JP7200737B2 - 局側装置、帯域割当プログラムおよび帯域割当方法 - Google Patents

局側装置、帯域割当プログラムおよび帯域割当方法 Download PDF

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本発明は、物理的なPON帯域を分割して、論理的に複数のPONとして動作させる仮想PONの動的帯域割当てを行う局側装置、帯域割当プログラムおよび帯域割当方法に関するものである。
PON(Passive Optical Network)システムにおける上り帯域割当は、時分割で行われ、OLT(Optical Line Terminal)がONU(Optical Network Unit)に対して上りトラフィックの送信タイミングを通知することで実現される。PONに収容される全てのONUの上りトラフィックが衝突せずに、かつ各ONUに収容されるユーザの上りトラフィックを効率よく上流に送信するために、OLTには上り帯域割当アルゴリズムが実装される。上り帯域割当アルゴリズムでは、全てのONUの上り送信タイミングが算出され、割り当てられる。
図7は、一般的な上り帯域割当アルゴリズムの処理フローを示す図である。図7の上り帯域割当アルゴリズムは、一定の帯域割当周期Tで処理が実行され、PON区間の物理的な光波長帯域を上限とする帯域割当を実現する。具体的には、まず、リンクアップ状態の論理リンク情報が収集され(S101)、収集された論理リンク情報に基づき、各ONUの上り要求帯域が算出される(S102)。そして、PONの物理的な上限帯域と、算出された上り要求帯域とから、PONの残帯域が算出される(S103)。次に、残帯域に対してベストエフォート帯域割当がなされ(S104)、上りトラフィック送信タイミングが決定される(S105)。
図8は、一般的な上り帯域割当アルゴリズムによる帯域の割当例を示す。図8に示すように、PON区間の物理的な光波長帯域Pに対し、帯域割当周期T毎に各ONUの上り帯域が割り当てられる。
近年、ソフトウェアの制御によりネットワークを構築するネットワークの仮想化が提案されている(例えば非特許文献1)。図9は、ネットワークの仮想化の概念を説明する図である。図9に示すように、ネットワークの仮想化では、オペレータ200が提供するサービスを実現するための仮想的な概念のネットワークであるネットワークスライス300が、物理装置400上に構築される。物理装置400は、OLTなどのネットワークリソースを含むものであり、ネットワークスライス300は、ネットワークマネジメント500によって、物理装置400における物理資源を必要帯域だけ切り出すことで構築される。
ネットワークの仮想化をPONに適用させた技術として、特許文献1には、PON区間の物理帯域を分割して論理的に複数のPONとして動作させる仮想PONが提案されている。このような仮想PONの実装は、PONの物理帯域に、複数の異なるサービスを収容する上で有用である。仮想PONシステムにおいては、PONの物理帯域を分割して、複数の仮想PONとして動作可能とすることにより、物理帯域を無駄にすることなく、図9に記載されるネットワークの仮想化を実現できる。
ITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告 Y.3150(01/2018)
特開2008-227985号公報
図10は、仮想PONの構成例を示す図である。図10では、PON区間の物理帯域に、論理的に分割されている2つのPONである仮想PON-Mと、仮想PON-Nと、を有する仮想PONの構成例を示す。また、仮想PON-MにはONUが3台所属し、仮想PON0-NにはONUが2台所属するものとする。仮想PONの上限帯域、および仮想PONに収容されるONUは、サービスを提供するオペレータにより設定される。
図11は、図7に示す処理フローを仮想PONに適用した場合に想定される、仮想PONにおける上り帯域割当アルゴリズムの処理フローを示す図である。図11に示すような、仮想PONを実現する上り帯域割当アルゴリズムでは、全ての仮想PONに対して(S201)、仮想PON毎に、図7の処理フローと同じステップS101~S105を実施する。ただし、図11のステップS103では、PONの物理的な上限帯域ではなく、仮想PONの上限帯域に基づいて残帯域が算出される。
ここで、オペレータにより、PONシステムに新たな仮想PONが追加されるケースを考える。例えば、図10に示す仮想PON-Mと仮想PON-Nが設定されている状態から、オペレータにより仮想PON-Aが追加されるケースを考える。図12は、仮想PONが追加される場合において想定される、上り帯域割当の例を示す図である。図12では、帯域割当周期T3において、仮想PON-Aと、仮想PON-Aに所属するONU-Aが追加される。この場合、上り帯域割当アルゴリズムの実装内容によっては、ONU-1(既存のONU)の上りバースト間隔Vが、仮想PON-Aを追加することにより、長くなることがある。すなわち、仮想PON-Aが追加されることにより、ONU-1の上りトラフィックフレームに遅延Dが発生することがある。
また、仮想PONを追加しない場合であっても、新たなONUを追加することにより、既存のONUの上りトラフィックフレームに遅延ゆらぎが発生することがある。例えば仮想PONにONUを追加する場合に、上り帯域割当順を考慮しないと、同じ仮想PONに所属する他のONU(既存のONU)の上りトラフィックフレームに遅延ゆらぎが発生する。
このように、従来の処理フロー(図7)を仮想PONに単純に適用すると、既存のONUに対する上りトラフィックフレームに遅延ゆらぎが生じる場合がある。ネットワークにおける遅延ゆらぎは、サービス品質の劣化につながるため、改善が要求される課題である。なお、上述の特許文献1は、この点を考慮するものではない。
本発明は、上記のような課題を背景としたものであり、仮想PONシステムにおいて、既存のONUに対する遅延ゆらぎの発生を抑制する局側装置、帯域割当プログラムおよび帯域割当方法を提供することを目的とする。
本発明に係る局側装置は、複数の加入者側装置と光スプリッタを介して接続される局側装置であって、複数の加入者側装置の各々に対して上り帯域を割り当てる上り帯域割当部を備え、上り帯域割当部は、1つの物理帯域を複数のグループに仮想的に分割し、グループ毎にそのグループに所属する加入者側装置の上り帯域を割り当てるものであり、局側装置に接続された全ての複数の加入者側装置の上り帯域の割当順が、複数の加入者側装置が局側装置に接続された順序となるように、複数の加入者側装置の上り帯域を割り当てる
本発明に係る帯域割当プログラムは、複数の加入者側装置と光スプリッタを介して接続される局側装置のコンピュータを、複数の加入者側装置の各々に対して上り帯域を割り当てる上り帯域割当部として機能させる帯域割当プログラムであって、上り帯域割当部は、1つの物理帯域を複数のグループに仮想的に分割し、グループ毎にそのグループに所属する加入者側装置の上り帯域を割り当てるものであり、新たな加入者側装置が接続されると、該新たな加入者側装置の上り帯域の割当順を、複数の加入者側装置の上り帯域の割当順よりも後とし、複数の加入者側装置が要求する上り要求帯域と、複数のグループの各々における上限帯域とに基づき、複数のグループの各々における残帯域を算出し、複数のグループ毎に、残帯域を所属する加入者側装置に対して割り当て、複数の加入者側装置の上りトラフィックの送信タイミングを決定する
本発明に係る帯域割当方法は、複数の加入者側装置と光スプリッタを介して接続される局側装置の帯域割当方法であって、複数の加入者側装置の各々に対して上り帯域を割り当てるステップを含み、上り帯域を割り当てるステップは、1つの物理帯域を複数のグループに仮想的に分割し、グループ毎にそのグループに所属する加入者側装置の上り帯域を割り当てるものであり、新たな加入者側装置が接続されると、該新たな加入者側装置の上り帯域の割当順を、複数の加入者側装置の上り帯域の割当順よりも後とし、複数の加入者側装置が要求する上り要求帯域と、複数のグループの各々における上限帯域とに基づき、複数のグループの各々における残帯域を算出し、複数のグループ毎に、残帯域を所属する加入者側装置に対して割り当て、複数の加入者側装置の上りトラフィックの送信タイミングを決定する
本発明に係る局側装置、帯域割当プログラム、および帯域割当方法によれば、既存のONUに対する上りトラフィックにおける遅延ゆらぎを抑制することができる。
実施の形態1における光通信ネットワークシステムの構成例を示す図である。 実施の形態1における論理リンク情報テーブルの構成例を示す。 実施の形態1における仮想PON情報テーブルの構成例を示す。 実施の形態1における上り帯域割当部の処理フローである。 実施の形態1の上り帯域割当部による上り帯域割当例を示す図である。 実施の形態1の変形例における上り帯域割当部の処理フローである。 一般的な上り帯域割当アルゴリズムの処理フローを示す図である。 一般的な上り帯域割当アルゴリズムによる帯域の割当例を示す。 ネットワークの仮想化の概念を説明する図である。 仮想PONの構成例を示す図である。 図7に示す処理フローを仮想PONに適用した場合に想定される、仮想PONにおける上り帯域割当アルゴリズムの処理フローを示す図である。 仮想PONが追加される場合において想定される、上り帯域割当の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の局側装置、帯域割当プログラム、および帯域割当方法の実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
(構成の説明)
図1は、実施の形態1における光通信ネットワークシステム100の構成例を示す図である。本実施の形態の光通信ネットワークシステム100は、局側装置1(以下、「OLT1」という)と、OLT1と光スプリッタ20を介して接続される複数の加入者側装置30(以下、「ONU30」という)と、を備える。また、本実施の形態の光通信ネットワークシステム100は、オペレータ40からの要求に基づき、1つのPON区間の物理帯域を複数のグループに仮想的に分割して論理的に複数のPONとして動作させる仮想PONシステムである。オペレータ40は、上位ネットワークに接続される通信事業者側装置である。なお、以下の説明において、仮想的に分割された複数のグループの各々を「仮想PON」と称する。
OLT1は、制御部11と記憶部12とを備える。制御部11は、記憶部12に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)、プロセッサまたはマイクロコンピュータで構成される。記憶部12は、RAM、ROMまたはフラッシュメモリなどの不揮発性または揮発性のメモリである。
制御部11は、上り帯域割当部111と、プロトコル制御部112とを有する。上り帯域割当部111およびプロトコル制御部112は、制御部11が上り帯域割当アルゴリズムなどのプログラムを実行することによって実現される機能部である。なお、制御部11を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)などを用いた専用のハードウェアで構成し、各機能部を個別のハードウェアまたは一つのハードウェアで実現してもよい。
上り帯域割当部111は、PONリンクアップ状態であるONU30の論理リンクに対して、上りトラフィック送信タイミングを決定する。また、本実施の形態の上り帯域割当部111は、ONU30が所属する仮想PON毎に上り帯域を割り当てるものである。プロトコル制御部112は、OLT1とONU30との間の論理リンク確立とトラフィック導通を制御する。上り帯域割当部111と、プロトコル制御部112とは、第1インタフェース110Aおよび第2インタフェース110Bとを介して通信し、上り帯域割当部111は第3インタフェース110Cを介してオペレータ40と通信する。
上り帯域割当部111は、第1インタフェース110Aを介してプロトコル制御部112からPONリンクアップ状態の論理リンク情報を取得する。そして、上り帯域割当部111は、第2インタフェース110Bを介して上りトラフィック送信タイミングの情報をプロトコル制御部112に出力する。上り帯域割当部111が上りトラフィック送信タイミングを決定するにあたり、オペレータ40からのサービス要求パラメータが、第3インタフェース110Cを介して上り帯域割当部111に入力される。
上り帯域割当部111は、第1インタフェース110Aおよび第3インタフェース110Cより収集した情報を元に、論理リンク情報テーブル50を構築する。図2は、実施の形態1における論理リンク情報テーブル50の構成例を示す。論理リンク情報テーブル50は、INPUT情報エリア51と、アルゴリズムWORKデータ52とを含む。INPUT情報エリア51は、「論理リンク識別子」と、各論理リンクが「所属する仮想PON識別子」と、各ONU30が要求する上り帯域である「要求帯域」とで構成される。「論理リンク識別子」は、第1インタフェース110Aを介して収集されるPONリンクアップ状態の論理リンク情報である。「所属する仮想PON識別子」および「要求帯域」は、第3インタフェース110Cを介して収集される仮想PON情報である。
アルゴリズムWORKデータ52は、上り帯域割当部111が使用するためのデータエリアである。アルゴリズムWORKデータ52は、各論理リンクに上り帯域を割り当てる割当順序情報である「グラント割当順」と、「割当グラント」とで構成される。「グラント割当順」は、上りトラフィックの送信タイミングの割り当て順を示す。本実施の形態では、ONU30がOLT1に接続された順序が「グラント割当順」となる。すなわち、後から接続されたONUのグラント割当順は、先に接続されているONU30のグラント割当順よりも後になるように割り当てられる。「割り当てグラント」は、上り帯域割当部111における演算の過程で算出した論理リンクに対する割当帯域値を保持する変数エリアである。上り帯域割当部111の処理終了後は、「割当グラント」の保持値が第2インタフェース110Bからの出力情報の1つとなる。
また、上り帯域割当部111は、第3インタフェース110Cより収集した情報を元に、仮想PON情報テーブル60を構築する。図3は、実施の形態1における仮想PON情報テーブル60の構成例を示す。仮想PON情報テーブル60は、INPUT情報エリア61と、アルゴリズムWORKデータ62とを含む。INPUT情報エリア61は、第3インタフェース110Cより収集される「仮想PON識別子」と仮想PONの「上限帯域」とで構成される。
アルゴリズムWORKデータ62は、仮想PONにおける「残帯域」と、仮想PONに「所属する論理リンク識別子」とで構成される。「残帯域」は、上り帯域割当部111による処理の過程で算出した仮想PONの上限帯域までの未割当帯域値を保持する変数エリアである。残帯域の初期値は、上限帯域値である。所属する論理リンク識別子は、論理リンク情報テーブル50で保持される論理リンクと仮想PONの対応情報を元に構成される。「所属する論理リンク識別子」は、上り帯域割当部111において仮想PONの残帯域を所属する論理リンクに割り当てる際に、更新対象とする論理リンク情報テーブル50の「割当グラント」の変数にアクセスするために参照される。
(動作の説明)
図4は、実施の形態1における上り帯域割当部111の処理フローである。図4の処理は、一定の帯域割当周期Tで実行される。周期処理の最初に、仮想PONに所属するPONリンクアップ状態の論理リンク情報が収集される(S1)。そして、収集された情報に基づき、論理リンク情報テーブル50と仮想PON情報テーブル60とが構築される(S2)。
続いて、論理リンク情報テーブル50の全ての論理リンクに対して(S3)、各ONU30の上り要求帯域が算出される(S4)。そして、論理リンク情報テーブル50の「割当グラント」変数に算出された上り要求帯域が保持される(S5)。続いて、論理リンクの所属する仮想PONの残帯域が算出される(S6)。そして、「所属する仮想PON識別子」に基づき、仮想PON情報テーブル60の該当する「残帯域」にアクセスされ、ステップS4において算出された帯域を差し引いた残帯域値に更新される(S7)。
全ての論理リンクに対してステップS4~S7を実施した場合(S3:Yes)、仮想PON情報テーブル60の全ての仮想PONについて(S8)、仮想PON情報テーブル60の「残帯域」に対するベストエフォート帯域割当がなされる(S9)。そして、「所属する論理リンク識別子」に基づき、論理リンク情報テーブル50の該当する「割当グラント」変数にアクセスされ、ベストエフォート帯域の算出結果を加算した割当グラント値に更新される(S10)。
全ての仮想PONについてステップS9~S10を実施した場合(S8:Yes)、全ての論理リンクに対し(S11)、論理リンク情報テーブル50の「グラント割当順」に、「割当グラント」に応じた上りトラフィック送信タイミングが決定される(S12)。全ての論理リンクに対して上りトラフィック送信タイミングを決定した場合(S11:Yes)、本処理を終了する。
図5は、実施の形態1の上り帯域割当部111による上り帯域割当例を示す図である。図5に示すように、本実施の形態では、ONU30が所属する仮想PONに関係なく、論理リンク情報テーブル50の「グラント割当順」で、上りトラフィック送信タイミングが決定される。また、論理リンク情報テーブル50の「グラント割当順」は登録順に応じて決定される。そのため、新たな仮想PON-AおよびONU30(図5のONU-A)が追加された場合も、既存のONU30(図5のONU-1)のバースト間隔Vに影響が及ばない。
以上のように、本実施の形態では、従来の上り帯域割当アルゴリズムの処理フローを仮想PONに適用した場合と比較して、ONU30への上り帯域の割当順を入れ替えることなく、仮想PON単位の帯域割当を実現することができる。すなわち、本実施の形態では、仮想PON単位の帯域割当順において、アルゴリズムによる実装依存性がないため、新たにONU30が追加された場合であっても、帯域割当における送信フレームの遅延ゆらぎを抑制することができる。
また、本実施の形態では、ベストエフォート帯域割り当て論理の実装自由度が高いという効果がある。詳しくは、図4に示す処理では、全ての論理リンクに対する要求帯域の割り当てを完了し、全ての仮想PONを通じて物理的なPON帯域の残帯域が確定した後に、ベストエフォート帯域割り当て処理(S8~S10)を実施する。そのため、物理的なPON帯域に対する残帯域すべてをベストエフォート帯域として割り当てることができる。
具体的には、従来の上り帯域割当アルゴリズムの処理フローを仮想PONに適用した処理フローの場合、帯域割当周期内において、仮想PON-Mの上限帯域内の残帯域について所属する論理リンクへの割り当てを行い、仮想PON-Nの上限帯域内の残帯域について所属する論理リンクへの割り当てを行う。この場合、仮想PONで未使用の物理的な残帯域は、未使用のままとなる。これに対して、本実施の形態において、帯域割当周期内において、仮想PONで未使用である物理的な残帯域も含めて、ベストエフォート帯域として割り当ててもよい。
図6は、実施の形態1の変形例における上り帯域割当部111の処理フローである。図6の処理フローは、ステップS3とステップS8との間に、ステップS71およびS72が追加された点において、図4と相違する。その他のステップは図4と同じであり、説明を省略する。本変形例では、論理リンク情報テーブル50の全ての論理リンクに対してステップS4~S7を実施した場合(S3:Yes)、物理帯域の残帯域が各仮想PONへ割り当てられる(S71)。この場合の割当方法としては、各仮想PONへ均等に割り当てても良いし、例えば上限帯域に比例するというポリシーで仮想PON毎に異なる割合で割り当ててもよい。そして、「所属する仮想PON識別子」に基づき、仮想PON情報テーブル60の該当する「残帯域」にアクセスされ、ステップS71において割り当てられた帯域が加算された残帯域値に更新される(S72)。
これにより、以降に実施されるステップS9のベストエフォート帯域割当では、仮想PONの上限帯域を超えて、所属する論理リンクにベストエフォート帯域を割り当てることができ、物理帯域を効率的に利用することができる。
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、上記の実施の形態の構成に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で様々な変形または組み合わせが可能である。例えば、論理リンク情報テーブル50のINPUT情報エリア51に、上り帯域割当部111が論理リンク毎の上りトラフィック送信タイミングを決定する上で必要となるオペレータ40からの入力パラメータを追加してもよい。例えば、仮想PON残帯域の割当ポリシー(ベストストエフォート帯域割当ポリシー)を入力パラメータとして論理リンク情報テーブル50に追加してもよい。この場合、図4のステップS9では、論理リンク情報テーブル50の割当ポリシーに従って、残帯域の割り当てを行う。これにより、仮想PON毎にサービスに応じた異なるポリシーで残帯域の割り当てを行うことができる。
1 局側装置、11 制御部、12 記憶部、20 光スプリッタ、30 加入者側装置、40 オペレータ、50 論理リンク情報テーブル、51、61 INPUT情報エリア、52、62 アルゴリズムWORKデータ、60 仮想PON情報テーブル、100 光通信ネットワークシステム、110A 第1インタフェース、110B 第2インタフェース、110C 第3インタフェース、111 上り帯域割当部、112 プロトコル制御部、200 オペレータ、300 ネットワークスライス、400 物理装置、500 ネットワークマネジメント。

Claims (9)

  1. 複数の加入者側装置と光スプリッタを介して接続される局側装置であって、
    前記複数の加入者側装置の各々に対して上り帯域を割り当てる上り帯域割当部を備え、
    前記上り帯域割当部は、
    1つの物理帯域を複数のグループに仮想的に分割し、前記グループ毎にそのグループに所属する前記加入者側装置の前記上り帯域を割り当てるものであり、
    前記局側装置に接続された全ての前記複数の加入者側装置の前記上り帯域の割当順が、前記複数の加入者側装置が前記局側装置に接続された順序となるように、前記複数の加入者側装置の前記上り帯域を割り当てる
    局側装置。
  2. 複数の加入者側装置と光スプリッタを介して接続される局側装置であって、
    前記複数の加入者側装置の各々に対して上り帯域を割り当てる上り帯域割当部を備え、
    前記上り帯域割当部は、
    1つの物理帯域を複数のグループに仮想的に分割し、前記グループ毎にそのグループに所属する前記加入者側装置の前記上り帯域を割り当てるものであり、
    新たな加入者側装置が接続されると、該新たな加入者側装置の前記上り帯域の割当順を、前記複数の加入者側装置の前記上り帯域の割当順よりも後とし、
    記複数のグループに新たなグループが追加され、当該新たなグループに前記新たな加入者側装置が所属するならば、前記新たな加入者側装置の前記上り帯域の割当順を、前記複数の加入者側装置の前記上り帯域の割当順よりも後とす
    側装置。
  3. 複数の加入者側装置と光スプリッタを介して接続される局側装置であって、
    前記複数の加入者側装置の各々に対して上り帯域を割り当てる上り帯域割当部を備え、
    前記上り帯域割当部は、
    1つの物理帯域を複数のグループに仮想的に分割し、前記グループ毎にそのグループに所属する前記加入者側装置の前記上り帯域を割り当てるものであり、
    新たな加入者側装置が接続されると、該新たな加入者側装置の前記上り帯域の割当順を、前記複数の加入者側装置の前記上り帯域の割当順よりも後とし、
    前記複数の加入者側装置が要求する上り要求帯域と、前記複数のグループの各々における上限帯域とに基づき、前記複数のグループの各々における残帯域を算出し、
    前記複数のグループ毎に、前記残帯域を所属する前記加入者側装置に対して割り当て、
    前記複数の加入者側装置の上りトラフィックの送信タイミングを決定する
    局側装置。
  4. 前記上り帯域割当部は、
    前記複数の加入者側装置が要求する上り要求帯域と、前記複数のグループの各々における上限帯域とに基づき、前記複数のグループの各々における残帯域を算出し、
    前記複数のグループ毎に、前記残帯域を所属する前記加入者側装置に対して割り当て、
    前記複数の加入者側装置の上りトラフィックの送信タイミングを決定する
    請求項1は2に記載の局側装置。
  5. 前記複数の加入者側装置から論理リンク情報を収集するプロトコル制御部をさらに備え、
    前記上り帯域割当部は、前記論理リンク情報に基づいて、
    前記複数の加入者側装置の識別子と、前記複数の加入者側装置の各々が所属する前記グループの識別子と、前記上り要求帯域と、前記割当順とを含む論理リンク情報テーブルと、
    前記グループの前記識別子と、前記上限帯域と、前記残帯域と、前記複数の加入者側装置の前記識別子と、を含む仮想PON情報テーブルと、を構築する
    請求項3又は4に記載の局側装置。
  6. 前記上り帯域割当部は、
    オペレータから入力されるポリシーに基づいて、前記複数のグループ毎に、前記残帯域を所属する前記加入者側装置に対して割り当てる
    請求項3~5の何れか一項に記載の局側装置。
  7. 前記上り帯域割当部は、
    前記物理帯域の残帯域を前記複数のグループに対して割り当てる
    請求項1~の何れか一項に記載の局側装置。
  8. 複数の加入者側装置と光スプリッタを介して接続される局側装置のコンピュータを、
    前記複数の加入者側装置の各々に対して上り帯域を割り当てる上り帯域割当部として機能させる帯域割当プログラムであって、
    前記上り帯域割当部は、
    1つの物理帯域を複数のグループに仮想的に分割し、前記グループ毎にそのグループに所属する前記加入者側装置の前記上り帯域を割り当てるものであり、
    新たな加入者側装置が接続されると、該新たな加入者側装置の前記上り帯域の割当順を、前記複数の加入者側装置の前記上り帯域の割当順よりも後とし、
    前記複数の加入者側装置が要求する上り要求帯域と、前記複数のグループの各々における上限帯域とに基づき、前記複数のグループの各々における残帯域を算出し、
    前記複数のグループ毎に、前記残帯域を所属する前記加入者側装置に対して割り当て、
    前記複数の加入者側装置の上りトラフィックの送信タイミングを決定する
    帯域割当プログラム。
  9. 複数の加入者側装置と光スプリッタを介して接続される局側装置の帯域割当方法であって、
    前記複数の加入者側装置の各々に対して上り帯域を割り当てるステップを含み、
    前記上り帯域を割り当てるステップは、
    1つの物理帯域を複数のグループに仮想的に分割し、前記グループ毎にそのグループに所属する前記加入者側装置の前記上り帯域を割り当てるものであり、
    新たな加入者側装置が接続されると、該新たな加入者側装置の前記上り帯域の割当順を、前記複数の加入者側装置の前記上り帯域の割当順よりも後とし、
    前記複数の加入者側装置が要求する上り要求帯域と、前記複数のグループの各々における上限帯域とに基づき、前記複数のグループの各々における残帯域を算出し、
    前記複数のグループ毎に、前記残帯域を所属する前記加入者側装置に対して割り当て、
    前記複数の加入者側装置の上りトラフィックの送信タイミングを決定する
    帯域割当方法。
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