JP7195433B2 - 弁 - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP7195433B2
JP7195433B2 JP2021529880A JP2021529880A JP7195433B2 JP 7195433 B2 JP7195433 B2 JP 7195433B2 JP 2021529880 A JP2021529880 A JP 2021529880A JP 2021529880 A JP2021529880 A JP 2021529880A JP 7195433 B2 JP7195433 B2 JP 7195433B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
valve
stopper
base portion
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021529880A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021002026A5 (ja
JPWO2021002026A1 (ja
Inventor
康治 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pacific Industrial Co Ltd
Original Assignee
Pacific Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pacific Industrial Co Ltd filed Critical Pacific Industrial Co Ltd
Publication of JPWO2021002026A1 publication Critical patent/JPWO2021002026A1/ja
Publication of JPWO2021002026A5 publication Critical patent/JPWO2021002026A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7195433B2 publication Critical patent/JP7195433B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K15/00Check valves
    • F16K15/02Check valves with guided rigid valve members
    • F16K15/04Check valves with guided rigid valve members shaped as balls

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Valve Housings (AREA)
  • Lift Valve (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

本開示は、弁体の移動を規制する弁体ストッパ、並びに、弁体ストッパを有する弁に関する。
従来より、弁体ストッパとして、バルブハウジングの流路内に収容された弁体の移動範囲を流路の下流側から規制するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この弁体ストッパは、バルブハウジングの流路の内面に設けられた環状溝部に嵌め込まれるリング状の部材により、下流側から係止される。
特開2010-185464号公報(段落[0025]、図1)
上述した従来の構成に対して、部品点数の削減が求められていた。
上記課題を解決するためになされた本開示の一態様に係る弁は、バルブハウジングの流路内で往復移動可能な弁体と、前記弁体にその移動方向の一方側から当接して前記弁体の移動を規制する弁体ストッパと、を備える弁であって、前記流路の内面に形成される環状溝部を備え、前記弁体には、その移動方向の一方側に突出する突出部が形成され、前記弁体ストッパは、線材の成形品であり、前記弁体ストッパには、前記環状溝部に嵌合されるC形のベース部と、前記弁体の前記突出部が挿通されて前記突出部と摺接可能でありかつ前記弁体が一方側に移動したときに前記弁体のうち前記突出部が突出している面に当接するガイド部と、前記ベース部と前記ガイド部とを連絡する連絡部と、が設けられている弁である。
本開示の第1実施形態に係る弁の側断面図 弁体が開状態のときの弁の側断面図 弁体の段差面が弁体ストッパに当接したときの弁の側断面図 (A)図2におけるA-A断面図、(B)弁体ストッパの背面図、(C)弁体ストッパの正面図 (A)第2実施形態に係る弁体ストッパを備える弁の側断面図、(B)第2実施形態に係る弁体ストッパの背面図 (A)第3実施形態に係る弁体ストッパを備える弁の側断面図、(B)第3実施形態に係る弁体ストッパの背面図 (A)第4実施形態に係る弁体ストッパを備える弁の側断面図、(B)第4実施形態に係る弁体ストッパの背面図 (A)第5実施形態に係る弁体ストッパを備える弁の側断面図、(B)第5実施形態に係る弁体ストッパの背面図 他の実施形態に係る弁の側断面図 他の実施形態に係る弁体ストッパの側断面図 他の実施形態に係る弁のバルブハウジングの側断面図 他の実施形態に係る弁のバルブハウジングの側断面図 他の実施形態に係る弁のバルブハウジングの側断面図
[第1実施形態]
以下、図1~4を参照しつつ、本実施形態の弁10について説明する。図1に示される本実施形態の弁10は、流体が流れる流路20Rが貫通形成されたバルブハウジング11と、バルブハウジング11の流路20Rに挿入された弁体30と、を有する逆止弁となっている。
バルブハウジング11の流路20Rは、直線状をなし、一端に流体の流入口20Aを有すると共に、他端に流体の流出口20Bを有する。弁10は、例えば、流入口20Aと流出口20Bが配管等(図示せず)に接続されて使用されたり、弁10全体が配管の途中に収容された状態で使用される(この場合、バルブハウジング11の外周面と配管の内周面がOリング等でシールされる)。なお、弁10は、流入口20Aのみを配管等に接続してリリーフバルブとして使用することもできる。また、バルブハウジング11の流路20R内を流通させる流体としては、例えば、冷媒や熱媒、燃料等が挙げられ、より具体的には、水(純水やエンジン冷却水(LLC)等)、オイル、気体(空気、天然ガス、水素等)等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
流路20Rの途中部分には、流路20Rが流入口20A側(上流側)に縮径されてなる弁口24が設けられている。また、流路20Rのうち流出口20B側(下流側)から弁口24に隣接する拡径部22には、内側に突出する環状突部29が設けられ、環状溝部29の内周面に、環状溝部51が形成されている。なお、バルブハウジング11としては、例えば、アルミ、ステンレス、鉄(例えば、めっき処理されたもの)、銅等の金属製のものや、樹脂製のものが挙げられる。
拡径部22には、上述の弁体30が収容され、弁体30は、流路20Rに沿って直線運動することで、弁口24を下流側から開閉する。具体的には、弁体30は、弁口24の開口縁に宛がわれて弁口24を閉塞する閉状態(図1参照)と、弁口24の開口縁から下流側に離れて弁口24を開放する開状態(図2,3参照)とに配置される。弁体30は、後述する圧縮コイルばね19により下流側から弁口24に向けて付勢されている(即ち、弁口24を閉状態にするように付勢されている)。
図1に示されるように、弁体30は、円盤状の弁体ベース部31と、弁体ベース部31から軸方向の一方側に突出した弁体突出部32と、弁体ベース部31から軸方向の他方側に突出した脚部33と、からなる。詳細には、弁体突出部32は、弁体ベース部31よりも小径の断面円形状をなし、弁体ベース部31と同軸上に配置される。そして、弁体突出部32は、その突出方向の途中位置に突出先端側を縮径する段差面32Dを有し、段差面32Dよりも突出先端側の小径部32Aと基端側の大径部32Bとからなる。脚部33の外周面は、弁体ベース部31と同軸で弁体ベース部31よりも小径となった仮想円筒面上に配置される。脚部33のうち断面円形となった付根部の外周面には、環状溝が設けられ、その環状溝には、Oリング18が嵌着している。Oリング18は、弁体30が閉状態に配置されたときに弁口24と弁体30との間をシールする。なお、脚部33には、弁体ベース部31から離れるように延びると共に弁体ベース部31の中心軸回りに並ぶ複数(例えば、3つ)の個別突部34が設けられている。これら複数の個別突部34において弁体ベース部31の径方向外側を向く面は、上記仮想円筒面上に位置する円弧面となっている。なお、Oリング18としては、水素化ニトリルゴム(HNBR)、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム等からなるものが挙げられる。
弁体30は、弁体突出部32が下流側になるように流路20R内に配置される。そして、脚部33が、流路20Rにおいて拡径部22よりも弁口24の上流側に設けられた上流側小径部21に嵌合する。なお、弁体30は、ポリアミド(PA)樹脂、ポリフェニレンスルファイド(PPS)樹脂、ポリブチレンテレフタラート(PBT)樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂、ポリアセタール(POM)樹脂等の樹脂からなるものであってもよいし、アルミ、ステンレス、鉄(例えば、めっき処理されたもの)、銅等の金属からなるものであってもよい。
本実施形態の弁10では、図1に示されるように、流路20Rには、弁体30の移動範囲を下流側から規制し、弁体30を抜け止めする弁体ストッパ40が収容されている。具体的には、弁体ストッパ40は、流路20Rの拡径部22の内周面の環状溝部51に係止している。また、弁体ストッパ40は、線材40M(図4(B)参照)を成形してなる。本実施形態では、線材40Mは、断面円形をなしている。なお、線材40Mとしては、例えば、アルミ、ステンレス、鉄(例えば、めっき処理されたもの)、銅等の金属からなるものが挙げられる。
具体的には、図4(B)及び図4(C)に示されるように、弁体ストッパ40は、線材40MをC形に成形してなるベース部41と、ベース部41の内側に配置されるセンター部42と、からなる。
センター部42は、ベース部41の一端に連続する線材40Mからなる。具体的には、センター部42は、線材40Mをベース部41の同心軸上で巻回してなる中央巻回部45と、ベース部41の一端から内側に直線状に延出して中央巻回部45と連絡する連絡部43と、を有する。なお、本実施形態では、中央巻回部45は、連絡部43の延出先端から弁体ストッパ40の軸方向でベース部41から離れるように巻回し、例えば、1巻き半から2巻き程度巻回している。
弁体ストッパ40のうちベース部41の他端部は、内側に折り曲げられて内曲末端部44となっている。内曲末端部44では、線材40Mの端面44Eがベース部41の内側を向いている。
図1に示されるように、弁体ストッパ40は、ベース部41がバルブハウジング11の環状溝部51に嵌め込まれることで、バルブハウジング11に取り付けられている。ベース部41が環状溝部51内に受容された状態では、センター部42の中央巻回部45が、流路20Rの中央部に配置される。そして、弁体ストッパ40の中央巻回部45の内側に弁体30の弁体突出部32(詳細には、小径部32A)が挿通される。
なお、本実施形態では、環状溝部51は、角溝状となっている。ベース部41が環状溝部51内に嵌合した状態では、ベース部41を構成する断面円形の線材40Mの断面中心が、環状溝部51内に位置すると共に、ベース部41の一部が環状溝部51の溝開口よりも流路20Rの内側に位置する。これにより、ベース部41を環状溝部51内に保持させ易くしつつ、環状溝部51を深くし過ぎる必要がなくなるので、バルブハウジング11のうち環状溝部51より径方向外側に配置される部分の強度を確保し易くなる。
また、弁体ストッパ40のベース部41は、バルブハウジング11の環状突部29の内径よりも大径となっている。従って、流路20Rの下流側の流出口20Bから、弁体ストッパ40をバルブハウジング11に取り付ける際には、ベース部41を環状突部29の内側に収まるように弾性的に変形させた状態で環状突部29内に挿入する(なお、この変形は完全な弾性変形でなくてもよく、一部塑性変形を含んでいてもよい)。そして、ベース部41を環状溝部51内で弾性復元させることで、ベース部41が環状溝部51内に嵌まり込んで保持される。このように、ベース部41が線材40Mからなるので、ベース部41を容易に弾性変形させることができ、弁体ストッパ40の取り付けが容易となる。
図1に示されるように、本実施形態の弁10では、弁体ストッパ40と、弁体30との間には、圧縮コイルバネ19が突っ張り状態に挟まれている。具体的には、図1及び図4(A)に示されるように、圧縮コイルばね19は、弁体突出部32を取り巻くように配置されると共に、弁体ストッパ40の連絡部43と、弁体30の弁体ベース部31とに当接している。そして、圧縮コイルばね19は、弁体30の弁体突出部32の大径部32Bに外側から嵌合している。また、圧縮コイルばね19は、弁体ストッパ40の中央巻回部45にも外側から嵌合している。即ち、中央巻回部45の外周部は、圧縮コイルバネ19と嵌合するばね嵌合部47となっている。また、本実施形態では、圧縮コイルばね19は、弁体ストッパ40を構成する線材40Mよりも線径が小さい線材で形成されている。なお、圧縮コイルばね19としては、ステンレス、鉄、銅、アルミ等の金属からなるものが挙げられる。
上述のように、圧縮コイルばね19は、弁体30を閉状態に付勢する。そして、流路20R内における弁口24よりも上流側の流体の圧力が、圧縮コイルばね19の復元力に抗して弁体30を下流側に移動させると、図2に示されるように、弁体30が開状態となり、弁口24の上流側から下流側に流体が流れる。このとき、弁体30の脚部33が第1流路の上流側小径部21に摺動することで、弁体30の直線運動がガイドされる。また、弁体30の弁体突出部32の小径部32Aが弁体ストッパ40の中央巻回部45の内周部に摺接することによっても、弁体30がガイドされる。即ち、中央巻回部45の内周部が弁体30の移動をガイドするガイド部46となっている。また、弁体30が開状態から閉状態に戻るときも同様である。なお、弁体30が開状態となったときには、脚部33の複数の個別突部34同士の間の隙間を通って、流体が弁口24を通過する。
図3に示されるように、弁口24よりも上流側の流体の圧力により、さらに弁体30が圧縮コイルばね19の復元力に抗して下流側に移動すると、弁体30が、弁体ストッパ40に当接する。詳細には、このとき、弁体30の弁体突出部32の段差面32Dと、弁体ストッパ40のセンター部42(中央巻回部45)とが当接する。これにより、弁体30の下流側への移動が規制される。ここで、弁体ストッパ40では、センター部42が、連絡部43によって弁体ベース部31に片持ち支持されているので、弁体ストッパ40を弾性変形させながら弁体30を受け止めることができる。従って、弁体ストッパ40によって弁体30との当接による衝撃を徐々に緩衝することが可能となる。また、センター部42が、ベース部41によって片持ち支持されていることで、両持ち支持される場合に比べて、ベース部41の内側を通過する流体の流路面積を大きくすることが可能となる。なお、本実施形態では、弁体ストッパ40と環状溝部51とから、弁体30を抜け止めする弁体抜止機構50が構成される。
また、本実施形態では、弁体30の直線運動の範囲において、弁体30の弁体突出部32と脚部33は、それぞれ弁体ストッパ40の中央巻回部45と流路20Rの上流側小径部21とに挿通されたままとなる。即ち、弁体30は、直線運動する間、両端部を支持されるので、弁体30の直線運動の安定化が図られる。
本実施形態では、弁体ストッパ40が、バルブハウジング11の流路20R内の環状溝部51に嵌合されるC形のベース部41と、弁体30の移動を規制するセンター部42とを、一体に備えているので、弁体ストッパを他の部材でバルブハウジング11に取り付ける従来の構成に比べて、部品点数を削減できる。また、線材40Mを成形して弁体ストッパ40を形成するので、弁体ストッパ40の形状の自由度を高くすることができる。さらに、本実施形態の弁体ストッパ40によれば、弁体ストッパ40の成形に成形金型を使用する必要がなくなるので、歩留りの改善やコスト低減を図ることが可能となる。
また、本実施形態の弁体ストッパ10では、ベース部41の他端部が内側に折り曲げられて内曲末端部44が形成され、この内曲末端部44では、線材40Mの端面が流路20Rの中央部側を向く。従って、弁体ストッパ40の取り付けの際等に、線材40Mの端面によって流路20Rの内面が傷つくことを防ぐことが可能となる。これにより、流路20Rの内面が傷ついた際に生じる削りカスが異物となることを防止可能となると共に、流路20Rの内面のシール部分が傷ついてシール不良となることも防止可能となる。また、本実施形態では、弁体ストッパ40を構成する線材40Mのうち内曲末端部44と反対側の端部は、中央巻回部45に設けられ、ベース部41の内側に配置されるので、線材40Mの当該端部によって、流路20Rの内面が傷つくことも防ぐことが可能となる。さらに、線材40Mは断面円形をなしているので、断面多角形状をなしている場合よりも、流路20Rの内面を傷付け難くすることができる。
また、内曲末端部44が設けられることで、内曲末端部44を工具等でつかんだり引掛けたりし易くなり、弁体ストッパ40の交換の際等に、弁体ストッパ40をバルブハウジング11から外し易くすることができる。さらに、本実施形態では、弁体ストッパ40のセンター部42や連絡部43等を、工具等でつかんだり引掛けたりすることも容易であるので、弁体ストッパ40をバルブハウジング11からより外し易くすることができる。
本実施形態では、弁体ストッパ40のセンター部41に、弁体30と摺接するガイド部46が備えられているので、弁体30の移動を弁体ストッパ40でガイドすることができる。また、弁体ストッパ40の中央巻回部45の内側で弁体30をガイドすると共に、中央巻回部45の外側には、圧縮コイルばね19が嵌合する。これにより、弁体ストッパ40の中央巻回部45で弁体30のガイドと圧縮コイルばね19の位置決めとの両方を兼ねることができる。
また、本実施形態では、圧縮コイルばね19の線径が弁体ストッパ40の線径よりも細くなっている。これにより、弁体ストッパ40の強度を確保する一方で、バルブハウジング11の流路20R内の圧力が圧縮コイルばね19の付勢力に抗して弁体30を動かすことを容易にすることが可能となる。
[第2実施形態]
本実施形態は、上記第1実施形態に対して、弁体ストッパと弁体の構成を変更したものである。図5(A)及び図5(B)に示されるように、本実施形態の弁体ストッパ40Vは、連続した線材40Mからなり、第1実施形態と同様のベース部41を有する。そして、弁体ストッパ40Vでは、ベース部41の一端からベース部41の内側へ折曲がって直線状に延びたセンター部42Vが設けられている。詳細には、センター部42Vは、ベース部41の一端からベース部41の中心を通り過ぎた位置まで延びていて、センター部42Vの先端は、ベース部41よりも内側に配置されている。
また、本実施形態では、弁体30は、弁体突出部37の構成が上記第1実施形態の弁体突出部32と異なっている。具体的には、弁体突出部37は、丸棒の先端部が先端溝部37Uにより先割れした形状をなしている。そして、弁体ストッパ40Vのセンター部42Vが、弁体30の先端溝部37Uに遊嵌されている。これにより、弁体30が流路20Rに沿って直線運動して弁口24を開閉する開閉動作を、弁体ストッパ40のセンター部42Vと弁体30の先端溝部37Uが摺接することで、ガイドすることが可能となる。また、弁体30が、上流側からの圧力により圧縮コイルばね19の付勢力に抗して下流側にさらに移動したときに、弁体ストッパ40のセンター部42Vが、弁体30の先端溝部37Uの溝底に当接することで、弁体30の移動を規制することができる。なお、本実施形態では、弁体ストッパ40Vのうち圧縮コイルばね19との当接部位は、センター部42Vとなっている。本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
[第3実施形態]
本実施形態は、上記第2実施形態に対して、弁体の構成を変更したものである(弁体ストッパ40Vの構成は同様である)。図6(A)及び図6(B)に示されるように、本実施形態の弁体30は、弁体突出部37が円筒状をなしていて、その内部に、圧縮コイルばね19を収容している。圧縮コイルばね19は、弁体突出部37の内側部分の奥面38と弁体ストッパ40Vのセンター部42Vとに当接している。また、本実施形態でも、上記第2実施形態と同様に、弁体突出部37の突出先端には、先端溝部37Uが形成されている。そして、上記第2実施形態と同様にして、弁体ストッパ40Vのセンター部42Vにより、弁体30の開閉動作のガイドをすることができると共に、弁体30が下流側にさらに移動したときに、弁体ストッパ40Vのセンター部42Vが、弁体30の先端溝部37Uの溝底に当接することで、弁体30の移動を規制することができる。
[第4実施形態]
本実施形態は、上記第3実施形態に対して、弁体ストッパの構成を変更したものである(弁体30の構成は同様である)。図7(A)及び図7(B)に示されるように、本実施形態の弁体ストッパ40Wは、連続した線材40Mからなり、上記第3実施形態と同様のベース部41及びセンター部42Wを有する。そして、センター部42Wの先端から折れ曲がった折曲部48が延出している。本実施形態では、折曲部48は、センター部42Wに対して略直交し、延出先端側に向かうにつれてベース部41に対して徐々に上流側に離れるように延びている。詳細には、折曲部48の延出先端部は、ベース部41の軸方向から見て、ベース部41と重なりかつ、ベース部41の外周部よりも内側に配置される(図7(B)参照)。
本実施形態においても、上記第3実施形態と同様にして、弁体ストッパ40Wのセンター部42Wにより、弁体30の開閉動作のガイドをすることができると共に、弁体30が下流側にさらに移動したときに、弁体ストッパ40Wのセンター部42Wが、弁体30の先端溝部37Uの溝底に当接することで、弁体30の移動を規制することができる。ここで、本実施形態の弁体ストッパ40Wでは、弁体30の先端溝部37Uの溝底にセンター部42Wが押されてセンター部42Wが下流側に弾性変形したときに、折曲部48の延出先端部が、ベース部41に上流側から当接する。これにより、センター部42Wが、ベース部41に両持ち支持され、センター部42Wがさらに下流側に変形することが防がれ、弁体30の移動の規制の安定化が図られる。
[第5実施形態]
本実施形態は、上記第1実施形態に対して、弁体ストッパと弁体の構成を変更したものである。具体的には、図8(A)及び図8(B)に示されるように、本実施形態の弁体ストッパ40Xは、上記実施形態と同様に、連続した線材40Mからなり、C形のベース部41を有する。そして、弁体ストッパ40Xでは、ベース部41の両端からベース部41の内側に折り曲げられて互いに略平行に延びたセンター部42Xが1対設けられている。詳細には、これら1対のセンター部42Xは、ベース部41の両端からベース部41の中心を通り過ぎた位置まで延びていて、各センター部42Xの先端は、ベース部41の内周部よりも内側に配置されている。
本実施形態では、弁体30の弁体突出部32の小径部32Aが、板棒状をなしていて、その板厚方向で、小径部32Aが弁体ストッパ40Xの1対のセンター部42Xに挟まれた状態で遊嵌している。本実施形態では、弁体ストッパ40Xの1対のセンター部42Xが、弁体30の小径部32Aに摺接することで、弁体30の開閉動作のガイドをすることができる。また、弁体30が下流側にさらに移動したときに、弁体ストッパ40Xの1対のセンター部42Xが、弁体30の段差面32Dに当接することで、弁体30の移動を規制することができる。本実施形態では、弁体30と当接するセンター部42Xが、1対設けられているので、弁体30の移動の規制の安定化が図られる。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、弁体ストッパ40と圧縮コイルばね19が別体であったが、図9に示されるように、弁体ストッパ40Rが圧縮コイルばね19Vを一体に備えた構成であってもよい。この場合、圧縮コイルばね19Vを含む弁体ストッパ40Rは、連続した線材を成形してなる。このようにすれば、弁体ストッパと圧縮コイルばねを別々に成形するよりも成形が容易となる。なお、図9の例では、圧縮コイルばね19Vは、弁体30の弁体ベース部31に向かうにつれて徐々に拡径されるテーパコイルばねとなっている。
(2)上記実施形態では、弁体ストッパ40を構成する線材40Mと環状溝部51とが、断面円形をなしていたが、図10に示されるように、弁体ストッパ40Yを構成する線材40Mと環状溝部51Vとが、断面四角形をなしていてもよい。この構成によれば、環状溝部51Vからベース部41を外れ難くすることができる。なお、上記第1実施形態のように、線材40Mが断面円形をなすと共に、環状溝部51が断面四角形をなしていても、環状溝部51からベース部41を外れ難くすることができる。
(3)図11に示されるように、バルブハウジング11が、複数の部材から構成されていてもよい。同図の例では、バルブハウジング11が、上流側の構成体13と下流側の構成体14とからなり、それら構成体13,14が、環状溝部51付近を境目として分割される。具体的には、上流側の構成体13における下流側の端面(即ち、分割面)のうち流路20Rの開口縁が陥没していて、この陥没した部分によって、2つの構成体13,14が合体したときに環状溝部51が形成される。この構成によれば、環状溝部51の形成を容易にすることが可能となる。
(4)図12に示されるバルブハウジング11の環状溝部51Zのように、環状溝部51Zの下流側の溝側壁が、流路20Rの内面から下流側に突出した環状突片15を、流路20Rの内側に起立するようにカシメることで形成してもよい。
(5)図13に示されるように、バルブハウジング11の環状溝部51Vが、断面円形をなす線材40Mに対応した丸溝状となっていてもよい。この場合、ベース部41が環状溝部51V内に嵌合した状態では、ベース部41を構成する線材40Mの断面中心が、環状溝部51V内に位置すると共に、ベース部41の一部が環状溝部51Vの溝開口よりも流路20Rの内側に位置するようにしてもよい。これにより、ベース部41を環状溝部51V内に保持させ易くしつつ、環状溝部51Vを深くし過ぎる必要がなくなるので、バルブハウジング11のうち環状溝部51Vより径方向外側に配置される部分の強度を確保し易くなる。
10 弁
11 バルブハウジング
19 圧縮コイルばね
30 弁体
40 弁体ストッパ
40M 線材
41 ベース部
42 センター部
51 環状溝部

Claims (7)

  1. バルブハウジングの流路内で往復移動可能な弁体と、
    前記弁体にその移動方向の一方側から当接して前記弁体の移動を規制する弁体ストッパと、を備える弁であって、
    前記流路の内面に形成される環状溝部を備え、
    前記弁体には、その移動方向の一方側に突出する突出部が形成され、
    前記弁体ストッパは、線材の成形品であり、
    前記弁体ストッパには、
    前記環状溝部に嵌合されるC形のベース部と、
    前記弁体の前記突出部が挿通されて前記突出部と摺接可能でありかつ前記弁体が一方側に移動したときに前記弁体のうち前記突出部が突出している面に当接するガイド部と、
    前記ベース部と前記ガイド部とを連絡する連絡部と、が設けられている弁。
  2. 前記連絡部は、前記ガイド部と前記ベース部の一端部とを連絡し、
    前記ベース部の他端部を内側に折り曲げてなり、前記ベース部の内側を向く前記線材の端面を有する内曲末端部を備える請求項1に記載の弁。
  3. 前記弁体ストッパ側に移動する前記弁体を押し戻す圧縮コイルばねを備え、
    前記ガイド部は、前記線材を巻回してなり、
    前記圧縮コイルばねは、前記ガイド部の外側に嵌合される請求項1又は2に記載の弁。
  4. 前記ガイド部は、前記線材を前記ベース部の同心軸上で1巻きより多く巻回してなる請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の弁。
  5. 前記弁体ストッパを形成する前記線材は、断面円形をなし、
    前記ベース部の前記線材の中心が、前記環状溝部の溝内に位置する一方、前記ベース部の一部が前記環状溝部の溝開口より前記流路の内側に位置している請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の弁。
  6. 前記弁体ストッパを形成する前記線材及び前記環状溝部は、断面四角形をなしている請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の弁。
  7. 前記弁体ストッパ側に移動する前記弁体を押し戻す圧縮コイルばねを備え、
    前記圧縮コイルばねは、前記弁体ストッパより細い線径の線材で形成される請求項1乃至6の何れか1の請求項に記載の弁。
JP2021529880A 2019-07-04 2019-07-04 Active JP7195433B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/026747 WO2021002026A1 (ja) 2019-07-04 2019-07-04 弁体ストッパ、弁体抜止機構及び弁

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2021002026A1 JPWO2021002026A1 (ja) 2021-01-07
JPWO2021002026A5 JPWO2021002026A5 (ja) 2022-03-08
JP7195433B2 true JP7195433B2 (ja) 2022-12-23

Family

ID=74100308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021529880A Active JP7195433B2 (ja) 2019-07-04 2019-07-04

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7195433B2 (ja)
CN (1) CN113498461B (ja)
WO (1) WO2021002026A1 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016202430A1 (de) 2016-02-17 2017-08-17 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Rückschlagventil und Steuersystem

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57160456U (ja) * 1981-04-03 1982-10-08
JPS59181377U (ja) * 1983-05-20 1984-12-04 株式会社 田「淵」製作所 逆止弁の弁体
JPH01188779A (ja) * 1988-01-25 1989-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 給湯器用逆止弁
JP2833123B2 (ja) * 1990-03-23 1998-12-09 松下電器産業株式会社 逆止弁
JP2553349Y2 (ja) * 1991-06-28 1997-11-05 株式会社フジユニバンス バルブ構造
US6206032B1 (en) * 2000-07-11 2001-03-27 James H. Hill High pressure check valve fittings
KR102116227B1 (ko) * 2016-04-07 2020-05-28 니토 코키 가부시키가이샤 밸브체를 갖는 관 조인트 부재 및 그것에 사용되는 코일 스프링
CN207921412U (zh) * 2017-12-29 2018-09-28 赛威隆机电设备河北有限公司 一种微压启动单向阀

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016202430A1 (de) 2016-02-17 2017-08-17 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Rückschlagventil und Steuersystem

Also Published As

Publication number Publication date
CN113498461A (zh) 2021-10-12
WO2021002026A1 (ja) 2021-01-07
JPWO2021002026A1 (ja) 2021-01-07
CN113498461B (zh) 2023-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3919796A1 (en) Solenoid valve for gas
CN105508875B (zh) 阀装置
WO2014021124A1 (ja) チェックバルブ
KR102025143B1 (ko) 밸브
JP2016080115A (ja) 流体制御弁
US10502337B2 (en) Solenoid valve
CN110410574B (zh) 具有一体的密封件的致动器衬套
JP7195433B2 (ja)
US7418973B2 (en) Device to reduce noise in pressure regulators
JP2007092826A (ja) パイロット型電磁弁
US8632051B2 (en) Solenoid
JP5651730B2 (ja) 逆止弁
US11333266B2 (en) Electromagnetic valve
WO2017026069A1 (ja) 電磁弁
JP2008014378A (ja) 弁のシール構造
JP6427071B2 (ja) 燃料供給装置
JP2005273555A (ja) 高圧流体用レギュレータ
JP5042073B2 (ja) 燃料噴射弁
JP6009186B2 (ja) 電磁弁
JP7347075B2 (ja) 電磁弁
JP2007205406A (ja) 逆止弁
US20210095783A1 (en) Electromagnetic valve
JP6655886B2 (ja) 逆止弁
JP2011007275A (ja) 逆止弁
JP4570274B2 (ja) ガスメータ用双方向遮断弁

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210831

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7195433

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150