JP7201091B2 - 処理装置、処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、処理装置、処理方法及びコンピュータ可読媒体に関する。
工場設備などの検査対象構造物の検査に関して、検査対象構造物の形状を検出する技術の開発が進められている。例えば、特許文献1には、3次元レーザスキャナを用いて検査対象構造物の点群データを取得し、取得した点群データに基づいて検査対象構造物の形状を検出する技術が開示されている。
特開2010-151577号公報
ところで、検査対象構造物の形状を検出するために、取得された検査対象構造物の点群データに対し、点群の位置情報に基づいてクラスタリング処理を行う必要がある。クラスタリング処理とは、同一構造物と考えられる点群をクラスタとして分類する処理である。しかしながら、配管類が複雑に入り組んだ設備など、検査対象構造物の形状が複雑である場合、クラスタリング処理において、同一構造物が複数のクラスタに分類されてしまったり、異なる構造物が同一のクラスタに分類されてしまったりすることがあった。このようにクラスタリング処理の精度が良くない場合、検査対象構造物の異常検知を精度良く行なうことができないおそれがあった。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、検査対象構造物の異常検知を精度良く行なうことが可能になるように当該検査対象構造物から取得された点群データを処理することができる処理装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る処理装置は、光照射された検査対象構造物からの反射光に基づいて取得された三次元点群データを、前記データの各点における位置情報に基づいて、前記構造物に対応する形状単位であるクラスタに分類する分類手段と、前記分類されたクラスタに含まれる第1のクラスタと第2のクラスタとが、同一の前記構造物に対応するか否かを、前記分類されたクラスタ間の位置関係に基づいて判定するクラスタ対応付け手段と、を備える。
本発明の第2の態様に係る処理方法は、光照射された検査対象構造物からの反射光に基づいて取得された三次元点群データを、前記データの各点における位置情報に基づいて、前記構造物に対応する形状単位であるクラスタに分類するステップと、前記分類されたクラスタに含まれる第1のクラスタと第2のクラスタとが、同一の前記構造物に対応するか否かを、前記分類されたクラスタ間の位置関係に基づいて判定するステップと、を備える。
本発明の第3の態様に係る非一時的なコンピュータ可読媒体は、光照射された検査対象構造物からの反射光に基づいて取得された三次元点群データを、前記データの各点における位置情報に基づいて、前記構造物に対応する形状単位であるクラスタに分類するステップと、前記分類されたクラスタに含まれる第1のクラスタと第2のクラスタとが、同一の前記構造物に対応するか否かを、前記分類されたクラスタ間の位置関係に基づいて判定するステップと、をコンピュータに実行させるプログラムが格納されている。
本発明によれば、検査対象構造物の異常検知を精度良く行なうことが可能になるように当該検査対象構造物から取得された点群データを処理することができる。
実施の形態1に係る処理装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る処理装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る処理装置における、検査対象構造物から取得された点群データを処理する流れについて説明するフローチャートである。 図3のステップS2におけるサブルーチンの処理の流れについて示すフローチャートである。 図4のステップS101において、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとを生成する方法の一例について説明する模式図である。 図4のステップS102において第1のクラスタと第2のクラスタが一致していると判定されても、第1のクラスタと第2のクラスタとを対応付けしない場合について説明する模式図である。 第1のクラスタと第2のクラスタとの間に点群を補完する方法について説明する模式図である。 第1のクラスタと第2のクラスタとの間に点群を補完する方法について説明する模式図である。 変形例1に係る、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとを生成する方法を実現するための処理装置の構成を示すブロック図である。 図4のステップS101において、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとを生成する方法の別の一例について説明する模式図である。 変形例2に係る、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタが一致していると判定されても、第1のクラスタと第2のクラスタとを対応付けしない処理を実現するための処理装置の構成を示すブロック図である。 図4のステップS102において第1の射影クラスタと第2の射影クラスタが一致していると判定されても、第1のクラスタと第2のクラスタとを対応付けしない処理の別の一例について説明する模式図である。 変形例3に係る、図3のステップS2におけるサブルーチンの処理を実現するための処理装置の構成を示すブロック図である。 変形例3に係る、図3のステップS2におけるサブルーチンの処理の流れについて示すフローチャートである。 図14のステップS206における、第1輪郭線群と第2輪郭線群とで一致する輪郭線の数が閾値以上か否かの判定について、具体的に説明する模式図である。 輪郭に曲線部分を有するクラスタから輪郭線を抽出する方法の一例について説明する模式図である。 変形例4に係る、図3のステップS2におけるサブルーチンの処理を実現するための処理装置の構成を示すブロック図である。 変形例4に係る、図3のステップS2におけるサブルーチンの処理の流れについて示すフローチャートである。 第1のクラスタより検出された最短方向と第2のクラスタより検出された最短方向とのなす角のうち小さい方の角度、及び第2平面について説明する模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。なお、図に示した右手系XYZ座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。
[実施の形態1]
以下、実施の形態1について説明する。
図1は、実施の形態1に係る処理装置10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、処理装置10は、分類手段12と、クラスタ対応付け手段13と、を備えている。
分類手段12は、光照射された検査対象構造物からの反射光に基づいて取得された三次元点群データを、当該三次元点群データの各点における位置情報に基づいて、構造物に対応する形状単位であるクラスタに分類するものである。
クラスタ対応付け手段13は、分類されたクラスタに含まれる第1のクラスタと第2のクラスタとが、同一の検査対象構造物に対応するか否かを、分類されたクラスタ間の位置関係に基づいて判定する。
上述のように構成された処理装置10によれば、検査対象構造物の異常検知を精度良く行なうことが可能になるように当該検査対象構造物から取得された点群データを処理することができる。
[実施の形態2]
以下、実施の形態2について説明する。
まず、実施の形態2にかかるに係る処理装置の構成例について説明する。図2は、実施の形態2に係る処理装置110の構成を示すブロック図である。図2に示すように、処理装置110は、分類手段112と、クラスタ対応付け手段113と、点群補完手段114と、を備えている。
分類手段112は、三次元センサ111により光照射された検査対象構造物からの反射光に基づいて取得された点群データ(三次元点群データ)を、当該点群データの各点における位置情報に基づいて、当該構造物に対応する形状単位であるクラスタに分類するものである。
ここで、三次元センサ111は、少なくとも光の振幅情報をもとに距離を測ることができるもので、検査対象構造物に対して光を照射して点群データを取得する。三次元センサ111は、例えば3D-LiDAR(Light Detection and Ranging)センサである。
クラスタ対応付け手段113は、射影クラスタ生成手段113aと、判定手段113bと、を有する。射影クラスタ生成手段113aは、所定の第1平面に第1のクラスタを射影した第1の射影クラスタと第1平面に第2のクラスタを射影した第2の射影クラスタとを生成する。第1のクラスタと第2のクラスタは、分類手段112によって分類されたクラスタに含まれる任意の2つのクラスタである。なお、所定の第1平面については後述する。
判定手段113bは、クラスタ間の位置関係に基づいて、第1のクラスタと第2のクラスタとを、同一構造物として対応付けするか否かを判定する。判定手段113bは、第1のクラスタと第2のクラスタとの対応付けにおいて、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとが一致するか否かについての判定結果を考慮する。
点群補完手段114は、クラスタ対応付け手段113において第1のクラスタと第2のクラスタとを対応付けすると判定された場合に、第1のクラスタと第2のクラスタとの間に点群を補完する。
次に、図2に示す処理装置110における、検査対象構造物から取得された点群データを処理する流れについて説明する。なお、以下の説明では図2についても適宜参照する。
図3は、処理装置110における、検査対象構造物から取得された点群データを処理する流れについて説明するフローチャートである。図3に示すように、まず、分類手段112が、光照射された検査対象構造物からの反射光に基づいて取得された点群データを、当該点群データの各点における位置情報に基づいて、当該構造物に対応する形状単位であるクラスタに分類する(ステップS1)。続いて、クラスタ対応付け手段113が、分類されたクラスタに含まれる第1のクラスタと第2のクラスタとが、同一の構造物に対応するか否かを、分類されたクラスタ間の位置関係に基づいて判定する(ステップS2)。続いて、点群補完手段114が、クラスタ対応付け手段113において第1のクラスタと第2のクラスタとを対応付けすると判定された場合に、第1のクラスタと第2のクラスタとの間に点群を補完する(ステップS3)。
次に、図3のステップS2における、第1のクラスタと第2のクラスタとが、同一の構造物に対応するか否かを判定する方法について具体的に説明する。
図4は、図3のステップS2におけるサブルーチンの処理の流れについて示すフローチャートである。図4に示すように、まず、射影クラスタ生成手段113aが、所定の第1平面に第1のクラスタを射影した第1の射影クラスタと第1平面に第2のクラスタを射影した第2の射影クラスタとを生成する(ステップS101)。続いて、判定手段113bが、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとが一致するか否かについて判定する(ステップS102)。ステップS102において、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとが一致する場合には、判定手段113bにおいて、第1のクラスタと第2のクラスタを同一の構造物として対応付けする(ステップS103)。ステップS102において、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとが一致しない場合には、判定手段113bにおいて、第1のクラスタと第2のクラスタを同一の構造物としての対応付けしない(ステップS104)。
図5は、図4のステップS101において、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとを生成する方法の一例について説明する模式図である。ここで説明する例では、第1平面は、第1のクラスタの重心と第2のクラスタの重心とを結ぶ直線に垂直な平面である。
まず、クラスタC11を第1のクラスタ、クラスタC12を第2のクラスタとする場合について説明する。図5の上段に示すように、第1平面は、クラスタC11の重心GG11とクラスタC12の重心GG12とを結ぶ直線L1に垂直な平面P1である。図5の中段に示すように、クラスタC11を平面P1に射影することで第1のクラスタに相当する射影クラスタSC11aが生成される。同様に、図5の中段に示すように、クラスタC12を平面P1に射影することで第2のクラスタに相当する射影クラスタSC12aが生成される。なお、図5の中段において、左側にはクラスタC11、クラスタC12の平面P1への射影が、右側にはクラスタC11、クラスタC12の平面P1への射影の輪郭が示されている。
図5の中段より、射影クラスタSC11aと射影クラスタSC12aは一致の程度が高いので、図4のステップS102において、射影クラスタSC11aと射影クラスタSC12aとが一致すると判断される。よって、クラスタC11とクラスタC12は、同一の構造物として対応付けされる(図4のステップS103の処理)。
次に、クラスタC11を第1のクラスタ、クラスタC13を第2のクラスタとする場合について説明する。図5の上段に示すように、第1平面は、クラスタC11の重心GG11とクラスタC13の重心GG13とを結ぶ直線L2に垂直な平面P2である。図5の下段に示すように、クラスタC11を平面P2に射影することで第1のクラスタに相当する射影クラスタSC11bが生成される。同様に、図5の下段に示すように、クラスタC12を平面P2に射影することで第2のクラスタに相当する射影クラスタSC13bが生成される。なお、図5の下段において、左側にはクラスタC11、クラスタC13の平面P2への射影が、右側にはクラスタC11、クラスタC13の平面P2への射影の輪郭が示されている。
図5の下段より、射影クラスタSC11bと射影クラスタSC13bは一致の程度が低いので、図4のステップS102において、射影クラスタSC11bと射影クラスタSC13bとが一致すると判断される。よって、クラスタC11とクラスタC13は、同一の構造物としての対応付けはされない(図4のステップS104の処理)。
なお、図4のステップS102における、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとが一致するか否かの判断(一致の程度が高いか低いかの判断)は、具体的には、例えば次のような方法による。まず、第1の射影クラスタに含まれる点のそれぞれについて、第1の射影クラスタに含まれる点と当該点の最も近くに位置する第2の射影クラスタに含まれる点との距離を算出する。そして、これらの算出された距離の平均(平均距離)を求める。この平均距離が所定値以下であれば第1のクラスタと第2のクラスタが一致していると判定する。
次に、図4のステップS102において第1の射影クラスタと第2の射影クラスタが一致していると判定されても、第1のクラスタと第2のクラスタとを対応付けしない場合について説明する。
図6は、図4のステップS102において第1のクラスタと第2のクラスタが一致していると判定されても、第1のクラスタと第2のクラスタとを対応付けしない場合について説明する模式図である。ここで、クラスタC1の射影クラスタと、クラスタC2の射影クラスタと、が一致しているとする。また、クラスタC2の射影クラスタと、クラスタC3の射影クラスタと、が一致しているとする。
図6に示すように、クラスタC1とクラスタC2はいずれも構造物B1から取得された点群、クラスタC3は構造物B2から取得された点群、クラスタC4は構造物B3から取得された点群である。クラスタC1とクラスタC2は同一の構造物なので、同一構造物として対応付けする必要がある。一方、クラスタC2とクラスタC3は別々の構造物なので、同一の構造物としての対応付けはしないようにする必要がある。
構造物B1における、三次元センサ111に対して手前側の位置には構造物B3が存在している。このため、構造物B1の領域T1からは、構造物B3の影になって三次元センサ111からの光が当たらないので、点群が取得されない。領域T1の三次元センサ111に対して手前側の位置には構造物B3が存在しているので、当該位置からは点群が取得される。
一方、構造物B1と構造物B2とは別々の構造物である。このため、構造物B1と構造物B2の間の領域T2からは点群が取得されない。領域T2の三次元センサ111に対して手前側の位置には構造物が存在していないので、当該位置からも点群が取得されない。
クラスタC2とクラスタC3のように、別々の構造物から取得された2つのクラスタから生成された射影クラスタが、偶然、一致してしまう場合もあり得る。そこで、クラスタ対応付け手段113は、第1のクラスタと第2のクラスタとの間の三次元センサに対して手前側の位置に、所定数以上の点が含まれる第3のクラスタが存在しているか否かを判定する。そして、第3のクラスタが存在している場合には、第1のクラスタと第2のクラスタを対応付けし、第3のクラスタが存在していない場合には、第1のクラスタと第2のクラスタを対応付けしないようにする。
つまり、クラスタC1とクラスタC2との間の三次元センサ111に対して手前側の位置には、所定数以上の点が含まれるクラスタC4が存在するので、クラスタC1とクラスタC2を対応付けする。一方、クラスタC2とクラスタC3との間の三次元センサ111に対して手前側の位置には、所定数以上の点が含まれるクラスタが存在しないので、クラスタC2とクラスタC3は対応付けしない。そして、点群補完手段114(図2参照)により、対応付けされたクラスタC1とクラスタC2との間の領域T1に点群を補完する。これにより、構造物B1に対応するクラスタC5が得られる。
次に、図3のステップS3において、第1のクラスタと第2のクラスタとの間に点群を補完する方法について説明する。
図7及び図8は、第1のクラスタと第2のクラスタとの間に点群を補完する方法について説明する模式図である。図7に示されている、クラスタC6とクラスタC7は、クラスタの輪郭における輪郭線が1本一致しているとする(輪郭線q1が一致)。また、図8に示されている、クラスタC9とクラスタC10は、クラスタの輪郭における輪郭線が2本一致しているとする(輪郭線q2、輪郭線q3が一致)。
図7に示すように、クラスタの輪郭における輪郭線が1本一致している場合、対応付けする2つのクラスタである、クラスタC6とクラスタC7の間において、クラスタC6の重心GG6とクラスタC7の重心GG7とを結ぶ直線L3の方向に沿って点群を補間する。これにより、クラスタC6とクラスタC7とを同一の構造物として対応付けしたクラスタC8が生成される。
一方、図8に示すように、クラスタの輪郭における輪郭線が2本以上一致している場合、対応付けする2つのクラスタである、クラスタC9とクラスタC10の間において、一致している輪郭線うちで互いに対向する2つの輪郭線の間(ここでは輪郭線q2と輪郭線q3の間)に点群を補間する。これにより、クラスタC9とクラスタC10とを同一の構造物として対応付けしたクラスタC11が生成される。
[変形例1]
図4のステップS101において、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとを生成する方法の別の一例について説明する。
図9は、変形例1に係る、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとを生成する方法を実現するための処理装置210の構成を示すブロック図である。図9に示すように、処理装置210のクラスタ対応付け手段213は、図2に示す処理装置110のクラスタ対応付け手段113に対して、最長方向検出手段113cをさらに備えている。最長方向検出手段113cは、分類手段によって分類された全てのクラスタについて、それぞれ、点の数が最も多く並んでいる最長方向を検出する。
クラスタから最長方向を検出する方法として、主成分分析(PCA:Principle Component Analysis)の手法を適用することができる。主成分分析の手法では、主成分(固有ベクトル)の固有値が分散である。主成分分析の手法では、固有値が大きいから順に第1主成分、第2主成分、・・・と呼ぶ。クラスタは3つのパラメータ(x、y、z)から成るため、第1主成分、第2主成分、第3主成分と、3つの主成分が得られる。
上述したように、最長方向は、クラスタにおいて最も点の数が多く並んでいる方向である。主成分分析の手法では、クラスタにおいて最も点の数が多く並んでいる方向である最長方向において、点の分散に相当する、主成分の固有値が最大になる。つまり、主成分の固有値が最大となる第1主成分が最長方向である。よって、主成分分析の手法によって第1主成分を検出することで最長方向を検出することができる。なお、クラスタにおいて最も点の数が少なく並んでいる方向である最短方向は、主成分の固有値が最小となる第3主成分である。ここで、クラスタにおいて最も点の数が少なく並んでいる、とは点の数がゼロの場合を含まないものとする。
図10は、図4のステップS101において、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとを生成する方法の別の一例について説明する模式図である。ここで説明する例では、第1平面は、第1のクラスタの最長方向に垂直な平面である。
まず、クラスタC21を第1のクラスタ、クラスタC22を第2のクラスタとする場合について説明する。図10の上段に示すように、第1平面は、クラスタC21の最長方向に垂直な平面P3である。図10の中段に示すように、クラスタC21を平面P3に射影することで第1のクラスタに相当する射影クラスタSC21aが生成される。同様に、図5の中段に示すように、クラスタC22を平面P3に射影することで第2のクラスタに相当する射影クラスタSC22aが生成される。なお、図10の中段において、左側にはクラスタC21、クラスタC22の平面P3への射影が、右側にはクラスタC21、クラスタC22の平面P3への射影の輪郭が示されている。
図10の中段より、射影クラスタSC21aと射影クラスタSC22aは一致している程度が高いので、図4のステップS102において、射影クラスタSC21aと射影クラスタSC22aとが一致すると判断される。よって、クラスタC21とクラスタC22は、同一の構造物として対応付けされる(図4のステップS103の処理参照)。
次に、クラスタC21を第1のクラスタ、クラスタC23を第2のクラスタとする場合について説明する。図10の上段に示すように、第1平面は、クラスタC21の最長方向に垂直な平面P3である。図10の下段に示すように、クラスタC21を平面P3に射影することで第1のクラスタに相当する射影クラスタSC21aが生成される。同様に、図10の下段に示すように、クラスタC22を平面P3に射影することで第2のクラスタに相当する射影クラスタSC23aが生成される。なお、図10の下段において、左側にはクラスタC21、クラスタC23の平面P3への射影が、右側にはクラスタC21、クラスタC23の平面P3への射影の輪郭が示されている。
図10の下段より、射影クラスタSC21aと射影クラスタSC23aは一致している程度が低いので、図4のステップS102において、射影クラスタSC21aと射影クラスタSC23aとが一致すると判断される。よって、クラスタC21とクラスタC23は、同一の構造物としての対応付けはされない(図4のステップS104の処理参照)。なお、一致の程度が高いか低いかの判定については前述した方法などにより行う。
[変形例2]
次に、図4のステップS102において第1の射影クラスタと第2の射影クラスタが一致していると判定されても、第1のクラスタと第2のクラスタとを対応付けしない処理の別の一例について説明する。
図11は、変形例2に係る、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタが一致していると判定されても、第1のクラスタと第2のクラスタとを対応付けしない処理を実現するための処理装置310の構成を示すブロック図である。図11に示すように、処理装置310のクラスタ対応付け手段313は、図2に示す処理装置110のクラスタ対応付け手段113に対して、画素値平均算出手段113dをさらに備えている。画素値平均算出手段113dは、点群データから距離画像を生成し、生成した距離画像における、第1のクラスタと第2のクラスタとの間の領域に含まれる画素の画素値の平均を算出する。
図12は、図4のステップS102において第1の射影クラスタと第2の射影クラスタが一致していると判定されても、第1のクラスタと第2のクラスタとを対応付けしない処理の別の一例について説明する模式図である。ここで、クラスタC1の射影クラスタと、クラスタC2の射影クラスタと、が一致しているとする。また、クラスタC2の射影クラスタと、クラスタC3の射影クラスタと、が一致しているとする。
図12に示すように、クラスタC1とクラスタC2はいずれも構造物B1から取得された点群、クラスタC3は構造物B2から取得された点群、クラスタC4は構造物B3から取得された点群である。クラスタC1とクラスタC2は同一の構造物なので、同一構造物として対応付けする必要がある。一方、クラスタC2とクラスタC3は別々の構造物なので、同一の構造物としての対応付けはしないようにする必要がある。
三次元センサ111により取得された点群データから生成された距離画像は、三次元センサ111に正対する二次元画像である。ここでは、距離画像はX-Z平面に拡がっている。画素群G1はクラスタC1から得られた画素群、画素群G2はクラスタC4から得られた画素群、画素群G3はクラスタC2から得られた画素群、画素群G5はクラスタC3から得られた画素群である。画素における画素値は、当該画素に対応する位置にある構造物と三次元センサ111との距離が遠くなればなるほど大きくなる。画素群G1、画素群G3、画素群G5は、画素群に対応する位置にある構造物と三次元センサ111との距離がほぼ同じであるため、画素値の平均がほぼ同じになる。これに対し、画素群G2は、画素群G1、画素群G3、画素群G5よりも、画素群に対応する位置にある構造物と三次元センサ111との距離が近い。よって、画素群G2は、画素群G1、画素群G3、画素群G5よりも画素値の平均が小さくなっている。
画素に対応する位置に三次元センサ111と正対する構造物がない場合には画素値は最大になる。画素群G4は、画素群G4に対応する位置に三次元センサ111と正対する構造物がないので画素値は最大になっている。つまり、画素値G4は、画素群G1、画素値G3、画素値G5よりも画素値の平均が著しく大きくなっている。仮に、画素値G4に対応する位置に構造物があったとしても、画素群G1、画素群G3、画素群G5と比べて、構造物と三次元センサ111との距離が遠ければ、画素値の平均は、画素値G4の方が画素群G1、画素値G3、画素値G5よりも大きくなる。
そこで、判定手段113bは、距離画像において、第1のクラスタと第2のクラスタとの間の位置に対応する画素群における画素値の平均が所定の閾値より大きい場合には第1のクラスタと第2のクラスタとを対応付けしないようにする。ここで、所定の閾値は、例えば、第1のクラスタの画素値の平均と、第2のクラスタの画素値の平均と、のうち大きい方にする。第1のクラスタに対応する構造物と第2のクラスタに対応する構造物は、三次元センサ111からの距離がほぼ同じであるとすれば、閾値は第1のクラスタに対応する位置における画素群の画素値の平均とすればよい。第1のクラスタと第2のクラスタの間の構造物が、三次元センサ111に対し手前であるか否かは、第1のクラスタと第2のクラスタの間に対応する位置における画素群と第1のクラスタに対応する位置における画素群との画素値の平均を比較することで判定できる。
図12に示す例では、画素群G2の方が、画素群G1、画素群G2と比べて、画素値の平均が小さいので、領域T1には点群を補完する。一方、画素群G4の方が、画素群G1、画素群G2と比べて、画素値の平均が大きいので、領域T2には点群を補完しない。
[変形例3]
図3のステップS2におけるサブルーチンの処理の別の一例について説明する。
図13は、変形例3に係る、図3のステップS2におけるサブルーチンの処理を実現するための処理装置410の構成を示すブロック図である。図13に示すように、処理装置410のクラスタ対応付け手段413は、図2に示す処理装置110のクラスタ対応付け手段113に対して、輪郭線抽出手段113fと、輪郭線一致数算出手段113gと、をさらに備えている。輪郭線抽出手段113fは、第1のクラスタと第2のクラスタの輪郭線を抽出する。輪郭線一致数算出手段113gは、第1のクラスタと第2のクラスタとで一致する輪郭線の数を算出する。
図14は、変形例3に係る、図3のステップS2におけるサブルーチンの処理の流れについて示すフローチャートである。図14に示すように、まず、射影クラスタ生成手段113aが、所定の第1平面に第1のクラスタを射影した第1の射影クラスタと第1平面に第2のクラスタを射影した第2の射影クラスタとを生成する(ステップS201)。続いて、判定手段113bが、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとが一致するか否かについて判定する(ステップS202)。ステップS202において、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとが一致しない場合には、判定手段113bにおいて、第1のクラスタと第2のクラスタを同一の構造物としての対応付けしない(ステップS203)。
ステップS202において、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとが一致する場合には、輪郭線抽出手段113fが、第1のクラスタと第2のクラスタの輪郭線を抽出する(ステップS204)。続いて、輪郭線一致数算出手段113gが、第1のクラスタから抽出された複数の輪郭線である第1輪郭線群と第2のクラスタから抽出された複数の輪郭線である第2輪郭線群との照合を行ない、第1輪郭線群と第2輪郭線群とで一致する輪郭線の数を算出する(ステップS205)。
ステップS205に続いて、判定手段113bが、第1のクラスタと第2のクラスタとで一致する輪郭線の数が閾値以上か否かを判定する(ステップS206)。ステップS206において、第1のクラスタと第2のクラスタとで一致する輪郭線の数が閾値以上の場合、判定手段113bにおいて、第1のクラスタと第2のクラスタを同一の構造物として対応付けする(ステップS207)。ステップS206において、第1のクラスタと第2のクラスタとで一致する輪郭線の数が閾値未満の場合、処理をステップS203に進め、判定手段113bにおいて、第1のクラスタと第2のクラスタを同一の構造物としての対応付けしない。
図15は、図14のステップS206における、第1輪郭線群と第2輪郭線群とで一致する輪郭線の数が閾値以上か否かの判定について、具体的に説明する模式図である。ここで、一致する輪郭線の数の閾値を2本とする。
図15に示すように、クラスタC21からは輪郭線L21a、L21b、L21c、L21d、クラスタC22からは輪郭線L22a、L22b、L22c、L22d、クラスタC23からは輪郭線L23a、L23b、L23c、L23dと、4本ずつ輪郭線が抽出されている。
まず、第1のクラスタがクラスタC21、第2のクラスタがクラスタC22であるとして検討する。第1輪郭線群は、第1のクラスタであるクラスタC21から抽出された輪郭線L21a、L21b、L21c、L21dである。第2輪郭線群は、第2のクラスタであるクラスタC22から抽出された輪郭線L22a、L22b、L22c、L22dである。第1輪郭線群と第2輪郭線群とでは、輪郭線L21aと輪郭線L22a、輪郭線L21bと輪郭線L22b、が一致している。つまり、第1輪郭線群と第2輪郭線群とで一致する輪郭線の数は2本で、閾値以上である。よって、クラスタC21とクラスタC22は同一の構造物として対応付けする。
次に、第1のクラスタがクラスタC21、第2のクラスタがクラスタC23であるとして検討する。第1輪郭線群は、第1のクラスタであるクラスタC21から抽出された輪郭線L21a、L21b、L21c、L21dである。第2輪郭線群は、第2のクラスタであるクラスタC23から抽出された輪郭線L23a、L23b、L23c、L23dである。第1輪郭線群と第2輪郭線群とでは、輪郭線L21aと輪郭線L23aのみが一致している。つまり、第1輪郭線群と第2輪郭線群とで一致する輪郭線の数は1本で、閾値未満である。よって、クラスタC21とクラスタC23は同一の構造物としての対応付けはしない。
図16は、輪郭に曲線部分を有するクラスタから輪郭線を抽出する方法の一例について説明する模式図である。図16に示すように、まず、輪郭に曲線部分を有するクラスタC13の最短方向を検出する。なお、クラスタC13の最短方向は、例えば、前述した主成分分析の手法により検出する。続いて、クラスタC13を最短方向に垂直な平面P4に射影する。続いて、クラスタC13を平面P4に射影することにより得られた射影クラスタSC13cから輪郭線(L13a、L13b、L13c、L13d)を抽出する。
[変形例4]
図3のステップS2におけるサブルーチンの処理の別の一例について説明する。
図17は、変形例4に係る、図3のステップS2におけるサブルーチンの処理を実現するための処理装置510の構成を示すブロック図である。図17に示すように、処理装置510のクラスタ対応付け手段513は、図2に示す処理装置110のクラスタ対応付け手段113に対して、最短方向検出手段113hと、角度算出手段113iと、差分算出手段113jと、をさらに備えている。
最短方向検出手段113hは、分類手段によって分類された全てのクラスタについて、それぞれ、点の数が最も少なく並んでいる最短方向を検出する。なお、クラスタC13の最短方向は、例えば、前述した主成分分析の手法により検出する。角度算出手段113iは、第1のクラスタより検出された最短方向と第2のクラスタより検出された最短方向とのなす角のうち小さい方の角度を算出する。差分算出手段113jは、第1平均距離と第2平均距離との差分を算出する。ここで、第2平面は第1のクラスタより検出された最短方向に垂直な平面である。第1平均距離は、第1のクラスタに含まれる各点の第2平面からの距離を平均したものである。第2平均距離は、第2のクラスタに含まれる各点の第2平面からの距離を平均したものである。
図18は、変形例4に係る、図3のステップS2におけるサブルーチンの処理の流れについて示すフローチャートである。図18に示すように、まず、射影クラスタ生成手段113aが、所定の第1平面に第1のクラスタを射影した第1の射影クラスタと第1平面に第2のクラスタを射影した第2の射影クラスタとを生成する(ステップS301)。続いて、判定手段113bが、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとが一致するか否かについて判定する(ステップS302)。ステップS302において、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとが一致しない場合には、判定手段113bにおいて、第1のクラスタと第2のクラスタを同一の構造物としての対応付けしない(ステップS303)。
ステップS302において、第1の射影クラスタと第2の射影クラスタとが一致する場合、最短方向検出手段113hが、分類手段によって分類された全てのクラスタについて、それぞれ、点の数が最も少なく並んでいる最短方向を検出する(ステップS304)。続いて、角度算出手段113iが、第1のクラスタより検出された最短方向と第2のクラスタより検出された最短方向とのなす角のうち小さい方の角度を算出する(ステップS305)。続いて、差分算出手段113jが、第1のクラスタに含まれるそれぞれの点における最短方向に垂直な第2平面からの距離を平均した第1平均距離と、第2のクラスタに含まれるそれぞれの点における最短方向に垂直な第2平面からの距離を平均した第2平均距離と、の差分を算出する(ステップS306)。
ステップS306に続いて、判定手段113bが、角度が角度閾値以下で、かつ、差分が差分閾値以下であるか否かについて判定する(ステップS307)。ステップS307において、角度が角度閾値以下で、かつ、差分が差分閾値以下である場合、判定手段113bにおいて、第1のクラスタと第2のクラスタを同一の構造物として対応付けする(ステップS308)。ステップS307において、角度が角度閾値より大きいか、または、差分が差分閾値より大きい場合、処理をステップS303に進め、判定手段113bにおいて、第1のクラスタと第2のクラスタを同一の構造物としての対応付けしない。
図19は、第1のクラスタより検出された最短方向と第2のクラスタより検出された最短方向とのなす角のうち小さい方の角度、及び第2平面について説明する模式図である。ここで、クラスタC31より検出された最短方向を最短方向M31、クラスタC32より検出された最短方向を最短方向M32、クラスタC33より検出された最短方向を最短方向M33とする。
第1のクラスタをクラスタC31、第2のクラスタをクラスタC32とする。図19に示すように、角度θ1が、最短方向M31と最短方向M32とのなす角のうち小さい方の角度、すなわち、第1のクラスタより検出された最短方向と第2のクラスタより検出された最短方向とのなす角のうち小さい方の角度である。第2平面は、クラスタC31より検出された最短方向M31に垂直な平面である平面P5である。
クラスタC31とクラスタC32は、角度θ1が角度閾値以下であるとする。クラスタC31とクラスタC32は、クラスタC31の各点の平面P5からの距離の平均と、クラスタC32の各点の平面P5からの距離の平均と、の差分が差分閾値以下であれば同一の構造物として対応付けされる。
また、図19に示すように、第1のクラスタをクラスタC31、第2のクラスタをクラスタC33とする。角度θ2が、最短方向M31と最短方向M33とのなす角のうち小さい方の角度、すなわち、第1のクラスタより検出された最短方向と第2のクラスタより検出された最短方向とのなす角のうち小さい方の角度である。第2平面は、クラスタC31より検出された最短方向M31に垂直な平面である平面P5である。
クラスタC31とクラスタC33は、角度θ2が角度閾値より大きいとする。クラスタC31とクラスタC33は、クラスタC31の各点の平面P5からの距離の平均と、クラスタC33の各点の平面P5からの距離の平均と、の差分を算出するまでもなく、同一の構造物としての対応付けはされない。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、各処理を、CPU(Central Processing Unit)にプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の処理を実現するためのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、以上で説明した複数の例は、適宜組み合わせて実施されることもできる。
10、110、210、310、410、510 処理装置
12、112 分類手段
13、113、213、313、413、513 クラスタ対応付け手段
111 三次元センサ
113a 射影クラスタ生成手段
113b 判定手段
113c 最長方向検出
113d 画素値平均算出手段
113f 輪郭線抽出手段
113g 輪郭線一致数算出手段
113h 最短方向検出手段
113i 角度算出手段
113j 差分算出手段
114 点群補完手段

Claims (10)

  1. 光照射された検査対象構造物からの反射光に基づいて取得された三次元点群データを、前記データの各点における位置情報に基づいて、前記構造物に対応する形状単位であるクラスタに分類する分類手段と、
    前記分類されたクラスタに含まれる第1のクラスタと第2のクラスタとが、同一の前記構造物に対応するか否かを、前記分類されたクラスタ間の位置関係に基づいて判定するクラスタ対応付け手段と、を備える、処理装置。
  2. 前記クラスタ対応付け手段は、所定の第1平面に前記第1のクラスタを射影した第1の射影クラスタと前記第1平面に前記第2のクラスタを射影した第2の射影クラスタとを生成する射影クラスタ生成手段をさらに有し、
    前記第1平面は、前記第1のクラスタの重心と前記第2のクラスタの重心とを結ぶ直線に垂直であり、
    前記クラスタ対応付け手段は、前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとの対応付けにおいて、前記第1の射影クラスタと前記第2の射影クラスタとが一致するか否かについての判定結果を考慮する、請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記クラスタ対応付け手段は、
    所定の第1平面に前記第1のクラスタを射影した第1の射影クラスタと前記第1平面に前記第2のクラスタを射影した第2の射影クラスタとを生成する射影クラスタ生成手段と、
    前記分類手段によって分類された全てのクラスタについて、それぞれ、点の数が最も多く並んでいる最長方向を検出する最長方向検出手段と、をさらに有し、
    前記第1平面は前記最長方向に垂直であり、
    前記クラスタ対応付け手段は、前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとの対応付けにおいて、前記第1の射影クラスタと前記第2の射影クラスタとが一致するか否かについての判定結果を考慮する、請求項1に記載の処理装置。
  4. 前記クラスタ対応付け手段は、
    前記分類手段によって分類された全てのクラスタについて、それぞれ、存在する複数の輪郭線を抽出する輪郭線抽出手段と、
    前記全てのクラスタに含まれる第1のクラスタと第2のクラスタとについて、前記第1のクラスタから抽出された複数の輪郭線である第1輪郭線群と前記第2のクラスタから抽出された複数の輪郭線である第2輪郭線群との照合を行ない、前記第1輪郭線群と前記第2輪郭線群とで一致する輪郭線の数を算出する輪郭線一致数算出手段と、をさらに有し、
    前記クラスタ対応付け手段は、前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとの対応付けにおいて、前記一致する輪郭線の数を考慮する、請求項2または3に記載の処理装置。
  5. 前記クラスタ対応付け手段は、
    前記分類手段によって分類された全てのクラスタについて、それぞれ、点の数が最も少なく並んでいる最短方向を検出する最短方向検出手段と、
    前記第1のクラスタより検出された最短方向と前記第2のクラスタより検出された最短方向とのなす角のうち小さい方の角度を算出する角度算出手段と、
    前記第1のクラスタに含まれる各点の第2平面からの距離を平均した第1平均距離と、前記第2のクラスタに含まれる各点の前記第2平面からの距離を平均した第2平均距離と、の差分を算出する差分算出手段と、をさらに有し、
    前記第2平面は前記第1のクラスタより検出された最短方向に垂直な平面であり、
    前記クラスタ対応付け手段は、前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとの対応付けにおいて、前記角度と前記差分を考慮する、請求項2から4のいずれか一項に記載の処理装置。
  6. 前記クラスタ対応付け手段は、前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとの間の前記検査対象構造物に対して光照射する三次元センサに対して手前側の位置に、所定数以上の点が含まれる第3のクラスタが存在しているか否かを判定し、前記第3のクラスタが存在していない場合には、前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとを対応付けしない、請求項1から5のいずれか一項に記載の処理装置。
  7. 前記クラスタ対応付け手段は、点群データから距離画像を生成し、生成した前記距離画像における、前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとの間の領域に含まれる画素の画素値の平均を算出する画素値平均算出手段をさらに有し、
    前記クラスタ対応付け手段は、前記平均が所定の閾値より大きい場合に前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとを対応付けしない、請求項1から5のいずれか一項に記載の処理装置。
  8. 前記クラスタ対応付け手段において前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとを対応付けすると判定された場合に、前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとの間に点群を補完する点群補完手段をさらに備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の処理装置。
  9. 光照射された検査対象構造物からの反射光に基づいて取得された三次元点群データを、前記データの各点における位置情報に基づいて、前記構造物に対応する形状単位であるクラスタに分類するステップと、
    前記分類されたクラスタに含まれる第1のクラスタと第2のクラスタとが、同一の前記構造物に対応するか否かを、前記分類されたクラスタ間の位置関係に基づいて判定するステップと、を備える、処理方法。
  10. 光照射された検査対象構造物からの反射光に基づいて取得された三次元点群データを、前記データの各点における位置情報に基づいて、前記構造物に対応する形状単位であるクラスタに分類するステップと、
    前記分類されたクラスタに含まれる第1のクラスタと第2のクラスタとが、同一の前記構造物に対応するか否かを、前記分類されたクラスタ間の位置関係に基づいて判定するステップと、をコンピュータに実行させるプログラム
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