JP7193124B2 - 焼印装置、菓子製造装置、及び排煙方法 - Google Patents

焼印装置、菓子製造装置、及び排煙方法 Download PDF

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Description

本発明は、焼印装置、菓子製造装置、及び排煙方法に関する。詳しくは、加工対象物に対するレーザー加工による焼印を行う際に、加工対象物から生ずる煙に含まれる不純物を除去して効率的に排気を行うことができる焼印装置、菓子製造装置、及び排煙方法に係るものである。
従来より、商品の付加価値の向上、或いは識別性の向上等の目的で、饅頭、クッキー、カステラ等の菓子類を含む食品の表面に、各種の焼印が押印されることがある。このような焼印は焼き鏝を使用して、手作業により行われていた。
しかしながら、焼印を手作業で押す場合には、押印される焼印の位置が必ずしも一定とならないばかりか、加工対象物である食品に対して適切な押し付け量で焼き鏝を当接させる必要があり、押し付け量が過大となると、押印されるべき対象領域の周辺部位までも焦げ目がついてしまい、食品の損傷や変形の原因ともなり、見栄えについても良いものとはなっていなかった。さらに、手作業の場合には、処理速度が遅いことから生産性が低いという問題も有していた。
そこで、食品の表面に自動的に焼印を押印する焼印装置が提案されている。例えば、特許文献1には、コンベア装置に載置された食品の位置を自動的に検出し、食品が定位置となった際に自動的に焼き鏝の印章面を食品に向けて当接させる機能を有する焼印装置が開示されている。
具体的には、食品を搬送するコンベアと、該コンベアの上方には、焼印の押印対象となる食品を固定するための押え位置決め部が上下方向に昇降自在に備えられている。さらに、同じくコンベアの上方であって、押え位置決め部に隣接する位置には、焼き鏝と食品の位置を検出するための光電検出器を有する焼印押し部が備えられている。そして、光電検出器によりベルトコンベアで搬送されてきた食品が検出されると、押え位置決め部が下降して食品を固定するとともに、焼き鏝が自動的に昇降して押え位置決め部で固定された食品に焼印を押印するように構成されている。
また、特許文献2には、焼き鏝の食品への当接に際して、ノズルから噴出させるエアによる圧力変化に応じて昇降制御する焼印装置が開示されている。具体的には、焼き鏝の下面にはエアを噴出可能な微小ノズルと圧力センサを有しており、焼き鏝は微小ノズルからエアを噴出させながら食品に対して下降し、焼き鏝の印章面が食品に当接する際の圧力変化に応じて、焼き鏝の上昇復帰を指令するよう構成されている。即ち、圧力変化に基づいて焼き鏝を昇降制御するため、焼き鏝を食品に対して必要以上の圧力で押圧することがなく、焼印に際して食品を変形、損傷を未然に防止することができるものとなっている。
また、近年においては、例えば特許文献3に開示のように、従来の焼き鏝による焼印に代えて、レーザー光線を利用した焼印装置が提案されている。このレーザー光線は、高速で走査可能であり、焼き鏝による焼印よりも加工速度を高めることができるとともに、食品に対して装置を直接押圧するものではないため、焼印の際の加工対象となる食品の変形、及び損傷を防止し、より正確な焼印を実現することができるものとなっている。また、焼き鏝は焼印のパターンに応じた複数の焼き鏝を事前に準備する必要があるが、レーザー光線を利用する場合には、焼印パターンの変更も容易に行えるという利点も備えている。
特開平1-117741号公報 実開平6-16095号公報 特開2006-204189号公報
ところで、前記特許文献3に開示のように、高温のレーザー光線を加工対象物に高速で照射する際には、加工対象物から大量の煙が発生する。そのため、加工時に発生した煙を集塵機等で回収し、レンジフードを介して室外に排出させる等の換気設備を常時駆動させる必要がある。
ここで、加工対象物として、例えば糖分を多く含む菓子類に対してレーザー光線を照射すると、レーザー光線の熱により菓子類に含まれる糖分が蒸発する。この時、発生する煙には、蒸発した多量の糖分が含まれることになる。そして、糖分を多量に含んだ煙がそのまま集塵機により吸引されると、煙に含まれる糖分が集塵機内のサイクロンや吸引ファン等の各部品に付着するため、集塵機の故障の原因ともなっていた。そのため、集塵機を分解して、集塵機内に付着した糖分を頻繁に清掃する必要があり、作業負担が高いものとなっていた。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、加工対象物に対するレーザー加工による焼印を行う際に、加工対象物から生ずる煙に含まれる不純物を除去して排気を効率的に行い得る焼印装置、菓子製造装置、及び排煙方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の焼印装置は、加工対象物に対してレーザー光線を出射するレーザー加工装置と、前記加工対象物から発生する不純物を含む煙を吸引する吸気ダクトが連通された吸気口、該吸気口から吸引した煙をろ過して清浄された清浄煙を外部に排出する排気ダクトが連通された排気口が形成された集塵機と、洗浄液を前記集塵機の内部に圧送する圧送部と、前記集塵機の内部に圧送された前記洗浄液を外部に排出する排出部とを備える。
ここで、加工対象物に対してレーザー光線を出射するレーザー加工装置を備えることにより、レーザー光線により、加工対象物の所定の位置に焼印を形成することができる。また、複数の焼印のパターンをレーザー加工装置に記憶させることで、1つの装置で複数の焼印を形成することができる。
また、加工対象物から発生する不純物を含む煙を吸引する吸気ダクトが連通された吸気口、吸気口から吸引した煙をろ過して清浄された清浄煙を外部に排出する排気ダクトが連通された排気口が形成された集塵機を備えることにより、加工対象物に対する焼印を形成する過程で発生した不純物を含む煙が室内に充満することなく、清浄したうえで外部に排出することができる。
また、洗浄液を集塵機の内部に圧送する圧送部と、圧送した洗浄液を集塵機から外部に排出する排出部とを備えることにより、集塵機内部に付着した不純物を洗い流し、集塵機の不具合を未然に防止することができる。具体的には、集塵機で吸引する煙には、粘度の高い不純物(例えば糖分)も多く含まれている。これら粘土の高い不純物が繰り返し集塵機内に付着すると、集塵機の作動に影響し、本来の機能を発揮できない虞がある。そこで、洗浄液給排装置により、定期的に集塵機内に洗浄液を圧送し、集塵機内に付着した不純物を洗い流して排出することで、集塵機の動作不良を未然に防ぐことができる。
また、圧送部は、洗浄液を貯留する第1の貯留タンクと、集塵機と第1の貯留タンクを連通する圧送管と、吸入口、及び吐出口が形成され圧送部の中途に設けられたポンプとを有する場合には、第1の貯留タンクに貯留された洗浄液をポンプにより揚水して、圧送管を通じて集塵機内へと圧送することができる。そのため、作業者による手作業によらなくとも、洗浄液を集塵機内に圧送し、集塵機内を洗浄することができる。
また、排出部は、集塵機内から排出された洗浄液を貯留する第2の貯留タンクと、集塵機と第2の貯留タンクを連通する排出管とを有する場合には、集塵機内を洗浄した不純物を含む洗浄液は、集塵機内に滞留することなく速やかに集塵機から外部に排出することができる。
また、圧送部は、集塵機の駆動開始から所定の時間間隔で所定量の洗浄液を間欠的に圧送する場合には、洗浄液が定期的に集塵機内に圧送されるため、集塵機内に付着した不純物を定期的に洗い流すことができる。
また、圧送部は、加工対象物の硬度に応じて単位時間当たりの洗浄液の吐出量が変更される場合には、加工対象物から発生する煙に含まれる不純物の量に応じて、吐出される洗浄液の量が変更される。
例えば、加工対象物として比較的硬度の低い饅頭類やスポンジ系のケーキ類の場合には、レーザー照射により照射される体積範囲が広くなるため、発生する煙には多くの糖分が含まれる。そのため、集塵機内には、多量の糖分が付着することになるため、洗浄のために多くの洗浄液が必要とされる。
また、加工対象物として比較的硬度の高いクッキー類の場合には、レーザー照射により照射される体積範囲がそれほど広くないため、発生する煙には、饅頭類等に比較すると、含まれる糖分の量が少なくなる。そのため、少量の洗浄液で集塵機内に付着した糖分を洗浄することができる。
前記の目的を達成するために、本発明の菓子製造装置は、加工対象物を無端ベルト上に載置して搬送するベルトコンベアと、前記無端ベルト上の加工対象物の位置を検出する非接触センサと、前記ベルトコンベアの上方に位置し、前記非接触センサにより位置検出がされた前記加工対象物に対してレーザー光線を出射するレーザー加工装置と、前記加工対象物から発生する不純物を含む煙を吸引する吸気ダクトが連通された吸気口、該吸気口から吸引した煙をろ過して清浄された清浄煙を外部に排出する排気ダクトが連通された排気口が形成された集塵機と、洗浄液を前記集塵機の内部に圧送する圧送部、前記集塵機の内部に圧送された前記洗浄液を外部に排出する排出部を有する洗浄液給排装置とを備える。
ここで、加工対象物を無端ベルト上に載置して搬送するベルトコンベアを備えることにより、加工対象物を無端ベルト上に載置して、製造工程に従って移動させることができる。
また、無端ベルト上の加工対象物の位置を検出する非接触センサを備えることにより、無端ベルト上における加工対象物の位置を把握することができるため、後述するレーザー加工装置により、対象となる加工対象物に対して確実にレーザーを照射することができる。
また、ベルトコンベアの上方に位置し、非接触センサにより位置検出がされた加工対象物に対してレーザー光線を出射するレーザー加工装置を備えることにより、レーザー光線により、加工対象物の所定の位置に焼印を形成することができる。また、複数の焼印のパターンをレーザー加工装置に記憶させることで、1つの装置で複数の焼印を形成することができる。
また、加工対象物から発生する不純物を含む煙を吸引する吸気ダクトが連通された吸気口、吸気口から吸引した煙をろ過して清浄された清浄煙を外部に排出する排気ダクトが連通された排気口が形成された集塵機を備えることにより、加工対象物に対する焼印を形成する過程で発生した不純物を含む煙が室内に充満することなく、清浄したうえで外部に排出することができる。
また、洗浄液を集塵機の内部に圧送する圧送部と、集塵機の内部に圧送された洗浄液を外部に排出する排出部を備えることにより、集塵機内部に付着した不純物を洗い流し、集塵機の不具合を未然に防止することができる。具体的には、集塵機で吸引する煙には、粘度の高い不純物(例えば糖分)も多く含まれている。これら粘土の高い不純物が繰り返し集塵機内に付着すると、集塵機の作動に影響し、本来の機能を発揮できない虞がある。そこで、洗浄液給排装置により、定期的に集塵機内に洗浄液を圧送し、集塵機内に付着した不純物を洗い流すことで、このような動作不良を未然に防ぐことができる。
また、非接触センサは、無端ベルトの搬送方向に対して直角方向の対称位置であって、無端ベルトの側縁に対向配置された投光器、及び受光器からなる光電センサである場合には、簡単な構成により、無端ベルト上を搬送されている加工対象物の位置を確実に認識することができる。
また、ベルトコンベアから上方に向かって延出し、レーザー加工装置の四方周囲を連続的に包囲する乱反射防止壁部を有する場合には、レーザー加工装置から照射されるレーザー光線が周囲に乱反射することを防止するとともに、レーザー照射により加工対象物から発生した不純物を含む煙の周囲への広がりを防止することができる。
前記の目的を達成するために、本発明の排煙方法は、無端ベルト上に載置された加工対象物の位置を検出するステップと、前記加工対象物の表面にレーザー光線を出射して焼印を形成するステップと、前記レーザー光線の出射により発生した不純物を含む煙を、吸気ダクトを介して集塵機に吸引するステップと、前記集塵機内に所定量の洗浄液を圧送するステップと、前記集塵機内に圧送した洗浄液を、前記集塵機外に排出して回収するステップと、煙に含まれる不純物を前記集塵機でろ過した前記清浄煙を排気ダクトから外部に排出するステップとを備える。
ここで、無端ベルト上に載置された加工対象物の位置を検出するステップを備えることにより、無端ベルト上における加工対象物の位置を把握することができるため、加工対象物に対して、後述する通り、確実にレーザー光線による焼印を形成することができる。
また、レーザー光線の出射により発生した不純物を含む煙を、吸気ダクトを介して集塵機に吸引するステップを備えることにより、加工対象物に対する焼印の形成に際して発生した不純物を含む煙が室内に充満することを防止することができる。
また、集塵機内に所定量の洗浄液を圧送するステップを備えることにより、煙を吸引した際に集塵機内に付着した不純物を洗浄液により洗い流すことができる。そのため、不純物による集塵機の動作不良を未然に防止することができる。
また、集塵機内に圧送した洗浄液を、集塵機外に排出して回収するステップを備えることにより、集塵機内の不純物を洗い流し、不純物を含んだ洗浄液を速やかに外部に排出することができる。そのため、不純物を含む洗浄液が集塵機内に滞留することによる集塵機の動作不良を未然に防止することができる。
また、煙に含まれる不純物を集塵機でろ過した清浄煙を排気ダクトから外部に排出するステップを備えることにより、焼印の形成に際して発生した不純物を含む煙を清浄化して、外部に排出することができる。
本発明に係る焼印装置、菓子製造装置、及び排煙方法は、加工対象物に対するレーザー加工による焼印を行う際に、加工対象物から生ずる煙に含まれる不純物を除去して効率的に排気を行うことができる。
本発明の実施形態に係る菓子製造装置の全体構成図である。 本発明の実施形態に係る菓子製造装置の平面図である。 本発明の実施形態において使用する集塵機を示す図である。 本発明の実施形態に係る菓子製造装置における煙の排煙方法を示すフロー図である。
以下、焼印装置、菓子製造装置、及び排煙方法に関する本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
まず、図1、及び図2に基づいて本発明の実施形態に係る菓子製造装置1について説明する。菓子製造装置1は、レーザー光線を照射して菓子Sの表面上に焼印を形成するためのレーザー加工装置2、加工対象物である菓子Sが載置され製造工程に従って搬送されるベルトコンベア3、ベルトコンベア3の短手方向両端に対峙するように設置された一対の非接触センサ4、レーザー加工装置2によるレーザー照射に伴うレーザー光の乱反射を防止する乱反射防止壁5、焼印の形成に際して発生する煙を吸引し外部に排出するための換気装置6から主に構成されている。なお、菓子製造装置1のうち、レーザー加工装置2、及び換気装置6を含めたものを焼印装置7という。
レーザー加工装置2は、周知の構造であって、レーザー光を発振するためのレーザー発振器、レーザー発振器から発生したレーザー光を集光して加工対象物に対して照射するための集光部が一体的に構成されたものとなっている。レーザー光の種類としては、例えばファイバレーザーが使用される。
レーザー加工装置2は、ベルトコンベア3上に4列で搬送されてくる菓子Sに対してレーザー光線を照射することができるように、ベルトコンベア3の上方であって、それぞれの列に対応するように2台設置されている。
ここで、必ずしも、レーザー光の種類としてファイバレーザーを使用する必要はない。加工対象物の種類等に応じて、CO2レーザー、YAGレーザー等、公知のレーザーから適宜選択することができる。
また、必ずしも、レーザー加工装置2は2台設置されている必要はない。レーザー加工装置2の設置台数は、ベルトコンベア3上を搬送する加工対象物である菓子Sの数等に応じて適宜変更することができる。
ベルトコンベア3は、主として、輪状の無端部材で所定の幅寸法を有する無端回動体である無端ベルト31と、無端ベルト31が巻回されて互いに離間配置されている駆動プーリー32、及び従動プーリー33と、駆動プーリー32に搬送方向の回転力を付与する図示しない駆動モーターとを備える。駆動モーターが駆動されると、駆動プーリー32が連続的に回転し、無端ベルト31の上面に載置された菓子Sが搬送方向に向けて搬送される。
非接触センサ4は、例えば透過形の光電センサからなり、レーザーや赤外線を投光する投光器41と、投光されたレーザーや赤外線を受光する受光器42がベルトコンベア3の幅方向に対峙して設置され、投光器41と受光器42との間をベルトコンベア3により搬送される菓子Sが通過して受光器42の受光を遮ることにより、菓子Sの位置を検出している。
また、非接触センサ4は、レーザー加工装置2から出射されるレーザー光線の位置と対応付けて設置され、非接触センサ4とレーザー加工装置2は有線、又は無線により連動するように構成されている。即ち、非接触センサ4により菓子Sの位置が検出されると、その検出信号がレーザー加工装置2に入力され、入力を受けたレーザー加工装置2は、菓子Sに向けてレーザー光線を出射することで、菓子Sの表面上に確実に焼印を形成するようになっている。
ここで、必ずしも、非接触センサ4として光電センサを使用する必要はない。ベルトコンベア3で搬送される菓子Sの位置を検出することができればよく、公知のセンサから適宜選択することができる。
乱反射防止壁5は、菓子製造装置1が設置される床面Fから鉛直上方に基部が立設し、レーザー加工装置2が設置される高さ位置において、ベルトコンベア3上からレーザー加工装置2の周囲を覆うアクリル製の板から構成されている。
ここで、必ずしも、乱反射防止壁5は備えている必要はない。但し、乱反射防止壁5を備えていることにより、加工対象物に対して照射されたレーザー光線の乱反射を防止することができるため、安全面の観点においては乱反射防止壁5を備えていることが好ましい。また、乱反射防止壁5により、レーザー照射にともなう加工対象物から発生する煙が周囲に広がることを防止することもできるため、後述する換気装置6による煙の換気をより効率的に行い得る。
換気装置6は、煙を清浄化するための集塵機61、レーザー照射にともなう加工対象物から発生する煙を吸引して集塵機61まで導く吸気ダクト62、集塵機61内で清浄化された煙を外部に導く排気ダクト63、集塵機61内に洗浄液を供給し、供給した洗浄液を外部に排出する洗浄液給排装置64、排気ダクト63から導かれた煙を工場外に排出するための換気フード65からそれぞれ構成されている。
集塵機61は、図3に示すように、吸気ダクト62の一端が接続されている吸気口611、排気ダクト63の一端が接続されている排気口612を有し、内部には鉛直方向に軸線を有する電動モーター613、電動モーター613と出力軸614を介して一体的に回転する吸引ファン615を有している。
吸引ファン615の回転運動にともなう吸引作用により、吸気口611から吸引した不純物を含む煙は、旋回気流としてサイクロン室616において遠心作用により煙に含まれる不純物が遠心分離されて取り除かれ、不純物が取り除かれた煙は排気口612から排出される。
洗浄液給排装置64は、集塵機61のサイクロン室616に付着した不純物を洗い流して洗浄するものであり、洗浄液を集塵機61内に圧送するための圧送部641、集塵機61内の洗浄液を外部に排出するための排出部642から構成されている。圧送部641は、洗浄液を貯留しておくための第1の貯留タンク641a、第1の貯留タンク641aと集塵機61を接続するための圧送管641b、圧送管641bの中途に配置され、第1の貯留タンク641aから洗浄液を揚水し集塵機61内に圧送するためのポンプ641cから構成されている。
排出部642は、集塵機61から排出される洗浄液を貯留するための第2の貯留タンク642a、集塵機61と第2の貯留タンク642aを連通する排出管642bから主に構成されている。
圧送管641bは、ポンプ641cの吸入口(図示しない)と第1の貯留タンク641a、ポンプ641cの吐出口(図示しない)と集塵機61が接続されており、ポンプ641cで揚水された洗浄液は、ポンプ641cの吐出口から集塵機61内に圧送される。
ここで、煙に含まれる不純物としては、例えば加工対象物である菓子Sに含まれる糖分がある。即ち、菓子Sとして、例えば糖分を多く含む饅頭類やスポンジ系のケーキ類、或いはクッキー等の表面に対してレーザー光線を照射して焼印を形成する際には、レーザー照射に伴いこれら菓子Sに含まれる糖分が蒸発して煙に含有されることになる。
糖分が含有された煙が集塵機61内に吸引されると、前記した通りサイクロン室616において遠心作用により煙に含まれる糖分が遠心分離される。このとき、遠心分離された糖分はサイクロン室616を含む集塵機61の内部に付着することになる。そして集塵機61の繰り返しの使用により、集塵機61の内部に付着する糖分は増え続けることになり、最終的には付着した糖分により集塵機61の動作不良を引き起こす原因となる。そこで、集塵機61内に付着した糖分を洗浄するために、洗浄液給排装置64が設けられている。
次に、洗浄液給排装置64の作用について説明する。第1の貯留タンク641aには、一定量の洗浄液が貯留されており、所定の時間間隔でポンプ641cが駆動し、第1の貯留タンク641aに貯留されている洗浄液を揚水して集塵機61内に圧送するように構成されている。このとき、ポンプ641cの駆動は、例えば集塵機61と連動しており、集塵機61の駆動開始から1時間毎に略2リットルの洗浄液を集塵機61内に圧送する。
即ち、ポンプ641cには、図示しないタイマー装置が内蔵されており、集塵機61の駆動開始から計時を開始し、1時間が経過したタイミングにおいてポンプ641cが駆動を開始する。ポンプ641cは、1回の吐出量として略50ml程度の洗浄液を揚水して集塵機61内に圧送することから、2リットルの洗浄液を圧送する場合には連続して40回程度駆動することになる。
集塵機61内への圧送に際しては、集塵機61のサイクロン室616内に万遍なく洗浄液が行き渡るように圧送管641bの先端から噴霧状に噴射される。集塵機61内に噴霧された洗浄液は、サイクロン室616内に付着した糖分を洗い流すとともに、サイクロン室616の底部へと滴下される。サイクロン室616の底部に滴下された不純物を含む洗浄液は、排出管642bを通過して第2の貯留タンク642aにドレインされる。
ここで、必ずしも、ポンプ641cと集塵機61は連動している必要はない。集塵機61の駆動を開始したら、ポンプ641cを手動で駆動するように構成してもよい。
また、必ずしも、ポンプ641cは集塵機61の駆動開始から1時間毎に略2リットルの洗浄液を集塵機61内に圧送するように制御される必要はない。ポンプ641cの駆動間隔や圧送される洗浄液の量は、加工対象物である菓子Sの硬度等に応じて適宜変更することが可能である。
例えば、加工対象物である菓子Sとして、比較的硬度が低い饅頭類やスポンジ系のケーキ類の場合には、レーザー照射により照射される体積範囲が広くなるため、発生する煙には多くの糖分が含まれる。そのため、集塵機61内には、多量の糖分が付着することになるため、ポンプ641cの駆動間隔を狭めて、できるだけ多くの洗浄液が集塵機61内に圧送されるように制御される。
一方、菓子Sとして、比較的硬度が高いクッキー類の場合には、レーザー照射により照射される体積範囲がそれほど広くないため、発生する煙には、饅頭類等に比較して含まれる糖分の量が少なくなる。そのため、集塵機61内には、それほど多くの糖分が付着されないため、ポンプ641cの駆動間隔を広げ、洗浄液の使用を制限するように制御される。
また、必ずしも、ポンプ641cの駆動は、集塵機61の駆動が開始されてから所定の時間間隔で駆動される必要はない。集塵機61の駆動が開始されると、ポンプ641cが連続的に駆動を開始し、常時、少量の洗浄液が連続的に集塵機61内に圧送されるように構成されていてもよい。
以上のように、ポンプ641cの制御は、使用するポンプ641cの容量、仕様、及び焼印を形成する加工対象物の種類等に応じて適宜に変更することが可能である。
次に、本発明の実施形態に係る菓子製造装置1の動作について図4のフローチャートに基づいて説明する。
[ステップ1:レーザー加工装置の駆動判定]
まず、菓子製造装置1の駆動を開始すると、ベルトコンベア3で搬送されてきた菓子Sの表面に対して、レーザー加工装置2によりレーザー光線の照射が開始されたか否かが判定される。
[ステップ2:集塵機の駆動]
ステップ1において、レーザー加工装置2の駆動が開始されたと判定されると、それに同期して集塵機61も駆動され、レーザー光線の照射により発生した煙を、吸気ダクト62を通じて吸引し換気フード65から排煙する。
ここで、集塵機61は、レーザー加工装置2の駆動にあわせて自動的に駆動されるようになっていてもよく、またレーザー加工装置2の駆動と同タイミングにて手動で駆動されるように構成されていてもよい。
[ステップ3:集塵機の作動時間の計時]
次に、集塵機61の駆動開始からの駆動時間が計時され、所定の時間(例えば1時間)だけ連続的に駆動されたか否かが判定される。
ここで、必ずしも、集塵機61の駆動時間を計時する必要はない。前記の通り、集塵機61とレーザー加工装置2の駆動開始時間は略同一であるため、例えば、集塵機61の駆動時間に代えてレーザー加工装置2の駆動時間を計時するようにしてもよい。
[ステップ4:洗浄液給排装置の駆動]
ステップ3において集塵機61の連続駆動時間が1時間に達したと判定された場合には、圧送部64が駆動される。具体的には、ポンプ641cが駆動されて、第1の貯留タンク641aから洗浄液が圧送され、集塵機61内に向けて連続的に噴射される。
[ステップ5:洗浄液の噴射量の測定]
ステップ4において圧送部64の駆動が開始されると、駆動開始からの洗浄液の噴射量が計測される。具体的には、ポンプの駆動1回あたりの噴射量が予め定められており、ポンプの駆動回数を計時することで噴射量が推定される。
[ステップ6:洗浄液給排装置の停止]
ステップ5において、第1の貯留タンク641aから圧送される洗浄液量が所定量(例えば2リットル)以上となったと判定された場合にはポンプ641cを停止する。
[ステップ7:集塵機のタイマーリセット]
ステップ6において、ポンプ641cの駆動が停止されると、集塵機61の駆動時間を計時するタイマーがリセットされる。
以上、本発明を適用した焼印装置、菓子製造装置、及び排煙方法は、加工対象物に対するレーザー加工による焼印を行う際に、加工対象物から生ずる煙に含まれる不純物を除去して効率的に排気を行うことができるものとなっている。
1 菓子製造装置
2 レーザー加工装置
3 ベルトコンベア
31 無端ベルト
32 駆動プーリー
33 従動プーリー
4 非接触センサ
41 投光器
42 受光器
5 乱反射防止壁
6 換気装置
61 集塵機
611 吸気口
612 排気口
613 電動モーター
614 出力軸
615 吸引ファン
616 サイクロン室
62 吸気ダクト
63 排気ダクト
64 洗浄液給排装置
641 圧送部
641a 第1の貯留タンク
641b 圧送管
641c ポンプ
642 排出部
642a 第2の貯留タンク
642b 排出管
65 換気フード
7 焼印装置
S 菓子
F 床面

Claims (9)

  1. 加工対象物である糖分を含む菓子に対してレーザー光線を出射するレーザー加工装置と、
    前記加工対象物から発生する糖分を含む煙を吸引する吸気ダクトが連通された吸気口、該吸気口から吸引した煙をろ過して清浄された清浄煙を外部に排出する排気ダクトが連通された排気口が形成された集塵機と、
    洗浄液を前記集塵機の内部に圧送する圧送部、前記集塵機の内部に圧送された前記洗浄液を外部に排出する排出部を有する洗浄液給排装置と、を備える焼印装置において、
    前記圧送部は、
    前記加工対象物の硬度に応じて単位時間当たりの洗浄液の吐出量が変更される
    焼印装置。
  2. 前記圧送部は、
    洗浄液を貯留するための第1の貯留タンクと、
    前記集塵機と前記第1の貯留タンクを連通する圧送管と、
    吸入口と吐出口が形成され前記圧送管の中途に設けられたポンプと、
    を有する
    請求項1に記載の焼印装置。
  3. 前記排出部は、
    前記集塵機の内部から排出された洗浄液を貯留する第2の貯留タンクと、
    前記集塵機と前記第2の貯留タンクを連通する排出管と、を有する
    請求項1または請求項2に記載の焼印装置。
  4. 前記圧送部は、
    前記集塵機の駆動開始から所定の時間間隔で所定量の洗浄液を間欠的に圧送する
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の焼印装置。
  5. 前記圧送部は、
    前記集塵機の駆動開始から所定量の洗浄液を連続的に圧送する
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の焼印装置。
  6. 加工対象物である糖分を含む菓子を無端ベルト上に載置して搬送するベルトコンベアと、
    前記無端ベルト上の加工対象物の位置を検出する非接触センサと、
    前記ベルトコンベアの上方に位置し、前記非接触センサにより位置検出がされた前記加工対象物に対してレーザー光線を出射するレーザー加工装置と、
    前記加工対象物から発生する糖分を含む煙を吸引する吸気ダクトが連通された吸気口、該吸気口から吸引した煙をろ過して清浄された清浄煙を外部に排出する排気ダクトが連通された排気口が形成された集塵機と、
    洗浄液を前記集塵機の内部に圧送する圧送部、前記集塵機の内部に圧送された前記洗浄液を外部に排出する排出部を有する洗浄液給排装置と、を備える菓子製造装置において、
    前記圧送部は、
    前記加工対象物の硬度に応じて単位時間当たりの洗浄液の吐出量が変更される
    菓子製造装置。
  7. 前記非接触センサは、
    前記無端ベルトの搬送方向に対して直角方向の対称位置であって、前記無端ベルトの側縁に対向配置された投光器、及び受光器からなる光電センサである、
    請求項に記載の菓子製造装置。
  8. 前記ベルトコンベアから上方に向かって延出し、前記レーザー加工装置の四方周囲を連続的に包囲する乱反射防止壁部を有する
    請求項または請求項に記載の菓子製造装置。
  9. 無端ベルト上に載置された加工対象物である糖分を含む菓子の位置を検出するステップと、
    前記加工対象物の表面にレーザー光線を出射して焼印を形成するステップと、
    前記レーザー光線の出射により発生した糖分を含む煙を、吸気ダクトを介して集塵機
    に吸引するステップと、
    前記集塵機内に所定量の洗浄液を圧送するステップと、
    前記集塵機内に圧送した洗浄液を、前記集塵機外に排出して回収するステップと、
    煙に含まれる糖分を前記集塵機でろ過した前記清浄煙を排気ダクトから外部に排出す
    るステップと、を備える排煙方法において、
    前記集塵機内に所定量の洗浄液を圧送するステップは、
    前記加工対象物の硬度に応じて単位時間当たりの洗浄液の吐出量が変更される
    排煙方法。
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