JP7194501B2 - 心電波形のタイミング検出装置及び医用画像診断装置 - Google Patents

心電波形のタイミング検出装置及び医用画像診断装置 Download PDF

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Description

本発明の実施の形態は、心電波形のタイミング検出装置及び医用画像診断装置に関する。
近年、被検体の検査を行う場合に、被検体の内部情報を収集し、この収集された情報に基づいて被検体内部を画像化して医用画像を生成する医用画像診断装置が用いられることがある。また、生成された当該医用画像を表示させる際に併せて、例えば心電計といった生体信号計測装置から得られる心電図も表示させることがある。
この医用画像診断装置としては、例えば、超音波画像診断装置を挙げることができる。超音波画像診断装置は、診断対象部位に向けて送信された超音波の反射信号を受信して、当該診断対象部位に関する超音波画像を生成する。超音波画像は時間分解能が高いため、心臓等の動きのある臓器を表示させるのに適している。このような特徴を備える超音波画像とともに心電図を表示させることにより、例えば、心臓の動きがどのフェーズにあるのかを的確に把握することが可能となる。
また、医用画像診断装置の一例として、例えば、X線CT装置(computed tomography:コンピュータ断層撮影装置)も挙げることができる。X線CT装置を利用することで、被検体の撮影対象部位の断層像を取得することができる。このようなX線CT装置と上述した心電計とを用いて、例えば、心電同期再構成処理を行うことによって、心臓の動きを適切に把握することができる。
心電計を利用する場合、心電図に現れる波形のうち、R波が他の波形と比べて波高値が高く把握しやすいことから、R波を検出して用いることが多い。すなわち、R波とR波との間を1心拍として把握し、超音波画像を合わせて表示させたり、或いは、心電同期再構成処理を行ったりする。
特開2008-167975号公報
しかしながら、R波を毎回確実に把握することが困難な場合があり、例えば、P波を間違ってR波として検出してしまうこともある。そこでこのようなことがないように、例えば、検出したP波をマスクで隠すといった処理を行うことが考えられる。或いは、フィルタを用いてP波やT波といったR波以外の波形の振幅値を小さくし、R波を強調させるという処理を行うことも考えられる。但し、これらの処理を行っても必ずしも適切にR波を検出するには至らないこともある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、心臓の時相を判断するためのトリガとなるR波を心電波形から確実に把握し誤検出を低減させることである。
実施の形態における心電波形のタイミング検出装置は、絶対値回路と、スレッショルド値決定回路と、コンパレータと、を備える。絶対値回路は、被検体を計測することにより得られた心電波形を受信する。スレッショルド値決定回路は、R波検出トリガ用スレッショルド値を決定する。コンパレータは、絶対値回路から出力される心電波形とスレッショルド値決定回路から出力されるR波検出トリガ用スレッショルド値とを比較して、R波検出トリガを出力する。また、スレッショルド値決定回路は、生体信号計測装置を用いて被検体を計測することにより得られた心電波形を用いて心拍数を算出する心拍数算出回路と、スレッショルド値の設定を行うスレッショルド値設定回路と、算出された心拍数と、設定されたスレッショルド値を用いて検出されるR波検出トリガ数との比較を行い、両者が一致するか否かを判断し、R波検出トリガ用スレッショルド値を決定する比較判断回路とを備える。
実施の形態における医用画像診断装置(超音波画像診断装置)の全体構成を機能的に示す機能ブロック図。 実施の形態において利用される生体信号計測装置とタイミング検出装置のそれぞれの内部構成を示す機能ブロック図。 実施の形態における生体信号計測装置とタイミング検出装置において、フィルタから出力される波形を示す波形図。 実施の形態におけるタイミング検出装置において、絶対値回路から出力される波形を示す波形図。 実施の形態におけるタイミング検出装置において、最終的に出力される波形を示す波形図。 実施の形態におけるスレッショルド値決定回路の内部構成を示す機能ブロック図。 実施の形態において、心拍数算出の処理を説明する際に用いる説明図。 実施の形態において、スレッショルド値を決定する処理の流れを説明する際に用いる波形図の一例。 実施の形態において、スレッショルド値を決定する処理の流れを説明する際に用いる波形図の一例。 実施の形態において、スレッショルド値を決定する処理の流れを説明する際に用いる波形図の一例。 実施の形態において、スレッショルド値を決定する処理の流れを説明する際に用いる波形図の一例。 実施の形態において、スレッショルド値を決定する処理の流れを説明する際に用いる波形図の一例。 実施の形態においてスレッショルド値決定回路を用いてスレッショルド値を決定する流れを示すフローチャート。 実施の形態においてスレッショルド値決定回路を用いてスレッショルド値を決定する流れを示すフローチャート。 変形例として示される実施の形態においてスレッショルド値決定回路を用いてスレッショルド値を決定する流れを示すフローチャート。 変形例として示される実施の形態においてスレッショルド値決定回路を用いてスレッショルド値を決定する流れを示すフローチャート。
以下、実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下においては、タイミング検出装置が超音波画像診断装置内に備えられていることを前提として説明を行う。すなわち、医用画像診断装置としては、上述したように超音波画像診断装置の他にX線CT装置等も挙げることができ、タイミング検出装置はX線CT装置等の医用画像診断装置においても利用可能であるが、ここでは超音波画像診断装置1を例に挙げる。
[超音波画像診断装置の構成]
図1は、実施の形態における超音波画像診断装置1の全体構成を機能的に示す機能ブロック図である。図1に示すように、超音波画像診断装置1は、被検体に対して超音波の送受信(送受波)を行う超音波プローブ2と、当該超音波プローブ2が着脱可能に接続される装置本体3とを備えている。また、超音波画像診断装置1に対しては、生体信号計測装置4である心電計が接続されており、生体信号計測装置4からの信号を受信する。
超音波画像診断装置1は、被検体の内部構造や血流状態などを非侵襲に調べることができる医用画像診断装置の一例である。超音波画像診断装置1は、先端に振動子(圧電振動子)を備えた超音波プローブ2から被検体の内部に向けて超音波を送信する。そして被検体内部で音響インピーダンスの不整合によって生ずる反射波を超音波プローブ2の振動子で受信する。このようにして得られた受信信号に基づいて超音波画像を生成する。
超音波プローブ2は、各超音波振動子により被検体内に超音波を送信してスキャン領域を走査し、被検体からの反射波を反射信号として受信する。なお、このスキャンとしては、例えばBモードスキャンやドプラモードスキャンなど各種のスキャンがある。また、超音波プローブ2には、セクタ走査対応、リニア走査対応、コンベックス走査対応等があり、診断部位に応じて任意に選択される。
なお、本発明の実施の形態においては、超音波画像診断装置1の構成に超音波プローブ2が含まれる構成を例に挙げて説明するが、以下の説明において超音波プローブ2は必須の構成要素ではない。従って、超音波画像診断装置1の構成には必ずしも超音波プローブが含まれなくても良い。
装置本体3は、送信回路31と、受信回路32と、信号処理回路33と、画像処理回路34と、ディスプレイ35と、入力回路36とを備える。送信回路31は、超音波プローブ2に対する駆動信号の送信を行う。受信回路32は、超音波プローブ2からの反射信号の受信を行う。信号処理回路33は、当該反射信号を処理する。画像処理回路34は、超音波画像を生成する。ディスプレイ35は、生成された超音波画像をはじめ、生体信号計測装置4から送信される心電図も表示する。入力回路36は、検査者などのユーザにより入力操作されることで入力される信号を受信する。
さらに、装置本体3は、図示しない他の機器との信号の送受信を制御する通信制御回路37と、記憶回路38と、各部を制御する制御回路39とを備えている。またこれら各回路は、上述した各回路も含めて互いにバスBに接続され、各種信号のやりとりが可能とされている。そして、当該バスBには、生体信号計測装置4からの心電波形を用いてR波を検出するタイミング検出装置5も接続されている。なお、これら各回路の詳細な機能については、さらに以下に説明する。
送信回路31は、制御回路39による制御に基づき、超音波プローブ2に超音波を発生させるための駆動信号、すなわち各圧電振動子に印加する電気パルス信号(以下、「駆動パルス」という)を生成し、その駆動パルスを超音波プローブ2に送信する。送信回路31は、図示しない、例えば、基準パルス発生回路、遅延制御回路、駆動パルス発生回路等の各回路を備えており、各回路が上述した機能を果たす。
また、受信回路32は、超音波プローブ2からの受信信号である反射信号を受信し、その受信信号に対して整相加算を行い、その整相加算により取得した信号を信号処理回路33に出力する。
信号処理回路33は、受信回路32から供給された超音波プローブ2からの受信信号を用いて各種のデータを生成し、画像処理回路34や制御回路39に出力する。信号処理回路33は、いずれも図示しない、例えば、Bモード処理回路(或いは、Bcモード処理回路)やドプラモード処理回路、カラードプラモード処理回路などを有している。Bモード処理回路は、受信信号の振幅情報の映像化を行い、Bモード信号を基にしたデータを生成する。ドプラモード処理回路は、受信信号からドプラ偏移周波数成分を取り出し、さらに、FFT(Fast Fourier Transform)処理などを施し、血流情報のドプラ信号のデータを生成する。カラードプラモード処理回路は、受信信号に基づいて血流情報の映像化を行い、カラードプラモード信号を基にしたデータを生成する。
画像処理回路34は、信号処理回路33から供給されたデータに基づいてスキャン領域に関する二次元や三次元の超音波画像を生成する。例えば、画像処理回路34は、供給されたデータからスキャン領域に関するボリュームデータを生成する。そしてその生成したボリュームデータからMPR処理(多断面再構成法)により二次元の超音波画像のデータやボリュームレンダリング処理により三次元の超音波画像のデータを生成する。画像処理回路34は、生成した二次元や三次元の超音波画像をディスプレイ35に出力する。なお、超音波画像としては、例えば、Bモード画像やドプラモード画像、カラードプラモード画像、Mモード画像などがある。
ディスプレイ35は、画像処理回路34により生成された超音波画像や操作画面(例えば、ユーザから各種指示を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)などの各種画像を制御回路39の制御に従って表示する。また、超音波画像とともに、対象となる被検体の心電図も併せて表示させることができる。このディスプレイ35としては、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどを用いることが可能である。
入力回路36は、例えば、画像表示、画像の切り替え、モード指定や各種設定などのユーザによる様々な入力操作を受け付ける。この入力回路36としては、例えば、GUI、或いは、ボタンやキーボード、トラックボール、ディスプレイ35に表示されるタッチパネル等の入力デバイスを用いることが可能である。
なお、本発明の実施の形態においては、図1に示すように、ディスプレイ35、入力回路36を超音波画像診断装置1の1つの構成要素として記載しているが、このような構成に限られない。例えば、ディスプレイ35を超音波画像診断装置1の構成要素ではなく、超音波画像診断装置1とは別体に構成することも可能である。また、入力回路36を当該別体のディスプレイを用いたタッチパネルとすることも可能である。
通信制御回路37は、図示しない通信ネットワークに互いに接続される、例えば、図示しない医用画像診断装置(モダリティ)、サーバ装置や医用画像処理装置等と超音波画像診断装置1とを接続させる役割を担っている。この通信制御回路37及び通信ネットワークを介して他の機器とやり取りされる情報や医用画像に関する規格は、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)等、いずれの規格であっても良い。また、通信ネットワーク等との接続に当たっては、有線、無線を問わない。
記憶回路38は、例えば、半導体や磁気ディスクで構成されている。例えば、制御回路39で実行されるプログラムやデータ等に関する情報が記憶されている。
制御回路39は、超音波画像診断装置1の各部を統括的に制御する。制御回路39は、画像処理回路34において生成された超音波画像をディスプレイ35に表示させる。また制御回路39は、タイミング検出装置5の制御を行って、生体信号計測装置4からの心電波形を用いたR波の検出を行わせる。
生体信号計測装置4は、図1において破線で示す被検体Hの心電波形を計測する機能を備えている装置である。タイミング検出装置5は、被検体H及び当該生体信号計測装置4からの心電波形を用いてR波を検出する。当該生体信号計測装置4及びタイミング検出装置5の内部構成については、図2に示している。
図2は、実施の形態において利用される生体信号計測装置4とタイミング検出装置5のそれぞれの内部構成を示す機能ブロック図である。生体信号計測装置4は、図2には図示しない計測用電極と、マルチプレクサ41と、増幅回路42と、フィルタ43と、A/D変換器44とを備えている。
計測用電極は、心電波形の検出を目的として、被検体H本体の表面に配置される。図2においては、被検体Hにおける3カ所に計測用電極が配置されている例を挙げている。但し、被検体Hに配置される計測用電極は3カ所に限られない。
被検体Hの3カ所において計測された心電波形は、計測用電極からマルチプレクサ41へと入力される。このマルチプレクサ41においては、複数入力された信号が1つの信号として出力される。なお、図2においては、当該マルチプレクサ41は「MUX」と示されている。
増幅回路42は、マルチプレクサ41から出力された心電波形を所定の振幅に増幅する。図2においては、「AMP」と示されている。さらにフィルタ43は、心電波形に現れる波形のうち、R波を強調するように設定されている。そして、A/D変換器44は、フィルタ43を通過した心電波形をデジタル信号へと変換する。なお、A/D変換器44は、図2においては、「ADC」と示されている。
A/D変換器44から出力された心電波形は、ディスプレイ35に入力される。制御回路39は、生体信号計測装置4からの心電波形(心電図)をディスプレイ35に表示させる。さらに、図2に示されているように、A/D変換器44から出力された心電波形は、分岐してタイミング検出装置5にも出力される。
タイミング検出装置5は、心臓の時相を判断するためのトリガとなるR波を心電波形から検出するための装置である。図1の全体構成に示されている通り、タイミング検出装置5は、被検体Hと生体信号計測装置4とに接続されている。具体的には、図2に示すように、被検体Hからは心電波形を受信するとともに、生体信号計測装置4からディスプレイ35に出力される心電波形を受信する。
タイミング検出装置5は、図2には図示しない計測用電極と、当該計測用電極から入力される信号の経路に、マルチプレクサ51と、増幅回路52と、フィルタ53と、絶対値回路54と、コンパレータ55とを備えている。また、コンパレータ55に決定したR波検出トリガ用スレッショルド値を出力する経路には、A/D変換器44から出力された心電波形が入力される第1の波形記憶回路561と、絶対値回路54から出力された心電波形が入力される第2の波形記憶回路562と、当該第1の波形記憶回路561及び第2の波形記憶回路562からの心電波形が入力されるスレッショルド値決定回路6とが接続されている。スレッショルド値決定回路6から出力されたR波検出トリガ用スレッショルド値はコンパレータ55に入力される。
計測用電極は、心電波形の検出を目的として、被検体H本体の表面に配置される。図2においては、被検体Hにおける3カ所に計測用電極が配置されている例を挙げている。また、計測用電極の配置箇所が3カ所である必要がないのも上述した通りである。
なお、図2においては、生体信号計測装置4とタイミング検出装置5とでそれぞれ計測用電極を別々に被検体Hに配置し、それぞれ心電波形を得ているように示されている。しかし、これはあくまでも図示の都合上このように記載しているだけであり、生体信号計測装置4とタイミング検出装置5は、被検体Hから入力される同じ心電波形に対して処理を行うことができるようにされていれば良い。
被検体Hの3カ所において計測された心電波形は、計測用電極からマルチプレクサ51へと入力される。このマルチプレクサ51においては、複数入力された信号が1つの信号として出力される。なお、図2においては、当該マルチプレクサ51は「MUX」と示されている。
増幅回路52は、マルチプレクサ51から出力された心電波形を所定の振幅に増幅する。図2においては、「AMP」と示されている。さらにフィルタ53は、心電波形に現れる波形のうち、R波を強調するように設定されている。図3は、実施の形態におけるタイミング検出装置5において、フィルタ53から出力される波形を示す波形図である。
図3に示す波形図において、縦軸は正規化された振幅(Normalized Amplitude)、横軸は時間(Time(sec))を示している。当該波形図には、P波、Q波、R波、S波、T波、の各波形が含まれるひとかたまりの心電波形が5つ示されている。これら5つの心電波形は、各かたまりにおいて特に特徴的な波形は現れておらず、概ね正常な心電波形であるといえる。
これらの各心電波形において最も波高値の高い波形は、R波である。上述したように、互いに隣接して示されるR波とR波との間を1心拍とするべく、タイミング検出装置5ではR波を検出する。
なお、生体信号計測装置4から出力される心電波形も図3に示す波形図と同じ波形図で示される。以下、これら図3の波形図に示される、生体信号計測装置4からの心電波形とタイミング検出装置5のフィルタ53から出力される波形を、適宜「第1の波形」と表す。
絶対値回路54は、いわゆる全波整流回路であり、入力の絶対値を出力する回路である。図4は、実施の形態におけるタイミング検出装置5において、絶対値回路54から出力される波形を示す波形図である。図4に示す波形図において、縦軸は正規化された絶対値で示される振幅(Normalized Absolute Amplitude)、横軸は時間(Time(sec))を示している。図4の波形図に示されている通り、絶対値回路54を通った心電波形は、図4に示す波形に全波整流される。
コンパレータ55は、2つの入力信号を比較してその結果を出力する。ここでは、一方の入力信号は、絶対値回路54において全波整流された心電波形であり、他方の入力信号は、後述するスレッショルド値決定回路6からの出力信号であるR波検出トリガ用スレッショルド値である。そして、コンパレータ55から出力されるR波検出トリガは図5に示す波形図に表されている。
図5は、実施の形態におけるタイミング検出装置5において、最終的に出力される波形を示す波形図である。図5に示す波形図において、縦軸はR波のトリガ(R-wave triger)、横軸は時間(Time(sec))を示している。図5の波形図には、コンパレータ55から出力されたR波検出トリガとなる波形が示されている。
なお、図4に示す、絶対値回路54から出力される波形を以下、適宜「第2の波形」と表す。また、図5に示す、コンパレータ55から出力されるR波検出トリガとなる波形を以下、適宜「第3の波形」と表す。
生体信号計測装置4から出力される心電波形は、上述したようにディスプレイ35に送信されてディスプレイ35に表示されるが、当該心電波形は、タイミング検出装置5にも出力される。タイミング検出装置5では入力された生体信号計測装置4からの心電波形を用いて最終的にR波検出トリガ用スレッショルド値を決定する。
生体信号計測装置4から出力された第1の波形は、一旦、第1の波形記憶回路561に入力され、記憶される。最終的なR波検出トリガ用スレッショルド値を決定する処理を行う際に心拍数の算出を行うが、当該算出処理に当たっては、第1の波形記憶回路561に記憶されている第1の波形が用いられる。そこで、スレッショルド値決定回路6に対して第1の波形記憶回路561から第1の波形が出力される。
また、絶対値回路54から出力された第2の波形は、一旦、第2の波形記憶回路562に入力され、記憶される。最終的なR波検出トリガ用スレッショルド値を決定するために用いられるスレッショルド値を設定するために、第2の波形記憶回路562に記憶されている第2の波形が用いられる。そこで、スレッショルド値決定回路6に対して第2の波形記憶回路562から第2の波形が出力される。
スレッショルド値決定回路6は、心電波形に現れるR波を検出するためのR波検出トリガ用スレッショルド値を決定する回路である。ここで、図6は、実施の形態におけるスレッショルド値決定回路6の内部構成を示す機能ブロック図である。スレッショルド値決定回路6は、第1の受信回路61と、心拍数算出回路62と、第2の受信回路63と、スレッショルド値設定回路64と、比較判断回路65と、送信回路66とを備えている。
第1の受信回路61は、生体信号計測装置4からの心電波形を第1の波形記憶回路561を介して受信する。心拍数算出回路62は、第1の受信回路61から入力された心電波形を用いて心拍数を算出する。
心拍数算出回路62が心拍数を算出するのは、後述するように比較判断回路65においてR波検出トリガ用スレッショルド値を決定する際に比較対象として心拍数が用いられるからである。ここで心拍数算出回路62は、第1の波形記憶回路561に記憶されている生体信号計測装置4からの心電波形を用いて心拍数を算出する。
図7は、実施の形態において、心拍数算出の処理を説明する際に用いる説明図である。心拍数算出回路62は、自己相関を用いて演算を行い、波形のピークの数から心拍数を算出する。すなわち、図7に示す波形図を用いて説明すると、図7に示す波形のうち、丸で囲まれたピークの数は11である。従って、心拍数は(11+1)/2で「6」と算出できる。なお、以下、心拍数算出回路62によって算出された心拍数を適宜「レファレンス値(参考値)」と表す。これは、上述したように、算出された心拍数は、R波検出トリガ用スレッショルド値を決定する際の参考となる心拍数に該当するからである。
また、心拍数算出回路62は、参考値となる心拍数の算出に当たって、第1の波形記憶回路561に記憶されている心拍数算出回路62が心拍数を算出する直前の、例えば、5つの心電波形を用いて心拍数を算出する。すなわち、R波検出トリガ用スレッショルド値を決定するに当たって参考にする心拍数は決定されたR波検出トリガ用スレッショルド値を適用する心電波形の前5つの心電波形を使用して算出される。
つまり例えば、6拍目の心電波形からR波のタイミングを検出するためにR波検出トリガ用スレッショルド値を決定する場合には、心拍数算出回路62は、1拍目から5拍目の心電波形を使用して心拍数を算出する。そして、次に7拍目の心電波形からR波のタイミングを検出するためにR波検出トリガ用スレッショルド値を決定する場合には、心拍数算出回路62は、2拍目から6拍目の心電波形を使用して心拍数を算出する。
このように心拍数算出回路62は、使用する直前の心電波形を順次移動させながら心拍数の算出を行う。すなわち、心拍数算出回路62が参考値となる心拍数を算出する場合には、第1の波形記憶回路561に記憶されていた、いわば過去の(直前の)心電波形を使用する。このように過去の心電波形を使用するのは、1心拍の基準となるR波の検出はリアルタイムに行いたいとする要望に対応しつつ、決定されるR波検出トリガ用スレッショルド値の精度を上げてR波検出の精度を上げるためである。
なお、生体信号計測装置4からの心電波形が第1の波形記憶回路561に複数記憶されなければ心拍数算出回路62は心拍数の算出を行わないわけではない。あくまでも「ある時点」でのR波検出トリガ用スレッショルド値の決定を行うための心拍数の算出に当たっては直前の心電波形を使用するということに過ぎず、生体信号計測装置4からの心電波形が第1の波形記憶回路561に複数記憶されるのを待って心拍数の算出を行い、R波検出トリガ用スレッショルド値の決定を行うのではない。
スレッショルド値設定回路64は、スレッショルド値の設定を行う。具体的には、第2の受信回路63は、絶対値回路54からの心電波形を第2の波形記憶回路562を介して受信する。第2の受信回路63は、第2の波形である心電波形をスレッショルド値設定回路64に送信する。すなわち上述したように、スレッショルド値設定回路64では、第2の波形を用いてスレッショルド値を設定する。
また、スレッショルド値設定回路64では、第2の波形記憶回路562から送信された第2の波形を用いてスレッショルド値を設定する。これは、心拍数算出回路62が第1の波形記憶回路561から送信された第1の波形を用いて「レファレンス値(参考値)」を設定する処理にタイミングを合わせるためである。そのため、参考値が設定される際の処理と同様、スレッショルド値設定回路64がスレッショルド値を設定する場合には、第2の波形記憶回路562に記憶されていた、いわば過去の(直前の)心電波形を使用する。
上述したように、心拍数算出回路62から比較判断回路65へレファレンス値(参考値)が出力される。また、スレッショルド値設定回路64から比較判断回路65へスレッショルド値が出力される。比較判断回路65は、算出された心拍数(参考値)と、設定されたスレッショルド値の下検出されるR波検出トリガ数との比較を行い、両者が一致するか否かを判断する。
ここで、詳細は後述するが、参考値とR波検出トリガ数とが一致するスレッショルド値には一定の幅が存在する。従って、比較判断回路65では、参考値とR波検出トリガ数とが一致する下限のスレッショルド値(以下、適宜「下限値」と表す)と、参考値とR波検出トリガ数とが一致するスレッショルド値(以下、適宜「上限値」と表す)との間において、参考値とR波検出トリガ数とが一致すると判断する。
但し、比較判断回路65としては、このようにスレッショルド値に幅があることから、コンパレータ55がR波検出トリガを出力するに適したR波検出トリガ用スレッショルド値を決定する必要がある。そこで、上限値及び下限値を用いて1つのR波検出トリガ用スレッショルド値を決定し、送信回路66を介してコンパレータ55に出力する。
一方、参考値とR波検出トリガ数とが一致しない場合には、比較判断回路65は、一致しない旨を表す信号をスレッショルド値設定回路64に対して送信する。スレッショルド値設定回路64では、比較判断回路65からの信号を受けて、新たなスレッショルド値を比較判断回路65に対して送信する。
なおこのように、比較判断回路65の役割は、コンパレータ55と似ているが、両者はその役割が異なる、すなわち、比較判断回路65は、参考値と設定されたスレッショルド値を用いて検出されるR波検出トリガ数とを比較する機能を備えている。そして比較判断回路65から送信回路66を介して出力されるスレッショルド値は、参考値と一致することを前提に決定されたR波検出トリガ用スレッショルド値である。一方、コンパレータ55では、絶対値回路54から出力される波形とスレッショルド値決定回路6から出力されるR波検出トリガ用スレッショルド値とが入力されて比較する。その結果、コンパレータ55からは、図5に示すR波検出トリガが出力される。
次に、心拍数算出回路62、スレッショルド値設定回路64、及び、比較判断回路65における、コンパレータ55に対して出力されるスレッショルド値の決定の処理機能について、さらに詳しく説明する。
上述したように、比較判断回路63は、算出された心拍数(参考値)と、設定されたスレッショルド値の下検出されるR波検出トリガ数との比較を行い、両者が一致するか否かを判断する。具体的には、以下の通りに判断処理が進められる。まず、心拍数算出回路62において心拍数(参考値)が算出されると、比較判断回路65は、心拍数算出回路62から送信された当該参考値を保持しておく。
そして、スレッショルド値設定回路64においてスレッショルド値が設定される。スレッショルド値設定回路64においては、比較判断回路65と連携して比較判断回路65において最終的にコンパレータ55に出力されるR波検出トリガ用スレッショルド値が決定されるまで、当該決定処理に必要なスレッショルド値の設定が行われる。
そこでスレッショルド値設定回路64では、R波検出トリガ用スレッショルド値の決定処理が開始されるに当たり、まず、スレッショルド値の初期値を設定する。当該スレッショルド値の初期値は、絶対値回路54及び第2の波形記憶回路562から入力された信号を基に、スレッショルド値設定回路64が設定するものである。従って、ここでスレッショルド値設定回路64が設定するスレッショルド値は、比較判断回路63が判断した結果を反映したスレッショルド値ではない。
但し、当該スレッショルド値はあくまでもR波を検出するために用いられることから、P波、R波、T波等、心電波形に現れる様々な波形を全て検出してしまうような値では現実的ではない。そこで、検出される波形がP波とR波となるような値が初期値のスレッショルド値として設定される。
図8は、実施の形態において、R波検出トリガ用スレッショルド値を決定する処理の流れを説明する際に用いる波形図の一例である。なお、図8ないし図12に示される波形は、絶対値回路54から出力される波形(第2の波形)を示している。図8ないし図12に示す波形図において、縦軸は正規化された絶対値で示される振幅(Normalized Absolute Amplitude)、横軸は時間(Time(sec))を示している。そして、図8において、最も高い振幅を示すのがR波であり、R波よりも時間的に前に現れてR波の次に高い振幅を示しているのがP波である。また、設定されるスレッショルド値については、一点鎖線で示している。
図8には、スレッショルド値設定回路64において設定された初期値としてのスレッショルド値が一点鎖線で示されている。上述したように、R波を検出するに必要な範囲でスレッショルド値が設定されれば良いことから、図8の例においては、初期値として振幅が0.5を超えた辺りに設定される。そして、この初期値から図8の大きな矢印に示すように、スレッショルド値を上げていくことで参考値とR波検出トリガ数とが一致するスレッショルド値の上限値及び下限値を把握することができる。一方で、このような初期値を設定することによって、P波、R波以外の、例えば、T波等を検出することを排除できる。
スレッショルド値設定回路64において設定されたスレッショルド値の初期値は、比較判断回路65に入力される。これで比較判断回路65には、心拍数算出回路62からの参考値とスレッショルド値設定回路64からのスレッショルド値が入力されたことになる。なお、ここでは、図7に示す波形を用いて心拍数算出回路62において算出された心拍数が「6」であることを例に挙げて説明する。
上述したように、図8においてスレッショルド値の初期値が一点鎖線で示されている。スレッショルド値の初期値を用いると、波形に現れるピークは、「12」となる。比較判断回路65では、設定されたスレッショルド値を用いてピークの数を把握する。ここで設定されたスレッショルド値を用いて把握されるピークの数は、R波検出トリガ数である。
なお、図8に示す波形図では、設定されたスレッショルド値を用いて把握されるピークの数には、R波の他にP波も含まれた状態であることが理解されるが、比較判断回路65においては、特にR波、P波であることを認識してピークの数を把握しているわけではない。そこで、ここでは、P波も含めて設定されたスレッショルド値を用いて把握されるピークの数をR波検出トリガ数と表す。
比較判断回路65では、参考値である「6」とR波検出トリガ数である「12」とを比較する。この場合、「6」と「12」とでは数が一致しないので、R波が検出されたということにはならない。そこで、比較判断回路65は、改めてスレッショルド値設定回路64に対してスレッショルド値を設定するように指示する。
スレッショルド値設定回路64では、比較判断回路65の指示に基づき、初期値として設定したスレッショルド値を改めて、別のスレッショルド値を設定する。この場合、これまで設定されていたスレッショルド値から振幅の値を上げて新たなスレッショルド値を設定する。
そしてスレッショルド値設定回路64は、新たに設定したスレッショルド値を比較判断回路65に送信する。比較判断回路65では、新たに受信したスレッショルド値を用いて参考値との比較を行い、参考値とR波検出トリガ数とが一致するか判断する。
比較判断回路65による判断の結果、参考値とR波検出トリガ数とが一致しない場合には、上述したようにスレッショルド値設定回路64に対して新たなスレッショルド値の設定を指示する。なお、この際、比較判断回路65は、スレッショルド値設定回路64に対してスレッショルド値が示す振幅の上げ幅を同時に指示しても良い。そしてこの処理を参考値とR波検出トリガ数とが一致するまで行う。
図9に示す波形図では、ピークを丸で囲み矢印で指し示しているP波として一番高い値(波高値)を示す位置にスレッショルド値が接するように設定されている。このようにスレッショルド値はP波として一番高い波高値に接しているので、当該P波よりも低い波高値を示すP波はスレッショルド値よりも下になるように示される。
このように、当該スレッショルド値よりも高い振幅を示すようにスレッショルド値が設定されれば、比較判断回路65においてR波検出トリガ数として把握されるピークの数は、参考値と同じ値となる。すなわち、スレッショルド値がこの値に設定されれば、P波がR波検出トリガに含まれることを排除し、正確な(参考値と一致する数の)R波を検出することができる。
比較判断回路65では、このようにスレッショルド値を決定する処理において最初に参考値とR波検出トリガ数とが一致したスレッショルド値を保持しておく。このスレッショルド値が上述した「下限値」に該当する。比較判断回路65では、引き続きスレッショルド値設定回路64において新たなスレッショルド値を設定するように指示する。スレッショルド値設定回路64では当該指示に基づいてスレッショルド値を設定して比較判断回路65に送信する。
比較判断回路65が、下限値を超えてさらに設定されるスレッショルド値を用いて参考値とR波検出トリガ数とを比較すると、しばらくの間は参考値とR波検出トリガ数とが一致する状態が続く。この状態を波形図を用いて示しているのが図10である。図10においては、設定されるスレッショルド値は引き続き一点鎖線で示されている。また、下限値については、実線で示している。図10に示すスレッショルド値から把握されるR波検出トリガ数は、「6」であり、参考値と一致する。
そして、スレッショルド値設定回路64がスレッショルド値を設定して比較判断回路65に送信し、比較判断回路65が参考値とR波検出トリガ数とを比較する処理が続けられると、R波として把握される波高値のうち、最も低い波高値を示す位置に接するようにスレッショルド値が設定される時が到来する。この状態を波形図で示したのが図11である。
図11では、様々な波高値を持つR波のうち、最も低い波高値を持つR波の位置にスレッショルド値が設定された状態を示している。丸で囲まれ矢印で指し示しているR波が最も低い波高値を持つR波である。スレッショルド値がこの値よりも高い値に設定されると、R波検出トリガ数として把握されるピークの数が「5」以下となり、参考値とR波検出トリガ数とが一致しなくなる。比較判断回路65では、この時のスレッショルド値の値を「上限値」として保持しておく。
すなわち、スレッショルド値の範囲の下限値は、これまで取得されているP波の一番高い波高値となる。なぜならば、この波高値より小さな値とするとP波を拾ってしまうことになるからである。一方上限値は、ある周期においてこれまで取得されているR波の一番低い値を示す波高値となる。この波高値よりも高い値にスレッショルド値を設定してしまうと、R波の中で検出できないものが出てきてしまうからである。このようにスレッショルド値を設定することで、P波は検出せず、一方で、R波を確実に把握することができる。
比較判断回路65は、参考値とR波検出トリガ数とが一致するスレッショルド値の下限値と上限値とを把握し、両者の中間値をスレッショルド値として決定する。この状態を波形図で示したのが図12である。図12においては、下限値と上限値とが実線で示されている。そしてその中間値が破線で示されている。この破線で示されたスレッショルド値がスレッショルド値決定回路6において決定されたR波検出トリガ用スレッショルド値となる。決定されたR波検出トリガ用スレッショルド値は、送信回路66を介してスレッショルド値決定回路6からコンパレータ55に送信される。
なお、ここではスレッショルド値を決定する処理において下限値と上限値とを把握してその中間値をスレッショルド値として決定しているが、決定されるR波検出トリガ用スレッショルド値は下限値と上限値の中間値でなければならないわけではない。コンパレータ55において確実にR波が検出されるようにR波検出トリガ用スレッショルド値が決定されるのであれば、R波検出トリガ用スレッショルド値の決定の仕方は自由である。
また、第1の波形記憶回路561、及び、第2の波形記憶回路562(以下、第1の波形記憶回路561、及び、第2の波形記憶回路562の機能についてまとめて説明することができる場合には、適宜「波形記憶回路56」と表す。)からスレッショルド値決定回路6に入力される波形は、スレッショルド値決定回路6から決定したR波検出トリガ用スレッショルド値がコンパレータ55に出力されるごとに入力されることになる。
すなわち、常時波形記憶回路56からスレッショルド値決定回路6に波形が入力されるわけではなく、比較判断回路65が設定されたスレッショルド値を用いて参考値とR波検出トリガ数とを比較してR波検出トリガ用スレッショルド値を決定する処理が行われている間は、波形記憶回路56からの入力はない。
参考値を算出し、R波検出トリガ数を検出するために必要なスレッショルド値を設定するに必要なデータを波形記憶回路56からスレッショルド値決定回路6にするか否かの判断は、制御回路39によって行われる。図2のタイミング検出装置5の第1の波形記憶回路561、及び、第2の波形記憶回路562を指し示すように示されている矢印は、制御回路39からの信号の入力があることを示している。
なお、心電波形におけるR波の検出処理は、上述したようにスレッショルド値決定回路6において決定したR波検出トリガ用スレッショルド値を用いて行われる。但し、当該R波検出トリガ用スレッショルド値の決定に当たっては、スレッショルド値決定回路6を用いずに、例えば、制御回路39が備えるスレッショルド値決定機能を用いることも可能である。
この場合、例えば、制御回路39のスレッショルド値決定機能については、所定のメモリや記憶回路38等に記憶される、例えば、医用画像表示プログラムといったプログラムをプロセッサに実行させることによって実現することも可能である。ここで本明細書における「プロセッサ」という文言は、例えば、専用又は汎用のCPU(Central Processing Unit) arithmetic circuit(circuitry)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。
プロセッサは、例えば記憶回路38に保存された、又は、プロセッサの回路内に直接組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。プログラムを記憶する記録回路は、プロセッサごとに個別に設けられるものであっても構わないし、或いは、例えば、図1における信号処理回路33が行う機能に対応するプログラムを記憶するものであっても、さらには図1に示す記憶回路38の構成を採用しても構わない。記憶回路の構成には、例えば、半導体や磁気ディスクといった一般的なRAM(Random Access Memory)やHDD(Hard Disc Drive)等の記憶装置が適用される。
[動作]
次に、図13及び図14を利用して、スレッショルド値決定回路6におけるR波検出トリガ用スレッショルド値の決定処理の流れについて以下、説明する。図13及び図14は、実施の形態においてスレッショルド値決定回路を用いてR波検出トリガ用スレッショルド値を決定する流れを示すフローチャートである。なお、以下に説明するスレッショルド値を決定する処理は、1心拍ごとに行われる。1心拍分についてのスレッショルド値が決定した場合には、改めて最初から処理が繰り返される。
まず、心拍数算出回路62において心拍数が算出される(ST1)。上述したように、心拍数算出回路62では、生体信号計測装置4からの心電波形であって第1の波形記憶回路561に記憶されていた心電波形を用いて心拍数を算出する。算出された心拍数は、心拍数算出回路62から比較判断回路65に送信され、比較判断回路65にて参考値として保持される(ST2)。
一方、スレッショルド値設定回路64においては、絶対値回路54から第2の波形記憶回路562を介して入力された第2の波形を用いて、スレッショルド値を設定する(ST3)。ここでスレッショルド値設定回路64が設定するスレッショルド値は、初期値である。
比較判断回路65では、スレッショルド値設定回路64から送信されたスレッショルド値を用いて、R波検出トリガ数を検出する(ST4)。そして、比較判断回路65は、保持している参考値と検出されたR波検出トリガ数とを比較する(ST5)。
比較判断回路65が比較した結果、両者が一致しなかった場合には(ST6のNO)、スレッショルド値設定回路64に対して新たなスレッショルド値を設定するよう指示する。スレッショルド値設定回路64では当該指示に基づいて、スレッショルド値を上げて新たなスレッショルド値を設定する(ST7)。
新たに設定されたスレッショルド値は、スレッショルド値設定回路64から比較判断回路65に送信される。比較判断回路65では、改めて当該新たに設定されたスレッショルド値を用いてR波検出トリガ数を検出し(ST4)、参考値とR波検出トリガ数とを比較する(ST5)。そして比較判断回路65において参考値とR波検出トリガ数とが一致するまでこれらの処理が繰り返される。
一方、参考値とR波検出トリガ数とが一致すると比較判断回路65において判断された場合には(ST6のYES)、比較判断回路65は、参考値と一致したR波検出トリガ数を検出したスレッショルド値を下限値として保持する(図14のST8)。
そしてさらに、比較判断回路65は、参考値とR波検出トリガ数とが一致するか否かの判断処理を続ける。そのため、スレッショルド値設定回路64においては、さらにスレッショルド値を上げて新たなスレッショルド値を設定し、比較判断回路65に送信する(ST9)。
比較判断回路65においては、新たに設定されるスレッショルド値を用いてR波検出トリガ数を検出し(ST10)、参考値とR波検出トリガ数とを比較する(ST11)。その結果、両者が一致しなかった場合には、(ST12のNO)、改めてスレッショルド値設定回路64に対してスレッショルド値を上げて新たなスレッショルド値の設定を行うように指示し、当該指示に基づいてスレッショルド値設定回路64h新たなスレッショルド値を設定する(図14のST9)。
参考値とR波検出トリガ数とが一致した場合には(ST12のYES)、比較判断回路65は、参考値と一致したR波検出トリガ数を検出したスレッショルド値を上限値として保持する(ST13)。
そして、比較判断回路65は、下限値及び上限値を用いてR波検出トリガ用スレッショルド値を決定してコンパレータ55に出力する(ST14)。これでコンパレータ55において用いるR波検出トリガ用スレッショルド値をスレッショルド値決定回路6において決定する処理が完了する。
以上説明した処理を行うことによって、心臓の時相を判断するためのトリガとなるR波を心電波形から確実に把握し誤検出を低減させることができる。
特に、心拍数算出回路62において参考値となる心拍数を算出する場合も、スレッショルド値設定回路64においてR波検出トリガ用スレッショルド値を設定する場合も、波形記憶回路56に記憶された算出直前の過去のデータを利用することによって、リアルタイム性に配慮しつつも精度の高いR波検出トリガ用スレッショルド値の設定を行うことができる。
(変形例)
上述したスレッショルド値設定回路64におけるR波検出トリガ用スレッショルド値の設定は、周期的に同じ波形が被検体から入力されることを前提に説明を行っている。一方で、生体信号計測装置4やタイミング検出装置5から出力される心電波形は、被検体からの信号を受け取って心電図として表示するものである。
そのため、例えば、被検体が計測中に動いたり、不整脈等があるとその動きが波形1や波形2に現れる可能性がある。従って、このような波形を用いると、ノイズが発生し、結果として最終的に決定されるR波検出トリガ用スレッショルド値にも影響が出ることが考えられる。そこで、以下に説明するR波検出トリガ用スレッショルド値の決定処理においては、このようなノイズが発生する要因を除去する処理を予め行うこととする。
図15及び図16は、変形例として示される実施の形態においてスレッショルド値決定回路6を用いてR波検出トリガ用スレッショルド値を決定する流れを示すフローチャートである。変形例においては、スレッショルド値決定回路6においてR波検出トリガ用スレッショルド値の決定処理が行われる前に、波形にノイズが存在しているか否かが確認される(ST21)。
具体的には、心拍数算出回路62において第1の波形記憶回路561に記憶されている波形1に周期性のない、不自然な波形が含まれていないか否かを確認する。ここで「ノイズ」とは、被検体の体動や不整脈等により周期性を備えていない波形のことを示している。また、スレッショルド値設定回路64において第2の波形記憶回路562に記憶されている波形1に周期性のない、不自然な波形が含まれていないか否かを確認する。
もし、第1の波形記憶回路561、第2の波形記憶回路562のいずれか一方、或いは、両者に不自然な波形が含まれていることが確認された場合には(ST21のYES)、新たに心拍数の算出を行わず、スレッショルド値の設定が行われない。
そして、その旨が比較判断回路65にも送信され、比較判断回路65では、スレッショルド値決定回路6からコンパレータ55に送信した従前のR波検出トリガ用スレッショルド値を改めてコンパレータ55に対して出力する(ST22)。従って、図16に示すように、ここでは図13や図14を用いて説明したR波検出トリガ用スレッショルド値の決定処理は行われず、決定処理が終了する。
以上説明したように、R波検出トリガ用スレッショルド値の決定処理を行う前に、参考値となる心拍数やR波検出トリガ数を検出するためのスレッショルド値を設定する際に用いる波形にノイズが存在するか否かを確認することによって、より精度の高いスレッショルド値をコンパレータ55に出力することができる。
従って、心臓の時相を判断するためのトリガとなるR波を心電波形から確実に把握し誤検出を低減させる心電波形のタイミング検出装置及び医用画像診断装置を提供することができる。
以上説明した少なくとも1つの実施の形態によれば、心臓の時相を判断するためのトリガとなるR波を心電波形から確実に把握し誤検出を低減させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 超音波画像診断装置
2 超音波プローブ
3 装置本体
4 生体信号計測装置
5 タイミング検出装置
6 スレッショルド値決定回路
61 第1の送信回路
62 心拍数算出回路
63 第2の受信回路
64 スレッショルド値設定回路
65 比較判断回路
66 送信回路

Claims (9)

  1. 被検体を計測することにより得られた心電波形を表す第1波形を受信する絶対値回路と、
    R波検出トリガ用スレッショルド値を決定するスレッショルド値決定回路と、
    前記絶対値回路から出力される心電波形を表す第2波形と前記スレッショルド値決定回路から出力される前記R波検出トリガ用スレッショルド値とを比較して、R波検出トリガを出力するコンパレータと、を備え、
    前記スレッショルド値決定回路は、
    生体信号計測装置を用いて前記被検体を計測することにより得られた前記第1波形を用いて心拍数を算出する心拍数算出回路と、
    前記第2波形からピークを検出するためのスレッショルド値の設定を行うスレッショルド値設定回路と、
    設定された前記スレッショルド値よりも高い波高値を示すピークの数を検出し、算出された前記心拍数と、前ピークの数との比較を行い、両者が一致するか否かを判断し、前記R波検出トリガ用スレッショルド値を決定する比較判断回路と、
    を備え、
    前記比較判断回路は、算出された前記心拍数と、前記ピークの数とが一致した場合、両者が一致したスレッショルド値を前記R波検出トリガ用スレッショルド値として決定し、
    算出された前記心拍数と、前記ピークの数とが一致しない場合、両者が一致しない旨を表す信号を前記スレッショルド値設定回路に対して送信し、
    前記スレッショルド値設定回路は、前記信号を受信した場合、前記スレッショルド値を新たに設定し、
    前記比較判断回路は、新たに設定された前記スレッショルド値よりも高い波高値を示すピークの数を検出し、算出された前記心拍数と、前記ピークの数との比較を行い、両者が一致するか否かを判断することを特徴とする心電波形のタイミング検出装置。
  2. 前記比較判断回路は、前記心拍数と前記ピークの数とが一致すると判断した前記スレッショルド値の下限値及び上限値を用いて前記R波検出トリガ用スレッショルド値を決定することを特徴とする請求項1に記載の心電波形のタイミング検出装置。
  3. 前記比較判断回路は、前記下限値と前記上限値との中間の値を前記R波検出トリガ用スレッショルド値として決定することを特徴とする請求項2に記載の心電波形のタイミング検出装置。
  4. 前記比較判断回路は、前記心拍数と前記ピークの数とが一致しないと判断した場合には、当該判断結果を前記スレッショルド値設定回路に送信し、
    前記スレッショルド値設定回路は、前記判断結果を受けてこれまで前記比較判断回路に出力していたスレッショルド値よりも高いスレッショルド値を設定し、前記比較判断回路に出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の心電波形のタイミング検出装置。
  5. 前記心拍数算出回路は、前記心拍数を算出する際に、前記比較判断回路が前記R波検出トリガ用スレッショルド値を出力する直前の複数の前記第1波形を使用することを特徴とする請求項1に記載の心電波形のタイミング検出装置。
  6. 前記スレッショルド値設定回路は、前記スレッショルド値を設定する際に、前記比較判断回路が前記R波検出トリガ用スレッショルド値を出力する直前の複数の前記絶対値回路から入力される複数の前記第2波形を使用することを特徴とする請求項1に記載の心電波形のタイミング検出装置。
  7. 前記心拍数算出回路は、得られた前記第1波形がこれまでの前記第1波形とは異なる波形を示す場合には、前記心拍数の算出を行わないことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の心電波形のタイミング検出装置。
  8. 前記心拍数算出回路が前記心拍数の算出を行わない場合には、前記比較判断回路は、新たなスレッショルド値の決定を行わず、直前に出力した前記R波検出トリガ用スレッショルド値を前記コンパレータに対して再度出力することを特徴とする請求項7に記載の心電波形のタイミング検出装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の心電波形のタイミング検出装置と、
    被検体から取得した内部情報を基に医用画像を生成する医用画像生成回路と、を備え、
    前記医用画像生成回路は、
    生体信号計測装置からの前記第1波形と前記心電波形のタイミング検出装置によって検出されるR波検出トリガを用いて所望の前記医用画像を生成することを特徴とする医用画像診断装置。
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