以下は、本開示の実施例における添付図面を結び付けながら、本開示の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本開示の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「含む」及びその任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、必ずしも明瞭にリストされているそれらのステップ又はユニットに限らず、明瞭にリストされていない又はそれらのプロセス、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。なお、明細書と特許請求の範囲において使用された「及び/又は」は、接続された対象の少なくともそのうちの一つを表し、例えばA及び/又はBは、単独のA、単独のB、及びAとBとの組み合わせの3つのケースを含むことを表す。
本開示の実施例では、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例、例証、又は説明として表すために用いられる。本開示の実施例において、「例示的」又は「例えば」と記述される任意の実施例又は設計方案は、他の実施例又は設計方案より好ましく、又はより優位性があると解釈されるべきではない。正確に言うと、「例示的」又は「例えば」などの用語を使用するのは、関連する概念を具体的な方法で示すことを意図する。
以下では、添付図面を結びつけながら、本開示の実施例を紹介する。本開示の実施例によるタイムセンシティブ通信のサポート方法及び通信機器は、無線通信システムに適用することができる。この無線通信システムは第五世代(5th generation、5G)システム、又は進化型長期的進化(Evolved Long Term Evolution、eLTE)システム、又は後続の進化通信システムであってもよい。
本開示の実施例では、タイムセンシティブ(Time Sensitive)は、周期確定性(Periodic deterministic)と呼ばれてもよい。タイムセンシティブ通信は、周期確定性通信(Periodic deterministic communication)と呼ばれてもよい。タイムセンシティブデータストリームは、周期確定性データストリームと呼ばれてもよい。タイムセンシティブネットワーク技術は、例えば米国電気電子学会(Institute of Electrical and Electronic Engineers、IEEE)TSN(Time Sensitive Network)。周期確定性通信は、伝送間隔を周期としてデータ伝送が行われるものである。
本開示の実施例では、タイムセンシティブデータストリームの伝送配置情報は、ユーザ及び/又はネットワーク配置情報を含んでもよい。ユーザ及び/又はネットワーク配置情報(User/Network Configuration Information)は、タイムセンシティブデータストリームの送信を配置するために用いられる。ユーザ及び/又はネットワーク配置情報は、IEEE 802.1Qccにおけるユーザ及び/又はネットワーク配置情報であってもよい。ユーザ及び/又はネットワーク配置情報は、受信端グループ(listener group)、送信端グループ(talker group)、及びトラフィック規格(traffic specification)、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
図1は、本開示の実施例による無線通信システムのアーキテクチャー概略図である。
タイムセンシティブデータストリーム送信端はトーカー(talker)と呼ばれ、タイムセンシティブデータストリームの受信端はリスナー(listener)と呼ばれる。トーカー(talker)とリスナー(listener)との間で、一つ又は複数のブリッジを介してデータの転送が行われる。エンドステーション(End Station)は、トーカー(talker)又はリスナー(listener)であってもよい。ブリッジ(Bridge)は、トーカー(talker)とリスナー(listener)との間のデータ伝送を担当する。
UEと、タイムセンシティブアダプタと、無線通信ネットワークとは、一つのブリッジを構成し、下りリンクデータに対して、第一のアダプタとUEがブリッジ(Bridge)出口であり、UPFと第二のアダプタがブリッジ入口である。上りリンクデータに対して、第一のアダプタとUEがブリッジ入口であり、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)と第二のアダプタがブリッジ出口である。
第一のアダプタはタイムセンシティブネットワークのアダプタであり、5GブリッジUE側のポートを終結させるために用いられるか、又はブリッジ又はEnd Stationを接続するために用いられる。第二のアダプタはタイムセンシティブネットワークのアダプタであり、5Gブリッジネットワーク側のポートを終結させるために用いられるか、又はブリッジ又はEnd Stationを接続するために用いられる。
第一のアダプタ及び/又は第二のアダプタはタイムセンシティブネットワークのアダプタであってもよい。タイムセンシティブネットワークのアダプタは、タイムセンシティブネットワークのトランスレータ(TSN(Time Sensing Network)TRANSLATOR)と呼ばれてもよい。
UEは第一のアダプタと統合されてもよい。この場合、UEがブリッジ又はEnd Stationに接続するとみなされることができる。アンカーゲートウェイは第二のアダプタと統合されてもよい。この場合、アンカーゲートウェイがブリッジ又はEnd Stationに接続するとみなされることができる。
UEはEnd Stationと統合されてもよい。UEはブリッジと統合されてもよい。UEはブリッジに接続されてもよく、又はUEはEnd Stationに接続されてもよい。
UEは第一のアダプタと統合されてもよい。UPFは第二のアダプタと統合されてもよい。
ユーザ及び/又はネットワーク配置情報(User/Network Configuration Information)は、タイムセンシティブデータストリームの送信を配置するために用いられる。集中型のアーキテクチャーに対して、無線通信ネットワークは、配置情報を提供する外部制御ユニットとアプリケーション機能(Application function、AF)によって、ユーザ及び/又はネットワーク配置情報を取得することができ、配置情報を提供する外部制御ユニットは、集中型ネットワーク配置(Centralized Network configuration、CNC)であってもよいが、特に限定しない。
分散型のアーキテクチャーに対して、無線通信ネットワークは、ブリッジ入口から前ホップのユーザ及び/又はネットワーク配置情報を受信してから、本ブリッジのユーザ及び/又はネットワーク配置情報を生成することができる。
図2は、本開示の実施例による別の無線通信システムのアーキテクチャー概略図である。
図2に示すように、UE、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)ネットワークエレメント、及びゲートウェイUPFを含み、UPFは、1つ又は複数のUPFであってもよい。RANとアンカーUPFとの間には、ゼロ個又は複数の中間(Intermediate)UPFが存在してもよい。
図3は、タイムセンシティブデータストリームがブリッジにおいて伝送される概略図である。タイムセンシティブネットワークは、時間を間隔(Interval)に区分し、スライディングウィンドウとなり、上記二つの円形の間は、ブリッジ2遅延(Bridge delay)を示すことができる。
本開示の一実施例では、端末、第一のアダプタ、第二のアダプタと無線通信ネットワークによって構成されるブリッジは、端末、タイムセンシティブアダプタとネットワークによって構成されるブリッジと略称されてもよい。
本開示の一実施例では、伝送間隔を伝送周期と呼んでもよい。
タイムセンシティブ通信サービスをサポートするために、さらに以下の課題を解決する必要がある。
課題1、CNCはユーザ及び/又はネットワーク配置情報を決定する時、ブリッジ遅延を考える必要がある。図2に示すように、ブリッジ遅延は、UEと第一のアダプタとの間の遅延、UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延、及びアンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延を含む。
(1)UEと第一のアダプタとの間の遅延はUEの能力に関する。異なるUEによって能力が異なってもよい。異なるUEが接続される第一のアダプタは異なってもよい。一つのUE又は第一のアダプタは複数のポートをサポートすることができる。UEと第一のアダプタとの間の遅延は、UEと第一のアダプタによって構成されるブリッジのブリッジ遅延と呼ばれてもよい。一つのポートとUUインターフェースとの間のデータ伝送時間であってもよい。そのため、ポートが異なると、UEと第一のアダプタとの間の遅延は異なってもよい。タイムセンシティブネットワークの遅延に対する要求はナノ秒レベルであるため、UEと第一のアダプタとの間の遅延が無視されてはならない。そのため、ネットワークがどのようにUEと第一のアダプタとの間の遅延を把握することで、UE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又は無線通信ネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ遅延を決定するかは、解決すべき課題となる。
(2)アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延は、ブリッジ内の遅延の一部である。異なるアンカーゲートウェイによって、能力が異なる。その接続されている第二のアダプタは異なってもよく、一つのアンカーゲートウェイ又は第二のアダプタは、複数のポートをサポートすることができる。アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延は、アンカーゲートウェイと第二のアダプタによって構成されるブリッジのブリッジ遅延と呼ばれてもよい。そのため、ネットワークがどのようにアンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延を把握することで、UE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又は無線通信ネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ遅延を決定するかは、解決すべき課題となる。
課題2、UE又は第一のアダプタをブリッジ出口とする時、UE又は第一のアダプタの能力が異なるため、UE又は第一のアダプタが接続される伝送媒体の能力が異なる。そのため、第一のアダプタによってサポートされる利用可能帯域幅(又は伝送レートと呼ばれる)が異なる。すなわち、第一のアダプタUE及び/又は第一のアダプタにより構成される全体の伝播遅延が異なる。
同一のサイズのデータパケットに対して、異なる帯域幅で必要となる伝送時間が異なる。タイムセンシティブネットワークに対して、最も遅い伝送開始時間とデータ伝送終了時間との間の時間帯は、伝送間隔内の最後の一つのデータパケットの伝送がなされるのに十分である必要がある。データ伝送間隔の終了時間が同じであるため、異なる帯域幅に対して、最も遅い伝送開始時間が異なる。
関連技術において、集中型ブリッジアーキテクチャーに対して、CNCは、ユーザ及び/又はネットワーク配置情報を配置することができるように、ブリッジ能力(例えば利用可能帯域幅)を得る必要がある。分散型のブリッジアーキテクチャーに対して、UEとネットワークによって構成されるブリッジは、SRPメッセージを受信した後、前ホップのユーザ及び/又はネットワーク配置情報を取得し、ブリッジ能力に基づいて、次ホップのユーザ及び/又はネットワーク配置情報を配置する必要もある。但し、無線通信ネットワークは、UE及び/又は第一のアダプタによって構成される全体出口能力情報がまだ欠けている。同様な理由で、無線通信ネットワークも、アンカーゲートウェイ又は第二のアダプタによって構成される全体出口能力の情報が欠けている。
選択的に、取得することとは、配置から取得、受信すること、要求を承認した後に受信すること、自己学習することにより取得すること、受信していない情報に基づいて導出することにより取得すること、又は受信した情報処理に基づいて処理した後に取得することとして理解されてもよく、具体的には実際の必要に応じて決定することができ、本開示の実施例はこれに対して限定しない。例えば、機器から送信されたある能力指示情報を受信していない場合、この機器がこの能力をサポートしないことを導出することができる。
選択的に、送信とは、放送、システムメッセージにおける放送、要求に応答した後の返信を含んでもよい。
本開示の一選択的な実施例では、前記チャンネルは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)セッション、サービス品質(Quality of Service、QoS)フロー、進化型パケットシステム(Evolved Packet System、EPS)ベアラ、パケットデータプロトコル(Packet Data Protocol、PDP)コンテキスト、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer、DRB)、シグナリング無線ベアラ(Signalling Radio Bearer、SRB)、インターネットプロトコルセキュリティ(Internet Protocol Security、IPsec)関連、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
本開示の一選択的な実施例では、前記ポートはブリッジポートであってもよい。
本開示の一選択的な実施例では、前記帯域幅は利用可能帯域幅であってもよい。
本開示の一実施例では、NGインターフェースは、S1インターフェース又はN2インターフェースと呼ばれてもよく、命名は制限されない。
本開示の一選択的な実施例では、前記N3N9インターフェースはN3又はN9インターフェースである。
本開示の一選択的な実施例では、前記無線通信ネットワークは、ネットワークと略称されてもよい。
本開示の一実施例では、無線通信ネットワークは、パブリックネット及び非パブリックネット、のうちの少なくとも一つであってもよく、又は第一のネットワークは、非パブリックネットであってもよい。
本開示の一実施例では、非パブリックネットは、非公衆ネットワークの略称である。非公衆ネットワークは、非公衆通信ネットワークと呼ばれてもよい。非パブリックネットは、物理的非パブリックネット、仮想的非パブリックネット、パブリックネット上で実現された非パブリックネット、のうちの少なくとも一つの配備形態を含んでもよい。一実施の形態では、非パブリックネットは、クローズドアクセスグループ(Closed Access Group、CAG)である。一つのCAGは、一組の端末によって構成されてもよい。
本開示の一実施例では、非公衆ネットワークは、プライベートネットワークを含んでもよいし、プライベートネットワークと呼ばれてもよい。プライベートネットワークは、プライベート通信ネットワーク、プライベートネット、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)、プライベート仮想ネットワーク(Private Virtual Network、PVN)、隔離された通信ネットワーク、専用通信ネットワーク又は他の命名のうちの一つと呼ばれてもよい。説明すべきことは、本開示の実施例では、命名方法は具体的に限定されていないことである。
本開示の一実施例では、パブリックネットは公衆ネットワークの略称である。公衆ネットワークは、公衆通信ネットワーク又は他の命名のうちの一つと呼ばれてもよい。説明すべきことは、本開示の実施例では、命名方法は具体的に限定されていないことである。
本開示の一実施例では、データパケットのサイズは、データパケット長さと呼ばれてもよい。
本開示の一実施例では、データパケットは、データフレームと呼ばれてもよい。
本開示の一実施例では、タイムセンシティブデータストリームの配置情報は、ユーザ及び/又はネットワーク配置情報であってもよい。前記ユーザ及び/又はネットワーク配置情報は、IEEE802.1Q規格におけるユーザ及び/又はネットワーク配置情報であってもよい。ユーザ及び/又はネットワーク配置情報は、リスナー(listener)グループ(group)、トーカー(talker)グループ(group)、トラフィック規格(traffic specification)、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。本開示の一選択的な実施例では、通信機器は、通信ネットワークエレメント及び端末、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
本開示の一実施例では、通信ネットワークエレメントは、コアネットワークネットワークエレメント及び無線アクセスネットワークネットワークエレメント、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
本開示の実施例では、コアネットワークネットワークエレメント(CNネットワークエレメント)は、コアネットワーク機器、コアネットワークノード、コアネットワーク機能、コアネットワークネットワークエレメント、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、アクセスモビリティ管理機能(Access Management Function、AMF)、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)、サービングゲートウェイ(serving GW、SGW)、パケットデータネットワークゲートウェイ(Packet Data Network Gate Way、PDN-GW)、ポリシー制御機能(Policy Control Function、PCF)、ポリシー及び課金ルール機能ユニット(Policy and Charging Rules Function、PCRF)、ジェネラルパケットラジオサービス(General Packet Radio Service、GPRS)サービングサポートノード(Serving GPRS Support Node、SGSN)、ゲートウェイGPRSサポートノード(Gateway GPRS Support Node、GGSN)、統一データ管理(Unified Data Management、UDM)、統一データ記憶(Unified Data Repository、UDR)、ホーム加入者サーバ(Home Subscriber Server、HSS)及びAF、のうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限定されない。
本開示の実施例では、RANネットワークエレメントは、無線アクセスネットワーク機器、無線アクセスネットワークノード、無線アクセスネットワーク機能、無線アクセスネットワークユニット、3GPP無線アクセスネットワーク、非3GPP無線アクセスネットワーク、集中ユニット(Centralized Unit、CU)、分散型ユニット(Distributed Unit、DU)、基地局、進化型基地局(evolved Node B、eNB)、5G基地局(gNB)、無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller、RNC)、基地局(NodeB)、非3GPPインターワーキング機能(Non-3GPP Inter Working Function、N3IWF)、アクセス制御(Access Controller、AC)ノード、アクセスポイント(Access Point、AP)機器又は無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)ノード、N3IWF、のうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限定されない。
基地局は、グローバルモビリティ通信システム(Global System For Mobile Communications、GSM)又はコード分割多元アクセス(Code Division Multiple Access、CDMA)の中の基地局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよく、ブロードバンドCDMA(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)の中の基地局(NodeB)であってもよく、LTEの中の進化型基地局(evolutional Node B、eNB又はe-NodeB)及び5G基地局(gNB)であってもよく、本開示の実施例では限定しない。
本開示の実施例では、UEは即ち端末である。端末は、端末機能をサポートする中継及び/又は中継機能をサポートする端末を含んでもよい。端末は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよい。端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルディジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器などの端末側機器であってもよい。説明すべきことは、本開示の実施例では、端末の具体的なタイプを限定するものではないことである。
以下、本開示の実施例によるタイムセンシティブ通信のサポート方法について説明する。
図4に示すように、本開示の実施例は、第一の通信機器に用いられるタイムセンシティブ通信のサポート方法を提供する。第一の通信機器は、UE、第一のアダプタのうちの少なくとも一つを含むが、それらに限らない。前記方法は、
第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信するステップ41を含む。
選択的に、第一の能力情報は、
UEと第一のアダプタとの間の遅延関連情報、
第一のアダプタのブリッジ標識情報、
第一のアダプタによってサポートされる帯域幅情報、
第一のアダプタの送信伝播遅延関連情報、
UEと第一のアダプタとにより構成される全体のブリッジ標識情報、
UEと第一のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる帯域幅情報、
UEと第一のアダプタとにより構成される全体の送信伝播遅延関連情報、のうちの少なくとも一つを含む。
UEと第一のアダプタは、一つの機器として統合されてもよく、又はインターフェース(例えばN60インターフェース)を介して接続されてもよい。
一実施の形態では、第一の通信機器がUEである時、ネットワークに第一の能力情報を送信してもよい。別の実施の形態では、第一の通信機器が第一のアダプタである時、UEに第一の能力情報を送信してもよい。
一実施の形態では、第一の能力はUEと第一のアダプタとによって構成される全体がブリッジとする能力と理解されてもよい。第一のアダプタはUEが接続されるタイムセンシティブネットワークアダプタであってもよい。
一実施の形態では、UEは第一のアダプタから第一の能力情報を取得する。
(1.1)
第一のアダプタによってサポートされる帯域幅の関連情報は第一のアダプタによってサポートされる利用可能帯域幅の関連情報であってもよい。第一のアダプタによってサポートされる帯域幅情報は第一のアダプタ上のポートによってサポートされる帯域幅情報であってもよい。前記ポートはブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。
UEと第一のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる帯域幅情報はUEと第一のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる利用可能帯域幅の関連情報であってもよい。UEと第一のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる帯域幅情報はUEと第一のアダプタとにより構成される全体におけるポートによってサポートされる帯域幅情報であってもよい。前記ポートはブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。
選択的に、ポートによってサポートされる帯域幅情報は、ポートの関連情報、ポートの帯域幅、ポートの帯域幅利用可能性パラメータ、ポートの伝送レートのうちの少なくとも一つを含む。
一実施の形態では、ポートの帯域幅利用可能性パラメータは、IEEE 802.1Qシリーズの定義、例えば帯域幅利用可能性パラメータ(Bandwidth Availability Parameters)であってもよい。
一実施の形態では、ポートの帯域幅はポートの利用可能帯域幅であってもよい。ポートの伝送レートはポートの利用可能伝送レートであってもよい。
(1.2)第一のアダプタの送信伝播遅延関連情報は、第一のアダプタ上のポートの送信伝播遅延関連情報であってもよい。
UEと第一のアダプタとにより構成される全体の送信伝播遅延関連情報は、UEと第一のアダプタとにより構成される全体におけるポートの送信伝播遅延関連情報であってもよい。
選択的に、ポートの送信伝播遅延関連情報は、ポートの関連情報、ポートの送信伝播遅延及びトラフィッククラス(traffic class)のうちの少なくとも一つを含む。
ポートの送信伝播遅延は、データフレームが第一のアダプタのポート又はUEと第一のアダプタとにより構成される全体のポートから接続されるステーション(ブリッジ又はEnd station)のポートまで伝達するのに必要な時間であってもよい。
(1.3)選択的に、ポートの関連情報は、ポートの標識情報、ポートの方向が出口であるか入口であるかの関連情報、ポート番号、ポートのMACアドレス、ポートのインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)アドレス、ポートに関連するVLANタグ情報、ポートのデータフィルタ情報、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、ポートのデータフィルタ情報又はデータフィルタ情報は、仮想ローカルエリアネットワーク(Virtual Local Area Network、VLAN)のタグ情報、メディアアクセス制御(Medium Access Control、MAC)アドレス、IPv4アドレス、ポート番号、IPv6アドレス及びポートの指示情報のうちの少なくとも一つを含んでもよい。前記ポートの指示情報は、送信ポートの指示情報又は受信ポートの指示情報を含む。
VLANのタグ情報もVLAN標識情報(例えばVID)と呼ばれる。上記VLANのタグ情報は、サービスVLANタグ(Service VLAN Tag、S-TAG)及び/又はカスタマーVLANタグ(Customer VLAN Tag、C-TAG)を含んでもよい。
(1.4)選択的に、トラフィッククラスは、ポートの伝送キューの数又は業務タイプである。業務タイプは、バックグラウンド業務(Background)、ベストエフォート(best effort)、エクセレントエフォート(excellent effort)、クリティカルアプリケーション(critical application)、ビデオ(video)、ボイス(voice)、インターネット制御(Internetwork control)及びネットワーク制御(Network control)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
(1.5)選択的に、UEと第一のアダプタとの間の遅延関連情報は、第一のインターフェースの関連情報、第二のインターフェースの関連情報、UEと第一のアダプタとの間の遅延、データパケットに関連するトラフィッククラスのうちの少なくとも一つを含む。トラフィッククラスは上記の通りであり、ここでは説明を省略する。
選択的に、第一のインターフェースは第一のポートであってもよい。第一のポートはブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。第二のインターフェースは、UEのUUインターフェース、UEのUUインターフェースを接続するためのポート、のうちの一つを含んでもよい。前記UUインターフェースは、前記UEとRANとの間のインターフェースである。
第一のポートは、第一のアダプタのポート又はUEのポートであってもよい。第一のアダプタのポートは、第一のアダプタ上でブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートであってもよい。UEのポートは、UE上でブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートであってもよい。
さらに、UEのUUインターフェースはUEのUUインターフェースにおけるチャンネルを含む。
さらに、前記チャンネルは、ポートに関連するチャンネル、VLANに関連するチャンネル、データフィルタ情報に関連するチャンネルのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
一実施の形態では、第一のインターフェースはデータ入口であり、第二のインターフェースはデータ出口である。別の実施の形態では、第二のインターフェースはデータ入口であり、第一のインターフェースはデータ出口である。
第一のインターフェースが第一のポートである時、第一のインターフェースの関連情報は前記第一のポートのポートの関連情報であってもよい(ポートの関連情報は上記の通りであり、ここでは説明を省略する)。
第二のインターフェースがUEのUUインターフェースである時、第二のインターフェースの関連情報はUUインターフェースの中の第一のチャンネルの情報であってもよい。
さらに、前記第一のチャンネルは、ポートに関連するチャンネル、VLANに関連するチャンネル、データフィルタ情報に関連するチャンネルのうちの少なくとも一つを含んでもよい。前記ポートは第一のポートであってもよい(第一のアダプタのポート又はUEのポートであってもよい)。前記データフィルタ情報は第一のポートのデータフィルタ情報であってもよい。前記VLANは第一のポートに関連するVLANであってもよい。
-ポートに関連するチャンネルの情報は、前記ポートのポートに関連する情報、チャンネルの標識情報(例えばPDUセッション標識及び/又はQoSフロー標識)のうちの少なくとも一つを含む。
-VLANに関連するチャンネルの情報は、前記VLANのVLANタグ情報(VLANタグ情報は上記の通りであり、ここでは説明を省略する)、チャンネルの標識情報(例えばPDUセッション標識及び/又はQoSフロー標識)のうちの少なくとも一つを含む。
-データフィルタ情報に関連するチャンネルの情報は、データフィルタ情報(データフィルタ情報は上記の通りであり、ここでは説明を省略する)、チャンネルの標識情報(例えばPDUセッション標識及び/又はQoSフロー標識)のうちの少なくとも一つを含む。
前記チャンネルがQoSフローである時、前記チャンネルの標識情報はQoSフロー標識及び/又は前記QoSフローが属するPDUセッション標識であってもよい。前記チャンネルがPDUセッションである時、前記チャンネルの標識情報はPDUセッション標識であってもよい。
選択的に、UEと第一のアダプタとの間の遅延はUEと第一のアダプタとにより構成される全体のブリッジ遅延であってもよい。一実施の形態では、UEと第一のアダプタとの間の遅延は、データパケットがデータ入口(例えば第一のインターフェース又は第二のインターフェース)からデータ出口(例えば第二のインターフェース又は第一のインターフェース)へ伝達するのに必要な時間であってもよい。
例示的に、データ入口(例えば第一のインターフェース又は第二のインターフェース)がUEのUUインターフェースである場合、データ出口(例えば第二のインターフェース又は第一のインターフェース)は第一のポートであってもよく、或いはデータ入口が第一のポートである場合、データ出口はUEのUUインターフェースであってもよい。
(2.1)さらに、UEと第一のアダプタとの間の遅延は、
データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、のうちの少なくとも一つであってもよい。
一実施の形態では、データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間と同じである。別の実施の形態では、データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間と異なる。
さらに、データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、
データパケットが第一のポートからUEのUUインターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第一のポートから受信されてから、UEのUUインターフェースから送信されるまでに必要となる時間、のうちの少なくとも一つであってもよい。
一実施の形態では、データパケットが第一のポートからUEのUUインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットが第一のポートからUEのUUインターフェースの第一のチャンネルへ伝達するのに必要な時間を含む。第一のチャンネルは上記の通りであり、ここでは説明を省略する。
一実施の形態では、データパケットが第一のポートから受信されてからUEのUUインターフェースから送信されるまでに必要となる時間は、データパケットが第一のポートから受信されてからUEのUUインターフェースから第一のチャンネルに送信されるまでに必要となる時間を含む。第一のチャンネルは上記の通りであり、ここでは説明を省略する。
(2.2)さらに、データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、
データパケットがUEのUUインターフェースから第一のポートへ伝達するのに必要な時間、
データパケットがUEによってUUインターフェースから受信されてから第一のポートへ伝達されるまでに必要となる時間、のうちの少なくとも一つであってもよい。
一実施の形態では、データパケットがUEによってUUインターフェースから受信されてから第一のポートへ伝達されるまでに必要となる時間は、データパケットがUEによってUUインターフェースの第一のチャンネルから受信されてから第一のポートへ伝達されるまでに必要となる時間、データパケットがUEによってUUインターフェースの第一のチャンネルのパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層から解析されてから第一のポートへ伝達されるまでに必要となる時間、のうちの少なくとも一つを含む。
一実施の形態では、前記第一のチャンネルは、ポートに関連するチャンネル、VLANに関連するチャンネル、データフィルタ情報に関連するチャンネルのうちの少なくとも一つを含んでもよい。前記ポートは第一のポート、例えばブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートであってもよい(第一のアダプタのポート又はUEのポートであってもよい)。前記データフィルタ情報は第一のポートのデータフィルタ情報であってもよい。前記VLANは第一のポートに関連するVLANであってもよい。
(2.3)さらに、UEと第一のアダプタとの間の遅延は、前記UEと第一のアダプタとの間の最大遅延と、前記UEと第一のアダプタとの間の最小遅延と、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。UEと第一のアダプタとの間の最小遅延は、UEと第一のアダプタとにより構成される全体の最小ブリッジ遅延と呼ばれてもよく、UEと第一のアダプタとの間の最大遅延は、UEと第一のアダプタとにより構成される全体の最大ブリッジ遅延と呼ばれてもよい。UEと第一のアダプタとの間の最小遅延は、さらに、データパケットのサイズに関わるUEと第一のアダプタとの間の最小遅延と、データパケットのサイズに関わらないUEと第一のアダプタとの間の最小遅延とに分けることができる。UEと第一のアダプタとの間の最大遅延は、さらに、データパケットのサイズに関わるUEと第一のアダプタとの間の最大遅延と、データパケットのサイズに関わらないUEと第一のアダプタとの間の最大遅延とに分けることができる。
(2.4)さらに、UEと第一のアダプタとの間の遅延は、下りリンク遅延と上りリンク遅延のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
下りリンク遅延は、
データパケットがUEから第一のアダプタへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースまで通過するのに必要な時間、
データパケットがUEのUUインターフェースから第一のポートまで通過するのに必要な時間、
データパケットがUEのUUインターフェースの中の第一のチャンネルから第一のポートまで通過するのに必要な時間、のうちの一つを含んでもよい。
下りリンク遅延は、UEから第一のアダプタまでの遅延と呼ばれてもよい。
上りリンク遅延は、
データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第一のアダプタからUEへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第一のポートからUEのUUインターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第一のポートから受信されてからUEのUUインターフェースから送信されようとするまでの時間、
データパケットが第一のポートからUEのUUインターフェースの中の第一のチャンネルへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第一のポートから受信されてからUEのUUインターフェースの中の第一のチャンネルから送信されるまでの時間、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
容易に理解できるように、上りリンクデータを伝送するために、UEはRANのスケジューリングを要求する必要がある。RANネットワークエレメントのスケジューリングを待つための遅延はUEと第一のアダプタとの間の遅延に属さない。
上りリンク遅延は第一のアダプタからUEまでの遅延と呼ばれてもよい。
一実施の形態では、上りリンク遅延と下りリンク遅延とは一致している。別の実施の形態では、上りリンク遅延と下りリンク遅延とは一致していない。
(2.5)選択的に、UEの遅延関連情報は、第一のインターフェースの関連情報、第二のインターフェースの関連情報、UEの遅延、データパケットに関連するトラフィッククラスのうちの少なくとも一つを含む。
第一のインターフェースの関連情報、第二のインターフェースの関連情報、トラフィッククラスは上記の通りであり、ここでは説明を省略する。
UEの遅延は、データパケットがUE上のデータ入口(例えば第一のインターフェース又は第二のインターフェース)からUE上のデータ出口(例えば第二のインターフェース又は第一のインターフェース)へ伝達するのに必要な時間である。
さらに、UEの遅延は、
データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、のうちの少なくとも一つであってもよい。
一実施の形態では、第一のインターフェースは第一のポートであり、第一のポートはUEのポートである。前記UEのポートはUE上でブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートであってもよい。
一実施の形態では、データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットがUEのUUインターフェースから第一のポートへ伝達するのに必要な時間、データパケットがUEによってUUインターフェースから受信されてから第一のポートへ伝達されるまでに必要となる時間、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
別の実施の形態では、データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットが第一のポートからUEのUUインターフェースへ伝達するのに必要な時間、データパケットが第一のポートから受信されてからUEのUUインターフェースから送信されるまでに必要となる時間、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信することは、
予め設定された条件を満たす時、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信することを含む。
前記予め設定された条件は、
ネットワークからの前記第一の情報の要求を受信すること、
ネットワークからの前記UEの遅延関連情報の要求を受信すること、
UEのタイプがブリッジ(bridge)であること、
UEがタイムセンシティブ通信をサポートすること、のうちの少なくとも一つであってもよい。
このように、予め設定された条件を満たす場合にのみ、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信することによって、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を頻繁に送信することを回避でき、消費電力を節約する効果を達することができる。
一実施の形態では、UEがタイムセンシティブ通信をサポートする時、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信する。
選択的に、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信することは、
UE、RANネットワークエレメント、CNネットワークエレメントを含むターゲット側に第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信することを含む。第一の通信ネットワークエレメントが第一のアダプタである場合、前記ターゲット側はUEであってもよい。第一の通信ネットワークエレメントがUEである場合、前記ターゲット側はRANネットワークエレメント及び/又はCNネットワークエレメントであってもよい。前記ターゲット側は、UE及び/又は第一のアダプタとによってブリッジを構成するネットワークの通信ネットワークエレメントであってもよい。
CNネットワークエレメントは、PCF、AMF、SMF及びAF、のうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限定されない。
選択的に、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信するステップの後、前記方法は、
ポートの関連情報、ポートの帯域幅及びポートの伝送レートのうちの少なくとも一つを含むポート配置情報を取得することと、
取得した前記ポート配置情報に基づいて、ポートの帯域幅及び/又は伝送レートを配置することとをさらに含む。
上記ポート配置情報はネットワークによって送信されてもよい。
上記ポート配置情報は第一のポートのポート配置情報であってもよい。第一の通信機器がUEである時、且つ第一のポートが第一のアダプタのポートである時、UEは第一のアダプタに前記ポート配置情報を送信する。
この実施の形態では、取得した前記ポート配置情報に基づき、ポートの帯域幅及び/又は伝送レートを配置するので、配置されたポートの帯域幅がタイムセンシティブデータの伝送により適している。
本開示の実施例によれば、第一の通信機器はネットワークに対して、UE及び/又は第一のアダプタにより構成される全体の関連能力を提供できる。ネットワークがUE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又はネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ能力を決定することをサポートする一方、タイムセンシティブデータストリームの配置を行うことをサポートすることによって、タイムセンシティブ通信をサポートする。
図5を参照して、本開示の実施例は、第二の通信機器に用いられるタイムセンシティブ通信のサポート方法をさらに提供する。第二の通信機器は、CNネットワークエレメント(例えばAMF、SMF、PCF、又はAF)を含むが、それらに限らない。前記方法は、
第一の能力情報、第二の能力情報、UEの遅延関連情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報のうちの少なくとも一つを含む第一の情報を取得するステップ51と、
前記第一の情報に基づいて、第一の操作を実行するステップ52とを含む。
第一の能力情報は、図4に示す実施例における第一の能力情報であり、ここでは説明を省略する。
UEの遅延関連情報は、図4に示す実施例における第一の能力情報であり、ここでは説明を省略する。
アンカーゲートウェイの遅延関連情報は、図7に示す実施例における第二の能力情報であり、ここでは説明を省略する。
第二の能力情報は、図7に示す実施例における第二の能力情報であり、ここでは説明を省略する。
選択的に、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報は、UE、第一の通信機器、UEが現在でアクセスしているRANネットワークエレメントのうちの少なくとも一つから取得されてもよい。
選択的に、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報は、UE、アンカーゲートウェイ及び第三の通信機器のうちの少なくとも一つから取得されてもよい。
前記アンカーゲートウェイはN6インターフェースを終結させるためのゲートウェイである。さらに、前記アンカーゲートウェイは、ブリッジに関連するチャンネル又はポートに関連するチャンネルを確立するためのアンカーゲートウェイであってもよい。
前記RANネットワークエレメントは、UEにサービスを提供しているRANネットワークエレメントであってもよい。
選択的に、上記第一の操作は、タイムセンシティブ関連操作であってもよい。例えば、第一の操作は、
(1)UE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又はネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ能力を決定すること、
(2)タイムセンシティブデータストリームの第二の伝送配置情報(例えば、出口のユーザ及び/又はネットワーク配置情報)を決定すること、
(3)タイムセンシティブデータストリームの第一の伝送配置情報又はタイムセンシティブデータストリームの第二の伝送配置情報であるタイムセンシティブデータストリームの配置情報を送信すること、
(4)ブリッジ配置情報を決定すること、
(5)UE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又はネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ能力を公開又は送信すること、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
前記第一の情報に基づいて、UE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又はネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ能力を決定することは、
UEとネットワークによって構成されるブリッジ内の遅延を決定すること、
UEとネットワークによって構成されるブリッジの帯域幅利用可能性パラメータを決定すること、
UE、タイムセンシティブネットワークアダプタとネットワークによって構成されるブリッジ内の遅延を決定すること、
UE、タイムセンシティブネットワークアダプタとネットワークによって構成されるブリッジの帯域幅利用可能性パラメータを決定すること、
第一のインターフェースと第四のインターフェースとの間の遅延を決定すること、のうちの少なくとも一つを含む。
第一のインターフェースは第一のポートであってもよい。第一のポートは、UE又は第一のアダプタ上のブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。
第四のインターフェースは第二のポートであってもよい。第二のポートは、アンカーゲートウェイ又は第二のアダプタ上のブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。
一実施の形態では、決定される、UEとネットワークによって構成されるブリッジ内の遅延は、UEの遅延、UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延、RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延、アンカーゲートウェイの遅延との五者の合計(即ち、UEの遅延+UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延+RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延+アンカーゲートウェイの遅延)であってもよい。
一実施の形態では、決定される、UE、タイムセンシティブネットワークアダプタとネットワークによって構成されるブリッジ内の遅延は、UEと第一のアダプタとの間の遅延、UEとRANネットワークエレメントとの間の伝送遅延、RANネットワークエレメントの処理遅延、RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延との五者の合計(即ち、UEと第一のアダプタとの間の遅延+UEとRANネットワークエレメントとの間の伝送遅延+RANネットワークエレメントの処理遅延+RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延+アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延)であってもよい。
一実施の形態では、前記ブリッジ内の遅延は第一のインターフェースと第四のインターフェースとの間の遅延である。前記第一の能力情報には、第一のインターフェースの関連情報と第二のインターフェースの関連情報が含まれる。第二の能力情報には、第三のインターフェースの関連情報と第四のインターフェースの関連情報が含まれる。
第二のインターフェースの関連情報はUUインターフェースの中の第一のチャンネルの情報であってもよい。第三のインターフェースの関連情報はN3N9インターフェースの中の第一のチャンネルの情報であってもよい。第一のチャンネル情報を介して、第一のインターフェースは、第四のインターフェースと関連付けられる。第一のチャンネルは、図4及び/又は図7の実施例で記述する通りである。
一実施の形態では、前記第一のインターフェースと第四のインターフェースとの間の遅延は、データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延、RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延、データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間との五者の合計(即ち、データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間+UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延+RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延+データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間)であってもよい。
別の実施の形態では、前記第一のインターフェースと第四のインターフェースとの間の遅延は、データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延、RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延、データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間との五者の合計(即ち、データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間+UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延+RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延+データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間の合計)であってもよい。
前記第一の情報に基づいて、タイムセンシティブデータストリームの伝送配置情報を決定する。
前記第一の情報に基づいて、タイムセンシティブデータストリームの配置情報を送信することは、
第一の条件を満たす場合、UE及び/又は第一のアダプタにタイムセンシティブデータストリームの配置情報を送信すること、
第二の条件を満たす場合、アンカーゲートウェイ及び/又は第二のアダプタにタイムセンシティブデータストリームの配置情報を送信すること、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、上記第一の条件は、
タイムセンシティブデータストリームが下りリンクデータである(例えば、UEがUEとネットワークによって構成されるブリッジの出口である場合)こと、
UEのタイプがブリッジ(bridge)であること、
タイムセンシティブネットワークのアーキテクチャータイプが完全分散型であること、
UEがEnd stationであり、且つタイムセンシティブネットワークのアーキテクチャータイプが集中分散混合型であること、
タイムセンシティブデータストリーム配置情報の指示情報は、タイムセンシティブデータストリーム配置情報が必要であることを指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、上記第二の条件は、
タイムセンシティブデータストリームが上りリンクデータである(例えば、アンカーゲートウェイとネットワークによって構成されるブリッジの出口である場合)こと、
タイムセンシティブネットワークのアーキテクチャータイプが完全分散型又は集中分散混合型であること、のうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、第一の操作を実行するステップの後に、前記方法は、
UE、アンカーゲートウェイ、第一のアダプタ、第二のアダプタのうちの少なくとも一つに上記決定されたブリッジ配置情報を送信することをさらに含む。
一実施の形態では、UEによって第一のアダプタに前記ブリッジ配置情報を送信する。別の実施の形態では、アンカーゲートウェイによって第二のアダプタに前記ブリッジ配置情報を送信する。
前記ブリッジ配置情報はブリッジ出口の配置情報である。
選択的に、ブリッジ配置情報は、ポートの関連情報及びポートの配置帯域幅、のうちの少なくとも一つを含む。
一実施の形態では、タイムセンシティブデータストリームが下りリンクデータである時、UEがブリッジ出口である時、又は第一のアダプタがブリッジ出口である時、UEにブリッジ配置情報を送信する。第一のアダプタがブリッジ出口である時、UEは第一のアダプタに前記ブリッジ配置情報を転送してもよい。
別の実施の形態では、タイムセンシティブデータストリームが上りリンクデータである時、アンカーゲートウェイがブリッジ出口であるか又は第二のアダプタがブリッジ出口である時、アンカーゲートウェイ及び/又は第二のアダプタにブリッジ配置情報を送信する。第二のアダプタがブリッジ出口である時、アンカーゲートウェイは第二のアダプタに前記ブリッジ配置情報を転送してもよい。
本開示の実施例によれば、タイムセンシティブネットワークアダプタは、第一の情報に基づいて、UE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又はネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ能力を決定し、ブリッジ出口配置を行い、タイムセンシティブデータストリームの配置等を行うことにより、タイムセンシティブ通信をサポートする。
図6を参照して、本開示は、タイムセンシティブネットワークアダプタに用いられるタイムセンシティブ通信のサポート方法をさらに提供する。タイムセンシティブネットワークアダプタは、第一のアダプタ、第二のアダプタのうちの少なくとも一つを含むが、これに限らない。前記方法は、
ブリッジ配置情報及び/又はタイムセンシティブデータストリームの配置情報を取得するステップ61と、
前記ブリッジ配置情報及び/又はタイムセンシティブデータストリームの配置情報に基づいて、タイムセンシティブ通信の第二の操作を実行するステップ62とを含む。
上記ブリッジ配置情報は、ネットワーク出口配置情報であってもよい。
選択的に、ブリッジ配置情報は、ポートの関連情報、ポートの帯域幅、ポートの伝送レートのうちの少なくとも一つを含む。
ポートの帯域幅はポートの利用可能帯域幅であってもよく、ポートの伝送レートはポートの利用可能伝送レートであってもよい。
ポートの関連情報は図4の実施例で記述された通りであり、ここでは説明を省略する。
一実施の形態では、前記ブリッジ配置情報及び/又はタイムセンシティブデータストリームの配置情報に基づいて、タイムセンシティブ通信の第二の関連操作を実行することは、取得したポート配置情報に基づいて、ポートの帯域幅及び/又は伝送レートを配置することを含む。
本開示の実施例によれば、ブリッジ出口に対して配置を行うことにより、タイムセンシティブ通信をサポートする。
図7を参照して、本開示の実施例は、タイムセンシティブネットワークアダプタに用いられるタイムセンシティブ通信のサポート方法を提供する。タイムセンシティブネットワークアダプタは、アンカーゲートウェイ、第二のアダプタのうちの少なくとも一つを含むが、それらに限らない。前記方法は、
第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信するステップ71を含む。
選択的に、第二の能力情報は、
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延関連情報、
第二のアダプタのブリッジ標識情報、
第二のアダプタによってサポートされる帯域幅情報、
第二のアダプタの送信伝播遅延関連情報、
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体のブリッジ標識情報、
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる帯域幅情報、
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体の送信伝播遅延関連情報、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
アンカーゲートウェイと第二のアダプタは、一つの機器として統合され、又はインターフェースを介して接続されてもよい。
一実施の形態では、タイムセンシティブネットワークアダプタがアンカーゲートウェイである時、ネットワークに第二の能力情報を送信してもよい。別の実施の形態では、タイムセンシティブネットワークアダプタが第二のアダプタである時、アンカーゲートウェイに第二の能力情報を送信してもよい。
前記アンカーゲートウェイはN6インターフェースを終結させるためのゲートウェイ(例えばUPF)であってもよい。
一実施の形態では、第二の能力はアンカーゲートウェイ及び第二のアダプタによって構成される全体がブリッジとする能力と理解されてもよい。第二のアダプタはアンカーゲートウェイが接続されるタイムセンシティブネットワークアダプタであってもよい。
一実施の形態では、アンカーゲートウェイは第二のアダプタから第二の能力情報を取得する。
(1.1)
第二のアダプタによってサポートされる帯域幅の関連情報は第二のアダプタによってサポートされる利用可能帯域幅の関連情報であってもよい。第二のアダプタによってサポートされる帯域幅情報は第二のアダプタ上のポートによってサポートされる帯域幅情報であってもよい。前記ポートはブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる帯域幅情報はアンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる利用可能帯域幅の関連情報であってもよい。アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる帯域幅情報はアンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体におけるポートによってサポートされる帯域幅情報であってもよい。前記ポートはブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。
選択的に、ポートによってサポートされる帯域幅情報は、ポートの関連情報、ポートの帯域幅、ポートの帯域幅利用可能性パラメータ、ポートの伝送レートのうちの少なくとも一つを含む。
一実施の形態では、ポートの帯域幅利用可能性パラメータは、IEEE 802.1Qシリーズの定義、例えば帯域幅利用可能性パラメータ(Bandwidth Availability Parameters)であってもよい。
一実施の形態では、ポートの帯域幅はポートの利用可能帯域幅であってもよい。ポートの伝送レートはポートの利用可能伝送レートであってもよい。
(1.2)第二のアダプタの送信伝播遅延関連情報は第二のアダプタ上のポートの送信伝播遅延関連情報であってもよい。
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体の送信伝播遅延関連情報はアンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体におけるポートの送信伝播遅延関連情報であってもよい。
選択的に、ポートの送信伝播遅延関連情報は、ポートの関連情報、ポートの送信伝播遅延、トラフィッククラス(traffic class)のうちの少なくとも一つを含む。
ポートの送信伝播遅延は、データフレームが第二のアダプタのポート又はアンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体のポートから接続されるステーション(ブリッジ又はEnd station)のポートまで伝達するのに必要な時間であってもよい。
(1.3)選択的に、ポートの関連情報は、ポートの標識情報、ポートの方向が出口であるか入口であるかの関連情報、ポート番号、ポートのMACアドレス、ポートのIPアドレス、ポートに関連するVLANタグ情報、ポートのデータフィルタ情報のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、ポートのデータフィルタ情報又はデータフィルタ情報は、仮想ローカルエリアネットワーク(Virtual Local Area Network、VLAN)のタグ情報、メディアアクセス制御(MAC)アドレス、IPv4アドレス、ポート番号、IPv6アドレス、ポートの指示情報のうちの少なくとも一つを含んでもよい。前記ポートの指示情報は、送信ポートの指示情報又は受信ポートの指示情報を含む。
VLANのタグ情報はVLAN標識情報(例えばVID)とも呼ばれる。上記VLANのタグ情報は、サービスVLANタグ(Service VLAN Tag、S-TAG)及び/又はユーザVLANタグ(Customer VLAN Tag、C-TAG)を含んでもよい。
(1.4)選択的に、トラフィッククラスは、ポートの伝送キューの数又は業務タイプである。業務タイプは、バックグラウンド業務(Background)、ベストエフォート(best effort)、エクセレントエフォート(excellent effort)、クリティカルアプリケーション(critical application)、ビデオ(video)、ボイス(voice)、インターネット制御(Internetwork control)、ネットワーク制御(Network control)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
(1.5)選択的に、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延関連情報は、第四のインターフェースの関連情報、第三のインターフェースの関連情報、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延、データパケットに関連するトラフィッククラスのうちの少なくとも一つを含む。トラフィッククラスは上記の通りであり、ここでは説明を省略する。
選択的に、第四のインターフェースは第二のポートであってもよい。第二のポートはブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。第三のインターフェースは、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェース、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースを接続するためのポート、N6インターフェース、N6インターフェースを接続するためのポートのうちの一つを含んでもよい。前記N3N9インターフェースはN3インターフェース又はN9インターフェースである。前記N3インターフェースはゲートウェイとRANとの間のインターフェースである。前記N9インターフェースはゲートウェイとゲートウェイのインターフェースである。前記N6インターフェースはアンカーゲートウェイと外部ネットワークのインターフェースである。
第二のポートは第二のアダプタのポート又はアンカーゲートウェイのポートであってもよい。第二のアダプタのポートは第二のアダプタ上のブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートであってもよい。アンカーゲートウェイのポートはアンカーゲートウェイ上のブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートであってもよい。
さらに、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースは、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースの中のチャンネルを含む。
さらに、前記チャンネルは、ポートに関連するチャンネル、VLANに関連するチャンネル、データフィルタ情報に関連するチャンネルのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
一実施の形態では、第四のインターフェースはデータ入口であり、第三のインターフェースはデータ出口である。別の実施の形態では、第三のインターフェースはデータ入口であり、第四のインターフェースはデータ出口である。
第四のインターフェースが第二のポートである時、第四のインターフェースの関連情報は前記第二のポートのポートの関連情報(ポートの関連情報は上記の通りであり、ここでは説明を省略する)であってもよい。
第三のインターフェースがアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースである時、第三のインターフェースの関連情報はN3N9インターフェースの第一のチャンネルの情報であってもよい。
さらに、前記第一のチャンネルは、ポートに関連するチャンネル、VLANに関連するチャンネル、データフィルタ情報に関連するチャンネルのうちの少なくとも一つを含んでもよい。前記ポートは第二のポートであってもよい(第二のアダプタのポート又はアンカーゲートウェイのポートであってもよい)。前記データフィルタ情報は第二のポートのデータフィルタ情報であってもよい。前記VLANは第二のポートに関連するVLANであってもよい。
-ポートに関連するチャンネルの情報は、前記ポートのポートに関連する情報、チャンネルの標識情報(例えばPDUセッション標識及び/又はQoSフロー標識)のうちの少なくとも一つを含む。
-VLANに関連するチャンネルの情報は、前記VLANのVLANタグ情報(VLANタグ情報は上記の通りであり、ここでは説明を省略する)、チャンネルの標識情報(例えばPDUセッション標識及び/又はQoSフロー標識)のうちの少なくとも一つを含む。
-データフィルタ情報に関連するチャンネルの情報は、データフィルタ情報(データフィルタ情報は上記の通りであり、ここでは説明を省略する)、チャンネルの標識情報(例えばPDUセッション標識及び/又はQoSフロー標識)のうちの少なくとも一つを含む。
前記チャンネルがQoSフローである時、前記チャンネルの標識情報はQoSフロー標識及び/又は前記QoSフローが属するPDUセッション標識であってもよい。前記チャンネルがPDUセッションである時、前記チャンネルの標識情報はPDUセッション標識であってもよい。
選択的に、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延はアンカーゲートウェイと第二のアダプタにより構成される全体のブリッジ遅延であってもよい。一実施の形態では、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延はデータパケットがデータ入口(例えば第四のインターフェース又は第三のインターフェース)からデータ出口(例えば第三のインターフェース又は第四のインターフェース)へ伝達するのに必要な時間であってもよい。
例示的に、データ入口(例えば第四のインターフェース又は第三のインターフェース)がアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースである時、データ出口(例えば第三のインターフェース又は第四のインターフェース)は第二のポートであってもよく、或いはデータ入口が第二のポートである時、データ出口はアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースであってもよい。
(2.1)さらに、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延は、
データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、のうちの少なくとも一つであってもよい。
一実施の形態では、データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間と同じである。別の実施の形態では、データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間と異なる。
さらに、データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、
データパケットが第二のポートからアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第二のポートから受信されてから、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースから送信されようとするまでに必要となる時間、のうちの少なくとも一つであってもよい。
一実施の形態では、データパケットが第二のポートからアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットが第二のアダプタのポートからアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースの第一のチャンネルへ伝達するのに必要な時間を含む。第一のチャンネルは上記の通りであり、ここでは説明を省略する。
一実施の形態では、データパケットが第二のポートから受信されてから、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースから送信されるまでに必要となる時間は、データパケットが第二のポートから受信されてから、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースから第一のチャンネルに送信されるまでに必要となる時間を含む。第一のチャンネルは上記の通りであり、ここでは説明を省略する。
(2.2)さらに、データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、
データパケットがアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースから第二のポートへ伝達するのに必要な時間、
データパケットがアンカーゲートウェイによってN3N9インターフェースから受信されてから第二のポートへ伝達されるのに必要な時間、のうちの少なくとも一つであってもよい。
一実施の形態では、データパケットがアンカーゲートウェイによってN3N9インターフェースから受信されてから第二のポートへ伝達されるのに必要な時間は、データパケットがアンカーゲートウェイによってN3N9インターフェースの第一のチャンネルから受信されてから第二のポートへ伝達されるのに必要な時間、データパケットがアンカーゲートウェイによってN3N9インターフェースの第一のチャンネルのGTP-U層から解析されてから第二のポートへ伝達されるのに必要な時間、のうちの少なくとも一つを含む。
一実施の形態では、前記第一のチャンネルは、ポートに関連するチャンネル、VLANに関連するチャンネル、データフィルタ情報に関連するチャンネルのうちの少なくとも一つを含んでもよい。前記ポートは第二のポート、例えばブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートであってもよい(第二のアダプタのポート又はアンカーゲートウェイのポートであってもよい)。前記データフィルタ情報は第二のポートのデータフィルタ情報であってもよい。前記VLANは第二のポートに関連するVLANであってもよい。
(2.3)さらに、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延は、前記アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最大遅延及び前記アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最小遅延、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最小遅延はアンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体の最小ブリッジ遅延と呼ばれてもよく、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最大遅延はアンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体の最大ブリッジ遅延と呼ばれてもよい。アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最小遅延は、さらに、データパケットのサイズに関わるアンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最小遅延と、データパケットのサイズに関わらないアンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最小遅延とに分けることができる。アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最大遅延は、さらに、データパケットのサイズに関わるアンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最大遅延と、データパケットのサイズに関わらないアンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最大遅延とに分けることができる。
(2.4)さらに、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延は、下りリンク遅延と上りリンク遅延のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
下りリンク遅延は、
データパケットがアンカーゲートウェイから第二のアダプタへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースまで通過するのに必要な時間、
データパケットがアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースから第二のポートまで通過するのに必要な時間、
データパケットがアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースの中の第一のチャンネルから第二のポートまで通過するのに必要な時間、のうちの一つを含んでもよい。
下りリンク遅延はアンカーゲートウェイから第二のアダプタまでの遅延と呼ばれてもよい。
上りリンク遅延は、
データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第二のアダプタからアンカーゲートウェイへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第二のポートからアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第二のポートから受信されてから、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースから送信されようとするまでの時間、
データパケットが第二のポートからアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースの中の第一のチャンネルへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第二のポートから受信されてから、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースの中の第一のチャンネルから送信されようとするまでの時間、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
容易に理解できるように、上りリンクデータを伝送するために、アンカーゲートウェイはRANのケジューリングを要求する必要がある。RANネットワークエレメントのスケジューリングを待つための遅延はアンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延に属しない。
上りリンク遅延は第二のアダプタからアンカーゲートウェイまでの遅延と呼ばれてもよい。
一実施の形態では、上りリンク遅延と下りリンク遅延とは一致している。別の実施の形態では、上りリンク遅延と下りリンク遅延とは一致していない。
(2.5)選択的に、アンカーゲートウェイの遅延関連情報は、第四のインターフェースの関連情報、第三のインターフェースの関連情報、アンカーゲートウェイの遅延、データパケットに関連するトラフィッククラスのうちの少なくとも一つを含む。
第四のインターフェースの関連情報、第三のインターフェースの関連情報、トラフィッククラスは上記の通りであり、ここでは説明を省略する。
アンカーゲートウェイの遅延は、データパケットがアンカーゲートウェイ上のデータ入口(例えば第四のインターフェース又は第三のインターフェース)からアンカーゲートウェイ上のデータ出口(例えば第三のインターフェース又は第四のインターフェース)へ伝達するのに必要な時間である。
さらに、アンカーゲートウェイの遅延は、
データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、のうちの少なくとも一つであってもよい。
一実施の形態では、第四のインターフェースは第二のポートであり、第二のポートはアンカーゲートウェイのポートである。前記アンカーゲートウェイのポートはアンカーゲートウェイ上のブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートであってもよい。
一実施の形態では、データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットがアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースから第二のポートへ伝達するのに必要な時間、データパケットがアンカーゲートウェイによってN3N9インターフェースから受信されてから第二のポートへ伝達されるのに必要な時間、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
別の実施の形態では、データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットが第二のポートからアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースへ伝達するのに必要な時間、データパケットが第二のポートから受信されてから、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースから送信されるまでに必要となる時間、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信することは、予め設定された条件を満たす時、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信することを含む。
前記予め設定された条件は、
ネットワークからの前記第二の能力情報の要求を受信すること、
ネットワークからの前記アンカーゲートウェイの遅延関連情報の要求を受信すること、
アンカーゲートウェイのタイプがブリッジ(bridge)であること、
アンカーゲートウェイがタイムセンシティブ通信をサポートすること、のうちの少なくとも一つであってもよい。
このように、予め設定された条件を満たす場合にのみ、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信することによって、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を頻繁に送信することを回避でき、消費電力を節約する効果を達することができる。
一実施の形態では、アンカーゲートウェイがタイムセンシティブ通信をサポートする時、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信する。
選択的に、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信することは、
アンカーゲートウェイ、RANネットワークエレメント、CNネットワークエレメントを含むターゲット側に第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信することを含む。第一の通信ネットワークエレメントが第二のアダプタである時、前記ターゲット側はアンカーゲートウェイであってもよい。第一の通信ネットワークエレメントがアンカーゲートウェイである時、前記ターゲット側はRANネットワークエレメント及び/又はCNネットワークエレメントであってもよい。前記ターゲット側はアンカーゲートウェイ及び/又は第二のアダプタとによってブリッジを構成するネットワークの通信ネットワークエレメントであってもよい。
CNネットワークエレメントは、PCF、AMF、SMF、AFのうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限定されない。
選択的に、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信するステップの後、前記方法は、
ポートの関連情報、ポートの帯域幅及びポートの伝送レートのうちの少なくとも一つを含むポート配置情報を取得することと、
取得した前記ポート配置情報に基づいて、ポートの帯域幅及び/又は伝送レートを配置することとをさらに含む。
上記ポート配置情報はネットワークによって送信されてもよい。
上記ポート配置情報は第二のポートのポート配置情報であってもよい。第三の通信機器がアンカーゲートウェイである時、且つ第二のポートが第二のアダプタのポートである時、アンカーゲートウェイは第二のアダプタに前記ポート配置情報を送信する。
この実施の形態では、取得した前記ポート配置情報に基づき、ポートの帯域幅及び/又は伝送レートを配置するので、配置されたポートの帯域幅がタイムセンシティブデータの伝送により適している。
本開示の実施例によれば、タイムセンシティブネットワークアダプタはネットワークに対して、アンカーゲートウェイ及び/又は第二のアダプタにより構成される全体の関連能力を提供できる。ネットワークがアンカーゲートウェイ、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又はネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ能力を決定することをサポートする一方、タイムセンシティブデータストリームの配置を行うことをサポートすることによって、タイムセンシティブ通信をサポートする。
以下、具体的なアプリケーションシナリオを結びつけながら、本開示の実施例によるタイムセンシティブ通信のサポート方法について説明する。
以下、具体的なアプリケーションシナリオを結びつけながら、本開示の実施例のデータ伝送方法について説明する。
本開示の実施例のアプリケーションシナリオ1、
本開示の実施例のアプリケーションシナリオ1は、主にUEがPDU(プロトコルデータユニット)セッションの確立を要求する過程を記述する。図8に示すように、以下のステップを含む。
ステップ1:UEはAMFに第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信する(図4の実施例で記述した通りである)。
UEはAMFに上りリンク非アクセス層(Non-Access Stratum、NAS)にメッセージを送信し、前記NASメッセージには、PDUセッション確立要求が含まれる。前記PDUセッション確立要求には、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報が含まれる(図4の実施例で記述した通りである)。
ステップ2:AMFはSMFにPDUセッション_セッション管理(Session Mangement、SM)コンテキストメッセージ作成を送信する。
ステップ3:SMFはUPFを選択する。SMFは、選択されたUPFにN4セッション確立を送信する。SMFは、UPFから第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を取得する(図7の実施例で記述した通りである)。
ステップ4:SMFは、端末を統一データ管理(Unified Data Management、UDM)に登録する。SMFは、端末のサブスクリプションデータを取得、注文することもできる。
ステップ5:SMFはPCFから端末のポリシーを取得する。
SMFはPCFに取得した第一の情報を送信する(図5の実施例で記述した通りである)。例えば、UE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又はネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ能力(例えばブリッジ遅延)を決定する。PCFはAFに前記ブリッジ能力を送信する。AFはCNCに前記ブリッジ能力を送信する。
ステップ6:SMFはAMFにN1N2メッセージを送信する。N1N2メッセージには、PDUセッション確立受諾のNASメッセージが含まれる。
ステップ7:AMFはRANネットワークエレメントにPDUセッションリソース確立要求メッセージを送信する。N1N2メッセージには、PDUセッション確立のNASメッセージが含まれる。
ステップ8:RANネットワークエレメントは、UEにRRC再配置要求を送信する。この要求はNASメッセージであり、PDUセッション確立命令を含む。
ステップ9:UEは、RANネットワークエレメントにRRC再配置応答を返信する。
ステップ10:RANネットワークエレメントはAMFにPDUセッションリソース確立応答を返信する。
ステップ11:AMFはMFにSMコンテキスト更新要求を送信する。
ステップ12:SMFはUPFにN4セッション更新を送信する。N4セッション修正とも呼ばれる。
ステップ13:UEはAMFに上りリンクNASメッセージを送信する。このメッセージはPDUセッション確立完了を示す。
ステップ14:SMFはAMFにSMコンテキスト更新応答を送信する。
ステップ15:SMFはUPFにN4セッション更新を送信する。N4セッション修正とも呼ばれる。
アプリケーションシナリオ1によれば、PDUセッションを確立する過程において、UEはネットワークに第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を提供し、アンカーゲートウェイはネットワークに第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を提供する。ネットワークは、以上の情報に基づいてUE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又はネットワークによって構成されるブリッジ能力を決定し、外部(例えばCNC)に公開することができる。CNCはブリッジ能力に基づいて、UEとネットワークによって構成されるブリッジのユーザ及び/又はネットワークの配置情報を決定することによって、タイムセンシティブネットワークの実現をサポートすることができる。
本開示の実施例のアプリケーションシナリオ2、
本開示の実施例のアプリケーションシナリオ2は、主にUEが登録を要求する過程を記述する。図9を参照して、以下のステップを含む。
ステップ1:UEはAMFに、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を含む登録要求メッセージを送信する(図4の実施例で記述した通りである)。
ステップ2:AMFは端末を統一データ管理(Unified Data Management、UDM)に登録する。SMFは、端末のサブスクリプションデータを取得、注文することもできる。
ステップ3:AMFとPCFはUEについてのポリシー関連が確立される。AMFはPCFから端末のポリシーを取得することができる。
ステップ4:AMFは端末に登録応答を返信する。
ステップ5:端末はAMFに登録完了を返信する。
AMFは、PCFに取得した第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信する。PCFは、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報に基づいて、タイムセンシティブ第一の操作(図5の実施例で記述した通りである)を実行する。例えば、UE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又はネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ能力(例えばブリッジ遅延)を決定する。PCFはAFに前記ブリッジ能力を送信する。AFはCNCに前記ブリッジ能力を送信する。
本開示の実施例によれば、UE登録過程において、UEはネットワークに第一の能力情報を提供する。ネットワークは、第一の能力情報に基づいて、UE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又はネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ能力を決定し、外部(例えばCNC)に公開することができる。
CNCは、ブリッジ能力に基づいてUEとネットワークによって構成されるブリッジのユーザ及び/又はネットワークの配置情報を決定することができる。ネットワークは、ユーザ及び/又はネットワークの配置情報を受信した時、UEがブリッジに関連するPDUセッションを確立することをトリガーすることによって、タイムセンシティブネットワークの実現をサポートすることができる。
図10を参照して、本開示の実施例は、第一の通信機器である通信機器を提供する。第一の通信機器は、UEを含むが、これに限らない。図10に示す通信機器1000は、
第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信するための送信モジュール1001を含み、
前記第一の能力情報は、
UEと第一のアダプタとの間の遅延関連情報、
第一のアダプタのブリッジ標識情報、
第一のアダプタによってサポートされる帯域幅情報、
第一のアダプタの送信伝播遅延関連情報、
UEと第一のアダプタとにより構成される全体のブリッジ標識情報、
UEと第一のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる帯域幅情報、
UEと第一のアダプタとにより構成される全体の送信伝播遅延関連情報、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
UEと第一のアダプタとの間の遅延関連情報は図4の実施例で記述した通りであり、ここでは説明を省略する。
第一のアダプタのブリッジ標識情報は図4の実施例で記述した通りであり、ここでは説明を省略する。
第一のアダプタによってサポートされる帯域幅情報は図4の実施例で記述した通りであり、ここでは説明を省略する。
第一のアダプタの送信伝播遅延関連情報は図4の実施例で記述した通りであり、ここでは説明を省略する。
UEと第一のアダプタとにより構成される全体のブリッジ標識情報は図4の実施例で記述した通りであり、ここでは説明を省略する。
UEと第一のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる帯域幅情報は図4の実施例で記述した通りであり、ここでは説明を省略する。
UEと第一のアダプタとにより構成される全体の送信伝播遅延関連情報は図4の実施例で記述した通りであり、ここでは説明を省略する。
UEの遅延関連情報は図4の実施例で記述した通りであり、ここでは説明を省略する。
選択的に、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信することは、
予め設定された条件を満たす時、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信することを含む。
前記予め設定された条件は、
ネットワークからの前記第一の情報の要求を受信すること、
ネットワークからの前記UEの遅延関連情報の要求を受信すること、
前記UEのタイプがブリッジ(bridge)であること、
前記UEがタイムセンシティブ通信をサポートすること、のうちの少なくとも一つであってもよい。
選択的に、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信することは、
UE、RANネットワークエレメント及びCNネットワークエレメントを含むターゲット側に第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信することを含む。第一の通信ネットワークエレメントが第一のアダプタである場合、前記ターゲット側がUEであってもよい。第一の通信ネットワークエレメントがUEである場合、前記ターゲット側はRANネットワークエレメント及び/又はCNネットワークエレメントであってもよい。前記ターゲット側は、UE及び/又は第一のアダプタとによってブリッジを構成するネットワークの通信ネットワークエレメントであってもよい。
CNネットワークエレメントは、PCF、AMF、SMF、AFのうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限定されない。
選択的に、図11に示すように、通信機器1000は、
ポートの関連情報、ポートの帯域幅及びポートの伝送レートのうちの少なくとも一つを含むポート配置情報を取得するための取得モジュール1002と、
取得した前記ポート配置情報に基づいて、ポートの帯域幅及び/又は伝送レートを配置するための配置モジュール1003をさらに含む。
上記ポート配置情報はネットワークによって送信されてもよい。
上記ポート配置情報は第一のポートのポート配置情報であってもよい。第一の通信機器がUEである時、且つ第一のポートが第一のアダプタのポートである時、UEは第一のアダプタに前記ポート配置情報を送信する。
選択的に、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信することは、
ターゲット側に第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信することを含む。
前記ターゲット側は、UE、RANネットワークエレメント及びCNネットワークエレメントを含む。
通信機器1000は、本開示の方法の実施例において第一の通信機器によって実現される各過程を実現し、且つ同じ有益な効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでは説明を省略する。
図12を参照して、本開示の実施例は、第二の通信機器である別の通信機器を提供する。第二の通信機器は、CNネットワークエレメント(例えばAMF、SMF、PCF、又はAF)を含むが、それらに限らない。図12に示すように、通信機器1200は、
第一の能力情報、第二の能力情報、UEの遅延関連情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報のうちの少なくとも一つを含む第一の情報を取得するための取得モジュール1201と、
前記第一の情報に基づいて、第一の操作を実行するための実行モジュール1202とを含む。
第一の能力情報は例えば図4に示す実施例における第一の能力情報であり、ここでは説明を省略する。
UEの遅延関連情報は例えば図4に示す実施例における第一の能力情報であり、ここでは説明を省略する。
アンカーゲートウェイの遅延関連情報は例えば図7に示す実施例における第二の能力情報であり、ここでは説明を省略する。
第二の能力情報は例えば図7に示す実施例における第二の能力情報であり、ここでは説明を省略する。
選択的に、前記第一の操作は、
(1)UE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又はネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ能力を決定すること、
(2)タイムセンシティブデータストリームの第二の伝送配置情報(例えば、出口のユーザ及び/又はネットワーク配置情報)を決定すること、
(3)タイムセンシティブデータストリームの第一の伝送配置情報又はタイムセンシティブデータストリームの第二の伝送配置情報であるタイムセンシティブデータストリームの配置情報を送信すること、
(4)ブリッジ配置情報を決定すること、
(5)UE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又はネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ能力を公開又は送信すること、のうちの少なくとも一つを含む。
前記第一の情報に基づいて、UE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又はネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ能力を決定することは、
UEとネットワークによって構成されるブリッジ内の遅延を決定すること、
UEとネットワークによって構成されるブリッジの帯域幅利用可能性パラメータを決定すること、
UE、タイムセンシティブネットワークアダプタとネットワークによって構成されるブリッジ内の遅延を決定すること、
UE、タイムセンシティブネットワークアダプタとネットワークによって構成されるブリッジの帯域幅利用可能性パラメータを決定すること、
第一のインターフェースと第四のインターフェースとの間の遅延を決定すること、のうちの少なくとも一つを含む。
第一のインターフェースは第一のポートであってもよい。第一のポートはUE又は第一のアダプタ上のブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。
第四のインターフェースは第二のポートであってもよい。第二のポートはアンカーゲートウェイ又は第二のアダプタ上のブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。
一実施の形態では、決定される、UEとネットワークによって構成されるブリッジ内の遅延は、UEの遅延、UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延、RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延、アンカーゲートウェイの遅延との五者の合計(即ち、UEの遅延+UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延+RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延+アンカーゲートウェイの遅延)であってもよい。
一実施の形態では、決定される、UE、タイムセンシティブネットワークアダプタとネットワークによって構成されるブリッジ内の遅延は、UEと第一のアダプタとの間の遅延、UEとRANネットワークエレメントとの間の伝送遅延、RANネットワークエレメントの処理遅延、RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延との五者の合計(即ち、UEと第一のアダプタとの間の遅延+UEとRANネットワークエレメントとの間の伝送遅延+RANネットワークエレメントの処理遅延+RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延+アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延)であってもよい。
一実施の形態では、前記ブリッジ内の遅延は第一のインターフェースと第四のインターフェースとの間の遅延である。前記第一の能力情報には、第一のインターフェースの関連情報と第二のインターフェースの関連情報が含まれる。第二の能力情報には、第三のインターフェースの関連情報と第四のインターフェースの関連情報が含まれる。
第二のインターフェースの関連情報はUUインターフェースの中の第一のチャンネルの情報であってもよい。第三のインターフェースの関連情報はN3N9インターフェースの中の第一のチャンネルの情報であってもよい。第一のチャンネル情報を介して、第一のインターフェースは、第四のインターフェースと関連付けられる。第一のチャンネルは、図4及び/又は図7の実施例で記述した通りである。
一実施の形態では、前記第一のインターフェースと第四のインターフェースとの間の遅延は、データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延、RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延、データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間との五者の合計(即ち、データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間+UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延+RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延+データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間)であってもよい。
別の実施の形態では、前記第一のインターフェースと第四のインターフェースとの間の遅延は、データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延、RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延、データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間との五者の合計(即ち、データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間+UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延+RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延+データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間の合計)であってもよい。
前記第一の情報に基づいて、タイムセンシティブデータストリームの伝送配置情報を決定する。
前記第一の情報に基づいて、タイムセンシティブデータストリームの配置情報を送信することは、
第一の条件を満たす場合、UE及び/又は第一のアダプタにタイムセンシティブデータストリームの配置情報を送信すること、
第二の条件を満たす場合、アンカーゲートウェイ及び/又は第二のアダプタにタイムセンシティブデータストリームの配置情報を送信すること、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、上記第一の条件は、
タイムセンシティブデータストリームが下りリンクデータである(例えば、UEがUEとネットワークによって構成されるブリッジの出口である場合)こと、
UEのタイプがブリッジ(bridge)であること、
タイムセンシティブネットワークのアーキテクチャータイプが完全分散型であること、
UEがEnd stationであり、且つタイムセンシティブネットワークのアーキテクチャータイプが集中分散混合型であること、
タイムセンシティブデータストリーム配置情報の指示情報は、タイムセンシティブデータストリーム配置情報が必要であることを指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、上記第二の条件は、
タイムセンシティブデータストリームが上りリンクデータである(例えば、アンカーゲートウェイとネットワークによって構成されるブリッジの出口である場合)こと、
タイムセンシティブネットワークのアーキテクチャータイプが完全分散型又は集中分散混合型であること、のうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、図13に示すように、通信機器1200は、
UE、アンカーゲートウェイ、第一のアダプタ、第二のアダプタのうちの少なくとも一つに前記決定されたブリッジ配置情報を送信するための送信モジュール1203をさらに含む。
選択的に、前記ブリッジ配置情報は、ポートの関連情報、及びポートの配置帯域幅、のうちの少なくとも一つを含む。
一実施の形態では、UEによって第一のアダプタに前記ブリッジ配置情報を送信する。別の実施の形態では、アンカーゲートウェイによって第二のアダプタに前記ブリッジ配置情報を送信する。
前記ブリッジ配置情報はブリッジ出口の配置情報である。
選択的に、ブリッジ配置情報は、ポートの関連情報、ポートの配置帯域幅のうちの少なくとも一つを含む。
一実施の形態では、タイムセンシティブデータストリームが下りリンクデータである時、UEがブリッジ出口であるか又は第一のアダプタがブリッジ出口である時、UEにブリッジ配置情報を送信する。第一のアダプタがブリッジ出口である時、UEは第一のアダプタに前記ブリッジ配置情報を転送することができる。
別の実施の形態では、タイムセンシティブデータストリームが上りリンクデータである時、アンカーゲートウェイがブリッジ出口であるか又は第二のアダプタがブリッジ出口である時、アンカーゲートウェイ及び/又は第二のアダプタにブリッジ配置情報を送信する。第二のアダプタがブリッジ出口である時、アンカーゲートウェイは第二のアダプタに前記ブリッジ配置情報を転送することができる。
通信機器1200は、本開示の方法の実施例において第二の通信機器によって実現される各過程を実現し、且つ同じ有益な効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでは説明を省略する。
図14を参照して、本開示の実施例は、別の通信機器を提供する。この通信機器は、タイムセンシティブネットワークアダプタであり、タイムセンシティブネットワークアダプタは、第一のアダプタ、第二のアダプタのうちの少なくとも一つを含むが、これに限らない。図14に示すように、通信機器1400は、
ブリッジ配置情報及び/又はタイムセンシティブデータストリームの配置情報を取得するための取得モジュール1401と、
前記ブリッジ配置情報及び/又はタイムセンシティブデータストリームの配置情報に基づいて、タイムセンシティブ通信の第二の操作を実行するための実行モジュール1402とを含む。
選択的に、前記ブリッジ配置情報は、
ポートの関連情報、ポートの帯域幅及びポートの伝送レートのうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、前記第二の操作は、
取得したポート配置情報に基づいて、ポートの帯域幅及び/又は伝送レートを配置することを含む。
通信機器1400は、本開示の方法の実施例においてタイムセンシティブネットワークアダプタによって実現された各過程を実現し、且つ同じ有益な効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでは説明を省略する。
図15を参照して、本開示の実施例は、第三の通信機器である別の通信機器を提供する。第三の通信機器は、アンカーゲートウェイ、第二のアダプタのうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限定されない。図15に示すように、通信機器1500は、
第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信するための送信モジュール1501を含む。
第二の能力情報は、
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延関連情報、
第二のアダプタのブリッジ標識情報、
第二のアダプタによってサポートされる帯域幅情報、
第二のアダプタの送信伝播遅延関連情報、
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体のブリッジ標識情報、
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる帯域幅情報、
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体の送信伝播遅延関連情報、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延関連情報は、図7の実施例で記述した通りであり、ここでは説明を省略する。
第二のアダプタのブリッジ標識情報は図7の実施例で記述した通りであり、ここでは説明を省略する。
第二のアダプタによってサポートされる帯域幅情報は図7の実施例で記述した通りであり、ここでは説明を省略する。
第二のアダプタの送信伝播遅延関連情報は図7の実施例で記述した通りであり、ここでは説明を省略する。
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体のブリッジ標識情報は図7の実施例で記述した通りであり、ここでは説明を省略する。
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる帯域幅情報は図7の実施例で記述した通りであり、ここでは説明を省略する。
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体の送信伝播遅延関連情報は図7の実施例で記述した通りであり、ここでは説明を省略する。
アンカーゲートウェイの遅延関連情報は図7の実施例で記述した通りであり、ここでは説明を省略する。
選択的に、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信することは、予め設定された条件を満たす時、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信することを含む。
前記予め設定された条件は、
ネットワークからの前記第二の能力情報の要求を受信すること、
ネットワークからの前記アンカーゲートウェイの遅延関連情報の要求を受信すること、
アンカーゲートウェイのタイプがブリッジ(bridge)であること、
アンカーゲートウェイがタイムセンシティブ通信をサポートすること、のうちの少なくとも一つであってもよい。
選択的に、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信するステップの後、前記方法は、
ポートの関連情報、ポートの帯域幅及びポートの伝送レートのうちの少なくとも一つを含むポート配置情報を取得することと、
取得した前記ポート配置情報に基づいて、ポートの帯域幅及び/又は伝送レートを配置することをさらに含む。
選択的に、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信することは、
アンカーゲートウェイ、RANネットワークエレメント及びCNネットワークエレメントを含むターゲット側に第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信することを含む。第一の通信ネットワークエレメントが第二のアダプタである時、前記ターゲット側はアンカーゲートウェイであってもよい。第一の通信ネットワークエレメントがアンカーゲートウェイである時、前記ターゲット側はRANネットワークエレメント及び/又はCNネットワークエレメントであってもよい。前記ターゲット側はアンカーゲートウェイ及び/又は第二のアダプタとによってブリッジを構成するネットワークの通信ネットワークエレメントであってもよい。
CNネットワークエレメントは、PCF、AMF、SMF、AFのうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限定されない。
通信機器1500は、本開示の方法の実施例において第三の通信機器によって実現される各過程を実現し、且つ同じ有益な効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでは説明を省略する。
選択的に、図16に示すように、通信機器1500は、
ポートの関連情報、ポートの帯域幅、及びポートの伝送レートのうちの少なくとも一つを含むポート配置情報を取得するための取得モジュール1502と、
取得した前記ポート配置情報に基づいて、ポートの帯域幅及び/又は伝送レートを配置するための配置モジュール1503とをさらに含む。
上記ポート配置情報はネットワークによって送信されてもよい。
上記ポート配置情報は第二のポートのポート配置情報であってもよい。第三の通信機器がアンカーゲートウェイである時、且つ第二のポートが第二のアダプタのポートである時、アンカーゲートウェイは第二のアダプタに前記ポート配置情報を送信する。
この実施の形態では、取得した前記ポート配置情報に基づき、ポートの帯域幅及び/又は伝送レートを配置するので、配置されたポートの帯域幅がタイムセンシティブデータの伝送により適している。
通信機器1500は、本開示の方法の実施例において第一の通信機器によって実現される各過程を実現し、且つ同じ有益な効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでは説明を省略する。
図17を参照して、図17は本開示の実施例による通信機器の構造図のその七である。図17に示すように、通信機器1700は、メモリ1701、プロセッサ1702、及びメモリ1701に記憶され、且つプロセッサ1702上で運行できるプログラム17011を含む。
通信機器1700が上記方法の実施例における第一の通信機器として表される場合、プログラム17011がプロセッサ1702によって実行される時、
第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信するステップを実現させる。
選択的に、第一の能力情報は、
UEと第一のアダプタとの間の遅延関連情報、
第一のアダプタのブリッジ標識情報、
第一のアダプタによってサポートされる帯域幅情報、
第一のアダプタの送信伝播遅延関連情報、
UEと第一のアダプタとにより構成される全体のブリッジ標識情報、
UEと第一のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる帯域幅情報、
UEと第一のアダプタとにより構成される全体の送信伝播遅延関連情報、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
UEと第一のアダプタは、一つの機器として統合されてもよく、又はインターフェース(例えばN60インターフェース)を介して接続される。
一実施の形態では、第一の通信機器がUEである時、ネットワークに第一の能力情報を送信してもよい。別の実施の形態では、第一の通信機器が第一のアダプタである時、UEに第一の能力情報を送信してもよい。
一実施の形態では、第一の能力はUEと第一のアダプタとによって構成される全体がブリッジとする能力と理解されてもよい。第一のアダプタはUEが接続されるタイムセンシティブネットワークアダプタであってもよい。
一実施の形態では、UEは第一のアダプタから第一の能力情報を取得する。
(1.1)第一のアダプタによってサポートされる帯域幅の関連情報は第一のアダプタによってサポートされる利用可能帯域幅の関連情報であってもよい。第一のアダプタによってサポートされる帯域幅情報は第一のアダプタ上のポートによってサポートされる帯域幅情報であってもよい。前記ポートはブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。
UEと第一のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる帯域幅情報はUEと第一のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる利用可能帯域幅の関連情報であってもよい。UEと第一のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる帯域幅情報はUEと第一のアダプタとにより構成される全体におけるポートによってサポートされる帯域幅情報であってもよい。前記ポートはブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。
選択的に、ポートによってサポートされる帯域幅情報は、ポートの関連情報、ポートの帯域幅、ポートの帯域幅利用可能性パラメータ、ポートの伝送レートのうちの少なくとも一つを含む。
一実施の形態では、ポートの帯域幅利用可能性パラメータは、IEEE 802.1Qシリーズの定義、例えば帯域幅利用可能性パラメータ(Bandwidth Availability Parameters)であってもよい。
一実施の形態では、ポートの帯域幅はポートの利用可能帯域幅であってもよい。ポートの伝送レートはポートの利用可能伝送レートであってもよい。
(1.2)第一のアダプタの送信伝播遅延関連情報は第一のアダプタ上のポートの送信伝播遅延関連情報であってもよい。
UEと第一のアダプタとにより構成される全体の送信伝播遅延関連情報はUEと第一のアダプタとにより構成される全体におけるポートの送信伝播遅延関連情報であってもよい。
選択的に、ポートの送信伝播遅延関連情報は、ポートの関連情報、ポートの送信伝播遅延、トラフィッククラス(traffic class)のうちの少なくとも一つを含む。
ポートの送信伝播遅延は、データフレームが第一のアダプタのポート又はUEと第一のアダプタとにより構成される全体のポートから接続されるステーション(ブリッジ又はEnd station)のポートまで伝達するのに必要な時間であってもよい。
(1.3)選択的に、ポートの関連情報は、ポートの標識情報、ポートの方向が出口であるか入口であるかの関連情報、ポート番号、ポートのMACアドレス、ポートのIPアドレス、ポートに関連するVLANタグ情報、及びポートのデータフィルタ情報のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、ポートのデータフィルタ情報又はデータフィルタ情報は、仮想ローカルエリアネットワーク(Virtual Local Area Network、VLAN)のタグ情報、メディアアクセス制御(MAC)アドレス、IPv4アドレス、ポート番号、IPv6アドレス、及びポートの指示情報のうちの少なくとも一つを含んでもよい。前記ポートの指示情報は、送信ポートの指示情報又は受信ポートの指示情報を含む。
VLANのタグ情報はVLAN標識情報(例えばVID)とも呼ばれる。上記VLANのタグ情報は、サービスVLANタグ(Service VLAN Tag、S-TAG)及び/又はユーザVLANタグ(Customer VLAN Tag、C-TAG)を含んでもよい。
(1.4)選択的に、トラフィッククラスは、ポートの伝送キューの数又は業務タイプである。業務タイプは、バックグラウンド業務(Background)、ベストエフォート(best effort)、エクセレントエフォート(excellent effort)、クリティカルアプリケーション(critical application)、ビデオ(video)、ボイス(voice)、インターネット制御(Internetwork control)、及びネットワーク制御(Network control)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
(1.5)選択的に、UEと第一のアダプタとの間の遅延関連情報は、第一のインターフェースの関連情報、第二のインターフェースの関連情報、UEと第一のアダプタとの間の遅延、及びデータパケットに関連するトラフィッククラスのうちの少なくとも一つを含む。トラフィッククラスは上記の通りであり、ここでは説明を省略する。
選択的に、第一のインターフェースは第一のポートであってもよい。第一のポートはブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。第二のインターフェースは、UEのUUインターフェース、UEのUUインターフェースを接続するためのポートのうちの一つを含んでもよい。前記UUインターフェースは前記UEとRANとの間のインターフェースである。
第一のポートは第一のアダプタのポート又はUEのポートであってもよい。第一のアダプタのポートは第一のアダプタ上でブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートであってもよい。UEのポートはUE上でブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートであってもよい。
さらに、UEのUUインターフェースはUEのUUインターフェースの中のチャンネルを含む。
さらに、前記チャンネルは、ポートに関連するチャンネル、VLANに関連するチャンネル、データフィルタ情報に関連するチャンネルのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
一実施の形態では、第一のインターフェースはデータ入口であり、第二のインターフェースはデータ出口である。別の実施の形態では、第二のインターフェースはデータ入口であり、第一のインターフェースはデータ出口である。
第一のインターフェースが第一のポートである時、第一のインターフェースの関連情報は前記第一のポートのポートの関連情報であってもよい(ポートの関連情報は上記の通りであり、ここでは説明を省略する)。
第二のインターフェースがUEのUUインターフェースである時、第二のインターフェースの関連情報はUUインターフェースの中の第一のチャンネルの情報であってもよい。
さらに、前記第一のチャンネルは、ポートに関連するチャンネル、VLANに関連するチャンネル、データフィルタ情報に関連するチャンネルのうちの少なくとも一つを含んでもよい。前記ポートは第一のポートであってもよい(第一のアダプタのポート又はUEのポートであってもよい)。前記データフィルタ情報は第一のポートのデータフィルタ情報であってもよい。前記VLANは第一のポートに関連するVLANであってもよい。
-ポートに関連するチャンネルの情報は、前記ポートのポートに関連する情報、チャンネルの標識情報(例えばPDUセッション標識及び/又はQoSフロー標識)のうちの少なくとも一つを含む。
-VLANに関連するチャンネルの情報は、前記VLANのVLANタグ情報(VLANタグ情報は上記の通りであり、ここでは説明を省略する)、チャンネルの標識情報(例えばPDUセッション標識及び/又はQoSフロー標識)のうちの少なくとも一つを含む。
-データフィルタ情報に関連するチャンネルの情報は、データフィルタ情報(データフィルタ情報は上記の通りであり、ここでは説明を省略する)、チャンネルの標識情報(例えばPDUセッション標識及び/又はQoSフロー標識)のうちの少なくとも一つを含む。
前記チャンネルがQoSフローである時、前記チャンネルの標識情報はQoSフロー標識及び/又は前記QoSフローが属するPDUセッション標識であってもよい。前記チャンネルがPDUセッションである時、前記チャンネルの標識情報はPDUセッション標識であってもよい。
選択的に、UEと第一のアダプタとの間の遅延はUEと第一のアダプタとにより構成される全体のブリッジ遅延であってもよい。一実施の形態では、UEと第一のアダプタとの間の遅延は、データパケットがデータ入口(例えば第一のインターフェース又は第二のインターフェース)からデータ出口(例えば第二のインターフェース又は第一のインターフェース)へ伝達するのに必要な時間であってもよい。
例示的に、データ入口(例えば第一のインターフェース又は第二のインターフェース)がUEのUUインターフェースである時、データ出口(例えば第二のインターフェース又は第一のインターフェース)は第一のポートであってもよく、又はデータ入口が第一のポートである時、データ出口はUEのUUインターフェースであってもよい。
(2.1)さらに、UEと第一のアダプタとの間の遅延は、
データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、のうちの少なくとも一つであってもよい。
一実施の形態では、データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間と同じである。別の実施の形態では、データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間と異なる。
さらに、データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、
データパケットが第一のポートからUEのUUインターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第一のポートから受信されてからUEのUUインターフェースから送信されるまでに必要となる時間、のうちの少なくとも一つであってもよい。
一実施の形態では、データパケットが第一のポートからUEのUUインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットが第一のポートからUEのUUインターフェースの第一のチャンネルへ伝達するのに必要な時間を含む。第一のチャンネルは上記の通りであり、ここでは説明を省略する。
一実施の形態では、データパケットが第一のポートから受信されてからUEのUUインターフェースから送信されるまでに必要となる時間は、データパケットが第一のポートから受信されてからUEのUUインターフェースから第一のチャンネルに送信されるまでに必要となる時間を含む。第一のチャンネルは上記の通りであり、ここでは説明を省略する。
(2.2)さらに、データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、
データパケットがUEのUUインターフェースから第一のポートへ伝達するのに必要な時間、
データパケットがUEによってUUインターフェースから受信されてから第一のポートへ伝達されるまでに必要となる時間、のうちの少なくとも一つであってもよい。
一実施の形態では、データパケットがUEによってUUインターフェースから受信されてから第一のポートへ伝達されるまでに必要となる時間は、データパケットがUEによってUUインターフェースの第一のチャンネルから受信されてから第一のポートへ伝達されるまでに必要となる時間、データパケットがUEによってUUインターフェースの第一のチャンネルのPDCP層から解析されてから第一のポートへ伝達されるまでに必要となる時間、のうちの少なくとも一つを含む。
一実施の形態では、前記第一のチャンネルは、ポートに関連するチャンネル、VLANに関連するチャンネル、データフィルタ情報に関連するチャンネルのうちの少なくとも一つを含んでもよい。前記ポートは第一のポート、例えばブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートであってもよい(第一のアダプタのポート又はUEのポートであってもよい)。前記データフィルタ情報は第一のポートのデータフィルタ情報であってもよい。前記VLANは第一のポートに関連するVLANであってもよい。
(2.3)さらに、UEと第一のアダプタとの間の遅延は、前記UEと第一のアダプタとの間の最大遅延と、前記UEと第一のアダプタとの間の最小遅延とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。UEと第一のアダプタとの間の最小遅延は、UEと第一のアダプタとにより構成される全体の最小ブリッジ遅延と呼ばれてもよく、UEと第一のアダプタとの間の最大遅延は、UEと第一のアダプタとにより構成される全体の最大ブリッジ遅延とも呼ばれてもよい。UEと第一のアダプタとの間の最小遅延は、さらに、データパケットのサイズに関わるUEと第一のアダプタとの間の最小遅延と、データパケットのサイズに関わらないUEと第一のアダプタとの間の最小遅延とに分けることができる。UEと第一のアダプタとの間の最大遅延は、さらに、データパケットのサイズに関わるUEと第一のアダプタとの間の最大遅延と、データパケットのサイズに関わらないUEと第一のアダプタとの間の最大遅延とに分けることができる。
(2.4)さらに、UEと第一のアダプタとの間の遅延は、下りリンク遅延と上りリンク遅延のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
下りリンク遅延は、
データパケットがUEから第一のアダプタへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースまで通過するのに必要な時間、
データパケットがUEのUUインターフェースから第一のポートまで通過するのに必要な時間、
データパケットがUEのUUインターフェースの中の第一のチャンネルから第一のポートまで通過するのに必要な時間、のうちの一つを含んでもよい。
下りリンク遅延はUEから第一のアダプタまでの遅延と呼ばれてもよい。
上りリンク遅延は、
データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第一のアダプタからUEへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第一のポートからUEのUUインターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第一のポートから受信されてからUEのUUインターフェースから送信されるまでの時間、
データパケットが第一のポートからUEのUUインターフェースの中の第一のチャンネルへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第一のポートから受信されてから、UEのUUインターフェースの中の第一のチャンネルから送信されるまでの時間、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
容易に理解できるように、上りリンクデータを伝送するために、UEはRANのスケジューリングを要求する必要がある。RANネットワークエレメントのスケジューリングを待つための遅延はUEと第一のアダプタとの間の遅延に属しない。
上りリンク遅延は、第一のアダプタからUEまでの遅延と呼ばれてもよい。
一実施の形態では、上りリンク遅延と下りリンク遅延とは一致している。別の実施の形態では、上りリンク遅延と下りリンク遅延とは一致していない。
(2.5)選択的に、UEの遅延関連情報は、第一のインターフェースの関連情報、第二のインターフェースの関連情報、UEの遅延、データパケットに関連するトラフィッククラスのうちの少なくとも一つを含む。
第一のインターフェースの関連情報、第二のインターフェースの関連情報、トラフィッククラスは上記の通りであり、ここでは説明を省略する。
UEの遅延は、データパケットがUE上のデータ入口(例えば第一のインターフェース又は第二のインターフェース)からUE上のデータ出口(例えば第二のインターフェース又は第一のインターフェース)へ伝達するのに必要な時間である。
さらに、UEの遅延は、
データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、のうちの少なくとも一つであってもよい。
一実施の形態では、第一のインターフェースは第一のポートであり、第一のポートはUEのポートである。前記UEのポートはUE上でブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートであってもよい。
一実施の形態では、データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットがUEのUUインターフェースから第一のポートへ伝達するのに必要な時間、データパケットがUEによってUUインターフェースから受信されてから第一のポートへ伝達されるまでに必要となる時間、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
別の実施の形態では、データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットが第一のポートからUEのUUインターフェースへ伝達するのに必要な時間、データパケットが第一のポートから受信されてからUEのUUインターフェースから送信されるまでに必要となる時間、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信することは、
予め設定された条件を満たす時、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信することを含む。
前記予め設定された条件は、
ネットワークからの前記第一の情報の要求を受信すること、
ネットワークからの前記UEの遅延関連情報の要求を受信すること、
UEのタイプがブリッジ(bridge)であること、
UEがタイムセンシティブ通信をサポートすること、のうちの少なくとも一つであってもよい。
このように、予め設定された条件を満たす場合にのみ、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信することによって、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を頻繁に送信することを回避でき、消費電力を節約する効果を達することができる。
一実施の形態では、UEがタイムセンシティブ通信をサポートする時、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信する。
選択的に、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信することは、
UE、RANネットワークエレメント、CNネットワークエレメントを含むターゲット側に第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信することを含む。第一の通信ネットワークエレメントが第一のアダプタである場合、前記ターゲット側はUEであってもよい。第一の通信ネットワークエレメントがUEである場合、前記ターゲット側はRANネットワークエレメント及び/又はCNネットワークエレメントであってもよい。前記ターゲット側は、UE及び/又は第一のアダプタとによってブリッジを構成するネットワークの通信ネットワークエレメントであってもよい。
CNネットワークエレメントは、PCF、AMF、SMF、AFのうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限定されない。
選択的に、第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を送信するステップの後、前記方法は、
ポートの関連情報、ポートの帯域幅及びポートの伝送レートのうちの少なくとも一つを含むポート配置情報を取得することと、
取得した前記ポート配置情報に基づいて、ポートの帯域幅及び/又は伝送レートを配置することとをさらに含む。
上記ポート配置情報はネットワークによって送信されてもよい。
上記ポート配置情報は第一のポートのポート配置情報であってもよい。第一の通信機器がUEである時、且つ第一のポートが第一のアダプタのポートである時、UEは第一のアダプタに前記ポート配置情報を送信する。
この実施の形態では、取得した前記ポート配置情報に基づき、ポートの帯域幅及び/又は伝送レートを配置するので、配置されたポートの帯域幅がタイムセンシティブデータの伝送により適している。
通信機器1700が上記方法の実施例における第二の通信機器として表される場合、プログラム17011がプロセッサ1702によって実行される時、
第一の能力情報、第二の能力情報、UEの遅延関連情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報のうちの少なくとも一つを含む第一の情報を取得するステップを実現させる。
第一の能力情報は、図4に示す実施例における第一の能力情報の通りであり、ここでは説明を省略する。
UEの遅延関連情報は、図4に示す実施例における第一の能力情報の通りであり、ここでは説明を省略する。
アンカーゲートウェイの遅延関連情報は、図7に示す実施例における第二の能力情報の通りであり、ここでは説明を省略する。
第二の能力情報は、図7に示す実施例における第二の能力情報の通りであり、ここでは説明を省略する。
選択的に、UE、第一の通信機器、UEが現在でアクセスしているRANネットワークエレメンのうちの少なくとも一つから第一の能力情報及び/又はUEの遅延関連情報を取得する。
選択的に、UE、アンカーゲートウェイ、第三の通信機器のうちの少なくとも一つから第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を取得する。
前記アンカーゲートウェイはN6インターフェースを終結させるためのゲートウェイである。さらに、前記アンカーゲートウェイはブリッジに関連するチャンネル又はポートに関連するチャンネルを確立するアンカーゲートウェイであってもよい。
前記RANネットワークエレメントは、UEにサービスを提供しているRANネットワークエレメントであってもよい。
選択的に、上記第一の操作は、タイムセンシティブ関連操作であってもよい。例えば、第一の操作は、
(1)UE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又はネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ能力を決定すること、
(2)タイムセンシティブデータストリームの第二の伝送配置情報(例えば、出口のユーザ及び/又はネットワーク配置情報)を決定すること、
(3)タイムセンシティブデータストリームの第一の伝送配置情報又はタイムセンシティブデータストリームの第二の伝送配置情報であるタイムセンシティブデータストリームの配置情報を送信すること、
(4)ブリッジ配置情報を決定すること、
(5)UE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又はネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ能力を公開又は送信すること、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
前記第一の情報に基づいて、UE、タイムセンシティブネットワークアダプタ及び/又はネットワークによって構成されるブリッジのブリッジ能力を決定することは、
UEとネットワークによって構成されるブリッジ内の遅延を決定すること、
UEとネットワークによって構成されるブリッジの帯域幅利用可能性パラメータを決定すること、
UE、タイムセンシティブネットワークアダプタとネットワークによって構成されるブリッジ内の遅延を決定すること、
UE、タイムセンシティブネットワークアダプタとネットワークによって構成されるブリッジの帯域幅利用可能性パラメータを決定すること、
第一のインターフェースと第四のインターフェースとの間の遅延を決定すること、のうちの少なくとも一つを含む。
第一のインターフェースは第一のポートであってもよい。第一のポートはUE又は第一のアダプタ上のブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。
第四のインターフェースは第二のポートであってもよい。第二のポートはアンカーゲートウェイ又は第二のアダプタ上のブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。
一実施の形態では、決定される、UEとネットワークによって構成されるブリッジ内の遅延は、UEの遅延、UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延、RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延、アンカーゲートウェイの遅延との五者の合計(即ち、UEの遅延+UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延+RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延+アンカーゲートウェイの遅延)であってもよい。
一実施の形態では、決定される、UE、タイムセンシティブネットワークアダプタとネットワークによって構成されるブリッジ内の遅延は、UEと第一のアダプタとの間の遅延、UEとRANネットワークエレメントとの間の伝送遅延、RANネットワークエレメントの処理遅延、RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延との五者の合計(即ち、UEと第一のアダプタとの間の遅延+UEとRANネットワークエレメントとの間の伝送遅延+RANネットワークエレメントの処理遅延+RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延+アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延)であってもよい。
一実施の形態では、前記ブリッジ内の遅延は第一のインターフェースと第四のインターフェースとの間の遅延である。前記第一の能力情報には、第一のインターフェースの関連情報と第二のインターフェースの関連情報が含まれる。第二の能力情報には、第三のインターフェースの関連情報と第四のインターフェースの関連情報が含まれる。
第二のインターフェースの関連情報はUUインターフェースの中の第一のチャンネルの情報であってもよい。第三のインターフェースの関連情報はN3N9インターフェースの中の第一のチャンネルの情報であってもよい。第一のチャンネル情報を介して、第一のインターフェースは、第四のインターフェースと関連付けられる。第一のチャンネルは図4及び/又は図7の実施例で記述した通りである。
一実施の形態では、前記第一のインターフェースと第四のインターフェースとの間の遅延は、データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延、RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延、データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間との五者の合計(即ち、データパケットが第一のインターフェースから第二のインターフェースへ伝達するのに必要な時間+UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延+RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延+データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間)であってもよい。
別の実施の形態では、前記第一のインターフェースと第四のインターフェースとの間の遅延は、データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延、RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延、データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間との五者の合計(即ち、データパケットが第二のインターフェースから第一のインターフェースへ伝達するのに必要な時間+UEとRANネットワークエレメントとの間の遅延+RANネットワークエレメントとアンカーゲートウェイとの間の遅延+データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間の合計)であってもよい。
前記第一の情報に基づいて、タイムセンシティブデータストリームの伝送配置情報を決定する。
前記第一の情報に基づいて、タイムセンシティブデータストリームの配置情報を送信することは、
第一の条件を満たす場合、UE及び/又は第一のアダプタにタイムセンシティブデータストリームの配置情報を送信すること、
第二の条件を満たす場合、アンカーゲートウェイ及び/又は第二のアダプタにタイムセンシティブデータストリームの配置情報を送信すること、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、上記第一の条件は、
タイムセンシティブデータストリームが下りリンクデータである(例えば、UEがUEとネットワークによって構成されるブリッジの出口である場合)こと、
UEのタイプがブリッジ(bridge)であること、
タイムセンシティブネットワークのアーキテクチャータイプが完全分散型であること、
UEがEnd stationであり、且つタイムセンシティブネットワークのアーキテクチャータイプが集中分散混合型であること、
タイムセンシティブデータストリーム配置情報の指示情報は、タイムセンシティブデータストリーム配置情報が必要であることを指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、上記第二の条件は、
タイムセンシティブデータストリームが上りリンクデータである(例えば、アンカーゲートウェイとネットワークによって構成されるブリッジの出口である場合)こと、
タイムセンシティブネットワークのアーキテクチャータイプが完全分散型又は集中分散混合型であること、のうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、第一の操作を実行するステップの後、前記方法は、
UE、アンカーゲートウェイ、第一のアダプタ、第二のアダプタのうちの少なくとも一つに上記決定されたブリッジ配置情報を送信することをさらに含む。
一実施の形態では、UEによって第一のアダプタに前記ブリッジ配置情報を送信する。別の実施の形態では、アンカーゲートウェイによって第二のアダプタに前記ブリッジ配置情報を送信する。
前記ブリッジ配置情報はブリッジ出口の配置情報である。
選択的に、ブリッジ配置情報は、ポートの関連情報、ポートの配置帯域幅のうちの少なくとも一つを含む。
一実施の形態では、タイムセンシティブデータストリームが下りリンクデータである時、UEがブリッジ出口であるか又は第一のアダプタがブリッジ出口である時、UEにブリッジ配置情報を送信する。第一のアダプタがブリッジ出口である時、UEは第一のアダプタに前記ブリッジ配置情報を転送することができる。
別の実施の形態では、タイムセンシティブデータストリームが上りリンクデータである時、アンカーゲートウェイがブリッジ出口であるか又は第二のアダプタがブリッジ出口である時、アンカーゲートウェイ及び/又は第二のアダプタにブリッジ配置情報を送信する。第二のアダプタがブリッジ出口である時、アンカーゲートウェイは第二のアダプタに前記ブリッジ配置情報を転送することができる。
通信機器1700が上記方法の実施例におけるタイムセンシティブネットワークアダプタとして表される場合、プログラム17011がプロセッサ1702によって実行される時、
ブリッジ配置情報及び/又はタイムセンシティブデータストリームの配置情報を取得するステップと、
前記ブリッジ配置情報及び/又はタイムセンシティブデータストリームの配置情報に基づいて、タイムセンシティブ通信の第二の操作を実行するステップとを実現させる。
上記ブリッジ配置情報はネットワーク出口配置情報であってもよい。
選択的に、ブリッジ配置情報は、ポートの関連情報、ポートの帯域幅、及びポートの伝送レートのうちの少なくとも一つを含む。
ポートの帯域幅はポートの利用可能帯域幅であってもよい。ポートの伝送レートはポートの利用可能伝送レートであってもよい。
ポートの関連情報は図4の実施例で記述された通りであり、ここでは説明を省略する。
一実施の形態では、前記ブリッジ配置情報及び/又はタイムセンシティブデータストリームの配置情報に基づいて、タイムセンシティブ通信の第二の関連操作を実行することは、取得したポート配置情報に基づいて、ポートの帯域幅及び/又は伝送レートを配置することを含む。
本開示の実施例によれば、ブリッジ出口に対して配置を行うことにより、タイムセンシティブ通信をサポートする。
通信機器1700が上記方法の実施例におけるタイムセンシティブネットワークアダプタとして表される場合、プログラム17011はプロセッサ1702によって実行される時、
第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信するステップを実現させる。
選択的に、第二の能力情報は、
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延関連情報、
第二のアダプタのブリッジ標識情報、
第二のアダプタによってサポートされる帯域幅情報、
第二のアダプタの送信伝播遅延関連情報、
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体のブリッジ標識情報、
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる帯域幅情報、
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体の送信伝播遅延関連情報、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
アンカーゲートウェイと第二のアダプタは、一つの機器として統合され、又はインターフェースを介して接続されてもよい。
一実施の形態では、タイムセンシティブネットワークアダプタがアンカーゲートウェイである時、ネットワークに第二の能力情報を送信してもよい。別の実施の形態では、タイムセンシティブネットワークアダプタが第二のアダプタである時、アンカーゲートウェイに第二の能力情報を送信してもよい。
前記アンカーゲートウェイはN6インターフェースを終結させるためのゲートウェイ(例えばUPF)である。
一実施の形態では、第二の能力はアンカーゲートウェイ及び第二のアダプタによって構成される全体がブリッジとする能力と理解されてもよい。第二のアダプタはアンカーゲートウェイが接続されるタイムセンシティブネットワークアダプタであってもよい。
一実施の形態では、アンカーゲートウェイは第二のアダプタから第二の能力情報を取得する。
(1.1)第二のアダプタによってサポートされる帯域幅の関連情報は第二のアダプタによってサポートされる利用可能帯域幅の関連情報であってもよい。第二のアダプタによってサポートされる帯域幅情報は第二のアダプタ上のポートによってサポートされる帯域幅情報であってもよい。前記ポートはブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる帯域幅情報はアンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる利用可能帯域幅の関連情報であってもよい。アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体によってサポートされる帯域幅情報はアンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体におけるポートによってサポートされる帯域幅情報であってもよい。前記ポートはブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。
選択的に、ポートによってサポートされる帯域幅情報は、ポートの関連情報、ポートの帯域幅、ポートの帯域幅利用可能性パラメータ、ポートの伝送レートのうちの少なくとも一つを含む。
一実施の形態では、ポートの帯域幅利用可能性パラメータは、IEEE 802.1Qシリーズの定義、例えば帯域幅利用可能性パラメータ(Bandwidth Availability Parameters)であってもよい。
一実施の形態では、ポートの帯域幅はポートの利用可能帯域幅であってもよい。ポートの伝送レートはポートの利用可能伝送レートであってもよい。
(1.2)第二のアダプタの送信伝播遅延関連情報は第二のアダプタ上のポートの送信伝播遅延関連情報であってもよい。
アンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体の送信伝播遅延関連情報はアンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体におけるポートの送信伝播遅延関連情報であってもよい。
選択的に、ポートの送信伝播遅延関連情報は、ポートの関連情報、ポートの送信伝播遅延、及びトラフィッククラス(traffic class)のうちの少なくとも一つを含む。
ポートの送信伝播遅延は、データフレームが第二のアダプタのポート又はアンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体のポートから接続されるステーション(ブリッジ又はEnd station)のポートまで伝達するのに必要な時間であってもよい。
(1.3)選択的に、ポートの関連情報は、ポートの標識情報、ポートの方向が出口であるか入口であるかの関連情報、ポート番号、ポートのMACアドレス、ポートのIPアドレス、ポートに関連するVLANタグ情報、ポートのデータフィルタ情報のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、ポートのデータフィルタ情報又はデータフィルタ情報は、仮想ローカルエリアネットワーク(Virtual Local Area Network、VLAN)のタグ情報、メディアアクセス制御(MAC)アドレス、IPv4アドレス、ポート番号、IPv6アドレス、ポートの指示情報のうちの少なくとも一つを含んでもよい。前記ポートの指示情報は、送信ポートの指示情報又は受信ポートの指示情報を含む。
VLANのタグ情報はVLAN標識情報(例えばVID)とも呼ばれる。上記VLANのタグ情報は、サービスVLANタグ(Service VLAN Tag、S-TAG)及び/又はユーザVLANタグ(Customer VLAN Tag、C-TAG)を含んでもよい。
(1.4)選択的に、トラフィッククラスは、ポートの伝送キューの数又は業務タイプである。業務タイプは、バックグラウンド業務(Background)、ベストエフォート(best effort)、エクセレントエフォート(excellent effort)、クリティカルアプリケーション(critical application)、ビデオ(video)、ボイス(voice)、インターネット制御(Internetwork control)、ネットワーク制御(Network control)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
(1.5)選択的に、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延関連情報は、第四のインターフェースの関連情報、第三のインターフェースの関連情報、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延、データパケットに関連するトラフィッククラスのうちの少なくとも一つを含む。トラフィッククラスは上記の通りであり、ここでは説明を省略する。
選択的に、第四のインターフェースは第二のポートであってもよい。第二のポートはブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートである。第三のインターフェースは、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェース、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースを接続するためのポート、N6インターフェース、N6インターフェースを接続するためのポートのうちの一つを含んでもよい。前記N3N9インターフェースはN3インターフェース又はN9インターフェースである。前記N3インターフェースはゲートウェイとRANとの間のインターフェースである。前記N9インターフェースはゲートウェイとゲートウェイのインターフェースである。前記N6インターフェースはアンカーゲートウェイと外部ネットワークのインターフェースである。
第二のポートは第二のアダプタのポート又はアンカーゲートウェイのポートであってもよい。第二のアダプタのポートは第二のアダプタ上のブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートであってもよい。アンカーゲートウェイのポートはアンカーゲートウェイ上のブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートであってもよい。
さらに、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースは、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースの中のチャンネルを含む。
さらに、前記チャンネルは、ポートに関連するチャンネル、VLANに関連するチャンネル、データフィルタ情報に関連するチャンネルのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
一実施の形態では、第四のインターフェースはデータ入口であり、第三のインターフェースはデータ出口である。別の実施の形態では、第三のインターフェースはデータ入口であり、第四のインターフェースはデータ出口である。
第四のインターフェースが第二のポートである時、第四のインターフェースの関連情報は前記第二のポートのポートの関連情報であってもよい(ポートの関連情報は上記の通りであり、ここでは説明を省略する)。
第三のインターフェースがアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースである時、第三のインターフェースの関連情報はN3N9インターフェースの第一のチャンネルの情報であってもよい。
さらに、前記第一のチャンネルは、ポートに関連するチャンネル、VLANに関連するチャンネル、データフィルタ情報に関連するチャンネルのうちの少なくとも一つを含んでもよい。前記ポートは第二のポートであってもよい(第二のアダプタのポート又はアンカーゲートウェイのポートであってもよい)。前記データフィルタ情報は第二のポートのデータフィルタ情報であってもよい。前記VLANは第二のポートに関連するVLANであってもよい。
-ポートに関連するチャンネルの情報は、前記ポートのポートに関連する情報、チャンネルの標識情報(例えばPDUセッション標識及び/又はQoSフロー標識)のうちの少なくとも一つを含む。
-VLANに関連するチャンネルの情報は、前記VLANのVLANタグ情報(VLANタグ情報は上記の通りであり、ここでは説明を省略する)、チャンネルの標識情報(例えばPDUセッション標識及び/又はQoSフロー標識)のうちの少なくとも一つを含む。
-データフィルタ情報に関連するチャンネルの情報は、データフィルタ情報(データフィルタ情報は上記の通りであり、ここでは説明を省略する)、チャンネルの標識情報(例えばPDUセッション標識及び/又はQoSフロー標識)のうちの少なくとも一つを含む。
前記チャンネルがQoSフローである時、前記チャンネルの標識情報はQoSフロー標識及び/又は前記QoSフローが属するPDUセッション標識であってもよい。前記チャンネルがPDUセッションである時、前記チャンネルの標識情報はPDUセッション標識であってもよい。
選択的に、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延はアンカーゲートウェイと第二のアダプタにより構成される全体のブリッジ遅延であってもよい。一実施の形態では、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延は、データパケットがデータ入口(例えば第四のインターフェース又は第三のインターフェース)からデータ出口(例えば第三のインターフェース又は第四のインターフェース)へ伝達するのに必要な時間であってもよい。
例示的に、データ入口(例えば第四のインターフェース又は第三のインターフェース)がアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースである時、データ出口(例えば第三のインターフェース又は第四のインターフェース)は第二のポートであってもよく、或いはデータ入口が第二のポートである時、データ出口はアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースであってもよい。
(2.1)さらに、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延は、
データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、のうちの少なくとも一つであってもよい。
一実施の形態では、データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間と同じである。別の実施の形態では、データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間と異なる。
さらに、データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、
データパケットが第二のポートからアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第二のポートから受信されてから、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースから送信されるまでに必要となる時間、のうちの少なくとも一つであってもよい。
一実施の形態では、データパケットが第二のポートからアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットが第二のアダプタのポートからアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースの第一のチャンネルへ伝達するのに必要な時間を含む。第一のチャンネルは上記の通りであり、ここでは説明を省略する。
一実施の形態では、データパケットが第二のポートから受信されてから、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースから送信されるまでに必要となる時間は、データパケットが第二のポートから受信されてから、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースから第一のチャンネルに送信されようとするまでに必要となる時間を含む。第一のチャンネルは上記の通りであり、ここでは説明を省略する。
(2.2)さらに、データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、
データパケットがアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースから第二のポートへ伝達するのに必要な時間、
データパケットがアンカーゲートウェイによってN3N9インターフェースから受信されてから第二のポートへ伝達されるのに必要な時間、のうちの少なくとも一つであってもよい。
一実施の形態では、データパケットがアンカーゲートウェイによってN3N9インターフェースから受信されてから第二のポートへ伝達されるのに必要な時間は、データパケットがアンカーゲートウェイによってN3N9インターフェースの第一のチャンネルから受信されてから第二のポートへ伝達されるのに必要な時間、データパケットがアンカーゲートウェイによってN3N9インターフェースの第一のチャンネルのGTP-U層から解析されてから第二のポートへ伝達されるのに必要な時間、のうちの少なくとも一つを含む。
一実施の形態では、前記第一のチャンネルは、ポートに関連するチャンネル、VLANに関連するチャンネル、データフィルタ情報に関連するチャンネルのうちの少なくとも一つを含んでもよい。前記ポートは第二のポート、例えばブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートであってもよい(第二のアダプタのポート又はアンカーゲートウェイのポートであってもよい)。前記データフィルタ情報は第二のポートのデータフィルタ情報であってもよい。前記VLANは第二のポートに関連するVLANであってもよい。
(2.3)さらに、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延は、前記アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最大遅延及び前記アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最小遅延、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最小遅延はアンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体の最小ブリッジ遅延と呼ばれてもよく、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最大遅延はアンカーゲートウェイと第二のアダプタとにより構成される全体の最大ブリッジ遅延と呼ばれてもよい。アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最小遅延は、さらに、データパケットのサイズに関わるアンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最小遅延と、データパケットのサイズに関わらないアンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最小遅延とに分けることができる。アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最大遅延は、さらに、データパケットのサイズに関わるアンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最大遅延と、データパケットのサイズに関わらないアンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の最大遅延とに分けることができる。
(2.4)さらに、アンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延は、下りリンク遅延と上りリンク遅延のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
下りリンク遅延は、
データパケットがアンカーゲートウェイから第二のアダプタへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースまで通過するのに必要な時間、
データパケットがアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースから第二のポートまで通過するのに必要な時間、
データパケットがアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースの中の第一のチャンネルから第二のポートまで通過するのに必要な時間、のうちの一つを含んでもよい。
下りリンク遅延はアンカーゲートウェイから第二のアダプタまでの遅延と呼ばれてもよい。
上りリンク遅延は、
データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第二のアダプタからアンカーゲートウェイへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第二のポートからアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第二のポートから受信されてから、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースから送信されるまでの時間、
データパケットが第二のポートからアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースの中の第一のチャンネルへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第二のポートから受信されてから、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースの中の第一のチャンネルから送信されるまでの時間、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
容易に理解できるように、上りリンクデータを伝送するために、アンカーゲートウェイはRANのケジューリングを要求する必要がある。RANネットワークエレメントのスケジューリングを待つための遅延はアンカーゲートウェイと第二のアダプタとの間の遅延に属しない。
上りリンク遅延は第二のアダプタからアンカーゲートウェイまでの遅延と呼ばれてもよい。
一実施の形態では、上りリンク遅延と下りリンク遅延とは一致している。別の実施の形態では、上りリンク遅延と下りリンク遅延とは一致していない。
(2.5)選択的に、アンカーゲートウェイの遅延関連情報は、第四のインターフェースの関連情報、第三のインターフェースの関連情報、アンカーゲートウェイの遅延、データパケットに関連するトラフィッククラスのうちの少なくとも一つを含む。
第四のインターフェースの関連情報、第三のインターフェースの関連情報、トラフィッククラスは上記の通りであり、ここでは説明を省略する。
アンカーゲートウェイの遅延は、データパケットがアンカーゲートウェイ上のデータ入口(例えば第四のインターフェース又は第三のインターフェース)からアンカーゲートウェイ上のデータ出口(例えば第三のインターフェース又は第四のインターフェース)へ伝達するのに必要な時間である。
さらに、アンカーゲートウェイの遅延は、
データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、
データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間、のうちの少なくとも一つであってもよい。
一実施の形態では、第四のインターフェースは第二のポートであり、第二のポートはアンカーゲートウェイのポートである。前記アンカーゲートウェイのポートはアンカーゲートウェイ上のブリッジ又はEnd Stationを接続するためのポートであってもよい。
一実施の形態では、データパケットが第四のインターフェースから第三のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットがアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースから第二のポートへ伝達するのに必要な時間、データパケットがアンカーゲートウェイによってN3N9インターフェースから受信されてから第二のポートへ伝達されるのに必要な時間、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
別の実施の形態では、データパケットが第三のインターフェースから第四のインターフェースへ伝達するのに必要な時間は、データパケットが第二のポートからアンカーゲートウェイのN3N9インターフェースへ伝達するのに必要な時間、データパケットが第二のポートから受信されてから、アンカーゲートウェイのN3N9インターフェースから送信されるまでに必要となる時間、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信することは、予め設定された条件を満たす時、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信することを含む。
前記予め設定された条件は、
ネットワークからの前記第二の能力情報の要求を受信すること、
ネットワークからの前記アンカーゲートウェイの遅延関連情報の要求を受信すること、
アンカーゲートウェイのタイプがブリッジ(bridge)であること、
アンカーゲートウェイがタイムセンシティブ通信をサポートすること、のうちの少なくとも一つであってもよい。
このように、予め設定された条件を満たす場合にのみ、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信することによって、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を頻繁に送信することを回避でき、消費電力を節約する効果を達することができる。
一実施の形態では、アンカーゲートウェイがタイムセンシティブ通信をサポートする時、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信する。
選択的に、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信することは、
アンカーゲートウェイ、RANネットワークエレメント、CNネットワークエレメントを含むターゲット側に第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信することを含む。第一の通信ネットワークエレメントが第二のアダプタである時、前記ターゲット側はアンカーゲートウェイであってもよい。第一の通信ネットワークエレメントがアンカーゲートウェイである時、前記ターゲット側はRANネットワークエレメント及び/又はCNネットワークエレメントであってもよい。前記ターゲット側はアンカーゲートウェイ及び/又は第二のアダプタとによってブリッジを構成するネットワークの通信ネットワークエレメントであってもよい。
CNネットワークエレメントは、PCF、AMF、SMF、AFのうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限定されない。
選択的に、第二の能力情報及び/又はアンカーゲートウェイの遅延関連情報を送信するステップの後、前記方法は、
ポートの関連情報、ポートの帯域幅及びポートの伝送レートのうちの少なくとも一つを含むポート配置情報を取得することと、
取得した前記ポート配置情報に基づいて、ポートの帯域幅及び/又は伝送レートを配置することとをさらに含む。
上記ポート配置情報はネットワークによって送信されてもよい。
上記ポート配置情報は第二のポートのポート配置情報であってもよい。第三の通信機器がアンカーゲートウェイである時、且つ第二のポートが第二のアダプタのポートである時、アンカーゲートウェイは第二のアダプタに前記ポート配置情報を送信する。
この実施の形態では、取得した前記ポート配置情報に基づき、ポートの帯域幅及び/又は伝送レートを配置するので、配置されたポートの帯域幅がタイムセンシティブデータの伝送により適している。
通信機器1700は、上記方法の実施例において通信機器によって実現された各過程を実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでは説明を省略する。
本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記のいずれか一つのタイムセンシティブ通信のサポート方法の実施例の各過程を実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでは説明を省略する。前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスクまたは光ディスクなどである。
説明すべきことは、本明細書において、「含む」、「包含」という用語またはその他の任意の変形は、非排他的な「包含」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品または装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストされていない他の要素も含み、またはこのようなプロセス、方法、物品または装置に固有の要素も含むことである。それ以上の制限がない場合に、「・・・を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品または装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質にはまたは従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、またはネットワーク機器などであってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の指令を含む。
当業者であれば意識できるように、本明細書に開示された実施例を結び付けて記述された様々な例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせで実現されることが可能である。これらの機能は、ハードウェア方式で実行されるか、ソフトウェア方式で実行されるかは、技術案の特定の応用及び設計拘束条件によるものである。当業者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して、記述された機能を実現することができるが、このような実現は、本開示の範囲を超えていると考えられるべきではない。
当業者が明確に理解できるように、記述の利便性および簡潔性のために、以上に記述されたシステム、装置、およびユニットの具体的な作動プロセスは、前記方法の実施例における対応するプロセスを参照すればよい。ここでは説明を省略する。
本出願によって提供される実施例では、理解すべきことは、掲示された装置および方法は、他の方式によって実現されてもよいことである。例えば、以上に記述された装置の実施例は、単なる例示的なものであり、例えば、前記ユニットの区分は、単なる論理的機能区分であり、実際に実現する時、他の区分方式があってもよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、別のシステムに結合されてもよく、または集積されてもよく、またはいくつかの特徴が無視されてもよく、または実行されなくてもよい。また、表示又は討論された同士間の結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的、又は他の形式であってもよい。
前記分離された部品として説明されるユニットは、物理的に分離されてもよく、または物理的に分離されなくてもよく、ユニットとして表示される部品は、物理的なユニットであってもよく、または、物理的なユニットでなくてもよく、すなわち、一つの場所に位置してもよく、または複数のネットワークユニットに分布されてもよい。実際の必要に応じて、そのうちの一部または全部のユニットを選択して、本実施例の方案の目的を実現することができる。
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットが単独に物理的に存在してもよく、二つ又は二つ以上のユニットが一つのユニットに集積されてもよい。
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、且つ独立した製品として販売又は使用される場合、一つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解を踏まえて、本開示の技術案は、実質には、又は関連技術に寄与した部分は、ソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体に記憶され、一台のコンピュータ機器(パソコン、サーバ、又はネットワーク機器などであってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法の全部又は一部を実行させるための若干の指令を含む。前記記憶媒体は、Uディスク、リムーバブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスク等の様々なプログラムコードを記憶可能な媒体を含む。
当業者が理解できるように、上記実施例の方法における全部又は一部のフローを実現することは、コンピュータプログラムによって関連ハードウェアを制御することによって完了されてもよい。前記プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このプログラムが実行される時、上記各方法の実施例のようなフローを含んでもよい。前記記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)又はランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)などであってもよい。
理解できるように、本開示の実施例に記述されたこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ハードウェアの実現に対して、モジュール、ユニット、サブユニット、サブモジュールは、一つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、デジタルシグナルプロセッシングデバイス(DSP Device、DSPD)、プログラマブル論理デバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はそれらの組み合わせに実現されてもよい。
ソフトウェアの実現に対して、本開示の実施例に記載の機能を実行するモジュール(例えば、プロセス、関数など)によって本開示の実施例に記載の技術を実現してもよい。ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、且つプロセッサを介して実行されてもよい。メモリは、プロセッサ内又がプロセッサの外部に実現されてもよい。
以上は、添付図面を結び付けながら、本開示の実施例を記述したが、本開示は、上述した具体的な実施の形態に限らない。上述した具体的な実施の形態は例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本開示による示唆を基にして、本開示の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うことができ、それらはいずれも本開示の保護範囲に入っている。