JP4005956B2 - 帯域割当方法および帯域割当回路 - Google Patents

帯域割当方法および帯域割当回路 Download PDF

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Description

本発明は、1つ以上のコネクションを収容するコネクション群に対して、1つの伝送路の帯域を一定周期ごとに割り当てる帯域割当方法および帯域割当回路に関する。特に、ITU−T勧告G.984シリーズに記載されているG−PON(Gigabit-capable Passive Optical Network)において、動的に上り帯域を割り当てる帯域割当方法および帯域割当回路に関する。
一定周期ごとに割り当てる帯域のスケジューリングを行う際には、2つの要素が考慮される。1つめの要素は、割当可能な帯域に対して、オーバヘッドを除いた伝送対象フレームのために使用可能な帯域の比率を表す帯域効率が高いことである(以下「要素A」という)。帯域効率を高くすることにより、同一の物理帯域に対して伝送可能なフレーム数を増やすことができる。
2つめの要素は、一定周期内に各コネクション群に割り当てられるタイムスロットが分散してスケジューリングされることである(以下「要素B」という)。これは、タイムスロットが偏在していると出力トラヒックの遅延変動が大きくなるので、タイムスロットを分散してスケジューリングすることにより遅延変動を小さくするものである。
例えば、ITU−T勧告G.983シリーズに記載されている従来のB−PON(Broadband Passive Optical Network)では、PON区間の伝送フレームとして、固定長のATM((Asynchronous Transfer Mode)セルをタイムスロットに割り当てる。このため、B−PONでは、セルの並び方によりセルごとに付加されるオーバヘッドの大きさが変わることはない。これは、セルのスケジューリングに要素Aが影響しないことは意味する。一方、遅延変動を減らすためには、コネクション群ごとにセルを均等分散させることが望ましい。したがって、B−PONの場合は、要素Bのみに基づいたスケジューリングを行えばよいことになる。
特開2003−152791号公報(請求項4〜9)
B−PONに対してG−PONでは、可変長のGTC(G-PON Transmission Convergence) フレームをタイムスロットに割り当てる。このGTCフレームは、図2に示すように、GTCフレームごとに付与されるオーバヘッドとして、GT(Guard Time) およびPLOu(Physical Layer Overhead Upstream) があり、ペイロードごとに付与されるオーバヘッドとしてPCBu(Physical Control Block Upstream)がある。ペイロードには、イーサネット(登録商標)フレームやATMセルなどを格納することができる。また、同一ユーザが複数のペイロードを連続して送出する場合には、図2(2) に示すように後続のペイロードにはPLOuを付与せず、PCBuを介して複数のペイロードを同一のGTCフレームに格納することができる。これにより、全帯域に対するオーバヘッド(GTおよびPLOu)の比率を減らすことができ、要素Aを満足する。
しかし、このためにユーザごとに割り当てるタイムスロットが偏在すると遅延変動が大きくなり、要素Bを満足しなくなる。この場合、リアルタイム性が要求される音声や映像などの品質が劣化する。一方、要素Bを満足させるためにタイムスロットを分割して分散させると、分割したGTCフレームごとにオーバヘッド(GT+PLOu)が必要になるので、帯域効率が低下して要素Aを満足しなくなる。この場合、ファイル転送などのスループットが低下する。
本発明は、G−PONの上り帯域におけるタイムスロットスケジューリングのように、帯域効率の向上と遅延変動の減少というトレードオフの関係にある2つの要素が考慮されるネットワークにおいて、各要素に対応するトラヒックを同時にかつ効率よく収容することができる帯域割当方法および帯域割当回路を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、1つ以上のコネクションを収容するコネクション群に対して一定周期ごとに帯域を割り当てる帯域割当方法において、コネクション群に対する割当帯域および遅延変動許容値に関する設定情報を取得して管理する手順と、設定情報に基づいて、コネクション群に対して一定周期ごとに割り当てる帯域を決定する手順と、設定情報に基づいて、コネクション群に対して一定周期ごとに割り当てた帯域をコネクション群に対して適用するスケジューリング法ごとに分配し、それぞれ長いスケジューリング周期を割り当てることにより帯域効率を向上させる帯域効率向上スケジューリング法とするか、または短いスケジューリング周期を割り当てることにより遅延変動を減少させる遅延変動減少スケジューリング法とするかを判別する手順と、スケジューリング法の判別結果に応じて、コネクション群に対して一定周期ごとに分配する帯域を算出し、同一コネクション群に対してタイムスロットを隣接して配置することにより、オーバヘッドを縮退させて帯域効率を向上させるスケジューリング手順と、スケジューリング法の判別結果に応じて、コネクション群に割り当てるタイムスロットを分割し分散配置を行うことにより遅延変動を減少させるスケジューリング手順とを有する。
また、スケジューリング法を判別する手順は、常に一定帯域を割り当てて割当帯域が変動しない固定帯域を収容するコネクション群に対しては遅延変動減少スケジューリング法を適用し、固定帯域を収容しないコネクション群に対しては帯域効率向上スケジューリング法を適用するようにしてもよい(請求項2)。
また、スケジューリング法を判別する手順は、設定された遅延変動許容値が小さいコネクション群に対しては遅延変動減少スケジューリング法を適用し、設定された遅延変動許容値が大きいコネクション群に対しては帯域効率向上スケジューリング法を適用するようにしてもよい(請求項3)。
また、スケジューリング法を判別する手順は、設定された割当優先度が高いコネクション群に対しては遅延変動減少スケジューリング法を適用し、設定された割当優先度が低いコネクション群に対しては帯域効率向上スケジューリング法を適用するようにしてもよい(請求項4)。
また、スケジューリング法を判別する請求項2〜4の手順は、コネクション群の代わりに、コネクション群に含まれるコネクションを、スケジューリング法を適用する対象とするようにしてもよい(請求項5)。
請求項6に記載の発明は、1つ以上のコネクションを収容するコネクション群に対して一定周期ごとに帯域を割り当てる帯域割当回路において、コネクション群に対する割当帯域および遅延変動許容値に関する設定情報を取得して管理する設定情報管理手段と、設定情報に基づいて、コネクション群に対して一定周期ごとに割り当てる帯域を決定する割当帯域決定手段と、設定情報に基づいて、コネクション群に対して一定周期ごとに割り当てた帯域をコネクション群に対して適用するスケジューリング法ごとに分配し、それぞれ長いスケジューリング周期を割り当てることにより帯域効率を向上させる帯域効率向上スケジューリング法とするか、または短いスケジューリング周期を割り当てることにより遅延変動を減少させる遅延変動減少スケジューリング法とするかを判別するスケジューリング法判別手段と、スケジューリング法の判別結果に応じて、コネクション群に対して一定周期ごとに分配する帯域を算出し、同一コネクション群に対してタイムスロットを隣接して配置することにより、オーバヘッドを縮退させて帯域効率を向上させる帯域効率向上スケジューリング手段と、スケジューリング法の判別結果に応じて、コネクション群に割り当てるタイムスロットを分割し分散配置を行うことにより遅延変動を減少させる遅延変動減少スケジューリング手段とを備える。
また、スケジューリング法判別手段は、常に一定帯域を割り当てて割当帯域が変動しない固定帯域を収容するコネクション群に対しては遅延変動減少スケジューリング法を適用し、固定帯域を収容しないコネクション群に対しては帯域効率向上スケジューリング法を適用する構成としてもよい(請求項7)。
また、スケジューリング法判別手段は、設定された遅延変動許容値が小さいコネクション群に対しては遅延変動減少スケジューリング法を適用し、設定された遅延変動許容値が大きいコネクション群に対しては帯域効率向上スケジューリング法を適用する構成としてもよい(請求項8)。
また、スケジューリング法判別手段は、設定された割当優先度が高いコネクション群に対しては遅延変動減少スケジューリング法を適用し、設定された割当優先度が低いコネクション群に対しては帯域効率向上スケジューリング法を適用する構成としてもよい(請求項9)。
また、請求項7〜9に記載のスケジューリング法判別手段は、コネクション群の代わりに、コネクション群に含まれるコネクションを、スケジューリング法を適用する対象とする構成としてもよい(請求項10)。
本発明の帯域割当方法および帯域割当回路は、帯域効率向上と遅延変動減少の各要素に対応するトラヒックを同時にかつ効率よく収容することができる。
また、それぞれ帯域保証や遅延変動許容値などの特性が規定されている1つ以上のコネクションを収容するコネクション群に帯域を割り当てる場合、コネクションごとに適用するスケジューリング法を判別することにより、それぞれのコネクションに対する要求条件を同時に満足することができる。
(第1の実施形態:請求項1,6)
図1は、本発明の帯域割当回路の第1の実施形態を示す。図において、本実施形態の帯域割当回路は、設定情報管理部1、割当帯域決定部2、スケジューリング法判別部3、遅延変動減少スケジューリング部4および帯域効率向上スケジューリング部5により構成される。
設定情報管理部1は、外部端末からコネクション、コネクション群、および伝送路等に関する帯域や遅延変動許容値などの設定値を入力し、帯域割当回路内で参照できる形式の設定情報に変換して割当帯域決定部2およびスケジューリング法判別部3に送出する。
割当帯域決定部2は、コネクション群ごとに割り当てるタイムスロット数を一定周期(スケジューリング周期)ごとに決定する。動的な帯域割当を行っている場合には、各コネクション群に割り当てるタイムスロット数は、スケジューリング周期ごとに変動する。
スケジューリング法判別部3は、コネクション群に設定された設定情報に基づいて、スケジューリング時に適用するスケジューリング法として、遅延変動減少スケジューリング法と帯域効率向上スケジューリング法のいずれか一方とするか、または両方とするかを判別する。その判別結果は、遅延変動減少スケジューリング部4および帯域効率向上スケジューリング部5に通知され、指定されたスケジューリング部が該当するコネクション群のスケジューリングを行う。ここでは、割当帯域決定部2で決定された各コネクション群の割当帯域について適用するスケジューリング法ごとに分配し、遅延変動減少スケジューリング周期におけるコネクション群の割当帯域と、帯域効率向上スケジューリング周期におけるコネクション群の割当帯域を決定する。
この装置をG−PONの上り帯域に適用した場合、帯域効率向上スケジューリング部5は図2(2) に示すように、同一コネクション群に対するタイムスロットを連続して配置することにより、複数のペイロードを同一のGTCフレーム内に収容する。これにより、GTやPLOuのようなGTCフレームに付加されるオーバヘッドの全帯域に対する比率を下げ、帯域効率を向上させることができる。一方、遅延変動減少スケジューリング部4は、遅延変動許容値を満足させるために最小限のGTCフレーム分割を行う。このように各スケジューリング部で各々スケジューリングを行った結果は併合され、タイムスロット配置マップとして出力される。
(第2の実施形態:請求項2,7)
第2の実施形態におけるスケジューリング法判別部3は、判別対象のコネクション群に常に一定帯域を割り当てて割当帯域が変動しない占有的な割り当てを行う帯域が含まれているか否かを基準とすることを特徴とする。
G−PONで上り帯域を複数のユーザに割り当てる場合、一定の帯域を固定的に割り当てる方法と、共用している帯域をユーザの帯域要求申告に応じて動的に割り当てる方法がある。動的に帯域の割り当てを行う場合は、帯域要求申告の手続きや各ユーザへの帯域分配手続きが必要なために、固定的に帯域の割り当てを行う場合に対して、帯域の割り当てまでの遅延時間が大きくなる。そこで、固定帯域を収容するコネクション群に対しては、該当コネクション群に設定されている遅延変動許容値を満足するスケジューリング周期を遅延変動減少スケジューリング周期として設定する。同様に、固定帯域を収容しないコネクション群に対しては、該当コネクション群に設定されている遅延変動許容値を満足するスケジューリング周期を帯域効率向上スケジューリング周期として設定する。
さらに、固定帯域の厳しい遅延変動許容値を満足するため、遅延変動減少スケジューリング周期を帯域効率向上スケジューリング周期に比べて短くする。また、それぞれのスケジューリング周期内では、帯域効率を向上させるために同一ユーザに割り当てるタイムスロットは連続させる。これにより、固定帯域の厳しい遅延変動許容値を満足しながら、帯域効率を向上させることができる。
(第3の実施形態:請求項3,8)
第3の実施形態におけるスケジューリング法判別部3は、判別対象のコネクション群に設定されている遅延変動許容値により、スケジューリング周期を変動させることを特徴とする。
本実施例では、コネクション群に設定されている遅延変動許容値が個々に異なる場合を想定する。複数のユーザがそれぞれ遅延変動許容値の異なる固定帯域を有する場合であっても、各々の遅延変動許容値を満足するスケジューリング周期を設定し、この周期内でタイムスロットを連続配置することにより、遅延変動許容値を満足しながら帯域効率を向上させることができる。
また、タイムスロットのスケジューリング処理を簡素化するために、遅延変動許容値が近接しているコネクション群をグループ化し、各グループごとに同一のスケジューリング周期を用いるようにしてもよい。
(第4の実施形態:請求項4,9)
第4の実施形態におけるスケジューリング法判別部3は、判別対象のコネクション群に設定されている割当優先度により、スケジューリング周期を変動させることを特徴とする。
例えば、割当帯域を割当優先度を与えた非固定帯域として割り当て、それぞれ保証帯域と非保証帯域とする。このとき、割当優先度の高い保証帯域の場合には短いスケジューリング周期を設定し、割当優先度の低い非保証帯域の場合には長いスケジューリング周期を設定することにより、割当優先度の高いコネクション群の遅延変動を小さくしながら帯域効率を向上させることができる。
(第5の実施形態:請求項5,10)
コネクション群は1つ以上のコネクションを収容しており、これらのコネクションにはそれぞれ帯域保証や遅延変動許容値などの特性が規定されている。コネクション群に帯域を割り当てる場合、収容するコネクションの特性を満足するようにするためには、第2〜第4の実施形態に示すように、コネクション群全体で同一のスケジューリング法を適用して同じ特性とする。この場合、収容するコネクションに規定されている条件の中で、特定の条件を選択してコネクション群全体に適用する。例えば、図3に示すようにコネクション群に収容されるコネクションの1つでも遅延変動減少スケジューリング法による帯域割当(H)を選択するものがあれば、コネクション群全体としてそのスケジューリング法を適用する。これは、制御が容易な反面、満足できない条件がでてくる可能性がある。例えば、遅延変動の減少効果を重視すると、帯域効率が低下する場合である。
第5の実施形態におけるスケジューリング法判別部3は、判別対象のコネクション群に含まれるコネクションごとに適用するスケジューリング法を判別することを特徴とする。
本実施形態は、コネクション群を要求する特性ごとに分類し、それぞれに異なるスケジューリング法を適用する。すなわち、コネクション群の割当帯域を分割し、収容コネクションの要求条件に基づいてスケジューリング法を混在させてスケジューリングを行う。図3の例では、コネクション#3相当のみが遅延変動減少スケジューリング法による帯域割当(H)を行い、他のコネクションに対しては帯域効率向上スケジューリング法による帯域割当(L)を行う。これは、制御は複雑になるが、それぞれのコネクションに対する要求条件を同時に満足することができる。
例えば、ITU−T勧告G.984においてT−CONT(Transmission Container) のタイプ5として定義されるコネクション群のように、固定帯域と非固定帯域を同一のコネクション群に収容する場合、帯域は単一のコネクション群に対して割り当てを行うが、コネクション群の中で固定帯域と非固定帯域を実現する必要がある。本実施例では、コネクションごとに適用するスケジューリング法を判別することにより、遅延変動許容値の小さい固定帯域のみに対してスケジューリング周期を短くし、非固定帯域はより帯域効率を向上させるために長いスケジューリング周期を用いる。
以下、図4に示すフローチャートを参照し、具体的なスケジューリング例について説明する。なお、このフローチャートは、図1に示す割当帯域決定部2、スケジューリング法判別部3、遅延変動減少スケジューリング部4および帯域効率向上スケジューリング部5における一連の処理内容に対応する。
図4において、遅延変動減少スケジューリング法による割当帯域を(H)、帯域効率向上スケジューリング法による割当帯域を(L)と表記する。
iは帯域割当対象のコネクション群の識別番号(1〜m、mは総数)、
jは帯域効率向上スケジューリング周期内における遅延変動減少スケジューリング周期の位置(1〜n、nは総数)、
BWMAX は帯域効率向上スケジューリング周期において割り当て可能な最大帯域、
BW(H+L)iは帯域効率向上スケジューリング周期におけるコネクション群#iの割当帯域、
BW(H)iは同スケジューリング周期におけるコネクション群#iの割当帯域(H)、
BW(L)iは同スケジューリング周期におけるコネクション群#iの割当帯域(L)、
BW(H+L)TOTAL,jは遅延変動減少スケジューリング周期#jにおける全コネクション群#iの割当帯域の合計、
BW(H+L)i,jは同スケジューリング周期#jにおけるコネクション群#iの割当帯域、 BW(H)i,jは同スケジューリング周期#jにおけるコネクション群#iの割当帯域(H)、
BW(L)i,jは同スケジューリング周期#jにおけるコネクション群#iの割当帯域(L)である。
ここでは、帯域割当回路に収容するコネクション群の総数mを8とし、これらのコネクション群をそれぞれユーザ#1〜#8とする。割当対象の帯域は全体で1Gbit/s とする。ユーザ#1,#2,#5,#6は、それぞれ50Mbit/s を低遅延変動コネクションとして設定し、遅延変動減少スケジューリングを行う。残りの帯域は、全ユーザ間で公平に分配するものとし、帯域効率向上スケジューリングを行う。帯域効率向上スケジューリング周期に含まれるタイムスロットは40000Byte とする。
(1) 割当帯域決定部2は、各コネクション群#iに対して割り当てる帯域BW(H+L)iを決定する。ここでは、低遅延変動コネクションが50×4=200Mbit/s分であるので、それ以外の帯域を8コネクション群で分割すると、1コネクション群分は(1000−200)/8=100 Mbit/s となる。よって、ユーザ#1,#2,#5,#6には 150Mbit/s 、ユーザ#3,#4,#7,#8には 100Mbit/s ずつ割り当てられる。コネクション群に割り当てる帯域の合計は、全帯域BWMAX (1Gbit/s )を越えることはない。
(2) スケジューリング法判別部3は、(1) で決定したコネクションごとに割り当てた帯域に相当するタイムスロットをスケジューリング法ごとに分配する。ユーザ#1,#2,#5,#6に対しては、50Mbit/s 分のタイムスロット(帯域効率向上スケジューリング周期あたり2000Byte)に遅延変動減少スケジューリング法を適用し、残りの 100Mbit/s 分のタイムスロット(帯域効率向上スケジューリング周期あたり4000Byte)に帯域効率向上スケジューリング法を適用することを決定する。ユーザ#3,#4,#7,#8に対しては、それぞれ 100Mbit/s 分のタイムスロット(帯域効率向上スケジューリング周期あたり4000Byte)に帯域効率向上スケジューリング法を適用することを決定する。
(3) 全帯域を帯域効率向上スケジューリング周期に含まれる遅延変動減少スケジューリング周期数nで除算し、遅延変動減少スケジューリング周期#jに含まれるタイムスロットBW(H+L)TOTAL,jを算出する。図5の例では、帯域効率向上スケジューリング周期が2つの遅延変動減少スケジューリング周期から構成されるので、遅延変動減少スケジューリング周期に含まれるタイムスロットは、帯域効率向上スケジューリング周期に含まれるタイムスロットの半分で20000Byte となる。
(4) 1つの遅延変動減少スケジューリング周期あたりに分配する全低遅延変動コネクションのタイムスロットの合計を算出する。帯域効率向上スケジューリング周期に含まれる全低遅延変動コネクション(ユーザ#1,#2,#5,#6)のタイムスロットの合計は8000Byteなので、8000/2=4000Byteを遅延変動減少スケジューリングの対象とする。
(5) 1つの遅延変動減少スケジューリング周期あたりに分配する低遅延変動コネクションのタイムスロットを算出する。帯域効率向上スケジューリング周期に含まれる低遅延変動コネクションのタイムスロットは各々2000Byteなので、2000/2=1000Byteずつを各遅延変動減少スケジューリングの対象とする。
(6) 各遅延変動減少スケジューリング周期#jに(5) で求めた低遅延変動コネクションのタイムスロットの配置を行う。各遅延変動減少スケジューリング周期に、ユーザ#1,#2,#5,#6をそれぞれ1000Byteずつのタイムスロットを配置する。なお、ここではユーザ番号の小さいものから順に配置するものとする。
(7) 高帯域効率コネクションのタイムスロットをスケジューリングするために必要な変数i,jを初期化する。
(8) 遅延変動減少スケジューリング周期#jに配置可能な空き帯域があるか、すなわち未配置のタイムスロットが存在するか確認する。
(9) 遅延変動減少スケジューリング周期#jにタイムスロットの空きがあれば、ユーザ#iの高帯域効率コネクションのタイムスロットを配置する。遅延変動減少スケジューリング周期#1には 20000−4000=16000Byte の空きがあるので、ユーザ#1,#2,#3,#4が4000Byteずつタイムスロットを配置する。同様に、遅延変動減少スケジューリング周期#2でもユーザ#5,#6,#7,#8が4000Byteずつタイムスロットを配置する。タイムスロットの配置は、同一の遅延変動減少スケジューリング周期内ではユーザ番号の小さいものから順に配置するものとする。
(10)遅延変動減少スケジューリング周期#jでユーザ#iのタイムスロットの配置が完了したことを確認する。配置が完了した場合は(11)で次のユーザ#iを配置対象とする。配置が完了しない場合や、(8) で遅延変動減少スケジューリング周期#jにタイムスロットの空きがなければ、(12)で次の遅延変動減少スケジューリング周期#jにタイムスロットを配置する。
(13)タイムスロット配置の継続条件を確認し、条件を満たしていれば継続してタイムスロット配置を行い((8) に戻り)、満たしていなければ配置処理を終了する。
以上の処理により、図5に示すようなタイムスロット配置マップを生成することができる。すなわち、ユーザ#1,#2,#5,#6が遅延変動許容値の小さい固定帯域を有しているものとすると、遅延変動許容値の大きい非固定帯域を収容するコネクションは、長周期の帯域効率向上スケジューリング周期内にタイムスロットを配置するが、遅延変動許容値の小さい固定帯域を収容するコネクションは、短周期の遅延変動減少スケジューリング周期内にタイムスロットを配置する。さらに、ユーザ#1の固定帯域コネクションと非固定帯域コネクションのように、同一コネクション群に属するタイムスロットが隣接した場合には、オーバヘッドを削減するためにユーザ#1に対して割り当てる単一の領域とする。
なお、本実施例ではスケジューリング法の判断基準を固定帯域と非固定帯域として説明したが、判断基準をコネクションごとに設定される遅延変動許容値(実施例3)または割当優先度(実施例4)としてもよい。
また、本実施例は1つのコネクション群に対して複数のスケジューリング法を適用しているが、フローチャートの(2) で1つのコネクション群に対して適用するスケジューリング法を1つに限定して適用すれば、実施例2〜4に対応するフローチャートとしても利用することができる。
本発明の帯域割当回路の第1の実施形態を示す図。 G−PONの上りGTCフレームの構成例を示す図。 コネクション群に対するスケジューリング法適用方法の違いを説明する図。 本発明の帯域割当方法の処理手順の一例を示す図。 本発明によるスケジューリング結果(タイムスロット配置マップ)の一例を示す図。
符号の説明
1 設定情報管理部
2 割当帯域決定部
3 スケジューリング法判別部
4 遅延変動減少スケジューリング部
5 帯域効率向上スケジューリング部

Claims (10)

  1. 1つ以上のコネクションを収容するコネクション群に対して一定周期ごとに帯域を割り当てる帯域割当方法において、
    前記コネクション群に対する割当帯域および遅延変動許容値に関する設定情報を取得して管理する手順と、
    前記設定情報に基づいて、前記コネクション群に対して一定周期ごとに割り当てる帯域を決定する手順と、
    前記設定情報に基づいて、前記コネクション群に対して一定周期ごとに割り当てた帯域を前記コネクション群に対して適用するスケジューリング法ごとに分配し、それぞれ長いスケジューリング周期を割り当てることにより帯域効率を向上させる帯域効率向上スケジューリング法とするか、または短いスケジューリング周期を割り当てることにより遅延変動を減少させる遅延変動減少スケジューリング法とするかを判別する手順と、
    前記スケジューリング法の判別結果に応じて、前記コネクション群に対して一定周期ごとに分配する帯域を算出し、同一コネクション群に対してタイムスロットを隣接して配置することにより、オーバヘッドを縮退させて帯域効率を向上させる帯域効率向上スケジューリング手順と、
    前記スケジューリング法の判別結果に応じて、前記コネクション群に割り当てるタイムスロットを分割し分散配置を行うことにより遅延変動を減少させる遅延変動減少スケジューリング手順と
    を有することを特徴とする帯域割当方法。
  2. 請求項1に記載の帯域割当方法において、
    前記スケジューリング法を判別する手順は、常に一定帯域を割り当てて割当帯域が変動しない固定帯域を収容するコネクション群に対しては前記遅延変動減少スケジューリング法を適用し、固定帯域を収容しないコネクション群に対しては前記帯域効率向上スケジューリング法を適用することを特徴とする帯域割当方法。
  3. 請求項1に記載の帯域割当方法において、
    前記スケジューリング法を判別する手順は、設定された遅延変動許容値が小さいコネクション群に対しては前記遅延変動減少スケジューリング法を適用し、設定された遅延変動許容値が大きいコネクション群に対しては前記帯域効率向上スケジューリング法を適用することを特徴とする帯域割当方法。
  4. 請求項1に記載の帯域割当方法において、
    前記スケジューリング法を判別する手順は、設定された割当優先度が高いコネクション群に対しては前記遅延変動減少スケジューリング法を適用し、設定された割当優先度が低いコネクション群に対しては前記帯域効率向上スケジューリング法を適用することを特徴とする帯域割当方法。
  5. 請求項2〜4のいずれかに記載の帯域割当方法において、
    前記スケジューリング法を判別する手順は、コネクション群の代わりに、コネクション群に含まれるコネクションを、スケジューリング法を適用する対象とすることを特徴とする帯域割当方法。
  6. 1つ以上のコネクションを収容するコネクション群に対して一定周期ごとに帯域を割り当てる帯域割当回路において、
    前記コネクション群に対する割当帯域および遅延変動許容値に関する設定情報を取得して管理する設定情報管理手段と、
    前記設定情報に基づいて、前記コネクション群に対して一定周期ごとに割り当てる帯域を決定する割当帯域決定手段と、
    前記設定情報に基づいて、前記コネクション群に対して一定周期ごとに割り当てた帯域を前記コネクション群に対して適用するスケジューリング法ごとに分配し、それぞれ長いスケジューリング周期を割り当てることにより帯域効率を向上させる帯域効率向上スケジューリング法とするか、または短いスケジューリング周期を割り当てることにより遅延変動を減少させる遅延変動減少スケジューリング法とするかを判別するスケジューリング法判別手段と、
    前記スケジューリング法の判別結果に応じて、前記コネクション群に対して一定周期ごとに分配する帯域を算出し、同一コネクション群に対してタイムスロットを隣接して配置することにより、オーバヘッドを縮退させて帯域効率を向上させる帯域効率向上スケジューリング手段と、
    前記スケジューリング法の判別結果に応じて、前記コネクション群に割り当てるタイムスロットを分割し分散配置を行うことにより遅延変動を減少させる遅延変動減少スケジューリング手段と
    を備えたことを特徴とする帯域割当回路。
  7. 請求項6に記載の帯域割当回路において、
    前記スケジューリング法判別手段は、常に一定帯域を割り当てて割当帯域が変動しない固定帯域を収容するコネクション群に対しては前記遅延変動減少スケジューリング法を適用し、固定帯域を収容しないコネクション群に対しては前記帯域効率向上スケジューリング法を適用する構成であることを特徴とする帯域割当回路。
  8. 請求項6に記載の帯域割当回路において、
    前記スケジューリング法判別手段は、設定された遅延変動許容値が小さいコネクション群に対しては前記遅延変動減少スケジューリング法を適用し、設定された遅延変動許容値が大きいコネクション群に対しては前記帯域効率向上スケジューリング法を適用する構成であることを特徴とする帯域割当回路。
  9. 請求項6に記載の帯域割当回路において、
    前記スケジューリング法判別手段は、設定された割当優先度が高いコネクション群に対しては前記遅延変動減少スケジューリング法を適用し、設定された割当優先度が低いコネクション群に対しては前記帯域効率向上スケジューリング法を適用する構成であることを特徴とする帯域割当回路。
  10. 請求項7〜9のいずれかに記載の帯域割当回路において、
    前記スケジューリング法判別手段は、コネクション群の代わりに、コネクション群に含まれるコネクションを、スケジューリング法を適用する対象とする構成であることを特徴とする帯域割当回路。
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