JP7199142B2 - センサシステム及びセンサシステムで流体の温度を測定する方法 - Google Patents

センサシステム及びセンサシステムで流体の温度を測定する方法 Download PDF

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Description

本明細書で開示される主題は、サーモグラフィ温度センサ、特に高温環境で使用されるサーモグラフィ温度プローブに関する。
ガスタービンシステムは、通常、圧縮機、燃焼器、およびタービンを有する少なくとも1つのガスタービンエンジンを含む。燃焼器は、燃料と圧縮空気との混合気を燃焼させて高温燃焼ガスを生成するように構成され、次に高温燃焼ガスがタービンのブレードを駆動する。ガスタービンエンジンによって生成される排気ガスの温度は、他の燃焼パラメータの中でも、ガスタービンエンジンの構成、燃料、および/または燃料対空気比に応じて変化し得る。特定の用途では、排気ガスの温度を推定することができ、あるいは熱電対を用いて測定することができる。排気ガスの温度は、既存の温度測定技術(例えば、アプリケーション)を用いて測定することが困難な温度範囲である場合がある。したがって、排気ガス温度を決定するための既存の温度測定技術を改良することが望ましい場合がある。
最初に請求する本発明の範囲に相応する特定の実施形態を、以下に要約する。これらの実施形態は特許請求される発明の範囲を限定しようとするものではなく、むしろ、これらの実施形態は本発明の可能性がある形式の概要を提供しようとするものにすぎない。実際、本発明は、以下に記載する実施形態に類似してもよく、あるいは異なってもよい様々な形態を含むことができる。
一実施形態では、システムは、流体の温度を測定することのできるサーモグラフィ温度センサを含む。サーモグラフィ温度センサは、プローブと、プローブに結合された光源と、プローブに結合された検出器と、を含む。システムはまた、プローブのハウジングと、ハウジング内に配置され、光源からの光を吸収することに応答して燐光を発することができるサーモグラフィ蛍光体を含むプローブの検出素子と、を含む。サーモグラフィ蛍光体による燐光は流体の流路内の流体の温度を表し、検出器はサーモグラフィ蛍光体による燐光を検出することができる。
第2の実施形態では、システムは、燃料および空気を受け取り、排気ガスを生成することができる燃焼器を含むガスタービンエンジンと、排気ガスの流路内に配置されたセンサアセンブリを含むサーモグラフィ温度センサと、を含む。センサアセンブリは、排気ガスと接触し得るハウジングと、ハウジング内に収容され、光を吸収することに応答して燐光を発することができるサーモグラフィ蛍光体を含む検出素子と、を含む。サーモグラフィ蛍光体による燐光は、流路内の排気ガスの温度を表す。
第3の実施形態では、流体の温度を測定する方法は、流体に接触することができ、ハウジングと、ハウジング内に配置された検出素子と、を有するプローブに光源からの光を導くステップと、光を吸収することに応答して検出素子のサーモグラフィ蛍光体から燐光を発生させるステップと、検出素子からの燐光をプローブに結合された検出器に導くステップと、燐光の強度の経時変化に基づいて流体の温度を決定するステップと、を含む。
本発明のこれらの特徴、態様、および利点、ならびに他の特徴、態様、および利点が、添付の図面を参照しつつ以下の詳細な説明を検討することによって、よりよく理解されると考えられ、添付の図面において、類似の文字は、図面の全体を通して類似の部分を表している。
本開示の一実施形態による、ガスタービンシステムで生成される排気ガスの温度を測定するサーモグラフィ温度センサを含むガスタービンシステムのブロック図である。 本開示の一実施形態による、サーモグラフィ温度センサの1つまたは複数を受け入れ、図1のガスタービンシステムの排気ガス流路に沿って1つまたは複数のサーモグラフィ温度センサを配置するようにサイズが決められた複数のチャネルを有する温度センサマニホールドの概略図である。 本開示の一実施形態による、光源および検出器に結合された検出素子を収容するハウジングを有するサーモグラフィ温度プローブを有する図1のサーモグラフィ温度センサの概略図である。 本開示の一実施形態による、シース部材および移行部材を含むハウジングを有する図3のサーモグラフィ温度プローブの斜視図である。 本開示の一実施形態による、ハウジングと検出素子との間に環状部が形成されるように、サーモグラフィ温度プローブのハウジング内に収容されたサーモグラフィ蛍光体を有する検出素子を含む図4のサーモグラフィ温度プローブの断面図である。 本開示の一実施形態による、図4のサーモグラフィ温度プローブのハウジングの一部を形成するセンサシースを示す図であり、センサシースは、その長手方向軸に沿って離間した複数の孔を有する。 本開示の一実施形態による、円周方向に離間した複数の孔を有する図6の検出シースの一部の斜視図である。 本開示の一実施形態による、サーモグラフィ温度プローブのハウジング内に適合するようにサイズが決められ、検出素子の端部に配置されたサーモグラフィ蛍光体を有する図5の検出素子を示す図である。 本開示の一実施形態による、図4のサーモグラフィ温度プローブのハウジングの一部を形成する移行部材の断面図であり、移行部材は、可変内径を有する中央通路と、一端にねじ付き内面と、を有する。 本開示の一実施形態による、図4のサーモグラフィ温度プローブのハウジングの一部を形成する移行部材の断面図であって、移行部材は、可変内径を有する中央通路と、移行部材の第1および第2の端部にねじ付き内面と、を有する。 本開示の一実施形態による、ハウジング内に配置された検出素子と、検出素子の円周方向軸の一部の周りにエアクラッドと、を有するサーモグラフィ温度プローブを製造するための方法のプロセスフロー図である。 本開示の実施形態による、図11の方法の1つまたは複数のステップから得られる、シース部材および中央ボアの長手方向軸および円周方向に沿って離間した複数のチャネルを有するシース部材の断面図である。 本開示の実施形態による、図12のシース部材と、図11の方法の1つまたは複数のステップから得られる複数の半径方向支持体を介してシース部材に固定されたサーモグラフィ光パイプと、を有するセンサアセンブリの断面図である。 本開示の一実施形態による、クラムシェルシース部材と、クラムシェルシース部材に固定されたサーモグラフィ光パイプとを有するセンサアセンブリの断面図である。 本開示の一実施形態による、図11の方法の1つまたは複数のステップから得られたサーモグラフィ光パイプの端面に取り付けられた光ファイバケーブルを有する図13のセンサアセンブリの断面図である。 本開示の一実施形態による、図11の方法の1つまたは複数のステップによって提供される、スリーブ内に配置された図15のセンサアセンブリを有するサーモグラフィ温度プローブの断面図である。
以下で、本発明の1つまたは複数の具体的な実施形態を説明する。これらの実施形態の簡潔な説明を提供しようと努力しても、実際の実施のすべての特徴を本明細書に記載することができるというわけではない。エンジニアリングまたは設計プロジェクトなどの実際の実施の開発においては、開発者の特定の目的を達成するために、例えばシステム関連および事業関連の制約条件への対応など実施に特有の決定を数多くしなければならないし、また、これらの制約条件は実施ごとに異なる可能性があることを理解されたい。さらに、このような開発作業は複雑で時間がかかるかもしれないが、にもかかわらず、この開示の利益を得る当業者にとっては、設計、製作、および製造の日常的な仕事であることを理解されたい。
本発明の様々な実施形態の要素を導入する場合に、単数の表現および「前記」は1つまたは複数の要素があることを意味するものである。「備える」、「含む」、および「有する」という用語は、包括的なものであって、列挙された要素以外の付加的な要素があり得ることを意味するものである。
本実施形態は、一般に、流体温度(例えば、排気ガス温度)を測定するためのシステムおよび方法に関する。例えば、ガスタービンシステムでは、1つまたは複数のガスタービンエンジンは、燃料/酸化剤混合気を燃焼させて、各々が複数のブレードを有する1つまたは複数のタービン段を駆動するための燃焼ガス(例えば、排気ガス)を生成することができる。燃焼される燃料の種類、ならびに様々な燃焼パラメータ(例えば、燃料および/または空気の流れ、圧力など)およびガスタービンエンジン構成などのいくつかの要因に応じて、燃焼プロセスにより生じる排気ガスの温度は変化し得る。様々なガスタービンエンジン構成および動作(例えば、燃焼)パラメータによって生成される排気ガスの温度を評価することにより、ガスタービンエンジンの燃焼器の下流のシステム構成要素の設計を容易にすることができる。さらに、既存のガスタービンエンジンでは、ガスタービンシステムの燃焼パラメータを監視するために、排気ガス温度を監視することが望ましい場合がある。
燃焼中にガスタービンエンジンで生成された排気ガスの温度を直接測定することにより、調整時のガスタービンシステムの動作パラメータのより直接的な評価が可能になることも認識されている。さらに、これらの直接的な温度測定値に応答して、他の動作パラメータを調整することができる。例えば、ガスタービンエンジンの下流のシステム構成要素を冷却するために使用される冷却流体(例えば、空気)の量は、そのような温度測定に基づいて他のシステム構成要素に対して調整および/または再指示されてもよい。また、特定のガスタービンエンジンモデルは、排気ガスおよび/または排気ガスに接触する下流のシステム構成要素(例えば、ガスタービンエンジンの燃焼器の下流のシステム構成要素)を冷却するために相当量の冷却流体を必要としなくてもよい温度の排気ガスを生成することができる。したがって、排気ガスおよび/または燃焼器の下流のシステム構成要素を冷却するために一般的に使用される空気の量は、所望のしきい値を超える温度の排気ガスを生成するガスタービンエンジンと比較して低減することができる。したがって、排気ガスおよび/または燃焼器の下流のシステム構成要素を冷却するために使用される空気の少なくとも一部は、ガスタービンエンジンの燃焼器または空気を利用することができる他のシステムプロセスに切り換えることができる。さらに、ガスタービンエンジンから出る排気ガスの温度を知ることにより、ガスタービンエンジンの下流のシステム構成要素を製造するために使用される材料の選択を容易にすることができる。
いくつかの構成では、排気ガス温度は、特定のガスタービンエンジンモデルに関連するエンジン構成を表す燃焼試験装置を使用して燃焼試験室で評価することができる。燃焼試験装置は、特定のガスタービンシステムに組み込むことができるガスタービンエンジンモデルの性能をシミュレートすることができる。燃焼試験装置の排気ガス温度を測定する1つの方法は、熱電対による方法である。例えば、タイプBの熱電対を燃焼試験装置と共に使用して、燃焼試験装置の燃焼器から出る排気ガスの温度を直接測定することができる。タイプBの熱電対などの熱電対は、白金(Pt)とロジウム(Rh)の混合物などの金属材料で製造される。タイプBの熱電対は、熱電対の最高温度限界である約1700°Cまでの流体温度を測定するのに適している。しかし、50メガワット(MW)を超えるメガワットレンジを有する特定の大型フレームのヘビーデューティガスタービンエンジン(例えば、非航空派生ガスタービンエンジン)は、1700℃を超える温度の排気ガスを生成することができる。このように、大型フレームのヘビーデューティガスタービンエンジンの燃焼試験中には、燃焼試験装置内の排気ガス温度を測定するために使用される熱電対は、一般に、1回の使用の後に交換されるので、燃焼試験の全体的なコストが増加する。これらの熱電対を使用した測定値も、このような温度では不正確な場合がある。本実施形態によれば、サーモグラフィ材料(例えば、希土類または遷移金属でドープされたセラミック蛍光体、サーモグラフィ蛍光体としても知られている)を使用する温度センサを用いて、高温測定用途のための熱電対を置き換えることができることが認識されている。サーモグラフィ温度センサは、熱電対には適さない温度検出用途での使用により適する可能性がある非金属耐熱性材料(例えば、セラミック)を含むことができる。
サーモグラフィ蛍光体は、1700℃を超える温度しきい値を有することができる。したがって、燃焼試験装置または他の高温環境における排気ガス温度を測定するためにサーモグラフィ温度センサを使用することにより、各使用後に高温流体(例えば、排気ガス)を測定するために使用される熱電対の交換に伴う望ましくない費用を軽減することができる。さらに、サーモグラフィ温度センサは、1700℃を超える温度で従来の熱電対と比較して、より正確な温度測定値を提供することができる。一般に、サーモグラフィ蛍光体は、流体と接触している表面の温度に基づいて流体(例えば、排気ガス)の温度を間接的に測定するために、対象とする表面上にコーティングされる。しかしながら、表面の熱特性(例えば、熱伝導率)に依存して、表面の温度は、表面と接触している流体を表していない可能性がある。したがって、対象とする流体(例えば、排気ガス)の温度を直接測定するために、対象とする流体中に浸漬することができるサーモグラフィ温度センサを製造することが望ましい場合がある。したがって、本実施形態は、流体の温度が伝統的な熱電対の適切な温度範囲よりも高い場合であっても、対象とする流体の温度を直接測定するために使用することができるサーモグラフィ温度プローブを含む。
以上を念頭に置いて、図1は、燃焼器14およびタービン16を有するガスタービンエンジン12を含む例示的なガスタービンシステム10の概略図である。特定の実施形態では、ガスタービンシステム10は、発電システムのすべてまたは一部であってもよい。他の実施形態では、ガスタービンシステム10は、実験室の燃焼試験装置の一部であってもよい。ガスタービンシステム10はまた、燃焼器14で生成された排気ガス24の流路22に沿って配置された1つまたは複数のサーモグラフィ温度センサ20を含む。例えば、図示する実施形態では、1つまたは複数のサーモグラフィ温度センサ20は、燃焼器14とタービン16との間に配置される。しかし、他の実施形態では、1つまたは複数のサーモグラフィ温度センサ20は、タービン16の下流に、またはガスタービンシステム10内の他の任意の適切な場所に配置することができる。
動作時には、ガスタービンシステム10は、ガスタービンシステム10を作動させるために、天然ガスおよび/または水素富化合成ガスなどの液体または気体の燃料を使用することができる。図1に示すように、燃料28および空気30(例えば、圧縮空気)は燃焼器14に入る。例えば、1つまたは複数の燃料ノズルは、燃料空気混合気を、所望の燃焼、排出物、燃料消費、動力出力などのために適切な比率で燃焼器14に噴射することができる。燃料28および空気30の燃焼は、高温加圧排気ガス24(例えば、燃焼ガス)を生成することができ、タービン16内の1つまたは複数のタービンブレードを駆動するために利用することができる。例えば、動作時には、タービン16に入って通過する燃焼ガス(例えば、排気ガス24)は、タービンブレードに抗して、かつタービンブレード間を流れ、それによってタービンブレードを駆動し、したがって、ガスタービンエンジン12のシャフトを回転させて、発電所の発電機などの負荷を駆動することができる。システム10が試験装置である実施形態では、タービン16は、必ずしも所定位置になくてもよい。
1つまたは複数のサーモグラフィ温度センサ20を使用して、ガスタービンシステム10内の排気ガス24の温度を測定することができる。例えば、1つまたは複数のサーモグラフィ温度センサ20は、燃焼器14の内部または直ぐ下流で、タービン16の上流(例えば、燃焼器14とタービン16との間)で、タービン16の下流(例えば、排気ダクト内)で、またはガスタービンシステム10内の任意の他の適切な位置で、排気ガス24の温度を測定することができる。ガスタービンエンジン12の構成および/またはガスタービンシステム10に使用される燃料に応じて、排気ガス24の温度は、既存の熱電対を使用するのに適した温度(例えば、1700℃)を超える場合がある。例えば、特定の大型フレームヘビーデューティガスタービンエンジンは、1700℃を超える温度(例えば、約XとY℃の間)の排気ガスを生成することができる。上述したように、熱電対は、一般に、燃焼システム(例えば、ガスタービンシステム10、燃焼試験装置など)で生成された排気ガスの温度を測定するために使用される。しかしながら、タイプBの熱電対は、他のタイプの熱電対に比べて最高の温度許容値を有しているが、1700℃を超える流体(例えば、排気ガス24)の温度を測定するのに適していない。さらに、熱電対を製造するために使用される金属材料は、1700℃を超える流体温度に耐えるほど十分に耐久性がない場合がある。本開示のサーモグラフィ蛍光体ベースの温度センサは、金属ベースの熱電対温度センサと比較して、1700℃を超える流体温度に耐久性および/または耐性を有する非金属耐熱材料から製造することができる。
本開示は、対象とする流体の流路に挿入することができる温度プローブ内に配置されたサーモグラフィ蛍光体を使用する。このようにして、サーモグラフィ蛍光体を使用して、流体に露出され得る表面の温度ではなく、対象とする流体の温度を直接測定することができる。したがって、1つまたは複数のサーモグラフィ温度センサ20は、排気ガス24の温度を直接測定するために使用することができる希土類または遷移金属をドープした結晶などのサーモグラフィ蛍光体を有する温度プローブを含むことができる。図3を参照して以下にさらに詳細に説明するように、サーモグラフィ蛍光体は、光エネルギーで励起され、サーモグラフィ蛍光体の燐光を生ずることができる。燐光の特定の特性は、流体の温度の関数であり得る。したがって、特定の実施形態によれば、サーモグラフィ蛍光体の燐光を経時的に測定して、排気ガス24の温度を決定することができる。
図示するガスタービンシステム10はまた、1つまたは複数の温度センサ20から得られた温度測定値に基づいて、ガスタービンシステム10の動作を制御し、および/または排気ガス24の温度を決定するように構成された制御システム34を含む。制御システム34は、センサ、制御バルブ、およびポンプ、またはガスタービンシステム10全体の他の流量調整機構と電気的に通信することによって、ガスタービンシステム10の動作を独立に制御することができる。制御システム34は、分散制御システム(DCS)または完全にもしくは部分的に自動化された任意のコンピュータベースのワークステーションを含むことができる。例えば、制御システム34は、汎用コンピュータまたは特定用途向け装置を使用する任意の装置であってもよく、これら両方の装置は、一般的に、ガスタービンシステム10の動作を制御するための、とりわけ、燃焼パラメータを決定し、排気ガス24の温度を決定するための1つまたは複数の命令を格納するメモリ回路36を含む。メモリ36は、1つまたは複数の温度センサ20におけるサーモグラフィ蛍光体の燐光特性に基づいて排気ガス24の温度を決定するために使用されるアルゴリズムを格納することができる。プロセッサは、1つまたは複数の処理装置(例えば、マイクロプロセッサ38)を含むことができ、メモリ回路36は、ここで説明している動作を実行するために、および本明細書に記載した動作を制御するためにプロセッサによって実行可能な命令を集合的に格納する1つまたは複数の有形の非一時的な機械可読媒体を含むことができる。
特定の実施形態では、制御システム34は、ガスタービンエンジン12および温度センサ20を制御するための別々のコントローラを含むことができる。一実施形態では、温度センサ20は、それ自体のコントローラを含む。例えば、温度コントローラは、温度センサ20のハウジング内に配置されてもよい。温度コントローラは、制御システム34と通信して、排気ガス24の温度に基づいてガスタービンシステム10の動作パラメータを制御することができる。
これに加えて、またはこれに代えて、ガスタービンシステム10の制御システム34は、システム10のオペレータに対して動作パラメータを調整し、保守を行い、あるいはシステム10の操作を中止するように通知するなどの機能を実行することができる。いくつかの実施形態では、制御システム34はまた、燃料/空気比、排気温度、冷却空気の流量、またはガスタービンシステム10の任意の他の適切なパラメータの調整に特に関連する是正措置を実施することもできる。
特定の実施形態では、制御システム34は、ガスタービンシステム10の1つまたは複数のセンサ(例えば、温度センサ20)からの1つまたは複数の入力信号40を介して提供される情報を使用して、メモリ36に格納された命令またはコードを実行し、様々な流量制御装置への1つまたは複数の出力信号42を生成して、ガスタービンシステム10内の流体(例えば、燃料28および空気30)の流れを制御することができる。一実施形態では、図3を参照して以下により詳細に説明するように、制御システム34は、排気ガス24の温度を決定するために、1つまたは複数の温度センサ20の光学部品の動作を制御することができる。
1つまたは複数のサーモグラフィ温度センサ20は、燃焼器14の内部または下流のガスタービンシステム10内の(例えば、燃焼器14とタービン16との間の排気ガス24の流路に沿って)排気ガス24の温度を測定することができる。特定の実施形態では、ガスタービンシステム10は、排気ガス24の流路に沿って(流路内の)1つまたは複数の温度センサ20の配置を容易にすることができるマニホールドを含むことができる。例えば、図2は、1つまたは複数のサーモグラフィ温度センサ20を用いて排気ガス24の温度の直接測定を容易にするために、ガスタービンシステム10で使用することができる温度マニホールド50(例えば、温度レーキ)を示す。温度マニホールド50は、1つまたは複数の温度センサ20を収容するように寸法が決められた複数のチャネル54を有する本体52を含む。複数のチャネル54の各チャネルは、マニホールド端部56からマニホールド側壁58に向かって延在し、マニホールド側壁58上の開口部62で終端している。開口部62は、マニホールド端部56からの距離が徐々に増加するように配置されてもよい。使用時には、1つまたは複数のサーモグラフィ温度センサ20の各センサは、マニホールド端部56に隣接して配置された複数のチャネル54のそれぞれのチャネルのポート70に挿入されてもよい。複数のチャネル54のチャネルは、1つまたは複数のサーモグラフィ温度センサ20を、温度マニホールド50を通り、開口部62を通って導くことができる。1つまたは複数の温度センサ20の先端部72は、側壁58から離れて排気ガス24の流路(例えば、タービン16の上流の排気流路)内にある距離だけ延在することができる。このようにして、1つまたは複数の温度センサ20は、ガスタービンシステム10内の排気ガス24の温度を直接測定することができる。
図3は、ガスタービンシステム10内の排気ガス24の温度を測定するために使用することができる1つまたは複数の温度センサ20の一実施形態を示す。ここでも、温度センサ20は、広範囲の流体、特に伝統的な熱電対に対して一般的に適している範囲を超える温度であると予想される流体の温度を測定するのに適する可能性がある。図示する実施形態では、温度センサ20は、光パイプ84および1つまたは複数の温度センサ20(例えば、導波路)の特定の他の部品を囲むハウジング82を有するプローブ80を含む。光パイプ84は、ベース材料(例えば、ノンドープのイットリウムアルミニウムガーネット(YAG)結晶、サファイア結晶、水晶、ジルコニアファイバ)と、排気ガス24または他の対象とする流体の温度に応じて特定の強度の光を放射することができるサーモグラフィ蛍光体86(例えば、検出素子)と、を含む。例えば、1つまたは複数のサーモグラフィ温度センサ20は、作動時に光パイプ84に向かって光92を放射する光源90(例えば、紫外線(UV)ランプ、レーザ、発光ダイオード(LED))を含むことができる。放射された光92に応答して、光パイプ84内のサーモグラフィ蛍光体86は、光94を発光する。検出器96は、サーモグラフィ蛍光体86から放射された光94を受け取り、1つまたは複数の入力信号40の出力信号を制御システム34に送る。特定の実施形態では、プローブ80は、放射された光94からの信号を処理して排気ガス24の温度を決定し、排気ガス24の温度を制御システム34に出力する制御システム34とは別のコントローラを含む。例えば、コントローラは、プローブ80のハウジング内に配置されてもよい。制御システム34は、排気ガス24の温度に基づいてガスタービンシステム10の動作パラメータを制御することができる。さらに、光源90および検出器96は、プローブ80が携帯可能であるように、プローブ80のハウジング内に配置されてもよい。
制御システム34は、1つまたは複数の出力信号42の出力信号を光源90に送り、それによって、所望の期間(例えば、約1ナノ秒(ns)~10ns)光92を放射するように光源90を作動させることができる。検出器96がサーモグラフィ蛍光体86によって放射された光94を検出すると、検出器96は、1つまたは複数の入力信号40の出力信号を制御システム34に送り、それは、サーモグラフィ蛍光体86が光源90によって放射された光92を吸収して、光源90からの光92に応答して光94を放射していることを示している。光94の検出に続いて、制御システム34は、1つまたは複数の出力信号42の別の出力信号を光源90に送信して、光源90を停止させることができる。サーモグラフィ蛍光体86は、光源90の停止後にある期間だけ燐光を継続する(例えば、光94を放射する)。サーモグラフィ蛍光体86の時間の関数としての燐光特性を使用して、流体(例えば、排気ガス24)の温度を決定することができる。例えば、サーモグラフィ蛍光体86によって放射される光94の強度は、時間と共に徐々に減少する(例えば、減衰する)。サーモグラフィ蛍光体86の燐光の減衰(または寿命)は、排気ガス24(または対象とする他の任意の流体)の温度の関数である。したがって、制御システム34は、サーモグラフィ蛍光体86の燐光の減衰(例えば、時間の経過に伴う光94の強度の低下)を決定して、排気ガス24の温度を決定することができる。特定の実施形態では、サーモグラフィ蛍光体86は複数の波長を放射することができる。したがって、対象とする2つの波長間の比を使用して、排気ガス24の温度を決定することができる。
上述したように、サーモグラフィ蛍光体86は、1つまたは複数のサーモグラフィ温度センサ20に関連するプローブ80のハウジング82内に収容される。プローブ80は、光パイプ84内のサーモグラフィ蛍光体86が排気ガス24の温度を直接測定できるように、排気ガス24(または他の任意の対象とする流体)の流路に沿って配置することができる。図4は、ガスタービンシステム10において生成された排気ガス24などの、対象とする流体の温度を測定するために使用することができる1つまたは複数のサーモグラフィ温度センサ20のプローブ80の一実施形態を示す。プローブ80は、軸方向軸もしくは軸方向100、軸100から離れた半径方向軸もしくは半径方向102、および軸100の周りの円周方向軸または円周方向104を有することができる。図示する実施形態では、プローブ80のハウジング82は、シース部材108および移行部材110を含む。シース部材108は、プローブ80の外面114の一部を形成し、軸方向100および円周方向104に沿ってそれぞれ複数の孔116を含む。特定の実施形態では、図16を参照して以下に説明するように、センサヘッド(例えば、スリーブ)をシース部材108の少なくとも一部の周りに円周方向に配置することができる。
本明細書で開示するプローブ80は、高温環境(例えば、1700℃を超える温度の環境)での使用に適している。例えば、プローブ80を用いて、約1500℃~約2500℃の温度を測定することができる。しかし、プローブ80は、熱電対と同様に、1500℃未満の温度を測定することもできる。一例として、プローブ80の部品の一部またはすべては、約2500℃までの温度で耐久性のある非金属材料から製造することができる。例えば、シース部材108、移行部材110、またはその両方は、限定はしないが、酸化物(例えば、酸化アルミニウム、酸化カルシウム)、シリカ、マグネシア、炭化物(例えば、炭化ケイ素、炭化タングステン)、ジルコニア、グラファイト、窒化ホウ素、耐腐食性金属合金(例えば、HASTELLOY(登録商標))または任意の他の適切な高温材料を含む耐熱性材料(例えば、セラミック)から製造することができる。特定の実施形態では、移行部材110は、低い熱膨張係数(例えば、約3~6)を有する材料から製造される。例えば、移行部材110は、限定しないが、タングステンまたはバナジウムなどの材料から製造することができる。
シース部材108は、プローブ80の1つまたは複数の部品を収容する(例えば、円周方向に取り囲む)。例えば、シース部材108は、光パイプ84と、光パイプ84との信号(例えば、光92、94)の伝送を容易にするために使用される導波路(例えば、光ファイバケーブル)の少なくとも一部と、を封入することができる。移行部材110は、シース部材108と光ファイバケーブルを収容する配管120との間に配置される。配管120は、プローブ80の先端部72に対向する移行部材110の近位表面124から離れて軸方向に延在する。配管120の近位端(例えば、移行部材110から最も遠い配管端部)は、プローブ80を光源90および検出器96に結合するように構成されたコネクタで終端することができる。以下にさらに詳細に説明するように、移行部材110は、光ファイバケーブルが光パイプ84との間で光92、94をそれぞれ導いて受け取ることができるように、光ファイバケーブルと光パイプ84との位置合わせを容易にすることができる。さらに、特定の実施形態では、以下でさらに詳細に説明するように、移行部材110は、光パイプ84と光ファイバケーブルとの間にエアギャップを形成することができ、それによって光92が光パイプ84に衝突する前に光92の分布を促進することができる。光ファイバケーブルは、プローブ80を通して光92、94を受け取って伝送する単一ファイバであってもよい。しかし、一実施形態では、光ファイバケーブルは、光源90から光92を受け取って光パイプ84に伝送するための専用の光ファイバケーブルと、サーモグラフィ蛍光体86から光94を受け取って検出器96に伝送する専用の光ファイバケーブルと、を含むことができる。
図5は、プローブ80の一実施形態の断面図を示す。上述したように、シース部材108および移行部材110は、光パイプ84および導波路(例えば、光ファイバケーブル128)をそれぞれ円周方向に取り囲んでいる。光ファイバケーブル128は、光源90によって放射された光92を、光パイプ84内のサーモグラフィ蛍光体86に伝送する。さらに、上述したように、光ファイバケーブル128は、サーモグラフィ蛍光体86によって放射された光94を受け取り、光94を検出器96に伝送する。したがって、サーモグラフィ蛍光体86に効率的に光を伝送するために、光パイプ84を空気(例えば、エアクラッド、エアギャップ)で囲むことが望ましい場合がある。光パイプ84の周囲の空気は、光パイプ84を通って光92、94を導くことを容易にし、それによって信号強度を改善することができる。
図示する実施形態では、光パイプ84は、シース部材108の第1の内径129よりも小さい外径127を有する。例えば、外径127は、シース部材108の内径129よりも約5%~約80%小さくすることができる。このように、光パイプ84の外壁130は、シース部材108の内壁132から距離134だけ半径方向102に離れて配置され、それにより、光パイプ84の外壁130と、シース部材108の内壁132との間に第1の環状部138を形成する。第1の環状部138は、光パイプ84を通って光92、94の伝送を導くのを容易にするために、空気または他の適切な気体で充填してもよい。
シース部材108の一部は、シース端面140が移行部材110の第1の内面142に当接するように、移行部材110内に配置されてもよい。移行部材110は、光パイプ84の端面146と光ファイバケーブル128のファイバ端面148との位置合わせを容易にして、光パイプ84と光ファイバケーブル128との間の光92、94の伝送を可能にすることができる。
特定の実施形態では、光パイプ84の端面146および光ファイバ端面148は、互いに接触していてもよい。他の実施形態では、エアギャップ150が、端面146と光ファイバ端面148とを分離してもよい。エアギャップ150は、光92、94がそれぞれの端面146、148に衝突する前に、移行部材110の表面領域にわたって光92、94の均一な分布を促進することができる。これにより、高エネルギー光(例えば、短波長光)の衝突によって生じる端面146、148の損傷を緩和することができる。例えば、光パイプ84内のサーモグラフィ蛍光体86は、イットリウムアルミニウムガーネット(YAG)結晶、ルテチウムアルミニウムガーネット(LuAG)結晶、スカンジウムアルミニウムガーネット(ScAG)結晶、イットリウムアルミニウムホウ素窒素ガーネット(YABNG)結晶、イットリウムアルミニウムホウ素ガーネット(YABG)結晶、水晶、サファイア結晶、またはサーモグラフィ蛍光体でドープされた他の任意の適切な結晶などの材料を含むことができる。例として、結晶は、ネオジム(Nd)、クロム(Cr)、エルビウム(Er)、イッテルビウム(Yb)、セリウム(Ce)、ジスプロシウム(Dy)、ツリウム(Tm)、または任意の他の好適なサーモグラフィ蛍光体ならびにこれらの組み合わせなどの希土類元素をドープしてもよい。
各サーモグラフィ用蛍光体は、別の材料的に異なるサーモグラフィ蛍光体とは異なるルミネセンスのための特定の光エネルギーを必要とする場合がある。同様に、各サーモグラフィ蛍光体は、別の材料的に異なるサーモグラフィ蛍光体の光エネルギーとは異なる光エネルギーを出力する場合がある。特定の実施形態では、光源90および/またはサーモグラフィ蛍光体86によって放射されるエネルギーの量は、高エネルギー光(例えば、短波長光)であってもよい。高エネルギーの光の強度は、光92、94がそれぞれ最初に光パイプ84および光ファイバケーブル128に当たる端面146、148を損傷させる可能性がある。エアギャップ150は、移行部材110の表面領域にわたって光92、94からのエネルギーを均一に分布させることができ、光92、94が端面146、148に当たるところの強度を低下させることができる。したがって、エアギャップ150を含まないプローブ構成と比較して、光92、94に関連するエネルギーによって生じ得る光パイプ84の損傷を低減することができる。さらに、エアギャップ150は、光パイプ84の端面146および光ファイバケーブル128の端面148が角度、斜面、および/または光学レンズを含むことを可能にすることができ、それによって光パイプ84と光ファイバケーブル128との間の光92、94の反射を緩和することができる。
光ファイバケーブル128の一部は、配管120内に収容され、プローブ80を光源90および検出器96に結合することを容易にする。さらに、配管120は、光ファイバケーブル128の機械的特性の制約を満たす温度に光ファイバケーブル128を維持するために、温度センサ20を通して冷却空気を運ぶために使用されてもよい。図示する実施形態では、配管120は、移行部材110の近位端154に挿入され、移行部材110の中央通路158の少なくとも一部を通って挿入される。特定の実施形態では、配管120は、移行部材110内にねじ込まれてもよい。配管120をねじ込むことによって、例えば、プローブ80の保守および/または修理中に、配管120を移行部材110から切り離すことを容易にすることができる。他の実施形態では、移行部材110は、配管120が移行部材110の近位端154の少なくとも一部を円周方向104に取り囲むように、配管120に挿入されてもよい。接着剤を用いて配管120を移行部材110に接着させて、配管120と移行部材110との間の結合を強化することができる。特定の実施形態では、ろう付けおよびクリンピングを使用して、配管120を移行部材110に結合することができる。
上述したように、光パイプ84は、シース部材108の第1の環状部138内に形成されたエアクラッド(例えば、エアギャップ)が光パイプ84を円周方向104に取り囲むように、シース部材108内に配置される。すなわち、光パイプ84の第1の外壁130は、シース部材108の内壁132と接触していない。したがって、プローブ80は、光パイプ84の少なくとも一部(例えば、光パイプ84の全表面積の約90%より大きい)が空気(例えば、エアクラッド)によって円周方向104に囲まれ得るように光パイプ84を第1の環状部138内に配置し固定する機構を含むことができる。例えば、プローブ80は、プローブ80の長手方向軸100に沿って様々な位置に配置され、光パイプ84とシース部材108との間で半径方向102に延在する半径方向支持体164を含むことができる。半径方向支持体164の位置は、シース部材108上の複数の孔116の位置に対応してもよい。特定の実施形態では、シース部材108の複数の孔116の各孔に接着剤(例えば、セラミック接着剤)を注入することができる。一度硬化されると、接着剤は、光パイプ84の外壁130およびシース部材108のシース側壁168に結合し、それによって半径方向支持体164を形成し、光パイプ84をシース部材108内に固定する。
半径方向支持体164の第1の寸法170は、複数の孔116の第2の寸法172によって制御することができる。すなわち、半径方向支持体164の第1の寸法170は、複数の孔116のそれぞれの孔の第2の寸法172によって制限することができる。他の実施形態では、接着剤の射出圧力を用いて、半径方向支持体164の第1の寸法170を制御することができる。
特定の実施形態では、半径方向支持体164は、耐熱材料から製造され、複数の孔116内に適合するように寸法が決められたインサート(例えば、ロッド)を含むことができる。インサートは、複数の孔116に挿入され、光パイプ84の外面130およびシース部材108のシース側壁168に接着剤で接着することができる。ロッドは、円筒形、長方形、角柱形、T字形、または任意の適切な形状であってもよい。
半径方向支持体164と光パイプ84との間の接触を最小にすることが望ましい場合がある。したがって、複数の孔116の各孔は、半径方向支持体164の各々が光パイプ84の外面130の全表面積の約0.5%~約10%で接触するように寸法が決められ、離間されてもよい。例えば、図6は、シース部材108の長手方向軸100および円周方向軸104の両方に沿って離間した複数の孔116の各孔を有するシース部材108の一実施形態を示す。図示する実施形態では、複数の孔116の各孔は、シース部材108の長手方向軸100に沿って距離180(例えば、各孔の中心から中心まで測定される)だけ離間されている。さらに、図7に示すように、複数の孔116の各孔は円周方向104に整列し、複数の孔116の隣接する孔から角度190だけ離間している。このように、半径方向支持体164(図5を参照)は、光パイプ84の長手方向軸100および円周方向軸104の両方に沿った様々な点で光パイプ84と接触して、シース部材108内の光パイプ84を補強し固定する。
図6に戻ると、シース部材108は、第1の長手方向寸法184および第1の外側寸法186を有することができる。特定の実施形態では、シース部材108の第1の長手方向寸法184は、任意の適切なサイズであってもよいが、シース部材108の第1の長手方向寸法184は、光パイプ84の長手方向寸法(例えば、図8に示す第2の長手方向の長さ210)よりも約5%~約250%またはそれ以上大きくてもよい。
シース部材108の第1の外側寸法186は、温度マニホールド50(図2を参照)の1つまたは複数のチャネル54に適合するようなサイズにすることができる。例えば、第1の外側寸法186は、1つまたは複数のチャネル54の内径よりも約0.5%~約5%小さくすることができる。特定の実施形態では、第1の外側寸法186は、約1mm~約5mmであってもよい。しかしながら、第1の外側寸法186は、他の任意の適切なサイズであってもよい。一実施形態では、シース部材108の第1の長手方向寸法184および第1の外側寸法186は、プローブ80が従来の熱電対温度センサの寸法にほぼ等しい全体寸法を有するようになっている。このように、プローブ80を用いて、流体温度測定用途のための熱電対温度センサを置き換えることができる。さらに、光パイプ84上のエアクラッドは、ノイズまたは他の遅延(例えば、散乱)を引き起こす可能性のある他のプロセスを緩和することができる。
上述したように、複数の孔116は、シース部材108の長手方向軸100に沿って離間している。したがって、いくつかの実施形態では、シース部材108の第1の長手方向寸法184に基づいて、長手方向軸100に沿った複数の孔116の各孔間の距離180は、第1の長手方向寸法184の約5%~約50%であってもよい。例えば、特定の実施形態では、距離180は約6ミリメートル(mm)~約25mmであってもよい。したがって、半径方向支持体164は、光パイプ84の外面130の全表面積の約0.5%~約10%の間で接触することができ、光パイプ84上のエアクラッドは、光パイプ84の約90%~約99%を円周方向104に囲むことができる。結果として、光パイプ84を通して光92、94をより効率的に伝送することができ、エアクラッドを含まない検出素子と比較して信号強度を向上させることができる。
図示する実施形態では、シース近位端192は、シース部材108を移行部材110(図5を参照)に結合することを容易にすることができるねじ付き外面194を含むことができる。シース近位端192は、移行部材110の中央通路158に挿入され、ねじ式接続によりシース部材108を移行部材110に固定することができる。例えば、シース近位端192は、(締まりばめ接続または摩擦嵌合接続を可能にするために)移行部材110の中央通路158の少なくとも一部の内径にほぼ等しくてもよい第2の外径196を有することができる。したがって、シース近位端192は、中央通路158の一部に挿入されてもよい。シース部材108のねじ付き外面194は、シース部材108を移行部材110に固定するために、中央通路158内の相補的なねじと係合することができる。特定の実施形態では、第2の外径196は、シース部材108の第1の外径186より小さくてもよい。したがって、プローブ80の外面は、例えば、温度マニホールド50の複数のチャネル54のそれぞれのチャネル内へのプローブ80の挿入を妨害するおそれがある、長手方向軸100に沿った突出面を有さなくてもよい。
特定の実施形態では、シース部材108の近位先端部198は先細にすることができる。先細の近位先端部198は、移行部材110の中央通路158へのシース近位端192の挿入を容易にすることができる。中央通路158の第1の内面142は、先細の近位先端部198を収容する相補的な先細形状を有してもよい。この配置は、光パイプ84の端面146と光ファイバケーブル128のファイバ端面148との間の位置合わせを容易にすることができる。
上述したように、シース部材108は、排気ガス24または任意の他の適切な流体の温度を測定するために使用される光パイプ84およびサーモグラフィ蛍光体86(例えば、検出素子)を封入する。したがって、光パイプ84は、シース部材108内に適合するように寸法が決められる。図8は、シース部材108内に封入することができる光パイプ84の一実施形態を示す。光パイプ84は、端面146を有する第1の端部200と、第1の端部200に対向する第2の端部204と、を含む。光パイプ84は、光パイプ84の第2の長手方向長さ210を形成する第1の部分206および第2の部分208を含む。光パイプ84の第1の部分206は、端面146から、第1の部分206と第2の部分208との間の界面点209まで延在する。一実施形態では、第2の部分208は、光パイプ84の第2の長手方向長さ210の約1%~約50%であってもよい。しかし、第2の部分208は、他の任意の適切な寸法であってもよい。
第1の部分206は、イットリウムアルミニウムガーネット(YAG)結晶、サファイア結晶、水晶、またはサーモグラフィ蛍光体86を支持し得る他の適切な結晶などのノンドープ結晶から製造されてもよい。第2の部分208は、第2の端部204に配置され、サーモグラフィ蛍光体86を含む。サーモグラフィ蛍光体86は、希土類もしくは遷移金属でドープされたYAG、希土類もしくは遷移金属でドープされた石英、または希土類もしくは遷移金属でドープされたサファイア結晶などのドープされた結晶を含む。したがって、第1の部分206は光パイプ84のベースであり、第2の部分208はドーパントである。一実施形態では、光パイプ84の第1の部分206および第2の部分208はモノリシックである。すなわち、ノンドープの結晶とドープされた結晶とが結晶成長中に互いに結合して単一の一体構造を形成する。別の実施形態では、第1の部分206および第2の部分208は、シース部材108内で互いに接触している別々の(例えば、非結合の、結合していない)部分である。例えば、第1の部分206のそれぞれの端面(例えば、ノンドープ結晶)および第2の部分208(例えば、ドープされた結晶)は、界面点209で互いに接触している。しかし、一実施形態では、第1の部分206と第2の部分208とは、部分206、208が互いに接触しないように、互いに分離されている。特定の実施形態では、サーモグラフィ蛍光体86は、第1の部分206の端面(例えば、界面点209に隣接する端面)に配置することができる粉末である。サーモグラフィ蛍光体粉末は、結合剤または他の適切な材料と混合して、粉末微粒子を固化させ、第1の部分206の端面上の堆積を容易にすることができる。一例として、サーモグラフィ蛍光体粉末は、YABNG:Dy、YABG:Dy、または任意の他の好適なサーモグラフィ蛍光体であってもよい。
上述したように、光パイプ84はシース部材108内に収容されている。したがって、光パイプ84の第2の長手方向長さ210は、シース部材108の第1の長手方向長さ184とほぼ等しいか、それよりも小さくてもよい。例えば、一実施形態では、第2の長手方向長さ210は、光パイプ84の第1の端部200がシース部材108の近位端192と同一終端(例えば、同一平面上)であるような長さであってもよい。別の実施形態では、光パイプ84の第1の端部200は、シース部材108の近位端192の下にある。しかしながら、他の実施形態では、第2の長手方向長さ210は、光パイプの第1の端部200がシース部材108の近位端192を越えて延在するように、第1の長手方向長さ184より大きい。この特定の実施形態では、光パイプ84の第1の端部200は、移行部材110の中央通路158に挿入されてもよい。
図9は、プローブ80と共に使用することができる移行部材110の一実施形態の断面図である。上述したように、移行部材110の中央通路158は、シース部材108の端部(例えば、近位端192)および配管120を受け入れて、光パイプ84の端面146と光ファイバ端面148とを位置合わせする。中央通路158は、第1の部分216と、第2の部分218と、第3の部分220と、を含む。中央通路158の第1の部分216は、移行部材110の近位端154から離れて第2の部分218まで長手方向100に延在する。第2の部分218は、第1の部分216から離れて第3の部分220まで長手方向100に延在する。すなわち、第2の部分218は、第1の部分216と第3の部分220との間に配置される。第3の部分220は、第2の部分218から離れて移行部材110の移行遠位端226まで長手方向100に延在する。
中央通路158は、プローブ80の様々な部品を収容するように可変な直径を有してもよい。例えば、第1の部分216は、配管120を受け入れるようにサイズが決められた第1の直径230を有し、第2の部分218は、光ファイバケーブル128を受け入れるようにサイズが決められた第2の直径232を有し、第3の部分220は、シース部材108の近位端192(図7を参照)を受け入れるようにサイズが決められた第3の直径236を有する。特定の実施形態では、中央通路158は、光92を光パイプ84に送るための専用の光ファイバケーブル、またはサーモグラフィ蛍光体86によって放射された光94を受け取る専用の光ファイバケーブルを受け入れるように寸法が決められた2つの別個の通路であってもよい。図示する実施形態では、第1の部分216は、配管120を移行部材110に固定するために、配管120の相補的なねじ付き外面と係合するねじ付き内面238を含む。移行部材110と配管120との間のねじ式接続は、堅固な接続を容易にすることができ、また、センサ部品(例えば、配管120および/または光ファイバケーブル128)を交換するために移行部材110から配管120を切り離すことも可能にする。しかしながら、他の実施形態では、第1の部分216は、ねじ付き内面238を含まなくてもよい。むしろ、第1の部分216の内面は滑らかであってもよい。この特定の実施形態では、配管120は、締まりばめ(例えば、配管120の外面のリブを介して)および/または接着剤により移行部材110の第1の部分216内に固定されてもよい。
特定の実施形態では、第1の部分216の第1の直径230の少なくとも一部は、徐々に減少してもよい。例えば、図示する実施形態では、第1の直径230は、第1の部分216が第2の部分218に向かって先細になるように、第2の部分218に向かって減少する。しかしながら、他の実施形態では、第1の部分216の第1の直径230は一定であってもよい。
第2の部分218の第2の直径232は、第1の部分216および第3の部分220のそれぞれ第1の直径230および第3の直径236の両方よりも小さくてもよい。第2の部分218と第1の部分216および/または第3の部分220との間の移行は、それぞれ緩やかなもの(例えば、第1の直径230および/または第3の直径236が第2の部分218に向かって徐々に減少するように)であってもよいし、急激なものであってもよい。
特定の実施形態では、第2の部分218の第2の直径232は、第1のステップ242が第2の部分218内に形成されるように、第3の部分220に向かって減少してもよい。上述のように、エアギャップ150は、光パイプ84の端面146と光ファイバケーブル128の光ファイバ端面148とを分離する(図5を参照)。第1のステップ242は、光ファイバケーブル128が中央通路158の第2の部分218を第3の部分220に向かってさらに下に進むのを阻止し、それによって光パイプ84の端面146と光ファイバケーブル128の光ファイバ端面148との間のエアギャップ150を形成することができる。
上述のように、第2の直径232は第3の直径236より小さい。したがって、中央通路158は、第3の部分220と第2の部分218との間の移行部に形成された第2のステップ246(例えば、当接面)を有することができる。第2のステップ246は、シース部材108の近位端192が第2の部分218内に前進するのを阻止する。例えば、シース部材108は、移行部材110の第3の部分220に挿入されてもよい。適切に配置されると、シース部材108のシース端面140は、移行部材110の第2のステップ246に関連する第1の内面142に当接する。したがって、第2の部分218内のエアギャップ150は、移行部材110の中央通路158内の第1のステップ242と第2のステップ246との間に配置される。
特定の実施形態では、第3の部分220の第2の内面250は滑らか(例えば、製造中に導入される隆起部または突起部がない)であってもよく、シース部材108と移行部材110との間の結合は、締まりばめ接続によるものであってもよい。シース部材108の近位端192および/または第3の部分220の第2の内面250に接着剤を塗布して、シース部材108を移行部材110に固定して接続を強化することもできる。他の実施形態では、第3の部分220の第2の内面250は、ねじを付けてもよい。例えば、図10に示すように、第3の部分220は、第2のねじ付き内面254を含む。第2のねじ付き内面254は、シース部材108の近位端192において移行部材110と相補的なねじ付き外面194との間の結合を容易にすることができる(例えば、図6参照)。シース部材108と移行部材110との間のねじ式接続は、シース部材108と移行部材110との分離を可能にしながら、確実な接続を容易にすることができる。特定の実施形態では、プローブ80は、複数のシース部材108および/または異なる温度しきい値を有する異なるサーモグラフィ蛍光体86を含むキットの一部であってもよい。プローブ80のオペレータは、温度測定用途に適切な(例えば、最も適切な)サーモグラフィ蛍光体86のうちの特定の1つを有するシース部材108を選択することができる。シース部材108と移行部材110との間のねじ式接続は、複数のシース部材108間の交換を容易にすることができる。
本実施形態はまた、プローブ80を製造するために使用することができる技術を含む。1つの手法を図11に示しており、それは、流体(例えば、排気ガス24)の温度を測定するために、図1に示すガスタービンシステム10または他の任意の適切な測定システムと共に使用することができる1つまたは複数の温度センサ20のプローブ80を製造するための方法260の一実施形態を示している。さらに、方法260の態様の説明を容易にするために、方法260の特定の動作に対応することができる図12~図16の構造が参照される。
方法260は、センサ支持体の長さに沿って離間した複数の孔(例えば、複数の孔116)を有するセンサ支持体(例えば、シース部材108)を提供するステップを含む(ブロック264)。例えば、図12は、シース部材108の断面図である。図示するように、シース部材108は、第1の支持端部270と第2の支持端部272との間で長手方向100に延在する中央ボア268を含む。中央ボア268の第1の内径129は、光パイプ84の外径127よりも約1%~10%大きくてもよい。
複数の孔116は、シース部材108の長手方向軸100および円周方向軸104に沿って離間して整列している。複数の孔116の各孔は、シース部材108の支持壁276の厚さ274を貫通して支持外面278から内面132まで半径方向102に延在する。複数の孔116は、穿孔、レーザ切断、積層造形法、または3D印刷などの任意の適切な技術により形成することができる。複数の孔116の各孔は、約0.5mm~約2.5mmの内径280を有することができる。
図11の方法260に戻って、本方法はまた、サーモグラフィ光パイプ(例えば、光パイプ84)をセンサ支持体に挿入するステップ(ブロック284)と、サーモグラフィ検出アセンブリを生成するためにサーモグラフィ光パイプをセンサ支持体に固定するステップ(ブロック286)と、を含む。例えば、図13は、ブロック284、286の動作から生じるサーモグラフィ検出アセンブリ288の断面図である。光パイプ84は、第1の支持端部270を通って中央ボア268に挿入され、第2の支持端部272に向かって押し込まれてもよい。特定の実施形態では、第2の支持端部272はシールされる。すなわち、シース部材108の中央ボア268は、第2の支持端部272で閉じられている。他の実施形態では、第2の支持端部272は開いている。図示する実施形態では、光パイプ84の第2の端部204は、第2の支持端部272と同一平面にある。しかし、他の実施形態では、第2の支持端部272は、光パイプ84の第2の端部204を越えて延在してもよい。
シース部材108の中央ボア268内に光パイプ84を配置した後に、半径方向支持体164を用いて光パイプ84をシース部材108に固定し、サーモグラフィ検出アセンブリ288を形成する。例えば、接着剤(例えば、セメント接着剤)を複数の孔116の各孔に注入してもよい。接着剤は、光パイプ84の外壁130の一部分およびシース部材108の複数の孔116内の側壁168に結合し、それによって光パイプ84をシース部材108に固定する。他の実施形態では、耐熱材料で作られたロッドを複数の孔116の各孔に挿入し、光パイプ84の外壁130およびシース部材108の側壁168に接着剤で固定することができる。シース部材108の長手方向軸100および円周方向軸104に沿った分離した位置で半径方向支持体164を使用することによって、光パイプ84が円周方向軸104の周りにエアクラッドを有することができるように、光パイプ84をシース部材108内に固定することができる。エアクラッド(例えば、エアギャップ)は、シース部材108の内壁132と光パイプ84の外壁130との間の第1の環状部138内の空気から生じる。このようにして、光パイプ84はシース部材108内に浮遊しているように見える。
特定の実施形態では、シース部材108は、クラムシェルに類似していてもよい。この特定の実施形態では、シース部材は、結合される(例えば、第1の長手方向寸法184に沿って結合される)とシース部材を形成する2つの半分部分を含むことができる。例えば、図14は、第1の半分部分282と、第2の半分部分283と、光パイプ84を支持する成形された中央通路285と、を有するクラムシェルシース部材281の断面図である。特定の実施形態では、第1の半分部分282は、第2の半分部分283とは別個の部分である。他の実施形態では、部分282、283は、クラムシェルシース部材281の一方の側(例えば、外壁)に長手方向寸法184に沿って配置されたヒンジによって共に保持されてもよい。各半分部分282、283は、クラムシェルシース部材281の長手方向の長さ(例えば、第1の長手方向寸法184)に沿って延在するV溝287を含むことができる。各半分部分282、283のV溝287は、半分部分282、283が当接面289を介して互いに結合された場合に成形された中央通路285を画定する。部分的には、V溝287のV字形状に起因して、成形された中央通路285は正方形の幾何学的形状を有することができる。したがって、光パイプ84が成形された中央通路285内に配置される際に、成形された中央通路285の頂点291は光パイプ84と接触せず、それによってエアギャップ150を形成する。特定の実施形態では、V溝は、一方または両方の半分部分282、283の長手方向の長さに沿って延在する1つまたは複数の凹部292を含むことができる。頂点291と同様に、1つまたは複数の凹部292は、V溝287の内面の特定の部分が光パイプ84と接触しないように、エアギャップ150を形成することができる。図示する実施形態では、1つまたは複数の凹部292はV字形状を有するが、1つまたは複数の凹部287は任意の他の適切な幾何学的形状を有してもよい。
図11の方法260に再び戻り、光パイプ84をシース部材108の中央ボア268内に固定してサーモグラフィ検出アセンブリ288を生成すると、方法260は、光ファイバケーブル128をサーモグラフィ検出アセンブリ288に取り付けるステップを含む(ブロック290)。これは、光ファイバケーブル128をサーモグラフィ検出アセンブリ288、移行部材110、またはサーモグラフィ検出アセンブリ288の上に配置されたセンサスリーブに直接取り付けることによって達成することができる。例えば、図15は、光パイプ84の端面146に取り付けられた光ファイバケーブル128の光ファイバ端面148を有するサーモグラフィ検出アセンブリ288の一実施形態を示す。この特定の実施形態では、端面146、148は互いに接触している。光ファイバケーブル128は、締結具、接着剤、または任意の他の適切な取り付け技術を用いてサーモグラフィ検出アセンブリ288に取り付けることができる。例えば、一実施形態では、接合部289を光パイプ84および光ファイバケーブル128のそれぞれの端面146、148の上に配置して、光ファイバケーブル128をサーモグラフィセンサアセンブリ288に取り付けることができる。接合部289は、光パイプ84および光ファイバケーブル128の両方に適合するようにサイズが決められた内径を有することができる。すなわち、接合部289の端部部分の内径は光パイプ84の外径127にほぼ等しくてもよく、接合部289の別の端部部分の内径は光ファイバケーブル128の外径にほぼ等しくてもよい。
特定の実施形態では、移行部材110を使用して、光ファイバケーブル128のサーモグラフィセンサアセンブリ288への取り付けを容易にすることができる。例えば、図5に示すように、光ファイバケーブル128は移行部材110内に配置することができる。移行部材110への光ファイバケーブル128の挿入に続いて、移行部材110をサーモグラフィ検出アセンブリ288に結合することができる(例えば、ねじ込みまたは締まりばめ接続により)。移行部材110はまた、端面146、148が互いに接触しないように、光パイプ84と光ファイバケーブル128のそれぞれの端面146、148の分離を容易にすることができる。例えば、上述したように、移行部材110は、移行部材110の中央通路158の少なくとも一部を通って光パイプ84および光ファイバケーブル128が前進するのを阻止する機構(例えば、ステップ242、246)を有することができる。その結果、エアギャップ150は、光パイプ84と光ファイバケーブル128のそれぞれの端面146、148を分離することができる。一実施形態では、プローブ80の組み立てを完了するために、サーモグラフィセンサアセンブリ288および移行部材110の結合の前または後に、配管120を移行部材110に取り付けることができる。
他の実施形態では、サーモグラフィセンサアセンブリ288を、サーモグラフィセンサアセンブリ288を封入するスリーブに挿入することができ、光ファイバケーブル128を、スリーブを介してサーモグラフィセンサアセンブリ288に取り付けることができる。例えば、図16は、スリーブ296に挿入されたサーモグラフィセンサアセンブリ288を有するプローブ80の一部を示しており、このスリーブ296は、長手方向軸100に沿ったシース部材108および光パイプ84を円周方向104に囲んでいる。シース部材108と同様に、スリーブ296は、高温環境に適した耐熱材料(例えば、セラミック)から製造することができる。スリーブ296は、第1のスリーブ端部298と、シース部材108に適合するようにサイズが決められたスリーブ内径300と、を含む。スリーブ内径300は、シース部材108の第1の外側寸法186よりも約1%~約15%大きくすることができる。プローブ80の組み立て中に、サーモグラフィセンサアセンブリ288を第1のスリーブ端部298に挿入することができる。サーモグラフィセンサアセンブリ288がスリーブ296内に配置されると、サーモグラフィセンサアセンブリ288をスリーブ296に固定するために、サーモグラフィセンサアセンブリ288とスリーブ296との間の第2の環状部302を接着剤303(例えば、セラミック接着剤)で充填することができる。光ファイバケーブル128は、スリーブ296の第2の端部304に配置されたチャネル305に挿入され、例えば接着剤を用いてサーモグラフィセンサアセンブリ288の光パイプ84に結合することができる。
スリーブ296は、シース部材108と同様に、移行部材110上に固定することができる。例えば、スリーブ296は、接着剤を使用しても使用しなくてもよい、ねじ式接続および/または締まりばめ接続により移行部材110に固定することができる。したがって、シース部材108が移行部材110に固定されるのではなく、スリーブ296が移行部材110に固定されてプローブ80を形成する。例えば、第2のスリーブ端部304は、第1のスリーブ外径296より小さい第2のスリーブ外径306を有してもよい。第2のスリーブ外径306は、移行部材110内の中央通路158の第3の部分220の第3の外径236にほぼ等しくてもよい。したがって、第2のスリーブ端部304は、シース部材108と同様に、移行部材110に結合することができる。第2のスリーブ端部304と移行部材110との結合の前または後に、配管120を移行部材110に取り付けて、プローブ80の組み立てを完了させることができる。
特定の実施形態では、プローブ80は、移行部材110を含まなくてもよい。したがって、配管120は、第2のスリーブ端部304に結合されてもよい。配管120は、接着剤を用いて、および/または配管120を第2のスリーブ端部304にクリンピングまたはスエージ加工することにより、スリーブ296上に固定することができる。
上述したように、サーモグラフィ蛍光体(例えば、プローブ80)を有する温度センサを使用して、熱電対温度センサには適さない場合がある高温環境(例えば、ガスタービンエンジンの燃焼器内)における流体(例えば、排気ガス)の温度を直接測定することができる。プローブ80は、とりわけ、例えばガスタービンシステムおよびガス化システムに一般的に見られる高温に耐えることができる耐熱材料(例えば、セラミック材料)から製造することができる。プローブ80は、放射源(例えば、光源90)によって放射された放射(例えば、光92)を吸収し、それに応答して発光する(例えば、光94を放射する)光パイプ84の端部にサーモグラフィ蛍光体86を含む。サーモグラフィ蛍光体86の発光寿命は温度に依存する。したがって、光94の強度を経時的に測定して、対象とする流体(例えば、排気ガス24)の温度を測定することができる。本明細書に開示した温度センサは、例えば熱電対温度センサの温度しきい値の外にある可能性のある温度環境において、熱電対の使用を置き換えおよび/または補完することができる。ガスタービンシステムやガス化システムなどの高温システムにおいて温度を測定するための熱電対温度センサの使用を置き換えることにより、温度限界を超える温度に曝された熱電対の交換に伴う全体的なコストを低減することができる。
本明細書は、最良の形態を含めて、本発明を開示するために実施例を用いており、また、任意のデバイスまたはシステムを製作し使用し、任意の組み込まれた方法を実行することを含めて、いかなる当業者も本発明を実施することが可能となるように実施例を用いている。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者が想到する他の実施例を含むことができる。このような他の実施例は、特許請求の範囲の文言との差がない構造要素を有する場合、または特許請求の範囲の文言との実質的な差がない等価の構造要素を含む場合、特許請求の範囲内にあることを意図している。
10 ガスタービンシステム
12 ガスタービンエンジン
14 燃焼器
16 タービン
20 サーモグラフィ温度センサ
22 流路
24 高温加圧排気ガス
28 燃料
30 空気
34 制御システム
36 メモリ回路
38 マイクロプロセッサ
40 入力信号
42 出力信号
50 温度マニホールド
52 本体
54 チャネル
56 マニホールド端部
58 マニホールド側壁
62 開口部
70 ポート
72 先端部
80 プローブ
82 ハウジング
84 光パイプ
86 サーモグラフィ蛍光体
90 光源
92 光
94 光
96 検出器
100 長手方向、軸方向、長手方向軸
102 半径方向
104 円周方向、円周方向軸
108 シース部材
110 移行部材
114 外面
116 孔
120 配管
124 近位表面
127 外径
128 光ファイバケーブル
129 第1の内径
130 外面、外壁
132 内面、内壁
134 距離
138 第1の環状部
140 シース端面
142 第1の内面
146 端面
148 光ファイバ端面、ファイバ端面
150 エアギャップ
154 近位端
158 中央通路
164 半径方向支持体
168 シース側壁
170 第1の寸法
172 第2の寸法
180 距離
184 第1の長手方向寸法
186 第1の外側寸法、第1の外径
190 角度
192 シース近位端
194 ねじ付き外面
196 第2の外径
198 近位先端部
200 第1の端部
204 第2の端部
206 第1の部分
208 第2の部分
209 界面点
210 第2の長手方向長さ
216 第1の部分
218 第2の部分
220 第3の部分
226 移行遠位端
230 第1の直径
232 第2の直径
236 第3の直径、第3の外径
238 ねじ付き内面
242 第1のステップ
246 第2のステップ
250 第2の内面
254 第2のねじ付き内面
260 方法
264 ブロック
268 中央ボア
270 第1の支持端部
272 第2の支持端部
274 厚さ
276 支持壁
278 支持外面
280 内径
281 クラムシェルシース部材
282 第1の半分部分
283 第2の半分部分
284 ブロック
285 成形された中央通路
286 ブロック
287 V溝、凹部
288 サーモグラフィ検出アセンブリ、サーモグラフィセンサアセンブリ
289 接合部、当接面
290 ブロック
291 頂点
292 凹部
296 スリーブ、第1のスリーブ外径
298 第1のスリーブ端部
300 スリーブ内径
302 第2の環状部
303 接着剤
304 第2のスリーブ端部
305 チャネル
306 第2のスリーブ外径

Claims (10)

  1. 流体の温度を測定するように構成され、プローブ(80)と、光ファイバケーブル(128)を介して前記プローブ(80)に結合された光源(90)と、前記光ファイバケーブル(128)を介して前記プローブ(80)に結合された検出器(96)と、を含む温度センサ(20)と、
    を含み、
    前記プローブ(80)は、
    ハウジング(82)と、
    前記ハウジング(82)内に配置され、前記光源(90)からの光(92)を吸収することに応答して燐光を発するように構成された蛍光体(86)を含む、光パイプ(84)と、を含み、
    前記ハウジング(82)内のエアギャップ(150)が、前記光パイプ(84)の端面(146)と前記光ファイバケーブル(128)の光ファイバ端面(148)とを所定の距離に分離し、前記蛍光体(86)による前記燐光は、前記流体の流路内の前記流体の温度を表し、前記検出器(96)は、前記蛍光体(86)による前記燐光を検出するように構成される、センサシステム。
  2. 流体の温度を測定するように構成され、プローブ(80)と、光ファイバケーブル(128)を介して前記プローブ(80)に結合された光源(90)と、前記光ファイバケーブル(128)を介して前記プローブ(80)に結合された検出器(96)と、を含む温度センサ(20)と、
    を含み、
    前記プローブ(80)は、
    ハウジング(82)と、
    前記ハウジング(82)内に配置され、前記光源(90)からの光(92)を吸収することに応答して燐光を発するように構成された蛍光体(86)を含む、光パイプ(84)と、を含み、
    前記ハウジング(82)は、近位端と遠位端との間に延在する中央ボア(268)を含み、
    前記光パイプ(84)は前記中央ボア(268)内に入れ子状に配置され、
    前記蛍光体(86)は、前記ハウジング(82)の前記遠位端に隣接し、
    前記ハウジング(82)の前記遠位端は、前記蛍光体(86)が前記ハウジング(82)を介さずに前記流体を直接測定できるように開いており、
    前記蛍光体(86)による前記燐光は、前記流体の流路内の前記流体の温度を表し、前記検出器(96)は、前記蛍光体(86)による前記燐光を検出するように構成される、センサシステム。
  3. 前記燐光の強度の経時変化に基づいて前記流体の前記温度を決定するために、制御システム(34)の1つまたは複数のプロセッサ(38)によって実行可能な1つまたは複数の命令セットを格納するメモリ回路(36)を有する前記制御システム(34)を含む、請求項1または2に記載のセンサシステム。
  4. 前記プローブ(80)、前記光パイプ(84)と前記ハウジング(82)との間で半径方向(102)に延在する複数の半径方向支持体(164)を含み、
    前記光パイプ(84)は、前記光パイプ(84)の全表面積が前記ハウジング(82)の内面と接触しないように前記ハウジング(82)の前記内面から離間されている、請求項1乃至3のいずれかに記載のセンサシステム。
  5. 前記ハウジング(82)内のエアギャップ(150)が、前記光パイプ(84)の端面(146)と前記光ファイバケーブル(128)の光ファイバ端面(148)とを分離し、
    前記ハウジング(82)は、シース部材(108)および移行部材(110)を含み、
    前記光パイプ(84)は、前記シース部材(108)内に配置され、
    前記移行部材(110)は、前記シース部材(108)と前記光ファイバケーブル(128)の間に配置され、前記エアギャップ(150)を画定する、請求項2に記載のセンサシステム。
  6. 前記ハウジング(82)は、前記シース部材(108)の内面と前記光パイプ(84)の外面との間にエアクラッドを含み、前記エアクラッドは前記光パイプ(84)の少なくとも一部を円周方向に囲む、請求項5に記載のセンサシステム。
  7. 前記光パイプ(84)は、イットリウムアルミニウムガーネット(YAG)、イットリウムアルミニウムホウ素窒素ガーネット(YABNG)、イットリウムアルミニウムホウ素ガーネット(YABG)、ルテチウムアルミニウムガーネット(LuAG)、スカンジウムアルミニウムガーネット(ScAG)、サファイア、または石英を含む結晶であり、
    前記結晶の一部は、前記蛍光体(86)でドープされ、前記蛍光体(86)は希土類元素または遷移金属を含む、請求項1乃至6のいずれかに記載のセンサシステム。
  8. 燃料および空気を受け取り、排気ガスを生成するように構成された燃焼器(14)を含むガスタービンエンジン(12)と、
    請求項1乃至7のいずれかに記載のセンサシステムと、
    を含み、
    前記センサシステムの前記プローブが、前記排気ガスの流路内に配置される、システム。
  9. 前記排気ガスの前記流路内に配置されたマニホールド(50)を含み、前記マニホールド(50)は複数のチャネル(54)を含み、前記複数のチャネル(54)のチャネルは、前記プローブ(80)を受け入れて前記排気ガスの前記流路に導くように構成される、請求項8に記載のシステム。
  10. 請求項1乃至7のいずれかに記載のセンサシステムが流体の温度を測定する方法であって、
    前記流体に接触するように構成され、ハウジング(82)と、前記ハウジング(82)内に配置された光パイプ(84)と、を有するプローブ(80)に光源(90)からの光(92)を導くステップと、
    前記光(92)を吸収することに応答して前記光パイプ(84)の蛍光体(86)から燐光を発生させるステップと、
    前記光パイプ(84)からの前記燐光を前記プローブ(80)に結合された検出器(96)に導くステップと、
    前記燐光の強度の経時変化に基づいて前記流体の前記温度を決定するステップと、を含む方法。
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