JP7195552B2 - ピン固定方法及びピン固定装置 - Google Patents
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Description
[1] マイクロサイズを有するピンを、当該ピンをそれぞれ挿入するためのマイクロサイズの穴を有する移載元基材と対向する移載先基材の上に立てて置き、
前記穴に部分的に挿入されている前記ピンを前記移載元基材で加圧して前記ピンを前記移載先基材に押圧すると同時に又はそれと前後して固定剤を溶融することにより、溶融した固定剤を前記ピンの移載先基材側に装着して前記ピンを前記移載先基材に固定する、ピン固定方法。
[2] 複数のマイクロサイズの穴を有する移載元基材の前記穴のそれぞれに、マイクロサイズのピンが挿入され、前記ピンの一部が前記穴から突出している状態において、前記移載元基材に前記ピンを磁界、電界又は吸引により保持させて、前記移載元基材を反転して移載先基材と対向させて、
前記移載元基材への前記ピンの保持を開放することにより、前記ピンを前記移載先基材の上に立てて置き、
前記穴に部分的に挿入されている前記ピンを前記移載元基材で加圧して前記ピンを前記移載先基材に押圧すると同時に又はそれと前後して固定剤を溶融することにより、溶融した固定剤を前記ピンの移載先基材側に装着して前記ピンを前記移載先基材に固定する、ピン固定方法。
[3] 前記移載先基材の上には前記固定剤が設けられている、前記[1]又は[2]に記載のピン固定方法。
[4] 前記移載元基材の前記ピンへの加圧により前記移載元基材が弾性変形し得る、前記[1]又は[2]に記載のピン固定方法。
[5] 複数のマイクロサイズの穴を有する移載元基材の前記穴のそれぞれに、マイクロサイズのピンが挿入され、前記ピンの一部が前記穴から突出している状態において、前記移載元基材に前記ピンを磁界により保持させて、前記移載元基材を反転して移載先基材と対向させて、
前記ピンを前記移載先基材の上に立てて置き、前記穴に部分的に挿入されている前記ピンに対して前記移載元基材を押圧手段で加圧することにより前記押圧手段が弾性変形しながら、前記ピンが前記移載先基材に押し付けられると同時に又はそれと前後して固定剤を溶融することにより、溶融した前記固定剤を前記ピンの移載先基材側に装着して前記ピンを前記移載先基材に固定する、ピン固定方法。
[6] マイクロサイズを有するピンがそれぞれマイクロサイズの穴に挿入された移載元基材を載置する第1のステージと、
複数の前記ピンの移載先が設けられた移載先基材を載置する第2のステージと、
前記第1のステージに載置された前記移載元基材に対して前記ピンを保持するための保持機構と、
前記第1のステージと前記第2のステージの少なくとも何れかを回転させて前記第1のステージと前記第2のステージとを対向させる回転機構と、
前記第1のステージ、前記第2のステージの何れかを上下動させる上下動機構と、
熱源と、
を備え、
前記回転機構が前記移載元基材と前記移載先基材とを対向させて前記保持機構による前記ピンの保持を開放することにより、前記ピンを前記移載元基材から前記移載先基材の上に立てて置き、
前記熱源により固定剤を溶融すると同時に又はそれと前後して前記上下動機構により前記移載元基材を介在して前記ピンを前記移載先基材に対して押圧することにより、溶融した前記固定剤を前記ピンの移載先基材側に装着して前記ピンを前記移載先基材に固定する、ピン固定装置。
[7] マイクロサイズを有するピンがそれぞれマイクロサイズの穴に挿入された移載元基材を載置する第1のステージと、
複数の前記ピンの移載先が設けられた移載先基材を載置する第2のステージと、
前記第1のステージの前記移載元基材を載置する面と逆側に設けられた磁石と、
前記第1のステージ、前記第2のステージの何れかの一端部に対して回転軸部が取り付けられ前記第1のステージと前記第2のステージとを対向させる回転機構と、
前記第1のステージ、前記第2のステージの何れかを上下動させる上下動機構と、
熱源と、
を備え、
前記移載元基材を前記第1のステージに載置すると共に、前記移載先基材を前記第2のステージに載置した後に、前記磁石により前記移載元基材の前記穴に前記ピンをそれぞれ保持しながら前記回転機構により前記第1のステージを上下反転させて前記移載先基材の上に前記移載元基材を対向させ、前記磁石を前記第1のステージから遠ざけることにより前記移載先基材の上に前記ピンを立てて置き、
前記穴に部分的に挿入されている前記ピンを前記移載元基材でガイドしながら前記上下動機構により前記ピンを前記移載先基材に押圧すると同時に又はそれと前後して前記熱源により固定剤を溶解することにより、溶融した前記固定剤を前記ピンの移載先基材側外周に装着して前記ピンを前記移載先基材に固定する、ピン固定装置。
[8] 前記移載元基材が弾性変形し得る、前記[6]又は[7]に記載のピン固定装置。
[9] 平面を有する基材と、
マイクロサイズを有して前記基材の上に設けられた複数のピンと、
前記複数のピンの前記基材側の周囲にそれぞれ設けられた固定部と、
を有する、ピンが固定された基材。
[10] 前記固定部が、半田フィレット、樹脂及び接着剤の何れかからなる、前記[9]に記載のピンが固定された基材。
本発明の基本的な形態として第1の実施形態を説明する。図1は、本発明の基本的な形態としての第1の実施形態に係るピン移載方法を模式的に示す図である。本発明の基本的な形態としての第1の実施形態に係るピン移載方法は、次のようなステップにより行われる。
本発明の具体的な実施形態として第2の実施形態を説明する。図3、図4、図5は、それぞれ本発明の第2の実施形態に係るピン移載装置を示す平面図、正面図、側面図である。図6は図3のVI-VI線に沿う断面図、図7は図3のVII-VII線に沿う断面図、図8は図5における操作部及びその周囲を模式的に示す斜視図である。なお、図5では構成部材の一部、例えば回転シャフト107、固定用プレート108、支柱109を省略している。説明の便宜のため左右方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、高さ方向をZ軸方向としている。図3乃至図7に示すピン移載装置100は、図2に示すピン移載方法の各工程を具体的に行える一つの形態である。ピン移載装置100の構造について説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態としてのピン移載装置の構成図を示す図である。ピン移載装置は、メカニカルな構造としては図2乃至図8を参照して説明したように各種の形態を採用することができる。図2乃至図8を参照して説明した以外に、回転機構としては、回転軸部113Aをモーターに接続することによりモーターで回転してもよく、その際、モーターと回転軸部113Aとの間にギアを介在させてもよい。また、直線的な動きを回転又は反転の動きに変換する機構を採用してもよい。ピン移載装置は、システム的には、図9のように構成することができる。ピン移載装置200において、第1の磁石、第2の磁石の少なくとも何れかに一又は複数の電磁石201を採用した場合に、その電磁石201に流す電流を制御するための回路202と、ピン挿入済みアレイ体203から移載先基材204に対してピンが移載されたかどうかを検出するための検査部205とを備える。
第4の実施形態に係るピン移載装置について説明する。図10は、第4の実施形態に係るピン移載装置の要部を示す図である。ピン1をアレイ体2Bに保持させる保持機構のバリエーションは次の通りである。第1のステージ14に保持機構としての吸引機構50を取り付け、吸引機構50によりピンを吸引することにより、ピン1をアレイ体2Bに保持させるように構成される。吸引機構50は、吸着ホルダー51、制御ユニット52、接続管としてのホース53、54及び真空ポンプ55などで構成される。図10に示すように、第1のステージ14には吸着ホルダー51が取り付けられており、吸着ホルダー51はピン1が挿入されたアレイ体2Bの受け部51aを備えており、吸着ホルダー51の貫通穴51bにつながるように受け部51aと逆側に空圧継手51cが設けられている。吸着ホルダー51には、貫通穴51bとアレイ体2Bの挿入部2Aのピン1よりも直径の小さな穴とつながる部屋51dが設けられている。吸着ホルダー51の空圧継手51cは制御ユニット52に接続管としてのホース53により接続されており、制御ユニット52は接続管としてのホース54により真空ポンプ55に接続されている。
第5の実施形態に係るピン移載装置について説明する。図11は、第5の実施形態に係るピン移載装置の要部を示す図である。ピン1をアレイ体2Bに保持させる保持機構のバリエーションは次の通りである。保持機構60が電極63の対を備えており、その電極63の対によりピン1に電界を及ぼすことにより構成されている。すなわち、電極63付きのベースプレート61が第1のステージ14に取り付けられ、電極63の対にはガラスなどの絶縁体62がカバーされており、シリコンなどで構成されたアレイ体64が絶縁体62に取り付けられている。アレイ体64の一の挿入部65に向けて、電極63aと電極63bの対が配置されている。一本のピン1が一の挿入部65に挿入され、一本のピン1に対して、電極63aと電極63bの何れか一方が+極、他方が-極となって、一本一本のピン1に電界を及ぼすことにより、ピン1のうち、+極の電極63aに対向する部分は負に帯電し、-極の電極63bに対向する部分は正に帯電することにより、電極36の対により、ピン1をアレイ体64に保持させている。ここで、隣り合う電極63は一つの電極で兼用されている。
本発明の第6の実施形態として、ピンを移載先基材に移載して固定する方法について具体的に説明する。図12は、本発明の第6の実施形態に係る、ピンを移載先基材に移載して固定する方法の概略を示す図である。ピンを移載先基材に移載する方法については第1の実施形態及び第2の実施形態で説明したように、ピン1をアレイ体2Bに保持する機構が磁界の場合を例にとって説明する。第1の実施形態及び第2の実施形態において詳細に説明したように、次のステップにより行われる。図12では、移載先基材は図1とは異なり凹凸が可及的に少ない平面の平板である場合を例に示している。
第6の実施形態では、磁石11と移載元基材としてのアレイ体2Bとの間には空間を有する場合であるが、図12のSTEP3の状態において、アレイ体2Bの裏面(上面)と磁石11との間の隙間がなく、アレイ体2Bの裏面(上面)を磁石11で押圧するようにしてもよい。図14は、本発明の第7の実施形態に係る、ピンを移載先基材に移載して固定する方法の概略を示す図である。複数のマイクロサイズの穴を有する移載元基材の穴のそれぞれに、マイクロサイズのピン1が挿入され、ピン1の一部が穴から突出している状態において、移載元基材にピン1を磁界により保持させて、移載元基材を反転して移載先基材3と対向させて、ピン1を移載先基材3の上に立てて置く。STEP1乃至STEP3の工程は、図13に示す場合と同様であるが、少なくともSTEP4の段階においてアレイ体2Bと磁石11との間の隙間がない。穴に部分的に挿入されているピン1に対して移載元基材を押圧手段で加圧することにより押圧手段が弾性変形しながら、ピンが移載先基材に押し付けられると同時に又はそれと前後して固定剤を溶融することにより、溶融した固定剤を前記ピンの移載先基材3側に装着してピン1を移載先基材3に固定する(STEP5)。STEP5でのFは磁石11を加圧する力を意味する。ここで、押圧手段とは、第2実施形態のようにハンドル110の回転により可動プレート105と共に第1のステージ114が下がることによるものであっても、磁石11そのものであってアレイ体2Bを移載先基材3側に押圧するものでもよいし、磁石11とアレイ体2Bとの間に挿入されたものであってアレイ体2Bを移載先基材3側に押圧するものであればよい。その際の押圧手段については各種のものが採用される。このような押圧手段として、磁石11そのもの、又は上述の挿入されたものが、上下方向の力に弾性変形することにより、ピン1の長さのバラつきによる誤差を吸収することができる。「押圧手段が弾性変形」するとは、ピン1の長さのバラつきによる誤差を吸収するという意味に解釈されなければならない。磁石11の下面が剛体ではなく弾性を有していればよい。ここでの弾性には柔軟性の意味を含む。また、アレイ体2Bが少なくとも挿入部2Aの穴の深さ方向に弾性変形し得る場合には、移載元基材のピン1への加圧により移載元基材が弾性変形し、ピン1の長さのバラつきによる誤差を吸収することができる。「移載元基材が弾性変形し得る」とは、ピン1の長さのバラつきによる誤差を吸収するという意味に解釈されなければならない。ここでの弾性には柔軟性の意味を含む。
本発明の第6の実施形態に係るピン固定方法について検証した。図15は、検証に使用したパターンを模式的に平面図である。検証に使用したピン配列パターンは、図15に示すように、平面視で、中央部に縦5個×横5個の合計25個の配列パターンP1を有して、その中央部を取り囲むように縦13個、横13個の方形状の配列パターンP2、その外側に、縦15個、横15個の方形状の配列パターンP3を有する。図16は、ピンの移載からリフローを経て固定される間に使用される、アレイ体2B、ピン1及び移載先基材3を模式的に示す図である。図16に示すように、アレイ体2Bは、直径0.33mm、深さ0.35mmの円筒状の穴2Cを有する。ピン1は、直径0.3mm、高さ0.43mmの円柱形状を有する。検証の際には、第2の実施形態で説明したピン移載装置100を用いた。
2 ピン挿入済みアレイ体
2A 挿入部
2B アレイ体
2C 穴
3 移載先基材
3A ピン挿入領域
3B ペースト
3C ピン移載領域
11 第1の磁石
12 第2の磁石
13 熱源
14 第1のステージ
16 第1の磁石ホルダー
15 第1のシャフト
17A 回転軸部
17 反転機構
18 第2のステージ
19 第2の磁石ホルダー
20 第2のシャフト
21 変位機構
50 保持機構としての吸引機構
51 吸着ホルダー
52 制御ユニット
53,54 接続管としてのホース
55 真空ポンプ
51a 受け部
51b 貫通穴
51c 空圧継手
51d 部屋
60 保持機構
61 ベースプレート
62 絶縁体
63,63a,63b 電極
64 アレイ体
65 挿入部
70 ピンが固定された基材
71 基材
72 ピン
73 固定部
100 ピン移載装置
101 ベースプレート
102 縦フレーム
103 横フレーム
104 ポール
105 可動プレート
105a アタッチメント
106 軸受け部
107 回転シャフト
108 固定用プレート
109 支柱
110 ハンドル
111 ブラケット
111A,111B スライドプレート
111C,111D 締結具
112(112A,112B) アーム
113 回転機構としての反転機構
113A 回転軸部
113B 保持部
113C 軸受け
113D 受容部
113D 締結部品
114 第1のステージ
115 第1のシャフト
116 第1の磁石ホルダー
116A プレート
116B ケース
116C 支持部
117 永久磁石
118 回転シャフト
120 第1の連結バー
121 回転レバー
122 ストッパー
123 ピン挿入済みアレイ体
124 第1の固定具
125 操作部
125A 操作部の一端部
125B 操作部の他端部
126,126A,126B 支持部
127 ストッパー
128 係合ピン
129 引っ張りバネ
130 第2のステージ
131 ステージ脚
132 第2のシャフト
133 第2の磁石ホルダー
133A プレート
133B ケース
134 永久磁石
135 第2の連結バー
136 移載先基材
137 第2の固定具
138 位置決めユニット
Claims (8)
- マイクロサイズを有するピンを、当該ピンをそれぞれ挿入するためのマイクロサイズの貫通していない穴を有する移載元基材と対向する移載先基材の上に立てて置き、
前記穴に部分的に挿入されている前記ピンを前記移載元基材で加圧して前記ピンを前記移載先基材に押圧すると同時に又はそれと前後して固定剤を溶融することにより、溶融した固定剤を前記ピンの移載先基材側に装着して前記ピンを前記移載先基材に固定する、ピン固定方法。 - 複数のマイクロサイズの貫通していない穴を有する移載元基材の前記穴のそれぞれに、マイクロサイズのピンが挿入され、前記ピンの一部が前記穴から突出している状態において、前記移載元基材に前記ピンを磁界、電界又は吸引により保持させて、前記移載元基材を反転して移載先基材と対向させて、
前記移載元基材への前記ピンの保持を開放することにより、前記ピンを前記移載先基材の上に立てて置き、
前記穴に部分的に挿入されている前記ピンを前記移載元基材で加圧して前記ピンを前記移載先基材に押圧すると同時に又はそれと前後して固定剤を溶融することにより、溶融した固定剤を前記ピンの移載先基材側に装着して前記ピンを前記移載先基材に固定する、ピン固定方法。 - 前記移載先基材の上には前記固定剤が設けられている、請求項1又は2に記載のピン固定方法。
- 前記移載元基材の前記ピンへの加圧により前記移載元基材が弾性変形し得る、請求項1又は2に記載のピン固定方法。
- 複数のマイクロサイズの貫通していない穴を有する移載元基材の前記穴のそれぞれに、マイクロサイズのピンが挿入され、前記ピンの一部が前記穴から突出している状態において、前記移載元基材に前記ピンを磁界により保持させて、前記移載元基材を反転して移載先基材と対向させて、
前記ピンを前記移載先基材の上に立てて置き、前記穴に部分的に挿入されている前記ピンに対して前記移載元基材を押圧手段で加圧することにより前記押圧手段が弾性変形しながら、前記移載元基材の前記穴で、前記ピンが前記移載先基材に押し付けられると同時に又はそれと前後して固定剤を溶融することにより、溶融した前記固定剤を前記ピンの移載先基材側に装着して前記ピンを前記移載先基材に固定する、ピン固定方法。 - マイクロサイズを有するピンがそれぞれマイクロサイズの貫通していない穴に挿入された移載元基材を載置する第1のステージと、
複数の前記ピンの移載先が設けられた移載先基材を載置する第2のステージと、
前記第1のステージに載置された前記移載元基材に対して前記ピンを保持するための保持機構と、
前記第1のステージと前記第2のステージの少なくとも何れかを回転させて前記第1のステージと前記第2のステージとを対向させる回転機構と、
前記第1のステージ、前記第2のステージの何れかを上下動させる上下動機構と、
熱源と、
を備え、
前記回転機構が前記移載元基材と前記移載先基材とを対向させて前記保持機構による前記ピンの保持を開放することにより、前記ピンを前記移載元基材から前記移載先基材の上に立てて置き、
前記熱源により固定剤を溶融すると同時に又はそれと前後して前記上下動機構により前記移載元基材を介在して前記ピンを前記移載先基材に対して押圧することにより、溶融した前記固定剤を前記ピンの移載先基材側に装着して前記ピンを前記移載先基材に固定する、ピン固定装置。 - マイクロサイズを有するピンがそれぞれマイクロサイズの貫通していない穴に挿入された移載元基材を載置する第1のステージと、
複数の前記ピンの移載先が設けられた移載先基材を載置する第2のステージと、
前記第1のステージの前記移載元基材を載置する面と逆側に設けられた磁石と、
前記第1のステージ、前記第2のステージの何れかの一端部に対して回転軸部が取り付けられ前記第1のステージと前記第2のステージとを対向させる回転機構と、
前記第1のステージ、前記第2のステージの何れかを上下動させる上下動機構と、
熱源と、
を備え、
前記移載元基材を前記第1のステージに載置すると共に、前記移載先基材を前記第2のステージに載置した後に、前記磁石により前記移載元基材の前記穴に前記ピンをそれぞれ保持しながら前記回転機構により前記第1のステージを上下反転させて前記移載先基材の上に前記移載元基材を対向させ、前記磁石を前記第1のステージから遠ざけることにより前記移載先基材の上に前記ピンを立てて置き、
前記穴に部分的に挿入されている前記ピンを前記移載元基材でガイドしながら前記上下動機構により前記ピンを前記移載先基材に押圧すると同時に又はそれと前後して前記熱源により固定剤を溶解することにより、溶融した前記固定剤を前記ピンの移載先基材側外周に装着して前記ピンを前記移載先基材に固定する、ピン固定装置。 - 前記移載元基材が弾性変形し得る、請求項6又は7に記載のピン固定装置。
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