JP7197858B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、洗い工程、すすぎ工程及び脱水工程を行うドラム式洗濯機に関する。
従来、コインランドリーなどで使用される業務用のドラム式洗濯機として、乾燥機能を有しないドラム式洗濯機がある。このドラム式洗濯機では、洗い工程から、すすぎ工程、脱水工程までが自動的に行われる。
特開2018-33512号公報
従来のドラム式洗濯機において、ドラム内にオゾンを供給し、オゾン水により洗濯物をすすぐ工程(いわゆる除菌すすぎ)を行うことが考えられる。したがって、このドラム式洗濯機では、オゾン発生装置によりオゾンを発生させ、そのオゾンがドラム内に供給されるが、ドラム内に供給されたオゾンの全てが水に溶け込まないことから、オゾンがドラム内に充満する。通常の運転では、除菌すすぎが行われた後、脱水工程が行われて洗濯が終了することから、洗濯が適正に終了した場合、ドラム内のオゾン濃度は低くなっており、ドラム式洗濯機のドアを開放しても問題はない。
図8は、洗濯が適正に終了した場合のドラム内の状態変化を示す模式図である。脱水工程の開始時は、図8(a)に示すように、ドラム内のオゾン濃度が高い。その後、ドラムの回転数が上昇して脱水運転が行われると、図8(b)及び図8(c)に示すように、ドラム内の洗濯物がドラムの周壁に貼りついた状態で、ドラムが回転して洗濯物に含まれた水が脱水される。脱水工程が適正に行われた場合、ドラム内のオゾンは排気口から排気されることから、図8(d)に示すように、脱水工程の終了時にはドラム内のオゾン濃度は低下している。
しかしながら、脱水工程において洗濯物の偏りが大きいと脱水の立ち上げができない場合がある。ドラム式洗濯機では、脱水工程が中断された場合、洗濯物のほぐし運転を行った後で脱水工程が再開されるが、その後、脱水工程の中断が所定回数繰り返されると、脱水の立ち上げができないことから、脱水工程が中止される。その場合、ドラム式洗濯機の表示部にエラー表示をして、ユーザに洗濯物のほぐし動作を促す処理が行われる。その際、洗濯が適正に終了してないことから、ドラム内のオゾン濃度は十分に低くなっていない。
図9は、洗濯が適正に終了しなかった場合のドラム内の状態変化を示す模式図である。脱水工程の開始時は、図9(a)に示すように、ドラム内のオゾン濃度が高い。その後、ドラムの回転数が上昇して脱水運転が行われるが、図9(b)及び図9(c)に示すように、ドラム内の洗濯物の偏りが大きく、ドラムの回転が停止されてしまう。その際、ドラム内のオゾンの一部は排気口から排気されるが、その後、ほぐし運転が行われた後で脱水運転が再開されても、すぐに中止されることから、ドラム内のオゾンのほとんどは排気口から排気されない。
そのため、洗濯物の偏りが解消されないことから、脱水工程を中止してエラー表示を行った場合、図9(d)に示すように、ドラム内のオゾン濃度は十分に低下していない。したがって、ドラムが停止しているにもかかわらず、ドラム内のオゾン濃度が十分に低下するまで、ドラム式洗濯機のドアを開放することができない。よって、ユーザは、洗濯物のほぐし動作を行うことができないことから、ドラム式洗濯機の運転が長時間停止されることになる。
また、業務用のドラム式洗濯機として、乾燥機能を有するドラム式洗濯機がある。このドラム式洗濯機では、洗い工程から、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程までが自動的に行われる。したがって、乾燥工程まで行うドラム式洗濯機では、除菌すすぎが行われた後、乾燥工程においてドラム内の空気が排気される際に、ドラム内のオゾンも除去されることから、洗濯が終了したときには、ドラム内のオゾン濃度は低くなっており、ドラム式洗濯機のドアを開放しても問題はない。
但し、乾燥工程まで行うドラム式洗濯機においても、除菌すすぎが行われた後、脱水工程において洗濯物の偏りが大きく脱水の立ち上げができない場合、脱水工程が中止される。その際、乾燥工程まで行うドラム式洗濯機では、乾燥工程用のファンを駆動することによりドラム内のオゾンを排気して、ドラム内のオゾン濃度を低下させることが考えられる。しかしながら、例えば乾燥工程用のファンが故障している場合、乾燥工程まで行うドラム式洗濯機においても、ドラム式洗濯機の運転が長時間停止されることになる。
本発明は、除菌すすぎが行われた後、脱水工程において洗濯物の偏りが大きく脱水工程が中止された場合に、ドラム内のオゾン濃度を短時間で低下させて、ドラム式洗濯機のドアの開放を可能とするドラム式洗濯機を提供することを目的としている。
本発明の発明者は、検討を行った結果、脱水工程において洗濯物の偏りが大きく脱水工程が中止された場合にドラム内のオゾン濃度を短時間で低下させる方法を検討した。
脱水工程が中止された場合にドラム内のオゾンを低減させる方法として、オゾンを排気口から排気する方法や、ドラムを回転させて衝突させることによりオゾンを消費する方法などが考えられる。しかしながら、脱水工程が中止されるのは、洗濯物の偏りが大きいからであり、ドラムを回転させるとしても、ドラムの回転数を高い回転数に上昇させるのは困難である。したがって、ドラムを回転させて衝突させることによりオゾンを消費する方法は有効でない。
よって、オゾンを排気口から排気してドラム内のオゾンを低減させることになるが、本発明の発明者は、脱水工程が中止された場合に、ドラム内のオゾン濃度はドラム内の中央部において高いという知見を得た。
そこで、本発明の発明者は、ドラムの回転数を種々変化させて、ドラム内のオゾン濃度の変化を評価する試験を行った。
(1)ドラムの回転数が低すぎる場合、ドラム内の下部にある洗濯物がドラムの周壁に沿って持ち上がらなかった。そのため、ドラムを回転させない場合と同様に、ドラム内のオゾン濃度は、長時間経過しなければ低下しなかった。
(2)ドラムの回転数が高すぎる場合、ドラム内の洗濯物がドラムの周壁に貼りついた状態でドラムが回転するため、ドラム内の中央部にあるオゾンは排気口からあまり排気されなかった。そのため、ドラムを回転させない場合と同様に、ドラム内のオゾン濃度は、長時間経過しなければ低下しなかった。
(3)ドラムの回転数が所定の回転数である場合、ドラム内の下部にある洗濯物がドラムの周壁に沿って持ち上げられ、その後、洗濯物が、ドラムの周壁から離れて、ドラム内の中央部を通過するように上方から下方に向かって落下した。その際、洗濯物がドラム内の中央部を通過することにより、ドラム内の中央部にあるオゾンが拡散して排気路から排気されやすくなったと考えられる。したがって、ドラムを回転させない場合と比べて、ドラム内のオゾン濃度は短時間で低下した。
本発明の発明者は、上述の試験結果から、脱水工程が中止された場合、ドラムを所定回転数で回転させて、洗濯物がドラム内の中央部を通過させることにより、ドラム内のオゾン濃度を短時間で低下させることができることを見出した。
すなわち、本発明のドラム式洗濯機は、洗濯機本体内に配置されたドラムに給水を行うための給水路と、前記給水路内にオゾンを発生させるオゾン発生装置と、前記ドラム内と前記洗濯機本体の外部とを連通させる排気路と、前記ドラム内の洗濯物の偏りを検出する偏芯検出手段とを備え、前記オゾン発生装置で発生したオゾンが前記ドラムに供給された状態ですすぎを行う除菌すすぎ工程を行った後で脱水工程を行うものであって、脱水工程において前記偏芯検出手段で検出される洗濯物の偏りが所定の偏り以上である場合に、脱水工程が中断されて、ほぐし運転が行われた後で脱水工程が再開されるとともに、脱水工程の中断が2以上の所定回数繰り返されて脱水工程が中止された場合、前記ドラム内の洗濯物が前記ドラム内の中央部を通過するように前記ドラムを回転させるオゾン除去運転が行われることを特徴とする。
本発明のドラム式洗濯機において、前記オゾン除去運転は、前記ドラムを連続的に回転させることにより行われることが好適である。
本発明のドラム式洗濯機において、前記オゾン除去運転における前記ドラムの回転数は、40~60rpmであることが好適である。
本発明のドラム式洗濯機において、前記ドラムは、水平方向又は傾斜方向に延びる回転軸周りに回転可能に構成され、正面視で前記ドラムの上方において前記ドラム内の中央部に対して片側の領域には、前記排気路と連通する排気口が配置されており、前記オゾン除去運転では、前記ドラムの下端部が前記排気口側に移動するように前記ドラムが回転することが好適である。
本発明のドラム式洗濯機において、前記ドラムの開口部を開閉するドアをロック状態またはロック解除状態に切り替えるドアロック装置を備え、前記ドアロック装置は、脱水工程が行われている際に前記ドアをロック状態にすると共に、脱水工程が中止された場合、前記オゾン除去運転が行われた後で、前記ドアをロック解除状態にするように制御されることが好適である。
本発明のドラム式洗濯機では、除菌すすぎ工程を行った後の脱水工程において、洗濯物の偏りが所定の偏り以上であることにより脱水工程が中止された場合、ドラム内の洗濯物がドラム内の中央部を通過するようにドラムを回転させるオゾン除去運転が行われる。したがって、脱水工程が中止された際に、ドラム内の中央部にあるオゾンが拡散して排気路から排気されやすくなる。よって、脱水工程が中止された場合に、ドラム内のオゾン濃度を短時間で低下させて、洗濯機のドアを開放することが可能となる。
本発明のドラム式洗濯機では、オゾン除去運転において、ドラムが連続的に回転することにより、ドラムの下部にある洗濯物をドラムの周壁に沿って持ち上げ、その後、洗濯物がドラムの中央部を通過するように移動させる動作が繰り返される。したがって、ドラム内のオゾン濃度を効率よく低下させることが可能となる。
本発明のドラム式洗濯機では、オゾン除去運転において、ドラムの下部にある洗濯物をドラムの周壁に沿って持ち上げ、その後、洗濯物をドラムの中央部を通過するように移動させることが可能である。
本発明のドラム式洗濯機では、ドラムの下端部が、ドラムの上方において排気路と連通する排気口が配置された側に移動するように回転することから、ドラム内において排気口に向かう空気の流れが形成され、ドラム内のオゾンが排気口に向かって流れやすい。したがって、ドラム内のオゾンを排気口からより短時間で排気できる。
本発明のドラム式洗濯機では、脱水工程が中止された場合、オゾン除去運転が行われることによりドラム内のオゾン濃度が低下した後で、ドアのロック解除が行われる。
本実施の形態に係るドラム式洗濯機1の構成を示す側面断面図である。 図1のドラム式洗濯機1の概略構成を示す正面図である。 オゾン発生装置58の構成を示す図である。 図1のドラム式洗濯機1の制御ブロック図である。 図1のドラム式洗濯機1のオゾン除去運転時のドラム22内の状態変化を示す模式図である。 図1のドラム式洗濯機1の洗濯コースの動作を示す図である。 図1のドラム式洗濯機1の脱水工程の動作を示す図である。 洗濯が適正に終了した場合のドラム内の状態変化を示す模式図である。 洗濯が適正に終了しなかった場合のドラム内の状態変化を示す模式図である。
以下、本発明のドラム式洗濯機の実施形態である乾燥機能を有しないドラム式洗濯機1について、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係るドラム式洗濯機1の構成を示す側面断面図である。
ドラム式洗濯機1は、外観を構成する洗濯機本体である筐体10を備える。筐体10の前面10aは、中央部から上部にかけて傾斜し、傾斜した面に洗濯物の投入口11が形成される。投入口11は、開閉自在なドア12により覆われる。
筐体10内には、外槽20が、複数のダンパー21により弾性的に支持される。外槽20内には、ドラム22が回転自在に配される。外槽20およびドラム22は、水平方向に対し、後面側が低くなるよう傾斜する。これにより、ドラム22は、水平方向に対して傾斜した方向に延びる回転軸周りに回転する。外槽20の前面の開口部20aおよびドラム22の前面の開口部22aは、投入口11に対向し、投入口11ともにドア12により閉鎖される。ドラム22の周壁には、多数の脱水孔22bが形成される。さらに、ドラム22の周壁には、3つのバッフル23が周方向にほぼ等しい間隔で設けられる。
ドラム22の後部には、回転翼24が回転自在に配される。回転翼24は、ほぼ円盤形状を有する。回転翼24の表面には、中央部から径方向外側に延びる複数の突状部24aが形成される。回転翼24は、ドラム22と同軸に回転する。
外槽20の後方には、ドラム22および回転翼24を駆動するトルクを発生させる駆動部30が配される。駆動部30は、モータ30a(図4)を有している。
外槽20の底部には、排水口部20bが形成される。排水口部20bは、排水ホース40に接続される。排水ホース40には、排水バルブ40aが設けられる。排水バルブ40aが開放されると、外槽20内に溜められた水が排水ホース40を通じて機外へ排出される。
筐体10内の前方上部には、洗剤ボックス50が配される。洗剤ボックス50には、洗剤が収容される洗剤容器50aが前方から引き出し自在に収容される。洗剤ボックス50は、外槽20の上部に、注水管51により接続される。洗剤ボックス50は、給水ホース52によって水道栓に接続される。給水ホース52には、筐体10内の後方上部に配された給水バルブ52aが設けられる。給水バルブ52aが開放されると、水道栓からの水道水が、給水ホース52、洗剤ボックス50および注水管51を通じて外槽20内に供給される。この際、洗剤容器50aに収容された洗剤が、水に押し流れて外槽20内に供給される。
外槽20には、回転ドラム22の回転に起因する振動によってオン/オフする振動スイッチ31が取り付けられている。
外槽20の上部には、図2に示すように、排気口20cが形成される。排気口20cは、正面視でドラム22の上方においてドラム22の中央部に対して左側の領域に配置され、ドラム22内と筐体10の外部とを連通させる排気路54が接続される。したがって、ドラム22内の空気やオゾンが排気路54を通じて機外へ排出される。排気路54の一部には、活性炭が収容され、排気路54を通過するガスは、活性炭を通過した後、機外へ排出される。したがって、排気路54を通過するオゾンの一部は、活性炭により消費される。
ドラム式洗濯機1は、ドラム22にオゾンを供給し、オゾン水により洗濯物をすすぐ工程(いわゆる除菌すすぎ)を行うことができる。したがって、図2に示すように、給水ホース52とは別の給水路であるオゾン給水路55が、ドラム22の下方に接続されており、オゾン給水路55には、オゾン水給水バルブ55a及びオゾン発生装置58が配置される。したがって、オゾン水給水バルブ55a及びオゾン発生装置58を制御することによりドラム22へのオゾン水の給水を行う。
オゾン発生装置58は、図3に示すように、オゾン給水路55の一部に略水平に設けたオゾン発生領域に配設されるオゾン電解部58aを含む。オゾン発生装置58は、一対のオゾン電解部58aを直列に通過させて水の電気分解によりオゾンを発生するようにしている。オゾン給水路55のオゾン発生領域には、上流側に上向きに延びる第1接続部55bが形成され、下流側に下向きに延びる第2接続部55cが形成されている。
図4は、本実施形態のドラム式洗濯機1の制御ブロック図である。ドラム式洗濯機1の制御部60は、図4に示すように、例えば、マイクロコンピュータなどで構成されており、CPUと、ドラム式洗濯機1の動作を制御するプログラムが格納されたROMと、上記プログラムを実行する際に用いられるデータ等が一時的に記憶されるRAMとを備えている。ドラム式洗濯機1の運転動作は、この制御部60によって制御される。
制御部60は、偏芯検出部60aを有している。また、制御部60には、操作部61と、振動スイッチ31と、モータ30aと、給水バルブ52aと、排水バルブ40aと、オゾン水給水バルブ55aと、オゾン発生装置58と、ドアロック装置62と、表示部63とが接続されている。
偏芯検出部60aは、振動スイッチ31からの検出信号に基づいて、脱水工程においてドラム22が回転されている際に、ドラム22内の洗濯物の偏り(偏芯)を検出する。具体的には、偏芯検出部60aは、振動スイッチ31のオン、オフ信号において、オフ時間の間隔が所定時間より長い場合に、ドラム22の振動を異常振動とみなし、ドラム22内の洗濯物の偏りが所定の偏り以上であることを検出する。即ち、偏芯検出部60aは、洗濯物がドラム22の周壁に均等に張り付かずに、所定量以上の偏りが発生した場合に、ドラム22内の洗濯物の偏りが所定の偏り以上であることを検出する。本実施形態のドラム式洗濯機1では、ドラム22内の洗濯物の偏りが所定の偏り以上である場合、脱水工程が中断され、脱水工程の中断が2以上の所定回数繰り返されると、脱水工程が中止される。
操作部61は、電源ボタン61aと、スタートボタン61bと、除菌すすぎボタン61cとを含む。電源ボタン61aは、ドラム式洗濯機1の電源を投入および遮断するためのボタンである。スタートボタン61bは、運転をスタートさせるためのボタンである。除菌すすぎボタン61cは、除菌すすぎを行うためのボタンである。操作部61は、ユーザに操作されたボタンに応じた入力信号を制御部60に出力する。
制御部60は、モータ30aを制御することにより、ドラム22の回転数を制御する。
制御部60は、給水バルブ52a及び排水バルブ40aを制御することにより、外槽20内への給水及び外槽20内からの排水を行う。
制御部60は、オゾン水給水バルブ55a及びオゾン発生装置58を制御することにより、除菌すすぎが行われる場合に、オゾン発生装置58で発生したオゾンをドラム22内に供給する。
制御部60は、ドア12をロック状態またはロック解除状態に切り替えるドアロック装置62を制御することにより、ドア12のロックおよびロック解除を行う。
制御部60は、表示部63を制御することにより、例えばドラム式洗濯機1が異常状態になった際に、異常状態を示すエラー表示等の表示を行う。本実施形態において、制御部60がエラー表示を行う場合とは、ドラム式洗濯機1の各部を制御しても洗濯機の異常状態を解消するのが不可能である場合である。したがって、ドラム式洗濯機1では、例えば、脱水工程においてドラム22内の洗濯物の偏りが所定の偏り以上であり、脱水の立ち上げができないことから脱水工程が中止された場合、制御部60は、ユーザに洗濯物のほぐし動作を促すエラー表示を行う。
本実施形態のドラム式洗濯機1の脱水工程での制御について説明する。
(脱水工程)
本実施形態のドラム式洗濯機1では、脱水工程において、振動スイッチ31のオン、オフ信号のオフ時間の間隔に基づいて、ドラム22内の洗濯物の偏りを検出する。したがって、制御部60は、ドラム22内の洗濯物の偏りを考慮してモータ30aを制御する。
(ドラム22内の洗濯物の偏りが所定の偏りより小さい場合)
制御部60は、脱水工程において、現時点のドラム22の回転数に応じた所定上昇速度でドラム22の回転数を上昇させるように、モータ30aを制御する。
具体的には、制御部60は、ドラム22の回転数が100rpmに至るまでは回転数を低い加速度でゆっくりと加速させるようにモータ30aを制御し、洗濯物を徐々にドラムの内周に均等になるように貼り付けるような運転を行う。その後は、制御部60は、ドラム22の回転数を上昇させる加速度を上げて目標回転数(例えば800rpm)まで回転数を上昇させるようにモータ30aを制御する。また、制御部60は、脱水工程において、ドラム22の回転数が目標回転数(例えば800rpm)まで到達すると、そのまま脱水運転を継続し、予め定められた所定脱水時間が経過した後に、脱水工程を終了する。
(ドラム22内の洗濯物の偏りが所定の偏り以上である場合)
制御部60は、脱水工程において、振動スイッチ31のオン、オフ信号において、オフ時間の間隔が所定時間より長い場合に、ドラム22内の洗濯物の偏りが所定の偏り以上であることから、脱水工程を中断する。
具体的には、制御部60は、脱水工程が開始されると、上述したように、モータ30aを制御することにより、ドラム22の回転数を段階的に上昇させるが、ドラム22の回転数が目標回転数に到達するまでに、ドラム22内の洗濯物の偏りが所定の偏り以上になると、脱水工程を中断して、洗濯物のほぐし運転を行う。
洗濯物のほぐし運転とは、ドラム22内の洗濯物の偏りを解消するための運転である。具体的には、制御部60は、ほぐし運転として、ドラム22を低速(40~50rpm程度)で正転、反転を繰り返すことにより、洗濯物の攪拌を行い、洗濯物の偏りを解消する運転を行う。制御部60は、予め定められた所定のほぐし運転時間が経過すると、ほぐし運転を終了する。すなわち、制御部60は、洗濯機の異常状態である洗濯物の偏りが所定の偏り以上の状態を解消するために、ドラム式洗濯機1の各部を制御して、ほぐし運転を行う。ほぐし運転は、脱水運転を開始する前、または、洗濯物の偏りが大きくて脱水運転をやり直す際に行われる。
制御部60は、洗濯物のほぐし運転を行った後で、モータ30aを制御して脱水工程を再開し、ドラム22の回転数を段階的に上昇させる。制御部60は、ほぐし運転を行った後で脱水工程を再開するが、脱水工程の中断が2以上の所定回数繰り返されると、脱水工程を中止する。すなわち、制御部60は、ほぐし運転を行うことによりドラム22内の洗濯物の偏りが解消されない場合、ドラム式洗濯機1の各部を制御しても洗濯機の異常状態を解消するのが不可能であるとして、脱水工程を中止する。その後、制御部60は、オゾン除去運転を行った後で、ドラム式洗濯機1の表示部63にエラー表示をして、ユーザに洗濯物のほぐし動作を促す処理を行う。
(オゾン除去運転)
オゾン除去運転とは、除菌すすぎ工程を行った後の脱水工程が中止された場合に、ドラム22内のオゾン濃度を低下させる運転である。本実施形態において、オゾン除去運転は、洗濯物の偏りが所定の偏り以上であることにより脱水工程が中止された場合に行われる。具体的には、制御部60は、ドラム22内の洗濯物がドラム22の中央部を通過するようにドラム22を連続的に回転させる。本実施形態では、制御部60は、ドラム22を所定回転数(例えば50rpm)で回転させた状態を、所定のオゾン除去時間(例えば10分間)継続する。
オゾン除去運転におけるドラム22の所定回転数は、例えば40~60rpmである。上述したように、ドラム22の回転数が低すぎる場合(例えば20~30rpm)、ドラム22内の下部にある洗濯物がドラムの周壁に沿って持ち上がらない。また、ドラム22の回転数が高すぎる場合(例えば70~100rpm)、ドラム22内の洗濯物がドラム22の周壁に貼りついた状態でドラム22が回転する。
したがって、オゾン除去運転におけるドラム22の所定回転数は、ドラム22が回転した際に、ドラム22内の下部にある洗濯物がドラム22の周壁に沿って持ち上げられ、その後、洗濯物が、ドラム22の周壁から離れて、ドラム22内の中央部を通過するように上方から下方に向かって落下する回転数に設定される。本発明において、ドラム22内の中央部とは、ドラム22内の空間においてドラム22の回転軸の延長線が通過する部分の少なくとも一部である。また、オゾン除去運転におけるドラム22の所定回転数は、ドラム式洗濯機1のドラム22の容量にかかわらず、略同一の回転数である。
本実施形態のドラム式洗濯機1においても、従来の洗濯機と同様に、脱水工程が中止された場合、図5(a)に示すように、ドラム内のオゾン濃度は十分に低下していない。
その後、オゾン除去運転が行われると、図5(b)及び図5(c)に示すように、ドラム22内の下部にある洗濯物がドラム22の周壁に沿って持ち上げられ、その後、洗濯物が、ドラムの周壁から離れて、ドラム22内の中央部を通過するように上方から下方に向かって落下する。オゾン除去運転では、洗濯物がドラム22内の中央部を通過するように上方から下方に向かって落下する動作が繰り返される。
上述したように、ドラム22内のオゾン濃度は、ドラム22内の中央部において高くなっており、洗濯物がドラム22内の中央部を通過する際に、ドラム22内の中央部にあるオゾンが拡散して、排気口20cに向かって流れやすくなり、ドラム22内のオゾンは排気口20cから排気される。
本実施形態において、排気口20cは、上述したように、正面視でドラム22の上方においてドラム22内の中央部に対して左側の領域に配置される。オゾン除去運転では、ドラム22は、図2に示した矢印の方向に回転する。したがって、ドラム22内において排気口20cに向かう空気の流れが形成され、ドラム22内のオゾンが排気口20cに向かって流れやすい。
本実施形態のドラム式洗濯機1は、洗濯機本体である筐体10内に配置されたドラム22に給水を行うための給水路であるオゾン水給水路55と、オゾン水給水路55内にオゾンを発生させるオゾン発生装置58と、ドラム22内と筐体10の外部とを連通させる排気路54と、ドラム22内の洗濯物の偏りを検出する偏芯検出手段である偏芯検出部60aとを備え、オゾン発生装置58で発生したオゾンがドラム22に供給された状態ですすぎを行う除菌すすぎ工程を行った後で脱水工程を行うものであって、脱水工程において偏芯検出部60aで検出される洗濯物の偏りが所定の偏り以上であることにより脱水工程が中止された場合、ドラム22内の洗濯物がドラム22内の中央部を通過するようにドラム22を回転させるオゾン除去運転が行われる。
これにより、本実施形態のドラム式洗濯機1では、除菌すすぎ工程を行った後の脱水工程において、洗濯物の偏りが所定の偏り以上であることにより脱水工程が中止された場合、ドラム22内の洗濯物がドラム22内の中央部を通過するようにドラム22を回転させるオゾン除去運転が行われる。したがって、脱水工程が中止された際に、ドラム22内の中央部にあるオゾンが拡散して排気路54から排気されやすくなる。よって、脱水工程が中止された場合に、ドラム22内のオゾン濃度を短時間で低下させて、ドラム式洗濯機1のドア12を開放することが可能となる。
本実施形態のドラム式洗濯機1において、ドラム22は、水平方向又は傾斜方向に延びる回転軸周りに回転可能に構成され、正面視でドラム22の上方においてドラム22内の中央部に対して片側の領域である左側の領域には、排気路54と連通する排気口20cが配置されており、オゾン除去運転では、ドラム22の下端部が排気口20c側に移動するようにドラム22が回転する。
これにより、本実施形態のドラム式洗濯機1では、ドラム22内において排気口20cに向かう空気の流れが形成され、ドラム22内のオゾンが排気口20cに向かって流れやすい。したがって、ドラム22内のオゾンを排気口20cからより短時間で排気できる。
次に、ドラム式洗濯機1の運転動作について、図6及び図7に基づいて説明する。ドラム式洗濯機1は、例えば、洗い工程、すすぎ工程および脱水工程を有し、且つ、乾燥工程を有しない洗濯コースの運転を行なうことができる。なお、本実施形態では、ユーザが、洗い工程終了までに、操作部61の除菌すすぎボタン61cを押し、所定の金額を投入することによって、オゾン発生装置58によって生成されるオゾンを使用した除菌すすぎ工程が行われる場合について説明する。
<ステップS1:洗い工程>
ステップS1では、まず、使用者によって、ドア12が開けられ、ドラム22内に洗濯物が収容されて、ドア12が閉じられる。洗い工程が開始されると、制御部60は、通常の洗濯水を供給するための給水バルブ52aを開いて、外槽20に水を供給する。この際、制御部60は、排水バルブ40aを閉じていて、供給された水は、外槽20内に溜められ、ドラム22内にも溜められる。そして、所定量の水が供給されると、制御部60は、給水バルブ52aを閉じて、モータ30aを駆動(ON)し、ドラム4を回転させる。
そして、所定時間の洗い動作が終了すると、制御部60は、排水バルブ40aを開いて、外槽20内の洗浄水を排水ホース40を介して機外へ排水する。排水後、制御部60は、モータ30aによってドラム22を高速回転させ、洗濯物に含まれる洗濯水が脱水される中間脱水を行う。中間脱水によって洗濯物から脱水された洗濯水は、脱水孔22bを通って外槽20内に放出され、排水口部20bから機外へ排水される。
<ステップS2:すすぎ工程>
ステップS1において、洗い工程が終了すると、ステップS2では、すすぎ工程が行われる。すすぎ工程が開始されると、制御部60は、排水バルブ40aを閉じて、通常の洗濯水を供給するための給水バルブ52aを開いて、外槽3に所定量のすすぎ水を供給する。そして、所定量の水が供給されると、制御部60は、給水バルブ52aを閉じて、モータ30aによってドラム22を回転させて、ドラム22内の洗濯物のすすぎを所定時間行う。
すすぎが終了すると、制御部60は、排水バルブ40aを開いて、外槽20内のすすぎ水を排水口部20bから機外へ排水する。排水後、上記同様の脱水動作によって中間脱水が行われ、洗濯物に含まれるすすぎ水が脱水される。この脱水されたすすぎ水も上記同様に、排水口部20bから機外へ排水される。
<ステップS3:除菌すすぎ工程>
ステップS2において、すすぎ工程が終了すると、ステップS3では、除菌すすぎ工程が行われる。除菌すすぎ工程が開始されると、制御部60は、排水バルブ40aを閉じて、オゾン給水バルブ55aを開いて、オゾン給水路55を介して外槽20に所定量のすすぎ水を供給する。このとき、制御部60は、オゾン電解部58aへの通電をOFFからONに切り替える。したがって、オゾン電解部58aは、洗濯水を電気分解してオゾンを発生させる。
そして、所定量の水が供給されると、制御部60は、オゾン水給水バルブ55aを閉じて、モータ30aによってドラム22を回転させて、オゾン水によってドラム22内の洗濯物の除菌すすぎを所定時間行う。除菌すすぎが終了すると、制御部60は、排水バルブ40aを開いて、外槽20内のすすぎ水を排水口部22bを介して機外へ排水する。
<ステップS4:脱水工程>
ステップS3において、除菌すすぎ工程が終了すると、ステップS4では、脱水工程が行われる。脱水工程が開始されると、制御部60は、ドラム22の回転数を目標回転数に向けて上昇させ、目標回転数に到達すると、所定脱水時間が経過するまで脱水運転を行う。脱水工程が終了すると、制御部60は、ドラム22の回転を停止し、洗濯コースの動作を終了する。脱水工程で脱水された水も上記同様に排水口部22bから機外に排水される。
脱水工程において、ドラム22内の洗濯物の偏りが大きい場合、脱水工程が中断または中止されるが、脱水工程の中断または中止を含む動作について、図7に基づいて説明する。
<ステップS101>
ステップS101において、脱水工程が開始されると、制御部60は、ドアロック装置62を制御して、ドア12をロック状態にして、ドラム22内の洗濯物の偏りを解消するためのほぐし運転を行う。
<ステップS102>
ほぐし運転が終了すると、ステップS102において、制御部60は、ドラム22の回転数を目標回転数に向けて上昇させる。
<ステップS103>
制御部60は、ドラム22の回転数を上昇させると共に、ドラム22内の洗濯物の偏りが所定の偏りより大きいか否かを判定する。
<ステップS104>
ステップS103で、制御部60が、ドラム22内の洗濯物の偏りが所定の偏り以上であると判定した場合、制御部60は、ドラム22の回転を停止し、脱水工程を中断する。
<ステップS105>
その後、ステップS105において、制御部60は、脱水工程を所定回数中断して停止したか否かを判定する。ステップS105で、制御部60が、脱水工程を所定回数中断して停止してないと判定した場合、ステップS101に移行して、制御部60は、再度、ほぐし運転を行う。
<ステップS106>
ステップS105で、制御部60が、脱水工程を所定回数中断して停止したと判定した場合、ステップS106に進んで、制御部60は、脱水工程を中止し、ドラム22を50rpmで連続的に回転させて、オゾン除去運転を開始する。
本実施形態のドラム式洗濯機1において、脱水工程において偏芯検出手段である偏芯検出部60aで検出される洗濯物の偏りが所定の偏り以上である場合に、脱水工程が中断されて、ほぐし運転が行われた後で脱水運転が再開されると共に、脱水工程の中断が2以上の所定回数繰り返された場合に、脱水工程が中止される。
これにより、本実施形態のドラム式洗濯機1では、脱水工程が中断された際に、洗濯物のほぐし動作により洗濯物の偏りが解消した場合、オゾン除去運転を行わないで脱水工程を継続できる。
本実施形態のドラム式洗濯機1において、オゾン除去運転は、ドラム22を連続的に回転させることにより行われる。
これにより、本実施形態のドラム式洗濯機1では、ドラム22の下部にある洗濯物をドラム22の周壁に沿って持ち上げ、その後、洗濯物をドラム22の中央部を通過するように移動させる動作が繰り返される。したがって、ドラム内のオゾン濃度を効率よく低下させることが可能となる。
本実施形態のドラム式洗濯機1において、オゾン除去運転におけるドラム22の回転数は、40~60rpmである。
これにより、本実施形態のドラム式洗濯機1では、ドラム22の下部にある洗濯物をドラム22の周壁に沿って持ち上げ、その後、洗濯物をドラム22の中央部を通過するように移動させることが可能である。
<ステップS107>
ステップS107において、制御部60は、オゾン除去運転が10分継続したか否かを判定する。ステップS107で、制御部60が、オゾン除去運転が10分継続してないと判定した場合、ステップS106に進んで、制御部60は、オゾン除去運転を継続する。
<ステップS108>
ステップS107で、制御部60が、オゾン除去運転が10分継続したと判定した場合、ステップS108に進んで、制御部60は、ドラム22の回転を停止させる。
<ステップS109>
ステップS109において、制御部60は、ドアロック装置62を制御して、ドア12をロック解除状態にする。
本実施形態のドラム式洗濯機1において、ドラム22の開口部22aを開閉するドア12をロック状態またはロック解除に切り替えるドアロック装置62を備え、ドアロック装置62は、脱水工程が行われている際にドア12をロック状態にすると共に、脱水工程が中止された場合、オゾン除去運転が行われた後で、ドア12をロック解除状態にするように制御される。
これにより、本実施形態のドラム式洗濯機1では、脱水工程が中止された場合、オゾン除去運転が行われることによりドラム22内のオゾン濃度が低下した後で、ドア12のロック解除が行われる。
<ステップS110>
その後、ステップS110において、制御部60は、表示部63に対してエラー表示をして、ユーザに洗濯物のほぐし動作を促す処理を行う。
<ステップS111>
ステップS103で、制御部60が、ドラム22内の洗濯物の偏りが所定の偏りより小さいと判定した場合、ステップS111に進んで、制御部60は、脱水工程を継続し、ドラム22の回転を目標回転数まで上昇させて、所定脱水時間が経過したか否かを判定する。
<ステップS112>
ステップS111で、制御部60が、所定脱水時間が経過したと判定した場合、ステップS112において、制御部60は、ドラム22の回転を停止させる。
<ステップS113>
その後、ステップS113において、制御部60は、ドアロック装置62を制御して、ドア12をロック解除状態にする。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は上述した実施形態のみに限定されるものではない。
上記実施形態では、ドラム22が、水平方向に対して傾斜方向に延びる回転軸周りに回転するが、ドラム22は、水平方向に延びる回転軸周りに回転してよい。
上記実施形態では、脱水工程の中断が2以上の所定回数繰り返された後で脱水工程が中止されてオゾン除去運転が行われるが、脱水工程が中断された場合に、ほぐし運転を実施せずに、脱水工程が中止されてオゾン除去運転が行われてよい。
上記実施形態では、オゾン除去運転において、ドラム22が連続的に回転されるが、ドラム22が間欠的に回転されてよい。
上記実施形態では、排気路54と連通する排気口20cが、正面視でドラム22の上方においてドラム22内の中央部に対して片側の領域に配置され、オゾン除去運転において、ドラム22の下端部が排気口20c側に移動するようにドラム22が回転するが、オゾン除去運転において、ドラム22の下端部が排気口20cと反対側に移動するようにドラム22が回転してよい。また、オゾン除去運転において、ドラム22の下端部が排気口20c側に移動する方向の回転と、ドラム22の下端部が排気口20cと反対側に移動する方向の回転とが、交互に行われてよい。
上記実施形態では、偏芯検出部60aが、振動スイッチ31からの検出信号に基づいて、ドラム22内の洗濯物の偏り(偏芯)を検出しているが、ドラム22内の洗濯物の偏りを検出する方法は、これに限られない。
上記実施形態では、乾燥機能を有しないドラム式洗濯機1について説明したが、本発明は、乾燥機能を有するドラム式洗濯機に適用可能である。乾燥機能を有するドラム式洗濯機において、例えば乾燥工程用のファンが故障している場合、本発明の効果が得られる。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1 ドラム式洗濯機
10 筐体(洗濯機本体)
12 ドア
20c 排気口
22 ドラム
22a ドラムの開口部
54 排気路
55 オゾン水給水路(給水路)
58 オゾン発生装置
60a 偏芯検出部(偏芯検出手段)
62 ドアロック装置

Claims (5)

  1. 洗濯機本体内に配置されたドラムに給水を行うための給水路と、前記給水路内にオゾンを発生させるオゾン発生装置と、前記ドラム内と前記洗濯機本体の外部とを連通させる排気路と、前記ドラム内の洗濯物の偏りを検出する偏芯検出手段とを備え、
    前記オゾン発生装置で発生したオゾンが前記ドラムに供給された状態ですすぎを行う除菌すすぎ工程を行った後で脱水工程を行うものであって、
    脱水工程において前記偏芯検出手段で検出される洗濯物の偏りが所定の偏り以上である場合に、脱水工程が中断されて、ほぐし運転が行われた後で脱水工程が再開されるとともに、
    脱水工程の中断が2以上の所定回数繰り返されて脱水工程が中止された場合、前記ドラム内の洗濯物が前記ドラム内の中央部を通過するように前記ドラムを回転させるオゾン除去運転が行われることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記オゾン除去運転は、前記ドラムを連続的に回転させることにより行われることを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記オゾン除去運転における前記ドラムの回転数は、40~60rpmであることを特徴とする請求項2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記ドラムは、水平方向又は傾斜方向に延びる回転軸周りに回転可能に構成され、
    正面視で前記ドラムの上方において前記ドラム内の中央部に対して片側の領域には、前記排気路と連通する排気口が配置されており、
    前記オゾン除去運転では、前記ドラムの下端部が前記排気口側に移動するように前記ドラムが回転することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記ドラムの開口部を開閉するドアをロック状態またはロック解除状態に切り替えるドアロック装置を備え、
    前記ドアロック装置は、脱水工程が行われている際に前記ドアをロック状態にすると共に、脱水工程が中止された場合、前記オゾン除去運転が行われた後で、前記ドアをロック解除状態にするように制御されることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
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