JP7196784B2 - ワイヤハーネス - Google Patents
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Description
本開示のワイヤハーネスは、
[1]複数本の電線を有する電線群と、前記電線群を収容する収容部材と、を備えるワイヤハーネスであって、前記電線群は、前記収容部材に収容されるとともに、前記電線群の延在方向と交差する方向においてテープ部材が巻回された巻回部を有しており、前記テープ部材には、スリットが設けられている。
この態様によれば、作業者が巻回部を押圧することによって、巻回部の断面形状を収容部に収容可能な断面扁平状に変形させることができる。
作業者によって巻回部が押圧されると、巻回部はその周方向、すなわちテープ部材の長さ方向に変形しようとする。この態様によれば、テープ部材においてスリットが設けられている部分は、他よりも幅が狭くなるため、当該部分を起点として長さ方向に伸びやすくなる。したがって、巻回部を容易に変形させることができる。
この態様によれば、テープ部材は複数のスリットにより、長さ方向に一層伸びやすくなる。したがって、巻回部を一層変形させやすくすることができる。
テープ部材の長さ方向の同位置に一対のスリットが設けられている場合、これらスリットが設けられている部分の幅が狭くなることでテープ部材の強度が不足し、テープ部材が破断されるおそれがある。この点、上記態様によれば、複数のスリットが長さ方向において互い違いに配置されているため、テープ部材の破断を抑制しつつ、テープ部材を長さ方向に伸ばすことができる。
以下、図1~図4を参照して、ワイヤハーネスの一実施形態について説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
ワイヤハーネス10は、複数本の電線21を有する電線群20と、電線群20を収容するプロテクタ30とを備えている。本実施形態において、電線群20は、7本の電線21を有している。プロテクタ30が、収容部材の一例に相当する。
図2及び図3に示すように、電線21は、導体よりなる芯線22と、芯線22の外周を被覆する絶縁被覆23とを有している。芯線22としては、例えば、複数の金属素線を撚り合わせてなる撚り線などを用いることができる。芯線22の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。
図2及び図3に示すように、プロテクタ30は、本体40と、本体40に対して係脱可能に設けられ、本体40の開口44を覆うカバー50とを備えている。本体40及びカバー50は、共に硬質の樹脂製である。
底壁41の長手方向は、電線群20の延在方向に沿っている。以降において、底壁41の短手方向を短手方向Xとして、電線群20の延在方向を延在方向Yとして説明する。
各側壁52は、延在方向Yの全体にわたって延在している。各側壁52には、各ロック枠部43の係止孔43aに挿通及び係止される係止爪部53が突設されている。
図1~図3に示すように、電線群20のうち上記プロテクタ30に収容される部分には、外装部材25が設けられておらず、電線21が露出している。当該部分の電線群20は、延在方向Yと交差する方向においてテープ部材60が巻回された巻回部24を複数有している。本実施形態においては、巻回部24が延在方向Yに互いに間隔をおいて3箇所に設けられている。テープ部材60は、例えば、ポリ塩化ビニルなどの軟質の樹脂製である。
(1)ワイヤハーネス10は、複数本の電線21を有する電線群20と、電線群20を収容するプロテクタ30とを備える。電線群20は、プロテクタ30に収容されるとともに、電線群20の延在方向Yと交差する方向においてテープ部材60が巻回された巻回部24を有している。テープ部材60には、スリット61が設けられている。
上記態様によれば、作業者が巻回部24を押圧することによって、巻回部24の断面形状をプロテクタ30に収容可能な断面扁平状に変形させることができる。
作業者によって巻回部24が押圧されると、巻回部24はその周方向、すなわちテープ部材60の長さ方向Lに変形しようとする。
上記態様によれば、テープ部材60は複数のスリット61により、長さ方向Lに一層伸びやすくなる。したがって、巻回部24を一層変形させやすくすることができる。
テープ部材の長さ方向Lの同位置に一対のスリット61が設けられている場合、これらスリット61が設けられている部分の幅が狭くなることでテープ部材の強度が不足し、テープ部材が破断されるおそれがある。
・電線群20が有する電線21の本数は、適宜変更することができる。
・巻回部24において、電線群20の延在方向Yに対してテープ部材60が螺旋状に巻回されていてもよい。
・テープ部材60の長さ方向Lの同位置に一対のスリット61を設けた構成としてもよい。
・スリット61は、テープ部材60の幅方向Wの中央部に幅方向Wに沿って延びていてもよい。
L…長さ方向
W…幅方向
X…短手方向
Y…延在方向
Z…高さ方向
10…ワイヤハーネス
11,12…機器
20…電線群
21…電線
22…芯線
23…絶縁被覆
24…巻回部
25…外装部材
30…プロテクタ(収容部材)
40…本体
41…底壁
42…側壁
43…ロック枠部
43a…係止孔
44…開口
50…カバー
51…頂壁
52…側壁
53…係止爪部
60…テープ部材
61…スリット
Claims (5)
- 複数本の電線を有する電線群と、
前記電線群を収容する収容部材と、を備えるワイヤハーネスであって、
前記電線群は、前記収容部材に収容されるとともに、前記電線群の延在方向と交差する方向においてテープ部材が巻回された巻回部を有しており、
前記テープ部材には、スリットが設けられていて、
前記巻回部は、前記スリットが前記電線群の延在方向と一致する方向に沿って延びるように構成されている、
ワイヤハーネス。 - 前記収容部材は、断面扁平状である、
請求項1に記載のワイヤハーネス。 - 前記スリットは、前記テープ部材の幅方向に沿って延びており、
請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス。 - 前記テープ部材は、複数の前記スリットを有しており、
複数の前記スリットは、前記テープ部材の長さ方向に互いに間隔をおいて設けられている、
請求項3に記載のワイヤハーネス。 - 複数の前記スリットは、前記テープ部材の前記幅方向の両端に設けられているとともに、前記長さ方向において互い違いに配置されている、
請求項4に記載のワイヤハーネス。
Priority Applications (1)
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JP2019118415A JP7196784B2 (ja) | 2019-06-26 | 2019-06-26 | ワイヤハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019118415A JP7196784B2 (ja) | 2019-06-26 | 2019-06-26 | ワイヤハーネス |
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JP2021005947A JP2021005947A (ja) | 2021-01-14 |
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ID=74098333
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JP2015146668A (ja) | 2014-02-03 | 2015-08-13 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線外装部材、電線モジュール及び電線外装部材の製造方法 |
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JP2924719B2 (ja) * | 1995-07-17 | 1999-07-26 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス用ジャバラ型グロメットの通し作業方法 |
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2019
- 2019-06-26 JP JP2019118415A patent/JP7196784B2/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015146668A (ja) | 2014-02-03 | 2015-08-13 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線外装部材、電線モジュール及び電線外装部材の製造方法 |
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