備えている。
第2リンクメンバー固定用ピン52(第1固定部の一例)は、±R方向に移動可能に平行リンク支持部48に支持されている。一方、第2リンクメンバー34には、窪み部34Dが設けられている。第2リンクメンバー固定用ピン52を-R方向に移動させると、第2リンクメンバー固定用ピン52は、±Z方向に平行な状態の第2リンクメンバー34の窪み部34Dに係合する。
また、第3リンクメンバー固定用ピン54(第2固定部の一例)は、±Z方向に移動可能に平行リンク支持部48に支持されている。一方、第3リンクメンバー36には、窪み部36Dが設けられている。第3リンクメンバー固定用ピン54を-Z方向に移動させると、第3リンクメンバー固定用ピン54は、±R方向(第2方向の一例)に平行な状態の第3リンクメンバー36の窪み部36Dに係合する。
ワークWの平面度を測定する場合は、図6に示すように、第3リンクメンバー固定用ピン54を+Z方向に移動させて窪み部36Dとの係合を解除する。また、第2リンクメンバー固定用ピン52を-R方向に移動させて窪み部34Dに係合させる。ここで、-Z方向に測定力を付与する際に、測定力付与レバー86の非軸支側86Bを-Z方向に対して角度θだけ+R方向に向ける。
これにより、測定力付与バネ88のバネ力Fのうち、-Z方向の分力F×cosθが接触子28に付与する測定力となり、+R方向の分力F×sinθが窪み部34Dと第2リンクメンバー固定用ピン52との押し付け力となる。この押し付け力により第2リンクメンバー34を±Z方向に平行にして固定することができる。
ワークWの真円度を測定する場合は、第2リンクメンバー固定用ピン52を+R方向に移動させて窪み部34Dとの係合を解除する。また、第3リンクメンバー固定用ピン54を-Z方向に移動させて窪み部36Dに係合させる。
さらに、測定力付与バネ88のバネ力のうち、+Z方向への分力を窪み部36Dと第3リンクメンバー固定用ピン54との押し付け力として発生させつつ、R方向又は-R方向への分力を接触子28の測定力として付与する方向に測定力付与レバー86の非軸支側86Bを向ければよい。
ここでは、リンク固定機構50として、第2リンクメンバー固定用ピン52及び第3リンクメンバー固定用ピン54を用いているが、第2リンクメンバー34及び第3リンクメンバー36を固定する方法はこれに限定されない。例えば、機械的にクランプする方法、又は電磁石によって固定する方法等を採用してもよい。また、リンク固定機構50は、第2リンクメンバー34及び第3リンクメンバー36のいずれか一方を選択的に固定できればよい。
このように、リンク固定機構50により第2リンクメンバー34及び第3リンクメンバー36のそれぞれを独立に固定することで、後述するように接触子28の移動方向を1次元的な移動に制限することができる。
〔検出器の作用〕
図7及び図8は、検出器24の作用を説明するための図である。
図7のF7Aに示すように、第2リンクメンバー34の固定を解放し、第3リンクメンバー固定用ピン54によって第3リンクメンバー36を固定すると、第4リンクメンバー38は、第3リンクメンバー36に対して平行を維持したまま±R方向に移動可能となる。また、測定力付与機構80(図7において不図示)によってR方向又は-R方向に測定力を付与する。
この状態で、測定力を付与した方向に接触子28を測定対象物に接触させると、接触子28は、測定対象物の表面に応じて±R方向に変位する。
図7のF7Bは、F7Aに示す状態から接触子28が+R方向に変位した様子を示している。F7Bに示すように、接触子28が+R方向に変位すると、変位センサ60のコア64は、ボビン62に対して+R方向に相対移動する。
また、図7のF7Cは、F7Aに示す状態から接触子28が-R方向に変位した様子を示している。F7Cに示すように、接触子28が-R方向に変位すると、変位センサ60のコア64は、ボビン62に対して-R方向に相対移動する。
変位センサ60は、この相対移動により発生するコイル電流の変化を検出して、接触子28の±R方向の変位量を検出する。これにより、真円度測定機10は、ワークWの真円度を測定することができる。
一方、図8のF8Aに示すように、第3リンクメンバー36の固定を解放し、第2リンクメンバー固定用ピン52によって第2リンクメンバー34を固定すると、第1リンクメンバー32は、第2リンクメンバー34に対して平行を維持したまま±Z方向に移動可能となる。また、測定力付与機構80(図8において不図示)によって-Z方向に測定力を付与する。
この状態で、測定力を付与した方向に接触子28を測定対象物に接触させると、接触子28は、測定対象物の表面に応じて±Z方向に変位する。
図8のF8Bは、F8Aに示す状態から接触子28が+Z方向に変位した様子を示している。F8Bに示すように、接触子28が+Z方向に変位すると、変位センサ60のコア64は、ボビン62に対して+R方向に相対移動する。
また、図8のF8Cは、F8Aに示す状態から接触子28が-Z方向に変位した様子を示している。F8Cに示すように、接触子28が-Z方向に変位すると、変位センサ60のコア64は、ボビン62に対して-R方向に相対移動する。
変位センサ60は、この相対移動により発生するコイル電流の変化を検出して、接触子28の±Z方向の変位量を検出する。これにより、真円度測定機10は、ワークWの上面の平面度を測定することができる。
<R方向/Z方向感度比>
ここで、±R方向の変位を測定する場合と±Z方向の変位を測定する場合との変位センサ60の感度について考える。
検出器24における測定時の接触子28の変位量をΔ、変位センサ60のボビン62及びコア64の相対変位量をΔLVDTとすると、検出器24の感度Sは、S=ΔLVDT/Δと表すことができる。
接触子28が±R方向に変位する場合の感度をS1R、接触子28が±Z方向に変位する場合の感度をS1Z、測定子27の長さ、即ち連結部42と接触子28との間の距離を第3長さLとし、変位角度が微小角の近似を使用すると、S1R及びS1Zはそれぞれ、
1R=L/(L+L) …(式3)
1Z=L/L …(式4)
と表すことができる。
式3及び式4から、R方向とZ方向との感度比R/Zは、
R/Z=S1R/S1Z=L/(L+L) …(式5)
と表すことができる。
ここで、±R方向の変位を測定する場合の変位センサ60の感度と±Z方向の変位を測定する場合との変位センサ60の感度とは、等しいことが好ましい。式5から、R/Z=1、即ちS1X=S1Zとするためには、
=L+L …(式6)
の関係を満たせばよいことがわかる。
即ち、検出器24は、第2長さLが第1長さLと第3長さLとの和に等しい構成とすることで、±R方向の変位を測定する場合と±Z方向の変位を測定する場合との変位センサ60の感度を等しくすることができる。
<第2の実施形態>
〔検出器の構成〕
図9は、第2の実施形態に係る検出器25の内部構成を示す図であり、一部を透視した図である。第1の実施形態に係る検出器24とは、変位センサ60の配置が異なっている。
図9に示すように、検出器25は、第1リンクメンバー32にコア支持部68が設けられている。コア支持部68はコア64の円柱の軸を第1リンクメンバー32と平行にしてコア64を支持する。また、検出器25は、第2リンクメンバー34にボビン支持部66が設けられている。ボビン支持部66はボビン62(図10参照)の空洞部を第2リンクメンバー34と平行にしてボビン62を支持する。第1リンクメンバー32にボビン支持部66を設けてボビン62を支持し、第2リンクメンバー34にコア支持部68を設けてコア64を支持してもよい。その他の構成は、検出器24と同様である。
〔検出器の作用〕
図10及び図11は、検出器25の作用を説明するための図である。
図10のF10Aに示すように、第2リンクメンバー34の固定を解放し、第3リンクメンバー固定用ピン54によって第3リンクメンバー36を固定すると、第4リンクメンバー38は、第3リンクメンバー36に対して平行を維持したまま±R方向に移動可能となる。また、測定力付与機構80(図10において不図示)によってR方向又は-R方向に測定力を付与する。
この状態で、測定力を付与した方向から接触子28を測定対象物に接触させると、接触子28は、測定対象物の表面に応じて±R方向に変位する。
図10のF10Bは、F10Aに示す状態から接触子28が+R方向に変位した様子を示している。F10Bに示すように、接触子28が+R方向に変位すると、変位センサ60のコア64は、ボビン62に対して+Z方向に相対移動する。
また、図10のF10Cは、F10Aに示す状態から接触子28が-R方向に変位した様子を示している。F10Cに示すように、接触子28が-R方向に変位すると、変位センサ60のコア64は、ボビン62に対して-Z方向に相対移動する。
変位センサ60は、この相対移動により発生するコイル電流の変化を検出して、接触子28の±R方向の変位量を検出する。これにより、真円度測定機10は、ワークWの真円度を測定することができる。
一方、図11のF11Aに示すように、第3リンクメンバー36の固定を解放し、第2リンクメンバー固定用ピン52によって第2リンクメンバー34を固定すると、第1リンクメンバー32は、第2リンクメンバー34に対して平行を維持したまま±Z方向に移動可能となる。また、測定力付与機構80(図11において不図示)によって-Z方向に測定力を付与する。
この状態で、測定力を付与した方向から接触子28を測定対象物に接触させると、接触子28は、測定対象物の表面に応じて±Z方向に変位する。
図11のF11Bは、F11Aに示す状態から接触子28が+Z方向に変位した様子を示している。F11Bに示すように、接触子28が+Z方向に変位すると、変位センサ60のコア64は、ボビン62に対して+Z方向に相対移動する。
また、図11のF11Cは、F11Aに示す状態から接触子28が-Z方向に変位した様子を示している。F11Cに示すように、接触子28が-Z方向に変位すると、変位センサ60のコア64は、ボビン62に対して-Z方向に相対移動する。
変位センサ60は、この相対移動により発生するコイル電流の変化を検出して、接触子28の±Z方向の変位量を検出する。これにより、真円度測定機10は、ワークWの上面の平面度を測定することができる。
<R方向/Z方向感度比>
第1の実施形態と同様に、±R方向の変位を測定する場合と±Z方向の変位を測定する場合との変位センサ60の感度について考える。なお、検出器25は、第1リンクメンバー32及び第2リンクメンバー34の長さ(有効リンク長)は、それぞれ第1長さLである。また、第3リンクメンバー36及び第4リンクメンバー38の長さ(有効リンク長)は、それぞれ第2長さLである。測定子27の長さ、即ち連結部42と接触子28との間の距離は第3長さLである。
検出器25において、接触子28が±R方向に変位する場合の感度をS2R、接触子28が±Z方向に変位する場合の感度をS2Zとし、変位角度が微小角の近似を使用すると、それぞれ、
2R=L/(L+L) …(式7)
2Z=1 …(式8)
と表すことができる。
式7及び式8から、R方向とZ方向との感度比R/Zは、
R/Z=S2R/S2Z=L/(L+L) …(式9)
と表すことができる。
式5及び式9に示すように、検出器24及び検出器25は、ともにR方向/Z方向感度比を同じ式で表すことができる。
また、R/Z=1、即ちS2X=S2Zとするためには、
=L+L …(式10)
の関係を満たせばよいことがわかる。
即ち、検出器25は、第2長さLが第1長さLと第3長さLとの和に等しい構成とすることで、±R方向の変位を測定する場合と±Z方向の変位を測定する場合との変位センサ60の感度を等しくすることができる。
<変位センサの校正>
図12は、真円度測定機10の電気的構成を示すブロック図である。真円度測定機10は、前述の回転ステージ14、キャリッジ18、アーム20、検出器24(図4参照)又は検出器25(図9参照)の変位センサ60の他、制御部100、校正部102、固定リンクメンバー検出部104、記憶部106、算出部108、及び出力部110を備えている。
制御部100は、真円度測定機10の動作を統括制御する。制御部100は、回転ステージ14の回転、キャリッジ18の±Z方向の移動、及びアーム20の±X方向の移動を制御し、回転ステージ14の回転角度、キャリッジ18の±Z方向の位置、及びアーム20の±X方向の位置を把握する。
校正部102は、変位センサ60の出力値を校正する。固定リンクメンバー検出部104は、リンク固定機構50により固定されたリンクメンバーが第2リンクメンバー34及び第3リンクメンバー36のいずれかであるかを検出する。例えば、測定力付与レバー86の向きを検出すればよい。固定したリンクメンバーがいずれかであるかを不図示の入力部からユーザが入力してもよい。
記憶部106は、第2リンクメンバー34を固定して±Z方向の変位を測定する場合の第1校正値、及び第3リンクメンバー36を固定して±R方向の変位を測定する場合の第2校正値が予め記憶されている。第1校正値及び第2校正値は、平面度及び真円度が既知のワークWの測定を事前に行うことで、算出することができる。
校正部102は、固定リンクメンバー検出部104から固定されたリンクメンバーの情報を取得し、取得したリンクメンバーに応じた校正値を適用する。即ち、第2リンクメンバー34が固定されている場合は、記憶部106から第1校正値を取得し、取得した校正値を用いて変位センサ60の出力値を校正する。また、第3リンクメンバー36が固定されている場合は記憶部106から第2校正値を取得し、取得した校正値を用いて変位センサ60の出力値を校正する。
算出部108は、校正部102から出力された値と、制御部100から出力された回転ステージ14の回転角度、キャリッジ18の±Z方向の位置、及びアーム20の±X方向の位置に基づいて、ワークWの真円度及び平面度を算出する。
出力部110は、不図示のディスプレイを備え、算出部108によって算出されたワークWの真円度及び平面度を表示する。
このように、測定方向に応じて変位センサ60の出力値を校正することにより、2方向それぞれを高精度に測定することができる。
<まとめ>
以上のように構成された検出器24及び検出器25によれば、四節平行リンク30を使用し、第2リンクメンバー34又は第3リンクメンバー36を固定するリンク固定機構50を設けたので、固定するリンクメンバーにより、接触子28の運動方向が一意に制限される。これにより、多方向の運動自由度の影響を受けることがなく、高精度に測定することができる。
また、四節平行リンク30の互いに対向するリンクメンバーである第1リンクメンバー32と第2リンクメンバー34、又は第3リンクメンバー36と第4リンクメンバー38に変位センサ60の相対移動する2部品を取り付けたので、いずれの測定方向においても、接触子28の変位に応じて変位センサ60が変位を検知することができる。したがって、1つの変位センサ60で両方向の測定を行うことができる。さらに、四節平行リンク30の互いに向かい合うリンクメンバー同士は、互いに平行な状態を保ったまま移動するので、変位センサ60の相対移動する2部品も平行を保って変位する。このため、円弧運動による誤差を無くすことができ、高精度に測定することができる。
変位センサ60としてボビン62とコア64とを備えるLVDTセンサを使用し、ボビン62とコア64とを平行移動させることで、ボビン62とコア64とのギャップを小さくし、高精度に測定することができる。また、ボビン62とコア64とが平行移動するためにボビン62とコア64との衝突を防止することができ、測定範囲を向上させることができる。
検出器24及び検出器25は、ともにR方向とZ方向との感度比をL/(L+L)と表すことができる。また、L=L+Lの関係を満たすことで、±R方向の変位を測定する場合の変位センサ60の感度と±Z方向の変位を測定する場合の変位センサ60との感度を等しくし、感度を最適化することができる。
さらに、検出器24、検出器25を真円度測定機10に適用し、測定方向を回転ステージ14の回転軸に対して垂直方向(±R方向)と平行方向(±Z方向)に設定することで、ワークWの真円度及び平面度を精度よく分離することができる。また、母線方向(例えば図2における±Y方向)に運動自由度を持たないため、それぞれを高精度に測定することができる。
また、リンクメンバーを固定して測定方向を決定した際に、自動的に測定方向の校正値を適用することで、適切な校正値を適用することでき、2方向それぞれを高精度に測定することができる。
<その他>
検出器24及び検出器25は、±R方向の変位の検出と±Z方向の変位の検出を行うことができる。また、±R方向として、±X方向の変位の検出と±Y方向の変位の検出とを切り替えることができる。したがって、3次元測定機に応用することが可能である。
本発明の技術的範囲は、上記の実施形態に記載の範囲には限定されない。各実施形態における構成等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各実施形態間で適宜組み合わせることができる。
10 真円度測定機
12 本体ベース
14 回転ステージ
16 コラム
18 キャリッジ
20 アーム
22 検出器ホルダ
24 検出器
25 検出器
26 スタイラス
27 測定子
28 接触子
30 四節平行リンク
32 第1リンクメンバー
34 第2リンクメンバー
34D 窪み部
36 第3リンクメンバー
36D 窪み部
38 第4リンクメンバー
40 連結部
42 連結部
44 連結部
46 連結部
48 平行リンク支持部
49 支持部
50 リンク固定機構
52 第2リンクメンバー固定用ピン
54 第3リンクメンバー固定用ピン
60 変位センサ
62 ボビン
64 コア
66 ボビン支持部
68 コア支持部
80 測定力付与機構
82 測定力付与ダイヤル
84 測定力付与ダイヤル支持部
86 測定力付与レバー
86A 軸支側
86B 非軸支側
88 測定力付与バネ
90 自重キャンセルバネ
100 制御部
102 校正部
104 固定リンクメンバー検出部
106 記憶部
108 算出部
110 出力部

Claims (6)

  1. それぞれ第1長さの第1リンク部材及び第2リンク部材が対向し、それぞれ第2長さの第3リンク部材及び第4リンク部材が対向する四節平行リンクと、
    前記第1リンク部材と平行な方向に伸延する測定子であって、一端が前記第1リンク部材又は前記第4リンク部材に支持され、他端に接触子を保持する測定子と、
    前記第2リンク部材又は前記第3リンク部材を固定するリンク固定機構と、
    前記第2リンク部材を固定した場合に前記第2リンク部材に平行な第1方向の変位量を検出し、前記第3リンク部材を固定した場合に前記第1方向に直交する第2方向の変位量を検出する変位センサと、
    を備えた検出器。
  2. 前記変位センサはコア及びコイルを有するLVDT(Linear Variable Differential Transformer)センサであり、
    前記LVDTセンサは、前記コアと前記コイルとの相対位置の変位量を検出する請求項1に記載の検出器。
  3. 一端が前記第1リンク部材又は前記測定子に接続され、他端がレバーに接続されたバネを有し、
    前記第2リンク部材を固定した場合に前記レバーを前記第1方向に向け、前記第3リンク部材を固定した場合に前記レバーを前記第2方向に向けることで前記接触子に測定力を付与する測定力付与機構を備えた請求項1又は2に記載の検出器。
  4. 前記第2長さは、前記第1長さと前記測定子の長さとの和に等しい請求項1から3のいずれか1項に記載の検出器。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の検出器と、
    測定対象物が載置され、回転軸を中心に前記測定対象物を回転させる回転ステージと、
    を備え、
    前記第1方向及び前記第2方向は、一方が前記回転ステージの回転軸と平行な方向であり他方が前記回転軸と垂直な方向である真円度測定機。
  6. 前記第1方向の変位量を検出する際の前記変位センサの第1校正値及び前記第2方向の変位量を検出する際の前記変位センサの第2校正値を記憶する記憶部と、
    前記第2リンク部材を固定した場合には前記第1校正値を、前記第3リンク部材を固定した場合には前記第2校正値を適用して前記変位センサの出力値を校正する校正部と、
    を備えた請求項5に記載の真円度測定機。
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