JP7192434B2 - 発電装置および発電設備 - Google Patents

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Description

本発明は、発電装置および発電設備に関する。
従来、光起電力効果により光を電力に変換する光電素子を備える発電装置、すなわち熱光起電力発電装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
米国特許第6303853号明細書
熱光起電力発電装置では、高温熱源によって光電素子の温度が上昇してしまい、光電素子の温度が過剰に上昇すると、発電効率が低下してしまう。そこで、光電素子を冷却することが求められる。
光電素子を冷却するためには、空冷方式や液冷方式による冷却部を設けることが有効である。しかし、高温熱源(高温材料)からの輻射光によって冷却部が高温化するという問題がある。また、ファン等で強制空冷方式としても、気流の温度が高いために冷却が不十分になるという問題もある。
本開示は、冷却効率に優れた発電装置および発電設備を提供することを目的とする。
本発明の要旨は、以下のとおりである。
<1:発電装置>
光電素子と、
前記光電素子を冷却するための冷却部と、
前記光電素子および前記冷却部と高温熱源との間に設けられた保護部材と、を備える発電装置であって、
前記保護部材は、
前記高温熱源からの輻射光を前記光電素子に入射させるための貫通孔が形成された遮光部材と、
前記貫通孔を塞ぐ透過板と、を含む、
発電装置。
(作用効果)
この発電装置は、光電素子を冷却するための冷却部を備えている。しかし、仮に冷却部に高温熱源からの輻射光が直接入射すると、冷却部による冷却性能が低下してしまう。また、高温熱源により昇温した気流が光電素子や冷却部まで到達すると、光電素子の冷却に関して不利である。
そこで、この発電装置では、光電素子および冷却部と高温熱源との間に保護部材が設けられ、保護部材が遮光部材を含んで構成されているので、冷却部に輻射光が直接入射することが抑制されている。
また、遮光部材には、高温熱源からの輻射光を光電素子に入射させるための貫通孔が設けられているので、光電素子に輻射光を入射させ、発電を行うことができる。更に、貫通孔を塞ぐように透過板が設けられているので、高温熱源により昇温した気流が光電素子や冷却部まで到達することが抑制されている。
更に、この発電装置は、気流発生装置を備えてもよい。気流発生装置は、光電素子と透過板との間に形成された空間に強制的に気流を発生させる。このため、光電素子および透過板を冷却することができ、発電効率の低下や透過板の損傷を抑制することができる。
<2>
前記光電素子が複数配列されて素子配列領域が形成され、
前記貫通孔の面積は、前記素子配列領域の面積の0.81~2.25倍である、
<1>に記載の発電装置。
ここで、貫通孔の面積は、光電素子の受光面に平行な仮想的な平面へ貫通孔を投影した領域の面積とする。
(作用効果)
貫通孔が適切な大きさなので、素子に当たり発電に寄与する光を通過させ、素子の周辺の部材に当たり温度上昇に影響する光の通過を阻止することにより、発電効率と冷却効率が両立する。なお、素子配列領域の面積に対する貫通孔の面積は、1.00~1.96倍であることがより好ましく、1.00~1.44倍であることが更に好ましい。
<3>
前記透過板は、前記遮光部材の上面に載置され、前記遮光部材に対して固定されていない、
<1>または<2>に記載の発電装置。
(作用効果)
透過板が遮光部材の上面に単に載置され、遮光部材に対して固定されていないので、透過板の交換が容易である。
<4>
前記透過板は、前記遮光部材に対して固定されている、
<1>または<2>に記載の発電装置。
(作用効果)
透過板が遮光部材に対して固定されているので、透過板の位置が振動などによりずれることが抑制され、長時間における発電の安定化に有効である。
<5>
前記遮光部材の上面には、前記透過板が載置される凹部が形成され、
前記透過板は、前記凹部に載置され、前記遮光部材に対して固定されていない、
<1>または<2>に記載の発電装置。
(作用効果)
遮光部材の凹部に透過板が配置されているので、透過板が凹部に拘束され、振動などによる透過板の位置ずれが抑制される。
また、透過板が遮光部材に固定されていないので、遮光部材や透過板が熱膨張や熱収縮しても、凹部と透過板との間の隙間により膨張差を吸収でき、透過板の破損を抑制できる。
また、透過板が遮光部材に対して固定されていないので、透過板の交換が容易である。
<6>
前記遮光部材は、
前記光電素子と前記高温熱源との間に配置された一般部と、
前記一般部の幅方向両側に設けられ、前記一般部よりも前記高温熱源側に変位した両側部と、を含む、
<1>~<5>の何れか一項に記載の発電装置。
(作用効果)
気流遮断効果を維持したまま遮光部材の幅寸法が小さくできる。
なお、高温熱源が遮光部材の幅方向に垂直な方向に搬送される場合に特に有効である。
<7>
前記遮光部材は、
前記光電素子と前記高温熱源との間に配置された一般部と、
前記一般部に対して前記高温熱源の搬送方向上流側に設けられ、前記一般部よりも前記光電素子側に変位した上流側部と、
前記一般部に対して前記高温熱源の搬送方向下流側に設けられ、前記一般部よりも前記光電素子側に変位した下流側部と、を含む、
<1>~<5>の何れか一項に記載の発電装置。
(作用効果)
高温熱源が搬送される場合において、高温熱源からの輻射光や気流が効果的に遮られる。
<8>
前記冷却部は、放熱板と、複数のフィンと、前記放熱板と複数の前記フィンとを連結するヒートパイプと、を含む、
<1>~<7>の何れか一項に記載の発電装置。
<9>
複数の前記フィンにより形成されたフィン配置領域を、前記光電素子の受光面に平行な仮想的な平面へ投影したときの領域をフィン投影領域とし、
前記貫通孔を、前記光電素子の受光面に平行な仮想的な平面へ投影したときの領域を貫通孔投影領域としたとき、
フィン投影領域は、素子配列領域と貫通孔投影領域の両方を包含する、
<8>に記載の発電装置。
<10>
複数の前記フィンにより形成されたフィン配置領域を、前記光電素子の受光面に平行な仮想的な平面へ投影したときの領域をフィン投影領域とし、
前記貫通孔を、前記光電素子の受光面に平行な仮想的な平面へ投影したときの領域を貫通孔投影領域としたとき、
フィン投影領域の面積は、素子配列領域と貫通孔投影領域のうち大きい方の面積の2倍以上である、
<8>または<9>に記載の発電装置。
<11:気流発生装置>
前記光電素子と前記透過板との間に形成された空間に強制的に気流を発生させる気流発生装置を更に備える
<1>~<10>の何れか一項に記載の発電装置。
<12:発電設備>
各々が多数の光電素子を含み、所定の配列方向に配列された多数の発電ユニットと、
多数の前記発電ユニットにそれぞれ接続され、前記配列方向に配列された多数の冷却部と、
多数の前記発電ユニットおよび多数の前記冷却部と高温熱源との間に設けられた保護部材と、を備える発電設備であって、
前記保護部材は、
前記高温熱源からの輻射光を前記光電素子に入射させるための貫通孔が形成された遮光部材と、
前記貫通孔を塞ぐ透過板と、を含む、
発電設備。
<13>
多数の前記発電ユニットと前記保護部材との間の空間を、前記発電ユニット毎の空間に区画する区画部材と、
前記発電ユニット毎に区画された前記空間に前記配列方向に直交する方向の気流を流す気流発生装置と、を更に備える
<12>に記載の発電設備。
(作用効果)
1つの発電ユニット毎に気流を当てるので、温度の低い気流を当てることができ、冷却効率が高い。
なお、発電ユニットが1方向だけでなく2方向に配列されている場合(例えば、図8Aに示す発電設備13において、紙面に直交する方向であるX方向に2つや3つの発電ユニットが配列されている場合)、配列された数が多い方向が上述の「配列方向」に当たる(後述の<14>など他の態様でも同様)。つまり、上記例では、Y方向の配列数が6であり、X方向の配列数が2や3なので、Y方向が「配列方向」に当たる。但し、この場合は、1つではなく、2つや3つの発電ユニット毎に気流を当てることとなる。
<14>
多数の前記発電ユニットと前記保護部材との間の空間を、少数の前記発電ユニット毎の空間に区画する区画部材と、
少数の前記発電ユニット毎に区画された前記空間に前記配列方向の気流を流す気流発生装置と、を更に備える
<12>に記載の発電設備。
(作用効果)
1つの発電ユニット毎に区画される態様と比較して、ガス量を抑制できる。なお、「少数」とは、2~5つである。
<15>
多数の前記冷却部が配置された空間を、前記冷却部毎の空間に区画する区画部材と、
前記冷却部毎に区画された前記空間に前記配列方向に直交する方向の気流を流す気流発生装置と、を更に備える
<12>~<14>に記載の発電設備。
(作用効果)
1つの冷却部毎に気流を当てるので、温度の低い気流を当てることができ、冷却効率が高い。
<16>
多数の前記冷却部が配置された空間を、少数の前記冷却部毎の空間に区画する区画部材と、
少数の前記冷却部毎に区画された前記空間に、前記配列方向の気流を流す気流発生装置と、を更に備える
<12>~<14>の何れか一項に記載の発電設備。
(作用効果)
1区画に配置された少数の冷却部に順番にガスの気流を当てることができるため、ガスの量を抑えることができる。
<17>
多数の前記発電ユニットおよび多数の前記冷却部が配置された空間を、少数の前記発電ユニットおよび少数の前記冷却部毎の空間に区画する区画部材と、
少数の前記発電ユニットおよび少数の前記冷却部ごとに区画された前記空間に、前記配列方向の気流を流す気流発生装置と、を更に備える
<12>に記載の発電設備。
(作用効果)
1区画内に配列された少数の発電ユニットおよび少数の冷却部に対して配列方向に沿って順番にガスを通すので、(冷却部を冷やすための気流発生装置の他に)光電素子および透過板を冷やすための気流発生装置を別途設ける必要がなく、設備費用を抑制できる。
<18>
前記貫通孔は、1区画内に配列された少数の前記発電ユニットに対して1つ形成されている、
<14>または<17>に記載の発電設備。
一実施形態に係る発電装置の全体図である。 図1のダクト部材および透過板以外を省略した拡大斜視図である。 図2の3-3線における断面図である。 素子配列領域、貫通孔投影領域およびフィン投影領域を示す図である。 保護部材の変形例を示す図である。 保護部材の変形例を示す図である。 発電ユニットおよび冷却部の変形例を示す図である。 発電ユニットおよび冷却部の変形例を示す図である。 遮光部材の変形例を示す斜視図である。 図7Aの7B-7B線断面図である。 遮光部材の変形例を示す断面図である。 遮光部材の変形例を示す断面図である。 多数の発電ユニットを備える発電設備を示す全体図である。 図8Aの一部を拡大して示す図である。 変形例に係る発電設備を示す全体図である。 1つの冷却部毎の空間に区画された発電設備を示す図である。 図10Aの発電設備の一部の斜視図である。 少数の冷却部毎の空間に区画された発電設備を示す図である。 光電素子および透過板にも同時に気流を流す発電設備を示す図である。 液冷方式の冷却部を備える発電設備を示す図である。 液冷方式の冷却部を備える発電設備を示す図である。 発電ユニットの受光面が横向きの場合を示す図である。 液冷方式の冷却部の一例を示す正面図である。 図16Aに示す冷却部の側面図である。
図1には、本発明の一実施形態に係る発電装置10が示されている。
図1に示すように、発電装置10は、光電素子21を含む発電ユニット20と、光電素子21を高温の気流などから保護する保護部材40と、を備える。本実施形態では、発電ユニット20の下方に高温材料91が位置し、発電ユニット20(光電素子21)は、受光方向(受光面が向く方向)を下方に向けている。
(発電ユニット20)
発電ユニット20は、多数の光電素子21を含む。図1等では模式的に3つで示しているが、1つの発電ユニット20に含まれる光電素子21の数、形状、大きさは、特に限定されない。多数の光電素子21の各々は矩形状であり、多数の光電素子21が縦横に配列されて素子配列領域A1(図4参照)が形成されている。素子配列領域A1は、矩形状の領域とされている。矩形状の素子配列領域A1の各辺の方向は、矩形状の光電素子21の各辺の方向と同じ方向である。
また、発電ユニット20は、光電素子21が接合された基板22を含む。基板22は、上下方向を板厚方向として配置されており、基板22の下面(高温材料91側の面)に光電素子21が接合されている。なお、図1では示していないが、光電素子21が接合される基板22は、複数であってもよい。すなわち、図6Aに示すように、1枚の基板22と、この1枚の基板22に接合された複数の光電素子21と、によって1つの発電モジュール24が形成され、この発電モジュール24を発電ユニット20が複数(図6Aでは2つ)備えていてもよい。
また、発電ユニット20は、1または複数の基板22が接合されるベース部材23を備える。ベース部材23は、板状の部材とされている。ベース部材23の材料は、熱伝導性の高い材料であり、例えば銅および銅合金、アルミニウムである。
(保護部材40)
保護部材40は、高温材料91からの輻射光を光電素子21に入射させるための貫通孔45が形成された遮光部材41と、貫通孔45を塞ぐ透過板42と、を含む。
遮光部材41は、輻射光を遮光するための部材であり、輻射光の透過しない材料で形成されている。これにより、高温材料91からの輻射光を、遮光部材41のうち貫通孔45が形成されていない部分によって遮ることができる。遮光部材41は、平板状とされており、その板厚方向を上下方向(受光方向)に向けた状態で配置されている。
遮光部材41は、遮光性だけでなく断熱性をも有している。つまり、遮光部材41は、その高温材料91側(下面側)と光電素子21側(上面側)とで温度差が生まれるように構成されている。遮光部材41の厚みは、断熱性との関係で10mm以上であることが好ましい。
図1等に示すように、本実施形態の遮光部材41は、複数層構造とされており、高温材料91側の高密度断熱材41aと、発電ユニット20側の低密度断熱材41bと、を含んでいる。これにより、断熱性が高められている。例えば、高密度断熱材41aとしてアルミナ質のボードを用い、低密度断熱材41bとしてカーボンフェルトを用いてもよい。また例えば、複数層構造とした遮光部材41のうち、何れかの層を金属板などの遮光性の高い層としてもよい。
勿論、遮光部材41は、上で説明したものに限定されない。遮光部材41は、一例として、一般的な高温断熱材であり、アルミナやシリカ等の金属酸化物の繊維質が集まった綿状(バルク)を成形したブランケットまたはボードである。ここでいうブランケットとは、例えば商品名「スーパーウール」(新日本サーマルセラミックス(株))、商品名「マフテックブランケット」(三菱ケミカル(株))等である。また、ここでいうボードとは、バルクとバインダーとを混ぜて板状に固めたものであり、例えば商品名「スーパーウールボード」(新日本サーマルセラミックス(株))、商品名「TOMBO5464RFボード」(ニチアス(株))等である。他の一例として、遮光部材41は、カーボン繊維が集まったフェルト状のものである。
また、遮光部材41の別の例としては、耐火材がある。耐火材は、予め成形および焼成された定形耐火物や、現場で施工される不定形耐火物である。いずれも主成分は、アルミナ、シリカ、マグネシア、カーボン等である。
遮光部材41に形成された貫通孔45は、高温材料91からの輻射光が通過して光電素子21に入射可能となるように構成されている。貫通孔45は、遮光部材41を板厚方向に貫通する孔である。貫通孔45の形状は、素子配列領域A1の形状と相似とされている。前述したとおり、素子配列領域A1の形状は矩形状なので、貫通孔45の形状は矩形状であることが好ましい。貫通孔45の位置は、素子配列領域A1の真下とされている。遮光部材の加工性、作業性により、貫通孔が丸形であっても構わない。
貫通孔45の面積は、好ましくは素子配列領域A1の0.81~2.25倍であり、より好ましくは1.00~1.96倍であり、更に好ましくは1.00~1.44倍である。ここで、貫通孔45の面積とは、光電素子21の受光面に平行な仮想的な平面(本実施形態では水平面、XY平面)へ貫通孔45を投影したときの領域(貫通孔投影領域A2、図4参照)の面積である。貫通孔投影領域A2は、素子配列領域A1を包含することが好ましい。
透過板42は、輻射光を透過する板材である。透過板42は、遮光部材41の貫通孔45を塞いでいる。遮光部材41の貫通孔45を透過板42で塞ぐことで、高温材料91により昇温した(上昇)気流が光電素子21側に流れることを防止している。透過板42は、遮光部材41の上面に載置された状態で配置されており、遮光部材41に対して固定されてはいない。
透過板42としては、例えば、波長域0.8~2.0μmの光透過率が高い石英である。また、石英表面に、波長域0.8~2.0μmの光は透過して2.0μm以上の光は反射する高屈折率膜と低屈折率膜とを組み合わせた光干渉多層膜をさらに形成したものを透過板42としてもよい。透過板42は、波長域0.8~2.0μmの光透過率の平均が60%以上であることが好ましい。透過板42の形状は、貫通孔45の形状と相似とされており、矩形状である。透過板42の厚みは、例えば1~10mmである。透過板を2枚以上重ねて、その間を真空状態にしてもよい。これにより素子側の透過板の表面の温度上昇を抑えることができる。
(冷却部30)
また、発電装置10は、光電素子21を冷却するための冷却部30を備える。これにより、光電素子21の過度な温度上昇が抑制され、発電効率の低下が防止されている。冷却部30は、光電素子21の上側(光電素子21に対して高温材料91とは反対側)に設けられている。
冷却部30は、発電ユニット20に取り付けられる放熱板32と、ヒートパイプ33と、複数のフィン34と、を備える。放熱板32と、複数のフィン34は金属製であり、例えば銅、アルミニウムで構成される。
放熱板32は、ベース部材23の上側に取り付けられている。
ヒートパイプ33は、放熱板32と複数のフィン34とを連結しており、放熱板32側からフィン34に向けて熱を伝達するように機能する。つまり、ヒートパイプ33は、冷却部30のうち「素子側部材」としての放熱板32から、複数のフィン34へ熱を伝達するように機能する。ヒートパイプ33は、複数設けられている。ヒートパイプ33は、大きな熱量を遠くに早く伝達することができるので、ヒートパイプ33を使用することで、フィン34の大型化や多層化が容易となり、冷却効果が高められる。例えばヒートパイプの本体の材質は銅であり、作動液は水である。
フィン34は、板状のフィンであり、板厚方向を上下方向に向けた状態で配置されている(なお、フィンの板厚方向は上下方向に限定されない)。複数の板状のフィン34が上下方向に配列されることで、フィン配置空間34Sが形成されている。フィン配置空間34Sは、直方体形状とされている。
フィン配置空間34Sを、光電素子21の受光面に平行な仮想的な平面(本実施形態では水平面、XY平面)へ投影したときの領域をフィン投影領域A3とする。フィン投影領域A3の面積は、素子配列領域A1や貫通孔投影領域A2よりも大きく、両者のうち大きい方の2倍以上(より好ましくは3倍以上)となっている。また、フィン投影領域A3は、好ましくは素子配列領域A1および貫通孔投影領域A2を包含する。フィンの材質は銅、アルミを使用することができる。
(気流発生装置)
また、発電装置10は、複数のフィン34に気流を通すための「気流発生装置」としての第2ファン35を備える。第2ファン35は、複数のフィン34の側方(フィン配置空間34Sの側方)に配置されている。本実施形態では、第2ファン35による気流の方向は、後述する第1ファン51による気流発生方向(-Y方向)に直交する方向(+X方向)とされている。
また、発電装置10は、光電素子21と透過板42に気流を当てるための「気流発生装置」としての第1ファン51を備える。第1ファン51は、光電素子21と透過板42との間に形成された空間に強制的に気流を発生させ、光電素子21および透過板42を冷却する。これにより、光電素子21と透過板42の過度な温度上昇が防止される。
透過板42と強制的な気流を組み合わせることが有効である。強制的な気流により、透過板42の温度が上昇して発生する輻射熱を抑えて、光電素子の温度上昇を抑えることができる。さらに透過板42の周囲に遮光部を設けることで、透過板42のサイズを小さくすることができ、強制的な気流による冷却効果をより一層高めることができる。
また、発電装置10は、第1ファン51からの気流を誘導するダクト部材50を備えている。
ダクト部材50は、第1ファン51と一体的に設けられており、第1ファン51で発生させた気流をそのまま案内できるように構成されている。図2に示すように、ダクト部材50は、上壁52U、下壁52Lおよび一対の側壁52Sとで形成された断面矩形状の筒状の周壁52を有し、周壁52の内部を第1ファン51からの気流が流れるようになっている。
ダクト部材50は、遮光部材41の貫通孔45の上方に配置されているものの、貫通孔45を塞がないように構成されている。具体的には、ダクト部材50の下壁52Lには、遮光部材41の貫通孔45に対応する位置に開口部が形成されている。
ダクト部材50は、当該ダクト部材50により案内した気流が光電素子21に当たるように構成されている。具体的には、ダクト部材50の上壁52Uには、多数の光電素子21に対応する位置に開口部が形成されている。
すなわち、ダクト部材50のうち、遮光部材41の貫通孔45と素子配列領域A1との間に配置された部分(以下、「本体部50A」)では、下壁52Lおよび上壁52Uのそれぞれに開口部が形成されている。これにより、ダクト部材50は、光電素子21に入射しようとする高温材料91からの輻射光を遮断しないように構成されている。また、上壁52Uに開口部が形成されることにより、ダクト部材50の内部を通る気流が光電素子21に当たるようになっている。
ダクト部材50のうち第1ファン51と本体部50Aとを連結する部分(以下「連結部50B」)は、第1ファン51側から本体部50A側に向かうに従い、徐々に幅が広くなるように形成されている。なお、連結部50Bを構成する周壁52(上壁52U、下壁52Lおよび一対の側壁52S)には、開口部が形成されていない。
(ガラス設置台53)
また、ダクト部材50は、光電素子21と透過板42との間に他の透過板43を設置するためのガラス設置台53を備えている。ガラス設置台53は、ダクト部材50の本体部50Aの一対の側壁52Sに形成されている。ダクト部材50の第1ファン51とは反対側の端部に形成された開放部52aから他の透過板43をダクト部材50の内部に挿入し、他の透過板43をガラス設置台53に設置することができる。ガラス設置台53は複数設けられ、複数(図では3枚)の他の透過板43を設置可能となっている。
ダクト部材50は、遮光部材41の上面側(遮光部材41に対して光電素子21側)に設置されているものの、遮光部材41とダクト部材50(の本体部50A)との間に透過板42を配置することができるように構成されている。具体的には、ダクト部材50の周壁52は、遮光部材41の上面に対して上方に離間して配置されている。
また、光電素子21、基板22、ベース部材23、放熱板32、ヒートパイプ33およびフィン34は、上方から吊るされた状態で支持されている。つまり、発電ユニット20および冷却部30は、上方から吊るされた状態で支持されている。これにより、発電ユニット20および冷却部30がダクト部材50に接触しない状態とされている。このため、ダクト部材50から発電ユニット20および冷却部30が直接的に熱が伝達されることがない。
高温材料91は、例えば、加熱された鋼板またはスラブ、溶融された溶銑、溶鉄、溶鋼である。遮光部材41の下方には、これら高温材料91を搬送するための搬送路92(例えば、樋やテーブルロール)が配置される。なお、高温材料91の輻射光に代えて、例えば、工場(製鉄所)内の加熱炉の炉壁からの輻射光を利用して発電するようにしてもよい。つまり、本発明の発電装置は、高温材料91だけでなく炉壁などを含んだ高温熱源からの輻射光を利用した発電に用いることができる。
本実施形態では、発電装置10が、光電素子21を冷却するための冷却部30を備えるが、仮に冷却部30に対して高温材料91からの輻射光が直接入射してしまうと、冷却部30による冷却性能が低下してしまう。また仮に、高温材料91により昇温した(上昇)気流が光電素子21や冷却部30まで到達してしまうと、光電素子21の冷却に関して不利である。
そこで、本実施形態の発電装置10では、光電素子21および冷却部30と高温材料91との間に保護部材40が設けられ、保護部材40が遮光部材41を含んで構成されているので、冷却部30に輻射光が直接入射することが抑制されている。
また、遮光部材41には、高温材料91からの輻射光を光電素子21に入射させるための貫通孔45が設けられているので、光電素子21に輻射光を入射させ、発電を行うことができる。更に、貫通孔45を塞ぐように透過板42が設けられているので、高温材料91により昇温した気流による発電装置10の温度上昇が防止される。
また、遮光部材41の貫通孔45の大きさ(XY平面に投影したときの面積)は、素子配列領域A1の大きさに対して、0.81~2.25倍(より好ましくは1.00~1.96倍、更に好ましくは1.00~1.44倍)の範囲に設定されている。特に、本実施形態では、遮光部材41の貫通孔45および素子配列領域A1は、相似の矩形状であり、貫通孔45の一辺の長さは、素子配列領域A1の対応する一辺の長さの0.9~1.5倍(より好ましくは1.0~1.4倍、更に好ましくは1.0~1.2倍)の範囲に設定されている。
また、遮光部材41とダクト部材50との間に形成された透過板42を配置可能な空間は、Y方向(第1ファン51による気流発生方向)の位置に寄らず略一定の高さHとされている。そして、この高さHは、透過板42の厚みに対して、1.0~1.5倍の範囲に設定されている。このため、透過板42を配置した状態で、透過板42とダクト部材50(の側壁52Sの下端など)との間の隙間を小さくできる。つまり、ダクト部材50の下壁52Lに形成された開口部から外部に逃げてしまう気流を抑制することができる。また、高さHは、厚みDに対して1.0~1.2倍の範囲に設定することが更に好ましい。
なお、透過板42の幅寸法(X方向Y方向の寸法)を小さくすることで、ダクト部材50の下壁52Lの開口部に透過板42が収まるようにしてもよい。この場合、ダクト部材50と遮光部材41との間に透過板42を配置するための空間を形成する必要はない。但し、遮光部材41からダクト部材50に対する熱伝達を抑制する観点から、空間を形成したままでもよい。この場合の空間の高さHは、透過板42の厚みDよりも小さくてもよい。
また、複数のフィン34により形成されるフィン配置空間34SをXY平面(光電素子21の受光面に平行な平面)に投影した領域をフィン投影領域A3とし、遮光部材41の貫通孔45をXY平面に投影した領域を貫通孔投影領域A2としたとき、フィン投影領域A3は、素子配列領域A1を包含すると共に、貫通孔投影領域A2を包含するようになっている。このため、フィン配置空間34Sが大きくしやすく、高い冷却性能を発揮することができる。
特に、本実施形態では、フィン投影領域A3の面積は、素子配列領域A1と貫通孔投影領域A2のうち大きい方の面積に対して2倍以上(より好ましくは3倍以上)となっているので、非常に高い冷却性能が発揮される。
(上記実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態では、光電素子21と透過板42に気流を当てるための「気流発生装置」としての第1ファン51と、複数のフィン34に気流を通すための「気流発生装置」としての第2ファン35と、を別々に設けた例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、1つのファンを設けて気流を2系統に分けることで、光電素子21と透過板42に気流を当てると共に複数のフィン34に気流を通してもよい。また、発電装置のための専用のファンなどを設けることなく、工場(製鉄所)内に設けられたガス配管を「気流発生装置」として用いても良い。ガス配管を利用することで、第1ファン51または第2ファン35を作動させる電力消費を抑えることができ、発電量から消費電力を差し引いた実効発電性能を高めることができる。
また、上記実施形態では、複数のフィン34に対する気流方向が、光電素子21や透過板42に対する気流方向に直交する方向であったが、本発明はこれに限定されない。
また、上記実施形態では、ダクト部材50が第1ファン51と一体的に設けられた例を説明したが、第1ファン51を省略し、工場内に設けられたガス配管をバルブを介してダクト部材50に接続してもよい。
また、上記実施形態では、発電ユニット20および冷却部30が上方から吊るされた状態で支持され、発電ユニット20および冷却部30がダクト部材50に接触しない状態とされている例を説明したが、本発明はこれに限定されない。
光電素子およびその周辺部分の温度を測定する測定部と、測定部が測定した測定温度に応じて流量を制御する流量制御部と、を備える調整機器を更に備えていてもよい。これにより光電素子およびその周辺部分の温度に適した気流の流量に調整することができる。上記の測定温度が高くなれば流量を増やすことで冷却能を高めることができ、また測定温度が低い場合には流量を減らして、ファンなど冷却機器の消費電力を抑えることができる。
なお、これはフィンの場合だけでなく、後述する工場のガス配管または水冷の場合にも適用できる。
[保護部材40の変形例]
上記実施形態では、透過板42が遮光部材41の上面に単に載置されて構成された保護部材40を説明したが、これに代えて、図5Aや図5Bに示す保護部材40A、40Bとしてもよい。
図5Aに示す保護部材40Aでは、遮光部材41に対して透過板42が固定具42aによって固定されている。固定具42aは、例えば固定用ネジである。透過板42は、遮光部材41の上面に配置されると共に、透過板42の縁部において固定具42aにより遮光部材41に固定されている。透過板42が遮光部材41に対して固定されているので、振動などによって透過板42の配置位置がズレてしまうことが防止される。
図5Bに示す保護部材40Bでは、遮光部材41に凹部41Bが形成され、凹部41Bに透過板42が載置されている。透過板42が凹部41B内に拘束されることで、振動などで透過板42がズレてしまうことを防止できる。また、温度変化により透過板42の熱膨張や熱収縮が想定されるところ、保護部材40Bでは、透過板42を遮光部材41に固定しないので、透過板42の破損等を抑制できる。凹部41Bを大きさ、形状は、透過板42の大きさ、形状に対して透過板42の熱膨張および熱収縮を考慮した範囲とすることが好ましい。また、固定具42aにより透過板42を固定しないので、透過板42の設置や交換が容易である。また、凹部41Bの深さは、透過板42の厚みより大きくしてもよい。この場合、ダクト部材50と、遮光部材41の上面(凹部41B以外の上面)との間に隙間を設けなくてもよい。
[冷却部30の変形例]
上記実施形態では、冷却部30がヒートパイプ33を含む例を説明したが、図6Aに示すように、ヒートパイプ33は省略されても良い。図6Aに示す冷却部30では、放熱板32に複数のフィン34が直接的に接続されている。
[発電ユニット20の変形例]
上記実施形態では、発電ユニット20がベース部材23を含む例を説明したが、図6Bに示すように、ベース部材23は省略されてもよい。図6Bに示す発電ユニット20は、冷却部30の放熱板32に複数の発電モジュール24が直接的に接合されることで構成されている。なお、冷却部30に対してベース部材23を介して複数の基板22(複数の発電モジュール24)が接合されている場合(図1や図6Aの場合)は、冷却部30からベース部材23を取り外すことで当該ベース部材23に接合された複数の発電モジュール24を冷却部30から同時に取り外すことができ、交換等の作業が簡便である。これに対し、図6Bに示す発電ユニット20では、ベース部材23が省略されることで、冷却効率が向上されている。
[遮光部材41の変形例]
上記実施形態では、平板形状の遮光部材41(図1参照)を説明したが、遮光部材41の形状は、図7A~図7Dに示すように変更されてもよい。
図7Aおよび図7Bに示す構造では、遮光部材41は、発電ユニット20(光電素子21)と高温材料91との間に配置された一般部41Mと、一般部41Mの幅方向両側に設けられ、一般部41Mよりも高温材料91側(下方側)に変位した両側部41Sと、を含む。一般部41Mは、貫通孔45が形成されると共に板厚方向を発電装置の正面方向(下方向)に向けている。換言すると、遮光部材41は、その幅方向両側が高温材料91側(下方側)に変位する形状とされている。
なお、図7Aおよび図7Bに示すこの構造では、一般部41Mと両側部41Sとの境に屈曲部が形成されており、一般部41Mと両側部41Sが明確に分かれている。しかし、図示は省略するが、一般部41Mと両側部41Sとの間を湾曲させることで、遮光部材41をその幅方向両側が高温材料91側(下方)に変位する形状としてもよい。
図7Cに示す構造では、遮光部材41の下側(高温材料91側、搬送路92側)に反射板44が配置されている。反射板44は、遮光部材41に取り付けられている。反射板44は、湾曲した形状とされており、遮光部材41の一般部41Mおよび一対の両側部41Sの下側面に沿うように配置されている。反射板44には、遮光部材41の貫通孔45に対応する位置に貫通孔44Aが形成されている。この構造では、輻射光が反射板44によって反射されて、遮光部材41の温度が上昇することが抑制される。またこの構造では、反射板44によって反射された輻射光が高温材料91に当たることで、高温材料91の温度低下を抑える効果をも奏する。よって、高温材料91の温度低下を抑えたい場合(例えば、高温材料91が加熱された鋼板またはスラブなどであり、発電ユニット設置箇所の後の工程で熱間加工されるなどの場合)において特に有効である。
図7Dに示す構造では、図7Dの左右方向が搬送方向とされている。遮光部材41は、一般部41Mと、下流側部41Fおよび上流側部41Rを含んで構成されている。一般部41Mは、板厚方向を上下方向に向けており、貫通孔45が形成されている。下流側部41Fは、一般部41Mの搬送方向下流側に形成され、搬送方向下流側に向かって上方(高温材料91から離れる方向)に変位している。上流側部41Rは、一般部41Mの搬送方向上流側に形成され、搬送方向上流側に向かって上方(高温材料91から離れる方向)に変位している。
図7Dに示すように、下流側部41Fおよび上流側部41Rの上端位置は、発電ユニット20よりも上方が好ましく、冷却部30(図7Dでは図示省略、具体的には複数のフィン34)よりも上方が更に好ましい。
なお、図7Dに示す遮光部材41では、一般部41Mと、下流側部41Fおよび上流側部41Rとの間に、両者の明確な境界である屈曲部が形成されている。しかし、遮光部材41を湾曲した形状とし、一般部41Mと、下流側部41Fおよび上流側部41Rとの間に明確な境界を形成しなくてもよい。
なお、工場(製鉄所等)内において搬送路の近くに既に設置されているものを遮光部材41の一部として用いても良い。つまり、遮光部材は、本発明の発電装置のために専用に設けられた遮光部材に限定されない。
[多数の発電ユニットを備える発電設備とする場合]
図8Aおよび図8Bには、多数の発電ユニットを備える発電設備の一例である発電設備11が示されている。
発電設備11は、多数(図では6つ)の発電ユニット20を備える。多数の発電ユニット20は、搬送路92による搬送方向Yに沿って配列されている。多数の発電ユニット20のうち各々には、冷却部30が接続されている。つまり、発電設備11は、多数の冷却部30を備え、多数の冷却部30は、搬送方向Yに配列されている。
多数の発電ユニット20の下方であって搬送路92の上方(つまり、多数の発電ユニット20と搬送路92との間)には、遮光部材41が設けられている。遮光部材41には、多数の発電ユニット20の各々に対応して貫通孔45が形成されている。つまり、遮光部材41には、多数の貫通孔45が形成されている。多数の貫通孔45は、多数の透過板42によって塞がれている。つまり、多数の貫通孔45が形成された遮光部材41と、多数の貫通孔45を塞ぐ多数の透過板42と、によって保護部材40が形成されている。
保護部材40の上方には、ダクト部材70が設けられている。ダクト部材70の上壁70Uには、多数の発電ユニット20の各々に対応して開口部が形成されている。つまり、ダクト部材70の上壁70Uには、多数の開口部が形成されている。また、ダクト部材70の下壁70Lには、遮光部材41の多数の貫通孔45の各々に対応して開口部が形成されている。つまり、ダクト部材70の下壁70Lには、多数の開口部が形成されている。
また、ダクト部材70は、多数の発電ユニット20と保護部材40との間の空間を、多数の発電ユニット20の各々の空間ごとに区画する区画壁70Kを有している。つまり、1つの発電ユニット20に対して1つの区画が用意されている。区画壁70Kは、搬送方向Yに垂直な壁とされている。これにより、多数の発電ユニット20と保護部材40との間の空間が、1つの発電ユニット20毎に区画されている。
また、図8Bに示すように、ダクト部材70は、1つの発電ユニット20毎に区画された各空間にガスを供給する送風配管71を有する。送風配管71は、搬送方向Yに沿って延びる本体管71Aと、本体管71Aから分岐して各々の区画にガスを供給する複数の分枝管71Bと、を有する。分枝管71Bからガスが各空間に供給され、搬送方向Yと直交する方向(-X方向)に気流が流れる。この発電設備11によれば、1つの発電ユニット20毎に温度の低いガスを通気できるので冷却効果が高い。
[発電設備12]
図9には、発電設備12が示されている。
発電設備11と同一の構成については、同一の符号を付すと共に説明を省略する。
発電設備12では、ダクト部材70の区画壁70Kは、多数(6つ以上、図では6つ)の発電ユニット20と保護部材40との間の空間を、(1つの発電ユニット20毎でなく、)少数(2~5つ、図では3つ)の発電ユニット20毎に区画している。そして、各区画には、図示しないガス供給口とガス排出口が設けられ、区画内を配列方向(搬送方向Yまたは搬送方向と反対方向-Y)に沿ってガスが流れるように構成されている。例えば、各区画において、搬送方向上流側の上壁70Uにガス供給口を設け、搬送方向下流側の上壁70Uにガス排出口を設ければよい。発電設備12によれば、発電設備11と比較して、通気させるガスの量を抑えることができる。
[発電設備13]
図10Aには、発電設備13が示されている。
発電設備11と同一の構成については、同一の符号を付すと共に説明を省略する。
発電設備13は、多数の冷却部30が配置された空間を、1つの冷却部30が配置された空間毎に区画する区画部材60を備える。区画壁61は、搬送方向Yに垂直な壁とされている。
また、各々の冷却部30の側方(紙面直交方向手前側、X方向側)には、1つの冷却部30に対応して1つの第二ファン(図示省略)が設けられている。これにより、図10Bに示すように、発電設備13では、各々の冷却部30に独立してガスを供給できるように構成されている。冷却部30の各々に独立にガスを当てるので、冷却部30のフィン34に温度の低い気流を当てることができ、冷却効果が大きい。
[発電設備14]
図11には、発電設備14が示されている。
搬送方向Yに配列された多数の冷却部30は、区画壁62によって、少数(2~6つ、図では3つ)の冷却部30に毎に区画されている。一つの区画内の少数の発電ユニット20は、互いに近接して配列されているのに対し、隣合う区画の発電ユニット20は、区画壁62を挟んで比較的大きな間隔を空けて配列されている。これにより、後述する供給口と排出口の下方にガスが通過する空間(図11の矢印参照)が形成されている。
遮光部材41の貫通孔45は、発電ユニット20毎ではなく、区画毎に形成されている。つまり、少数(2~6つ、図では3つ)の発電ユニット20に1つの貫通孔45が対応している。貫通孔45は、搬送方向Yに長い長方形状とされている。なお、勿論、これに代えて、発電ユニット20の各々に対して1つずつ貫通孔45を設けてもよい。
各区画の搬送方向上流側には、ガスの供給口が形成され、区画の搬送方向下流側には、ガスの排出口が形成されている。供給口と排出口は、区画壁62と天壁63との隙間として形成されている。ファンなどの気流発生装置により、供給口から気流が下方向に引入れられ、複数の冷却部30を順番に通過して、排出口から上方に排出される。複数の冷却部30を通るガス方向は、搬送方向と同じ方向(Y方向、但し、逆の方向である-Y方向でもよい。)とされている。
以上のように、発電設備14は、複数の冷却部30が配置された区画毎に気流が通るように構成されている。このため、例えば発電設備13と比較して、ガスの量が抑えられ、ファンなどの気流発生装置による消費電力を抑えることができる。
[発電設備15]
図12には、発電設備15が示されている。
発電設備15では、発電設備14における区画が、発電ユニット20(光電素子21)の下方の空間まで拡大されている。これにより、ガスが冷却部30だけでなく、光電素子21と透過板42との間の空間も通るようになっている。
具体的には、各区画の搬送方向上流側に供給口が形成され、搬送方向下流側に排出口が形成されている。ファンなどの気流発生装置により、供給口からガスが下方向に引入れられ、複数の冷却部30を配列された順番に通過すると共に、複数の発電ユニット20の下方の空間を順番に通過して、排出口から上方に排出される。
以上のように、発電設備15は、気流が複数の冷却部30だけでなく光電素子21と透過板42との間の空間をも通るように構成されている。このため、冷却部30にガスを通す気流発生装置の他に、光電素子21や透過板42を冷却するための気流発生装置を別途設ける必要がなく、コストを抑えることができる。
[発電設備16:水冷方式]
図13には、発電設備16が示されている。
発電設備16は、空冷方式の冷却部30に代えて、水冷方式の冷却部130を備える。冷却部130は、複数の発電ユニット20の各々に対応して設けられている。冷却部130は、発電ユニット20に接合される液冷板131と、液冷板131の内部に冷却液を流す流路132と、を有する。
発電設備16では、複数の発電ユニット20に対応する液冷板131にそれぞれ温度の低い冷却液を流すことができるので、冷却効果が大きい。
[発電設備17:水冷方式]
図14には、発電設備17が示されている。
発電設備17は、発電設備16と同様、複数の発電ユニット20の各々に対応して複数の液冷板131が設けられている。一方、発電設備16と異なり、発電設備17では、少数(例えば2~5つ、図では3つ)の液冷板131に対して流路132が共通している。これにより、流路132を流れる冷却液は、いくつかの液冷板131の内部を順番に流れる。このため、液冷水の量を抑えることができ、コストの点で有利である。
なお、水冷方式の冷却部130(水冷ヒートシンク)は、金属製であり、例えば銅、アルミニウムで構成される。水冷ヒートシンクの構造は、冷却液の流路132を金属板または金属ブロックの内部または外部に有する構造である。流路132が金属ブロックの内部に形成された例を図16A、図16Bに示す。流路132を外部に有する場合は、金属板の片面に金属製の管を設置したものとすることで大型化が容易である。管(流路132)の断面形状は例えば丸形や四角形である。流路132は、例えば複数の折返し部132Aを有していてもよく、この場合冷却効果が高まる(図16A参照)。
なお、発電設備16,17では、水冷方式の冷却部130による冷却能力が大きいため、「気流発生装置」としてのファン等が設けられていない。勿論、空冷方式の冷却部30を備える発電装置や発電設備においても「気流発生装置」を省略して良い。
[発電装置の向きの変形例]
上記実施形態では、発電装置10が下向きに配置される例(高温材料91の上方に発電装置10が配置される例)を説明した。つまり、発電ユニット20の正面方向が下方向と一致している例を説明した。
しかし、本発明はこれに限定されず、発電ユニット20は、その受光面の方向を横方向や上方向に向けていてもよい。
例えば、図15に示すように、発電ユニット20を横向きに配置してもよい。この場合、図15に示すように、複数のフィン34は、板厚方向を水平方向に向けて配置させることが好ましい。フィン34の板厚方向が水平方向に向いているので、フィン34の下から上への自然対流が促されて冷却効果が高まる。なお、図15の構造では、ヒートパイプ33が省略されて、放熱板32に直接的に複数のフィン34が接続されている。しかし、ヒートパイプ33を設けてもよい。
上記実施形態では、素子配列領域が矩形である例を説明したが、素子配列領域は矩形でなくてもよい。
10 発電装置
11、12,13,14,15,16,17 発電設備
20 発電ユニット
21 光電素子
30 冷却部
34 フィン
34S フィン配置空間
35 第二ファン(気流発生装置)
40 保護部材
41 遮光部材
41B 凹部
41M 一般部
41F 下流側部
41R 上流側部
41S 両側部
42 透過板
42a 固定具
43 透過板
45 貫通孔
50 ダクト部材
60 ダクト部材(区画部材)
61 区画壁
62 区画壁
63 天壁
70 ダクト部材(区画部材)
70K 区画壁
91 高温材料
92 搬送路
130 冷却部
A1 素子配列領域
A2 貫通孔投影領域
A3 フィン投影領域
Y 配列方向

Claims (21)

  1. 光電素子と、
    前記光電素子を冷却するための冷却部と、
    前記光電素子および前記冷却部と高温熱源との間に設けられた保護部材と、を備える発電装置であって、
    前記保護部材は、
    前記高温熱源からの輻射光を前記光電素子に入射させるための貫通孔が形成された遮光部材と、
    前記貫通孔を塞ぐ透過板と、含み、
    前記透過板は、前記遮光部材の上面に載置され、前記遮光部材に対して固定されていない、
    発電装置。
  2. 光電素子と、
    前記光電素子を冷却するための冷却部と、
    前記光電素子および前記冷却部と高温熱源との間に設けられた保護部材と、を備える発電装置であって、
    前記保護部材は、
    前記高温熱源からの輻射光を前記光電素子に入射させるための貫通孔が形成された遮光部材と、
    前記貫通孔を塞ぐ透過板と、含み、
    前記遮光部材の上面には、前記透過板が載置される凹部が形成され、
    前記透過板は、前記凹部に載置され、前記遮光部材に対して固定されていない、
    電装置。
  3. 前記光電素子が複数配列されて素子配列領域が形成され、
    前記貫通孔の面積は、前記素子配列領域の面積の0.81~2.25倍である、
    請求項1または請求項2に記載の発電装置。
  4. 前記遮光部材は、
    前記光電素子と前記高温熱源との間に配置された一般部と、
    前記一般部の幅方向両側に設けられ、前記一般部よりも前記高温熱源側に変位した両側部と、を含む、
    請求項1~請求項3の何れか一項に記載の発電装置。
  5. 前記遮光部材は、
    前記光電素子と前記高温熱源との間に配置された一般部と、
    前記一般部に対して前記高温熱源の搬送方向上流側に設けられ、前記一般部よりも前記光電素子側に変位した上流側部と、
    前記一般部に対して前記高温熱源の搬送方向下流側に設けられ、前記一般部よりも前記光電素子側に変位した下流側部と、を含む、
    請求項1~請求項3の何れか一項に記載の発電装置。
  6. 前記冷却部は、放熱板と、複数のフィンと、前記放熱板と複数の前記フィンとを連結するヒートパイプと、を含む、
    請求項1~請求項5の何れか一項に記載の発電装置。
  7. 前記光電素子が複数配列されて素子配列領域が形成され、
    複数の前記フィンにより形成されたフィン配置領域を、前記光電素子の受光面に平行な仮想的な平面へ投影したときの領域をフィン投影領域とし、
    前記貫通孔を、前記光電素子の受光面に平行な仮想的な平面へ投影したときの領域を貫通孔投影領域としたとき、
    フィン投影領域は、前記素子配列領域と貫通孔投影領域の両方を包含する、
    請求項6に記載の発電装置。
  8. 複数の前記フィンにより形成されたフィン配置領域を、前記光電素子の受光面に平行な仮想的な平面へ投影したときの領域をフィン投影領域とし、
    前記貫通孔を、前記光電素子の受光面に平行な仮想的な平面へ投影したときの領域を貫通孔投影領域としたとき、
    フィン投影領域の面積は、素子配列領域と貫通孔投影領域のうち大きい方の面積の2倍以上である、
    請求項6または請求項7に記載の発電装置。
  9. 前記光電素子と前記透過板との間に形成された空間に強制的に気流を発生させる気流発生装置を更に備える
    請求項1~請求項8の何れか一項に記載の発電装置。
  10. 前記気流発生装置による気流を前記光電素子と前記透過板との間に形成された空間に導くためのダクト部材を更に備える、
    請求項9に記載の発電装置。
  11. 前記ダクト部材と前記遮光部材との間に前記透過板が配置されている、
    請求項10に記載の発電装置。
  12. 前記ダクト部材には、他の透過板を設置するための設置台が形成されている、
    請求項10または請求項11に記載の発電装置。
  13. 各々が多数の光電素子を含み、所定の配列方向に配列された多数の発電ユニットと、
    多数の前記発電ユニットにそれぞれ接続され、前記配列方向に配列された多数の冷却部と、
    多数の前記発電ユニットおよび多数の前記冷却部と高温熱源との間に設けられた保護部材と、を備える発電設備であって、
    前記保護部材は、
    前記高温熱源からの輻射光を前記光電素子に入射させるための貫通孔が形成された遮光部材と、
    前記貫通孔を塞ぐ透過板と、を含
    前記透過板は、前記遮光部材の上面に載置され、前記遮光部材に対して固定されていない、
    発電設備。
    なお、多数とは、6つ以上を意味する。
  14. 各々が多数の光電素子を含み、所定の配列方向に配列された多数の発電ユニットと、
    多数の前記発電ユニットにそれぞれ接続され、前記配列方向に配列された多数の冷却部と、
    多数の前記発電ユニットおよび多数の前記冷却部と高温熱源との間に設けられた保護部材と、を備える発電設備であって、
    前記保護部材は、
    前記高温熱源からの輻射光を前記光電素子に入射させるための貫通孔が形成された遮光部材と、
    前記貫通孔を塞ぐ透過板と、を含
    前記遮光部材の上面には、前記透過板が載置される凹部が形成され、
    前記透過板は、前記凹部に載置され、前記遮光部材に対して固定されていない、
    発電設備。
    なお、多数とは、6つ以上を意味する。
  15. 前記光電素子と前記透過板との間に形成された空間に強制的に気流を発生させる気流発生装置を更に備える
    請求項13または請求項14に記載の発電設備
  16. 多数の前記発電ユニットと前記保護部材との間の空間を、前記発電ユニット毎の空間に区画する区画部材と、
    前記発電ユニット毎に区画された前記空間に前記配列方向に直交する方向の気流を流す気流発生装置と、を更に備える
    請求項13または請求項14に記載の発電設備。
  17. 多数の前記発電ユニットと前記保護部材との間の空間を、少数の前記発電ユニット毎の空間に区画する区画部材と、
    少数の前記発電ユニット毎に区画された前記空間に前記配列方向の気流を流す気流発生装置と、を更に備える
    請求項13または請求項14に記載の発電設備。
    なお、少数とは、2~5つを意味する。
  18. 多数の前記冷却部が配置された空間を、前記冷却部毎の空間に区画する区画部材と、
    前記冷却部毎に区画された前記空間に前記配列方向に直交する方向の気流を流す気流発生装置と、を更に備える
    請求項13~請求項17の何れか一項に記載の発電設備。
  19. 多数の前記冷却部が配置された空間を、少数の前記冷却部毎の空間に区画する区画部材と、
    少数の前記冷却部毎に区画された前記空間に、前記配列方向の気流を流す気流発生装置と、を更に備える
    請求項13~請求項17の何れか一項に記載の発電設備。
    なお、少数とは、2~5つを意味する。
  20. 多数の前記発電ユニットおよび多数の前記冷却部が配置された空間を、少数の前記発電ユニットおよび少数の前記冷却部毎の空間に区画する区画部材と、
    少数の前記発電ユニットおよび少数の前記冷却部ごとに区画された前記空間に、前記配列方向の気流を流す気流発生装置と、を更に備える
    請求項13または請求項14に記載の発電設備。
    なお、少数とは、2~5つを意味する。
  21. 前記貫通孔は、1区画内に配列された少数の前記発電ユニットに対して1つ形成されている、
    請求項17または請求項20に記載の発電設備。
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