JP7194658B2 - 導電線 - Google Patents
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Description
導電性の芯線と、
前記芯線の長手方向に引き揃えられた複数のカーボンナノチューブ繊維を含み、前記芯線の外周面を被覆する被覆部と、
を備え、
前記被覆部に被覆された前記芯線に金属メッキを施すことにより形成された金属を、前記被覆部は含むことを特徴とする導電線である。
前記導電性の芯線は金属線であるようにしてもよい。
前記被覆部における金属の割合は0.5重量%以上50重量%以下であるようにしてもよい。
被覆部に含まれる金属は、銅、アルミニウム、金、銀などの導電性が高い金属が好ましい。
長手方向に直交する方向の断面積における前記芯線の面積比率は10%以上70%以下であるようにしてもよい。
軽量化の観点から、長手方向に直交する方向の断面積における芯線の面積比率は、好ましくは10%以上50%以下である。
ただし、芯線に用いる素材、金属、及び、金属メッキにより被覆部に形成される金属はこれに限られない。
本実施例に係る導電線は、導電性の芯線の外周面にカーボンナノチューブ繊維を被覆し、さらにメッキを施したものである。図1は、導電性の芯線の外周面にカーボンナノチューブ繊維を被覆する装置の概略構成を示す図である。図2(A)は被覆線材10、図2(B)~(D)は導電線14の構造を模式的に示す図である。図3は、カーボンナノチューブ繊維に被覆された芯線に対してメッキを施す装置の概略構成を示す図である。以下に、導電性の芯線として、銅銀合金製の金属線を用いる例について説明するが、導電性の芯線の素材は、これに限られず、金、銀、銅、アルミニウム、あるいはこれらの元素を含む合金のように導電性の高い金属が好ましい。また、導電性の芯線としては、樹脂又は導電性樹脂にこれらの金属によるメッキを施したものを用いることもできる。
前処理槽31は、浸漬槽31aと貯留槽31bとを含む。浸漬槽31aに満たされた水(H2O)311に被覆線材10が浸漬されて前処理が行われる。浸漬槽31aから溢れた
水は貯留槽31bに落下し、貯留槽31bに貯留された水311がポンプによって浸漬槽31aに供給され、浸漬槽31aと貯留槽31bの間で水311は循環する。
被覆線材10の長手方向に沿って配置される。また、貯留槽32bには、貯留された硫酸銅321を加温するためのヒータ35が設けられている。ここでも、浸漬槽32aから溢れた硫酸銅は貯留槽32bに落下し、貯留槽32bに貯留された硫酸銅321がポンプによって浸漬槽32aに供給され、浸漬槽32aと貯留槽32bの間で硫酸銅321は循環する。
また、メッキ槽32の浸漬槽32aに対して、処理される被覆線材10の長手方向の両側には、陰極であるSUSの電極棒36,37が被覆線材10に接するように配置されている。電極棒36,37によって、被覆線材10の外周から給電される。被覆線材10の芯線12に陰極を接続し、芯線12から給電するようにしてもよい。
水381は貯留槽38bに落下し、貯留槽38bに貯留された水381がポンプによって浸漬槽38aに供給され、浸漬槽38aと貯留槽38bの間で水381は循環する。
上述したように、メッキ溶液としては、硫酸銅(CuSO4)溶液を使用する。また、メッ
キ溶液の温度は、15~60℃が望ましく、本実施例では40℃に設定している。メッキ溶液の濃度としては、100~300g/Lが望ましい。メッキ溶液のpH値については、0.1~5.0が望ましい。
整流器電流値としては、0.001~0.5Aが望ましく、本実施例では、0.1Aに設定している。被覆線材10を移動させる線速は0.01~30m/minが望ましく、本実施例では、0.5m/minに設定している。また、陰極電流密度は、0.1~50A/dm2が望ましい。被覆線材10をメッキ溶液に浸漬させる浸漬距離は、100~500mmが望ましい。
前処理槽及び後処理槽に貯留する水としては、蒸留水、純水又はイオン交換水を使用することが望ましく、本実施例では、蒸留水を使用している。また、前処理槽及び後処理槽に貯留する水の温度は、10~40℃が望ましく、本実施例では15℃に設定している。そして、被覆線材10を水に浸漬させる浸漬距離は100~500mmが望ましい。
空隙であるポーラス部を制御し、さらに、図3に示すメッキ装置200について説明した陰極の電流密度や被覆線材10を移動させる線速を変更することによってポーラス部への金属の充填量を制御する。
11・・・カーボンナノチューブ繊維
12・・・芯線
13・・・被覆部
14・・・導電線
15・・・銅粒子
Claims (7)
- 導電性の芯線と、
前記芯線の長手方向に引き揃えられた複数のカーボンナノチューブ繊維を含み、前記芯線の外周面を被覆する被覆部と、
を備え、
前記被覆部に被覆された前記芯線に金属メッキを施すことにより形成された金属を、前記被覆部は含み、
前記被覆部における前記金属の密度が、外径側から内径側に向けて大きくなることを特徴とする導電線。 - 導電性の芯線と、
前記芯線の長手方向に引き揃えられた複数のカーボンナノチューブ繊維を含み、前記芯線の外周面を被覆する被覆部と、
を備え、
前記被覆部に被覆された前記芯線に金属メッキを施すことにより形成された金属を、前記被覆部は含み、
前記被覆部における前記金属の密度が、外径から内径に向けて一旦小さくなった後に大きくなることを特徴とする導電線。 - 前記導電性の芯線は、金属線であることを特徴とする請求項1又は2に記載の導電線。
- 前記金属線は、銅銀合金からなることを特徴とする請求項3に記載の導電線。
- 前記被覆部における前記金属の割合は0.5重量%以上50重量%以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の導電線。
- 長手方向に直交する方向の断面積における前記芯線の面積比率は10%以上70%以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の導電線。
- 前記被覆部に形成される前記金属は、前記被覆部に前記外周面を被覆された前記芯線に銅メッキを施すことにより形成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の導電線。
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JP2012009427A (ja) | 2010-05-25 | 2012-01-12 | Yazaki Corp | 導電材及び導電材の製造方法 |
JP2019049077A (ja) | 2017-09-11 | 2019-03-28 | 日立造船株式会社 | カーボンナノチューブワイヤの製造方法 |
JP2019067657A (ja) | 2017-10-03 | 2019-04-25 | 古河電気工業株式会社 | カーボンナノチューブ線材、カーボンナノチューブ線材接続構造体及びカーボンナノチューブ線材の製造方法 |
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