JP7200039B2 - Parking brake mechanism for work vehicle and work vehicle - Google Patents
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Description
本発明は、作業車の駐車用ブレーキ機構及び作業車の技術に関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a parking brake mechanism for a work vehicle and technology of the work vehicle.
従来、作業車の駐車用ブレーキ機構の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
2. Description of the Related Art Conventionally, the technology of parking brake mechanisms for work vehicles is publicly known. For example, it is as described in
特許文献1には、ブレーキペダルに連動する係止部材と、係止部材に係合可能な駐車ブレーキ用の保持部(係合部材)と、を具備する駐車用ブレーキ機構が記載されている。
具体的には、係止部材は、ブレーキペダルと連動して、所定の回動軸を中心として回動することができる。また保持部は、駐車ブレーキ用の操作具と連動して、所定の回動軸を中心として回動することができる。保持部には一直線上に配列された複数の歯(係合部)が形成されている。 Specifically, the locking member can rotate about a predetermined rotation axis in conjunction with the brake pedal. In addition, the holding portion can rotate around a predetermined rotation axis in conjunction with the operating tool for the parking brake. The holding portion is formed with a plurality of teeth (engaging portions) arranged in a straight line.
特許文献1に記載の技術では、ブレーキペダルが踏み込まれた状態で、駐車ブレーキ用の操作具を操作し、係止部材に保持部の歯を係合させる。これによって、ブレーキペダルをその位置(踏み込み操作された位置)に保持することができる。すなわち、作業車が制動された状態を保持することができる。また、保持部には複数の歯が形成されているため、ブレーキペダルを任意の踏み込み位置で保持することができる。これによって、所望の制動力で作業車を制動させることができる。
In the technique described in
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、一直線上に配列された歯(係合部)を有する保持部を回動させて係止部材と係合させる構成であるため、ブレーキペダルの踏み込み位置に応じて、係止部材と係合する保持部の位置も変わってしまう。このため、保持部を操作するための駐車ブレーキ用の操作具の操作量も一定ではなくなり、当該操作具の操作性に改善の余地があった。
However, in the technique described in
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、操作部の操作性の向上を図ることが可能な作業車の駐車用ブレーキ機構及び作業車を提供することである。 SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a parking brake mechanism for a work vehicle and a work vehicle capable of improving the operability of an operation unit. That is.
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 The problems to be solved by the present invention are as described above, and the means for solving the problems will now be described.
即ち、請求項1においては、所定の回動軸を中心として、ブレーキペダルと連動して回動可能であり、前記回動軸を中心とする円弧上に配列された複数の歯を有する係合部と、前記歯と係合することで、前記ブレーキペダルを保持する保持部と、前記保持部を前記歯と係合可能な位置まで移動させることが可能な操作部と、車体フレームに固定され、前記保持部を支持する支持部と、前記支持部に固定される固定部と、前記固定部及び前記保持部を連結するように設けられ、前記保持部を初期位置に向かって付勢する付勢部と、を具備するものである。
In other words, in
請求項2においては、前記複数の歯は、等間隔に配列されているものである。
In
請求項3においては、前記係合部は、前記ブレーキペダルの操作を制動装置へと伝達する回動アームの、車体内側の側面に設けられるものである。
In
請求項4においては、前記駐車用ブレーキ機構を具備するものである。 In claim 4 , the parking brake mechanism is provided.
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。 As effects of the present invention, the following effects are obtained.
請求項1においては、操作部の操作性の向上を図ることができる。
In
請求項2においては、ブレーキペダルの操作性の向上を図ることができる。
In
請求項3においては、係合部の汚れや変形の発生を抑制することができる。
In
請求項4においては、操作部の操作性の向上を図ることができる。 In claim 4, it is possible to improve the operability of the operation unit.
以下では、図中の矢印U、矢印D、矢印F、矢印B、矢印L及び矢印Rで示した方向を、それぞれ上方向、下方向、前方向、後方向、左方向及び右方向と定義して説明を行う。 Hereinafter, the directions indicated by arrow U, arrow D, arrow F, arrow B, arrow L, and arrow R in the drawings are defined as upward, downward, forward, backward, leftward, and rightward, respectively. will be explained.
まず、図1を用いて本発明の一実施形態に係るトラクタ1の全体構成について説明する。
First, the overall configuration of a
トラクタ1は、主としてフロントフレーム2、センターフレーム3、エンジン4、ボンネット5、前輪6、後輪7、フェンダ8、ステップ9、座席10、ステアリングホイール11、ブレーキペダル20及び駐車用ブレーキ機構100を具備する。
A
フロントフレーム2及びセンターフレーム3は、複数の板材を適宜組み合わせて形成される枠状の部材である。フロントフレーム2は、長手方向を前後方向に向けてトラクタ1の前部に配置される。センターフレーム3は、長手方向を前後方向に向けてトラクタ1の前後中途部(フロントフレーム2の後方)に配置される。フロントフレーム2の後部及びセンターフレーム3の前部には、エンジン4が固定される。エンジン4は、ボンネット5に覆われる。
The
フロントフレーム2は、フロントアクスル機構(不図示)等を介して左右一対の前輪6に支持される。センターフレーム3は、トランスミッションケース(不図示)等を介して左右一対の後輪7に支持される。後輪7は、概ね上方からフェンダ8によって覆われる。
The
センターフレーム3には、運転者がトラクタ1に搭乗した際の足場となるステップ9が左右一対設けられる。ステップ9の後上方には、運転者が着座するための座席10が配置される。座席10の前方には、前輪6の切れ角を調節するためのステアリングホイール11が配置される。
A
ステアリングホイール11の右下方には、トラクタ1を制動させるための操作具であるブレーキペダル20が配置される。ステアリングホイール11の左下方には、トラクタ1を駐車する際に制動させるための駐車用ブレーキ機構100が配置される。
A
次に、図2から図4までを用いて、ブレーキペダル20に関する構成についてより具体的に説明する。
Next, the configuration of the
図2に示すように、ブレーキペダル20は、左側の後輪7を制動させるための左ブレーキペダル30と、右側の後輪7を制動させるための右ブレーキペダル40と、を含んでいる。左ブレーキペダル30及び右ブレーキペダル40は、右側のステップ9の下方において、センターフレーム3に回動可能となるように支持されている。左ブレーキペダル30及び右ブレーキペダル40は、ステップ9の上方まで延設され、搭乗している運転者の足によって踏み込み操作可能となっている。
As shown in FIG. 2 , the
図2から図4までに示すように、左ブレーキペダル30は、センターフレーム3を左右に貫通するブレーキシャフト31と一体的に回動可能となるように連結されている。ブレーキシャフト31の左端部(センターフレーム3の左方の部分)には、板状の回動アーム32が固定される。回動アーム32には、ブレーキロッド33が連結される。ブレーキロッド33は、回動アーム32から後方に向かって延設され、左側の後輪7を制動させる制動機構(不図示)と連結されている。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
ブレーキロッド33の中途部には、当接板33aが固定されている。当接板33aの後方には、当該当接板33aと当接可能となるように、ブレーキセンサ34が配置されている。
A
左ブレーキペダル30が運転者によって踏み込み操作されると、ブレーキシャフト31を介して回動アーム32が左側面視反時計回りに回動され、ブレーキロッド33が前方へと引っ張られる。これによって、左側の後輪7を制動させる制動機構(不図示)が作動する。左ブレーキペダル30の操作の有無は、ブレーキセンサ34によって検出することができる。
When the driver depresses the
なお、回動アーム32には、当該回動アーム32を左側面視時計回りに回動させる戻しバネ(不図示)が連結される。当該戻しバネの付勢力によって、踏み込み操作されていない左ブレーキペダル30は、図2から図4までに示すような初期位置(左側面視時計回りに最も回動した位置)に戻される。
A return spring (not shown) is connected to the
図2に示す右ブレーキペダル40も、左ブレーキペダル30と略同様に、右側の後輪7を制動させる制動機構(不図示)と連結され、当該制動機構を作動させることができる。また、所定の連結具(不図示)を用いて、左ブレーキペダル30と右ブレーキペダル40を一体的に回動可能となるように連結させることができる。これによって、左ブレーキペダル30及び右ブレーキペダル40を同時に踏み込み操作することができ、左右の後輪7を同時に制動させることができる。
Similarly to the
次に、図3から図7までを用いて、駐車用ブレーキ機構100について具体的に説明する。
Next, the
駐車用ブレーキ機構100は、ブレーキペダル20を踏み込み操作された状態(位置)で保持することで、後輪7を制動するものである。駐車用ブレーキ機構100は、主として支持部110、固定部120、保持部130、戻しバネ140、操作部150及び係合部160を具備する。
The
図3から図6までに示す支持部110は、後述する保持部130をセンターフレーム3に対して取り付けるものである。支持部110は、主として当接部111及び回動軸部112を具備する。
The supporting
当接部111は、センターフレーム3に対して当接する部分である。当接部111は、長手方向を前後に向けた略矩形板状に形成される。当接部111は、板面を左右に向けて配置される。当接部111には、挿通孔111a及び固定孔111bが形成される。
The
図6に示す挿通孔111aは、後述する回動軸部112を挿通するためのものである。挿通孔111aは、当接部111を左右に貫通するように形成される。挿通孔111aは、当接部111の略中央に形成される。
An
図5及び図6に示す固定孔111bは、当接部111をセンターフレーム3に固定するためのものである。固定孔111bは、当接部111を左右に貫通するように形成される。固定孔111bは、挿通孔111aを挟んで前後一対形成される。
A fixing
図3から図6までに示す回動軸部112は、後述する保持部130を回動可能に支持する部分である。回動軸部112は、主として軸中央部112a、軸固定部112b及び軸支持部112cを具備する。
The
図5及び図6に示す軸中央部112aは、回動軸部112の左右中央部を形成する部分である。軸中央部112aは、長手方向を左右に向けた略円柱状に形成される。
A shaft
軸固定部112bは、回動軸部112の右部を形成する部分である。軸固定部112bは、長手方向を左右に向けた略円柱状に形成される。軸固定部112bの径は、軸中央部112aの径よりも小さく形成される。軸固定部112bは、軸中央部112aの右端から右方に向かって延びるように形成される。軸固定部112bは、軸中央部112aと同一軸線上に位置するように形成される。
The
軸支持部112cは、回動軸部112の左部を形成する部分である。軸支持部112cは、長手方向を左右に向けた略円柱状に形成される。軸支持部112cの径は、軸中央部112aの径よりも小さく形成される。軸支持部112cは、軸中央部112aの左端から右方に向かって延びるように形成される。軸支持部112cは、軸中央部112aと同一軸線上に位置するように形成される。軸支持部112cの外周には、ねじ(雄ねじ)が形成される。
The
回動軸部112の軸固定部112bは、当接部111の挿通孔111aに左方から挿通される。当接部111の左側面と軸中央部112aの右側面とが当接した状態で、当接部111と回動軸部112とが適宜の方法(例えば、溶接)により固定される。この状態において、回動軸部112の軸固定部112bの先端部(右端部)は、当接部111の右側面から右方に向かって突出している。このようにして、支持部110は、当接部111と回動軸部112が一体的に固定されて形成されている。
The
また、支持部110は、ステップ9の下方において、センターフレーム3の左側面に固定される。具体的には、センターフレーム3の左側面には、支持部110の固定孔111b、及び回動軸部112(軸固定部112b)に対応する位置に、貫通孔3a及び貫通孔3bが形成されている。まず、回動軸部112の軸固定部112b(図6参照)が貫通孔3bに挿通されることで、センターフレーム3に対する支持部110の位置決めがなされる。その後、支持部110の固定孔111b及びセンターフレーム3の貫通孔3aに適宜の固定具(例えば、ボルト、ナット等)が締結されることで、支持部110がセンターフレーム3に固定される。
Also, the
図4から図6までに示す固定部120は、支持部110に固定されるものである。固定部120は、略矩形板状に形成される。固定部120は、板面を左右に向けて配置される。固定部120には、挿通孔121及び係合孔122が形成される。
The
図5及び図6に示す挿通孔121は、支持部110の回動軸部112を挿通するためのものである。挿通孔121は、固定部120を左右に貫通するように形成される。挿通孔121は、固定部120の前後中央下部に形成される。
The
係合孔122は、後述する戻しバネ140を係合させるためのものである。係合孔122は、固定部120を左右に貫通するように形成される。係合孔122は、固定部120の前後中央上部(挿通孔121の上方)に形成される。
The engaging
固定部120の挿通孔121には、回動軸部112の軸支持部112cが右方から挿通される。固定部120の右側面と軸中央部112aの左側面とが当接した状態で、固定部120と回動軸部112とが適宜の方法(例えば、溶接)により固定される。この状態において、回動軸部112の軸支持部112cの先端部(左端部)は、固定部120の左側面から左方に向かって突出している。このようにして、固定部120は、支持部110と一体的に固定されている。
The
図3から図5までに示す保持部130は、ブレーキペダル20を保持するためのものである。保持部130は、主として本体部131及び保持片132を具備する。
The holding
本体部131は、板状に形成される部材である。本体部131は、長手方向を略前後にむけて配置される。本体部131は、板面を左右に向けて配置される。本体部131には、回動孔131a、係合孔131b、連結孔131c及び本体当接部131dが形成される。
The
図5に示す回動孔131aは、回動軸部112と回動可能に連結されるためのものである。回動孔131aは、本体部131を左右に貫通するように形成される。回動孔131aは、本体部131の後端部近傍に形成される。
The
図4及び図5に示す係合孔131bは、後述する戻しバネ140を係合させるためのものである。係合孔131bは、本体部131を左右に貫通するように形成される。係合孔131bは、本体部131の前後中途部に形成される。
The
連結孔131cは、後述する操作部150と連結されるためのものである。連結孔131cは、本体部131を左右に貫通するように形成される。連結孔131cは、本体部131の前端部近傍に形成される。
The connecting
本体当接部131dは、ステップ9と当接する部分である。本体当接部131dは、本体部131の前上端を直線的に切り欠くように形成される。本体当接部131dは、本体部131(保持部130)が所定の位置(初期位置)に回動した際に、ステップ9の底面と面接触するように、当該ステップ9の底面と平行に形成される。
The
保持片132は、後述する係合部160と係合可能な部材である。保持片132は、略矩形板状に形成される。保持片132は、板面を略前後方向に向けて配置される。保持片132は、本体部131の前後中途部から下方に向けて突出するように配置される。保持片132は、本体部131に適宜の方法で固定される。たとえば、本体部131の下端に切り込みを形成し、当該切り込みに保持片132を挿入した状態で溶接することで、保持片132を本体部131に対して固定することができる。保持片132は、下方に向かって厚さが徐々に薄くなるように形成される。
The holding
保持部130の回動孔131aには、回動軸部112の軸支持部112cが右方から挿通される。これによって、保持部130は、支持部110(回動軸部112)に回動可能に支持される。また、ナット130aが軸支持部112cに締結されることにより、保持部130が支持部110から脱落するのを防止することができる。
The
図4に示す戻しバネ140は、保持部130を所定の位置(初期位置)へと戻すためのものである。戻しバネ140は、引張りコイルばねによって形成される。戻しバネ140の一端は、固定部120の係合孔122に係合される。戻しバネ140の他端は、保持部130の係合孔131bに係合される。戻しバネ140は、回動軸部112を中心として、保持部130を左側面視時計回りに付勢する。戻しバネ140の付勢力によって、後述する操作部150が踏み込み操作されていない保持部130は、図2から図4までに示すような初期位置(左側面視時計回りに最も回動した位置)に戻される。
A
図3から図5までに示す操作部150は、保持部130を操作するための操作具である。操作部150は、略円柱状の部材を正面視略C字状に屈曲させて形成される。操作部150は、上下両端部が左方に向かって延びるように配置される。操作部150の下端部は、保持部130の連結孔131cに右方から挿通される。操作部150は、保持部130から略上方に延びるように配置される。操作部150は、適宜の方法(例えば、溶接)により保持部130に固定される。
The
ステップ9には、操作部150に対応する位置に、貫通孔9bが形成されている。操作部150は、ステップ9の貫通孔9bに挿通される。これによって操作部150は、ステップ9を上下に貫通するように配置される。トラクタ1に搭乗した運転者は、操作部150の上部を踏み込み操作することができる。
A through
図3、図4及び図7に示す係合部160は、保持部130と係合可能な部材である。係合部160は、長手方向を前後に向けた板状に形成される。係合部160は、板面を左右に向けて配置される。係合部160の上端及び下端は、側面視において、ブレーキシャフト31を中心とする円弧状に形成されている(図7(b)参照)。係合部160には、歯161が形成される。
The engaging
歯161は、保持部130と係合可能な部分である。歯161は、係合部160の上端面を切り欠くことで形成される。歯161は、係合部160の上端面を、前後に沿って等間隔に複数個所切り欠くことで、複数形成される。複数の歯161は、側面視において、ブレーキシャフト31を中心とする円弧C上に配列される。
係合部160は、回動アーム32の右側(トラクタ1の車体内側)の側面に設けられる。具体的には、係合部160は、固定板162を介して、回動アーム32の右側面に固定される。固定板162は、略矩形板状の部材である。固定板162は、板面を上下に向けて配置される。固定板162の一端(左端)は、回動アーム32の右側面に適宜の方法(例えば、溶接)により固定される。固定板162の他端(右端)は、係合部160の左側面に適宜の方法により固定される。このようにして、係合部160は、回動アーム32との間に隙間を空けて配置される。また係合部160は、略全体が左側面視(図4参照)において回動アーム32と重複するように配置される。
The engaging
以下では、図8及び図9を用いて、上述の如く構成された駐車用ブレーキ機構100の動作態様について説明する。
Below, the operating mode of the
運転者は、トラクタ1を駐車させる場合など、比較的長時間に亘ってトラクタ1を制動させたい場合、駐車用ブレーキ機構100を用いてブレーキペダル20を踏み込み操作した状態で保持することができる。
When the driver wants to brake the
具体的には、まず運転者は、図8に示すように、ブレーキペダル20(図2等参照)を右足で踏み込み、回動アーム32を左側面視反時計回りに回動させる。この状態で運転者は、操作部150を左足で踏み込み、係合部160の歯161に保持部130の保持片132を係合させる。図8には、複数の歯161のうち、最も前側に位置する歯161に保持片132を係合させた例を示している。これによって、係合部160を介してブレーキペダル20がその位置で保持される。すなわち、ブレーキペダル20を操作して後輪7の制動装置を作動させた状態で保持することができる。
Specifically, first, as shown in FIG. 8, the driver depresses the brake pedal 20 (see FIG. 2, etc.) with the right foot to rotate the
この状態では、係合部160と保持部130(保持片132)が係合しているため、回動アーム32及び保持部130はどちらも回動することがない。これによって運転者は、ブレーキペダル20及び操作部150から足を離しても、トラクタ1を制動させ続けることができる。
In this state, since the engaging
また、トラクタ1をより強い制動力で制動させたい場合、運転者は、図9に示すように、ブレーキペダル20(図2等参照)をより強く踏み込み、回動アーム32をより大きく(図8に示した状態よりも大きく)回動させる。この状態で運転者は、操作部150を左足で踏み込み、係合部160の歯161に保持部130の保持片132を係合させる。図9には、複数の歯161のうち、最も後側に位置する歯161に保持片132を係合させた例を示している。これによって、図8に示した状態よりも強い制動力で、トラクタ1を制動させることができる。
When the driver wants to brake the
ここで、本実施形態においては、係合部160の歯161は、ブレーキシャフト31を中心とする円弧C上に配列されている。このため、図8及び図9に示すように、ブレーキペダル20の踏み込み位置(操作量)が異なり、回動アーム32の回動量が異なったとしても、係合部160の歯161は常に円弧C上に位置している。したがって、ブレーキペダル20の踏み込み位置(操作量)が異なっていても、保持部130を係合部160と係合させるために必要な当該保持部130の回動量は一定となる。すなわち、ブレーキペダル20の踏み込み位置(操作量)に関わらず、保持部130を回動させるための操作部150の操作量は一定となる。
Here, in this embodiment, the
また、本実施形態においては、係合部160の複数の歯161は等間隔に配列されている。運転者は、当該複数の歯161のうち任意の歯161に保持部130の保持片132を係合させることで、ブレーキペダル20を一定間隔ごとに任意の位置で保持することができる。
Moreover, in this embodiment, the plurality of
駐車用ブレーキ機構100による制動を解除する場合には、運転者はブレーキペダル20を踏み込む。これによって回動アーム32が左側面視反時計回りに回動すると、係合部160の歯161が保持部130の保持片132から離間する。これによって、ブレーキペダル20及び保持部130は、初期位置に戻される。
When the braking by the
以上の如く、本実施形態に係るトラクタ1(作業車)の駐車用ブレーキ機構100は、
所定の回動軸(ブレーキシャフト31)を中心として、ブレーキペダル20と連動して回動可能であり、前記回動軸を中心とする円弧C上に配列された複数の歯161を有する係合部160と、
前記歯161と係合することで、前記ブレーキペダル20を保持する保持部130と、
前記保持部130を前記歯161と係合可能な位置まで移動させることが可能な操作部150と、
を具備するものである。
このように構成することにより、操作部150の操作性の向上を図ることができる。すなわち、複数の歯161を円弧C上に配列したことで、保持部130を一定量だけ移動させればどの歯161に対しても当該保持部130を係合させることができる。これによって、操作部150の操作量を一定にすることができる。
As described above, the
It is rotatable about a predetermined rotating shaft (brake shaft 31) in conjunction with the
a holding
an
is provided.
By configuring in this way, the operability of the
また、前記複数の歯161は、
等間隔に配列されているものである。
このように構成することにより、ブレーキペダル20の操作性の向上を図ることができる。すなわち、ブレーキペダル20を保持可能な操作位置が等間隔になるため、所望の制動力を得やすくなる。
Further, the plurality of
They are arranged at regular intervals.
By configuring in this way, the operability of the
また、前記係合部160は、
前記ブレーキペダル20の操作を制動装置へと伝達する回動アーム32の、車体内側の側面に設けられるものである。
このように構成することにより、係合部160の汚れや変形の発生を抑制することができる。
すなわち、回動アーム32の内側に係合部160を設けることで、係合部160に対する泥等の付着や、係合部160と障害物との接触の発生を抑制することができる。
In addition, the engaging
It is provided on the side surface inside the vehicle body of the
By configuring in this way, it is possible to suppress the occurrence of contamination and deformation of the engaging
That is, by providing the engaging
また、駐車用ブレーキ機構100は、
センターフレーム3(車体フレーム)に固定され、前記保持部130を支持する支持部110をさらに具備するものである。
このように構成することにより、操作部150の操作性の向上を図ることができる。すなわち、支持部110を介して、比較的剛性の高いセンターフレーム3(車体フレーム)によって保持部130を支持することで、当該保持部130の意図しない移動(車体フレームの変形による移動)を抑制することができ、一定の操作感を得ることができる。
In addition, the
A
By configuring in this way, the operability of the
また、駐車用ブレーキ機構100は、
前記支持部110に固定される固定部120と、
前記固定部120及び前記保持部130を連結するように設けられ、前記保持部130を初期位置に向かって付勢する戻しバネ140(付勢部)と、
をさらに具備するものである。
このように構成することにより、操作部150の操作性の向上を図ることができる。すなわち、支持部110を介して、比較的剛性の高いセンターフレーム3(車体フレーム)によって戻しバネ140を支持することで、当該戻しバネ140の意図しない移動(車体フレームの変形による移動)を抑制することができ、一定の操作感を得ることができる。
In addition, the
a fixing
a return spring 140 (biasing portion) provided to connect the fixing
is further provided.
By configuring in this way, the operability of the
また、トラクタ1は、前記駐車用ブレーキ機構100を具備するものである。
このように構成することにより、操作部150の操作性の向上を図ることができる。
Also, the
By configuring in this way, the operability of the
なお、本実施形態に係るトラクタ1は、本発明に係る作業車の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るブレーキシャフト31は、本発明に係る所定の回動軸の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るセンターフレーム3は、本発明に係る車体フレームの実施の一形態である。
また、本実施形態に係る戻しバネ140は、本発明に係る付勢部の実施の一形態である。
The
Further, the
Further, the
Moreover, the
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。 Although the embodiments according to the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above configurations, and various modifications are possible within the scope of the invention described in the claims.
例えば、本実施形態に係る作業車はトラクタ1であるものとしたが、本発明に係る作業車両の種類はこれに限定されるものでない。本発明に係る作業車は、その他の農業車両、建設車両、産業車両等であってもよい。
For example, although the work vehicle according to the present embodiment is the
また、本実施形態においては、複数の歯161を等間隔に配列するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、複数の歯161同士の間隔を任意に変更することも可能である。
Moreover, in the present embodiment, the plurality of
また、本実施形態においては、係合部160を回動アーム32の内側に設けるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、係合部160は、ブレーキペダル20と連動して回動可能であれば、その配置を任意に変更することが可能である。
Moreover, in the present embodiment, the engaging
また、保持部130(保持片132)の形状や大きさ等は本実施形態に限るものではなく、係合部160(複数の歯161)と係合可能な形状等であれば、任意に変更することができる。 Further, the shape and size of the holding portion 130 (holding piece 132) are not limited to those of the present embodiment, and can be arbitrarily changed as long as the shape can be engaged with the engaging portion 160 (plurality of teeth 161). can do.
また、本実施形態においては、支持部110はセンターフレーム3に固定されるものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、例えばフロントフレーム2など、トラクタ1の主たる構造体となるフレーム(車体フレーム)に固定してもよい。
In addition, in the present embodiment, the
また、支持部110は、トランスミッションケース(不図示)など、車体フレーム以外のトラクタ1の主たる構造体となる部材(剛性の比較的高い部材)に固定してもよい。すなわち支持部110は、ステップ9と比較して剛性の高い部材に固定されるものであればよい。
In addition, the
また、本実施形態においては、戻しバネ140を係合させるための固定部120を支持部110に固定するものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、例えばその他の部材(ステップ9、ステップステー9a、センターフレーム3等)に固定することも可能である。但し、トラクタ1の制動力の低下を抑制する観点からは、固定部120は、ステップ9よりも剛性の高い部材に固定することが望ましい。
Further, in the present embodiment, the fixing
また、本実施形態においては、操作部150は運転者の足によって操作(踏み込み操作)されるものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、運転者の手によって操作する構成とすることも可能である。
Further, in the present embodiment, the
1 トラクタ
3 センターフレーム
20 ブレーキペダル
100 駐車用ブレーキ機構
110 支持部
120 固定部
130 保持部
140 戻しバネ
150 操作部
160 係合部
161 歯
1
Claims (4)
前記歯と係合することで、前記ブレーキペダルを保持する保持部と、
前記保持部を前記歯と係合可能な位置まで移動させることが可能な操作部と、
車体フレームに固定され、前記保持部を支持する支持部と、
前記支持部に固定される固定部と、
前記固定部及び前記保持部を連結するように設けられ、前記保持部を初期位置に向かって付勢する付勢部と、
を具備する、
作業車の駐車用ブレーキ機構。 an engaging portion rotatable about a predetermined rotation axis in conjunction with the brake pedal and having a plurality of teeth arranged in an arc about the rotation axis;
a retainer that engages the tooth to retain the brake pedal;
an operation part capable of moving the holding part to a position where it can be engaged with the tooth;
a support portion that is fixed to the vehicle body frame and supports the holding portion;
a fixing part fixed to the support part;
a biasing portion provided to connect the fixing portion and the holding portion and biasing the holding portion toward an initial position;
comprising a
A parking brake mechanism for a work vehicle.
等間隔に配列されている、
請求項1に記載の作業車の駐車用ブレーキ機構。 The plurality of teeth are
arranged at equal intervals,
The parking brake mechanism for a working vehicle according to claim 1.
前記ブレーキペダルの操作を制動装置へと伝達する回動アームの、車体内側の側面に設けられる、
請求項1又は請求項2に記載の作業車の駐車用ブレーキ機構。 The engaging portion is
Provided on the side surface inside the vehicle body of the rotating arm that transmits the operation of the brake pedal to the braking device,
The parking brake mechanism for a working vehicle according to claim 1 or 2.
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JP2019083607A JP7200039B2 (en) | 2019-04-25 | 2019-04-25 | Parking brake mechanism for work vehicle and work vehicle |
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