JP7200735B2 - 排気浄化制御装置 - Google Patents

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Description

この明細書における開示は、内燃機関の排気通路へ尿素水を噴射する尿素水噴射システムに適用された、排気浄化制御装置に関する。
特許文献1に示される尿素水噴射システムは、タンクに貯留されている尿素水を吸入して吐出するポンプと、ポンプから吐出された尿素水を排気通路へ噴射するインジェクタと、タンクに貯留されている尿素水を加熱する電気ヒータとを備える。この電気ヒータは、タンク内で凍結した尿素水を解凍するためのものである。
電気ヒータへの供給電力は、タンクに貯留されている尿素水の残量、および尿素水温度に基づき算出されている。そして、解凍が完了すると電気ヒータへの通電を停止させている。
特開2016-84723号公報
しかしながら、外気温度が尿素水の凍結温度よりも極めて低い状況では、解凍が完了して電気ヒータへの通電を停止させると、尿素水の一部が再び凍結するおそれがある。その場合、電気ヒータへの通電を再開して解凍させたとしても、解凍と凍結を繰り返すことによる以下の問題が生じる。すなわち、このように解凍と凍結を繰り返すと、液相と固相の相変化を繰り返し生じさせることになり、このように相変化が繰り返されると、尿素水から尿素成分が析出しやすくなる。析出した尿素成分(析出物)は、例えば尿素水が噴射されるインジェクタの噴孔や摺動隙間等を詰まらせる原因となる。
本明細書の開示による目的は、尿素水の解凍と凍結が繰り返される機会の低減を図った、排気浄化制御装置を提供することである。
上記した目的を達成するための開示された1つの態様は、
尿素水を貯留するタンク(40)と、タンクに貯留されている尿素水を内燃機関の排気通路(10a)へ噴射するインジェクタ(20)と、タンクに貯留されている尿素水を吸入してインジェクタへ吐出する電動ポンプ(30)と、タンクに貯留されている尿素水を加熱する電気ヒータ(61)とを備える尿素水噴射システムに適用された、排気浄化制御装置であって、
タンクに貯留されている尿素水の残量を尿素水残量として取得する残量取得部(S36)と、
タンクに貯留されている尿素水の温度を尿素水温度として取得する尿素水温取得部(S37)と、
タンクの雰囲気温度を外気温度として取得する外気温取得部(S38)と、
尿素水温度に基づき、尿素水が凍結状態および溶融状態のいずれであるかを判定する凍結判定部(S2)と、
凍結状態と判定されている場合に、尿素水残量および尿素水温度に基づき解凍に要する電力量を解凍電力量(Q1)として算出し、解凍電力量を電気ヒータへ供給するように通電制御する解凍制御部(S3)と、
溶融状態と判定されている場合に、尿素水残量、尿素水温度および外気温度に応じた電力量を解凍後電力量として算出し、解凍後電力量を電気ヒータへ供給するように通電制御する解凍後制御部(S6)と、を備え
尿素水温度を凍結温度より高温に維持させるのに要する電力量を溶融維持電力量(Q3)とし、
解凍後制御部は、溶融維持電力量を解凍後電力量として算出し、
タンクに貯留されている尿素水の濃度を所定濃度範囲内に維持させるために、尿素水の全てが解凍された状態において、再度解凍を開始して部分溶融状態に陥ることを防止するのに要する値である濃度維持電力量(Q2)とし、
解凍後制御部は、濃度と目標濃度との乖離量が所定値以上である所定濃度範囲外の場合には濃度維持電力量を解凍後電力量として算出し、乖離量が所定値以上でない所定濃度範囲内の場合には溶融維持電力量を解凍後電力量として算出する排気浄化制御装置である。
上記態様によれば、解凍後制御部を備えるので、溶融状態と判定されている場合であっても電気ヒータへ電力供給されることとなり、解凍後に再び凍結するおそれを低減できる。そのため、解凍と凍結が繰り返されることによる相変化の繰り返しを抑制でき、尿素成分が析出しやすくなる状況を回避できる。しかも、上記態様によれば、尿素水残量および尿素水温度に加えて、外気温度にも応じて解凍後電力量が算出される。そのため、外気温度が凍結温度よりも極めて低い状況の場合であっても、その状況を加味して解凍後電力量が算出されるので、解凍後電力量の過不足を抑制できる。
尚、上記括弧内の参照番号は、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
第1実施形態に係る尿素水噴射システムの概略を模式的に示す図である。 図1に記載の制御装置が尿素水噴射システムの作動を制御する際の、処理手順を示すフローチャートである。 図2に記載の解凍制御の処理手順を示すフローチャートである。 図2に記載の排気浄化制御の処理手順を示すフローチャートである。 図2に記載の解凍後制御の処理手順を示すフローチャートである。 図2に記載の制御を実行した場合における、各種物理量の時間変化の一態様を示すタイムチャートである。
以下、本開示の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。
(第1実施形態)
先ず、本実施形態に係る排気浄化制御装置が適用される尿素水噴射システムの構成について、図1を用いて説明する。
尿素水噴射システムは、内燃機関を備える車両に搭載されている。内燃機関の排気管10には、SCR(Selective Catalytic Reduction)触媒11を有した浄化装置が取り付けられている。このSCR触媒11は、排気中の酸化物のうち窒素酸化物(NOx)を選択的に還元して浄化する。尿素水噴射システムは、排気管10内部の排気通路10aへ尿素水を噴射する。噴射された尿素水は、排気通路10aで加熱されて加水分解する。この加水分解により、還元剤としてのアンモニアが生成され、SCR触媒11へ供給される。
尿素水噴射システムは、インジェクタ20、電動ポンプ30、タンク40、各種配管、電気ヒータおよび制御装置70を備える。
インジェクタ20は、排気管10のうちSCR触媒11に対して排気流れ上流側の部分に取り付けられている。インジェクタ20は、タンク40に貯留されている尿素水を、排気通路10aのうちSCR触媒11の上流側部分へ噴射する。インジェクタ20は、噴孔ボデーと、本体ボデーと、弁体と、電気アクチュエータとを備える。電気アクチュエータおよび噴孔ボデーは、本体ボデーに取り付けられて保持されている。噴孔ボデーのうち噴孔が形成されている部分は、排気通路10aに露出して排気に晒されている。
噴孔ボデーには、尿素水を噴射する噴孔が形成されている。本体ボデーには、尿素水を噴孔へ導く内部通路が形成されている。弁体は、内部通路を開閉することで噴孔を開閉して、尿素水の噴射と噴射停止とを切り替える。電気アクチュエータは、通電により磁界を生じさせる電磁コイルを有し、電磁コイルへの通電に伴い電磁吸引力を生じさせ、その電磁吸引力で弁体を開弁作動させる。なお、電磁コイルへの通電を停止させると、弾性部材の弾性力により弁体は閉弁作動する。
電動ポンプ30は、インペラ、ケーシングおよびモータ等を有する。インペラはケーシング内で回転可能な状態で保持されている。インペラは上記モータにより回転駆動する。例えば、上記モータは、3相ブラシレスモータであり、正弦波出力電流制御により回転数が制御される。つまり、各相のコイルへ通電される駆動電流の通電周期、通電位相および電流ピーク値を制御することで、インペラの回転速度が制御される。
先述した各種配管には、以下に説明する吐出配管51、吸入配管52およびリターン配管53が含まれる。吐出配管51は、インジェクタ20の流入口と電動ポンプ30の吐出口とを接続する。電動ポンプ30から吐出された尿素水は、吐出配管51を通じてインジェクタ20へ供給される。吸入配管52は、電動ポンプ30の吸入口とタンク40とを接続する。タンク40に貯留されている尿素水は、吸入配管52を通じて電動ポンプ30へ吸入される。リターン配管53は、電動ポンプ30の吐出口または吐出配管51と、タンク40とを接続する。電動ポンプ30から吐出された尿素水は、インジェクタ20の閉弁作動時にはリターン配管53を通じてタンク40に戻される。
先述した電気ヒータには、以下に説明するタンクヒータ61、吸入配管ヒータ62およびリターン配管ヒータ63が含まれる。タンクヒータ61は、タンク40の底壁に形成された凹部に取り付けられている。タンクヒータ61は、タンク40を加熱することで、タンク40に貯留されている尿素水を加熱する。吸入配管ヒータ62は、吸入配管52に取り付けられている。吸入配管ヒータ62は、吸入配管52を加熱することで、吸入配管52内に位置する尿素水を加熱する。リターン配管ヒータ63は、リターン配管53に取り付けられている。リターン配管ヒータ63は、リターン配管53を加熱することで、リターン配管53内に位置する尿素水を加熱する。
なお、本実施形態では、吐出配管51やインジェクタ20には電気ヒータが取り付けられていないが、これらにも電気ヒータが取り付けられて加熱される構成としてもよい。但し、インジェクタ20は、排気通路10aを流れる排ガスにより加熱されるので、タンク40や各種配管に比べて凍結温度以下になりにくく、電気ヒータによる加熱のニーズは低い。
制御装置70は、少なくとも1つの演算処理装置(プロセッサ71)と、プロセッサ71により実行されるプログラムおよびデータを記憶する記憶媒体としての少なくとも1つの記憶装置(メモリ72)とを有する。さらに制御装置70は、ヒータ駆動回路73と、図示しないインジェクタ駆動回路およびポンプ駆動回路を有する。これらの駆動回路は、車載バッテリ電力の通電と遮断を切り替えるスイッチング素子を有する。
プロセッサ71およびメモリ72はマイクロコンピュータ(マイコン)によって提供されてもよい。記憶媒体は、プロセッサ71によって読み取り可能なプログラムを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体である。記憶媒体は、半導体メモリまたは磁気ディスクなどによって提供されうる。制御装置70は、1つのコンピュータ、またはデータ通信装置によってリンクされた一組のコンピュータ資源によって提供されうる。プログラムは、プロセッサ71によって実行されることによって、制御装置70をこの明細書に記載される装置として機能させ、この明細書に記載される方法を実行するように制御装置を機能させる。
制御装置70は、インジェクタ制御部M1、ポンプ制御部M2およびヒータ制御部M3を有する。これらの制御部は、メモリ72に記憶されているプログラムをプロセッサ71が実行することで、制御装置70により実現される。制御装置70には、後述する各種センサで検出された検出信号が入力される。これらの検出信号に基づき、上述した制御部は各種制御を実行する。
インジェクタ制御部M1は、インジェクタ20が有する電磁コイルへの通電状態を制御することで、インジェクタ20の弁体の開弁作動を制御して、尿素水の噴射量および噴射時期を制御する。例えば、インジェクタ制御部M1は、電磁コイルへの通電時間を制御することで弁体の開弁時間を制御して、単位時間あたりに噴射される尿素水の噴射量を制御する。
制御装置70は、内燃機関の運転に伴い排気浄化が要求され、かつ、SCR触媒11が活性化温度以上になっている等の条件を満たしている場合に、インジェクタ20からの尿素水噴射を要求する。さらに制御装置70は、内燃機関から排出されるNOx量に基づき、尿素水の目標噴射量を算出する。インジェクタ制御部M1は、尿素水噴射が要求された場合に、目標噴射量に対応する開弁時間で弁体を開弁させるよう、インジェクタ20の作動を制御する。
ポンプ制御部M2は、電動ポンプ30が有するモータへの通電状態を制御することで、インペラの回転速度を制御して、尿素水の吐出圧力Pおよび吐出時期を制御する。例えば、ポンプ制御部M2は、モータのコイルを流れる駆動電流の通電周期、通電位相および電流ピーク値を制御することで、モータへの供給電力を制御して吐出圧力Pを制御する。
ヒータ制御部M3は、タンクヒータ61、吸入配管ヒータ62およびリターン配管ヒータ63への通電状態を制御することで、タンク40、吸入配管52およびリターン配管53内の尿素水の温度を制御する。例えば、ヒータ制御部M3は、各種電気ヒータを流れる駆動電流をデューティ制御することで、供給する電力量を制御する。
先述した各種センサには、外気温センサ81、尿素水温センサ82、濃度センサ83、液面センサ84および圧力センサ85が含まれている。外気温センサ81は、タンク40の外部に配置されている。外気温センサ81は、タンク40の雰囲気温度に応じた検出信号を出力する。
尿素水温センサ82、濃度センサ83および液面センサ84は、タンク40に取り付けられている。尿素水温センサ82は、タンク40内の尿素水温度に応じた検出信号を出力する。濃度センサ83は、タンク40内の尿素水に含まれる尿素成分の割合(尿素水濃度α)に応じた検出信号を出力する。液面センサ84は、タンク40内の尿素水の液面高さに応じた検出信号を出力する。
圧力センサ85は、電動ポンプ30の吐出口または吐出配管51に取り付けられている。圧力センサ85は、電動ポンプ30から吐出される尿素水の圧力(吐出圧力P)に応じた検出信号を出力する。
ヒータ制御部M3は、外気温取得部M31、尿素水温取得部M32、濃度取得部M33、液面高さ取得部M34および吐出圧取得部M35を有していると言える。外気温取得部M31は、外気温センサ81から出力される検出信号に基づき外気温度Taを算出することで、外気温度Taを取得する。尿素水温取得部M32は、尿素水温センサ82から出力される検出信号に基づき尿素水温度Tuを算出することで、尿素水温度Tuを取得する。濃度取得部M33は、濃度センサ83から出力される検出信号に基づき尿素水濃度αを算出することで、尿素水濃度αを取得する。液面高さ取得部M34は、液面センサ84から出力される検出信号に基づき液面高さLを算出することで、液面高さLを取得する。
次に、これらの取得部により取得された各種物理量に基づき電気ヒータへの通電状態を制御する手順について、図2~図5を用いて説明する。図2の処理は、イグニッションスイッチがオン操作された場合等、内燃機関が運転可能な状態または運転されている期間中に実行される。また、図3~図5に示すフローチャートは、プロセッサ71により所定の演算周期で繰り返し実行される。
先ず図2のステップS1において、尿素水温取得部M32で尿素水温度Tuを測定する。続くステップS2では、測定した尿素水温度Tuが尿素水の凍結温度T1以下であるか否かを判定する。凍結温度T1は、予め設定された理想とする尿素水濃度α(例えば32.5%)の凍結温度(例えば-11℃)に設定されている。或いは、この判定で用いる凍結温度T1は、理想とする尿素水濃度の凍結温度よりも余裕温度分だけ低い値に設定されている。
尿素水温度Tuが尿素水の凍結温度T1以下であると判定された場合には、タンク40内の尿素水が凍結しているとみなし、続くステップS3において解凍制御を実行する。尿素水温度Tuが尿素水の凍結温度T1以下でないと判定された場合には、続くステップS4において、尿素水噴射の要求が有るか否かを判定する。噴射要求が有る場合には、続くステップS5において排気浄化制御を実行する。噴射要求が無い場合には、続くステップS6において解凍後制御を実行する。
次に、図3を用いて、図2のステップS3で実行される解凍制御の処理手順を説明する。先ず、ステップS10において、濃度取得部M33で尿素水濃度αを測定する。続くステップS11では、液面高さ取得部M34で液面高さLを測定する。続くステップS12では、測定された尿素水濃度αおよび液面高さLに基づき、尿素水残量M[kg]を算出する
続くステップS13では、尿素水温取得部M32で尿素水温度Tuを測定する。続くステップS14では、尿素水残量Mおよび尿素水温度Tuに基づき、解凍電力量Q1を算出する。解凍電力量Q1は、尿素水残量Mの全てを解凍するのに要する値として算出される
続くステップS15では、解凍電力量Q1の電気エネルギを供給するように、タンクヒータ61への通電を制御する。例えば、所定時間で解凍電力量Q1が供給される電力となるように、ヒータ駆動電流をデューティ制御する。続くステップS16では、電動ポンプ30のモータへの通電を停止して、電動ポンプ30を停止させる。続くステップS17では、インジェクタ20の電磁コイルへの通電を停止して、インジェクタ20の開弁作動を停止させる。
次に、図4を用いて、図2のステップS5で実行される排気浄化制御の処理手順を説明する。先ず、ステップS20において、吐出圧力Pが目標圧力となるように電動ポンプ30のモータを駆動させる。例えば、目標圧力に対応する電流ピーク値で、先述した正弦波出力電流制御を実行する。目標圧力は、後述する上限圧P2よりも高い値に設定されている。
続くステップS21では、吐出圧取得部M35で実際の吐出圧力Pを測定する。続くステップS22では、測定された吐出圧力Pが上限圧P2よりも高い値になっているか否かを判定する。ステップS22で、吐出圧力Pが上限圧P2よりも高い値になっていると判定された場合には、電動ポンプ30が尿素水を正常に吐出している状態であり、タンク40および各種配管内の全ての尿素水が溶融した完全溶融状態であるとみなす。そして、続くステップS23では、NOx量に応じた先述の目標噴射量で尿素水を噴射するよう、インジェクタ20の通電状態を制御する。続くステップS24では、電気ヒータへの通電をオフにする。
一方、ステップS22で、吐出圧力Pが上限圧P2以下であると判定された場合には、尿素水の一部が凍結している部分溶融状態であるとみなす。また、このような一部凍結が原因で吐出圧力Pが低下しているとみなす。そして、図2のステップS6による解凍後制御を実行する。
次に、図5を用いて、図2のステップS6で実行される解凍後制御の処理手順を説明する。先ず、ステップS30~S33において、吐出圧力Pが下限圧P1以上かつ上限圧P2以下となるように、電動ポンプ30のモータをフィードバック制御する。具体的には、ステップS30で電動ポンプ30を駆動させ、ステップS31で吐出圧力Pを測定し、ステップS32でP1≦P≦P2でないと判定されると、ステップS33で電動ポンプ30の駆動電流を調整する。
ステップS32でP1≦P≦P2であると判定された場合、ステップS34~S37において、図3のステップS10~S13と同様にして尿素水残量Mを算出し、尿素水温度Tuを測定する。続くステップS38では、外気温取得部M31で外気温度Taを測定する。続くステップS39では、尿素水温度Tuと外気温度Taとの温度差ΔTを算出する。温度差ΔTは、尿素水温度Tuから外気温度Taを減算した値である。
続くステップS40では、目標濃度(例えば32.5%)に対する尿素水濃度αの乖離量Δαを算出する。乖離量Δαは、尿素水濃度αから目標濃度を減算した値である。続くステップS41では、乖離量Δαが所定値(例えば0.5%)以上であるか否かを判定する。
ステップS41で乖離量Δαが所定値以上と判定された場合には、ステップS42において、尿素水残量M、温度差ΔTおよび尿素水濃度αに基づき、濃度維持電力量Q2を算出する。濃度維持電力量Q2は、尿素水の全てが解凍された状態において、再度解凍を開始して部分溶融状態に陥ることを防止するのに要する値として算出される
定された尿素水濃度αが目標濃度に対して高濃度であるほど、濃度維持電力量Q2を低い値に補正する。熱過多により尿素水の水成分が蒸発して高濃度になることが抑制され、尿素水の品質劣化が抑制される。
度維持電力量Q2は、加熱対象となる尿素水残量Mが多いほど大きい値に設定される。また、外気温度Taが低く温度差ΔTが大きくなっているほど、濃度維持電力量Q2は大きい値に設定される。
続くステップS43では、濃度維持電力量Q2の電気エネルギを供給するように、タンクヒータ61への通電を制御する。例えば、所定時間で濃度維持電力量Q2が供給される電力となるように、ヒータ駆動電流をデューティ制御する。
ステップS41で乖離量Δαが所定値未満の場合には、ステップS44において、尿素水残量M、温度差ΔTおよび尿素水温度Tuに基づき、溶融維持電力量Q3を算出する。溶融維持電力量Q3は、尿素水の全てが解凍された状態において、再度解凍を開始して部分溶融状態に陥ることを防止するのに要する値として算出される
定された尿素水温度Tuが高温であり、凍結温度T1との差分が大きいほど、溶融維持電力量Q3を低い値に補正する。熱過多により尿素水の水成分が蒸発して高濃度になることが抑制され、尿素水の品質劣化が抑制される。濃度維持電力量Q2と溶融維持電力量Q3を比較すると、尿素水残量Mおよび温度差ΔTが同じであれば、高濃度になっている分だけ濃度維持電力量Q2は溶融維持電力量Q3より小さい値に設定されることとなる。
続くステップS45では、溶融維持電力量Q3の電気エネルギを供給するように、タンクヒータ61への通電を制御する。例えば、所定時間で溶融維持電力量Q3が供給される電力となるように、ヒータ駆動電流をデューティ制御する。
次に、図6を用いて、本実施形態に係る尿素水噴射システムの作動の一例を説明する。なお、図中のt10時点で、内燃機関の運転が開始されている。
t10時点からt20時点までの期間では、尿素水温度Tuが凍結温度T1以下になっている(a欄参照)。そのため、この期間では解凍制御が実行されている。すなわち、電動ポンプ30への通電をオフ(f欄参照)にするとともに、インジェクタ20への通電をオフ(g欄参照)にしている。そして、解凍電力量Q1に基づく電力で、タンクヒータ61へ通電している。t10時点からt20時点までの期間に解凍電力量Q1が供給されるよう、消費電力が設定されている。
なお、排気通路10aを流れる排ガスによりインジェクタ20が加熱され、インジェクタ20内の尿素水温度が上昇していく。そして、排ガスの熱は、タンク40内の尿素水温度Tuや、タンク40の雰囲気温度(外気温度Ta)をも上昇させていく(a欄とb欄参照)。
その後、解凍制御により尿素水が加熱されて尿素水温度Tuが上昇し、凍結温度T1に達したt20時点で、解凍制御が解凍後制御に切り替えられている。すなわち、電動ポンプ30への通電をオン(f欄参照)にするとともに、インジェクタ20への通電をオフ(g欄参照)にしている。解凍後制御での電動ポンプ30消費電流は、排気浄化制御での消費電流より小さい値に設定されている(f欄参照)。解凍後制御での吐出圧力Pは、下限圧P1から上限圧P2までの範囲に調整される(c欄参照)。
さらに解凍後制御では、濃度維持電力量Q2または溶融維持電力量Q3に基づく電力で、タンクヒータ61へ通電している(h欄参照)。t20時点からt30時点までの期間に濃度維持電力量Q2または溶融維持電力量Q3が供給されるよう、消費電力が設定されている。尿素水濃度は、下限値α1から上限値α2までの正常範囲に維持される(e欄参照)。
その後、尿素水噴射の要求が為されたt30時点で、解凍後制御が排気浄化制御に切り替えられている。すなわち、電動ポンプ30への通電をオン(f欄参照)にするとともに、インジェクタ20への通電をオン(g欄参照)にしている。そして、各種電気ヒータへの通電をオフにしている(h欄参照)。
以上により、本実施形態に係る排気浄化制御装置は、以下に説明する残量取得部、尿素水温取得部、外気温取得部、凍結判定部、解凍制御部および解凍後制御部を備えていると言える。
「残量取得部」は、ステップS36を実行している時のプロセッサ71に相当し、タンク40に貯留されている尿素水の残量を尿素水残量Mとして取得する。「尿素水温取得部」は、ステップS37を実行している時のプロセッサ71に相当し、タンク40に貯留されている尿素水の温度を尿素水温度Tuとして取得する。「外気温取得部」は、ステップS38を実行している時のプロセッサ71に相当し、タンク40の雰囲気温度を外気温度Taとして取得する。「凍結判定部」は、ステップS2を実行している時のプロセッサ71に相当し、尿素水温度Tuに基づき、尿素水が凍結状態および溶融状態のいずれであるかを判定する。
「解凍制御部」は、ステップS3を実行している時のプロセッサ71に相当する。この解凍制御部は、凍結状態と判定されている場合に、尿素水残量Mおよび尿素水温度Tuに基づき解凍に要する電力量を解凍電力量Q1として算出し、解凍電力量Q1をタンクヒータ61へ供給するように通電制御する。「解凍後制御部」は、ステップS6を実行している時のプロセッサ71に相当する。この解凍後制御部は、溶融状態と判定されている場合に、尿素水残量M、尿素水温度Tuおよび外気温度Taに応じた電力量を解凍後電力量として算出し、解凍後電力量をタンクヒータ61へ供給するように通電制御する。「解凍後電力量」は、濃度維持電力量Q2または溶融維持電力量Q3に相当する。
このように、本実施形態に係る排気浄化制御装置は、解凍後制御部を備えるので、溶融状態と判定されている場合であってもタンクヒータ61へ電力供給されることとなり、解凍後に再び凍結するおそれを低減できる。そのため、解凍と凍結が繰り返されることによる相変化の繰り返しを抑制でき、尿素成分が析出しやすくなる状況を回避できる。しかも、本実施形態によれば、尿素水残量Mおよび尿素水温度Tuに加えて、外気温度Taにも応じて解凍後電力量が算出される。そのため、外気温度Taが凍結温度T1よりも極めて低い状況の場合であっても、その状況を加味して解凍後電力量が算出されるので、解凍後電力量が不足することによる再凍結のおそれを低減できる。
なお、解凍と凍結を繰り返すことにより液相と固相の相変化が繰り返されると、尿素水から尿素成分が析出しやすくなる。このように析出した尿素成分(析出物)は、例えばインジェクタ20の噴孔等、尿素水通路の狭小部を詰まらせる原因となる。
さらに本実施形態では、尿素水温度Tuを凍結温度T1より高温に維持させるのに要する電力量を溶融維持電力量Q3とし、解凍後制御部は、溶融維持電力量Q3を解凍後電力量として算出する。そのため、再凍結回避の確実性を向上できる。
さらに本実施形態では、解凍後制御部は、外気温度Taが尿素水温度Tuより低温であるほど、つまり温度差ΔTが大きいほど、溶融維持電力量Q3を大きい値に算出する。そのため、外気温度Taが低温であることに起因した再凍結の回避の確実性を向上できる。
さらに本実施形態では、タンク40に貯留されている尿素水の濃度を所定濃度範囲内に維持させるのに要する電力量を濃度維持電力量Q2とする。そして、解凍後制御部は、尿素水濃度αが所定濃度範囲外である場合には濃度維持電力量Q2を解凍後電力量として算出し、尿素水濃度αが所定濃度範囲内である場合には溶融維持電力量Q3を解凍後電力量として算出する。
さらに本実施形態では、タンク40に貯留されている尿素水の濃度を取得する濃度取得部を備え、解凍後制御部は、濃度が所定濃度範囲より高濃度であるほど、溶融維持電力量を小さい値に算出する。「濃度取得部」は、ステップS34を実行している時のプロセッサ71に相当する。これによれば、解凍後制御のタンクヒータ61による加熱が過多となり、尿素水の水成分が蒸発して高濃度になることが抑制され、尿素水の品質劣化が抑制される。
さらに本実施形態では、解凍後制御の実行期間に電動ポンプ30を駆動させる解凍後ポンプ制御部を備える。「解凍後ポンプ制御部」は、ステップS31を実行している時のプロセッサ71に相当する。これによれば、タンク40内の尿素水のみならず、インジェクタ20内の尿素水や吐出配管51内の尿素水等、循環経路全体の尿素水を効率良く加熱することができ、再凍結抑制を促進できる。
さらに本実施形態では、尿素水の噴射要求が有る場合であっても、電動ポンプ30の吐出圧力Pが意図に反して低下している場合(S22:No)には、インジェクタ20の駆動を停止させ、解凍後制御部によるタンクヒータ61の通電制御を実行させる。再凍結が生じていると、吐出圧力Pが意図に反して低下した状態になる蓋然性が高い。この点を鑑み、吐出圧力Pが意図に反して低下している場合には解凍後制御が実行されるので、NOxが意図に反して浄化されない状態を回避でき、迅速に再解凍できる。
(他の実施形態)
上記第1実施形態では、解凍後制御において、濃度維持電力量Q2と溶融維持電力量Q3を切り替えているが、この切り替えを廃止して、濃度維持電力量Q2と溶融維持電力量Q3のいずれか一方を廃止してもよい。
上記第1実施形態では、外気温度Taが尿素水温度Tuより低温であるほど、溶融維持電力量Q3を大きい値に算出している。これに対し、外気温度Taの変化の履歴に基づき溶融維持電力量Q3を算出してもよい。例えば、変化していく外気温度Taの平均温度が低温であるほど、溶融維持電力量Q3を大きい値に算出してもよい。
上記第1実施形態では、解凍後制御に電動ポンプ30を駆動させているが、解凍後制御に電動ポンプ30を駆動停止させていてもよい。
上記第1実施形態では、尿素水の噴射要求が有る場合であっても、吐出圧力Pが意図に反して低下している場合には、排気浄化制御から解凍後制御に切り替えているが、このような切り替えを廃止してもよい。
上記第1実施形態では、複数の電気ヒータのうちタンクヒータ61を対象として、解凍電力量Q1および解凍後電力量が算出されている。つまり、算出された電力量はタンクヒータ61へ供給される電力量であり、他の電気ヒータへ供給される電力量とは別である。これに対し、タンクヒータ61、吸入配管ヒータ62およびリターン配管ヒータ63の全てを対象として、解凍電力量Q1および解凍後電力量が算出されていてもよい。
10a 排気通路、 20 インジェクタ、 30 電動ポンプ、 40 タンク、 61 電気ヒータ、 70 排気浄化制御装置、 Q1 解凍電力量、 Q2 濃度維持電力量、 Q3 溶融維持電力量、 S2 凍結判定部、 S3 解凍制御部、 S30 解凍後ポンプ制御部、 S34 濃度取得部、 S36 残量取得部、 S37 尿素水温取得部、 S38 外気温取得部、 S6 解凍後制御部。

Claims (8)

  1. 尿素水を貯留するタンク(40)と、前記タンクに貯留されている尿素水を内燃機関の排気通路(10a)へ噴射するインジェクタ(20)と、前記タンクに貯留されている尿素水を吸入して前記インジェクタへ吐出する電動ポンプ(30)と、前記タンクに貯留されている尿素水を加熱する電気ヒータ(61)とを備える尿素水噴射システムに適用された、排気浄化制御装置であって、
    前記タンクに貯留されている尿素水の残量を尿素水残量として取得する残量取得部(S36)と、
    前記タンクに貯留されている尿素水の温度を尿素水温度として取得する尿素水温取得部(S37)と、
    前記タンクの雰囲気温度を外気温度として取得する外気温取得部(S38)と、
    前記尿素水温度に基づき、尿素水が凍結状態および溶融状態のいずれであるかを判定する凍結判定部(S2)と、
    前記凍結状態と判定されている場合に、前記尿素水残量および前記尿素水温度に基づき解凍に要する電力量を解凍電力量(Q1)として算出し、前記解凍電力量を前記電気ヒータへ供給するように通電制御する解凍制御部(S3)と、
    前記溶融状態と判定されている場合に、前記尿素水残量、前記尿素水温度および前記外気温度に応じた電力量を解凍後電力量として算出し、前記解凍後電力量を前記電気ヒータへ供給するように通電制御する解凍後制御部(S6)と、を備え
    前記尿素水温度を凍結温度より高温に維持させるのに要する電力量を溶融維持電力量(Q3)とし、
    前記解凍後制御部は、前記溶融維持電力量を前記解凍後電力量として算出し、
    前記タンクに貯留されている尿素水の濃度を所定濃度範囲内に維持させるために、前記尿素水の全てが解凍された状態において、再度解凍を開始して部分溶融状態に陥ることを防止するのに要する値である濃度維持電力量(Q2)とし、
    前記解凍後制御部は、前記濃度と目標濃度との乖離量が所定値以上である所定濃度範囲外の場合には前記濃度維持電力量を前記解凍後電力量として算出し、前記乖離量が所定値以上でない所定濃度範囲内の場合には前記溶融維持電力量を前記解凍後電力量として算出する排気浄化制御装置。
  2. 前記解凍後制御部は、前記外気温度が前記尿素水温度より低温であるほど、前記溶融維持電力量を大きい値に算出する請求項に記載の排気浄化制御装置。
  3. 前記タンクに貯留されている尿素水の濃度を取得する濃度取得部(S34)を備え、
    前記解凍後制御部は、前記濃度が前記目標濃度に対して高濃度であるほど、前記濃度維持電力量を小さい値に算出する請求項1または2に記載の排気浄化制御装置。
  4. 前記解凍後制御部による前記電気ヒータの通電制御を実行する期間に前記電動ポンプを駆動させる解凍後ポンプ制御部(S30)を備える請求項1~のいずれか1つに記載の排気浄化制御装置。
  5. 尿素水の噴射要求が有る場合であっても、前記電動ポンプの吐出圧力が上限値以下の場合、前記尿素水の一部が凍結している部分溶融状態とみなし、前記インジェクタの駆動を停止させ、前記解凍後制御部による前記電気ヒータの通電制御を実行させる請求項に記載の排気浄化制御装置。
  6. 尿素水を貯留するタンク(40)と、前記タンクに貯留されている尿素水を内燃機関の排気通路(10a)へ噴射するインジェクタ(20)と、前記タンクに貯留されている尿素水を吸入して前記インジェクタへ吐出する電動ポンプ(30)と、前記タンクに貯留されている尿素水を加熱する電気ヒータ(61)とを備える尿素水噴射システムに適用された、排気浄化制御装置であって、
    前記タンクに貯留されている尿素水の残量を尿素水残量として取得する残量取得部(S36)と、
    前記タンクに貯留されている尿素水の温度を尿素水温度として取得する尿素水温取得部(S37)と、
    前記タンクの雰囲気温度を外気温度として取得する外気温取得部(S38)と、
    前記尿素水温度に基づき、尿素水が凍結状態および溶融状態のいずれであるかを判定する凍結判定部(S2)と、
    前記凍結状態と判定されている場合に、前記尿素水残量および前記尿素水温度に基づき解凍に要する電力量を解凍電力量(Q1)として算出し、前記解凍電力量を前記電気ヒータへ供給するように通電制御する解凍制御部(S3)と、
    前記溶融状態と判定されている場合に、前記尿素水残量、前記尿素水温度および前記外気温度に応じた電力量を解凍後電力量として算出し、前記解凍後電力量を前記電気ヒータへ供給するように通電制御する解凍後制御部(S6)と、
    前記解凍後制御部による前記電気ヒータの通電制御を実行する期間に前記電動ポンプを駆動させる解凍後ポンプ制御部(S30)と、を備え、
    尿素水の噴射要求が有る場合であっても、前記電動ポンプの吐出圧力が上限値以下の場合、前記尿素水の一部が凍結している部分溶融状態とみなし、前記インジェクタの駆動を停止させ、前記解凍後制御部による前記電気ヒータの通電制御を実行させる排気浄化制御装置。
  7. 前記尿素水温度を凍結温度より高温に維持させるのに要する電力量を溶融維持電力量(Q3)とし、
    前記解凍後制御部は、前記溶融維持電力量を前記解凍後電力量として算出する請求項に記載の排気浄化制御装置。
  8. 前記解凍後制御部は、前記外気温度が前記尿素水温度より低温であるほど、前記溶融維持電力量を大きい値に算出する請求項に記載の排気浄化制御装置。
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