JP7192810B2 - 回転炉床式加熱炉 - Google Patents
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Description
周方向に回転する円環状の炉床を備え、
前記炉床は、第1の耐火物と第2の耐火物とが前記炉床の半径方向に交互に配置されたビレット載置部を有し、
前記第1の耐火物の上面は、前記ビレットを支持するための支持面を構成し、
前記第2の耐火物の上面は、前記支持面よりも10mm以上下方に位置し、
前記ビレット載置部は、前記炉床の外周から内周にかけて順番に、
(1)前記炉床の半径方向における前記第1の耐火物の間隔がL1である外周側広間隔部と、
(2)前記炉床の半径方向における前記第1の耐火物の間隔がL2である狭間隔部と、
(3)前記炉床の半径方向における前記第1の耐火物の間隔がL3である内周側広間隔部とを有し、
L2<L1かつL2<L3である、回転炉床式加熱炉。
前記第2の耐火物がプラスチック耐火物である、上記1に記載の回転炉床式加熱炉。
前記L2が60~100mmであり、
前記L3が200~300mmである、上記1または2に記載の回転炉床式加熱炉。
本発明の回転炉床式加熱炉は、ビレット(鋼片)を加熱するための回転炉床式加熱炉である。前記ビレットとしては、とくに限定されることなく任意のビレットを被加熱物とすることができるが、継目無鋼管の製造に用いられる素材としてのビレットを被加熱物とすることが好ましい。言い換えると、本発明の一実施形態における回転炉床式加熱炉は、継目無鋼管製造用ビレットを加熱するための回転炉床式加熱炉であってよい。
本発明の回転炉床式加熱炉は、周方向に回転する円環状の炉床を備えており、前記炉床は、第1の耐火物と第2の耐火物とが前記炉床の半径方向に交互に配置されたビレット載置部を有している。
キャスタブル耐火物とは、流し込み施工可能(キャスタブル)な耐火物である。本発明におけるキャスタブル耐火物としては、とくに限定されることなく任意のキャスタブル耐火物を用いることができる。一般的なキャスタブル耐火物は、耐火物からなる骨材と、アルミナセメントなどの結合材を含んでおり、水と混練して使用される。
プラスチック耐火物とは、文字通り可塑性(plastic)の耐火物である。本発明におけるプラスチック耐火物としては、とくに限定されることなく任意のプラスチック耐火物を用いることができる。一般的なプラスチック耐火物は、耐火物からなる骨材と、粘土状の結合材を含んでおり、エアーランマーによる打撃等により打ち込み施工される。
(1)外周側広間隔部40におけるキャスタブル耐火物20の間隔41が200~300mm。
(2)狭間隔部50におけるキャスタブル耐火物20の間隔51が60~100mm。
(3)内周側広間隔部60におけるキャスタブル耐火物20の間隔61が200~300mm。
回転炉床式加熱炉としては、図2に示した形状のビレット載置部を有する回転炉床式加熱炉を使用した。第1の耐火物としてキャスタブル耐火物を、第2の耐火物としてプラスチック耐火物を、それぞれ使用した。炉床半径方向におけるキャスタブル耐火物の長さは225mm、外周側広間隔部および内周側広間隔部におけるキャスタブル耐火物の間隔(L1およびL3)は250mm、狭間隔部におけるキャスタブル耐火物の間隔(L2)は86mmとした。また、前記プラスチック耐火物部分の深さは60mmとした。すなわち、プラスチック耐火物の上面は、支持面よりも60mm下方とした。被加熱物としては、直径210mm、長さ3037mmの炭素鋼からなるビレットを使用した。
なお、比較のため、表1に比較例1として示したように、プラスチック耐火物部分の深さをゼロとし、L1、L2、L3の値をすべて同じ250mmとした回転炉床式加熱炉を用いて同様の実験を行った。結果を表1に併記する。
さらに、表1に比較例2として示したように、プラスチック耐火物部分の深さを実施例と同じ86mmとし、L1、L2、L3の値をすべて同じ250mmとした回転炉床式加熱炉を用いて同様の実験を行った。結果を表1に併記する。
10 ビレット載置部
20 キャスタブル耐火物
30 プラスチック耐火物
40 外周側広間隔部
41 外周側広間隔部におけるキャスタブル耐火物の間隔
50 狭間隔部
51 狭間隔部におけるキャスタブル耐火物の間隔
60 内周側広間隔部
61 内周側広間隔部におけるキャスタブル耐火物の間隔
100 回転炉床式加熱炉
101 炉壁
102 装入口
103 抽出口
110 炉床
Claims (5)
- ビレットを加熱するための回転炉床式加熱炉であって、
周方向に回転する円環状の炉床を備え、
前記炉床は、第1の耐火物と第2の耐火物とが前記炉床の半径方向に交互に配置されたビレット載置部を有し、
前記第1の耐火物の上面は、前記ビレットを支持するための支持面を構成し、
前記第2の耐火物の上面は、前記支持面よりも10mm以上下方に位置し、
前記ビレット載置部は、前記炉床の外周から内周にかけて順番に、
(1)前記炉床の半径方向における前記第1の耐火物の間隔がL1である外周側広間隔部と、
(2)前記炉床の半径方向における前記第1の耐火物の間隔がL2である狭間隔部と、
(3)前記炉床の半径方向における前記第1の耐火物の間隔がL3である内周側広間隔部とを有し、
L2<L1かつL2<L3であり、
前記L1が200~300mmであり、
前記L2が60~100mmであり、
前記L3が200~300mmであり、
前記ビレット載置部における前記第1の耐火物それぞれの、前記炉床の半径方向における長さが200~300mmであり、
前記外周側広間隔部および前記内周側広間隔部における第2の耐火物の数が、それぞれ2である、回転炉床式加熱炉。 - 前記第1の耐火物がキャスタブル耐火物であり、
前記第2の耐火物がプラスチック耐火物である、請求項1に記載の回転炉床式加熱炉。 - 前記狭間隔部における前記第2の耐火物の数が1~3である、請求項1または2のいずれか一項に記載の回転炉床式加熱炉。
- 前記ビレット載置部における前記第2の耐火物の上面は、前記支持面よりも10~300mm下方に位置する、請求項1~3のいずれか一項に記載の回転炉床式加熱炉。
- 前記炉床の半径方向における前記ビレット載置部の長さが1000mm以上である、請求項1~4のいずれか一項に記載の回転炉床式加熱炉。
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