JP7200041B2 - 分散盤、塩化炉、及び金属塩化物の製造方法 - Google Patents

分散盤、塩化炉、及び金属塩化物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、分散盤、塩化炉、及び金属塩化物の製造方法に関する。
四塩化チタンは、スポンジ状の固体金属チタン(以下、「スポンジチタン」と称する。)の製造原料のみならず、酸化チタンや触媒あるいは医薬の分野に幅広く利用されている。四塩化チタンは、コークスと、チタン鉱石と、塩素ガスとを高温にて反応させることにより製造されている。
四塩化チタンの生成は、耐火物構造の塩化炉内に形成された鉱石とコークスを塩素ガスで流動化した流動層内で行われている。四塩化チタンを生成する塩化反応は、発熱反応であるために、流動層内温度が所望の反応温度に達した後は外部からの加熱は不要となり、自発的に反応が進行する。上記塩化炉内では、チタン鉱石とコークスを含む原料層が、塩素ガスにより流動化されており、このため、塩化炉の内面は、高温下で激しい摩耗環境に曝されている。
例えば、特許文献1では、金属酸化物を含有する原料とコークスが上部に載置され、下部から供給される塩素ガスを前記原料に接触させる塩素ガスの分散盤であって、底板と、前記底板の上面に配置された不定形耐火物からなる断熱層と、前記断熱層の上部に配置された耐塩素性を有する不活性粒子からなる分散層とを備え、前記底板と前記断熱層には塩素ガスを通過させる複数のガス流路が設けられている分散盤が提案されている。
特開2014-210689号公報
特許文献1に記載されたように、従来から分散盤を補強することが報告されており、その目的は塩化炉の連続操業の長期化を図るものである。しかしながら、塩化炉の操業を続けることによる分散盤損傷の進行は把握が困難であり、特に連続操業の終盤においては塩化炉の操業を停止するか否かの判断基準が未だ確立されていない。したがって、分散盤の損傷度合を把握するために、未だ塩化炉の構造には改善の余地があるといえる。
そこで、本発明は、このような問題を解決することを課題とするものであり、一実施形態において、塩化炉に使用される断熱層の損傷度合いを把握することが可能な分散盤を提供することを目的とする。また、本発明は別の一実施形態において、そのような分散盤を使用した塩化炉を提供することを目的とする。また、本発明は別の一実施形態において、そのような塩化炉を使用した金属塩化物の製造方法を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は一側面において、金属酸化物原料と、コークスと、塩素ガスとを反応させることで、金属塩化物を生成するための塩化炉に備わる分散盤であって、底板と、前記底板の上面に設けられた断熱層とを備え、前記断熱層には、厚さ方向に異なる位置において前記断熱層の温度を計測するための複数の温度計が設置されている、分散盤である。
本発明に係る分散盤の一実施形態においては、前記複数の温度計で一組の温度計を構成する。
本発明に係る分散盤の一実施形態においては、前記一組の温度計が、前記底板の上面の中心部に位置されている。
本発明に係る分散盤の一実施形態においては、複数の前記一組の温度計が、底板の上面に位置されている。
本発明に係る分散盤の一実施形態においては、複数の前記一組の温度計が、前記底板の上面にその上面の中心を軸にして円周方向に沿って位置されている。
本発明に係る分散盤の一実施形態においては、前記底板は、炭素鋼、ステンレス鋼、及びNiよりなる群から選択される1種以上である金属で形成されている。
本発明に係る分散盤の一実施形態においては、前記断熱層は、耐熱セラミックスで形成された充填物が充填されている。
本発明に係る分散盤の一実施形態においては、前記温度計は、測温部と、前記測温部の外周を覆った保護管と、前記保護管を保持するホルダーとを備える。
本発明に係る分散盤の一実施形態においては、前記保護管は、窒化珪素、炭化珪素、及びアルミナよりなる群から選択される1種以上で形成されている。
本発明は別の側面において、上記いずれかの分散盤を備える、塩化炉である。
本発明に係る塩化炉の一実施形態においては、厚さ方向に前記断熱層よりも高い位置に塩素ガス吹き出し口を更に備える。
本発明は別の側面において、上記いずれかの塩化炉を使用する金属塩化物の製造方法であって、金属酸化物原料と、コークスと、塩素ガスとを反応させることで、金属塩化物を製造する製造工程を含む、金属塩化物の製造方法である。
本発明に係る金属塩化物の製造方法においては、前記製造工程は、前記断熱層の厚さ方向に異なる位置において前記断熱層の温度を複数の温度計により測定する測定工程と、前記断熱層の測定温度に基づき、前記塩化炉の操業を停止する停止工程とを含む。
本発明の一実施形態によれば、塩化炉に使用される断熱層の損傷度合いを把握することができる分散盤を提供する。
本発明に係る分散盤を説明するための部分拡大断面図である。 本発明に係る塩化炉の内部構造を模式的に示す概略断面図である。 本発明に係る金属塩化物の製造方法の製造工程を説明するためのフロー図である。 実施例1における断熱層を示す概略上面図である。 実施例2における断熱層を示す概略上面図である。 実施例3における断熱層を示す概略上面図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。また、本明細書において、厚さ方向は、分散盤10を正面視したときに、底板20の上面22に垂直な方向を意味する(図1参照)。更に、本明細書において、H1~H3は、底板20の上面22を基準とした場合に、厚さ方向において当該上面22から断熱層30の上面31に向かう方向(上方UD)にその距離を規定している(図1参照)。
塩化炉の操業においては、塩化炉を使用し続けると、分散盤の断熱層の経時的劣化に伴い断熱層が上部(流動層側)から下部(底板側)に向かって徐々に減肉する。よって、底板の温度が上昇していく。そうすると、底板には、供給された塩素ガスと底板の温度の上昇に起因して、腐食又は貫通孔が生じる。これにより、流動層から底板を通過してウインドボックスに1000℃以上の高温の炉内原料が落下し、ウインドボックス内部が過熱され、ウインドボックスや塩素配管にまで腐食又は貫通孔が生じうる。そのような場合には、塩化炉の系外に塩素ガスの漏えいや高温の原料の流出が生じうる。
そこで、本発明者らは、分散盤の損傷に起因する塩素漏洩等を的確に防止する手法を種々検討した結果、複数の温度計を併用して分散盤の、特に断熱層の損傷状態を把握することが有利であるとの知見を得た。断熱層内では流動層内よりも温度が低いため、断熱機能が維持されているか否かを温度計の設置深さに基づき把握することを本発明者らは知見し、さらに検討を重ねて本発明者らは本件技術を完成するに至った。
以下の実施形態の説明や実施例では、金属酸化物原料をチタン鉱石とし、金属塩化物を四塩化チタンとして説明する場合がある。
以下、各実施形態について、図面を使用して説明する。
[1.分散盤]
本発明に係る分散盤の一実施形態によれば、塩化炉に使用される断熱層の損傷度合いを把握できる。本発明に係る分散盤の一実施形態は、金属酸化物原料と、コークスと、塩素ガスとを反応させることで金属塩化物を生成するための塩化炉100に備わる分散盤10であって、図1に示すように、底板20と、断熱層30とを備える。そして、断熱層30には、厚さ方向に異なる位置において断熱層30の温度を計測するための複数の温度計50、60、70が設置されている。すなわち、各温度計50、60、70に備わる測温部51、61、71は、厚さ方向に異なる位置において断熱層30に設置されている。底板20と、断熱層30と、温度計50、60、70は公知のものを適宜使用可能である。ただし、温度計50、60、70については後述の要件を満たす必要がある。当該分散盤10の厚さは適宜設計可能であるが、例えば、底板20と断熱層30を併せて500~700mm程度とすることができる。なお、本明細書において、金属酸化物を酸化チタンとし、金属塩化物を四塩化チタンとして説明しているが、金属酸化物および金属塩化物はこれらに限定されるものではない。以下、各構成要素についてそれぞれ説明する。
(底板)
底板20は、塩化炉100においてウインドボックス110の上方に位置し(図2参照)、塩素ガスが通過するように多数の通気孔(不図示)が形成されている。好ましくは、塩素ガスは通気孔に設けられたノズル21を介して断熱層30の上外側、すなわち流動層120に供給される。ノズル21の塩素ガス吹き出し口21aは断熱層30より高い位置とした方が好ましい場合もある。底板20の材質は、耐熱性という観点から、炭素鋼、ステンレス鋼、及びNiよりなる群から選択される1種以上であればよい。なお、底板20の厚さは適宜設計可能であるが、例えば40~80mmである。炭素鋼は炭素含有量が2質量%以下の鋼であって、いわゆる極低炭素鋼、低炭素鋼、中炭素鋼、高炭素鋼等を含むものである。炭素鋼の具体例として、SS400等が挙げられる。ステンレス鋼は、耐熱性及び強度という観点から、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)等が添加された鋼である。ステンレス鋼の具体例として、フェライト系ステンレス鋼、オーステナイト系ステンレス鋼、マルテンサイト系ステンレス鋼、二相ステンレス鋼等が挙げられる。
上記通気孔の大きさは、塩素ガスを分散させるために必要なガス流量と圧力損失から規定することができる。底板20の通気孔(好ましくは上記ノズル21)の個数は、通気孔の径によって異なってくるが、分散盤10が2m程度の直径を有する場合には、50~100個あればよい。このような底板20を用いることにより、塩素ガス供給管130(図2参照。)から供給される塩素ガスを流動層120に対してより均一に供給することができる。
(断熱層)
断熱層30は、底板20の上面22の上方UDに形成される。断熱層30は、単層構造であってもよいし、多層構造であってもよい。また、断熱層30を耐熱セラミックス製の充填物を充填して形成している場合、分散盤10を適切に軽量化しつつ塩化炉100内の塩素ガスの影響を低減可能である。上記耐熱セラミックス製の充填物としては、例えば窒化ケイ素製、溶融シリカ製、又はアルミナ製等の充填物が挙げられる。上記耐熱セラミックス製の充填物の形状は特に限定されるものではないが、球状や平板状等が挙げられる。中でも上記充填物の形状は、分散盤10の耐久性という観点から、平板状がよい。また、充填物は、原料の流動により流動層120に巻き込まれないような大きさであることが好ましい。なお、断熱層30の厚さは適宜設計可能であるが、例えば400~650mmである。
本発明に係る分散盤10の一実施形態においては、断熱層30には厚さ方向の異なる位置において断熱層30の温度を計測するための複数の温度計50、60、70が設置されている。塩化炉100の操業を継続した場合、塩化炉100内の温度を高温に維持しているために断熱層30が消耗される。これにより、断熱層30の厚さが薄くなっていく。そこで、例えば、断熱層30内にて厚さ方向に異なる位置に測温部51、61、71を設置したことで、最も底板20側近くに設置された測温部51により計測された温度が上昇し始めたら、断熱層30の損傷が生じていると把握することができる。また、例えば、測温部61または測温部71により計測された温度が上昇し始めたら、断熱層30の損傷が生じていると把握することもできる。以上より、分散盤10の設計にもよるが、断熱層30には厚さ方向の異なる位置において2~4本の温度計を備えることとしてよい。
本発明に係る分散盤10の一実施形態においては、断熱層30が損傷している箇所をより正確に把握するという観点から、厚さ方向の異なる位置において断熱層30の温度を測定する複数の温度計(例えば温度計50、60、70の3本)で一組の温度計40を構成することが好ましい。ここで、一組の温度計40のうち複数の温度計50、60、70は、底板20が損傷している箇所を把握するという観点から、例えば底板20の上面22において0.04~0.16m2の面積内にそれぞれ設置されている。一組の温度計40を構成する複数の温度計50、60、70は、複数であることが好ましく、より具体的には2~4本あればよい(図1は、温度計3本で一組の場合を図示している)。なお、上記面積内における複数の温度計50、60、70の配列は特に限定されないが、例えばジグザグ状や上記面積内の中心を軸にして円周方向に沿った配置であってもよい。
例えば、図1のように、一組の温度計40が3本の温度計50、60、70から構成される場合には、各温度計50、60、70の先端近傍に測温部51、61、71が存在するので、断熱層30の損傷度合いを精度良く把握するという観点から、第1の温度計50の先端50aが断熱層30の厚さ中央よりも底板20側に設置され、第2の温度計60の先端60aが断熱層30の厚さ中央付近に設置され、第3の温度計70が断熱層30の厚さ中央よりも流動層120(図2参照。)側に配置される。
第1の温度計50においては、断熱層30の厚さをHとし、厚さ方向における底板20の上面22から第1の温度計50の先端50aまでの距離をH1とした場合に、断熱層30の損傷度合いを把握するという観点から、H1/Hが0.5以下であることが好ましく、0.3以下であることがより好ましい。なお、上記H1/Hは下限側としては、典型的に0.0以上であり、より典型的に0.1以上である。本明細書において、上記H1/Hが0.0である場合は、H1が底板20の上面22に位置することを意味する。
また、第2の温度計60においては、断熱層30の厚さをHとし、厚さ方向における底板20の上面22から第2の温度計60の先端60aまでの距離をH2とした場合に、断熱層30の損傷度合いを把握するという観点から、H2/Hが0.75~0.25であることが好ましい。上記H2/Hは上限側として、0.75以下であることが好ましく、0.60以下であることがより好ましい。なお、上記H2/Hは下限側として、0.25以上であることが好ましく、0.40以上であることがより好ましい。
また、第3の温度計70においては、断熱層30の厚さをHとし、厚さ方向における底板20の上面22から第3の温度計70の先端70aまでの距離をH3とした場合に、断熱層30の損傷度合いを把握するという観点から、H3/Hが0.5以上であることが好ましい。上記H3/Hは下限側として、0.5以上であることが好ましく、0.6以上であることがより好ましい。なお、上記H3/Hは上限側として、典型的に1.0以下であり、より典型的に0.8以下である。本明細書において、上記H3/Hが1.0である場合は、H3が断熱層30の上面31に位置することを意味する。
以上の説明により、厚さ方向における底板20の上面22から各温度計50、60、70の先端50a、60a、70aまでの距離について、H1、H2、及びH3は、H3>H2>H1との関係で示される。
本発明に係る分散盤10の一実施形態においては、塩化炉100の操業中に断熱層30の中心部が他の部位よりも損傷が生じやすいという観点から、一組の温度計40が底板20の上面22の中心部に位置されていることが好ましい。
本発明に係る分散盤10の一実施形態においては、断熱層30が損傷している箇所をより正確に把握するという観点から、複数の一組の温度計40が底板20の上面22に位置されていることが好ましい。更に、底板20の上面22において、塩化炉100の操業シミュレーションにより事前に断熱層30が損傷しやすい箇所が複数判明していれば、各箇所に一組の温度計40を配置すればよい。
また、本発明に係る分散盤10の一実施形態においては、中心軸に設置される一組の温度計40の他に、さらに複数の一組の温度計40が、底板20の上面22の中心を軸(以下、中心軸Xと称する。)にして円周方向に沿って位置され、それらの複数の一組の温度計40が上方UDに延在して断熱層30にそれぞれ設置されている。このとき、複数の一組の温度計40が、底板20の上面22に等間隔で断熱層30にそれぞれ位置されてもよい。すなわち、複数の一組の温度計40を底板20の上面22に位置する場合には、その一組の温度計40の数に応じて、一方の一組の温度計40と、他の一組の温度計40とを円周方向において所定の間隔で位置すればよい(図4~6参照)。以上のような複数の一組の温度計40の配置により、断熱層30の損傷度合いをより精度良く把握することができる場合がある。
このとき、中心軸Xから分散盤10の外周までの距離をRとし、中心軸Xから外周に向かって一組の温度計40の各温度計の中心までの離間距離rとした(図4参照。)場合、r/Rは、分散盤10各所の温度を適切に把握するという観点から、0.1~0.9であることが好ましい。上記r/Rは、下限側として0.1以上であることが好ましく、0.3以上であることがより好ましく、0.4以上であることが更に好ましい。また、上記r/Rは、上限側として0.9以下であることが好ましく、0.8以下であることがより好ましく、0.7以下であることが更に好ましい。
なお、本明細書の図4においては一組の温度計B~Dについてrの値が同じとなっているが、「円周方向に沿って」とは各rが同一である必要はない。例えば、各rの平均値をarとした場合、中心軸Xから外周に向かって一組の温度計B~Dの各温度計の中心までの離間距離を示す各r値がar±30%の範囲内となるように各一組の温度計B~Dを配置してもよい。なお、本明細書の図5、6も同様である。
本発明に係る分散盤10の一実施形態においては、温度計50、60、70は、測温部51、61、71と、測温部51、61、71と連結する導線51a、61a、71aと、底板20の上面22から断熱層30に向かって延在して測温部51、61、71の外周を覆う保護管52、62、72と、保護管52、62、72を断熱層30内に取り付けて保持するホルダー53、63、73と、保護管52、62、72及びホルダー53、63、73の間に耐熱セメント等で形成されたシール剤54、64、74とを備える。また、測温部51、61、71としては公知のものを適宜採用すればよいが、例えば熱電対が挙げられる。
導線51a、61a、71aは、例えば外部に設置されたインターフェイス(不図示)等に接続され、測温部51、61、71で測定された温度情報をモニター(不図示)に出力する。導線の材質としては金属であれば特に限定されないが、例えば鉄-銅ニッケル合金、銅-銅ニッケル合金等が挙げられる。
保護管52、62、72は、測温部51、61、71が塩素ガスと接触して腐食されることを防ぐため、分散盤10において測温部51、61、71の外周を覆うように保護する。保護管52、62、72の両端部のうちいずれか一方は、開口部を有する。その開口部は、ホルダー53、63、73に係合される形状にしてよい。保護管52、62、72は、耐熱性、及び耐摩耗性という観点から、窒化珪素、炭化珪素、及びアルミナよりなる群から選択される1種以上で形成されていることが好ましい。中でも、保護管52、62、72は塩素ガスで腐食されないため、耐腐食性という観点から、窒化珪素がより好ましい。
ホルダー53、63、73は、塩化炉100(図2参照。)内に塩素ガスが流れることを防止することを目的で使用する。ホルダー53、63、73は金属製であれば特に限定されないが、接合性の観点から底板20と同じ材質である、炭素鋼、ステンレス鋼、及びNiよりなる群から選択される1種以上を用いればよい。
シール剤54、64、74は、保護管52、62、72及びホルダー53、63、73の間に挟まれることで、保護管52、62、72内に塩素ガスが流れることを防止する目的で使用する。また、シール部材55、65、75は、塩化炉100(図2参照。)内に意図せぬ過剰の塩素ガスが流れることを防止する目的で使用する。すなわち、本実施形態においては、シール剤54、64、74及びシール部材55、65、75による、二重シール構造を採用している。シール部材55、65、75は底板20の下端側に設けられる。シール部材55、65、75は金属製であれば特に限定されないが、高温環境に基づく底板20の孔形成を低減するため、好ましくは炭素鋼又はステンレス鋼で形成されている。なお、シール部材55、65、75を耐熱セラミックで形成した場合は、シール部材55、65、75に塩素ガスが流入し、温度計自身が塩素と反応して損傷するおそれがある。
[2.塩化炉]
本発明に係る塩化炉100は、図2に示すように、ウインドボックス110と、先述した分散盤10と、流動層120と、塩素ガス供給管130と、原料供給管140と、金属塩化物ガス回収管150とを備える。以下、各構成要素をそれぞれ説明する。
(ウインドボックス)
ウインドボックス110は、塩化炉100の底側に設けられる。先述した分散盤10は、ウインドボックス110に接続されている。ウインドボックス110の形状又は材質は公知のものを適宜採用可能である。塩素ガスはウインドボックス110および分散盤10を通過して流動層120に供給される。
(流動層)
流動層120は、分散盤10上に設けられている。該流動層120は、金属酸化物原料及びコークスで形成されている。金属酸化物原料及びコークスは、加熱中に塩素ガス供給管130から供給された塩素ガスと反応することで、金属塩化物ガスを生成する。金属酸化物原料は、酸化チタンを含有するチタン鉱石であってよい。
(塩素ガス供給管)
塩素ガス供給管130はウインドボックス110に接続される。
(原料供給管)
原料供給管140は、流動層120に金属酸化物原料及びコークスを供給するため、厚さ方向において分散盤10よりも高い位置に塩化炉100の側壁160に設けられている。原料供給管140の形状又は材質は公知のものを適宜採用可能である。なお、塩化炉100の施設においては、当該原料供給管140を、側壁160のレンガ間に挿通すればよい。
(金属塩化物ガス回収管)
金属塩化物ガス回収管150は、塩化炉100内で生成された金属塩化物ガスを回収するために、塩化炉100の頂部に設けられている。このとき、金属塩化物ガスは四塩化チタンガスでよい。この回収された金属塩化物ガスが四塩化チタンガスである場合には、コンデンサーにおいて該四塩化チタンガスを四塩化チタンの沸点136℃以下に冷却することで、液体四塩化チタンを回収すればよい。また、金属塩化物ガス回収管150の形状又は材質は公知のものを適宜採用可能である。
[3.金属塩化物の製造方法]
本発明に係る金属塩化物の製造方法の一実施形態においては、先述した塩化炉100を使用して金属酸化物原料と、コークスと、塩素ガスとを反応させることで、金属塩化物を製造する製造工程を含む。このように製造された金属塩化物ガスは、気体となって塩化炉100内を上昇し、塩化炉100の頂部に接続された金属塩化物ガス回収管150を経て回収される。このとき、金属塩化物ガスは四塩化チタンガスでよい。
本発明に係る金属塩化物の製造方法の一実施形態においては、上記製造工程は、図3に示した測定工程S11と、停止工程S21とを更に含む。
(測定工程)
測定工程S11は、断熱層30の厚さ方向に異なる位置において断熱層30の温度を複数の温度計50、60、70により測定する。各温度計50、60、70に備わる測温部51、61、71で測定された温度から断熱層30の損傷度合いを把握することができる。
(停止工程)
停止工程S21は、測定工程S11により測定された断熱層30の測定温度に基づき、塩化炉100の操業を停止する。
停止工程S21において操業を停止する判断基準は、分散盤10の構成や塩化炉100の操業条件に基づき設定可能である。例えば、断熱層30に窒化珪素製充填物を充填し、塩化炉100内の温度を1000~1100℃に調整している場合には、底板20に最も近くに設置された測温部51が400℃以上であるとき、断熱層30に損傷が生じていると把握することができるので、操業を一時停止する。一方、400℃未満である場合には、断熱層30に損耗が生じていないと把握することができるので、操業を続けることができる。また、断熱層30の厚さ方向に異なる位置において温度計が3本以上設置されている場合には、当該厚さ方向において断熱層30の上面31側から数えて予め規定した温度計(例えば2番目以降の温度計)が400℃以上であるとき、操業を一時停止してもよい。更に、断熱層30の厚さ方向に異なる位置に設置された各温度計50、60、70に備わる測温部51、61、71で測定された温度の温度差によって操業を停止してもよい。
例えば、塩化炉100の操業を停止した後は分散盤10を塩化炉100から取り外し、断熱層30の損傷が生じていた場合には、未使用の分散盤10に交換すればよい。そうすることで、塩化炉の操業を再開できる。
以下、本発明の内容を実施例によって更に具体的に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。なお、表1では、実施例1及び2における一組の温度計は3本の温度計が束となっており、実施例3における一組の温度計は2本の温度計が束となっている。
(実施例1)
図2に示した構成を備える塩化炉100を使用した。分散盤10の直径を2000mm(図4~6に示したR:1000mm)とし、分散盤10の厚さが650mmとなるように、底板20の厚さを50mmとし、断熱層30の厚さHが600mmとなるように平板状の窒化珪素片を充填した。次いで、温度計3本からなる一組の温度計40(複数の温度は、断熱層30の厚さ方向に垂直な方向から観察したときに0.04~0.16m2の面積内に設置されている。)を複数用意した。当該一組の温度計40を、図4に示すように、中心部(A地点)に1ヶ所設置し、さらに離間距離rが600mmとなるようにし、底板20の上面22にその上面22の中心を軸にして円周方向に沿って等間隔に3ヶ所(B地点、C地点、D地点)設置した。このとき、底板20の上面22から温度計50、60、70の先端50a、60a、70aまでの距離(図1参照。)が、H1:125mm(以下、第1の温度計50と称する。)、H2:250mm(以下、第2の温度計60と称する。)、H3:375mm(以下、第3の温度計70と称する。)となるようにそれぞれ設置した。上記温度計50、60、70の測温部51、61、71を熱電対とし、保護管52、62、72を窒化珪素製とし、ホルダー53、63、73をステンレス鋼製とし、底板20を炭素鋼製とした。更に、流動層120は、チタン鉱石(品種:合成ルチル、TiO2純度:96質量%)とコークス(石油系カルサインドコークス)により形成されていた。
当該分散盤10を使用して塩化炉100を操業し、塩化炉100内の平均温度1050℃、Cl2ガスの平均供給量30m3/minで四塩化チタンの製造を継続した。塩化炉100内の平均温度1050℃にした直後、各温度計50、60、70の温度は、温度計50は80℃、温度計60は150℃、温度計70は300℃あった。
操業の結果、四塩化チタン製造量57,000t、操業期間11ヶ月の時点で計4ヶ所全ての第3の温度計70の温度が塩化炉100内の温度と同じ1050℃まで上昇した。さらに、四塩化チタン製造量78000t、操業期間15ヶ月まで操業を続けたところ、A地点にある一組の温度計40のうち第2の温度計60の温度と、B地点の一組の温度計40のうち第2の温度計60が1050℃まで上昇し、またA地点にある一組の温度計40のうち第1の温度計50の温度と、B地点にある一組の温度計40のうち第1の温度計50の温度が450℃まで上昇した。そのため、四塩化チタンの製造を一時停止し、分散盤10を塩化炉100から外した。
作業者が分散盤10の損傷を検証したところ、A地点とB地点において断熱層30が著しく減肉しており断熱層30の厚さは270mmとなっていた。しかしながら、操業期間中、分散盤10からウインドボックス110への原料の落下や塩素漏れは確認されなかった。よって、実施例1では分散盤10の寿命を適切に把握できたとこで寿命近くまで四塩化チタンの操業を行うことができた。その結果、より多くの四塩化チタンを製造できた。
(実施例2)
一組の温度計40を、図5に示すように、中心部(E地点)に1ヶ所設置し、さらに離間距離rが600mmとなるようにし、底板20の上面22にその上面22中心を軸にして円周方向に沿って等間隔に4ヶ所(F地点、G地点、H地点、I地点)それぞれ位置するように、断熱層30に設置したこと以外、実施例1と同様に四塩化チタンを製造し、その製造後の分散盤10を評価した。
(実施例3)
一組の温度計40を2本の温度計50、60(H1:200mm、H2:400mm)にし、その一組の温度計40を、図6に示すように、中心部(J地点)に1ヶ所設置し、さらに離間距離rが400mmとなるように底板20の上面22にその上面22の中心を軸にして円周方向に沿って等間隔に2ヶ所(K地点、L地点)それぞれ位置するように、断熱層30に設置したこと以外、実施例1と同様に四塩化チタンを製造し、その製造後の分散盤10を評価した。
(比較例1)
一組の温度計40を使用せず、操業期間を8ヶ月としたこと以外、実施例1と同様に四塩化チタンを製造し、その製造後の分散盤10を評価した。
操業の結果、四塩化チタンの製造量42000tの時点で塩化炉100を停止し、分散盤10を塩化炉100から外した。
作業者が分散盤10の損傷を検証したところ、断熱層30の著しい減肉は確認されなかった。比較例1は分散盤10の損傷を適切に把握できず、塩化炉100の停止が早すぎたため、四塩化チタンの製造量が少なかった。なお、操業期間中は分散盤10からの塩素漏れは確認されなかった。
(比較例2)
一組の温度計40を使用せず、操業期間を16ヶ月としたこと以外、実施例1と同様に四塩化チタンを製造し、その製造後の分散盤10を評価した。
操業の結果、製造量82000tの時点で分散盤10の底板20に穴が空き、炉内原料がウインドボックスに落下し、分散盤10からの塩素漏れが確認された。
作業者が分散盤10の損傷を検証したところ、断熱層30が損傷した箇所の底板20と塩素が反応し孔が形成されていた。
Figure 0007200041000001
(考察)
実施例1~3では、複数の一組の温度計40を分散盤10に分散設置したことで精度よく断熱層30の損傷度合いを把握することができた。その結果、塩化炉の操業に支障が出ない状態で四塩化チタンを多く製造することができた。
また、実施例1~3では、比較例1と異なり、操業停止後の底板20と断熱層30の合計の厚さが適切に少なかった。これは、分散盤の損傷状態を適切に把握し、効率良く四塩化チタンを製造することができたといえる。
一方、比較例1~2では、一組の温度計を分散盤に設置しなかったことで、断熱層の損傷を把握することができなかった。比較例1では塩化炉の操業停止が早すぎたため四塩化チタンの製造効率が低下した。比較例2では予期せぬタイミングで塩化炉の補修が必要となったため別工程との工程調整が必要となり、やはり四塩化チタン、特に精製四塩化チタンの製造効率が低下した。
10 分散盤
20 底板
21 ノズル
21a 塩素ガス吹き出し口
22 上面
30 断熱層
31 上面
40 一組の温度計
50 第1の温度計
50a、60a、70a 先端
51、61、71 測温部
51a、61a、71a 導線
52、62、72 保護管
53、63、73 ホルダー
54、64、74 シール剤
55、65、75 シール部材
60 第2の温度計
70 第3の温度計
100 塩化炉
110 ウインドボックス
120 流動層
130 塩素ガス供給管
140 原料供給管
150 金属塩化物ガス回収管
160 側壁
S11 測定工程
S21 停止工程
UD 上方

Claims (13)

  1. 金属酸化物原料と、コークスと、塩素ガスとを反応させることで、金属塩化物を生成するための塩化炉に備わる分散盤であって、
    底板と、
    前記底板の上面に設けられた断熱層とを備え、
    前記断熱層には、厚さ方向に異なる位置において前記断熱層の温度を計測するための複数の温度計が設置されている、分散盤。
  2. 前記複数の温度計で一組の温度計を構成する、請求項1に記載の分散盤。
  3. 前記一組の温度計が、前記底板の上面の中心部に位置されている、請求項2に記載の分散盤。
  4. 複数の前記一組の温度計が、前記底板の上面に位置されている、請求項2又は3に記載の分散盤。
  5. 複数の前記一組の温度計が、前記底板の上面にその上面の中心を軸にして円周方向に沿って位置されている、請求項2~4のいずれか一項に記載の分散盤。
  6. 前記底板は、炭素鋼、ステンレス鋼、及びNiよりなる群から選択される1種以上である金属で形成されている、請求項1~5のいずれか一項に記載の分散盤。
  7. 前記断熱層は、耐熱セラミックスで形成された充填物が充填されている、請求項1~6のいずれか一項に記載の分散盤。
  8. 前記温度計は、測温部と、前記測温部の外周を覆った保護管と、前記保護管を保持するホルダーとを備える、請求項1~7のいずれか一項に記載の分散盤。
  9. 前記保護管は、窒化珪素、炭化珪素、及びアルミナよりなる群から選択される1種以上で形成されている、請求項8に記載の分散盤。
  10. 請求項1~9のいずれか一項に記載の分散盤を備える、塩化炉。
  11. 前記厚さ方向に前記断熱層よりも高い位置に塩素ガス吹き出し口を更に備える、請求項10に記載の塩化炉。
  12. 請求項10又は11に記載の塩化炉を使用する金属塩化物の製造方法であって、
    金属酸化物原料と、コークスと、塩素ガスとを反応させることで、金属塩化物を製造する製造工程を含む、金属塩化物の製造方法。
  13. 前記製造工程は、前記断熱層の厚さ方向に異なる位置において前記断熱層の温度を複数の温度計により測定する測定工程と、前記断熱層の測定温度に基づき、前記塩化炉の操業を停止する停止工程とを更に含む、請求項12に記載の金属塩化物の製造方法。
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