JP7196769B2 - レーザ走査式映像装置 - Google Patents

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Description

この明細書による開示は、レーザ走査式映像装置に関する。
従来、レーザビームを、投射レンズを経てスクリーンに投射されるように走査し、当該スクリーンに映像を構成するレーザ走査式映像装置が知られている。特許文献1には、赤、青、緑のパルス状に発光される3本のレーザビームをポリゴンミラー(回転多面鏡)が反射することにより走査する技術が開示されている。こうしたポリゴンミラーによるレーザビームの走査は、一般的に等速の走査となる。
そして、3本のレーザビームは、投射レンズにおいて色収差を生じるため、レーザビーム間に生じる色収差分だけ予め画像信号を、画像データである補正データを求めることによって、逆補正して出力する。その際に、パルスのクロック数をn倍すると共に、補完演算によって補正データの画素密度をn倍している。
特開平9-138362号公報
特許文献1において、補正データの画素密度をn倍とすると、その分だけ色収差の精細な補正を実現することができる。ただし、相反として、補正データのデータ処理量が増加するため、例えば処理の遅延、消費電力の増加等の問題が懸念されている。
この明細書の開示による目的のひとつは、データ処理量の増加を抑制しつつ、投射レンズの色収差を精細に補正可能なレーザ走査式映像装置を提供することにある。
ここに開示された態様のひとつは、レーザビームを、投射レンズ(15)を経てスクリーン(11)に投射されるように走査し、スクリーンに映像を構成するレーザ走査式映像装置であって、
相互に異なる波長のレーザビームをパルス状に発光する複数のレーザ発光部(22a~c)と、
各レーザ発光部から発光された各レーザビームを共通の光路に案内するレーザ案内部(24)と、
スクリーンに映像が描画されるように、共通の光路から入射する各レーザビームを反射することにより走査する走査ミラー部(26)と、
走査ミラー部による各レーザビームを共振方向(D1)に共振駆動走査をさせるように、走査ミラー部の向きを制御すると共に、各レーザ発光部から発光される各レーザビームの発光タイミングを個別に制御する制御部であって、映像の同一画素を構成するパルス状の各レーザビームがスクリーン上で共振方向に一致する座標に投射されるように、各レーザ発光部間にて同一画素における発光タイミングをずらすタイミングずらし制御を実施可能な映像制御部(28)と、を備え
映像制御部は、
映像のうち中心画素(CP)を含む第1の範囲(NCR)に対しては、各レーザ発光部間にて同一画素における発光タイミングを一致させるタイミング一致制御を実施し、
映像のうち第1の範囲よりも外側の第2の範囲(CR)に対しては、タイミングずらし制御を実施する。
このような態様によると、各レーザビームを反射する走査ミラー部の向きの制御にあたっては、各レーザビームは、共振方向に共振駆動走査される。共振駆動走査では、走査ミラー部の向きが振り子の如く固有振動するので、レーザビームの共振方向の走査は、非等速の走査となる。詳細に、スクリーン上での走査範囲の共振方向中央側では、走査速度が比較的速くなる一方、共振方向外側では、走査速度が比較的遅くなる。したがって、所定のクロックにてレーザビームの発光タイミングが制御される場合に、走査速度が遅くなる共振方向外側では、パルス状のレーザビームが投射されるスクリーン上の座標は、遅い速度によって、共振方向中央よりも高精度に調整することができる。
さて、走査ミラー部により走査された各レーザビームが投射レンズに屈折される際に、相互に波長が異なる各レーザビーム毎の屈折角が異なることにより、色収差が生じる。そこで本態様では、当該色収差を相殺するように、映像の同一画素を構成するパルス状の各レーザビームがスクリーン上で共振方向に実質的に一致する座標に投射される。これは、各レーザ発光部間にて同一画素における発光タイミングがずらされるタイミングずらし制御が実施されることにより、実現される。
ここで、投射レンズによる色収差は、近軸では無視できる程小さいため、補正の必要性が比較的低いが、外側では大きくなるため、補正の必要性が高い。この点、本態様では、色収差が比較的大きくなる共振方向外側において、走査速度が遅くなっている。したがって、共振方向外側において1クロック分発光タイミングをずらした時のスクリーン上の座標のずれが小さいので、各レーザビームが投射される当該座標を微小に個別調整して、色収差を精細に補正することができる。このタイミングずらし制御では、補正に用いるデータを倍化させる必要性が低減されているので、当該データ処理量の増加を抑制することができる。
なお、括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。
第1実施形態のHUDの概略構成を示す図である。 第1実施形態の映像生成ECU及びレーザ走査式映像装置のブロック図である。 第1実施形態のレーザ走査式映像装置、投射レンズ及びスクリーンの位置関係を示す図である。 第1実施形態のレーザ走査式映像装置、投射レンズ及びスクリーンの光学系を示す図である。 第1実施形態の走査ミラー部を拡大して示す正面図である。 第1実施形態の色収差非補正範囲及び色収差補正範囲を説明するための図である。 第1実施形態の色収差の補正を説明するための図である。 第1実施形態の共振駆動走査における速度及び1クロック分の共振方向の座標のずれを説明するための図である。 第1実施形態の共振駆動走査及び比較例の等速の走査について、横軸にスクリーン上の座標領域、縦軸に時間領域を設定することにより、可視化したグラフである。 第1実施形態の共振駆動走査及び比較例の等速の走査における、1クロック分のレーザビームが投射されるスクリーン上の座標のずれを比較した表である。 変形例1における図3に対応する図である。
一実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本開示の第1実施形態によるレーザ走査式映像装置21は、車両1に搭載されるように構成されたヘッドアップディスプレイ(以下、HUD)10に用いられている。レーザ走査式映像装置21は、HUD10に設けられたスクリーン11に投影される映像を、レーザビームを走査することによって、構成する。スクリーン11に投影された映像は、スクリーン11から拡散された表示光がHUD10により車両1のウインドシールド3に向けて投射されることによって、当該ウインドシールド3を挟んで乗員のアイポイントEPとは反対側の車外に、虚像VRIとして結像される。虚像VRIは、車外の景色と重畳し、さらには現実を拡張する拡張現実(Augmented Reality;AR)表示を含んでいる。
車両1のウインドシールド3は、例えばガラスないし合成樹脂により透光性の板状に形成された透明部材であり、車両1のインストルメントパネル2よりも車両上方に配置されている。ウインドシールド3は、車両前方から車両後方へ向かう程、インストルメントパネル2とは離間するように傾斜している。なお、スクリーン11に投影された映像は、ウインドシールド3ではなく、車両1と別体となって車内に設置されたコンバイナに、投影されてもよい。
図2に示すように、車両1には、映像生成ECU(Electric Control Unit)4が搭載されている。映像生成ECU4は、いわゆるコンピュータであり、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ装置、入出力インターフェースを含む電子回路を主体として構成されている。プロセッサは、メモリ装置に記憶されているコンピュータプログラムを実行する演算回路である。メモリ装置は、例えば半導体メモリないし磁気ディスクによって提供され、プロセッサによって読み取り可能なコンピュータプログラム及びデータを非一時的に格納する非遷移的実体的記録媒体である。
映像生成ECU4は、車両1等から各種情報を取得し、当該情報に基づいて、HUD10によって表示される映像データを生成する。映像生成ECU4は、生成した映像データを、レーザ走査式映像装置21へ向けて逐次出力する。
HUD10は、車両1のインストルメントパネル2に搭載されている虚像ディスプレイである。HUD10は、レーザ走査式映像装置21に加えて、スクリーン11、導光部13、投射レンズ15等を具備している。
図1,3,4に示すスクリーン11は、例えば合成樹脂ないしガラスからなる基材の表面に、アルミニウム等の金属膜を蒸着させること等により、マイクロミラーアレイ状に形成された反射型のスクリーンである。スクリーン11は、光を反射する複数のミラー曲面を有する複数のマイクロミラーを、ベース面11aに沿って格子状に配列した板状に形成されている。各ミラー曲面は、ベース面11aの曲率に対して十分に大きな曲率の絶対値を有する凸面状又は凹面状に形成されている。本実施形態のスクリーン11のベース面11aが平面状に形成されていることで、スクリーン11は平板状に形成されている。
こうしたスクリーン11にレーザビームが入射されると、当該スクリーン11は、当該ミラー曲面の近傍にレーザビームを結像させつつ、当該ビームの拡がり角を拡大させて、スクリーン11から射出させることができる。この結果、車内において乗員が虚像VRIを視認可能となる空間領域、すなわちアイボックスが拡大される。
図1に示す導光部13は、スクリーン11から射出されたレーザビームを、ウインドシールド3へ向けて導光する光学系である。導光部13としては、1つの凹面鏡からなる構成、1つの平面鏡と1つの凹面鏡を組み合わせた構成、1つの凸面鏡と1つの凹面鏡を組み合わせた構成、他の構成等、各種の構成を採用することができる。ここで導光部13は、正の光学パワーを有することにより、スクリーン11に投影された映像に対して、乗員に視認される虚像VRIを、拡大する機能を有していることが好ましい。
図1,3,4に示す投射レンズ15は、fθレンズとも称されており、レーザ走査式映像装置21とスクリーン11との間の光路上に配置されている。投射レンズ15は、レーザビームのスクリーン11への入射角を調整する。投射レンズ15は、正の光学パワーを有する。投射レンズ15としては、1つの平凸レンズからなる構成、複数の平凸レンズからなる構成、他の構成等、各種の構成を採用することができる。これら構成物であるレンズは、例えばガラスないし合成樹脂からなる透光性の光学材料であって、可視領域に対して正常分散を示す光学材料により形成される。
レーザ走査式映像装置21は、複数のレーザ発光部22a,22b,22c、レーザ案内部24、走査ミラー部26、及び映像制御部28等により構成されている。
図2,4に示すように、レーザ発光部22a~cは、例えば3つ設けられ、それぞれレーザビームをパルス状に発光する。本実施形態において各レーザ発光部22a~cには、レーザダイオードが採用されている。
3つのレーザ発光部22a~cは、相互に異なる波長α,β,γのレーザビームを発光するようになっている。レーザ発光部22aが発するレーザビームのピーク波長αは、例えば500~560nmの範囲、好ましくは540nmである緑色波長となっている。レーザ発光部22bが発するレーザビームのピーク波長βは、例えば430~470nmの範囲、好ましくは450nmである青色波長となっている。レーザ発光部22cが発するレーザビームのピーク波長γは、例えば600~650nmの範囲、好ましくは640nmである赤色波長となっている。
図4に示すレーザ案内部24は、各レーザ発光部22a~cから発光された各レーザビームが重ね合されるように、共通の光路に案内する。レーザ案内部24は、複数の集光レンズ24a,24b,24c、折り返しミラー24d、及びダイクロイックミラー24e,24f等により構成されている。集光レンズ24a~cは、レーザ発光部22a~cと同数(例えば3つ)設けられている。ダイクロイックミラー24e,24fは、レーザ発光部22a~cよりも1つ少ない数(例えば2つ)設けられている。
3つの集光レンズ24a~cは、それぞれ対応するレーザ発光部22a~cに対して、各レーザビームの進行方向に所定の間隔を空けて配置されている。各集光レンズ24a~cは、例えば合成樹脂ないしガラスにより、透光性を有して形成されている。各集光レンズ24a~cは、対応するレーザ発光部22a~cからのレーザビームを屈折により集光して、各レーザビームのビームウエストが、スクリーン11の近傍ないしスクリーン11上に位置するように、調整する。
折り返しミラー24dは、集光レンズ24aに対して、レーザビームの進行方向に所定の間隔を空けて配置され、集光レンズ24aを透過した緑色波長のレーザビームを反射する。
2つのダイクロイックミラー24e,24fは、それぞれ対応する集光レンズ24b,24cに対して、各レーザビームの進行方向に所定の間隔を空けて配置されている。各ダイクロイックミラー24e,24fは、集光レンズ24a~cを透過した各レーザビームのうち、特定波長のレーザビームを反射し、その他のレーザビームを透過させる。具体的には、集光レンズ24bに対応するダイクロイックミラー24eは、青色波長のレーザビームを反射し、緑色波長のレーザビームを透過させる。集光レンズ24cに対応するダイクロイックミラー24fは、赤色波長のレーザビームを反射し、緑色波長及び青色波長のレーザビームを透過させる。
ここで、折り返しミラー24dによる反射後の緑色波長のレーザビームの進行方向には、ダイクロイックミラー24eが所定の間隔を空けて配置されている。また、ダイクロイックミラー24eによる反射後の青色波長のレーザビームの進行方向には、ダイクロイックミラー24fが所定の間隔を空けて配置されている。これら配置形態により、折り返しミラー24dによる反射後の緑色波長のレーザビームが、ダイクロイックミラー24eを透過し、ダイクロイックミラー24eによる反射後の青色波長のレーザ光束と重ね合される。また、緑色波長及び青色波長のレーザビームが、ダイクロイックミラー24fを透過し、ダイクロイックミラー24fによる反射後の赤色波長のレーザビームと重ね合される。
また、図2に示すように、各レーザ発光部22a~cは、映像制御部28と電気的に接続されている。各レーザ発光部22a~cは、映像制御部28からの電気信号に従って、レーザビームをパルス状に発光する。そして、各レーザ発光部22a~cから発光される3色のレーザビームを加色混合することで、映像の各画素において種々の色の再現が可能となる。こうして各レーザビームは、共通の光路上に重ね合された状態で、実質的に同一の方向から走査ミラー部26へと入射することとなる。
走査ミラー部26は、微小電気機械システム(Micro Electro Mechanical Systems;MEMS)を用い、レーザビームを時間的に走査(スキャン)可能に構成されたMEMSミラーである。図4に示すように、走査ミラー部26において、ダイクロイックミラー24fと所定の間隔を空けて対向する面には、アルミニウムの金属蒸着等により、反射面26aが形成されている。反射面26aは、当該反射面26aの接平面に沿って、実質直交して配置された2つの回転軸Ax,Ayのまわりに揺動可能となっている。
図5に詳細を示すように、反射面26aは、支持梁26bによって両持ち支持されている。支持梁26bは、例えば回転軸Ayに沿うように配置されている。支持梁26bの外側には、反射面26aの外周を全周囲むように内枠体26c及び外枠体26dが形成されている。内枠体26cは支持梁26bを支持し、外枠体26dは内枠体26cを支持している。
このような走査ミラー部26は、映像制御部28と電気的に接続されており、その電気信号によって揺動することで、向きを変更することができる。こうして走査ミラー部26は、映像制御部28に向きを制御されることで、レーザビームの反射面26aへの入射箇所である偏向点TPを起点として、時間的にレーザビームの反射方向を偏向することが可能となっている。偏向点TPでの偏向によってレーザビームは走査されて、スクリーン11上に映像を、矩形状の走査範囲SRに描画することができる。
ここで、回転軸Ayのまわりに反射面26aが揺動されると、レーザビームは、映像の長手方向LDに走査される。映像の長手方向LDは、虚像VRIにおける車両左右方向に対応している。回転軸Axのまわりに反射面26aが揺動されると、レーザビームは、映像の短手方向SDに走査される。映像の短手方向SDは、虚像VRIにおける上下方向に対応している。
スクリーン11上の映像の走査範囲SRの中心画素CPと、投射レンズ15の光軸OAとは、互いに合わせられている。具体的に本実施形態では、投射レンズ15の光軸OAのスクリーン11側への延長線上に、走査範囲SRの中心画素CPが位置している。また、投射レンズ15の光軸OAの走査ミラー部26側への延長線上に、走査ミラー部26の偏向点TPが位置している。
図3に示すように、スクリーン11においてベース面11aは、光軸OA及び各レーザビームの中心画素CPへの入射方向に対して傾斜している。具体的にベース面11aは、回転軸Axと実質平行な軸のまわりに例えば5~45度程度回転するように傾斜している。
図2に示す映像制御部28は、複数のレーザ発光部22a~c及び走査ミラー部26を介して、スクリーン11に構成される映像、延いてはHUD10が表示する虚像VRIを制御する。映像制御部28は、走査ミラードライバ部29、共振駆動走査センサ部30、強制駆動走査センサ部31、レーザドライバ部32、緑色波長レーザ制御部33、青色波長レーザ制御部34、赤色波長レーザ制御部35、光検出器36、及びFPGA(Field-Programmable Gate Array)37を有している。
映像制御部28による処理の一部ないし全部は、プロセッサがコンピュータプログラムを実行することによりソフトウェア的に実現されてもよく、古典的なアナログ回路、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等によってハードウエア的に実現されてもよい。また、映像制御部28による処理の一部ないし全部は、ニューラルネットワークを用いた人工知能アルゴリズムによって実現されてもよい。
走査ミラードライバ部29は、共振駆動走査センサ部30及び強制駆動走査センサ部31を用いて、反射面26aの向きを制御する電子回路である。共振駆動走査センサ部30及び強制駆動走査センサ部31は、それぞれ個別に対応する走査の状態を検出する電子回路である。
走査ミラードライバ部29は、圧電素子へ印加する電圧を制御することによって、支持梁26bをねじることで、反射面26aを回転軸Ayのまわりに揺動する。支持梁26bがねじれると、支持梁26bの弾性反力がねじれ方向とは逆方向に作用する。この弾性反力を利用して、反射面26aを、支持梁26bのばね定数に応じた所定の固有振動周波数にて共振させることができる。走査ミラードライバ部29は、共振駆動走査センサ部30が検出する共振駆動に係る電圧をモニタリングする。これにより、反射面26aを持続的に共振方向D1(本実施形態では映像の長手方向LDに対応)に共振させることができる。以上により、走査ミラー部26は、共振方向D1に非等速の共振駆動走査をさせられる。
また、走査ミラードライバ部29は、共振駆動走査とは別の圧電素子へ印加する電圧を制御することにより、内枠体26cの角度を、反射面26aと共に回転軸Axのまわりに揺動する。これは強制駆動と称される。この揺動の駆動波形は、共振駆動走査における固有振動周波数よりも十分に大きいものとされる。走査ミラードライバ部29は、強制駆動走査センサ部31が検出する強制駆動に係る電圧をモニタリングする。これにより、反射面26aを高精度に共振方向D1とは交差する強制方向D2(本実施形態では映像の短手方向SDに対応)に駆動することができる。以上により、走査ミラー部26は、強制方向D2に実質等速の強制駆動走査をさせられる。
レーザドライバ部32は、緑色波長レーザ制御部33、青色波長レーザ制御部34及び赤色波長レーザ制御部35を用いて、各レーザ発光部22a~cが連携するように制御する電子回路である。各レーザ制御部33,34,35は、それぞれ個別に対応するレーザ発光部22a~cの発光タイミング及び発光パワーを制御している電子回路である。
発光タイミングは、図示しないクロック発振器を利用して、実質的に一定の動作クロックに基づいて制御される。映像の1画面を描画する時間に対するクロック数を、当該1画面の画素数よりも十分に大きく設定する(例えば5倍以上)ことで、映像は、非等速の共振方向D1にも、画素ピッチが比較的均一になるように描画され得る。
光検出器36は、各レーザ発光部22a~cから発光されるレーザビームの発光パワーを検出する。光検出器36には、例えばフォトダイオードが採用されている。光検出器36は、FPGA37へ検出結果を出力する。
FPGA37は、いわゆるPLD(Programmable logic device)等の集積的な電子回路の一種であり、広義のプロセッサに含まれる。FPGA37は、多数の論理ゲートを配列して複雑な処理を実現するものであるが、コンピュータプログラムの実行による処理よりも高速にそれを実行することができる。
本実施形態のFPGA37は、走査ミラードライバ部29、レーザドライバ部32及び光検出器36と電気的に接続されている。また、FPGA37は、映像生成ECU4と通信可能に接続されている。ここでいう通信としては、例えばCAN(登録商標)等の通信規格が挙げられるが、有線通信、無線通信を問わず各種の好適な通信方式が採用され得る。したがって、FPGA37は、例えば無線通信機を介して、映像生成ECU4と通信可能に接続されてもよい。
FPGA37は、映像生成ECU4から入力された映像の信号を、走査ミラードライバ部29を制御する信号及びレーザドライバ部32を制御する信号に変換して出力し、走査ミラードライバ部29とレーザドライバ部32とを連携させつつ制御する変換処理部となっている。レーザドライバ部32に出力する信号においては、発光タイミングを制御するための信号及び発光パワーを制御するための信号が含まれる。発光パワーの制御において、FPGA37は、光検出器36で検出した発光パワーをフィードバック制御する。
FPGA37による発光タイミングの制御においては、投射レンズ15での各波長のレーザビーム間における色収差の発生が考慮される。色収差は、投射レンズ15の光軸OAから、レーザビームの投射レンズ15上の通過位置までの距離に概ね比例する。当該本実施形態では、図6に示すように、発光タイミングの制御態様が異なる2つの範囲NCR,CRが、設定されている。第1の範囲は、タイミング一致制御が実施される色収差非補正範囲NCRである。第2の範囲は、タイミングずらし制御が実施される色収差補正範囲CRである。
色収差非補正範囲NCRは、矩形状の走査範囲SRのうち、中心画素CPを含む範囲であって、当該中心画素CPから所定距離以下の円形状の範囲に、設定されている。所定距離が映像の強制方向D2における半サイズよりも大きく設定されることで、範囲NCRの円形状の上下が部分的に欠けていてもよい。
色収差非補正範囲NCRに対応する各波長のレーザビームは、投射レンズ15の近軸を透過及び屈折される。故に、色収差非補正範囲NCRにおいて、同一画素を構成する各波長のレーザビームは、色収差を比較的生じない。換言すると、各レーザ発光部22a~c間でこの同一画素の発光タイミングを実質同じにしても、パルス状の各レーザビームは、スクリーン11上で概ね一致する座標に投射される。したがって、色収差非補正範囲NCRにおける同一画素を構成する各波長のレーザビームは、上述のクロックに基づいて、実質一致したタイミングで発光される。各波長のレーザビームの発光タイミングを一致させることにより、発光タイミングを制御するための信号を生成するためのデータ処理量を低減させることができる。
色収差補正範囲CRは、矩形状の走査範囲SRのうち、中心画素CPを基準とした色収差非補正範囲NCRよりも外側の領域に、設定されている。色収差非補正範囲NCRに対応する各波長のレーザビームは、投射レンズ15の光軸外としての外側を透過及び屈折される。故に、色収差補正範囲CRにおいて同一画素を構成する各波長のレーザビームは、色収差を比較的生じる。換言すると、各レーザ発光部22a~c間でこの同一画素の発光タイミングを仮に同じにすると、パルス状の各レーザビームは、スクリーン11上で互いにずれた座標に投射される。したがって、色収差補正範囲CRにおいて同一画素を構成する各波長のレーザビームは、上述のクロックに基づいて、相互にずれたタイミングで発光される。
例えば本実施形態の投射レンズ15では、可視領域にて、短波長の屈折率が長波長の屈折率に対して小さい。したがって、各レーザ発光部22a~c間でこの同一画素の発光タイミングを仮に同じにすると、青色波長のレーザビームは、緑色波長のレーザビームに対して、光軸OA側(換言すると中心画素CP側)にずれた座標に投射されてしまう。また、緑色波長のレーザビームは、赤色波長のレーザビームに対して、光軸OA側(換言すると中心画素CP側)にずれた座標に投射されてしまう。
そこで、共振駆動走査における共振方向D1の中央側から共振方向D1の外側への走査においては、同一画素を構成する長波長のレーザビームを当該画素を構成する短波長のレーザビームよりも早いタイミングでパルス状に発光させるように、制御がなされる。具体的に、上述のクロックに基づいて、赤色波長のレーザビーム、緑色波長のレーザビーム、青色波長のレーザビームの順に、発光タイミングがずらされる。そうすると、図7に示すように、各波長のレーザビームがスクリーン11上で共振方向D1に実質一致する座標に投射されるようになる。すなわち、共振方向D1の色収差が補正される。
また、共振駆動走査における共振方向D1の外側から共振方向D1の中央側への走査においては、同一画素を構成する短波長のレーザビームを当該画素を構成する長波長のレーザビームよりも早いタイミングでパルス状に発光させるように、制御がなされる。具体的に、上述のクロックに基づいて、青色波長のレーザビーム、緑色波長のレーザビーム、赤色波長のレーザビームの順に、発光タイミングがずらされる。そうすると、図7に示すように、各波長のレーザビームがスクリーン11上で共振方向D1に実質一致する座標に投射されるようになる。すなわち、共振方向D1の色収差が補正される。
さて、図8に示すように、共振駆動走査では、共振方向D1の走査速度が非等速となる。詳細には、共振駆動走査では、走査位置が時間に対して正弦曲線状に変化し、走査速度は余弦曲線状に変化する。共振方向D1の外側から共振方向D1の中央側へ向かうに従って走査は加速し、共振方向D1の中央側から共振方向D1の外側に向かうに従って走査は減速する。スクリーン11上での走査範囲SRの共振方向D1の中央では、走査速度が比較的速くなる一方、共振方向D1の外側では、走査速度が比較的遅くなる。
したがって、走査速度が比較的速い共振方向D1の中央側では、あるレーザ発光部の発光タイミングが仮に1クロック分ずれた場合に、レーザビームが投射されるスクリーン11上の座標のずれは、比較的大きい。これは、タイミングずらし制御をした場合の精度が比較的低いことを意味するが、そもそも共振方向D1の中央では、色収差が比較的小さい傾向にあるため、補正の必要性が低い。
対して走査速度が比較的遅い共振方向D1の外側では、あるレーザ発光部の発光タイミングが仮に1クロック分ずれた場合に、レーザビームが投射されるスクリーン11上の座標のずれは、比較的大きい。これは、タイミングずらし制御をした場合の精度が比較的高いことを意味し、色収差が比較的大きく、その補正の必要性が高い傾向にある共振方向D1の外側の傾向と調和している。
以下では、本実施形態と、走査ミラー部にポリゴンミラーを用いて各レーザビームが等速に走査される比較例とを比較する。図9に示すように、本実施形態の共振駆動走査(実線)と、比較例の等速の走査(破線)とでは、走査の形態が異なっている。また、図10に示すように、本実施形態と比較例との1クロック分のレーザビームが投射されるスクリーン上の座標のずれが比較されている。
図9,10において座標領域は、走査の振幅を1とするように、規格化されている。時間領域は、1/4周期を1単位とするように、規格化されている。本実施形態において、クロックは、仮に、1単位当たり50回発生することとする。座標領域及び時間領域が0に近い部分は、中心画素CPに近い中央側を表す。座標領域及び時間領域が-1又は1に近い部分は、中心画素CPから離れた外側を表す。図11の各時間領域に対する1クロック分の座標のずれは、対象となる時間領域における平均値を表す。
図10によれば、比較例では、等速の走査であるから、座標領域が中央側か外側かに依存せず、1クロック分の座標のずれは0.02で一定となっている。
これに対し本実施形態において、時間領域の絶対値が0.6ないし0.7より大きな共振方向D1の外側にて、1クロック分の座標のずれは、0.02よりも小さくなっている。したがって、色収差の補正の必要性が高い共振方向D1の外側において、比較例よりも高い補正の精度を発揮することできる。
(作用効果)
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に改めて説明する。
第1実施形態によると、各レーザビームを反射する走査ミラー部26の向きの制御にあたっては、各レーザビームは、共振方向D1に共振駆動走査される。共振駆動走査では、走査ミラー部26の向きが振り子の如く固有振動するので、レーザビームの共振方向D1の走査は、非等速の走査となる。詳細に、スクリーン11上での走査範囲SRの共振方向D1の中央では、走査速度が比較的速くなる一方、共振方向D1の外側では、走査速度が比較的遅くなる。したがって、所定のクロックにてレーザビームの発光タイミングが制御される場合に、走査速度が遅くなる共振方向D1の外側では、パルス状のレーザビームが投射されるスクリーン11上の座標は、遅い速度によって、共振方向D1の中央よりも高精度に調整することができる。
さて、走査ミラー部26により走査された各レーザビームが投射レンズ15に屈折される際に、相互に波長が異なるレーザビーム毎の屈折角が異なることにより、色収差が生じる。そこで本態様では、当該色収差を相殺するように、映像の同一画素を構成するパルス状の各レーザビームがスクリーン11上で共振方向D1に実質的に一致する座標に投射される。これは、各レーザ発光部22a~c間にて同一画素における発光タイミングがずらされるタイミングずらし制御が実施されることにより、実現される。
ここで、投射レンズ15による色収差は、近軸では無視できる程小さいため、補正の必要性が比較的低いが、光軸外では大きくなるため、補正の必要性が高い。この点、本態様では、色収差が比較的大きくなる共振方向D1の外側において、走査速度が遅くなっている。したがって、共振方向D1の外側において1クロック分発光タイミングをずらした時のスクリーン上の座標のずれが小さいので、各レーザビームが投射される当該座標を微小に個別調整して、色収差を精細に補正することができる。このタイミングずらし制御では、補正に用いるデータを倍化させる必要性が低減されているので、データ処理量の増加を抑制することができる。
また、第1実施形態によると、映像のうち中心画素CPを含む第1の範囲NCRに対しては、各レーザ発光部22a~c間にて同一画素における発光タイミングを一致させるタイミング一致制御を実施される。色収差が小さな範囲NCRにて、処理を簡素化しているので、データ処理量の増加をさらに抑制することができる。
また、第1実施形態によると、共振駆動走査における共振方向D1の中央側から外側への走査においては、同一画素を構成する各レーザビームのうち、長波長のレーザビームは、短波長のレーザビームよりも早いタイミングで発光される。こうした発光タイミングのずらし方を用いることで、色収差を効果的に補正することができる。
また、第1実施形態によると、共振駆動走査における共振方向D1の外側から中央側への走査においては、同一画素を構成する各レーザビームのうち、長波長のレーザビームは、短波長のレーザビームよりも早いタイミングで発光される。こうした発光タイミングのずらし方を用いることで、色収差を効果的に補正することができる。
また、第1実施形態によると、スクリーン11は、共振方向D1に平行な軸のまわりに回転するように、傾斜した板状に形成されている。このようなスクリーン11に投射レンズ15を経て各レーザビームを投射する形態では、共振方向D1の色収差の空間対称性が崩れることを抑制することができる。故に、中心画素CPを共振方向D1に挟んだ両側の範囲で発光タイミングのずらし量を共通化することが可能となり、データ処理を簡素化することができる。
また、反射型のスクリーン11が採用された場合では、上述の傾斜によって、走査ミラー部26からスクリーン11へ入射するビームと、スクリーン11から射出されたビームとの干渉を抑制することができる。
(他の実施形態)
以上、一実施形態について説明したが、本開示は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
具体的に変形例1としては、図11に示すように、スクリーン11のベース面11aは、曲面状であってもよい。またスクリーン11は投射レンズ15の光軸OAに対して傾斜していなくてもよい。
変形例2としては、スクリーン11は、マイクロレンズアレイ状に形成された透過型のスクリーンであってもよい。また、スクリーン11は、拡散板であってもよい。
変形例3としては、レーザ発光部22a~cは、相互に異なる波長のレーザビームをパルス状に発光するものであれば、2つ設けられていてもよく、4つ以上設けられていてもよい。
変形例4としては、タイミング一致制御が実施される第1の範囲NCRは、円形状に設定されていなくてもよく、例えば矩形状に設定されていてもよい。
変形例5としては、走査範囲SRのうち、全範囲でタイミングずらし制御が実施されてもよい。
変形例6としては、投射レンズ15を含めてレーザ走査式映像装置21がモジュール化されていてもよく、投射レンズ15及びスクリーン11を含めてレーザ走査式映像装置21がモジュール化されていてもよい。
変形例7としては、レーザ走査式映像装置21は、HUD10以外の虚像ディスプレイ、あるいは実像ディスプレイに適用されてもよい。
本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサを構成する専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の装置及びその手法は、専用ハードウエア論理回路により、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の装置及びその手法は、コンピュータプログラムを実行するプロセッサと一つ以上のハードウエア論理回路との組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
11:スクリーン、15 投射レンズ、22a~c:レーザ発光部、24:レーザ案内部、26:走査ミラー部、28:映像制御部、D1:共振方向

Claims (4)

  1. レーザビームを、投射レンズ(15)を経てスクリーン(11)に投射されるように走査し、前記スクリーンに映像を構成するレーザ走査式映像装置であって、
    相互に異なる波長の前記レーザビームをパルス状に発光する複数のレーザ発光部(22a~c)と、
    各前記レーザ発光部から発光された各前記レーザビームを共通の光路に案内するレーザ案内部(24)と、
    前記スクリーンに前記映像が描画されるように、前記共通の光路から入射する各前記レーザビームを反射することにより走査する走査ミラー部(26)と、
    前記走査ミラー部による各前記レーザビームを共振方向(D1)に共振駆動走査をさせるように、前記走査ミラー部の向きを制御すると共に、各前記レーザ発光部から発光される各前記レーザビームの発光タイミングを個別に制御する制御部であって、前記映像の同一画素を構成するパルス状の各前記レーザビームが前記スクリーン上で前記共振方向に一致する座標に投射されるように、各前記レーザ発光部間にて前記同一画素における前記発光タイミングをずらすタイミングずらし制御を実施可能な映像制御部(28)と、を備え
    前記映像制御部は、
    前記映像のうち中心画素(CP)を含む第1の範囲(NCR)に対しては、各前記レーザ発光部間にて前記同一画素における前記発光タイミングを一致させるタイミング一致制御を実施し、
    前記映像のうち前記第1の範囲よりも外側の第2の範囲(CR)に対しては、前記タイミングずらし制御を実施するレーザ走査式映像装置。
  2. 前記映像制御部は、前記共振駆動走査における前記共振方向の中央側から外側への走査においては、前記同一画素を構成する各前記レーザビームのうち、長波長の前記レーザビームを短波長の前記レーザビームよりも早い前記発光タイミングで発光させる請求項1に記載のレーザ走査式映像装置。
  3. 前記映像制御部は、前記共振駆動走査における前記共振方向の外側から中央側への走査においては、前記同一画素を構成する各前記レーザビームのうち、短波長の前記レーザビームを長波長の前記レーザビームよりも早い前記発光タイミングで発光させる請求項1又は2に記載のレーザ走査式映像装置。
  4. 前記スクリーンは、前記共振方向に平行な軸のまわりに回転するように、傾斜した板状に形成されている請求項1からのいずれか1項に記載のレーザ走査式映像装置。
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